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2011年05月07日



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宇宙塵自身が生命であることに言及した 100年前のノーベル賞学者の実験



st-02.jpg



宇宙塵自身が生命であることの発見

宇宙塵(うちゅうじん)というのは、宇宙空間全体に漂っている物質の正体で、Wikipedia から説明を書き写しますと、こうなります。

宇宙塵は、星間物質の一種で、宇宙空間に分布する固体の微粒子のことである。(中略)

その密度は極めて低く、実体としては、1立方mの空間に塵の一粒があるかどうかという、地上の実験室ではとても到達しきれないほどの超高度真空状態である。しかし、宇宙はあまりにも広大なため、これほどの希薄な密度でさえ、何光年、何十光年とわたれば十分な質量を持った天体となる。



つまり、宇宙空間全体を組織しているのがこの宇宙塵だといえるのだと思うのですが、 英国のカーディフ大学の天文物理学研究部門では、1970年代からこの宇宙塵についての観測とデータ検証が行われてきました。

研究主任は、昨日も取り上げた天文学者のフレッド・ホイル博士で、ホイル博士は当時すでにイギリス王立協会で、元素合成の理論の発展に貢献したことでロイヤルメダルを受賞していた英国科学界きっての天文科学者でしたが、この1980年代の「発見」によって、むしろ、ノーベル賞などの栄光から離れていくことになります。

その「発見」とは、チャンドラ・ウィクラマシンゲ博士らと共に、

・宇宙塵そのものがバクテリアである

ことをデータから突き止めてしまったのでした。

この研究は 英国のカーディフ大学では執拗に行われ、また、ハレー彗星などの組成も執拗に分析され続けました。宇宙空間には一定方向から常に赤外線が放射され続けており、宇宙空間にある物質の「透過などのスペクトル」というものを分析すること(赤外線を物質に通した時に出る成分の分布グラフで物の性質がわかる)で、かなり遠方のものであっても組成の推測をすることは可能となっています。


fred2.jpg

▲ これは1986年のハレー彗星の際のスペクトル分析データ。ハレー彗星がばらまいた物質と一致した成分は、地球の大腸菌でした。彗星全般かどうかはともかく、少なくとも、ハレー彗星に関しては、「大腸菌とほぼ同じもの」をばらまきながら宇宙空間を進んでいるということになります。



物理学者アレニウスが100年前におこなった実験

このあたりの西洋の観測科学というのは、かなり早くから進んでいて、実は一世紀くらい前にはその「宇宙空間を生命のようなものが飛んでいるかもしれない」という最初の発見が、スウェーデンの物理学者のアレニウスという人によってなされています。アレニウスという人は、1903年に「電気解離の理論」というもので、ノーベル化学賞を受賞しています。この「電気解離の理論」の意味は私にはわからないですが、彼はパンスペルミア説の最初の提唱者のうちのひとりのようです。


エピソードで知るノーベル賞の世界」というページにこのように書かれてあります。

アレニウスは、化学の分野のみならず、あらゆる科学にも通じていた。彼が貢献しなかった科学の分野はほとんどなかったとも言われているのだ。

彼は、宇宙空間を漂っている「生命の種子」を想定し、これが太古に地球上に降り注いだ可能性もあり、地球上の生命の発生にもつながったのではないか、とする「パンスペルミア説」(汎宇宙胚種説)なども提唱。

彼は、そうした生命種子は、「太陽風を受けて、秒速100Kmの速度で宇宙を旅してきた」とまで計算していたのだ。



この 100年前にスウェーデンの科学者が想定した概念は、1970年代頃から続々とデータ上で実証されていきます。

ところが、地上の科学の世界には以下の3つの概念が強固に定着しており、これらの「宇宙空間から地球などに生命のようなものが飛来している」ということは、データ的に確証がとれていると考えられるにも関わらず、基本的に科学界で無視されてきました。
地上に定着していたその3つの見識とは、

・生命は地球の原始スープの中で無機物から生まれた
・ダーウィンの進化論


そして、

・宇宙はビッグバンで誕生した



の3本です(サザエさん風)。

ビッグバンについては、このブログでも過去に何度か記事(ビッグバン理論では説明できない古い巨大な銀河が多数発見されるなど)を紹介しましたが、ビッグバンのほうはについては今回はふれません。


上のスウェーデンのアレニウスが1世紀前に行ったバクテリアに対しての実験については、やはりフレッド・ホイル博士の「DNA は宇宙を流れる」という著作でふれられていますので、抜粋しておきます。

この「DNA は宇宙を流れる」という本は、ホイル博士最晩年の著作で、前回紹介した「生命はどこからきたか」と比べると、科学的な立証部分が少なく、わりと平易なエッセイ本のような内容なのですが、理論的な部分とは別に

・宇宙塵が宇宙を作っている


ことと、そして、

・その宇宙塵は生命(バクテリア)である


ということが繰り返し書かれています。
そこからの部分的な抜粋です。

結構長くなりますので、要点を先に書いておきます。

・バクテリアは宇宙空間で想定されるあらゆる苛酷な条件を生き延びた

・宇宙空間の極端な低温はむしろバクテリアの胞子の保存には適した空間

・生体物質が無酸素状態の中で分解されてできるグラファイトは生命をX線や紫外線から完全に保護する


などです。

3つめのグラファイトの問題は、著作にそう書かれているわけではないですが、「宇宙空間で生命が死ねば死ぬほど(グラファイトが生成されて)他の生命が助かる」ということになると思います。




生命( DNA )は宇宙を流れる
著者/フレッド・ホイル
翻訳/小沢元彦


バクテリアは星間空間で生きてゆけるか より

 1世紀あまり昔に、スウェーデンの物理化学者スヴァンテ・アレニウスは、バクテリアの胞子のような微小な粒子なら、光の圧力を受けて宇宙空間を旅することが可能であると計算した。もちろん、この仮説には、バクテリアが宇宙空間の苛酷なコンディションに耐えられることが前提とされる。

 この前提に問題がないことを示すために、アレニウスは、バクテリアの胞子が信じがたいほど強靱であることを強調した。彼は、ロンドンのジェンナー研究所で、バクテリアの胞子をマイナス252度の液体水素の中で 20時間保存しても発芽能力を失わないことが証明されたこと、および、マイナス200度の液体空気の中で微生物の繁殖能力をそこなうことなく6ヶ月のあいだ保存できることを実験的に証明したことを根拠に、バクテリアの胞子が星間空間なみの低温にも耐えられると言った。

 さらにアレニウスは、生物を消耗させる生化学的なプロセスは、低温では非常にゆっくりとしか進行しないことを挙げ、宇宙空間の極端な低温は、バクテリアの胞子にとって最も効果的な保存法として作用するだろうと言った。そうであるなら、常温下の活動状態にある場合にはとても不可能な、長い、長い旅を終えた種子が、新しい環境のもとでふたたび繁殖し始めると考えても、おかしくはない。

 彼の仮説に対しては、バクテリアがいかに丈夫であったとしても、宇宙空間のX線や紫外線には耐えられないだろう」という批判がなされるのが常である。

 アレニウスは宇宙空間にX線が存在することは知らなかったが、太陽光線に含まれる紫外線が生物の細胞にダメージを与える可能性については気付いていた。彼は、この点につき、楽観説をとったが、そこがオパーリンらの猛攻撃を受けた。

 確かに、X線や紫外線は、生物の遺伝子を破壊する。しかし、ある種のバクテリアにはX線に対する高い耐性があることが知られている。マイクロコッカス・ラディオフィリオという単球菌の仲間のバクテリアに強力なX線を照射する実験を行ったところ、その DNA 分子は1万以上の微小な断片になってしまった。ところが、そのバクテリアは、このすさまじい破壊から回復し、蘇生してきたのである。

 また、グラファイト状の物質からなる厚さ1万分の数ミリメートルの、きわめて薄い外殻をバクテリアのまわりにつければ、紫外線による破壊から内部を完全に保護することができる。そして、生体物質が無酸素状態の中で分解されると、最終的にはグラファイトになることは、よく知られている。いくつかのバクテリアが塊になって宇宙を漂うなら、内側のバクテリアは、ほぼ完全に保護されるだろうし、バクテリアの胞子が暗黒星雲の中にある場合や、彗星や隕石の中に埋もれた状態でいるなら、生命の危険はさらに軽減される。

 われわれの実験でも、バクテリアは、0気圧にも、1平方センチメートルあたり 10トンの圧力にも耐えた。極低温にも、600度までの瞬間的な加熱にも耐えた。

 銀河を旅するのに、バクテリアほど適した形態はない。

 いや、バクテリアの数々の驚異的な性質は、宇宙を旅するために発達したような気さえしてこないだろうか?







ここまでです。

この最後のホイル博士の問いかけ、「バクテリアの数々の驚異的な性質は、宇宙を旅するために発達したような気さえしてこないだろうか?」に関しては、その問いかけ通りだと思います。

つまり、

・バクテリアはもともと宇宙空間を旅するものとして生まれた

のだと私は思います。

そして、何度かふれましたが、「どうしてそうなのか、そして、どうしてそういうものが宇宙に存在するのか」は永遠にわからないことだと思います。単に過去の実験結果がそれを示しているということで、理念も理想も何もない現実の話です。


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[宇宙と人類]の関連記事:

「宇宙は人間そのもの」という結論を夢想するとき
2012年03月19日

1178年に「二つに割れて炎を噴き出した月」の記録
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米国の500年に一度の洪水

本題とは関係ないですが、米国の中西部では、現在、大変な洪水の渦中にあり、来週以降さらなる大洪水の発生が確実となっています。昨日あたりでは「アメリカ建国史上で最悪の洪水になる可能性」というような文字も出ていて、ニュースの中には「500年に一度の規模の洪水」という報道もあります。

テネシー州のメンフィスという近辺では、住人約 92万人に対して緊急事態宣言が発令されています。

代表的なニュースをひとつ訳します。




Tennessee Officials Urge Evacuations Ahead of River Flooding
FOX ニュース 2011.05.06

テネシー州当局は住民たちに川の氾濫前の避難を勧告

flooding-0507.jpg

5月6日、テネシー州メンフィスでは、警官たちが約 1000軒の家々をまわり、ミシシッピ川とその支流が洪水の危機に直面しており、大変危険な状態のため、今すぐに避難するよう呼びかけている。

警官たちは、避難を促す英語とスペイン語で書かれた黄色のチラシを配っている。

チラシには、

「今すぐ避難を!!! あなたの家は現在危険に晒されています」

と書かれてあり、現在の事態を緊急作業員たちが人々に知らせている。

今現在すでに川の氾濫レベルは 1930年代以来の水位となっており、また、現在の川の堤防と水流止めが建設されたのは 70年以上前のことで、氾濫を防ぐことは難しいと考えられる。

現在、ミシシッピ川沿いのデルタ地帯の南部すべての地区に洪水が発生する危険が迫っており、それらの町が来週もしくは再来週には浸水する危険性が出ている。

来週水曜日(5月11日)までは、川は氾濫しないと見られており、まだ十分な時間が残されていると考えられるため、避難命令はまだ発令されていないが、当局は、メンフィスを含むシェルビー郡の人々が自主的に事前に避難することが望ましいと語っている。

避難所もすでに用意されており、配られているチラシには避難のために援助が必要な人々のための連絡先の電話番号も記載されている。



最近の世界の気候を見ましても、あるいは最近の米国での竜巻などを見ましても、もはや自然災害が発生した場合、ひとつひとつが生やさしいものでは済まない傾向にありますので、今回の米国の洪水もどの程度になるのかはまだわからないですが、仮にアメリカの該当地区にお住まいの方や、あるいは、お知り合いなどのいる方はお気をつけ下さい。

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2011年05月06日



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最近、天候のことを書いたりしていたのですが、しかし、やはり地球の天候のことを考える上で、私は原点に立ち戻らなければならないと感じています。

その原点とはパンスペルミア説です。

原点といっても、知ったのはたかだが昨年のことですが、私がフレッド・ホイル博士のパンスペルミア説のことを知り、そして、そのことに絡めて、クレアなひとときに書き殴っていた頃です。

フレッド・ホイル博士は後年、「宇宙そのものが生物(微生物)自らの手で生成され、膨張させ続けている」という考えにまで至り、もともと高名な学者であったこともあり最後まで英国科学界の最高峰の地位にいられましたが、通常の学者が口にすれば、狂人として扱われた可能性もある話です。

しかし、最近、私が考えている「地球を含めたすべての宇宙のすべての天候は、宇宙の人類個々の感情を反映しているかもしれない」という考えを論理的に考え直すには、フレッド・ホイル博士の考えていたことや、そして昨年私が書いたクレアの文章に立ち戻ってみようと(何せ、自分の書いたものは次の日にはほとんど忘れているので)。


昨日だったか、うちの奥さんが部屋で何か本を読んでいました。

奥さんは私と違って読書が好きですが、京極夏彦とか・・・あと名前はよく知らないですが、ミステリー?か何かわからないですが、そういう作家の人のばかりを読みます。私はいわゆるミステリーを生涯で一冊も読んだことがないので、あまり知らないですが、流行作家というジャンルかもしれません。

ところがふと見ると、昨日、奥さんは本棚に入れてあった私のフレッド・ホイル著「生命はどこから来たか」を読んでいたのでした。
私は「そんなの頭がおかしくなるからヤメなよ。わかりやすい内容でもないし」と言ったのですが、ずいぶんと読んでいるようでした。


私自身、しばらくこれらのことを忘れていたのですが、少なくとも、私の昨年度・・・あるいは人生で知り得た中で最も強烈な学問と価値観がパンスペルミア説であり、そして、そのライン上に浮かび上がる「宇宙は生命自身が作り出して、日々膨張している」という概念です。

これはほぼ間違いないと感じていて、宇宙はすべて微生物自身が(目に見える)宇宙を作り続けていて、宇宙の拡大から恒星システム(私たちでいえば太陽系)、そして、銀河に至るまで、微生物が「自力」で作り出していると思っています。


ただ、このことについては、他人にもそう思ってほしいとは今はもう思っていないですので、パンスペルミア説自体についてはこれ以上はふれないですが、今回は、私たちが日常暮らしている中にありふれている中で最も驚異的なことというのは何か? ということについてのひとつをご紹介してみたいと思います。

それは、

・私たちは有機物に囲まれている

という一点です。

これがどうして驚くべきことかというと、

・有機物は無機物からは生成されないので、有機物は「元々あった」と考える以外にないから

なのです。

このことについて、ちょうど上にフレッド・ホイル博士の著作のことについて書いたので、そこから抜粋します。



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前回記事の「惑星各々が持つ途方もない影響力」という記事を読み直してみたのですが、文字だけではタイトルにある「途方もなさ」が伝わっていないのではないかと思いました。

その影響範囲はとにかく、「地球がどうのこうの」という範囲を越えているのです。


なので、ちょっと図を作ってみました。
ネットにあった、こちらの太陽系の図を使いました。
3Dのようですので、太陽の大きさなど、惑星の大きさの比率は違いますが、ここでは土星だけを見て下さい。

suns-1200.gif

これを元にして、下のような手順でシミュレーション図のようなものを作ってみました。


・土星の直径は大体 12万キロメートル。

・そして、昨年発見された土星のリンクが、土星から 600万キロメートルの場所から 1200万キロメートルのところまで広がっている。つまり、土星の大きさの約100倍の距離の広さまで広がっている。

・上の図を縮小。

・土星を大体、1ミリくらいに設定。図の中央の真ん中に小さくあるうちの左側の惑星が土星です。

・図に赤い円をふたつ描きましたが、内側の円がリンクの内側。外側の円がリングの外側。

・地球はすでに図ではよく見えないですが、地球の大きさは土星の10分の1くらいですので、それを参考にしていただればいいかと思います。



そしてできたのがこの図です。

saturn-1200man.gif


少なくとも、土星がこのような巨大な影響の範囲を宇宙空間に持っていることが確認されているわけです。
そして、土星がこのようなリング(影響の範囲)を持っているのならば、惑星としての成立の過程にさほど差のないと思われる太陽系の他のすべての惑星もこのような「宇宙への影響の範囲」を持っている可能性は高いのではないかと考えてもいいのではないかと思っています。


ちなみに、昨日載せた今回の惑星直列の図はこれです(太陽系の見価値の角度や縮尺がそれぞれ違いますので、あくまで参考図です)。
上の図との比率を見ていただければと思います。




これらのことで、昨日、私が「惑星直列に何の意味があるというのか」ということを考えた理由がおわかりになれば幸いです。
惑星が支配している空間というのは私たちが考えている以上に巨大なようです。


なお、土星について、ウィキペディアにはこうあります。

土星は太陽系の中で一番密度が低く、平均密度は水よりも低い約0.68 g/cm3となっている。このため、「もし土星を水に入れることができれば、水に浮く」と説明されることも多い。なお、太陽系の中で最も密度の高い惑星は地球である。



密度が高いほうが影響範囲が広くなるということはないのかもしれないですが、そう考える道筋というのは感覚としては「あり」な気もします。なので、もしかすると、地球が宇宙空間に対して持っている影響の範囲というものが、実はとてつもなく大きなものである可能性もあります。


要するに、太陽系の個々の惑星に関しても、影響力の範囲の大きさだけからいっても、すでに太陽系の中だけのレベルで考えるものではないような気がします。

そのことを書きたかったのでした。


ところで、連休前からいただいているメールにほとんどご返信できていなくて申し訳なく思っています。
子どもの幼稚園が長く休みで、ふだん以上に子どもの相手をしなければならない時間が多いです。

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2011年05月05日



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前回の記事の中で、4月28日の米国のニュース投稿サイトのトップニュースを書いたのですが、その中に

・6つの惑星が夜明けの空に一直線に並ぶ

というものがありました。

これについて、モダンサバイバルブログに書かれてありましたので、ご紹介します。

ご紹介する理由は、こういう現象を不安に思う方もいらっしゃるかもしれないと思うからです。
そして、基本的にその不安はあるいは単に杞憂かもしれないということも書いておきたいと思います。

短い記事ですので全文訳します。
図には日本語の注釈を添えました。

惑星直列 2011年5月
モダンサバイバルブログ 2011.05.04

planetary-alignment-2.png

興味深い惑星の直列現象が、現在2011年5月に発生している。

太陽系にある天王星、土星、木星、火星、そして、地球、金星、水星の各惑星が、ほぼ水平に並んでいる。この中で土星だけがやや直列から外れているが、それでもかなり水平と近い。

この現象によって、地球に様々な影響を与えるのではないかという人々もいる。たとえば、地震や火山活動などを誘発するのではないかということに関しての懸念を持つ人が多い。注意して見ていきたいと思う。


ここまでです。

惑星直列と地球の関係については昔からオカルト的によくいわれていたことです。

私が小学生の時に大流行した「ノストラダムスの大予言」の時も、1999年には惑星がグランドクロスだったか名称は忘れましたが、何らかの並びの形になるから、地球は災害で滅びるという話は普通に「ノストラダムスの大予言」シリーズなどで書かれていたと記憶していますし、他にも様々な惑星配列と地球の関係は今までも言われてきました。

これらに関しては、それらの地球への影響を肯定する材料も否定する材料もないわけですが、ただ、「肯定できない材料」として、昨年、このブログで紹介した時に私も初めて知った惑星の持つ力の事実があります。



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タグ:惑星直列



  

2011年05月03日



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(注)最初の米国の竜巻の話はちょっとふれるつもりだったのが長くなってしまいました。本題ではないです。
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闇へと続く視点

先日、アメリカの竜巻での災害についてふれたことがありました。

結果として、4月28日前後の約一日で 300人以上の犠牲者を出して、米国史上での竜巻被害としては歴史的なものとなったのですが、その日から2、3日のあいだ、以前よく見ていたビフォー・イッツニュースという米国のニュース投稿サイトを見たんです。
竜巻のことを知りたいなあと。

このサイトには数多くのカテゴリーがあるんですが、ページトップにある「話題のニュース」欄と、その下の「主流のニュース」という2つあたりに、現在このサイト内でもっとも人気のあるニュースや、話題のニュースが取り上げられます。

かなりの話題となるものは、何週間もトップに掲載されていることも珍しくないです。記憶では、昨年あたりで最も長い期間、「話題のニュース」の見だしに掲載され続けていたニュースは、このブログでも「天文写真に写る直径240キロメートルの巨大な物体が地球に向かっている? (2010年09月30日)」という記事でご紹介したことがある記事で、これは1カ月近く掲載されていたような気がします。(現在も「巨大な物体」の関連記事は出ています)。

実際に重要なニュースかどうかというのは別として、米国の人々、あるいはこの投稿サイトを見ている人たちが「最も興味のあるニュース」が載せられているということになるようです。


さて、4月29日。

米国史上2番目の最悪の被害を出した自然災害の翌日。このニュース投稿サイトのトップはどんな感じだったか。

その日のものをそのまま載せて、下に簡単に訳した文章を載せます。

--
話題のニュース(2011年04月29日)

pop-news.gif

上から、

・終末の日。地球の中心部がコントロールを失っている
・6つの惑星が夜明けの空に一直線に並ぶ
・巨大な物体が地球に向かっている
・海岸を洗い流した日本での津波の新しい映像
・米ドルのパニック売りが進行中
・太陽光発電の新発見
・オバマの出生証明書は詐欺だ
・危険なインフレが進行中
・米国人は最悪の生活水準を覚悟すべきだ


となっていました。

見ればおわかりかと思いますが、今現実に起きているほうのニュース、つまり、「数百人が亡くなっている米国史上最悪の自然災害」である今回の竜巻のニュースが、少なくともメインのニュースにはないのです。

ちなみに、メインストリームのニュースのほうにも竜巻のニュースはありませんでした。
福島の放射能のニュースはあっても、自分たちの国で 350人が亡くなったニュースは「ない」のでした。
しかも、その翌日なども含めて、結局一度もトップニュースの見だしには出ませんでした。


これを見て、さすがに・・・おいおい・・・と素直に思ってしまいましたね。

終末の日も日本の震災も重大なことかもしれないですが、「自分たち(米国)の周辺で現実に起きていることは何か?」ということについて、どうも完全にその視点が逸脱しているように感じます。

地球が終末を迎えようが、日本が立ち直ることができない災害の中にいようが、米国の竜巻で亡くなった方や、負傷された人々は現実に存在していて、そこから見れば、将来の地球がどうなるかより先に考えるのは「現実に起きていることへの対処」のように思うのです。

1カ月ほど前に、「もはや神も大地も怒らない」という記事で書いたことがありますが、そこに、


・起きる現実の事象に対して、淡々と対処し、次に進む


ということがどれだけ大事なことかに気付いたことを書いたことがあります。

私たち地球の人類に大事なことというのは、先の不安や恐怖によって自分たちに起きている現実が見えなくなってしまうということではなく、「将来、何が起きるのかは基本的に私たちにはわからないのだから、起きたことに現実的に対処して前に進む」ことなのではないかと。

上の米国人の視点はそこが欠如しているように見えたのです。


そして、米国の人だけではなく、日本にもあるかもしれないですが、共通していることは「闇しか見られなくなっている視点」を感じます。

以前書いた「道路に溜まる花粉を放射能だと思う気持ち」に表されるような視点や、「インターネットでのリンクの行き先は実は自分の精神状態が決めている」という現実が私たちの周囲にはあるわけなんですが、しかし、そのこと自体を否定しようという気もないです。


人の持つ考えというものは、そのあらゆる考えを尊重すべきだと考えます。なので、闇だけを見る視点は間違っているのではなく、「それがその人の世界である」限りは、存在自体は尊重したいと思います。


ただ、私がその「闇の世界」に近づくことはないです。
どちらがいいとか悪いとかではなく、完全なそれぞれの別の世界なのだと最近は思います。



ちょっと前置きのつもりが長くなってしまいました。

ここから本題です。
今日だけでは書ききれないと思いますが、人類の能力についてにさらに思うところがありました。



オカルト小学生の悩みへの回答

ここ数日、以前書いた「人類の進化の中で獲得した能力」についてのもうひとつのことだと最近考えていることについて思いついたことがありまして、それはすなわち、「人間は人間の心を読めない」ということです。

これだけ書くと違和感のある響きだと思いますが、できるだけ順番に書いてみたいと思います。


小学校の頃はテレビでも雑誌などでも今よりはるかにオカルトが人気で、超能力にしろテレパシーにしろ「ブーム」というものにも近いような流行がありました。

子ども同士でも「テレパシーごっこ」とかをやるわけです。

その頃、思っていた疑問について友だちと話し合ったことがあります。

わたし「でもさ、テレパシーがあるとさ、エッチなことを考えていても、相手にわかっちゃうのかな」
友人 「ああ・・・わかるんじゃないかな」
わたし「それじゃ、困るじゃないの」
友人 「でも、わかっちゃうと思うよ」
わたし「秘密とかは?」
友人 「わかっちゃうんじゃない?」


ということで、ふたりで「それはいろいろと困るなあ」と悩んだものでしたが、そのことに関して、基本的な回答をこの数十年前の若い彼らに与えられるような気がしました。


それは、「人は人の心は読めないから安心していい」という答えです。
なので、エッチな心も秘密も守られますので、彼らは心配しなくていいのです。


そして、このことも以前書いた「人間は未来を予知できない能力」というものと共に、人類の文明を発展させるために大変な役割を持っているように感じたのです。


未来に関しては、

・明日を予知できないから人間は人生をワクワクして文明を進めることができた

ということを書いたことがありますが、人の心についてもほぼ同じことだと思っています。

 参考記事: 人類が獲得した「予知できない」能力 (2011年03月17日)


たとえば、「未来を予知できない」ということに関して、恋愛の問題を挙げたことがあります。明日誰と出会って、どんな恋愛をするかは私たちにはわからない。だから外見や趣味や行き先や所属や話し方に気をつけるということがある(気をつけない人もいますが)。

そして、恋愛の存在から経済を含めたあらゆる文明が生み出された。

ファッションやインテリア、あるいは音楽、ドラマ、小説など娯楽のすべては、多分、恋愛がこの世に存在しなかったらすべてなかったものだと思います。恋愛が現在社会の中に生み出した経済価値は「無限」といえるように思います。


そして、この「恋愛のドキドキ」が成立する最も基本的な条件というのが、「相手の気持ちがわからない」という一点にあると思います。

要するに、こんなことを書いている根拠はこの一点なのですが(笑)、これに関しては、私は「未来を予知出来ない能力」と共に、この「相手の心がわからない」ということの両方を会わせた時に本当に素晴らしい結論に達することができています。

それは、

・私たちには未来がわからないし、相手の気持ちもわからないからこそ、人の安心を願ったり、人のことを気に掛けてあげることができる生活習慣を獲得できた

と。

未来も人の気持ちも全部わかれば、「心配も気遣いも必要ない」のですから、それら「人を思いやる気持ち」が出現する可能性さえなかった(未来と相手の気持ちがわかるなら、その心配自体が成立しない)。


特に、日本人の間に大きく漂う「気」の問題や気配りの問題。震災後に何度かふれた「テレパシーにも近い日本人の心の心の交流」。

これらすべてが、

・未来がわからない
・相手の気持ちがわからない


という二つの現実からスタートした人類史上でも最大級の「人類の社交文明」だと考えています。

仮に、人類が、

・未来がわかる
・相手の気持ちが読める

とした場合、それらの要素が崩壊するという事実があります。


そして、この一連の流れからもうひとつ気付いたことがあります。
それは「人類の意味」についてです。


・未来がわからない
・相手の気持ちがわからない


という二つをどうして人類が持ち得たのかというと、「人類の目的は楽しみを見出すためだから」だということがわかります。


人類以外の他の動物たちは、宇宙の記憶と共に生きている以上は、「未来がわかる」と同時に、多分、「相手の気持ちがわかる」のだと思います。「相手の気持ち」というのは変かもしれないですが、つまり、宇宙の記憶には、多分、存在するあらゆる歴史と感情と思想が含まれているのでしょうから、やはり、人類以外の生き物は未来も相手の気持ちもわかるのだと思います。


だから、日常がつまらない。


何もかもわかっている動物たちは、社交マナーもファッションも、恋愛術も会話もグルメも発展させることをしなかった。あるいはする必要もないし、しても意味がなかった(未来も相手の気持ちもわかっている恋愛のために小道具は必要ないから)。


その上で私は思うのですが、その「本来はつまらないと思って生きている動物たちや、あるいは宇宙そのもの」を退屈から救う方法は、私たち人類が「楽しく生きること」にあるのではないかと考えるようになりました。そう考えるようになったのは、さきほどの話ですが、何となく間違っていない気もします。


他の具体的なことは後日書いてみたいと思います。




  

2011年05月02日



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久々に更新が開いています。今回の更新も、その言い訳というのか、その理由がなんとも情けない話なんですが、「植物がきれいすぎて、植物から離れられなくなってる」という超キチ理由で、申し開きがつかないのですが、ほとんどパソコンの前にもいないのです。


最近のパターンとして、

・天候がムチャクチャ荒れる

・次の日から景色がさらにきれいになる


という繰り返し(だと自分は思い込んでいる)風景がありまして、3日くらい前だったか、東京の天候は大荒れだったんですよ。で、次の日がやはり異常に穏やか。これは震災後、比較的続いているサイクルで、「荒れてから穏やかに」というのを繰り返しています。


緑の意味

実は今日、パソコンの前にむかった理由なんですが、ここ数日ずっと考えていた「植物はどうして緑を選んだのだろう」(あるいは与えられたのだろう)という疑問を調べようと思って、パソコンの前に座ったんです。光合成で緑を選ぶ必要性はあまり意味のないことです。

ところが、検索して最初に見たページで「それはもういいや」と思ったんです。

社団法人 日本技術士会の北陸支部のページのコラムに、「35年間もの間、植物と付き合っている方」の書いたものがあり、それを読んで満足したのです。

つまり、「そんなこと(植物が緑である理由)がわかるはずがない」と。

その文章を少しだけ抜粋させていただきますが、要は、

・植物の葉が緑である理由は、「葉が緑色の光を反射あるいは透過し、他の色の光を吸収している」という理由による

のにも関わらず、

・地球に届く太陽光の強さと波長との関係を見ると、緑色の光に強さのピークがあるらしい。


ということで、どういうことかというと、植物が太陽の光を最も効率よく吸収するためには本当は緑色ではないほうがいいのです


ダーウィンのような進化論から考えると、これは「進化論への反逆」であるはずです。
なぜなら、現在の進化論のように植物が進化すると、太陽光のあまり届かない場所にある植物の多くは「緑以外の色の植物となっていたはず」です。黒や紫などでしょうか。

そういう葉の植物はあることはありますが、それらは決して「太陽光の弱い場所のもの」ではないですし、種としての実数も極端に少なく、「どこでも植物はだいたい緑」ということは言えそうに思います。


植物は緑色でなければ、もっともっと太陽光を効率的に吸収できたはずです。
なのに、「植物は緑色で存在」している。


これはもうものすごいことです。
植物というのは「最も太陽光を吸収するために最も効率の悪い色で地球に存在している」のですよ。
もうね。この世の中はスゴすぎますね。


その「日本技術士会 北陸支部」のページからの抜粋です。

 植物の葉が緑なのは、「葉が緑色の光を反射あるいは透過し、他の色の光を吸収している」という理由による。つまり、葉は緑色の光をあまり必要としないということである。光のエネルギーを取り入れて糖を生産(光合成)するのに、緑色の波長領域のエネルギーを捨てた・・・ことを意味している。

 ところが・‥である。(私の記憶に間違いが無ければ、ここが重要!!)
 地球に届く太陽光の強さと波長との関係を見ると、緑色の光に強さのピークがあるらしい。最強の緑色光を使えば、例え曇天の日でも光合成が可能となるんじゃないか? その方が明らかに効率的ではないか。光のエネルギーを利用して光合成を行う植物が、最も強い光を吸収しないで捨てる。そういうメカニズムになっている植物達って、一体なんでやねん!?!
 なんでそんな非効率的で訳のわからん選択をする のだろう? 単に、神様の御戯れかな???

 数億年も前に植物が誕生してから、ずっとずっと緑で来たのだろう。だから、緑であることが何か非常に重要な合理性を持っているはず。
 そして植物達が選択して来たその合理性は、強いエネルギーの光を捨てて相対的に低いエネルギー利用を選択することの意味を納得させるだけの説得力を持っているはずである。




そして、書いた方は最後にこう書かれています。


> 彼らが緑である理由はいまだに解りませんが、自分の無知さ加減は身にしみて解りました。願わくば、「なあ〜るほど!!!」と納得してから神に召されたいと思います。



私も本当に最近はこの方の感想と似た思いを日々感じます。

「自分は何も知らない」。

でも、最近はむしろそれも快感で、「わかることなどひとつもないのだ」と。

植物が緑という非効率的な色を選択し、そして、人間などの生命は「赤い血」というものもやはり選択したりしていて、色と光と現実的な用途の間にはそれぞれ大変な乖離があるままですが、でも、「現実的な用途」なんて本当はこの世にはないのかもしれないと。

実は「すべては理想だけ」という世界である可能性もあるのかもしれません。


ところで、私は最近、「植物に根がある理由」というものがなんとなく想像できていますが、さらに、「植物と人間と微生物の三者間の位置関係」というものにも何となく考えるところがあります。

とても、短く書けるものではないですが、書ける時があれば書いてみたいと思います。
これは、人間(他の動物も)は植物が地上にないと生きられないが、微生物は「人間だけがいれば(寄生や宿主として)生きられるものもいる」というあたりにポイントがありそうです。