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2012年02月29日



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宇宙のバクテリアを用いての強力な発電実験に成功した英国の研究チーム



(訳者注) 昨日の「銀河系で生命を運ぶ浮遊惑星に関しての「宇宙の概念を変える」研究発表」もそうですけど、なかなか衝撃的なニュースが多い2月です。衝撃的というより、目からいろいろ落ちる感じで(ウロコだけでOK)。

いずれにしても、科学進歩の速度が際立ってきていますが、今回の記事も私個人にとってはとても意味のあるものです。

これは、「上空30キロメートルの成層圏で発見されるバクテリアが、生物電池に極めて適していることを発見した」という英国の大学のニュースリリースです。

これの何が個人的に大事かというと、

・地球の高層上空という、ほぼ宇宙空間に常に微生物が存在することが明確となった

という事実と、

・その「生き物」がエネルギーに使える

というふたつの事実を知るからです。

strat-1.png

▲ 成層圏の位置。


関係ない話ですが、通常の物理の法則としては、たとえば、「上から下」へは物体はいつかは落ちてくるものなんですが、「下から上」となると、他の力が必要になります。

上空30キロメートルまで地上から吹き上げる力というのは、通常の地球の天候や大気の循環ではあまり存在しないと思われます。

たとえば、1707年の富士山の大噴火の噴煙の高さが 20kmにも達したということが、最近のコンピュータ・シミュレーションで判明していますが、その富士山の宝永噴火級の噴火(より大きな噴火)が毎日のように世界中で起きているのなら、地上の様々なものが上に行く可能性もあるのでしょうけれど、そんな噴火が常日頃起きているというわけでもないのに、地球の高層圏にはどこにでも生命がいることがわかっています。

高層大気圏に生命がどうしているのかということは、フレッド・ホイル博士をはじめとした、パンスペルミア説の支持者たちの最初の興味でした。「上から来るとすると、その上は宇宙だけ」だからです。

まあ、それでもいろいろな大気の循環作用もあるのでしょうから、必ずしも地上のバクテリアが上空 30キロまで行けないということもないのかもしれないですが。

話があまりそれないうちに今回の記事を。

このリリースを発表した英国ニューカッスル大学というのは、1834年創立のイギリスで3番目の歴史を誇る大学です。

今回の実験のすごいところは、「ただちに実際の生活に適用できる」ということだと思います。文中にもありますが、電気の通っていない地域に、電球程度の灯りの発電設備をなら「微生物のエネルギーだけで」作れるということだと思います。

よくわからないですが、費用もそれほどかからないのでは。
無条件に人類の科学の進歩を感じます。



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米国の太陽系ミッションの優先順位で木星の衛星エウロパが火星より上位に。


mar-green.jpg

▲ NASA の無人火星探査機オポチュニティが撮影した火星。味気ない風景の中にも、少ないながらも緑と水があることを教えてくれました。何より豊富な大気があることがわかります。オポチュニティの撮影した全写真の大部分は、修正前、修正後を含めて、こちらにあります。しかし、とりあえず、さよなら火星ということになりそうです。

--

(訳者注) 長期間にわたり、「隕石の顕微鏡写真の分析で地球外の生物の化石を見つける」ことを続けている海外のThe Oldest Human Skull Cap/Femur最古の人類の頭蓋骨と大腿骨)というブログがあって、学術発表されている化石資料写真の中から血管などの生命の痕跡を見いだし続けているというブログがあります。

昨年、そのブログから、

隕石から「地球外の生命の痕跡(血管の化石)」を見つける方法
(2011年09月05日)

というものをご紹介したことがあります。

そのブログの今日の記事の見出しは、

ホワイトハウスからの 「さよなら火星。もはやゲームオーバー」のメッセージ

というものでした。

何かと思って見てみると、昨日の AP 通信の報道によると、米国政府が NASA の予算の大規模な削減を発表し、事実上、米国の火星計画は中止されるだろうという記事が出ているということでした。

AP 通信の報道の全内容は、

With budget cuts, scientists upset, NASA tries to rescue Mars focus with cut-rate 2018 flight予算削減により中止に追い込まれる可能性のある「2018年火星計画」を復活させたい NASA

にありますが、内容としては、



・ホワイトハウスは 2016年と2018年に予定されていた NASA の火星計画への予算計上を中止

・今年の無人探査機キュリオシティの打ち上げは行われる。

・太陽系探査の優先順位を「火星から木星の衛星エウロパ」に変更。

・火星への有人飛行計画は、白紙(多分消滅)。

・欧州宇宙機関等は、中国とロシアに火星計画を持ちかけている。





というような感じのようです。

これで事実上、現在の地球での火星計画は終わったと思われます。

代替えとして火星探査を打診されているロシアや中国などの大国に関しては、経済力はともかく、蓄積した技術力と人的要因で米国以上の「火星へ行ける能力」は持たないと個人的には思います。


今回は、上記のブログ「The Oldest Human Skull Cap」の記事をご紹介します。

ちなみに、ブログの作者は怒っているように見えます。

このブログ作者は NASA に常に批判的でありながらも、それでも NASA による火星探査は続けてほしかったはず。この作者ほど「火星にいる生命」に強い興味を持っていた人はいなかったはずです。

そして、「火星にいる生命」に強い興味を持っているひとりの私も言いたいですが、NASA の異常な慎重ぶりと、そして「一種の無能」が今回の火星探査中止を招いたとやはり思います。この作者も書いていますが、 NASA はバクテリアなどの微生物を火星で探そうとしていますが、そもそも、火星へ送る探査機を(少なくとも過去は)「徹底消毒」しませんでした。つまり、地球からのバクテリアがそのまま火星に行っている。

これでは、火星でバクテリアが見つかっても、それは探査機のボディに付着したまま地球から運んだ地球のバクテリアの可能性が高いです。バクテリアのいくつかは宇宙空間でも死にません。

なので、「哺乳類の痕跡」を探すほうが手っ取り早かったはずです。それには、火星の岩石を調べればよかった。ローバーの脚の真下にある岩石でいいのです。その中の一部からは、動物の血管の化石が見つかったかもしれない。それらを先延ばしにした上で、ついに予算を切られている。

ま、いずれにしても、人類の火星探査は終わりました。

あとは、火星に残される無人探査機たちが、(ローバーはとても頑丈な設計なので)何万年も火星の様子を見届けてくれるはずです。



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2012年02月28日



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「宇宙はもはやこれまでの私たちの知る宇宙ではない」: 今回研究発表を受けての米国カーネギー研究所のアラン・ボス氏の発言。


(訳者注) 今回は、わりと重要な記事だと思いますので、あまり変なことを書かずになるべく早く翻訳のほうに入ります。「カブリ宇宙論研究所」で発表された論文の内容をご紹介するのですが、その内容の要点は、



・今まで知られているより何万倍もの数の「流浪する惑星(浮遊惑星)」が銀河系に存在することがわかった。

・浮遊惑星が銀河系に存在する数の比率は「主系列星1個に対して約2個」(ひとつの太陽に対して2つの浮遊惑星があるという意味)。

・それらは生命を運搬している可能性があるかもしれない。





というような感じです。

文中に出てくる「カブリ」というのはよく知らなかったんですが、どうやら世界的に権威のある科学財団のようで、つい先日、「東大:宇宙研究で超名門の仲間入り 米カブリ財団が寄付 (毎日新聞 2012年02月08日)」というニュースがあり、その記事によると、

米国のカブリ財団は宇宙物理学や脳科学の分野で、米ハーバード大や英ケンブリッジ大など世界の有力大の15研究所を支援しているが、日本では初めて。記者会見した村山斉機構長は「世界の超名門クラブの仲間入りを果たした」と語った。


とのこと。

発表のあった KIPAC という研究所は米国スタンフォード大学関係の研究機関のようです。
今回の「流浪惑星」の研究はその研究機関でおこなわれたもののようです。


これまで、「彗星が全宇宙に生命を運んでいる」という可能性については以前かなり頻繁に書かせてもらっていましたが、今回出てくる浮遊惑星の大きさは彗星どころではなく、たとえば木星くらいの大きさのものなどもあるようで、「巨大な惑星そのものが生命を運んでいる可能性」という話はとてもダイナミックです。

個人的な考えでは、惑星は流浪しないと思いますが(流浪ではなく周期を持つ彗星のように「規則正しく周回している」と考えます)、いずれにしても、これらは「動いている存在」であり、それが宇宙には夥しくある、という宇宙の真実というものがわかってきたということのようです。

いずれにしても、パンスペルミア説の新しい展開だとは思います。

あるいは「宇宙そのものは絶えず動いている」というような・・・まあ、『方丈記』は宇宙全体に於いても正しいというような・・・。同じ状態というものが一瞬たりとも存在しないというのが、「瞬間」という存在だ、というか・・・(書いてて自分でわかんないですが)。


また、本記事の中で非常に興味をもったくだりとして、


それら浮遊惑星は恒星(太陽)の熱の恩恵を受けないが、内部の放射性崩壊と地殻構造上の活動を通して熱を発生させている可能性がある。



があります。

これを読んで改めて「あ!」と思いました。

これはつまり、大きな惑星なら、たとえば地球なども「太陽がなくても暖かい」ということです。大きな惑星は惑星内部で常に放射性崩壊と呼ばれる反応が起きていて、それにより常に熱が発生し続ける。

つまり、太陽の主な役割は「熱」のほうではない。



これを知っただけでも、目からカニが落ちてきました(怖いわ)。
あ、ウロコですね。


このあたり、過去記事の、

地球からのニュートリノと地球内部からの膨大な熱の源は何か
(2011年08月27日)

などをお読みいただいても面白いかと思います。地球内部からは常に、膨大な熱とエネルギーが発生し続けていて、そして、地球内部からは「宇宙線」(のようなもの)さえ発生しています。

これらは東大の宇宙線研究所などを含めた、特に、日本人研究機関の大きな研究テーマのひとつとなっています。


それでは、ここから本文です。

彗星がもたらす生命(パンスペルミア)関係の過去記事は、翻訳記事の下にリンクしておきます。



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2012年02月27日



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今度はブラジルに落ちてきた物体

ゲームの中には、いわゆる「落ちゲー」といわれるジャンルがあって、1984年のテトリスなどが有名ですが、要するに「上から何か落ちてくる」というカテゴリーの一群です。これは歴史上種類も多く、つまり人気があるジャンルということになり、人は「何かが落ちてくる」のが案外好きな部分があるようです。

そんなわけで、 In Deep でも「何かが落ちてきた話」は多いですが、最近では昨年の12月23日の、

世界中の空から次から次へと「謎の物体」が降ってくる
(2011年12月23日)

という記事で、ナミビアでこのようなものが降ってきたことをご紹介しました。




これは、その後、2ヶ月の間 NASA と欧州宇宙機関(ESA)が調査して、衛星などから落下した「宇宙ゴミである」と結論付けたようです。ただ、結論が出るまで2ヶ月もかかった理由はよくわかりません(それほど破損していないので、わりとすぐ結論が出てもいいように思います)。

NASA などが衛星等に使用している「複合外装圧力容器」 (COPV)という部品などの一種だと推測されます。




▲ NASA の「複合外装圧力容器」 (COPV)というもの。これが実際に衛星から軌道を外れて地上に落下する例は過去ありました。ただ、上のナミビアのは、過去の COPV の落下の例(過去記事に写真があります)と比べると、材質が違うようにも見えます。


さて、2月22日にブラジルのテレビ報道で、同じようなものが「落ちてきたニュース」が放映されていたようです。

場所は、ブラジルのマラニョン州という場所で、落ちてきたのはこんなものです。

bra-object.jpg


ナミビアのものと比較的似た形状をしていて、材質は何らかの金属のようです。

円形の突起の部分をクローズアップするとこのような感じです。

bra-02.jpg



現物は残っているので、調べればわりとすぐに正体はわかると思います。

もちろん、「正体はわからない」というほうの「正体」でも、それはそれで楽しいですけれど。


このブラジルの報道を英語で紹介していた記事をご紹介します。

この記事と映像の中で最も不思議なのは「ボールが内部から自分で動いているみたいだ」と村人たちが言っていたということかもしれません。中に小さい人でもいるのですかね。



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タグ:謎の落下物

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2012年02月26日



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(訳者注) 米国のイエローストーン国立公園は、地球の歴史でも最大級の噴火を起こしていた歴史を持つイエローストーン火山を持つことで有名ですが、大自然が多く残る「観光地」として重要な場所でもあるようです。

そのイエローストーン国立公園を観光面から紹介する代表的なサイトに「イエローストーン・ゲート」というものがあります。

そのサイトの昨日のトップニュースは不思議な見出しでした。

「多くの人々から報告される『湖の音の謎』の理由はいまだにわからない」

というものでした。

それをご紹介いたします。
これは最近のことではなく、「イエローストーンの歴史」の話のひとつのような感じです。


最近の「世界で鳴り響く音」に関しては、あまりにも類例の報道を読み過ぎたせいか、次第に「不思議慣れ」してきていまして、不思議ではなく、「これが通常なのでは」と思うようになってきてしまいました(苦笑)。

地球のいたるところから音や音楽が鳴っているのが「正常」だと考えると、世の中も案外楽しいものだと気づきます。

ところで、イエローストーン国立公園というのは、アイダホ州、モンタナ州、及びワイオミング州にわたって広がる広大な国立公園で、場所は下のあたりです。

yellowstone-2012.jpg


ちなみに、最近のイエローストーンはそんなに穏やかな状態でもないようで、Wikipedia には、


現在 マグマが噴出している場所はないが、地震が活発化しており、この10年間で公園全体が10cm以上隆起し、池が干上がったり、噴気が活発化するなど危険な兆候が観察され、新たに立ち入り禁止区域を設置したり、観測機器を増設したりしている。

イギリスの科学者によるシミュレーションでは、もし破局噴火が起きた場合、3〜4日内に大量の火山灰がヨーロッパ大陸に着き、米国の75%の土地の環境が変わり、火山から半径1000km以内に住む90%の人が火山灰で窒息死し、地球の年平均気温は10度下がり、その寒冷気候は6年から10年間続くとされている。



と書かれています。

そのイエローストーンには湖があります。その湖で「晴れた日に空から音が聞こえる」のだそうです。今に始まったことではなく、ずいぶんと昔から文書で報告されていることだそう。

結構長い記事ですので、すぐに始めます。



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2012年02月25日



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(訳者注) ハワイで起きている「謎の音と振動に関しての騒動」をご紹介しようと思うのですが、このことに関して「超」余談を書かせていただきます。


ハワイの火山の女神が夢で教えてくれた「箱根火山」

今回のハワイでの騒動は、「謎の爆発音」が発端となっていて、それに絡んで「実際に活発化している群発地震と火山活動」に関係するものかもしれなく、そのあたりを昨日調べていました。本当は昨日のうちに記事にしようとしたんですが、調べる範囲が大きく、結局途中までになったんですね。

その中で、今回の騒動が起きているハワイ島のプナ地区の神話に「ペレ」という名前の女神が出てくることを知りました。この女神ペレは、ハワイのキラウエア火山の火口のひとつである「ハレマウマウ・クレーター」というものがその象徴だとされているようです。


Halemaumau.JPG

▲ ハワイ島のハレマウマウ・クレーター。2011年5月。Halemaumau Crater からお借りしました。


この神話は、火の女神「ペレ」が住む Halemaumau ハレマウマウにこのようにあります。


キラウエア・カルデラには、 いくつもの噴火口が点在し、このカルデラの南西の端にあるのが、直径約1キロメートルのハレマウマウ・クレーターで、ここに、レイと歌、そしてフラとジンが好きな火の女神「ペレ」が住んでいると言われ、現在もこのハレマウマウには、火の女神ペレに捧げられたジンやレイなどがたえる事はありません。 



とあり、そして、最後のほうに、


ペレはしばしば人間に化けて現れるそうです。あるときは美女、またあるときは老女の姿となって人々の前に現れ人間を試し、自分の機嫌を損ねるようなことがあればたちどころに焼けた熔岩で攻撃してくるという、ちょっと恐ろしい女神です。



とあり、読みながら、「ちょっと怖いな、この女神さまは。女神ペレのこと書くのやめようかな」と思いながら眠りましたら、夢で「火山が噴火」しました(笑)。

それもわりとすぐそこで大噴火している。

「あーあー、噴火かよ。って、どこの火山だよ?」と思いつつも、空からは大小の岩が降り注いているので、夢で私は頭を両手で防御して地面にうずくまっていたんですが、しばらく経って、その場から避難している時に、夢の中にいた男性が地図を見ているので、

「どこが噴火したの? 富士山?」

ときくと、

「いや、これだ」

と言って、彼は地図の「富士山のやや右下の場所」を指さして、何か名前を言ったのですが、起きた後にその名前を覚えていない。起きてからちょっと気になって、「そんなところに火山ってあるのかねえ」と、インターネットで調べていると、その夢で見た通りの地図が出てきました。

夢の男性が指さしていたのは、下の図の赤いところでした。


fuji-hakone-2001.jpg


この図は、神奈川県温泉地学研究所という公的機関のサイトの「富士山及び箱根火山の膨張歪と低周波地震活動に関する研究」というページにあったもので、

青いところが富士山。

そして、

赤いところは、箱根火山

なのだそうです。


夢での男の人は、この「箱根火山」を指さしていたのでした。

箱根火山という存在自体を知らなかったので、「ああ、また夢で教わったなあ」と思って、今までの例でいくと、この箱根火山というのも調べておいたほうがいいものなんだろうなあという気がしました。噴火するとかそういう意味の方ではなく、私自身の知識の上で役に立つだろうなあということです。

ここ3年くらいは私にとって夢の役割はわりとそういう感じのものでした。クレアで微生物のことを調べ始めたのも夢で言われてからです。なので、そのうち箱根火山について調べてみようと思います。


ということで、この「箱根火山」のことを教えてくれた(かもしれない)ハワイ神話の女王ペレの住むハワイ島のプナ地区というところで異変が起きています。

ペレさまが怒らない内容に書き上がればいいのですが。


住民たちが聴いた爆音。そして、振動を感じた時間と地震発生の時間が合わない現状

ニュースだけを簡単に書くと、ハワイのプナ地区というところの住民たちが、2月22日の午後8時42分頃、「爆発のような音と、揺れを感じた」というものでした。

今回はそのニュースをご紹介します。
ハワイのメディアのニュースです。

そのニュースのタイトル自体も、「ハワイのプナ地区で謎のパワーにより揺れ動かされている」というちょっと刺激的なものなんですが、このニュースの展開が複雑になっている。

ちょっと調べてみただけで、現実からスピリチュアルまで、複数の要素が絡み合っているものだということが何となくわかります。

その「要素」とは、

1. 実際にその地区の横にある火山で火山活動が活発化している
2. 実際にいくつかの群発地震が USGS により計測されている

というものがあり、それと同時に、

3. 振動を感じたのは USGS により地震が計測された時間「以外」だった
4. 地震ではなく、住民たちは「音」を聞いていた

という、やや難しい事態となっていて、さらに、

5. このハワイのプナ地区というのはハワイ神話の「龍の女神」が関係している土地
6. 火山活動が活発化しているハレマウマウ・クレーターというのは火の女神が住むというハワイ神話の土地

というように、どうにも、今年になってからの In Deep で取り上げているテーマが詰まっている感じです。すなわち


・龍の年
・謎の音
・太陽活動の減少と火山活動の活発化の関係


などが凝縮されている感じです。

「龍」まで出てくる。

あまりにもいろいろな要素が複雑に絡まり合っていて、全部絡めて書くのは無理ですので、順番を追って書ける分だけ書きます。

まず場所ですが、私は、ハワイのことをまるで知らないのですが、ハワイの中のハワイ島という島にあります。

hawaii.jpg

▲ 右のほうのアルファベットがたくさん出ているあたりが「プナ地区」。矢印の先の円の中がハレマウマウ・クレーター。


ハレマウマウクレーター(火口)は、こちらによると、「1952年以降、34回の噴火が観測」という活発な場所のようです。

なので、ここが噴火すること自体は住民の人たちもとても慣れているはずですので、「単なる噴火や噴火に関しての地震」で、それほど大きな事件になるということはないはずです。


そして、「余談」で書いたように、この地には神話と伝説が存在します。

火の女神ペレの神話です。そして、調べてみると、このハワイには「龍の女神」の神話も存在しているようです。「プナと竜の女神」によると、こんな感じです。


キハ・ワヒネという名前の人間の美女に化けている竜が、プナという名の男性を好きになり、拉致監禁。ところが、このプナという男性は「火の女神」ペレの姉の旦那。

とうぜん、火の女神ペレは大激怒。

そして、竜の女神キワハ・ワキネと「大戦争」がハワイで始まります。

この戦争がすごくて、竜の女神は火口へ水攻撃をおこない、火山以外は、ハワイの何もかもが水で水没してしまいます。火の女王ペレも反撃し、それは大地震を起こし、火山という火山を噴火させるというような戦いがある。



というような話で、この続きもあるようですが、読んでいるだけで、「女神さまたち、そんな無茶な喧嘩はやめてください!」と思わず言いたくなるような派手なものなんですが、ハワイの地元の人たちが、これら女神たちを崇めているのは、こういう「地震」とか「噴火」とか、生活に実際に関係する概念が関係するからかもしれないです。


そんな土地での、「謎の爆発音」と「振動」。

そして、昨日のこちらの報道(英語)では、群発地震の増加が述べられています。私のほうで調べてみると、2月22日からのハワイでの群発地震は以下のようになっています。 USGS のデータです。



「謎の音前後」のハワイの群発地震

マグニチュード 3.1 2012/02/25 01:45:06 震源の深さ 4.4 km
マグニチュード 2.5 2012/02/24 19:29:21 震源の深さ 5.0 km
マグニチュード 2.7 2012/02/24 14:30:17 震源の深さ 6.6 km
マグニチュード 2.5 2012/02/24 13:58:50 震源の深さ 4.1 km
マグニチュード 4.3 2012/02/24 13:52:45 震源の深さ 6.4 km
マグニチュード 3.2 2012/02/24 10:59:59 震源の深さ 5.2 km
マグニチュード 2.5 2012/02/24 07:05:05 震源の深さ 6.1 km
マグニチュード 4.1 2012/02/24 07:02:20 震源の深さ 5.2 km
マグニチュード 2.6 2012/02/23 01:39:45 震源の深さ 2.5 km
マグニチュード 2.6 2012/02/22 16:59:01 震源の深さ 4.1 km
マグニチュード 3.2 2012/02/22 16:55:35 震源の深さ 4.0 km
マグニチュード 2.5 2012/02/22 16:35:49 震源の深さ 4.4 km
マグニチュード 3.0 2012/02/22 13:57:33 震源の深さ 4.3 km
マグニチュード 2.6 2012/02/22 13:32:05 震源の深さ 0.0 km
マグニチュード 2.6 2012/02/22 11:17:41 震源の深さ 4.3 km
(謎の音と震動が観測されたのは 2/22 08:42頃で、地震のテータはなし)
マグニチュード 2.5 2012/02/20 17:32:57 震源の深さ 3.5 km





このほとんどが、上のハレマウマウの火口付近でのもののようですのです。

プナ・トークというインターネットのフォーラム(BBS)では、22日の地震発生以来、活発に住民たちによる報告が上がっていますが、

・揺れと同時に「大きな音」を聞いている
・震動を感じた時間にデータでは地震が発生していない


という意見がたくさん寄せられていて、どうも混沌としているようです。

そのことを取り上げたハワイのメディア「ビッグ・アイランド」の記事をご紹介します。



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2012年02月24日



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鳴門の渦潮の5000倍の直径を持つ「海の渦」


(訳者注) In Deep では、過去に「渦」をいろいろとご紹介してきたというような経緯があります。

今回、歴代の「渦」の中で最も驚くもののひとつとなりそうなものをご紹介します。
最初に写真を載せておきます。

agaras-02.jpg


これはアフリカ沖で NASA の観測衛星が撮影した「海底の渦」で、直径は約 90マイル(150キロメートルくらい)と巨大なものです。

「直径150キロメートルの渦」というのがどの程度の大きさかというのがよくわからなかったので、日本の地図と比べてみましたら、たとえば、九州は東西の幅が大体、200キロメートル程度のようですので、「九州全体より一回り小さいくらいの大きさの渦が海底で発生している」という感じになるでしょうか。

kyuushuu.jpg

▲ 九州。150キロメートルですと、福岡から大分くらいでしょうか。


現象自体は、アフリカのアガラス海流の潮流が作り出す「アガラスの渦」として知られているものだそうで、不思議なものではないとのことですが、ただ、今回の大きさは尋常ではない模様。

たとえば、海の渦といえば、「鳴門の渦潮」などを思い出しますが、こちらによると、巨大だと考えられる鳴門の渦潮でも最大で直径 30メートル程度だそうですので、今回のアフリカのものはその「5千倍」くらいあるということのようです。


その記事をご紹介いたします。
イギリスのデイリーメールからです。

過去の「渦」関連の記事等は、記事の下に代表的なものを記載しておきます。



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2012年02月23日



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前記事:
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(1)
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(2)



人類史で「吹奏楽器」はどのように生まれて進化したのか


このシリーズでは「ラッパ」という言葉で訳していますが、原文には Trumpet (トランペット)という単語も Horn (ホーン、あるいはホルン)という単語もどちも出ており、つまり、吹く楽器ということでよろしいのですが、便宜上ラッパとしています。

このシリーズの「1」でも書きましたが、私は十代の短い期間、小さなオーケストラでユーフォニウムという金管楽器のセクションを担当しており、その後、音楽を聴く時に金管楽器の音が自然と抽出されて耳に入ってきた時期がありました。

その頃、私が感心したもののひとつがスティーブン・スティルバーグ監督の未知との遭遇(1977年)という映画で、エイリアンと人類が初めての接触を行う際に流れる有名な「ピーパーペープーポー♪」と「5音のシグナル」でエイリアンとのコミュニケーションをはかる有名なシーンがあります。

close-03.jpg

▲ そのシーン。UFO サイドから出る低い「ブッブッー」という音はチューバ。高い音は木管楽器のオーボエ。


映画を見ていると、「いかにも電子音」の感じがあるんですが、私は映画を見たときに、オーケストラと同時にノイズパンクもやっていて電子音にも親しんでいたので、「この低音は電子音ではない。チューバなのでは?」と思い、しかし、それを確かめることははできなかったのですが、今回の記事を書いている時に調べてみましたら、やはり、あのシーンはオーケストラでのチューバとオーボエの演奏者によって演奏されているものでした。

YouTube にコンサートであの曲を再現しているものがありました。
演奏者の姿はわかりにくいですが、あの音がオーケストラによって作られていたことがおわかりかと思います。




このエピソードは、別に今回の謎の音と関係するというわけではないのですが、そもそも、人類史で「管楽器」というものが開発されていった経緯などを考えてみても、それは「自然現象を日常の娯楽に転換していく(風の音を音楽にする)」という試みでもあったわけで、私自身が金管楽器をやっていたという事実と共に、世界で聞こえている(かもしれない)奇妙な音が、その管楽器の性質を持っているということに、なんとなく奇妙な感覚になっています。

ちなみに、上にも書きましたが、管楽器のコアは「風」です。
風と人間の技術が作り出したものです。

そして、弦楽器(ピアノも含む)のコアは「物質(弦)の緊張」の物理です。




混沌としてきたYouTube へのストレンジサウンドのアップ状況

実はこのシリーズでは、毎回ひとつくらいそのニュースなどになっている地域からアップされた「奇妙な音」の動画をご紹介しようと思っていたんですよ。

しかし・・・多すぎるんです。

今ではすさまじい量の「奇妙な音」の動画がアップされている。

見てみると作られたものがとても多いと感じます。以前も書きましたけど、「動画に音を入れ込む」ことほど簡単な編集作業はなく、誰にでもできるわりに、その真贋を見破ることは、私たち素人にはきわめて難しいです。

なので、とりあえず、「全部フェイク」というようなスタンスとしてひとつご紹介しますが、これはオーストラリアのものです。ここで取り上げたのは「音が聞き取りやすい」からです。そして、多くの報告の動画がこのタイプの音で、さらに、このシリーズの「1」や「2」で聞いた人が語っていた「金管楽器に何かいろいろなノイズが混じったような音」というイメージと感じが似ているからです。

出ている女性はすごくキレイな方です。



男 「なんだ、これ?」
美人「え?」
男 「雲の方から聞こえてくる?」
美人「わからないわ」



仮に・・・です。仮に上の動画がフェイクではない場合、この彼女の行動に注意してみて下さい。この女の子の行動は前回の「2」の記事で言っていたミシシッピーの人と同じように、

「上を気にしてから、前後左右を全部気にしていて、結局、どこから聞こえているかの方向性をつかめていない」

というまま動画は終わっています。

gal-australia.jpg

▲ どこに注意していいのかわからない女性。


そのことが気になって貼ってみたということもあります。

では、今回の記事に入ります。
上の動画とは関係なく、今回もアメリカの話の続きとなります。



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世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(1)
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(2)
世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(3)

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米国ミシシッピー州で記録された「ラッパの合奏」

今回は「謎の音」のアメリカでの報告に関しての2回目ですが、最近は他にも同時多発的にいろいろなことが起きているようです。先日のナショナルジオグラフィックの日本語の「金星に関しての記事」をご覧になりましたでしょうか。

金星の自転速度が低下? (ナショナルジオグラフィック 2012年2月15日)」というもので、そこには、

欧州宇宙機関の最新の新しいデータでは、金星は16年前よりも6.5分遅い周期で自転している。この結果は、地球から行われたレーダーによる長期観測と一致することが確認されている。


とあります。
金星の自転速度が遅くなった理由は今のところわかっていません。

これは、他の星のことだから割と気楽に書いていますけど、もし、「地球の自転が急に遅くなり始めたら」と考えると、いろいろと不都合は多くなりそう。時間だとか、いろいろな面でものすごく混沌としそう。


それと、これは今度ちゃんとご紹介するかもしれないですが、「地球の雲の高度が低くなってきていることが NASA の観測衛星により判明 (英語)」という報道もあり、これは NASA の衛星による観測によって 2000年からの10年間の雲の高さがそれ以前より 30〜40メートル低くなっていることがわかったのだそう。


nasa-clouds-find.jpg

▲ 雲の高度の推移を示したグラフ。一貫して雲の高度は低くなる線を示していますが、特に 2008年の高度の低下が著しかったようです。関係ないですが、リーマンショックからの株価の動きを連想させます。


ここのところ、「自転速度の変化」とか、「雲の高度の変化」とか、わりとダイナミックな変化についての報道が目につきます。

それでは、ここから、「謎の音」の続きです。



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2012年02月22日



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前回記事「世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える(1)」の続きではないのですが、昨日の太陽の日食がなかなか興味深いので、そのことを書きます。

謎の音に関しての続きは次の記事で書きます。


日食を捕らえたソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー( SDO )

最近まで知らなかったのですが、日食というと、日本でも今年の5月21日だったか、金環日食が見られるのだそうで、街中でもそういうものを銘打った企画の看板を目にすることがあります。

今年5月の日食はアメリカでも見られるようなんですが、英語では「リング・オブ・ファイヤー・エクリプス」、つまり「火の輪の日食」という呼ばれ方をしているようです。

下の、なんとなくロマンチックげな写真は2010年1月のロイターの記事にあったもので、2010年01月15日に中国の鄭州市で見られた「火の輪」日食。

ring-2012-05.jpeg



さて、実は昨日 2月21日にも見事な「日食」が観測されました。下の写真は NASA の太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー( SDO )が撮影した昨日の日食です。手前にあるのは月です。 NASA は同時に動画もリリースしましたので、それも下の翻訳記事内に貼っておきます。

eclipse-2012-02-21.jpg


「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリーが撮影した」と書きましたが、正確には、ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリーしか撮影できなかった光景といっていいようです。

この日食は、地上からは観測できないもので、「宇宙空間からのみ観測することができた日食」だったからです。


今日はそのことが報告されていたスペースウェザーの記事をご紹介しますが、タイトルにした「2つの興味」についてのひとつめは、これは写真を見れば一目瞭然だと思うんですが、今回の太陽は、あからさまに「顔」だったのですね。

私には下のような感じに見えたと(こんなのわざわざ作って・・・)。


sun-05.png


ただまあ、よく見ると、コワイ部分もなくはなさそう。首のもげたアンティークのベイビードールっぼい感じもないではないです。

いずれにしても、久しぶりにハッキリとした太陽の顔を見られたという感じです。私はこの3年間くらい、ほぼ毎日、太陽の画像を見ていますが、「完全に顔に見える」という日はそれほど多くないです。

過去記事では、

「太陽が笑った」: 目は黒点で口は磁気フィラメント (2010年12月09日)

というタイトルの記事で、下のような太陽をご紹介したのが1年以上前。




黒点群や磁気フィラメントがきれいに顔を作る機会は少ないものです。


そして、もうひとつの興味のほうですが、こちらは「当たり前のことでありながら衝撃的」なものですが、「月によって完全に遮られる太陽の放射線」の現実をグラフを見て初めて知りました。このことは、スペースシャワーの本部の中にありますので、ご紹介します。



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