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2013年07月05日



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英国の子どもの5人に1人は生まれてから一度も野生のミツバチを見たことがない



ネオニコチノイド系殺虫剤がミツバチの遺伝子活動に変化を与えることが判明


bee-canada.jpg

▲ 先月、カナダのオンタリオの養蜂場で同国として最悪のミツバチの大量死が発生しました。その数 3700万匹。崩壊した(ハチが消えた)巣の数は 600 。msn living より。
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ミツバチのささやきは地域的には消滅している


最近、米国やカナダにおいて、再びミツバチの大量死の報道を多く見かけます。ミツバチだけではないので、もはや蜂群崩壊症候群( CCD )という言葉だけではなく、大量死とか、あるいは「大量絶滅」という表現も見受けられます。


今回のタイトルにつけた「英国の子どもの5人に1人は生まれてから一度も野生のミツバチを見たことがない」というのは、今年4月に米国 msn が報道した下の記事から拝借したものです。

uk-bee-kids.jpg


この概要も短くご紹介しておきます。


A shocking number of British kids have never seen a bee
msn (米国) 2013.04.15

ミツバチを一度も見たことのない英国の子どもの衝撃的な数

長期間にわたり、私たちはミツバチの個体数の減少についての話を聞いてきた。その原因が、病気か天候か寄生虫か殺虫剤かはともかく、結果として、英国で行われた新たな調査は「ハチに刺された」かのように痛みを伴うものだった。英国の10歳未満の子どもの5人に1人は野生のミツバチを生まれてから一度も見たことがないことがわかったのだ。





主要原因に近づきつつある CCD の研究

この「ミツバチの大量死」については上の記事にも「その原因が、病気か天候か寄生虫か殺虫剤かはともかく」とありますが、諸説あるのですけれど、最近では、ネオニコチノイド系と分類される農薬が要因のひとつであることについては、かなり重要と見なされています。

2012年に欧米で数多くの実験によって、ネオニコチノイド系の成分により CCD が発生することが確認され、そして、2013年には日本人研究者による実験で「蜂群が最終的に消滅することが確認されました。

下は蜂群崩壊症候群 - Wikipedia からの抜粋です。


2013年には金沢大学教授山田敏郎の研究でネオニコチノイド系農薬によって蜂群が最終的に消滅することが確認された。実験では高濃度から低濃度(100倍に希釈)までの農薬を餌に混ぜてセイヨウミツバチ1万匹8群に投与したところ、濃度にかかわらず成蜂数が急激に減少し群は最終的に絶滅した。

従来の有機リン系農薬の場合は、時間経過とともに蜂は回復するとしたうえで、ネオニコチノイド系農薬は「農薬というより農毒に近い」もので、「このまま使い続け、ミツバチがいなくなれば農業だけでなく生態系に大きな影響を与える」と警告した。



とのことです。

下は山田敏郎教授がおこなった実験の様子の写真です。

bee-kanazawa.jpg

▲ 2013年6月18日の東京新聞オンライン版「ミツバチの群れ 農薬で消滅 ネオニコチノイド系 金沢大確認」より。


このような実際的な実験では証明されるにも近い形となってきているのですが、さらに最近になって、ネオニコチノイド系農薬が、「ミツバチの遺伝子を変化させてしまう」ことが判明したことが、7月2日のアメリカの科学サイト PHYS.ORG に掲載されていました。

今回はその記事をご紹介します。

その前に、最近起きたアメリカでのハチの大量死についても簡単にふれておきたいと思います。




アメリカ・オレゴン州で6月に発生したハチの大量死

アメリカで発生したハチの大量死はオレゴン州で起きたもので、ミツバチではなく、「マルハナバチ」というもので、下の記事の写真にあるような黒いハチです。

bee-oregon.jpg

Oregon Live より。


上で禁止された殺虫剤は、ノミなどの駆除に使用するジノテフランというネオニコチノイド系の殺虫剤とのことです。

この大量死は農地ではなく、都市部の街の中で起きたことのようで、街中にこのマルハナバチが地面や道路に大量に散らばっていたようです。

Bumblebees-0621.jpg

▲ 地元(オレゴン州ウィルソンヴィル)の人が撮影した死んだマルハナバチが地面に散らばる様子。6月21日。Earth Files より。


これも、6月15日に近くの農園で農薬を散布して、すぐにハチの大量死が始まり、因果関係がハッキリしているもののようです。


ちなみに、2013年12月よりネオニコチノイド系農薬3種はEU全域で使用が原則禁止となるとのこと。

ただ、以前からいろいろな生き物の大量死のことを書くこともありましたけれど、近年の大量死はミツバチに限ったことではなく、ミツバチ以外の大量死が人間に重要ではないかというのも、それはそうは言えない面もあるはずで、この問題の範囲は大きいような気もします。

ネオニコチノイドが昆虫全般の神経系に影響するという説が正しければ、大量死しているのはミツバチだけではないはずで、膨大な種類の昆虫が減少しているように思います。しかし、「効果的な害虫駆除」を強く望んだのも私たち(人間)であって、そこが難しい部分なのかもしれません。


ともあれ、私たちが食べている食物の3分の1は、ミツバチの受粉と関係しているものだそうですので、人間は確かに「ミツバチに生かされてきた」という側面はかなりありそうです。

都市伝説となっている「地球からミツバチが消え去ったら、人間は4年も生きてはいけない」というアメリカの映画『ハプニング』の中でアインシュタインの言葉だとして出てくる架空の言葉は、それは架空の言葉であっても、多分、それに近いニュアンスは事実であるようにも感じます。

では、ここから農薬とミツバチの遺伝子についての記事です。




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2013年07月03日



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▲ 2012年1月に南極で発見された約30キロメートルに渡って生じている亀裂。過去記事「南極で 30キロメートルの長さに渡って出現した「巨大な亀裂」」より。
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穏やかな気候の日々だったのですけれど

いきなり余談で申し訳ないですが、最近、ロシアやアメリカの熱波などを取り上げることが多かったのですが、「灯台もと暗し」でありました。

さきほど週間天気を見てみましたら、私の住む地域の気温の予想が下のようなことに。

76-77.png



「な・・・・・・・」と、思わず絶句に近い声が出ます。


赤で囲んだ日の予想最高気温が 37度!


「37度?」


私の表情は NHK 天気予報「熱中症予防情報」の「厳重注意」の顔になっていきました。

genju.jpg



子どもの誕生が 7日 7日なので、いろいろと呑気な予定を立てたりしていたのですが、本当に上のような気温になるとすると、外出自体が命がけになる可能性もあります。

それにしても何だか非常に唐突感のある気温ではあります。

関東というか、少なくとも私のいるあたりはわりとずっと過ごしやすい気温が続いているのです。暑さに弱い私が今年はまだ「暑い」と感じた日がほぼない感じで、朝方などは寒く感じる日さえありました。


気象庁のサイトを見てみますと、あー出てます、出てます。高温に関する異常天候早期警戒情報(関東甲信地方)というものが出ています。

souki-77.jpg



まあ、「30パーセントの確率」とあるのが救いでしょうか。

こういうのは、先日の記事などに書きましたジェット気流の「乱れ」が唐突に発生すると、予測が大きく外れる可能性もあります。頑張ってほしいですね(何に対して言ってる)。

私は本当に暑さに弱いです。




その後のアメリカ

ちなみに、アメリカの中央部から西海岸にかけては相変わらず猛暑のようです。

下の図はアメリカ国立気象局による今日 7月 3日の気温予測です。縮小したため文字が見えにくいですが、気温を摂氏に換算して、いくつかの場所の気温を記してみました。

赤の地域は、 38度以上あると考えていいと思います。

us-temp-2013-07-03.jpg

最も暑い場所はネバダ州の南部のあたりですかね。47.2度となっています。
サンフランシスコも 42度の予測で、都市部のこの気温はかなり厳しい感じがします。


genju.jpg



でも、過去記事などを思い出してみますと、今は冬に向かっている南半球のオーストラリアの今年の夏もスゴかったんです。

下は、2013年1月1日から1月18日までのオーストラリアの各地域で記録した最も高い気温を示したものです。茶色の場所は少なくとも、その期間に1度以上は「摂氏 45度以上」を記録したということになります。

heatwave_max_temps.jpg


広いオーストラリア全体がこの茶色の地域に覆われていて、かなり激しい夏であったことがわかります。これだけ広い国の中で、夏とはいえ 36度以下の場所(ピンク)がほんの少ししかないというあたりが「逃げ場なし」といった感じであります。


genju.jpg



それでは、身近に迫っている「猛暑」はきっと避けられるだろうという希望を持ちながら本題に入ります。




南極の氷の消失の原因のひとつかもしれない「大洪水」


昨日、「南極で観測史上最大の洪水が確認される」というようなタイトルの報道をいくつか目にしました。

このタイトルだけを見た時にはあまり意味がわからなかったわけです。

「氷だらけの南極でなぜ洪水が?」

と思ったからなんですが、記事を読みますと、南極大陸の持つ特性のいくつかを知る必要がありました。

まず「氷底湖」という存在。

これの一般的な意味については Wikipedia の「氷河の下、氷冠か氷床の下にある湖」ということで、つまり氷の大地の下にある湖ということなんですが、南極に限ると下のようになります。


氷底湖 - 南極

2009年、124の氷底湖をのせた地図が出版された。124のうちほとんどはNASAの人工衛星、ICESatによって新しく発見されたものである。内陸の湖は安定している傾向がある一方で、海岸近くの湖の多くはかなり変わる。いくつかの湖は何百キロメートルもの長さの運河のような構造で繋がっている。



というもので、今回の南極での洪水というのは、この「氷底湖が隆起したことによる洪水」というようなことらしいです。

起きた場所は南極大陸の下のあたりです。

ant-floods-01.jpg


メカニズムはともかく、このことによって起きた洪水での水量というのが、記事によれば、「ロンドンのテムズ川の水量の2倍と等しいほど」という、ちょっと想像しにくい表現だったので、これを数値にすると 60億トンということで、こちらだと、さらにどのくらいの量なのかよくわからないですが、とにかくものすごい量の洪水が起きていたということのようです。

この洪水が発生したのは最近のことではなく、2007年から2008年にかけて2年間近く起き続けていたようなんですが、どうも、この「氷底湖の洪水」というのは、他にもかなり起きていることだと考えられることのようで、海水面の上昇にも大きく関係しているということらしいです。


そして、私は今回、上の Wikipedia の説明を読んでいて、その中に気になる記述があることに気づきました。下の部分です。


氷底湖 - 特性

地熱による加熱と氷表面における熱損失のバランスが取れているため、氷の下の水は液体の状態を保つ。氷の圧力が水の融点を0°C以下としている。氷底湖の天井はちょうど水の圧力融解点と温度勾配が交わるところと考えられる。



説明そのものはあまりわからないのですが、この冒頭の「地熱による加熱と氷表面における熱損失のバランスが取れているため」という説明部分が気になった次第です。

つまり、そのバランスが崩れた場合はどうなるのだろうと。

現在この「バランス」という概念に関しては、自然において様々に崩れているように思いますし、また、「地熱」というものの変化も過去記事取り上げたことがあります。



そして、その表面の気象に関しても、先日の記事にも載せましたが、2012年に4日間でグリーンランドの氷床が溶けたという出来事がありましたが、原因は「ジェット気流の変化」と判明したようです。こういうグリーンランドのような「唐突な出来事」がとりあえず気象の事実として起きています。



▲ 過去記事「メルトダウンの序章? : 「たった4日間でほぼすべて溶けて消えた」グリーンランドの氷床」より。



そして、グリーンランドとは関係ないですが、そもそも、南極の周辺は昨年から非常に不安定となっていることがあります。




▲ 過去記事「南極で 30キロメートルの長さに渡って出現した「巨大な亀裂」」より。



最近は、「洪水伝説」のようなものを思うことがよくあって、「日々の洪水の夢を包む地球はカオスの真っ直中」という記事に書いたことがあるのですが、洪水の夢ばかりを見ていた時期があって、実際の洪水の頻発の中で今回のようなニュースを見ると、「南極の氷が全部溶けたらどんなことになるのだろう」というようなことを考えることもあります。


ともかく、ここからその記事です。

英国 BBC の報道です。



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2013年07月02日



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最近は、米国の情報収集問題などに関しての報道が多くて、何だか「今になって、すべてが明らかに!」というような感じで報道されたりしていますが、しかし、たとえば、下のサイトは、内容の詳細はともかく、 1999年 4月 9日の記事です。つまり、今から 14年前のものです。

ap-vp-2.jpg

Telepolis より。


この記事に書かれてあるのは、その後(今までの約 15年間)のすべての Windows のシステムの中に搭載されているプログラム( advapi32.dll )のことについてのものです。これは、削除できるファイルではなく、 現在はシステムと一体化していて、削除すると起動しなくなるものですので詳細は書きません。こちらにこれに関しての日本語の記事があります。


いずれにしても、私たちが「他者から見られている」期間は思っている以上に長いです。


極論でいえば、これまで、ある種のパソコンでインターネットに接続したすべての人のパソコンの情報はそっくり「どこか」に収められているといってもいいのかもしれません。


そして、今のスマホ全盛の時代となって、そのシステムは完成の域に近づいているような感じがします。


今回のタイトルに「何が起こっているのかわからない」と入れたのは、こういうような意味です。


実際に何が起きているのか私たち一般の人間には、もはやわからない世の中ではあるのですが、今回は、そんな世の中で続けて起きた出来事の話です。





日本で、そしてタイで


このブログでは、以前はよく「集団パニック」についての海外の報道を記事にしていたことがありました(当時は記事の原文のまま「集団ヒステリー」というような言葉を使っていたのですが、最近はどうもこの言葉に抵抗があり、「集団パニック」という表現にしています)

先月、兵庫県の高校で「女子生徒たちが次々と不調を訴えて搬送される」という事件というか出来事がありました。下は、産経ニュースからの抜粋です。


集団パニック? 女子生徒18人搬送 兵庫の県立高校で
産経ニュース 2013.06.19

6月19日午前11時45分ごろ、兵庫県上郡町大持の高校で、1年の女子生徒が休み時間中に「気持ち悪い」と体調不良を訴え、過呼吸を起こした。その様子を見た別の生徒らが正午過ぎにかけ、次々と過呼吸などの症状を訴え、1年生17人と3年生1人の女子生徒計18人が隣接する赤穂市内2カ所の病院に搬送された。いずれも意識があり、命に別条はないという。

兵庫県警相生署によると、最初に体調不良を訴えた女子生徒は、生徒の間で「霊感が強い」と言われていたという。その生徒は泣きわめくなどパニック状態になっていたといい、同署は他の生徒も同様にパニックを起こしたとみている。



というものです。

これを読んだ時に、「このニュース・・・海外に広まったら、きっと変な報道のされ方をするのだろうなあ」というようなことを考えていました。

特に、アジアで起きた出来事に関しては、西欧の人たちから見れば、そこにエキゾチックなニュアンスを附加してみたくなるという心理があるようですし、今回は「女生徒ばかり」ということもありますので、こういうのは別のニュアンスで報じられやすいのです。

そうしましたら、つい先日、米国のサイトに下のような記事が・・・。

carrie-japanese.jpg

Who Forted Blog より。


「ああ、やっぱりなんか別の話になってるし・・・」と思った次第でした。


ところで、上の記事の写真は 1976年のアメリカ映画『キャリー』のワンカットだと思います。

映画『キャリー』は、ホラー小説の巨匠スティーヴン・キングの小説をブライアン・デ・パルマが監督したもので、公開当時は私は中学生でしたが、その頃はすでに映画館でよく映画を見ていたのですけれど、この映画は私の住む町にはやってこなかったのです。公開から10年後くらいにビデオではじめて見ました。

キャリーとは女の子の名前で、女子校でイジメを受け続けていた女の子が復讐する話なのですが、普通のそのたぐいの話と違うのは、キャリーは超能力を持つ女の子だったのです。

キャリーの超能力は「血」によって起動します。

そのあたりの下りは Wikipedia のストーリーにありますが、この映画は、 Google 画像検索に大量にアップされていることからもわかるように、その世代の多くの人々の記憶にある種のショックとして刻み込まれているものでもあります。


まあ・・・つまり、この「キャリー」の内容は、今回の兵庫の事件とは何も似ているわけではないということを書きたかったのですが、それはともかくとして、昨日、タイのプーケットで兵庫と同じような出来事が起きたのです。

その出来事をご紹介する前に、以前このブログで記事にした3つの出来事にふれておきます。




過去記事の集団パニックの事例


viet-mass-hiss.jpg

▲ ベトナムで女子生徒たちが次々と倒れる事例が多発していることを報じる2011年当時のベトナムの英字メディア Thanh Nien News より。


この関係の過去記事としては、



などがあります。


上の中のベトナムの事例を書いた記事の中で、私は、このような現象も、「地球全体で関連性を持って起きる」ものなのではないのかなあ、と漠然と思ったことを書いています。

それは、「鳥」が行動する原理を調べているうちに思ったことなんですが、考え方の途中経過はともかくとして、鳥は「宇宙からの動きを直接感知して行動しているのでは」というような気がしたのです。

集団の鳥が一斉に飛んでいる様子というのを見ていると、あれは飛んでいる鳥たち1羽1羽の個人の意志で飛んでいるようには見えないわけなんですよ。そのことをずっと思っていました。


「コントロールしているものがある」


というようにしか見えない。

下の写真は、今年の1月にイスラエルで撮影されたムクドリの群れの動きです。



イスラエル南部ネティボットで撮影されたムクドリの群れの動き

mk-01.jpg



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▲ AFP 通信「空に現れた不思議な模様」より。



ここまで大規模な群れでなくとも、似たような光景は日常で常に見られます。

これは結局、「自然の不思議」ということではなく、すべての鳥が一様に同じ宇宙のコントロールを受けているという証左でもあるような気もするのです。

しかし、宇宙のコントロールを受けているのが鳥だけのはずがない。仮に、鳥がそうだとしたら、他のあらゆる地球の生命も程度の差はあれ、必ず宇宙のコントロールを受けているような気が上の集団パニックの記事を書いている時に思ったのです。

その時の記事から、少し抜粋させていただきます。「ベトナムの学校で長期間に渡り続く大規模な集団パニック」からの抜粋です。


鳥はクリプトクロムという物質で磁場を「見て」いるそうで、そして、最近、鳥が「量子もつれ」で磁場を見ている可能性を示唆する研究が発表されています。

難しい記事で、私にはよく理解できないですが、以下の記事があります。

「鳥は量子もつれで磁場を見る」:数学モデルで検証
 Wired Vision 2011.02.03


よくはわからないにしても、鳥にしろ甲殻類などの虫などの生き物でも、物質や分子への影響から磁場を感じている。

というか、同じような物質が様々な動植物の中に存在するようです。

arabidopsis-thaliana.jpg

▲ アブラナ科の植物シロイヌナズナのクリプトクロム。


つまり、影響を受けるのは鳥だけではないのではないかと。

日本もかもしれないですが、世界は今ちょっと異常な高揚にあります。

高揚というより「なんかおかしい」。
犯罪も暴動も何かおかしい。

何の根拠もない推定ですが、つまり、世界中で同じような「地球的集団ヒステリア」が出現したりはしないのかなあと。

そんなことになるわけはないでしょうが。



と書いています。

これは 2011年の記事ですが、この「世界は今ちょっと異常な高揚にある」というのは、今も同じだと思います。

というか、どう考えても、今のほうが「悪い意味での高揚」も含めれば、はるかにヒートアップしている。


上で言いたかったことは、たとえば、鳥はあのように集団できわめて正しい統一感を持って飛びますが、私はそれを宇宙からのコントロールだと思っているわけですけれど、人間の起こしていることも、あるいは鳥と同じで、自分では自分の意志で行動をしていると思っているけれど、実は誰も自分の意志で思考や行動しているわけではないのではないかというようなことを言いたかったのだと思います。


つまり、人間も鳥と同じように、何らかの宇宙からのコントロールを受けているのでは、と。


そして、その人間の行動によって、地球は変わっていく。


このあたりは、さらに考えていくと、複雑な話になりそうですが、また何か関連する出来事がありましたら、書いてみたいと思います。


そういう意味では、学校での集団パニックのような比較的小規模な出来事も、エジプトの 1000万人規模のデモなども、その根源を辿ると、それほど違うものでもないかもしれないと思ったりした次第です。

というわけで、 7月 1日にタイのプーケットで起きた出来事をご紹介します。



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2013年07月01日



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妙な圧迫感と共に目覚めた夜中に感じた「もし 2015年になっても世界が今と同じだったらどうしよう」という不安


昨日の記事、

個人的観測史上最大の「暴落」を見せた宇宙線とその原因を作った太陽フレア
 2013年06月30日

で、6月28日の「宇宙線の瞬間的な急減」について書きまして、その原因となったと思われる CME (太陽からのコロナ質量放出=大量の磁気)ですが、地球には日本時間の今日(7月1日)の午前頃に到達したようなのですが、とても弱かったもののようです。

下は今朝のスペースウェザーの記事の見出しです。

sw-2013-07-01.png

▲ 今朝の Spaceweatherより。下が大体の内容です。


6月28日のCクラスの太陽フレアによって発生し、地球に向かって放出されたコロナ質量放出( CME )が地球に到達した。その影響は非常に小さいために、いかなる地磁気活動も起こさなかった。



とのことですので、特に心配はないようです。


ただ、昨日の記事に載せました下の宇宙線の数値の急落の状態はそのままです。




地磁気の影響はなくとも、突然の宇宙線の減少によって(特に人間による社会に)何か変化というのか、「人間の荒い面」は増加するような感じもします。


荒っぽい社会的混乱といえば、エジプトのデモは、その数にしても規模にしても、大変なことになっているようです。


大統領就任1年のエジプト、全国で1400万人が抗議デモ
ロイター 2013.07.01

eg-demo.jpeg

▲ カイロ中心部にあるタハリール広場。6月30日。

モルシ大統領就任1年を迎えたエジプトで30日、同大統領の辞任を求める1400万人規模のデモが全国各地で実施され、これまでに4人の死者が確認された。首都カイロ中心部にあるタハリール広場では、約50万人の国民が国旗を掲げながらモルシ大統領の辞任を求めた。



その数については報道によって様々のようですが、ロイターでは上のように 1400万人ということになっていました。それにしても・・・ 1400万人がデモに参加。

「エジプトの人口は?」と、 Wikipedia を見てみると 82,999,000人ということで、大体、8300万人ということのようです。

これは日本の人口の大体7割くらいですので、日本の人口で例えれば・・・えーと、このくらいの計算もできないですが、約1千万以上の規模の抗議デモということにはなります。

いわば、「日本全土で 1500万人が抗議デモ」という見出しが出るような状態と同じと言えるかとも思いますので、スゴイといっても差し支えない状態といえるかもしれません。





夜中の「圧力」で起こされて

そういえば、このセクションの見出しが「妙な圧迫感と共に目覚めた夜中に感じた「もし 2015年になっても世界が今と同じだったらどうしよう」という不安」という妙に長いものなのですが、昨日、眠っている時に、夜中の3時頃だったか、足もとのほうから、

「ボワッ!」

というような、風圧のような・・・何かこう「柔らかい衝撃」を感じて目が覚めたんです。時間を確かめるために枕元のコンセントで動いているセグのデジタル時計を見ると消えていました。

「停電?」

と思ったのですが、停電ではないことはすぐわかり、結局、朝になってわかったのは、コンセントが外れただけだったのですが、ベッドの下の奥の誰もさわることのできない場所にコンセントの元はあって、今まで自然に外れたことがないのですが、その時に何かの理由で外れたようです。

しかしその時は、先ほどの「ボワッ!」の感覚がとても気になっていました。

いろいろと原因を考えてみて、今度は、

「泥棒とか侵入しているとか?」

など別の方向に思いがいって、部屋を見て回ったりしているうちに、何だか急にいろいろと不安になってきた次第だったりしました。

「幽霊とか?」

などとも思いましたが、私はスピリチュアルな能力が完全に「ゼロ」で、生まれて以来、幽霊とか人魂とかのたぐいは見たことがないし、それどころか誰だって一度くらいは見たことがあると言われる UFO さえ見たことがありません

空はわりとよく眺めるほうですが、見るものはすべて説明がつくものばかりです。

まあ、「自分の中にある別の宇宙が見えたり」とか、そっちの無意味な方向に関して見えたりするということはありますが、それらはスピリチュアルというより、「誰にでもある複数宇宙に関係する普通の事実」だと思っています。


いずれにしても、どうせ、どんな悪霊や精霊が現れても絶対に見えやしないので、「考えるだけ無駄か」と寝ようとしましたがどうも眠れない。なぜだか「不安」が大きくなっていきます。

それくらいに不安になるほど、起こされた「風圧」はすごくて、あるいは「重力波」みたいな感じさえするものでした。


確かに最近はふだんでも「不安」の感覚がかなり強くて、こんなに強いのは十数年ぶりかと思います。もともと私は二十代のはじめから不安神経症というものにかかっている人で、強迫的な不安にとらわれやすい気質を持っているわけなんですけれど、それでも、かなり久々の感覚です。

しかし、以前と違うのは、今の私の不安は「何かが起きることへの不安」ではなく、「ずっと今と変わらない世界だったらどう生きればばいいのだろう」というほうの不安だと自分では思います。


ともあれ、あまり長々とこんな不毛なことを書いていても仕方ないですので、今日の本題というか、タイトルと関係したことに入ります。






2012年7月にグリーンランドの氷があっという間にほぼすべて溶けてしまった理由


昨年の記事で、「たった数日の間にグリーンランドの氷がほぼすべて溶けてしまった」という出来事があったことを記事にしたことがあります。記事は、

メルトダウンの序章? : 「たった4日間でほぼすべて溶けて消えた」グリーンランドの氷床
2012年07月26日

というものです。

下の図がその時に発表された図です。白い部分が氷の部分で、写真の左側が2012年7月8日。右側が2012年7月12日のもの。つまり、4日後のものです。




上の記事で NASA のニュースリリースをご紹介していますが、最初の部分を抜粋しておきます。


NASA の衛星が捕らえた予測もしなかったグリーンランドの氷床の急速な融解
NASA 2012.07.24

NASA の観測衛星からの観測によって、グリーンランドの氷床が 7月8日から 7月12日までの間に推定 97パーセントが融解していたことがわかった。

グリーンランドの氷床の衛星観測は過去 30年続けられているが、その 30年間での衛星による観測で、最も広範囲で、また「突然」の氷床の融解が起きていたのだ。

7月のたった数日間のうちに、グリーンランドの氷床全体の 97パーセントが溶けてしまったことを衛星データは示す。



最近、この異常といえる現象に関して、英国のシェフィールド大学の科学者を中心とした国際研究チームによって原因が解明されたということが発表されていました。

jet-greenland.jpg

Phys.org より。


記事の内容は、簡単に書きますと、「地球規模のジェット気流の循環に異常が起こり、それによってグリーンランドの上に暖かい南の熱をもった空気が流れ込んだために起きた現象」だったということのようです。

ジェット気流の異変に関しては、オックスフォード大学の気象物理学者であるティム・パーマーという人も、「異常気象の原因は、ジェット気流の変化が関係しているかもしれない」というようなことを述べていたことを、昨年の地球の記録に書いたことがあります。

jetstream-02.jpg


とはいっても、パーマー博士も、「気候変動の全体とジェット気流の関係はわからない」と述べており、現在のように地球の、特に北半球の非常に広い地域で日常的に起きている「異常な気象」についての説明はジェット気流だけで説明できるものではないようです。





海水面の上昇との関係

しかし、昨年のグリーンランドのように「瞬く間」に広大な土地の氷床が溶けるというような現象が、仮に相次いだ場合には、何となく「海水面に影響を与えたりはしないのだろうか」というようなことも考えてしまいますが、それに関しても、最初にご紹介した英国シェフィールド大学のグリーンランドの研究の記事の最後に、大体、以下のように記されています。


この(2012年のグリーンランドの出来事のような)自然変動により高い次元での氷床の溶解が起きたという出来事が 2012年だけの珍しい現象だったのか、そうではないものなのかは、今後の 5年から 10年の間に明らかになっていくと思われる。

将来の気候を予測することは難しいが、このことは次の 100年から 1000年の間での海水面レベルの変動要因に支配的となるかもしれないことを理解するということも重要なことだ。



これは、グリーンランドのような広い面積の氷床の突然の溶解などは、海水面レベルに影響するということを言いたいのだと思います。

ただ、ここでも、科学者たちは「次の 100年から 1000年」というようなことを言っていますけれど、昨年のグリーンランド(大変に広大な面積の大地です)の氷床がほぼすべて溶けるということが、たった4日間で起きているという現実を考えると、極端な例えですが、たとえば、「地球上のすべての氷が溶ける時間も、100年どころか、2週間程度と計算できてしまうのかもしれない」というようなことにもなりそうな感じもします。

北極や南極にはジェット気流のような循環する大気の流れは現在は存在しないわけですが、地球の気流がどうなるかは誰にもわからないことだとも思うのです。


ほんの少し先のことでも。


先日の「「大西洋の消滅が近い」と科学者たちが発表し、プレートの大移動による大災害が近いとメディアが書き記す時代に」という記事にも書きましたけれど、地球での現象は起きる時には「あっという間に起きる」ということを感じます。





セントヘレンズの場合

MSH1980Erupt.jpg

▲ セントヘレンズの 1980年の噴火。


関係ない話かもしれないですけれど、 Walk in the Spirit に「シアトルの内陸部でM4.3、近くのセントへレンズ山で想う」という記事がありました。

セント・ヘレンズは、アメリカのワシントン州にある火山で、1980年5月に大噴火を起こしたことで有名ですが、上の記事の中に、7 Wonders of Mount St. Helens (セント・ヘレンズの7つの不思議)というものを訳してくれていた部分がありました。

それを抜粋させていただきます。


The 7 Wonders of Mount St. Helens

1)噴火後、9時間で、山の全体が出来上がった、
(地質学では、1万年を要するとされている変化だが、)

2)噴火後、5ヶ月で、大規模な峡谷(キャニオン)ができた、
(普通、数百年かけて、侵食されてできるとされている、)

3)噴火後、5日間で、美しい断層のバッドランズ地形ができた、
(何世紀もかかるとされているが、)

4)最後の噴火後、3時間で、100層もの地層が作られた、
(長年を要するとされているが、)

5)大量の(雪解け)水流は、一気に海へ流れ、
河川はわずか、9時間でできた、
(長期間の浸食作用でできるとされているが、)

6)湖に沈んでいる丸太は、森林のように見えるが、
噴火で埋められたもので、わずか10年しか経っていない、
(地質学者は5億年の歳月をかけて、このような湖中森林ができるとしている、)

7)石炭の形成には何百年かかるとされてきたが、火山のそばの湖の湖底には何万本もの、石炭になる一歩手前の状態の木が確認できた、
(これらに、熱と圧力がかかると、アッと言う間に石炭に変質する、)



ということが書かれてあるのだそう。


これの真偽はともかくとして、私が最近の自然現象に思うことは、この「あっという間に起きる」ということなのです。


たとえば、創世記にあるような「7日間」もあれば、地球の何もかも変わってしまうのに十分な時間ともいえるような気さえしています。


何だか長くなってしまっている気がしますので、今回はここまでにしておきますが、つい最近、日本の海洋研究開発機構の主任研究員である中村元隆さんという研究員が発表した「 2015年から地球は寒冷化に入る可能性」についてのことがメディアで記事になっています。

朝日新聞の「北半球、数年後に寒冷化? 海洋機構が海水温から解析」で内容を読むことができますが、このことなどと過去に書いた「太陽活動から見た寒冷化」などとの関係をもう一度考えてみたいと思っています。


ただ、以前にも書きましたけれど、「寒冷化」というような語感よりも、今は「寒さも暑さも極端になっていっている」という感覚のほうが強い現実世界ではあります。


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