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2011年07月31日



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動物は首を切り落とされた後 50秒生きた後に「特別な脳の波動」を出してから死ぬ



(訳者注) 今回ご紹介するのは「ギロチンで首を切り落とされた後、人間はどれくらい生きているのか」というタイトルの米国の科学系ブログからですが、もともとは同じブログの別タイトル記事の、


なぜ米国人は公共の場で「ファック」と言ってはいけないのか
 The F-word: Why can’t we just effing say it whenever we effing want?


が気になって読んでいたのですが、こちらのファックの記事に関しては、いつかクレアに書こうと思います。
余談となりますが、少しこの関連について書いておこうと思います。


余談:言葉と人間形成についての関係がさらに明らかになる現代科学

なぜかというと、英語圏での「 Fuck 」という接頭語は、私はそれが多用される米国と、あるいは多くの英語圏の「人類の宇宙の関係」を救った言葉だと考えているからです。

その理由は詳しくは書かないですが、以下の2つの理由にります。


・Fuck の母音は基本的に「ア」であり、この「ア(とオ)は人類が本来的に大きな対象を注視する本能的な母音」であることが最近の研究でわかったこと。

・Fuck は、ありとあらゆる単語につけることが可能で(名詞だけではなく動詞にも形容詞にもつけられます)、すべての言葉に「ア」の母音をつけられる。




という2つの理由です。

母音のほうの意味はよくわからないかもしれないですが、以前クレアに、米国の「科学的心理学会」が 7月11日に緊急リリースとして発表した内容の要約を訳してご紹介していますので、ご参考にしていただけば幸いです。

人間は生まれた時に「音」で世界の形を学習していた
 クレアなひととき 2011.07.12


「Fuck は、ありとあらゆる単語につけることが可能」に関しては、以前、私の別のホームページに記していた文章がありますので、あまり参考にはならないですが、このようにすべての言葉に「世界をあらわす母音」をつけることができます。



f-wd.gif





なお、数日前、ヨーロッパの CORDIS (欧州連合・研究開発技術革新情報サービス)から「言語と会話が脳神経系統を形成している可能性」について発表がありました。人間には、「 FOXP2 」という文法能力を含む言語発達との関連が示唆されている遺伝子があるのですが( Wikipedia )、これとの関係のようです。


もともとの私の考えは、「世界を形作っているのは言葉かもなあ」という曖昧でいい加減なものでしたが、最近の科学的研究と発表を見ると、それはもしかすると間違いなくて、その最初の一歩が「言葉による人間の形成」なのだということがわかってきた感じがします。

数年から数十年すれば、「人間は何か」ということがほとんどわかるのではないかという期待もあります。
(私は、多分、人間も宇宙も実際には存在していないと考えていますが)

この5000年くらいの疑問が一気に解けていく時代。
これはこれですごいと思います。


ところで、今回の本題も個人的には昔からずっと気になっていたものでした。

「首を撥ねられた後、その人はどんな体験をしているのか」

ということです。

一般的には「即死するのですぐに何も思わなくなる」という考えが今までの主流だったようようですが、脳神経自体の活動は続いていることはわかっていました。つまり、首を撥ねられた後も厳密には生きている。そして、最近になって、オランダの科学者がマウスでの実験で(マウスも災難ですが)、首を撥ねられた後の脳活動の様子をかなり突き止めたという話です。

結論としては、首を撥ねられてから約 1分後くらいに完全に絶命するようなのですが、その時には、「通常の脳活動では見られないような大きな脳活動が見られる」のだそう。その時に、特別な脳波が計測されるそうなのです。研究者たちはこれを「死の波」と呼び、これを境に「死ぬ」ということだと考えているようです。

首を撥ねられてから絶命するまでに、「それまで経験したことのないような光景や体験を脳活動から得ているのかもしれない」ということです。


日本でも、切腹の時代には「介錯」という首を刀で切り落とすことが同時に行われており、現実的には切腹とほぼ同時に首を切り落としてあげるのが人道的(苦しまないため)とされていたため、介錯人は一発で首を刎ねることができる刀の名人である必要がありました。
ここにも「首を落とす=即死=人道的」という図式はあったと思われます。

というわけで、ここから翻訳です。




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2011年07月29日



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夏風邪みたいなものなのか、微熱とダルさが続いています。あるいは単なる夏バテのような感じかもしれません。

東京は、気温のほうは台風以来下がりっぱなしですけど、湿度がすごい。
一日に何度か「湿度ほぼ 100パーセント」になります。

そんなわけでバテ気味でありまして、長い記事は書けそうもないですが、最近、月と太陽で、それぞれおもしろい現象がありましたので、ご紹介させていただきます。



月の上の丸いウサギたち

月の方のは、ちょっと微妙なものですが、「月の表面を何かが走っている」(笑)という映像です。YouTube に投稿されたものです。


写真にしました。

一つではなく、複数の何かが月の表面を動いています。
投稿者によると全部で7つ。

「UFO」というような言い方が合うのかも知れないですが、なんとなく私には「必死に走る月の上の人たち」(笑)という印象を受けます。


moon-1.jpg


moon-2.jpg


ちょっとかわいい・・・。

拡大しても何かよくわからないですが、極限まで拡大するとこんな感じです。

moon-3.jpg


YouTube に ID 「 flaxious 」という人が投稿したもので、その人の説明をそのまま訳しておきます。



新しいカメラをテストするために、月を撮影した後にパソコンで映像を確認していた時に、これらの「球」が写っていることに気づいたんだよ。UFOのようなものにも人工的なものにも見えるけれど、でもまあ、これらが何だか私にはわからない。

というより、月の上にこんなものが写ったということ自体が何かおかしくてパソコンの画面を見ながら笑ってたよ。

全部で7つのものが写っていた。




動画はこちらです。




次は太陽の話題です。
以前の記事とも関係します。


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タグ:In Utero



  

2011年07月27日



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3年間にわたる「人の心の中にもともと神は存在するのか」を調査する国際研究プロジェクトが終了

god-sky.jpg


(訳者注) ニュース自体は、2週間くらい前のものなのですが、ずっとご紹介しようと思いつつ、きいろいろな事件や災害や、あるいは暑かったり乱射があったりして伸びていました。


イギリスのオックスフォード大学で、先日、この種の研究では最大規模の調査が、3年間の研究期間を経て終えたことが報告されました。その調査とは、


・人間は生まれながらに自分の中に神(あるいはスピリチュアル的な概念)を持っているのか



というものでした。

なんだか一見どうでもいいような研究プログラムに感じる方もあるかしもれませんが、これは大規模な調査で、


・190万ポンド(約3億円)の予算
・文化の異なる20ヶ国の40以上の分野からなる研究者からなる国際チーム
・3年間の調査期間



という一大プロジェクトであり、190万ポンドの予算などの使途を含めた説明のために、オックスフォード大学では、プレスリリースも発行しています。正式な調査名は「Cognition, Religion, and Theology Project」(認知・信仰と神学プロジェクト)。


この調査の目的は、突き詰めるところ、

「神や宗教は教えられて体得するものなのか、それとも、教えられなくとも生まれつき人間の心の中にあるものなのか」

ということのようです。


世界には宗教を持つ人が多く、それらの人びとは多くが、子どもの頃から生活や学校や家庭学習の中で「神や宗教」を教えられることが多いです。それだけに、

「人間が宗教を信仰しているのは、教えられたからなのか」

という疑問はあったのだと思います。あるいは、

「教えられなくとも人間は神のようなものを信仰するのか」

という疑問からのものだったようです。


そして、三年間の一大プロジェクトの調査の結果は、


「人間の心の中にはもともと神や来世(死後の生命)のようなものを信仰する要素が存在する」


でした。


米国のサイエンスニュースからです。



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タグ:神と人類



  

2011年07月25日



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先日記しました、

ノルウェーの狙撃事件での異常な致死命中率 (2011年07月23日)

の追記です。

いくつかの訂正と、あとは補足の資料などです。



「ある異常体験者の偏見」から、致死命中率6パーセントについて

まず、私が「致死命中率」という言葉を知ったのが中学生の時に読んだ山本七平さんの「私の中の日本軍」という本でだと書いたのですが、確かめるために探し出してみましたところ、致死命中率の記述は「私の中の日本軍」ではなく、同じ山本七平さんの「ある異常体験者の偏見」という、やはり第二次大戦従軍の時の記憶などを書かれた著作でした。

その「致死命中率」が書かれている部分を抜粋します。

書かれたのは、1973年ですので、すでに 40年近く前です。

これは、南京大虐殺に関してのことにふれている後にある記述です。
当時の雑誌に「日本軍は、十挺の機関銃で十万人の中国人を射殺した」と書かれてあることがあったそうで、そのことに対しての一種の検証的な話です。

山本七平さんは、日本軍で使われていた銃器、日本刀などに関して、「私の中の日本軍」などでも夥しい記録を残しており、それらの知識の前提があった上で読んだほうがいい部分ではあるのですが、この抜粋部分だけでも「銃の性能」というものはわかりやすいかと思います。

「そもそも銃というのは、発射によって加熱されるために長時間の連続射撃には耐えられない」ということがあります。

この問題をクリアできる武器としては、いわゆる「フルオート(撃ちっ放しにできる)」の銃の存在があり、たとえば、米国では一般の人でも所有できる「ガトリングガン」というものなどがあります。今後、米国などで革命的な騒動が起きると(一般人が軍人に対抗する手段として)使われそうな感じがありますが、今回はガトリングガンのことにはふれません。


では、ここから山本七平さんの「ある異常体験者の偏見」からの抜粋です。

(ここから)



(注)著作では数字はすべて漢数字で書かれてあります。文中の輜重車(しちょうしゃ)とは「弾丸・食糧などの物資を運搬するために使用する馬でひく荷馬車」のこと。下の写真のものです。

Type38_Japanese_Traveling_Forge_1.jpg


「ある異常体験者の偏見」(1973年)より

銃弾には「致死命中率」というものがある。たとえば、「テルアビブの乱射事件」のような、戦場では考えられぬような至近距離で、まったく無抵抗、無防備、しかも、全然予期しない人びとに向かって一方的に発射しても、その致死命中率は、私の計算では6パーセントである。

確かにこれは異常に高い。しかし、この率で逆算しても、十万人を虐殺したというなら、その発射弾数は約170万発。輜重車約200台分、一挺あたり17万発ということになる。機関銃は銃身が熱してくるので、モリブデン鋼という特殊鋼を使うそうだが、日本製はこの材質も悪くすぐ加熱したらしい。

いずれにしても、銃身が加熱するから、長時間連続発射はできない。従って平均一秒一発などは到底不可能だが、それができたと仮定し、朝から晩まで約十時間撃ちつづけ得たとして ----- これも不可能だが、それでも3万6千発であり、17万発の五分の一である。 ----- だが、この3万6千発すら、実際は、たとえチェコのシュコダ製を用いても、不可能である。第一、日本の銃器では撃針で撃茎発条(ばね)ももつまい。




(抜粋ここまで)



張桃芳とシモ・ヘイヘ

なお、致死命中率というものとは違う話ですが、昨年、 In Deep に韓国の人の書いたブログを翻訳して、資料記事として紹介したことがあったのですが、それは、朝鮮戦争の時に北朝鮮を援軍するために派遣された中国の軍人の張桃芳(日本語読み:ちょう とうほう / 韓国語:チャン・タオファン)という中国人狙撃手の話でした。

その記事では、


彼が公式に打ち立てた記録では、32日間で214人の連合軍の軍人を射殺したということになっています。 より驚くべき点は、彼が使った銃は銃身にスコープがない一般的な小銃であったという点。



とあり、致死命中率という一般論では語れない「人間の素質や能力」といったものも、確かに射撃には関係します。

朝鮮戦争での最高の狙撃手 (2010年05月05日)



▲ 張桃芳。


また、近代戦争の歴史の中で、もっとも大量の敵を射殺したことが記録として残っている人物としては、史上最多の確認戦果505名射殺の記録を残しているフィンランド人のシモ・ヘイヘという人がいます。

シモ・ヘイヘ (Wikipedia)


上記 Wikipedia によれば、


・ヘイヘを含むフィンランド軍32人が4000人の赤軍を迎撃



そして、ヘイヘは、戦争開始から負傷するまでの約100日間のうちに 505人を殺害。上記には、



・2006年にアメリカで製作されたドキュメンタリー番組"Fire and Ice: The Winter War of Finland and Russia"では合計800人以上を狙撃で殺害していると推定されている。




という記述があります。

その相手(敵)の数は「 4000人」であり、その5分の1から6分の1の人数を一人で倒しているわけです。

これは確かに「殺人の記録」ではあるわけで、眉をひそめる方は多いかと思いますが、どの方向での能力でも「驚くべき人間の能力の存在」というのはあると、私はこれを知った時に思いました。

多分、張桃芳も、シモ・ヘイヘもすでに視覚などの能力での射撃ではないと思われます(共に、近代的なスコープ等の使用を拒否していたため)、仮に、シモ・ヘイヘの、


 > 150mの距離から1分間に16発の射的に成功した


というのが事実なら、これは人間にできることではないです。「異常な空間認識」という言葉が合うと思います。

皮肉なことに見えるかもしれなくとも、宇宙や(あるいは神のようなもの)は、いろいろな人たちに均等に奇跡を与えてきたことは否めません。


ちなみに、シモ・ヘイヘは戦場で敵軍兵士の銃撃によって「頭を半分吹き飛ばされた」重傷を負いましたが、死にませんでした。

戦後はフィンランドの森で狩人として平和な余生を送り、96歳という長寿で人生を終えています。



simo.jpg

▲ シモ・ヘイヘ。身長 152センチと、身長の低い男性でした。銃の長さは 120センチあります。表情はどの写真を見ても非常に穏やかです。



私は彼ら(だけではないですが)の人生などを見ていると、社会で言われる様々な善悪の観念や人生とは一体何なのだろうかと昔から思うことがあります。まあ、それはわからないまま死んでいくのでしょうが。


話が逸れましたが、これらの話を挙げたのも、「乱射」と一言にカテゴライズしても、実行者(犯)によって、その結果は違うということです。


なお、昨日、米国でプライベート絡みの乱射事件が発生しましたが、一般的な乱射事件はこのような感じのものが多いですので、参考までに要約しておきます。

「家庭的でフレンドリーな父親」と評判だった男性が、自分の子どもの誕生パーティで、妻と親族6名を射殺したニュースです。



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2011年07月23日



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今回は、ノルウェーのウトヤ島という場所で起きた乱射事件について、これは日本でも詳しく報道されるでしょうが、さきほどの英国 BBC の報道で、位置関係など比較的詳しく乗っていたので、ご紹介します。

また、アルジャジーラでは事件直後の現場の写真を掲載しています。
YouTube にあります。

al.jpg


その前に、私は子どもの頃から乱射事件に興味を持ち続けていますが、その理由のひとつに「致死命中率」というものがあります。このことについて書いておきます。



戦闘での致死命中率は 0.1パーセントにも満たない

30年以上前だと思いますが、中学生か高校生の時に、山本七平さんの「私の中の日本軍」という本を読んだことがあり、その中に「致死命中率」という数値が出て来ます。これを読んで以来、いわゆる「乱射事件」というものが起きると、致死命中率を計算するクセがあります。

「致死命中率」というのは、戦闘行為の中で、銃で人を狙って撃って、「どのくらい殺せるか」という率をあらわしたものなのですが、このことに関して「私の中の日本軍」に詳しく書かれていました。記憶だけですが、そのくだりが好きで何度も読んだので、多分それほど数値に大きな差はないと思います。


今回のノルウェーの「乱射」と呼ばれているものは(これを乱射という言葉で現していいのかどうか私にはわかりません)、まだ全貌がわからないながらも、「とんでもない致死命中率」を記録しているという気配があります。


今回のノルウェーでの乱射では、現時点(7月23日午後4時)の時点で最も新しい読売新聞の記事によれば、


・700人のうち、80人以上を射殺した




と読めます。

怪我をさせたのではなく、「射殺した」とありますので、死亡したのが80人以上だと思われます。

さて、一般の戦闘での致死命中率。


私たちは、特に戦後の私たちは戦争に従事した経験のある人があまりおらず、また、日本では戦闘訓練を受けたことのある人も少ないので、なんとなく「銃を撃てば人をどんどん殺せる」というようなイメージがありますが、「戦闘の中での致死命中率」というものは、実はかなり低いもので、第二次大戦の資料では、0.1〜0.03パーセントの間という数字があります。

当時の場合は、どこの国の軍隊でも大体共通の数値です。

この数値に誤差があっても、「数百発から数千発の弾丸を撃って1人死ぬ」という感じで、実際には戦場ではほとんどの弾が「人を殺傷させることなく」撃ち続けられています。



異常に高かったテルアビブ空港乱射事件の致死命中率


上記の山本七平さんの「私の中の日本軍」の中で、どうしてそんな「致死命中率」などという言葉が出てきたのかたというと、それを書いている時に、ちょうど日本赤軍による 1972年のイスラエルのテルアビブ空港乱射事件が起きた時で、その際の実行犯は、奥平剛士、安田安之、岡本公三の日本人3人でした。

「日本人がイスラエルで乱射事件を起こした」というショッキングな出来事で、当時まだ小学生だった私でも、ニュースの記憶があります。この乱射は、Wikipedia によると、

3人は、スーツケースから取り出したチェコスロバキア製のVz 58自動小銃を旅客ターミナル内の乗降客や空港内の警備隊に向けて無差別乱射し、さらに、ターミナル外で駐機していたエル・アル航空の旅客機に向けて手榴弾を2発投げつけた。この無差別乱射により、乗降客を中心に26人が殺害され、73人が重軽傷を負った。


とあります。

事件後の現場検証で、3人が撃った「すべての銃弾の数」が確定されています。

その数は、合計約 400発(ネットで見ると、435発ということのようです)。
そして、死亡者が 26名。

これは、約 6パーセントから 7パーセントだという驚異的な高い致死命中率を示しています。
20発以下の弾で1人射殺している。


このニュースを見た元日本軍の砲兵隊長だった山本七兵さんが「非常に不思議」に思った気持ちが書かれてあります。それは、「戦争での実戦では7パーセントの致死命中率など絶対にありえない」からです。


「実戦」と「これらの乱射テロ」の違いは、


・無防備であること
・無抵抗であることが多いこと
・突然であることが多く、心身共に準備していない




ということがあります。
戦闘ではない場合に致死命中率が驚異的に高く跳ねあがる理由はこれでなのですが、それにしても、今回のノルウェーの事件の


・700人のうち、80人以上を射殺した



というのは「どういうことが起きていたのか」ということを不思議に思います。

というのも、ニュースを読むと、被害者たちは「逃げている」からです。

普通、このような単独での銃による大量殺戮というのは、考えられるのは、「並べて不動の状態などにしてから射殺する」という方法くらいしか思い浮かばないのです。

たとえば、 2007年に米国のバージニア工科大学で、韓国人学生による銃乱射事件があって、この時は米国乱射事件史上最悪の 33名の死者を出していますが、この時も、私は犯人のチョ・スンヒの驚異的な致死命中率に驚いたものでした。

何しろチョ・スンヒの武器は「拳銃二丁」。

事件をニュースで見た時、流される報道は「拳銃」だという。
「そんなバカな」と私は思いました。
そんな致死命中率を銃の素人が達成できるわけがない!と。



たとえば、米国の乱射事件史上で最も有名なもののひとつが、1966年の「テキサスタワー乱射事件」で、この犯人チャールズ・ホイットマンは海兵隊で射撃の訓練を積んだ一種のプロでした。

しかし、チョ・スンヒの致死命中率はそれをはるかに越えていた。


ch.jpg

▲ 映画「フルメタルジャケット」(1987年)でも、教官が「奴は海兵隊で訓練を積んだからこそ、あの距離で多数射殺できたのだ。海兵隊はすごい」と言うシーンがあります。


これを達成できるのが、上に挙げた、


・無防備であること
・無抵抗であることが多いこと
・突然であることが多く、心身共に準備していない



であるように思います。

チョ・スンヒ事件は、その経緯( Wikipedia による)が、


9時20分〜30分、容疑者が学生寮より800メートル離れた講義棟の教室に乗り込み、まずは教授を射殺。次に教室の鍵を閉めて学生を外に出さないようにした上で銃を乱射。



この短時間の間に多数が射殺されている。
10分間くらいで数十人が撃たれている。

これは実は、犯人はチョ・スンヒひとりだったので、誰かが抵抗して押さえつければ、これほどの被害にならなかった可能性もあります。アメリカ人の学生は韓国人のチョ・スンヒより体格の大きな男性も多かったはずですし。

しかし、実際には無抵抗で、射殺されていっている。


ノルウェーの今回の乱射では、武器自体が違うようで、報道では「拳銃、自動小銃、ショットガン」となっています。しかし、それでも狙撃者が一人なら、同時にその3つの銃を使えるわけでもないし、どうにも単独犯とすると、壮絶な致死数に思います。



海外や日本で乱射事件に巻き込まれたら


私は子どもの頃から「致死命中率」を計算していたせいか、いつも「ここで乱射されたらこうする」とか、「この場合はこうする」と考えることが多いです。

そのことを細かく書くと何のブログだかわからなくなるので書かないですが、「銃に対抗する」手段はないですが、乱射事件そのものに対応する方法は多少はあると思います。

仮に、乱射に巻き込まれた場合は、ケースバイケースで何ともいえないですが、「相手の視線から外れる」ことが第一条件だとはいえ、今回やチョ・スンヒの時のように、「殺すために相手が追ってくる場合」は、別の対応となるように思います。この場合、犯人がひとりなら、「基本的には、同時にはひとり程度(一方向)しか撃てない」ということを覚えておいてもいいかと思います。


乱射事件はどこでも起こり得ます。
もちろん日本でも。

ノルウェーのように平和な国で起きたことがひとつの象徴ではないでしょうか。

そして、チョ・スンヒ事件の時同様、「やられる側の無意味な無抵抗」が事態もいくつか悪化させることもあるということは覚えていてもいいように思います。なお、乱射事件では最後に「犯人が自殺する」ことがとても多いです。



それでは、BBC の報道より。




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タグ:致死命中率



  

2011年07月22日



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(訳者注) メキシコで、巨大な地割れが突然発生したというニュースがあり、そして、南米のグアテマラでは、「部屋にまん丸のシンクホール(穴)が開いた」という報道がありました。

それぞれのニュースをご紹介しますが、それぞれの町の位置を見て、ちょっと思うところがありますので、 In Deep の過去記事をご紹介しつつ、そのことを記します。

まず、この地図を作成しました。


south-america.gif


・A「地割れ/メキシコ」
・B「穴/グアテマラ」


が今回ご紹介するものですが、CとDを続けて記しました。それぞれ、過去記事にしたものです。

・C「突然の川の消滅/コスタリカ」は、

 » 世界各地で大地の中に消えていく「川の水」
 (2011年07月14日)

・D「地殻変動で町が消滅/コロンビア」は、

 » 原因不明の地割れと地滑りで破壊され「7日間で地図から消えた」コロンビアの町
 (2011年01月19日)

 » 災害現場の空に浮かび上がる「欠けた五芒星」と、完全に廃虚と化したコロンビアの町
 (2011年01月23日)


です。

コロンビアのニュースのほうは、災害現場に浮かび上がる「五芒星」などもあり、何度か記事にいたしました。





上の地図の出来事の時系列なんですが、それが始まった日としては、


A 2011年07月13日
B 2011年07月19日
C 2011年07月13日
D 2010年12月14日



となっています。

また、「B」のグアテマラシティには、昨年6月にも巨大な穴が開いており、昨年、「アガサが残したグアテマラの巨大な穴」という記事でご紹介していますが、今回ご紹介する07月19日にできた「グアテマラのシンクホール」は規模が違うだけで形状が昨年のものとそっくりなのです。つまり、まん丸なんです。

今回のものと昨年の写真を並べてみました。


sinkhole-1.jpg

▲ 7月19日にグアテマラシティの住宅の室内に突然開いたシンクホール。幅は1メートル程度で、深さは12メートル。地殻変動だとしても、床のフロアの素材までもが、「きれいに丸く」穴の形となっているのが不思議です。





▲ 2010年06月01日にグアテマラシティの街中に開いた巨大なシンクホール。こちらは巨大なもので、幅 30メートルで、深さ60メートル。上の小さなものと形状がそっくりに見えます。


この南米の4つの出来事に時系列のラインを引きますと、このようになります。

south-america-timeline.gif


中南米をわりと直線上的に時系列で起きているという感じがします。

さらに、ラインを先に延ばすと、米国の西海岸、ロサンゼルス周辺に抜ける方向となります。

usa-1.gif


これらのイベントの特徴は、「よくわからない地殻変動を伴っている」ということで、原因などもほとんどわかっていません。この直線上のラインで起きているような地質イベントが、今後このライン上で拡大していくのか、あるいはラインとは関係なく発生するのか、あるいは、もう今後こういうことはあまり起きないのか、というような懸念なのだと思います。



地球内部の構造に科学の目を向け始めた日本とオランダの地質学研究チーム


先日の記事で、地球空洞説というようなものにふれましたが、現在、日本の地質学研究者たちを中心とする国際研究チームが、「なぜ、地球の内部からは膨大な熱が放出されているのか?」ということの調査を始めています。


私は知らなかったのですが、地球の内部からは「40テラワット」以上という信じられない熱が放出され続けているのだそうです。

これはオカルトではなく、事実です。ただ、その理由はわからないままだったそうで、現在、調査と研究が進められています。

40テラワットというのは、およそですが、原子力発電所 3000基くらいの発電量に相当するのではないかという感じの莫大なエネルギー量です。

これは「地球内部に何があるのか?」という話にも似た非常に興味深くもあり、また緊迫する調査研究ではありますが、海外の報道では結構大きく報道されていますので、明日くらいにでも翻訳できたらしてみます。インターナショナル・ビジネス・タイムスなどに短い要約記事があります。


というわけで、

・A「地割れ/メキシコ」
・B「穴/グアテマラ」


の記事をそれぞれご紹介します。
メキシコの地割れは現在の進行しているということで、町が消滅したグアテマラの地殻変動のことを思い浮かべる部分もあります。

メキシコの地割れは、YouTbe に動画もありました。

あと、グアテマラの穴の原因は昨年の時もそうでしたが、「熱帯暴風雨が原因」とされていることが多いのですが、その原理が私にはどうしてもよくわからないのと、仮にそうだとしても、ではどうして「まん丸」に? しかも、いつも非常にきれいな円形になります。

この「まん丸」というのがわからないです。



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2011年07月19日



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昨日、夢を見ていて気づいたことなんですが、書けるところまで書いておきます。


母音と世界の関係

梶井基次郎を初めて読んだのが、先月のこと(クレアの記事にあります) だったので、それから3週間くらいですかね。


結果として、あの時に待ち合わせをした紀伊国屋書店で梶井基次郎の本を買ったことと、その中の「瀬山の話」という小説を読んだことが大変に大きな意味を持っていたことになりそうです。

この「瀬山の話」で梶井基次郎が抱いていた疑問が最近の自分の書いた記事の中からハッキリしてきた感じです。


まず、記事「DNA は言葉と振動の影響で頻繁に再プログラムされている ( In Deep 2011年06月21日)」にある、



・人間の言語と文法配列というものは DNA から直接影響を受けている可能性がある
・DNA は自らの生体内レーザーのようなもので、遺伝子情報の中に、記憶を蓄積している可能性がある




ということが、たとえば仮に事実だとして、そして、その上で、先日書いた、「人間は生まれた時に「音」で世界の形を学習していた (2011年06月21日)」という記事にある、


・母音と物体認識の間の相関関係がほぼ絶対的であることが実験で示された




こと。

これは、「大きい」と「小さい」だけではなく、いろいろな認識と母音が関係しているようなんですが、ここではわかりやすい部分として、「言葉の母音」と「大きい」と「小さい」の関係を中心として書きます。


実験はスペイン語で行われ、具体的には、日本語での「 U (ウ)」以外の4つの母音(ア、イ、エ、オ)で実験が行われて、



・母音の「I」(イ)と「E」(エ)では小さな対象に視線がいく

・母音の「A」(ア)と「O」(オ)では大きな対象に視線がいく




ということがハッキリとしたという記事なのですが、さらに、梶井基次郎のことについてふれた記事「バーストした視覚の中での新宿にて 」での抜粋部分から、さらに下の部分を抜粋します。


梶井基次郎は「瀬山の話」という小説の中で、自分の分身である瀬山という男と対峙しながら、次の疑問を持ちます。

--
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タグ:梶井基次郎



  

2011年07月18日



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ヨーロッパのニュース専門チャンネルの最大手ユーロニュースで、7月14日に「古代マヤ文明の新しい遺跡が発見された」ことに関しての報道がありました。

見つかったのは、メキシコにある2つの別の遺跡からで、


マヤ文明の戦士の彫像(メキシコ・チアパス州)

アステカの神が描かれている8世紀頃のモノリス(メキシコ・モレロス州)



の2つです。

「モノリス」というのは石碑系の遺跡全般のことですが、一般的には「2001年宇宙の旅」での人工的な遺跡を思い浮かべることが多いかも知れません。ニュースで「モノリス」とアナウンスされていますので、報道のまま表記しました。

2001-monolith.png

▲ 映画「2001年宇宙の旅」のモノリス。地球の古代人類に知識の示唆を与えた人工物という感じで存在。


今回メキシコで見つかった石碑に描かれたアステカの神様なんですが、報道では名前は出てこないですが、考古学者の人が「水の神様と農耕の神様ではないか」というようなことを言っていたので、アステカ神名辞典を見ますと、推定ですが、

・水の女神「チャルチウィトリクエ」

azteca-chalchiutlicue.jpg


・農耕の女神「イツパパロトル」

azteca-its-1.jpg


などかもしれません。
下の神様の名前は「いつパパはロートルになるの?」と私は覚えました。


それでは、ここからです。

基本的にテレビニュースチャンネルですので、遺跡等の映像を写真として抜粋しておきます。また、ニュース映像も最後に貼っておきます。なお、ニュースでは、チアパス州の遺跡を「古代マヤの戦士」の遺跡と断定していますが、その根拠があるのかどうかは不明です。

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タグ:アステカ



  

2011年07月14日



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(訳者注) 昨年、中国で「一晩の間に池の水が消えた」という中国紙の報道をご紹介したことがありました。

中国湖北省で突如として小屋と養殖池が完全に消失する事件が発生 (2010年07月17日)



これはこういうような報道でした。

7月14日の明け方、湖北省仙桃市にある百勝村で、3軒の小屋と魚の養殖場が一夜にして地上から消えてなくなってしまうという不思議な現象が発生した。この事件により、一名が行方不明となっている。現在、当局が真相を究明することに全力をあげている。

養殖池は約30ムーの広さ(1ムーは1/15ヘクタール)があり、現在は水底が表面に露出しており、水はまったくなく、魚も消えてしまった。行方不明者の家族たちは掘削機を使って、行方不明者を探している。



最近、これと同じような「大量の水が突然消える現象」が世界で相次いでいます。

つい先日、コスタリカで地震があり、その後、「川の水が消える」ということが、現地メディアで報道されていましたが、3月にはニュージーランドのハンツベリーという町で、轟音と共に町の川が消滅。

昨年9月には、スロベニアのイスカという町で、非常に大きな川の水が一瞬で消えてしまうという現象が起きています。このスロベニアでの場合は、動画を見ても、まだ生きた魚がたくさん地面の上ではね回っており、「突然水が消えた」ことがうかがえるものでした。

iska-1.jpg

▲ 突然水が消え、岩と川底が露出したスロベニアのイスカの川から中継するテレビのニュースリポーター。



普通に考えられるのは、「巨大なシンクホール(穴)が突然、地中深くまで開いたことにより、そこに一気に水が吸い込まれた」という現象のようですが、現在の地質学ではそれを説明できる地質的現象はないそうです。

このあたり、先日もご紹介しました、各地で開いているシンクホール(穴)とも関係しそうなイメージもあります。
地球の地質イベントの一種とはいえそうです。




ちなみに、最初にご紹介するコスタリカのニュースは昨日 7月13日のものなのですが、当地では地震が増えているようで、記事中に「マグニチュード1.0以上の地震の数が 4,789回に達している」という記述があり、どの時期を起点とした回数かが不明なのですが、かなりの数の群発地震となっているようです。

コスタリカのこのニュースにあるウパラという場所はこの「A」のあたりです。

upala.png

なんとなく、このあたりは昨年暮れのコロンビアで起きた地質の崩壊現象の記事の町(グラマロテ)を思い出させます。「五芒星」が浮かんでいた場所です。上の地図に矢印で示してみました。




それでは、コスタリカ、ニュージーランド、スロベニアのそれぞれの報道を順に記しておきます。

それぞれテレビ報道などが中心で、あまり文字報道はないですが、動画があるものは、それぞれ現地のニュース動画などもリンクしておきます。




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2011年07月12日



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米国の心理学教会が発表した驚愕の「言葉の音」に関する実験結果:科学で証明されつつある「はじめに言葉ありき」の概念


翻訳記事ですが、個人的には「人間科学の研究の最終局面」を感じるようなビッグニュースです。

アメリカには、心理学の学会として「アメリカ心理学会」と、主に「認知心理学」を扱う、「科学的心理学会」という学会があるらしいのですが、今回、後者のアメリカの科学的心理学会が昨日 7月11日に、大変に興味深いプレスリリースを「緊急リリース」として自サイトにおいて、その要旨を発表しました。

その内容は「赤ちゃんは言葉を学ぶ前は、音を通じて世界を認識していることがわかった」というタイトルのものでした。それは「単語の意味」ではなく、「言葉の持つ母音」です。なので、どこの国の言葉でも関係なく存在します。

これは、すなわち、「はじめに言葉ありき」という概念が、赤ちゃんの行動認識パターンから証明されそうなことになってきているというニュースといってもいいのかと思います。

簡単に書くと、「人間は赤ちゃんのときから、母音と物の形が直結していることがわかった」というような話です。

たとえば、大人の場合でも、「聞こえる母音によって行動の反応が違う」のだそうで、たとえば、「大きな物体」と「小さな物体」がある場合、

・母音の「I」と「E」では小さなオブジェに視線がいく

・母音の「O」と「A」では大きなオブジェに視線がいく



のだそうです。

他にも様々な形状と母音が直結しているようです。

日本語だと「I」と「E」は「イ」と「エ」ですかね。
「O」と「A」は「オ」と「ア」でしょうか。


私は、このブログなどでも部分的にふれたことがあるのですが、「文明の分類」として、このようなものがあると思っています。


・言葉と表記文字のある文明(現在の地球のほとんどの文明)

・言葉があり、表記文字のない文明(マヤ文明、アイヌの文明、縄文の文明など、過去に多数あったと思われる文明)

・言葉も表記文字もない文明



このうち、「言葉も表記文字もない文明」というのは今の地球にはないですし、かつてもあったかどうかはわからないですが、要するにテレパシー的なものを含めた「ハイパーコミュニケーションだけで成り立つ文明」ということです。

地球では人類以外の多くの生命は、この「言葉も表記文字もない」コミュニケーション手段を持っていますが、ただ、人類以外のものを文明と呼んでいいのかどうかわからないので、とりあえずは、「未知の文明」ということになりそうですが、まあ、しかし、上の3つのタイプの文明は、可能性としてはあり得ると思っています。

今回のアメリカの科学的心理学会の発表は、「言葉を認識する前の赤ちゃんと世界の関わり」、あるいは「人間と言葉の関わり」を突き止めようとした非常に画期的な調査であり、これが本当なら、人類の DNA に組み込まれたそのシステムというものとの接点も考えられる気がしました。


いずれにしても、「世界は言葉で作られて、言葉だけで構成されている」という可能性がますます高くなっていると言えそうです。


それでは、ここから翻訳です。



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