
▲ 6月28日の太陽フレアによる CME (コロナ質量放出)の磁場の影響で、各地で見事なオーロラが観測されています。上の写真は米国の南東にあるサウスダコタ州で撮影されたもの。 Spaceweather より。
急減した宇宙線の下の地球でしばらく生きていく私たち
最近は、金融のことが気になっていたりして、1日に一度くらいはチャートなどを見るのですが、現在、「暴落」といっていい状態となっているのは金(ゴールド)の価格で、これはかなりのもので、ウォールストリートジャーナルの昨日の記事の見出しだけでも、いろいろなことが起きているということが何となくおわかりかと思います。
金価格、4-6月期は25%下落 - 過去最悪の下落率
ウォールストリート・ジャーナル 2013.06.29
金価格は 6月28日、寄り付きの下落から週末を控えた買戻しで1トロイオンス=1200ドル台を回復したが、4-6月期の下落率は約25%に達し、1970年代に現在の形の金取引が始まって以来、最悪の四半期下落率となった。(以下略)
この場合は四半期で 25パーセント下落したということになっているわけですが、下のチャート(?)は、6月28日に瞬間的に 14パーセントほどの急落を見せています。

これは何のグラフかというと「宇宙線の量」なんです。
ゴールドの話とは全然関係ないですが、「急落」同士ということで何となく並べてしまいましたが、上のグラフは、これまでも何度か取り上げたことがあります、宇宙線の観測所のあるフィンランドのオウル大学の宇宙線リアルタイムグラフの一昨日の現象です。
1ヶ月単位などのグラフを見ると、これがいかに「唐突」な急減だったかがわかります。下のものがこの1ヶ月のグラフです。

以前、宇宙線の急減について取り上げた記事に、
・太陽活動で急減を見せた宇宙線と「ハートのコロナ質量放出」
2012年01月27日
というものがあり、そこで載せたグラフは下のものでした。

ここでも宇宙線量は急減していますが、全体で 5パーセント程度であることと、曲線の角度が違います。
なお、地球に到達する宇宙線の量が「急に増えたり減ったりする」ことの原因は基本的には「太陽活動」にあると考えていいと思われます。
太陽活動による磁場の要因です。
簡単な図式としては、
・太陽活動が強くなると、宇宙線の到達する量は「減る」
・太陽活動が弱くなると、宇宙線の到達する量は「増える」
・太陽活動が弱くなると、宇宙線の到達する量は「増える」
ということがいえると思うのですが、では、今回の「一瞬にして10パーセント以上も急減」した要因は何だったのか。それはやはり太陽だったのですが、それに関して、6月28日のスペースウェザーの記事をご紹介しておきます。
EARTH-DIRECTED CME
Spaceweather 2013.06.28
地球に向かう CME (コロナ質量放出)
6月28日はふたつの太陽フレアで始まった。太陽黒点群 1777と 1778の周囲にある磁界から、2つのCクラス(C4、C7)のフレアが立て続けに発生した。このフレアから噴出された CME (コロナ質量放出)は、地球の方向に向いて噴出されているように見える。
この CME は、6月30日の遅くか、あるいは 7月1日の早く(日本時間では 7月1日〜7月2日)に地球の磁場に影響を与える打撃をもたらす可能性がある。しかし、この CME は地球に対して真っ直ぐには向いていないので、地球を直撃せずに、かすめていく可能性は依然として存在する。
ということで、6月28日の宇宙線の急減は、太陽フレアによるコロナの噴出によるもののようなのですが、しかし、太陽フレアの規模そのものは C クラスというもので、大きなものではありません。むしろ、小さな規模の太陽フレアの範疇に入ります。
なのに、地球への宇宙線を「一瞬にして」これだけ遮断してしまうエネルギーを持つ太陽からの磁場が一気に噴出されたということのようです。
どうもこう・・・太陽の動きも相変わらず数値と見た目の整合性がないような感じは受けますが、いずれにしても、今回の太陽フレアの規模は小さなものですが、もしかすると CME の規模は比較的大きなものかもしれないですので、通信や無線、 GPS などを含め、地球にも多少の影響は出る可能性もあるかもしれません。
宇宙線の少ない環境の中の人類の行動は?
そして、上の宇宙線の量が急減した後は現在に至るまで宇宙線の量は低いままなのですが、つまり、今の私たちは、宇宙線の量の少ない地球の上にいる・・・ということになります。
これは、「太陽活動最大期」と同じように、地球の人間にに対しての宇宙線からの影響が少なくなっていると思われるのです。
それがどんな影響かはわからないですが、太陽活動と人間の社会活動に明らかな相関関係があるように、何もかも突き通ってやって来る宇宙線にも人類に対しての「大きな」影響は(何かはわからなくとも)あるはずだと私は思っています。
ところで、最近取り上げることの多かった昔のウェブボットにも、「太陽の病気」、あるいは「太陽の異常」というキーワードが多く出てきました。
少なくとも、ウェブボットでは「太陽の病気」と「地球と人類の異常(あるいは進化と覚醒)」をリンクさせて書いていたこともよくありました。
昨年の、
・活動を始めない太陽とそこから思い出すウェブボットの「太陽の病気」の記述
2012年05月16日
という記事にそれと関係する部分を抜粋したことがあります。
その部分を再度抜粋しておきます。
記事は1年以上前のものですが、現在の「社会」や「自然現象」と当てはめて読むと、わりと納得できる感じもあるかもしれません。
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2018年05月11日更新


























































