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2012年05月31日



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核保有を明記した「改訂・北朝鮮社会主義憲法」序文の全文訳



(訳者注) 先日、子グマとたわむれていた姿が大きく報道された金正日元国防委員長の息子さんですが、その北朝鮮では着々と文章レベルでの国防の改訂も進められているようです。

新しい北朝鮮の憲法では、序文で自らが「核保有国」であることを明記し、また、憲法全体に「金正日」の名前を入れ込んだ大幅な改訂を行いました。



▲ 動物園を視察中の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記。子グマとたわむれつつも、その1ヶ月前には、「核保有国」を明記した憲法に改訂した北朝鮮の三代目。


この「核保有国」明記のニュース自体は日本でも多く報道されているようです。
下は、産経ニュースのものです。


北朝鮮、憲法に「核保有国」明記  強硬路線鮮明に
MSN産経ニュース 2012年5月30日

朝鮮通信は30日、北朝鮮が4月の憲法修正で、同国を「核保有国」と明記したと報じた。昨年12月に急死した金正日総書記の業績として強調されており、金正恩第1書記を中心とした新体制も核保有を最大の外交カードとした強硬路線を継続することがあらためて鮮明になった。

最近、同国が運営するウェブサイト「ネナラ(わが国)」に全文が掲載された。



この「ネナラ」という北朝鮮の国営ウェブサイトには、日本語版もあるのです。

Naenara 日本語版

ところが、この中のどこを探しても、そんな表現は見つからない。

そこで、オリジナルである韓国語版を見ましたら、その記載がありました。どうやら、今のところ、「核保有国」と明記した憲法を掲載しているのは、オリジナルの韓国語版だけのようです。

nenara.jpg

▲ ネナラに掲載された新社会主義憲法の序文。


今回は、その全文を翻訳してご紹介しますが、核保有の下りに関しては、このようになっています。下線の部分です。


金正日同志は、世界の社会主義制度の崩壊と帝国主義連合勢力による悪辣な反共和国圧殺攻勢の中で先軍政治に金日成同志の崇高な遺産である社会主義の獲得物である栄誉を深く守護し、わが祖国を不敗の政治思想強国、核保有国、無敵の軍事大国に転換させ、剛性国家建設への輝かしい道を開いてくださったのだ。



具体的には、日本語版の北朝鮮憲法 序文には、北朝鮮の初代総書記であった金日成(キム・イルソン)の偉業を称える文章までしか掲載されていなくて、昨年亡くなった金正日(キム・ジョンイル)元国防委員長の名前はふれられていませんが、先月改訂された新しい北朝鮮憲法では、新たに憲法の序文に、金正日総書記の名前が加わっています。

たとえば、憲法の序文だけをみても、旧憲法と新憲法を比べると、次のように違っています。
ちなみに、「太字」の部分は、こちらでしたわけではなく、もともとのオリジナルでそうなっているものです。すべてにおいて、金日成と金正日の両名の名前は太字で示されています。


旧憲法 前文

朝鮮民主主義人民共和国は、偉大な領袖金日成同志の思想と指導を具現したチュチェの社会主義祖国である。




新憲法 前文

朝鮮民主主義人民共和国は、偉大な領袖金日成同志と偉大な指導者金正日同志の思想と指導を具現したチュチェの社会主義祖国である。




この序文に何度も出てくる「チュチェ」という言葉は、「主体」と書き、北朝鮮の社会主義の根本理念となっている思想で、下の3つの理念からなります。


1. 根本原理 (人間は世界と自分の運命の主人/主体である)
2. 人間の本質的特性 (人間は自主性と創造性と意識性を持った社会的存在)
3. 社会的運動の固有な合法則性



と、北朝鮮では規定されています。


それでは、ここから北朝鮮の憲法の序文全文です
以下のすべての名前の部分の「太字」も、オリジナルのままです。



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2012年05月30日



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前記事: マザー・シプトンの四行詩(前編)
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(訳者注) 16世紀の女性予言者と言われたマザー・シプトンの四行詩の後半です。

今回のくだりは、いわゆる「怖ろしい描写」が多いんですが、しかし読んでみると、これまでの多くの「予言」といわれるものの中に出てくる描写と大変に内容が似ており、つまり、なんとなく「慣れた未来描写」だとはいえそうです。

火山噴火、大地震、海面の上昇、大戦争、飢餓、未曾有の伝染病、などのフレーズが次から次へと出てきますが、「それらはすでに知っております」と言いたくなるほど、他の様々な予言で繰り返し出てくるフレーズで、むしろ「やっと出てきた」という安堵感さえあります。


あんまり関係ない話ですが、最近の私は、実際にはこの世というのは、個人レベルでは「世界は常に終わり続けている」というように考えていて、あるいは「終わっていない人の世界も個人レベルではいつか終わる」というのも事実です。

これは「死ぬ」という意味とは関係ないことで、生きていようが死んでいようが、文字通り、「その人の世界が終わる」というような意味です。

ちょっとややこしい話になりそうですので、これ以上は書かないですが、予言で語られる「典型的な世界の終末」以上に、私たち個人個人の人間の「宇宙」は「多様な終末の様相」を持っているのかもしれなくて、そのあたり、人間の多様性に感心します。


関係ないですが一昨日(月曜日)の関東の悪天候はものすごかったです。

豪雨ではなく、「豪ひょう」。

マンションの廊下一面に氷が散らばるという光景は多分初めて見たと思います。ひょうの大きさは1センチ程度だと思うのですが、周囲全体が銃弾を撃ち込まれたような音が響き渡っていました。

試しに、

「このくらいの大きさのひょうって当たると痛いのかな?」

と、外で当たってみましたが(笑)、不思議と痛くはなかったです。
ひょうはそれほどの高度から降ってくるものではないのかもしれません。


では、ここから四行詩の後編です。

mothershipton.jpg

▲ マザー・シプトン(1488 - 1561年)。



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2012年05月29日



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記事後編: マザー・シプトンの四行詩(後編)
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(訳者注) 最近、体調・・・といっても起因しているのは精神的なものなんですが、優れない日がわりとあったせいもあり、5月は記事を更新できない日も多かったです。

まあ、そういう個人的なことを含めて、社会全体としても「何となく」ですけど、マインド的に混沌としているような感じもしないでもないです。

それも、あまりいい方向ではない混沌というのか。

そんな中で、ふと思い出したのが、過去記事の、

極東ロシアで発見された「白いシャチ」から浮かび上がるエスキモーの予言
 2012年04月24日

などでもちょっとふれた、16世紀の英国の予言者と呼ばれる女性であるマザー・シプトンと呼ばれる人の四行詩の内容でした。

mothershipton.jpg

▲ マザー・シプトン(1488 - 1561年)。


彼女の四行詩の特徴は「曖昧ではない」ということがあります。

「鉄の船が水に浮かび、人が空を飛ぶ」とか「計画される大戦争」とか「馬のない馬車」とか、そういうような表現が続きます。

とはいえ、年代が書かれているというものでもないですので、予言というより、あくまで「詩」としてのご紹介ですが、興味深いことは確かですので翻訳してみました。


500年前に生きた、まだ電気もパソコンも AKB48もなかった時代のマザーシプトンが見た「未来の世界」はどんなものだったのか。


相当長いものですので、2回に分けます。

なお、「〇〇」は「××」を表していると考えられるというような注釈はつけません。詩というのは、それが予言詩であろうと何であろうと読む人それぞれの感性で解釈するものだと思います。

それでは、ここからです。



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(訳者注) 今年は、日本での電力不足がいわれています。そして、この「何となく今年だけの問題のように聞こえる」電力不足という問題は、根本的な代替えがない限り、永遠に続くはずです。

正直、もはや、「反対」とか「賛成」の議論を越えて、冷静に「電気の生産」という現代文明の根幹の部分での将来を考えてもいいのではないかなとは思います。

そういう中、2022年までに段階的に原発での発電からリサイクル発電に全面的な移行を予定しているドイツで、5月25日から5月26日の間、太陽光発電での発電量での世界記録を樹立したというニュースが海外で伝えられています。

その発電量は実に 22ギガワット

この電力量がどのくらい大きなものかというと、たとえば、発電量を試算、比較してみたというサイトによると、福島の第一原子力発電所の2009年度のデータでは、福島第一原子力発電所の発電機6機の合計出力が約5ギガワットということです(正確には4.7)。

つまり、少なくとも今回のドイツの太陽光発電システムでは、その数倍のエネルギー生産に成功したということは言えそうです。

私自身は太陽光発電が最もいいと思っているわけではないですが、ここまで莫大な発電量を得られるなら、(暫定的には)あまり問題はないのでは? とも思います。

また、ドイツは緯度的にも日本より北であって(太陽光発電には日本より不利なはず)、国土面積にもそれほど差があるわけではなく、今回の「偉業」は日本でも可能なことではありそうです。

参考までに両国の面積と大体の緯度です。


日本  377,914平方キロメートル(60位) 北緯30〜55度

ドイツ 357,021平方キロメートル(61位) 北緯48〜55度


日本とドイツは、国土面積で世界 60位と 61位に並び、緯度の一部は重なるという「地理的に似たもの国家」であることがおわかりかと思います。


ちなみに、今年の電力不足は世界全体で起きています。お隣の韓国でも現在すでに厳しくなっているようで、「店舗のエアコン無駄遣いに最大20万円の過料 /ソウル (朝鮮日報 2012年05月24日)」というような、電力不足絡みのニュースをよく目にします。

韓国の電力不足も、一部の原発の稼働停止が関係しています。

また、事情は違いますけれど、ミャンマーの首都ヤンゴンでは「電力不足に抗議しての市民デモ」が起きています。


そんな中での、ドイツの今回の太陽光発電の記録。

ちなみに、記事を読む限りは「最大の敵は費用」のようです。開発費用が莫大にかかるのです。ドイツでは、国民の税金のうち 4000億円相当がリサイクル・エネルギー開発に割当されています。税金からの歳出としては小さな額ではないと思われます。

今の日本でこれをやるとすると、大幅な増税や、他の部分での歳出カットが求められるはずで、なるほど、簡単にはいかないということはわかります。

とはいえ、いろいろとありつつも、少なくともドイツではここまで来たようです。


ちなみに、このニュースを最初に大きく報道したのは米国のロイター通信ですが、一般紙で一斉に報道されたのはロシアの各メディアでした。今回は、ロシアの代表的な英字メディア「RT」より。



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2012年05月27日



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積み上がる破綻博打(CDS)の額面はすでに 5000兆円規模に

jpm.jpg

(訳者注) 久しぶりに「最近の資本主義」のことでも書こうかなと最近ずっと思っていたんです。理由は「そろそろシステムが崩壊する方向に向かっている」と誰でも感じているだろうと思うからです。ボーッとしている私でもそれは感じます。

ただ、その「そろそろ」というのがいつなのかがわからない。この「そろそろ」は 2008年頃から言われていることでもあり、その「そろそろ」が数ヶ月先なのか、あるいは 100万年後なのかが私のような経済音痴にはよくわからないのです。


ですので、最近の経済ニュースで、気になったものを翻訳してご紹介しておきたいと思います。

JPモルガンの「博打の掛け金額」のニュースです。

JPモルガンというのは、アメリカにある銀行みたいなそうではないような会社だかテキヤですが、最近、そこに関しての損失のニュースはお聞きになった方も多いかと思います。

日本語の記事にもたくさんなっています。

JPモルガン、デリバティブで評価損20億ドル (朝日新聞 2012年05月11日)

などです。

20億ドルというと、日本円で 1,600億円程度ですから、天下のJPモルガンには大したことはないだろうと思われるもしれないですが、この話は「裾野が広い」です。


しかも、その後の日本語の報道では「数字がボカされている」ことを知ります。

どの部分がボカされているかというと、JPモルガンの CDS ポジションが 12兆円にのぼるという部分です。


CDS の仕組みをよく知らないのですが、記事に出てくる数字を合わせるとそうなります。

ロイターでは「1000億ドル」(8兆円)となっています。仮に細かいところはちがっても、「最小で6兆円から最大で12兆円」となっていることは確かのようで、ひとつの銀行の「短期間でのギャンブル額」としてはかなりのものではないでしょうか。


しかし、日本語の記事ではどれだけ探しても、この「8兆円」とか「1000億ドル」という見出しを使った記事がなかったですので、ご紹介しておきます。データはアメリカの連邦準備理事会(FRB)のウェブサイトに公表されたものです。

ちなみに、今回問題となっている「 CDS 」というもものについて少し書いておきます。



2008年からくすぶり続ける「CDS爆弾の威力」はむしろ拡大している

この CDS (クレジット・デフォルト・スワップ)という金融商品はリーマンショックの 2008年以来、ずっと語られ続けてきたもののひとつで、知恵蔵から抜粋しますと、


企業の債務不履行にともなうリスクを対象にした金融派生商品。債務不履行のリスクに対してのプロテクションを商品として売買する。

対象となる企業が破綻し金融債権や社債などの支払いができなくなった場合、CDSの買い手は金利や元本に相当する支払いを受け取るという仕組み。

国際スワップデリバティブズ協会によると、世界のCDS市場は2007年末には債務の額面残高62兆ドル規模に達したとされる。



というもので、「会社や、国家が破綻したらお金をもらえる」という保険的ギャンブルなんですが、上にある通り、2011年でその博打の総掛け金が、


5000兆円にもなっている


ということが問題なんです。

どんな国家予算も瞬時に吹っ飛んでしまうこの博打額。

そういうものの中に私たちの「経済」とか「金融」というものがあるということを私なども初めて知ったのが、2008年のリーマンショックの後で、それらを知る中で、「この世は実際にはほとんど現実ではない、という現実」を知ることになりました。

なぜかというと、「どこにも存在しない額面のお金の中で私たちは生きている」からです。

そんな中で明らかになった、JPモルガンの「ポジション12兆円」の事実。

これだけ巨額なポジションだと、場合によっては瞬時に数兆円の損失が出ても何の不思議もないですし、それ以上に、「ひとつ(ひとり)が巨大な損失を出している時には、同じような賭け方をして負けている人たちが必ずいる」というギャンブルの鉄則があります。

たとえば、競馬で、「今日は日本でその馬券で負けたのはキミだけだ」というようなことになることはほぼありません。

「同じ馬券の買い方で多数が負けている」。

それが現実で、 CDS 市場も同じだと考えます。

なので、今回の JPモルガンの 1,600億円の損失など、まったく氷山の一角というか、デリバティブ全体から見れば些細なもので、最悪、世界は今後、「数千兆円(×何百倍)」の損失を見る可能性だってあると思います(デリバティブの賭け方の特性から損失が元金をはるかに上回ることは十分あり得るので)。

最近は経済ニュースでは、他にも、額は小さいとはいえ、

世界の金持ちの損失、約2000億円(この金額は「先週の1週間だけ」の損失)
 ロイター 2012.05.26

フェイスブック:投資家ら提訴「上場で2000億円損失」
 毎日新聞 2012.05.24

など、「損失」という言葉がおどるものが多いです。

この「数千億」という単位が一桁上がり、二桁上がり、5桁上がったころに、私たちはこの世界の「存在しない現実」を知るのかもしれないです。

これらが拡大していった時、どんなことになるのか私にはわからないです。

では、ここから記事です。



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2012年05月25日



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1978年にバチカンが制定して以来、秘密扱いとされていた文書がウェブサイトで閲覧可能に

batican.jpg


(訳者注) 今回は、本文の記事は短いのですが、とても苦労しました。もともとは、ロシアのニュースサイトで見つけた「バチカンが聖人と聖なる言葉の定義を公表」という見出しに惹かれて、ご紹介しようとしたものの、あまりにもいろいろとわからないのでした。

まず、バチカンの部署名がわからない。元のロシア語をかろうじて英語にして、「Congregation for the Doctrine of the Faith」という部署であることがわかったのですが、これがわからない。この部署が「ローマ法王庁・教理省」という、「教会の教義についての業務をおこなうローマ法王庁の部署」だとわかるまでにずいぶんと時間がかかりました。

普段から不信心だとこういう時に苦労いたします。

今回ご紹介するニュースの流れを過剰書きで先に書いておこうと思います。




・ローマ法王庁は 1978年に「本物の聖言」や「聖なる現象」の判定、つまり、その現象や天啓が本物かどうかの判断基準の文書を制定していた。

・その理由は、当時、メディアを含めて、お告げや予言的な現象の紹介が世に溢れていたため、教会独自のガイドラインをひくためだった。

・その文書は「非公開」とされ、現在まで秘密文書とされていた。

・それが今回、正確には2012年5月24日に、突然の「公表」となった(公開の決定は2011年)。

・現在、ローマ法王庁教理省のウェブサイトに1978年のその文書が掲載されている。





という流れのようです。

で、本当はその教理省ウェブサイトにある「聖なる現象の判定ガイドライン」も翻訳してご紹介しようと思ったんですが、これが難しい。英語が難しいのではなく、キリスト教的な言葉と表現をほとんど知らないので、何が書いてあるのだかわからないのです。

そのうち再び挑戦してみようと思いますが、とりあえずリンクしておきますので、英語とキリスト教にお詳しい方はどうぞ。下のリンクです。

NORMS REGARDING THE MANNER OF PROCEEDING IN THE DISCERNMENT OF PRESUMED APPARITIONS OR REVELATIONS
聖者と思われる存在、あるいは天啓や予言を判定する方法に関しての基準
ローマ法王庁 教理省 1978年02月25日

manner-01.jpg

▲ 教理省のドキュメントページより。赤で囲んだ部分が該当する文書。


内容以上にわからないのは「どうして、30年以上も非公表にしていた文書を今になって発表したのか」ということです。


あるいは、バチカンの人たちさえも、2012年に「本物の聖者が現れる」と思っていたりするのでは・・・とふと思ってしまった次第です。

前に、過去記事で、

ヨガは悪魔のための儀式?: バチカンのエクソシストが語る「悪」
 In Deep 2011年11月29日

というのをご紹介したこともありますが、バチカンの祭司たちは映画とかいろいろと見張ってますからね。上の過去記事では、法王庁のエクソシズム(悪魔払い)部門の最高責任者の85歳の神父さんが、「ヨガとハリー・ポッターは悪魔の仕事だ」と語ったという話です(いやはや)。


まあ、「どうして公表したのか」という疑問があると同時に、もうひとつの興味もあります。

その興味というのは、このローマ法王庁のガイドラインをうまく使えば、「本物らしいニセの予言者像を作りやすくなる」ことです。それだけに、どうして公表したのかやはりわからないのです。

今回は、最初にこの報道を見つけたロシアのニュースサイトからです。



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2012年05月24日



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米国のニュース投稿サイトのコメント欄で、最近としては最も多いコメントでの議論が続けられている「動画」があります。

コメント欄がある投稿サイトは、

Enormous Object Near The Sun! What Is It?
太陽の近くの巨大な物体は何だ?


です。

その動画を短く編集したものを載せておきます。
最初は、中国の動画投稿サイトに投稿されたものです。

多分、日食の観測用に用意したフィルターを通して見た際のものだと思います。




写真でも説明しておきまますと、



・太陽を、

suns-1.jpg



・日食などの観測用フィルターを通して見てみると、

suns-2.jpg



・太陽の横に何か写っている。

suns-3.jpg




という流れです。

この動画に関して、投稿サイトのコメント欄が賑わっている理由は、大まかにはひとつで、


「これはレンズフレアか、そうではないのか」


ということです。

レンズフレアというのは、照明など強い光源に対して、カメラを向けて撮影した場合に、光源の周囲に光が分散して写る下のようなもので、カメラなどの撮影で誰しも経験するものです。

lense-flare.jpg


今回の中国の「ふたつの太陽」がレンズフレアかどうかというのは微妙で、見ただけではわからないですが、過去、 In Deep では、読者の方から送っていただいたものも含めて、数多くの「二つの太陽」を掲載してきました。

それらをご紹介しておきます。

なお、太陽がふたつ以上見える光学現象に「幻日 (げんじつ)」というものがあります。これは空中の氷晶による現象で、幻日は太陽から約22度離れて見えるという特徴があります。



この特徴から大きくはずれたものは、幻日ではない可能性があるということにもなるのかもしれません。



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2012年05月21日



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(訳者注) 朝鮮日報の韓国語版に興味深いニュースが出ていたので、ご紹介します。タイトルにした通りの「有事の際の在韓アメリカ人の避難計画」についてなのですが、かなり具体的であることと、避難者の引き受け地が「日本のみ」であることにやや驚きましたのでご紹介します。

これは海外駐屯向けの「星条旗新聞」に掲載されていたものがニュースソースだそう。

それによると、「北朝鮮との戦争で戦況がまずくなった場合」、


・22万人の韓国のアメリカ人と同盟国の民間人を日本へ避難させる


という計画で、具体的な計画としては、


・龍山基地(ヨンサン基地)に「避難統制所」を作り、身分確認
・空軍基地から沖繩の嘉手納基地へと避難
・あるいは、韓国の釜山から船舶で日本へ避難


という手順となっているようで、すでに米軍は、避難統制所を設営し、龍山基地などに 18カ所の集合場所も作り終えているとのこと。

想像以上の「戦争前夜」の前線基地の様子が伺えます。

なお、今回はもうひとつ、同じ朝鮮日報に出ていた記事をご紹介します。それは、「韓国が生物テロ対応の研究開発計画に着手」という内容の記事なのですが、その中に、以下のフレーズがあり、あらためて、生物兵器の威力を思い出したからです。


炭疽菌の場合だと、炭疽菌 10キログラムをソウルの一地点に撒布した場合、 2万人から25万人の死者が発生すると推定される。

また、車両や風を利用して炭疽菌を半径5キロメートルまでまき散らせた場合、死者数は最大で 60万人を越える可能性がある。



「安価で簡単な戦争」を目指しているはずの北朝鮮にとっては、生物兵器の開発も EMP 同様に大切なものであることがわかります。銃を持った軍人がどれだけ突進していっても、民間人60万人を一気に死傷させるなど、夢のまた夢。しかし、生物兵器にはそれができる。

いろいろな国が生物兵器の開発をやめないのは、この手軽さにあります。ただし、使い方を誤ると、「壮大な自滅テロ」にもなり得るものですので、そのあたりが問題なのかもしれません。

今のところ、韓国では、天然痘の治療薬や、ペストのワクチンなどの開発も進んでいるようです。

ところで、日本にはテロ兵器への対策(治療薬やワクチンの開発など)というものは存在しているのですかね・・・。ま、いいか。

そういえば、以前、

「 EMP 攻撃シミュレーション」だったとすると完全な成功を収めたように見える北朝鮮のミサイル実験
In Deep 2012年04月17日

という記事を書いたことがありましたが、韓国の聯合ニュースで、「北朝鮮が意図的にミサイル墜落の可能性=米専門家」という報道があり、


北朝鮮が4月13日に発射した長距離弾道ミサイルについて、米国のミサイル専門家が、北朝鮮が意図的に墜落させた可能性があると指摘した。

デビット・ライト博士は北朝鮮情勢分析の米ウェブサイト「38ノース」上で、発射当時の韓米両政府と北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)の発表やメディアの報道内容などを分析して描いた飛行・落下過程のシナリオの一つとして、北朝鮮による意図的な墜落を挙げた。



とのことです。

このデビット・ライト博士という人は、軍事パレードの大陸間弾道ミサイルを「ハリボテ」と見破った人でもあります。

それではここから今回の記事です。



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今日、宇宙線のリアルタイムグラフを見ていましたところ、5月17日に「宇宙線量が瞬間的に増大した」という現象が観測されていたことに気づきまして、そのことを少し書いておきます。

05-17-s1.jpg

▲ オウル大学(フィンランド)宇宙線観測リアルタイムグラフより。下に、日本語の解説を入れたグラフを掲載します。


その前にちょっと書いておきたいことがありますので、書かせていただきます。



ラーフ様の怒りの中で考えた「日食の物理的意味」

金曜の夜に記事をアップした後、土日と神奈川の山奥のほうに行っていました。

その場所が、携帯だとかインターネット(Wi-Hi)だとかが通じる場所がどうかよくわからなかったのですが、いちおう持って行ってみると、携帯も Wi-Hi もどちらの電波も届いていませんでした。

そんなわけで、丸二日ほど電話もオンライン情報もない生活をしていたんですが、情報がないというのは気楽は気楽で、「大戦争とかが始まってもわからなくて、なんだか平穏だよね」などと話しながらも、山奥で3日間過ごしていました。

ところが、帰ってきてみると、この土日あたり、この In Deep はサーバ障害で閲覧できなくなっていたことを知るのでした。

ブログ全体が落ちたのならともかく、ちょっと笑ったのは、下のような障害情報が表示されていたのでした。


■ 障害内容
時間:2012年5月20日 11:30 -
対象:
・ホスト名がoとpで始まるブログについて、閲覧及び投稿等ができない状態。
・原因:ネットワーク障害及びサーバー障害



In Deep の URL は「oka-jp」で始まるもので、つまり「ホスト名がoとpで始まるブログ」に入っており、ピンポイントでネットワーク障害の影響を受けてしまったようです。

ちょうど、山奥に行く前に投稿した記事が、

日食の前に知っておきたい太陽系の構図。そして神話のラーフとケトゥ。あるいはニビル
 In Deep 2012年05月18日


というもので、「古来、日食とは不吉なものであります」などと書いてしまって、どうやら、ラーフ様のご機嫌を損ねたようで、速効で罰が当たったようです。


そんなわけで、やや反省しつつ、今朝の日食の時は、なるべく太陽を見ないようにして、朝日と反対側のベランダで暗くなっていく街の様子を見ていたのですが、その時に「ふと」思ったのが、日食というイベントの中で物理的に起きうる現象としては、


・いつも地球に届いている太陽の中心からのエネルギー(そういうものが存在するなら)が月に遮られて「今日だけ」届かない


ということがあるよなあ、と思い、さらに、地球全体ではなく地表という意味では、


・いつもその時間(今日なら朝)に届いている太陽の中心からのエネルギーが月に遮られて「今日だけ」届かない


というふたつの意味があるのかなと感じます。

こんなことを思い出したのは、3年以上前のウェブボットの日本語版にこのように解説があったからです。解説は、ヤスの備忘録のヤスさんによるものです。

以下、抜粋させていただきます。

これは、下の文言ではじまるクリフ・ハイのエッセイに対しての解説です。


非対称型言語傾向分析報告書(ALTA レボート) 909 パート1
ウェブボット 2008年11月9日配信

2012年12月21日、午前11時11分に太陽系は天の川銀河の黄道平面を通過する。これにより、太陽と地球は銀河中心と一直線で並ぶことになる。このため、地球にはかつてないほどの量のエネルギーが宇宙から降り注ぐことになるはずだ。

宇宙から、まだ発見されていない未知のエネルギーが太陽活動に大きな影響を与えている。黒点が消滅していても活動が衰えない理由がこれであろう。いまでは太陽とその他の惑星が磁束管を通してエネルギーを交換していることが科学的に明らかになっている。この関係を太陽と銀河系の関係に拡大したとしてもさほど無理がないはずだ。



実際のエッセイは大変長いものですが、クリフ・ハイは、上のように太陽系の位置と地球の活動などに関してのことを書いていて、その解説の中に、「銀河中心から「光のようなもの」が地球に向かって照射されているのが最近発見された」という 2005年の発見の情報と共に、ニューエイジの研究者であジョン・ジェンキンズさんという人の話を引用していて、それは次のようなものでした。


「銀河中心から「光のようなもの」が地球に向かって照射されているということは、地球はこの「光のようなもの」の照射を 26,000年間ずっと受け続けているということを意味している。

そして 2012年 12月 21日に地球と太陽、そして銀河中心が直列するというのであれば、「光のようなもの」の照射は太陽によって阻まれ、この日だけ地球には到達しなくなるということではないのか。

これは、電子レンジなどの家電の電源を一瞬でも抜くと、日付はすべてリセットされてしまうが、これと同じような現象ではないのか。 つまり2012年12月21日に起こることは、何かが根本的にリセットされてしまうような現象ではないのかということだ」。



というものでした。

まあ、こういう銀河の中心(マヤ文明でいうフナブ・クー)エネルギーが存在しているかどうかという話はともかく、上のくだりの、


> 地球はこの「光のようなもの」の照射を 26,000年間ずっと受け続けているということ


という部分を思い出したわけなのでした。

この「銀河中心」を「太陽の中心」と置き換えると、ずっと地球に照射されていたエネルギーのようなもの(が存在するならば)、日食などで太陽の中心部が月によって隠される瞬間というのは、そのエネルギーが遮断される瞬間なのかもしれないなあ、と。

皆既日食の年代を少し並べて、その後、数年、数十年でどういうことが起きたのかを考えてみるのも面白いかもしれないと思ったりした次第です。

ちなみに、今回のを含めて、日本で直近の金環食と皆既日食の起きた日を並べておきます。
日本の本土の多くの地域で見られたものに限りました。



日本の皆既日食 年表

2012年05月21日 金環日食
1963年07月21日 皆既日食(日本本土で見られた20世紀最後の皆既日食)
1852年12月11日 皆既日食(京都で中心食)
1839年09月08日 金環日食
1742年06月03日 金環日食(京都で中心食)
1730年07月15日 金環日食(京都で中心食)
1210年12月18日 金環日食(京都で中心食)
  975年08月10日 皆既日食
  628年04月10日
  248年
247年(卑弥呼が死亡したとされる年)


これ以前の記録はなし。




こう並べると、太陽の「中心」が月に隠れるというイベント自体は多いものではないことがわかります。

どうでもいいですけど、「日本本土で見られた20世紀最後の皆既日食」の1963年7月21日は、私は臨月の胎児としてお腹の中にいました。そのまま頭がおかしな人間として生まれたのもラーフ様の罰ですかねえ。

生まれる以前から罰当たりだったようです。


さて、そんなわけで、日食の話を少し書いたのですが、タイトルにした「5月17日の宇宙線」について書いておきます。

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2012年05月18日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





最近、ナショナルジオグラフィック他で、「太陽系の新しい惑星」についての報道がありました。


太陽系で新たな惑星を発見?
 ナショナルジオグラフィックニュース 2012.05.14

太陽系の暗い外縁部に、未知の惑星が存在している可能性が明らかになった。外縁天体の奇妙な軌道が、未知の惑星の存在を示唆しているという。



というようなニュースです。
全部は上のリンクでお読み下さい。


この「太陽系の新たな惑星」については、ずいぶんと以前から、報道や、あるいは話題として頻繁に現れてはいました。 In Deep でも過去取り上げたことがあります。

太陽系9番目の巨大惑星の存在についての公式アナウンスが近いという報道
 2011年02月15日

などがそうです。

ちなみに、「現在の太陽系」というものがどのようなものになっているかというのは、上の記事などにも載せた図がわりとわかりやすいかもしれません。

下の図です。

dark-objects.jpg

上のうちの、右端にある「巨大な暗い星」というのは確認されていないもので、その他はすべて確認されているものです。

つまり、現在の太陽系は、太陽から外に向かって、

水星
金星
地球
火星
ケレス
木星
土星
天王星
海王星
冥王星
エリス


ということになっていて、太陽系の11の星が確認されているのですが、このうち、ケレス、冥王星、エリスの3つは準惑星といって、惑星とは扱われていませんので、現在の太陽系には「地球を入れて9個の惑星」が確認されているということになります。

しかしまあ、他にも、太陽系にはマケマケという準惑星と、ハウメアという準惑星などもあり、それらは比較的最近見つかったものですので、さらに見つかる可能性もありそうです。


Ceres_optimized.jpg

▲ 小惑星として初めて発見された天体でもあり、「小惑星番号1番」を持つケレス(セレス)。名前の由来は、ローマ神話の女神であるケレース。ケレースは穀物の収穫の女神で、なんと「ビール」の語源でもあります。つまり、ビールの女神。


そして、上のナショナルジオグラフィック記事などを含めて、最近、話題となるのは「太陽系の10番目の惑星」についての報道だということが言えそうです。

そして、そういう未確認の惑星の中のひとつが「ニビル」と呼ばれているものです。
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