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2012年02月29日



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宇宙のバクテリアを用いての強力な発電実験に成功した英国の研究チーム



(訳者注) 昨日の「銀河系で生命を運ぶ浮遊惑星に関しての「宇宙の概念を変える」研究発表」もそうですけど、なかなか衝撃的なニュースが多い2月です。衝撃的というより、目からいろいろ落ちる感じで(ウロコだけでOK)。

いずれにしても、科学進歩の速度が際立ってきていますが、今回の記事も私個人にとってはとても意味のあるものです。

これは、「上空30キロメートルの成層圏で発見されるバクテリアが、生物電池に極めて適していることを発見した」という英国の大学のニュースリリースです。

これの何が個人的に大事かというと、

・地球の高層上空という、ほぼ宇宙空間に常に微生物が存在することが明確となった

という事実と、

・その「生き物」がエネルギーに使える

というふたつの事実を知るからです。

strat-1.png

▲ 成層圏の位置。


関係ない話ですが、通常の物理の法則としては、たとえば、「上から下」へは物体はいつかは落ちてくるものなんですが、「下から上」となると、他の力が必要になります。

上空30キロメートルまで地上から吹き上げる力というのは、通常の地球の天候や大気の循環ではあまり存在しないと思われます。

たとえば、1707年の富士山の大噴火の噴煙の高さが 20kmにも達したということが、最近のコンピュータ・シミュレーションで判明していますが、その富士山の宝永噴火級の噴火(より大きな噴火)が毎日のように世界中で起きているのなら、地上の様々なものが上に行く可能性もあるのでしょうけれど、そんな噴火が常日頃起きているというわけでもないのに、地球の高層圏にはどこにでも生命がいることがわかっています。

高層大気圏に生命がどうしているのかということは、フレッド・ホイル博士をはじめとした、パンスペルミア説の支持者たちの最初の興味でした。「上から来るとすると、その上は宇宙だけ」だからです。

まあ、それでもいろいろな大気の循環作用もあるのでしょうから、必ずしも地上のバクテリアが上空 30キロまで行けないということもないのかもしれないですが。

話があまりそれないうちに今回の記事を。

このリリースを発表した英国ニューカッスル大学というのは、1834年創立のイギリスで3番目の歴史を誇る大学です。

今回の実験のすごいところは、「ただちに実際の生活に適用できる」ということだと思います。文中にもありますが、電気の通っていない地域に、電球程度の灯りの発電設備をなら「微生物のエネルギーだけで」作れるということだと思います。

よくわからないですが、費用もそれほどかからないのでは。
無条件に人類の科学の進歩を感じます。



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2012年02月26日



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(訳者注) 米国のイエローストーン国立公園は、地球の歴史でも最大級の噴火を起こしていた歴史を持つイエローストーン火山を持つことで有名ですが、大自然が多く残る「観光地」として重要な場所でもあるようです。

そのイエローストーン国立公園を観光面から紹介する代表的なサイトに「イエローストーン・ゲート」というものがあります。

そのサイトの昨日のトップニュースは不思議な見出しでした。

「多くの人々から報告される『湖の音の謎』の理由はいまだにわからない」

というものでした。

それをご紹介いたします。
これは最近のことではなく、「イエローストーンの歴史」の話のひとつのような感じです。


最近の「世界で鳴り響く音」に関しては、あまりにも類例の報道を読み過ぎたせいか、次第に「不思議慣れ」してきていまして、不思議ではなく、「これが通常なのでは」と思うようになってきてしまいました(苦笑)。

地球のいたるところから音や音楽が鳴っているのが「正常」だと考えると、世の中も案外楽しいものだと気づきます。

ところで、イエローストーン国立公園というのは、アイダホ州、モンタナ州、及びワイオミング州にわたって広がる広大な国立公園で、場所は下のあたりです。

yellowstone-2012.jpg


ちなみに、最近のイエローストーンはそんなに穏やかな状態でもないようで、Wikipedia には、


現在 マグマが噴出している場所はないが、地震が活発化しており、この10年間で公園全体が10cm以上隆起し、池が干上がったり、噴気が活発化するなど危険な兆候が観察され、新たに立ち入り禁止区域を設置したり、観測機器を増設したりしている。

イギリスの科学者によるシミュレーションでは、もし破局噴火が起きた場合、3〜4日内に大量の火山灰がヨーロッパ大陸に着き、米国の75%の土地の環境が変わり、火山から半径1000km以内に住む90%の人が火山灰で窒息死し、地球の年平均気温は10度下がり、その寒冷気候は6年から10年間続くとされている。



と書かれています。

そのイエローストーンには湖があります。その湖で「晴れた日に空から音が聞こえる」のだそうです。今に始まったことではなく、ずいぶんと昔から文書で報告されていることだそう。

結構長い記事ですので、すぐに始めます。



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2012年02月25日



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(訳者注) ハワイで起きている「謎の音と振動に関しての騒動」をご紹介しようと思うのですが、このことに関して「超」余談を書かせていただきます。


ハワイの火山の女神が夢で教えてくれた「箱根火山」

今回のハワイでの騒動は、「謎の爆発音」が発端となっていて、それに絡んで「実際に活発化している群発地震と火山活動」に関係するものかもしれなく、そのあたりを昨日調べていました。本当は昨日のうちに記事にしようとしたんですが、調べる範囲が大きく、結局途中までになったんですね。

その中で、今回の騒動が起きているハワイ島のプナ地区の神話に「ペレ」という名前の女神が出てくることを知りました。この女神ペレは、ハワイのキラウエア火山の火口のひとつである「ハレマウマウ・クレーター」というものがその象徴だとされているようです。


Halemaumau.JPG

▲ ハワイ島のハレマウマウ・クレーター。2011年5月。Halemaumau Crater からお借りしました。


この神話は、火の女神「ペレ」が住む Halemaumau ハレマウマウにこのようにあります。


キラウエア・カルデラには、 いくつもの噴火口が点在し、このカルデラの南西の端にあるのが、直径約1キロメートルのハレマウマウ・クレーターで、ここに、レイと歌、そしてフラとジンが好きな火の女神「ペレ」が住んでいると言われ、現在もこのハレマウマウには、火の女神ペレに捧げられたジンやレイなどがたえる事はありません。 



とあり、そして、最後のほうに、


ペレはしばしば人間に化けて現れるそうです。あるときは美女、またあるときは老女の姿となって人々の前に現れ人間を試し、自分の機嫌を損ねるようなことがあればたちどころに焼けた熔岩で攻撃してくるという、ちょっと恐ろしい女神です。



とあり、読みながら、「ちょっと怖いな、この女神さまは。女神ペレのこと書くのやめようかな」と思いながら眠りましたら、夢で「火山が噴火」しました(笑)。

それもわりとすぐそこで大噴火している。

「あーあー、噴火かよ。って、どこの火山だよ?」と思いつつも、空からは大小の岩が降り注いているので、夢で私は頭を両手で防御して地面にうずくまっていたんですが、しばらく経って、その場から避難している時に、夢の中にいた男性が地図を見ているので、

「どこが噴火したの? 富士山?」

ときくと、

「いや、これだ」

と言って、彼は地図の「富士山のやや右下の場所」を指さして、何か名前を言ったのですが、起きた後にその名前を覚えていない。起きてからちょっと気になって、「そんなところに火山ってあるのかねえ」と、インターネットで調べていると、その夢で見た通りの地図が出てきました。

夢の男性が指さしていたのは、下の図の赤いところでした。


fuji-hakone-2001.jpg


この図は、神奈川県温泉地学研究所という公的機関のサイトの「富士山及び箱根火山の膨張歪と低周波地震活動に関する研究」というページにあったもので、

青いところが富士山。

そして、

赤いところは、箱根火山

なのだそうです。


夢での男の人は、この「箱根火山」を指さしていたのでした。

箱根火山という存在自体を知らなかったので、「ああ、また夢で教わったなあ」と思って、今までの例でいくと、この箱根火山というのも調べておいたほうがいいものなんだろうなあという気がしました。噴火するとかそういう意味の方ではなく、私自身の知識の上で役に立つだろうなあということです。

ここ3年くらいは私にとって夢の役割はわりとそういう感じのものでした。クレアで微生物のことを調べ始めたのも夢で言われてからです。なので、そのうち箱根火山について調べてみようと思います。


ということで、この「箱根火山」のことを教えてくれた(かもしれない)ハワイ神話の女王ペレの住むハワイ島のプナ地区というところで異変が起きています。

ペレさまが怒らない内容に書き上がればいいのですが。


住民たちが聴いた爆音。そして、振動を感じた時間と地震発生の時間が合わない現状

ニュースだけを簡単に書くと、ハワイのプナ地区というところの住民たちが、2月22日の午後8時42分頃、「爆発のような音と、揺れを感じた」というものでした。

今回はそのニュースをご紹介します。
ハワイのメディアのニュースです。

そのニュースのタイトル自体も、「ハワイのプナ地区で謎のパワーにより揺れ動かされている」というちょっと刺激的なものなんですが、このニュースの展開が複雑になっている。

ちょっと調べてみただけで、現実からスピリチュアルまで、複数の要素が絡み合っているものだということが何となくわかります。

その「要素」とは、

1. 実際にその地区の横にある火山で火山活動が活発化している
2. 実際にいくつかの群発地震が USGS により計測されている

というものがあり、それと同時に、

3. 振動を感じたのは USGS により地震が計測された時間「以外」だった
4. 地震ではなく、住民たちは「音」を聞いていた

という、やや難しい事態となっていて、さらに、

5. このハワイのプナ地区というのはハワイ神話の「龍の女神」が関係している土地
6. 火山活動が活発化しているハレマウマウ・クレーターというのは火の女神が住むというハワイ神話の土地

というように、どうにも、今年になってからの In Deep で取り上げているテーマが詰まっている感じです。すなわち


・龍の年
・謎の音
・太陽活動の減少と火山活動の活発化の関係


などが凝縮されている感じです。

「龍」まで出てくる。

あまりにもいろいろな要素が複雑に絡まり合っていて、全部絡めて書くのは無理ですので、順番を追って書ける分だけ書きます。

まず場所ですが、私は、ハワイのことをまるで知らないのですが、ハワイの中のハワイ島という島にあります。

hawaii.jpg

▲ 右のほうのアルファベットがたくさん出ているあたりが「プナ地区」。矢印の先の円の中がハレマウマウ・クレーター。


ハレマウマウクレーター(火口)は、こちらによると、「1952年以降、34回の噴火が観測」という活発な場所のようです。

なので、ここが噴火すること自体は住民の人たちもとても慣れているはずですので、「単なる噴火や噴火に関しての地震」で、それほど大きな事件になるということはないはずです。


そして、「余談」で書いたように、この地には神話と伝説が存在します。

火の女神ペレの神話です。そして、調べてみると、このハワイには「龍の女神」の神話も存在しているようです。「プナと竜の女神」によると、こんな感じです。


キハ・ワヒネという名前の人間の美女に化けている竜が、プナという名の男性を好きになり、拉致監禁。ところが、このプナという男性は「火の女神」ペレの姉の旦那。

とうぜん、火の女神ペレは大激怒。

そして、竜の女神キワハ・ワキネと「大戦争」がハワイで始まります。

この戦争がすごくて、竜の女神は火口へ水攻撃をおこない、火山以外は、ハワイの何もかもが水で水没してしまいます。火の女王ペレも反撃し、それは大地震を起こし、火山という火山を噴火させるというような戦いがある。



というような話で、この続きもあるようですが、読んでいるだけで、「女神さまたち、そんな無茶な喧嘩はやめてください!」と思わず言いたくなるような派手なものなんですが、ハワイの地元の人たちが、これら女神たちを崇めているのは、こういう「地震」とか「噴火」とか、生活に実際に関係する概念が関係するからかもしれないです。


そんな土地での、「謎の爆発音」と「振動」。

そして、昨日のこちらの報道(英語)では、群発地震の増加が述べられています。私のほうで調べてみると、2月22日からのハワイでの群発地震は以下のようになっています。 USGS のデータです。



「謎の音前後」のハワイの群発地震

マグニチュード 3.1 2012/02/25 01:45:06 震源の深さ 4.4 km
マグニチュード 2.5 2012/02/24 19:29:21 震源の深さ 5.0 km
マグニチュード 2.7 2012/02/24 14:30:17 震源の深さ 6.6 km
マグニチュード 2.5 2012/02/24 13:58:50 震源の深さ 4.1 km
マグニチュード 4.3 2012/02/24 13:52:45 震源の深さ 6.4 km
マグニチュード 3.2 2012/02/24 10:59:59 震源の深さ 5.2 km
マグニチュード 2.5 2012/02/24 07:05:05 震源の深さ 6.1 km
マグニチュード 4.1 2012/02/24 07:02:20 震源の深さ 5.2 km
マグニチュード 2.6 2012/02/23 01:39:45 震源の深さ 2.5 km
マグニチュード 2.6 2012/02/22 16:59:01 震源の深さ 4.1 km
マグニチュード 3.2 2012/02/22 16:55:35 震源の深さ 4.0 km
マグニチュード 2.5 2012/02/22 16:35:49 震源の深さ 4.4 km
マグニチュード 3.0 2012/02/22 13:57:33 震源の深さ 4.3 km
マグニチュード 2.6 2012/02/22 13:32:05 震源の深さ 0.0 km
マグニチュード 2.6 2012/02/22 11:17:41 震源の深さ 4.3 km
(謎の音と震動が観測されたのは 2/22 08:42頃で、地震のテータはなし)
マグニチュード 2.5 2012/02/20 17:32:57 震源の深さ 3.5 km





このほとんどが、上のハレマウマウの火口付近でのもののようですのです。

プナ・トークというインターネットのフォーラム(BBS)では、22日の地震発生以来、活発に住民たちによる報告が上がっていますが、

・揺れと同時に「大きな音」を聞いている
・震動を感じた時間にデータでは地震が発生していない


という意見がたくさん寄せられていて、どうも混沌としているようです。

そのことを取り上げたハワイのメディア「ビッグ・アイランド」の記事をご紹介します。



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2012年02月24日



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鳴門の渦潮の5000倍の直径を持つ「海の渦」


(訳者注) In Deep では、過去に「渦」をいろいろとご紹介してきたというような経緯があります。

今回、歴代の「渦」の中で最も驚くもののひとつとなりそうなものをご紹介します。
最初に写真を載せておきます。

agaras-02.jpg


これはアフリカ沖で NASA の観測衛星が撮影した「海底の渦」で、直径は約 90マイル(150キロメートルくらい)と巨大なものです。

「直径150キロメートルの渦」というのがどの程度の大きさかというのがよくわからなかったので、日本の地図と比べてみましたら、たとえば、九州は東西の幅が大体、200キロメートル程度のようですので、「九州全体より一回り小さいくらいの大きさの渦が海底で発生している」という感じになるでしょうか。

kyuushuu.jpg

▲ 九州。150キロメートルですと、福岡から大分くらいでしょうか。


現象自体は、アフリカのアガラス海流の潮流が作り出す「アガラスの渦」として知られているものだそうで、不思議なものではないとのことですが、ただ、今回の大きさは尋常ではない模様。

たとえば、海の渦といえば、「鳴門の渦潮」などを思い出しますが、こちらによると、巨大だと考えられる鳴門の渦潮でも最大で直径 30メートル程度だそうですので、今回のアフリカのものはその「5千倍」くらいあるということのようです。


その記事をご紹介いたします。
イギリスのデイリーメールからです。

過去の「渦」関連の記事等は、記事の下に代表的なものを記載しておきます。



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2012年02月23日



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前記事:
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(1)
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(2)



人類史で「吹奏楽器」はどのように生まれて進化したのか


このシリーズでは「ラッパ」という言葉で訳していますが、原文には Trumpet (トランペット)という単語も Horn (ホーン、あるいはホルン)という単語もどちも出ており、つまり、吹く楽器ということでよろしいのですが、便宜上ラッパとしています。

このシリーズの「1」でも書きましたが、私は十代の短い期間、小さなオーケストラでユーフォニウムという金管楽器のセクションを担当しており、その後、音楽を聴く時に金管楽器の音が自然と抽出されて耳に入ってきた時期がありました。

その頃、私が感心したもののひとつがスティーブン・スティルバーグ監督の未知との遭遇(1977年)という映画で、エイリアンと人類が初めての接触を行う際に流れる有名な「ピーパーペープーポー♪」と「5音のシグナル」でエイリアンとのコミュニケーションをはかる有名なシーンがあります。

close-03.jpg

▲ そのシーン。UFO サイドから出る低い「ブッブッー」という音はチューバ。高い音は木管楽器のオーボエ。


映画を見ていると、「いかにも電子音」の感じがあるんですが、私は映画を見たときに、オーケストラと同時にノイズパンクもやっていて電子音にも親しんでいたので、「この低音は電子音ではない。チューバなのでは?」と思い、しかし、それを確かめることははできなかったのですが、今回の記事を書いている時に調べてみましたら、やはり、あのシーンはオーケストラでのチューバとオーボエの演奏者によって演奏されているものでした。

YouTube にコンサートであの曲を再現しているものがありました。
演奏者の姿はわかりにくいですが、あの音がオーケストラによって作られていたことがおわかりかと思います。




このエピソードは、別に今回の謎の音と関係するというわけではないのですが、そもそも、人類史で「管楽器」というものが開発されていった経緯などを考えてみても、それは「自然現象を日常の娯楽に転換していく(風の音を音楽にする)」という試みでもあったわけで、私自身が金管楽器をやっていたという事実と共に、世界で聞こえている(かもしれない)奇妙な音が、その管楽器の性質を持っているということに、なんとなく奇妙な感覚になっています。

ちなみに、上にも書きましたが、管楽器のコアは「風」です。
風と人間の技術が作り出したものです。

そして、弦楽器(ピアノも含む)のコアは「物質(弦)の緊張」の物理です。




混沌としてきたYouTube へのストレンジサウンドのアップ状況

実はこのシリーズでは、毎回ひとつくらいそのニュースなどになっている地域からアップされた「奇妙な音」の動画をご紹介しようと思っていたんですよ。

しかし・・・多すぎるんです。

今ではすさまじい量の「奇妙な音」の動画がアップされている。

見てみると作られたものがとても多いと感じます。以前も書きましたけど、「動画に音を入れ込む」ことほど簡単な編集作業はなく、誰にでもできるわりに、その真贋を見破ることは、私たち素人にはきわめて難しいです。

なので、とりあえず、「全部フェイク」というようなスタンスとしてひとつご紹介しますが、これはオーストラリアのものです。ここで取り上げたのは「音が聞き取りやすい」からです。そして、多くの報告の動画がこのタイプの音で、さらに、このシリーズの「1」や「2」で聞いた人が語っていた「金管楽器に何かいろいろなノイズが混じったような音」というイメージと感じが似ているからです。

出ている女性はすごくキレイな方です。



男 「なんだ、これ?」
美人「え?」
男 「雲の方から聞こえてくる?」
美人「わからないわ」



仮に・・・です。仮に上の動画がフェイクではない場合、この彼女の行動に注意してみて下さい。この女の子の行動は前回の「2」の記事で言っていたミシシッピーの人と同じように、

「上を気にしてから、前後左右を全部気にしていて、結局、どこから聞こえているかの方向性をつかめていない」

というまま動画は終わっています。

gal-australia.jpg

▲ どこに注意していいのかわからない女性。


そのことが気になって貼ってみたということもあります。

では、今回の記事に入ります。
上の動画とは関係なく、今回もアメリカの話の続きとなります。



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関連記事:
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(1)
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(2)
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(3)

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米国ミシシッピー州で記録された「ラッパの合奏」

今回は「謎の音」のアメリカでの報告に関しての2回目ですが、最近は他にも同時多発的にいろいろなことが起きているようです。先日のナショナルジオグラフィックの日本語の「金星に関しての記事」をご覧になりましたでしょうか。

金星の自転速度が低下? (ナショナルジオグラフィック 2012年2月15日)」というもので、そこには、

欧州宇宙機関の最新の新しいデータでは、金星は16年前よりも6.5分遅い周期で自転している。この結果は、地球から行われたレーダーによる長期観測と一致することが確認されている。


とあります。
金星の自転速度が遅くなった理由は今のところわかっていません。

これは、他の星のことだから割と気楽に書いていますけど、もし、「地球の自転が急に遅くなり始めたら」と考えると、いろいろと不都合は多くなりそう。時間だとか、いろいろな面でものすごく混沌としそう。


それと、これは今度ちゃんとご紹介するかもしれないですが、「地球の雲の高度が低くなってきていることが NASA の観測衛星により判明 (英語)」という報道もあり、これは NASA の衛星による観測によって 2000年からの10年間の雲の高さがそれ以前より 30〜40メートル低くなっていることがわかったのだそう。


nasa-clouds-find.jpg

▲ 雲の高度の推移を示したグラフ。一貫して雲の高度は低くなる線を示していますが、特に 2008年の高度の低下が著しかったようです。関係ないですが、リーマンショックからの株価の動きを連想させます。


ここのところ、「自転速度の変化」とか、「雲の高度の変化」とか、わりとダイナミックな変化についての報道が目につきます。

それでは、ここから、「謎の音」の続きです。



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2012年02月21日



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関連記事:
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(1)
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(2)
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(3)

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kiev.jpg

▲ 過去記事「世界中で響き渡る「謎の轟音」で動画をご紹介したウクライナのキエフ市の紋章。空色の背景の中で炎を上げる剣を持つ大天使ミカエル( Archangel Michael )。今回調べている中で初めて知りました。今回記事の前振りでふれています。


昨年 11月にシリーズで書きました「あらかじめ予測されていた小氷河期の到来」は、 今後の太陽活動の低下についての考えを持つ NASA の太陽物理学者デイビッド・ハザウェイ博士のインタビュー記事を翻訳したものがメインの内容でした。

昨日、米国のミステリー系サイト Earthfiles を見ていましたら、その ハザウェイ博士の「最近、世界中で響きわたる謎の音」についての短いコメントを見つけました。博士はこの音の原因について太陽のプラズマと地球の磁場の関係に触れています。

次のようなものです。


「太陽からの激しいプラズマと地球の重力の相互作用によって発生する重力波によって、これらの音を説明することもできる可能性もある。この作用によって発生する音は人間に音として聞こえる範囲の周波数のものだ」。


しかし、この理論でいくと、過去の太陽活動最大期で、太陽の表面活動が活発な時(11年前とか22年前など)には今と同じように「世界中で謎の轟音」が聞こえていたということになりそうですので、その時に音が聞こえていたのかどうかというのがわかれば、関係性もわかるのかもしれないです。ちなみに、こちらの過去記事では、アゼルバイジャンの科学者であるエルチン・カリロフ博士の見解を翻訳したものがありますが、博士も、太陽活動との関係について言及していました。

さて、今回はその「世界中から報告される奇妙な音」シリーズの何回か目となります。

ちょっと前記事などがわかりにくくなっているので、記事下に「謎の音」関連に関しての記事をまとめてリンクしておきます。

まず、最初は訂正というか、自分で調べ直してみたことがありますので、ご報告いたします。



見つからなかった「疑似した効果音」

先月この「謎の音」のことについてふれた「世界中で響き渡る「謎の轟音」の正体は?」で、 YouTube で話題となっているうちのひとつの動画の一部分を載せました。

下のもので、ウクライナのキエフ市というところで撮影・録音されたものです。

この音は今回の「天使のラッパ云々」というタイトルとも多少関連しそうですので、聴いたことのない方は、よろしければ聴いてみて下さい。元動画は長いので、そこから音の部分だけを 20秒くらい抜粋しています。




さて、私は上記の記事で、この音をスティーブン・スピルバーグの映画「宇宙戦争」のトライポッドの効果音を加えた可能性と書いたのですが、結論からいうと違いました。

映画「宇宙戦争」を DVD で見直して、そこで鳴っているサウンドを自分でチェックしてみたのです。

適当にやったので、チェック漏れはあるかもしれないですが、「根本的な思い違い」だったようで、映画の中には、キエフでのタイプの音は出てきません。

たとえば、「宇宙戦争」のトライポッドの効果音は大体、下のようなものです。
音だけを抜き出してみました。




ロシアの音が本物かフェイクという話ではなく、少なくとも「宇宙戦争のものではなかった」ということの訂正をまずしておきます。


さて、そこでロシアでの「音」を改めて聴いてみますと、いくつかの経験上の音の要素が浮かびます。その中のひとつとして「ホーン・セクション」があります。映画「宇宙戦争」の音もそうですが、「金管楽器」系の音が基本にある感じがします。

私は、中学の時に小さなオーケストラにいたことがあり、担当楽器はあまり馴染みのない名前かもしれないですが、「ユーフォニューム」(ユーフォニアム)というものでした。

Eupho.jpg

▲ ユーフォニュームはこちらの楽器です。チューバより一回り小さい楽器です。主に「裏旋律」を担当します。合唱での男性テノールの低音部門のような感じでしょうか。


地味な存在ですが、オーケストラには欠かせないもので、吹奏楽の曲ならほぼすべての曲にこの楽器は使用されます。私は、基本的に音楽では地味なセクションが好きですので、この楽器が好きでした。

ちなみに、ホーンセクションで使われる楽器、すなわち「口で吹く楽器」はどんなものでも「ちゃんと演奏しないと単なるノイズになる」ということがあって、私は他にクラリネットを個人的にやっていましたが、これも

・きれいに吹く
・ノイズとして吹く

というどちらもできます。

どうしてこんな音楽のことなんかを書いたかというと、この「ホーンでのノイズの方向性がキエフの音と似ている」と実は私は最初に「音」を聞いた時に思ったんです。

ここで「タイトル」の「天使のラッパ」の「ラッパ」の部分に結びつくんです。


今回のタイトルの「世界中で響き渡る音はヨハネの黙示録の天使のラッパのような音だという人々が続出している」というのが今回翻訳してご紹介する記事なのですが、上記のように、私も聞いた最初にそれを感じており、以前から薄々と、「ラッパの音だと感じる人がきっと出てくるだろうなあ」と思っていたのですが、世界中でたくさんいるようです。


ちなみに、ロックやクラッシックの実験音楽のフィールドでは、実際にホーンセクションや電子音で上のロシアと「同じ種類のタイプ音」だけで作られた音楽が過去にはわりとあります。たとえば、英国の COIL という先鋭的な音楽家集団が 1984年にリリースしたアルバムの中の「The S.W.B.P.」という曲などは、上のロシアの音のタイプだけで作られたものです。




キエフでの音がいろいろなところで聞こえている

ところで、一番上に画像を載せましたが、ロシアで音が鳴り響いたとされるキエフ市の「紋章」のことを Earthfiles では取り上げていました。音が響いた市の紋章は上のものだそうで、これは「大天使ミカエル」像なのだそうです。

まあ、「ヨハネの黙示録」云々というのはその人たちが米国や英国などのクリスチャンだからでしょうけれど、黙示録はどうでもいいとしても、私にもラッパに多少聞こえていたということがありましたので、ご紹介いたします。

ヨハネの黙示録全文については、こちらのページにあります。

また、その「天使の7つのラッパ」の内容については、第8章から第11章まで連綿と描かれるもので、Wikiedia にまとめられていますので、抜粋しておきます。


第一のラッパ:地上の三分の一、木々の三分の一、すべての青草が焼ける

第二のラッパ:海の三分の一が血になり、海の生物の三分の一が死ぬ

第三のラッパ:ニガヨモギという星が落ちて、川の三分の一が苦くなり、人が死ぬ

第四のラッパ:太陽、月、星の三分の一が暗くなる

第五のラッパ:いなごが額に神の刻印がない人を5ヶ月苦しめる

第六のラッパ:四人の天使が人間の三分の一を殺した。生き残った人間は相変わらず悪霊、金、銀、銅、石の偶像を拝んだ

第七のラッパ:この世の国はわれらの主、メシアのものとなった。天の神殿が開かれ、契約の箱が見える。



という下りです。

それでは、ここから本記事です。

Earthfiles の特集記事からの一部です。
オリジナルはわりと長いですので、二度ほどにわけると思います。

それにしても、あの過去記事で取り上げたキエフの「音」の部分は、 10分近い長さのある YouTube の元の動画(世界のいろいろな音がたくさん収められているもの)から適当に取り上げたひとつだったのですが、その音がまさしく、テネシー州で聞こえた音と同じだったようです。



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2012年02月19日



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地震に関しての補足資料

先日、スイスでの地震に関して、

耐震設計環境のないスイスでの地震から思う「世界全体は環境の変化にどこまで耐えられるのか」という懸念
(2012年02月15日)

という記事を書かせていただいたのですが、その中で、「1963年から1998年の全世界で起きた震源の記録」の資料を載せました。

こちらです。

1963-1998-quake.jpg


これに関して補足しておきたいことがありますので書いておきたいと思います。

ちなみに、上の地図のオリジナルソースは、 NASA のデータベースにあります。

現在では一般的には、日本でも米国でもマグニチュード 2.5以上の地震を「発生した地震」として発表するようなことになっているようですので、2.5以上だと思うのですが、今日、気象庁のデータを見ていて、「もしかすると、この NASA のデータ数は少ないかもしれない」ということに気づきましたので、そのことを簡単に書いておきますね。

上の NASA のデータは、1963年から1998年までのデータですので、年数としては、「35年間のデータ」ということになると思います。

ということは、

・35年間の世界の地震の発生件数が 35万8,214件

ということを示していると私は思いこんでいたのですが、これを冷静に年平均で割ってみますと、「少ないかな」と感じたのです。


それで、日本の気象庁のデータを見てみましたら、気象庁サイトに、アメリカ地質調査所( USGS )のデータがありました。

多分、1900年から2011年までの111年間の平均データだと思いますが、下の表のような数となっていました。

numbers-111.png


マグニチュード4以下の地震は年間平均で 13万件も発生しており、すべてを合わせると、大ざっぱにいえば、「マグニチュード3以上の地震だけで、毎年 14万件から 15万件発生している」ことになりそうです。

ということは、単純にそこから35年分の地震を計算すると、大体、500万件近くの地震の発生ということになり、上記 NASA のデータの「35年間で35万件の地震」というのはどうも少ない。

どうしてだろうと考えてみたところ、私は「地震の発生回数」と勘違いしていたのですが、NASA の地図は「震源の地図」であり、「緯度や経度が完全に同じ位置の震源は同じものとしている」という可能性がありそうです。なので、地震マップではなく、「震源マップである」ということの訂正をしたかったことがひとつめの補足です。


しかし、それにしても・・・。

USGS のデータが 1900年から 2011年までの 111年分のデータだとすると、その間に発生した地震は、約 1600万回。数字で表すと、約 16,000,000回。「たった100年間のあいだ」にそれだけの地震が地球では起きています。


なお、上の USGS のデータの「年間の平均で 14〜15万件程度の地震」の中で、「日本で発生する地震はどの程度なのか」ということもデータにあります。

japan-quake-2011.png


日本だけで、マグニチュード3以上の地震は、「年間 5,000件」程度も起きています。世界で発生する地震のうちの十数分の1は「小さな国土面積の日本」で起きているわけです。


しかも、これはマグニチュード3以上という、深さによって違いますが、つまり、「地上で揺れを感じることが多い」規模の地震だけで、これです。実際にはそれよりも小さな「揺れない地震」はその何倍も起きています。

それら「地震全部」というと、どのくらい発生しているか想像されたことがありますか?

こちらも補足として資料を載せておきます。

そのデータを見てみましょう。

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タグ:地震の実相



  

2012年02月18日



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top-ohio-02.jpg

▲ 2011年4月に真っ赤に染まった米国オハイオ州ノーウォークの川。原因は、地元の当局発表では「染料」。
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(訳者注) 昨日、ご紹介いたしましたレバノンの報道、「血の川の出現:原因不明の理由で真っ赤に染まったベイルートの川」ですが、すぐ続報が出ました。

Dye dumped by factory colored Beirut River red
(ベイルートの川は工場の染料によって染まった)

レバノンの環境省による予備検査によれば、多分、染料工場からの染料が川に落ちた結果だろうということで、今後その染料が何かを確定するために、ベイルート大学の研究所で分析されるそうです。

さて、原因はともかく、「赤く変色する川」という概念。

少し気になって、1年くらいの過去ニュースを見てみると、次から次へと「赤い川」が出てきます。

最も最近では、今年の1月に米国で自家用の飛行機で上空から森を撮影していた人が、「血の川」が流れているのを発見したというニュースがあります。



米国テキサスの血の川

こちらは、近くの精肉工場から流れた「本当の血」だったのですが、人の来ないところに「血を放流」し続けてて、それが血の川となっているのが発見されたというものです。 AFP で日本語のニュースにもなっています。

texas-blood-r01.jpg

▲ 撮影された航空写真。撮影した人の写真ファイルはこちらにあります。

AFP の報道から抜粋します。



精肉工場から流れ出る「血の川」、空撮で偶然発覚 米テキサス州
AFP 2012.01.30

米テキサス州ダラスで、ラジコン飛行機マニアの男性が飛行機に搭載したカメラのテスト撮影を行っていたところ、精肉工場の裏から「血の川」が流れ出ているのを発見し、地元当局が調査に乗り出した。

問題の汚水排出があったのは、ハムやベーコンなどを製造している「コロンビア・パッキング」の工場。

(工場側は)ブタの血が流れ出たのは下水管が詰まったためで、排出は故意ではなかったと強調した。しかし、連邦当局と州当局が合同で家宅捜査を行ったところ、工場側が意図的に作ったとみられるバイパス管が見つかった。このバイパス管からブタの血や、化学物質を含んだ汚水などが直接、工場の裏手にあるシダー・クリークに排出されていた。





ということです。

なお、このシダー・クリークという川のあたり一帯は、人気のカヤック・ポイントなのだそうで、多くの人がカヤックを楽しんでいるそうです。

Cedar-Creek.jpg

▲ シダークリークでのカヤック。普通はとてもきれいなところのようです。


では、他の様々な「赤い川」の報道をいくつかご紹介しておきます。

「血のような川」の写真ばかりでゲンナリされる方もいらっしゃるかと思いますが、すみません。

ここからです。
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2012年02月17日



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d-2012.jpg


(訳者注) 米国のメディアで「マサチューセッツ州の海岸に次々とイルカが打ち上げられている」という報道があったのが今年 1月の終わりで、2月6日にはその数は 192頭に達しました。2月6日までにそのうちの 92頭が死亡し、それは今も続いており、 昨日 2月17日までに100頭以上のイルカの死亡が確認されています。

場所はマサチューセッツ州のケーブコッドという場所です。
下のほうに地図で示します。


cnn-2012-02-06-01.jpg

▲ 2月7日の CNN の報道「マサチューセッツで座礁したイルカの死亡数は 92頭にのぼっている」より。


In Deep は昔から動物の大量死の記事は比較的多いのですが、この時にこの報道を記事にしなかったのは、この記事の時点では原因が何もわかっていなかったことと、あと「まだ終わった事件ではない」ということでした。

ちなみに、イルカの海岸への漂着そのものは決して珍しいことではないです。上の記事によれば、米国での年間のイルカの座礁や、海岸への漂着などで死亡している例は、1年間の平均で 200件程度はあるそうです。ただ、その平均の半数近い数のイルカが1ヶ月以内に漂着して死亡するという事態は若干異常ではあるようで、現在調査が進められているようです。


今回、イルカのことを記事にしたのは、「ペルーでさらに短期間にもっとたくさんのイルカが死亡して打ち上げられていた」ことを今日知ったからです。

オーストラリアのメディアで昨日いっせいに報じられたもので、ペルー北部の海岸で、 たった3日間で 264頭にものぼる死亡したイルカが海岸に打ち上げられたそうで、これは「まったく異常事態」ということで、政府や環境団体が調査しているのだとか。

わりと短い記事ですが、今回はそれを翻訳いたします。

他に、最近のイルカ打ち上げの報道としては、



クロアチア

Series of dolphin deaths puzzles experts
(連続したイルカの死に困惑する専門家たち)
クロアチアタイムス 2012.02.06


ニュージーランド

ニュージーランドの海岸に約百頭のイルカ打ち上げられる
ボイス・オブ・ロシア 2012.01.24




などがあり、世界全体でみても、イルカの座礁と死亡例は、今年 2012年は非常に多いといえそうです。

原因はどれもまったくわかっていないと思いますが、これまでも、イルカやクジラの座礁の正確な理由というのは実はわかってきていないという部分はありそうです。

上に挙げたそれぞれのイルカの漂着場所を地図にポイントしておきます。


2012年2月のイルカの大量死報告のあった場所

d-2012-01.png



ちなみに、米国でイルカが打ち上げられたマサチューセッツ州のケープコッドという海岸は下のような面白い地形をしていることで有名なようです。

cape-cod.jpg

▲ ケープコッドの観光用の絵はがきより。

ここから翻訳記事です。



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