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2013年01月31日



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イスラエルの「嘆きの壁」に中国人民解放軍の参謀総長が立つ姿を見た日



『預言者ダニエルの言った憎むべき破壊者が聖なる場所に立つのを見たら悟りなさい』(マタイによる福音書 24章15節)


china-israel-01.jpg

▲ イスラエルの「嘆きの壁」を中国人民解放軍の総参謀長の高官がユダヤ教のラビの案内で訪問したことが報道されていた 1月 30日のイスラエルのメディアより。
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追記 / 記事中に出てくるユダヤ教のラビ(宗教的指導者)の名前がヘブライ語で読めなかったのですが、ヘブライ語を読める方から教えてもらいましたので、文中に記しました。)
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最初に書いておきますが、あるいはこのブログを読まれて下さっている方ならおわかりになる方もあるかもしれないですが、私には特段「嫌いな国」とか「悪いと思う国」とかそういう観念がありません。同時に「特段に好きな国」もないですが。

日本と中国や韓国との間に、海域の領土問題が起きていた時も同様です。
そのあたりは結構理性的です。

しかし、その中国が最近、強烈な対外への国策を進めていることは確かで、もはや「日本と中国」なんかの問題を越えている部分も感じます。アメリカ人の中には、本気で「中国がアメリカを植民地にしようとしている」と懸念している人たちもいるのです(こういうブログなど(英語))。

ただ、今回はテーマがそういう部分のこととも違います。


いずれにしても、そういうように、私自身としては「憎い」というような対象があるわけではないのですけれど、聖書の「マタイによる福音書」の24章のその部分をそのまま抜粋しますと、「憎むべき」という単語が出てくるので、それをそのままタイトルにしたという感じです。

その「マタイによる福音書」の24章 15節から20節までは下のようなものです。


日本聖書協会 新共同訳より。

預言者ダニエルの言った憎むべき破壊者が、聖なる場所に立つのを見たら――読者は悟れ――

そのとき、ユダヤにいる人々は山に逃げなさい。

屋上にいる者は、家にある物を取り出そうとして下に降りてはならない。

畑にいる者は、上着を取りに帰ってはならない。

それらの日には、身重の女と乳飲み子を持つ女は不幸だ。

逃げるのが冬や安息日にならないように、祈りなさい。



ちなみに、上の記事の中国の高官は、新華社の過去の報道などから顔を見比べてみますと、中央軍事委員・人民解放軍総参謀長の陳炳徳という人だと思います。

昨年の5月にもイスラエルを訪問していて、イスラエル国防軍の参謀総長と会談しているようで、中国とイスラエルの軍事的な結びつきというのは着々と進められているようです。

しかしまあ、今回はイスラエルの高名なラビ、つまり宗教指導者と共に、「嘆きの壁の訪問」となったのです。

そのイスラエル側の宗教指導者の方は、rabi1.png という方と、rabi2.png という方の名前が記事にありますが、読み方がわからなかったのですが、教えていただきました。

rabi1.png という方は日本語だと「シュモエル・ラビノビッチ」みたいな感じで、 rabi2.png という人のほうは、「ヨシ・コルツォヴァイル」というような感じの読みとなるようです。

そのふたりのラビの説明を受けながら人民解放軍の参謀総長は嘆きの壁を訪問したようです。

これは「公式訪問」であることが記事に書かれています。


基本的には、軍事というより、観光と経済協力なども含めたことなどが書かれているようですが、ヘブライ語の記事は正確には訳せないですので、詳しい部分はよくわかりません。


以下、その記事に載っていた写真をいくつか掲載します。

元記事にキャプションはないですので、キャプションは私が「多分、こういうことをしている」という想像でつけたものです。


ch-is-02.jpg

▲ 嘆きの壁の前に立つ、人民解放軍総参謀長とラビ。下には何やら聖典。



ch-is-03.jpg

▲ その聖典らしきものの説明を受けていると思われる場面。



ch-is-05.jpg

▲ こういう写真を見ると、中国軍・イスラエル軍共に多数が参加したイベントだったようにも見えます。



まあ。

たとえば、最近の記事の「2月15日に地球の軌道圏内に突入してくる小惑星 DA14 が重力の影響でどんどんコースが地球寄りに」などの記事にもあるように、やや気にしている小惑星を含めて、あるいは経済にしろ、北朝鮮とか、あるいは軍事的ないろいろなことにしても、「なんだか全体的にテンパッてきている」というような雰囲気は何となく感じています。

そういう中で、Wikipedia に書かれているところでは、「ユダヤ教で最も神聖な建物であった」という部分があった(かもしれない)とされている嘆きの壁に、「誰か」が立っているという事実に、ちょっと過敏に反応しただけのだと自分で思います


ちなみに、上の小惑星 DA14 なんですけど、数日前の NASA のニュースでも取り上げられていて、タイトルと共に「この規模の小惑星としては記録的な地球への接近となる」ことが書かれていました。


nasa-2013-01.jpg

もっとも、「地球に衝突する可能性はない」と NASA は断言しています

あるいは仮に地球に衝突したとしても、実はこの DA14 という小惑星は、大きさが60メートル程度しかないものですので、空中で分解爆発する可能性が高いと思われます。

下の表は、フレッド・ホイル博士の著作のもので、彗星なので小惑星とは違いますが、60メートル程度だと表の一番上の「高い高度で分裂」に該当します。



500年ほど続いた「穏やかだけれど傲慢な時代」は終わろうとしているのかもより。


なので、仮に地球への直撃コースをとっても、ツングースカの爆発くらいのもので終わると思いますが、ただ、地球の周囲を夥しく周回している人工衛星などを含む、「宇宙の人工の物体」が影響を受ける可能性はあると思います。



いずれにしても、今年は他にも多くの天体のイベントがあります。


まあ、今回の記事はイスラエルの記事を見て急に書き殴ったものですので、整合性のないものですが、このままアップします。

参考までに、マタイによる福音書で上に載せた続きの部分を記しておきます。24章21節から40節までです。


マタイによる福音書 24章 21から40節

「そのときには、世界の初めから今までなく、今後も決してないほどの大きな苦難が来るからである。

神がその期間を縮めてくださらなければ、だれ一人救われない。しかし、神は選ばれた人たちのために、その期間を縮めてくださるであろう。

そのとき、『見よ、ここにメシアがいる』『いや、ここだ』と言う者がいても、信じてはならない。

偽メシアや偽預言者が現れて、大きなしるしや不思議な業を行い、できれば、選ばれた人たちをも惑わそうとするからである。

あなたがたには前もって言っておく。

だから、人が『見よ、メシアは荒れ野にいる』と言っても、行ってはならない。また、『見よ、奥の部屋にいる』と言っても、信じてはならない。

稲妻が東から西へひらめき渡るように、人の子も来るからである。

死体のある所には、はげ鷹が集まるものだ。」

「その苦難の日々の後、たちまち/太陽は暗くなり、/月は光を放たず、/星は空から落ち、/天体は揺り動かされる。

そのとき、人の子の徴が天に現れる。そして、そのとき、地上のすべての民族は悲しみ、人の子が大いなる力と栄光を帯びて天の雲に乗って来るのを見る。

人の子は、大きなラッパの音を合図にその天使たちを遣わす。天使たちは、天の果てから果てまで、彼によって選ばれた人たちを四方から呼び集める。」

「いちじくの木から教えを学びなさい。枝が柔らかくなり、葉が伸びると、夏の近づいたことが分かる。

それと同じように、あなたがたは、これらすべてのことを見たなら、人の子が戸口に近づいていると悟りなさい。

はっきり言っておく。これらのことがみな起こるまでは、この時代は決して滅びない。

天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない。」

「その日、その時は、だれも知らない。天使たちも子も知らない。ただ、父だけがご存じである。

人の子が来るのは、ノアの時と同じだからである。

洪水になる前は、ノアが箱舟に入るその日まで、人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていた。

そして、洪水が襲って来て一人残らずさらうまで、何も気がつかなかった。
人の子が来る場合も、このようである。


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2013年01月29日



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▲ 「ラーの眼」(あるいはホルスの眼)と呼ばれる古代エジプトのシンボル。古代エジプトの神「ホルス」の右目は太陽を、左目は月を象徴していたとか。過去記事「2008年、なぜ世界中の海軍は海賊征伐の目的でアデン湾に向かったのか」より。
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天の川銀河の星の「光」をナビとして使っていたフンコロガシ

昨日くらいに、「フンコロガシが銀河の光を道しるべにしていた」という科学報道があって、翻訳してご紹介しようと思っていたのですが、今朝になり日本語の報道でもいくつか目にしましたので、そちらのリンクを貼っておきます。

フンコロガシ、天の川を道しるべにまっすぐ移動 研究
 AFP 通信 2013.01.28


フンコロガシは天の川の光を頼りにまっすぐにふんを転がすという研究結果が、米科学誌カレント・バイオロジーに発表された。

南アフリカのウィットウォータースランド大学の生物学研究チームは、地元のプラネタリウムで夜の空を再現し、フンコロガシの行動を観察した。その結果、脳は小さく、視力は弱いフンコロガシが、天の川の星々の光を頼りにまっすぐ進み、ふんを奪い合うライバルのいる場所に円を描いて戻らないように移動していることが分かった。



というものです。
海外では、天の川銀河の写真とフンコロガシを対比させた写真などを使った記事などがいくつかありました。


dun.jpg

▲ 米国の科学サイト Sci-News より。


どうして、このニュースに興味を持ったのかというと、これが「光の感知」に関しての話だったからです。


もっというと、個人的にはこの話は「松果体」に行き着きます。


今回のフンコロガシの話と松果体が直接関係あるということではないですけれど、「宇宙の光を追い求める地球の生物の器官」という意味でそこに行き着くというような感じです。

光の「松果体と光の関係」に興味を持ったのは、2年ほど前、米国の大学の日本人科学者が、「目を持たない魚が松果体で光を見ていることを突き止めた」という記事を書いた時でした。

しかも、曖昧に光を感知しているのではなく、この魚たちは「光を直接感じとっている」のです。つまり、「松果体で直接光を見ている」という意味のことで、かなり衝撃的な発表だったと今でも思います。

記事は、クレアの「ペアである自分(2) 宇宙の場所」に載せたものです。

少し抜粋しておきます。


Blind Fish Sees With the Pineal Gland

目を持たない魚たちは松果体で見ていた

mexico-fish.jpg


メキシコの淡水に住む熱帯淡水魚には2つの種族に属するものがいる。

ひとつは、陸地の川に住んでいる目を持つ種類。もうひとつは、洞窟の中に住んでいるもので、こちらの種類は目を持たない。

この目のないメキシコの淡水魚は、眼原基(目の前段階のもの)自体は、胚として成長するが、その眼原基は幼生の時にウロコで覆われることにより退化してしまうために、器官としての目にはならない。

そのため、彼らは目を持っていない。

これまで、目を持たないこの魚は光を感じ取ることはできないと思われてきたが、メリーランド大学の研究者たちが2008年に「ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・バイオロジー」紙に発表した研究論文によれば、「別の方法で見ている」ことが明らかとなった。

この魚の目は機能していないが、脳の中央近くにある松ぼっくりの形をした内分泌腺の「松果体」で光を検出していることがわかったのだ。松果体は皮膚の奥深くにある器官であるにも関わらず、この器官で光を感知できているという。

この松果体は、いくつかの脊椎動物では「第3の目」としての器官として知られているという。



記事は、以下、実験の具体的な方法が記されている部分ですので、割愛しました。


ここに出てくる「松果体」。
人間では下の位置にあります。



▲ 松果体は、医学的な意味では、メラトニンというホルモンを作り出すことに関与していること以外の役割はほとんど不明です。


上に出てくるメキシコのない魚では、「想像上」ではなく、「現実としての光」を松果体で見ていることがわかったのですが、この報道で私が思ったのは、「・・・ということは、松果体を持つほぼすべての動物は本来、このメキシコの魚と同じ能力を潜在的に持っているのだろうなあ」ということでした。

なぜなら、脊椎動物というのは、大体において、「器官の役割は似たようなもの」だからです。

通常の地上に住んでいる多くの脊椎動物は、人間も含めて、目や耳や口の役割は、基本的な機能としては同じような感じだと思います。もちろん、わかっていない動物たちの機能は多くあるわけですけれど、共通している部分が多いことも事実です。


「目」に関しては、地中深くなど暗闇にすむもので、目で光を感知できない場所で生きているような動物の多くは、「目」ではなく「松果体」で光を捕らえているのだと思いますが、実はそれは「目の代用ではないかもしれない」ことも、上の実験でわかっているのです。


つまり、「目がないから、代わりに、松果体が発達したのではない」ようなのです。

というより、「光の探知に関しては目より松果体のほうが役割が大きい」ことが上のメキシコの魚の実験でわかっています。

上の実験では、実はその後、目や松果体を取り除いたりする、やや残酷な実験となっていくのですが、その結果は驚くべきものでした。


両眼を取り除かれた陸地の魚と洞窟の魚は両方が従来と同様の振舞いを示したが、松果体が取り除かれた魚では、約10パーセントの魚しか影への反応をしなかった。



つまり、目がある魚も、主に松果体を使って光を見ていた、ということがわかったわけです。

普通に考えると、「目がある」と「目がない」というのは表面的な大きな違いに見えますが、少なくとも上のメキシコの魚に関しては、光を探知する機能としては、「ほとんど違いはない」ということがわかったのです。

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「太陽神の眼」は「人間の第3の眼」の象徴なのか?

その「光を見る」松果体の構造。上にその場所の簡単な位置の図を載せましたが、さらに、詳細な図としては以下のようになります。

pituitary_pineal_glands_ja.JPG

松果体 - Wikipedia より。



さて、今回の記事は「フンコロガシ」で始まる記事だったのに、冒頭には下の「ラーの眼(ホルスの眼)」と言われている図を載せましたが、その理由がこのあたりから始まります。


ra-eye.jpeg


米国の BBS 記事に下の図が掲載されていました。

脳は模型です。

日本語はこちらで入れていて、名称には間違いがあるかもしれないですが、大体のところです。

third-eye.jpg


さらに、下の図も。
こちらは脳全体との対比となっています。


eye-3.png


記事そのものは、報道ではなく、松果体に関しての一般的な「神秘的意味」というものをまとめたもので、特にご紹介はしませんが、下のリンクです。

Secrets Of The Third Eye, The Eye Of Horus, Beyond The Illuminati
(第三の眼の秘密、ホルスの眼、イルミナティを超えて)


このタイトルにある「イルミナティを超えて」というのは何のことかよくわからなく、また本文のほうでも特にふれられていないのですが、画像検索などをしていると、どうも、この「ホルスの眼」のイメージは、イルミナティなどと絡んで、「悪い象徴」として語る派というものが存在するようです。

何かこう、下のような図案の概念と同一視しているのかもしれません。

ilm.jpeg

▲ 陰謀論の引き合いとして出されることが多い「眼」のマーク。これはドル紙幣の裏。



しかし、まあ・・・それを言い出すと、眼のマークは全部、陰謀というようなことになりかねなくて、つげ義春の「ねじ式」なんかもヤバくなりそう。

tsuge.jpg

▲ 漫画家、つげ義春の代表作『ねじ式』(1968年)より。クラゲに腕を刺されて病院を探すけれど、その町には眼科しかない。



まあ、「なんでもかんでもやっちまえ!」のフレーズというのはこの世の常でありまして、この「眼」の話も、昨年の過去記事の「殺され続ける詩人シナ」でふれました、シェークスピアの舞台劇『シーザー』の中のも、「どうだっていい、名前が同じだ・・・やっちまえ、やっちまえ」というフレーズを思い出します。



まあ、それはともかく、Wikipedia の「松果体」には、「松果体の哲学や象徴としての意味」についての記述もあります。

それを抜粋しておきます。


松果体 - 哲学との関連

デカルトは、この世界には物質と精神という根本的に異なる二つの実体があるとし、その両者が松果体を通じて相互作用するとした。デカルトは松果体の研究に時間を費やし、そこを「魂のありか」と呼んだ。

松果体は眠っている器官であり、目覚めるとテレパシーが使えるようになると信じる人もいる。

「松果体の目」という観念は、フランスの作家ジョルジュ・バタイユの哲学でも重要なものである。批評家ドゥニ・オリエは、バタイユは「松果体の目」の概念を西洋の合理性における盲点への参照として使っていると論じている。



上のジョルジュ・バタイユというフランスの作家なんですけれど、私は読んだこと自体がないのですが、若いには、日本のパンクスたちの間で絶大な人気を誇っていました。

バタイユの文学作品のタイトルをそのままバンド名としているものもたくさんあったし、今もあると思います。

日本だけでもバンド名として使われたバタイユの作品タイトルとしては、

『太陽肛門』(1931年)
『マダム・エドワルダ』(1941年)
『ラスコー』(1953年)


などがあります。
アルバム

butti.jpg

▲ 晩年のジョルジュ・バタイユ。




バタイユにとっての松果体

また、今回調べていてはじめて知ったのですが、太陽の誘惑というサイトによりますと、ジョルジュ・バタイユには、『松果体の眼』という松果体そのものの名前が使われるような未完の作品があるらしいです。

ここでは「松果線」と訳されていますが、松果体のことです。

その内容は上のページから抜粋しますと、


『松果腺の眼』。未完に終わったこの幻想的テキストは、この時期のバタイユの探求の痕をいちばんよく見せているように思われる。

題名からすると、『大陽肛門』での火山の主題を展開しようとして発想されたようだが、火山のイメージはこの著作では背景に後退し、関心は松果腺の眼というやはり奇怪な幻想へと移ってゆく。

松果腺の眼とは何か。

人間の頭蓋の上部には一個の分泌腺があって、松果腺と呼ばれているが、この分泌腺の作用はよく解明されていず、ある生理学者たちは、〈眼球となるはずだったが、発展しなかった〉ものと考えている、とバタイユは書く。この未発達に終わった眼は、肛門に発端を持っている、と彼は考える。

前述のように猿はエネルギーを集約し発散させる突出した肛門を持っているが、この肛門のありように変化が起こるのだ。猿は森から出て、後足で歩行を始め、直立の度合いを高める。するとこの肛門は両足の間に引き込まれてゆく。こうして人間が成立するとき、肛門は尻の奥に隠されてしまう。

肛門のこの隠蔽は太陽との直結性の隠蔽であり、この隠蔽によって人間は自律的な存在となるのだ。

しかしながら、肛門のこの隠蔽は、それで平穏に完了するのではない。

内部に貯め込まれたエネルギーは、新たな出口を求める。それは直立に向かう人間の動きに従って、上方に向けて集中され、まさに太陽との直接的な関係を回復しようとして、頭頂に開口部を求める。

こうして頭蓋に大陽に向かう眼球が生じようとする。
それは、水平方向に働き、対象を捉え、有用な世界を組織してゆく眼ではなく、垂直方向にのみ作用し、大陽を見るためだけの眼である。

それが松果腺の眼だ。

太陽から火山を経て肛門へ受け渡されたエネルギーは、異様な眼を作り出すことで再び太陽へ回帰しようとする、とバタイユは論じる。




もう・・・何が何だか私には理解できないですが(苦笑)、多分、ラストの部分から考えると、バタイユは、

「松果体の役割は、太陽から火山を経て肛門へ受け渡されたエネルギーを、松果体を通して再び太陽へ回帰させること」

と考えたように読めなくもないです。

なるほど、「松果体は光を見る機能」を持つことが上のメキシコの魚の実験などでわかっているわけで、太陽を探し出す機能としては一理あります。

ちなみに、上の他のページの他の部分によれば、バタイユがこの『松果体の眼』という小説を思いついたのは、「動物園でサルのお尻が赤くなっているのを見たとき」だったとか(笑)。



しかし、上のページを読んでいると、若者たちがバタイユに憧れた理由もわかるような「ソソる文言」が並んでいます。上のページでバタイユの著作に出てくるフレーズ・・・たとえば・・・、

・「死にゆく私」と「死にゆく神」の間

・人間の自己としての存在を意識することを超えてしまう「完全な超越性」

・残酷と汚辱のなかで、神でも虚無でもなく破局となって最後に現れるのはただ物体である世界


のようなフレーズ。
どうもソソる感じですね。

若い時の私はこういう難しいことにまったく興味がなかったですが、今ならちょっと興味あるかもしれません。


さて、フンコロガシから始まって、なんだかわからない展開となってしまいましたが、「未来の人類の進化」のひとつには、この「松果体の働きの再活性化」というものがあるのではないか、とは昔から言われていることのようではあります。

そういえば、今回の話はフンコロガシと共に、「ホルスの眼」から始まりましたが、バタイユの最初の作品といえる『眼球譚』(1928年)の表紙には下のようなものもありました。

histoire.jpeg

▲ 1967年出版の『眼球譚』の表紙。


さて・・・こんなに長くなっていますが、実は今回のこの部分は「余談」として書き始めたことなのでした。フンコロガシの記事が日本語の記事となっていましたので、今回は、別の記事をご紹介するつもりで書き始めたら、もう何が何だかわからない展開となってしまいました。

その話題は松果体などとはまったく関係のない「飢え」と「カニバリズム」に関係する話で、最近の報道からいろいろと思うことがありました。

次回で書きたいと思います。

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2013年01月28日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





lemmon-comet.jpg

▲ 2012年 3月 23日に初めて観測された C/2012 F6 という彗星。「レモン彗星」( Comet Lemmon )と呼ばれています。これも今年 2013年にやってくる彗星のひとつ。米国スペースウェザーの記事より。
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蛇の年 2013年は「スネークの年」なのか「サーペントの年」なのか


イギリスのデイリーメールを見ていましたら、下のような記事を目にしました。
日本語は見出しをこちらで入れたものです。

japan-serpent.png


どうやら、父親が自分の息子を「取り憑いた蛇を追い出す」という理由で、その体を噛み続けて、最後は息子さんは死んでしまったというニュースのようです。

私は、「世も末な事件だなあ。どこの国? またナミビアかなあ」と読み出すと、いきなり「日本の岡崎市で」と記事が始まりました。上の写真の赤い線の部分です。

日本の事件かよ!

と、日本の報道を探してみますと、なかなか見つからなかったのですが、テレビ朝日の下の報道(現在はすでに消えてしまっているのでリンク先はニュース保存サイト)を見つけました。


「ヘビを取りはらうため」父にかまれて長男死亡
テレビ朝日 2013.01.19

長男にかむなどの暴行を加えたとして、愛知県岡崎市の男が逮捕されました。「長男に取りついたヘビを取りはらうためにやった」と話しています。長男はその後、死亡しました。(中略)

容疑者は、「ヘビを取りはらうためにやった」と供述しています。



実名が出ている報道ですが、複雑な事情がありそうなので、名前のあたりは割愛しました。

もともとは、死んでしまった息子さんのほうが「オレは蛇だ!」と叫んで暴れ出したのが原因ということで、いろいろと難しそうな話です。


ちなみに、上のほうに「またナミビアかなあ」と書いていますが、なんでそんなことを書いたかというと、昨年の In Deep の記事に、


正体不明の「ヘビの軍団」に襲われているナミビアの村
 2012年04月07日


というものがあり、なんとなく「蛇といえばナミビア」というように考えるようになっていました(ナミビアの人に悪いだろ)。

上の記事の翻訳部分は、


エロンゴ州にあるツブセス村の住民たちが、2011年の12月から、「見たことのない奇妙な巨大ヘビ」に苦しめられていることが明らかとなった。


という出だしで始まる記事でした。

その後どうなったのかよくわからないです。





「蛇」や「噛む」ことと関係する様々な 2013年の出来事

あと、上の岡崎の事件に出てくる噛むという系統のニュースとしては、中国で、「動物園のダチョウに襲いかかり、噛み殺してしまった男性」というものもありました。

ニュースを要約しますと、


Guy attacks an ostrich as part of elaborate suicide attempt, ultimately fails
Nanfang (中国) 2013.01.23

cam-china.jpg

雲南で男がダチョウを噛み殺す

中国雲南省の動物園で、27歳の男が、突然、ダチョウを襲撃し、そのダチョウを噛み殺してしまった。事件当時は、その檻のまわりにも、動物園に来ていた家族や子供たちがたくさんおり、その目の前で起きたことだった。その後、男は自分の手首を切った。

警察が到着した際には、男は死亡したダチョウの横で血まみれで倒れていたが、病院に搬送され、命には別状はない。男は「事件の記憶がない」と言っており、現在、精神鑑定を含めて、調査が進められている。



というようなものだったようです。

最も災難だったのは、なんだかよくわからないうちに噛み殺されてしまったダチョウだったわけですけれど、動物園の様々な動物の中で、ターゲットにしたのが、なぜダチョウだったのかというあたりも気になります(どう考えても噛んで襲うような相手ではないです)。


そして、岡崎の事件の一方のキーワードである「蛇」。


アフリカの南部にスワジランドという小さな国がありますが、そこで、「伝統的な暗黒儀式で水の中に入り水死したと思われる男性」に関してのニュースがありました。

swajiland-mp.jpg

▲ スワジランド。小さな国です。


このスワジランドあるあたりのアフリカでは、蛇、特に現地で、シブシノ( Sibusiso )と呼ばれているマンバという毒蛇は、「あの世とこの世、そして、水中と大地を結ぶ王様」だとしている信仰の一派がある模様。

記事には下のような記述があります。


Jerichos attempt to ‘resurrect’ drowned man
Times (スワジランド) 2013.1.21

復活の儀式で川で溺れた男性

家族は、川で溺れたと思われるその男性が、クフェトファサ( kwetfasa )と呼ばれる伝統的な儀式をおこなっていたことを告白した。

この伝統では、蛇は「インズズ( inzuzu )」と呼ばれ、冥界とこの世をつなぐ「王」であるとしている。また、それは水中に棲むとされている。男性は、「王の復活の儀式」のために川に入り、そのまま溺れてしまったと考えられる。



うーむ・・・。


アフリカでは最近に限らないですが、いろいろと「不思議といえば不思議なこと」が起きていて、数日前、南アフリカで洪水でワニが1万頭以上逃げたニュースは日本語でも多く記事になっていましたが、しかし、他にもいろいろなアフリカのニュースを目にします。

wani-01.jpg


たとえば、アフリカのウガンダにビクトリア湖という湖があるのですが、この湖で、実は「1年間で 5000人以上の人々が毎年命を落としている」ことがわかったニュースとか、いろいろと目を引く報道があります。

また、ジンバブエの病院で、伝説の生物「ゴブリン」に脅かされた看護師たちが、次々と辞職して、職場に復帰することを拒否し、その病院が閉鎖されたニュース。

ジンバブエの病院で「ゴブリン」が看護婦を脅かす
 ロシアの声 2013.01.19


やはり、ジンバブエですが、「呪術師の自宅で爆発が起き、呪術師を含む5人が死亡した」という事件の報道などもあります。

呪術師の自宅で爆発、5人死亡 現地では超自然現象が原因とも
 AFP 2013.01.23


上のような、カテゴライズの難しいニュースが、アフリカには多くあります。



というわけで、ちょっと逸脱してきましたが、要するに、今年は「蛇の年」なんです。

それで、考えてみると、「蛇」というのは、旧約聖書などでも、最初の人類との関係性として重大に描かれている存在であるわけで、また、昨年の In Deep でも「蛇」についてはずいぶんとふれたことがありました。

多くは、蛇の英語の綴りである「 スネーク ( Snake ) 」と、「サーペント ( serpent ) 」の違いを知りたいというような話でした。日本語の「蛇」の英語には、大きくそのふたつがあって、サーペントのほうは、辞書にはこのようにあります。


serpent

1 蛇
2 悪魔;サタン〈《聖書》創世記3:1-5;黙示録20:2
3 陰険な人, 狡猾な人, 悪意のある人
4 蛇花火
5 セルパン:蛇の形をした木管楽器
6 《天文》へび(蛇)座(Serpens)



天空のへび座のへびも snake ではなく、サタンを意味するほうの serpent なんです。


これらのことに関しては、今でもいろいろと思うこともありますが、ここまでで長くなりましたので、それらの過去記事のリンクを少し貼っておくに留めておきます。


ヘビとウロボロスとケツァルコアトルと月と太陽をめぐる旧約聖書『創世記』への疑問のようなもの
 2012年04月08日

ミレニアムの年を遠く過ぎた 2012年に振り返るハカイダーとウロボロスとケツァルコアトル
 2012年10月01日


そういえば、マヤ暦の騒動が大きかった 2012年ですが、マヤと同じメソアメリカの「アステカ文明」のアステカ神話の神様のひとりでもある農耕の神様ケツァルコアトルは、「トリとヘビの神様」だそう。



アステカ神話の文化神・農耕神であるケツァルコアトル。名前の意味は「鳥(ケツァル)」と「ヘビ(コアトル)」という由来。



・・・と、ここまで書いて、タイトルの「2013年は歴史的な彗星の年となるかもしれない」についてのことが全然出てきていないことに気づきましたので、そろそろ本題のほうにうつります。





2013年は歴史的な「巨大彗星を目撃できる年」に


まあ、つまり、そのようなヘビの年であり、また、ヘビにはいろいろな意味があるわけですけれど、その2013年が「彗星の当たり年」だということを NASA および、世界の天文学者たちが先日述べました。

冒頭にレモン彗星という彗星の写真を掲載しましたが、今年は、他にも、大きな彗星(正確には「大きく光って見える」)を多く目撃できる可能性があるということです。

昨年から彗星のことは何度も取り上げていて、昨年、

2013年の巨大彗星アイソンのこと。そして宇宙から地球に降り続ける生命のこと
 2012年10月11日

などのタイトルにもある「彗星アイソン」を含め、かつて見られないほど大きな彗星や流星群が多く見られる年になりそうです。

地球に衝突する可能性のあるものはないようですが、太陽系にこれだけたくさんの巨大彗星が次々と突入してくるのも珍しいことで、太陽系全体には何か影響がありそうな感じが個人的にはしています。

今回はそれを紹介していたオーストラリアの「インターナショナル・ビジネス・タイムス」の記事をご紹介します。上のレモン彗星とは違う2つの彗星のことについて書かれています。

記事に出てくるうち、彗星 C/2012 S1 が「彗星アイソン」です。過去記事で、この軌道を示したものがありますので、再掲しておきます。



▲ 過去記事「「良い時代と悪い時代」(3)」より、彗星アイソンの軌道。


記事に出てくる「パンスターズ」というのは、ハワイにある4台の望遠鏡で全天を観測して、様々な天体を検出する計画で、2008年に稼働が開始しています。




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2013年01月26日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。






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昨日1月25日の米国 CNN の報道より。見出しは「米国を脅した後に、韓国にも憤怒を露わにした北朝鮮。下のキャブションは「金正恩と彼の軍隊」。
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結果として元気だった現在の北朝鮮の指導者青年


かつては In Deep でも北朝鮮の記事は結構多かったんですが、最後の北朝鮮関係の記事は、昨年の9月の、

金正恩第1書記は元気なのか?
 2012年09月19日

となるようで、半年近く、北朝鮮の話題にはふれていなかったようです。
今の指導者の人は父親の金正日国防委員長と比較すると、存在感として見劣りする方ですしね。

すぐ忘れてしまいます。


とはいえ、上の記事のタイトルの「第1書記は元気なのか?」ということに関しては、どうやら「元気だった」ということになるようです。

今年に入ってから、次々と全世界のメディアで報道される発表を行い始めた北朝鮮ですが、今回は最初に字幕を入れた動画を貼っておきます。

1月25日に北朝鮮の国営放送が報じたアナウンスの中の「韓国との関係に関しての8つの措置」の部分です。

その下に文字を記しておきましたので、動画を見るのが面倒な場合はそちらをご覧下さい。


北朝鮮中央テレビ:韓国との関係断絶についての8つの第1措置




字幕は以下の通りの文言です。


北朝鮮中央テレビ 2013年1月25日放映分より

南北協力を完全に停止することに関連して、以下の措置が第一段階で行われる。

1. 南朝鮮の傀儡当局とのすべての関係は切断される。

2. 李明博の任期中には当局間のいかなる対話も接触もないだろう。

3. 板門店の赤十字連絡代表の作業を完全に中断する。

4. 北と南の間のすべての通信リンクを切断する。

5. 開城工業地帯における南北経済協力協議事務所を凍結・解体し、南朝鮮のすべての関係職員は即刻追放される。

6. 我々は傀儡政権の「北に対する心理戦」に対しての総反撃を開始する。

7. 北側の領海及び空域での韓国の船舶や航空機の通過は完全に禁止される。

8. 南北関係に起因するすべての問題は「戦時法」の下で処理される。

李明博のような、対立を煽り、米国にこびへつらい、邪悪な好戦狂である人物たちには一切の容赦も忍耐も必要ない。李明博の傀儡一味どもが言う「断固とした案」などは愚かな自殺行為でしかない。

李明博傀儡一味と、その背後のウジ虫共は、共に火の中に飛び入るだけだ」。



全体的にはいつもの口調なのですが、今回ご紹介したのは、内容が具体的であることや、この中での「8」の「すべての問題は「戦時法」の下で処理される」という文言に違和感を感じたためかもしれません。





この数日何が起きているのか


最近の北朝鮮に関しては、下のような報道によって、米国の BBS などでも非常に多く一般の人々の話題としても取り上げられているようです。共にロイターの記事から引用します。


北朝鮮、「米国を標的」とする核実験とロケット発射計画を表明
 ロイター 2013.01.24

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朝鮮中央通信によると、北朝鮮の国防委員会は、3回目の核実験と長距離ロケット発射実験を計画していることを明らかにした。米国を「敵」と名指しして標的とする方針を示し、敵対姿勢をより鮮明にした。

北朝鮮国防委員会は「我々は計画しているさまざまな衛星と長距離ロケットの発射およびハイレベルの核実験が、米国を標的としている事実を隠すつもりはない」としている。



そして、2日後に、今度は「韓国」に対して、最近ではあまり見られなかったほどの具体的な措置の提示が報道されました。


北朝鮮、韓国が制裁参加なら攻撃すると表明
 ロイター 201301.25

北朝鮮は、韓国が国連による新たな制裁に参加した場合は韓国を攻撃すると表明した。北朝鮮は、ここ3日連続で好戦的な発言を繰り返している。韓国に対しては「制裁は戦争を意味し、われわれに対する宣戦布告を意味する」と述べた。

北朝鮮の対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会は「(韓国が)国連制裁に直接関与した場合、韓国に対して強力な物理的手段を行使する」と述べた。



これは上の北朝鮮の報道の内容に該当します。

今回は、上の報道内容の全文を見つけましたので、それを掲載してみたいと思います。




なんとなく思い出す「子供の王国」の世界

ところで、昨年の6月にご紹介した下の記事の出来事をご記憶でらっしゃるでしょうか。


『朝鮮半島サイバー戦争』: 中央日報へのサーバ攻撃にみる「特別軍事行動」の一端
 2012年06月12日


韓国の「中央日報」のサイトが、高度かつ悪質なサイバー攻撃でシステムに被害を受けたというものでした。

攻撃者については見当はつきながらも断定できない状況で、韓国警察庁のサイバー捜査局も、「北の可能性を排除してはいない」と述べながらも、上の記事で紹介した中央日報の報道の中には下のような記述があります。


しかし、猫が笑う写真を載せるなど、いたずら心がある上、ハッキングを予告した点から北朝鮮とは考えにくいという専門家たちの見解も報じられている。



とあります。

そのハッキングされた際の「いたずら心のある写真」が下です。




いたずら心というより、とても陰湿な悪意を感じるハッキング画像で、上の「北朝鮮とは考えにくいという専門家」たちの心境としては、このようなふざけたことをいくら何でも「国家」としておこなうことは考えにくい、ということだったと思います。

そして、今年2013年1月16日の報道。


韓国、北朝鮮による新聞社へのサイバー攻撃を非難
VOR 2013.01.16

4koreas.jpg

韓国警察は、韓国の保守系有力紙に対し2012年6月にサイバー攻撃を行ったのは北朝鮮である、と発表した。

警察の調べでは、北朝鮮のハッカーらは韓国中央日報紙のウェブサイトのデータベースに攻撃をしかけた。攻撃の際に使用されていたIPアドレスはこれまでに既に北朝鮮ハッカーに利用されていたものであった。AFP通信が伝えた。



ということで、どうやら、上の「ふざけた攻撃」は、北朝鮮という「国家」によるものだったことが確定しつつあるようです。


昔・・・どれぐらい昔か思い出せなく、私自身が子供だった頃ほどの昔かもしれないですが、諸星大二郎さんという漫画家の 『子供の王国』という作品がありました。


kodomo.jpg


当時、どこかで読んで、シーンは覚えているのですが、ストーリーを覚えていませんでしたので、調べてみると、諸星大二郎の短編世界というサイトに下のようにありました。


『子供の王国』

化学的な療法により、子供の成長を止めることができる技術が開発されます。自ら成長をやめた子供たちは「リリパット」と呼ばれていました。

普通に成長した青年である主人公は、ある日訪れた「子供の王国」で、子供たちが本物の殺し合いをしているのを目にして驚愕します…。

外見はかわいらしくても、精神は歪んだ子供たち。しかしそれを否定する大人の主人公もまた、彼らとそう違っているわけではないのです…。




また、こちらのサイトの作者の思う「子供の王国のベストセリフ」として、以下のような記述がありました。狩場というのは主人公の「大人」だと思います。


狩場 「きさまたちは子供でも童心にかえった大人でもない! ただの狂人だ!」



最近の北朝鮮のことでもそうですが、別に北朝鮮だけではなく、他にも最近こういう例というのは、いろいろと見られるのかもなあと、ふと思い出した次第です。日本国内の日々の事件なんかでもそうですし・・・いや、私自身の日々の考え方も上のセリフのようなものかもしれない・・・と思ったりいたします。


そしてそれは結構こわいことなのかもしれないとも思います。


ちなみに、漫画『子供の王国』では、主人公(大人)は、王国の子供たちをすべて殺し始めます



まあ、それとはともかく、北朝鮮は EMP 兵器を完成させている可能性もあったりするわけで、そのあたりには凄みを感じます。EMP に関しては下の過去記事などをご参照下されば幸いです。

「 EMP 攻撃シミュレーション」だったとすると完全な成功を収めたように見える北朝鮮のミサイル実験
 2012年04月17日

北朝鮮はスーパーEMP兵器を完成させたのか?
 2011年06月27日



話が多少逸れましたが、ここから北朝鮮の国営放送でアナウンスされた内容の全文です。




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2013年01月25日



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▲ 若き日のフレッド・ホイル博士(右の白髪の人)と、英国カーディフ大学時代のチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士(左)が一緒に写っている非常に貴重な写真。ふたりとも「地球の生命は宇宙からやって来た」ことの追求に人生を捧げた科学者たちです。Wickramasinghe: Death from Aboveより。
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エラソーなことを言っている間に風邪のようなものをひき

実は、昨日の記事を書いた後に、子どもがぐったりとして帰ってきまして、高熱が出ていました。本人曰く「急に熱くなった」とのこと。その前日までは風邪の気配もありませんでしたし、時事としても、下のようなニュースが出ている真っ直中。


インフル患者140万人、前週の倍近く増加−小児にも拡大・感染研
医療介護CBニュース 2013.01.25

インフルエンザの患者がさらに急増している。国立感染症研究所感染症情報センターによると、14-20日の週に全国約5000か所の定点医療機関を受診した患者数は1施設当たり22.58人で、前週の12.07人の2倍近くに増えた。この値を基に推計した全医療機関の受診者数は約140万人で、今シーズン初めて100万人を超えた。



うちの子も吐いたりしてキツそうだったんですが、数時間後に熱は下がり、夜中には微熱がありつつも元気になり、今回のはインフルエンザではないようです。

とはいえ、上のように流行している現状ですし、風邪などで弱っている時には気をつけたいところであります。

そんなわけで、昨日の記事で「ためしてガッテン」で放映していた「風邪の感染に関しての驚くべき米国での実験結果」について書いたとしていたんですが、私も風邪がうつってしまいまして、なんとなくテンションも下がり(苦笑)、結果だけを書いておきますね。

番組自体は、NHK のこちらの番組案内にある「マスクの予防効果のアップ術」というものですが、そのテーマとはあまり関係のないことです。

番組のラストのほうで、米国の医療機関が、風邪(かインフルエンザ)の感染に関して以下の3つの実験をおこなったことについてふれていました。

写真はイメージです。


[1] 風邪を引いていてマスクを着用した患者と同じテーブルを囲んで短時間過ごす

ex001.jpeg



[2] 風邪を引いた患者が使った容器(コップなど)をさわる

ex002.jpeg



[3] 風邪を引いた患者と網などでを隔てた同じ空間の部屋で三日間過ごす

ex003.jpg



[3]の意味は、「患者と部屋の空気は共有しているが、体の直接的な接触はない」というためのものだと思います。つまり、それぞれの実験の意味は、

[1] 患者の飛沫が飛ぶ範囲での感染率
[2] 体液からの感染率
[3] 空気からの感染率

だと思います。

私たちが日常、あるいは今まで普通に言われてきていたことでは、なんとなく「風邪のウイルスが大気中を漂っていて、他の人たちに感染していく」というようなイメージがあります。

そういう意味から見ると、3日間という長い時間を患者と空気を共有する[3]の感染率が高い感じがします。

そして、その実験結果。


[1] 8パーセント

[2] 50パーセント

[3] 0パーセント



でした。

細かい点は違うかもしれませんが、大まかではこんな感じです。
というか、[3]の感染率が「ゼロ」だということに驚いたのです。


つまり、ごく簡単にいうと、(実験結果に若干の誤差があっても)「風邪は空気感染しない」と、ほぼ言える数値かと思います。というより、表現に語弊があるかもしれないですが、風邪に空気感染は存在せず、体液からのみ感染することを知りました。


ここから考えると、「効果的な風邪の予防法」がかなり見えてくるのです。特に、「学校や職場の集団感染を決定的に食い止める方法」は上の結果で実はわかると私は思いました。

しかし、上に書きましたように、そんなエラソーなことを書く人間が風邪を引いてしまった状態(苦笑)で、テンションが消えてしまいましたので、いずれまとめて書いてみたいと思います。


しかし、風邪ウイルスが大気を介しての水平感染はしないとした場合、大気中では何してるんですかねえ・・・。ウイルスの存在が消えるわけではないでしょうし。

パンスペルミア説では、風邪もインフルエンザウイルスも大気圏を突破した彗星の破片から大気中に拡散するというようなことをフレッド・ホイル博士なんかは言っていましたけれど、それだけ(大気中を漂うだけ)では、少なくとも風邪のウイルスは人には感染しないと言えそう・・・。

というわけで、今回はそのパンスペルミアと関係した話題です。






アリストテレスの時代に終わった「私たちはひとりではない」という人類と宇宙の関係が蘇った「20世紀」という時代


今回は過去記事に何度も登場しているチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士の記事のご紹介です。

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▲ チャンドラ・ウィクラマシンゲ博士。本来の専門は数学です。


ところで、このチャンドラ・ウィクラマシンゲ( Chandra Wickramasinghe )博士の日本語表記に関しては、 Wikipedia などを含めて日本語では公的なページがないので、適当な日本語表現としたままですが、インターネット上では「ウィックラマシンジ」というものも多いです。私は記事全体を流動的に書かせていただいていますので、表記が統一されていない場所があると思いますが、ご容赦下さい。

ところで、チャンドラ博士はフレッド・ホイル博士亡き後の、博士の研究を正当に受け継ぐひとりなわけですが、日本語紹介ページがほぼありませんので、簡単にその経歴を書いておきます。

英語ページには膨大な量のチャンドラ博士についての記述があります。
今回は英語の Wikipedia からの翻訳抜粋です。


Chandra Wickramasinghe

チャンドラ・ウィックラマシンジは(1939年1月20日生まれ)は、スリランカ出身のイギリスの数学者である。現在は「宇宙生物学 カーディフセンター」 の代表。

スリランカのセイロン大学を1960年に主席で卒業した後、英国ケンブリッジ大学で博士号を取得。1973年から英国カーディフ大学で数学の教授を務め、1999年から現職。

ウィックラマシンジはカーディフ大学時代にパンスペルミア仮説を展開していたフレッド・ホイルと共同で研究を続け、「星間粒子赤外線スペクトルの観測」などにより、宇宙塵や彗星の物質が部分的に有機物であることを突きとめ、パンスペルミア仮説に発展的な貢献を与えた。

バンスペルミア仮説とは、「生命は宇宙に広く存在しており、地球の生命の起源は地球ではなく、他の天体で発生した微生物の芽胞が地球に到達したものである」という説で、ウィックラマシンジは、ホイルの死後も、彗星と星間物質のスペクトル分析による識別を一層進めている。

ホイルと同様、ウィックラマシンジの発表する理論は現代の科学界からはまったく支持されていない。しかし、彼の観測結果と発表とパンスペルミア説は、世界中のメディアや宇宙ファンたちを魅了し続けている。



というような感じです。

「世界中のメディアを魅了」という部分は、悪く言うと「大衆受けする」というよう意味でもあるのですが、実際、英国の大衆メディアであるデイリーメールなどでは、チャンドラ博士が何か発表するたびに記事として取り上げられたりしています。

これは、多分、博士は数年前から、意識的にかもしれないですけれど、口にする、

「私たちはひとりではない」( We are not alone )

というキーワードとも関係しそうです。

この「 We are not alone 」というフレーズは、もともとは、スティーブン・スピルバーグ監督の1977年の映画『未知との遭遇』のオリジナルポスターに記されたキャッチフレーズだったんです。

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▲ 未知との遭遇のポスター。日本語版でも上部の「We are not alone」は英語のまま掲載されました。


We are not alone のあとには「この宇宙の中で」という文言が続くような意味で、「宇宙の中で私たち人類はひとりではない」ということを文章でキャッチコピーとして明記した初めての映画だった・・・と思います。違うかもしれないですけれど。

SF映画は当時まで星の数ほどありましたけれど、それまでのパターンは、

・地球に宇宙人が攻めてくる(あるいは友好のために来る)

・地球の人間が他の惑星へ行く


のどちらかが主流で、「地球は宇宙の中のひとつの惑星だ」という考え方を押し出すものはあまりなかったように思います。

このあたり、それこそ上のチャンドラ博士の師匠のような存在だったフレッド・ホイル博士の言葉を借りると「アリストテレス以来、人間の考えは変わってしまった」のだそうです。過去記事の、


天上の神々の地位
 2012年10月07日


に、フレッド・ホイル博士の『生命はどこから来たか』のエピローグを抜粋していますが、そこに下のような記述があります。


『生命はどこから来たか』 エピローグ より

彗星や火球の衝突の話は、プラトンの時代には全く普通の話であった。しかし過去の大災害の記憶は忘れられ、哲学者アリストテレスからは地球が彗星には関係なく安全だと考えられるようになった。

アリストテレスは彗星や隕石を天体とはせず、大気現象だとした。
西洋思想では地球は宇宙から切り離されてしまったのである。

この変化はソクラテス後二〇〇年で起きたのだが、それは隕石の落下や空の " 流れ " の明るさが急に減少したためである。



要するに、哲学者アリストテレスの時代は現在の地球と同様、「空から隕石や彗星などがあまり降ってこない時代」だったようです。「天体のショー」としてそれを眺めていられる時代だった。これは今の時代と同じです。

今も「何々流星群の天体ショーを見よう」とか、日食や月食の観測について「ショー」として取り上げられますが、時代によっては「そのショーそのものが地球に突っ込んできた」ことはよくあったのです。


いずれにしても、確かに地球は宇宙の中にある。

これは、生命についても同じ考え方でいいと思います。

いわゆる「宇宙人」という単語には、地球の人類も含まれていると。


このことを「文字」として私たちにまた再認識させてくれたのが、スティーブン・スピルバーグ監督(が考えたコピーかどうか知らないですが)が提示してくれた、

「私たちはひとりではない」

という文言であり、現在まで続く、SF、オカルト、スピリチュアルなどの多くの思想もここに続くもののように思います。


そして、その「私たちはひとりではない」という言葉を現代のメディアの上に復活させたのがチャンドラ博士だと私は思います。

なので、多くの私たちの(特に中年世代)がチャンドラ博士にひき付けられる理由はそのあたりにもあるように思います。


というわけで、日本のメディアでは完全に無視されているチャンドラ博士とその発表ですが、博士の最新の発表に関しての記事も、英国を中心におびただしい数の報道が出ていました。


ところで、上の Wikipedia の紹介記事の中にある「粒子の赤外線スペクトルの観測」というのは難しい言葉ですが、これに関して、3年くらい前の「クレアなひととき」の「宇宙はすべて生き物からできている」という記事に、グラフつきで書いたことがありますので、記事の下に抜粋しておきます。 

とりあえず、そのチャンドラ博士の最新の研究発表の報道記事を、米国の著名科学サイト「デイリー・ギャラクシー」からご紹介します。



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2013年01月24日



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昨日、記事を更新できなかったのですが、今日はできればもう一度アップしたいと思っています。というのも、以前も書きましたが、毎日大変な数のニュースが流れていて、放っておくとどんどん溜まっていって、そのまま取り上げる機会がなく終わるものが多いからです。

今回はタイトルの「インドの当局がカシミール地域の住民たちに核戦争の準備」に関しての具体的な指示を発令したというニュースをご紹介します。

これは最初、AP 通信が報道したもので、すぐに世界中で報道されたものですが、どの国でも、報道ページそのものが生々しいものが多いです。下はイラン国営のプレスTVからです。

presstv-2013-01-24.jpg

▲ タイトルは「核戦争への準備を。インド当局がカシミール住民に告げる」


このニュースは多くの国で同じようなニュアンスで報道されているのですが、ご紹介しようと思ったのは、それらを見て、「こういうことに対しての不安や、あるいは現実性が高いと思う心理の現れかもしれないなあ」と思ったのと同時に、私自身、「私たちはいつも核攻撃の隣にいる」と思っているということもあります。

今回のインドの通達は、

・2週間分の食糧と水、ラジオなどの備蓄物の内容
・トイレつきの地下壕の設営
・攻撃された際の地下壕での過ごし方の注意点と爆風への対処


などが記された具体的なものだったようです。

今回は、現在のインドとパキスタンの状況なども短くわかりやすくまとめていた、米国のナショナルポストの記事をご紹介します。

ところで!

昨日の話ですが、うちの奥さんが一日不在で、夜は子どもと過ごしていたのですが、最近、雪が降ったりすることもあるので、天気予報を見るために NHK をつけましたら、番組「ためしてガッテン」が始まっていました。もう何年も見たことのない番組で、存続していることすら知りませんでした。

私は、2011年の大震災の「数日後」から基本的に「テレビの報道」を意識的にほぼ見ていません。また、NHK の番組も報道以外もほぼ完全に見ていません。なので、「ためしてガッテン」も数年ぶりに目にしたのですが、その中で「風邪とインフルエンザの感染に関して」驚くべきアメリカの実験の結果が、ほんの一瞬なんですけれど、示されていました。

番組の特集そのものは効率的なマスクの付け方というもので、どうというものではないのですが、その部分はまったく驚くべきものでした。

その「アメリカの実験の部分」を見られた方で、特にお医者様や医学関係者の方で「愕然」とされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、そのことを余談としてさきほどまで書いていたのですが、ものすごく長くなってしまいましたので、次の記事での「余談」としてそちらに記させていただくことにしました。いくらなんでも「核攻撃の懸念」と「風邪の予防」の話を一緒に書くのはどうもなんだか気が引けます。


次の記事にそれを書きますけれど、下の数字をお暇なら覚えておいていただけると嬉しいです。風邪のウイルスの感染率です。

[実験1] 感染率 8パーセント
[実験2] 感染率 50パーセント
[実験3] 感染率 0パーセント


上にある「感染率 0(ゼロ)パーセント」が問題なんですが、番組ではスルーも同然に流れていった場面でしたが、非常に衝撃を受けました。


そういえば、昨日、フレッド・ホイル博士の後継者ともいえる、パンスペルミア説のチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士が、2012年12月にスリランカに落下した隕石から見つけた「宇宙の生命」の報道が海外の各紙に出ていました。

そのタイトルは、メディアによって様々ですが、大体は、「人類はすべて宇宙から存在だということをスリランカの隕石から証明しようとしているウィクラマシンゲ博士」のような感じです。


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▲ これは英国の「ミラー」紙の記事より。タイトルは「私たちはひとりではない。地球に落下した隕石から宇宙の異星体生命が発見される」。写真はウィクラマシンゲ博士。


この関係のニュースもご紹介しようと思っていたので、その「余談」として、次回前後に、その風邪の話題を書かせていただきます。


では、ここからインドの核についての話です。



それほど絵空事ではない「核兵器の炸裂」

このインドの報道をご紹介する他の理由としては、私自身が、「今後、核兵器が使われないとはあまり思っていない」ということもあります。

数としてではなく、地域としての話ですが、核兵器はむしろ増えているわけで、どんどん身近になってきていると感じます。


そういえば、ずいぶん昔、


核攻撃の際の対処法
 2010年11月01日


という記事を書いたことがあります、核攻撃を受けた場合の実際の対処法が書かれてものを訳したものです。爆心地だとどうにもならないですが、爆心地から離れていた場合のものです。

ひとことで書くと、

・人体に危険なのは、ガンマ線と放射性降下物(死の灰)
・電気系統をクラッシュさせるのは EMP(電磁パルス)


で、これらが厄介だということのようです。

死の灰は、48時間後には 100分の1にまで毒性が下がり、72時間以上で、ほぼゼロに近い水準にまでその毒性が下がるのだそう。その「数日分から数週間分の避難」についてのことが書かれてあった記事のご紹介でした。

今回、インドで発令された指示は2週間分の食糧備蓄を含んでのもので、上の記事から考えると、具体性のあるものです。


なお、今回出てくる「カシミール地方」というのは、中国とインドとパキスタンにより大変に複雑な実効支配がされている地域で、ご紹介する記事にあった地図によりますと、下のようになっているようです。

kashmir-map-2013-2.jpg

▲ 見えにくくなってしまいましたが、インドは、ジャンムー・カシミール州などを実効支配していて、パキスタンは青い部分のアザド・カシミール州などを実効支配。そして、中国がアクサイチンという地方などを支配しているようです。



ちなみに、上の地図のあたりのは最近、下の記事にした「 UFO 騒動」などの起きている場所でもあります。

軍事兵器か未知の発光体か: 中国インド国境沿いに無数に出没する「肉眼で見えているのに識別できない飛行物体」
 2012年11月29日



▲ 上記の記事より飛行物体が目撃され続けている地域の地図。


では、ここから今回の記事です。



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2013年01月22日



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▲ グアニン四重鎖といわれる DNA の四重螺旋構造を視覚化したもの。
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先日、最近の極端な気象のことについての下の記事で、ヨーロッパなどでは異常な寒波に見舞われていることについて書きました。


カオス化した地球の気候: 北半球と南半球での極端な気候の原因は磁場の異変と関係がある?
 2013年01月20日


現在も欧州の多くの国で寒波と大雪が続いているようですが、昨日の英国テレグラフ紙の記事で、英国の大ロンドン市長のポリス・ジョンソン( Boris Johnson )という人が、

「本当に小氷河期が始まったことを実感します」

と述べたことが大きな記事になっていました。

telegraph-2013-01-20.jpg

▲ そのテレグラフの記事。

本題とは関係ないですが、少しまた気候のことについて書かせていただきます。





地球の環境は常に変化し続けてきた


まあ、そういうようなこと(小氷河期)が始まったかどうかはともかく、一昨年にご紹介した NASA の科学者のインタビューを何回かにわけて書いた下の過去記事、


あらかじめ予測されていた小氷河期の到来(全5回)


では、その NASA の科学者は「太陽活動と地球の寒冷化の過去の歴史の関係」の観点からの意見を述べていました。特に、過去の「マウンダー極小期」という黒点のなかった数十年間との比較です。


しかし、地球の気温は「太陽だけではない様々な(原因のわからないもの含めての)理由」で変化してきました。


スパンの長いところでは下の過去 42万年の気温の推移(南極)の表というものがあります。



▲ 南極の氷床コアから測定した過去42万年の何挙の気温の推移。CDIACより。


しかし、上の表は南極の気温の推移なので、わりと穏やかに私には見えます。

ヨーロッパと北米などの北半球に関しては、過去1万4千年くらいだけで、下のように「上下で十数度」の大きな平均気温の変化があったことがわかっています。当然、日本でも当時、同じような気候変動があったはずです。



▲ 過去記事「「良い時代と悪い時代」(1): 500年ほど続いた「穏やかだけれど傲慢な時代」は終わろうとしているのかも」より。


上の気温変化の理由について、フレッド・ホイル博士は、以下のように著作の中で述べています。



氷河期が終わった紀元前八〇〇〇年(一万年前)頃からの地球の気温の変遷を調べてみると、約一〇〇〇年周期の変動があることがわかる。図(上の気温変化の図)に示すように気温は三〜六度Fの間で変動している。

地球だけ考えていてこのパターンを説明するのは難しいが、彗星の衝突を考えるときれいに説明できる。地球上空もしくは地球の近くでバラバラになった彗星は成層圏に塵をまき散らし、太陽光線を錯乱するようになる。その結果、太陽光線の届く量が減少し地表温度が下がる。

計算によると温度を五〇度F(※ 摂氏約10度)下げるために必要な塵の量は現在の一〇〇〇倍も必要ではなく、これは今まで述べてきた彗星の衝突を考えれば可能である。


(『生命はどこから来たか』 エピローグより。大島泰郎(東京工業大学名誉教授)訳)




何が言いたいかというと、今現在でも気候や気温は混沌としてきているのですが、今後の地球上での出来事次第では、これがさらに大きくなる可能性は十分にあるということだと思います。


フレッド・ホイル博士は「その時代が近づいている」ということを生前の著作で書いていました。そのこともあり、昨年、「良い時代と悪い時代」というようなタイトルでの連続した記事を書いたこともありました。


悪い時代というのは、要するに地球が水星や隕石や小惑星の爆撃にさらされやすい時代のことで、もう地球は数百年以上、その時代から遠ざかっています。

そういえば、一昨日だったか、関東の各地で「隕石らしき火球の目撃が相次いだ」ことが朝日新聞に出ていましたが、今年は彗星アイソンなど、大きな「天空からのイベント」がたくさん待機していますので、空の出来事を目撃する機会は増えることになりそうです。

その朝日新聞のニュースもメモとして抜粋しておきます。


関東上空に隕石? 大きな音と光、目撃情報相次ぐ
朝日新聞デジタル 2013.01.21

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関東地方の広い範囲で 1月20日未明、大きな音とともに明るい流れ星(火球)を見たという目撃情報や画像、動画がネットに投稿されている。隕石である可能性がある。

アマチュア天文家らで作る「日本火球ネットワーク」にも15件以上の目撃情報が寄せられた。メンバーによると、軌道計算の結果、隕石らしきものは高度30キロ付近で消えたという。下田さんは「燃え尽きたかもしれないが、海に落ちた可能性もある」と話す。



かつての地球では、このような火球や、あるいは彗星など「天体からの物体の地上への衝突が日常的だった時代」が存在したことは事実で、その際には、数多くの文明が消滅していったと考えられています。フレッド・ホイル博士は、著作で下のようにも書いています。



衝突によって死ぬ範囲を五〇〇〇平方キロメートルとすれば、地球の全表面積は一億平方キロメートルなので、一回の爆発で死ぬ確率は二万分の一となる。一年に一または二回の割合で衝突があるとすれば、現在の交通事故と同じほどの確率となる。しかし彗星の群と遭遇する頃の、一年間に一〇〇回もの衝突があるとすれば、三〇年間に当たる確率は一五パーセントとかなり高くなる。

 もっとも古代では、他の理由で死ぬ確率も同じくらいあったであろう。さらに重要な結果は、三つの人口中心地帯のうち一つは完全に破壊されるであろということである。生き残った人は一〇〇キロメートル以上遠くから、空から火の雨が降るのを見ただろう。そう考えると、下の図のような中世の描写もよく理解できよう。




▲ 十六世紀の「最後の審判」の図。ギリシャ・アトス山にあるディオニシオン修道院のフレスコ画。




何か一回だけ大きな災害が起きるということではなく、そういう時代に入ると、数百年から数千年の長きにわたって続くわけで、それはいつわかるのかというと、

「そういう時代に突入して何年も経ってからはじめてわかる」

もののようです。

ひとつひとつの事前の予測については、例外を除けば、現在でも予測はできません。なぜなら、現在の科学でも、宇宙の彗星の軌道や、小惑星の軌道で「完全に」把握されているのは、ほんの一部だということもあるし、それ以上に、現在、地球、あるいは太陽系がどこへ進もうとしているのかよくわからないということもあります。

宇宙には小惑星や彗星の群がたくさん集まっているような場所や、状態のあまりよくわからない宇宙の場所が確かに存在します。


しかし、仮に、何かの事象で地球上がダメージを受けても、また地球の表面はいつかは再生するわけで、とりあえず私たちは地球は「宇宙の中にある」というキーワードを忘れずに生きていれば、それだけでいいのではないかと思います。

そんなに崇高なことなど考えたり実行したりしなくとも。


というわけで、妙に話が逸れてしまいましたが、タイトルにした「四重螺旋 のDNA 」の記事を書きます。





DNA の二重らせん構造が発見されてから60年目に


一般的に、DNA というのは「二重らせん」の構造となっているわけですが、この語義は「2本の線が平行したらせん状になっている構造」のことで、下のような状態のことを言います。

dna-atcg.jpg

「A」、「T」、「C」、「G」、とあるのは、DNA を構成する4つで、アデニン(A)、チミン(T)、シトシン(C)、グアニン(G)、をこのように表記する慣習があります。


DNA はすべてこのような構造となっている・・・と思っていたのですが、このたび、英国のケンブリッジ大学の科学者たちが、「四重らせん構造」がヒトゲノム(人間の生殖細胞に含まれる染色体もしくは遺伝子)の中に存在することを証明した論文を発表したという記事です。

これは新しい発見というわけではないようで、その存在は「四重鎖」として長く示唆されていたようですが、今回証明されたということのようです。


ちなみに、 DNA の二重らせん構造が発見されたのは 1953年のことだそうですから、今年はちょうど60年目。そして、その1953年に DNA の二重らせんを発見して論文を書いたうちのひとり、フランシス・クリック博士は、今回と同じケンブリッジ大学で研究を続けていた科学者だったそう。


では、ここから記事です。



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2013年01月21日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




andromeda-dwarf-galaxy.jpg

▲ 現代の宇宙モデルでは説明のつかない矮小銀河が周回していることがわかったアンドロメダ銀河。地球からの距離は、250万光年程度。
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現代の宇宙モデル理論の矛盾が早いピッチで噴出し続ける2013年


今年、2013年になってから、宇宙に関しての下の2つの記事を記させていただきました。







どちらも、現代までの天文学や宇宙物理学などでの「宇宙モデル」という概念が崩壊・・・とまでは言わないまでも、説明が難しい事態が観測されているということに関してのものでした。

今回ご紹介するものも同じようなタイプの記事で、米国のメディア「クリスチャン・サイエンスモニター」にとても興味深い記事が載っていました。

それは「アンドロメダ銀河の周囲に現代の宇宙モデルでは説明のできない宇宙構造が見つかった」というものです。今年 1月3 日の「ネイチャー」誌に発表されたものだそう。

このクリスチャン・サイエンスモニターという媒体は、その紙名から宗教的なものとおもわれがちなのですが、一般紙です。そのあたりについては、昨年、このクリスチャン・サイエンスモニター紙から記事をご紹介した、


宇宙空間に「強烈な匂い」が漂っていることを知った日
 2012年07月24日


の中でもふれましたが、キリスト教系新宗教の創始者が創刊(1908年)したためにこのタイトルとなったようです。

ところで、上の「宇宙の匂い」のことは自分でも最近忘れていましたが、そうそう、「宇宙空間ってところには強烈な匂いが満ちている」のですよ。しかも、ステーキっぽいような、金属のような形容のしづらい匂いで。

don-02.jpg

▲ 国際宇宙ステーションで6ヶ月のミッションを終えて地球に帰還した NASA のドン・ペティット宇宙飛行士のインタビューに字幕をつけたもの。「宇宙はどなんな匂いですか?」と質問された時のものです。NASA のYouTube のリンクはこちらです。



今回のアンドロメダ銀河に関しての記事は、私には「どうして奇妙なのか」はよく理解できないですので、あまり余計なことを書かずに翻訳に入ろうと思います。

翻訳の前に、今回の記事に出てくる、アンドロメダ銀河、局部銀河群、についての一般的な説明を Wikiepdia から抜粋しておきます。


アンドロメダ銀河

地球から約239万光年の距離に位置し、およそ1兆個の恒星から成る渦巻銀河である。直径22〜26万光年で、直径8〜10万光年である我々の銀河系(天の川銀河)よりも大きく、局部銀河群で最大の銀河。

また、肉眼で見える最も遠い物体である。




局部銀河群

局部銀河群は、太陽系の所属する天の川銀河が所属する銀河群である。局部銀河群には銀河系を含め、大小およそ40以上の銀河の所属が確認されている。

最も大きい銀河はアンドロメダ銀河で、その重力にひかれて多くの銀河がアンドロメダ銀河周辺に存在する。



ということですが、今回アンドロメダ銀河の周囲で見つかった宇宙構造は「規定外のもの」だったようです。

では、ここからです。



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2013年01月20日



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shimla_snowfall.jpg

▲ この雪の風景はどこか・・・というと、インドなんです。シムラーという地域の 1月18日の様子。もう2週間、雪が降り続けているのだそう。高原にあるシムラーはインドの中では冬は寒い場所ですが、こんなに長く雪が降り続けるのは記録的とか。気温もあと 0.2度下がれば、40年前の低温記録を抜き、観測史上最低気温を更新するそうです。 INDIA TV NEWS より。
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地球の天候が「カオス化し始めた」といくつかの意見


今朝、北海道の実家から電話があり、話していましたところ、今年も北海道は大変に雪が多いのだそうです。ふと、「1年前の In Deep の記事」を見てみると、ちょぅど1年前の2012年1月20日の記事は、

岩見沢の大雪。そして、サハラ砂漠の雪
 2012年01月20日

というものでした。

昨冬も北海道は大雪で、特に私の実家のある岩見沢という町は、もともと雪の多い町なのに「観測史上最深の雪」が降り続け、あちらこちらで建物が倒壊するという事態に陥っていたのでした。

それが昨冬ですが、北海道では今年も雪が多い上に、ふだんなら北海道の中でもあまり雪が降らないような地域でも記録的な大雪が降っているのだそうです。

そして、母親が言っていた中で印象的だったのが、

「雪もだけど、とにかく今年は寒くてね。北海道がイヤになっちゃったっていう人も多いのよ」

という話でした。

この「冬はいつも寒い地方が、いつもの冬よりさらに寒い」という現象は実は、今年、世界のいろいろな場所に出現しています。


そして、一方で、南半球は夏ですが、「暑すぎる」状態が続いています。


sydney-46-2.jpg

▲ オーストラリアのシドニーでは 1月 18日に、最高気温が観測史上最高の 46.5度まで上昇しました。オーストラリアのシドニーで観測開始以来の最高気温の記録となる「 46度」を記録 (地球の記録 2013.01.19)より。


その後、シドニーでは「46.5度」まで気温が上がったそうです。

しかし、上のブログ「地球の記録」の前日の記事は、ベトナムでの異常な寒波について書いたものでした。

vi-03.JPG

▲ ベトナムの首都ハノイで病院に入りきれず、病院の庭に寝かされる人たち。ベトナム北部では、寒波のために体調を崩す人が続出していて、病院でも、すでに運ばれてくる人々を収容する場所も、診察する時間もなくなってきているとのこと。異例の寒波と戦うベトナム北部の人々: 増え続ける患者を収容しきれない病院 (地球の記録 2013.01.18)より。



アジアの寒波では、

死んでいない太陽。そして、「地獄の猛暑」に困惑する南半球
 2013年01月06日

という記事で、下のような北インドの状況を記しました。

india-cold-03.jpg


そして、今、この極端な気候が北半球、南半球共に、その地域が拡大してきているような感じがあります。「感じ」というか、現時点では、明らかに極端に気候に世界の多くの地域が「襲われている」といえると思えます。

その原因が何かはわかっていませんが、今朝、目にした米国の災害系ブログの下のタイトルが目をひきました。


Russia: record snow, Sydney: record heat. Is the magnetic field reversal throwing the planet’s weather into chaos?
「ロシアは記録的大雪、シドニーでは記録的熱波。これは、地球の磁場の逆転が天候をカオスに導いているのか?」
The Extinction Protocol 201301.19


というものです。

このブログはニュースをそのまま転載するものですので、タイトルにブログ作者の私感が入っているということになるのですが、しかし確かに、少しずつ規模が拡大していた「気候の異変」がここにきて、一気にバーストする予兆を見せているように見えます。



地図上で「天候でふたつにわけられる」地球

上のブログに下の地図が掲載されていました。
日本語はこちらで入れたのですが、もともと小さい図ですので、読みにくいかもしれません。すみません。

chaos-map-2013.png


上を図を非常に大ざっぱに区切れば、下のように気候が「二分」している感じがあります。

chaos-map-02.jpg


実際には地球はその形と共に、高低の温度差もありますので、このように単純に分けられるものではないですけれど、まあ、わかりやすくはあります。

ところで、上の地図の左上に「カムチャッカでは記録的な火山活動」とありますが、これもずっと気になっていることではあります。

カムチャッカだけではないですが、最近、世界の火山活動がものすごいのですよ。

特にカムチャッカは非常に活発です。ボルケーノ・ディスカバリーによりますと、最近新たに活動を始めた火山を含めて、現在、カムチャッカでは以下の火山が噴火しています。


・シベラハ山(Shiveluch)
・クリュチェフスカヤ山( Kliuchevskoi )
・ベシミアニ山(Bezymianny )
・キジメン山(Kizimen )
・カリムスキー山(Karymsky )
・トルバチック火山(Tolbachik )



そして、カムチャッカには下の地図ほど火山が存在するのです。

赤い三角()はすべて火山です。

kamchatkaMap.gif


海外の記事では、「世界の火山活動が覚醒した」という表現を見たことさえありますが、この「火山」についてはまた今度書きたいと思います。

以下、気候に関して、いくつかの報道を掲載します。





極端な寒波と大雪に見舞われる北半球と、極端に暑い南半球


まず、イギリス。

イギリスだけではなく欧州の多くで雪が多いですが、特にイギリスでは、現在、大雪で生活が一部麻痺するほどの影響が出ています。


英各地で大雪、市民の生活にも影響
AFP 通信 2013.01.19

uk-2013-01.jpg


イギリスでは今週、警戒警報が出されたウェールズ南部をはじめ、各地で大雪となった。空の便で欠航が相次いだほか、ロンドンとベルギーのブリュッセルを結ぶユーロスターでも運休が出るなど、雪の影響で交通網に大きな混乱が生じた。

また、休校した学校は 3000を超えた。



次はロシアです。
ほぼ全域でまったく記録的な大雪が続いています。

ご紹介するロシアタイムスの見出しが注目に値します。
それは「 Snowpocalypse 」(スノウポカリプス?)。

「雪」の snow と「黙示録」の apocalypse を合わせた造語だと思います。

日本語風にいえば「雪マゲドン」。

とはいえ、実際にはどう訳していいのかわからないので、「雪の黙示録」と、つまらない訳にさせていただきました。


Snowpocalypse Russia: 'Snow tsunami' swallows streets, cars, buildings
RT 2013.01.19

ロシアの雪の黙示録:「雪の津波」が道路を飲み込み、車も家も飲み込んだ

rt-01.jpg


前例のない豪雪がロシアを見舞っている。容赦ない大雪は、交通機関を麻痺させ、いくつかの村や町は現在、雪により分断され孤立してしまっている。

1月18日、首都モスクワでは、1月の1ヶ月分の降雪量に相当する雪が降り、交通機関が完全にストップするという危機に瀕した。空港も同様だ。 12,000台の除雪車が四六時中、道路の除雪作業にあたったが、交通麻痺を解消することはできなかった。


rt-snow.jpg

▲ 出動する除雪車。24時間体制で除雪を続けたが、道路を正常に戻すことはできなかった。


また、アルタイ共和国では 12の村落が雪で孤立している。現在、救急隊と物資の運搬者が現地に向かっているが、道路事情は良くない。

今年のロシアは 1938年以来の大雪となっており、また気温も極端に低い。シベリアでは昨年 12月にマイナス50度を記録し、多くの人たちが避難した。

現在までに寒さによって、ロシア全土で 90人が凍死しており、また、事故を含めて、寒波と大雪が原因による死亡者数が 200人以上にのぼっていると公式に発表された。



というように大変なことになっているようなんですが、ヨーロッパでは、他の多くの地域で同じような状況となっている場所も多いようです。

シベリアといえば、マイナス50度を記録した際に、「沸騰したお湯が一瞬で凍る」という様子が YouTube にアップされていました。

沸騰させたお湯が瞬時に凍結するマイナス50度のシベリア




ここまでで結構長くなってしまいましたので、それらを総括して短くまとめていた米国の報道をご紹介して今回の記事を括ろうとと思います。

ちなみに、後日取り上げるかもしれないですが、 米国も実は天候がおかしいのです。毎年雪が降る州では今年は雪がまったく積もらないなどの一方、例年は雪の降らない多くの州が雪に見舞われています。

では、ここからです。



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2013年01月18日



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私たちの銀河系から隣人であるアンドロメダ銀河までの距離の1600倍の大きさの宇宙構造体の存在が天文学会を揺さぶる


20130115-quaser.jpg

▲ 今回発見された天体(クエーサー)の全体の想像図。横の幅は 40億光年。アイン主体以来の現在の宇宙物理学のモデルでは、宇宙構造の大きさの上限は12億光年を超えることはないと考えられています。
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先日の銀河の崩壊は「うお座」から「みずがめ座」への移行の象徴?


少し前に、

私たちの銀河系の近隣銀河の中心が突然の爆発的崩壊! この事態に困惑する天文学者たち
 2013年01月09日

という記事をご紹介しました。

その翻訳記事の出だしは、


近隣の銀河で不意に起きた巨大な爆発の発見が天文学者たちに驚きをもたらしている。おそらくは銀河の中心付近にあるブラックホールから強力に吐き出された噴出によるものではないかと考えられているが、その驚きと困惑は大きい。



というものでした。



▲ 中心部が爆発崩壊した「うお座極環状銀河 NGC 660 」。


この記事を書いた後に、知り合いの人から、

「崩壊した銀河ってうお座にありますね」

と言われました。


考えれば、「うお座極環状銀河」と自分で書きながら、そのことに気づいていなかったのですが、なるほど、「うお座での崩壊」というのは今の時代を確かに象徴しているのかもしれないなあとも思いました。

最近はこのことを書いていないので、何のことだかわからない感じに思える方もいらっしゃると思いますが、「うお座からみずがめ座への時代への移行」というのは、このブログ以前からのひとつの主要な概念のひとつでした。


最近の記事では、昨年の10月の、

2013年の巨大彗星アイソンのこと。そして宇宙から地球に降り続ける生命のこと
 2012年10月11日

という記事の中で少しふれていますので、その部分を抜粋します。


超巨大彗星アイソンが告げるのはどのよう時代の幕開けなのか

ところで、「黄道帯」という言葉は馴染みがない場合もあるかもしれませんが、辞書的に書けば、「惑星から見て、天球上を恒星が1年かかって1周する大きな円の経路」となりますが、文字での説明より、占いなどで説明される「黄道十二宮」というような図を見たほうがわかりやすいかと思います。




「何々座の時代」とかの 2000年くらいずつ移動していく「新しい時代」の概念もこの黄道の概念と結びついているようです。

現在はこの概念では、上の図では下の右よりにある「うお座」の時代で、これはちょうどイエス・キリストが生まれた頃からはじまったようです。現在はその隣の「みずがめ座」へと移行してます。なので、あと何百年か経てば、「みずがめ座の時代に生きる地球の人々」というようなことになっているのだと思います。

そして、約2万6000年かかって、また元の位置に戻ってくる。すなわち、今から2万6000年後には今と同じようなうお座の時代となっている。

うお座の時代はキリストの誕生という「象徴」から始まった男性性の時代(権利、所有、戦争、物質、金銭、技術などの時代)でしたが、みずがめ座の概念は「女性性」であって、具体的にはこの「女性性の時代」がどういうものかはわかりづらいですが、まあ・・・多分少なくとも 500年後くらいにはそういう時代が完成しているのではないかと思う部分もあります。



ということで、つまり、占星術的なものの見方では、現在の私たちは「 2000年単位での歴史での大きな転換点の途中にいる」ということになると思います。

そういうこともあり、今までの 2000年のうお座の時代の象徴ともいえる銀河の中心が先日の記事のように崩壊したという事象は、やはり印象的だと思える出来事なのでした。



というわけで、今回も宇宙関係の記事です。

それは、「観測史上で最大の天体が発見された」というニュースです。

こちらの過去記事で、次に書くとしながら、なかなかご紹介できないでいました。





何もかも巨大な「クエーサー」という天体


まず、今回見つかった観測史上最大の天体は、天体の分類では「クエーサー」とされているもので、私は相変わらず、「天体の分類」というものがほとんど理解できないのですが、Wikipedia から抜粋しておきます。


クエーサー

Gb1508_illustration.jpg

▲ クエーサーのイメージ。


クエーサーとは、非常に離れた距離において極めて明るく輝いているために、光学望遠鏡では内部構造が見えず、恒星のような点光源に見える天体のこと。



とのことですが・・・まあ、このクエーサーというものが他の天体とどのように違うものなのかは、私にはわからないのですが、しかし、そこに記述されている「単位」が「ことごとくデカい」という特徴があります。

たとえば、上の Wikipedia の記述の中には、最初のほうに、


クエーサーは宇宙に存在する天体の中で最も明るいと考えられている。一般的にクエーサーの明るさは(略)銀河系の明るさの1000倍、太陽の10兆倍である。



いきなり「太陽の明るさの 10兆倍」とかいう単位。

また、下のような記述もあります。


コロラド大学やカリフォルニア工科大学らにより、クエーサーAPM 08279+5255に地球上の海水の100兆倍の水が存在することが発見された。



こっちは 100兆倍というような単位・・・。

こういう大ざっぱな単位が行き交うものだということでお考えいただくと、今回発見された天体の大きさの「桁外れの単位」も、納得できる部分もあるのかもしれません。

そして、今回発見された、その天体の大きさは・・・ 40億光年

もう一度書きますけど、40億光年。
40センチじゃないですよ(逆に、そんな小さい天体があるかよ)。


つまり、もう、よくわかんない大きさなんですよ。


たとえば、私たちの銀河系(天の川銀河)の大きさはどのくらいかというと、下のようになっています。 Wikipedia より。

milky-way-07.jpg


直径が大体、10万光年くらいということの模様。

ここから考えてみても、「40億光年」というのは、何だか「わからない」としか言えない部分があります。

私などは「大きいことはいいことだ」などと思いますが、しかし、「天文学」としての問題では「大きいことはいいことだ」というわけにはいかないようです。この「途方もない大きさの存在そのものが現代の物理学に問題を投げかけている」ようなのです。


「40億光年の大きさのものが宇宙にある」ということ自体が、現在の「宇宙理論」や「宇宙の歴史」と適合できる話なのかどうか、ということのようです。

ちなみに、Wikipedia の宇宙の年表は、下のような記述で始まっています。


観測によれば、宇宙はおよそ137億年前に誕生した。
それ以来宇宙は3つの段階を経過してきている。

未だに解明の進んでいない最初期宇宙は今日地上にある加速器で生じさせられるよりも高エネルギーの素粒子からなる高温の状態であり、またほんの一瞬であったとされている。そのためこの段階の基礎的特徴はインフレーション理論などにおいて分析されているが、大部分は推測からなりたっている。



今回は私感はともかく、多くの科学サイトで、今回の発見を「アインシュタインの理論以来の宇宙論への挑戦となるかもしれない」というような書き方がなされています。

要するに上の「推測」は正しくないかもしれなかったということです。


今回の記事によると、現在の宇宙モデルの理論では、


> 宇宙構造の大きさの上限は 12億光年を超えることはないと考えられている


のだそうです。
しかし、今回発見された宇宙構造は 40億光年ある。

私自身には物理的な矛盾を察知することは無理ですので、物理にお詳しい方は今回発見されたクエーサーについて、ご考察されることを期待したいです。

では、ここから翻訳です。



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