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2012年08月14日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




世界の7つの超巨大火山のひとつが存在するニュージーランドで起きている巨大な徴候



(訳者注) 相変わらずいろいろなニュースがこの世にはあって、下の写真は、ボスニアで発掘された2体の「巨人」の頭蓋骨だそうです。

giants-01.jpg


・・・・・というのはウソで、上の写真は 2009年に「写真エフェクト・コンテスト」に出品された合成写真作品の一枚です。

2009年に運営を停止した、米国の Worth1000 という会員制サイトで 2002年から2009年まで続けられていた写真やイラストレーションのコンテストがあり、この2009年の写真エフェクトのテーマは、「ジャイアント・マン」でした。今はログインしないと見られないですが、アーカイブに残されています。

上の写真の作者はケヴィン・アンダーソンさんという人によるフォトショップでの合成です。まあ、パッとみても、ふたつの頭蓋骨の下のマルの部分の「壊れ方」が同じで、フォトショップのコピペをベースに作っていることがわかります。

fk1.jpg


いずれにしても、このコンテストの「ジャイアント・マン」のテーマの際には数々の傑作が作られました。下の写真に添えられたストーリーは「1934年にニュージーランドで農民が巨人の頭蓋骨を発見」というもの。

fk2.jpg


これは、ノリット(Norrit )というアーティストによるもので、ノリットさんは他にも、幻想的な光景を含む様々な合成写真作品を作っています。

下の「日本の観光地」の写真も、別の年にコンテストに出品されたノリットさんによる作品です。

matsushima.jpg


ちなみにインターネット上に「巨人の骨」として出回る写真の一部はこの時のコンテストの写真であるものが多いです。下のものなどはすべて2009年のコンテストの出品作品です。

giant-2009.jpg


何の関係もない前振りでしたが、写真というものは、映像も含めて今の時代ではすでにリアルとフェイクの差を見た目から判断することは難しくなっています。なのでまあ、自分の感性だけで見て判断するのもいいのではないかとも思います。


ところで、上で「ニュージーランド」という言葉が出て来ていますが、今回はこのニュージーランドのことを書いておきます。

火山噴火などに関係した話です。

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2012年08月12日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





昨日の米国 CNN に「Mars rover: Is all this really necessary?火星探査計画は本当に必要なのか)」という記事がありました。

それは、全体で 2000億円という巨額な資金を使い、たった2年間だけおこなわれる予定の今回の無人火星探査計画(ローバー計画)に対しての嫌疑のような記事でした。しかし、その記事を書いた CNN の記者の人も、過去の火星探査のことをあまり調べずに書いているようで、つまり、「火星探査が必要かどうか」という理由として上げている2点が、


・過去の火星探査で生命が見つかっていないのにどうして続けるのか

・火星の資源が地球の生活に活用できる可能性などあるのか


ということでした。

資源のほうはともかく、「生命」に関しては、 NASA のバイキング計画の研究員自身が、計画後の一連の実験から「バイキング実験より、火星上に有機物の存在を認めざるを得ない結論」を1980年代に出しています。



NASA の研究者が10年の歳月をかけて出したバイキング実験のデータ解析の結論はどこへ?

バイキング計画は NASA が 1970年代に行った火星無人探査計画で、1975年にはバイキング1号が火星に着陸。翌年の1976年にはバイキング2号が火星に着陸して、今回のキュリオシティなどと同じように、地面などからの物質の採取と分析を行いました。

しかし、バイキングの実験のデータから結論を得られたのは 10年後のことです。なので、仮に現在のキュリオシティが送信してきたデータを検証することには、やはり何年もかかるはずです。


しかし、それによって、もしかしたら何か発見される可能性があるにしても、それでも今の私は、 CNN の記者と同様に、でもこの記者とは別の観点から「現在の NASA の火星探査は無駄だ」と思います。

それは、過去記事の、

キュリオシティの悲劇
 In Deep 2012年08月08日

などにあるような、 NASA の科学者たちの体質の問題もありますが、それだけではなく、NASA は「微生物を探すため」にキュリオシティを火星に派遣しているはずですが、キュリオシティを含むローバーの性能はそれに実際に適していると思えないのです。

今のキュリオシティを莫大な予算をかけて、わざわざ火星に送るなら、1976年のバイキングの実験のデータの解析と検証実験をさらに現代の科学で繰り返したほうがいいと思います。

キュリオシティの性能の何が適していないのかというと、それは「地球で極限環境微生物を発見するためにはどのような場所から採取をおこなっているか」ということを考えると何となくわかる気がします。

地球での極限環境微生物の探索の場所は、たいていは、「地表」ではありません。
地下、無酸素の湖、海底、氷床の下、放射性物質の中、などです。

少なくとも、現在の科学や天文学では、火星の地表の環境は厳しいとされています。だとすると、地表そのものからバクテリアが見つけられる可能性より、そうではない場所のほうが遙かに適している可能性があると思うのです。

あるいは、「火星には過去に川などがあったこと」がほぼ確認されています。

このあたりは過去のニュースなどにもあります。
下のニュースは 2003年の NASA のニュースを日本語訳したものです。

火星にかつて川が流れていた証拠が見つかった
 AstroArts 2003.11.14

2003年にそのようなことがわかっていたということは、火星には、現在よりも過去のほうが豊富な生命や有機物が地上にも存在していた可能性を考えるのが普通だと思います。「過去(歴史)が眠っているのは普通は地下」であり、「海底」であり、地表ではないです。


地球上にも様々な厳しい環境の中に「極限環境微生物」と呼ばれる微生物がたくさん存在することがわかっています。極限環境微生物と「宇宙生命」の関係についても過去記事にずいぶんとありますが、それは記事下にリンクしておきます。


いずれにしても、現在は「地表は厳しい環境となっていることが予測されている火星」で、生命を探査したいのなら、地下数十〜数百メートルまで掘削か、土壌を採取できる機能と、あとは火星には氷の存在が確認されていて、その下は氷河等のある可能性もあり、その下は火星の古代の微生物の宝庫である可能性もあります。そのサンプルを採取できる機材。

地球では、南極や北極などで氷の何百メートル下からサンプルを採取して、生命探査をおこなっています。



下の動画は、上の記事に載せた「南極にあるロス氷棚という南極の氷の600メートル下で「エビのような生物」が泳いでいることが NASA のカメラに偶然収められた時のもの」です。2009年に NASA が発表しました。南極の氷の下数百メートルにもこのような大型生物さえいるのです。




まあ、話が逸れましたが、つまり、いくら火星の地表の砂とか土を拾ってもあまり意味がないし、そもそも、それはバイキングも先代のローバーもおこなっていることで、それを繰り返してどうする・・・と。しかも、バイキングの採取した地表の土からでさえ、最終的に「生命の存在を認めざるを得ない」と 1986年に NASA のバイキングチームの研究員は語っています。


写真を見る限り、季節によって火星の表面にはコケのような緑色のものが発生しているようですので、運がよければ、そういうものを採取できるかもしれないですけど、ローバーは移動距離も少ないので、多分、そういう偶然も難しそうです。

地球でだって、砂漠に着陸して、徒歩で植物を探しにいってもなかなか見つからないと思いますけれど、同じような感じに映ります。




▲ 無人火星探査機のオポチュニティ号が撮影した火星の写真。1970年代のバイキングの定点撮影の写真にもこの「緑色の区画」は撮影されていて、その際には、「季節ごとに緑が消えたり出現したり」していたことがフレッド・ホイル博士の著作に書かれています。


私には「 NASA が本気で火星で微生物を発見しようとはもはや思っていない」ように見えます。1970年代でその試みは消えたようにも見えます。


しかし、実際には最近の私が最も思っていることは「すべての宇宙生命探査プロジェクトは無駄」(SETI も含めて)ということかもしれません。

パンスペルミア説によらなくても、一昨年あたりから、私は、すべての宇宙にある生命構造は「ほぼ同じ」と考えるようになっていて、生命の形は違っても、根幹の DNA というか、アミノ酸などからできている有機物として根本的に違う生き物は存在しないと思っています。

お釈迦様が言っていた通りなら、この宇宙は同じ宇宙が無数に広がっているだけで、宇宙は拡大もしないし、そもそも誕生もしていない。この瞬間に存在しているというだけのものです。


だから、地球を見ればいい。


私たちの周囲に何億も何兆もいつも漂っている微生物や、あるいは大型の生命を見ているだけで、それで宇宙の生物の構造はわかると思っています。


上にふと「パンスペルミア説」という言葉が出てきたのですが、上に記した「バイキング計画」での火星探査のあたりのことが、フレッド・ホイル博士が最晩年のころに記したエッセイ風の軽い内容の著作『生命 (DNA) は宇宙を流れる』の中にも記載があります。

その部分をご紹介しようと思います。

バイキングがおこなった「ラベル放出実験」というものについて記載されています。


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2012年08月10日



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(訳者注) タイトルの「亀裂」というのは物騒な響きですが、最初、ロシアのニュースで見て、そのニュースの見だしからもらったものです。そのタイトルは、「太陽に出現した亀裂に関してわかれる科学者の意見」という下の報道でした。

solar-01.png

▲ ロシアのニュースサイト ヴェスチ より。

このロシアのニュースの本文は下のような感じで始まるものです。


太陽の表面に、まるで太陽をふたつに分割するかのような恐ろしい黒い「亀裂」が発見された。この亀裂は、8月5日からの3日間のあいだに急速に発達し、長さ100万キロ近くまでの亀裂となった。

この亀裂は今後数ヶ月の間に、地球上の生命に悪影響を与える可能性があるとロシアの科学者たちは言う。



私は読んで意味がよくわからず、「なんだ? 太陽の亀裂って」と思って、遡って NASA の太陽の画像をたどっていくと、「ああ、このことか」と思い至りました。

下の画像は数日前の 8月5日に撮影された、太陽の画像です。


filament-2012-08-05.jpg


太陽の中央にある黒いラインのことを「亀裂」というような表現で表していたようです。

しかしまあ、「亀裂」というのは、意味としては「穴」のことで、割れていっていることを現しますが、この黒のラインは表面上に「出現」したものですので、亀裂という意味ではないとおもわれます。これは、英語とロシア語の言葉の表現上の問題でもあるのかもしれないですが、そこまでわからないです。

一般的には、これらは「フィラメント」と呼ばれていて、 In Deep の過去記事でも、印象的なフィラメントが現れた時には紹介したことが何度かあります。

フィラメントは珍しいものではないですが、上のものは、長さが約100万キロ(地球の直径の約 80倍)に達する巨大さと、あとは「かなり黒色のフィラメントである」ことは珍しいと思われます。

太陽フィラメントについての In Deep の過去記事を写真と共にいくつかリンクしておきます。




文字のようなフィラメント(2011年11月)



・過去記事「「 SUN 」 と描きそうだった太陽の磁気フィラメント」より。
 In Deep 2011年11月30日



巨大な円形を描いたフィラメント(2010年10月)

strange-filament-ring-on-the-sun.jpg

・過去記事「NASA を狼狽させる太陽の上の巨大な磁気リング」より。
 In Deep 2010年10月17日



顔の形を描いたフィラメント(2010年12月)

solar-smile-faces.jpg

・過去記事「「太陽が笑った」: 目は黒点で口は磁気フィラメント」より。
 In Deep 2010年12月09日




他にも過去記事に数多くあるように、太陽表面のフィラメント自体はそれほど珍しい現象ではないのですが、では、なぜ上記記事で、ロシアの科学者たちが、


> 今後数ヶ月の間に、地球上の生命に悪影響を与える可能性がある。


というようなことを言っているかというと、フィラメントが巨大になった場合、「通常とは違う発生過程による太陽フレア」が発生することがあることが確認されているからだと思います。

これは、「黒点がない状態でも発生する太陽フレア」で、 NASA など米国の天文学会ではこの現象をハイダーフレアと呼んでいますが、一般的な言葉なのかどうかは不明です。かつて、スペースウェザーがこのことを取り上げたときの記事を抜粋します。

翻訳記事で、元記事はSOLAR FILAMENTです。


太陽フレアの原因ともなりうる巨大なフィラメントが地球の方向面で成長中
 In Deep 2010年05月20日

太陽は今日も無黒点でしたが、活動していないわけではありません。現在、非常に長い磁気フィラメントが、太陽の北方面に伸びています。この長さは、端から端まで10万キロメートルもの長さがあります。



このような形のフィラメントは、不規則に成長して爆発することが知られていて、その無黒点での爆発は、ハイダーフレアと呼ばれています。もし、今そのハイダーフレアが起こった場合、フィラメントの向きが地球に向いていることから、地球も多少の影響を受ける可能性があります。



というものです。

そのため、場合によっては、非常に巨大な太陽フレアが地球に向かって放出される可能性があるため、科学者たちはそのようなことに言及するのだと思われます。

しかし、私はこれらの「巨大な太陽フィラメント」に関して、今年になってから、他のことを感じるようになっています。

「龍の年」である2012年の今年のはじめに「龍」と「ヘビ」に関して、かなりの数の記事を書いたのですが、それらを書いている中で、この太陽フィラメントという存在は、もっとも、その龍やヘビといったものの動きと似ている動きをしていることに気づきます。

龍やヘビの関係の過去記事は記事下にリンクしておきます。

今回の 8月5日の太陽フィラメントなんかは格別に「ヘビ」っぽいんですが、その日のスペースウェザーの記事を見てみましたら、まさに「太陽のヘビ」というタイトルで紹介されていました。

しかも、その「ヘビ」の英語はスネークではなく、サーペント( Serpent )とスペースウェザーは表記していました。

これは旧約聖書に出てくる「悪としてのヘビ」の意味の英単語で、今年はじめころの In Deep でも、この「サーペント」の単語には妙にこだわった記憶があります。Serpent の辞書での意味は、


1 蛇 (snake)
2 悪魔;サタン〈《聖書》創世記3:1-5;黙示録20:2〉(Satan)
3 陰険な人, 狡猾な人, 悪意のある人
4 蛇花火
5 セルパン:蛇の形をした木管楽器
6 《天文》へび(蛇)座(Serpens)


というようなことになっています。

この2番目に「《聖書》創世記3:1-5;黙示録20:2〉」とありますが、このあたりについて、過去記事の、

ヘビとウロボロスとケツァルコアトルと月と太陽をめぐる旧約聖書『創世記』への疑問のようなもの
 In Deep 2012年04月08日

という記事で取り上げたのが最初だったと思います。

まあ、このことだけではないですが、一度関心をもったことに関しては何度も何度も関わることになるというような傾向が私のブログにはありますので、今後も「サーペント」、あるいは「旧約聖書への疑問」との関わりは続いていきそうです。


いろいろと「中から出てくる」2012年

全然関係ないですが、数日前、タイ北部の町で、「仏像のお腹の部分が突然崩壊して、その中から別の仏様の顔が出てきた」という出来事があり、そのお寺には今、参拝者の人々が列をなしているそうです。下がその仏様の写真です。


thai-buddah.jpg

▲ タイのローカル紙 カオソッドより。


なんかスゴイですよね。

上の記事はタイ語の記事なんですが、タイのニュースもおもしろいものがいろいと貯まっていますので、そのうちまとめて翻訳してご紹介できるかもしれません。

なんというか・・・こう、「良いものも悪いものも、いろんなものがどんどんと表面に出てくる」というような感じのニュースが最近は多い感じがします。
2012年というのはそういう年なのですかね。


そんなわけで、また次第に内容が混沌としそうですので、8月5日のスペースウェザーの記事をご紹介して今回は括りたいと思います。



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2012年08月08日



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NASA の新しい火星探査機が火星に到着したようです。
それに関して短い記事ですが、少し書いておきたいと思います。

私が NASA の火星探査に絶望し続けた歴史というのはこのブログでも過去によく書いていましたが、とりあえず、そのあたりがふれられている過去記事などをリンクしておきます。



ところで、今回の火星探査機が送信してきた写真の「最初の1枚」を見て「なんだこれ?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

モノクロで露出も悪いなんだかよくわからない写真。
こちらの写真です。


火星探査機キュリオシティの送信してきた最初の写真

curiosity-photo-1.jpg


私は苦笑してしまいましたが(苦笑の理由は今回の記事の後半で明らかになると思います)、「火星からの写真なのだから、この程度のものなのでは」と思われる方もいらっしゃるかもしれないですが、今から36年前に火星に着陸した NASA のバイキング2号の写真を比べると、その「質がどんどん落ちている」ことがおわかりと思います。


火星探査機バイキング2号が送信してきた写真(1976年)



Wikipedia - バイキング2号より。


40年近く前にこれだけ鮮明に撮影して地球に送信することができた火星の写真が、どうして、NASA は最新テクノロジーを搭載したキュリオシティの「1発目の写真」で公開しなかったのか・・・というあたりに今回のタイトルの「キュリオシティの悲劇」というような概念が結びつきます。



ちなみに、冒頭で私は「NASA の火星探査に絶望し続けた歴史」と書きましたが、何に絶望していたのかというと、そのあまりにも慎重な「科学的姿勢」に対してでした。

実際には1976年、つまり40年近くも前に火星に着陸した NASA のバイキング2号の上の写真を見れば、そこに有機物(生命)が存在しないこと自体がおかしいことに気づきます。ちなみに、「霜」というのも有機物が存在しないと、ほぼ存在するのが無理なことは現在の科学でなら説明できるはずです。

下のような過去記事も書いたことがあります。

NASA のバイキング2号の写真再分析で「火星の生命存在が証明された」という米国報道
2012年04月14日

まあ、いずれにしても、米国政府は NASA の火星探査をやめる決定をしています。

米国政府の火星探査の今後の予算計上に関しては、上のリンクの下の記事中のAP 通信の内容にありますように、




・ホワイトハウスは 2016年と2018年に予定されていた NASA の火星計画への予算計上を中止

・今年(2012年)の無人探査機キュリオシティの打ち上げは行われる。

・火星への有人飛行計画は、白紙(多分消滅)。





となっていて、つまり、今回のキュリオシティが最後の火星探査ということになり、そして、次の予算編成時には、火星探査そのものが中止される可能性が高く、キュリオシティは、先代の火星探査機と同様に「火星に捨てられる」ということになると思います。


それにしても、今回の火星着陸の際の NASA のスタッフたちの喜びの顔はあまり見たことのないほどのものでした。火星の写真なんて、これまで何度も何度も探査機から送られてきていて、それを見ている人たちのはずなのに、それはどうしてだろうと考えてみました。

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2012年08月07日



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human-hands-hold-and-preserve-a-young-plant.jpg


最近は毎回のように記事の方向が混沌というのか、錯綜する傾向にあって、「何のテーマを記事を書いているのだかわからなくなる」というような展開になることがよくあります。

なので、今回は翻訳をちょっとお休みしまして、昨日の、

韓国で歴代最悪の猛暑によりアオコが大発生。そして、そこから知り得た「藻の窒素固定」能力と将来の農業
 In Deep 2012年08月06日

を書いているうちに、次第に自分の頭の中でその具体像が固まってきた「植物と人間の共生」についてのことを書いてみたいと思います。タイトルには「農業」と書きましたが、実際には農業に限らず、植物全般ということで良いと思います。長くなるかもしれませんが、基本的には In Deep の過去記事に出てきた話の繰り返しかもしれません。


最初にその「最強の農業テクノロジー」(あるいは植物との共生の方法)かもしれないと私が思っていることを書いておくと、それは、


・「植物の持つ本来の能力だけを使う」こと


だという単純なことかもしれないということが、ほぼ確信めいて思えています。

そして、これにより、


・肥料も要らない
・殺虫剤も農薬も要らない
・特別な施設も要らない


という条件で農作、あるいは植物を育てることは可能になるのではないかと思えてきたのです。


今回のことを思った最初は、このブログで4月にご紹介した以下の記事の内容でした。

驚異の植物の防衛力アップ法が米国の生物学者の研究により判明:その方法は「さわること」
 In Deep 2012年04月23日

上の記事は、

米国の大学の生物学者たちが「植物は人間に触られることにより強くなる」という事実とそのメカニズムを証明した。


というものでした。

これは植物ホルモンであるジャスモン酸エステルという植物の自己免疫能力の根幹を司る物質が「さわることによってその分泌システムを起動させる」ことが判明したというものでした。


私は結構な数の植物を育てていますが、この日以来、この「さわること」ということを自分で実践し続けていますが、それから4カ月経ったので、もう書いてもいいかと思いますが、さわることには「驚異的な効果」があると、断言してもいいと思います。

その効果としては、私感と事実を含めると、

・害虫がつかない
・植物が傷を自分で治す
・強く太く育つ


ということです。

これは何年か植物を育てている経験から見て、どれも非常に顕著です。

特に、もっとも顕著で、そして個人的にもありがたかったのが、「アブラムシがつかない」ことでした。

アブラムシや、そのたぐいの様々なムシは、花を育てていたり、園芸をしている方なら、宿命的に遭遇すると思います。

たとえば、一部のムシのつきやすい花には、季節になると、どうしてもそれが「沸くようについてしまう」ということがあります。なので、昨年までは殺虫剤などを使うこともあったのですが、やはり薬剤を使うのは何となく気分が良くないという部分はあります。

ところが、4月に上の記事を書いて、そのことを自分で実践し始めて以来、私は毎日、「すべての花」を(一日複数回)さわるようにしていたのですが、植物を育てて以来はじめて、(今のところ)「アブラムシの発生ゼロ」となっています。

さらにすごいのが、観葉植物などでも、何年も育てているものが、「今まで見たことのないような色とツヤ(輝き)」が出て来ているものが多くなっています。最初は感覚的な感じもしていたのですが、やはり毎日見ていると、ちょっと異常なほど葉が光っているものが多いです。葉がビカビカしてる。


PIR.png

▲ 3年くらい前に100円ショップで買ったミニ観葉。写真でうまく撮れないですが、最近になってから葉っぱが鏡のように光っています。


この「ジャスモン酸」という物質は、植物ホルモンとして古くから研究されてきたものだったようです。

そのことも少し書いておきます。


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2012年08月06日



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(訳者注) 最近葉、夏になると「藻の大発生」の報道が多く、よく取り上げていました。青藻とか、アオコとも呼ばれる緑色の藻です。

過去記事としては、




などがあります。

ch-aoko.jpg

▲ 2010年に中国山東省の海を覆い尽くした藻(アオコ)。


アオコは、海や海岸線を広範囲に「緑で染めてしまう」ということもあり、視覚的な意味としての事件性が高いために報道されることが多かったです。


そして、この夏、「韓国でアオコが大発生している」という報道を見かけました。

韓国で藻が大発生したという報道はあまり見かけたことがないので、それだけ韓国の今年の猛暑がすごいものだということのようです。

そして、今回の韓国の藻の大発生の問題は見た目ではなく、「飲料水の水源地で大発生している」ということで、韓国の広範囲で水道水に毒性や悪臭などが発生しているということのようです。

なお、今、韓国で大発生している藻は「アナベナ」という種類のものだそうですが、何のことがわからなかったので、調べていくうちに、いろいろと面白いことがわかってきました。

少し遠回りになりますが、それらのことを記しておきます。

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2012年08月05日



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(訳者注) 雲についての記事は今までわりと多く書いてきたので、かなりの種類の雲の写真を見てきたと思っていたのですが、今朝のスペースウェザーに出ていた「雲の写真」の美しさというのか、その形状と色の兼ね合いにやや驚きました。

今回は最初にその記事をご紹介します。




FLYING SAUCERS
Space Weather 2012.08.05

空飛ぶ円盤

下の写真は、米国フロリダに住むケン・ロトバーグさんが 8月1日にデル・レイ海岸から撮影した雲の写真だ。


flyingsaucers_clouds.jpg


「海岸を歩いている時、西の雲の上に7色に光る巨大な『円盤』が現れたのです。私は慌ててカメラで撮影しました」と、ロトバーグさんは語った。

しかし、この虹色の物体は UFO でない。

これは、気象用語ではパイリアス・クラウド (pileus cloud / 頭巾雲)と呼ばれる種類の雲だ。この雲が発生するする理由を大気光学の専門家であるリス・カウリー博士に説明してもらった。

「太陽光がさんさんと強く降り注ぐ午後などに、積乱雲の雲頂の高度の付近の薄い湿った雲の温度が上がり、その後、温度が下がったところから積雲が上昇気流で押し上げられることにより、積雲の上部に頭巾をかぶったような雲ができるのです」。

ただし、このような虹色となるには、かなり完全に一致する条件が必要だという。

撮影したロトバーグさんは以下のように続けた。

「これが空に現れた時、周囲には私以外には誰もいなくて、私ひとりで眺めていました。この美しい光景を誰かと共有したかったですよ」。





というわけで、これは日本語では「頭巾雲」というものらしいのですが、調べてみると、これまでも、この雲の写真が数多く撮影されていることがわかりました。

それらの多くは、「頭巾」という名前の通りに、あるいは、スペースウェザーの記事のタイトルにもなっていた「空の円盤」というような、円盤形のものが多いです。

今回、私が探したものの中で、特に美しいものや、あるいは印象的な形と色彩だったものを載せておきます。

かつての人々が、これを空に見た時の純粋に「ああこれは!」と驚いたであろうと気の気持ちそのままに私もこれらの写真を見ました。そして、こういう現象を見た古代の人も現代の人も、人により「吉兆」と思ったり、「不吉」を感じたりしたと思います。

つまり、自然現象の「価値観」を決めてきたのは、個人の考えそのものだったように思います。


ちなみに、雲というものは昨日の記事

2012年8月は「人類による宇宙線の発見」から100年目

の「宇宙線」と明らかに関係しているものです。

というより、宇宙線がエアロゾルを雲に形成していくので、雲というのは宇宙線の作用そのものといえる現象かと思います。

このあたりは過去記事の「「宇宙線が雲を作るメカニズム」の一部を欧州原子核研究機構 CERN が解明」などをご参照いただければ幸いです。

それでは、さまざまな「7色の頭巾雲」の写真です。

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2012年08月04日



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cosmic-ray-images-1.jpg


(訳者注) 1936年にノーベル物理学賞を受賞したヴィクトール・フランツ・ヘス博士。受賞は「1912年の宇宙線の発見」に対してのものでした。

宇宙線は 1912年の8月に、人間によって初めて確認されたのでした。

今回はその話なのですが、最初に、本題と関係ないものですが、目に入ったニュースがありましたので短く紹介しておきます。「最近の福島県内の子どもたちからほとんどセシウムが検出されなかった」というニュースです。

以前、「セシウムは14歳以下の子どもの甲状腺ガンと「関係ない」ことが示される WHO の2006年調査論文」という記事を書いたことがありますが、そこで、仮にセシウムが検出され続けたとしても、


・事故の頃に生まれた赤ちゃんに甲状腺ガンの心配はない。
・14歳までの子どもに甲状腺ガンの心配はない。


と書いたのですが、今回の報道では、影響どころか驚くべきことに「セシウムそのものがほぼ検出すらされなかった」(検出率 0.1パーセント)ということでした。なぜ驚いたのかというと、セシウムの半減期(物質の影響がなくなる期間)は 30年ですから、環境には存在していると思いますので。

(もちろん WHO の論文通りなら、環境に存在していても子どもたちの健康に「影響はない」です)

ところが、子どもたちの体からは「検出すらされなかった」と。
報道を貼っておきます。


原発事故:福島の子供 セシウム検出0.1%に
毎日新聞 2012年08月03日

福島県内の幼児や児童約6000人を対象に今年4〜6月に実施した内部被ばく検査の結果を解析したところ、放射性セシウムが検出されたのは約0.1%だったことが、東京大医科学研究所の調査で分かった。幼児や児童では、取り込んだセシウムが代謝などで体外に出て30〜60日程度で半減する。東京電力福島第1原発事故から1年以上が経過し、現在は事故直後に取り込んだセシウムの影響がほとんど残っていない。

担当の坪倉正治医師は「今回の結果は、事故後もセシウムによる内部被ばくが続いていたチェルノブイリ原発事故の被災地と違い、事故後の日常生活ではセシウムの取り込みがほとんどなく、大半の子どもで慢性的な内部被ばくが非常に低いレベルにあることを示している」と説明する。



いずれにしても、ますます福島の子どもたちに「ほぼ何の問題もない」ことが次々とはっきりしてくるのは、「安心」の意味でも良いことですし、あと、以前のセシウムの記事を私が書こうと決めた原動力となった(他の地域の人々からの)「偏見」とか、そういうものが消えていくキッカケになればいいなとは思います。

もう少し涼しくなったら、最近仕事をやめた昔からの友人がいて、彼と福島を回る予定です。できれば、温泉にでもしばらく滞在したいですが、そんな予算もないので、野宿でもしてこようかと思っています。


さて、ここから本題ですが、宇宙線に関しての前振りがここから長くなってしまいました。

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2012年08月02日



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(訳者注) 今日の話題は「地球の空の上」の話ですが、地球の空の下のほうの激しい気候は全然収まっていない感じです。

アジアでは日本も含めて多くの国で豪雨と洪水被害が連日報道されていますが、北朝鮮でも大きな洪水被害が出ています。下のは今朝の朝日新聞の記事からの抜粋です。


北朝鮮の洪水死者数は119人に
朝日新聞 2012.08.02

豪雨や台風に相次ぎ見舞われている北朝鮮で、先月29―30日の2日間でさらに31人が死亡、16人が行方不明となっている。朝鮮中央通信(KCNA)が1日伝えた。KCNAによると、7月の洪水による死者数は119人に上り、8万4000人以上が家を失ったほか、4万6000ヘクタール分の農作物が被害を受けたという。



とのことですが、その朝鮮中央通信のテレビ放映の映像が手に入りました。ナレーションらしいナレーションも入っていないですが、映像だけでも状況は多少わかるように思います。


朝鮮中央通信(KCNA)の洪水に関する報道




ちなみに、朝鮮中央通信によれば、場所により 24時間雨量が「400ミリを越えた」ということで、これは北朝鮮で雨量が観測されて以来、最大の雨量だということのようです。

この「24時間雨量が400ミリ」というのは、数字だけ見てもよくわからないですが、7月11日から14日のあいだ、九州で発生した歴史的な豪雨と比較するとわかりやすいかと思います。

下の青い部分が今回の総雨量(多くの地域で7月11日から14日までの5日間)です。

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朝日新聞より。


これを見ると、北朝鮮の「24時間雨量が400ミリ」というのは、九州の多くの場所の豪雨を上回っていたものと思われます。

ただ、熊本県阿蘇市では、「24時間で降った雨の量が、507.5ミリ」だったそうで、これは阿蘇市での平均雨量の27日分に相当するものだったそう。


いっぽうで、アメリカ、ロシア、インドなどの大国をはじめとして、「史上最悪レベルの干ばつ」の地域も広がっています。

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▲ コロラド州ストラスバーグの大規模農地。7月21日頃。大地に「緑色」が見えません。現地メディアより。


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▲ ロシアのアルタイ地方は、170年ぶりの猛暑による干ばつで非常事態。VOR より。


想像以上の激しい地球の環境になっていますけれど、これらの気温、これら天候などの多くが、今のほとんどの人々が「はじめて見たり経験していること」であることもまた事実。

そして今後がどうなるかも誰にもわからない。

いろいろな感情が交錯するとはいえ、これからの地球に対しての「興味」の部分も今は確かにあります。



さて、ここから今日の本題です。

少しさかのぼった過去記事のご紹介から始めます。

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2012年08月01日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





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▲ 今回の停電で、首都ニューデリーなどインドの多くの地域で道路から地下鉄までのほぼすべての交通が停止しました。
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(訳者注) 今朝起きてニュースを眺めていると、昨日から全世界で「あるニュース」で持ちきりであることを知りました。

それは「インドの大停電」のニュースです。

ニュース検索をすると、下のように 3500件以上の関連ニュースがあることがわかります。

india-google.png


この「関連ニュースの数」というのは英語のニュースを知る上で、それが世界中でどのくらい多く報道されているかのひとつの目安にはなります。

たとえば、試しに「ロンドン・オリンピック」を英語で検索してみますと、関連記事の数は下の通りでした。

london-1.png


オリンピックなど比較にならないほど、インドの停電が世界的な大きなニュースだということがおわかりかと思います。

米国のニューヨークタイムスでは「World’s Largest Blackout (世界最大の停電)」という言葉を使っていました。

今回のインドの停電は、正確な数はわからなくても(インドはそもそも正確な人口がよくわからないです)、「インドの人口の半分以上が影響を受けた」といわれているもので、推定で6億人以上が停電の影響を受けたと見られています。しかも、「連続して起きている」のです。

停電の正確な原因は今のところわかっていません。


まるで巨大 CME の直撃が起きたかのような現実を目の当たりにして

ところで、私は、今回のインドの大停電の様子を見る中で、一昨年あたり、よく記事にしていて、また、個人的にもいつも気になっていた「太陽の巨大フレアや CME の直撃による大停電」という概念を思い出しました。

もちろん、今回のインドの停電はそれが原因ではありません。

今回のインドの停電の理由は一種の異常気象によるもので、インドは現在、モンスーンの季節で多くの雨が降る時期なのですが、「その雨があまりにも少ない」のだそうです。そのため、農業での灌漑にしても他の用途でも、例年よりも電気使用量が飛躍的に高いようです。それが原因の「ひとつ」とのこと。

最近のアジアは豪雨と洪水のイメージが大きいですが、いっぽうでインドのように歴史的な干ばつに苦しんでいる国もあります。

これは別でご紹介するかもしれないですが、今年のインドの干ばつはすごいですよ。モンスーンの季節なのに、地域によっては、「まったく」雨が降っていないようです。

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▲ 「インド建国以来最悪の干ばつ」と報じるインディアン・エクスプレス紙の記事の写真より。ちなみにここは本来「農地」です。毎年豊かな小麦が実る場所だとか。


なので、今回の停電と太陽フレアは関係ないですが、「想定している感じとして似ている」ということがありますので、過去記事の巨大太陽フレアや CME の関係の記事をリンクしておきます。







いずれにしても、原因は何であれ、「停電」ということは決して他人事ではないと思います。ただでさえ電力不足を抱える日本。

「2012年の夏」というキーワードの意味を何となく思い出します。


ちなみに、停電は同じ日にパキスタンでも起きていて、パキスタンでは暴動に発展しています。

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▲ パキスタンのラワルピンディ市では停電が暴動に発展。イランのメディア Press TV より。


では、ここからインドの停電のニュースです。
写真がたくさん掲載されていた米国 CNN の報道をご紹介します。



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