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2011年11月20日



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太陽系が荒れている: 土星と天王星でスーパーストーム



(訳者注) どうにも、相変わらず体調が戻らなくて、熱が下がってはまたすぐ出るような感じです。

しかし、思い返すと、私の人生では実は、「今の状態がデフォルト」ともいえまして、とにかく感染菌に弱い。生まれた頃から「人生の大部分は何らかの感染症にかかっていた」というような感じがあるんです。

生まれた頃から、十代、二十代、三十代とそんな感じで、四十代になって、ちょっとよくなったのかなあと思いましたが、どうも同じですね。二十代の頃なんて演劇とかイベントのほぼ全部の記憶が「熱出しながらやっていた」という思い出ですし。

一般的には、人間の体は下の図のようにいろいろ頑張るのです。

meneki.gif

Health クリニックより。


これが多分、私の場合、生まれつき下のようになっている。

meneki.png


あらためて、「細胞レベルでの欠陥」という概念を感じます


で、自分の体調なんかを考えている時に、「宇宙のほうはどうなってる?」と見てみると、こちらも結構荒れています。太陽そのものも「やや病気」という感じがありますが、その惑星たちもいろいろ。



現在穏やかではない太陽系

以前、太陽系内で起きているいろいろなこと (2011年07月08日)という記事でも、その時期に土星で巨大な嵐が吹き荒れているということが報じられました。下の写真はその時のもの。




今回も土星で巨大なスーパーストームが観測されたことが報道されました。

それと、ニュースになるのは珍しい太陽系の惑星ですが、天王星でも、何か巨大な現象が観測されていて、「嵐ではないか」と推測されているそうですが、どういう現象なのかよくわかっていません。

ふたつの報道をご紹介します。
まずは、「天王星での不思議な現象」のほうを米国ABCニュースより。
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2011年11月18日



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yellowstone-2011-2012.jpg

ナショナルジオグラフィックに掲載されたイエローストーンが噴火した時の地球内部の想像図。
--

(訳者注) 先日の「「地球外生命の存在の証拠はない」: ホワイトハウス掲載文の全訳」という記事で、ご紹介するとしていた記事です。そこでは、「2012年にイエローストーンは噴火しない」というものだとしましたが、読んでみると、イエローストーン個別のことではなく、「世界のスーパー火山すべて」というようなことのようです。

記事の冒頭にイエローストーンの写真が掲載されていたので、イエローストーンの記事と思い込んでいました。

それはともかく、この NASA の記事も、エイリアンの記事同様、「何のために発表しているのか」わからないものです。


今回の翻訳記事を一言で要約するとこうなります。


「地球でかつてスーパー火山が数多く噴火したが、現在の科学ではその時期を予測することはできない」


と。

なので、記事の要旨が「何も予測できないのだから、2012年の噴火の可能性も予測できない」というような感じさえして、何となく自信なさげな記事なのですが、スーパー火山の噴火を予測できないのは誰でもわかっていることで、それなら、どうしてこんな記事をわざわざ、 NASA のニュースリリースとして出す必要があるのかなとは思います。

なんとなく、最近、NASA は不思議な感じのニュースが増えているような気がします。
あんまり不思議になってくると、「本当は噴火すんじゃないのか?」とかいろいろ勘ぐられそう。



いくつかの超巨大火山

なお、参考までに、「世界の7つの超巨大火山」というものがあって、それは以下のようになるようです(地球の記録より)。


1.イタリア・セージア渓谷 (最後の大噴火:約2億8000万年前)
2.米国イエローストーン (最後の大噴火:64万年前)
3.薩摩硫黄島 (最後の大噴火:約7300年前)
4.インドネシア・トバ火山 (最後の大噴火:約7万4000年前)
5.ニュージーランド北島のカルデラ群 (最後の大噴火:西暦150年頃)
6.シャツキー海台 (最後の大噴火:不明)
7.オントンジャワ海台 (最後の大噴火:1億2000万年前)



となります。
新しい発見によってかわるでしょうけれど。

上の7つの中には日本の薩摩硫黄島が入っています。
日本に大きな影響のある火山としては、他に、

・富士山
・白頭山


があります。


なお、私個人としては、先週書きました「「鎖国」と「富士山大噴火」を生み出した前回マウンダー極小期」という記事で書きましたように、


・噴火は地球内部から地上へ向けて物質が大放出され、「地下から表に出なければならない何か」を噴出する大きなイベント



だと考えていて、地球の自然と生命のサイクルのために意味があるものなのだろうと考えています。

toba.jpg

▲ 7万5千年前のトバ火山の噴火の想像図。このトバ火山の噴火は、気候の変化などにより、その後の人類の進化に大きな影響を与えたのではないかとする学説があります(トバ・カタストロフ理論といわれています)。「人類の進化」というキーワードさえ出てくる噴火。


また、本当にマウンダー極小期のような太陽活動の縮小期が来るなら「長期にわたる宇宙線の地球への到達の低下」があるはずで、噴火(のトリガーに宇宙線が関与しているのなら)は今後数十年間、頻発するという可能性はあるようにも思います。




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2011年11月17日



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「むかつく」という感情表現の言語が存在しないマヤ語


(訳者注) なんかちょっとウツ気味で「なんか元気になるのないかなあ」と探していたら、マックス・プランク研究所のニュースに「感情は言語に関係なく人類共通かも」というようなのがありましたので、ご紹介します。

ドイツのマックス・プランク研究所は、心理言語学や進化人類学などで世界トップクラスの研究機関で、 In Deep の記事では、

古代原人は女性のほうが広範囲に移動していた (2011.06.22)
4万年前に異なる系統の人類が共存していた可能性 (2011.03.25)

などがあります。


なお、実は今回の研究そのものの内容はそんなに面白くないです。

それより、この研究では、「マヤ語とドイツ語を比較している」のですが、その理由が、

・マヤ語には、他のほとんどの言語に存在する「むかつく( disgust )」という意味の言語が存在しない



のだそうです。

というか、「怒る」という表現以上の強い言語がない模様。
なので、マヤ語は言語学者たちの研究対象としてよく使われるのだそうです。

マヤ語というのは、マヤ文明のころから使われている言語で、私はマヤ語なんてのは過去の言葉かと思っていたのですが、weblioによりますと、「今もマヤ語を話す人口は約 300万人いる」とのこと。

もっとも、マヤ語に詳しい「カンクン丸福」というブログの、こちらの記事にはこうありました。2009年11月の記事からの抜粋です。

マヤ語しか話さない人口は、近年激減し、800,000人となっています。彼らは、特にお年寄りですが、昔ながらの自給自足の生活をしております。若い人たちは、やはり現代の文明にあこがれ、現金収入を求めてジャングルから出ます。

仕事をしたい人はまずメキシコの公用語であるスペイン語を少しでも話す必要があります。

そのマヤ人の子供たちはほとんどマヤ語を話さない子供が多いです。学校でも、マヤ語を話す子供は低く見られますので、なるべく話さないようにするため、親も強くは勧めないのが現状です。


ということなんだそうです。
マヤ語は基本的には絶滅に向かっているようです。

言語は実際に生活で話す人がいてのものですから、研究対象として残っても意味ないですしね。

maya-fami.jpg

上の写真は現在のマヤ人の家族。
かわいい服ですね。
この服のデザインもマヤの伝統なのかなあ。


ついでにマヤ語でも勉強しようかな

maua-0-10.jpg

▲ マヤの数字。20進法のよう。やっぱり、「4」で一区切り終わっている。


実は上のブログ「カンクン丸福」には、マヤ語の文法が少しだけですが、書かれてあります。

その「マヤ語の文法と母音」を見て、いろいろと思うところがあったのですが、言語と世界とか母音のことは今では個人的な趣味として、コツコツ自分でメモとかしてはいるものの、最近あんまり書いていません。

まあ・・・母音とか誰も喜ばないような地味な話ですからね(苦笑)。

何しろ、「母音での天地創造」は、神様も宇宙人も天使も、大いなる理性とか魂とかも、とにかく何も派手なものが出てこない。確かになんか夢がないのでしばらく書くのをヤメています。

「神様も出てこない言葉だけによる創世記」はあまりにも地味な世界で、人に主張したりするこっちゃないのかなあと最近気づいた次第です。今までクレアなどでも書いたりして申し訳なかったです(つまらない話だったと思います)。

もう少し頭の中で整理してから、どうしようかを考えます。
まあ、どう書いても地味な話に変わりはないのですけど。


それでは、マックスプランク研究所のリリースです。

なお、ここでの研究のポイントは最初、何度読んでもよくわからなかったのですが、こういうことのようです。

「Disgust」というのは(英語やドイツ語などでは)非常に「強い否定語」だということのようで、


・マヤ語には「怒る( anger )」という感情を表す言葉はあっても、「むかつく、うんざりする( disgust )」という感情を表す言葉はないので、その区別が言語上ではない人たちに、区別はつくのだろうか、と。



マヤ人同様に、日本人にも実は anger と disgust の違いはわかりにくいかも。
この違いは簡単な日本語の表現では、

・腹立つ( anger )
・クソ腹立つ( disgust )

くらいの違いかと思いますが、 disgust のニュアンスはさらに強いようです。

では、ここからです。



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2011年11月16日



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最近なんだか、やけに NASA とか米国政府が、いろいろなことを「否定する会見をわざわざおこなう」という印象があります。

先日までご紹介した NASA の「「 2012年に殺人太陽フレアは発生しない」」なんかもそうですし、ちょっと前には、やはり NASA が、「ニビルと2012年について」と題して、ニビルの「存在そのものを否定」する会見をおこなったりしています。


nibiru-2012.jpg

動画上 で、「ニビルの真実」と題した会見を行った NASA の上級科学者デイビッド・モリソン博士。


あるいは、つい数日前に NASA は、

「2012年にイエローストーンは噴火しない」

という声明までおこなっています。

こうまでいろいろ「ないないない」とされると、なんだかむしろ、「あるあるある」と言いたい気にもなってきますが(関口宏)、しかしまあ、なんかいろいろと事情もありそうですし、とりあえずそういうものも少しずつご紹介をしたいと思います。

上のイエローストーンのは明日にでもご紹介します。
イエローストーンは個人的にも気になっていたものですし。


今日ご紹介するのは、すでに、日本語のニュースにもなっているものですが、先日話題になった報道、

「E.T.からの接触はまだない」、米政府が異例の発表 ( AFP 2011.11.08)

のソースとなっている米国ホワイトハウスのウェブサイトに掲載された声明文をそのまま翻訳します。


私も最近は「地球上の人間サイズの異星人」の存在に対しては懐疑的ではありますが、しかし、一国の政府が自分の政府の広報サイトで、わざわざこんなことを発表することには違和感を感じました。

まあしかし、現実面としては、昨日の記事「15年前から NASA で続けられている「火星からの隕石の中の古代生物」の調査」などにあるように、実際には仮説としての証拠はあるわけで、「今、何か言うような必要がある」とは思えないのですが、そのあたりがちょっとわかりません。

あるいは「今、何かある」のかもしれないですが、それは私らにわかることではありません。


ちなみに、これは米国のオバマ政権に対して、市民から寄せられた情報公開請願に応じて米国政府が公式に発表した内容です。書いているのは、フィル・ラーソンという人で、ホワイトハウスの科学技術政策局で、宇宙政策と広報を担当している人です。




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[追記]2013.01.14 その後、この記事の「中国の巨大な建造物」を見つけた人物(CIA の元アナリスト)が 2013年にまた中国の砂漠で、新しい謎の施設をグーグルアースで見つけています。下の写真がそれです。




記事は、

米国CIAの元分析官が「中国の砂漠にある謎の巨大建造物エリア」をグーグルアースで発見
 2013年01月14日

となります。






(訳者注) ここ数日、海外のメディアでは「Google Earth にうつしだされたゴビ砂漠の巨大な建造物は何か?」という報道が見られます。

その巨大な建造物というのは、たとえば下のようなものです。

china-gobi-1.jpg


いろいろな意見があって、昨年、

衛星写真に写し出される中国各地の広大な「無人都市」 (2010年12月21日)

というものをご紹介したことがありますが、そういう中国各地に広がるゴーストタウンのひとつなのではないかという意見や、「中国版のエリア51」などの軍事施設ではないのかとか、あるいは宇宙開発関係の施設ではないのか、太陽光発電施設なのではないか、など、いろいろな意見があります。

特に、上の写真では中央にジェット機のような形のものが見えたりもしていて、そのあたりもいろいろと想起するところがあるようです。このジェット機のようなものは、普通のものより大きいように見えます。


今回は英国テレグラフの昨日の報道をご紹介します。

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2011年11月15日



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(訳者注) 最近、2年前の NASA の面白いニュースリリースを見つけまして、2009年の NASA のジョンソン宇宙センターのニュースリリースで、

火星の隕石の中から見つかった古代の生命についての研究
New Study Adds to Finding of Ancient Life Signs in Mars Meteorite

というタイトルのものでした。

このブログでも、「隕石の中の古代生命の痕跡」については何度か取り上げていたことがあって、最近では、「隕石から「地球外の生命の痕跡(血管の化石)」を見つける方法 (2011年09月05日)」というようなタイトルのものもアップしたこともあったのですが、しかし、私の大騒ぎぶりとは関係なく、何のことはなく、NASA ではずっとこのことを調査し続けていたようです。

それが始まった時期などを含めて書かれてある記事をご紹介します。
それによると、 NASA が隕石の中の古代生命の調査に乗り出したのは、1996年からのようです。つまり、15年以上続けている調査となるようです。

これに関しては、宇宙の微生物マニアの私は、他にも NASA の関係団体の資料など、たくさんの資料を集めていて、面白いのがあれがご紹介したいと思っています。

ちなみに、最近では「35億年の地球の化石から生物の血管の化石が見つかった」というようなことを特集しているサイトもあります。

それでは、アストロバイオロジー・マガジンの記事のご紹介です。



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2011年11月14日



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この「あらかじめ予測されていた小氷河期の到来」も、今回の投稿でラストになります。

ところで、先日、バチカンの希望の砦は「宇宙人という神」の登場(3) という記事の冒頭で、「パキスタンで広範囲に渡って放射性物質が測定された」という報道にふれたことがありましたが、また「放射能」に関してのニュースがあったので、ご紹介しておきます。
IAEA (国際原子力機関)のプレスリリースです。


世界各地で検出され続けるヨウ素131


これは11月11日に出ていたもので、タイトルは「ヨーロッパで低レベルのヨウ素131が検出」というものでした。

短いニュースですので、ご紹介しておきます。
検出された場所は、チェコを中心した広い範囲とのことです。




iaea.jpgLow Levels of Iodine Detected in Europe
IAEA (国際原子力機関) プレスリリース 2011.11.11


ヨーロッパで検出された微量のヨウ素131

非常に低いレベルのヨウ素131がこの数日間、チェコ共和国の上空で検出されたという情報をチェコ原子力安全委員会から受けた。

IAEA の調査によれば、ヨーロッパの他の地域でも同様の測定がなされている。

しかし、検出されたヨウ素131の濃度は人体に影響のあるものではない。また、このヨウ素131の検出に関しては、日本の福島原発の事故と関係するものではないと IAEA では考えている。現在、このヨーロッパでのヨウ素131の検出の原因を IAEA で調査している。結果がわかり次第、ウェブサイトを通して発表する。





上の記事に出てくる「ヨウ素131」は原発の事故や核爆発などで放出されるもので、そういう例では多量に検出されるそうです。

ちなみに、近代史で、「最も長期間にわたって」大量のヨウ素131を浴び続けたのは1950年代のアメリカの人たちかもしれません。ネバダ核実験場の核実験での10年に渡る約 100回の実験で、毎回のように米国全域にヨウ素131が振りまかれていたはずです。

US_fallout_exposure.jpg

▲ アメリカのネバダ核実験場で 1951年から 1962年に行われた核実験の爆発によって拡散した、ヨウ素131の甲状腺への被曝ラド数。出典は、アメリカ国立癌研究所、「ネバダ核実験のI-131の甲状腺被曝推定」1997年からです。


上の地図の「」のところが、ネバダ核実験場実験場です。

少し前、「わたしの神話はずっと続いている」というようなタイトルの記事で、こんな地図を載せたことがあります。

winds-2011.png

この時に載せたこの偏西風の分布と照らし合わせるとおわかりのように、「実験場そのものより、偏西風の進む方向に向かって影響(被爆状況)が大きくなっている」ことがおわかりかと思います。

ヨウ素131の半減期(物質として崩壊するまで)は8日間程度と短いようなので、上の地図でゼロ地点より西や南(左とか下)はほとんど影響を受けていないのは、ヨウ素131の半減期の短さと関係があるのかもしれません。


個人的には「いったん地球上の大気に入ったものは、半減期まで(物質が崩壊するまで)地球を回り続ける」と思っています。なので、個人的にはこの世の「有害」と言われるものをあまり気にしたことがないですが(『地球上は一蓮托生』の意味で)、放射能のジャンルは何も知らない分野ですので、今回は IAEA の記事をご紹介するにとどめます。


さて、それでは、太陽物理学者デイビッド・ハザウェイ博士の「太陽の今後」についての続きで、今回がラストです。

ちなみに、下の記事に出てくる言葉の中で、

 > 空気そのものが地球の気候を作り出している

という部分には、何だかよくわからないですが、何だか少し感動しました。


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「今後、太陽の活動が長期間に渡り、縮小していくかもしれない」という考えを持つ NASA の科学者のインタビューの4回目です。


その前に、同じ「太陽関係」の話題で、スペースウェザーに興味深いニュースが出ていましたのでご紹介しようかと思います。

それは「太陽では、地球方向以外の面では非常に激しい活動が続いている」というものです。それが「その活動領域が地球の方向に向くと、それらの活動が起こらなくなる」というのが何ヶ月も続いています。


そのことが書かれていたスペースウェザーの記事より。

REMARKABLE SOLAR ACTIVITY
Space Weather 2011.11.14

驚くような太陽活動の姿

この数日、強い太陽フレアがまったく発生しない状態が続いている。

しかし、太陽活動がないというわけではない。いくつかの印象的な太陽活動が太陽で進行している。そのひとつが、下の写真の「巨大なプラズマの壁」だ。太陽の南東側で発生している。11月11日に撮影された。

hyder.jpg


今回のものは、今まで目撃された同様の現象の中では最大のものだろうと、世界中の太陽学者たちが驚いている。しかし、これより大きなものが発生する可能性もある。

filament-003.jpg

太陽の表面上の磁気フィラメントが、ときに長さ数十万キロメートル以上になることがある。このフィラメントは「ハイダーフレア」と呼ばれる巨大な太陽爆発現象を誘させることがある。

活動領域が地球に向いている時にハイダーフレアが発生することがないとは誰にも言えない。




上の記事にある「ハイダーフレア」というのは、普通の太陽フレアは「黒点から発生する」のですが、そうではなく、磁気フィラメントという「太陽の表面を這っているようなヒモのように見えるもの(動くので龍やヘビのようにも見える)」が結合して爆発する広範囲のフレアのことです。上の記事の写真にもあります。

全体像としては、下の矢印のような部分となります。




この磁気フィラメントの長さは 100万キロメートルにも及ぶこともあります。

ハイダーフレアに関しては、昨年の In Deep で何度か記事にしましたので、リンクしておきます。



昨日の太陽の動きを含めて、現在の太陽活動を見ると、現時点では「太陽活動が弱まっている」とはいえないように見えます。

ところが、今日ご紹介するインタビューに出てくる米国太陽観測所の科学者が集計したデータを見ると、「1992年から一貫して太陽活動が弱くなっている」ことが明らかとなるのです。

うーむ・・・どっちにどうなるんだか。


では、ここから NASA の太陽物理学者デイビッド・ハザウェイ博士のインタビューの続きです。




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2011年11月11日



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(訳者注) 今、NASA の学者さんの「もしかすると、太陽活動は今後、縮小して、約 400年前のマウンダー極小期のような状態となるかもしれない」という内容のインタビューを掲載している途中ですが、ちょうど同じ NASA から昨日10月9日に、「2012年の殺人太陽フレアの発生は不可能」というタイトルの記事がアップされていました。

ちょうど昨日までの記事にちょっと飽きていたのと(おいおい)、こちらの話も多少関係ありそうですので、記事をまたぐ形となってしまいますが、ご紹介しておきます。


前回までのインタビューの人は、 NASA のマーシャル宇宙飛行センターの科学者でしたが、今回は、NASA ゴダード宇宙飛行センターという別の宇宙飛行センター所属の科学者です。アレックス・ヤング博士という人です。

でまあ、紹介したかった理由は、内容というより、このアレックス・ヤング博士という人のルックスですね。「ああ、太陽学者も新しい時代に入ったなあ」と感じました。

ヤング博士は NASA のビデオニュースで語っているこの人です。

alex-01.jpg

こちらにビデオがあります。英語ですが、字幕も入っています。

両耳ピアスにスキンヘッド。
しかも、喋る時のポーズもいちいち音楽系。

この人の肩書きは、英語で「 Heliophysicist 」(多分、読み方は「ヘリオフィジシスト」)というもので、これは日本語では「太陽系物理学者」という意味のようです。「太陽系物理学」という学問のジャンルがあるんですね。


ちなみに、同じ NASA の人でも、昨日までの太陽物理学者、デイビッド・ハザウェイ博士とは言っている内容の方向性は違います。

大ざっぱに書けば、


・ハザウェイ博士 → 太陽活動の長期間に渡る極端な縮小(黒点がなくなる)が始まっているかもしれない。

・アレックス博士 → 太陽は単に11年周期の太陽活動を繰り返しているだけで、2012年だけが特別になる理由はない。




ということのようです。

なお、下の記事で言っていることの中で重要なのは「太陽フレアが地球に送るものは、熱ではない」ということです。なんとなく「太陽=熱」というようなイメージがありますが、太陽フレアの威力では地球まで熱を送るパワーはありません。

来るのは「磁気」です。


やや思ったこと

訳していて、ふと思ったことは、このアレックス博士と NASA は「2012年の太陽フレアなんか怖くない」ということを言いたいためにわざわざこんなリリースをアップしたわけではないと思われます。

それは記事の後半を読んでいると感じるのですが、この人たちは「CME(太陽からのコロナの放出)への対策」について言っているのだと感じます。

太陽フレアの威力は磁気の影響としては大きなものですが、地球全体に何かの影響を及ぼすのは難しいように思います。
それよりも、太陽活動最大期の懸念はCMEです。


なぜかというと、CMEの影響の範囲が大きいからです。

今の世の中は、特政治や経済では「その地域だけで成り立っているもの」ものというものはあまりありません。たとえば「アメリカのインフラが直撃された」というような場合、世界的に下のような状態になると思いますが、それでも他の国は無傷でいられるのかどうかということです。


・金融は麻痺
・銀行取引は停止
・先物、貿易、輸入、輸出すべてが停止
・コミュニケーションの不在
・防衛の崩壊
・軍事力の崩壊




たとえば、今も進行しているタイの洪水を例に見ても、「今の世界はどこで被害が出ても影響は全世界に広がる」ことを思います。

「タイなどやられても、それほど影響ない」と考えていた方もあるかもしれないですが、たとえば、タイではパソコン用のハードディスクの60パーセント程度を生産していて、ハードディスク大手の米国ウェスタンデジタル社などは、日経新聞の記事で、

> 最高経営責任者(CEO)が「生産能力が元に戻るのは数四半期先」と説明


数四半期先までハードディスクの生産状況が元に戻らないと言っているのです。
今のタイの洪水でこういう状況が「あらゆるジャンルに渡っています」。
タイで、しかも、洪水だけで、世界的にこの被害なんです。

巨大なCMEが地球を直撃した場合はどうなるのか。

個人では限界があることだけに、企業や国家で対策を立てていただけると幸いなようにも思います。

ただ、昨日までのハザウェイ博士のインタビューのように、「今後、太陽活動が縮小する方向にいくのなら」、CMEの規模も発生頻度も小さくなるはずです。マウンダー極小期は極小期でいろいろい天候異変と自然の異変は確定的な面もありますので、どちらがいいのかよくわかんないですけど。

CME関係の過去記事は、記事下にいくつかリンクしておきます。

それでは、ゴダード宇宙飛行センターのニュースリリースより。



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2011年11月10日



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1945年にひそかに変更されていた「カウント方法」により増量されていた太陽黒点数


この半月くらい、毎晩、1時間半ごとに夢に叩き起こされるようなことが続いていて、そういう睡眠不足もあってか、何だか次第に消耗してきていますが(苦笑)、今日は NASA の太陽物理学者のインタビューの続きを少し書きますね。

こういう続きものは途中で止めてしまうと、ダラッと休んでしまいそうですので。
それに、こんな睡眠不足がいつまでも続くとパタッと倒れそうだし、早めに書きたいものは書いておこうと。

ちなみに、同じような睡眠障害は2年だか3年くらい前にもあって、その時は半年くらい続きました。でも、その時は、たとえば「毎日、同じ時刻に一度だけ目覚める」という状態で、一晩に3回も4回も起きてしまう今よりラクでしたけど。


というわけで、ここから翻訳です。
今回の話は「戦後、長い間、太陽黒点数が実際より多く集計されていた」という、わりとショッキングな話ですが、しかし、本当にそうなのかどうかは私にはわかりません。

しかし、この話が本当だとすると、ずいぶとん長い間、太陽活動は実はそれほど強いものではなかったということになります。
少なくとも、この 70年間は。




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