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2011年11月09日



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あらかじめ予測されていた小氷河期の到来(2) 「鎖国」と「富士山大噴火」を生み出した前回マウンダー極小期







Cosmic-Rays-1.jpg

▲ 通常に考えると、太陽活動の極小期には数十年間に渡って、宇宙線の地球での観測量が増え続けると思われます。


前回記事では、世界中の太陽物理学者たちなどが、過去でいえばマウンダー極小期と呼ばれる「太陽活動が弱い時期」に入るのではないかということが議論されていることを書きました。

本来なら、今回はその記事に出てきた NASA の太陽物理学者のインタビューの翻訳の続きなのですが、今回はいろいろと書きたいこともあって、翻訳は後回しになるかもしれません。


書きたいことについては、大まかに2つで、1つは前回のマウンダー極小期と呼ばれる「太陽活動の極小期間」の前後の時期(1645年から1715年)に、「日本では何が起きていたか」ということ。


もうひとつは、最近、久しぶりに毎晩、夜中、夢によって叩き起こされていて、そこで見たことなどをクレアでくるったように書き殴っているのですが、昨晩の夜中に書いた「覚醒とは何か(7) この世に「真空があること」を許さない宇宙線の存在」という記事に宇宙線のことにふれました。

太陽活動が弱いと地球への宇宙線の到達量は増えます。つまり、「太陽活動の極小期間」というのは、「長い期間に渡って、地球と人間が宇宙線の影響をふだんより受ける期間」ということもいえそうな気がします。

何しろ、宇宙線はどこでも通過していきますので、人間の細胞や DNA に常にふれているはずです。そして、体内の物質とも核反応を常時起こしているはずで、その数十年間は「いつもの数十年とは少し違う感覚や感情」が生まれる可能性もあります。


なので、過去の歴史では極小期とは何が起きて、どんな感じだったのか。
それを考えてみようかと。

約 300年前の日本のことです。



・前回のマウンダー極小期に、日本で起きたこと

ところで、「マウンダー極小期」という言葉は一般的には馴染みのない言葉のように思いますので、以下、「太陽活動の極小期間」という一般名詞と併記します。

この「太陽活動の極小期間」は、1度突入すると数十年のあいだ、太陽に黒点が出ずに、弱い太陽活動が続く期間ですが、過去 8000年で 18回も突入しているので、近代の歴史の中だけでも、特別異常な状態とはいえず、サイクル的にやってくる、わりと普通の自然現象です。

日本の四季では、春→夏→秋→冬というように季節は回りますが、年によって、季節の到来の時期が少しズレることがあっても、「秋はいつかは来る」。それと同じで、「マウンダー極小期もいつかは来る」ということでよろしいかと思います。


前回記事で私は、「小氷河期」というような言い方をしていますが、いわゆる本当に寒くなるような氷河期の到来は過去 45万年のサイクルからいえば、10万周期以上のサイクルですので、少なくとも、あと 9万年くらいは氷河期のようなものは来ないと思います。


ちなみに、私は「太陽活動の極小期間」というものがもたらすものは、気温の低下などによる「太陽の直接の影響」よりも、どうも「人の心」というものと関係しているような気がしてなりません。

前回のマウンダー極小期は、1645年から1715年とされていますが、下のグラフを見ると、実際には1630年代の終わりから急速にその黒点の数を減らしていることがわかります。

m-sun.png


このマウンダー極小期の直前の「急激な黒点の減少」の時期に何が日本で起こっていたか。実は、この時期は日本の近代史の中で最もダイナミックなイベントが完成した時期でした。

それは、鎖国です。




鎖国令Wikipediaより)

1633年 第1次鎖国令。奉書船以外の渡航を禁じる。また、海外に5年以上居留する日本人の帰国を禁じた。

1634年 第2次鎖国令

1635年 第3次鎖国令。外国船の入港を長崎のみに限定。日本人の渡航と帰国を禁じた。

1636年 第4次鎖国令

1639年 第5次鎖国令。ポルトガル船の入港を禁止。





太陽黒点の減少から、「太陽活動の極小期間」に向かうまでの期間に沿うように、日本で鎖国が完成していくことがわかります。

この「鎖国令」というのがおざなりな法律ではなかったことはおわかりかと思います。日本はこの後、本当に鎖国という状態に突入していきます。日本は「マウンダー極小期に導かれるように」鎖国という、世界でも前代未聞の政策を実行します。


鎖国と共に始まった「日本のマウンダー極小期」。

他にはどんなことがあったのでしょうか。
簡単になりますが、印象的なことを挙げておきます。




・富士山の宝永大噴火(1707年)

現在までにおける歴史上最後の富士山の噴火となっていて、歴史時代の富士山三大噴火の一つとして数えられる宝永の大噴火が起きたのもマウンダー極小期でした。

houei.jpg

▲ 宝永の富士山噴火の様子を記した伊東志摩守日記の写本。富士山の宝永大噴火より。


上記イラストの掲載されている『富士山の宝永大噴火』というページには、その様子がこのように書かれてあります。

駿河国の駿東郡から神奈川県域にかけては、大量の火山からの噴出物の降下に見舞われ大被害となった。

数グラム〜10数グラム、中には190グラムもある石が降り始め、夕刻からは黒砂に変わって大雨のように降り続いた。 隣家との行き来もできず昼間でも火を灯して食事をした、と足柄上郡篠窪村の名主はその様子を記録している。

砂の深さは、駿東郡では1メートルをこえた。



このような大噴火でした。

富士山とは関係ない話かもしれないですが、仮に宇宙線が火山の噴火に関係あるのだとすると、宇宙線量の放射量が何十年も増え続ける太陽黒点の極小期に、大きな火山の噴火が頻発するのは理解できなくはありません。実際、現時点で火山活動は全世界で非常に活発です。

ところで、火山の噴火はいつでも「悪いもの」としてばかり取り上げられます。

しかし、「上なるものは下のごとく」で有名な ヘルメスのエメラルド板 を知ってから、私はその考え方を変えつつあります。

上のリンクの記事で訳した中に「この世界の創造の秘密」の中に、


それは地上から天へ昇り、また再び地へと戻り生まれ変わります。
そして、上のものと下のもの両方の力を身につけます。



とあります。

In Deep のいくつかの記事などでは「上のほうから来るもの」についてはイヤというほど取り上げています。

宇宙から降りてくる、降ってくる、いろいろなもの。

では、下からは?

下から「来る」ものが上からのものと同じように存在しなければ、この世は成り立ちません。

下からのもの。
つまり、地球内部から地上へ向けて物質が大放出される大きなイベントがあります。

それが噴火です


meaning_of eruption.jpg


噴火の正体はこのあたりにあると考えます。

火山の噴火は大災害と人間生活への苦しみを伴いますが、しかし、それと同時に「地下から表に出なければならない何か」を噴出する役割だと感じたりします。まあ、これは漠然と感じただけですので、テキトーな話ですが、「災害は何もかも悪い」と考え続けてきた近代文明から脱出する考え方のひとつが、実は西洋神秘学や日本の神秘学にもあるのかもしれません。

私は相変わらず死ぬほど不勉強で、そのあたりのことがわかりませんが、火山にしろ太陽フレアなどにしろ、ガンマ線バーストなどにしろ、「上から来るものだろうが、下から来るものだろうが、それらには意味がある」と確信めいています。


roze-first.jpg

▲ ヘルメスのエメラルド板。これは17世紀版。
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2011年11月07日



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米国のサイト アースファイルズ に、 NASA のマーシャル宇宙飛行センターに所属する太陽物理学者のデイビッド・ハザウェイという人のインタビューが掲載されていました。

その要旨は、


・サイクル24の太陽活動は過去100年で最も弱く、今後、太陽活動の極小期に入る可能性が高い



というものでした。

それをご紹介したいと思います。


長い論文とインタビューということもあり、また、小さな氷河期(あるいは極小期)に入るということ自体、それなりに私たちの実際の生活などで準備や変化への対応が求められる部分もあるように思いますので、丁寧に取り扱いたいために何回かにわけて書きます。

ちなみに、ハザウェイさんによると、どうやらこのことは、米国やグローバルな科学界の認識としては、少なくとも数十年前から予測できていたようです。なので、今になって出てきたという問題ではないようですが、具体的な時期や、どのように気候が変化していくかはまだわからない部分が大きいと思われます。まあ実際、日本なんかも毎日暑くて、氷河期の実感は今イチですしね。


なお、太陽には現在、黒点 1339という2005年以来、最も巨大な黒点群が地球面に向いてきています。これは地球から肉眼でも見えるほど巨大な黒点群です。

2011-11-07hmi200.gif


NOAA では高いフレア予測(Mクラス以上で70パーセント)を出していますが、そのあたりはどのようになるのかよくわかりません。現時点では、この黒点 1339が発生させた太陽フレアは M3クラスのものまでです。

flare-2011-11.png

▲ 11月1日から今日11月7日までの太陽フレア。4日前に小さなXフレアが発生していますが、地球に影響はほとんどなかったようです。




太陽活動の極小期とは


ちなみに、太陽活動の極小期とは、長期間にわたって太陽に黒点などが出ず、太陽活動が弱まることを言います。最近では、370年くらい前から 70年間近く続いたマウンダー極小期という期間があります。「マウンダー」とは人の名前で、他の意味はありません。

Wikpedia から抜粋します。

マウンダー極小期とはおおよそ 1645年から 1715年の間の、太陽黒点数が著しく減少した期間の名称。(中略)

マウンダー極小期は中世における小氷期中頃の寒冷期の遠因と目され、この時期のヨーロッパ、北米大陸、その他の温帯地域において冬は著しい酷寒に震え、暦の上では夏至であっても夏らしさが訪れない年が続いた。



という期間で、 Wikipedia には、他に、

マウンダー極小期における太陽活動の低下は、地球への宇宙線輻射量に影響を及ぼした。


というくだりや、

ある論文によれば、マウンダー極小期の真最中である1666年から1700年に掛けては太陽の自転が遅くなっていると指摘。


などがあります。

まあしかし、世界の他の国でも、あるいは日本などでも(マウンダー極小期の時の日本は江戸時代)、飢饉や不作はありながらも、滅亡せずに文明は存続しています。




地球の気温は10万年程度の周期で規則正しく上げ下げを繰り返している


私たちは地球に普通に生きているわけで、つまり、「地球の法則」から外れて生きるというわけにはいきません。

「氷河期が来る」なんて話は何となく大変そうなのですが、今でなくとも、来るものは来るわけで、氷河期という言い方ではなくとも、上に書いた太陽黒点がほとんど出ない数十年間が続く「極小期」というのは、Wikipedia によれば、


 > 過去8000年間に18の極小期があり

となっていて、特別なものではないことがわかります。

また、もっと大きな時間のサイクルで考えれば、地球の気温が10万年くらいのサイクルで大きく上下していることがわかっています。

下の図は、こちらの資料集にある「南極での気温の変化」を現したグラフです。


Temperature_Interglacials.gif


これを見ると、現在の地球の気温が、1万年少し前あたりから急激に上がっていることがわかります。そして、それ以前を見ても、同じように周期的に気温が上がる時期があり、そして、「上がると次は下がる」という繰り返しになっています。

ただ、見てみると、そのグラフは、気温の上昇は急激ですが、下り方はゆっくりとしていて、「数千年かけて平均気温が2、3度下がる」というもののようです。

もちろん、平均気温が2、3度変われば大変なことなのですが、しかし、たとえば今年とか昨年の気候に対して感じること。

実際の平均気温はそんなに変化していないとしても、

「なんだか異常気象だなあ」

と感じるのではないでしょうか。


多分・・・まあ・・・なんとなくですが、要するにこんな季節の感覚がこれから何千年も続いていくような気もするし・・・まあ、そうではないかもしれないですが、いずれにしても、極小期とか小氷期といっても、寿命がせいぜい数十年の人間個人にとっては、その劇的な変化を感じ取れるようなものかどうかは不明です。食べ物とかは少なくなりそうですが。


そんなわけで、NASA の人が言うようにこれから太陽活動が小さくなっていくのかどうかは今はわからないですが、仮にそうだとしても、「突然、劇的に何かが変わるというものでもないかもしれない」という感じはします。


何しろ、ご存じの通り、すでに気候も天候も自然災害も十分に異常です
今は私たち人類が「異常慣れ」していく期間だと最近は感じます。

ここから翻訳記事です。

今回は、インタビュー記事の概要を翻訳しました。



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2011年11月05日



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生命の有機物質が宇宙空間で作り出される重要な有機物はメタノール

ch3-02.png


(訳者注) このブログにいくつか存在するテーマのようなもののひとつに、「宇宙から来た生命」、あるいは「生命の素」ということがあります。

つい最近も、「惑星間にある宇宙塵に、生命を作るための有機物構造が存在することが確認される」という、香港大学の科学者たちの研究発表がありましたが、その前の段階として、



や、他にも関係するような記事などを昨年から今年にご紹介したりしていました。

現段階では、世界のメジャー科学機関の共通認識として、「生命は宇宙から来た」ということの共通項目が出来てきており、現在の段階としては、「しかし、その仕組は?」という方向に移ってきているようにも感じます。

今回の NASA の関連研究所の発表は、


「宇宙で生命が形作られる仕組の解明」と共に、「今後、生命(の素)が発生している場所を特定していく」



という文字だけ見ると大変に刺激的な発表です。

この NASA の研究機関では、生命を形作った最初の有機のひとつが「メタノールではないか」と考えているようです。その化学的説明については、私に理解できることではないですが、全体としての翻訳をご紹介しておきたいと思いました。

なお、メタノールというのは、いわゆる「メチルアルコール」のことです。工業用として使われるもので、古くから偽造酒などにも使われ、人体に悪影響のあるものです。ちなみに、この「メタノール」という言葉の由来は、このメタノールが、木材由来による木の酢液の蒸留という意味で、「木の精」という意味だそうです。

なお、今回の発表をした科学者たちの在籍している米国のレンセラー工科大学というのは、『神の領域「生命の起源」に挑戦する科学チーム』という翻訳記事に、こうありました。

NASAのジェット推進研究所は、「 NASA 宇宙生物学研究所」の科学チームが、 2008年10月2日、宇宙における生命の起源、発展、分配、および未来の生活を研究するために、全米から10の調査チームを選び、それぞれに 5年間で平均700万ドルの交付金を与えることにしたと報告した。


とあり、 NASA の資金援助によって宇宙生命の研究を行っている機関のようです。

それでは、ここからです。



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2011年11月04日



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バチカンの希望の砦は「宇宙人という神」の登場(1)
バチカンの希望の砦は「宇宙人という神」の登場(2)
バチカンの希望の砦は「宇宙人という神」の登場(3)

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(訳者注) 今回は、前振りで2回使ってしまった「地球外の文明に関するバチカンの新しい見解」の記事の翻訳を載せます。


その前にひとつ別の短いニュースを。


パキスタンで核爆発?

ハンガリーに世界の災害速報をおこなうRSOE EDISというサイトがあるのですが、数日前の速報に「パキスタンで旧ソ連の核爆発での核物質の広範囲での降下を観測」という内容の報道がありました。米国などでは「ロシアによる核実験?」と言われたりしていますが、そういう公式な報告はないです。

こちらがサイトにある事項報告。
日本語を入れました。

nuke-pakistan.jpg


仮に核実験だとしたら、実際に爆発させる核実験も珍しいと思いましたのでご紹介しておきます。「すべてにおいて未確認」と記されていますので、詳しいことは各自でご確認されて下さい。ただ、理由が何にしても、パキスタンの広域で放射能性測定値が上がっているということは事実のようで、放射能関係が世界中でいろいろと続きますね。

概要を訳しておきます。




Nuclear Event in Pakistan on Monday, 31 October, 2011
RSOE EDIS (ハンガリー) 2011.11.01

パキスタンでの核関係事項 2011年10月31日

パキスタンの原子力委員会は、10月31日、西パキスタンの大気中に増大している放射線量の増加は、ソビエトの核爆発によって発生していると発表した。

放射線量の増大は、ラホールとクエッタで顕著だった。

n-map.jpg

パキスタン西部での上空の放射線量は、通常より 50パーセント高くなっていると発表では述べられている。しかし、この時期の偏西風などの影響で、東パキスタンでも放射線量は上がっている可能性があるという。

原子力委員会は、人体に影響のあるレベルではないとしている。






ここまでです。

それでは、ずいぶんと、遠回りしてしまいましたが、バチカンの記事です。



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2011年11月02日



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バチカンの希望の砦は「宇宙人という神」の登場(1)
バチカンの希望の砦は「宇宙人という神」の登場(2)
バチカンの希望の砦は「宇宙人という神」の登場(3)

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(訳者注) 前回は、ジョルダーノ・ブルーノという中世の人のことだけにふれて終わってしまったのですが、その後、「ジョルダーノ・ブルーノ『無限、宇宙および諸世界について』」という書評のようなページを見つけました。

そのページにブルーノの著作からの引用がありました。
抜粋してみます。(こちらで改行しています)



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2011年11月01日



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バチカンの希望の砦は「宇宙人という神」の登場(1)
バチカンの希望の砦は「宇宙人という神」の登場(2)
バチカンの希望の砦は「宇宙人という神」の登場(3)

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16世紀にジョルダーノ・ブルーノが描いた宇宙の姿


(訳者注) 紹介しようと思った記事はそれほど内容のあるものでもないんです。

ローマ法王のお膝元のバチカンには バチカン天文台 という天文施設があります。ここには、「ルシファー」という名前の望遠鏡のある、世界的に見ても高度な設備を持った天文観測機材があります。

バチカン天文台の新しい光学天文望遠鏡「ルシファー」

という記事でご紹介したことがあります。

そのバチカン天文台の所長であるホセ・ガブリエル・フネスという神父が「宇宙には高度な文明を持つ宇宙人が住んでいて、地球にもやってくるはずだ」というようなことを言っていた記事が出ていたので、何となく昨今のパチカンの窮状とも関係して、いろいろ思うところもあったのでご紹介しようと思ったのですが、どうして、今回が(1)というようなことになったかといいますと、このホセ・ガブリエル・フネス神父が引き合いに出した17世紀の修道士であるというジョルダーノ・ブルーノという人のことを知りました。

この人が「まさに私の理想としていること」を言っていた人だと知ったのでした。

200px-Giordano_Bruno.jpg

▲ ジョルダーノ・ブルーノ。1600年に火刑で死亡。


どういう人かというというと、Wikipediaの説明ですと、

ジョルダーノ・ブルーノ(1548年 – 1600年2月17日)はイタリア出身の哲学者、ドミニコ会の修道士。それまで有限と考えられていた宇宙が無限であると主張し、コペルニクスの地動説を擁護したことで有名。異端であるとの判決を受けても決して自説を撤回しなかったため、火刑に処せられた。


という人のようですが、私はこのジョルダーノ・ブルーノという人のことを、さきほどまで知らなかったんです。

いろいろと読むと、大変に魅力的な宇宙観を持っていた人で、特に、


> 宇宙にある無数の太陽系の間はエーテルによって満たされていると考えていた。彗星は神の意志を伝える役割をもって天界から到達する



という考え。

特にこの中の「彗星は神の意志を伝える役割」という言い方に感心しました。
「ああ、そんな感じの言い方だとピッタリくるなあ」と感じたのです。

彗星に関しては、以前、エレニン彗星が消えた頃だったか、

消滅したエレニン彗星:そして、彗星の存在の意味 (2011年08月31日)

というものを書いたことがあります。彗星が生命の運搬の役割を担っているとするパンスペルミア学説のことを書こうとしつつも、どうも「生命の運搬役」という言い方に機械的なものを感じていたのですが、照れることなく、「神の意志を伝える役割」というようなタイプの言い方でいいのだなあと。

この「」という言い方に関してですが、ブルーノは「神とは心の中に内在する存在であって、宇宙の天国から地球を見ているものではなかった」という説を持っていて、すなわち、「神の存在」(あるいは神の不存在)というものに迫っています。この考えだと、当時では火刑になるのも仕方ないでしょうけれど。


あと、ブルーノは、「宇宙の中心などどこにも存在しない」という立場で、これも先日の「『宇宙が生命を作り出している』ことの証明に近づく新たな観測結果」という記事の最後のほうに書いた、


中央集権的な宇宙の姿(「宇宙の中心がある」的な概念の姿)ではなく、「宇宙が全体として生きている」という感じ



という概念にも近い感じがして、妙に嬉しい気分にさせてくれました。


そんなわけで、ほとんど Wikipedia からの抜粋みたいなものですが、ジョルダーノ・ブルーノという人の「宇宙観」を少し羅列しておきたいと思いました。

私の頭の中にある宇宙の姿とこの人の言っていたことがとても合致するのです。
最近、宇宙観に関して、私は何となく孤立感を感じていたのですが、つまり、私は「古い考え」ということなのだと理解しました(ブルーノの宇宙論が発表されたのは、430年前)。

いくら古いものでも、自分が安心できる世界観にふれられることは嬉しいことです。

それでは、Wikipedia を編集したものですが、ジョルダーノ・ブルーノの宇宙観です。
太字や赤字などは私によるものです。



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