▲ グーグルマップでカザフスタンの陸地に浮かび上がる巨大な五芒星。 後で、このことにも少しふれます。
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2013年に太陽系の「ダビデの星」が作り出す世界は「宇宙の真実とは関係のないもの」なのかも
先日、
・太陽系が形作るのかもしれない六芒星は 7月 22日から 8月 26日まで世界の混乱を導くのか
2013年07月24日
という記事を書かせていただきました。
もともとはその1ヶ月くらい前の「太陽系で惑星が直列と六芒星をかたち作る 2013年 7月からの地球の行方」という記事に、その頃偶然見つけた下の画像(オリジナルはこちら)を載せたりしましたが、どう見ても理解できなかったのですね。
そして、このページには様々な図が描かれているのですが、7月22日から8月26日まで「太陽系が形作る六芒星」として下のような図もあります。
これらの図については、その後、お知り合いの方がそこに描かれてある形や図の意味などで、その方がわかる範囲で教えてくださったりしたのですが、そのあたりの些細なことはともかくとして、「私がこの現代的な天体の図と六芒星の関係を理解できなかった」ことに関しての最大の理由は、私は、
「太陽系の六芒星は、太陽、土星、水星、火星、金星、木星、月だけで形作られるもの」
という考えがあったからだということに気付きました。
過去に何度も In Deep やクレアなひとときの記事でもふれていた、18世紀に出版された『薔薇十字の秘密のシンボル』という、ラテン語で書かれた書物を一昨年あたりからよく眺めているからかもしれません。
中世までの神秘主義、あるいは占星術的な考えには、当時はまだ発見されていなかった天王星( 1781年発見)や海王星( 1846年発見)は含まれません。
『薔薇十字の秘密のシンボル』に出てくる星と関連された六角形の位置は、大体においては、
太陽を中心とした六角のフォーメーション
▲ 過去記事 地球は太陽そのもので、その太陽は4であり、かつ日本語の始まりを示すものかもしれない より。
と
水星を中心とした六角のフォーメーション
▲ 過去記事 水星の真実: 探査機メッセンジャーの撮影で水星の「何か」がわかるかもしれない より。
の二つに大別されます。
「数字の4が世界の中心」だという概念に感銘を受けたとき
この『薔薇十字の秘密のシンボル』が出てきている過去記事はいろいろとありますけれど、
・エメラルドタブレット(2): 1785年の「薔薇十字の秘密のシンボル」の冒頭に出てくる数字
2012年03月09日
などで多く取り上げています。
▲ 上の記事「1785年の「薔薇十字の秘密のシンボル」の冒頭に出てくる数字」に最初に出てくるイラストのラテン語をすべて日本語にしたもの。ラテン語の訳は間違っている部分もあると思います。ちょっと文字が読みにくいと思いますので、下に抜粋しておきます
(上)
エロヒム
エホバ
自然の中
最初の動き
最初の問題
第5の要素が求められている
哲学
(中)
天空の要素
父と母
小宇宙
動物
大地と野菜
鉱山と鉱物
硫黄、水銀、塩
(右)
カオス
不変の聖霊
世界中の魂
精子
(下)
問題
ユーモア
窒素
錬金術
(左)
時間
塩
化学
身体
この In Deep には「4と十字架をめぐる旅」というカテゴリーがあります。私はかつて、「4」という数字の意味に興味を持っていました。
私はこの 1785年の「宇宙の真理を書いているらしい」とされるこの『薔薇十字の秘密のシンボル』の、最初のイラストが上のような4つの「4」が手を結んでいる構図だということにショックを受けまして、それで、暇な時には(ラテン語などは読めないので)イラストを眺めていたりします。
そういうものをこの3年ほど眺めていたということもあり、上のほうに載せましたような「最近の六芒星」は私の知っている太陽系の役割ではないので、それで理解できなかったのだと思います。
『薔薇十字の秘密のシンボル』などの中世の神秘学を見ていますと、単に「何々の形を作る」ということの重要性ではなく、
・数字の意味
・惑星の意味
・それぞれのお互いの作用
が五角形にしても六角形にしても描かれているような感じがします。
そして、その中世の神秘学なり占星学では、太陽系の惑星の中で、
・太陽
・月
・水星
の3つがほぼ同等の重大な役割を持っているとされているようです。
あるいは「太陽と月があっても水星がなければこの世は成り立たない」と図によっても明記されています。これは、いわゆるエメラルド・タブレットの図柄にも示されていることです。
▲ エメラルド・タブレット。
このエメラルド・タブレットの上の部分に示されています。
この部分は、エメラルド・タブレットの解説では下のように記されています。
水星の真実より。
聖杯は、両性具有を意味する水星で支えられている。
水星は男性と女性の両方の性質を持つ。これは「逆にあるもの同士を結びつける」ことをあらわす。
これは太陽と月が水星を用いて偉大な仕事を成し遂げるシステムだ。
長くなりましたが、要するに、今年の「2013年の六芒星」についての個人的な感想は、あるいは社会的な混乱や変動を示唆している可能性はあるけれど、その期間に、人類にとって根本的な意味のある出来事があるとは思えないと考えます。
しかし、どうして「あるいは社会的な混乱や変動を示唆している可能性はあるけれど」と記したのかというと、六芒星、すなわち「ダビデの星」と「13という数」は、「ある種の人々」にとっては意味がある形と数字」だからのように思うからです。
そして、「その意志によって、そのある種の人々が、社会で、あるいは世界で何かを起きる(起こす)という可能性を排除できない」として書いたものです。
そんなことを考えたのも、最近の世界での「異常な事故の多さ」があります。
どうしてこんなに次々と事故が起きるのか
これは実はこのことを単体として記事にしてもいいくらいだと思っていたのですが、Walk in the Spirit さんの「鉄道受難の時代、遠隔操作 (2)」という記事でまとめられてらっしゃいました。
ニュースへのリンクは省略しますが、大まかなだけでも、
2013年7月の世界の鉄道事故
2013年7月6日
カナダ・ケベック州で列車が無人で暴走、脱線して爆発炎上。
47人が死亡または行方不明。
2013年7月7日
ロシア南部クラスノダールで旅客列車が脱線して一部が横転。108人が負傷。
2013年7月12日
フランス・エソンヌ県の駅構内で列車が脱線してプラットホームに激突し大破。
6人の死者。
2013年7月24日
スペイン・ガリシア州で高速鉄道AVEで脱線、少なくとも78人が死亡。
2013年7月29日
スイス西部で国鉄の列車同士が正面衝突し、約40人が負傷し、うち5人が重体。
なぜ、これらの事故に注目したのかというと、「いわゆる先進国ばかり」だからなんです。小さな事故ならともかく、鉄道での死傷事故などそうは起きないであろうこれらの国で1ヶ月の間にこんな重大な事故が次々と起きる。
もちろん、「単なる偶然」なのかもしれないですし、そのあたりは推測しても仕方ないことだとも思いますが、結論的にもう一度書きますと、太陽系が六芒星(ダビデの星)を描くと主張されている 7月 22日から 8月 26日までのあいだは、
人類や宇宙の真実とは何の関係のない時期ではあっても、数字の「13」と「33」と、そして六芒星を利用したい人たちにとっては特別な時期なのかもしれない。
という感じに思えたという次第です。
まあ、これが正しいかどうかもわからないですけれど。
そういえば、一番上にのせた写真のことを忘れていました。
カザフスタンの五芒星
たまに見るギリシャの人のブログがあって、そこにあったものです。
Google Map でどなたでもご覧になれますので、
https://maps.google.com/?ll=52.479696,62.186029&spn=0.003646,0.009645&t=h&z=17
をクリックしてご覧いただきたいと思います。
場所は、カザフスタンの下のあたり。
拡大しますと、下のようなものです。
これは単に Google Map で見つけられたというだけで、何かはよくわかりません。さすがに自然の地形ではないでしょうけれど、大きさも数百メートル程度と大きくはあっても、人によって作れない大きさでもないとは思います。とはいえ、「カザフスタンと五芒星の組み合わせ」というものに違和感を感じた部分はあります。
いずれにしても、「新しい六芒星」から考える 8月 26日までの人為的な様々な出来事の可能性。
そして、すでに始まっているこの地球の環境の大変動。
これから起きることが良いことが主なのか、あるいは悪いことが主なのか、それはわからないですけれど、何かが起きた時には「自分が最良だと思う行動は何か」を考えたいです。