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2013年06月17日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




木の中から蘇る「修復キリスト」。そして、中国の「修復前エイリアン」の作者は監獄の中



最近、個人的に「虚無感」のようなものが長く続いているんですが、周囲にもそういう人が多いとことを知りました。最近、その虚無感と平行宇宙のことなどと絡めた記事を書いているんですが、書けば書くほど何が何やらわからない記事になりまして、そちらはもう一度整理してみます。

今回は虚無感とも平行宇宙とも関係ない、むしろライトな内容ですが、最近、少し気に入っていたふたつのニュースについてです。






忘れた頃に蘇る「彼ら」


先日、英国のベルファスト市というところの墓地にある木を切り倒したところ、「木の切断面にキリストのような顔が現れ、参拝者が殺到している」というニュースがありました。

下は YouTube に投稿された動画からのスクリーンショットです。

jesus-tree-1.jpg

Belfast City Cemetery Phenomenon より。


こういうニュースはわりとよくあることでして、これ自体はそんなに驚くようなことでもないとも思うのですが、この YouTube の動画を見た時に私が反応したのは、すぐ下にあった「コメント」だったのでした。

動画自体はイギリスからのもので、全体的に英語のコメントばかりの中に、日本語でのコメントがありまして、そこに下のように書かれてありました。

comment-1.png


これを読んで思わず笑ってしまったのですが、皆さんは昨年の「修復ブーム」を憶えてらっしゃるでしょうか。

In Deep でも二度ほど記事にしています。

2012年にスペインで生まれた「新しいキリスト像」の価値観が瞬く間に世界を席巻
 2012年08月27日

モナリザとマンモンとマタイ(とブラッド・ピッドも含む)に挟まれ、7つの大罪が心にしみる秋の朝
 2012年09月28日


どんな出来事かということに関しては、当時の AFP の記事から部分的に抜粋しておきます。


「世界最悪」の修復キリスト画が大人気、訪問者が急増
AFP 2012.08.26

「世界最悪の修復」でサルさながらに変貌してしまった102年前のキリストの肖像画を見ようと、スペイン北東部ボルハを訪れる人々が数百人規模に急増している。

この肖像画はスペイン人画家エリアス・ガルシア・マルティネスが1910年に描いたもので、ボルハ市内の教会の柱に直接描かれている。傷みが目立ち始めたため、年齢が 80代とされるセシリア・ヒメネスさんが善意で修復を試みたところ、オリジナルと似ても似つかないとして地元住民から苦情が殺到。

静かな町だったボルハに、世界中のメディアの注目が一気に集まった。一部メディアはこれを史上最悪の修復と伝えた。



その上にあるスペインのヒメネスさんによる「史上最悪の修復」と言われた修復キリスト画は下のものです。

re-jesus-01.jpg



そして、下の写真がイギリスで話題となっている「木の中から現れたキリストの顔」です。

re-jesus-2.jpg


まあ・・・・・確かに雰囲気は似ています。


ちなみに、スペインの修復キリストは「修復される前のキリスト像」と並べたものがあります。地元スペインの当時のメディアからのものです。



▲ キリスト画の修復前(左)と修復後。


今回の木の切り株に浮かび上がったイエス像がどちらによく似ているかというと・・・やはり修復後のほうに見えなくもないです。




あるいは存在しないリアルなイエス様

ところで、本物のキリストの顔に関係するものといえば、トリノにある聖ヨハネ大聖堂に保管されている「トリノの聖骸布」というものがあります。Wikipedia から説明を抜粋します。


聖骸布(せいがいふ)

Shroud_positive_negative_compare.jpg

▲ トリノの聖骸布

聖骸布は、キリスト教でいう聖遺物の一つで、イエス・キリストが磔にされて死んだ後、その遺体を包んだとされる布。

聖骸布は、その発見以来、長き言い伝えと共に、キリストの遺骸を包んだ布であると信じられてきた。その真偽については、これまでにも一般公開された機会などに合わせて専門家による科学的調査が進められてきた。

いずれにしても、その真偽については依然として決定的なことは言えず、現在も世界中で様々な研究が行われている。カトリック教会は布の真偽に関係なく、信仰のための重要な道具であるとの立場である。




この聖骸布ですが、年代を測る方法のひとつである放射性炭素年代測定法などでは、西暦 1260〜 1390年の間くらいのものと出たりしていて、信憑性についてはいろいろありますが、真偽はともかく、上の聖骸布の複製から再現された「イエスの顔」というものがあります。

下の写真です。

torino.jpg


聖骸布のイエス様の顔と、修復キリストのお顔ではずいぶんと違った風情となっているわけですが、2013年になってイギリスに出現したそのお顔は、どちらかというと修復系だったということに、いろいろと思うところがありました。


ちなみに、昨年の「修復騒動」は、後日談を書いた記事「モナリザとマンモンとマタイ(とブラッド・ピッドも含む)に挟まれ、7つの大罪が心にしみる秋の朝」に書きましたが、修復した女性が突如「ヒール」となったりした展開などもあり、いろいろと「この世」を考えさせてくれる出来事でした。



ところで、中国では、先週くらいに、「エイリアン捕獲」騒動が中国内外のメディアで大きく報じられていました。そのことにも少しふれておきます。


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2013年06月16日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





今回のメインは、先日から続けての太陽の話となりそうなんですが、数日前のロシアのシベリアで「1日のうちに夏と冬が巡ってきた」という出来事がありまして、これが「気温が 30度を記録したと思ったら、次に雪が降って来た」という冗談みたいなことが実際にあったことが報じられていましたので、これもご紹介したいと思います。


まず太陽について、ちょっと気になることについてです。





「怒りの黒点群」が太陽の裏側からやって来た


先日の記事、

地獄の夏の意味: 消滅しつつある太陽黒点の中で恵みの雨だったはずの「山羊」は日本列島をスルーして
 2013年06月13日

という記事の冒頭に、数日前の6月13日の太陽黒点の様子を貼りました。

下のもので、その時の太陽では急速に黒点数が減っていき、黒点数 14と、太陽活動最大期に向かうとは思えないような黒点活動を見せていました。




その減少の様子は下のような感じでした。




上の記事はどことなく、「やーい、弱い太陽」的なニュアンス(笑)で記したりしたのですが、これに太陽が怒ったのかどうか、この次の日からめきめきと太陽黒点数は増加していきました。

下の表は上の次の日からのものです。

ss-0615-2.png

NICT 太陽黒点情報 より。


数日前に 14個だった太陽黒点は昨日には 101個まで急速に増えたのです。

これは太陽の裏側から非常に数多くの黒点群が地球側に回ってきたことによるものですが、その黒点群が「ドッというように」地球に向いてくる様子は下の図でもわかります。

sun-2013-0616.jpg

Spaceweather より。



それでなくとも、現在、太陽は先日の記事の、

太陽の表面にこれまで見たことのないサーペント(蛇)のような磁気フィラメントが多数這い回っている
 2013年06月14日

でご紹介したように、下のような「磁気のフィラメントだらけ」の状態の模様。




ここに黒点活動も加わるということで、もしかすると、「賑やか」になる可能性もあるのかもしれません。

なんかこう・・・相変わらず、私には「世の中の(人々の)行動や思考が普通ではない」ように思え続けていますが、太陽も何だかこんなに奇妙なのだし、人間がおかしくなるのも仕方ないことなのかもしれないですね。





巨大なコロナホールも出現して


少し前のことになりますが、国内外のメディアで「太陽に巨大な穴が開いている」というようなタイトルで報道されていた太陽の現象もありました。

下の記事は米国の Fox ニュースの 6月 4日のものです。

sun-hole.jpg

Fox News より。


これはコロナホールと呼ばれているもので、珍しい現象ではないのですが、非常に巨大だったということもあり、こうしてニュースとして取り上げられると何だか迫力があります。

上のコロナホールについては日本でも報道されていました。
Wired の記事を抜粋させていただきます。


巨大な「コロナホール」が発生
Wired 2013.06.07

5月28日から31日にかけて巨大なコロナホールが出現し、そこから放出された高速太陽風の影響が地球でも見られた。このコロナホールは、ここ1年以上観測されたことのない規模の巨大なものだった。

情報通信研究機構が運営する「宇宙天気情報センター」サイトの記事によると、コロナホールは高速な太陽風の吹き出し口になる。



というもので、コロナホールも太陽から大量の磁気を地球に送り出すものであるようです。

この巨大なコロナホールは現在は太陽にはありませんが、ただ、スペースウェザーを見てみると、また大きめのコロナホールが地球側に回ってきているようにも見えます。

corona-0616.jpg


とはいえ、コロナホールは周回しているわけではなく、自在に出現したり消えたりするもののようですので、現在のコロナホールの位置はあまり今後の参考にはならないとは思います。


それにしても、

・黒点からの太陽フレア
・磁気フィラメントからの太陽フレア
・コロナホールからの太陽風


これらはそれぞれが「巨大な磁気の嵐」の要因となるもので、同時に合わさるとスゴイことになりそうな感じもします。最近の太陽ではその3つの活動が同時になる「ニアミス」が続いています。



ところで、最近は気候について書くことが多いです。

日本のこともですが、世界各地の異常気象的な現象についてもかなり記事にしてきましたが、先日、シベリアで起きたことはその極めつけといえるかもしれません。1日のうちに夏と冬を経験したという報道です。

場所はシベリアのナディムというところで、地図では下の位置にある場所のようです。

nadym.jpg


かなり大きな範囲の地図にしたのですが、少し北は氷に閉ざされている地域のようです。この記事の 30度というのは摂氏で、つまり日本と同じ 30度ということです。




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2013年06月14日



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ハイダーフレアという巨大な太陽フレアの原因ともなる磁気フィラメントが無数に太陽にあらわれている


昨日の記事で、最近の太陽の黒点の様子を示したスペースウェザーの下の図を載せました。



黒点の数も少なく、こういうように見ると、「のっぺらな太陽」という感じがするのですが、実は近くで見ると、まったくそんなことはないのです。

今回は最初に 6月 13日のスペースウェザーの記事をご紹介します。


AN OUTBREAK OF MAGNETIC FILAMENTS
Spaceweather 2013.06.13

磁気フィラメントの大量出現

現在の太陽は黒点の数こそ少ないが、しかし太陽の表面を観測すると、そこは空白のスペースなどではないのだ。

カリフォルニア在住のアマチュア天文家、セルジオ・カスティーヨ氏は自宅の天体望遠鏡で太陽を観測していた際に太陽の表面に多数の時期フィラメントが蛇行している様子を捕らえた。下の写真がその様子の一部だ。


filaments_2013-06-13.jpg


カスティーヨ氏は以下のように語る。

「フィラメントが太陽の表面上のすべてに浮き上がるように出現していて、それらはひとつひとつが独特の違った形状と長さを持っていました」。

この磁気フィラメントの中で最長のものは、端から端までの長さが 40万キロメートル以上ある(ちなみに、地球の直径は約 1万2400キロメートル)。

太陽観測のプロであるネブラスカ州のボブラニアン氏は、「これは私が今まで見た中で最長の磁気フィラメントの構造のひとつです」述べている。

磁気フィラメントが崩壊する場合、太陽の表面に衝突して「ハイダーフレア」と呼ばれる巨大フレアを作り出すことがある。磁気フィラメントの構造が不安定になり太陽の外側に噴出し、その後に太陽自身に向かっても衝突することがあり、いずれにしても、今後の太陽の動向を注視することが必要だ。




私は、ここ数年、わりと太陽の写真を見ていますが、こんなに数多くの磁気フィラメントがウジャウジャと太陽表面をうねっている光景を見たことがないです。

磁気フィラメントは最も簡単な説明では、Wikipedia の、



太陽フィラメントは磁場によって光球の上空へ引き上げられる糸状の冷たいガスである。



というもので、フィラメント自体にも強いエネルギーがあると考えられます。

太陽に磁気フィラメントが出現した際については、過去記事でも、ずいぶんとご紹介したことがあります。また、上に「ハイダーフレア」というような、聞き慣れない言葉もありますので、過去記事から少し抜粋します。





ハイダーフレアとは

ハイダーフレアという言葉が初めて登場したのは 2010年の記事です。

太陽フレアの原因ともなりうる巨大なフィラメントが地球の方向面で成長中
 2010年05月20日


その時の巨大な磁気フィラメントの写真が下のものです。




ハイダーフレアに関しては、こちらに、 Spaceweather の説明を訳したものがあります。


このような磁気フィラメントは、フィラメントが太陽の表面に衝突する時に、崩壊することが知られています。これは、ハイダーフレアと呼ばれており、太陽で起きるフレアの中でも、最も強いものに匹敵する太陽表面の爆発となります。

太陽物理学者たちでも、いまだにハイダーフレアを予測することはできず、現段階ではその発生の可能性を予測することはできません。



というもので、いわゆる通常の太陽フレアというのが、黒点群などの黒点活動をしている場所での爆発現象なのに対して、ハイダーフレアというものは、太陽の表面に蛇や龍のように「うねっている」磁気フィラメントが、太陽の外へ伸びた後に崩壊して、太陽表面に衝突し、それによって、非常に強力な太陽フレアが「突然」発生するという特徴があるようです。


また、2010年10月には、太陽の表面にほぼ一周するような円を描いた磁気フィラメントが出現して、やや緊張したことがあります(これがハイダーフレアを起こした場合、太陽面全体のフレアのような感じになるため)。下の写真がその時のものです。



▲ 過去記事 [太陽の病気]NASA を狼狽させる太陽の上の巨大な磁気リング より。





2012年 8月に「太陽の亀裂」と報道された磁気フィラメント


そして、昨年 2012年の 8月には印象的な磁気フィラメントの写真が残されています。

過去記事の、

太陽に突然現れて急速に拡大した『巨大な亀裂』
 2012年08月10日

に 2012年 8月5日の太陽の写真を載せたことがあります。

下の写真です。






しかし、上のいくつかの過去の磁気フィラメントと今回が違うのは、「」です。

写真を拡大すると、なんだか無数にウネウネとしていて、まったく蛇のような感じがするのです。

今回のフィラメントは拡大すると、下のような感じになります。

6_10.jpg


かなり小さなもの(といっても、どんな小さなものでも地球より大きいですが)も含めて、大小のフィラメントがうねっているような様子に見えます。

タイトルに「サーペント(聖書に出てくる悪魔としての蛇)」と入れましたのも、それが理由ですが、黒点自体が非常に少なくなっている中だけに、奇妙に活発な太陽表面の動きというのは多少気になります。


本当に・・・太陽どうなっちゃってるんでしょうかねえ


そういえば、前回の記事「消滅しつつある太陽黒点の中で恵みの雨だったはずの「山羊」は日本列島をスルーして」の中にタロットの「悪魔」の説明を Wikipedia から引用していますが、そこに、


> 悪魔は創世記においてイヴをそそのかし知恵の実を食させ


とあるのですが、この創世記の「悪魔」は英語の聖書では「サーペント( Serpent / ヘビ) 」と記されていて、ここにおいてはヘビと悪魔は同義なんです。

なので、今回の記事のタイトルもヘビと悪魔を置き換えれば、

太陽の表面にこれまで見たことのない悪魔のような磁気フィラメントが多数這い回っている

ということにもなります。


まいずれにしても、今の太陽の表面はいろいろと何かを現していそうな気もするし、そして、単純に「ハイダーフレア」という最強クラスの太陽フレアを引き起こす可能性のあるものでもありますので、多少、注意して見ていたいと思っています。


今回は太陽のことだけに絞って書かせていただきました。



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2013年06月13日



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spot-2013-0612.jpg

▲ 現在の太陽黒点の様子。もはや太陽活動最大期に向かう太陽の黒点数ではなくなっています。

ss-num2.png

▲ 最近の黒点数の減り方。 NICT 太陽黒点情報 より。

--





ほとんど水の恩恵をもたらさなかった台風3号 ヤギ


昨日、知り合いの方からメールをいただきました。
農業をされている方です。

関東より西にあたる地域の方なんですが、水不足は大変なもののようです。

メールの中には、


隣町では、農業用水の井戸が枯れてしまい、ポンプアップできないために、田んぼがひび割れているそうです。このままだと雨乞いしてもらわないとダメかなあと近所の皆さんも真剣に話しています。

こんな年は初めてだと年配者が嘆いています。



など、他にもいくつかの深刻な様相が書かれていました。

先日の「西日本に覆い被さる「龍の顔」を見て思い出す日本で最強の火山:薩摩硫黄島」という記事では、台風3号の水の被害を心配していたりもしていたのですが、予測はさらに裏切られ、この台風は、ほぼ完全に日本列島をスルーしていきました。

私の住む関東あたりでは多少の雨は降っていますが、しかし、この2日間ほどの雲の動きを見ていましても、水不足が大きく解消した場所はほとんどないような感じに思えます。

Google のニュース欄などで「水不足」で検索しますと、下のように、日本列島の非常に多くの地域で、水不足が深刻化している報道がなされていることがわかります。

w-shortage-01.jpg



ダムの貯水率も、国土交通省のデータを見ると、貯水率が 50パーセント以下のダムがかなり増えていることがわかります。

下の図は、全国ダム貯水率マップというサイトのものですが、縮小していて、わかりにくいかもしれないですけれど、「」の丸のダムが貯水率 50パーセントを切っているダムです。

w-shortage.jpg


上のサイトでは、地区別に詳しく見られますので、気になる方はご覧下さい。


しかし、実はこの「貯水率の危機」というのは、私の最も身近なダムで顕著に起きていることでもあるようなんです。

私の住んでいるあたりの水源について詳細についてはわからないですが、少なくとも私の住んでいる場所から近い水源のひとつに「秩父」というところがあります。そして、下は、先日の NHK のニュース。

chichi-boo.jpg

NHK より。


貯水率2パーセントって何じゃい!」とは思いましたが、まあしかし、実際そのようなことになっているようですので、2パーセントは2パーセントのようです。数字上では「枯渇」に近く見えるのですが、記事によりますと、「仮に貯水率が0%になってもダムの湖底には一定の水が残るため、現在も放流を続けていて田植えなどへの影響はない」というようなことが書かれてありましたが、しかし、心許ない数値ではあります。

いずれにしても、台風3号は、これらの水不足を多少解消していってくれるのではないかと思っていたわけですけれど、今のところは、どうやらあまり貯水率には影響しないようです。



ヤギの由来

ところで、この台風3号のアジア名は「Yagi (ヤギ)」というものなのですが、先日の記事では、「この台風3号の英語名は YAGI (ヤギ)ですが、意味はわかりません」と書いたのですが、意味がわかりました。

ヤギは山羊でありました
つまり、日本語です。

台風は、日本では仮面ライダーのように「1号」、「2号」というような番号で管理されますが、ハリケーンを含めて海外の多くでは台風には名前がつけられます。台風にも、日本名の「台風3号」というような数字以外に、アジア名が英語でつきます。

その由来が、台風 - Wikipediaに説明されていました。


アジア名

2000年からは台風の国際的な呼称としてアジア名が使用されている。アジア名は、米国とアジア各国で構成された台風委員会によって定められたもので、国外では広く使用されている。

アジア名は全部で 140個あり、 140番目の「サオラー」まで使用されると最初の「ダムレイ」に戻るループ。名称の順番は、 2012年現在 3周目に入っている。



ということで、140個の台風の名前が決められているということのようです。

Yagi は 19番目にあります。

yagi-02.png


つまり、次に発生する台風は「20番目」のアジア名が使用されるということで、次の台風4号のアジア名は 20番目の「リーピ」で、台風5号は、「バビンカ」という名前となるようです。

日本語がつけられた台風のアジア名としては、他に、

5 テンビン
33 ウサギ
47 カジキ
61 カンムリ
75 クジラ
89 コップ
90 コンパス
117 トカゲ


などがあるようです。

89など、「台風コップかよ!」と思わず呟いてしまいましたが、今回の台風が「ヤギ」だったので、星座とかと関係しているのかなとか思いましたけれど、特に関連性はないようです。


ところで、この「山羊」。


私は少年の頃、タロットなどが好きだったこともあったのですが、山羊は西洋では、「悪魔」をあらわすことが多いです。タロットの絵柄のデザインにはいろいろとありますので、ここには載せないですが、タロットの「悪魔」というカードにも山羊の姿の悪魔が描かれることが多いです。

それとタロットではなくとも、五芒星を逆にした「逆五芒星」という形の中に山羊を描く構図もオカルトではよく見られます。

goat7.jpg

▲ こういうように悪魔的なイメージのロゴとして使われたりします。


ただ、「悪魔」というとイヤなイメージばかりが先行するかと思いますが、少なくともタロットにおいては、その解釈は多様で、「堕落と覚醒の間を漂う」というような意味としてのカードという感じもします。

ふと思って、悪魔 (タロット) - Wikipedia を見てみましたら、その途中に下のような記述がありました。


「悪魔」が最も強調している象徴は「訳がわからない」である。このようにちぐはぐな象徴を一体の像に集約することは「混乱」や「葛藤」といった心理的錯乱状態を示し、「悪魔」を滅亡や破壊へと誘う恐ろしい存在として扱っていると解釈される。

(中略)

一方で、「悪魔」を「救世主」と見ることもできる。悪魔は創世記においてイヴをそそのかし知恵の実を食させたが、見方を変えれば(逆位置)、悪魔の意思がどうであれ、人間にとっては科学を発展させ地球上に種を広げる良い結果をもたらしたといえる。

これは「意図の有る無しに関わらず、当人の望む望まぬに関わらず、結果的に起こる奇跡」、即ちトリックスターを意味する。




今回の台風3号の「ヤギ」も確かに訳がわからないまま消えていこうとしていますけれど、当人の望む望まぬに関わらず、結果的に起こる奇跡というものが、何かあればいいのですけれど。


というわけで、ずいぶん長くなりましたけれど、本題として書きたかったのは、昨日の記事、

あやしげな血を流す樹を眺めながらウェブボットの「地獄の夏」を思い出してみる
 2013年06月12日

で書き足りなかったことなのでした。






ウェブボット主催者の4年前の理想


かつてのウェブボットの予測そのものも興味深いものでしたが、私はそのウェブボット・プロジェクトの代表的人物であるクリフ・ハイという人の理念がわりと好きでした。

理念というより彼の未来予測の根幹のことですが、それは、「現行のシステムは(物質面でも精神面でも)すべて崩壊してから、新しい時代に移行する」というものでした。

この過激な考えがペースとなっているために、予測も過度な方向に進みやすかったとも思えるのですが、しかし、当時のウェブボットの巻末に毎回クリフ・ハイが書いていた「エッセイ」は、それとは逆に「今の時代を越えた時代への理想」も書かれたものも多かったです。

たとえば、過去記事の「平衡を失ったこの魚座の世界のどこかにあるはずの「みずがめ座への意識」」には、2009年1月31日のウェブボットのエッセイから抜粋しています。

下のものです。


ALTA レポート 1109 パート1 巻末エッセイ
ウェブボット 2009年1月31日

さまざまな人類が住む宇宙はエネルギーの渦が幾重にも重なる円環として見える。当然、われわれの地球もこうした渦を巻くエネルギー場の一つだ。そのエネルギー場は、生命のあるもの、 また、生命のないものそれぞれの小さなエネルギーの渦が織りなす複雑な構造をなしている。

変容はこうした構造で起こる。

変容は人類が生存している宇宙全体で起こっていることだ。その視点からみると一つ一つの惑星は渦を巻くエネルギーの場であり、そこで変容が起こることは花弁が一つずつ分かれて分離するようなイメージでとらえることができる。




というようなものです。


今回は、「地獄の夏」が間近だとされた 2009年7月のウェブボットのクリフ・ハイのエッセイを抜粋しておきたいと思います。

ここからです。



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2013年06月12日



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fr-w-t.jpg

▲ 今回の記事と関係ないですが、数日前にフランスのカンヌなどのあるリゾート地沖で発生した、海上の大竜巻。この地域では非常に珍しいそうです。動画や文字記事は「フランスのカンヌの沖合に出現した巨大な水上竜巻」にあります。
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ギリシャで「当日の通達」により公共テレビ放送局が閉鎖された日に


今朝、驚いたのニュースは NHK の下のニュースでした。
部分的な抜粋です。


ギリシャ 財政再建で公共放送局閉鎖へ
NHK 2013.06.12

多額の財政赤字を抱えるギリシャ政府は11日、財政再建策の一環として、公共放送「ERT」の放送を11日いっぱいで終了させ、閉鎖すると発表し、従業員などが反発しています。

ギリシャ政府の報道官は11日、テレビで演説し、公共放送のERTについて、運営にむだが多いと厳しく批判したうえで、「われわれは財政赤字を減らして危機から抜け出さなければならず、公共部門のむだを見逃すことはできない」と述べて、11日いっぱいで放送を終了させ、閉鎖すると発表しました。

そのうえで報道官は、今後はより少ない職員によって運営される新しい放送局の設立を目指し、関連法案の準備を進める考えを明らかにしました。



それで、この後、どうなったかというと、「本当にその日のうちに公共放送が止まった」のでした。その後の展開は AFP の「ギリシャ政府、公共放送局を閉鎖 衝撃広がる」という報道に出ています。

その部分だけ抜粋します。

記事に出てくる ERT というのが放送局の名前です。


ERT は発表後も放送を続けていたが、国営アテネ通信によると、放送は午後 10時からギリシャ各地で徐々に停止し始め、午後 11時すぎに全土で完全に途絶えた。

ERT で 30年間働いてきたという技術者の男性は、警察が山に登ってきて送信施設を管理する人員を制圧したと述べた。

財務省は放送停止に合わせ、 ERT の組織は解体されたと発表。




政府が「今日で公共放送局を閉鎖します」といって、数時間後に「警察が送信施設を制圧」して、そのまま放送終了・・・。

「そんなのアリなの?」

と、さすがに驚きました。

公共放送というと、たとえば日本でなら NHK に同じことが起きるようなことを考えると、いかにこれが「あり得ない」という感覚を抱くような出来事かおわかりかとも思います。

国営メディアの「当日通達、当日閉鎖」というのは、クーデターなどがあったような場合を別にすれば、普通に機能している国では聞いたことがないです。

もちろん、ギリシャのインターネットなどのメディアは大きく報道しています。


greek-tv-2.jpg

▲ ギリシャの報道メディア TANEA のトップページ。騒然とした放送局周辺の様子が伝えられています。


これ、やっばり普通じゃないですよね。

気候も含めて、やっぱりいろいろと「普通ではない」ということを思うところで、先日の記事の、

「穏やかな地獄の夏」へ向かう気配の中で : 噴出する様々な異常気象の原因
 2013年06月08日

のタイトルの「地獄の夏」というフレーズを再び思い出します。






その舞台は 2009年ではなく 2013年以降だったのかも


この「地獄の夏」というフレーズは、ウェブボットに 2009年春頃までのレポートにほぼ毎回登場したフレーズで、正確には

2009年 地獄の夏

というフレーズでした。


つまり、ウェブボットの予測では 2009年の夏の状態を「地獄のような時期になる」と予測していたのでした。しかし、特にそういうようなこともなく 2009年の夏は過ぎていき、そして、それから4年経ちました。


今になって、その「地獄の夏」として描写されていた 2008年頃のウェブボットを読んでみると、まるで、「今」のことを読んでいるような気がしたのです。

それで、少し抜粋してみようと思いました。

2008年から 2009年のウェブボットには、「地獄の夏」のフレーズは、何度も何度も出てくるので、その中のほんの一部です。たとえば、下の「 2009年」というのを「 2013年」などと置き換えて読んでみていただくのと、なんとなく現実感のある文章にも思えてこないでしょうか。


ALTA レポート 909 パート5
ウェブボット 2008年12月7日配信

・ 2009年に地獄の夏を経験するのはアメリカだけではない。英語圏に属するすべての地域、さらに英米の金融資本が流入し主要な役割を果たしているEUの諸地域もこれを経験する。2009年の5月末から、アメリカはその存在が危機に瀕する時期を迎えるので、これにより世界中で民衆は、社会的にも、また個人的にも混乱する。

・ 世界的な混乱は6月の夏至の日前後から拡大する。混乱の原因は金融システムに集中するがそれだけではない。天候の異変によっても混乱が引き起こされる。地球環境の劣化によっていくつかの地域の生態系が崩壊するのである。

・ 地球環境の劣化は、世界の沿岸部が海抜の変化によって大きな影響を受ける事態をももたらす。これによって、多くの人が民族大移動のように居住地域を変えなければならない事態にいたる。





ALTA レポート 1109 パート1
ウェブボット 2009年1月31日配信

・ 2009年地獄の夏の期間 ( 5月半ばから 10月 10日くらいまで ) には地球環境も大きく変化する。それは洪水の発生である。

・ この洪水はおもに平地が水浸しになる一般的な洪水とはかなり異なっている。それは降雨量がほとんどない高地の谷あいの地域などで発生する大雨による洪水である。大雨はものすごい水流となって高地の谷を下り、洪水を引き起こすのだ。これにより、高高度の地域に突然と湖が出現する現象が相次ぐ。

・ 高高度の地域における降雨量の突然の増大は、気象のパターンに甚大な影響を与える。夏のジェット気流の方向が変化するのである。これによって気象パターンが変化し、本来は洪水とは無縁な乾燥地域 が洪水に襲われるような現象が見られるようになる。また反対に、この気象パターンの変化で干ばつが多く発生する。

・ 気象パターンの変化で、乾燥地帯で洪水が発生し、湿潤な地域で干ばつが起こるというような変化が出てくる。特に干ばつは深刻である。



他にも様々な描写は数限りないのですが、ウェブボットでは、「2009年地獄の夏」は、


・金融市場の崩壊
・洪水を筆頭とする自然環境の激変
・太陽活動の異常
・戦争
・真実の暴露


といったことについての大きな出来事が起きるという「予測」が数多く書かれていました。

上の中では「真実の暴露」なんていうのも最近いろいろとあります。

少なくとも、2009年よりは上のそれぞれが非常に「身近」に感じるのが現在の 2013年であり、そして、あるいは来年はさらにこれが肥大するのか、あるいは、もう地球なんてなくなっているのか(おいおい)それはわからないですが、いずれにしても、今となって、ウェブボットの内容と現実のリンクが大きくなっていることは感じます。

g-fl-eco.jpg

▲ ヨーロッパの洪水被害は経済的にもドイツだけで120億ユーロ(約1兆5000億円)に達する可能性があるそうです。







赤の意味をさらに考えて


ところで、タイトルにした「血を流す樹」というのは、最近、 YouTube にそのような木の映像がアップされて話題となっているのですが、まあ・・・その映像自体は限りなくフェイクの雰囲気が強いのですが、では、なぜそのことにふれるのかというと、やはり今まで「血」と「赤」のことについては多く記事にしてきたことがあるということと、そして、今回の YouTube の投稿の説明欄で、旧約聖書の「エズラ記」というものを知ったということがあるためなのでした。

YouTube のその動画はリンクだけを示しておきます。
動画自体は私にはフェイクに見えます。

bl-ki.jpg

http://youtu.be/9Ez7jzTo_RE


この動画そのものはともかく、投稿した人のこの動画の説明に「聖書エズラ記の黙示録の描写に木が血を流すという部分がある」と書かれてあったのですね。

聖書のエズラ記というものをここではじめて知ることになったわけですが、なるほど読んでみますと、確かに「木から血が滴り落ち」という記述が出てくる。聖書というものにはいろいろな書やセクションに「終末」、あるいは「黙示録的」な描写が出てくるものだなあと改めて思います。


本当は今回の記事そのものを「地獄の夏」と「赤の意味」と「エズラの黙示録」を組み合わせてうまく書きたかったのですが、今回の一度ではまとめるのは無理な感じですので、今回はそのエズラ記の「血を流す樹」の部分を抜粋して記事をしめておきたいと思います。


次回か近いうちに、もう一度、ウェブボットや「赤の意味」について書かせてもらうことになると思います。まだ書き足りていないことがあるのです。


では、エズラ記はここからです。
日本聖書協会からです。



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2013年06月11日



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yakou.jpg

▲ 6月8日にスコットランドのエアシャー( Ayrshire )から撮影された夜光雲。Spaceweather より。今年は夜光雲の出現の時期が異常に早いようです。
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超高高度の青く光る雲「夜光雲」がその高度も出現時期も以前と違ってきている


昨年の6月に、

謎の「光る雲」がどんどん高度を落としてきている
 2012年06月26日

という記事で「夜光雲(やこううん)」というものについて書かせていただいたことがあります。

この夜光雲というものは、 Wikipedia の説明をお借りすれば、


夜光雲

中間圏にできる特殊な雲で、日の出前や日没後に観測される気象現象である。通常の雲が地上〜10km付近にできるのに対し、夜光雲は地上約75〜85 kmの中間圏界面付近にできる。高度の高い位置に発生するため、太陽が地平線付近にあるとき下から日が当たり、青白く輝いて見える。



というものです。

clouds-3.jpg


上の黄色の枠で囲んだあたりが「中間層」といわれる高層大気圏で、夜光雲はこのあたりにできる雲とのことですが、このあたりはもう「ほとんど宇宙空間」なんですね。


下の写真は、過去記事に載せた写真ですが、「地球上空 30キロから地球を撮影した光景」です。



▲ 過去記事「手作りオモチャで宇宙から地球を撮影した親子の記録」より。

定義上はともかく、感覚的には高さ 30キロでも十分に宇宙空間のようなものですので、高度 75キロとなると、もっとさらに上の位置で、そういうところにできる特殊な雲です。


昨年の記事では、その夜光雲が


・以前に比べて頻繁に発生しており、かつ広範囲で発生している。

・高度が下がってきている。

・輝きが増してきている。


ということをご紹介したのですが、先日の NASA のサイエンス・ニュースでは、それに加えて、「今年は出現時期が異常に早い」ということが書かれていました。

その記事を翻訳してご紹介しようかとも思ったのですが、読みますと、要するに「太陽活動と関係ありそうだけれど、理由はよくわからない」ということで、あとは、夜光雲の一般的な説明となっていましたので、リンクを示すに留めておきたいと思います。

nasa-yako.jpg

▲ NASA サイエンス・ニュース「Noctilucent Clouds Get an Early Start」より。


しかし、逆にこの NASA の理由を曖昧にした書き方が、何となく異常な感じを読み手に与えたのか、様々なブログなどで、「夜光雲の動きに異常があらわれる」というようなタイトルで紹介されていました。


太陽活動と夜光雲の関係ということを上に書きましたけれど、その関係は決してわかっているわけではないですし、そもそも、 Wikipedia の「夜光雲の発生のメカニズム」を読みますと、


夜光雲は古くから知られている現象であるが、近年の二酸化炭素やメタンの増加により、対流圏の気温が上昇し、それに伴い、中間圏の気温が低下したために発生しやすくなったとも考えられている。また、スペースシャトルからの排気に含まれる水蒸気が、一部の夜光雲の発生に関連しているとの学説もある。



のように書かれていて、「〜と考えられている」とか「〜との学説もある」という表現にあるように、今でもわからないことのほうが多い現象のようです。



この夜光雲とは関係があることではないですが、先日の記事、

「穏やかな地獄の夏」へ向かう気配の中で : 噴出する様々な異常気象の原因
 2013年06月08日

で取り上げました、現在ヨーロッパで起きています「過去 500年で最大の洪水」は、今もなお続いています。そのことにふれておきます。

cfl.jpg

▲ チェコの Volny より。






自然災害が人間、そして宇宙と繋がっているのなら現在の状況は?


最近は、何だか自然災害の関係の記事ばかりが続いているような気もしますけれど、しかし、過去記事「ロシア宇宙主義チジェフスキー博士の言葉でわかりかけてきたニルヴァーナの「3つのALL」の意味」などを含めて何度か記している概念ですが、


・地球上の生命現象は宇宙の物理的な現象とつながっている。



そして、


・ひとつひとつの人間の細胞は宇宙の情報に反応しており、大宇宙はこの情報を細胞のひとつひとつに浸透させている。



というような概念がロシア宇宙主義という昔の学問にあり、正しいかどうかはともかく、私自身はとても好きな概念で、そういう意味でも、現在、世界各地で止まることのない「自然災害の連続」は何を現しているのかということは考えるに値することのような気もします。


洪水被害がひどいのは、ドイツ、チェコ、ハンガリー、そしてポーランドなどのようですが、今朝のユーロニュースで、それらを地図と共にわかりやすくまとめていましたので、ご紹介したいと思います。

ちなみに、ハンガリーでは激しい雨ばかりではなく、雹(ひょう)を伴う雪嵐まで降っています。

hun-hail-01.jpg

▲ ハンガリーの HIR 24 より。


それでは、ここからユーロニュースの今朝の報道です。

記事には地図が出ていますが、国名が出ている国が現在、洪水被害を受けている国と考えていいようです。

flmap.png

そして、これらの国の中を部分的に、あるいは全域を流れる大河川のドナウ川やエルベ川といった川の水位が過去最高にまで上がっているということです。



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2013年06月09日



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昨日の、

「穏やかな地獄の夏」へ向かう気配の中で : 噴出する様々な異常気象の原因
 2013年06月08日

という記事で「水不足」の話を書いたすぐ後に、今度は「台風が発生した」というということを気象庁が発表していました。

yagi-01.jpg


台風3号が発生
tenki.jp 2013.06.08

気象衛星画像を見ると、日本のはるか南の海上にある雲が渦を巻いています。
この熱帯低気圧の雲は、8日21時に台風3号になりました。
今年は1月と2月に台風が1個ずつ発生しましたが、今回はそれ以来のことです。



とのことです。
この台風3号の英語名は YAGI (ヤギ)ですが、意味はわかりません。


台風とは関係ないですが、今日なども九州や四国などでは相当の雨が降っているようで、水不足どころか、地域的には逆の心配が出てきているようです。

台風が日本に近づくとしても、あと3日後くらいで、しかも大した勢力の台風でもないので、普通なら何の心配もないような話なのですが、やはり、昨日の記事にも書きました「最近の自然の出来事はなんでも前代未聞」というような面は確かにありますので、簡単に「何の心配もない」とは言い切れない面はあります。

なぜか知らないですけど、米国の Accu Weather という天気予報サイトでは下のような図を載せて、なんだか煽っていました。

acc-ttf.png

アメリカは日本について、政治や経済のことはあまり報道しないですが、日本の災害のことについては一生懸命報道します(苦笑)。自然災害や熱帯低気圧は、アメリカのほうが今、深刻なはずなんですけれど。






「 30分で1ヶ月分の雨」が降った例も


台風そのものの威力はどうであれ、梅雨前線などと結びつくと昨年の7月に九州であったような、とんでもない量の雨が降る可能性もないではないかもしれないですので、どんな自然現象でも今は侮らないのがよろしいかとは思います。

昨年の九州の豪雨は海外でも大きく報道されていました。お忘れの方もいらっしゃるかもしれないですので、その時の海外での報道の動画をはっておきます。

2012年7月の九州の豪雨




ちなみに、「最近の前代未聞の降雨の例」としては、5月31日に、ロシアのヤロスラヴリという街で、「30分間で1ヶ月の降水量と同じ量の雨が降った」という例があります。

vor-61.jpg

ロシアの声より。


ロシアのヤロスラヴリというのは下の場所にあります。
モスクワに比較的近い場所です。

yarosraburi.jpg


ロシアでは、昨年も南部のクバン地方という場所で「1昼夜で6ヶ月分の降雨量に相当する雨が降った」ということがありました。それに関しては、昨年の7月の記事、

私たちが経験している現在の気候変動は次の数万年の人類史への扉かもしれない
 2012年07月13日

でふれていますが、その中で私は下のように記していました。


最近の日本や世界各地の自然災害を見ていますと、「もはや今までと同じような気候や天候が繰り返される時代ではない」ということが今年は特に明らかになってきている気がします。

「今まで」というのは、この 2000年とかそういう区切りですが、文化、生活、そして農作なども今までは違う形に変貌させていかなければならない時期の始まりということなのかもしません。もちろん、先のことはわからないですが、しかし今後、突然、穏やかな気候に戻るというような気はあまりしません。



この1年前に記した感想は今でも同じか、あるいは確信めいてきている感じがあります。

それでも、どんなに気候が変動したり激しいものとなっても、人間はある程度は順応してきた歴史があるわけで、今までも人類はそうやって変化の中で生きてきたものでもあります。

なので、環境の変動に過度の心配をする必要もないとは思いますが、しかし環境の変動が「ある程度を越える」と、順応できる人の数も減ってくるということは言えそうで、上の「私たちが経験している現在の気候変動は次の数万年の人類史への扉かもしれない」という記事には、2008年に米国スタンフォード大学の研究として、「人類は7万年前に人口が 2000人にまで減少していた」という可能性を発表した記事を抜粋しています。

このことはいつも私が思い出す出来事でもありますので、再度、一部抜粋しておきます。


Study says near extinction threatened people 70,000 years ago
AP 2008.04.24

人類は7万年前に全世界でわずか2000人にまで減少し、絶滅しかけていたことが研究で判明

遺伝学研究によると、ミトコンドリア DNA の追跡により、現在の人類は約 20万年前にアフリカに住んでいたミトコンドリア・イブと呼ばれる単一の母親の子孫であることがわかっている。そして約6万年前から全世界へ人類の分散が始まった。

しかし、この「人類の全世界への分散までの間に何が起きていたか」については今までほとんどわかっていなかった。

最近のスタンフォード大学の研究によると、今から7万年前に極端な気候変動によって、人類の数は一時 2000人にまで減少し、絶滅の危機に瀕していた可能性があることがわかった。



多少の誤差はあるだろうにしても、この研究の数値がある程度信頼できるものなら、この 2000人がその後の7万年で 70億人にまで増えたということになるわけです。 350万倍?(計算違うかもしれません)。いずれにしても、比較的短い期間にものすごい増え方をした人類なわけですが、急激に上がったものというのは、落ちる時はストンと落ちるものが多いです。


今がその「落ちる時期」なのかどうかわからないですが(後になってわかることだと思いますので)、イメージ的には「近い」感じもします。




雲が描く龍の顔

ところで、今回の記事のタイトルに「龍の顔」と書きまして、まあ大した意味はないんですが、気象庁の天気図などを見ていた時に、現在(2013年6月9日午前)の雲の形を見ていると、日本付近の雲が「龍のかたち」に見えたんです。

dragon.jpg

▲ 6月9日午前10時の日本付近の雲。


北海道のほうにあるのが尻尾で、西日本のほうにあるのが頭。

そして、東北の太平洋上の沖の上でグルッと尾が円を描いているような感じ。


ちなみに、戦時中の海外のイラストには下のような日本の描かれ方もありますし、「龍 vs 龍」といった感じですかね。


j-dragon-576.jpeg

▲ 過去記事「土星を周回する月の龍」より。



さらに記事のタイトルには「日本で最強の火山:薩摩硫黄島」と入れたのですが、このことに関して少し書いておきます。薩摩硫黄島は上の「龍の雲」では顔の中心あたりにある火山です。





日本で最大規模の火山は鹿児島の海底にある


日本最大の火山というと、どうしても「富士山」というものを筆頭に考えますが、象徴としてはそれは非常にわかりやすいし、正しいようにも思います。

しかし、単純に「大噴火の比較」としては、日本の過去数万年で、他と比較できないほどの最大の大噴火をしたことが確実となっているのは、鹿児島の薩摩硫黄島、あるいはそこにある海底の火山なのです。

地球には「7大超巨大火山(スーパー・ボルケーノ)」と呼ばれているものがあり、それは、


1.セージア渓谷 (イタリア)
2.イエローストーン (米国)
3.薩摩硫黄島 (日本)
4.トバ火山 (インドネシア)
5.ニュージーランド北島のカルデラ群 (ニュージーランド)
6.シャツキー海台 (太平洋の日本側)
7.オントンジャワ海台 (ソロモン諸島)


とされています(7つの超巨大火山より)。


現存している火山の中で、スーパー・ボルケーノとされる火山は日本では、薩摩硫黄島と、あるいはそれを含む海底にある「鬼界カルデラ」だけのようです。

この火山が噴火したのは、放射性炭素年代測定法では今から約 6300年前ほど。その規模は、巨大噴火に埋もれていた幻の縄文文化というサイトによりますと、


爆発規模は、フィリピン・ピナツボ火山の 10〜 15倍ぐらい、雲仙普賢岳のおよそ 100倍と驚異的で、過去一万年の日本火山史のなかで最大の噴火だった。

上空 3万mの成層圏にまで達した大量の火山灰は、遠く東北地方にまで飛散したほどで、南九州一帯は 60cm以上の厚さで埋め尽くされた。



という噴火でした。

そういう超巨大火山であるというせいもあるのでしょうが、少しでも噴火活動があると、わりと海外のサイトなどでも取り上げられます。今、薩摩硫黄島は小規模な噴火を起こしているのですが、海外のサイトでは、早速、下のような図入りで説明されていました。

kikai.jpg

New activity reported at Japan’s Satsuma-Iwo-jima (Kikai) volcano (日本の薩摩硫黄島(鬼界)で新たな火山活動) より。



ちなみに、今、薩摩硫黄島で起きている噴火は小さなものです。
日経新聞の記事を抜粋しておきます。


薩摩硫黄島の警戒上げ、小規模噴火
日本経済新聞 2013.06.04

気象庁は4日、薩摩硫黄島(鹿児島県三島村)の噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げた。火山灰の状況から小規模な噴火があったと判断した。噴火の発生は2004年10月以来。

今後も小規模な噴火の恐れがあり、火口から約1キロ以内で警戒が必要としている。ただ火山性地震は少ない状態が続いており、地殻変動もないという。



ということで、現時点では何の心配もない薩摩硫黄島ですが、この薩摩硫黄島とその下にある巨大な「火山の母体」である海底火山が、縄文時代以来の日本での最大の噴火を起こしたエネルギーを持つ火山であるということは事実のようです。

ちなみに、この噴火のせいかどうかはわからないですが、九州の縄文文化が、この噴火を境に忽然と姿を消したことが上記の巨大噴火に埋もれていた幻の縄文文化に書かれてあります。

薩摩硫黄島の噴火前までは、南九州の縄文文化は、他の地域と比べて並外れて進んだ文明の発展を見せていたようです。それが「瞬時」に途絶えてしまった。

確かに巨大な火山の噴火は文明に大きく影響する可能性が常にあります。そういう意味では、富士山も日本を変化させる可能性を持っているのかもしれません。


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2013年06月08日



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すでに始まっていた日本の深刻な水不足


先日の記事、

太陽系で惑星が直列と六芒星をかたち作る 2013年 7月からの地球の行方
 2013年06月05日

の中で、梅雨入り以降、ほとんど雨が降っていない現状について、


> 今後の状況によっては、深刻な水不足になる可能性が存在している雰囲気が漂います。


などと悠長なことを書いていたのですが、すでに水不足は深刻であることが国内の多くのニュースで知ることができます。

下の長野県のニュースはあくまで、そのうちのひとつで、本州から九州までの各地ですでにかなり深刻な水不足となっているようです。


空梅雨、農業用水不足深刻に 東御など「収穫に影響も」
信濃毎日新聞 2013.06.06

w-s-1.jpg梅雨入りした県内で少雨傾向が続き、農業用水の不足が深刻化している。東御市八重原(やえはら)では、多数のため池の一部が空になり、田植えを終えたばかりの水田で干上がる場所が出始め、地元農家でつくる八重原土地改良区は5日、「このままでは農作物の収穫に大きな影響が出る」として市に対策本部設置など支援を申し入れた。

長野地方気象台によると、東御市の5月の降水量は38・5ミリで、平年の4割強にとどまる。県内は梅雨入り直後の5月29、30日に全域で雨が降ったが、6月は降水を観測する45地点のうち40地点で降水を観測していない。



取水制限が始まった地域も多く、中国新聞には「梅雨なのに…取水制限の方針」というタイトルの記事があったりしました。

どうして、梅雨入りしてからこんなことになってしまっているかというと、気象庁の説明によると、「日本列島にかかるはずだった梅雨前線が南の太平洋上にあるから」ということのようです。

まあ、下の図は私が適当に作ったものですので、正しい説明にはなっていないと思いますが、大まかにはこのような状況によって雨が降っていないということのようです。

ts-2013.jpg


では・・・もし・・・上の気候の配置が今後もずっと続いたら?・・・というようなことをつい考えてしまいます。

そうなると雨が極端に少ない日々が続いていくということになるわけですけれど、まあ、そんなことにはならないとは思いますが、それでもそんなことを考えてしまうのは、やはり最近の世界での異常な気象状況を見ているからということも言えるかもしれません。

先日の記事でも、ヨーロッパでの前例のない大洪水について少しふれていますが、今、「この洪水はなぜ起きたのか」ということが、科学者たちの間で討論されています。




地球のジェット気流は北半球すべてで「変化しながら共鳴」している


g-floods.jpg

▲ ドナウ川の洪水で多くが水没したドイツ南部のデッゲンドルフ。6月6日。AFP より。


昨日の AFP に、「中欧の大洪水、温暖化と土地利用が背景に」という記事がありました。

このタイトルだと、洪水の理由がわかったかのような見出しにも見えますが、読みますと、「いろいろな科学者がいろいろな説を述べている」というのが現状です。

ただ、「地球の大きな気流の流れが変わったことが原因のひとつ」ということは言えそうで、たとえば、さきほどの日本の気候の配置が予測とはズレてしまっていることなどもそうですが、これまでと同じ予測は通用しないという部分がありそうなのです。

上の AFP の記事にドイツの気候変動ポツダム研究所という施設の科学者が出ていまして、下のようなことを言っています。


気候変動ポツダム研究所は、地球上空のジェット気流が乱れたことによって、豪雨をもたらした低気圧が移動せず1か所に停滞してしまったと指摘している。

同研究所は、現在ロシアで起きている干ばつも、この気流の乱れに関連しているとの見方を明かした。



そして、上の研究所の科学者によれば、ジェット気流の「共鳴」というのは、北半球全体に広がっているものだそう。つまり、仮に異常気象がジェット気流に起因しているとするならば、それは「北半球全体の異常気象と関連する」ということも言えそうです。


いっぽうで、正式な科学の世界「ではない」方面でも、現在の異常な気象について、他のいろいろな説なども言われています。

たとえば、米国の「アースチェンジ・メディア」の最近の無料メールマガジンには、「何が地球の激しい気候を作り出しているのか」というタイトルの配信があり、そこには、「地球のコアが過熱しているため」というようなことが書かれてありました。

そこには、太陽フレア、CME、太陽のコロナホール、放射線、そして宇宙線などすべてとの相関関係があるというようなことが書かれてあります。

galaxly-sun.png

▲ アースチェンジ・メディアの記事にあったイラスト。


まあ、上の図のような相関関係を科学的に説明することは無理でしょうが、そういえば、「地球のコアは知られている以上に高温だった」という報道が4月にありました。

earthcore.jpg

▲ ロシアのプラウダより。


上の見出しの意味は、実際の温度が上がっているということではなく、「計測上」での話で、地球のコアの温度は従来 4500度から 5000度の範囲だと考えられていたのが、フランスの研究グループたちによって、測定のエラーが修正され、地球のコアの温度は 6000度であると決定されたというものです。

日本語の記事も AFP にあります。





地球内部のこと

ちなみに、この「地球の内部」というものに関しては、以前よく書いていましたが、私自身は、地球の内部というものは現在の科学で説明されているようなものだとはあまり思っていない部分があるのです。

しかし、それに関してここでふれてしまうと、話が混乱してしまいますので、過去記事をリンクすることに留めたいと思います。関係した記事は主に、地球の内なる太陽というカテゴリーにあります。

地球からのニュートリノと地球内部からの膨大な熱の源は何か
 2011年08月27日

米国海軍少将バード提督のすばらしき北極旅行日誌
 2012年06月02日

「地球の年齢がわからない」: ミシガン工科大学の調査が地質学に与えるショック
 2011年11月26日

などの記事ですが、科学的なものからオカルトやスピリチュアルな記事まで含めて、他にも数多くの地球の内部に監視の手過去記事があります。


いわゆる「地球空洞説」という言葉がありますが、それと似たような感じのイメージを想定しているのですけれど、しかし、それをそのまま信じるほど素直なわけでもなく、地球の内部に関しては、「謎」という言葉が本当に合うと思います。



ところで、上にリンクした「地球の年齢がわからない」という記事にありますけれど、地球の年齢というのも実はよくわからないものである可能性があるのです。

私たちは「地球の年齢は 46億歳」というように教えられてきましたが、この説も「仮説」であるということは言えそうです。

上の「地球の年齢がわからない」という記事に書きました「地球の様々な年齢」につしいて、再度掲載しておきます。科学的であるものと、あまり科学的でもないものも含まれていると思いますが、まあ、こういう説もあるということです。


計測されて判明している地球の年齢の候補

・46億年と出るもの → 炭素、ルビジウム、カリウム

・200億年以上と出るもの → ウラン

・17万 5000年と出るもの → ヘリウム

・10万年と出るもの → 宇宙塵(ポインティング=ロバートソン効果

・炭素14では地球の歴史は 6000年

・宇宙塵の月と地球の堆積量での比較で、地球の歴史は 5000年から 6000年

・彗星の存在から考えると太陽系自身の寿命が 10万年以内

・放射能崩壊を大気中のヘリウムとの関係で考えると、地球の年齢は長くて1万年

・海の炭酸塩の存在の最大の上限が 10万年




というように混乱した計測結果があるようですが、まあ、私は上すべてに異議があったりします。何しろ、私は「地球は生まれていない」という説の持ち主であるわけで(苦笑)、年齢という概念も存在しないと考えています。

フレッド・ホイル博士などが唱えていた「宇宙は膨張しているにもかかわらず時間とともに変化しない」という「定常宇宙論」とような感じのイメージを地球にも想定していたりします。





私たちは穏やかな地獄」へ向かっているのか、そうではないのか


話が混乱してきていますが、気候に話を戻しますと、現在の異常な気象の理由について、はっきりとした説はないものの、「地球の気流が大きく変化している」ということはある程度は言えそうで、そして、そのジェット気流の速度自体も低下していることもハッキリしているようです。

Star Tribuneというニュースサイトに「1979年以来、ジェット気流の速度が 14パーセント低下しており、これがアメリカの洪水や干ばつなどを招いている可能性がある」ということが書かれてありました。

jet-1979-2013.jpg

Star Tribune より。



それにしても、ここ数日は、雨が降らないせいで確かに穏やかです。

春まで吹いていた強風も最近はなく、「のんびりとした初夏」というような感じの日々が続いています。

しかし、この穏やかさは「歓迎すべき心地よさ」なのかどうかはわかりません。このまま穏やかにずっと雨が降らなければ・・・それは穏やかは穏やかだけれど、「穏やかな地獄」に向かって進んでいるということにもなります。

ロシアやアメリカなど北半球では、すでに干ばつが大きな問題となっていますが、日本もその懸念は今のところは拭えないように思われます。

楽観的な部分では「そのうちバーッと雨が降って何とかなる」ということもあるでしょうけれど、世界を見ていますと、どうしても楽観できない面も大きいです。

かつて、ウェブボットに「地獄の夏」というキーワードがありました。

その言葉を思い出します。



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2013年06月07日



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arietids.jpg

▲ 5月の終わりから地球はおひつじ座流星群の破片の中に突入していているのだそうで、地球の大気への衝突は 6月 9日前後がそのピークとなります。Daylight Meteors: The Arietidsより。
--



おひつじ座流星群の地球の大気圏への衝突がピークとなる 6月 9日

タイトルにある「おひつじ座流星群」というのは、代表的な昼間の大流星群で、今、地球はこのおひつじ座流星群の破片の中に突入していて、明日あたりがそのピークとなるということがスペースシャワーの短い記事に書かれていました。

秒速 39キロメートルという、かなりのスピードで流星の破片が次々と地球の大気に激突するそうです。

上の写真はスペースウェザーの解説ページにあった写真ですが、もし流星群が見えるならこのように見えるという想像図のようです。昼間なので光は見えないと思われます。

流星の衝突の状態が激しければ、何らかの目に見える出来事もあるかもしれませんけれど。


全然関係ないですけれど、なんか市場というのか、金融市場の方面が私のような素人目にも危うい動きをしていているのを見て、数年前のことなどを思い出しました。しかし、今回のは規模が違いそうですけれど。






金融市場というモンスター広場に見える「小さな亀裂と異常」


昨晩、「吐き気」に見舞われまして、強いものではないんですが、お酒を飲んでいたわけでもないし、夕飯でも食べ過ぎたのかなと思っていたのですが、結局、真夜中まで嘔吐感で起こされたりしていました。

そういう中で、真夜中に、なんとなく市場の様子などを見ていましたら、為替が下のようにとんでもないチャートを描いていました。

2013-06-05-usdjpy.gif


いわゆる FX という一般の人でもできる外国為替取引がありますが、この「瞬間的に3円近く変化する」というのは、人によっては「卒倒するレベル」の値幅の動きで、しかも瞬殺レベルのあっという間の変化。

これが夜中に起きていたので、今朝目覚めて呆然とした投資家の人たちも多かったのではないでしょうか。

FX は自分の元金の何倍もの取り引きができ、それが魅力でもあるのですが、「自分の想定している方向(売買した方向)と逆に向かった場合、元金の何倍ものマイナスとなる」という危険が常にあり、取引の方法次第では、資産が何千万あろうと何億円あろうと、「あっという間に」すべてを失う可能性があります(株ではそこまでの急激な資産の消失はないです)。そのような可能性のある結構危険な取引なのですが FX は今も人気があるようです。




2006年を思い出す

少し前の記事(精神的なカオスにやや考え込んでしまう昨今)で、それまで株に手を出したことのない知り合いが、「株を買ってみようかな」と言っていたところを「今はやめたほうがいい」と阻止したことを書きましたが、その後、株価はどんどん下がっています。

その知り合いがそれまで興味のなかった「株」に興味を持ったキッカケはテレビだったと言っていましたが、このあたりも7年前の株価暴落、いわゆる「ライブドアショック」の少し前の雰囲気を思い出します。

2006年のライブドアショックは、私がまだ株取引をやっていた時に起きましたので、その頃の雰囲気をよく憶えています。

その直前、世の中はどんな雰囲気だったか、ライブドア・ショック - Wikipedia にはこのようにあります。


事件前の背景

2005年7月以降、日経平均は7月の1万2000円台から1万6000円台にまで回復するなど、日本経済の復活を象徴するかのような、株価上昇が注目されていた。

株式市場は新規の個人投資家を大量に引き入れ活況を呈しており、通常、株式情報を大々的に扱うことのないスポーツ新聞に「バブル再来か?」の見出しが踊り、TV番組では株を買ったことのない芸能人が「株でいくら儲けられるか?」などの特集が組まれるなど、バブル景気時代を彷彿させる状態であった。



そして、今・・・というか、少し前までがまさに「株式市場は新規の個人投資家を大量に引き入れ活況を呈しており」という状態だったようです。

私はテレビの情報は知らないですが、ネットや紙媒体でも、「株価はどこまで上がる?」みたいな書き方はよくされていて、それに加え、今の政権の何とかミクスという経済政策で株も給料も景気も何もかも上がるという夢のような話が語られていたのが最近だったようです。

7年前のライブドア・ショックのメインのショック市場は、東証にあるうちの「東証マザーズ」という新興会社の多い市場で、ライブドア・ショックの当日は、実に「11.76パーセント」という1日の下落幅としては驚異的な下落をしました。ところが・・・昨日、それを上回る驚異が起きていました。

実は、昨日( 6月 7日)、そのマザーズ市場の下落率はライブドアショックの際の1日の下落率を超えた「 13.07パーセント」という前代未聞の下落率だったことを知りました。


「市場に何が起きようとしているんだ?」


と、さすがに素人の私でも思います。

上のドル円相場の急落(というか、急騰)も、何か事件や重要な経済指標の発表があってのことならともかく、昨日は「何にもなかった」はずです。何もないのに荒れるという状態。


確かに、市場というか、金融というか、何か起きようとしている感じはします。


人為的なものというより、あるいは、現在の金融市場はあまりにも肥大し過ぎていて、動き始めると制御することはできない「怪物」になっている可能性もあるのかもしれません。


ライブドアショックの時、数ヶ月後には、マザーズ市場の株価は全体の平均としてはそれ以前の 10分の 1程度の水準にまで落ちたはずです。

もし、近い未来に「国を問わず、職種を問わず、全面的な金融崩壊」というような事態が「仮に」訪れた場合、あの時に新興企業を襲った「株価 10分の 1」や、あるいは消える(上場廃止など)という状況が、今度はどんな規模と状況で出現するのか、あるいはしないのか。

リーマンショック後の 2008年頃には「資本主義の崩壊」というようなことがさかんに言われていましたが、 2013年の今でも資本主義も市場取引も存在し、むしろ金額的には以前より大変な活況を呈しています。

この資本主義と金融市場の活況が永遠に続くのかどうかは私にはわかりませんが、でも、やはり「永遠のわけはない」とは思うのです。


上の金融の話のキッカケとなったのは、昨晩の「吐き気」だったのですが、昨日の吐き気の感じは、なんともイヤな感じのつきまとうもので、ふと、高校時代に地元にあったジャズ喫茶に置いてあった永島慎二さんという漫画家の 1960年代の作品『漫画家残酷物語』というシリーズの中にあった「嘔吐」という作品を思い出しました。

余談めいた話となりますが、少し書かせていただきます。




サルトルの『嘔吐』を今にしてはじめて知り


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▲ 晩年のサルトル(1905年 - 1980年)。


永島慎二さんの『漫画家残酷物語』は 1961年から 1964年まで連載された作品だったそうですが、私がはじめて読んだのは高校生の頃でしたので、 1970年代の後半だったと思います。

その「嘔吐」というタイトルは、サルトルの「嘔吐」から拝借しているものだということが書かれてあったと記憶しているのですが、サルトルのほうは私はぜんぜん知らないで生きてきました。


昨日の吐き気でそのことを思い出し、Wikipedia のサルトル嘔吐を読んでみたのでした。

「嘔吐」は、概要としては、


『嘔吐』は実存主義者の小説家サルトルが1938年に著した小説である。大学教授であった頃の作品で、彼の著作の中で最も良く知られるものの1つである。

ある絶望した研究者が事物や境遇によって彼自身の自我を定義する能力や理性的・精神的な自由が侵されているという確信に至り、吐き気を感じさせられる様子が描かれている。



というものです。

読んでいて、軽くショックを受けたのは、私が過去経験してきたようなと心象(?)風景とやや似ている感じが描かれていたことでした。

それは Wikipedia では下のように説明されています。


主人公は、ありふれた物から流れ込んでくる嘔気の気配を感じる。この気配は排水溝の中の丸められた紙切れから砂浜で拾った石まで、不規則に現れるように感じられた。

彼が受けた感覚は純粋な嫌悪感であり、激しく高まった侮蔑感はそれが喚び起こされるたびにほとんど彼の精神を破壊しそうになるほどであった。嘔気が起こる頻度はそれが何を意味するのか彼には分からないまま徐々に高くなっていく。

しかし、公園の栗の木の根元で、彼は嘔気が本当は何を意味するかに関する鋭く鮮明な洞察を得る。存在そのもの、実存する物が無ではなく何者かであるという性質自体が、彼をゆっくりと狂気に追いやる物の正体であった。彼はもはや物体を色や形といった性質も持っているとは捉えなくなった。



今はこんなひどいことはないですが、パニック障害のひどかった時のパニック中は、上のように、


> 存在そのものが無ではなく何者かであるという性質自体が、彼をゆっくりと狂気に追いやる


ということに日々苛まれていたのです。

パニック障害とはいっても、様々な症状があるわけで、私の場合ですが、私がパニックに陥ると、まず、

・頭で定義している物事の「定義が頭から消える」

のです。

上の書き方では何だかわからない表現ですけれど、たとえば、「コップ」が目に入れば「これはコップ」だと別に特別な判断をしなくてもわかるのが通常ですよね。

それがわからなくなるわけです。

「これはコップ」と改めて判断するための手がかりが必要になる。

しかし、この世には物も色も音も無数にあるわけで、それが情報として一気に目や耳から入ってきたものを処理できなくなってきます。当然、混乱する。目を閉じ、耳を閉じ、心の中で解決策を探る。

そして同時に吐き気にも襲われ、何が何やら・・・というのが二十代によくあった症状でした。


昨晩の吐き気は、そのようなことを思い出させてくれたと同時に、はじめて、サルトルの「嘔吐」を知るキッカケになりました。

「嘔吐」読んでみようかなあ。でも難しい内容なんだろうなあ。


ちなみに、サルトルは、この小説『嘔吐』でノーベル賞を与えられることになりますが、


サルトルはノーベル賞を辞退した数少ない人々の1人であり、ノーベル賞を「資産家層によって作られた儀式に過ぎない」と評した。



と、ノーベル賞の受賞を拒否したのでした。

その際、「いかなる人間でも生きながら神格化されるには値しない」と述べたそう。

やっぱりカッコイイ人はとことんカッコイイと改めて思います。





難しい言葉を使わなくても、いつかはきっと「存在の意味」かわかる日は来るのだと

しかし、サルトルのような哲学者の人々が論争を続けてきた「存在」だとか、そういうものの答えも、難しい言葉を使わなくても、実は単純に人々の中には「その答え」があるように思います。その答えが出る時代に向かって、私たちは歩いているのだと信じたいところであります。

まあ、いろいろと不安や懸念は確かにあります。自然災害だとか、経済の崩壊だとか、天体の衝突だとか、ポールシフトだとか、太陽活動の低下だとか、あるいは、想像もつかない様々な不安はあります。


でも、まあ・・・進むしかないのだと思います。


気づくと、ダラダラと自分のことなど長々と書いてしまいました。
すみません。


明日はひさしぶりに「パンスペルミア」関係の記事を書くかもしれません。


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2013年06月06日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





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▲ 快適なハワイの気候を作っている理由のひとつが「そよ風」なのだそうですが、今、消えていっています。
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それほど衝撃的なニュースではなくとも、「何となく気にかかる」というようなニュースがたまにあって、今回の「ハワイのそよ風が消えている」という報道も何となく気になるもので、ご紹介したいと思いました。


ところで、最近はいろいろとウダウダ考えるようなことが多く、そのことを書いたりすることもあったのですが、先日、海外に住むお知り合い(女性)からメールをいただきました。

そこには次のような感じのことが書かれてありました。


わたしは、2012年12月21日を境に、ガラッと地球が変わって違う世界になると思っていたのに全然変わらなかったんですよねえ。

もう世界が変わるのを待っていても、らちがあかないので自分が変わっていくしかないみたいです。



このような感覚、つまり「もう世界が変わるのをただ待っていられない」という感覚が私にもあるのかもしれません。

正直、私も、2013年になったら少しは「良いほうに」変わるのかなあ、というくらいのことは思っていましたので、自然環境の荒れ方はともかくとして、人の心の方向性の荒れ方は少しツライ感じもします。お気づきの方もあるかと思いますが、今の人の心の荒れ方は、歴史上でも類を見ないものだと思います。


しかし、何がどうであれ、これは現実の世界。

その中でどの方向に歩き出せばいいのか、わからないまま立ち尽くしている私だったりします。


さて、しかし、今回の記事も興味深いですので、本題のほうへと入ります。





太平洋の上の「風」にも異変が起きている


最近、過去記事を整理したりしているのですが、ハワイ関係の記事もいくつかあります。今回のこととは関係ないですけれど、過去記事を掘り起こす意味で、ハワイ関係で気になる過去記事をふたつリンクしておきます。




そういえば、昨年は、サンディ島という島が消滅したかもしれないというような出来事があったり、オーストラリア近海の海底で数百メートルの隆起があったかもしれないというようないろいろな太平洋の異変の報道がありました。



地図から消滅した南太平洋のサンディ島: 古代の超大陸が分裂したと考えられる海域での「異変」より。


「あったかもしれない」というのは、やはりわからない部分も大きいからです。
データ上の問題や計測機器のトラブルなど、いろいろな原因も考えられます。

しかし、今回のハワイの「風が消えていく」という変化は上のような大きな変化ではなくとも、「そうかもしれない」という感覚的なことではなく、データ上からも示されている事実でもあり、また、それによりハワイの人々の生活が少しずつ変わっていることにも記事ではふれられていています。


風の消失は、「心地よさの消失」というだけではなく、雨が減り、干ばつを招き、そして、火山によるスモッグによる健康被害の増大の懸念(ハワイの町々に火山のスモッグが停留しないのは、貿易風がたえず火山のスモッグを運んでくれていたからだそう)もあるそうで、緩やかなペースではあっても、常夏の楽園と呼ばれ続けるハワイの様相も少しずつ変化しているようです。


それでは、ここからです。
カナダのテレビニュースの報道からのものです。




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