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2013年03月30日



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開戦前夜: 北朝鮮が米韓との戦争に勝つ可能性があるとすると? を考えてみる



関連記事:
開戦前夜(2): 中国人民解放軍の機械化師団が北朝鮮との国境に向けて大規模な移動を開始
開戦前夜(3): 米国当局はずっと EMP 兵器実験としての北朝鮮の実験の成否を監視していた
開戦前夜(4):「朝鮮半島からブラックスワンが現れた」と題する記事を書いた米国記者

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(※)これらの記事で使っている「開戦前夜」という言葉は、H・G・ウェルズの 1800年代の小説「宇宙戦争」の序章タイトルということで使っています。






そして、3月18日に始まった「第一次サイバー世界大戦」とさえ呼べる史上最大のサイバー攻撃により全世界のインターネットの崩壊が現実として見えた日



昨日、NHK に下のような報道が出ていました。


北朝鮮 「米攻撃できる状態で待機指示」
NHK 2013.03.29

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北朝鮮の国営通信は、キム・ジョンウン第1書記が29日未明に軍の幹部と作戦会議を開き、「アメリカをミサイルで攻撃できる状態で待機するよう指示した」と伝えました。

アメリカ軍は、北朝鮮が挑発的な言動を繰り返していることから、韓国軍と合同で行っている軍事演習に、レーダーに捉えられにくいB2ステルス爆撃機を投入するという異例の措置を取りました。

これに対し、北朝鮮の国営通信は、キム・ジョンウン第1書記が、29日午前0時半に、軍の最高司令部で総参謀長や戦略ロケット軍司令官ら幹部4人を集めて緊急の作戦会議を開き、「重大な決心をした」と伝えました。

この中でキム第1書記は、アメリカ本土と、ハワイ、グアムなどの太平洋地域や韓国にあるアメリカ軍基地を、「いつでもミサイルで攻撃できる状態で待機するよう指示した」として、攻撃に関する準備計画に署名したということです。

国営通信が公開した写真の1枚には、弾道ミサイルが飛行するルートを示したとみられる地図が写っており、そこには「アメリカ本土攻撃計画」と書かれています。北朝鮮が、軍の最高司令部で開いた作戦会議の様子を明らかにしたのはこれが初めてとみられ、アメリカを重ねて威嚇するねらいがありそうです。



というものでした。

この中にある「アメリカを重ねて威嚇するねらいがありそうです」というような政治関係とか、国際関係のことは私は全然わかりませんが、ただ、この金正恩という人の「気質」はこの1年くらいで少しわかった気がします。

また、これは後述しますが、3月19日から「全世界が影響を受けているサイバー攻撃」が始まっていて、今でも続いています。

cyber-war-2013.jpg

▲ 3月28日のロシアの声の「史上最強のサイバー攻撃で全世界のインターネット速度低下」より。


この10日間くらいのあいだで「どうもインターネットが遅い」と感じることがありましたら、その影響だったかもしれません。



そんなわけで、政治だとか国際関係だとかのことは抜きとして(金正恩という若者はそんな「大人的なこと」を考える人ではないと思います)、北朝鮮が、韓国と米国を相手に戦争を開始して、「北朝鮮が勝利できる可能性」があるのかどうかを考えてみました。

最初に書けば、「具体的な先制攻撃」としては2つしか選択肢はないわけで、


・米国本土へは EMP 攻撃

・韓国へは国境近辺の複数のダムの破壊でソウルを水没させる


のふたつです。

基本的には北朝鮮には開戦の最初にはこの方法しかないということを金正恩という人が知っていれば、最終的にどうなるかはともかく、すぐに反撃される可能性は低くなると思われます。


つまり、「突然、世界は地獄に叩き落とされる」ということですが、では、上の2つをひとつずつ見てみます。

上にあるうちの韓国への「ダム攻撃」というのは、なんだか情けない攻撃のように感じる方もあるかもしれないですが、北朝鮮が韓国へ大きな被害を与える第一弾の攻撃としては「最大の効果を得られる」ものだと思われます。

北朝鮮は短距離ミサイルを複数持っているらしいですので、複数のダムの同時破壊(または破壊の前に過剰放流をおこなう)はそれほど難しいことではないのではないかと思われます。

ですので、この「ダム」のことを書いてみたいと思います。

EMP に関しては、これまでも、

EMP シミュレーションだったとすると完全な成功を収めたように見える北朝鮮のミサイル実験
 2012年04月17日

北朝鮮はスーパーEMP兵器を完成させたのか?
 2011年06月27日

などこの数年で何度も取り上げていますが、今回も後半で簡単にご説明いたします。私はこの EMP 兵器こそが「世界終末兵器」だと信じて疑いません。






北朝鮮が着々と作り上げてきた「ソウルを 100メートルの水深の洪水」で沈められるダムの存在


下の記事は 2010年 7月 22日のサーチナの報道です。
記事のラストを抜粋します。


北朝鮮がダム放流、下流の韓国で水位6メートル上昇
サーチナ 2010.07.22

韓国統一省によると、北朝鮮は22日朝、軍事境界線にある臨津江のダムで、22日午前6時から放流すると通告した。中国新聞社が報じた。実際に通告がとどいたのは、午前6時40分ごろだったという。下流では午前10時半ごろ、水位が6メートル程度、上昇したとされる。

(中略)

韓国では、北朝鮮が境界線近くに建設したダムを放流することで、下流の韓国に大被害を与える計画があるとの見方が強い。北朝鮮が北漢江に建設した金剛山ダムは放流によりソウルを水没させることができると分かり、韓国は急増水を防ぐダムを建設した。



この記事に「北朝鮮が建設した金剛山ダムは放流によりソウルを水没させることができる」とありますが、同じ目的かもしれない意図の下で建設されたダムはこのダムだけではないのです。

たとえば、下の3つのダムなどもすべて一度に決壊させた場合、ソウルの3分の2が水没するとされています。


damned-01.png


それぞれ Wikipedia などから短く抜粋します。


平和のダム

1986年10月30日、イ・キュヒョ建設部長官は、北朝鮮に対して金剛山ダム建設計画を中止するよう求めた。

金剛山ダムが北漢江を通じて休戦ライン以南に流れ込む年間18億トンの水供給を遮断するとし、金剛山ダムを崩壊させ200億トンの水が下流に流れ込めば「63ビルの半分まで水没させられる」とし …… (中略)

北朝鮮の金剛山ダム建設による水攻めと洪水に対する予防及び上水道供給のため、1987年2月に着工されたのが「平和のダム」である。



heiwa-century21.jpg

▲ 平和のダムにある碑。



華川ダム

朝鮮戦争中の 1951年4月8日深夜、北朝鮮軍と中国軍はダムの余水路から下流へ超過放流を行い、国連軍の5つの浮き橋を使用不可能にした。ダムの水力発電能力と下流地域を氾濫させる能力が、その地域におけるキーとして注目された。

流域面積3,901平方キロメートル、総貯水容量1,018,000,000立方メートル。



というようなものですが、「平和のダム」の記事に、

63ビルの半分まで水没させられる

とありますが、ソウルの63ビルとは、当時と今では高さなどが違うかもしれないですが、ソウルのヨイドというところにある、地上60階地下3階からなる超高層ビルです。

seoul-63.jpg

▲ ソウルの 63ビル。1985年に完成。

このビルは、東京の池袋にあるサンシャイン60(高さ239.7m、地上60階)より高く、現在は、305メートルあるようですが、上のイ・キュヒョ長官が「63ビルの半分まで水没させられる」と発言したのは 1986年でしたので、当時の高さを調べてみると、現在の池袋のサンシャイン 60程度だったと思われます。

すなわち、高さ 240メートル程度の高層ビル。

「その半分まで水没させられる」と言ったということは、「ソウルを 120メートル以上水没させられる」ということになると思います。

水没の規模が 120メートルというと、ソウルではどの程度の被害となるのか。

World Flood Map(世界洪水被害想定地図)を使ってシミュレーションしてみました。

比較したほうがわかりやすいですので、1メートルの洪水と、韓国の建設部長官が想定した 120メートルの洪水を比較してみました。「青い部分」がソウルで水没する場所です。


ソウルでの1メートルの洪水の場合

fl-01.jpg



ソウルでの 120メートルの洪水の場合

fl-120.jpg


上のようになりました。

かなりの部分が水没するというとにはなるようです。

もっとも、これを先制攻撃として使うと、下の報道にある先日の北朝鮮の発表にありました、


「開戦3日で韓国は陥落」北朝鮮がプロパガンダ動画を公開―米華字メディア
 レコードチャイナ 2013.03.24

華字ニュースサイト・多維新聞は記事「北朝鮮が動画“3日で韓国を攻め落とす”を公開=韓国の専門家が嘲笑」を掲載した。

(中略)

朝鮮半島全域を掌握し、韓国に住む15万人の米国市民を人質にする。同時に戦車4000両、装甲車3000両が38度線を越えて進撃。ソウルを目指す。

3日目には北朝鮮は情勢安定化に努め、電力、飲料水、燃料、通信など各方面で麻痺した韓国を回復させるとしている。



の「開戦3日目には麻痺した韓国を回復させる」というのは難しくなりそうです。

ちなみに、上の記事では、「韓国の軍事専門家は荒唐無稽だと冷淡な反応」とありながらも、続いて「空軍の圧倒的優位を考慮していないシナリオだと指摘」と、真面目に対応しているあたりにこれらの記事の迫力があります。


ちなみに、よく軍事力の比較というものが図などで表されることがあると思いますが、そんな比較はその国の軍部が一番よく知っています。なので「図では示されていない部分」が脅威になるということになると思われます。

あとはよくわからない部分も怖いです。
その国の「飢えの状態」(参考記事)とか。
全土的な飢えの時には戦争に突入しやすいことが過去の歴史で証明されています。


ここまで、ダム攻撃について書いてみました。


ちなみに、アメリカへの本土攻撃は、何度も書いていますように、「本当に攻撃しようと思っているのなら」ということが前提ですが EMP 攻撃で簡単に壊滅的な攻撃を与えられることは、米国の保守系シンクタンク自身が認めているわけですので、その過去記事を再度掲載しておきます。

ヘリテージ財団というレーガン政権などでの政策提言などをおこなっていた保守系の財団です。

なお、今から 16年前の 1997年にアメリカの下院「国家安全委員会」の公聴会上で提出された、「米国が EMP 兵器で攻撃された場合」の資料からの部分的な抜粋を記しておきます。


電磁波兵器が北米大陸の中央部上空 50kmの高さで爆発した場合、半径 770kmに及ぶ地域が破壊される。

そして、上空 200kmの高さで爆発すれば半径 1,600 kmに至る地域が破壊され、上空 480kmの高さで爆発すれば、半径 2,360 kmに及ぶ地域が破壊されることが示された。


emp300.jpeg

▲ 1997年にアメリカ議会に出された EMP 攻撃の被害想定図。



以下の記事は、2010年11月のものです。



続きを読む



  

2013年03月28日



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▲ 3月26日にアメリカのワシントン州で発生した米国史上でも希に見る巨大な地崩れ。この報道を後でご紹介します。






 

今回はタイトルの通り、世界各地で大地が崩壊しまくっていることについてです。2日前には中国の新セン市というかなりの都会のど真ん中で、シンクホールというより、地崩れが発生しました。その様子が動画におさめられているので貼っておきます。

中国深セン市の大地の崩壊 2013年3月26日





このような「世界中で起きている地崩れとシンクホール」のことを、全部は無理ですので、少しだけご紹介しようと思っている・・・のですが、その前に2つほど余談がありまして・・・。ひとつは「お詫び」で、もうひとつは25年間かかって辿り着いた「聖クリストファーと私の関係」についての話です。


「お詫び」というのは、イタズラ心の関係の話になってしまうんですけど、昨日の、

苦痛の「ない」アルマゲドンへ: ヒッグス粒子の確定と共に確定した宇宙のカタストロフ
 2013年03月27日

という記事の最初に、デイリーギャラクシーの下の写真を載せました。




この写真自体は、確かにデイリーギャラクシーに載っていたもので、銀河の写真であることは確かなのですが、「少しだけ細工」していたんです。

下の赤丸の部分は私がこっそりコピーで加えたものでした。
拡大したものも下に載せてあります。

saibo.jpg

▲ Newton Web版 「動物細胞(真核細胞)の全体像と,その中に含まれる細胞小器官について」より。



上の図はもともとは、ずいぶん昔の記事ですけれど、

[地球の内なる太陽] Vol.1 - その意味
 2011年08月19日

という記事の中で、

宇宙があり > 銀河系があり > 太陽系があり > 地球があり > 人間がいて > 細胞があり > 遺伝子があり > アミノ酸があり > 分子があり


ということを図説した中の「細胞」の部分の図として使ったものです。イラストは科学雑誌ニュートンに掲載されていたもので、ほぼ正確な人間の細胞の描写になっています。そして、昨日の記事を書いている途中で銀河の写真に「ふと」人間の細胞を入れたくなってしまったのでした。


なので、お断りなく入れたのですが、そのまま「間違った宇宙の図」を放置しておくのもあれかなあと思いまして、お詫びすることにしました。


さて、しかしまだ今回のことには続きというのか、つながりはあるのです。そのつながりとは記事そのもののことで、上の細胞の写真は、[地球の内なる太陽] Vol.1 - その意味 という記事に載せたものでした。

その記事に 1785年、つまり 230年くらい前に薔薇十字という秘密結社により発行された「薔薇十字の秘密のシンボル」という発行物の内容にふれています。さて・・・まだ余談が長くなりそうですけど、お許し下さい。

話は今朝のことになります。





夜中に目覚めて最初に目に入ってきたのは「エメラルド・タブレット」の最重要シンボルだった


この「地球の内なる太陽」というシリーズには、

ヘルメスのエメラルド版(エメラルド・タブレット)
 2011年09月02日

という記事があります。
エメラルド・タブレットは中世の錬金術というか、「この世の存在のすべての成り立ち」をあらわしたものとされていますが、それを表した図がしたのものです。




いろいろなマークやシンボルがあるのがおわかりかと思いますが、この中で最も重要なシンボルは何かというと、それは VITRIOL という言葉で現されるシンボルで、上の絵の中央のやや下にあるマークです。

vit-02.jpg


「これがこの世のすべて」らしいのです。
ただ、今でも正直、意味がわからないです。

なので、それはまあそれとして、そういうものがあると。


そして、話は飛びますが(でも話はつながっています)、震災の後、「120年の前の日本の風景」の写真をご紹介したことがあります。

日本人自らが撮影した 120年前の日本の光景
 2011年09月17日

120年前の日本の光景に見る「私の中のパラダイス」
 2012年03月28日

です。



▲ 上の記事より 1897年の富士山。絵のように見えますが、絵ではなく、モノクロの写真に彩色しているものです。撮影も彩色も当時の日本人によるものでした


上のような昔の素晴らしい絵画などを紹介してくれるCHICC MANCHESTERという学術サイトがあります。学術系サイトですので、あまり更新されないのですが、昨日記事が更新されておりまして、そこには、「聖(セント)クリストファー」という人の絵画が紹介されていました。

1423年に描かれたものだそう。
下の絵です。

st-christopher.jpg


これを見た途端、「おっ!」と思いました。

多分、このヒゲのオッサンが聖クリストファーという人だと思うのですが、上に座っている子どもか、あるいは天使「的」な人が左手に持っているもの


em-2013.jpg


これはまさしく薔薇十字の VITRIOLという概念で表されるアルケミーの重要なシンボルと同じものです。

「おお」と私は軽く叫びましたが、しかし、考えてみれば、私はそもそもこの聖クリストファーという人が誰だか知らないのでした


そこで調べてみると下のような人のようです。
聖クリストファーとメダイというページから抜粋させていただいています。


聖クリストファーという名前はギリシア語で「キリストを運ぶ人」という意味で、本来は人名ではありません。そのため歴史上実在した人物とみなされず、人気がある聖人であるにもかかわらず、ローマ・カトリックの教会暦では祝日を持ちません。

クリストファーが誰であるのか、古来学者の間で議論が為されてきましたが、現在ではコプト教徒のあいだで崇敬されている殉教者、聖メナス (285 - c. 309) のことではないかと考えられています。

最も古い伝説によると、聖クリストファーは現在のリビアにあたる地域に住んでいた人肉嗜食の野蛮人で、犬の頭を持った巨漢でした。ローマ軍と戦って捕虜になったクリストファーはアンティオキアでキリスト教に改宗し、死刑宣告を受けますが、数々の奇跡によって死を免れて多数の人々をキリスト教に導いた後にようやく殉教しました。



という人で、詳しいところはわからないですが、キリスト教では人気のある人のよう。


さて、しかし、このように「キリストとの関係があるような感じの人」が、エメラルド・タブレットのような一種の「双璧にありそうな感じのもの」と共に描かれているということは興味深いことでした。

そして、さらには私は 25年くらい前によく聴いていた米国のブルース歌手の音楽に「聖クリストファーを吊せ」という曲があったことを思い出しまして、今日は夜中から先ほどまでずっと、この聖クリストファーと関わっていた感じです。

音楽のことについてはここには書かないですが、私の音楽サイトの中の、

25年前に聴いたトム・ウェイツの「セント・クリストファーを吊るせ」を思い出した今日

にそのあたりのことを書いていますので、もともと反逆音楽であるという意味でのブルースを好きな方はお読みいただいてもよろしいかもしれません。



▲ トム・ウェイツのHang On St.Christopher 。1987年頃の曲です。




というわけで。長い長い余談となってしまって、本当に申し訳ありません。

今回は大地が割れるニュースなのですが、本当に数が多い中で、このように前振りをしてしまったので、とりあえず、一番上に載せました3月26日のワシントン近郊での巨大な地崩れについてご紹介します。

しかし、個人的には他にもたくさんの「地球が割れていく」たぐいの報道が手元にありますので、順次ご紹介したいとは思っています。


たまに書くことがありますが、


上(宇宙)からの作用


そして、


下(地球)からの作用


はどちらも同じだということを思い出したいために、それが書かれているエメラルド・タブレットのことにふれたのかもしれないと今ふと思いました。

それでは、ここから本記事です。

アメリカの abc ニュースの報道です。





Landslide on Washington Island Forces Evacuation of 34 Homes
ABC ニュース (米国) 2013.03.27

ワシントン州の島での巨大な地滑りにより 34世帯が避難している


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ワシントン州のウィッビー島に消防とレスキューが到着したのは、3月26日の午前4時のことだった。レスキューに同行した abc の取材班は、すでに崖下の水面にまでかなり近い距離にまで崩落を始めている住宅を目撃した。

地滑りは 400〜500メートルの幅にわたって起きており、また、崩落しているその深さは 600メートルから 700メートルあるものと見られる。しかし、幸いなことにこの巨大な地滑りでの怪我人は報告されていない。



abc-news-2013-03-26-02.jpg


崩落した現場に住むハーティンさんによると、建物が崖から落ちていく前に人々は脱出したと語る。現在、この地域では 34世帯が避難しており、17世帯の住居はすでに崖下に崩落している。また、その地帯は地形自体が島から切り離され、電気や水道や道路なども一掃されてしまった。

ウィッビー島はワシントン州にある2つの島のうちのひとつで、定住者もいれば、別荘地として家を構える人たちも多い。

ハーティンさんによれば、「この島では地滑りそのものは珍しいことではない」と言う。また、この島に 14年間住んでいるスーザン・ベルタさんによれば、この島は地質的に常に地殻が移動しているためにスローペースでの地滑りは起きるのだという。

そして、ベルタさんは、

「なので、私は驚いてはいないです。いつかはこのような巨大な地滑りが起きるのではないかと思っていました。しかし・・・ただ、こんなスピードで、そして、こんなに大規模に突然起きたことにはショックを受けています」。

と語った。






ここまでです。アメリカでは、アリゾナ州の広範囲の地域でも原因不明の地割れ」が発生していて、そちらもよく報道されています。

arizona-crack-2013.jpg

▲ アリゾナの地割れがついに、道路も崩落させてしまったことを伝えるニュース。NavajoPost より。


いろいろなことが・・・・・もう本当にいろいろなことが起きています。


でもですね。

私は最近決めてますけれど、「最後の最後まで楽しんで死んでやる」と思っています。

もともと、小児ぜんそくで生まれて6年も寝たきりだった子どもだった私は、「生まれた時から苦しめやがって」と思って赤ちゃん時代を過ごしていたので、もともとも「神も宇宙も大嫌い」なところが立脚点なわけなんですけけど、それでも、その後、私は人生を楽しむことを楽しむことを「人間から」教わりました

そういう意味では、やはり人間が神様だと心底思う時も多いです。



  

2013年03月27日



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しかし、実は私たちが「宇宙の消滅」を怖がる必要はない理由

core-2013-03.jpg

Is Time Disappearing from the Universe? より。






 


今から1ヶ月くらい前の「ロシアの声」日本語版に下のような記事が出ていたことがあります。


「神の粒子」は宇宙を殺す
ロシアの声 2013.02.20

higgs-event.jpg

欧州原子核研究機構(CERN)が正式にその発見を公表したことで大きな注目を集めた「神の粒子」とも呼ばれるヒッグス粒子は、宇宙にカタストロフィー的な「破滅」を運命付けた。宇宙は石鹸の泡のようにはじけて壊れるというのだ。

米国の物理理論学者、ジョゼフ・リッケン氏はこうしたシナリオを発表した。これは今日最も普及している宇宙の無限拡大理論を否定するものでもある。宇宙が滅びる原因は最近ヒッグス粒子の重さが変化したことにある。ヒッグス粒子は原子核の成分であるプロトンの126倍の重さ。これはつまり、宇宙は安定しておらず、「はじける」恐れがあるということを意味する。

ただし宇宙がはじけるとしても、物理学者らの計算では、それは100億年後より前になることはなく、光の速さで起きるため「誰も何も感じない」という。



記事に出てくるジョゼフ・リッケン( Joseph Lykken )博士という人は、記事に出ていませんが、実はフェルミ国立大型加速器研究所の理論物理学者で、さらには、大型ハドロン衝突型加速器( LHC )の研究者の一員なんですよ。

どちらかというと、ヒッグス粒子探査の中枢的な人物のひとりなんです。

実は当時、このリッケン博士のインタビューのような記事を翻訳してご紹介しようとしていたんですが、途中に出てくる科学の理論が全然わからなくてあきらめたのでした。

ただ、リッケン博士は言った言葉は上のような感じのものではなく、下のような言葉でした。Daily Galaxyの 2013年02月19日の記事からのものです。


「私たちが生きているこの宇宙は本質的に不安定なものかもしれないのです。そして、この宇宙はこれから何十億年後のどこかのある地点で消滅してしまうのかもしれません。

今回の計算では今から何十億年後とはいえ、この宇宙にカタストロフが確実に訪れることを示しています」。






そもそも何の話なのかを復習してみました

これまで何度かヒッグス粒子のことについて書いたことがありましたが、どうして、科学の世界ではこの発見に対して心血を注いでいるのかということを感情面では書いたことがありますが、実際の話としては書いたことがありませんでした。


簡単に書くと、その理由は、「質量を持つはずのない素粒子が実際には質量を持っている」という矛盾を解決してくれる(その可能性を与える)存在だからなのだそうです。

素粒子というのは Wikipedia から抜粋いたしますと、



素粒子とは、物質を構成する最小の単位のことである。



というものでさらに、



最小の単位であるということは、それより小さな存在がないということであり、したがって内部構造を持たず空間的な大きさを持たない。




「内部構造を持たず空間的な大きさを持たない」とは、重さも大きさもあってはいけない・・・というか、「素粒子とは重さも大きさもないはずのものだ」と。


しかし、素粒子は実際には質量を持っているのです。このあまりにも大きな科学の矛盾が現在の科学界には存在しているのです。しかも、あまりにも根本的な矛盾が(物理のすべてに関係する矛盾)。

proton-1.png

▲ 素粒子の質量の表。キッズ・サイエンティスト [ヒッグス粒子と質量]より。


上の表は、「キッズ・サイエンティスト」という少年少女のための科学サイトですが、それでも全然理解できない私も情けないですが、このページは「キッズ・サイエンティスト [ヒッグス粒子と質量]」から「素粒子」というものを少し抜粋してみます。


現在の素粒子像「標準模型」

物質はクォークとレプトンからできています。

クォークもレプトンも6種類みつかっており、それ以上はなさそうです

proton-2.png


それらの物質粒子の間に働く力には

・強い力
・電磁力
・弱い力
・重力

の4種類があります。

これらの力を伝える媒介粒子として、8種のグルーオン(強い力)、光子(電磁力)、3種のウィークボゾン(弱い相互作用)があります。


proton-3.png


(中略)


素粒子の質量

ところが、標準模型が原理として用いているゲージ場理論が成り立つには、すべての素粒子の質量が厳密にゼロでなくてはなりません。

ところが表(上の「素粒子の質量の表」)に示すように、クォークやレプトンは質量をもつことが実験からわかっています。

この矛盾は、現在の宇宙が「ヒッグズ場」の中に浸っていると仮定すると解くことができます。標準理論では、ビッグバン直後には、全ての素粒子が、何の抵抗を受けることもなく真空中を自由に運動できていたと考えます。つまり、全ての素粒子に質量がなかった時代です。しかし、ビッグバンから、10-13秒過ぎたころに、真空の相転移が起こり、真空がヒッグス粒子の場で満たされてしまったと考えられます。



これが科学者たちが「ヒッグス粒子を探し求めてきた理由」です。

つまり、ヒッグス粒子がみつからない限り、「素粒子が質量を持つ」という現代の物理学の最大の矛盾が永遠に矛盾のままとなってしまうのです。

もちろん、ビッグバン理論も崩壊します。



まあ、そういう中で、先日、下のようなニュースが世界中を駆けめぐりました。


ヒッグス粒子発見、ほぼ確実に

ナショナルジオグラフィック ニュース 2013.03.18


欧州原子核研究機構(CERN)が、2012年に発見した「ヒッグスらしき」粒子は、本当に長らく見つかっていなかったヒッグス粒子であるとの確信をこれまで以上に深めたと発表した。

長らく見つかっていなかった粒子の発見が間違いだった確率は「今や天文学的に低くなりつつある」と、スタンフォード大学の実験物理学者でアトラス実験に参加するティム・バークロウ氏は述べる。




以前までの私は感情的に書いていた部分もあるヒッグス粒子ですが、素粒子のことをほんの少しだけ知ってから、そういう感情の問題ではないことに気づきました。これは「この世の終わりと関係したニュースなのだ」ということがわかってきたのです。


最近たまに「終末」のことを書きますが、上のニュースなどを見ながら、なんとなく「その終末時計がまたひとつ進んだなあ」とぼんやりと思います。


もう私にとっては、科学者たちの喜びなどはどうでもよくなっています。

あるいは、そもそも「存在しない宇宙の中でノーベル賞をもらっても仕方ない」でしょうし、科学者もそんなに嬉しくないかもしれません。

でも、「矛盾は解ける」。





宇宙を物理的に崩壊させる可能性を示すヒッグス粒子

「チクタク・・・チクタク・・・時計が進んでいくなあ・・・」などと思っていましたら、数日前のビジネスラインというメディアに下のような記事が出ていました。これはインドの PTI という新聞メディアからの記事を引用したもののようで、今日は同じ記事が米国のヤフーニュースにも出ていました。

doon-higgs-01.jpg

‘God particle’ could spell doom for the Universe より。

最初は、この記事をご紹介しようと思ったんですが、でも実際、私のような科学音痴が読んでもよくわかんないんですよ。


ただ、わかったことは、ヒッグス粒子の発見が示すものは、



宇宙は非常に不安定な構造である



ということのようです。

それと、あとは上のリッケン博士が言っていたように、時期はわからないながらも、「宇宙はいつかは崩壊する」ということがその記事にも書かれてあります。

あっという間に消えてしまうような。



「ビッグバンのあった世界」に行けば、終末は怖くない(私は行かないけれど)


「宇宙の消滅」だとか「宇宙のカタストロフ」などというと、恐ろしい感じがすると思いますが、「恐ろしくないことを示すため」に最初に、ロシアの声の記事を載せたのです。

そこにはこう書かれてあります。



光の速さで起きるため「誰も何も感じない」という。



そう。

宇宙の崩壊が光の速さで起きるのならば、「終わった」ことすらわからないわけです。

doom-2015.png


上のような感じですかね。
適当な図ですが。



光速での崩壊というのは、「何も感じない」どころか、何か起きたことを認識することさえできないもののはずです。


なので、別にヒッグス粒子の確定によって、宇宙の崩壊が確定したからといって、とりたてて騒ぐようなことでもないと思います。

そういう意味では私たち人類はいい科学者に恵まれたのだと思います。「苦痛のまったくない宇宙の終わり」を見つけてくれたのですから。




ただですね(笑)。

相変わらずですけど、私はヒッグス粒子なんて信じているわけないじゃん・・・ということはちゃんと書いておきますね。



ビッグバンとか、成長する宇宙とか、ブラックホールとか、暗黒物質とか、暗黒エネルギーとか馬鹿馬鹿しい。


それらの馬鹿馬鹿しさが、大人になって、ほんの少しわかってきたことだけでも、私は人生に次第に悔いがなくなってきています。



先日の、

私たちに残されたかすかな「破局の回避」の可能性のために(1): 「人類のひとりと宇宙は同一のもの」
 2013年03月24日

の中に書きました「質量保存の法則」という科学の鉄則から考えれば、



「宇宙はいまだかつて一度も誕生したことがない」




ということはこれからも何度も何度も何度も書くつもりでもあります。


ただし、今までとやや形成が逆転しそうな部分としては、

ビッグバンで始まった宇宙の終わりには苦痛が「ない」

ですが、

ビッグバンのない宇宙には「苦痛が存在する」

ということだと思います。

つまり、私の信じる宇宙には「苦痛が存在する」という意味です。


それでも私は苦痛は苦痛として受け止めながら、これからも「ビッグバンのない宇宙」のほうで生きていきたいと思っています。苦しいほうの宇宙で。


しかし一方で、ヒッグス粒子の発見とビッグバン理論の完成によって、この宇宙に「苦痛のない終わり」をもたらしてくれた科学者の方々には感謝します。

私はそちらの世界にはいきませんが、そちらの世界は安寧があります。



おめでとうございます。



ところで、次回なんですけど、ちょっと具体的な話として、今、世界中で起きている「地割れ」とかそのあたりの地殻変動の話を書きたいと思います。

私の生きている世界には苦痛が多いです。




  

2013年03月26日



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もしかすると「太陽系全体で一斉にポールシフトが始まる」のではないかと思ったりする 2013年の春


satrurn_polar_2013.jpg

▲ こちらは土星の「極点」で渦を起こしている部分をハイライトした画像。北極、南極共に渦を巻いています。しかも、超巨大で、この渦巻きのサイズは、下の写真の通り、中心部だけでも「地球2個分」くらいです。

earth-size-012.png

その大きさがおわかりかと思います。







 


太陽系の観測できる範囲のほぼすべての惑星で異変が確認され


今回は、翻訳記事の内容そのものが面白いですので、無駄なことを書かずに早めに本記事に入ります。ただし、関係すること(太陽系の惑星の極の渦)に関しては少し書いておいた方がいいと思いますので、そのことについては記しておきたいと思います。

昨日の、

私たちに残されたかすかな「破局の回避」の可能性のために(1)
 2013年03月24日

というのはシリーズとして書きたいと思っていますが、毎日続けて書くタイプのものでもないですので、書きたい時に続きを書ければとは考えています。



さて、今回はタイトル通り、金星での渦巻きについてなのですが、この渦巻きも不思議なものなのですが、「金星という惑星自体が不思議」ということも今回の記事で知りました。

たとえば、

・金星では大気層の回転と金星そのもの自転の回転速度に差がある
・その差は 60倍もある


というのが金星の特徴や、そして、今回の渦の、


・毎日形を変える
・全体のサイズは地球のヨーロッパ全土くらい
・複数の渦巻きの中心点はバラバラな方向に移動するのに渦の全体は崩壊しない


などもとても不思議に思います。

その理由と、それがどのようにして始まったのかには、天文学者たちによると、

「まったくわからない」

とのこと。

なお、他の惑星の渦については下のような感じです。




太陽系の惑星の極点の渦

土星の極の渦

dose-rotation.jpg

▲ アストロアーツ「土星の巨大ヘキサゴン」より。なぜか「六角形の渦」となっています。記事によれば「どうやってこの形が作られ維持されているのかは不明のままとなっている」とのこと。



木星の北の極の渦

io_footprint.jpg

Discover より。



土星の衛星である「タイタン」の極の渦



▲ 動画が存在しますので、それを貼っておきます。写真は NASA の Titan's Colorful South Polar Vortex にあります。


私たちの「地球」の極の渦

earth-fever-vortex.jpg

▲ これは地球の北極での渦です。もちろん、いつも北極で渦を巻いているわけではないですけれど、地球にも数々の「渦巻き」現象はあります。過去記事の、「私たちを取り巻く「渦」は何を意味するのか」や、「NASA の衛星が撮影した直径150キロメートルの「海底の渦巻き」」などをご参考下さい。




それでは、ここから、金星の渦についての記事です。






Venus's South Pole Vortex --Strange Behavior of a Whirlwind the Size of Europe
Daily Galaxy 2013.03.25



金星の南極の渦巻き - 奇妙な振る舞いを見せるこの現象のサイズはヨーロッパの面積ほどもある


venus-2013.jpg


バスク公立大学 ( UPV / EHU ) の惑星科学研究チームの天文学者たちが著名な科学誌『ネイチャー・ジオサイエンス /Nature Geoscience 』に、金星の南極で発生している大気の渦巻き現象についての研究が完了したことを発表した。

木星の大赤斑とも似た、この金星の南の極にある渦のサイズは、地球のヨーロッパの全域に相当する面積に広がっている。

金星の大気層では、20キロメートルの高さで区分される2層の雲の層がある。

UPV / EHU の天文学者たちは、この両方の層での渦巻きの変化を緻密にモニターし続けた。その結果、この渦巻きの動きについて、その非常に「不安定な性質」を確認することができたという。

研究グループの代表である UPV / EHU の惑星科学研究所のイツィアール・ガラテ ( Itziar Garate )氏は、以下のように述べる。

「この巨大な長い渦が存在していたことを私たちは知っていました。そして、この渦の形状が毎日のように変化していくことも観察により判明していました。しかし、今回わかったことのうちのひとつには、2つの大気の雲の層で作られるチューブのような形状の渦はひとつだけではなく、複数だったということです」。

「さらに、それぞれの渦の中心は各々別の方向に動くのです。なのに、大気の渦の全体の構造自体は崩壊しない。これは金星の表面で繰り返されながら進化する永久的な構造を作り出しているようです」。


このような巨大な渦は、たとえば、木星や土星などのような自転速度の早い惑星の場合では、大気中では頻繁に見られる現象だが、金星の自転は遅く、それなのに、恒久的に作り出される巨大な渦が存在する。


ガラテ氏はさらに続ける。

「私たちは、金星の大気の回転が金星自体の自転のり速度よりも 60倍も速いということについての事実は知っていました。しかし、その理由はわからなかった。この 大気の回転と自転速度の差はあまりにも大きなものです。そのため、天文学者たちはこの金星の状態を "スーパー・ローテーション( super - rotation )"と読んでいます」。


「そして、私たち天文学者も、なぜ金星にこのような現象が存在して、そして、それがどのように始まったのかについてはまったくわかりません」。


金星の軌道などの状態に関しては、2006年から金星軌道上で金星を観測している欧州宇宙機関( ESA )の無人金星探査機「ビーナス・エクスプレス」のおかげで、詳しいデータが入手できるようになった。

そのビーナス・エクスプレスの最近の画像(下の写真の上)では、以前示された(下の写真の下)二重の渦は確認できずに、奇妙な形のひとつの渦が写っている。



present-venus.jpg

▲ 金星探査機ビーナス・エクスプレスが最近撮影した金星の南極の渦。



izenno-venus.jpg

▲ 金星探査機ビーナス・エクスプレスが撮影した以前の金星の南極の渦。


最近公開された土星の南極で確認された渦巻きとも相似点があることも明らかになっている。
今後さらなる観測と研究が続けられる。





  

2013年03月24日



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「私たちに残されたかすかな「破局の回避」の可能性のために」関係記事:
(2):平衡を失ったこの魚座の世界のどこかにあるはずの「みずがめ座への意識」

(3):急激に増加する宇宙線の中で「突然」進化する人類






 


チジェフスキー博士とミタール・タラビッチの予言の共通点とは


土日とかの祝日あたりは、わりと「抽象的なこと」を書くことが多いのですが、今回もそうなりそうですけれど、ただ、メインのテーマは決まっていて、昨晩、ミタール・タラビッチの予言をもう一度、自分で訳していました。

今回のメインはそのことになると思います。

その前に今回は最初に書いておきたいことがふたつありまして、そのひとつは昨日の記事の、

良い時代と悪い時代(5): 米国で話題になっている巨大小惑星の地球への衝突の可能性を考えてみました
 2013年03月23日

の途中に書きました、1900年代の始め頃に活躍したロシアの科学者であるチジェフスキーという人の著作『ロシアの宇宙精神』というものの一部を抜粋いたしました。


チジェフスキーは 1920年代のはじめに、地球上の生命現象が宇宙の物理的な現象とつながっていることを明らかにした。

敏感な神経節と同じように、ひとつひとつの生きた細胞は「宇宙の情報」に感応するのであり、「大宇宙」はこの情報を細胞のひとつひとつに浸透させているのである。

eonet より。



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▲ 20世紀初頭に「黒点と人間の精神活動」の研究をはじめとして、「地球上の生命現象が宇宙の物理的な現象とつながっている」ことを発表したロシアのアレクサンドル・チジェフスキー博士(1897 - 1964年)。過去記事「太陽と宇宙線と人類の関係の中で浮かび上がる 1900年代ロシア宇宙主義の科学」より。


上に大きく書きました「地球上の生命現象が宇宙の物理的な現象とつながっていることを明らかにした」ことに関してのうちのひとつは、たとえば、黒点活動と地球上での社会活動の間に明らかな関係性があることを発見したのもチジェフスキー博士でした。



▲ 過去記事「最近のカオスな太陽データから考えるいろいろなこと」より、チジェフスキー博士が1920年代にまとめた「太陽黒点と戦争や社会暴動の推移の変化の一致」を現したグラフ。下の太い線のほうが太陽の黒点数で、上の細い線は世界で起きた軍事と政治暴動の数。オリジナルの論文は、こちらにあります。



そして、チジェフスキー博士の言葉には、もうひとつ大変素晴らしい言葉があるのです。それは、著作『ロシアの宇宙精神』の中の「上昇進化」という章にあるもので、それは


生きた物質、生命の宇宙的な性質、そして生物圏が精神圏へ移行するという問題に取り組んだ創造的な思考は、生命の生み出した最高のものである人間の課題について考えようとする思想伝統につながっている。



というフレーズです。

「神が生み出した」という表現でもなく、「宇宙が生み出した」でもなく、「生命が生み出した最高の存在」。

それが人間だと。


私は意味はわからずとも、このフレーズに大変感動しました。


最初に「書きたいことがふたつある」としたのですが、もうひとつは、お知り合いからメールをいただきまして、そのことで少し考えてしまいました。




我々は永遠に消える可能性を持つのだろうか?


お知り合いからもらったメールの内容は、先日の、

4月にアメリカに巨大な小惑星が直撃する?
 2013年03月21日

という記事の中に、余談的に書いたことで下の部分についてのことでした。


今年か来年に人類(つまり私たち)の「観念の変転」がなければ、すべての人類はすべてこの宇宙から消え去るのではないかと私は考えます。これは死ぬとか絶滅とか人類滅亡ではなく、存在そのものが消え去るということです。

宇宙史の中で「人間の存在はなかったこと」になる。

このあたりは、中世の神秘学とか人智学とかにお詳しい方のほうが意味がわかるかもしれません。私はそのあたりの知識はないので、単に個人的な感覚的な話であり、あとは、例によって何年も何年も夢に出て来る「夢のジジイのお告げ」ですので、気にせんといて下さい。



というくだりでしたけれども、メールをくださった方は、この中の

> 宇宙史の中で「人間の存在はなかったこと」になる

という部分についての懸念というのか、いろいろな思いがあったようです。


どうしてかというと、たとえば、多くの日本人の方は「魂」などの存在をある程度信じていると思います。

つまり、肉体は消えても魂は永遠に残るというような。
あるいは、肉体の以前から魂(のようなもの)はあるというような概念のことです。


私が上の記事で書いたことは、「それら(魂のようなもの)もなかったことになる」ということで、そこにいろいろと問題がありそうなのですが、まだその方にメールのご返信はしていません。どうしてかというと、これは大変に複雑な問題だからです。

昨年の9月頃に、

大出血のような太陽フレアと真っ赤な富士山上空を眺めながら「物質は永遠」という法則を子ども科学本で知った日
 2012年09月03日

というものを書いたことがありました。

大変に長い記事で、無駄な部分が多いですので、読まれる必要はないですが、その中に、18世紀の「近代化学の父」と呼ばれるフランスの科学者であるラヴォアジエという人が登場します。

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▲ アントワーヌ=ローラン・ド・ラヴォアジエ(1743 - 1794年)。


この人が提唱した「質量保存の法則」というものが、

「この世のすべてを物語っている」

と私は思ったのです。

この「質量保存の法則」は、1980年代くらいまでは、『物質不滅の法則』と呼ばれていて、つまり、非常に簡単な言い方をすれば、


・この世の物質は消えない(形を変えるだけ)
・宇宙全体の質量とエネルギーの総和はゼロである



という化学の鉄則です。

ということは、「この世の物質は消えないだけではなく、この世の物質は生まれてもいない」としか私には思えないわけです。


そして、その日のうちに上の「物質不滅の法則」から出た私個人の結論は、



「宇宙はいまだかつて一度も誕生したことがない」



というものでした。

なので、話を戻しますと、肉体も物質も「魂」さえも生まれたことはないということになるわけで、そういうこともあり、


・私たちが今、このように存在しているということはどういうことか

・この私たちの存在が宇宙からなかったことになるとはどういうことか


ということを簡単に「これはこういうことなのです」と人に説明することは難しいのです。ですから、メールのご返信もできずにいます。何しろ、自分でもよくわからないんですから。


たまに書く「夢に出てくるジジイ」の話はウソではなく、実際たまにですけど出てきて、なんか言います。でも、それも私はよく理解しません。


結局ここまで抽象的な話となってしまいましたが、チジェフスキー博士とミタール・タラビッチの言葉は共に私に感動を与えたということでも共通しています。

ここからタラビッチの話にうつろうと思います。





タラビッチについて

tara-photo.jpg

▲ 現存する唯一のものと思われるミタール・タラビッチ( 1829 - 1899年)の写真。


私がミタール・タラビッチという人の存在を知ったのは3年くらい前でした。このミタール・タラビッチという人は 19世紀のセルビアの予言者なんですが、今でもセルビアでは有名な人で、「一家に一冊、タラビッチの予言本」というようなことになっているようです。

生まれた家も記念館として保存されています。


serbia-kremna.jpg

▲ セルビアのクレムナにあるタラビッチの住んでいた家。今はクレムナの観光地となっています。右に見える彫像の座っているほうががタラビッチ。forum srbija より。


私は今回、このタラビッチの予言の中から、すでに過ぎ去った時間と思われるできごとの多くを割愛し、さらに、タラビッチの故郷であるセルビアの話も多くを省き、そして、文章全体を少しやわらかく読みやすくしてみました。

なお、「〇〇は何々だと思われる」といったような解釈はいたしませんので(読む人の想像力が失われるため)、各自でお考えいただれば幸いです。

それでは、ここからです。





Prophecy from Kremna - Mitar Tarabich

クレムナの予言 ミタール・タラビッチ


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父よ、ふたつの大きな戦争の後、世界が平和になり人々が豊かに暮らすようになると、それがすべて幻想であることがはっきりするだろう。

なぜなら、人々は神を忘れ、人間の知性のみを崇拝するようになるからだ。
しかし、神の意志からみると人間の知性などはとるにたらないものだ。
神が海なら、人間の知性など一滴の海水にもならない。

人間はさまざまなイメージが見える箱のような装置を作る。このイメージの箱は、向こう側の世界にとても近いところにある。それは、髪の毛と頭皮との距離くらいに接近している。

このイメージ装置のおかげで人々は世界中で起こっていることを見ることができるようになる。

人間は地中深くに井戸を堀り、彼らに光とスピードと動力を与える黄金を掘り出す。

そして、地球は悲しみの涙を流すのだ。

なぜなら、地中ではなく地球の表面にこそ光と黄金が存在するからだ。
地球は、自らに開けられたこの傷口のために苦しむだろう。

人々は畑で働くことをやめ、あらゆる場所を掘削する。

だが、本物のエネルギー源は地中ではなく自らの周囲にあるのだ。そのエネルギー源は人間に話しかけてくれるわけではないので、人間がこのエネルギー源の存在を思い出し、地中に多くの穴を開けたことがいかに馬鹿げていたのか後悔するようになるまでには大変な時間がかかる。

そして実はこのエネルギー源は人間の中にも存在しているのだ。

しかし、人間がそれを発見し取り出す術を獲得するには長い歳月がかかる。なので人間は自分自身の本来の姿を知ることなく長い年月を生きることになる。

高い教育を受けた人々が現れる。彼らは本を通して多くのことを知り、考え、そして自分たちが何でもできると思い込んでしまう。これらの人間の存在は、人間が自分自身の真の姿に気づくことの大きな障壁になる。

だが、人間が一度この「人間の真の姿への気づき」を得ると、こうした教育ある人々の言葉に聞き入っていた自分自身がいかに大きな錯覚に陥っていたのか自覚するようになる。

この人間の本来の姿の真の知識はあまりにも単純なことで、なぜこんなことをもっと早く発見しなかったのかと後悔するだろう。

それまで、人間は、何も知りもしないのに自分を全能だと思い込み、あらゆる馬鹿げたことをおこなうだろう。

東洋に賢者が現れる。

この人物の偉大な教えは海を越え、国境を越えて世界に広がる。しかし、人々はこの真実の教えを虚偽と決めてしまい、長い間信じることはない。

人間の魂は悪魔にのっとられるのではない。
もっと悪いものにのっとられるのだ。

その頃の人間の信じているものには真実などいっさいないのに、自分たちの信じる幻想こそが真実だと思い込むのである。

ここ(セルビア)でも世界の他の地域と同様だ。人々はきれいな空気を嫌い、神々しいさわやかさと美しさは、人間が作った上下関係の階層関係の中で見えなくなってしまう。

しかも、これは誰かから強制されてこのようになるわけではないのだ。
人間は自分の自由意思からこうしたことを行うのだ。

世界中で奇妙な伝染病が蔓延する。だれもその治療法は分からない。

知識のあると言う者たちが「私には高い知識があるのでこの治療法は分かっている」と言い張るが、実は誰も何も知らない。人々はいくら考えても正しい治療法を見つけることはできない。

だが、治療のカギとなるものは人間自身の中や周辺にあるのである。

人間は月や他の星に旅行する。
そこでは生命が存在しない砂漠を発見するだけである。

しかし、おお神よ、許したまえ。
その人間たちは自分たちが神よりも全知全能であると信じているのです。

その星には神が創造した静けさだけがある。
そして、人は神の美と力をそこに見るだろう。

月や星では人々は馬車のようなものを運転する。彼らは生物を探すが、われわれと似た生物が見つかることはない。生命はそこに存在しているが、彼らはそれが生命であることを理解しないし、知ることもない。

他の星に行ったものたちは、その時代の常識的な考えとして神をまったく信じていないが、地球に戻ってきたあと、

「みなさんは神の存在を疑っているだろうが、私の行ってきた星に行ってごらんなさい。誰しもそこに神の意志と力を見ることになる」

と言うだろう。

知識が増大するにつれて、この世の人間たちは互いを愛したり心配したりすることはなくなる。
彼ら相互の憎しみはあまりに大きく、彼らは自分の親戚のことよりも、自分たちのもっている所有物や小物のことを気にかける。

人々は、自分の隣人の人間よりも、自分がもっているいろいろな機械や装置のほうを信頼する。

北方の国の国民で、愛と慈悲を人々に説いてまわる小男が現れる。
しかし、彼の周囲には多くの偽善者がいる。

こうした偽善者は誰も人間の真の偉大さとはなにかを知ろうとはしない。だが、この北方の小男の書いた文章と話した言葉は残るので、人々は自分たちがいかに自己欺瞞に陥っていたのか気づくようになる。

その時代には、多くの数字が書かれた本を読んだり、あるいは書いたりする者たちが、もっともよく物事を知っていると考えられる。これらの教育のある者たちは、自分の人生を計算に基づいて送ろうとし、数値の命ずるままに行動する。

こうした人々の中にも悪人と善人が存在する。

悪人は悪行を平気で行う。たとえば、空気や水、そして河川や土地を汚染し、このため人々はさまざまな病気で死ぬようになる。

善人で賢いものたちは、数字から導かれた努力にはなんの価値もなく、それはただ世界を破壊するだけであることを悟るようになり、数字に答えを見いだすのではなく、瞑想を通して真実を発見しようとする。

人は瞑想すると神の知恵に近付いていく。

しかし、時はすでに遅い。悪意をもつものたちが全世界を荒らし回っており、巨大な数の人々が死に始めるからである。

人々は都市から逃げ出し、田舎に避難する。

人々は十字が三つ並んだ山を探す。

その中では人々は生きていくことができる。
その中に逃げ込んだものたちは、自分も家族も救うことができる。

しかし、それも長くは続かない。

なぜなら、次にものすごい飢饉が世界を襲うからだ。

この飢饉は通常の飢饉ではない。
町や村には十分に食べ物がある、だが、それらは汚染されている。
飢えた人々はそれを食べるが、食べると死んでしまう。

怒りくるったものたちによる攻撃が始まる。
戦争が始まるのだ。

この戦争を戦う者たちは、科学者に命じて奇妙な大砲の弾を作らせる。それが爆発すると、人を殺すのではなく、まるで人間や動物に呪いをかけるようになる。その呪いで人々は戦うかわりに眠りに眠りこむ。

世界の果てにあり、大海原に囲まれてヨーロッパほどの大きさの国だけが何の問題もなく平和に生き残ることができるだろう。この国では大砲の弾はひとつも爆発しない。

三つの十字のある山に逃げ込んだ者たちだけが避難場所を見つけ、愛と幸福に満たされ、豊かに暮らすことができる。

そして、その後はもう戦争は起こらない。







ここまでですが、上の中で、特に私が印象深かったのが、


> その頃の人間の信じているものには真実などいっさいないのに、自分たちの信じる幻想こそが真実だと思い込むのである。


など、他にもありますが、上のような「 20世紀以降の現代の私たちの生活が幻想であり、真実からは遠い」ということを100年以上前のセルビア人は知っていたようです。

私たちは今そのことをようやく気づきつつあるのかもしれません。

でも、やはり「少し遅かったかもしれない」という思いも相変わらず強いです。
--






  

2013年03月23日



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シリーズ:良い時代と悪い時代







 


pan-stars-03.jpg

▲ 3月19日に米国コロラドで撮影されたパンスターズ彗星。 Spaceweather より。





地球の周囲は変化してきている


先日、物騒といえば物騒な、

4月に巨大な小惑星が直撃する? : NASA 長官が米国議会で語った「祈りましょう」の発言の真意は何か
 2013年03月21日

という NASA の長官が「数週間後に地球へ向かうコースを直進している数百メートル級の小惑星がある」ようなニュアンスを漂わせているというような以下のニュースをご紹介しました。


米国 NASA のチャールズ・ボールデン(Charles Bolden)長官は、アメリカのニューヨークに向かっているかもしれない巨大な小惑星を処理する方法について具体的な方法に言及した。

その具体的な方法は「祈って下さい」であった。



NASA の長官の発言の意図はわからないですが、本当にそういうことが現在起きていたとしても、単なるたとえ話であっても、「数百メートル級の天体」というのは、仮に地球の大気圏に突入すると大変な被害を及ぼすものではあります。

何度か掲載したことのあるフレッド・ホイル博士の『生命はどこから来たか』にある下の表を見ても、700メートルの彗星の衝突のエネルギーが広島型原爆の5万倍に相当するとあります。



「良い時代と悪い時代(1)」より。


単純な計算でも、都市部など人の多い場所や「海」に直撃すれば大変な被害が出る規模です。


ところで、このことはちゃんと書いておいたほうがいいと思うのですが、こういう記事を書くときには「そういうことが起きないことを願います」というようなことを書くのが常套句のようですが、私が昨年から書いている「良い時代と悪い時代」というシリーズでは、私は、これから地球はそういう時代(天体の爆撃が多くなる時代)になると書いているので、「そういうことが起きないことを願っています」とは書けないのです。


どの時代に、どの程度の規模と頻度で起きるかということは考えますが、「起きない」なんて考えることはできないです。

思ってもいない「そういうことが起きないことを願っています」というようなウソを書くこともあまり好きではありません。本心からそういう時代が来ると私は思っているからこそ、この「良い時代と悪い時代」の記事はいつもとても労力をかけて書くようにしています。


また、もうひとつ書きたいことは、こういう宇宙や自然の災害は、神の怒りでも宇宙の怒りでも何でもなく、これまで地球が何度も経験してきた時間的なサイクルの話です。そういう時代にちょうどさしかかるという単純な理由で、スピリチュアルな理由でもなければ、何か壮大な神話のような物語でもありません。


たとえば、全然関係ないグラフですが、下は地球の過去 40万年間くらいの間の「地球の気温の変化」を表したグラフです。

temperature_42-man.gif


南極など極地の氷床や氷柱の年代測定によって、過去の地球の大体の気温の変化の目安がわかるようになってきています。今後は極地以外でも年代ごとの気温や気候の変化の詳細な測定もできるようになるとも思います。

上の表を見ると、数万年とか 10万年とかの周期で「突然、地球の気温が変化している」ということに気づかれると思います。

徐々に、ではない。

その時期にそれぞれどのようなことがあったのかは正確に知ることはできないですが、いずれにしても、地球は上のような極端な変化を繰り返してきました。

もちろん気温だけではなかったと思います。


そして、今の地球は天体の衝突の最後の時期から 500年以上を経過していて、時期的にはまた「天体の爆撃の時代」が始まる時期なのではないかという、本当に単純な時間的経過としてのサイクルの話です。

もちろん個人的には、地球の人類の「精神的な破局」がもう限界に達しているとは思っていて、そのことをたまに書くことがありますが、それと今回のことを関係させて書こうとは思いません。

ただ、先日の記事の

春になると私に訪れる「狂気の空気」を少し救ってくれたロシア発のパンスペミア説
 2013年03月18日

や、あるいは、「ロシア宇宙主義の記事」でご紹介しました 20世紀はじめのロシアの科学者のチジェフスキーという人がいて、この人が、『ロシアの宇宙精神』という著作の「宇宙への進出」というセクションにチジェフスキー博士は以下のように書いていたそうです。


チジェフスキーは 1920年代のはじめに、地球上の生命現象が宇宙の物理的な現象とつながっていることを明らかにした。

敏感な神経節と同じように、ひとつひとつの生きた細胞は「宇宙の情報」に感応するのであり、「大宇宙」はこの情報を細胞のひとつひとつに浸透させているのである。

eonet より。



という理論には大変に感銘を受けます。

しかし、この話と小惑星の話を混同すると、科学の部分が曖昧になりますので、それはいずれ書きたいと思っています。






小惑星衝突情報のシンクロニシティ


さて、ところで、上の「4月にアメリカに巨大な小惑星が直撃する?」を書いた日に、外出から戻るとメールが届いていました。

時間的には、記事をアップしたより先に届いていたようです。

メールをくれた方は以前のお知り合いですが、お会いしたこともなく、メールそのものも1年に一度いただくかどうかというような感じで、要するにふだんコンタクトしているような方ではありません。というか、今は私は、基本的にメールも含めて、インターネット上での人との付き合いはほとんどありません。

それはともかく、いただいたメールの内容は、簡単に書きますと、


幅約800mの小惑星が、現在、地球に向かって進んでいる」という海外のサイトを翻訳されている方のブログがあったのですが、どう思われますか?



という感じのものでした。

ちょうど、その日の朝に小惑星の記事を書いていたので、ふだんそんなことを話したことのない人からそのようなメールが来て、ちょっと興味が湧きました。

メールにリンクが記載されていた日本語記事は「再び小惑星が地球に接近、世界を変える可能性が? 」というブログ記事でした。

そのリンクにある英語の記事から、さらに最初のソース記事まで探してみました。すると、確かにそういう内容のことが書かれてありましたので、ご紹介してみたいと思います。

記事は作者の人が書いているのではなく、送ってこられたメールの内容を掲載しているようです。

なお、検証というか、現時点でわかっている小惑星のデータ等に関しては記事の後に記しますが、私自身はいくつかの点から、この内容にそれほど信憑性を感じるわけではありません。





Man Warns Of Incoming Asteroid That Could Change The World As We Know It
Global Intel 2013.03.19

世界を変えてしまうかもしれない小惑星について警告する人物からのメール


ast-2013-03-23.jpg


私たちのサイトのスタッフが、レイモンド氏と名乗る科学者から以下のメールを受け取った。検討した結果、その内容がある程度信じられるという結論となり、掲載することにした。

小惑星帯は、毎年のように太陽系内で地球の軌道と交差し、無数の小惑星が地球の近辺を通っている。その数は 2000とも、あるいは1万ともいわれる。また、今回このメールを掲載したのは、読者の方々からの意見やフォローによって、様々な知識や見解を知りたいという意図もある。

以下がそのメールである。





レイモンド氏からのメール


私は世界中の様々な天文施設で研究をしている科学者です。ここではレイモンドと名乗らせていただきます。私が働いている天文施設には民間も公共施設も含まれます。

なお、私はいわゆる陰謀論者ではありません。

例えば「人類は月には行っていない」とか、「 2012年にはニビルが地球を破壊する」といったような根拠のない話をするような人々と同じにされるのは困ります。

私が見ていることは事実です。

数週間前にロシアの上空で 18メートル程の大きさの隕石が爆発した事件はご記憶かと思います。隕石は空中で爆発しましたが、もし、あの天体が空中で爆発せずに直接地上に激突していたとすると、どのくらいの被害となったか想像できますか? その場合は多くの人々の命が犠牲になったと思われます。

あの大きさの隕石でも衝撃波が数千キロ離れた場所でも記録されました。


そして、ここから書くことは私たちが観測で見た事実です。

私たちが見たものは、小惑星帯の大きな断片から分裂して移動している巨大な小惑星かあるいはそれと類した天体でした。

その天体はそれまで私たちが発見していなかったもので、正確な予想進路を決定することができませんでした。この小惑星の存在を知らせて、人々を不安にさせたくもありませんでした。

そして、発見からちょうど2時間後に、私たちの米国の天文所にその小惑星の軌道が判明したことが書かれた FAX が届きました。それは、次の7日間のうちにカナダかメキシコの地域を直撃する軌道のコースが描かれていました。

正確な時間についてはまだ計算されていません。
わかり次第、メールを送信します。

仮に地球に直撃するコースをとった場合、この巨大な小惑星の衝突は絶滅レベルの出来事といえます。何百万人もの命が奪われる可能性があり、それ以外の被害の面積の範囲も想像を絶するものとなるでしょう。

現在、コースに関しての再計算を求めています。
今のところ、小惑星のコースは残念ながら上に書いた計算となっています。

周囲の方々に愛と祈りを伝えていただければ本望です。
失礼いたします。






ここまでです。

大きな小惑星から分断したという、その大元の小惑星帯の天体の位置などについての具体的な記載がないあたりに、信憑性のなさを感じさせ、このメールの内容だけでは、レイモンドさんの言うこと自体を信用できる根拠はないです。


しかし、最近何度か載せていますが、レイモンドさんが言わなくても、太陽系の中の地球の周囲には現在、下の図のように彗星と小惑星が無数に存在しています。

2013年1月1日の彗星と小惑星の軌道図




そして、上の図を「横から見る」と下のようになります。

orbit_plot_inner_edge.png

Inner Solar System Orbit Diagrams より。



また、彗星活動も活発で、今回の記事の最初に載せた写真は 3月 19日に米国のコロラドで撮影されたパンスターズ彗星の写真です。

この「パンスターズ彗星の軌道」は、国立天文台がウェブサイトに掲載していますが、円形の軌道を持たない(かもしれない)彗星や小惑星がどのように太陽系の中を進んでいくかかかわかります。それらは「直進する」のではなく「太陽系の中を放物線を描いて進む」ようなのです。

orbit-m.jpg

国立天文台 バンスターズ彗星 より。


上のように彗星が放物線の軌道を描くのは、重力の作用によるもののようです。

天体は小惑星なども含めて、太陽系内の惑星の重力の影響により様々な放物線を描いて、地球の近くなどを通っていきます。そして、当然、地球の大気圏内にも日々小さなものは突入しています。そのうち、最近どれだけ隕石や火球が目撃されているかの報道を記事としてまとめてみたいと思いますが、本当に多いです。

小さな隕石はほとんどが空中で爆発しますが、150メートルを超えるくらいの大きさになると、地上に激突する可能性が高いようです。





NASA の長官やレイモンドさんの言う日付けに近い日に地球に近づく小惑星


なお、一応参考までに、NASA の長官やレイモンドさんの言う日付けに近い日に、地球の周辺に近づく小惑星を NASA のジェット推進研究所からピックアップしておきます。

条件としては「最近発見されたもの」です。

つまり、2013年になってから発見されたものに限ると、NASA が発表したものでは下のふたつがそれに該当します。

2013fb4-02.jpg


上のふたつの小惑星が最接近する時の軌道です。
どちらも NASA ジェット推進研究所のシミュレーションからです。

小惑星 2013 EL89 の軌道

2013el8.png

・2013年03月29日に地球に最接近
・その際の地球との距離は約 177万キロ




小惑星 2013 EL89 の軌道

2013f8-orbit.png

・2013年03月30日に地球に最接近
・その際の地球との距離は約 160万キロ


のようになっています。

この距離ですと、万が一にも衝突する可能性はないです。


ただし、過去にもくどいほど書いていますし、前回の記事でも NASA の長官が語っていますが、


都市ひとつを壊滅させられる規模の天体約1万個のうちの 10パーセントしか私たちは知らない。



ということがあり、つまり、「それまで知られていなかった小惑星が突然、地球の大気圏に突入してくる」という可能性のほうがはるかに高いということだと思います。


しかも、小惑星の激突に関しては「対策」も「逃げるべき場所」も存在しませんので、心配したり対策を立てようがないというところがあります。

それが宇宙から来るものの特徴です。
予防できないと。

たまに、陰謀論などで「地中深くに住居を作り、支配層はそこへ逃げようとしている」という話を聞くことがありますが、その方法では巨大な小惑星には太刀打ちできません。現在の地球の掘削技術で掘ることのできる地中の範囲と、数百メートル級の小惑星の「衝撃の範囲」に差がありすぎるからです。

だから、地表も海の中も地下も全部逃げ場はありません。

そういう意味ではとても「平等」だと思います。
お金があっても、名誉があっても、天体の攻撃を避けることはできません。

エジプトのピラミッドの残骸を見ると、そのことをよく思います。


ですから、正式に落下ポイントなどが発表されたのならともかく、それ以外に関しては、あまり気に留めないほうがいいと思います。どのみち、地球はじきに「悪い時代」に入るとことは周期的なサイクルから見ても、仕方のないことだと思っています。


私なども「いつこの世から消えてもいいようにいい人生を送ろう」とは思いますけれど、そもそも「いい人生ってなんだ?」とか思ったり。





追記 2013.03.23 アメリカの東海岸に流星群ではない単体の流星が出現したことがニュースになっています。ロシアの声の日本語記事を貼っておきます。写真のほうは、米国流星協会の本物の写真です。


米東海岸に流星出現、NASAが確認
VOR 2013.030.23

米国航空宇宙局(NASA)のビル・クック報道官は、22日夜に米国東海岸で観測された燃える流星は流星群ではなくひとつだけ流れた流星だったことを明らかにした。23日、AP通信が伝えた。

03230105_persied-meteor-shower.jpg

23日にかけての深夜、多くのソーシャルネットのユーザーからとても長い尾をひき緑色の炎に包まれた流星が南または南東の方角に流れているという書き込みが行なわれた。米国流星協会(American Meteor Society)のサイトだけでも350近くの確認報告がなされている。ニューヨークでは数秒間にわたって流星が流れる様子が観測された。

クック報道官は、流星は燃える球体に似ており、南東の方角に移動していたと語り、明るさから満月を想起させるものだったと述べている。

米国流星協会のサイトにはモスクワ時間午前3時55分から4時03分の間に流星を確認したという報告が入ってきている。







  

2013年03月20日



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▲ 3月20日、平壌での会議での後に撮影した記念写真。あまりにもたくさんの人が撮影に加わって、どれが金正恩書記かわからないと思いましたので、丸で示しました。 CRI より。






 


3月17日前後に地球に直撃していた、非常にパワフルな「磁気の嵐」

個人的な話なんですが、なんだかこの1週間くらいの私の精神的な調子の悪さは、私が過去数百年くらい生きていた中で(何歳だよ)最悪のもので、その調子の悪さが過去には比例できない「神経的に気持ちの悪い感じ」だったのですが、それとは関係ないとは思いますが、この1週間、地球は非常に強い磁気と磁場の嵐に見舞われていたことを知りました。

下の図は説明が曖昧で、今度またきちんと説明したいと思いますけれど、特に3月17日(日本では3月18日)の地球は、極めて強い磁場の影響下にあったとを示しています。

cme-03-17.png

03-17-02.jpg

▲ 共に、Strong CME Impact, G2 Geomagnetic Storm より。


もう少し他のデータなども調べて記事にしてみたいとも思っています。

太陽と宇宙からの強大な磁場(あるいは未知の宇宙線)の影響が人間にどのようにあるのかはわかっていませんが、私は「わりと大きく影響する」と思っています。


しかし、今回は北朝鮮の話題です。
「細かいこと」がいろいろと起きていますので、





いろいろと「作戦」を敢行している北朝鮮


今日(3月20日)、韓国でのテレビ局の社内ネットワークが一斉にシステムダウンを起こすというできごとがありました。


韓国放送3社 電子システム麻痺=サイバーテロか
聯合ニュース 2013.03.20

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▲ テレビ局のシステムダウンと同時に大手銀行の ATM もほぼ同じ時間帯から使えなくなった。


20日午後2時10分ごろ、韓国の放送局、KBSとMBC、YTNの社内電子システムが一斉に使用できなくなった。

KBSの関係者は、午後2時ごろから社内の電子システムが使えなくなり、一切の業務ができなくなったと話した。MBCとYTNでも同じ時間帯に異常が起こっている。MBCの関係者は「2時10分ごろに社内のパソコンの電源が落ち、再起動できない。原因を調べている」と話した。放送に影響はないという。

YTNの関係者は「2時10分から約10分間、社内の電子システムや放送機器がダウンした。放送に支障が出る可能性もある」と話した。韓国の通信会社はネットワークに異常はないと説明しており、サイバーテロの可能性が指摘されている。




そして、韓国と北朝鮮の軍事境界線付近では「韓国軍兵士が次々と殺されている」ようです。


南北軍事境界線付近 韓国兵士が相次ぐ謎の死
大紀元 2013.03.20

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韓国と北朝鮮の軍事境界線付近で、韓国兵士が銃撃されて死亡する事件が続いている。
韓国中央日報の報道によると、17日の午後2時頃、江原道(カンウォンド)鉄原(チョルウォン)郡の韓国と北朝鮮の国境にある歩哨所で、韓国兵士のキムさんが銃撃され死亡した。

当時、同じく警備任務にあたっていた兵士によると、キムさんはトイレに行くとして現場を離れた直後に銃声が聞こえた。駆けつけると、銃撃された金さんが倒れていたという。

この前では、同地区でもう一人の韓国軍少尉も行方不明になっている。37日間後に駐屯地から1キロ離れた場所で遺体で発見されたという。

現場は南北軍事境界線付近の最前線地帯。北朝鮮当局は最近、休戦協定と不可侵条約を破棄し、「国を守る聖戦」を示唆するなど強硬的な姿勢を見せている。

韓国兵士の死亡事件は南北の緊張感を高めている。



ちなみに、これね。「穴」調べたほうがいいですよ。地中の穴。
探知機で調べられますので。
昔から北朝鮮軍が完備し続けている「地下世界」ですけど、今の韓国兵士は忘れているかもしれないですので。

放っておくと、まだまだ撃たれるような気がします。

いずれにしても、のように、北朝鮮は、昨年の夏以来、確かにこのような「小さな攻撃」は数限りなく続けているのですが、やはりどうも子どものすることのような雰囲気さえうけます。ただし、その子どもは EMP 攻撃をおこなえる兵器を持っていますが。

数日前のラジオ・フリーアジアの韓国語版の記事をご紹介いたします。

全面戦争は多分起こらないだろう」という内容の記事です。

この記事からは、基本的に「ナメられまくった金正恩」という人物像が浮かび上がっています。
彼の父親の時のような脅威感は諸外国にまったく持たれていないようです。

私もこちらに書きましたように、キム・ジョンウンさんの秘密口座の凍結さえしなければ、何にも起こらないと思います。ただし、お金をとられたらボタンを押しそうですけれど。

ただ、あとはその記事でも書きましたが、北朝鮮の一般の人々の「飢え」のレベルがどの程度にまで達しているのかということも関係してくるかもしれないですけれど。


ここからラジオ・フリー・アジアの記事です。





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ラジオ・フリーアジア 2013.03.15


北朝鮮が全面戦争をすることは難しい"


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▲ 前哨基地を訪問して、弊紙たちを激励する北朝鮮のキム・ジョンウン第1書記。


北朝鮮は、韓国との全面戦争は避けられないと連日のように脅しているが、韓国では北朝鮮が全面戦争を行う可能性は低いという雰囲気が広まっている。


停戦協定が完全に白紙にされた 3月11日から

北朝鮮は最近、 「停戦協定白紙化」を宣言し、戦争の脅威を韓国や諸外国にしかけている。 これに対抗して韓国は、北朝鮮が先制攻撃をしてきたら、 「挑発に対しての応戦はもちろん、その根本の勢力にも報復する」と警告した。

韓国のこのような決然とした意志と、北朝鮮が置かれた対内外的な状況を考慮すると、北朝鮮が全面戦争を行うには無理があるという分析が韓国では支配的となっている。

韓国のキム・ミンソク国防部のスポークスマンは次のように言う。

「局地的挑発から全面戦争に進むには相当な準備と時間が必要になる。 そのような過程は、国防部はよく把握しているので、それに合わせての準備を整えている。 そのようなこともあり、北朝鮮が全面戦争を行うことは容易ではないだろう」。


実際、北朝鮮は、韓米連合軍事訓練「キー・リゾルブ」が開始された場合には全面戦争を仕掛けることになるだろうと発表したが、キー・リゾルブ開始から4日が過ぎた今も脅しを継続しているだけで、全面戦争の動きはない。

これを踏まえて、韓国では 「吠える犬はかまない」とし、北朝鮮の相次ぐ脅威は実は大したものではないという雰囲気となっている。 専門家らは、北朝鮮内部の体制の脆弱さを見せてくれるという評価もある。

朝鮮戦争が起きると宣伝して、北朝鮮での危機感を作り出し、国家のシステムを強固なものしようという戦略であるとも考えられている。


英国の国際戦略問題研究所が 3月14日に発表した世界の軍事情勢に関する年次報告書でも、北朝鮮の全面戦争の可能性については懐疑的な見方が示された。

北朝鮮が全面戦争をすれば、体制崩壊につながることが明らかなだけに、北朝鮮は自らが全面戦争を望んでいないとある。 しかし核実験や長距離ロケット発射のような局地的な挑発はするだろうと予想した。

仮に、南北間に全面戦争が発生した場合、強大な火力と戦争遂行能力を持った韓米連合軍が勝利をおさめるということに異議はない。

しかし、全面戦争による人命被害は大きくなるというという予測もある。

韓米両国軍が 2004年に実施した韓半島の戦争シミュレーションによると、戦争勃発から 24時間以内に韓国の人命被害が 230万人に達するものと試算された。




  

2013年03月12日



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▲ 中国雲南省では大干ばつが発生しており、500万人が被災しているようです。上の写真は雲南省のメディア雲南網 より。下のほうに文字の記事も載せています。






 


水が気軽に手に入る時代は終わろうとしているかもしれません


今回は久しぶりに「ハウツー記事」です。

前回のハウツー記事はそれぞれずいぶんと以前ですが、



などについて記したことがあります。

今回は水を大気から獲得する方法です。

これは先日、

ペルーの首都で「大気から飲料水を作る装置」が市民に提供される
 2013年03月02日

というペルーの大学で、「大気から飲料水を作り出す装置」がペルーの首都リマに設営された記事をご紹介したのですが、それ以来、大気から水を作る方法というものに興味を持っていました。

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▲ 上記事よりペルーの首都リマ市に出現した「大気中の水分から飲料水を作る」という看板。リマ国立工科大学( UTEC )が出したもの。


上の記事で私は下のように書いています。


日本は水が豊富だとはいえ、今でも水は河川、つまり「雨頼り」であるわけで、毎年のように各地で断水や取水制限が起きます。

そして、今後は環境の変動も大きくなる可能性はあるわけで、大雨が続くというような可能性がある一方で、大変な干ばつという可能性はどこの国でも起きる可能性はあると思います。たとえ僅かな量でも(飲料水だけでも)、大気から水を得られる装置には興味があります。




ペルーの国立工科大学で作られた装置は大規模なもので、私たちにどうのこうのできるようなものではないですが、いわゆるサバイバルなどでの飲料水の集め方が書かれてるあるページを最近、偶然見まして、それをご紹介しようと思いました。

まあ、自然界の水滴などから水を集めるというようなごく普通の方法ですが、実際には私などもやったことがないわけで、方法を知っておくのもいいかなと思いまして。


どうして今そんなことをご紹介しようかと思ったかというと、今、干ばつがひどいのです

特に、インド、中国、アメリカではひどい状態の場所が報告されています。
少し紹介しておきます。





かつて経験したことのないような干ばつに突入している各国


まず、最もひどいのがインドのマハラシュトラ州というところで、その中のアウランガーバード地域では、全世界で報道されるほどのひどい干ばつとなっています。私が見た限り、いわゆる主要国でこのインドの干ばつを報道していないの日本(日本語)だけのような気がします。

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▲ マハラシュトラ州アウランガーバード( Aurangabad )の場所。


下は CNN の記事の概要です。


Drought worsens in Maharashtra; 7,075 villages hit across the state
CNN IBN 2013.03.12

マハラシュトラ州の干ばつが悪化し、州全体で 7075の村が被災

rakshadrough.jpg


マハラシュトラ州の干ばつによる影響が拡大しており、生きるために遠方から水を運ばなければならない村の数は、先週の 2280から 2408の村に増加している。州全体では 11801の村が影響を受けており、過去 40年間で最もひどい干ばつとなっている。

2年連続してモンスーンによる降雨が少なかったことが原因と思われるが、水不足がここまで極端に悪化したことに対して「憂慮すべき事態だ」と州当局は対策を検討している。



地元のメディアには、下のように、果てしなく乾燥した大地を水を運び続ける子どもたちの姿などの写真が数多く見られます。

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▲ インドのメディア Samay より。



そして、中国。

中国の雲南省では、現在、約 500万人が干ばつで被災しており、拡大が予想されています。

下は日本語版の大紀元からです。


雲南省で大干ばつ、497万人被災
大紀元日本 2013.03.12

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中国南西部の雲南省が大規模な干ばつに見舞われている。

干ばつの被災者は約497万人で、そのうちの約143万人の人々と、79万頭の家畜に十分な飲用水を供給することができない。

農作物の被災面積は約53万ヘクタールで、そのうち、約25万ヘクタールの農地は深刻な干ばつに見舞われ、収穫不可能な農地面積は約5万ヘクタールに達した。

また、省内の134の河川が枯渇し、138箇所の小型ダムの水がほぼ無くなった。経済損失は約393億円に上る見込みだという。

同省気象庁はこれまでの4年間、高温少雨の天候が続いたことが原因だとみている。さらに、今年1月1日〜2月28日までの各地の平均降水量は前年よりさらに64%減少したことが干ばつに拍車をかけた。




あとアメリカなんですが、アメリカは毎年干ばつがひどいのですけれど、昨年の夏の記事、

2012年6月の全世界の気温は 1880年の観測開始以来もっとも高かったことが判明
 2012年07月19日

に下の表を載せました。




これは2012年の米国の干ばつの予測ですが、今年はさらにひどくなる可能性が指摘されています。リアルタイムの米国の干ばつ状況は U.S. Drought Monitor にあります。

現時点で、フロリダとテキサスはかなりひどい干ばつのようです。
下は「干ばつがテキサスとフロリダに拡大」という内容の記事です。

fl-texas.jpg

▲ A Dry Spring: Drought Expands In Texas And Florida, Pounding State Economies より。



そんなわけで、これから春になり夏になっていくわけですけれど、穏やかな気候が続くというようなイメージはあまりしないのもまた正直な感想なわけで、水が豊富といわれていた日本も先はわかりません。

そして、仮に、経済などが同時に崩壊すれば、水の購入も難しくなったり、あるいは崩壊まで行かなくとも、このまま円安が「仮に制御を失った場合」、海外の水などそのうち買えなくなるという時が来る可能性もあります。

過去の歴史を見ると、通貨安はコワイですよー。
特に制御が利かなくなった時は。


というわけで、ここから飲料水の作り方です。

なお、イラストの中に Transpiration bag とあるのは直訳は「蒸散袋」という感じですが、この「蒸散」というのは、Wikipedia によれば、


蒸散とは、植物の地上部から大気中へ水蒸気が放出される現象である。



ということです。





How To Extract Water From Thin Air
Beforeitsnews 2013.03.08

薄い大気から水を抽出する方法


たとえば、電力が全国規模で停止したとする。
実はそれだけでもう、水は供給されない。

そのようなことを想定して、大気から水を集める方法を考えてみるのも悪くはないと思うのだ。大気から水を集めるいくつかのヒントを載せる。



樹木の蒸散を利用する方法

朝、霞と湿度がある中でなら、緑豊かな緑の中で茂みや低木を利用して、下の図のように水を集めることができる。袋を止めるのにはゴムバンドなどを使う。


get-water-1.gif

重しを入れたビール袋の下には小さな穴を開け、容器に貯める。

この方法で収集した水は基本的には無害で、飲料として使うことができる。ただし、水の味は、植物の味がするのと、採取できる水分の量も決して多くはないが、ないよりはマシだ。


太陽蒸留器( Solar Still )で水を作る方法

水を集める太陽蒸留器を作るには、

・薄いビニール袋(シート)
・土に穴を掘る道具
・水を貯める容器
・器から水を飲むためのチューブ
・重しとして使うきれいな石

が必要となる。

次のような図となる。


get-water-3.gif


説明すると、


1. 穴を掘る場所は草があり、しっとりと柔らかい土のところが良い。幅約1メートル、深さ約 60センチ程度の穴を掘り、上の図のように下に容器を置く。

2. 穴の上に薄いビニールシートを張る。

3. ビニールシートの中央に重しとしての石を乗せる。ビニールシートごと落ちないように、ビニールシートの周囲をしっかりと固定する。


地面からの湿気が、太陽の熱に反応し、ビニールの内側に結露を作り出す。容器に水が貯まったら、容器ごと取り出す、あるいはチューブで飲むが、普通のチューブではダメで、濾過機能のついた特別なものが必要だ。

さすがにこのままでは飲用には適さないので、濾過と消毒が必要となる。

簡単な濾過用のフィルターは以下のように作る。



水の濾過器


get-water-5.gif


1. 持ち手のついているビニール袋かプラスチックの袋を用意する。

2. 袋の下から順番に、木炭、砂、小石、その上にまた砂、石と重ねる。

3. ビニール袋を吊し、水を注ぐ。

4. バッグの底に小さな穴を開ける。

5. 下に濾過された水を受ける容器を置く。


ただし、これでも完全に水が衛生的に浄化されるわけではない。
飲料にするには、沸騰させたり、ヨウ素などの錠剤を使用する必要がある。






(訳者注) 以上ですが、実は、上の下ふたつの方法では、「飲用に適さない」とありますが、過去記事で、アメリカ赤十字社による「緊急時の水の浄化」の方法として、漂白剤を使う方法をご紹介したことがあります。


非常時に漂白剤で水を浄化する方法
  2010年10月26日

あくまで、緊急時用ですが、どこのご家庭にもあるキッチンハイターとかああいうやつですが、実はあれを使う方法が災害や戦争時などでは救助マニュアルとして書かれてあります。

また、一番上のほうにもリンクしましたが、「太陽放射の紫外線Aで川や湖の水のバクテリアを滅菌する」という方法でも、ほとんどの有害な細菌やバクテリアを死滅させることができます。

太陽光線というのはすごいのです。

なので、その水が化学物質にさえ汚染されていなければ、とりあえず飲む水(まずいけれども害はないという意味)を自然の中から獲得することはそれほど難しいことではないかもしれないと思います。



  

2013年03月10日



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▲ 今回の記事とは関係ないですが、英国のデイリーメールの記事。つい最近の過去記事の「「太陽に何か我々の予測できないことが起きている」: 太陽活動の今後についての NASA の物理学者の見解」と大体同じことが書かれてあります。






 


あまりにも頻繁に見るようになった洪水の夢

もともと夢はたくさん見るほうで、他の人と話す限りは、私は他の人の何倍も夢を見ているようなんですけれど、最近その中で特に多い夢があります。

それは「洪水の夢」なんです。

洪水の夢そのものは、夢のカテゴリーとして特別でもなく、私も過去に何度か見たことがありますが、最近、やたらと頻繁に見て、そして、なんだか次第に具体的な感じになっていて、たとえば昨晩も洪水の夢を見たのですが、それはテレビか、あるいはインターネットでニュースを見ていて、まあ国名はともかくとして、外国のある国のある地方が「水没した」というニュースを見ています。その国名も州の名前も光景も非常に具体的。

そういう夢を今年になってやけに見ていて・・・でもまあ、所詮、夢は夢。

・・・とは思いつつも、あまりに頻繁に見ていて、気にならないともいえない。


それで「ふと」思って、海外のサイトやブログの人でも「洪水の夢を見ている人っているのかな」と検索していると、結構ありまして、まあ、報道ニュースとは関係ない記事ですが、今日は日曜ですし、そのことをご紹介してみようかと思います。

あるいは、もしかしたら、読んで下さっている人の中にも最近になって洪水の夢を見ているような方もいらっしゃるかもしれないですし。


ところで!

今は夕方過ぎなんですが、今日( 3月 10日)の午後、すごい天候と大気を私は経験したんです。

あまりにすごかったので、そのことを記録として書いておきます。





濃い空気に包まれて思う 2011年 3月 11日からの2年間の変化


今日は日曜で、私の住んでいる埼玉県の所沢という場所の近くの航空公園という公園で、子供たち向けのイベントがあって、お昼前に奥さんと子どもは出かけました。午前中は昨日同様、気温も高かったので、「今日の外でのイベントはむしろ暑さ対策だろうね」などと言って送り出しました。

ちなみに、今日以前から、ここ数日はこのあたりでも空気が「濃くて」、それまではいつもベランダから見えていた富士山を何日も見ていません。


その後、部屋で調べ物などをしていたのですが、午後1時過ぎでしたでしょうか、突然、ゴゴゴゴゴという音がベランダのほうから聞こえてきました、

「なんだ?」

と、ベランダのほうへ行くと、ものすごい強風が吹き荒れている。
午前中も風は強かったのですが、その比ではない尋常ではない突風が吹いています。

そして、周囲の風景!

外の風景がほぼすべて真っ茶色に霞んでいるのです。

写真を撮ったので、ふだんと比べるとよくわかると思います。

いつもの晴れの日の私の家からの風景

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2013年3月10日の私の家からの風景

m02.jpg


この茶色い状態で、「音もスゴイ」のです
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴと強風が吹きまくる。

ちなみに、下のほうの霞んでいる今日も「天候は曇りではなく晴れ」なのです。つまり、こんなに大気は黄色ですが、空には青空が見えるのです。


私は植物などを部屋の中に避難させて、洗濯物も中に入れた後に、しばらくベランダに立ち尽くして、その光景を見ていました。


「なんかしらないけど、すげー」


と呆然としていました。

本当にたった 10分か 20分のあいだに風景が一変したのです。

あまりにも強風でしたので、子どもと奥さんのことが気になり電話してみると、公園の中にある屋内にいた時で、公園の人たちもみんなその建物の中に避難してきたとのことで、無事でした。

(追記) 上のことを書いた後、報道が出ていまして、「煙霧」という現象が東京で起きていたらしいので、それだったかもしれません。こちらに産経新聞の記事があります。




ちなみに、私の住んでいる場所は、下の地図のあたりです。

border.jpg

東京都と埼玉県の県境に近いあたりで、友人たちはこの街を「関東のティフアナ」と呼びます。


しかし、ベランダでしばらくその外の光景を見ていたら、次第に息苦しくなってきましたので、あまり肺とかには良くないのかもしれません。



ちなみに、私の実家のある北海道の岩見沢という街は「雪地獄」。

そのことは、もうひとつのブログの、

カオスさを増す地球: 岩見沢や韓国やロシアの報道に見る極端な気候と気温
 2013年03月10日

に書きましたけれど、今日も実家に電話をしてみると、

「まったく外に出られない」

というような吹雪が続いているようです。

普通なら、北海道とはいえ、もうそろそろ雪解けの気配を少しずつ感じるような頃ですが、まだ雪はどんどん積もり続けているのだとか。

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▲ 3月9日に、岩見沢で起きた 20台の車が絡んだ事故現場。ニュースは「吹雪でパトカーなど20台事故 北海道・岩見沢」などにあります。


それと、言っていましたが、最近はほとんど青空が見えず、雲がとても厚いのだそうで、

「日中も雲が厚くてずっと暗くて。だから気持ちもなんか沈んじゃうのよ」

と話していました。

そして、さらに例年と違うのは、北海道というのは結構広いですから、冬でも、どこかでは雪が降っているということはあっても、北海道全域が雪が同時に降っているなんてことはかつてほとんどなかったはずです。

でも、今そうなっている。
下は今日の Yahoo ! の天気予報図です。

snow-0310.jpg

北海道のほぼ 100パーセントの地域で雪が降っていて、そのうちの日本海側(左のほう)の多くが猛吹雪となっているようです。

北の北海道はそんな状態。
関東は上の写真のような状態

そして、もうすぐ東北の地震から2年目になります。


というわけで、ここから洪水の「夢」の話です。





彗星をヨハネの黙示録に照らし合わせて「壊滅的な大津波」を怖れる人の夢とビジョンを読んでみる


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▲ 2011年1月のオーストラリアで起きた歴史的な洪水。Totally Cool Pixより。



最近やたらと洪水の夢を見るということは上のほうに書いたのですけれど、今回ご紹介する人のサイトもそのような人のもので、また、これはスピリチュアル系の人のサイトのようで、過去の「洪水の予言」なんかにもふれていて、あくまで娯楽としてですが、ご紹介します。

書かれたのは、ロシアの隕石爆発と同じ日に地球の近くを通過した DA14 のニュースが出た後に書かれたもののようで、「DA14 が地球に衝突するのではないか」という怖れが書かれています。

DA14 は2013年2月15日に無事に地球の近くを通過していきました。

この DA14 については、過去記事の、

太陽系内の「彗星と小惑星の数と配置の状況」に心底驚いた今日は小惑星 DA14 が最接近する日
 2013年02月15日



などにありますが、同じ日にロシア上空で隕石が爆発し、そのことが大きなニュースとなったため、通過した DA 14のことは案外忘れられていましたけれど、この DA14 は、近年ではもっとも危険な距離まで地球に接近した小惑星でした。

ちなみに、私自身は、災害に関係する夢を見ても、その具体的な内容をを人に言ったり、文字にしたりはしないようにしています。別に意味はないですけれど、そのほうがいいのかなと。

夢ごときで変な心配をするのは自分ひとりで十分。

というわけで、下のは多分、アメリカの人のサイトで、津波や引退の衝突に関する「夢」や「予言」の集大成のようなもののようです。

繰り返しますが、娯楽としてお読み下さい。

なお、文中に「リンダ・ニューカーク ( Linda Newkirk )という予言者」をはじめ、いろいろな人名が出てきますが、それらの人々がどんな人かわからないですので、そのあたりの真偽的なことは各自のご判断にお任せします。

ちなみに、私自身は予言というものに対して「ある方向性では」疑問を持ち続けています。

この「ある方向性では」というのは、「人間が存在している場所と時間軸から」という意味なのですが、ちょつと複雑な話になりそうですので、今回はふれないで、その記事に入ります。






Prophetic Confirmation Atlantic Tsunami Coming
Beforeitsnews 2013.01.26


大西洋の津波に関しての予言の実現化


以前、私は記事で、『ヨハネの黙示録』の8章8節の「第二天使がラッパを吹くと、火で燃えている大きな山のようなものが海に投げ入れられた」とい下りは、彗星か小惑星が海に衝突することをあらわしているのではないかと書いたことがある。

そんな中、 私は YouTube で、「フロリダが巨大な津波に見舞われる」という夢を見た女性の、その内容を語った動画を見つけた。その女性は「予言夢」を見るという。 2013年 1月 16日にアップされたものだ。


tsunami-youtube.jpg

▲ 上に出てくる「フロリダの津波の夢を見た」という女性の YouTube への投稿。
Dream of tsunami in FL(英語)



女性の夢では、時期はわからないながら「人々がプレゼントを贈ったり受け取ったりしている時だった」とあり、クリスマスか、あるいはそれと似たプレゼントの交換のある時期らしい。

彼女の夢には象徴的な部分が多く、彼女本人は夢の解釈ができないと語っていたので、私は、リンダ・ニューカークにその夢に予言的な意味があるかどうかを読んでもらったところ、彼女は、それを素早く解釈した。

津波が起きる部分については解釈を必要としない。そのままだ。クリスマスの時期だというのは、実際のクリスマスの時期を意味しているというより、夢を見た女性が、救世主の誕生の日という神聖なメッセージが夢に象徴されているという。

この夢は、ヨハネの黙示録の 8章や 12章の出来事のいくつかが起ころうとしていると以前から考えている私の思考と一致している。

それは、大西洋で発生する超巨大津波のことだ。

たとえば、2013年 2月には、小惑星 DA 14 が、小惑星としては観測史上で最も地球から近い場所を通過することを NASA が発表しており、この小惑星は地球に衝突する可能性も僅かながらあるという。

最近、リンダ・ニューカークは、重力ポケットの存在が、小惑星の軌道に影響を与えるということが言われていることについて述べている。

小惑星 DA14 が無事に通過したとしても、リンダは、地球で行われているエネルギーに関係する様々な「狂気の実験」が重力に異常や歪みを生じさせていると述べており、常に黙示録的な脅威は潜在するという。

ここから、記録に残る様々な予言的な「夢」や「ビジョン」をご紹介する。




アウグスト・ペレス氏(牧師)/ 2012年1月のビジョン

アウグスト牧師は、2012年1月にバージニア州のメリーランドにいた時にビジョンを見た。

人々は海で何か起きていることを感じた。海の上に奇妙なことが起こり、水が高くそびえ立ち、そして周囲に撒き散らされた。アウグスト氏は、海の底まで見えたと語る。

彼は、それが非常に不吉なビジョンに感じ、恐怖を感じ始めた場所まで戻った。彼は高い位置に移動すると、荒廃した広大な大地が広がっているのが見えた。




ジョン・ジョンソン(米国の予言者) / 2005年の夢

「2005年の秋、私はバージニアのビーチの遊歩道を歩く夢を見ていた。それは深夜の光景の夢だった。私は夢の中で、手すりから海を眺めていた。水平線には満月が見えた。

その月が黒い壁で遮られる光景が見えた。私はそれが巨大な津波だということに気づいた。その津波は 300フィート(約 90メートル)ほどの高さがあるように感じられた。もはや人々にそれを伝えに行くには遅すぎることを夢で感じた。

翌年 2006年に私は再び同じ夢を見た。そして、2008年にまたも同じ夢を見たのだ。」




カトー・ミヴュール(Kato Mivule) / 2005年 6月 27日の「ニガヨモギの星」のビジョン

「私は 2005年 5月の1ヶ月を祈りと断食を通して主に近づこうとしていました。そして 6月に、主は私に強力なビジョンを示されたのです。私は、地球の空の上につれて行かれるビジョンの中にいました。そこからは、遠い距離で地球を見ることができました。

突然、大きな音と振動が感じました。それはジェット機の何百倍もの非常に大きな音と振動でした。私は火の尾を持つ巨大な岩を空に見ました。岩は砕けながら下へ落ちていき、そして、燃焼したまま地球に落下しました。

それは、米国の近辺の海に向かうコースを維持したまま地球に進んだのです。そこでビジョンは終了しました。

それは、ヨハネの黙示録の 8章 10節(第三の天使がラッパを吹いた。すると、松明のように燃えている大きな星が、天から落ちて来て、川という川の三分の一と、その水源の上に落ちた)のように感じました。

私はその後、妹と共に主に祈りました。」




差出人不明のメールとして私が受け取った夢の内容

「夢の中で、私は誰かの叫び声を聞きました。それは『ガブリエルがラッパを吹いている!』という叫び声でした。その時、私は巨大な隕石、あるいは小惑星が、ニューヨークのような高層ビルがある都市が見える海(大西洋だと思います)に落下してくるのを見たのです。星は海を打った。

その後、巨大地震が起きて、そして、私は墓から棺が次々飛び出てくる光景を見た。私は周囲にてる人々に「これが歓喜なのですか?」と尋ねた瞬間に目が覚めたのです。」






などです。

オリジナル記事では、上のほうに出てきたリンダ・ニューカークという人や、他の人のいくつかの長い予言が記載されていますが、それらはあまりにもキリスト教的な主観でのもので、ヨハネの黙示録そのものといった感じですので、むしろヨハネの黙示録の該当部分を抜粋したほうが早いと思いましたので、リンダ・ニューカークさんの夢に出てきたヨハネの黙示録の部分を下に抜粋しておきます。


ヨハネの黙示録 8章 7-10節

第一の天使がラッパを吹いた。すると、血の混じった雹と火とが生じ、地上に投げ入れられた。地上の三分の一が焼け、木々の三分の一が焼け、すべての青草も焼けてしまった。

第二の天使がラッパを吹いた。すると、火で燃えている大きな山のようなものが、海に投げ入れられた。海の三分の一が血に変わり、また、被造物で海に住む生き物の三分の一は死に、船という船の三分の一が壊された。

第三の天使がラッパを吹いた。すると、松明のように燃えている大きな星が、天から落ちて来て、川という川の三分の一と、その水源の上に落ちた。




ところで、少し前に翻訳いたしましたアメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンのビジョンというものをご紹介したことがありました。

翻訳全文は、

ジョージ・ワシントンのビジョンと予言
 2013年02月24日

です。

その中に下のような記述があります。


ジョージ・ワシントンのビジョンと予言より

天使はヨーロッパとアメリカの間の大西洋の上に浮いていた。

天使は、海の水を手ですくい上げ、左手でヨーロッパにその水を放り投げ、そして、右手でアメリカの上に水を放り投げた。

すぐに、これらヨーロッパとアメリカの国々から雲が立ち昇り、大西洋の中央海嶺と結合した。そして、その様相は少しずつ西へ動き、アメリカを包み込んでしまった。

その間、稲妻の鮮明な閃光が輝いた。

私は閃光に覆われたうめき声と、アメリカ国民の叫び声を聞いた。

次に天使は海から水をすくい上げ、撒き散らした。
それから、黒い雲が海に引き戻された。



これもまあ、夢というのかビジョンというのか、上に挙げた人々の描写と似ているような感じもいたしました。


しかし、実際に上のような「現実」を目の当たりにした震災から、明日で2年です。


この2年で何か変化したのか、しなかったのか。
あるいは、良くなったのか、悪くなったのか。


釈然とはしないながらも、次第に私には「運命の方向性」が見えてきたような気もします。



  

2013年03月09日



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前記事: ビッグバン理論での宇宙の誕生より古い 145億年前の星が観測された報道を見た日に

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▲ つい先日の 2013年2月13日に NASA が公開した水星探査機メッセンジャーが撮影した最新の水星の画像。青くて美しい星。神秘学では「最大の意味」を持つ惑星です(太陽よりも存在が大きい)。Space.com より。






 


上の写真は特に本題とは関係ないですけれど、やっぱり水星ってキレイな惑星だったと思いましたもので。水星に関しては結構前になりますけれど、過去記事の、

水星の真実: 探査機メッセンジャーの撮影で水星の「何か」がわかるかもしれない
 2012年03月24日

に、中世の薔薇十字団が記した『薔薇十字の秘密のシンボル』(1785年)という200年以上前の印刷物では、「水星が大変重要」だということが繰り返し出てきていまして、そのページで『薔薇十字の秘密のシンボル』の中の下のようなイラストを載せました。

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「妊娠と出産(ひとつの人間が形成されるということ)の構造」のようですが、母体のような頭上の一番上にあるのが「水星のマーク」なんです。その下に太陽とか、いろいろと連なっています。

ちなみに、水星のシンボルの下にある下のマークは、神秘学や占星術では太陽のシンボルです。



そして、一方でこれは、日本の古文字のホツマ文字(ホツマツタエ、ヲシデ文字)というものの「ア」と同じなのだそうです(参考記事: 地球は太陽そのもので、その太陽は4であり、かつ日本語の始まりを示すものかもしれない)。





まあ、神秘学はともかく、人間は誰でも子どもとして生まれてきます。それは、前回の記事で書きましたフレッド・ホイル博士の著作『生命はどこから来たか』の第1章の冒頭の文章である、


> われわれは皆、許しを請うことなくこの未知の世界に生まれてくる。


というように、この地球の上に「現れ」ます。

その『生命はどこから来たか』の第1章を部分的に抜粋する前に、前回は疲れてしまって終わりましたが、今回はその抜粋をいたします。

ところで、「子ども」と関係することといえば、やや嬉しいニュースもありました。

悪い話ではないと思いますので、ちょっと書いておきます。






震災後2年目で「放射能による異常がまったくなかった」ことが判明した福島の子どもたち


私の奥さんの姉夫婦は福島に住んでいて、震災の被害も受けたのですが、昨日その関連でお姉さんの話になった時に、私はふと一昨日のニュースを思い出しました。


わたし 「そういえば、福島、よかったじゃん」
奥さん 「何が?」
わたし 「前に言った通りだったよ」
奥さん 「何?」
わたし 「福島の子どもたち、甲状腺の検査で全国平均よりむしろ異常が少なかったって」
奥さん 「そうなの?」
わたし 「昨日の朝日新聞に出てたよ。テレビのニュースでやってない?」
奥さん 「知らない」
わたし 「チェルノブイリもそうだったけど、子どもは大丈夫」



そのニュースは、3月8日の朝日新聞のものです。
下に抜粋しておきます。
全文はリンク先をお読み下さい。


子どもの甲状腺「福島、他県と同様」 環境省が検査結果
朝日新聞 2013.03.08

環境省は8日、長崎や山梨、青森の子ども約4300人を対象に行った甲状腺検査で、6割に袋状の嚢胞(のうほう)やしこりが見つかったと発表した。東京電力福島第一原発事故の被曝の影響を探るために、福島県が進める子どもの甲状腺検査結果と比較するのを目的に調べていた。福島では4割に嚢胞などが見つかっている。

福島県は事故当時18歳以下の子ども約36万人を対象に、甲状腺の超音波検査を行っている。1月までに約13万3千人が検査を受け、41・2%に2センチ以下の嚢胞や5ミリ以下のしこり(結節)が見つかった。

子どもの甲状腺をこれほど高性能の超音波機器で網羅的に調べた前例がなく、4割という割合が大きいのか、被曝の影響があるのか判断が難しい。このため、環境省は福島県外の長崎市と甲府市、青森県弘前市の3〜18歳の子ども4365人を対象に、同じ性能の超音波機械を使い、同じ判定基準で検査をした。

この結果、2センチ以下の嚢胞や5ミリ以下の結節のあった子どもが56・6%、それ以上の大きさの嚢胞などがあった子は1%(福島は0・6%)いた。環境省の桐生康生放射線健康管理担当参事官は「福島も他県もほぼ同様の結果と考えている」と話す。

長瀧重信・長崎大名誉教授は「超音波検査の性能が上がり、嚢胞などが見つかりやすくなった。福島が異常な状態ではないとわかった。ただし今回の調査では、福島の被曝の影響の有無は判断できず、長期間の追跡調査が必要だ。地域性もあるため、福島県で事故後に生まれた子への検査との比較が必要だ」と話す。



何だかわかりにくいと思いますが、上のニュースのポイントを簡単に書きますと、

・全国の子どもたちを対象に前例のない大規模な甲状腺の検査をおこなった。

・全国平均では子どもたちの6割に甲状腺の嚢胞やしこりが見つかった。

・それに対し、福島の子どもは4割だけに見つかり全国平均より甲状腺の異常が少なかった。


というニュースです。

上の記事の長崎大の名誉教授の方が言う、「福島が異常な状態ではないとわかった」に集約されている話です。

ちなみに、上の私と奥さんの会話にある、私の会話の、


> 「前に言った通りだったよ」


とあるのは、わかりにくいかと思いますが、過去に、チェルノブイリの長期間の子どもたちの追跡調査に関しての WHO の資料をご紹介したことがありまして、そのことと関係しています。

WHO の大規模な調査結果として、「チェルノブイリでは子どもたちへの放射能の甲状腺への悪影響はまったくなかった」という結論に達したという資料です。

20年近くかけて大規模な調査を継続して実施したもので、内容的に完全に信用できる資料です。

チェルノブイリの資料で、私が「大事なこと」だと思ったのは、


「悪い影響が少なかった」


のではなく


「悪い影響はまったくなかった」

ということだと思って、ちょうど1年くらい前ですが、下の記事にその資料を訳しています。興味のある方はお読みください。


セシウムは14歳以下の子どもの甲状腺ガンと「関係ない」ことが示される WHO の2006年調査論文
 2012年03月06日


詳しいところは上の記事を読んでいただければわかると思いますが、下のチェルノブイリの追跡調査のグラフでもわかると思います。



▲ 上のうちの「青くて太い線」が1986年から2002年までの「14歳までの子ども」の甲状腺ガンの推移のグラフです。子供に関しては、むしろ甲状腺が平均より減っています。


なので、そのデータの資料を全文読んで、私は上の記事に下のように書きました。


・事故の頃に生まれた赤ちゃんは甲状腺ガンについて安心して下さい。

・14歳までの子どもは甲状腺ガンについて安心して下さい。


と書きましたが、少なくとも現在はそのようになっています。
だから、これからも安心していいと思います。


しつこいようですが、14歳までの子供に関しては、「放射能による被害はまったくありません」と断言できると思います。今後もです。


というより、チェルノブイリのグラフを見る限り、震災の原発事故当時の子どもたちは「甲状腺に関してはますます健康になっていく」と思います。今回の福島の子供たちの検査にしても、「全国の子供たちの平均よりはるかに異常が少なかった」というデータが出ています。


ただし、上のグラフでわかる通り、子どもだけです。
大人はセシウムの影響を受けていることが見てとれます。


いずれにしても、子供は大丈夫です。

なので、震災の時に現場周辺で生まれた赤ちゃんをお持ちの方は、ますます安心してほしいと思います。それどころか、データ上では、多分、その子はこれから他の地域の子どもたちより健康に育つと思います。


いや・・・・・・・もしかしたら、本当の意味での「新しい健康な人間」というものの登場の始まりかもしれません。

どうして、こんなことを言うかというと、もうすぐ桜のシーズンですけれど、以前、「宇宙で放射能を浴びた植物が驚異的な発育をしている」という新聞のニュースをご紹介したことがあります。

だいぶん前のことですので、また載せておきます。
過去記事の、

私たち人類も他のあらゆる生命たちも「宇宙線にコントロールされている可能性」を感じて
 2012年06月13日

に載せたものです。

桜とアサガオの別の記事ですが、それぞれ長いですので、冒頭部分だけを抜粋いたします。上の過去記事に全文掲載しておりますので、興味のある方はお読みいただけると幸いです。


宇宙アサガオ、異常早咲き 京産大付属高の3世代目
京都新聞 2012年06月13日

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宇宙空間を旅した種子から育った、京都産業大付属高の「宇宙アサガオ」が、通常は夏至以降とされる開花時期より大幅に早く、10日に咲き始めたことが、12日に分かった。

帰還2世代目は異常に多くの花をつけたことが確認されており、開花したのは3世代目にあたるアサガオ。今月10日から2日間、同高と船橋市の種子から育った計5株に一つずつ花が咲いた。

市販種は12日現在、花芽すらついていない。





宇宙帰りのサクラ異変…なぜか発芽・急成長
読売新聞 2011年02月21日

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地上350キロメートルの国際宇宙ステーションで2008年11月から8か月半、保管した桜の種を地上へ持ち帰って植えたところ、発芽しないはずの種が芽を出すなど、異変が相次いでいることがわかった。

宇宙を旅した桜の種のうち岐阜市の誓願桜(せいがんざくら)は、樹齢1200年と言われるヤマザクラの一種で、地元の保存会などがまいても種は発芽しなかった。保存会が種265粒を宇宙に送り、248粒をまいたところ、昨年春に2粒が発芽した。

岡山県では、通常は1年に50センチ程度しか伸びない真庭市の醍醐桜10本が、昨年春に発芽して、今は90センチ以上。うち1本は160センチを超えた。



これは、宇宙で大量の放射線を浴びた植物たちが「ものすごく活性化した」というニュースで、桜の種などは「地球上ではすでに死んでいた」ようなものが宇宙から帰ってきた後に「発芽した」というものです。

特に、アサガオの記事で注目したいのは「開花したのは3世代目にあたる」という部分です。

「3世代目」ということは、遺伝子が変化して、それが次世代に続いているということになり、その時だけの話ではなく、「遺伝子が変化した」ということだと思います。

強いアサガオが生まれた。
強い桜が生まれた。
それはもう以前とは違う生命で、その後もその優良な遺伝子が続く
というような。

大げさにいえば、映画『2001年宇宙の旅』のスターチャイルドのような「新しい生命」が誕生したというニュースだと思います。

もちろん、植物と人間を同列にするつもりはないですが、「放射能に関しては、具体的な悪いニュースを見たことがない」ということは事実です。





繰り返し思う「新しい日本の聖地」の子どもたち

私は震災後、何度か「新しい時代の新しい人間は、東北から生まれるのかもしれない」と書いたことがありまして、その時は感傷的な意味で書いていたのですが、現実にもあり得るかもしれないと今は思います。


すなわち新しい日本人。

新しい子どもたち。

ほんのわずかな「破局」を回避できる可能性を持つ存在である「新しい子ども」たち。


上の「聖地」という表現は大げさかもしれないですが、震災後、過去何度かそのタイトルで雑文を書いていますが、そのうちの下の記事をリンクしておきます。感傷的な文章ですが、今でもこの時の思いが私の中で続いています。

わたしの神話はずっと続いている
 2011年10月24日


また前振りが大きくなりましたが、しかし、「子どもについての話」という意味では、今回ご紹介するフレッド・ホイル博士の文章は、意味は同じです。

地球を破局から救うとすると、「その主人公は子ども」なのですが、その子どもたちの前にはだかっているのが私たち「邪魔な大人」・・・というか、その「大人の作ったシステム」です。

というわけで、ここからホイル博士の『生命はどこから来たか』の第一章から文章を抜粋します。

省略した部分には注釈を入れてあります。
改行を適時入れていますが、実際の改行部分は文頭に一文字開いている部分です。

また、書籍では数字は漢数字が使われますが、横書きに馴染まないということもあり、英数字にしています。たとえば、「十九世紀」というのを「19世紀」というように書いています。

ここからです。





『生命はどこから来たか』(1995年)
フレッド・ホイル、チャンドラ・ウィクラマシンゲ共著。
訳: 大島泰郎 東京工業大学名誉教授


第一章 人間社会は真実から遠ざかる傾向をもつ



われわれは皆、許しを請うことなくこの未知の世界に生まれてくる。生まれて数ヶ月もすると、目も見え、自らの足で立つこともでき、やがて話し始め、ついには言語の壁をも突破する。初めは何の手がかりもないのに他人の話していることを理解し、自分自身でも話すようになるのである。

われわれは、これらすべてのことを自然のうちに学ぶのである。しかし、唯一残念なことは、この時期において子供たちは、周りの大人たちに世の中の状況の偽りのない真実を、流暢に語る手段を身につけていないことである。そのため、大人たちは適切な双方向の会話ができればやがて誤解に気づくだろうという幻想を抱いたまま生き続けることになる。

不幸にも、偏見のない見解を伝達することができるようになる頃には、教育という過程により偏見のなさを失ってしまうのである。

言うまでもなく教育はもちろん良い一面を持っていて、多くの正しい知識を与えてくれる。それは数学という抽象的な学問から、ギリシャ・ローマ文明で使われていた、馬を窒息させずに馬から労働力を得るための首輪を作る正しい方法にまで及ぶ。教育のおかげで、教えられる知識が正しいものでありさえすれば、知識は後退することもない。

しかしわれわれが知識と思っていることが、実は幻想にすぎなくなったときに問題が生じる。そうなると教育は、世代から世代へと幻想を伝えるということになってしまう。いつのまにか悪化の一途をたどることになる。幻想であるという自覚は世代を追うごとにより軽くなり、次第に幻想に対する信念は増大していくのである。

数学者が言うように、教育制度が間違った信念の拡がりに対してチェック機能を持たないとしたら、間違った信念はだんだん深く確立していき、破局は動かしがたい教義のようになるだろう。

すべての民族、すべての文化が遅かれ早かれ衰退の道をたどるのはこういうところに原因がある。教義の重みは、社会構造を崩壊に至らしめるまでどんどん増していくのである。

この点においては、過去のどの時期よりも現在は悪化している。なぜなら、高い教育レベルの過程は現在約 25年間も続くのである。 25歳といえば、優秀な生徒なら博士の学位を取得する年齢である。子供時代の内面的な独創性を回復するには遅すぎ、またあまりにも永く子供たちは精神的な監獄に閉じ込められてきたため、そこから逃れるには遅すぎる年齢である。

19世紀には、男子は14歳かそれよりも若くして学校を出て、世界中でかなり有名になることも比較的容易であった。


(編者注: このあと、18世紀の英国で、まったく学歴のないジョージ・ステファンスという人物が英国に長距離鉄道を通した話が続きますが、そこは略します)


西暦 700年頃の馬の首輪の発明は、ギリシャ・ローマの大文明以来の大進歩であったが、それはジョージ・ステファンスのように、全然学校に通わなかったある若者によって発明されたことは疑いない。

これらをすべて今日とは関係のない古い歴史の一つの挿話にすぎない、と言いたくなるかもしれない。昔は大きな幻想に取り憑かれていて、現代はその幻想から逃れることができたのだと一般には思われているが、しかし、どうも本当のところはその逆であるようである。ずっと永い間あやまった状況にあり続けると人間は思い違いをするようである。

幻想に深く根ざしているような問題や状況とは何かを指摘するのは難しくない。およそ起源に関する議論において、注意深さや謙虚さは当然のことであるが、いま問題なのは知的な傲慢の洪水である。今日では、毎週のように宇宙はビッグバンによりできたという記事を目にする。ビッグバンによってできたかもしれないではなくて、ビッグバンでできたのだと疑いなく信じている。詳細に描かれた絵に、どのようにして、あらゆる宇宙の事物が、過去のある決定的瞬間に起こった爆発のなかで圧縮されていたか描かれている。

しかし真実は、われわれはそのことを知らないということである。

われわれが言えることはある種のビッグバンが起こったとすれば、いわゆる軽い元素が現在の宇宙には多量に存在しているという観測結果と、たまたま一致するということがあるかもしれないが、別の説明も可能である。そのほか二つのことがビッグバンを支持する事実とされている。しかしそのうちのひとつは、ビッグバンによらなくても簡単に説明され得る。

もう一方の事実(宇宙の背景マイクロ波)は、最近ビッグバンの考え方と矛盾するような性質を持つことがわかってきた。

これは説が発展しようとしている時なら、大問題ではないが、この説は真実であり、反駁することはできないことは間違いないと読者に太鼓判を押す、生半可な解説者が氾濫しているところまで達した学説にとっては大問題である。


(編者注: ここからビッグバンと膨張宇宙論から始まる科学の複雑な話が展開しますが、今回、抜粋しようと思うのは、「子供と学問と真実」についての理想ですので、ビッグバンと膨張宇宙論に関しての話は割愛します)


先に述べたように、ある分野の科学的知識は確かなものである。確かな知識からまだ未解決課題へと進むと、事情は違ってくる。教条的な意見や教義が顔を出す。科学者は真の科学者であることをやめ、事実より教義を取り上げ、こうして創造主義者と同じ思考をとるようになる。

われわれの考えは、地球上の生命の起源と進化に関する進化論者の見解は、創造論者と同じくらい全く間違っている。創造論者の誤りは明白だが。進化論者の誤りはわかりにくく、特に学校で学ぶ子供たちの目から真実を隠していると思う。科学の進歩の方法は確実な知識を外へ押し広げていくことである。注意深い研究により、最前線が次第に広げられていくならこの方法はうまくいく。

しかし、突然大飛躍して科学が発展することもある。ニュートンの力学の飛躍的な進歩が、天体力学の発展、 19世紀の光と放射線の理論、そして現代の量子力学を導いてきた。

これらの進展に貢献した科学者各人の称賛に値する業績は偉大であり、その名は永く刻まれるようになっている。科学者たちが大進展の主役になりたいと野心を持つのは当然である。ある者はその才能により成功し、ある者は幸運に恵まれ、さらにある者はけしからんことに作り話で成功を収めた。そのやり方は、何もないのに大進展があったかのように振る舞うのである。

このようなニセの効果がうまくいくには、一人の孤立した科学者ではなく、科学者の陰謀団のほうがよい。声を揃えることで、陰謀団は各々の科学者の口を封じ、科学雑誌に発表される論文の内容に圧力を加え、ついには反対意見を一掃してしまうことができる。

こんなことは全くの作り話ではうまくいかない。初めには、ゲームでいうところの「ツキ」があったに違いない。すなわち初めには、事実は陰謀団の言う理屈に合っているかのように見える必要がある。

陰謀はのちにその理論に合わない事実がわかってきたときに現れ、科学雑誌を自由に操ることを通して慎重にこの事実を葬り去ってしまう。さらに陰謀団の理論が、教育課程に侵入し、常に難しい試験の連続に追い立てられ、自らを失っている数多くの生徒たちに教え込まれると教義は確立してくる。

学会は誤った知識の領域を持つことになり、その損失はもとより、その周辺領域すべての進歩を阻害してしまう。このことが同時に、多方面に影響し、人間社会の衰退、そして最終的には破滅へと導くのである。





引用はここまでです。

私は科学の真偽自体は何ともわからないですが、漠然と持つ、「破局」の意味は大体、このホイル博士の言うことと同じようなことだと感じています。

科学だけではなく、「価値観」という言葉も、上の文章の最後のほうに当てはめるとわかりやすいのではないでしょうか。