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2012年04月30日



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文字から見る「死」の意味(追記あり)



最近、北極の海底から「おびただしい量のメタンが噴出している」ということが NASA の調査で判明したことを知って、今後の地球の気象というのか気温というのか、そういうものが混沌化していきそうだなあと思って、そのことを書いていたのですが、その途中で、ちょっと全然関係ないことで気になることがありましたので、そのことを書いておきます。

気候の話と一緒に書くと、何が何だか訳がわからなくなりそうですので、北極のメタンの話を含めた話は後で書きます。その NASA のニュースリリースは、

Study Finds Surprising Arctic Methane Emission Source
( NASA ジェット推進研究所ニュース 2012.04.22)

にあります。
これは今日か明日、別の記事でご紹介したいと思っています。


さて、今回の話というのは「死」の話です。


ゴリラの言っていることからふと気になる「死」の実相

ニュースでもななんでもないのですが、知り合いが「手話のできるゴリラの話」をしていたんですね。それは「優しい唄歌い」というブログで記事になっているんですが、


ココはメスのローランドゴリラ。
生後3ヶ月で病気にかかっている時に、
パターソン博士と出会い手話を教わりました。
そしてなんと1000語もの単語を習得したココは、
手話でパターソン博士と会話ができるようにまでなりました。



というようなことが書かれてあります。

まあ・・・私自身はこういう「動物との素敵な交流」には興味ないんですね。

「ああ、そうですか」

という程度の感想しか持たないのですが(笑)、記事の後ろのほうに、このゴリラが、気に入った猫が死んだ時の手話のことが書かれてあるのですね。博士が、

「ゴリラは死ぬと、どこに行くの?」

と、そのゴリラに手話で訊いたところ、ゴリラは、手話で、

「Comfortable hole bye」

と(手話で)答えたのだそうです。

Comfortable は、「快適な」、「安寧な」、「心地良い」とかそっちの意味。
hole は、「穴のような空間」のいろいろな意味。
bye バイバイのこと。

要するに、

「サヨナラして心地のいい穴に行く」

と。

まあしかし、こういうのは研究者の勝手な解釈が介入したりするものだしなあ、と思いつつも、そのブログの最後に作者の方が、

大自然の中で生きる動物達は、人が思うよりも、「死」を優しい存在であると認識しているのかもしれません。


と書かれていて、そこには、「死」と、死の文字にカギ括弧がしてあって、この「死」という漢字が妙に目についたのですね。


そういや、死ってどういう漢字かを直視したことなかったかも」と、よく見てみました。

大きくして観察してみます。


d-1.png


うーむ・・・やはり、意味性が強いせいか、大きくすると迫力があります。

その構成を見てみました。


d-2.png


d-3.png


d-4.png


初めて気づきましたが、「死」という漢字は「一」と「タ」と「ヒ」で構成されていることがわかります。

「一」がどういう意味なのかわからないですが、数字の「一」というよりは、この「一」のラインの下に「タとヒがある」というように考えるほうが妥当なような感じもします。

「一」というライン、感覚的には、大地とか天とかか、あるいは「この世」とか、つまり普遍的な存在の「現実のライン」を指し示すと仮定すると、この世の縁の下の力持ちとして、「タ」と「ヒ」がいると。そんな感じを受けます。


では、「タ」と「ヒ」とは何なのか。


「タ」は、カタカナのタであった場合は「多い」の「多」のカタカナ化。

あるいは漢字だとした場合、朝と夕の「夕」というものがあります。
漢字の「夕」の由来は、漢字の成り立ちといサイトで見てみると、

  夕 → 月の変形

書かれてありました。
下のような変遷だそうです。

seki-yuu.gif


ちなみに、その「漢字の成り立ち」ページでは「死」は、


  歹 + 匕 → 人が倒れ骨だけになる


という非常に即物的な(苦笑)答えが書いてありましたが、それによると、「死」は「一」と「タ」と「ヒ」からできているのではなく、「歹と匕」が組み合わさった漢字だということのようです。


しかし、「人が倒れ骨だけになる」というだけの意味では、上に出てきたゴリラの死の世界である「気持ちのいい穴」という語感とずいぶんと意味が違う


・・・どうも、これではない・・・という感じがしてきます。


ちなみに、「」というのは読めなかったので調べてみると、「ガツ」と読むようです。

Wikipedia - 歹部を見てみると、こうあります。


歹部(がつぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。歹の字は肉を削り取った後に残った骨を意味する。偏旁の意符としては死や傷害に関することを表す。



人の骨のことなんですね。

Wikipedia には、例字として、「歹」を使った漢字として次のようなものが挙げられています。


死・歿・殆・残・殊・殉・殖・殲


上の例を見てわかるのは、「歹」の上の「一」が右端まで延びているのは、「死」だけだということです。

つまり、他の漢字では部首として使われているのがわかりますが、「死」では、「歹」は部首ではない、というニュアンスが感じられます。


部首としての「歹」なら、「死」ではなく、下のような漢字になっていたはずです。

d-5.png


これは・・・・・・偽装ですね(笑)

「歹」という人間の骨の意味を持たせているかのようにさせて、死の実相を隠している感じを受けます。漢字は数多くあれど、部首の一部を勝手に延ばしていい漢字がそんなにたくさんあるとも思えません。やはり、最初に書いたように、「一」の下に「タ」と「ヒ」があると考えるのが妥当だと思います。

しかし、「タ」は、「多」か、「月」かどちらかだとしても、「ヒ」がわからないです。
それを調べてみました。


「ヒ」の解読

ヒは、カタカナの「ヒ」だけかと思っていたのですが、漢字のつくりとしての「匕」はあって、上の「漢字の成り立ち」では、次のようになっています。

しりもちついて倒れた人の姿

hi.png


単に「倒れた」ではなく、「しりもちついて」というあたりが具体的ですが、しかし、これで、ますます「死 は 歹 + 匕 ではない」と確信できるように思います。

なぜなら、これでは死の意味が、「しりもちついて倒れて骨になる」というだけの意味になってしまう。いくら古代でも、人間の死の様相がそんな単純ではないことは(いや、むしろ古代であればあるほど)認識していたと思います。


そんなこともあり、漢字のつくりとしての「匕」は、死の「ヒ」ではないように感じます。


さて、この「ヒ」。


これが調べてみると、なかなか深いものです。

Wikipedia に ヒ(日) という項目がありました。


ヒ(日)

ヒ(日)は古代の神名や人名の語尾につけられる称号。天皇およびその伴造(ともがら)を表す天孫・天神系の称号として用いられた。地祇・国神系を意味するヌシと対照をなす称号である。「ヒ」はヒコやヒメの語源でもある。




うーむ・・・。

なかなか大げさなことになってきました。
天皇絡みとなってきましたね。

続けて、この「ヒ」が、新羅から伝わった際のこととして、次のようにあります。


解の古音は「日」の訓である。(中略)

解はハングルで 해と書き、hae(ヘ)と発音し「日、太陽」を意味する。



なるほど。

「解」という言葉と「太陽」という言葉は、同じ意味としての発祥だった気配が伺えます。

つまり、「太陽」というのは「解」のことのようです。

それをまとめて表現のするものが「ヒ」。日本では、歴代で八名の天皇の名前に「ヒ」がつけられているそうです(カミムスヒ、カチハヤヒ、イナヒ、ヒコオホヒヒなど)。


さて、ここでもう一度、「死」の漢字を大きくしてみてみる。

d-1.png

そして、ゴリラの言ったことを、こちらも大きく書いてみる。


Comfortable
hole
bye


気持ちのいい穴
バイバイする




うーん・・・。

まあ、これらの問題は、ちょっと調べて結論の出るようなものではないですが、最近の事故の報道だとか他にもいろいろな理由があって、「死とは何か」ということをもっともっと考えたいと思っています。




[追記]

読み返していて、ここまでのことを単純に考えてみると、

タ → 月(つき)

で、

ヒ → 太陽(ひ)

なら、「死」という文字は、大地、あるいはこの世(「一」)の下の月と太陽を示している
ような気が・・・。

つまり、下のような漢字はないですが(多分)、これと同じ意味かと。

d-11.png


ここに、過去記事の「地球は太陽そのもので、その太陽は4であり、かつ日本語の始まりを示すものかもしれない」などに出てくる中世の月と太陽のシンボルを当てはめれば、下のようなものになります。

d-101.png

ちなみに、上の右の「〇」の中に点があるのが太陽のシンボルで、これは今でも星座や占星術のシンボルとして使われていると思います。

そして、このマークは、日本の古文字のホツマ文字では「ア」を意味するそう。




ホツマ文字の一覧はこちらです。




ホツマ文字には「月」と同じマークはないですが、個人的には下の「カ」のマークが陰陽を表しているっぽくて、月っぽく見えます。

ka-moon.png


ア・・・カ・・・・。

ちなみに、日本語で「アカ」で始まる代表的な言葉といえば・・・・・赤ちゃん?

あ、月(ホツマ文字で「カ」)が最初だから、アカではなく、カアか。
かあちゃん・・・・・。


「死」とは「大地の下の母ちゃん」のことである

(笑)


うーむ・・・・・・。
ちょっと梶井基次郎的な混乱の様相を呈してきましたので、ここまでにしておきます。


いずれにしても、この「死」(し)は、私の「4と十字架をめぐる旅」の中の重要なテーマのひとつだと思っています。
--

[4と十字架をめぐる旅]に関係する過去記事:

地球は太陽そのもので、その太陽は4であり、かつ日本語の始まりを示すものかもしれない
2012年03月14日

十字架がこの世にできた理由
2011年09月13日



  

2012年04月26日



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(訳者注) 昨日、ロシアニュースの「ロシアの声」の日本語版を見ていましたら、「北朝鮮:米国を一撃で破壊できる (2012.04.25)」という見出しがありました。

us-ru-kr.jpg


これだけではあまりよくわからなかったので、韓国の国内メディアを調べてみると、4月25日に北朝鮮の国軍(人民軍)の総参謀長が朝鮮人民軍創建80周年を記念した式典で述べたものだということがわかりました。

すなわち、個人的な談話ではなく、国内でとはいえ、公的な発表といえます。
このことが掲載された韓国の記事をご紹介します。


さて、北朝鮮軍は、先日の記事、

北朝鮮が攻撃開始3分で目的地を焦土化させるという「特別行動」の正体
 2012年04月23日

でご紹介しましたように、これまでの北朝鮮軍にはなかった表現で、韓国に対しての挑発予告をしました。それは、

・今まで誰も見たことがないような特異な手段で

・目的地を3〜4分間以内に焦土化させる


という表現でした。

今回も先日の「特別行動」と同様に「移動式兵器」などの具体的な表現が出ています。

確かに最近の北朝鮮軍の演説は以前とは変わった感じを強く受けます。

これに関して、韓国のメディアは、韓国統一部の元長官のイ・ジョンソクという人に「特別行動の意味」に関して、インタビューしたものがあります。先日、訳していたんですが、紹介する機会がなかったですので、今回の記事の後に抜粋して載せておきます。「統一部」とは、韓国と北朝鮮の南北統一に関して担当する韓国の国政機関です。


ところで、韓国のネット住民たちの間では、こういう軍事的な問題よりも、1枚の写真が話題となっています。



ピョンヤン 2012年4月15日の人文字

その写真は 4月15日の金日成元主席の生誕100周年行事の日の平壌(ピョンヤン)の光景を、人工衛星から撮影したものです。下の写真です。

pyong-yang-2012-0415.jpg


右下に「赤地の中の黄色い文字」がある場所がありますが、これはピョンヤンの中央広場(金日成広場)のようで、そして、これは「人文字」なんです。つまり、赤いカードと黄色いカードを持った人たちが作っている。


Pyong-0415.jpg


広場の面積は相当なもので、どのくらいの人が動員されてこの文字が描かれたのかわからないですが、ここまで大きな人文字だと、ナスカの地上絵みたいなもので、地上からはほとんど誰も見えないですので、「空から撮影されることが前提となっているイベント」だというのが興味深いです。


ちなみに、黄色で書かれてある文字は「平和」。


では、ここから本記事です。

ちなみに、今回記事の総参謀長の発言からも、この「移動式兵器」が EMP 兵器を念頭に置いているというように思えて仕方ありません。

かつて米国のヘリテージ財団という保守系シンクタンクが「イランが民間船を装って EMP を米国上空に放つシミュレーション」について米国議会に提出した意見書には次のようにありました。


過去記事「米国の保守系シンクタンクが米国は電磁パルス攻撃で壊滅すると報告 (2010年11月30日)」より。

「EMP 攻撃は、それほど高いレベルの技術を持たなくとも可能なものなのだ。たとえば、敵が米国へ EMP 攻撃を実行しようとする場合、その敵は長距離弾道ミサイルを持つ必要はない。 EMP 攻撃は、高高度に核弾頭を高く打ち上げればいいため、たとえば、米国の海岸沖で貨物船を使って、短距離か中距離のミサイルを使えばできてしまうのだ」



イランは Shahab-III というミサイル実験で EMP 攻撃と一致する高度で高高度爆発させていますが、その状態は今回の北朝鮮のミサイル実験の「失敗」と同じ様相でした。

では、ここからソウル新聞の記事です。



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2012年04月24日



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wo-top.jpg

昨日、ロシアの「極東オルカプロジェクト」(オルカはシャチのこと)というシャチの生態調査と保護などをしている団体が、ニュースリリースを発表しまして、その内容は「カムチャッカ半島の白いシャチの姿が明らかに」と題されたものでした。

wo-01.jpg


上の写真はリリースされたものの中のものですが、こちらにすべての写真があります。

この白いシャチというのがこのカムチャッカの周辺にいることは、以前から知られていて、2009年とか2011年などには写真撮影されていたそうですが、今回、今までで最も多くの撮影や観察ができたことが報告されています。

まあ・・・ニュースとしては、それだけの話なんですが(苦笑)、どうして、多くのニュースのタイトルの見出しの中から「シャチ」という言葉に反応したかというと、ちょうど、昨日、お酒を飲みながら何となく見ていたページが、

Eskimo Woman Prophecies
(エスキモー女性の予言)

というページでした。

そのエスキモーの女性は下のイラストの女性のようです。

eskimowoman.jpg

1877年11月5日に生まれたということが書かれてある以外は、名前も書いていないですし、予言といっても、いつ頃言ったものなのかもわからないのですが、その内容というより、彼女の予言が、


・シャチから教えてもらったもの


となっていることが印象的だったのです。

イメージとしては、下の写真のように彼女の夢(?)にシャチが現れて、語るのだそう。

orca-01.jpg


上の英語ページでは、このエスキモーの女性は、

- 第一次世界大戦が始まる日付
- ケネディ大統領の暗殺
- ファティマの聖母マリアの外見

などを予測したとされていますが、まあ、予言の当たる当たらないは今の私にはあまり興味がなく、ただ、興味があるのは、「概念の横のつながり」なんです。

たとえば、古代神話というものが、どこの国のどんなものでも、似通ったものであるというような意味での「横のつながり」のことです。時間軸を外して考えると「これらの共通認識の中に世界が存在する可能性があるのかもしれない」ということに、なかなかエキサイティングな感覚を覚えたりする最近だったりします。


この「横のつながり」は各種の予言にも確かに言えるような気がして、たとえば「未来の病気」。


19世紀のセルビアの予言者だったミタール・タラビッチは、下のように言っています。訳は、ヤスの備忘録からのものです。


世界中で奇妙な伝染病が蔓延する。だれもその治療法は分からない。だが、みな「私は高い教育があり、頭がいいから治療法は分かっている」と言い張るが、だれもなにも知ってはいない。人々は考えるに考えるが、正しい治療法を見つけることはできない。だが、治療のカギとなるものは人間自身の中や周辺にあるのである。


tarabich.jpg

セルビアの観光ページにあった写真。多分、ミタール・タラビッチの生家で、この彫像のどちらかがタラビッチのようです。座ってる方ですかね。タラビッチの生家はセルビアで観光地になっている模様。


そして、16世紀のイギリスの女性予言者のマザー・シプトンという人。この方は 1561年に亡くなった後、1641年になってから、四行詩の形での彼女の予言が収められた本が発行されています。

mothershipton2.jpg

▲ マザー・シプトン(1488 - 1561年)と思われる人物画。Mother Shipton's Propheciesより。


この人の四行詩はノストラダムスなどと違って、具体的に書かれていることと、あと、怖ろしいことを書いているわりには「あまり怖い感じがしない」という特徴がありそうです。機会があればご紹介したいですけれど。

そのマザー・シプトンの四行詩の中にこういうものがあります。


彼らの危険な行為から生まれた種が繁殖し
悪寒、そして数多くの死者をだす
科学者たちは治療法を見つけることができない
ハンセン病よりはるかに悪い病気



こういう、「将来、悪い病気が流行して多くの人が亡くなる」という予言はとても多いのですが、マザー・シプトンのものには、「彼らの危険な行為から生まれた種」と、やや人為的なニュアンスを感じるものがあります。


そしてここで、最初に書いたエスキモーの女性の「シャチから教えられた予言」なんですが、彼女は、タラビッチの言う、

だが、治療のカギとなるものは人間自身の中や周辺にあるのである

に呼応するようなニュアンスの言葉を残しています。


外国の名前をもつ医者が、多くの病気を治すことができる治療法を作り出すために、わすれな草のような植物を使います。

それから人はガンや風邪で死ぬことがなくなります。

また、男性を愛してしまう男性がかかり消耗して死んでしまう病気の治療法が開発されます。




まあ、いずれにしても、このような「時代も地域も違う予言の横のつながり」ということには興味があって、最近たまにいろいろな人の予言を読んだりしています。


冒頭がシャチの話でしたので、そのエスキモーの女性の方の予言を翻訳して載せておきます。

言った年代はわかりません。

「ロシアが再び共産主義に戻る」と言っているので、ソ連が崩壊した 1991年以降かとも思いましたが、それだと、1877年生まれの彼女は、115歳とかの年齢になってしまうことになるので、どうも違うような気もしますが、年代は不明のままですが、とりあえず掲載しておきます。



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2012年04月23日



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(訳者注) また北朝鮮関係ですが、報道そのものは日本語報道でもすでに多く記事になっているものです。下は時事通信の記事です。

李明博政権に「聖戦」通告=「特別行動で焦土化」−北朝鮮軍
 時事通信 2012.04.23


上の「特別行動」という単語が気になりました。今まで北朝鮮の使用する単語としては聞いたことのないものだったからです。しかし、日本語の報道はどれも短いもので、その説明がありませんでしたので、朝鮮日報の韓国語版を見てみると、朝鮮中央放送の発表では以下のように表現されていたようです。



「われわれの革命武力の特別行動は、いったん開始されると、3〜4分間、いや、それよりもっと短い瞬間に、今まで誰も見た事がないような珍しい手段と我々流の方法により(攻撃目的地を)焦土化してしまうことになるだろう」



3〜4分という具体的な数字が気になります。
「今まで見た事がないような珍しい手段」もです。

こういう表現も今までの北朝鮮軍の発表ではほとんど見ないものです。

ちなみに、「3〜4分」という数字は、たとえば北朝鮮が先日ミサイル発射実験をおこなった北朝鮮のトンチャリ(東倉里)という場所にある「西海衛星発射場」から日本の中心部の位置にある名古屋上空まで大体3〜4分程度でミサイルが到達します。

先日、「失敗」したミサイル実験は発射後 81秒で空中分解・爆発しており、つまり1分20秒程度の飛行でしたが、衛星写真を分析シミュレーションした下の写真でその距離がわかります。




下の図は、上の衛星シミュレーションを参考にして即席で作ったものですので、不正確ですが、おおまかの位置や距離関係がわかるかと思います。

map-04-23.png

これ・・・図を作ってみて初めてわかったのですけど、先日のミサイル実験の失敗って、ちょうどソウル上空で爆発させるのと同じ程度の距離で「失敗」していますね。


まあ、今回北朝鮮が発表した「特別行動」というのが何なのかは私には推定もできないですが、資料的な意味として、朝鮮日報を翻訳して載せておきます。



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研究の将来の可能性として、農薬が完全に不要な農作を「ただ作物を触るだけ」によって達成できる可能性も


(訳者注) In Deep では、たまに最新医療技術の話題などを取り上げることがありますが、現在の最先端の医学研究では、人間の防御力の元となるものが、ほとんど人間の体自身の中にあることが明らかとなってきています。

たとえば、過去記事の、

「すべてのガンに効果のあるワクチン」が開発されたという英国での報道
(2012年04月10日)

抗生物質に代わる物質がドイツの機関で特定される
(2011年06月09日)

などは、上の「すべてのガンに効果のあるワクチン」は「 MUC 1 」という、もともとすべての人間の内臓の表面に付着しているもので、下の「抗生物質に代わる物質」は「ペプチド」というもので、これはアミノ酸の連なった、要するに、どこにでもあるタンパク質のようなものです。

このペプチドは、「できた後の虫歯に対抗できる」ことも、イギリスの大学の研究でわかっています。人間が自分が持つ治癒力だけで虫歯を治していく(歯を再生させていく)という驚異的な治療法ですが、その方法は、なんと、ペプチドから作られた物質を歯に塗るだけ。相当先とはいえ、将来的にはこの治療法が広がれば、「虫歯がこの世から消える」ということになるはずです。

虫歯治療の革命: 歯の自発的な再生を手助けする虫歯の治療法が英国で開発される
(2011年08月24日)


つまり、少なくとも人間は、自分自身に対しての治癒力は人間自身が持っていることが、最近、きわめて明らかになってきた感があるのですが、今回の「植物の防衛力」の研究発表も大変に大きなニュースだと思います。


米国のライス大学の生物学者ふたりが研究発表したもので、上のタイトル通りに「植物は人間に触られることにより強くなる」という事実と、そのメカニズムを証明したのです。

写真を先にご紹介しておきます。

下の写真はシロイヌナズナという植物で、いわゆるペンペン草と呼ばれるどこにでもある雑草のひとつで、どこにでもあるものだけに、植物の研究にはよく使われるものなのだそうです。

plant-01.jpg

「右」が一日数回さわって育てたシロイヌナズナで、「左」がさわらずに放置して育てたもの。

これだけ見ると、「さわっていないほうがよく育っているじゃないか」と思われるかと思います。

そうなんです。
確かにさわらないものは成長が早く、茎も細く伸びていきます。

ところが、左の背丈の高いほう、つまり、さわられていないほうは「弱い」のです。

右の毎日触れられて成長した方の植物のほうは、こちらは茎が太く短く、そして「遅く」成長していくことにより基本的に自身の構造自体を強く成長していくと同時に、触られるごとに内部で「ジャスモン酸エステル」という植物のホルモンを多く分泌するのですが、この植物ホルモンの作用で、この植物は「どんどん強く」なります。

このジャスモン酸エステルは、植物の葉を食べる生物の胃の機能を弱め、また、真菌(カビ)などの対しての抵抗力を高めるメカニズムを持つのです。


つまり、上の写真の「右の毎日触られた植物」は、見た目だけの問題ではなく、外部からの攻撃に対して強いのです。菌や昆虫に大きな強い抵抗力を持ちます。「虫も喰わないやつ」という言い方がありますが、そういう植物として成長していきます。

そのジャスモン酸エステルの生産システムを「起動」させるのが、人間がさわることなんです。

また、上の写真を見ると、植物の外観としても、右の背丈の低い植物のほうが安定性よく育っていることがわかります。

いずれにしても、これは感覚的な話ではなく、「植物は人間に触られることにより強くなる」ことと、そのメカニズムが「証明された」ということであり、この意味は大きいです。

なぜかというと、今後、たとえば、植物の生産の現場を含めて、あるいは、経済的な混乱や他の国との貿易の不都合などの中では、日本の農業にはあらゆる意味で厳しい状況が予想されます。

ずいぶん前に、

日本から肥料が消える日
(2010年12月02日)

という記事を書いたことがありますが、一般的には「窒素、リン酸、カリウム」で肥料は作られますが、この中の「リン酸」というものが日本では採取できず、日本はほぼ 100パーセントすべて輸入に頼っています。そして、その輸出国の最大国は中国で、中国では関税をどんどんと引き上げており、現状はわからないですが、記事を書いた頃に入手した 2008年までのリン酸の価格は下のようになっていました。




これ以上、リン酸の価格が上がっていくと、トマト一個3000円とか、白菜一個20000円とか、そういう冗談のようなことが、冗談ではなくなる可能性は常にあります。現状の肥料はリン酸なしでは作ることができません。

まあしかし、この肥料の問題は別の話ですが、それと同時に「農薬」の問題や、米国モンサント社などに代表される遺伝子操作での作物の問題があります。

それに害があるとかないとかを別にしても、経済的な問題や、あるいは鎖国的なことが起きていくと(私自身は遠い将来であっても日本は再度、鎖国に向かうと考えています)、農作自体が成り立たなくなる可能性はあるように思うのです。

そこに出てきた「植物は人間がさわるだけで防衛力がアップするという科学的事実」というのはとんでもなく素晴らしい発見ではないかと思ってご紹介することにしました。

冗談ではなく、たとえば、自給自足などをしていかなければならない毎日だとして、農作の日課のうちのひとつが「ことあるごとに作物にさわること」だったりするという未来もありうるのかもしれません。


私も植物が好きでいろいろと育てているのですが、この「さわると植物は変化する」ということは感覚的という以上にずっと感じていました。どういうことかというと、

・頻繁に触れている植物は成長が遅いが、美しく強く育つ

ということです。

そして、逆のこともまた言えました。

逆のこととは、つまり放置していくと弱っていくということも見てきたのですが、それらは「感覚的な問題なのだろう」と自分では思っていました。

しかし、科学的根拠があったのです。


いずれにしても、今回の研究結果を読んで決めたことがあります。
それは、

「明日から全部の植物を一日に一度はさわろう」

ということでした。

植物を育てている方は試してみてはいかがでしょうか。
きっと、カビや葉を食べる虫(毛虫、ナメクジ、アブラムシなど)に強くなると思います。

いずれにしても、農薬から解放される方法の「第一歩」が「人間がさわる」という単純なことで、ある程度達成できるとしたらかなり素晴らしいことだと思うのですけれど。


それでは、ここから記事です。



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2012年04月21日



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4月19日に国立天文台がリリースした下のニュースは2本のほぼすべてのメジャーメディアでも報道されたと思いますが、下の図に驚かれた方も多いのではないでしょうか。

solar-2012.jpg

上の図は4月20日の読売新聞オンラインに掲載されたものです。
あとで、自分で作成した別のタイプの図も載せます。

国立天文台のニュースリリースはこちらです。

太陽観測衛星「ひので」、太陽極域磁場の反転を捉えた
 国立天文台 2012年4月19日

今回の国立天文台の発表は連名として、


理化学研究所
宇宙航空研究開発機構
米国航空宇宙局 (NASA)
英国科学技術会議 (STFC)
欧州宇宙機関 (ESA)


という現在の世界の主要宇宙観測機関の名前が連ねられており、極めて重大なニュースリリースであることをうかがわせます。

上のニュースは、わりと多くの報道で取り上げられていて、短くわかりやすく説明されているものも多かったので、そちらを抜粋します。下の記事は読売新聞の記事からの抜粋です。


太陽磁場、来月に4極化か…300年前は寒冷に
読売新聞 2012.04.20


国立天文台などは19日、5月にも太陽の磁場が反転し、北極と南極にN極(プラス磁場)、赤道付近に二つのS極(マイナス磁場)が出現する「4重極構造」に変化するとの予想を発表した。

同天文台の常田佐久教授(太陽物理学)らは、太陽観測衛星「ひので」を使い、磁場データを分析。昨年7月以降、北極の磁場がS極からN極に反転し始めたことを確認した。一方、ほぼ同時に反転するはずの南極はN極のままで変化せず、4重極構造が確実視される状況となった。









 

簡単にいうと、普通は地球でもどんな惑星でも「南と北」というように磁極は2つのわけですが、「太陽の磁極が4つになる」という複雑な状況になっていく可能性が示唆されたのです。


下の図は、国立天文台の図を使わせていただいてこちらで作成したものですが、下のようになるということのようです。

20120419-solar-polar.png

▲ 上の図の左が、今までの普通の太陽です。北極にマイナス磁場である「S極」があり、南極にプラス磁場であるN極があるという対極したふたつの磁場。

そして、右は、国立天文台が今回発表した今後の太陽の磁場の予測。北極はポールシフトで磁場が反転したのに南極の磁場は移動せず、その結果、「4つの磁極」があらわれるという状態になることが予測されています。



新聞などの報道には「寒冷化」の件が書いてありますが、そのことにはふれません。300年前に太陽磁場が4極化していたかどうかの真偽の問題ではなく、今回の「磁場の大きな異変」は寒冷化とかそういう問題が中心にあるものではない、もっと大きな影響を与える変化だと私個人は考えているからです。


それよりも、太陽の磁場の変化が「もし」そのまま他の太陽系の惑星に同じような影響を与えるとしたら・・・

つまり、たとえばですが、「地球が4つの磁場を持つ惑星になったら」となると、これは非常に生活に大きな影響があります。

現在の地球の磁場は大体、下のようになっています。

earth-2008.jpg

上が北極で、下が南極。SとかNとかの磁場の記号は上の太陽と同じ意味です。


これがもし仮に、太陽と同じように下のようになったとしたら・・・。

earth-2012.jpg


これだといろいろな「現在の文明システム」がグチャグチャになるはずです。
飛行機もまともに飛べないので、海外に行くなどの概念が消えるかもしれない。

そもそも、「方向って何のこと?」という話にもなりかねない気がします。

私が子どものころに放映していた『天才バカボン』のオープニングテーマの最初は、


「西から上ったお日様が・・・東へ沈〜む」


というものでした。

「天才バカボンの現実化」というのも、あながちありえないことではないかもしれないです。太陽の沈む場所が変わるという意味ではなく、「地球のどちらが東でどちらが西か実質的にわからなくなる」というような。

bacabon.jpg

▲ テレビアニメ「天才バカボン」(1971年)オープニングより。


もっとも、この歌ではこれに続いて、「これでいいのだ」という結論となっているので、まあ、それでいいのかもしれないですが(笑)。

もう少しこのことについて続けます。



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2012年04月17日



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air-robot.jpg

▲4月15日にピョンヤン(平壌)で行われた「金日成元北朝鮮国家主席生誕100周年記念軍事パレード」に登場した「無人飛行機」。
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先日まで、北朝鮮のミサイルの訓練とかに全然興味なかったんですよ。軍事国家にとって、ミサイル訓練や核実験を定期的におこなうのは当たり前のことですので、報道も見なかったし、一昨日までどういう結果だったのかもよく知らなかったです。

ところが、ふとに目にした韓国のニュースにこういう短い記事があったのです。

北朝鮮ミサイル 発射から1〜2分後に空中爆発
 Yonhap News 2012年 04月 13日

この記事の冒頭はこうでした。

> 北朝鮮の東倉里発射基地で午前7時39分に発射された長距離ミサイルは1〜2分程度飛行して空中で爆発した。


これを読んで、私は「ああこれは・・・」と思いました。


In Deep の過去記事で、次の2つのものがあります。



タイトルの EMP 攻撃 (電磁パルス攻撃)とは、高高度電磁波兵器とも呼ばれ、Wikipedia の説明では、

高高度核爆発は、高層大気圏における核爆発。強力な電磁パルス(EMP)を攻撃手段として利用するものである。核兵器の種類や爆発規模などは問わない。

というものです。

これは、いわゆる爆破などで人や建物を殺傷する兵器ではありません。
それどころか、EMP 攻撃での爆発自体は一人も殺さないですし、何も破壊しません。

しかし、攻撃された地域の「あらゆる近代文明が消滅していく」というタイプの、現代社会で最強(というより、最悪)の兵器のひとつです。


この攻撃の特徴としては、大まかには、今回の北朝鮮の実験の「失敗」と同じような感じで攻撃をします。つまり、高度の空中で爆発させます。

今回の北朝鮮のミサイル実験が「 もし、EMP 攻撃を念頭に置いたもの」だった場合、非常に残念ながら、これは完全な成功だったと感じます。もちろん、EMP 攻撃を念頭に置いている場合に限りますけれど。


何となく、私たちは「核攻撃」とか「ミサイル攻撃」というと、下のような感じを想定します。
それぞれ速効で作った図で、適当ですみません。

emp-01.png


しかし、EMP 攻撃は下のようなイメージで、方向も目標もアバウトで大丈夫です。

emp-02.png

爆発した時は、いわゆるよく見る核爆発のようには見えず、「太陽が爆発した」ように見えると思います。


いずれにしても、「とにかく目的地あたりの上空のほうへ飛んでいけばそれでいい」といってもいいものです。あるいは、無人飛行機などで、アバウトに近づければいいという感じ。

どのくらいアバウトでいいかというと、たとえば、日本を攻撃するなら「仙台か東京か大阪か名古屋か福岡あたりの上で爆発すればいいや」というくらいテキトーでOKなんですよ。

どうしてかというと、その影響範囲がものすごいため、正確に狙う必要がないのです。


上の過去記事で翻訳してご紹介した 2011年6月27日の韓国統一ニュースの中の記述を抜粋します。



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2012年04月16日



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「福島の放射能も野生動物の抗酸化防御システムに悪影響は与えていないだろう」: 英国ポーツマス大学 ジム・スミス教授(国際原子力機関チェルノブイリ・フォーラム元委員)
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(訳者注) ロンドン王立協会は、1660年設立の現存する最も古い科学学会で、イギリスにおける科学者の団体の頂点であり、また、歴史的にも世界で最も権威のある科学団体です。

数日前、その王立協会の発行する学会誌に英国ポーツマス大学の教授の長年の調査による研究結果が発表されるという報道がありました。

その研究結果の内容は、

「チェルノブイリ事故後、現地の野生生物は放射線の影響での損傷や個体数の減少はなかった。むしろ、個体数は増大した」


というものでした。

チェルノブイリの鳥の個体数の長期間の研究で、チェルノブイリの放射能は少なくとも長期的な面からは、野生動物の個体数には影響を与えなかったということが判明したという論文です。

さらに、この研究は「生物が放射線に対抗するメカニズムを解く鍵」も与えてくれるものとなっています。生物にはアンチオキシダント防御メカニズム(抗酸化防御のシステム)というものがあり、これまでの科学者の考え方では、放射能によりこの抗酸化防御のシステムが損傷を受けることによって、生物が死傷したり、個体数が減るという考えだったのですが、「それがなかった」という結論です。

つまり、放射能は生物の生体メカニズムに損傷を与えないという新しい研究発表ということになります。


そして、この論文を書いた教授は「福島の現在の放射能の例にも当てはめられるだろう」と語っています。

つまり、福島とその周辺の野生生物は事故前と変わらずに生体システムに損傷を負うことなく健全に成長し続けるだろうと述べているということになります。


ちなみに、調査を行ったのは、チェルノブイリの事故を 20年間にわたって現地で調査し続けているジム・スミスという科学者で、英国ポーツマス大学の教授であると共に、国際原子力機関チェルノブイリ・フォーラムの委員であった人です。

smith.jpg

▲ チェルノブイリ事故後 20年に渡り続けてきた調査結果を発表したジム・スミス教授。
チェルノブイリ事故調査の第一人者。



チェルノブイリ事故との関わりの深さでは世界の科学者の中でも特に深い関係を持つ科学者の一人だけに、その論文には重みがあります。

なので、早速、翻訳記事に入りたいのですが、記事に入る前に、今回はこのようなわりと正式な研究報告が出たということで、この際、(あくまで私の考えとしてですが)、放射能について書いておきたいことがあります。



東北の神話を信じている私には「そろそろ科学的な方向性の転換」があってもいいと思う最近

先月くらいに、

セシウムは14歳以下の子どもの甲状腺ガンと「関係ない」ことが示される WHO の2006年調査論文
 In Deep 2012年03月06日

という記事を書いたことがあります。

その中で、私自身は昨年以来、放射能の悪影響を気にしたことが一度もないことを書きましたが、しかし、放射能を気にされている方もたくさんいるのも事実なので、「自分からそのこと(放射能は長期的には人体に無害だと思われること)を口にすることは基本的にないと思います」と書きました。

しかし、もう震災から1年を大きく過ぎているわけで、ある程度の「科学的な方向性」はあってもいいように思うのです。今現在、日本(あるいは世界)に存在している放射線に関しての方向性は、科学の方向ではなく、


・心情的な方向性
・イデオロギーとしての方向性
・政治的な利用価値


が主流のような気がするのです。

しかし、大事なことは「事実」だと私は考えています。

その「事実」というのは今回のような例では「調査や研究結果のデータ」ということになりますが、現在、存在するデータ等からの科学の方向性だけで言わせてもらえば、放射能は長期的には無害というデータだけが浮かび上がるとしか思えないのです。


とはいえ、私のモットーは「人はそれぞれ自分の考えたいように考えればいい」ということです。なので、この考えを人に押しつけるつもりはないです。「放射能は害がある」という考えの人の考えを否定するものではないです。


ところで、昨年、 In Deep の「わたしの神話はずっと続いている」という記事の中で、『日月神示』の中矢さんのサイトの「 日月神示にもとづく「10のFACT」(2011年10月24日)」という今日の一言に書かれてあったとこを抜粋したことがありました。

そこにはこのようにありました。

・この世は顕(うつ)し世、実相は「あの世」にある
・一切の事象は必然である
・過去に起きた結果はすべて最善として受け容れる
・絶対の「善」はなく、絶対の「悪」もない
・すべては良くなるための仕組み
・善いこと言えば善くなるし、悪いこと思えば悪くなる
・実践するまでは何も身にはつかない
・日本は潰れたようになるが再生し、世界の親国として甦る
・日本は世界の雛型であり、先駆けて良くなる使命がある
・北(東北)が良くなる、北が光る、北が一番に良くなる



上の10個のうちの最後に、


・北(東北)が良くなる、北が光る、北が一番に良くなる


とあります。

私は、昨年3月の震災以降、東北こそが日本の新しい聖地と思って過ごしてきました。この「東北が良くなる」という光景が現れることを夢にまで見て生きてきましたが、なかなかその徴候は現れませんでした。

しかし、今回の発表は、「福島とその周辺は、今後これまで以上に自然環境が繁栄し、豊かな野生環境と、健全な野生生物の個体数の増加の可能性が期待できる」ことを示します。


ところで、最近、中矢さんの発行されている『玉響』に文章を書かせてもらっていますが、いろいろと思うところがあって、私は自分の名前や自分自身が人前に出てはいけないと今は思っていて、それで玉響でも匿名で書かせてもらっていますが、このブログを読まれている方ならどの記事かすぐわかると思います(このブログのタイトルを自分の名前にしちゃったんで・・・)。

ちなみに、もう私は人前に出ることは今後ないように思います。

集まりですとか、あるいは、演劇などの自分が出るタイプの表現活動も昨年が最後だったかもしれません。

そのことについても今度書かせていただくかもしれませんが、これもまた変な話ですが、昨日、夢に「ヘビ」が出てきて、そのヘビと対話したんです。そして、そのヘビに「お前はいつだって存在していないじゃないか」と、その具体的な証拠と共に告げられて「ハッ」と気づいたことがあったんです。

でも、今回は放射能の大事な話がありますので、このことは今度書きます。

それでは、ここから翻訳記事です。
丁寧に訳したつもりですが、専門用語等で間違いがある場合はありますので、そのあたりはご容赦下さい。



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2012年04月15日



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昨年あたりまでの In Deep では「穴」というカテゴリーがあってもいいくらい、「地上に突然開いた穴(シンクホール)」の報道のご紹介が多く、また、私も「穴ニュース」には敏感な方だと思います。

さて、それはともかく、先日、英語サイトのメッセージ・トゥイーグルの記事で、「スウェーデンにのとんでもなく巨大なシンクホールが拡大中」というタイトルのものがあったのです。

そこにあった写真がこれです。

sinkholesweden-1.jpg


巨大さもさることながら、蒸気のような白いものが写っていて、何か地中から暖かいものが噴出していることを想像させます。

しかも、3月に開いたこの穴は最近、さらに大きくなり、今では上空から撮影すると、下のような感じになっているのだとか。

20120321_Fabian_uppblockning_onsdag_2181print15.jpg

構成や深さはよくわからないのですが、穴の周囲にある「緑の点」が樹木だとすると、確かにものすごい広さのの穴に成長している感じはします。

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思い出す「グラマロテ」の地質的崩壊

上の写真を見て、実際のこのシンクホールに関しての現地報道を読もうと思って、ネット上のニュースを探したのですが・・・どういうわけか「見つからない」のです。

「?」と、地名等からいろいろとたどってみますと、その理由がわかりました。

私は英語でニュースを検索していたのですが、この報道に関しては、現地報道しか存在しないのでした。すなわち、「スウェーデン語の報道しか存在していない」ということがわかりました。


思えば、一昨年、ずいぶんとこのブログでご紹介した南米コロンビアの地殻変動の記事(下の2つの記事など)、



なども、スペイン語以外の報道は結局最後までほとんどなかったです。

ちなみに、上のコロンビアの町グラマロテ
現在どうなっているのかについては、正確にはわからないのですが、たとえば、Google で画像検索をすると、下のような一覧が出て、膨大な数の崩壊した現地の写真が表示されます。


google-gramalote.jpg


どこの国でも、一般的には「死傷者が出ない海外(他の国)の自然災害や地殻変動」は、あまりニュースにならない傾向があります。特に、先進国以外でのニュースの多くは「なかったこと」にされるような取り扱いとなることもなくはないです。コロンビアの時もそうでした。


というわけで、スウェーデン語の報道は見つけたのですが、スウェーデン語の翻訳はしたことないので、Google翻訳などで英語に変換しつつ、やってみましたら、文法的にはそれほど英語と差がなさそうですので、大意としての翻訳ですが、報道をご紹介します。


ちなみに、ここ数年で上のシンクホールの規模に迫るものは、2009年の南米グアテマラの首都に開いた穴と、中国に開いた穴で、どちらも記事にしています。しかし、上の写真を見る限り、今回のスウェーデンのはそれらよりも大きそうですね。

過去のシンクホールの写真も掲載しておきます。




2010年6月1日 南米グアテマラ



▲ 過去記事「アガサが残したグアテマラの巨大な穴」より。


2010年6月13日 中国四川省



▲ 過去記事「中国各地に次々と出没する「巨大な穴」」より。




では、ここからスウェーデンのシンクホールの報道ですが、オリジナル記事のタイトルは「耐えていたファビアンの天板がついに崩壊した日」というものでした。

このタイトルにある「ファビアン」と言葉がわからなくて、調べてみると、このファビアンは、多分ですが、下の人を表しているようです。それが地名となっている場所があるのではないかという推定ですが、違うかもしれません。


ペール・ファビアン・ラーゲルクヴィスト

スウェーデン・スモーランド地方のベクショー出身の作家・詩人・劇作家・エッセイスト。1951年度ノーベル文学賞受賞者。人間の善悪という普遍的なテーマで作品を執筆し続けた。

幼少期から受けた伝統的なキリスト教教育の影響から、バラバやさまよえるユダヤ人という人物像を通して創作をした。最も広く知られる作品は「バラバ」(1950年)で、イエス・キリストの身代わりに釈放された犯罪者バラバの数奇な運命を描いた傑作。



上のファビアンさんと、紀元前の戦争で行われた、いわゆるファビアン戦略(持久戦のこと)というものをミックスさせたようなタイトルなのかもしれません。

ところで、上に出てくる「犯罪者バラバ」という言葉も初めて知りましたので、バラバを見てみますと、こうありました。


バラバは新約聖書、福音書に登場するユダヤ人の囚人。イエスの代わりに恩赦を受け、釈放された。



なんと、このバラバという人は、マタイによる福音書、マルコによる福音書、ルカによる福音書、ヨハネによる福音書の、いわゆる四大福音書すべてに出てくるのだそう。

いろんな人が出てきますね、聖書には。

しかも、このバラバという人、上の Wikipedia によれば、


新共同訳では「バラバ・イエス」と呼ばれているので、イエス・キリストとは同じイエスという名前であったことになる。(中略)

バラバという名前はアラム語で「父の子」を意味するバル・アッバスではないかと言われる。

いっぽうイエス・キリストは神に対し「アッバ、父よ」と祈りを捧げている。 そうすると「バラバ・イエス」は「父の子イエス」、「神の子イエス」であり、イエス・キリストと同一人物ではないかとの疑問が出てくる。 この名前の奇妙さはさまざまな議論の種となっている。


barabas.jpg



 > (バラバが)イエス・キリストと同一人物ではないかとの疑問

とあります。

うーん・・・。
また出た聖書に関わる奇妙な話。

スウェーデンの穴からここにたどり着くとは思わなかった・・・。

なんだか逸れてきてしまいましたが、今回の本題はあくまで「シンクホール」ですので、ここから本記事です。




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2012年04月14日



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(訳者注) アメリカ MSNBC ニュースで、「36年前の火星の写真の再分析によって生命の存在が確認される」という内容の報道がなされていました。

米国とはいえ、このクラスのメジャー報道で正式に流れたのなら、日本のニュースでも火星の生命について報道されることもあるかもしれません。

MSNBC はアメリカのニュース専門放送局ですが、CNN との視聴率を争っている二大ネットワークのひとつで、現在は米国での視聴率ナンバー1のはずです。


ところで、その NASA のバイキングについて、簡単にふれておきます。
何しろ 36年前に最初に火星に着陸して、地球に火星の写真を送信してきた「初代無人火星探査機」であり、ご存じのない方もいらっしゃるかと思うからです。


バイキング計画

米国の NASA は1970年代に最初の火星探査計画(無人探査機による火星への上陸計画)を立て、その名称を「バイキング計画」としました。そして、バイキング1号とバイキング2号を火星に飛ばします。そのうちの今回の話題となるバイキング2号は、1976年に火星に到着し、着陸に成功します。

下の写真はその時にバイキングが撮影して、送信してきた写真の中の1枚です。
白いものは霜などの氷か雪です。

Mars_Viking_2.jpg

▲ 後のローバー計画と違い、NASA は当初の写真に彩色しないまま発表したせいなのか、わりと実際の火星の表面の感じがわかるものが多いです。空も青いです。当初は「空が青いほうが間違い」とされてきましたが、後の分析ではこの空の色が正しいようです。


ちなみに、上のキャプションに書いた「火星の写真の彩色」に対して、「火星は赤い星」というイメージの中で私たちは違和感を感じずにずっと生きてきました。今回の MSNBC の記事に使われている写真も「赤い」です。

しかし、この「赤はウソくさい」ということが、後になって少しずつわかってきたという歴史があります。それは私たち一般の人もパソコンで写真を修正できるようになってから(1990年代に入ってから)、わかったことでした。

このあたりは、過去記事の、

ありがとう、スピリット: 火星の真実を自らのボディで示してくれた無人探査機の引退
 2011年05月26日

に書いたことがあります。

上の過去記事はローバーのものですが、バイキングの際に発表されたこちらの下の写真

viking-01.jpg


を、国旗や装置などの色を基準にして、実際の色に近づけて修正していくと、

viking-02.jpg

このようになっていきました。


しかし、いずれにしましても、地球からの火星探査もそろそろ終わりに近づいています。

今年2月の記事で、

米国政府が NASA 火星計画の予算を停止。米国の火星ミッションが事実上終了へ
 2012年02月29日

というニュースをご紹介したことがあります。
次の米国の政権にもよるでしょうが、現状では火星探査は今年 2012年の無人探査機キュリオシティの火星への派遣で打ち切りになる可能性が高そうです。

しかし、最近、私は「それでいい」と考えるようになりました。地球の人間はこれ以上、他の惑星に物理的に干渉しないほうがいいのではないかと思っています。

よく考えれば、仮にそこが微生物だけの惑星だったとしても、無断で上陸することが彼らにとって気持ちのいいことなのがとうかはわからないです。

あるいは、地球の人間が踏み込んでいくことで、(その惑星の相手が人間ではなくとも)、マヤ文明やアステカ文明の人々のように「結果として相手(とその文明)が滅びる」可能性が決してないわけではないのでしょうから。

映画『宇宙戦争』では地球のバクテリアで敵のエイリアンは全滅します。
そういう事態を他の惑星に持ち込む可能性はゼロでもないかもしれませんし。

では、ここから記事です。



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