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2013年02月17日



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最後の法王と呼ばれ続けたベネディクト16世(2): 予言では存在しない 112代法王と蜘蛛の接点の国ブラジル(未来世紀)



前記事:最後の法王と呼ばれ続けたベネディクト16世(1): 聖マラキの予言とコナン・ドイルの未来感の時間軸
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marachy-top.jpg

▲ 米国ミシガン州スターリングハイツにある聖マラキ( 1094年頃 - 1148年 )の彫像。彼が書いたとされる予言では、ローマ教皇は 111人目(ベネディクト16世)で「終わり」と書かれてあります。
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「存在しない存在」を賭けての根比べ


根比べ(こんくらべ)という日本語があります。

意味はコトバンクによりますと、

根気や忍耐力の強さをきそい合うこと。


だそうですが、一方、ローマ教皇の選挙会のことを、イタリア語で「 conclave (密室での会議の意味)」というそうで、日本語表記では、「コンクラーベ」となります。下は読売新聞の記事からです。


ローマ法王、退位を表明…3月中にコンクラーベ
読売新聞 2013.02.12

ローマ法王ベネディクト16世(85)は11日、枢機卿会議の席上、2月28日午後8時(日本時間3月1日午前4時)を期して退位すると表明した。法王は「高齢のため、私の(心と体の)力は職務に適さない」と理由を説明した。ここ数か月の間に自身の意思で決断したという。

後継法王は3月中に80歳未満の枢機卿約120人で開く法王選出会議(コンクラーベ)で決まる見通しで、それまでの間、空席となる。

ローマ法王は、宗教上の使命感や法王と前法王の対立を避ける配慮から事実上の終身制が定着。自ら退位するのは1415年のグレゴリオ12世以来、ほぼ600年ぶりで、極めて異例だ。



この法王選出会議について、ロシア・プラウダのポルトガル語版に非常に早い段階で、詳しい情報が掲載されました。プラウダのポルトガル語版(同じ内容の英語版)はポルトガル向けというより、事実上ブラジル向けです。

「なんでブラジルでの報道が最初?」

と、思って調べてみますと、今や、「キリスト教」という宗教の分布というものは、私たちが考えているものと違うものとなっているようです。私などの一般ピープルは「キリスト教ってなーんか白人っぽいしぃ」と一昔前のギャルっぽい語調で口ずさんだりしますが、実際はそうではないようです。

ボイス・オブ・アメリカの報道 によりますと、


ブラジルは世界最大のカトリック国で、信者数は 1億 2500万人以上にのぼる。



ということなのだそう。

ブラジルのキリスト教徒だけで日本の人口くらいの数がいる。

ブラジルもそうなんですが、「南米」というのは、今や「キリスト教を維持するための救世主」的な国家群だということが言えそうです。

そして、以前、

「西側の大衆文化は悪魔に牛耳られており、米国はキリスト教を滅ぼそうとしている」: ロシアメディア
 2012年09月06日

という記事に書きましたが、ロシアというのもそうです。

今のロシアはキリスト教が国教であるかのようなイメージがあります。


そんなわけで、次の法王に関しては、「カトリック教会史上初めてヨーロッパの出身ではない法王が誕生する可能性がある」ということになっており、その中でも有力視されているのが、「ブラジルの大司教」ということで、上のようにポルトガル語で大きな報道となっているということのようです。

その法王選出会議(コンクラーベ)で有力候補として上げられているのは、下のお三方です。

pope-next-112.jpg


ブラジルの大司教が、上の写真の真ん中の人で、オヂロ・ペドロ・スケレール枢機卿(Odilo Pedro Scherer)という方です。

左の赤い人は、アンジェロ・スコラ枢機卿という方で、右のタルチジオ・ベルトーネ枢機卿と共にイタリア出身のカトリック司祭です。そして、真ん中のオヂロ・ペドロ・スケレールというブラジルの方が、現在、もっとも次の法王として有力視されているということのようです。


どうでもいいですが、アンジェロ・スコラ枢機卿の赤い服などを見ていますと、40年以上前の英国モンティ・バイソンの名作コント「まさかの時にスペイン宗教裁判 ( Nobody expects the Spanish Inquisition )」を思い出します。

sapnish.jpeg

▲ モンティ・パイソン「まさかの時にスペイン宗教裁判」より。現代の様々な場所に突然、スペイン宗教裁判の異端審問官たちが現れる。



まあ、モンティ・パイソンはともかく、今回、次の法王と目されている上の3人たちの間にもいろいろな駆け引きや「戦い」といったようなものがあるのだろうなあと思うと、「コンクラーベ」という言葉の意味も、日本語として考えてもわかりやすく思いました。



話が逸れないうちに戻ります。

そんな中(どんな中だよ)、ベネディクト16世は、第 111代のローマ法王として退位されていくわけですが、前記事の「最後の法王と呼ばれ続けたベネディクト16世(1)」に、「聖マラキの預言」というものを抜粋しました。


malachyprophecy.jpg

▲ 「聖マラキの預言」の複写。


ちなみに、この「聖マラキの預言」は、専門家の間では偽書としてほぼ断定されているものですので、ニセモノであるということを念頭に置かれて下さい。

さて、その偽書とされる「聖マラキの預言」の最後は下のように終わります。
この 111番目の法王は退位されるベネディクト16世です。


「全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言」より 111番目の教皇

111.オリーブの栄光 - ベネディクト16世(2005-)

ローマ聖教会への極限の迫害の中で着座するだろう。
ローマ人ペトロ 、彼は様々な苦難の中で羊たちを司牧するだろう。そして、7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る。
終わり。



上では、

>7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る。終わり。


というように、「終わり」となっています。

つまり、ここで「法王の歴史は終わり」と書かれているのです。

ベネディクト16世が「最後の法王」と呼ばれている理由のひとつともなっているのはこのあたりにもあるようです。

ちなみに、「7つの丘の町」というのを知らなかったのですが、こちらによりますと、ローマの市街中心部からテヴェレ川東に位置する古代ローマ時代の七つの丘のことだそうで、

・アヴェンティーノ( Aventino )
・カンピドリオ( Campidoglio )
・チェーリオ( Celio )
・エスクイリーノ( Esquilino )
・パラティーノ( Palatino )
・クイリナーレ( Quirinale )
・ヴィミナーレ( Viminale )


なのだそう。

下は Wikipedia からの地図です。

Seven_Hills_of_Rome.png


このあたりが崩壊したというような話は(経済を別にすれば)聞かないですけれど、そういえば、2010年のウェブボットに下のような記述があります。


来るべき未来の姿 2010年8月15日配信 より
Web Bot

・主要メディアでは、北半球の秋と冬の極端な寒さが報道されるようになる。ローマの7つの丘が雪に包まれ、ドイツ、スイス、フランス、オーストリア、チェコなどの中央ヨーロッパでは、巨大な雪崩などの雪や氷に関係する災害で大変な被害が出る。



確かこの冬は上の各国は大変な寒さに見舞われています。
ただ、ローマの7つの丘が雪に包まれたかどうかは、確認しようがないです。

しかも、まだ寒いみたいですし。
隕石らしきものが爆発したロシアも寒さが大変のようです。






「消滅していくとされるもの」と「存在されないとされているもの」の出会い


ところで、偽書とはいえ、「 112番目の法王が存在しない」という予言があるせいで、キリスト教徒の人たちの中には動揺もあるようです。

この「存在しない」というフレーズ。そして、112代法王として最も有力なのがブラジルの司教だということを知って、先日の、


蜘蛛が空から無数に舞い降り、TVからはゾンビ襲来の警告が響き渡る 2013年
 2013年02月14日


の「ブラジルのクモ」のことを思い出しました。



▲ 上の記事より。動画は YouTube のこちらです。


こちらも単なる中世の神秘学でのオカルトだとはいえ、前記事から抜粋しますと、


中世の神秘学には「第8領域」という世界が存在するようで、クモやハエといったものがそれに該当して、それらは「次の宇宙からは消えてしまう」ものなのだそうです。



という概念があるようで、「クモは将来存在しないもの」として神秘学では考えられている。

その「未来にはいないかもしれない」クモたちが大挙として「予言では存在しない未来の法王」が生まれるかもしれないブラジルに押し寄せたというのは、何となく印象深いものがあります。

「象徴的」というような言葉も思い出します。


象徴的という意味ではいろいろなことも確かに起きています。

こちらの記事に載せましたように、法王が退位を表明した日にバチカンのサンピエトロ聖堂に稲妻が落ちました。

holly-2013.jpg

▲ 法王が退位を表明したその夜に何度も稲妻が落ちたバチカンのサンピエトロ聖堂。動画はこちらにあります。



そして、先日のロシアの「隕石かもしれないもの」も、前回の記事の最初に載せた、大気圏を突破して飛んでいる姿は、まるで「稲妻」か、あるいは「ミサイル」のように見える形でした。



▲ 2月15日にロシア上空で爆発した隕石が大気圏から地球に侵入した直後の写真。速度のせいもあるのかもしれないですが、先端も尖っているように見えます。



あるいは、これは違う話となりそうですが、先日、太陽画像に下のようなものが写りました。

20130208_1918_c3_1024.jpg


これは私自身も奇妙に思ったので、NASA の太陽観測衛星 SOHO の当日24時間の写真を連続で見てみたのですが、やはり奇妙です。データ送信上のエラーの場合でこのように大規模な不具合は見ないので、考えられることとしては、

・機器かデータの大きなデータの損傷
・本当に何か写っている


のどちらかとなりますけれど、写っているとすると、太陽の直径と比較できるような大きさのものとなってしまいますので、想像しがたい部分もあります。自分でその日(2月8日)のすべての太陽活動の写真を動画をこちらにアップもしてもいます。36秒くらいのところで写ります。





未来は「今」


さて、この「終末的な感じ」ということと関連して、前回は、「シャーロック・ホームズ」シリーズのコナン・ドイルの晩年の予言を書きました。今回は、アメリカの初代の大統領ジョージ・ワシントンの「夢のビジョンの記録」を書こうと思っていたのですが、結構長いものですので、この法王シリーズは、もう一回と思っていまして、その時に書かせていただこうと思います。

ジョージ・ワシントンの「夢のビジョンの記録」は、アメリカ議会図書館に保存されています。


そういえば、今回のタイトルの「ブラジル」の後に(未来世紀)と入れたのは、「未来世紀ブラジル」という邦題の映画のタイトルの意味です。公開されたのは 1985年ですので、そろそろ作られてから 30年近くになるのですね。

これは現世の映画史の「宝物」だと思います。今でも。
観られたことのない方は、死ぬまでに1度は観ていただきたいと思います。

この映画のラストのクレジットのシーンを貼っておきます。

恋する女性を追っているうちに、「テロリスト」とされてしまった主人公が洗脳手術をされ人生が終わった場面で映画は終わります。

「未来世紀ブラジル」ラストシーン




そういえば、この映画の監督は、モンティ・パイソンのテリー・ギリアムという人で、ふと気づいたんですが、上のほうに何となく載せた「スペイン宗教裁判」のコントに出演しています。

下の人です(笑)。

gil.jpeg


テリー・ギリアムは基本的には、モンティパイソンの番組でのコラージュ・アニメ担当ですが、たまにコントに出ていました。

イギリス人集団のモンティパイソンで唯一のアメリカ人だったテリー・ギリアムですが(最近、アメリカ国籍を放棄したらしいですけど)、アメリカで映画監督を始めてからは、むしろ、他のメンバーよりもモンティ・バイソンの「血脈」というようなものを絶やさずに残してくれていると思います。作品などは、Wikipediaにあります。


いずれにしても、私などにとっては、ブラジルとは未来世紀であり、20世紀にその映画を観た私の「未来は今」であり、そしてその未来世紀の現在のブラジルから次の「未来には存在しない 112代法王」が選出されるかもしれなくて、さらにそのブラジルには「消えていく存在の蜘蛛」が大量に空から現れた・・・ということを、簡単に書きたかったのに、この長さとなってしまいました。

すみません。

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2013年02月16日



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シリーズ:良い時代と悪い時代




meteo-2013-0215-top.jpg

▲ 2月15日にロシア上空で爆発した隕石が、大気圏から地球に侵入した直後の写真。ヨーロッパ各国が共同運用している気象衛星メテオサット10 ( Meteosat 10 )が撮影していました。このあと、ロシア上空 20キロ程度のところで爆発したようです。
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小惑星 DA14 の地球への最接近の日にロシア、キューバ、米国の少なくとも3カ国で爆発した隕石


昨日、夕方過ぎに昔からの知り合いから電話がかかってきて、まあ他の用事のある電話だったんですが、最初の会話はこのように始まりました。


相手 「ニュース見た?」
わたし「見た見た」
相手 「驚いたよな」
わたし「ああ。 AKB もあそこまでいくと・・・」
相手 「違うわボケが。そのニュースじゃないよ」
わたし「え? じゃあバングラデシュでドラえもんが禁止になったニュース?」
相手 「それも違うわ!・・・って、本当?」
わたし「AFP の記事に載ってた」(※ 日本語記事
相手 「なんでドラえもんが禁止だ?」
わたし「それはスカイ君にでも聞いてよ」
相手 「誰だよ、それは」
わたし「板橋の駅前に毎日立って空を眺めている青年だよ」
相手 「それもどうでもええわ! とにかくテレビでニュースつけてみ」
わたし「今?」
相手 「今すぐ」
わたし「はいはい」


ということで、昨日のロシアの隕石のニュースを知ったのでした。

テレビをつけたのは昨日の夜7時の NHK ニュースの前の天気予報の時だったんですが、ニュースが始まると、最初のニュースがロシアの隕石のニュース。

「 NHK の7時のトップニュースが隕石ってのもすごいなあ」と思いながら、そのニュースを見ていました。

それにしても、こんなに多くの映像が一気に「世界中に」広まるということに関しては、日本の震災の後の「日本人が歩んできた歴史の中のテクノロジーの意味」というタイトルの記事に書いたことがあるんですけれど、

・携帯
・インターネット

の加速度的な普及というのが寄与していることは間違いがなく、2011年の震災は、「世界が同時にショックをほぼ同時体験した」ことが認識された災害でもありました。





NASA の人の「100年に1度」の談話を見た日に


rt-live-meteo.jpg

▲ ロシアのメディア RT の隕石報道より。見出しの Apocalypse Now はフランシス・コッポラ監督の映画『地獄の黙示録』の英語タイトル。地獄の黙示録は若い時に何度も見た映画です。



このロシアの隕石の爆発の規模ですが、爆発のエネルギーの比較というのが、どのくらい正確にできるものかわからないですが、今日の NHK の報道では、あんな十数メートル程度の隕石でも、広島型原爆の30倍の威力があったという NASA の発言を引用していました。

NHK のウェブ上のニュースはわりとすぐ更新されて消えてしまうので、抜粋しておきます。


爆発の威力は広島型原爆の30倍以上
NHK 2013.02.16


nhk-0216.jpg


ロシア中部に落下した隕石とみられる物体に関連して、NASA=アメリカ航空宇宙局は、小惑星が上空20キロ前後で爆発し、その威力は広島型の原爆の30倍以上に上るとみられることを明らかにしました。

これは、NASAが15日夜に明らかにしたもので、観測データをさらに解析した結果、大気圏に突入した小惑星は直径がおよそ17メートル、重さがおよそ1万トンと当初の推定よりも大きく、上空20キロ前後のところで爆発したとみられるということです。

小惑星は火星と木星の間にある無数の小惑星がある領域、いわゆる「小惑星帯」にあったとみられていますが、NASAでは「100年に1度という極めてまれな事態だ」だと説明しています。




さて、上で、NASA の人は、

 > 「100年に1度という極めてまれな事態だ」

と言っていますが、今回のロシアでの出来事の「どのこと」を「100年に1度」と言っているのかがハッキリしません。

NASA というところは、前回の記事でご紹介した下のような分析図を持つ機関です。

これは太陽系で、黄色い点はすべて(わかっている)小惑星で、矢印は彗星です。



太陽系内の「彗星と小惑星の数と配置の状況」に心底驚いた今日は小惑星 DA14 が最接近する日 より。


おびただしい天体が太陽系と地球の周囲にあることを知っていて、そして、やはり、過去記事からのものですが、下のような天体が地球の大気圏にどれだけ頻繁に突入しているかの「頻度」も世界で一番よく知っている機関のひとつです。



▲ 2009年から2011年までの隕石の落下を組み合わせた複合画像。過去記事「
「エンケ彗星の覚醒」: 今、地球の大気圏が「無数の彗星の破片」の爆撃を受けている」より。


おびただしい天体がほぼ毎月(あるいはもっと)のように地球の大気圏に突っ込んできている。

そして、NASA だけではないですが、世界中の天体の観測家たちは、それが最近になって増えてきていることと、そして今年から劇的に増えるという「予測の存在」を知っているはずです。

私自身も NASA のサイトでそのことを知ったのですから。

なので、「100年に1度という極めてまれな」という言い方にはどうも違和感を感じます。


まあ、実際には「被害が出た」ということに対してのコメントだと思いますが、この1年は類似した謎の爆発は多かったです。

たとえば、下の記事のロシアでの「謎の爆発」は、ちょうど1年前でした。


ロシア 2012年2月

russia-explosion-2012.jpg

▲ 過去記事「ロシアで発生した「謎の大爆発」は1908年のツングースカ大爆発の再来か?」より。動画も YouTube のこちらにあります。


下の昨年11月の米インディアナで起きた巨大な爆発も、私個人は何らかの小さな天体(非常に小さな隕石など)の衝突か何かなのではと思っています。

2012年11月12日の報道より



▲ 記事「4つ以上の太陽を私たちが見る日: 満月より明るく爆発した流星群の火球を見て」より。


上の「4つ以上の太陽を私たちが見る日」という記事で引用した NHK ニュースでは、

 > 大音響とともに爆発が起き

とあり、朝になり爆発の範囲の広さが尋常ではないことが判明したのでした。左側の人や車と爆破の瓦礫の散らばる範囲を比べると、家庭用ガスのガス爆発とはとても考えられない規模であることがわかります。




さて、ロシアの爆発に話を戻します。
というか、「その日」の話です。

NASA の人の「100年に1度という極めてまれな事態だ」という言葉とは裏腹に、同じ日に他に複数の隕石の爆発が、世界のいろいろなところで目撃されていたのでした。

そのそれぞれの報道を翻訳してご紹介しておきます。


ところで、この「良い時代と悪い時代」というシリーズは、過去の地球の時代の「天体と地球」との関わりのサイクルを書いてきたものでした。ちょっと話が逸れるかもしれないですが、少しだけ書かせていただきます。





宇宙が人間に教えてくれる「究極的に傲慢な世界」の行く先


古代ギリシャの時代やピラミッドの時代、そして、最後は 500年くらい前まで断片的に続いていたと思いますが、この地球には、先日のロシアでのできごとのようなことが「日常的だった」という時代が何度も何度もありました


フレッド・ホイル博士は自著の中に、紀元前の哲学者プラトンの対話の「今は忘れられてしまったが、ずっと昔アテネそして人類に驚くべきような出来事が起こった」から始まる対話を抜粋した後に以下のように書いています。



彗星や火球の衝突の話は、プラトンの時代には全く普通の話であった。しかし過去の大災害の記憶は忘れられ、哲学者アリストテレスからは地球が彗星には関係なく安全だと考えられるようになった。

アリストテレスは彗星や隕石を天体とはせず、大気現象だとした。西洋思想では地球は宇宙から切り離されてしまったのである。

(中略)

悪い時代には、空からやってくる天災に対して、どんなに強力な指導者であっても対抗できなかった。しかし天災がしばらくなかったときには、専制的な支配者に対抗するものは何もなかった。

空には何も見えなかっただろう。

そして天上の神々の地位は下がり、専制的支配者をも含めた神がとって代わった。



今の 2013年・・・というか 21世紀の「今」もまた、私は上の「空には何も見えなかっただろう」という時代が続いた状態だと考えます。

つまり、「専制的支配者をも含めた神がとって代わった」とフレッド・ホイル博士が表した時代と同じということです。

これは別に誰か特定の人物や国家や体制の話ではなく、「現代社会と現代文明すべてが、それら自身が神となり地球に君臨している」という状態だと、私は感じています。

そしてそれは傲慢が究極にまで行き着いた世の中だ、と。


人間の傲慢、とは言っていません。
もっともっと大きな、すべてを包括するような「地球を包み込む傲慢」です。


そして、私も当然その「今の社会」を享受しているひとりです。

こうやってエラソーなことを書いていても、実際に自分が天体から被害を受けて、ひどい目に遭い、そして、「死なないとわからない」のだと思います。


彗星か隕石か小惑星の爆発の中で息が途絶える瞬間に、「俺たちはやっばり宇宙にはかなわない」と思うのかもしれません。


しかし、その時に同時に、苦痛の中で「宇宙に殺される自分」という存在に誇りを感じられるということもあり得ます。何しろ死ぬ時に「俺は宇宙に殺されるんだ」と気づける(「物理的空間を宇宙と共有している」ということを実感できるということです)のですから。


地球上の死んだすべての生命の DNA は、永久不滅ではないにしても、何千万年も、あるいは環境がよければ何億年も「この世」に存在し続けます。

驚くことに、「仮に地球がなくなっても」 DNA が崩壊(消滅)することはないどころか、皮肉なことに、そのほうが DNA も細胞も長く生きのびることができます。

それは、宇宙空間が「極端に低い気温」であるために損傷が進まないと思われるからです。細胞や精子などの冷凍保存はご存じかと思いますが、宇宙空間は、「自然に保存に適した状態となっている」のです。

生体の小さな部分なら何もかも「永久近く保存される」のが宇宙空間です。

死んだ生命から解き放たれた DNA がその後どうなるのかは科学ではわかっていません。しかし、「何事にも理由と存在の意味がある」という考えからすれば、DNA が永久不滅に近いということには意味があるのだと思います。


ちなみに、 DNA は「永久ではない」と上に書いたのですが、それを発表した科学論文の記事を訳した過去記事があります。

「 DNA は永遠不滅ではなかった」: 研究により DNA の分子は 680万年程度で消滅することが判明
 2012年10月13日



なんだか変な話の流れとなってしまいましたが、とにかく、「新しい時代」は着実に進んでいることを毎日の報道の中で実感します。それが「基本的には死の時代」だとしても。



ところで、「観測史上、最も地球に接近した」小惑星 DA14 は、無事に地球のすぐ近くを通過していきましたが、Spaceweather の写真の投稿欄には、各国からアマチュア天文家による DA14 の写真がアップされていました。前回の記事で、スペースウェザーでは、「この速度を望遠鏡で追跡するのはかなり難しい。しかし、経験豊富なアマチュア天文家なら、観測に成功する可能性もある」とありましたが、かなりの人々が撮影に成功したようです。

下はその一部です。

da14-2013-0215.jpg

Spaceweather のギャラリーより。


というわけで、何だかすでに本題かどうかわからなくなりましたが、ロシアの隕石と同じに、キューバで目撃された隕石の記事と、米国サンフランシスコで目撃された隕石の記事をそれぞれ、ご紹介します。

ここからです。



続きを読む

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2013年02月15日



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nasa-0214-seismic.jpg

▲ 2月14日の NASA サイエンスニュースは、小惑星による地震(揺れ)についての記事を掲載していました。Possible Seismic Activity on Asteroid 2012 DA14より。
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今日こそ、先日の「最後の法王と呼ばれ続けたベネディクト16世」の続きを書こうと思っていたというか、途中まで書いていたんですけれど、書いている途中で、また「スゴイもの」を見つけまして、そちらを先に書きます。

あと、今日の深夜(2月15日)から未明に、1ヶ月ほど前に記事にした、

2月15日に地球の軌道圏内に突入してくる小惑星 DA14 が重力の影響でどんどんコースが地球寄りに
 2013年01月12日

小惑星 2012 DA14 が地球にもっとも近づくのですけれど、「小惑星接近によって地震が起きるかもしれない」ということが複数の科学者によって述べられています。地震というか、「大気を含めた地球と地球周辺の揺れ」というような意味のことのようですが、重力の関係で起きるもののようで、しかし、起きるか起きないかは「わからない」ということのようです。

上に載せましたのは、今朝見た NASA のニュース記事です。

この小惑星 2012 DA14 についての記事が、今日のスペースウェザーにわかりやすく書かれていましたので、これも後でご紹介いたします。



まず、その「スゴイもの」と思った図を先に載せておきます。





太陽系の中の小惑星の真実


そのスゴイものは、 下の図です。
これは NASA のジェット推進研究所の「Inner Solar System Orbit Diagrams (内太陽系軌道図)」にある「2013年1月1日の彗星と小惑星の軌道図」いうものです。


solar-2013-1.png


太陽から木星までの太陽系の範囲を示していますが、いろいろな「点」などがあります。さて、これは何を示しているのか

ジェット推進研究所のページの説明をそのまま書きますと、


・黄色のドット(点)が小惑星

・矢印が彗星



だそうです。
拡大しますと、こういうことです。

solar-zoom-2.jpg


この数はもう・・・無数という単位でいいのかと思いますが、しかし、驚いたのは、この「数のことだけではない」のです。

よく見てみますと、火星の軌道の外側に「待機しているように」多くの小惑星があり、火星の軌道の内側になると、その数は極端に少ないことがわかります。まるで、火星の軌道が何かの「壁」というような形でも示しているようにさえ見えます。

拡大しますと、よくわかります。

mars-in-out.png


火星の軌道の内側に少ないとはいっても、それでも地球周辺だけで数十の単位では黄色い点が見えますが。


久しぶりに「宇宙と人体の相似」を思ったり

それにしても、上の図を見ていると、比喩としてよくないのはわかっていますが、「受精みたいだなあ」と思います。

下の図は、銀座レディースクリニックというところにあったものですが、それと対応してしばらくボーッと上の太陽系の図を見たりしておりました。

ivf.jpg


火星の軌道が「細胞胞をとりまく透明帯」というものに相当すると考えると、この図で言うところの「第一極体」とか「第二極体」など、それぞれ、「ああ、これが地球で、こっちが水星で」などと考えていましたが、まあ、こういう「宇宙と人間の対応の話」を始めてしまうと、話がどこまでも逸れてしまいますので、ここ数ヶ月は意識的に書かないようにしています。

それに、こういうことは、

「言葉に出さないで、そのことが、いつか実際に自分で感じられるほうがいいだろうしなあ」

と思ったことがある、ということもあります。こういうことは、本来、言葉や理論で説明するようなものではないはずなのに、昨年あたりまでは、あまりに「言葉と理論で理解すること」にこだわり過ぎていたという反省もあります。



いずれにしても、とにかく、上のように、「太陽系の姿」というのは、もう「まったく完全に生きている宇宙の縮図」であると感じます。

常に動いていて、何らかのサイクルがある。

太陽系、その上の銀河系、その周囲の宇宙、そして繰り返し。

その宇宙は最終的に、もしかしたら、上の「太陽系と受精の様子の相似」のように、私たちの最も身近なところに行き着くものなのかもしれないですが、いずれにしても、これだけの活発な流星体の活動の中、地球があって、そこに地球と共に生活して生きていられるという一種の奇跡を私たちは噛みしめてもいいのかもしれないのかもと思ったりいたします。



さて、ここからは今夜、地球の間近を通過していく小惑星 AD14 について少し書いておきます。

基本的には地球に衝突しないと思われますが、NASA などの記事や、あるいは多くの科学者が「地球の揺れ」や、あるいは、衛星などへの影響についての可能性については述べています。




現在の天体観測体制の中ではもっとも地球に近い場所を通過していく DA14


この小惑星 DA14 は「地球に危険性を持つ天体の観察が恒常的に行われるようになってから、これほどの近距離をこれほどの大きさの天体が通過するのは初めて」ということもあり、いろいろな意味で、その影響の観測に注目が集まっているようです。

最も地球に近づく際には、下のような距離関係となるようです。

ただ、重力の影響により、大きく逸れる(離れるか近づく)という可能性はあるようです。

da-14-diagram.png

▲ NASA が公開したビデオ Asteroid 2012 DA14 to Safely Pass Earth (小惑星 DA14 は地球に危害を与えずに通過する) より。


地球に最も接近するその時間なんですが、NASA の時間が世界標準時なのか、米国東部の時間なのかわからなかったのですが、ナショナルジオグラフィックにこのようにありました。


米東部標準時2月15日午後2時24分(日本時間16日午前4時24分)には、東インド洋スマトラ沖の上空2万7700キロを通過するまで接近する見込みだ。月までの距離の10分の1しかない。



とのことで、一番近づくのは、日本時間では、2月16日の明け方くらいのようですね。

再接近する時に通過する場所は、スマトラ島の上空のようです。そして、こちらによりますと、欧州、アフリカ、アジア、オーストラリアなどからは望遠鏡で観察ができるそうです。


今年はとにかく、彗星なども含めて、非常に多くの天体が地球の近くにやってきますので、天体ファンには嬉しい年だと思います。あるいは、大量絶滅ファンの人などにも、場合によっては、これまで何度もあった「大量絶滅の始まり」の瞬間を見られる可能性もあるわけで、いろいろな人の期待が膨らむ 2013年から 2014年だと思います。

ネアンデルタール人から現生人類に変わったように、人類といっても、いろいろと変転していくのがこの地球のようで、今の状況を私自身は「その人類の種のひとつの究極(あるいは限界)」と感じていますので、時期的にも、いいのではないかと思っています。

生命の根本的なメカニズムを書き換えて(しかも一斉に)変異させられることができるのは、ウイルスやファージのような「生物ではない微生物」しかいないわけで、それらはみな宇宙からやって来て、多くは彗星が運んできます(これに関してはもう間違いがないと思います)。



さて、今回は、スペースウェザーの記事をご紹介して締めたいと思います。
ここからです。


ちなみに、「この小惑星 2012 DA14 は地球に衝突はしない」というところが太字になっていますが、オリジナルのままです。スペースウェザーの記事で太字の強調は珍しいです。



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▲ 元ベトナム兵士たちによる海賊テレビ局の電波ジャックでの米国政府との戦いを描いた故デニス・ホッパー主演の映画「アメリカン・ウェイ」。娯楽映画としては個人的にベスト5に入るほどお気に入りです。数日前、米国で「本当のテレビ局の電波ジャック」が起きました。
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映画のような世界に生きて


今日は、昨日の記事「最後の法王と呼ばれ続けたベネディクト16世」の続きを書こうと思っていたんですが、途中で目にした「2つのニュース」が気になり、それらの映像などを探して、自分で編集しているうちに、もう今日一日が終えようとしているのでした。

その2つのニュースとはどんなものかというと、


・ブラジルで空から無数の蜘蛛(クモ)が降って来た

・米国のテレビで「ゾンビ襲来」の警報メッセージが流れた


というもので、どちらをとっても、いろいろな意味で私にはたまらないニュースなのです。

それぞれ、すでに多くの日本語の報道になっていますので、その報道と、私のほうで字幕を入れたり編集した動画などをアップします。


まずは「クモ」。

In Deep は、クモの話とは縁がありますし、個人的にもいろいろと書きたい部分あるのですが、雑談はあとにして、とりあえずニュースを。すでに文字に書いているので、「この黒いのは何でしょうか」と書いても仕方ないのですが、下の写真の光景の話です。

kumo-01.jpg


文字報道としては、以下のような感じです。
「ロシアの声」より。


ブラジルで科学者にも種別がわからない蜘蛛が「雨」として降ってくる
ロシアの声 2013.02.14

ブラジルの小都市サント・アントニオ・ダ・プラチナ( Santo Antonio da Platina )で変わった現象が起きた。地元のマスコミが「蜘蛛の雨」と報じるこの現象を町の市民エリック・レイスさんがビデオに収めた。レイスさんは帰宅途中に変わった種類の蜘蛛の群れに遭遇した。蜘蛛は電柱や電線にぴったりくっついていた。

ビデオの映像を見た研究者らも蜘蛛の種類が特定できない。
蜘蛛の動きもおかしい。普通、蜘蛛はこれだけの大きさの柱状をなさない。

もしかしたらいくつかのグループがいっせいに移動したため、こんな光景になったのかもしれない。最終的に科学者らは、今回は蜘蛛が蜘蛛としては非常に珍しく、高いレベルの社会組織を形成したのだという帰結に達したようだ。



というもので、さて、その「エリック・レイスさんが撮影したビデオ」なんですが、オリジナルは Youtube のこちらにありますが、4分と長いことなどもあり、「倍速」にしてみましたら、臨場感があり、ちょっと自分でも気に入りましたので、こちらを載せておきます。


ブラジルの空から無数のクモが舞い降りてきた(実際の倍速)




いやあ・・これは・・・(笑)。

まあ、その後に米国の WIRED の記事に、現時点での科学者の見解なども出ていて、「これは空から降って来ているのではなく、空間は蜘蛛の糸で固定されているもので、珍しい現象ではない」というようなコメントもありました。

・・・けれど・・・まあ、珍しいとは思います。





消えゆく第8領域の生命たちが選択する場所


この、クモ。

In Deep の記事で、クモ関係といえば、昨年の、

オーストラリアで繰り広げられるクモの大発生による驚異の光景

 2012年03月08日

という記事で、オーストラリアのニューサウスウェールズ州という地域で、クモが数百メートル以上にわたり、「クモの巣を張り巡らせた様子」が報道されました。

下の写真です。




この写真のまるで、絹のような地面は全部、クモの巣で、この中に無数のクモがいます。

クモには「バルーニング」といって、糸を大気の中に飛ばすことで遠くに移動するという行為があります。ふだんは、幼虫などが旅立つためにおこなうものらしいのですが、この当時、ニューサウスウェールズ州は激しい洪水に見舞われていて、その「水」から逃れるために、クモたちは巣を張り、その場にとどまっていたというニュースでした。


この時、私は、「クモはオーストラリアから逃げる気はないのだな」と認識しました。

これはオカルト的な意味では、「オーストラリアの未来の存在」という意味ともつながる話でもありますが、この意味はなかなか複雑です。それにふれているものとすると・・・たとえば、 2011年に大震災が起こった後、私は何かに取り憑かれたように毎日いろいろと書き殴り続けていたのですが、その中に、


歓喜する第8領域の生命たち
 2011年03月24日


という記事があります。

震災10日過ぎ頃の混乱した状況の中で書いていたもので、まったく内容にまとまりがないものですが(まとまりがないのは今も同じですが)、この記事の下のほうにこのような部分があります。


中世の神秘学には「第8領域」という世界が存在するようで、クモやハエといったものがそれに該当して、それらは「次の宇宙からは消えてしまう」ものなのだそうです。

だから「宇宙からの消滅」を恐れる人たちはそれらの存在を恐れるのだそうです。



中世の神秘学というのは、薔薇十字などから、あるいは、シュタイナー周辺あたりにまでつながることなのかもしれないですけれど、そういう学問の中の「宇宙の過去と未来」という概念の中の「次の未来」にはこの第8領域の生命というものは存在しないと考えられているのだそうで、代表的なものが、

・クモ
・ハエ
・キノコ


なのだそう。

とりあえずキノコは置いておいて、クモとハエはいろいろな意味で気になっていました。

「いろいろ」な意味は、本当に「いろいろ」なので、その中の少しだけ書きますが、いずれにしても、上のオーストラリアのクモのニュースを見た時に、「これからも、クモがニュースになる場所を記録していこう」とは思っていました。

そんな中で、今回のブラジルで空から大量のクモが降る(実際には降ってはいないようですが)光景を見て、具体的なことではないにしても、「思うところ」はあるという感じです。





カーク船長もその後、クモと戦っていた

ちなみに、オーストラリアのほうのクモの巣で覆われた光景を見た時に「若い時に見た何かの光景を思い出す」ような気がしていたんですが、その後すぐに「それが何か」を思い出しました。


それは下の男性と関係しています。

kark.jpeg


この方は、後に「スタートレック」というタイトルになりましたが、最初は日本で「宇宙大作戦」として放映されていたテレビ番組の初代カーク船長の姿で、それを演じたウィリアム・シャトナーという米国の俳優さんです。

Wikipedia を見ますと、「宇宙大作戦」の初回放映は 1966年とのことで、私がはじめて見たのは中学生くらいの時でしたから、1970年代の半ばだったと思います。

当時の北海道のそのテレビ局の誰かが好きだったのか、版権の元をとるまでは放送してやるということだったのか知らないですが、何度も何度も初回の「宇宙大作戦」は再放送されていたと記憶しています。


「宇宙大作戦」は立派な理念のドラマで、それだけに、私たちにとっては上の初代カーク船長はまったく立派な存在としか思えない人だったんですが、その後、そのウィリアム・シャトナーさんがテレビではなく、「映画」のほうで出演したものがあるんですね。


邦題が巨大クモ軍団の襲撃


これがですね・・・まあ、テレビで放映されたんですね。
そして・・・これがもうもう・・・。

探してみると、同世代とおぼしき人のブログの記事がありまして、そこにこうあります。


出てくるクモの数!
それはもう、わんさかわんさか出てくるわけですね。
その量たるや、当時の映画としては破格な量でして・・・。

巨大化しなくとも、その数だけで十分に観る者を圧倒してくれる映画なんです。
で、その毒も一撃で人を殺すほどではなく、大勢で依ってたかって刺しまくり、刺された方はもう、ボッコボコになって死んじゃうわけですよ。
それがなんかもう、リアルでね。怖かったんです。
最後のトドメに、死んだあとはクモの糸でグルグル巻きですよ。



この通りの感想なんですよ。

気軽に映画の写真を載せられないようなキツいシーンが多いので載せないですが、このリンクにあるような感じです。


しかし、この映画、何より少年だった私たちにショックを与えたのは、

「人間サイドがクモに負ける」

のです。

正確には覚えていないですが、結局、物語の舞台となった町はクモに占領され、人間はいなくなります。

クモに占拠されたシーンのひとつが下のようなものです。

kingdom_spiders_last.jpg


この光景は、どうしても、(上のほうに挙げた過去記事の)オーストラリアの昨年の下の光景と視覚的に結びつくものです。





これらは「未来の宇宙には存在しない」とされる第8領域の生物たちに占拠された光景。

そういう意味で、「クモの記憶」はずっと続いている次第です。







2012年からくすぶるゾンビ騒動は新たな局面に


クモのことで長くなりすぎましたので、こちらは短めに。

まずこれは文字のニュースをご紹介します。ロイターのものです。


米国で「ゾンビ襲来」の緊急警報
ハッカーがシステム侵入

ロイター 2013.02.14

米国で緊急警報システム(EAS)にハッカーが侵入し「ゾンビ襲来」を警告するいたずらメッセージを流した事件について、被害を受けた放送局は13日、メッセージ発信に使用する機器のパスワードを、あらかじめ設定されていたものから変更していなかったことを明らかにした。

事件は11日に発生。ミシガン州の放送事業者協会によると、被害はミシガン州の2局のほか、カリフォルニア、モンタナ、ニューメキシコ各州でも確認されたという。

米連邦通信委員会(FCC)は12日、EASを運用するテレビ局に対し、発信に使用する機器のパスワードを急きょ変更するよう指示した。

モンタナ州のEASでは11日、「死者が墓地から起き上がり市民を襲っているとの報告を受けました」と男性の声でメッセージが流され、ゾンビに近づいたり捕まえたりしないよう警告した。

ハッカーが流したメッセージの内容は無害とされる一方、EASに容易にアクセスできたことから、内容によってはハッカーが大きな被害を与えることが可能だったことが明らかになった。



というものですが、その光景に日本語と英語の字幕を入れてました。
音声は大体 20秒くらいのところから始まります。


米国テレビで「ゾンビ襲来」の緊急速報(日本語・英語字幕)




このメッセージは、少し昔の映画とかが好きな人ならたまらないと思います。

いわゆる最初の「ゾンビ」というタイトルの映画で公開された、ジョージ・A・ロメロ監督の1978年の「 Dawn of the Dead 」は、テレビ局内のシーンから始まるのですが、そこのテレビ放映内で流されている内容とよく似ていて、上のを見ながら、

「ああ、こんな感じ、こんな感じ」

と、思い出していました。

映画「ゾンビ」では、当然ながら、テレビは緊急放送のみとなっていて、通常番組はすでに存在しないのですが、それでもテレビ曲は視聴率のために、「存在しない保護施設のテロップ」などを流し続けます。



そして、この「ゾンビ騒動」というキーワードも、クモと同様に昨年から続いているものです。

関係する過去記事として、ゾンビ発言をしたオーストラリアの首相の記事をリンクしておきます。


オーストラリア首相が「世界滅亡の日が近づいています。マヤ暦が正しいことが証明されるのです」と国民に宣言・・・という謎のニュース
 2012年12月06日


aus-2012-2013.jpg

▲ オーストラリアのジュリア・ギラード首相の演説 より。


地球に幸あれ。


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2013年02月13日



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続きの記事: 最後の法王と呼ばれ続けたベネディクト16世(2): 予言では存在しない 112代法王と蜘蛛の接点の国ブラジル(未来世紀)
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pope-middle.jpg

▲ 中世の『全ての教皇に関する預言』という書にある水彩画の複製。 Wikipedia より。





サンピエトロ聖堂に落ちた雷の感情の方向は「怒りかそれとも喜びか」


ローマ法王ベネディクト16世が退位されるそうですが、その退位の発表の後に、「ヴァチカンにあるサンピエトロ聖堂に稲妻が落ちる (VOR 2013.02.13)」というようなニュースがありましたが、その様子が YouTube にアップされています。

ローマ法王が退位を発表した夜のサンピエトロ聖堂に稲妻が落ちる




ところで、上のリンクの VOR のニュースを読んでいましたら、下のような下りがありました。


ベネディクト 16世が退位の意向であることは、カトリック教徒らの間に動揺を生んだ。ある人々は退位は教会分裂の原因になると考えている。というのも、 600年前、グリゴリオ 12世の退位の後にそのようなことが起こったからだ。

また 17世紀、アイルランドの聖マラヒが行った予言、つまりベネディクト 16世が最後の法王となる、ということも懸念されている。



とあります。

まあ、ベネディクト16世は、「最後の法王」とか「その次が最後の法王」とか、いろいろと言われ続けてきたわけですが、彼の時代は、たとえば性犯罪的なことの露見も含めて、「バチカンとキリスト教の闇の部分」が露骨に暴かれた時代でもあるわけで、そういう意味では歴史的な法王だと思います。


POPE15.jpg

▲ 若き日のベネディクト16世。英国のガーディアン紙より。



いずれにしても、上にある「アイルランドの聖マラヒ」という人を私は知らないですので、調べてみました。

日本語では一般的には「マラキ」と呼ばれているようです。下は Wikipedia より。


聖マラキ

聖マラキ(1094年頃 - 1148年11月2日) は、アーマー(現北アイルランド領)に生まれたカトリック聖職者であり、死後列聖された。

いわゆる聖マラキの予言で知られるが、本人との関連を裏付ける史料は見つかっていない。ベルナルドゥスがまとめた聖マラキの伝記では、彼は預言の才能をもっていたとされている。しかし、未来について具体的にどのような預言を残したのかという同時代の史料は残っていないようである。

(中略)

1590年以前の予言に比べて、それ以降の予言が格段にあいまいになっていることや、16世紀に登場したと考えないと辻褄の合わない不自然な点が複数あることから、1590年頃に作成された偽書であることは疑いないものとされている



ということで、つまり、12世紀頃の聖人の書いたとされる予言書が 16世紀に唐突に登場したということのようで、その書は偽物である可能性が高いということのようです。

ということで、基本線となる「それが本物であるかどうか」ということ自体が怪しいということになるようですが、一応、その予言書そのものを見てみましょう。予言書のタイトルは「全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言」というものだそうです。




全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言

以下、全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言から、概要をピックアップしてみますと、


・1143年に即位した165代ローマ教皇ケレスティヌス2世以降の、112人の歴代教皇についての予言書。

・一部の終末論者は、同予言書では111番目に当たる、2005年4月に就任したベネディクト16世の次の教皇の時にカトリック教会が崩壊すると解釈している。


というもののようで、「 ベネディクト16世の次の教皇の時にカトリック教会が崩壊する」というところが、今回のローマ法王の退位の意向を受けて、いろいろと信者の人たちが気にしているところのようです。その部分は下のような記述です。


「全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言」より 111番目の教皇

111.オリーブの栄光 - ベネディクト16世(2005-)

ローマ聖教会への極限の迫害の中で着座するだろう。
ローマ人ペトロ 、彼は様々な苦難の中で羊たちを司牧するだろう。そして、7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る。終わり。



先にも書きましたように、この予言書は「偽書である」という考え方が一般的であるということを念頭に置かれて下さい。しかし、「ローマ聖教会への極限の迫害の中で着座する」というのは確かな感じもして、偽書としても、500年も前に書かれたものとしては大した慧眼だとは思います。


bible.jpg

▲ 今回の法王の退位と、聖書の「ヨハネの黙示録」を結びつけて書いてあるような海外のブログも目にします。





様々な資料や予言書を読んでいるうちに気づくような気もする「現在の私たちの時間軸」


この「ベネディクト16世の次の法王でバチカンは崩壊する」といった預言というのか、そういう話のたぐいはとても多いようなのですが、そのことに言及しているものを調べていましたら、そのこととは別に、久しぶりにいろいろな「預言」のたぐいを読む中で、いろいろと思うところもありまして、そのことを少し記録として残しておこうかと思います。

読んで、やや面白かったのは、

アメリカ国会図書館に保存されている初代大統領ジョージ・ワシントンの夢のビジョン
英訳の全文

1958年にノストラダムスがフランス国王に書いた「アンリ二世への書簡」
英訳の全文


があります。

どちらも非常に長いものですが、ノストラダムスのは予言集第二序文「アンリ2世への手紙」 対訳・注釈つきというページに、日本語訳もありましたので、わざわざ訳すこともないような気もしますが、その「アンリ二世への書簡」の最後のほう、つまり、古い世界が終わる頃のこととしてノストラダムスはアンリ二世にこのように書いています。


ノストラダムス「アンリ二世への書簡」より抜粋

予言集第二序文「アンリ2世への手紙」 対訳・注釈つきより。


恐るべき世俗の王たちの内の一人が、無垢なる聖職者たちの血を一層撒き散らして、支持者たちから称賛を浴びるでしょう。そしてこの王は教会に向けて信じがたい大罪を犯します。豪雨での雨水のように公の道や寺院を人の血が流れ、最も近い河川は血で赤くなるでしょう。別の海戦では海が赤く染まり、ある王は別の王に「海戦は海を赤く染めた」と報告するでしょう。

その同じ年と続く数年のうちに、最も酷い悪疫、先行する飢饉による最も驚異的なこと、そしてキリスト教会の最初の創設以来それほどまでのものはかつてなかった非常に大きな苦難が、ラティウム地方の全域に続けざまに起こるでしょう。

そしてケープを纏った状態の偉大な代理者は、元の地位に再び戻されるでしょう。しかし荒らされ、そして一切が放棄され、至聖所は異教徒たちに破壊される状態になり、新約聖書も旧約聖書も排斥され、焼かれます。

その後、アンテクリストが地獄の君主となるでしょう。最後にもう一度キリスト教徒の諸王国も不信心者たちの王国もみな25年間にわたって震撼するのです。より酷い戦争や戦闘があり、都市も町も城もその他の建物も、焼かれて荒らされて壊されるでしょう。

その際に純潔な乙女の多くの血が流され、人妻や未亡人は犯され、乳呑み児たちは町の壁にぶつけられて砕かれるのです。地獄の君主サタンの力を借りて余りにも多くの悪事が行われるので、ほぼ全世界が衰退し荒廃するでしょう。

これらの出来事に先だって、見かけない鳥たちが空で「ユイ、ユイ」と鳴き、しばらく後に姿を消すでしょう。

そしてそのような時代が長く続いた後に、時代は別のサトゥルヌスの治世である黄金時代へとほとんど一新されるのです。



というようなことが書かれてあるようですが、固有名詞は全然わからないながら、これを一言で現すと、「世の中はとても悪くなって、その極限まで行ったあとに良くなる」ようです。

それにしても、

> 見かけない鳥たちが空で「ユイ、ユイ」と鳴き

というのはちょっといいですね。


さて・・・上のアンリ二世への書簡の中に「夥しい血」なんていう表記がありますけれど、そういうものは歴史上の戦争で何度も流されていて、海も何度も戦争で赤く染まっていますしねえ。

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▲ スティーブン・スピルバーグ監督の映画『プライベート・ライアン』より、ノルマンディ上陸作戦の際の血で染まった海の色。現場だったオマハビーチは実際に海岸線全体が血で染まっていたようです。


話はそれますが、「人間の血が流されていないのに水が赤く染まる」という出来事に関しては、過去ずいぶんと記事にしてきましたが、それはやはり、前提として、「戦争で人の血が海や川を染めてきた」という歴史があるわけで、人の血と死を意味する赤く染まった海や川というのは示唆的ではあると思ったからです。

この「赤く染まった海や川」の関係の記事はかなりあるのですが、比較的最近の過去記事のリンクを貼っておきます。




赤く染まるユーラシア大陸最大の川と、カリフォルニアの周囲 100キロに漂う「 9月11日の腐臭」
 2012年09月12日



▲ 上記の記事より。2012年9月に広範囲にわたって真っ赤に染まった中国の長江。


2012年の「赤」の意味: DNA を持たずに増殖する「赤い雨から採取された細胞」とつながる人間の赤血球
 2012年11月28日



▲ 2012年11月、真っ赤に染まったオーストラリアのボンダイビーチ。





うーむ・・・もう、すでに話がいろいろとズレてきていて、今回一回だけで続いた話としてまとめるのは無理そうですので、何回かにわけます。

とはいっても、最近は毎日いろいろなことが起きますので、明日続けて書けるかどうかはわからないです。


ところで、今回は、ノストラダムスなども上のように書いている「未来感」というもののひとつとして、アーサー・コナン・ドイルの予言を書いておきたいと思います。

以前、 In Deep に書いたことがあると思っていたのですが、探してもなかったですので訳しておきます。

ここからです。


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2013年02月12日



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▲ EMP 攻撃の様子をイラスト化したもの。Ark News より。「どのように EMP攻撃から身を守るか」ということが書かれてある英語のページです。
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今回の本記事は、米国の保守派の財団が、米国の政権に「 EMP (電磁パルス)兵器の脅威」について進言していて、そのことをご紹介します。2年以上前ですが、同じ財団の記事を書いたことがあります。


ところで、昨日の記事はこんな奇妙な国って他にないかも: 北朝鮮のソフィーが教えてくれた偉大なインフォメーションという、北朝鮮に行った Google の会長の娘さんのブログなどをご紹介したものでしたが、今日(2月12日)の昼前に、北朝鮮は核実験をおこなったようです。


北朝鮮で揺れ 核実験の可能性
NHK 2013.02.12

韓国の通信社「連合ニュース」は先ほど、昼前に、北朝鮮で人工的な揺れが観測されたと伝えました。韓国の大統領府や国防省は、核実験が行われた可能性があるとみて確認を急いでいます。連合ニュースは、地震の規模はマグニチュード5.1と伝えています。



核実験に関して、韓国などの報道ベースでも「北朝鮮、核実験秒読み (東亜日報 2013.02.04)」等と言われていたので特に驚くことではないでしょうが、個人的に少し驚いた点があるとすると、マグニチュードだけを見ると、「前回の核実験の威力より十倍から数十倍大きかった可能性がある」ということです。

まあ、北朝鮮の核実験のニュースは普通にテレビなどで大きく報道されるでしょうので、特に詳しくふれるつもりはないですが、二次的な資料として関連するものを掲載しておきます。





北朝鮮の核実験は「メインの実験ではない」ような気が


上の NHK のニュースを見た後、アメリカ地質調査所( USGS )のリアルタイム世界の地震を見ました。

下のようになっていました。

nk-nuku-01.png

赤で囲んだ部分が、該当する地震で、時間は日本時間で今日の正午少し前です。


震源地の場所は下の左側の地図の赤いところです。

nuke-map-01.jpg


北朝鮮の核実験場のある豊渓里(プンゲリ)という場所と一致しますので、核実験と考えるのが妥当なようです。ここは、ふだん自然の地震が起きる場所ではありません。

上の USGS の観測では、マグニチュードが「5.1」となっていますが、過去の北朝鮮の核実験でのマグニチュードは、おおむね、4〜4.5程度でした。

核実験のマグニチュードにふれた過去記事として、かなり以前の記事ですが、


北朝鮮の核実験は白頭山の噴火のトリガーになりうるか
 2010年10月31日


というものがあります。

これは、自由アジア放送の「核実験が白頭山の火山噴火の引き金になる可能性は少ない」という記事を翻訳したものですが、その中に、


2009年 におこなわれた第2回核実験の地震規模はマグニチュード 4.5で、第1回目の核実験の時も同じ位の規模だった。



とあります。

今回はマグニチュードの換算で 5.1へと上がっています。

4.5から 5.1ならさほど違わないと思われるかもしれないですが、実際の自然での地震の場合ですと、確かにさほど変わらないといっていいかと思うのですが、「人工的な揺れ」と考えますと、この差はかなりあると感じます。

マグニチュードのエネルギーの大きさは一概に比較できるものではないですが、たとえば、Wikipedia によりますと、


地震のエネルギーが1000倍になるとマグニチュードが2増えることを意味する。逆に、マグニチュードが1大きいとエネルギーは約32倍大きい。



とあります。

つまり、細かい部分はともかく、「マグニチュードが1増えると、2倍のエネルギーになる」というものではないということです。たとえば、マグニチュード4とマグニチュード5では 32倍のエネルギーの差があるということになりそうです。

まして、2011年の日本の東北の大地震のように、マグニチュード9などというものとなりますと、「マグニチュード7の1000倍のエネルギーの地震」ということになることになります。


今回の北朝鮮の核実験は、一概には言えないものの、以前の核実験より、破壊力の放出の点ではかなりパワーアップしたということも言えるかもしれません。

しかし、それでも、私は核実験は北朝鮮の実験目的のメインではないと思います。

メインは、やはり長距離のミサイル実験かと。

そして、北朝鮮側の理想としては、前回のミサイル実験と同じように「ミサイルが空中分解して失敗するミサイル実験」を目指しているかもしれません。

このあたりの意味については過去記事の、


「 EMP 攻撃シミュレーション」だったとすると完全な成功を収めたように見える北朝鮮のミサイル実験
 2012年04月17日


などを参考にしていただれば幸いです。

emp2012.jpg

  ▲ 上記の記事より。


また、上の記事では、1997年にアメリカ下院の「国家安全委員会」の公聴会に提出された資料からの下の文章を載せています。


電磁波兵器が北米大陸の中央部上空 50kmの高さで爆発した場合、半径 770kmに及ぶ地域が破壊される。

そして、上空 200kmの高さで爆発すれば半径 1,600 kmに至る地域が破壊され、上空 480kmの高さで爆発すれば、半径 2,360 kmに及ぶ地域が破壊されることが示された。


emp300.jpeg

▲ 1997年にアメリカ議会に出された EMP 攻撃の被害想定図。



1997年といえば、今から16年も前のことですが、その頃より米国の国家安全委員会は、この「 EMP 」というものに対して脅威をもっていたことがわかります。

そんな中、昨日の記事でもご紹介しましたが、北朝鮮の「祖国平和統一委員会」という、つまり当局ですが、唐突に YouTube に『銀河9号に乗って』 というストーリー仕立ての動画をアップしています。

その動画は、地球の周囲の宇宙を飛び回る宇宙ロケットの中から地球のいろいろな場所の「未来」の夢を見る北朝鮮の男性の夢の内容が描かれます。

その中には下のように、「アメリカの都市が廃墟化しているシーン」もあります。



▲ 字幕として、「アメリカのどこかで黒煙が上がっているのが見える。おそらく強権と侵略戦争の悪の巣窟が、私のつけた火で燃えているのだろう」というようなクレジットが流れます。


この動画がアップされた日は2月3日です。

翌日の2月4日には、北朝鮮は全土に「準戦時体制」を宣言し、そして、その1週間後の今日、核実験をおこないました。

2012年4月、韓国の朝鮮日報は「アメリカ本土を射程に収めた北朝鮮の核ミサイル (韓国語)」という記事を掲載しましたが、上の YouTube の動画の妙に生々しい表現を見ても、何らかの完成か、あるいは準備完了といったものがあるのかもしれません。


いずれにしても、今や、米国、中国、ロシアなどの大国から、北朝鮮、イラン、イスラエルなどまで、もっとも研究に力を入れていて(予算ベースでは安いので目立たない)、また「リアルな懸念」を抱いているのは、サイバー攻撃であり、そして、EMP や、過去記事にもしたマイクロ波ミサイルというようなものも含む、インフラ破壊攻撃だと思っています。

これらはすべて「人類文明終焉戦争」に直結するものです。
過去のドンパチ戦争とは意味合いを異にします。


ところで、最近、米国の BBS などを見ていると、聖書の「ルカによる福音書」21章を引き合いに出す人が多くなってきました。

「ルカによる福音書」21章はこのようなことが書かれてあるものです。



21章5-6節(神殿の崩壊を予告する)

ある人たちが、神殿が見事な石と奉納物で飾られていることを話していると、イエスは言われた。「あなたがたはこれらの物に見とれているが、一つの石も崩されずに他の石の上に残ることのない日が来る。」


21章8--11節(終末の徴)

イエスは言われた。「惑わされないように気をつけなさい。わたしの名を名乗る者が大勢現れ、『わたしがそれだ』とか、『時が近づいた』とか言うが、ついて行ってはならない。戦争とか暴動のことを聞いても、おびえてはならない。こういうことがまず起こるに決まっているが、世の終わりはすぐには来ないからである。」

そして更に、言われた。

「民は民に、国は国に敵対して立ち上がる。そして、大きな地震があり、方々に飢饉や疫病が起こり、恐ろしい現象や著しい徴が天に現れる。」



21章25--28節(人の子が来る)

「それから、太陽と月と星に徴が現れる。地上では海がどよめき荒れ狂うので、諸国の民は、なすすべを知らず、不安に陥る。人々は、この世界に何が起こるのかとおびえ、恐ろしさのあまり気を失うだろう。天体が揺り動かされるからである。

そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい。あなたがたの解放の時が近いからだ。」



というわけで、なんだか妙に長くなってしまいましたが、北朝鮮のことを少し書きました。


ここから今回の本文ですが、一応、ここまでの話とも関係しています。

以前、

米国の保守系シンクタンクが「米国は電磁パルス攻撃で壊滅する」と報告
 2010年11月30日

という記事を書いたことがあります。この保守系シンクタンクというのはヘリテージ財団というもので、Wikipedia によれば、「小さな政府、伝統的な米国の価値観、国防の強化などを掲げ、米国政府の政策決定に大きな影響力を持つ」という政策機関だそう。

上の記事から2年以上が経過しましたが、このヘリテージ財団の関係者が再び、 EMP の脅威についての発表をおこなったという記事をご紹介します。兵器だけではなく、太陽フレアによる EMP に関しても含まれているようです。

そして、わかることは、下の記事を読む限り、米国も EMP に対してのインフラへの予防措置はあまり取っていないようです。これは意外でした。

まして、米国以外の国は「丸腰」同様だと思います。

ただ、企業レベルでは対策はある程度とっていると思いますが。
(わからないですけれど)

では、ここからです。



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2013年02月10日



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einstein.gif

「テクノロジーが私たち人間の相互交流を凌駕する日を私は恐れている。
世界は愚かな世代であふれかえるだろう」

アルバート・アインシュタイン

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米国のブリザードも去り

昨日の記事のアメリカのブリザードは大西洋上に去り、厳重な非常事態宣言の中で、人的被害は比較的少なかったようです。

下は昨日の CNN のサイトで、「ブリザードにより 60万戸がいまだ停電」というタイトルですが、写真のように子どもたちは、停電の被害よりも、むしろ生まれて初めてのほどの大雪に大喜びのようで、下のように遊んでいる写真がたくさん載っていました。

cnn-2013-0210.jpg

Close to 600,000 still without power as blizzard heads out to seaより。


というわけで、史上最強のブリザードも何とか通過していったようです。

考えれば、私たちも含めて、人々はこのように「これからのいろいろな気候」に慣れていかなければならないわけで、悲観的にばかり考えていても仕方ない面はあります。

嵐、台風、地震、彗星や小惑星の接近の頻発、火山の噴火、太陽の異常、などといったことの影響による様々な自然現象が起きると思いますが、その時その時で、とりあえずその時に自分が生き残ったのなら、あまりメソメソせずに生きていく。

もちろん、自然だけではなく、軍事問題や経済崩壊などとも直面するかもしれないですが、同様だと思います。



ところで、今日は「軽い」話題です。
ブログで見つけたふたつの写真中心の記事をご紹介いたします。

最初は「ギリシャのブログの作者が怒っていた」ものです。


ギリシャとかスペインは、特に若い人は経済的に大変な人が多いらしくて、ギリシャの人などのブログにはいろいろな不満が噴出しているものを目にします。




ギリシャの若者たちを怒らせた「欧州議会」の議会風景


今朝、CNN のニュースを見ていたら、下のような記事があったんですね。

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EU首脳、中期予算削減で合意 (CNN) より。


本文は読んでないので、どんなニュースか知らないんですが、ふだんは、 EU なんて単語が出てくるニュースが目に入るわけはないんですが、今日この EU という名前が出てくるニュースに目がいったのは、昨日、ギリシャの人のブログで下の記事を読んだからなんです。


eu-top.jpg

タイトルは「欧州議会の様子: こんなんだから俺たちは自分たちがやることをすべきなんだ!」という感じでしょうか。


隠し撮りのたぐいなのだと思いますが、最近の欧州議会、つまり EU の会議の様子の写真が貼り出されていたのですね。

下もその1枚です、あくびをしながら新聞か雑誌か何かを見ている欧州議会の議員さん。

eu-001.jpg



写真だけの記事ですが、タイトルの下にはリードで「これでみんな、毎月 12,000ユーロ(約 150万円)をもらってるんだ!」と怒りの語調で書かれてありました。

この額が本当はどうかは私はわかりません。本当だとしても月 150万円は日本の議員などのレベルと比較すると多いとも思えないです。歳費のページを見ると、日本の国会議員は年間の総額で約 4200万円程度もらっているようです。

それはともかく、この「欧州議会」というのはひとつの国の議会じゃないし、仕組みがよくわからなかったので、Wikipedia を見てみました。


欧州議会

欧州議会は、直接選挙で選出される欧州連合(EU)の議会組織。欧州連合の機関において欧州連合理事会とともに両院制の立法府を形成しており、世界でもっとも強力な権限を持つ立法機関のひとつといわれる。

欧州議会と理事会は欧州連合における立法機関をつくっている。議員は 736人で、その選挙は民主的に実施されるものとしてはインドについで世界で 2番目に多い有権者によって実施され、また国境を越えた民主的な選挙としては世界最大の規模である。



ということで、議員は 700名以上いる大きな議会のようで、さらには「世界でもっとも強力な権限を持つ立法機関のひとつ」ということのようです。

下が Wikipedia より国別の議員数

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その欧州議会はふだんはおおむね下のような感じのようです。

eyro1.jpg

Greek Star より。


上では、参加人員はやや少ないながら(少なすぎるだろ)、それでもきちんと議会に臨んでいる感じがうかがえますが、最近掲載された写真では、少し事情も違うようです。

というわけで、ギリシャの複数のサイトに転載されている「欧州議会の白熱した会議の様子」と題された写真を。




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gzoubie 2013.01.30


欧州議会の白熱した会議


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(訳者注) 以上です。眠っている風景はどこの議会でもある、むしろ普通の議会の光景ですが、「女性のバストが表紙になっている雑誌」を見ている議員さんの風景には驚きました。

まあしかし、実際、ヨーロッパの一部の国では若者世代の生活はかなり麻痺してきているようで、今後いつまで、欧州議会の人たちがセクシーな表紙の雑誌を見て過ごしていられるかはわからない面もあります

今回はもうひとつ海外の写真のブログからご紹介します。





テクノロジーが人間の相互交流を凌駕する日


今回の記事の一番上にアインシュタインの写真を載せました。

einstein.gif


彼は、上のように「テクノロジーが私たち人間の相互交流を凌駕する日を私は恐れている。世界は愚かな世代であふれかえるだろう」と言っていたそうなんですが、この中の「人間の相互交流を凌駕する日」の部分ですね。

つまり、「人間の相互交流の凌駕」とは、たとえば下のように今では普通に見られる光景も、そういうもののひとつとはいえそうです。

einstein4.gif


これは友人との食事会だそうですが、隣の人との交流が携帯に遮断されているわけですが、今ではどこの国でも普通に見られる光景となっています。

私自身もずいぶん以前から、電車やお店などでこのことに違和感を感じることはありました。

しかし、批判的な意味でないです。

私自身がどうも携帯を使いこなせないまま今に至っていて、ほとんど携帯を取り出すことがないので、このように感じてしまうだけかと思います。うちの奥さんなんかは四六時中携帯をいじっていますしね。


私は、携帯を使って、そろそろ 15年目くらいになりますが、今でもメールを携帯で書くのは苦手で、音声通話をたまにするくらいです。

携帯といえば、私の携帯の使用頻度・・・。
ふだん携帯の料金の明細とかも見ないのですが、先日、ネットで明細を見てびっくり!

下が私の最近のある1ヶ月の携帯使用量の総額です。
(請求分は他にいろいろかかるので、この値段ではないです)

keitai-03.jpg

合計72円・・・・・。

飲みに行くのもやめちゃったし、人に電話することもないし、本格的に携帯をやめる方向で考えてもいいように思っています。


というわけで、そのブログにあった写真のいくつかを。



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2013年02月09日



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CNN の報道「米北東部に冬の嵐が近づく 3000便近く欠航」より。
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追記 2013.02.09] 下の記事を書いた時点では、マサチューセッツ州とニューハンプシャー州に非常事態宣言が出ていたのですが、その後の報道によりますと、さらに、コネティカット州、ロードアイランド州、ニューヨーク州にも非常事態宣言が出され、米国の5州に非常事態宣言が発令されているようです。



世界中で拡大する「不安定」な気候


アメリカの北東部に、その報道の見出しを借りれば「かつて経験したことのないような勢力の冬の嵐」がアメリカの北東部に近づいているということが米国のニュースになっています。

マサチューセッツ州とニューハンプシャー州などで非常事態宣言が出され、特にマサチューセッツ州では、「すべての一般車両の通行禁止と道路の閉鎖」という、まれに見る強行措置をとったことが話題となってもいます。

マサチューセッツ州は下の地図では、右上の赤いところですが、今回の嵐は、オレンジで囲んだあたりの全域に影響を与えると見られています。

USA_MA.png


下は米国メディアの「クリスチャン・サイエンス・モニター」からですが、予報士の人が指し示している紫のあたりが今回の嵐の影響を受けるとされる地域。

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▲ タイトルは「停電時の準備の方法」と書かれています。




マサチューセッツ州では嵐が過ぎるまで、非常事態管理庁の管轄下に

ちなみに、この「道路閉鎖と外出禁止」というマサチューセッツ州の強攻策に米国の BBS では、「まるで戒厳令だ」というような意見もあり、下のようなサイトもありました。


masa-01.jpg

▲ 写真の人はマサチューセッツ州の知事ディーヴァル・パトリック氏。


米国には、アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁(FEMA)と呼ばれる非常事態管理局がありますが、これは州ごとにもあり、今回は、嵐の間の州の法的権限はマサチューセッツ州緊急事態管理局の管理下に置かれるということだそうです。

ちなみに、マサチューセッツ州緊急事態管理局の略称は「 MEMA 」で、読み方がわからないのですが、多分、 FEMA は「フィーマ」と読むので、MEMAは「ミーマ」なのではないかと


とはいえ、いろいろと言われてはいますが、昨年、暴風雨の「サンディ」で被害を出した後でもあり、州としては単に被害を大きく出したくないという部分はあっての措置だとも思います。


数日前からは、日本も北日本などでひどい嵐となっているところが多く、昨日の天候のニュース青森の人の言葉が印象的でした。


北日本・北陸天気大荒れ 青森市は、時折猛烈な吹雪に
FNN 2013.02.08

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発達した低気圧によって、日本付近は冬型の気圧配置が強まり、北日本や北陸を中心に大荒れの天気となっている。

青森市では、8日朝から風が強まり、午前11時半現在も、時折、猛烈な吹雪となっている。この風で、地面に積もった雪が巻き上げられて、視界が非常に悪くなっている。青森市民は「青森に住んでても、こんなに風が強いのは、あんまりない。屋根の雪が気になるというか、風で落ちてこないかなとかは思います」と話した。

日ごろ、雪に慣れている青森の人からも、8日朝から吹き始めた強風については、心配する声が聞かれた。青森県では午前11時半現在、全域で暴風雪警報が出ていて、県内を走る道路では、車がヘッドライトをつけて走行するなど、見通しが悪くなっている。



私の実家のある北海道でも昨年あたりから、このような「長く住んでいるけど、こんな〇〇は経験したことがない」という言葉はよく聞きます。

〇〇の部分は、大雪だったり寒さだったりあるいは夏の暑さだったり、いろいろですが、世界中でこの「こんな〇〇は経験したことがない」というようなことは日常的になってきているようです。

ほぼ1ヶ月ほど前の記事ですが、

オーストラリアでは摂氏 50度を見据え、中東では過去最大級のスーパーストーム
 2013年01月10日

の中東やイスラエルの嵐も滅多にない規模だったようです。

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▲ 道路が洪水に見舞われた 2013年 1月 7日のイスラエル占領地区のカランディア検問所。Global Postより。


日本にしても世界にしても、これからの天候や気候がどうなるかなどわからないですけれど、ただ、先日の、

国立天文台が「太陽の磁場異変の進行」を確認し、その状態が過去の「小氷河期」と類似していることを発表
 2013年02月05日

という記事の中に、


仮に国立天文台が言うように、「この状態が過去のマウンダー小氷期などの寒冷期と似ている」のだとすると、今後、数十年から場合によっては数百年、地球はその過去と同じようなことになるのかもしれません。

ただ、過去のマウンダー小氷期もそうだったと思いますが、時間軸として一直線に寒くなる、というような単純なものではないと思われます。

キーワードは「不安定」ということではないでしょうか。

不安定な気候や気温や天候現象が、数年から、あるいは十数年続いた後、次第に平均気温が下がっていくというような。



と書きましたが、その「不安定」という感じは顕著になっている気もします。
そして、これはしばらく続くのではないかという気はいたします。

しばらくというのは、数年とか数十年、場合によってはもっと続くのかもしれません。昔の地球では、3億年続いたヒューロニアン氷期なんてのもありましたし、何億年も不安定な状態が続く場合もありますけど、そこまで長いと、もう「それが日常」ですので、気にするようなことでもないかもしれません。



ひっそりと発表されていた「地球温暖化の終了」報告

そういえば、1月はニュースが多くて紹介できなかったのですけれど、「英国気象庁が地球温暖化が 16年前に終わっていたことを明らかに」という記事が、1ヶ月ほど前の英国デイリーメールに掲載されていたことを思い出しました。

gw-16.jpg

▲ 英国デイリーメール「Global warming stopped 16 years ago, Met Office report reveals」(地球温暖化は16年前に止まっていたことが英国気象庁のレポートで明らかに)より。


では、ここからマサチューセッツ州の非常事態宣言のニュースです。



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2013年02月07日



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実は今日は他の記事の翻訳をしていて、少し前に挫折したところです(苦笑)。

翻訳を挫折したのは「地球が宇宙のリボン状の謎の力で動かされている」という NASA のニュースです。




地球と太陽系が「謎の力」で動かされている


NASA はいろんなことをやっているのですが、太陽系の調査ミッションの中に IBEX という人工衛星ミッションがあります。

トイレの INAX ならすぐ思い出せますが、NASA の IBEX ミッションはトイレとは関係なく、 Interstellar Boundary Explorer の略で、日本語にすると「星間境界の探査計画」というような感じでしょうか。

これは、Wikipedia によれば、


IBEX は NASA の人工衛星で、太陽系と星間宇宙との境界付近の地図を作成しようとしている。


というものです。

その「太陽系と星間宇宙との境界付近の地図」の例としては下のようなものがあります。ちょっと縮小すると文字などがまったく見えませんが、NASA のこちらにオリジナルの大きさの地図があります。

IBEX-jp.png


それで、上の地図に「緑のベルト」のような色で示されたものがありますが、ここが、どうやら、その「宇宙空間の謎の力」で、そこに地球、あるいは太陽系が動かされているというような話らしいのです。

地図の中に「太陽向点」という単語が出てきますが、これは「太陽、または太陽系の進んでいる方向」ということなんですが、何かこう地球が太陽系と共に動かされているらしい・・・のです。
さっきから「らしい」という言葉が続きますが、いくら訳しても意味がわからないのですよ(苦笑)。訳していても、


> リボンは、太陽風からの中性水素原子が銀河磁場を局所的に横切る特殊な場所に存在すると仮定されており、この中性原子は磁場の影響を受けると考えられている


みたいな部分が次々と出てきて、ついには、「自分で何を書いているのかわからない状態」に陥りまして、翻訳を諦めました。

なので、これに関しては NASA のオリジナルのニュースのリンクと、それを紹介した科学ニュースのリンクを示しておきます。

A Major Step Forward in Explaining the Ribbon in Space Discovered by NASA’s IBEX Mission
IBEX ミッションで発見された宇宙のリボンの解明に向けての大きな前進
 NASA IBEX 2013.02.05

Earth Moving In Mysterious Ribbon Of Energy
「地球は宇宙の謎のリボンによるエネルギーで動かされている」
 Ideas, Inventions And Innovations 2013.02.05


まあ、いずれにしても、何かとんでもない巨大な力によって、地球というより、太陽系ごと私たちは宇宙の中で「どこかへ」動かされているということのようですよ。


というわけで、今回はもうひとつの今日の興味深いニュースのほうを。




マチュピチュの「地下への階段」はどこに通じているのか


ペルーのマチュピチュ遺跡に「地下に通じると思われる秘密のドアの存在」があり、探査等によりその扉は地下の複数の空間に通じることが確認されたという話で、つまり、その秘密の扉は地下室、あるいは「地下の何か」に通じているということのようです。


ところで、マチュピチュの場所は地図ではペルーの下の赤で囲んだところです。


ma-map.jpg


そして、この「ペルー」というのは、地球でいうと、「大体、日本の裏側」なんですね。

peru-Japan.jpg

▲ 「世界遺産を見に行こう」というサイトにある図より。


ペルー旅行記というサイトにも、

幼い頃、日本の裏側には、人里離れた山奥に、大昔の人々が高度な文明をもって造った神秘の遺跡が眠っていると聞いてから、漠然と憧れていた古代都市、マチュピチュ

というような記述があったりして、日本との関連としても夢があります。


とはいえ、上で「大体、日本の裏側」と大体としたのは、正確には違うからです。

Antipodes Mapという、「地球の正確な裏側」を表示でできるサイトがあります。そこで確かめてみました。

下の地図がそうですが、どうも、マチュピチュの地球の裏側は、カンボジアのベトナムとの国境近くのあたりになるようですね。

macho-r1.jpg


しかし思えば、カンボジアも「遺跡群」の宝庫の国でもあります。

下の地図は「アンコールワットの遺跡群」という地図ですが、マチュピチュの地下を地球の裏側まで掘り進めると、このどこかに遺跡に辿りつく位置ではありそうです。

map1-can.jpg



ちなみに、日本のほとんどの地域は、その裏側は大西洋上の海の中のようです。
下は東京の地球の裏側の正確に位置を示したものです。

japan-r1.jpg




しかし、このペルーやチリなどの南米は、前回の記事などで載せました太平洋を囲む火山帯を共有していて、そういう意味では「近い」とも感じます。



「世界の変化の兆し」としてピックアップされる2013年1月前半の出来事より。


というわけで、ここから記事です。



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2013年02月06日



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▲ NASA が公開した小惑星 DA14 の地球接近の日のシミュレーション。下に動画を載せました。





2013年がほんの少し過ぎて


昨日、 YouTube で「世界の変化の兆し」というような感じのタイトルの動画を見まして、テレビなどの報道をまとめたものですが、確かにいろいろなことが起きていたことを思い出します。

今回はその動画の内容をご紹介しようと思いますが、その前に、2日ほど前に NASA が公開した動画をご紹介します。

これは、先月書きました、

2月15日に地球の軌道圏内に突入してくる小惑星 DA14 が重力の影響でどんどんコースが地球寄りに
 2013年01月12日

という記事のその小惑星が当日に地球をかすめていく様子を NASA がシミュレートしたものです。

上の記事を書いた時点では、小惑星 DA14 の地球への接近は2月15日でしたが、下の動画では、2月18日に最接近するということになり、予測時間も多少ズレてきているようです。

最初の説明には日本語を入れました。


NASA 発表の 2013年2月18日の小惑星 DA14 の予測軌跡





なんというかこう・・・上のような構図で見ると、本当に地球の近くを通っていくのだなあと実感しますが、60メートル程度の小さな小惑星とはいえ、ここまで地球に近く小惑星が接近したことは近年ではないことだそうで、観測衛星などを含めて当日何か影響があるのかどうかを検討しているようです。

予測ではこの小惑星が地球に衝突する可能性はありません。

ただ、上の記事にも書いたのですが、 これらの軌跡の予測には「地球の重力などの影響」は考慮されていないと思われますので、多少違った動きとなる可能性もあることはあるようには思います。NASA のウェブサイトにも「小惑星の軌道の正確な特定はこれから」というようなニュアンスが記載されています。


あるいは、「仮に」ですが、仮に地球に向かうコースをとっても、この大きさだと大気中の高層圏で爆発分裂して、地上に衝突することはないように思います(影響が皆無ではないにしても)。以前にも載せましたが、過去記事から、フレッド・ホイル博士の著作にある「彗星の大きさと、それが地球に突入した際の予測」を載せておきます。




今回のは彗星ではなく小惑星ですが、大きさは表の一番上の小さなものに相当します。





リング・オブ・ファイヤーの活発化がさらに激しくなっているように見えるこの数日


ところで、今日(2月6日)、ソロモン諸島でマグニチュード8.0というかなり大規模なエネルギーの地震があったようです。


南太平洋でM8・0地震
読売新聞 2013.02.06

米地質調査所(USGS)によると、南太平洋のソロモン諸島沖で日本時間6日午前10時12分頃、マグニチュード(M)8・0の強い地震が発生した。震源地は首都ホニアラから東方に約580キロ・メートルで、震源の深さは28・7キロ・メートル。



とのことで、震源はソロモン諸島というオーストラリアの北東のほうの南太平洋上にあるあたりだったのですが、ここは実は最近ずっと大きめの群発地震が続いていました。下はその震源地の最近1週間ほどの地震の状況です。

solomon-01.jpg

▲ 四角が震源。今回のM8の前にマグニチュード6以上の地震が数日おきに何度も起きていました。


ちょうど、数日前に記しました、


今年起きる「天の川銀河中心での大規模な衝突」は銀河系全体に何かをもたらすのか
 2013年02月03日


という記事で、「リング・オブ・ファイヤー (環太平洋火山帯)」と呼ばれる地帯のことを書きましたけれど、今回の震源もその中に位置している場所です。

この環太平洋帯では、先日の釧路の地震も含めて、確かに規模の大きめの地震が増えているということは否めない感じがします。

その先日の「環太平洋火山帯」の地図に今回のソロモン諸島の地震を含めて、最近の1週間ほどの間に起きた「マグニチュード6以上」の地震の場所に印をつけてみました。赤い星が震源です。
マグニチュード5以上の地震も黄色の星で示しました。アメリカ地質調査所( USGS )のデータをもとにしています。

ringof-fire-2013-jic.png


作っていた気づいたのですが、日本の周辺。
拡大しますと下の部分。

jp-2013.jpg


千島列島から台湾までの直線上でこの1週間に「まるで流れるようにマグニチュード5以上の地震が発生していた」ことに気づきました。


たった1週間ほどのデータで、どうだこうだと言えるものではないですが、現在の状況として、この環太平洋火山帯上で地震や火山活動が活発だということは事実のようです。


まあ、しかし、地震は誰にも何ひとつ予測できないものです。


備えあれば憂いなしという言葉もありますけれど、でもまあ・・・地震などに関しては過度に心配するのは意味がないと思われます。「常に」適度に準備しておけば、それ以上はどうにもならないことかと。


というわけで、ここから今回の本記事です。

今回の記事は、2013年1月15日までに世界で報道された様々なできごとについての動画からスクリーンショットを取ったものです。「音の出来事」に関しては動画もアップしました。

動画そのものは、

Signs Of Change The Past Week Or So Until Jan. 15th, 2013 (英語)にあります。


それでは、ここからです。



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