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2013年04月29日



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中国の行動のカオスは何を意味する?: 北朝鮮国境沿いに戦車隊を派兵し、日本へは戦闘機40機による威嚇。インドとフィリピンへの威嚇も強める


ペアの概念の宇宙の中では「混沌と無秩序」は無限に連動して拡大する(かもしれない)



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▲ 北朝鮮と中国と国境沿いに軍と戦車の大隊を派兵したことを報じるインターナショナル・ビジネス・タイムスの記事より。写真に写っているのは北朝鮮の兵士。
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無秩序な軍行動をはじめた中国のこの数日のできごと


米国のニュース投稿サイトに「中国が異常に燃えている(英語)」というタイトルの投稿があり、それは、今回タイトルにもした最近の中国の、異常ともいえる周辺地域への挑発行動について各国の報道メディアから抜粋したものでした。

日本に関してのニュースは普通に報道されているでしょうが、産経新聞から簡単に抜粋しておきます。40機とありますが、一説には 100機ほどの機影があったという話もあります。


尖閣に中国軍機が40機超飛来 「前代未聞の威嚇」
msn 産経ニュース 2013.04.27

尖閣諸島周辺の日本領海に中国の海洋監視船「海監」8隻が侵入した23日、中国軍の戦闘機など軍用機が40機以上、尖閣周辺に飛来していたことが分かった。複数の政府高官が26日、明らかにした。

軍用機は戦闘機が大半で、新型のSu27とSu30を投入。航空自衛隊の戦闘機パイロットの疲弊を狙って絶え間なく押し寄せた。政府高官は「前代未聞の威嚇だ」と指摘している。




この問題は日本の問題で他でも多く報じられると思いますので、他のことについていくつか記しておこうと思います。


まず一番上に挙げました「中国軍が北朝鮮国境沿いに戦車団を含む大軍隊を派遣した」という報道についてを簡単にご紹介します。そして、実は先週から、北朝鮮側も国の各地にバリケードを作り続けています。合わせてご紹介します。

上のインターナショナルビジネスタイムスの記事の概要です。


China Orders Troops and Tanks to North Korean Border
IBTimes 2013.04.26

中国は北朝鮮国境に軍と戦車団を派兵した


中国は、地域での緊張が高まる中で、北朝鮮国境の軍事プレゼンスを強化している。

鴨緑江で区切られている北朝鮮と中国との間の戦略的に重要な境界の領域に、中国自民解放軍の一団が、戦車数十台と共に動員されたと伝えられている。現在、中国軍は朝鮮半島における緊張継続について厳戒態勢にある。

この中国軍の展開について、米国ワシントンの政府筋のレポートからの引用によれば、仮に朝鮮半島で戦争が起きた場合、北朝鮮から中国に流入してくると思われる大量の難民に対処するために部隊を展開しているのではないかと述べている。中国版ツイッターには、国境近辺に動員されている中国軍の写真が投稿されている。また、動員数は今後さらに増加するという報告もある。

この中国軍の大規模な派兵は、過去数週間に渡って目撃されているが、これについての公式なアナウンスは中国政府からはおこなわれていない。中国は最近、北朝鮮が新たな核実験をおこなうことを警告していた。

北朝鮮と中国との国境は、たとえば、ロシアと北朝鮮との国境と比べると相対的に無防備な状態といえる。

ワシントンの報告によれば、中国はこの地域の貿易の利権に大きな興味を持つ。そのために、この境界と接する領域での緊急時には、中国軍の動員は不可欠であると考えているという憶測もあるという。







韓国との国境のエリアに「対戦車バリケード」を築き始めた北朝鮮

これは少し前の記事になりますが、日本語の報道にはなっていないようですので、簡単にご紹介します。韓国やロシアで報道されていたものですが、最初に報道したは中国の北京テレビでした。

以下は、韓国のメディアを翻訳したものです。



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2013年04月27日



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そして、観測可能な宇宙では 30秒に1度の割合で超新星爆発が起き続けている


betelgeuse-next.jpg

▲ ふたつの高温の斑点が発見されたベテルギウスの最新画像。 Daily Galaxy より。
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ベテルギウスが見せ始めている「何らかの新しい動き」の結末は?


2年くらい前に、ベテルギウスという巨大な恒星が超新星爆発という現象を起こすのではないかという学説に対して、「ベテルギウスが爆発した場合、地球から太陽が2つ見えるような状態になるのではないか」というようなことが海外の記事で人気となっていて、この In Deep でもご紹介したことがあります。

ペアの太陽 - 「2012年ベテルギウス超新星爆発の予測」に関しての大騒動
 2011年01月22日

下のは想像図ですが、「このように見えるのではないか」というものを作成したイメージです。





今回は、そのベテルギウスで巨大な高温の領域が確認されたという報道が、海外の科学系サイトで一斉に報じられていましたので、翻訳してご紹介します。



ベテルギウスの概要

ところで、ベテルギウスだとか超新星爆発だとか、耳にされたことのない方には何が何やらわからないということもあるでしょうし(2年前に上の記事を書いた時の私もどちらの言葉も知りませんでした)、どちらも Wikipedia から冒頭部分などを抜粋しておきます。

ちなみに、どちらも「仮説」と「推測」であるということはハッキリと認識されてくださったほうがよろしいと思います。今回の翻訳記事にも出てきますが、現在の地球の天文科学は、巨大な星のメカニズムも超新星爆発というものの概念も実際にはわからないことばかりです。


ベテルギウス

ベテルギウスは、地球周辺で近い将来(今日〜100万年後)にII型超新星爆発を起こすであろう赤色超巨星の一つに挙げられている。

2009年時点のベテルギウスは、15年前の測定時と比べると15%も小さくなっており、しかも加速的に収縮しているらしいことがわかった。ベテルギウスは超新星爆発がいつ起きてもおかしくない赤色超巨星であるが、最近の観測結果の変化が、近い将来の超新星爆発の前兆現象を捉えているのかどうかは定かではない。





超新星(爆発)

超新星は、大質量の恒星が、その一生を終えるときに起こす大規模な爆発現象である。

現在、超新星爆発は我々が住んでいる銀河系の中で、100年から200年に一度の割合で発生していると言われている。また、平均すると1つの銀河で40年に1回程度の割合で発生すると考えられている。



さて、そのベテルギウスの大きさですが、数値を並べてもよくわからないと思いますので、下の比較図が感覚的にわかりやすい気がします。




ゴマ粒(太陽)と大玉スイカ(ベテルギウス)くらいの大きさの差があります。


そして、すごいのは、今回の「高温の領域」というのが、ベテルギウスの目に見える表面部分の5倍以上の大気の面積にわたっているということです。

下の図は、ベテルギウスの最新画像に、ベテルギウスの周囲の軌道を入れたものですが、太陽系「的」な感じで考えていただければいいかとも思います。色が薄くなれはなるほど高温の領域となっています。

相当な範囲での高温域がベテルギウスの周辺に形成されているようです。

bet-002.jpg


なんだか、これを見ると、私などの素人などは「これって爆発の始まりなんじゃないの?」という感じさえもするのですが、観測継続中ということです。


ところで、上の Wikipedia の「超新星」の中に、


現在、超新星爆発は我々が住んでいる銀河系の中で、100年から200年に一度の割合で発生していると言われている。



という部分がありますが、NASAゴダード宇宙飛行センターのリチャード・ムショツキー博士という人の言葉がデイリーギャラクシーに出ていて、現在、観測できる銀河は 1000億あるので、そこから計算すると、


「観測可能な宇宙で 30秒に1度の割合で超新星爆発が起きている」(リチャード博士)


とのことだそうです。

そんなわけで、宇宙ではごく普通のことのようですので、あまりイベント視せずに、仮に太陽が「ふたつ」見えたら、その光景を楽しめばいいのかなと最近は思います。

以前は、超新星爆発によるガンマ線バーストという現象により、地球上の生命が絶滅するのではないかとも言われていましたが、しかし考えれば、ガンマ線バーストなんかは地球は日常的に受けているわけで、逆の言い方をすれば、「地球上は常に自然の放射線だらけ」です。


なので、そんなものでいかなる地球の生物も絶滅なんてしません。


もちろん、そもそも超新星爆発という理論自体が、現代宇宙モデル、つまりビッグバン理論を根にしているものですので、私自身は宇宙のいろいろな場所で観測されている大爆発が超新星爆発という理論で説明できるものかどうかは疑念を持ってはいます。

しかし、そこにふれると話がこじれることですので、ここでは「超新星爆発」ということで、統一した言葉を使っています。

このあたりの私の最近の、現代の科学に対して「消えた希望」についてを、最近の記事の、


地球の歴史の中での「最低の理念の科学」の現代でも、それと関係なく人類の進化は起きると考えることについて
 2013年04月22日


などにも書いていて、私自身は今の世の中の「人類と宇宙の関係の価値観」が好転することはないようにも思っていますが、それが必ずしも悪いことだとも思いません。

そういう文明もまた「長い地球の歴史の中ではアリ」なのかなとも思います。

負の遺産」というものは歴史の中で必要なものだと私は思います。今がそれです。たしえば、ほんの数十年の短い歴史の中にも「学習すべき負の遺産」はあるわけで、もう少し長い単位での現在の 2000年単位での文明を「まとめて負の遺産」とする私の考えは確かにネガティブですけれど、この文明はあとの人の役にたつかもしれない。

「あのようになってはいけない」と。



まあ、それはともかく、地球上には長い歴史の中で、数々の文明がこれまであって、そして、永遠に残っている文明はひとつもありません。ここにオカルトの話を入れれば、超古代の文明などを含めても、やはり残っていません。

文明はいつかは必ず消えるもののようです。
それだけにいろいろあっていいのかなと。


というわけで、あまり無駄話が長くならないうちに、ここから翻訳に移ります。
なお、記事にありますが、ベテルギウスは肉眼でも見える星だそう。





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2013年04月26日



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▲ 4月23日に浜松市天竜区春野町の茶畑で発生した地滑り。「富士火山帯」上の静岡県浜松市で発生した大規模な地崩れは世界的な地殻の異変と関係するのかより。
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富士火山帯周辺の異変と地球の「半分」の地震の多さ


数日前、静岡県浜松市の茶畑の崖で大規模な地崩れが発生したことが報道されていました。
上の写真の記事に詳細があります。

この地崩れは昨晩(4月26日)にも、再び大規模なものが発生したようで、 NHK で報道されていました。


茶畑の地滑り さらに崩れ落ちる
NHK 2013.04.25

jick-0426.jpg


静岡県浜松市の山沿いの茶畑で起きた地滑りで、25日午後10時すぎ、茶畑の下の斜面が新たに幅およそ20メートル、高さ90メートルにわたって崩れ、静岡県と浜松市が警戒を続けています。

静岡県などによりますと、25日午後10時15分ころから10時半ごろにかけて、これまでに地滑りが起きていた場所を下から見て右側の斜面が、幅およそ20メートル、高さ90メートルにわたって崩れました。



この場所は、こちらの記事に図で示しましたけれど、地質学上では、「富士火山帯」と呼ばれている火山帯の地域に含まれている場所のようです。

kazan-b.png

▲ 浜松町の地崩れと富士火山帯の位置を示したもの。



上の図では、参考までに富士山の位置と、最近まで群発地震が続いていた三宅島の場所も示しています。


あと、あまり関係ないかもしれないですが、こちらの記事では、世界中で発生し続けているマグニチュード6以上の地震の分布図を載せました。 4月 14日から 4月 20日までの1週間のものです。

今回、そこにさらに 4月 20日から昨日 4月 25日までのマグニチュード6以上の地震を加えました。青色のものが 4月 20日以降の地震です。

m-6-2013-04-15-25.png



そして、上の浜松のような地滑り、あるいは地崩れのような地盤崩壊は、最近は、ほぼ毎日のように起きています。「ほぼ」というのは、毎日以上の頻度で起きているからです。

今回は、最近の地崩れの報道をそれぞれ短くご紹介します。


最初のシアトルのものは3月の終わりの報道ですが、他はすべて最近の数日間(数ヶ月ではなく、数日)に起きたものです。


気候などの関係もあるのでしょうけれど、何だか世界中が「地盤崩壊のサイクル」にあるようにさえ感じます。ロシアのシンクホールのことを記しました最近の記事の、

突然開くシンクホールの恐怖 : この数週間で異常な頻度で地盤崩壊が発生し始めたロシア南東部の街
 2013年04月11日

などにある、「唐突に発生が始まった」あたりのこととも関連して、最近になって地殻活動が特に活発化しているというようにも感じます。



▲ 上の記事より。これらのシンクホールは、「突然」開くので、走行中の車なども次々と穴に吸い込まれていっていることがなかなかコワイところです。


では、ここから、多発する世界の地崩れ状況についてです。

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2013年04月24日



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関連記事:
21世紀のパンデミック: ウイルスが人を選ぶのか? 人がウイルスを選ぶのか?
21世紀のパンデミック(2): 中国当局がネット上での「噂」を厳しく取り締まる理由
「インフルエンザウイルスはヒトからヒトへ感染していくものではなく、宇宙から個人に直接感染するものである」という説を今一度思い出し

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WHO とネイチャーの「今後の感染拡大のルート」の見方


科学誌ネイチャーのウェブサイトの今日の記事に「H7N9 鳥インフルエンザの感染地図。そして、今後はどのようになっていくか」というようなタイトルの記事がありました。

それをご紹介しようと思いますが、その記事には、

・現在の感染者状況

・今後、患者数が拡大していくとした場合の拡がり方の予測

・航空機などでの拡がり方の予測


などの「図」が出ていました。


それらは「インフルエンザがヒトからヒトへと感染していく」という立場からのリスク予想マップなんですが、記事の図を先に載せておきます。

共にネイチャーの記事(英語)からです。

H7N9 患者の現在(2013年4月23日)の発生状況

h7n9-001.jpg

▲ 赤いところが H7N9 患者の発生地域。




H7N9 は次にどのように移動する?

h7n9-002.jpg

▲ 濃い茶色がリスクの高いとされた地域。黄色がリスクのある地域。それ以外はリスクが少ないとされた地域。



上図は「ヒトからヒトへと感染していく」としての予測図であるわけですけれど、先日、


「インフルエンザウイルスはヒトからヒトへ感染していくものではなく、宇宙から個人に直接感染するものである」という説を今一度思い出し
 2013年04月19日


という記事に書きましたように、私はインフルエンザ・ウイルスがヒトからヒトにうつるということを信じません

少なくとも、「空気感染」でのヒトからヒトへの感染はないと思います。

なぜなら風邪でさえヒトからヒトへの空気感染の確率は「0%」に近い可能性が高いからです。

この「風邪のヒトからヒトへの空気感染率が0%の可能性が高い」ことは、

「私たちはひとりではない」と語り続けるチャンドラ博士が隕石から見つけたエイリアンの化石
 2013年01月25日

という記事の中で、ちょっとだけふれていますが、 NHK の「ためしてガッテン」という番組の中で、「できるだけここは視聴者には忘れてほしい」というような感じで手短でしたが、アメリカでの実験結果を説明していました。

ただ、風邪はヒトからヒトへ「体液(接触)感染」はするということも同時に実験で確かめられていますので、インフルエンザもあるいは、ヒトからヒトへの接触感染というものはあり得るのかもしれません。


それでも、「「インフルエンザウイルスはヒトからヒトへ感染していくものではなく、宇宙から個人に直接感染するもの」という説を一義的に考えると、仮に今後インフルエンザが感染拡大していくにしても、上のネイチャーとは違うルートになっていくと思われます(最終的には世界全体に感染拡大した場合でも「最初のルート」という意味で)。

その予測を書いておきます。

ただ、私自身はこの H7N9 というものがパンデミックの「本番」とはあまり思っていません。「変異」も含めて、まだ親分級が控えているような気もいたします。





パンスペルミア説からのインフルエンザの拡大予測


感染ルートの予測のヒントは、こちらの記事で抜粋したフレッド・ホイル博士の記述の、


成層圏には弱い垂直方向の気流があり、これがウイルスの降下を助けている。

この気流を作り出しているのは、赤道と極地方との温度差であり、これが大きいほど気流は強くなる。したがって、緯度にして 40度から 60度の範囲では、冬に(北半球の中緯度地方では2月から3月にかけて、南半球では7月から9月にかけて)大規模な下降気流が発生することになる。

冬の下降気流にのったウイルス粒子は、雨や雪とともに地上に落ちてきて、動植物に出会うだろう。特に、ちょうど成層圏程度の高さのヒマラヤ山脈は、北緯 30度付近のウイルス流入の窓口となり、人口の多い中国や東南アジアで大きな被害を出す要因になっているはずだ。その後、ウイルスがどの地方に落ちるかは、大気の循環の季節的な要素によって変わってくると思われる。



という部分です。

今年は、この北半球の多くの地域で気温が低い状態が続いているので、例年の2月から3月の状態は今でも継続しているか、あるいは今後も続くと考えると、

 > 緯度にして 40度から 60度

には、しばらくの間、「大規模な下降気流」が発生し、つまり、「高層にあるウイルスが地上へ降りやすくなる状態が続く」と考えられます。

地図で説明しますと、下で赤丸で囲んだ地域に大規模な下降気流が現在もなお発生し続けているのではないかと思われます。

30-60-ryunyu.png



ウイルスはこの下降気流で下がってくると共に、ジェット気流や偏西風で東に運ばれます

現在のジェット気流と偏西風の状況をジェット解析図・偏西風蛇行図というサイトで確かめてみますと、下のような状況になっています。
この位置は日々変わります。

ジェット気流

jet-0422.gif



偏西風

imgout-hen-2013-04.gif

▲ オリジナルの図は、ジェット解析図・偏西風蛇行図より拝借させていただいています。



中国での感染拡大地域が、もう少し中国の北部(上)、あるいは北朝鮮などに拡大した場合、それはそこにすでにウイルスが存在するということを証明していると考えますと、ジェット気流はそのまま日本列島を通っていっていますので、ウイルスは「日本へも当日のうちに到達する」と思われます。

ただ、ホイル博士が記していますように、


> その後、ウイルスがどの地方に落ちるかは、大気の循環の季節的な要素によって変わってくると思われる。



ということで、いつ日本にウイルスが地表に落下してくるかはわかりませんし、そして、問題の「それがヒトに感染するかどうか」ということもまったくわかりません


まあしかし、中国の現状を見ている限り、感染力が強いとは思いませんので、現時点ではそれほど心配するものではないと思います。ただし、「ウイルスが強い感染力を持つもの」である場合は、中国の状況は、そのまま日本の状況となると考えてもいいのかもしれません。


そもそも、仮にパンスペルミア的な感染ではなくても、中国と日本も含めて、アジアは「空間を共有している」ようなものですので、拡大し始めたら早いとは思います。

また、いわゆるよく言われている「ウイルスが強力な感染力を獲得していく」というような進化をするのならば、ウイルスそのものも今後変わっていく可能性もあるのかもしれません。


それではここから、ネイチャーの記事より。今後の感染の予測ルートは、私には馴染めないものですが、現状のことはとてもわかりやすく書かれているので、読む価値はあります。




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2013年04月22日



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今朝のロシアのプラウダに「地球に進化論でいうマクロ進化は一切存在しなかった」というような文で終わる記事がありまして、まあ、なんとなく力強かったので、その記事をご紹介します。


ただまあ・・・その前に書いておきたいことがあります


基本的に私個人は現在の時代の科学は、地球の歴史上でも珍しいほど「真実とは遠いところに位置する科学」となってしまったと感じています。この間のパンデミック関係の記事で、私は、


残念ながら、今の科学の世界は「根元」が間違った方向の上(ビッグバンといわゆる進化論)にありますが、やはり残念ながら、それはもう是正できないと私は思っています。

もはや時間が足りないと思います。




と書きましたが、その「時間が足りない」というあたりも含めて、雑文となりそうですが、少し前振りで書いておきます。明るい話ではないですが、正直な思いです。






どれだけ新しい発見が続き、研究が進んでも「根」が間違いなら先へは進めない


今日のロシアの声に下のような見出しの記事がありました。

life-forever.jpg


地上の生命は地球の誕生に遥かに先行していた
VOR 2013.04.22

リチャード・ゴードン、アレクセイ・シャロフ両氏は「ムラ」という法則を用いて計算を行った。素人には難解な法則である。たとえば次のように用いられる。コンピューターの発展の歴史を知ろうという場合、最先端のものの詳細な分析を元に過去向きに計算していけば、その誕生は1960年代であった、ということになる。最初のコンピューターが現実に誕生した年代と符号するのだ。

現在の生命の複雑さを元に過去向きに辿っていけば、生命はおよそ97億年前に起こったのでなければならない。地球はたかだか45億年前に生れている。



見出しを見た時には、「お?」と思ったのですが、読んでみると、「生命はおよそ 97億年前に起こった」という単なる有限宇宙論の延長であり、やっばり今の科学なんかに期待してはいけないと襟を再度正すのでした。


ロシアは過去記事の、

私たちに残されたかすかな「破局の回避」の可能性のために(1): 「人類のひとりと宇宙は同一のもの」
 2013年03月24日

などでもふれたチジェフスキー博士などのいた「ロシア宇宙主義」という下のような理念を持つすぐれた宇宙科学と理念を持っていたことがあるわけで、いつも多少の期待を抱いてしまうところではありますけれど。

ロシア宇宙主義の理念の中のひとつは下のような理念です。


地球上の生命現象は、宇宙の「物理的な現象」とつながっている。

神経節のように、ひとつひとつの生きた細胞は宇宙の情報に感応し、大宇宙はこの情報を細胞のひとつひとつに浸透させている。



というような。
他にもいろいろとありますけれど。



▲ ロシアのアレクサンドル・チジェフスキー博士(1897 - 1964年)。


現在の・・・いわゆる科学といわれるものが、どうして今のように「奇妙なもの」となってしまったのかというのは、その理由のひとつに、


・真実の追求ではなく、名声をあげることが科学者の一義的な目的となってしまったから


ということはまあ・・・多少あるとは思います。

これを真っ向から否定できる科学者ご本人も少ないと思います。


あるいは、その土台となる科学界の「権威主義」と「階層的な科学組織」の力。

いつ頃からこれが始まったのかはよくわからないですが、西暦 1600年には、ジョルダーノ・ブルーノは「宇宙は無限だ」という自説を撤回しなかったために焼き殺されているわけで、少なくとも数百年前以上前からそういうものがあったようです。





上にも書きましたこちらの記事で、私は、


もはや時間が足りないと思います。



と書きましたが、この「時間が足りない」という感覚も、上の「権威主義」と「階層的な科学組織」の力と関係しています。


小さな問題ならともかく、進化論だとか現代宇宙モデル、あるいは、たとえば相対性理論のような「根本的な科学モデル」に修正が加えられるとした場合、それが下から上へと報告されて、上で決定されるまでの、報告、提出、会議、試験、判定、などの手間を考えると、何百年あっても、現在の「基本科学モデル」が別の方向に向かうには時間が足りないと思います。





アリストテレスの時代に変えられてしまったこの世

実際、この数十年は科学はその理念においては特に後退していて、アリストテレスの時代に「科学界で力のある人たち」が「地球と宇宙を切り離して」以降少しずつ後退した科学は、今とになり完全に「底」にまで行き着いたと考えてもいいように思います。

地球と宇宙が密接に結びついていることを科学の最大の基本として考えれば、いろいろな可能性はあったと思います。

たとえば、地震などを含めた災害についてさえも、かなり有効な解決方には近づけていた可能性はあります。

過去記事で、

3月11日の地震の前に観測された日本上空の赤外線と電子量の急激な変化
 2011年05月20日

というものをご紹介したことがありました。

NASA のゴダード宇宙飛行センターが公開したデータにより、「マグニチュード9の地震があった前日までに日本上空の赤外線量と電離層の電子量が増大したことがデータ上で確かめられた」という記事をご紹介したものでした。

下は上記の記事から「3月10日から3月12日までの赤外線のエネルギー量の変化」です。内容はここではふれませんので、詳細は記事をお読みいただくと幸いです。




これらの「巨大地震の前に高層大気でさまざまな変化が見られている」ということは、上のようなデータも含めて、たとえば、宇宙飛行士などの間でも「定説」として語られていたことを、やはり過去記事で書いたことがあります。

謎の「光る雲」がどんどん高度を落としてきている
 2012年06月26日

という記事の中盤にある「ロシアの宇宙飛行士たちが確信した「銀雲」と地球上の災害の関連」というセクションに記したことがあります。

そこに、ロシアの「ミール」という宇宙ステーションで 1994年から 1995年にかけて 438日におよぶ長期のスペース・ミッションをおこなったロシアのワレリー・ポリャコフという宇宙飛行士が帰還後に記した『地球を離れた2年間』という著作の中から「銀雲」という現象についての記述を抜粋したことがあります。



▲ ロシアのワレリー・ポリャコフ飛行士。



それからもうひとつ忘れられない現象がある。それは " 銀色の雲 " のことで、地上で起きる災害と関連があると言われている。

それは不思議な雲だ。銀色の雲という、まことにロマンチックの名前は、地表が円形になる地平線上の60キロメートルから70キロメートルの上空にしか現れないところからきている。

(中略)

その後、仕事の忙しさもあってこのエピソードは忘れられていた。ところがその晩、地上との定期無線交信のときに、アルメニアで大地震があり、膨大な数の犠牲者が出て、街は壊滅状態だという連絡があった。

(中略)

2回目のフライトの際には、ロケットが打ち上げられ、安定飛行状態にはいるやいなや、巨大な銀色の雲を目にし、不吉な感情に襲われた。管制センターとの無線交信によって、アメリカ合衆国のロサンジェルス市か、あるいはその近郊地域に大型の地震が発生し、大きな被害が出ているというニュースが伝えられた。



というもので、簡単にいえば、「地平線上の60キロメートルから70キロメートルの上空に銀色の雲が出ると必ず地球上で壊滅的な地震が起きる」ということを書いていました。


silver-clouds.jpg

▲ 宇宙からは銀雲はこのような感じで見えるものだそうです。


この記述は、変なオジサンが書いているものではなく、ソ連という国家が選び出した当時の世界最高峰クラスの科学者でもある宇宙飛行士が、「気になる現象」として強く書き留め続けていたことです。

地震との関連を、もっときちんと調査するのはおかしなことではなかったと思われます。地球上に衛星はいくらでも飛んでいるのですから。

あるいは、 311の東北の地震の際にその数日前から日本の上空で見られた「赤外線量と電離層の電子量が増大の現象」は、多くの人々が一種の驚きを持って見たデータにも関わらず、その後、本格的な研究の続報はあまり聞きません(おこなわれてはいるとは思いますけれど)。

どうしてあまり研究されないかというと、「地震は宇宙などとは関係ない」とみんな思っているからです。


地球は宇宙とは関係ないのだ、と今でも多くの人が思っている。



結局は今でも、地震というと地球の地面の下を調べることが中心というのが現状だと思います。その研究が無駄ではないにしても、「トリガーとは無縁」であることは研究者の方が最もわかってらっしゃることだと思います。

「今後 100年以内に起きる確率は・・・」

と言われても、私たちのような一般人はどうすれば? と思うしかない。


地面の下をいくら眺めていも、地震の発生に関しての根拠は「何百年経っても掴めないのではないか」という気もするのです。しかし、宇宙から地震を研究すれば、トリガーはかなり正確にわかったことだと思います。これは間違いないと思います。




でも・・・・・。やはりこれも今からではもう遅いです。



機器の用意の問題ではなく、上にも書きましたけれど、ガチガチに「学問の概念」が固められた科学会の牙城の中で、新しい理論が中心となる可能性などほとんどないでしょうし、そもそも、新しい理論が入り込むだけでも、何年も時間がかかる。いっぽうで、地球は現在、急速な勢いで変化を増していっている。


もう科学は間に合いません。


個人的には、数年もすれば今とは明らかに違う地球になっていると思っています。





それでも地球と宇宙はつながっている

ちなみに、「宇宙と地球がつながっている」という観念から科学を考える方法を取り入れていれば、病気についての理解にもずいぶんと役立ったはずです。

最近書いているパンデミックのこともそうですけれど、「宇宙から人間に直接病原菌が感染する」という、科学的に考えればわりと普通だと思われる考え方(古来からある考え方なので奇異ではないです)を、なぜ、「とんでもない考え方」とされてしまう風潮になったのか。

これも、アリストテレスの時代の「宇宙と地球の分断」以来、地球の科学界で続いている「地球のものは地球のもので、宇宙とは関係ない」という科学的信念と関係していると思います。

これは是正してほしいけれども・・・・しかしこれに関しても、やはりもう遅いです。




時は来てしまった・・・という感じでしょうか。




私は(なかなか難しいとはいえ)とにかく残る人生をできるだけ楽しく、あるいは充実させて生きていきたいと思っています。

今の心境ではそれはできないと思いますけれど、でも、そうしたいです。



というわけで、無駄話が長くなりすぎました。

ここから、先日のロシアのプラウダのサイエンス欄で見つけた記事を翻訳してご紹介いたします。



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2013年04月20日



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▲ 2013年4月16日5時42分(UTC)の太陽の周辺。NASA の SOHO LASCO C3 カメラの画像より。




数日前、太陽に関しての下の記事を書いたことがありました。


4月12日に太陽の裏で何が起きていたのか?
 2013年04月15日






その4日後の 4月16日、太陽周辺でまた不思議な現象というのか、そういう光景がNASA の太陽観測衛星の写真に写っていました。


いちばん上に載せたものですが、オリジナルの画像は下になります。


sun-19_04_2013-01.jpg



NASA のオリジナルの画像のリンク先は、こちらです。


これ見た時に、やっぱりなんだかギョッとして、また動画を作ったんです。

What is this phenomenon around the SUN ?





これは何ですかね。

流星などで、こんな太陽の直径の何倍もあるような大規模な範囲で飛ぶものがあるとは思えないし(あったらすごいですが)、カメラのデータの異常というには、どうも鮮明すぎる気がする。


拡大しますと、下のような感じになっていて、いろいろな種類の光というのか模様というのか、そういうものが見えます。


sun-002.jpg




sun-003.jpg





前後の時間帯には写ってないですので、ますますわからないです。その前後の時間帯も含めて、直接ご覧になりたい方は、NASA のSOHO の画像検索ページへ行き、数値などを下と同じようにセッティングして、右の「 Search 」というボタンを押せば、4月16日の写真すべてが表示されます。

soho-0416.png



太陽とその周辺が「騒がしい」という感じはとてもするのですけれど、それが普通に説明できるたぐいの現象なのか、あるいは、どうも説明しにくいような現象なのかということを・・・まあ、 NASA あたりに説明していただけると嬉しいですが・・・そんな望みも難しいですね。


いずれにしても、今の太陽は注目し続けていい存在だと思います。


何かありましたら、またご紹介させていただきます。


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2013年04月19日



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そして次は同緯度の日本列島にそれは来るはず



関連記事:
21世紀のパンデミック: ウイルスが人を選ぶのか? 人がウイルスを選ぶのか?
21世紀のパンデミック(2): 中国当局がネット上での「噂」を厳しく取り締まる理由
21世紀のパンデミック(3): 次にヒトのインフルエンザ感染が発生するとしたらそれはどこか?

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china-2013.png

▲ 先月以来、中国で起きている動物の大量死。種類は、豚、あらゆる鶏、そして犬です。「またも中国で豚の大量死: 河南省の村ですべての豚と犬が死亡」より。そして、下が大まかな「偏西風の流れ」です。

hensei.jpg


(※)今回は最初に本日付けの「ロシアの声」の「中国 鳥インフル患者87人に」という報道記事の最後の1行にある、


中国国内で、鳥インフルエンザ感染者は初めて報告されたのは、3月の末だった。なおこれまで、人から人に病気が感染した例は一例もない。



を念頭に読まれていただくと幸いです。





これから起きる「かもしれない」ことをパンスペルミア説から冷静に考えてみる


ch-kansen.jpg

▲ 2013年4月18日のロシアの声「中国の鳥インフルエンザ感染者 約半数が感染方法「謎」」より。
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今年の春先には、今回書こうと思っていることを説明するのに、現象としてわかりやすい事例が起きました。それは、中国の大気汚染が日本にも影響を与えたというものです。

あの事例のように偏西風や、あるいはその他、大きな気流の流れによって、中国大陸で発生した「大気中の現象」の多くは、その後、日本へやってきます。

それも繰り返し繰り返しやってきます(大気の流れは基本的に止まることはないため)。


一番上に載せた図は最近の中国での動物の大量死で、世界保健機構( WHO )は、これらの大量死は鳥インフルエンザと「関係ない」としています。

なので、公的には関係ないということになりますが、公的にはどうであれ、私個人がどう考えてもいいのなら、「明らかに関係がある」と考えます。

そして、上の大量死のラインが偏西風、あるいはジェット気流に沿っていることを考えると、季節によって偏西風やジェット気流の位置が変われば、次は日本だと思います。もちろん具体的なことはわからないですが、中国の大気中にあるものは全部日本に来る(西から東に来る)と考えることはそれほど不自然ではないような気もいたします。



上のロシアの声の記事にある「インフルエンザの感染ルートがつかめない」という報道はロイターなどを含めて、世界中の報道で目にします。抜粋しておきます。


中国の鳥インフルエンザ感染者 約半数が感染方法「謎」
VOR 2013.04.18

中国の研究者らの調べによれば、鳥インフルエンザ(H7N9)の感染者の40%が最近トリとは接触していないことが分かった。中国ではすでに鳥インフルエンザで17名が死亡しているが、どのような方法で感染が広がっているのか、判明していないという。中国感染症管理予防センターのジェン・グアン専門家が明らかにした。

現在中国の研究者らはH7N9ウィルスの遺伝子構造の特徴を研究しており、武漢科技大学のシュエ・ユイ教授によれば、三種類のトリからウィルスを持つ遺伝サンプルが発見されたという。最新のデータによれば、中国では82名が感染し、そのうち17名が死亡した。多くは上海に集中している。







パンスペルミア説を今一度考える

今日は「パンスペルミア説」とは何かということを今一度書いておきたいと思いました。

いつも、この「パンスペルミア説」というものの言葉を出すわりには、最近ではきちんと説明したことがないような気もします。決して一般的な言葉ではないわけで、これをたとえば Wikipedia からの抜粋など、一般的な定義として今一度、ご紹介しておきます。

そして、

インフルエンザウイルスは、ヒトからヒトへ感染していくものではなく、宇宙から個人に直接感染するものである

という結論に至ったフレッド・ホイル博士とチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士の共著の中で、わかりやすく書かれてある部分を少し抜粋しようと思います。







パンスペルミア説の歴史とそのエンディングを飾る我々の時代まで


まず、パンスペルミア説というものの定義ですが、近代科学での歴史も含めて、「パンスペルミア仮説」から抜粋させていただきます。


パンスペルミア仮説

パンスペルミア仮説とは、「宇宙空間には生命の種が広がっている」「地球上の最初の生命は宇宙からやってきた」とする仮説である。



近代科学でのパンスペルミア説の歴史

1787年
ラザロ・スパランツァーニ(イタリアの博物学者。実験動物学の祖。生物の自然発生説を否定した実験で有名)によって唱えられる。

Lazzaro-Spallanzani.jpg

▲ ラッザロ・スパッランツァーニ (Lazzaro Spallanzani / 1729年 - 1799年) 。

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1906年
スヴァンテ・アレニウス(スウェーデンの科学者。 1903年にノーベル化学賞を受賞)によって「 panspermia 」(パンスペルミア)という名前が与えられた

arrhenius.jpg

▲ スヴァンテ・アレニウス(Svante Arrhenius / 1859年 – 1927年)物理化学の創始者の1人。

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アレニウスは以下のように述べています。


「生命の起源は地球本来のものではなく、他の天体で発生した微生物の芽胞が宇宙空間を飛来して地球に到達したものである」




DNA二重螺旋を発見し、 1962年にノーベル生理学・医学賞を受賞したフランシス・クリック博士もパンスペルミア説の強い支持者でした。

Francis_Crick.png
▲ フランシス・クリック。



また、2011年に、日本の独立行政法人海洋研究開発機構が、「生命の想像を絶する強さ」を証明する実験をおこないました。

以下は Wikipedia からです。


2011年、日本の海洋研究開発機構で、大腸菌など、5種類の細菌を超遠心機にかけ、超重力下での生物への影響を調べる実験が行われた。

その結果、5種とも数千から数万Gの重力の下でも正常に増殖することが確かめられ、中には 40万3627Gもの重力下でも生育した種もあった。地球に落下する隕石の加速度は最大 30万Gに達すると予測されており、この実験は、パンスペルミア仮説の証明とはならないが、このような環境を生き延びる可能性を示している。



私は以前から、大腸菌をはじめとする微生物の「異常な強さ」には感服していましたが、熱や真空状態だけではなく、「重力にも強い」。

「私たちはそう簡単には死なない」

という病原菌たちの一種の雄叫びをここに聞きます。

そして、このような微生物たちの異常な頑強さは、実は地球の私たちが今存在しているために必要な構造だったともいえます






身体は焼かれても信念は焼かれない


近代科学でのパンスペルミア説の歴史を簡単に書きましたが、歴代のノーベル賞受賞者が上に並んでいますが、「恒星内部での元素合成」という、天文学上の偉大な発見をしながら、ノーベル賞を「与えられなかった」学者のひとりがフレッド・ホイル博士でした。

このことについては Wikipedia にも書かれてあります。


フレッド・ホイルの共同研究者であるウィリアム・ファウラーは1983年にノーベル物理学賞を受賞したが、ホイルの元々の貢献は何らかの理由で見落とされた。

ホイルのような著名な天文学者の業績が受賞の対象とならなかったことに対して多くの人々が驚いた。



このことについては、ずいぶん以前の記事ですが、

現代のジョルダーノ・ブルーノを作り出さないために
 2012年03月01日

というものでも書いていますが、科学界は昔から「邪魔な意見の人間は焼いてしまえばいい」という方法で近代科学を確立してきました。


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中世のジョルダーノ・ブルーノは実際に火刑という方法で焼かれてしまいましたが、ホイル博士は現代の人だったので、「身体ではなく人生を焼かれた」ということになります。彼の科学者人生を否定することで「ホイルを焼ける」と周囲は思っていたようです。ホイル焼きというやつですね(ここで駄洒落かよ)。

でも、ホイル博士の文章を読むと、賞とか名声とかよりも、人類文明の中で科学が「間違った方向に行くこと」について是正しようとして、ひたすらに実験を続ける一見地味な彼の姿だけが目にうつります。

そして今、残念ながら、科学の世界は「根元」が間違った方向の上(ビッグバン説と、いわゆる進化論)にありますが、やはり残念ながら、それはもう是正できないと私は思っています。少なくとも今の文明が滅びるまでは。 

もはや時間が足りないと思います。

なので、それはそれで仕方ないとしても、この先、何らかの理由で死んでいく私たちは、その死ぬ時に「なぜ私たちは死ぬのか」ということを認識してもいいと思ったりするのです。


たとえば、私たちがパンデミックなどの感染症で死ぬのだとすると、その理由は、ホイル博士によれば、


「人類全体の進化の可能性のため」


ということになります。

ホイル博士はこのような研究結果を素直に述べてしまう人で、つまり、一般受けしない人だったのですよ。大衆みんなが喜ぶようなことを言う科学者のほうがウケがいいですからね。でも、ホイル博士はそういうこと(大衆や全体の意見への迎合)は「科学には必要ないことだから」と、それはしなかった。


真実よりも「耳障りのいい方を選ぶ」というのは、私も含めて反省したいです。



そんなわけで、今回はホイル博士とその片腕的な存在であるチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士が「インフルエンザウイルスはどのように来るか」ということの研究を書いている部分の最初の概略の部分を抜粋します。『 DNA は宇宙を流れる』という著作の「宇宙から来た病原体」という章の中の部分です。

このセクションの前に「インフルエンザがヒトからヒトへと伝染しない」ことについて、大量のデータと研究結果を書いた章を記していて、その続きですので、最初が

インフルエンザがヒトからヒトへと伝染しないのなら、どうしてインフルエンザが大流行するのだろうか?

という部分から始まっています。

ここからです。

なお、文中に「瘴気(しょうき)」という単語が出てきますが、これは中世などに「熱病を起こさせるという山川の毒気」とされていたもののことだそうです。



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2013年04月16日



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msn-2013-04.jpeg

▲ 米国 MSN ニュースより。
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睡眠が妨げられる夜にいろいろなことが起きたり起きなかったり


昨晩は、眠れずに机の上でウトウトしたり起きたりしている間に夜があけたのですが、そういう時に限っていろんなことが夜中に起きていました。

たまにパソコンに目を向けると、「金相場の大暴落」の様相などが目に入ったり。

gold-2013-04-15.png


参考の報道としては「金相場が33年ぶりの高値から急転直下の大暴落に( News2u.net 2013.04.15)」などがありますが、為替にしても、株式にしても、わりと「資本主義的カオスの入り口」を感じさせる気配は確かにあります。



朝方には、ボストンマラソンとボストンのケネディ図書館での連続爆破事件をほぼリアルタイムで目にしたり。

下のはマラソン会場での爆発の瞬間の映像です。
続けて2回の爆発が起きたことが音でわかります。

ボストンマラソンの爆発の瞬間




ちなみに、爆発直後の現場は大変に凄惨で、とてもここに写真などを載せられるものではないですが、手足などが吹き飛ばされた人などと血の海で地面が覆われていて、「死者数」というところからはわからない地獄がそこにあります。興味本位で見るような写真ではないですので、リンクはしませんが、 Google などで Boston Marathon very graphic pictures などのキーワードで無数に掲載されています。

この現場の惨状はロシアの声の爆破されたボストンマラソンという記事の見出しの、


重傷となっているのは17名で、多くは手足がなくなっているという。



でも察せられると思います。



あるいは、やはり夜中に、北朝鮮が「韓国に最後通告」というというような速報も入ったりしていました。机の上で半分眠りながらその報道を見ていました。

下はブルームバーグの今朝の記事です。


北朝鮮が韓国に最後通告
予告なしに報復行動開始と人民軍

ブルームバーグ 2013.04.16

k-jon.jpeg

▲ 韓国ソウルの抗議集会で燃やされた金日成(キム・イルソン)元主席と金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の写真。


北朝鮮の人民軍は韓国に最後通告を行い、攻撃を「予告なしに開始する」と表明した。

日本時間 16日未明に朝鮮中央通信が伝えた人民軍の声明はソウルの抗議行動で故金日成主席の肖像画に火が付けられたことを挙げ、「報復行動」を言明。直接間接を問わずこれに関与した者と、こうした行為を扇動した者に報復すると述べた。



いろいろなことがたった6時間くらいの間に起きていました。


実は最近、睡眠サイクルが崩壊していて、自分でも「いつ眠くなるのかわからない」ので、こういう日がたまにあります。






全米で報道されたイラン特使の「第三次世界大戦」発言


先日、

アロイス・アールメイヤによる「第三次世界大戦の予言」の壮絶な描写
 2013年04月10日

という記事を書きまして、その前振りに、この人が想定している当事国は「ロシアじゃなくて、イランを彷彿とさせる」というようなことを書いたことがあります。

下の部分です。


ドイツから見て比較的「東」に槍のマークのある国旗はあるだろうかと探しますと、「イラン」くらいなんですね。

iran-flag.jpg

これは、剣と三日月を現しているそうです。



で、それ以来、なんとなくイランが気になっていたんですが、昨日、イランのプレス TV で報じられた内容が、米国のメディアで一斉に報じられました。

それは、下の記事です。

iran-iiid.jpg

Press TV より。語っているのはフランスのイラン特使。



この記事が、米国でさまざまな形で伝えられ、「第三次世界大戦」という単語が具体的にメディアに飛び交うようになっています。

今回は、発信元となったイランの Press TV の記事をご紹介します。


いっぽうでは、米国と北朝鮮との関係は相変わらずでしょうし、その北朝鮮は、上に書きましたように、韓国に最後通告の宣言をしています。まあ、挑発が続きすぎて、この「最後通告」の意味とレベルがよくわからないですけれど。


戦争の音がいろいろなところから聞こえます。

というわけで、最近、戦争絡みの記事の時にはくどいように貼っていますが、今日も「マタイによる福音書 24章」を貼っておきます。


マタイによる福音書 24章 6-8節


戦争の騒ぎや戦争のうわさを聞くだろうが、慌てないように気をつけなさい。そういうことは起こるに決まっているが、まだ世の終わりではない。

民は民に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に飢饉や地震が起こる。しかし、これらはすべて産みの苦しみの始まりである。




ここから記事です。



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2013年04月15日



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solar-top-2012-04-12-01.jpg

▲ 2013年4月12日の NASA の 太陽観測衛星 SOHO の LASCO C2 の画像より。
下に他の写真もあります。また、動画を作成しました。

--




2013年04月12日に太陽の裏側で起きた大爆発は太陽フレア? それとも予測できない現象? あるいは何か太陽に突っ込んだとか?

今日はさきほど、

21世紀のパンデミック(2): 中国当局がネット上での「噂」を厳しく取り締まる理由
 2013年04月15日

という鳥インフルエンザ関係の記事をアップしたばかりなのですが、NASA の太陽の画像でなんかスゴイのがありましたので、それだけのことなんですが、とりあえず貼っておきたいと思います。

2013年 4月 12日(日本では4月13日)の数時間の太陽写真を何枚か続けて貼ります。

先に静止画像から作成した動画を貼っておきます。
下のはその日の最初の8時間くらいの動画です。

太陽の背後で何が?





以下は元の写真からの何枚かです。


20130412_11111.jpg



20130412_222.jpg



20130412_33333333.jpg


とにかくものすごい規模の爆発なのですが、これは、地球から見て太陽の裏で起きている「太陽フレア」のようなんですが、しかし、本当にフレアなのがどうかよくわからないのです。

地球と反対側での出来事なので、地球の磁場への影響がどうなのかわからないですが、「データ上でこの現象の存在がどうも確認出来ない」のです。

まあ、私はデータを見るのは素人ですので、タイムラグなども含めて、データ上に出ている可能性があるんですが、何より、ここまで大規模な見た目の光景に驚きました。


sun-earth-2013.png

▲ かなりいい加減ですが、地球のサイズと大ざっぱに比較してみました。



爆発する時に「球体」みたいな現象も見えます。

circle-2012-04.jpg



これは、昨年の記事の、

狂った太陽: かつて見たことのない巨大な太陽面の爆発が発生
 2012年11月18日

よりも大きな現象だと思います。



▲ 上の記事より。




通常とは確実に違うと思われる爆発光景

ちなみに、太陽の裏で太陽フレアが発生した場合、普通は下のような光景となります。

latest.jpg


明らかに見た目そのものが違う感じがします。

これは単なる「爆発の規模の違い」の問題なのか、それとも「現象そのものが違う」のか。それがわからないのです。


もしかすると、下でご紹介するスペースウェザーの記事の CME (太陽からのコロナの放出)が上のものと関係あるのかもしれないですが、放出している方向が地球とは全然違うので、多分関係ないとは思います。

太陽でフレアなどが発生してから CME などが地球に影響を与えるまでは早くても 48時間以上はかかるように思いますので、下のデータでは影響が早いですので、下の記事は別の太陽フレアのものなのだと思います。

急いで書いていますので、ちょっといろいろとわからないです。


それにしても、この爆発がもし地球に向いている時に起きたら、それはそれはスゴイことだったろうと思います。


昨年以来、太陽は地球に向いていない時にものすごい現象を起こすことがとても多いです。

これに関して、昨年12月の太陽関係の参考記事として貼っておきます。

「暗黒の3日間」を実際に NASA の太陽観測衛星で見た日: そして、12月21日から突如として「凶暴化し始めた地球」
 2012年12月24日

solar-bo-2012-12.jpg



太陽も単に静かなだけではないようです。
今日はいろいろと考えることの多い日となりました。


以下は、あまり関係ないと思いますが、昨日のスペースウェザーの記事です。




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関連記事:
21世紀のパンデミック: ウイルスが人を選ぶのか? 人がウイルスを選ぶのか?
21世紀のパンデミック(3): 次にヒトのインフルエンザ感染が発生するとしたらそれはどこか?
「インフルエンザウイルスはヒトからヒトへ感染していくものではなく、宇宙から個人に直接感染するものである」という説を今一度思い出し

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china-h7n9.jpeg

▲ 上海の小学校で、児童に H7N9 の予防などについて指導する保健委員。黒板には「 H7N9 鳥インフルエンザ」と明記されています。
--





1918年の鳥インフルエンザのパンデミックの拡大のペースを振り返ってみると


中国の H7N9 の患者数は60人に、死者は13人に拡大(4月14日時点)

米国のフォーブスを見ましたら、患者数が60人に増えていて、中国での鳥インフルエンザのヒト感染が収まる方向ではなく、拡大する方向に進んでいることがわかります。

forbes-2013-0414.jpg

▲ 2013年4月14日のフォーブスより。



上のような「数」に関しての報道は今後、日々変動していくと思いますので、95年前の下のような決定的な報道となる場合までは特に訳してご紹介しようとも思っていません。

下のは 1918年、つまり今から95年前の 10月25日の読売新聞です。
1918年のスペイン風邪の流行についての記事です。



1918年の「死のインフルエンザ」へのケロッグ博士の対処法より。

上の新聞の読めるところだけを文字にしますと、以下のようになります。
適度に文字は現代語に置き換えています。


世界的感冒

◇ 至るところ猖獗を極む
◇ 罹病者続々と死に倒れ蔓延再現なし

学校を襲い、寄宿舎を襲い工場を襲い、家庭を襲い、今や東京市中を始め各府県にわたりて大猖獗を極めつつある悪性感冒は単に日本のみならず、実に世界的に蔓延しつつある大々的流行病にして、その病勢の猛烈なること、実にいまだかつて見ざるところなり、試みに、外務省海軍省内務省等集まれる海外の状況を見るにその惨禍は想いはからずに過ぐるものあり。

毎日七百名以上の死亡者

ケープタウンのコロニー半島は五千人の死亡者を出し未だ病勢衰退の模様見えず、欧人の死亡率もまた増加しつつあり同地は二、三千人の小都市であるが死亡者百人を越え人々戦々恐々たり。

肺炎心臓麻痺を伴う - 馬来半島(マレー半島)

悪性感冒は目下、彼南(ペナン)より馬来半島にわたりて、猖獗を極め肺炎心臓麻痺を発症して死亡する者多く



日本も含めて世界中に拡大していくスペイン風邪の当時の状況が上の短い抜粋だけでも、雰囲気的によくわかります。

記事中に「猖獗」という私には読めない漢字が出ていますが「しょうけつ」と読むようで、意味は Yahoo! 辞書によりますと、「(好ましくないものが)はびこって勢いが盛んであること」のことだそうです。


ところで、この1918年のスペイン風邪(強毒性の鳥インフルエンザ)について、 1990年代になってから、入手できる限りの記録を調べたルイ・ヴァインスタイン博士という科学者がいるのですが、ヴァインスタイン博士は調査の途中で、下のようなコメントを残しています。


「インフルエンザがヒトからヒトへ感染する病気であるのなら、最初に発生した場所に近いところからじわじわと広がっていくはずである。けれども、実際には、世界の遠く隔たった土地に同時に出現したり、ごく近くの土地に数日から数週間もの間隔をおいて出現したりしている。

ボストンとボンベイ(現ムンバイ)で同じ日に見つかる一方、ニューヨークで見つかったのはボストンの3週間後という調子なのだ。あんなに多くの人びとが二つの都市を行き来していたというのに! 

さらには、シカゴに出現した4週間後に、ようやくイリノイ州のジョリエットにも出現したという記録もあった。二つの都市の距離は、わずか38マイル(60キロ)である」。





スペイン風邪は資料に乏しく、うまり正確なデータは残っていないと思われますが、アメリカでは 1918年の 8月から 11月までの4ヶ月間で下のような感染拡大となりました。


1918年の米国のスペイン風邪の拡大

・ 1918年8月 ボストンで患者 60人

・ 1918年9月 ボストンで 63人死亡、ハーバード大学で 5000人が発症、マサチューセッツ州で非常事態宣言

・ 10月だけでアメリカでは 19万5000人がインフルエンザにかかったとされる。

・ 10月2日 ボストンで 202人死亡

・ 10月6日 フィラデルフィア市で 289人が死亡

・ 10月15日 ニューヨークで 851人死亡

・ 1918年11月21日までにサンフランシスコで 2,122人が死亡したと発表



結局、アメリカでは 85万人がスペイン風邪で亡くなりました。

参考までにアメリカの主要な都市の位置と合わせて、1918年のアメリカでの鳥インフルエンザの拡大の様子を記したのが下のものです。

1918-map-01.jpg

▲ オリジナルの地図は、Global Navi Timeより。


まあ、今回の記事では、水平感染がどうとかパンスペルミアとか、そういう話は取り上げません

いずれにしても、 1918年のパンデミックは上のように拡大していったということは事実であり、中国の国土面積と合わせると、仮に今後、同じような感染力のパンデミックになっていった場合の参考になると思われます。日本の流行分布の地図もありますので、それも今度載せます。


ただし、現在の中国での鳥インフルエンザの毒性はスペイン風邪よりはるかに高いように見え、致死率がスペイン風邪の 10倍くらいあるように思います。今のところは、中国では感染した人の致死率が 20パーセント前後で、1918年の時は日本の資料ですと、最高時で致死率 5パーセント。平均すると、致死率は 2パーセント未満でした。


なので、今回のインフルエンザは拡大すると厳しいものとなると思います。


ちなみに、現在の中国は(世界中で報道されるニュースのため)国家の威信をかけて治療に当たっていると思いますので、「最高レベルの治療でこの致死率」だと思っていいと思われます。患者数が拡大していきますと、次第に最高レベルの治療は難しくなっていきますので、致死率も変化する可能性があります。


感染力の強さがわかるのはこれからですので、このインフルエンザが強い感染力でなければ、あるいは強い感染力を「変異によって獲得」しなければ、要するに中国に行かなければいいというだけの話で終わる可能性も僅かながらありますので、それだといいですけれど。


ただまあ、私は相変わらずインフルエンザは人との接触とはあまり関係なく拡大していくと考えていますが(もし日本に来るとしたら接触とは関係なくインフルエンザはやって来る)。


また、鳥インフルエンザも確かに脅威ではありますけれど、中国のニュースで「これはコワイ」と思わざるを得ない報道がありましたので、ご紹介しておきます。

狂犬病についての報道です。





中国の「もうひとつの恐怖のパンデミック」の実態


亜州IR という経済ニュース専門サイトに「中国の統計データ」があります。その産業ニュースを、タイの newsclip.be というメディアが引用していたもののひとつに下のニュースがありました。

抜粋します。


中国:狂犬病の年間死者数は 2400人超、インドに次ぐ世界2位
newsclip 2013.04.14

中国の狂犬病による死者数が年間で 2400人を超える実態が分かった。

衛生部の報告によると、中国の狂犬病死者数はインドに次ぐ世界 2位。都市部で飼われるペット犬の総数は、年率 8.2%のハイペースで増加しているものの、これは登録された件数ベースに過ぎないと指摘した。

未登録の犬は、野良犬を含めて登録分の約 810倍に上ると試算。向こう5年内に、犬の飼育数は都市部だけで数億匹に膨らむと予測した。犬の飼育は食料資源などの浪費にもつながると警戒。多くの部門が連携して疾病拡大の抑制、衛生環境の保持を図る必要があると総括した。

登録犬に対する狂犬病予防接種の接種率は80%前後にとどまっているという。国内で狂犬病が蔓延する背景には、こうした市民の狂犬病に対する問題意識の低さも背景にあるようだ。

狂犬病の潜伏期間は 1〜 3カ月。発病後の死亡率はほぼ 100%に達している。



このニュースのスゴさがどこにあるかおわかりでしょうか?

現時点で、年間 2400人の狂犬病の死者が出ているということもアレなんですが、実はその下のくだりが恐ろしいのです。


> 向こう5年内に、犬の飼育数は都市部だけで数億匹に膨らむと予測した。


というところです。
そして、ワクチンの摂取率は低い。

どこのどんな国でもそうですが、


「経済状態がいい時にはペットを飼う人が増え、経済状態が悪くなるとそれを捨てる」


という傾向があります。

最近の欧州の馬肉混入騒動の背景も、経済危機と関連しています。馬を手放す人が増えすぎた。他のあらゆるペットも同じ傾向にあります。


すなわち、仮に今後、中国の経済状態が悪くなったり、あるいは「中国経済の崩壊」というようなことになると、中国全土に「数億匹」単位での犬が野放しになるということもあり得ます。それと共に狂犬病が爆発的な拡大を見せる可能性があります。


中国は本当にいろいろなものを「周辺国や地域にばらまく」という傾向にある国ですが、病気も例外ではないかもしれません。連休なんかもありますけれど、いろいろな意味で、中国の都市圏(今は朝鮮半島も)へ旅行などを計画されている方は一考されるのもいいかとも思います。


今回の本題は、中国政府が現在、「鳥インフルエンザに関してのネット上での書き込みを検閲していて、罰則付きで取り締まっている」のですが、こういうことをやっているという現実だけでも、「見えてない地方の鳥インフルエンザの実情」を、むしろ想像してしまう部分があります。

そんなわけで、そのことに少しふれていた米国エポックタイムズの記事をご紹介しておきます。



中国版のツイッターには続々と各地から「患者発生」の書き込みがあるらしいのですが、現在、鳥インフルエンザ関連の書き込みに対しては、中国当局はこれを「悪質なウワサ」として記事を削除し、投稿者を取り締まっているようです。

では、ここからです。




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