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2011年11月26日



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「地球の年齢がわからない」: ミシガン工科大学の調査が地質学に与えるショック



(訳者注) この世の中でもっとも「オカルト」に属するもののひとつとして、


・地球の実際の年齢


があります。

一般的には四十数億年と言われていますが、その根拠は知っていそうで、私も含めて、実はよくわからない。


ここから書くことは今回の翻訳とは全然関係ないです。ただ、その記事の内容が「地球の歴史」と関係するものでしたので、地球の年齢というものについての一般的な事象を書いておこうかと思います。

1yr_cal.jpg

▲ 現在の学問上での一般的な地球の歴史。Qxygen revolutionより。



これまでの調査での結果は、地球の歴史は「200億年から 5000年」と誤差は約 199億年

一般的に、「物の年齢」を計測するためには「放射性崩壊」という、つまり、「どのくらいの時間をかけてそれは崩壊していくか」ということが物質ごとに決まっていて、そこから計測します。有名なのが「炭素」を計る方法(炭素14)のようで、そこから物の年齢を計る方法があります。

しかし、この方法での誤差は壮絶で、同じものを計測しても、「桁がひとつふたつ違うような」誤差が出るのだそうです。

なので、誤差を最低限にするために、いろいろな物質や状況から計測して、そのものの年齢を推定していくわけですが、調べてみる限り、地球の年齢は、計測上では次のようになるようです。




計測されて判明している地球の年齢の候補

・46億年と出るもの → 炭素、ルビジウム、カリウム

・200億年以上と出るもの → ウラン


そして、ここからなのですが、


・17万5000年と出るもの → ヘリウム

・10万年と出るもの → 宇宙塵
ポインティング=ロバートソン効果



そして、「地球はさらに若い」という科学的主張も多いようです。

このあたりいろいろな意見あるとはいえ、こちらのサイトや、こちらにまとめている意見がありますので、抜粋します。

・炭素14では実は地球の歴史は 6000年

・宇宙塵の月と地球の堆積量での比較で、地球の歴史は 5000年から6000年

・彗星の存在から考えると「太陽系」自身の寿命が10万年以内

・放射能崩壊を大気中のヘリウムとの関係で考えると、地球の年齢は長くて1万年

・海の炭酸塩の存在の最大の上限が10万年
(つまり地球の年齢の上限は10万年)


などです。





いろいろとあるようで、しかし、完全な一致を見ている数値があるわけでもなく、これまで科学界で挙げられた数値をまとめて、ある程度正確な言い方であらわすとすると、


・地球の年齢は、最大 20,000,000,000年(2百億年)から、最短で 5000年


ということになるようです。

どうしてここまで差が出てしまうかというと、上にも書きましたように、計測上の誤差と共に、「進化論者と進化論否定派との科学の学会上での争い」というものもあるようで、つまり、

・進化論を支持する人は「地球の歴史は長くないと困る」

ということがあるようです。


私は人類の創造神ヌーワが好きなこともあり、一見、創造論者のようにも見えますが、すべての創造神自身は人間の中に存在していて(別物としての神ではなく)、それは、聖書の、

「はじめにことばがあった」

という文言に集約されている通り、母音が神様だったと信じるに至った人ですので、「創造神なんかいない創造論者」なわけで、現在でもほとんど誰とも意見は共にできないことは自覚しています。


なので、上の「進化論者」と「創造論者」の争いはどちらでもいいわけですが、それはともかく、私のもつ歴史感覚からいうと、実際には地球の年齢が「ゼロでも無限大でも同じこと」ではあります(ゼロなら、地球の歴史は今はじまったばかりということ)。

まあしかし、「どちらでもいい」では済まないのが科学界でしょうし、早いうちに適切な歴史の数値がはじき出されるといいですね。

ちなみに、基本的に、現在ある科学知識のいくつかが「その時の科学界でチカラ(あるいは勢力)を持つ人の意見が科学の中心意見となる」ということは否定できないと思います。昔では地動説、今ならビッグバンとか進化論などそれが正しい正しくないではなく、「それ以外の学説を認めない」という意味です)。

逆らった場合は中世だとブルーノのように焼かれちゃいますし、今ではもっと簡単で、「立場的に焼かれちゃう」だけで、時代は変われど同じようです。

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地球の歴史が浅いのなら、ヌーワとパングーの立ち位置も少し変わる

ちなみに、以前、ヌーワパングー(盤古)の記事をたてつづけにご紹介したことがありました。共に古代中国の神話に出てくる神様で、ヌーワは人類の創造神の女性の神様なんですが、パングーは地球(世界)を作った男性の神様なんですね。

中国だけではないですが、古来から神話などでは、

・地球(世界)先 → 人類あと

という構図が一般的にあって、このことがずっとどうも疑問だったんです。
この世の成り立ちの概念から考えて、「男性が先におこなうことが、この世にあるわけがない」と(ひとつの例:出産 ← ひとつのことはすべてに通じる in エメラルド・タブレット)。


それが、古来の神話上の概念では、

・男 → 女

という順番になっていて、「そりゃねーだろ」と、まあ思っていたわけです。

「どちらが先か」というような概念がないという意見もあるかと思いますが、「順番」という概念はほんのわずかな差でもあるように思います。

その理由は、「言葉」と「世界」が同時に発生することは無理だからです。


でも、その頃は私は、「地球の歴史は 46億年」とか思っていたわけで、そうなると、なんとも「46億年という時間に圧倒される」という部分がでてくる。時間の巨大さにごまかされる。

じゃあ、地球の歴史が10万年とか5000年なら違うのかといわれると、とりあえず「巨大な数字に惑わされることはなくなる」ということはあるかと思います。

今まで教えられてきた地球の歴史から考えると、10万年なんて「一瞬」ですし。

10万年前なら現代の人類さえ登場している。通称ミトコンドリア・イブと呼ばれる人類の母みたいなのは 20万年くらい前の登場ということになっています。

なので・・・仮に地球の歴史が 10万年とかだと、「地球ができる以前に現代人類の母がいた」ということになり、厄介な感じの流れとなりますが、もしそうなら、それはそれで仕方ない。


それと、上のオジサンの神様(盤古)の翻訳のくだりで、

宇宙がつくられる前は、それは巨大な混沌とした「卵」だった。

この卵の中に盤古は生まれた。

盤古はこの巨大な卵の中で 18,000年の間眠り続けた。

彼が目覚めた時、卵の中はまだ暗かった。盤古は、両腕と両脚を伸ばし、卵の殻を突き破り、卵を壊した。

その時、光と陽の「気」が立ち昇り、大きな空がつくられた。



というものがあって、訳しながら、「ずいぶんと短い眠りだな、おい」と思った記憶があります。その後も、次の 1万 8000年で世界が作られている。

つまり、中国の古代神話だと「 3万 6000年で世界が作られている」ということになってしまうわけで、いくらなんでもその時間では地球はできないだろと思っていたのですが、何となく考え方を改める時期にきているようです。

さて、地球の年齢は何歳なのか?

200億歳なのか5000歳なのか。あるいはまだ歴史は始まっていないのか(キッズ・リターン)。



では、ここから今回の翻訳です。
まあ、上に書いたようなこととはあまり関係しないのですけど(苦笑)。

今回ご紹介するものは、地球の歴史は「もっと古いのでは」という方向性のものです。ただし、その基本的基準となっている考え方が、「現在の科学での地球の形成のされ方」を想定してのものですので、地球の形成の方法が違うものだった場合、この論文の主張はまったくあてはまりません。

それでも今回ご紹介したのは、このように今でも「ちょっとしたことで科学界がゴタゴタする」という科学界の現実があるということです。

最近「ちょっとしたことで科学界がゴタゴタする」のが多いですよね。
光の速度とか。

なお、参考までに下の図が現在の地球の内部としての一般的な図です。

in_earth.jpg


さらに参考までに、下は「一般的ではなくなった地球の内部」。地球の内部構造・レトロバージョンより。

retro-world.jpg


時代によって地球のイメージも変わります。



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2011年11月24日



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space-oyako.jpg

▲ 今回の主人公の親子。下に書いてある英語は「これが宇宙に行ったんだよ」。
--

(訳者注) 昨日の記事を読み直していて、「なんかちょっと妙にアツくなっちゃったな」と反省しまして、その話題は小休止。

ふだんあんまり腹立たないほうなんですが、昨年も一度だけ海外の報道を読んでいて、同じようにカーッときたことがあって、それ以来ですかね。

その時は「クレアなひととき」でしたが、「ネイチャーに載る21億年前の多細胞生物の化石の論文の翻訳と、聞こえてくる科学者たちのため息 (2010年07月01日)」という記事に書いてあるネイチャーの記事を読んだ時に、今回と同じような憤りに駆られたことを思い出します。

普通に考えれば怒るようなこっちゃないのに、なぜか怒ってしまったと。
今回のホーキング博士のもそうですね。

私はふだん怒らないんですけどね。
ものすごい昔ですが、女の子に包丁で刺されそうになったことがありますが、そういう時でも怒らない人ですから。「ああ、刺さんなくてお互いよかったね」と。自分に対してイライラすることはあっても、他人に怒ることは特に最近はあまりないんですが、たまにこのように「奇妙な導火線」(笑)に火をつけられるみたいです。

恋の導火線だといいのに(それじゃオチない)。

というわけで、ちょっとホーキングさんから離れて・・・というより、実はとても感動的な動画を見てしまって、ちゃんとご紹介したくなったのです。


誰だってポケットマネーで宇宙を目指せる

内容自体は、昨年話題になった「予算7万円弱で高度35000mから地球を撮影」という気象観測用の気球を使って作った自作の観測機器で宇宙から地球を撮影した英国人の話題がありましたが、あれと同じものです。



▲ 2010年03月にロバートさんという人が自作の撮影機器で撮影した地球、総費用6万9千円。NASA から問い合わせが来たほどのクオリティの写真を撮影することに成功しました。



しかし、今回ご紹介するのは、同じことを、もっと手近におこなった人のお話です。
風船にビデオカメラをくくりつけて、宇宙に飛ばし、落下してきたカメラを回収するという方法ですが、これをわりと普通の風船でやったという話です。

YouTube で偶然見つけたんですが、見ているうちに何だかよくわからないですが、ちょっと感動して泣けてしまいました。

動画そのものを貼ってしまえば済むかもしれないですが、あまり親切ではないですので、写真でご紹介します。

その中から10秒くらいだけ動画を最初に貼っておきます。

今回の親子が飛ばした宇宙船で宇宙から撮影した地球です。





それでは、『ルーク親子のホリデー宇宙観測』。
写真整理の都合上、キャブションに数字をつけています。



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2011年11月22日



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influ1918.jpg

▲ 1918年10月25日付けの読売新聞。「毎日700名以上の死亡者」という見出しがみえます。

上の読売新聞の記事の冒頭です。

学校を襲い、寄宿舎を襲い工場を襲い、家庭を襲い、今や東京市中を始め各府県にわたりて大猖獗を極めつつある悪性感冒は単に日本のみならず、実に世界的に蔓延しつつある大々的流行病にして、その病勢の猛烈なる実にいまだかつて見ざるところなり試みに、外務省海軍省内務省等集まれる海外の状況を見るにその惨禍は想いはからずに過ぐるものあり。





(訳者注) タイトルの「死のインフルエンザ」というのは、当時流行した強毒性の鳥インフルエンザのことで「スペイン風邪」と呼ばれるものです。

そして、これが歴史上、人類が遭遇した最初のインフルエンザのパンデミックでした。


第一次大戦とかぶっていたこともあり、正確な死亡者数は今でもわかっていませんが、最大の見積もりでは当時の世界人口 12億人のうち 6億人が感染し、 6000万人が死亡した可能性があります。世界の人々のうちの「2人にひとりが感染」し、「 10人にひとりが亡くなった」というパンデミックでした。


世界の中でも、比較的正確に死亡数の記録が国家単位で残されている国には米国と日本がありますが、米国での死者数は 85万人。日本では、当時の日本の人口の3分の1の 2000万人が感染し、最大で 48万人が亡くなったとされています。

思えば、数年前から発生が懸念されている鳥インフルエンザのパンデミックというのは、この「スペイン風邪」の再来を恐れているということになります。

このスペイン風邪の時の「死者の年代の傾向」は私は昔から大変に興味があり、以前のブログなどで何度かふれていたことがあって、それは、

「子どもや弱った老人などより、健康そのもので体力が充実している若者から死んでいった」

ということが挙げられます。

最も健康な人が最初に息絶えていくという病気。
その点がそれまでの病気(あるいは以降の病気)と違う点のようにも思います。

その理由は今でもわかっていませんが、免疫過剰の一種ではないか(「サイトカイン」という物質が大量に(嵐のように)分泌されることから「サイトカイン・ストーム」と呼ばれることもあります)という説もあります。

いずれにしても、男女ともに、二十代から三十代が多く犠牲となりました。

なので、スペイン風邪自体は「世界で10人にひとりが亡くなった」ということであるとしても、年齢別では「二十代と三十代の数人にひとりは亡くなっていた」ということも言えるものだと思われます。そう考えると、「ものすごいもの」だったと、やはり思います。


いずれにしても、世界中で夥しい人々が亡くなったのですが、米国の診療所で「スペイン風邪による死者をひとりも出さなかった療養所」のことが後年話題となりました。それは、コーンフレークで有名な、ジョン・ハーヴェイ・ケロッグ博士(ケロッグ博士)が米国ミシガン州に開いていた富裕層向けの療養所でした。


私がその療養所の存在を知ったのは、20年くらい前の映画「ケロッグ博士」(原題: The Road to Wellville)でしたが、アンソニー・ホプキンス主演で、監督は「ミッドナイト・エクスプレス」や「ミシシッピ・バーニング」を撮ったバリバリの社会派演出家であるアラン・パーカーという豪華な組み合わせ・・・なのに、どういうわけだか、単なるカルト映画となってしまい、それだけに当時も今も私の好きな一本となっていて、元気がない時や、病気の時に見たりしています。


kellogg-1.jpg

▲ 映画『ケロッグ博士』では、ケロッグ博士の治療院にあった「治療設備」を忠実に再現しており、それはどれも奇妙で刺激的なものでした。


今、また寝込んだりしていて、ケロッグ博士のことを思い出している中で、3年くらい前にクレアで「スペイン風邪のときのケロッグ博士の治療法」をご紹介したことがあったなあと思い出しました。

私はとにかく感染症に弱くて、もし鳥インフルエンザのパンデミックが発生したら、真っ先に感染してしまうんだろうなあ、と昔から思っていました。

その頃調べている中で、1918年のスペイン風邪の記録を見る限り、「積極的な投薬治療がむしろ悪い方向に行く場合も多い」ということを知ります。そこで知ったのがケロッグ博士の治療法でした。治療法というか「対処法」というほうが正しそうです。


今回、そのことが書かれてある 2009年の海外記事をご紹介します。

ちなみに、ケロッグ博士のスペイン風邪の治療法の基本コンセプトは、

・汗をたくさん出して、うんことおしっこをたくさん出す


というだけです(苦笑)。

体の中の悪いものを次から次へと出していくという方法のようです。

なので、これが今後のパンデミック治療に役立つという意味ではないですが、かつてこういう方法があって、「その時は」ですが、誰も死ななかったという事実があったということです。

1918年だけではなく、今も今後も基本的には同じようなインフルエンザのパンデミックが発生した場合、それには「予防は無意味」で、そして、有効な治療法も少ないことは歴史が語っています。

タミフルやリレンザなどのインフルエンザ治療薬の有効性に関しての考え方は人それぞれで、否定も肯定もないですが、それらに頼ること自体も自己責任の世界だとは思います。



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2011年11月21日



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今回は翻訳ではありません。
昨日今日思っていたことを書きます。

そんなに意味があるわけではないですが、今回の文章を書いている途中、 2009年 3月にマヤの神官であるドン・アレハンドロさんがマヤの儀式で世界に向けて語ったメッセージを思い出したので、冒頭に抜粋しておきます。他の部分は、過去記事にもあります。




祖先たちの帰還
ドン・アレハンドロ(マヤ神官)2009.03.24

これから始まる太陽の期間は、これで6度目である。新しい太陽の期間に入るにしたがって、地球の調整が行われ、天候とともに人間の社会に大きな変化がもたらされる。

世界は変容し、人類は、相互理解と社会的正義、ならびに平等が支配する共存共栄の時期を向かえる。これが人類の新しい生き方だ。

われわれ一人一人は宇宙と関係をもっている。この関係が、われわれの態度が他の人達と調和しているかどうかに反映するのだ。

変化のときはきた。

相互に互いを理解し、より人間的になるときがきたのである。







震災以降やっと振り返ることができたここ数日

思えば、3月11日からの数ヶ月は、実際に何をしたということではなく、少なくとも心理的に走り続けていて、当時の2011年の3月とか4月の In Deep で書き続けた日記などを見てもわかります。


本格的に熱などで寝込んだのは3月11日以来のことかもしれなくて、それだけに、横になっていろいろと考えてみると、「単に走っていて振り返ってなかった」ことや、「現在の状況を静かに見ること」に欠けていたかなあと思います。

むしろ、地震直後のほうが、一瞬一瞬の状況を肌で感じていたかもしれません。

あの頃は「外に出たらまず空と雲をしばらく眺める」というのが習慣化していて、道を歩いている時も、空の色と雲の形、風の気温やその力といったものを常に感じて歩いていました。

何しろ、あの頃は「次に何が起きるかわからない」という状況で、震災直後の周囲からの情報は次の災害に対してのパニック情報ばかりで、現実に頼りになるものは次第に「自分の信念」だけになっていました。

そして、その「信念」とは「人間は地球を見ることで多くのことがわかるはず」という直感にも似た思いでした。

これは 3月11日までの私にはない感覚でした。


なので、まず空を見て、太陽を見て、風を受けて、それから目を閉じて、鳴っている音を聞きます。

それで何かがわかるのかというと「わからない」のです。
それでも、それは習慣となりました。

思えば、それから半年も大きく過ぎて、私自身もむしろ「地球の音を聞く生活」ということをおろそかにしていた感はあります。そういう意味では、今回、寝込んだのは本当にいい機会でした。


そして、最近と近い今後について思うことを少し書いてみたいと思いました。
わりと現実的な話です。



本格的な経済活動のメルトダウン


身近な人などを含めて、いろいろな人の話の中から浮かび上がってくるのが、現在の「強烈な不景気」です。

今までだって何度もこの言葉は使われていたし、それに比べると、今の時代はむしろリーマンショックの頃ほどメディアでそうは言いませんが、あの頃と比べても、特に小さな企業以外の会社や人々は、はるかに苦労しています。

数だけでいえば、倒産件数も増えていないし、上場企業でいえば、PER という企業の収益の率をあらわす数値の平均値もそれほどひどくは感じないですが、「肌感覚」での経済は、すでに「崩壊一歩手前」のようにうつります。


そして・・・まあ、ロクに経済に関与していない私が言っても仕方ないのですが、このことがこの先、好転していくのだろうかと考えると、どうにもそうは思えないのです。

世界経済がどうだこうだとか、アメリカやヨーロッパがどうしたということではなく、理由はともかく「経済と市場全体が萎縮し続けているイメージ」があります。


それを感じたのもののひとつに下のグラフがあります。
これは株式市場で「どのくらい株式の売買が行われているか」というものです。

mark11.jpg


私は昔投資をやっていたことがあります。
その頃は、どんなに売買が低調な日でも終日取引なら一日に2兆円の売買代金がなかった日など見たことがなかったのですが、今では 8000億円台(これは証券会社にしてみればデッドゾーン)。

で、その数値自体はともかく、グラフを見てみるとわかると思うのですが、震災のあった3月の直後より現在のほうが遙かに「萎縮」しています。


市場の低迷はアメリカも同じようですが、実際、日本においての経済のイメージとして、

「震災後、失われた経済活力を時間と共に取り戻そう」

というものだったように思います。

しかし、現実には、震災後半年を過ぎて、さらに活気は消えていっている。


私の周囲には、あるいは私の実家などもそうですが、中小の会社の関係の人が多いですが、中小企業・・・というか「地元のお仕事関係」は本当に厳しい。それらはオモテの経済の数字にはなかなか出てこないし、わかりずらいですが、これで何かがあれぱ、一触即発で全滅という状態すら想像できるほどにさえ思います。


じゃあ、その後いつかは「小さな町の経済は復活するのか」とということは、私は専門家ではないのでわからないですが、しかし、考え方を逆にして、「もし復活しなかった時にはどうしよう」ということを考えてもいい時期のように思います。


もし、世の中がそうなった場合、それは大変なことでありつつも、しかし一方で、「人々が助け合って共生する時代」への第一歩かもしれないという気もいたします(それ以外にしようがない)。


そういう混乱の中で必要なのは「サバイバル」ではないと思っています。

単にひとりで生き残ることには快感も喜びもまずありません。

たとえ死んでも、「ああ、人といられてよかった」と思う気持ちのほうがはるかに大きいのが人間だと私は思います。


私の昔からの知り合いのひとりが、先日会った時に、「今の仕事やめて、来年あたりから自給自足の練習でもしようかなと思って」と言っていました。 学生時代からの共通の知り合いが群馬で農家をしていて、その彼に、いろいろ教えてもらおうかなと。

もちろん、自給自足という方法論がいいということではなく、今は、昔からのいろいろな知り合いと再開したり、その人たちと将来的に助け合う下地を作り直すこともいいことなのではないかなとは思います。


ただ・・・この「農家」、あるいは「農作」という問題。

現場で農家をやってらっしゃる人々こそ、私がたまに記事でふれている「太陽の異変」や「季候の異変」を肌で感じてらっしゃる方が多いです。たまにそういうご連絡をいただきます。これについては、ちょっと長くなりそうですので、次回に書こうと思います。


sunspot-min.jpg

▲ 極小期というのは「何十年間も太陽に黒点が出ない時期が続く」ことで、数百年に一度訪れます。


確かに、「あらかじめ予測されていた小氷河期の到来」という記事で書いたような状態が本当に訪れるとすると、過去の例では飢饉と結びついている場合も多く、自給自足などという言葉も軽くは言えない大変な生きるための作業となる可能性もあります。

しかし、その「生きるための大変な」という部分を軽減してくれるのが、楽しい話、あるいはくだらない話やバカ話で時間を過ごせる友達や仲間などの「人間」だと思います。

人類の横のつながりの意味というのは、この「相互ヒーリングの存在としての人類」という意味も感じたりします。


なので、今は、「打算なくしてつきあえる人々を思い浮かべてみる」という時期かもしれません。
数は少なくてもいいと思います。

自分ひとりでなければ。


私も今はご返信できなくて連絡欄さえもうけていませんが、いつかまたご連絡やコミュニケーションを他の方々ともとりたいです。




  

2011年11月18日



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yellowstone-2011-2012.jpg

ナショナルジオグラフィックに掲載されたイエローストーンが噴火した時の地球内部の想像図。
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(訳者注) 先日の「「地球外生命の存在の証拠はない」: ホワイトハウス掲載文の全訳」という記事で、ご紹介するとしていた記事です。そこでは、「2012年にイエローストーンは噴火しない」というものだとしましたが、読んでみると、イエローストーン個別のことではなく、「世界のスーパー火山すべて」というようなことのようです。

記事の冒頭にイエローストーンの写真が掲載されていたので、イエローストーンの記事と思い込んでいました。

それはともかく、この NASA の記事も、エイリアンの記事同様、「何のために発表しているのか」わからないものです。


今回の翻訳記事を一言で要約するとこうなります。


「地球でかつてスーパー火山が数多く噴火したが、現在の科学ではその時期を予測することはできない」


と。

なので、記事の要旨が「何も予測できないのだから、2012年の噴火の可能性も予測できない」というような感じさえして、何となく自信なさげな記事なのですが、スーパー火山の噴火を予測できないのは誰でもわかっていることで、それなら、どうしてこんな記事をわざわざ、 NASA のニュースリリースとして出す必要があるのかなとは思います。

なんとなく、最近、NASA は不思議な感じのニュースが増えているような気がします。
あんまり不思議になってくると、「本当は噴火すんじゃないのか?」とかいろいろ勘ぐられそう。



いくつかの超巨大火山

なお、参考までに、「世界の7つの超巨大火山」というものがあって、それは以下のようになるようです(地球の記録より)。


1.イタリア・セージア渓谷 (最後の大噴火:約2億8000万年前)
2.米国イエローストーン (最後の大噴火:64万年前)
3.薩摩硫黄島 (最後の大噴火:約7300年前)
4.インドネシア・トバ火山 (最後の大噴火:約7万4000年前)
5.ニュージーランド北島のカルデラ群 (最後の大噴火:西暦150年頃)
6.シャツキー海台 (最後の大噴火:不明)
7.オントンジャワ海台 (最後の大噴火:1億2000万年前)



となります。
新しい発見によってかわるでしょうけれど。

上の7つの中には日本の薩摩硫黄島が入っています。
日本に大きな影響のある火山としては、他に、

・富士山
・白頭山


があります。


なお、私個人としては、先週書きました「「鎖国」と「富士山大噴火」を生み出した前回マウンダー極小期」という記事で書きましたように、


・噴火は地球内部から地上へ向けて物質が大放出され、「地下から表に出なければならない何か」を噴出する大きなイベント



だと考えていて、地球の自然と生命のサイクルのために意味があるものなのだろうと考えています。

toba.jpg

▲ 7万5千年前のトバ火山の噴火の想像図。このトバ火山の噴火は、気候の変化などにより、その後の人類の進化に大きな影響を与えたのではないかとする学説があります(トバ・カタストロフ理論といわれています)。「人類の進化」というキーワードさえ出てくる噴火。


また、本当にマウンダー極小期のような太陽活動の縮小期が来るなら「長期にわたる宇宙線の地球への到達の低下」があるはずで、噴火(のトリガーに宇宙線が関与しているのなら)は今後数十年間、頻発するという可能性はあるようにも思います。




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2011年11月17日



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「むかつく」という感情表現の言語が存在しないマヤ語


(訳者注) なんかちょっとウツ気味で「なんか元気になるのないかなあ」と探していたら、マックス・プランク研究所のニュースに「感情は言語に関係なく人類共通かも」というようなのがありましたので、ご紹介します。

ドイツのマックス・プランク研究所は、心理言語学や進化人類学などで世界トップクラスの研究機関で、 In Deep の記事では、

古代原人は女性のほうが広範囲に移動していた (2011.06.22)
4万年前に異なる系統の人類が共存していた可能性 (2011.03.25)

などがあります。


なお、実は今回の研究そのものの内容はそんなに面白くないです。

それより、この研究では、「マヤ語とドイツ語を比較している」のですが、その理由が、

・マヤ語には、他のほとんどの言語に存在する「むかつく( disgust )」という意味の言語が存在しない



のだそうです。

というか、「怒る」という表現以上の強い言語がない模様。
なので、マヤ語は言語学者たちの研究対象としてよく使われるのだそうです。

マヤ語というのは、マヤ文明のころから使われている言語で、私はマヤ語なんてのは過去の言葉かと思っていたのですが、weblioによりますと、「今もマヤ語を話す人口は約 300万人いる」とのこと。

もっとも、マヤ語に詳しい「カンクン丸福」というブログの、こちらの記事にはこうありました。2009年11月の記事からの抜粋です。

マヤ語しか話さない人口は、近年激減し、800,000人となっています。彼らは、特にお年寄りですが、昔ながらの自給自足の生活をしております。若い人たちは、やはり現代の文明にあこがれ、現金収入を求めてジャングルから出ます。

仕事をしたい人はまずメキシコの公用語であるスペイン語を少しでも話す必要があります。

そのマヤ人の子供たちはほとんどマヤ語を話さない子供が多いです。学校でも、マヤ語を話す子供は低く見られますので、なるべく話さないようにするため、親も強くは勧めないのが現状です。


ということなんだそうです。
マヤ語は基本的には絶滅に向かっているようです。

言語は実際に生活で話す人がいてのものですから、研究対象として残っても意味ないですしね。

maya-fami.jpg

上の写真は現在のマヤ人の家族。
かわいい服ですね。
この服のデザインもマヤの伝統なのかなあ。


ついでにマヤ語でも勉強しようかな

maua-0-10.jpg

▲ マヤの数字。20進法のよう。やっぱり、「4」で一区切り終わっている。


実は上のブログ「カンクン丸福」には、マヤ語の文法が少しだけですが、書かれてあります。

その「マヤ語の文法と母音」を見て、いろいろと思うところがあったのですが、言語と世界とか母音のことは今では個人的な趣味として、コツコツ自分でメモとかしてはいるものの、最近あんまり書いていません。

まあ・・・母音とか誰も喜ばないような地味な話ですからね(苦笑)。

何しろ、「母音での天地創造」は、神様も宇宙人も天使も、大いなる理性とか魂とかも、とにかく何も派手なものが出てこない。確かになんか夢がないのでしばらく書くのをヤメています。

「神様も出てこない言葉だけによる創世記」はあまりにも地味な世界で、人に主張したりするこっちゃないのかなあと最近気づいた次第です。今までクレアなどでも書いたりして申し訳なかったです(つまらない話だったと思います)。

もう少し頭の中で整理してから、どうしようかを考えます。
まあ、どう書いても地味な話に変わりはないのですけど。


それでは、マックスプランク研究所のリリースです。

なお、ここでの研究のポイントは最初、何度読んでもよくわからなかったのですが、こういうことのようです。

「Disgust」というのは(英語やドイツ語などでは)非常に「強い否定語」だということのようで、


・マヤ語には「怒る( anger )」という感情を表す言葉はあっても、「むかつく、うんざりする( disgust )」という感情を表す言葉はないので、その区別が言語上ではない人たちに、区別はつくのだろうか、と。



マヤ人同様に、日本人にも実は anger と disgust の違いはわかりにくいかも。
この違いは簡単な日本語の表現では、

・腹立つ( anger )
・クソ腹立つ( disgust )

くらいの違いかと思いますが、 disgust のニュアンスはさらに強いようです。

では、ここからです。



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2011年11月16日



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[追記]2013.01.14 その後、この記事の「中国の巨大な建造物」を見つけた人物(CIA の元アナリスト)が 2013年にまた中国の砂漠で、新しい謎の施設をグーグルアースで見つけています。下の写真がそれです。




記事は、

米国CIAの元分析官が「中国の砂漠にある謎の巨大建造物エリア」をグーグルアースで発見
 2013年01月14日

となります。






(訳者注) ここ数日、海外のメディアでは「Google Earth にうつしだされたゴビ砂漠の巨大な建造物は何か?」という報道が見られます。

その巨大な建造物というのは、たとえば下のようなものです。

china-gobi-1.jpg


いろいろな意見があって、昨年、

衛星写真に写し出される中国各地の広大な「無人都市」 (2010年12月21日)

というものをご紹介したことがありますが、そういう中国各地に広がるゴーストタウンのひとつなのではないかという意見や、「中国版のエリア51」などの軍事施設ではないのかとか、あるいは宇宙開発関係の施設ではないのか、太陽光発電施設なのではないか、など、いろいろな意見があります。

特に、上の写真では中央にジェット機のような形のものが見えたりもしていて、そのあたりもいろいろと想起するところがあるようです。このジェット機のようなものは、普通のものより大きいように見えます。


今回は英国テレグラフの昨日の報道をご紹介します。

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2011年11月15日



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最近、2年前の NASA の面白いニュースリリースを見つけまして、2009年の NASA のジョンソン宇宙センターのニュースリリースで、

火星の隕石の中から見つかった古代の生命についての研究
New Study Adds to Finding of Ancient Life Signs in Mars Meteorite

というタイトルのものでした。

このブログでも、「隕石の中の古代生命の痕跡」については何度か取り上げていたことがあって、最近では、「隕石から「地球外の生命の痕跡(血管の化石)」を見つける方法 (2011年09月05日)」というようなタイトルのものもアップしたこともあったのですが、しかし、私の大騒ぎぶりとは関係なく、何のことはなく、NASA ではずっとこのことを調査し続けていたようです。

それが始まった時期などを含めて書かれてある記事をご紹介します。
それによると、 NASA が隕石の中の古代生命の調査に乗り出したのは、1996年からのようです。つまり、15年以上続けている調査となるようです。

これに関しては、宇宙の微生物マニアの私は、他にも NASA の関係団体の資料など、たくさんの資料を集めていて、面白いのがあれがご紹介したいと思っています。

ちなみに、最近では「35億年の地球の化石から生物の血管の化石が見つかった」というようなことを特集しているサイトもあります。

それでは、アストロバイオロジー・マガジンの記事のご紹介です。



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2011年11月14日



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この「あらかじめ予測されていた小氷河期の到来」も、今回の投稿でラストになります。

ところで、先日、バチカンの希望の砦は「宇宙人という神」の登場(3) という記事の冒頭で、「パキスタンで広範囲に渡って放射性物質が測定された」という報道にふれたことがありましたが、また「放射能」に関してのニュースがあったので、ご紹介しておきます。
IAEA (国際原子力機関)のプレスリリースです。


世界各地で検出され続けるヨウ素131


これは11月11日に出ていたもので、タイトルは「ヨーロッパで低レベルのヨウ素131が検出」というものでした。

短いニュースですので、ご紹介しておきます。
検出された場所は、チェコを中心した広い範囲とのことです。





iaea.jpgLow Levels of Iodine Detected in Europe
IAEA (国際原子力機関) プレスリリース 2011.11.11


ヨーロッパで検出された微量のヨウ素131

非常に低いレベルのヨウ素131がこの数日間、チェコ共和国の上空で検出されたという情報をチェコ原子力安全委員会から受けた。

IAEA の調査によれば、ヨーロッパの他の地域でも同様の測定がなされている。

しかし、検出されたヨウ素131の濃度は人体に影響のあるものではない。また、このヨウ素131の検出に関しては、日本の福島原発の事故と関係するものではないと IAEA では考えている。現在、このヨーロッパでのヨウ素131の検出の原因を IAEA で調査している。結果がわかり次第、ウェブサイトを通して発表する。





上の記事に出てくる「ヨウ素131」は原発の事故や核爆発などで放出されるもので、そういう例では多量に検出されるそうです。

ちなみに、近代史で、「最も長期間にわたって」大量のヨウ素131を浴び続けたのは1950年代のアメリカの人たちかもしれません。ネバダ核実験場の核実験での10年に渡る約 100回の実験で、毎回のように米国全域にヨウ素131が振りまかれていたはずです。

US_fallout_exposure.jpg

▲ アメリカのネバダ核実験場で 1951年から 1962年に行われた核実験の爆発によって拡散した、ヨウ素131の甲状腺への被曝ラド数。出典は、アメリカ国立癌研究所、「ネバダ核実験のI-131の甲状腺被曝推定」1997年からです。


上の地図の「」のところが、ネバダ核実験場実験場です。

少し前、「わたしの神話はずっと続いている」というようなタイトルの記事で、こんな地図を載せたことがあります。

winds-2011.png

この時に載せたこの偏西風の分布と照らし合わせるとおわかりのように、「実験場そのものより、偏西風の進む方向に向かって影響(被爆状況)が大きくなっている」ことがおわかりかと思います。

ヨウ素131の半減期(物質として崩壊するまで)は8日間程度と短いようなので、上の地図でゼロ地点より西や南(左とか下)はほとんど影響を受けていないのは、ヨウ素131の半減期の短さと関係があるのかもしれません。


個人的には「いったん地球上の大気に入ったものは、半減期まで(物質が崩壊するまで)地球を回り続ける」と思っています。なので、個人的にはこの世の「有害」と言われるものをあまり気にしたことがないですが(『地球上は一蓮托生』の意味で)、放射能のジャンルは何も知らない分野ですので、今回は IAEA の記事をご紹介するにとどめます。


さて、それでは、太陽物理学者デイビッド・ハザウェイ博士の「太陽の今後」についての続きで、今回がラストです。

ちなみに、下の記事に出てくる言葉の中で、

 > 空気そのものが地球の気候を作り出している

という部分には、何だかよくわからないですが、何だか少し感動しました。


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「今後、太陽の活動が長期間に渡り、縮小していくかもしれない」という考えを持つ NASA の科学者のインタビューの4回目です。


その前に、同じ「太陽関係」の話題で、スペースウェザーに興味深いニュースが出ていましたのでご紹介しようかと思います。

それは「太陽では、地球方向以外の面では非常に激しい活動が続いている」というものです。それが「その活動領域が地球の方向に向くと、それらの活動が起こらなくなる」というのが何ヶ月も続いています。


そのことが書かれていたスペースウェザーの記事より。

REMARKABLE SOLAR ACTIVITY
Space Weather 2011.11.14

驚くような太陽活動の姿

この数日、強い太陽フレアがまったく発生しない状態が続いている。

しかし、太陽活動がないというわけではない。いくつかの印象的な太陽活動が太陽で進行している。そのひとつが、下の写真の「巨大なプラズマの壁」だ。太陽の南東側で発生している。11月11日に撮影された。

hyder.jpg


今回のものは、今まで目撃された同様の現象の中では最大のものだろうと、世界中の太陽学者たちが驚いている。しかし、これより大きなものが発生する可能性もある。

filament-003.jpg

太陽の表面上の磁気フィラメントが、ときに長さ数十万キロメートル以上になることがある。このフィラメントは「ハイダーフレア」と呼ばれる巨大な太陽爆発現象を誘させることがある。

活動領域が地球に向いている時にハイダーフレアが発生することがないとは誰にも言えない。




上の記事にある「ハイダーフレア」というのは、普通の太陽フレアは「黒点から発生する」のですが、そうではなく、磁気フィラメントという「太陽の表面を這っているようなヒモのように見えるもの(動くので龍やヘビのようにも見える)」が結合して爆発する広範囲のフレアのことです。上の記事の写真にもあります。

全体像としては、下の矢印のような部分となります。




この磁気フィラメントの長さは 100万キロメートルにも及ぶこともあります。

ハイダーフレアに関しては、昨年の In Deep で何度か記事にしましたので、リンクしておきます。



昨日の太陽の動きを含めて、現在の太陽活動を見ると、現時点では「太陽活動が弱まっている」とはいえないように見えます。

ところが、今日ご紹介するインタビューに出てくる米国太陽観測所の科学者が集計したデータを見ると、「1992年から一貫して太陽活動が弱くなっている」ことが明らかとなるのです。

うーむ・・・どっちにどうなるんだか。


では、ここから NASA の太陽物理学者デイビッド・ハザウェイ博士のインタビューの続きです。





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