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2010年11月09日



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体内臓器の直接変換技術: カナダの科学者が「皮膚から血液を作り出すこと」に成功



将来的に「自分の輸血を自分の皮膚で補う」ことも可能に。しかも、ES細胞などのような分化万能性の細胞を必要としない

mcma.jpg

・カナダのマックマスター大学。今回の実験のリーダーは、同校医学部のミック・バティア博士。
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Scientists turn human skin into blood!
Bio Scholar 2010.11.08

ヒトの皮膚を血液にした科学者たち

カナダのマックマスター大学の科学者たちは、大人の人間の皮膚から人間の血液を作り出す方法を発見した。

この大発見は、将来的には、たとえば、ガンなどの手術治療や、あるいは貧血症などの血液の症状に対しての治療など、輸血が必要となる治療の場合に、自分の皮膚から自分の血液を作ることができるということを意味する。
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2010年11月08日



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(訳者注) いろいろと不穏な記事を記した直後の原発事故ということもあり、不穏な感じもしましたので、少し調べてみると、今回、原発事故を起こしたインディアン・ポイント(下の写真)という原発は、過去(2006年)にも事故を起こしていました。

indian_point2.jpg

・原子力発電所インディアン・ポイント。AFP 通信の2006年01月24日の報道より。

記事の下にその報道記事と、あと、加圧水型原子炉格納容器サンプ故障という興味深い記事もみつけたので、資料を抜粋しておきます。

ちなみに、今回の事故は規模も小さいですし、違う思いますが、以前、「世界のインフラの終末を加速させる」というような物騒なタイトルをつけて翻訳記事として書いた、Stuxnet (スタクスネット)を本格的に稼働させると、こういうことを同時に何十もの原子力発電所で起こすことができるはずです。




Transformer explodes at nuclear plant north of NYC, leading to reactor shutdown; no injuries
AP 通信 2011.11.08

ニューヨーク州北部で原子力発電所の変圧器が爆発し、原子炉は閉鎖。怪我人の報告はなし

ニューヨーク州の北にある原子力発電所が 11月7日の日曜日の午後に爆発し、原子炉のひとつが緊急閉鎖される事態となった。

この原発は、ニューヨーク州ブキャナンにある「インディアン・ポイント」という名称の原子力発電所で、工場の当局者によると、怪我人は出ていないという。

この原子力発電所は、エンタージー社( Entergy Corp )が所有しているプラントで、エンタージー社のスポークスマンのジム・スティーツ氏によると、放射能漏れは一切起きなかったという。

スポークスマンによれば、爆発のあった変圧器は屋外にあり、原子炉の近くではなかったという。また、第一報では、火災が発生しているという報道だったが、スポークスマンは、火事は一切起きていないと述べた。

この場所には、「インディアン・ポイント」「インディアン・ポイント2」など複数の原発が稼働しているが、午後6時30分の爆発によって、インディアン・ポイント2が緊急閉鎖された。インディアン・ポイント3は通常稼働している。

エンタージー社は、今回、1時間の間に、所有するプラントで2度の緊急閉鎖を行った。

アメリカ合衆国北東部にあるバーモント州のヴァーノン市にある「ヴァーモント・ヤンキー原子力発電所」( The Vermont Yankee nuclear plant ) が、インディアン・ポイント2の爆発に続いて、11月7日の午後7時に閉鎖された。
これは、作業員が放射能を帯びた水がパイプから漏れているのを発見したためだ。

アメリカ合衆国原子力規制委員会は今回の件について、2つの事故が続いたことは、「完全に偶然によるものだ」と述べた。
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タグ:原発事故



  

2010年11月04日



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フェルミガンマ線宇宙望遠鏡は馴染みのなさそうなものですので、最初に Wikiedia の説明から抜粋しておきます。


フェルミガンマ線宇宙望遠鏡

フェルミガンマ線宇宙望遠鏡 (フェルミ望遠鏡) は、ガンマ線観測用の天文衛星である。ガンマ線検出器として大面積望遠鏡 とガンマ線バーストモニターの2つを搭載する。2008年6月11日に、 NASA によって打ち上げられ、2008年8月から運用が開始された。アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、スウェーデンの政府機関、研究組織による共同研究である。

ちなみに、ガンマ線の大放出である「ガンマ線バースト」というのは、地球の過去の大量絶滅を含む、惑星単位での大量絶滅に関係するという説があります。しかし、ガンマ線バーストの発生原因は超新星爆発という説等ありますが、確定的な要因はわかっていません(こちらの記事などをご参照下さい)。


もしかすると、今回の NASA の発見で示されたように、ガンマ線は私たちのいる天の川銀河の中心、つまりマヤ族などがフナブ・クーと呼んでいた場所から生産されて銀河に放射され、恒星システム単位での絶滅と再生をつかさどっているのかもしれません。


milkyway_galaxy_uw-madison.jpg


▲ NASA が2009年に発表したチャンドラX線観測衛星の観測データから構成した天の川銀河の全景の画像。今回のNASA の発表によると、この中心部にあるブラックホールからガンマ線が噴出していることがわかったようです。ちなみに、銀河の中心から太陽までの距離は約 26,000光年 〜 35,000光年。


なお、今回のオリジナル記事では、記事の後半はほとんどが今年 6月21日に発生した NASAのガンマ線探査衛星スウィフトのテータが、ガンマ線バーストで破壊されたニュースのことの詳細について書いています。これに関しては以前、翻訳して記事にしておりますので、今回はある程度省略します。下の記事にほぼ同じことが書かれています。




ここからが今回の記事です。







 





Daily Galaxy.com 2010.11.03



NASAのフェルミ望遠鏡が超巨大な、しかし、これまでは見えなかった構造を天の川銀河で発見した


mw-1.jpg


・NASA スピッツァー宇宙望遠鏡が撮影した天の川銀河の中心部。



米国 NASA は、フェルミガンマ線宇宙望遠鏡によってもたらされた新しい発見を発表する運びとなった。


ガンマ線は、光線の中で最も高いエネルギーを示すものだが、最近示された調査結果には、天の川銀河の中央に、非常に巨大だが、今までは認められていなかった「ガンマ線の泡の集まり」 ( gamma-ray bubble ) の発見が記述されている。


一対の巨大なガンマ線の泡のペアが天の川銀河の中心にあるブラックホールから噴出していることが、フェルミガンマ線宇宙望遠鏡による最新の分布図により明らかとなった。


グラスの形に生成れたガンマ線の泡の源は謎だが、フェルミ望遠鏡の新しい分析では、このガンマ線の放射の長さが、端から端まで約 65,000光年に及ぶび、それは銀河系のディスクの上に向かって伸びていることを示した。


ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの研究チームでは、この「泡」は、1000万年ほど前に起きた超新星爆発によるものか、あるいは、10万年ほど前に、 100個程度の恒星(太陽系で太陽にあたる星)が、天の川銀河のブラックホールに引き寄せれたことによって発生した高速の噴出によるものではないかと考えているという。
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2010年11月02日



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(訳者注) オリジナル記事の写真にはこれまで紹介したことのあるシンクホールもあり(グアテマラのこれなど)、それらは割愛して、記事の後に関連記事としてリンクしておきます。
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In pictures: sinkholes, craters and collapsed roads around the world
テレグラフ(英国) 2010.11.01

写真: 世界中で開く穴、クレーター、陥没する道路


hole1.jpg

・ 2010年11月1日、ドイツのシュマルカルデンの住宅街の道路に出現した巨大なクレーター。陥没の原因は今のところ不明。近隣の23の居住に住む住民たちが避難した。怪我人などは報告されていない。



hole-1-1.jpg

・2010年7月、 中国の煙台市の小学校の近くに突然開いた巨大なシンクホール。幅 150メートルで、深さは 50メートルある。 20の家屋が破壊された。



hole2.jpg

・2010年10月、台風メーギーの後に、台湾の蘇澳の道路に開いた穴。



hole3.jpg

・2010年8月、中国の山西省太原道路が陥没して開いた穴。怪我人はいなかった。



hole4.jpg

・2010年7月、インド・アフマダーバード。道路に突然開いた穴の上を、ちょうどバスが走っていた。そのバスを救出するレスキュー隊。
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2010年11月01日



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物騒な記事ですが、読んでみると、簡単に自宅でも作れる緊急シェルターなどが載っており、興味深かったので訳しました。この中の放射線発見装置の紹介の中にあるものは日本で購入できるのかどうかも調べてもみましたので、記事下の訳注に写真と共に記しておきます。

ここからです。




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