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2013年08月30日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




ローマでの「突然の火口の出現」と桜島の海外での報道から考えるこれからの時代



ローマの出来事は単なる小さな地質的現象なのか、あるいは違うのか


数日前に、「地球の記録」で、イタリアの下の報道をご紹介したんですね。

rome-vent-01.jpg

イタリアの空港近くに一夜にして泥と水蒸気を噴き出す火口のような穴が出現 より。


報道の内容は下のようなものでした。


新しい火口がローマの空港の近くで発見される

イタリアの専門家たちは、ローマにあるフィウミチーノ国際空港の近くに一夜にして出現した火山の噴気孔のように見える現象について困惑している。

蒸気と水や泥の小さな間欠泉のような噴水を作り出す火口のような穴は、突然、フィウミチーノ国際空港の近くの横断道路そばの地面に開いた。

これが壊れた地下パイプなどによって引き起こされた人工的な事故であるかどうかはまだ不明だが、最初の調査では、これは人工ではなく自然にできた穴であることを示している。




その時の状態は、上の写真のような感じの穴で、泥や水蒸気なんかを噴き出してはいるのですが、規模そのものとしては小さなものでした。動画も YouTube などにあります。

そして、それから数日後。

今、その穴は下のように「成長」しているようです。

vent-07.jpg


これも動画がありますので、下に貼っておきます。

拡大するローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ空港近くの火口




このフィウミチーノ国際空港というのは、一般的にレオナルド・ダ・ヴィンチ空港と呼ばれている空港で、ローマ中心部から数キロ北西にあります。

rome-map1.jpg


まあ、このような「ローマのど真ん中近くでの出来事」ということもあり、話題となっているニュースのようですが、上の「穴」について、報道では「火口」というような表現をしていますが、もちろん、どういうものかはわかっていません。




イタリアの火山の巨大噴火の歴史

ローマのど真ん中で火山活動が始まるというようなことはあまり想像できないことではありますけれど、イタリアという国そのものは、有史の中でも大規模な火山活動を起こしてきた場所であります。イタリアの火山で有名なものとしてはエトナ火山と、ヴェスヴィオ(ベスビオ)火山が挙げられそうです。

Italy-Volcano-Map.gif


Wikipedia などから適度に抜粋します。


ヴェスヴィオ山

Ausbruch_des_Vesuvs_1817.jpg

▲ 18世紀から19世紀に活躍した英国の画家ウィリアム・ターナーが描いたヴェスヴィオ山の1817年の噴火の様子。


ヴェスヴィオ山は、イタリア・カンパーニア州にある火山。

紀元後79年8月24日の大噴火が有名であり、この時の火砕流でポンペイ市を、土石流で埋没させた。1631年12月には79年以来最大の噴火をおこし、約3,000人が死亡した。また1822年には噴煙を14km噴き上げている。最近の噴火は1944年3月22日のもので、サン・セバスティアーノ村を埋没させた。





エトナ火山

エトナ火山はイタリア南部シチリア島の東部にある活火山。何度か大噴火を起こし、カルデラを形成している。神話において、テュポンが封印された場所だとされる。 ノアの大洪水を引き起こしたという説がある。

過去の大噴火(抜粋)

・1169年 死者16,000人
・1669年 死者10,000人。ニコロシ村の全部とカタニア市の半分が壊滅。



など、この 2000年くらいの中の、いわゆる「うお座の時代」の歴史の中でイタリアはかなり派手な噴火を起こした火山も多いです。特に、エトナ火山は巨大なカルデラを形成していて、十万年単位の過去で考えれば、こちらの記事などでも書きました、いわゆる、破局噴火を起こしていたようです。

ちなみに、エトナ火山は、日本の富士山と共通の特徴を持っています。それは、どちらも「山そのものが世界遺産に登録されている」という点です。




海外でも関心が持たれている「桜島」


火山といえば、今、日本では桜島の活動が活発ですが、桜島に関して、先日、オーストラリア ABC ニュースのテレビ報道で比較的長いニュースとして取り上げられていました。

abc-sakura-2013-08.jpg

ABC ニュースより。


これは、 ABC のリポーターが日本に来て取材したものですが、オーストラリアなどのテレビ局で他の国である日本の火山のことを、しかも富士山などの有名な山ではない日本の火山を、このように長く取り上げるのはなかなか珍しいと思った次第です。

内容に目新しいものがあるわけではないのですが、「こういうことが、海外で報道されている」という意味を含めて、今回、そのニュースの概要をご紹介したいと思います。

この放送で取材を受ける人の中に、日本の火山学者の井口正人教授という方がいらっしゃいますが、井口教授は、最近の桜島の噴火に関して下のような報道でも発言しています。


桜島の爆発的噴火降灰 通常の10倍15万トン
msn産経ニュース 2013.08.20

噴煙の高さが約5千メートルに達した鹿児島市の桜島・昭和火口の爆発的噴火で、降灰の噴出量は通常の10倍近い約15万トンと推計されることが19日、京大防災研究所火山活動研究センターへの取材で分かった。

同センターの井口正人教授は、昭和火口が噴火活動を再開した平成18年6月以来、最大規模の噴火だとしている。今回は、数日間にわたり桜島に供給されたマグマがまとまったため、大規模の噴火になった」と指摘。このため噴出量が10倍近くに上ったとしている。

井口教授によると、桜島の地下に蓄積されているマグマ全体から見れば、今回はガス抜きにもなっておらず、今後も同規模の噴火は考えられるという。



というように、専門家から見れば、


> 桜島の地下に蓄積されているマグマ全体から見れば、今回はガス抜きにもなっておらず、


ということのようです。

そんなわけで、ABC ニュースの内容をご紹介いたします。



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2013年08月29日



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bbc-0823.jpg

BBC より。
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魔物が守り続ける古代の西洋建築物の歴史


なんとなく重苦しい雰囲気の最近の中でも、まあいろいろなニュースというのは日々あるものですが、上のものは数日前のイギリス BBC で報道されたもので、 13世紀に建てられたペイズリー修道院という修道院の外壁のガーゴイル(石像)が「映画のエイリアンと酷似している」ということが話題となっているという記事です。


paisley-abbey-02.png

▲ ペイズリー修道院。


ペイズリー修道院というのは、Wikipedia によりますと、


ペイズリーは、かつて古代ローマ時代のVanduaraのとりでがあった場所に数えられた。現在のペイズリーの場所の検証はこのとりでを第一としている。12世紀には町周囲に小修道院が創建され、たちまち定住者が増えた。

小修道院ができて100年のうちに、位が上がりペイズリー修道院となった。町は18世紀から19世紀に、綿織物ペイズリーの生産で有名になった。



とのこと。

ペイズリー地というのは、下の紋様のことで、今でも衣服とかスカーフなどの装飾用の布地のデザインとして幅広く使われています。

paisley-005.jpeg



さて、「ガーゴイル」。

このガーゴイルというのは、詳細な意味はともかく、中世のゴシック建築などの外壁についている怪物のように造形される石像というような意味でよろしいかと思います。

もともとの理由はわからないですが、ガーゴイルはもともとが「魔物」的な造形であり、不気味なものであることが多いです。最近、廃墟と絡んで「魔物」みたいな意味を考えたりしていたことがありましたが、西洋の歴史のある建築物には、やたらとこの「魔物としての石像」が建物の上にいらっしゃるようです。

有名な観光地では下のようなものがあります。


ノートルダム寺院(パリ)のガーゴイル

gargoyle001.jpg




マンチェスター大聖堂(イギリス)の男前のガーゴイル

manchester-cathedral-gargoyle.jpg



結局、今回の BBC の記事の 13世紀のペイズリー修道院のエイリアンの成り行きについては、この修道院は 1990年代に改修されたのですが、「その際にガーゴイルも交換された」のだそうです。その時に入れ替わったガーゴイルのひとつが上のものだったということのよう。

なので・・・新しいガーゴイルを製作した職人さんと絡んだ話なのかもしれませんけれど、「映画を意図して作ったわけではないと思います」と修道院の神父さんは申しております。とはいえ、作った人の頭の中に「どんな世界が想定されていたか」ということは今となってはわからないことでもあります。

ところでも、この時には他のガーゴイルも交換されましたが、そちのうちのひとつは下のものです。


paisley_gargoyle-02.jpg


こっちのほうがコワイ(笑)。



ちなみに、映画『エイリアン』は、私が高校生の時の 1970年代終わりの公開でしたが、私の田舎では上映されず、実際に見たのは東京に出てきた後に名画座で見た記憶があります。その時のショックというのは、モンスター映画としてのショックではなく、「美術的なショック」でした。

alien_1979.jpg

▲ アメリカ映画『エイリアン』(1979年)より。


私のそれまでの映画の経験の中で、『エイリアン』ほど、全編をゴシックとグロテスクと残酷の3つの要素で貫き通したカッコイイ映画はそれまで存在さえしていなかったと思います。美術的価値観に大きく刺激を与えてくれた映画でした。


というわけで、何だかエイリアン・ガーゴイルの話で長くなってしまいましたが、今回の本題はどちらかというと、次の「寒さ」の話です。

先日の記事、

この夏すでに聞こえていた小氷河期の足音 : アメリカのこの夏は記録的な「低温」が圧倒していたことが判明
 2013年08月27日

の続きというような感じでお読み下さると幸いです。



世界で最も乾燥した土地のひとつのペルー・アタカマ砂漠で「この30年ではじめて降った雨」が雪だった。


まずは、ペルーで大雪と寒波のために非常事態宣言が出されている報道です。

peru-cold-1.jpg

Declaran estado de emergencia en Puno por fuertes nevadas より。


プーノというのは地図では下の場所で、チチカカ湖の西岸に位置するそうです。標高 3850メートルと高い場所にあるので、年間を通して気温は低い場所ですが、そのレベルを越えた寒波に見舞われているようです。

puno1.jpg


現地の報道からご紹介します。


Peru Declares State of Emergency in Puno as Temperatures Drop
Peruvian Times 2013.08.28

ペルー政府はプーノ地方に寒波での非常事態を宣言

ペルー政府はこの十年で最も低い気温に見舞われているアンデス南部地域のプーノに非常事態を宣言した。

ペルー大統領オジャンタ・ウマラ氏をはじめ、専門家なども今週現地を訪れ、7県においての非常事態を緊急発表した。

現在、何百もの世帯が寒波の影響を受けており、また、 25万頭以上のアルパカが南部高地を襲った氷点下の気温と雪嵐の中で死亡した。

気温は一部でマイナス 15度にまで達している。

そのため道路が凍結し、バスや車両の通行にも影響が出ている。バスを持つ人々は、氷点下十数度の極寒の中で 8時間から 10時間、バスを待ち続けることを余儀なくされている。




また、そのペルーと隣接したブラジルですが、この7月から8月には低温に関しての報道を何度か目にしましたが、最近、雪の被害もひどくなっているようです。

bra-cold1.jpg

ZERO HORA より。



世界で最も乾燥した土地のアタカマ砂漠では「この30年ではじめて降った雨」は雪だった

それと、ペルーのアタカマ砂漠という砂漠で、数日前に「雪が降った」ということがありました。

atacama-2013.jpg

Atacama desert sees snow, rain after 30 years より。8月27日の報道です。


記事の見出しにもありますけれど、雪というより、「雨」そのものが降ったのが、30年ぶりだとかで、それが雪となったようです。

この様子は動画でも撮影されています。


アタカマ砂漠の雪




そういえば、先週の「ロシアの声」に、最近の激しい環境の異変について、ロシア水理地質学研究所のドミートリイ・キクチョフという人の言葉が掲載されていました。

その記事のタイトルは「気候変動、世界は元の姿に返らない」というものでした。


1000年単位で未来を見れば、現在は寒冷化という傾向の中にあるのだろう。しかし我らの世紀に焦点を絞れば、大方、当面のところは気温は上昇していく。ただし、ある年の夏は前年の夏より必ず暑いということを意味するのではない。

過去1000年を振り返ると、最も温暖な時期は10・11世紀に求められる。16・17世紀には「ミニ氷河期」が訪れた。局所的な「観測史上最高気温更新」などは、惑星全体の気候変動の歴史から見れば、大したことでなどないのかもしれない。しかし、現代人は、ちょっとした変化に過敏に反応する。



なるほど、確かに私なども現代人で、「ちょっとした変化に過敏に反応する」というようなことになっているのかもしれません。


しかし、それでも、気候のことだけではなく、全体として見てみれば、今の世の中は「過去 1000年のどの時点とも比較できない世の中」ということは確かな気がしますし、あるいは、過去 5000年のどことも比較できないとも言えるのかもしれません。

それだけに、「変化はこれまでの数千年と違ったもの、あるいは大きなものとなるのかもしれない」というように考えることもさほど間違ってもいない気もします。

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2013年08月28日



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ch-47.jpg

▲ 今朝は飛行機だけではなく、こんな感じのヘリコプターも隊列を組んで飛行していました。入間自衛隊基地から発進したのなら、米国製の輸送ヘリコプター「CH-47 チヌーク」かもしれません。
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今朝は曖昧だけれど何だか妙な胸騒ぎがしていました。
何となく雑記でおわってしまいそうです。


いつもより往来が激しい軍用機の轟音の中で


今日(8月28日)は朝から軍用機がふだん以上に上空をゴーゴー飛んでいて、普段はあまり飛行機の音を気にしない私も「うるせえ」と思ったくらいですので、通常よりも低空飛行する航空機がかなり多かったようです。しかし、考えてみれば、いきなりこんなこをと書いても意味がよくわかんないかもしれないですね。

私の住んでいる場所は「軍事基地最前線」の場所で、自宅周辺は下のような感じなんです。

illma.png

私の住む場所のすぐ裏手が、米軍の所沢通信基地というところで、歩いて数分。米軍基地といっても、通信基地なので、タワーがたくさん立っているだけですけれど。

220px-Tokorozawa_tra_mii.jpg

▲ 所沢通信基地。


フェンスの横の道をたまに散歩したりしますが、基地内に人影が見えたことはありません。

それで、その数キロ先に自衛隊の入間基地というのがあって、ここから発進するか、あるいはここに向かう軍用機のほとんどが私の住んでいるあたりの上空を飛んでいくのですよ。

場合によっては、相当の低空飛行をしていきます。

その発進が今日は多いです。

まあ、世界情勢もいろいろで、それと合わせるように飛行機の発着というか、上空の通過も頻繁になったりすることは過去にもありましたので、あまり世界情勢と関係なさそうな埼玉の自衛隊や米軍基地も、「世界の戦争と連動して動く」というような部分はあるのかもしれません。

自分の住んでいる場所が、そのような土地だというのは、もちろん暮らし始めてから知ったのですが、うるさく感じる時にはまあ確かにうるさいですね。



どこもかしこも廃墟だらけになっていく


昨日の記事、

この夏すでに聞こえていた小氷河期の足音 : アメリカのこの夏は記録的な「低温」が圧倒していたことが判明
 2013年08月27日

の後半に下のようなことを書いていました。


これだけ世界中で壊滅的な災害が続いているということは、上のような「災害による廃墟」が世界中に増え続けていけば、時間と共に、「世界中に廃墟が増えていく」ということにも繋がるものかもしれません。復旧するより新たな廃墟が作られるスピードのほうが早いという意味です。

今の環境変化のスピードを考えると、地球の多くが廃墟に包まれる日はそんなに遠くもない気さえしてきます。

紛争や戦争などの人員的な要素も含めましても。




これは、自然災害のことを想定して書いたものなのですけれど、最後のところに「紛争や戦争などの人員的な要素も含めましても」と書いてあります、

その後、米国人のブログを読んでいましたら、そこにシリアに関しての記事があり、その内容そのものではなく、筆者が感想として書いてある短い文章が目につきました。

下の記事の写真の下に小さく書かれてある文章です。

b-end-2013.jpg

Extinction Protocol より。

上の記事の写真の下に小さく書かれてあるのは以下のような文章です。


終わりの始まり?

ベイルート、ラマラ、バグダッド、カイロ、そして、ダマスカス。中東の非常に多くの地域が上の写真の状態と同じように戦闘で荒廃した廃墟となっている。これらの荒廃した都市の多くは、決して復旧されることはないだろう。この風景が私たちが未来に残す遺産だというのだろうか?



ふと、思えば、上のベイルート、ラマラ、バグダッド、カイロ、ダマスカスだけではなく、それ以前から見れば、イラクやアフガニスタンといった中東の多くの場所が廃墟となり、その中には、ずっと廃墟のままとなっている場所も数多くあるはずです。

昨日書いた「復旧するより新たな廃墟が作られるスピードのほうが早い」というのは自然災害と人類の文明について書いたものですけれど、人的な破壊のほうも、「復旧より廃墟化していくスピードのほうがはるかに早い」というのが現実のように感じます。

上のブログの文章を読んで、そこに出てきたそれぞれの都市の当時や、あるいは現在の写真などをしばらくインターネットなどで見ていました。

少し掲載してみます。


ベイルート

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▲ ベイルート。 2006年 7月。 ニューヨーク・タイムスより。



カイロ(エジプト)

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▲ カイロ。 2013年 8月。 Cairo Insights より。



ダマスカス(シリア)

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▲ ダマスカス(シリア)。 2013年 8月。 Frontpage Mag より。


書くまでもないことかもしれないですが、それぞれの都市がかつては華々しく、また美しい都市であった場所ばかりでもあります。

ベイルートはかつては「中東のパリ」と呼ばれていましたけれど、今、ムチャクチャなことになっているシリアのダマスカスも、かつては美しい都市でした。

私はシリアには行ったことがないのですが、特にダマスカスの夜景は観光客たちから絶賛されていたようです。

下の写真は共に、Lembrancas de Damasco (ダマスカスの思い出)というブログからです。



2012年以前のダマスカスの夜景

dam-light-01.jpg


dam-light-02.jpg


そして、理由はどうであれ、次々と「廃墟」と化していく。

このシリアは、場合によってはこの数日中にさらに激しい戦争の渦中に巻き込まれる可能性もあって、廃墟がまたどんどん作られていく。

なんだか、つくづく「今、自分の生きている時点は歴史のどんな過程の途中なのかなあ」と、上空の航空機の轟音の中で思ったりしたのでした。

まあしかし・・・。それが自然環境であっても、その他のことであっても、 2015年までの大きな変化は本来、覚悟していたこと。胸騒ぎがしてもあまり動揺しないで過ごすようにしたいと思います。

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2013年08月27日



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us-winter2014.jpg

▲ 気象予測の正確さで定評のあるアメリカの気象年鑑「ファーマーズ・アルマナック」が 8月 26日に今冬のアメリカの気象予想を発表しました。今年のアメリカの冬は北東部を中心に例年以上に厳しい寒さとなるとの予想。2014年2月に行われるスーパーボールも雪の中での開催となるかもしれないと書かれてあります。 UPI より。
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実は世界でのいたる所で報じられていた寒波


関東では昨日あたりから唐突に気温が下がり、今朝など「寒い」と言ってしまったほどの気温となってきているのですが、それでも、この3週間くらいの間の日本は、文字通り「地獄のような猛暑」が続いたこともあって、「世界は全部暑い」というような妄想というのか錯覚というのか、そういうものに陥っていた感じがあります。

でも、それは違ったのでした。

実際、日本、韓国、中国などの東アジアは非常に暑かったわけですけれど、そういう中で、ひとつの「今年の夏の記録」を見ていただきたいと思います。

下の図表は、アメリカの気象局が発表した「 2013年 7月 24日から 8月 21日までのアメリカの気温の記録」です。日本語で注釈を入れてみましたが、文字が小さいこともあり、やや見づらいかもしれません。

7月24日から8月21日までの米国での記録更新事象

Record-Events-US.png

HAM weather より。


これはつまり、「今年のアメリカの夏は寒さの記録を更新した場所が、暑さの記録を更新したところよりはるかに多かった」ということだったのでした。


つまり、全体として、アメリカはとても寒い夏だったと。


ちょっと考えがたい結果にも見えるのですが、細かく数値を見てみますと、全米で 3566地点にのぼる観測地点のうち、

暑さの記録を更新した観測地点が 667 か所

それに対して、

低温の記録を更新した観測地点は 2,899 か所

と、低温記録を更新した場所が、高温記録を更新した場所の4倍以上になっているのです。


うーむ・・・。自分の環境がこの夏ほど暑いと、他の場所の「寒さ」にまでは思いがいたらないもののようで、これまで調べてみる気にもならなかったですので、今年のアメリカの夏がここまでの低温だったということは、今回の上の気温記録表で初めて知りました。


まあ・・・アメリカ。

たとえば、今日は 8月 27日ということで、確かに夏もそろそろ終わりではあるのですが、下はアメリカのレーニア山という場所の 8月 26日からの1週間の天気予報の一部です。

rainier-2.png

Mt Rainier 7 Day Forecast より。

上の雪の結晶のマークはこのとおり「雪の予測」ということなんですが、このマークが今後1週間ずっと続いているんですよ。ほぼ毎日、30パーセントから60パーセントの降雪確率が出ています。

レーニア山というのは下の場所にありまして、確かに北部ではあるのですけれど。

mt-rainier.jpg


何ともいえないにしても、このレーニア山のあるあたりの地域では今年は「冬の到来」というのも早いのかもしれないですね。何しろ、高地ではすでに雪が降ろうとしていることは事実のようですし。



インドでは雪と雨の嵐によって 50名の人命が奪われ、25,000頭の家畜が死亡


8月はインドのヒマーチャル・プラデーシュ州というところで、モンスーンによって多数の被害が出たのですが、見だしの「モンスーン」だけを見ると、何となく熱帯的な感じなのですが、このモンスーンの正体は「早すぎる雪の嵐」だったのです。

そのこともあり、50名以上の方や、あるいは数万頭の家畜が死亡するということになってしまったようです。

Himachal_Pradesh_in_India.png

▲ ヒマーチャル・プラデーシュ州の場所。


現地の報道記事を簡単にご紹介しておきます。


Monsoon death toll went up to 50 in HP : CM
Himvani 2013.08.21

ヒマーチャル・プラデーシュ州でのモンスーンでの死者の総数は 50名に達する


現在までに 50名以上の人々が現在のモンスーンシーズンの中で命を失っている。このことはインドのシン首相にも書簡として本日提出された。

キナウル地区では23名が死亡した。
他にもシムラ地区、カングラ地区、シルマウル地区などで死者が出ている。

ヒツジ、ヤギ、牛やラバなどを含む動物 24,142頭も過度の降雨と降雪のために死亡した。

キナウル地区では、いくつかの場所で早すぎる「雪」が降り始め、それ以来、毎日のように大雨と降雪の被害に見舞われている。

また、雨も「かつて経験のない豪雨」が各所で起きており、民間、公共を問わず、大きな被害が発生している。



この中にある「かつて経験のない雨」というのは、今の日本の各地でも毎日のように経験していることですが、インフラ基盤の脆弱なインドなどでは、非常に大きな被害になりやすいです。



▲ 洪水の中でかろうじて鎮座しているウッタラーカンド州の聖地リシケシのシヴァ神の巨大な像。6月18日の報道。過去記事「世界中で止まらない黙示録的な洪水の連鎖」より。



文明の廃墟化と、復旧していくスピードのどちらが勝るのか

上の写真の、今年6月にインドの山の中で発生した大洪水も今回のモンスーンで被害の出ているインドの北部でした。上の洪水は、ウッタラーカンド州という場所での洪水の様子で、洪水から2ヶ月経ちますが、復旧はあまり進んでいないようです。

下は 8月 22日のインドのメディアに出ていた現在のウッタラーカンドの様子です。

india-utter-08.jpg

INDIA TVより。


この場所は聖地のある場所でしたので、観光のメッカでもあったのですが、洪水の後、観光客が戻らないようです。まあしかし、観光客がすぐに戻ると考えるほうが難しいようにも思います。

インドだけではないですけれど、たとえば、(先進国というように言われている)日本の実情を見てもそうですけれど、いったん壊滅的な災害に見舞われてしまった場所の復旧というのは、どこの国でも非常に難しいもののようです。


これは、別の言い方をすると、これだけ世界中で壊滅的な災害が続いているということは、上のような「災害による廃墟」が世界中に増え続けていけば、時間と共に、「世界中に廃墟が増えていく」ということにも繋がるものかもしれません。復旧するより新たな廃墟が作られるスピードのほうが早いという意味です。

今の環境変化のスピードを考えると、地球の多くが廃墟に包まれる日はそんなに遠くもない気さえしてきます。

紛争や戦争などの人員的な要素も含めましても。


それにしても、調べてみると、「寒さ」に関する報道は世界中でなされていたことを知りまして、そこで、ふと思い出す、いよいよ近づく太陽活動のピークアウト。

そして、それに伴いやってくる(かもしれない)小氷河期は気になることではありますので、また何かありましたら記事にしたいと思っています。

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2013年08月26日



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「宇宙論は間違っているのかもしれない。そして、恒星物理学も間違っているのかもしれない」(ハワード・ボンド/宇宙望遠鏡科学研究所)


met-HD-140283.jpg

▲ 145億年の惑星と算出されたメトセラ星。以前はこの星は 160億年前のものとされていました。どちらにしても、現代宇宙論での宇宙の年齢より古い星ということになってしまいます。
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宇宙も生命も「その起源」というものは考えにくい


今回の記事は、過去記事の、

ビッグバン理論での宇宙の誕生より古い「 145億年前の星」が観測された報道を見た日に
 2013年03月09日

という記事と内容としては同じようなものなのですが、今朝、宇宙関係のサイト Daily Galaxy にまたその関連の記事が出ていまして、このことに関しては繰り返し記事にしてもいいものかもしれないと思って、その今朝の記事をご紹介します。

Daily Galaxy は科学系サイトで、コメントも多く寄せられるのですが、この記事にあった下のコメントが、この記事の「意味」を的確に表しているように思います。


Daily Galaxy のコメントより

この記事の冒頭の段落がすべてを言い表していると私は思います。つまり、「この星の年齢である 145億年というのは、宇宙の年齢として計算されている 138億年よりも古い星ということになる可能性があり、矛盾を提示する範囲の計測となる」の部分です。



この矛盾がどこに存在しているのかを科学的に突き止めるのが科学者の役割でしょうけれど、私のような科学者でもなく、科学に疎い人間としては「人類としての理念」からこの矛盾を考えたいわけで、なので、ビッグバン関係に関しては、過去の記事と重複した内容となっても、繰り返し掲載することもあります。

なぜ、「繰り返し記事にしてもいいか」というと、「ビッグバンの存在の有無」は、科学者ではない多くの人々も繰り返しそのことについて考えていいことだと思うからです。

もちろん、「ビッグバンの否定」というようなことは小さな節目でしかなく、それはひとつの第一歩でしかないわけで、行き着きたい先は、昨日の記事、

「地球の生命は地球自身の年齢よりはるかに古い約 100億年前に始まった」ことを論文で発表した米国の二人の科学者
 2013年08月25日

にもハーバード・スペンサーという19世紀の科学者の言葉を書いたのですけれど、その意味である、


「無から有は生まれない」


という、この世の不変の科学の真理です。


そして、そこから辿ると、どうしても、


「宇宙は生まれていない」


というところに行き着くしかないのですが、これは証明することはとても難しいと思います。

でも、証明されるとかされないはともかくとして、「何もないところからは何も生まれない」という概念については直視するべきだと思います。


生命もです。
無から生命(有機物)は生まれないんです。


もう2年以上前の記事ですが、

最も驚くべき存在である有機物
 2011年05月06日

という記事を書いたことがあります。

そこに私は、


「有機物は無機物からは生成されないので、有機物は「元々あった」と考える以外にない」



と書いています。

有機物は無機物からは自然には生まれないのです。


これに関しては、フレッド・ホイル博士の『生命はどこから来たか』から抜粋しておきます。


生命はどこから来たか 「第四章 至るところにある有機物」 より抜粋

一酸化炭素、窒素のような無機物から非生物学的に有機物を生成することが無理であることを考えると、星間にある大量の有機物は生物学的に作られたのに違いないのは明白である。科学者の中には逆の方を主張する人もいるが、これは極端な独断である。

もしも、無機物からほんのわずかな、痕跡量以下の有機物を生成できたとしても、それは実験室で注意深く設定された条件、特に触媒に気を遣った条件での話であり、宇宙空間のような制御の利かない条件下では触媒がすぐ壊れて大量の生成物は得られないであろう。



というようなことで、実験室で注意深く設定された条件の下ならともかく、自然の条件下では無機物から有機物が発生することはあり得ないようです。


どうやら、私たちの生きているこの宇宙というのは、


・宇宙の起源はないし

・生命の起源もない



という非常に不思議な状態の場所である可能性が高いです。


この「不思議さ」が理論的なレベルで解消できる可能性はないと私は思います。

この不思議さを解消したり昇華するのは「自分の内なるこの世の理論」の中でのみのように感じます。それは宗教をお持ちの方なら宗教の教義でもいいでしょうし、あるいは私のように「理解をあきらめる」(苦笑)というのもアリな感じはします。

理解をあきらめても、宇宙はいつも「ここ」にありますから、全然問題ではありません。


というわけで、ここから Daily Galaxy の記事です。

ところで、この星につけられている「メトセラ」というのは何か知らなかったですので調べてみましたら、旧約聖書の『創世記』に出てくる人物のことなのですね。Wikipedia には下のようにあります。


メトシェラ(メトセラ)

metsera.jpeg

メトシェラ(メトセラ)は旧約聖書の『創世記』5章21節から27節に登場する、伝説的な人物。エノクの息子で、かつノアの方舟で知られるノアの祖父にあたる。メトシェラは969歳で死んだと記述され、聖書において、最も長寿であった人物である。(中略)

『創世記』の記述から計算すると、彼の死の直後に洪水が起きたことになり、彼の死の時まで神は忍耐を持って洪水を起こさなかったという解釈が出て来る。




ということで、創世記では、この「メトセラ」が死んだ直後に大洪水に見舞われたとのこと。それまでは、「神は忍耐を持って洪水を起こさなかった」とのことです。

ということは、宇宙の「メトセラ星」が消えるか見えなくなった時にも、「神の忍耐は消えて」、地球か宇宙に大洪水が起きるのかもしれないですね。



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2013年08月25日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





genom-timeline.png

▲ 米国のふたりの科学者が「ムーアの法則」から計算した生命と地球の歴史のタイムライン。 Daily Galaxy より。今回はこの記事をご紹介します。ただし、訳してみたはものの、どうもよくわからないままですが、いずれにしても「地球の生命は地球の歴史よりも古い」という科学的結論を発表したという記事の内容についてです
--


今朝はわりと涼しい感じで、それはいいのですけれど、昼に向かうにつれて「ますます涼しくなっていってるのでは・・・」と思い、本日のピンポイント天気予報を見てみました。

tk-0825.png


「お昼がいちばん気温が低いのかよ・・・」


それにしても、この「 21度」などという日中の気温を見たのは本当に久しぶりのような気がします。


しかし、暑さが収まったかと思うとまた豪雨。西日本では大変な豪雨となっているようで、どうにも「穏やかな時間」というものがあまりないようです。





穏やかな瞬間をなかなか経験させてくれない日本と東アジアの各地


穏やかな時間があまりないといえば、最近、北朝鮮のことについては何となく忘れがちな感じではありますが、政権とか南北関係とか日朝関係とか、そういうほうの話はどうなっているのかよくわからないですが、北朝鮮も7月以来、繰り返し豪雨と水害に見舞われているようで、地域的に壊滅的な被害が拡大しているようです。

wt-01.jpg

fnnews より。


本題とは関係のない話ですが、最近、国連が報告した北朝鮮の水害の被害状況についての内容が、ラジオ・フリー・アジアに掲載されていましたので、載せておきたいと思います。

特に、子どもたちの間に感染症と栄養失調が蔓延しているうようで、かなり厳しい状況のようです。


nk-floods.png
RFA 213.08.23

国連「北朝鮮では水害のために、下痢などの患者数が30倍に増えている」


wt-02.jpg

kuki より。


北朝鮮の水害地域では、下痢の患者が 30倍も急増するなど、北朝鮮で水因性の伝染病が拡大していることを国連が明らかにした。

北朝鮮では 9月中旬まで雨が続くと見られているが、全体の被災者 80万人のうち 68万人はいまだに必要な薬も与えられることなく放置されており、緊急支援が必要な状態だという。

北朝鮮に駐在している国連常駐調整室は 8月 23日、北朝鮮の洪水の状況報告書を提出し、洪水で被害を受けた 80万人の北朝鮮住民が緊急支援を必要としていることを明らかにした。

被災者 80万人のうち 5万 6千人が5歳未満の幼児で、 1万 4千 800人は妊婦だ。

この報告書では、北朝鮮水害地域で、特に医薬品や医療機器が不足していることを伝えた。そのため、洪水被災地では「水因性の感染が拡散する可能性がある」と深刻な懸念を示した。

国連によると、水害地域の下痢の患者は 4では全住民の 1.5%だったのが、7月には 29.3%に増え、数として約 30倍も増えた。これから下痢などの水因性疾患の患者がさらに増える可能性があるしている。

特に、水害地域の5歳未満の幼児の間で下痢に起因する重症急性栄養失調の状態の子どもたちが増えていることを国連は説明している。

北朝鮮当局の資料によると、現在の水害により約 80万人が洪水の被害を受け、被災者は 4万 9千人に達し、建物や家屋 1万 2000戸が破壊されたと明らかにした。 これに加えて 1万 1千ヘクタールの農地が失われたと発表した。




日本、韓国、北朝鮮、そして中国などの東アジアはどこも「猛暑」と「豪雨」のどちらかの渦中にあるこの夏だったようで、そして、これから夏は(普通なら)終わっていくわけですけれど、夏が終わっていくからといって、それで「穏やかな時」が来るのかどうかわかりません。




明日は決してわからない

ネットなどでのニュースの見出しも、テレビなどの含めて、トップニュースが「気候のニュース」である日が大変に多い日々ですが、自然現象には気候の他にもいろいろとあります。

次に起きることが火山の噴火なのか、大地震なのか、小惑星の衝突なのか、それは誰にもわからないことですけれど、しかし、そのどれもが「いつかは必ず起きること」でもあります。

それが地球の歴史です。

そして過去にも書いたことがあり、くどいようですが、「私たちに未来はわからない」。つまり、どんな災害がいつ起きるかは絶対にわからない。

そのように人類と宇宙の関係は作られていると私は思っています。


というわけで、豪雨から話が逸れましたが、ここから本題です。「生命は地球より古い」という科学的結論を発表したという記事の話です。私自身がその記事を見たのは最近のことだったのですが、論文自体は今年の4月頃に出されていたもののようです。





理屈はよくわからないけれども、計算された「生命の年齢」


今回ご紹介する話の非常に難しい部分として、この結果を導き出した「ムーアの法則」という理論があります。

これがわからない。

辞書から抜粋いたします。


ムーアの法則

世界最大の半導体メーカー、インテル社の創設者の一人であるゴードン・ムーア博士が1965年に経験則として提唱した、「半導体の集積密度は18〜24ヶ月で倍増する」という法則。

この法則によれば、半導体の性能は指数関数的に向上していくことになる。実際には、集積密度の向上ペースはこれより鈍化しているが、「集積密度」を「性能向上」に置き換えて考えると、この法則は現在でも成立しているとされ、今後の半導体の性能向上を予測する際の指標として広く用いられている。





(@_@) ?

「書かれてある意味が全部わかんない・・・・・」と久しぶりに、根本から意味を理解できない説明にぶち当たってしまっているわけですが、いずれにしても、この「ムーアの法則」から今回の「地球の生命の年齢は地球そのものの年齢より古い」という結果が出されたものだそう。

その結果、「生命の年齢は、地球の年齢の倍にあたる約 100億年前には存在していたことになる」ということになったようです。

こちらに、元の論文の概要がありますが、ここには「地球の生命が地球の年齢よりも古いという結果が出たことに関して考えられる可能性」として、

・地球以外の惑星で生命が誕生し、その後、地球に移住した。

・生命はある時期だけムーアの法則に従って進化し、ある時期には法則に従わずに進化した。

・そもそも、生命の進化はムーアの法則に従わないという可能性。


などが考えられているようです。


もっとも、私個人としては、「生命に起源はない」と考えていますので(宇宙に起源がないと考えることと同じように)、45億年前でも 100億年前でも同じことではあります。

その理由としては、たとえば、先日の記事、

「宇宙は膨張していない」
 2013年08月16日

の中に抜粋しました 19世紀のイギリスの哲学者ハーバート・スペンサー( 1820年 - 1903年)の著作『生物学原理』の下の部分などにも記されているように思います。





スペンサー『生物学原理』 より


恐らく多くの人々は虚無からある新しい有機物が創造されると信じているであろう。

もしそういうことがあるとすれば、それは物質の創造を仮定することで、これは全く考え難いことである。

この仮定は結局、虚無とある実在物との間にある関係が考えられるということを前提するもので、関係を考えようというその二つの部分の一方が欠如しているのである。

エネルギーの創造ということも物質の創造と同様にまた全く考え難いことである。

生物が創造されたという信仰は最も暗黒な時代の人類の間に成り立った考えである




スペンサーは、「無から有は生まれない」という古代からの一貫した科学概念のことを書いているのだと思いますが、そうとしか言えないのが現実だと思います。

無から有は生まれない。

私は科学に疎いですけれど、「質量保存の法則」という響きと「宇宙の誕生」という響きがすでに矛盾している気がするのです。ビッグバンという考え方を含めて、今の宇宙論は、どう考えても、「人類史の科学の歴史への反逆」だと私には思えます。

紀元前から偉人たちによって脈々と蓄積されてきた科学の基礎を根本から覆してしまった。


しかし、

「じゃあ、どうして今のこの世は『有る』のだ?」

ということは、まったくわかりません。



無から有が生まれることがあり得ないということは、「ずっと無い」か「ずっと有る」かのどちらかしかないわけで、現在は「有る」わけですから、「この世はずっと有った」という解釈しかできないことになります。

・・・・・ (@_@) ?


ややこしい話になってきましたので、本文に入ります。

この翻訳記事そのものも何だか非常に難解ですので、適当にお読み飛ばしください。今回は訳に間違いが多そうですし、何より私自身にも理解できない部分も多いです。

では、ここからです。



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2013年08月23日



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毎日毎日経験する豪雨の結果は・・・記録的な「水不足」


関東で、それまでの降雨不足によって取水制限が始まったのが 7月 23日頃のことでした。



▲ NHK ニュース。過去記事「「現代の社会で海水面が 20メートル上昇したら」」より。


上の記事の中では、


>場合によっては、関東(一都五県)は過去最悪レベルの水不足に陥る可能性もあります。


なんてことも書いていたのですが、その後、日本各地で「かつて経験したことのにいような豪雨」が、毎日のように続きました。

それは本州各地で今でも続いていて、私の住む関東でもこの数日も、夕刻以降はどこかで必ず「大雨洪水警報」が発令されている状態が続いています。


そんなこともあり、何となく最近「危機的な水不足の中にいる」なんてことを忘れていたような感じなのですが、現実は下の報道の通りです。昨日 8月22日の記事です。


渇水深刻化 9水系で取水制限 宇連ダムは貯水率7%
ハザードラボ 2013.08.22

8月22日に開かれた国土交通省の渇水対策本部会議で、22日午前の時点で関東、中部、近畿、四国の9水系で取水制限が行なわれており、東・西日本の太平洋側での少雨による水不足が深刻化しているとの現状が報告された。

首都圏の水がめとなる利根川水系の上流8ダムで貯水率が46.1%になっているほか、中部地方の豊川水系 宇連ダムが貯水率7.0%、四国地方の那賀川水系 長安口ダムが貯水率12.8%などと、太平洋側各地のダム貯水率は軒並み平年量を大きく下回っている。

現在、四国地方の吉野川水系では上水で50%の取水制限、仁淀川水系で同40%、中部地方豊川水系で同20%などと、各地で取水制限が行なわれている。



関東より西の多くが、深刻な渇水状態となっているようで、まあ、天気予報などによると、今週あたりは雨も降るようなのですが、何だか秋に向けてどうなっていくのだかよくわかりません。


ところで、上の記事の出ていたサイトの他の記事に下のようなタイトルのものがありました。


氷面積 北極は史上最小 南極は史上最大 2012気候年次報告
ハザードラボ 2013.08.07

1981-2012-noaa.jpg

アメリカ気象学会は、2012年の全世界的な気候について、温暖化により北極海の氷面積は観測史上最小になる一方で、南極大陸の海氷面積は観測史上最大になった、などとした2012年度の気候年次報告を発表した。

北極については、昨年9月16日に観測された330万平方キロメートルという北極海の海氷面積は、人工衛星で氷面積を観測するようになって以来34年間で最小となり、またグリーンランドでは氷床の97%に溶融現象が見られたとしている。

その一方で南極では、昨年9月26日に1877万平方キロメートルと観測史上最大の氷面積を観測している。



上にある「グリーンランドでは氷床の 97%に溶融現象」については、下の過去記事で取り上げた現象のことだと思います。

メルトダウンの序章? : たった4日間でほぼすべて溶けて消えたグリーンランドの氷床
 2012年07月26日




上のアメリカ気象学会の発表は非常に簡単に書けば、


・北半球の極地では氷が激しく「減っている」

・南半球の極地では逆に氷の面積が「増えている」



ということのようです。

とはいっても、南極でも、

崩壊し続ける南極大陸 : 東京23区のサイズ以上の面積の氷山が南極の氷河から分離して漂流中
 2013年07月17日

という記事などでご紹介しましたように、「崩壊的な現象が目立つ」ということはあり、また、昨年の時点でも南極周辺では、下のように数々の地質的現象が起きています。


south-pole-pine-02.jpg


上の記事の「東京23区のサイズ以上の面積の氷山が南極の氷河から分離して漂流中」という現象は「パイン島氷河」として示されている場所で起きた出来事です。





南極の「魑魅魍魎」探検も続いていたり

まあ、それと最近の・・・、

南極の「氷床の下」からウジャウジャと何かが露出し始めた?
 2013年08月17日

南極の各地に建造されているピラミッドように見えるもの。そして、クトゥルフ神話の「この世の旧支配者たち」が目覚めるとき
 2013年08月20日

ant-008.jpg


などの記事のような、まあ、オカルトに近い内容とはいえ、「どうも南極が不気味な感じ」という個人的な感覚も含めまして、「極地」は気になるところであります。


ところで、上の「ウジャウジャと何かが露出し始めた」ほうの記事の場所をある程度わかりやすく示すために、動画にしてみました。


南極大陸 / 狂気の広場



Google Map より。


上の動画のタイトルに「狂気の広場」と入れたのは、上の様相から連想した『クトゥルフ神話』という現代神話の発祥の源的である「ラヴクラフト」という作家が 1936年に記した『狂気の山脈にて』というものから拝借したのですけれど、その理由は、このラブクラフトの著作『狂気の山脈にて』(At the Mountains of Madness)の当時の表紙を見たことによるものでした。

その表紙は下のものらしいんですね。

mountain_of_madness.jpg



そして、南極の記事に写っているもののひとつが、少し色を濃くすると下みたいな感じになるものがあるんです。

madness-antarctic.jpg



「なんだか、質感が似ているのお」

と思った次第で、「狂気の広場」とタイトルをつけた次第でありました。

まあ、どれも単なる岩だとは思うんですけれど(あるいは、そう思いたいですけれど)・・・そういえば、今朝のニュースで、


羽田空港の地中に機体残骸
 Yahoo! ニュース 2013.08.23


というのがありまして、内容は、


国土交通省東京空港事務所は22日、羽田空港の工事現場の地中から航空機の残骸が見つかったと発表した。同空港には太平洋戦争中、旧日本軍が駐留していたことから、軍用機とみられるという。



というニュースなんですけど、その写真が下のものでした。

haneda.jpg


なんというか、こう・・・モンスターとか物の怪とか魑魅魍魎などの存在と「廃墟的、廃物的な存在」というのは確かにとても似ているものだなあと感じます。


廃墟・廃物というのは文明の痕跡であり、人類の生活の名残の面影ではありますけれど、すでにそこには人そのものは関係しない。


その光景が「人々が歴代で創造してきたモンスターや悪魔的な存在と似てくる」とうことには何となく興味を覚えます。私も若い時には、舞台などで廃墟ばかり作っていたんですけど、廃墟は一方で確かにすでに「モンスターとしての存在そのものでもあった」という実感は今でも感じます。



というわけで・・・もう記事のタイトルと離れすぎて、何の話を書くつもりだったのかがわからなくなっていますが、ここからが本題です。






北半球では「ありとあらゆる氷」が融解を始めている


北半球の氷の溶解に関して、昨日の「ロシアの声」で、下の記事を見つけました。


永久凍土のビーチ
ロシアの声 2013.08.22

norilisk.jpg


ロシア北部に位置するノリリスクは、非常に寒い地域だ。だが今年の夏、ノリリスクは異常気象に見舞われ、気温が32度以上の日が数週間にわたって続いた。。

ノリリスクの気候は非常に厳しい。ノリリスクは世界で最も寒い町のひとつだ。冬は長くて寒く、平均気温はおよそマイナス40度。町には約9ヶ月にわたって雪が横たわっている。

夏は短く冷涼で、気温がプラス20度以上に上がることはない。そのため町の住民は休暇になると暖かい南部へ出かける。

しかし今夏、ノリリスクは「南の保養地」と化した。

非常に強い高気圧に覆われ、1979年以来の暑さが訪れた。だが、1979年の暑さは1日しか続かなかったが、今年は数週間にわたって真夏日が続き、皮肉なことに、ロシアの保養地ソチよりも暑くなった。



この「ノリリスク」という場所を地図で見てみますと、下のような場所にあるんです。
かなり広範囲の地図にしてみました。

nori-map1.jpg


地域としては「白く示される地域」ということで、緯度としても、北極圏などとさほど変わらない気温の地域といえそうな場所です。そして、ノリリスクというこの土地は「永久凍土の上にある町」であるのだそう。

上の記事によりますと、そのような場所で、


> 気温が 32度以上の日が数週間にわたって続いた。


ということになっていたそう。

数日ならともかく、数週間・・・。

下手すると日本の関東以北よりずっと暑いということになりそうですけれど、そういえば、6月頃に下のような記事もありました。

ala-07.jpg

地球の記録より。


日本を含む東アジアも今年は暑い夏でしたけれど、もっと北半球の「極地」に近い部分では、その異常ぶりというのが顕著となって現れているように感じます。

上のロシア・ノリリスクの記事の抜粋ではあまり深刻な部分は記しませんでしたが、地元のロシア・メディアを見ると「永久凍土の消失」ということについて、かなり深刻な様子が描かれていましたので、それをご紹介しておきます。

いずれにしても、北極やグリーンランド、そして、ロシアの永久凍土といった北半球のほぼすべての氷が、今、確実に溶けていこうとしているようです。

こうなってくると、小氷河期が来るのが早いか、北半球の氷がすべて溶けてしまうのが早いかといったようなことも言えるのかも。それくらい早いスピードで物事は進行しているのです。


なお、下の記事には、今となっては懐かしい感じもある「地球温暖化」という言葉も出てくるのですが、直訳するとそうなりますので、そのままにしてあります。



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2013年08月22日



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india-china-border.jpg

▲ インドと中国の国境のうちのひとつ。 Telegraph より。
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インド軍兵士たちのパニックは続く


昨年、「インド・中国の国境沿いに謎の飛行体が出現し、インド軍がパニックに陥っている」ということが比較的世界中で報じられ、In Deep でも記事にしたことがあります。

軍事兵器か未知の発光体か: 中国インド国境沿いに無数に出没する「肉眼で見えているのに識別できない飛行物体」
 2012年11月29日



▲ 2012年に 飛行物体が目撃され続けていた地域。オリジナルの画像は
India Today より。


その後、この場所が、いわゆる「北緯33度線」の上にあるエリアであることに気付いて、

インド軍が対峙するものは何か?: 印中国境の UFO 目撃地帯は「北緯 33度線上」だった
 2012年12月01日

という記事を書いたことなどもありました。


まあ、その後は忘れていたこの報道なんですが、最近またしても、インドをはじめとして、このことが報道されています。

下の記事は今回、翻訳してご紹介するインディアン・エクスプレス紙のその記事の表紙です。

indian-ex-top.jpg

インディアン・エクスプレスより。


他のインドのメディアでも非常に数多く取り上げられていて、下はそのうちの一部です。リンクも示しました。

india-ufo-media-01.jpg

報道のソースは、左上から時計まわりに、

UPI
サイエンス・タイムス
Openminds.tv
National Ledger


となります。

この出来事が普通のいわゆる未確認飛行物体騒動と違うのは、


・目撃者が複数の兵士たちであること

・場所が国境沿いの紛争の最前線であること



ということで、その報道内容の物々しさは上にリンクしました過去記事の中の翻訳記事の記述でもわかります。


インドには宇宙開発を担当する国家機関「インド宇宙研究機関」( ISRO )があるが、そのインド宇宙研究機関でさえも、これらの未確認の発光体を識別することができなかった。同時にインド国防研究開発機構(DRDO)とインドの国立技術研究機構(NTRO)も同様に、この飛行体を識別することができなかった。

インド軍では、インド・チベット国境警察が撮影した写真を分析したが、無人航空機(UAV)や、中国の無人偵察機、あるいは低軌道衛星ではないことが判明した。

今年9月には、インド陸軍第14部隊が、発光体の目撃情報により指揮系統が混乱するという事態に陥り、このため、陸軍は事態を重く見て、インド天文台の天文学者たちをラダックに招聘し調査を依頼した。



というような物々しい出来事に発展していっていました。




インドと中国は国境の情勢も落ち着かない

インドと中国の国境沿いというのは最近も慌ただしいというか、バラバラの動きを見せています。

たとえば、日本の報道だけでも、8月15日に、

インドと中国 国境に関する歴史的合意 調印を約束
ロシアの声 2013.05.18

と報道のあった、その1週間後の今日 8月 21日の産経新聞の報道。

インド北東部で中国軍が越境
産経ニュース 2013.08.21

と、なかなか安定しないようです。

この国境の地帯というのは確かにいろいろなことがありそうではあるのですが、しかし先月、インド紙により、科学機関の調査により「 UFO は水星と木星の見間違いだったという結論」という記事が出ました。これは、ギズモード・ジャパンの記事にその内容が出ています。

ところが、その結論が科学機関から出た後にも、さらに飛行物体の目撃報告がインド陸軍のトップに報告され、いよいよ、これらの正体についての見解が「わからないものになっていっている」というような感じのようです。

まあ・・・下のインド・チベット国境警察 ( ITBP ) が撮影したその物体を見ましても、惑星と見間違えるかどうかは微妙であることと、「それなりの速度で動いていた」という目撃情報から、少なくとも現場の兵士たちは「惑星見間違え説」をほぼ信用していない感じがあるようです。



中国インド国境沿いに無数に出没する「肉眼で見えているのに識別できない飛行物体」より。


何より、国境を守るインド陸軍兵士やインド・チベット国境警察たちは精鋭だと思いますし。

特に国境警護を担当する軍などは、インド陸軍 113万人(Wikipedia より)の中から選ばれた精鋭揃いだと思います。

少なくとも、木星を UFO と間違って怯える人たちではないような気もするのですけれど、いずれにしても、昨年の報道では、国境警護にあたるインド陸軍と国境警察隊のこの精鋭たちは、この飛行物体に対して、かなり「マジでビビッている」ようなんです。





どこから来ている? それは「下から」じゃないかと・・・


ところで、今回のことなどを読んで、5年くらい前のウェブボットにあった記述を思い出しました。


ALTA レポート 909 パート 1
ウェブボット 2008.11.09

・ さまざまな地域で、UFOと、恐怖におののいた武装した地元住民との間で衝突が起こるというデータがある。これはシベリア、ロシア、モンゴル、スコットランド、テキサス、アリゾナ、チリ、インドネシア、ミャンマー、インドの各地域に及ぶ。

・ さらに、かなりの数のNASA職員が悪化する失業率の影響を受けて解雇されるが、その後彼らの多くは内部告発者となり、NASAが隠蔽していたエイリアンとのコンタクトに関する膨大な記録を公表するようになる。





私は今では「上(宇宙)から来る」エイリアンという存在をあまり信じられなくなっているほうですが、それはともかくとして、先日の「南極の「氷床の下」からウジャウジャと何かが露出し始めた?」などもそうですけれど、いろいろなことに関しての露出や曝露が始まっているという思いに関してはとても強くなっています。


それは「悪いもの」も「良いもの」も。


南極もそうですが、インドの場合も、「下から来ているっぽい」感覚を拭うことのできない、地球内部の世界を想像するのが大好きな私なのであります。


というわけで、ここから、インディアン・タイムスの記事です。



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2013年08月21日



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そして、もしこの規模のCME (コロナ質量放出)が地球の面した場所で発生した場合は?



cme_comet_top-01.jpg

▲ 太陽の背面の全域に暈(光の輪)を形成した巨大な CME が 8月20日に発生しました。
--




太陽の背後がすべて爆発したような太陽面爆発の中で


8月20日に、太陽で上の写真のような「太陽の全域をグルッと囲む」ように巨大な光の暈を拡げた CME が起こりました。

この CME の巨大さもなかなかのものなのですが、特筆すべきは、「まるで CME の発生をあらかじめ知っていて、そこに飛び込むように」太陽に突入していった彗星の光景が NASA の太陽観測衛星 SOHO の太陽画像に写されていたことでした。

上の「彗星」と丸く囲んだ部分ですけれど、少しわかりにくいですので、もう少し画質のいい NASA の写真からピックアップすると下のような感じです。

comet-s1.png


どうして「 CME の発生をあらかじめ知っていて」というような書き方をしたかというと、この彗星、巨大 CME 発生の直前に突然、太陽観測衛星の画像上に現れたからです。

下の写真は、 CME 発生直前の別の SOHO のカメラの画像です。

finder_s2013-08-19.jpg


そして、この直後、太陽では巨大な CME が発生して、彗星は CME のエネルギーによって「消滅」してしまいました。下の写真は彗星が消滅する直前です。

comet-disap-2013.jpg





太陽に飛び込む彗星の意味

ところで上の図にある「レグルス」という星を私は知りませんでしたので、 Wikipedia で調べてみると、「しし座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つ。黄道上の唯一の1等星で、航海位置の計測の基準となる常用恒星」というものだそう。

ちなみに、この「レグルス」という星は、下のように巨大な恒星らしいです。

regulus_sun.jpeg

▲ 太陽とレグルスのサイズの比較。earthsky.org より。



話がそれましたが、今回の彗星について、スペースウェザーの記事をご紹介しておきます。



SUNDIVING COMET AND FULL-HALO CME
Spaceweather 2013.08.20

太陽に飛び込んでいった彗星と、太陽を完全に光の輪で覆った CME

小さな彗星が、今朝、太陽に突入し、そして、その彗星が太陽に到達する直前に、太陽は壮大な全面の光の輪の暈( Full Halo )を形成した CME を発生させ、この彗星を消滅させた。

写真では、彗星が最後に激しく気化して消滅していく様子が見てとれる。おそらく数十メートル程度の直径の核の彗星では、この太陽の激しい放射の攻撃の前には、生き残ることは無理だったであろう。

この CME の爆発は、地球から見て太陽の裏側で発生した。画像で見ると、 CME と彗星は交差しているように見えるが、直接的な交差はなかったと考えられる。

彗星は地球から見て太陽の前面を通っており、 CME は裏側だ。

このような「太陽に飛び込む彗星」が太陽フレアなどの太陽表面での爆発のトリガーになっているのではないかということを質問されることがある。

しかし、既知のメカニズムでは、彗星と太陽の爆発活動には関係がない。彗星は、太陽の磁場を不安定にさせるためにはその大きさがあまりにも小さい。

この消滅した彗星は、クロイツ群(近日点が太陽に近い軌道を持つ彗星)、あるいは、サングレーザー(太陽に非常に接近する彗星)の1つだった。これらのサングレーザーは、単一の巨大な彗星が破壊した断片であると考えられている。

太陽では毎日のように、小さな彗星が飛び込み崩壊しているが、今回のように観測できる大きさの彗星の場合は、注目を集めることも多い。






ということです。



太陽と彗星の勝負


ところで、上に、スペースウェザーの意見として、


「太陽に飛び込む彗星」が太陽フレアなどの太陽表面での爆発のトリガーになっているのではないかということを質問されることがある。しかし、既知のメカニズムでは、彗星と太陽の爆発活動には関係がない。



という部分ですけれど、これですね・・・まあ、確かにメカニズムとしては関係ないでしょうし、確かに太陽と彗星では大きさに差がありすぎて、その比較というのは難しいとは思うのですけれど、しかし、たとえば「地球上での勝負」ということを見ると、大きさの差というのはあまり関係ないということにも気付きます。

たとえば、「ウイルス vs 人間」というあたりの勝負はつい近代になるまで、どうやっても体積的に巨大な人間は勝てなかったですし、今でも根本的には勝てていません。

まあしかし、そういうことはともかく、過去に、「どう見ても太陽と彗星が戦っている」という光景の写真を、 SOHO が捕らえていたことなどを思い出します。


下の様子は、2012年3月14日に「スワン彗星」と名づけられた彗星が、太陽に飛び込んでいった前後の数日間の流れです。「今の太陽は自分自身も爆発を繰り返しながら何かと戦っている模様」という過去記事からです。



2012年3月14日から16日までの太陽でのバトル

・03月14日 太陽に巨大な彗星が接近

sun-04.jpg



・彗星はそのまま太陽に突っ込む

sun-05.jpg



・彗星が突っ込んだのとほぼ同時に、太陽の反対側の面から大爆発(フレア)が発生。同時に、コロナ質量放出(CME)が発生

sun-06.jpg



・その翌日、彗星が突っ込んだ場所が爆発。そして、反対側から再び巨大なCMEが発生

sun-07.jpg



というような、派手な太陽での爆発事象などもありました。


今回の巨大な CME の発生は、彗星とは関係ないとは思いますが、太陽の周辺で様々に起きている現象は、「既知のメカニズム」だけでは説明できないレベルに達しているような気もしないでもないです。




2013年のキャリントンの嵐

しかし、仮に、今回のような巨大な CME が地球の方に向いて発生した場合、過去記事の、

スーパーフレア(超巨大太陽面爆発)とは何なのか
 2012年05月18日

アメリカ国立科学財団が太陽CMEによるテクノロジー破壊を警告
 2010年03月20日



といったような自体に「やや近い状態となる」可能性はあることは事実かもしれません。ただ、上のような出来事も、太陽で巨大 CME やスーパーフレアのようなことが起きてから地球に到達するまで数十時間のタイムラグがあり、十分に準備できます。


まあ、そのような大規模な災害についてはともかくとして、これから数日から1週間ほど、地球は磁気の影響を受けるかもしれません。

どんな影響かというのは何ともいえないですが、たとえば、過去記事の下のような相関グラフなどもありますので、体調など含めて、ご留意下さい。



▲ 過去記事「21世紀も「太陽が暗くなる時」を経験するのか? : 全世界が地獄の様相を呈した6世紀と酷似してきている現在に思う」より。オリジナルの出典元は、前田担著『生物は磁気を感じるか』(1985年)。

私なんかはもう最近すでに体調悪いのですけれど、これが単に暑さのせいなのか、「社会を覆う毒的なもの」にやられているのかわからないにしても、地球全体の社会も個人も、今ひとつ安定や安寧とはほど遠い感じを受けざるを得ません。

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2013年08月20日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





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▲ 今回の記事とは関係ないですけれど、何となく過去記事「伊勢神宮に立ち昇った光の柱」より掲載してみました。
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夏の余韻は個人にも社会にも影響を与えて

多少、涼しくなってきたとはいえ、今でもまだ 33度やらそこらの気温は続いているわけで、そもそも通常の夏でも毎年参っている人一倍暑さに弱い私は、しばらく続いたこの気温の連続の中で、どうにも体調バランスを崩してしまったような感じです。

体調全体のバランスが崩れると、精神・神経的にも崩れやすいので、どうも本調子とは程遠い感じで。

うちの奥さんのお姉さん夫婦は、福島の郡山にいて、奥さんと子どもとおばあさんたちが夏には揃って行くのですが、聞けば、福島も今年の夏は「37度」などという気温の日があったようで、寒さには強い私の将来的な逃げ場は東北しかないと思っていましたけれど、まさか東北までもが 37度の夏となっているとは。

しかも、関東だけではないですけれど、7月の終わりに書きましたこちらの記事でふれた「水不足」は、奄美や四国などを含めて、かなりひどいものになっているようで、私の住む関東なども今のままだと厳しい状態になる可能性もありそうです。

水は世界全体で不足しているのに洪水も増え続けている今の世界。そういえば、地球の記録のこちらの記事に記載した地図ですが、中国では、下のような状況です。

ch-2013-08.png


地図に「8月の雪」とありますが、新疆ウイグル自治区では、 8月 17日に雪が降ったんですよ。



中国新疆ウイグル自治区で突然降った「8月の雪」より。



ところで、先日、

南極の「氷床の下」からウジャウジャと何かが露出し始めた?
 2013年08月17日



という記事で、南極の各地で、「魑魅魍魎」的ともいえるような、得体の知れない光景が氷の上や下に見えているというようなことを書いたのですが、その後、またも南極でやや不思議な光景が報告されていました。

そのことを書かせていただきます。






南極の基地の各地に見えるピラミッドのようなもの


下の写真は、グーグルアースでの「アメリカの南極基地」のアムンゼン・スコット基地の周辺らしいんですが、何かこう、三角錐状というのか、三角のピラミッド形というのか、そういうような感じの建造物(のようなもの)が見えるんですね。

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まあしかし、グーグルアースではこれ以上近くで見られるわけではなく、何かがそのように見えているということで、そして、他の南極基地なども見てみると、そこにも、「この形」が見え隠れしているのです。

下の基地は、ベルギーの国際極地財団(The International Polar Foundation)という組織の Station Princess Elisabeth Antarctique という名前の基地です。日本語名が見当たらないですので、便宜上、直訳の「エリザベス女王南極基地」ということにしておきます。

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上の赤丸で囲んだ「岩のような地形」なんですけれど、周囲の環境を見回してみても、他にこのような地形は見当たらず、ここだけ「ピラミッド型の岩」になってるいるんですよ。

私のギリシャの心の友人の通称ギリシャ君などは自分のブログで下のように、マヤのピラミッドと比較した写真などを載せていました。

anta-maya-01.jpg

▲ 上が南極の「エリザベス女王南極基地」の横にある「地形」。下はマヤのピラミッド。


なお、上のエリザベス女王南極基地はグーグルマップでブラウザでも見られます。
URL は、こちらです。


そして、このエリザベス女王南極基地は航空写真で見ると、下のような奇妙なフォーメーションを形作っている場所でもあります。

isp-03.jpg

グーグルマップより。






クトゥルフ神話の旧支配者たちが極地から目覚める


ところで、この話の発端となった先日の南極の記事の写真を見て、お知り合いが、「クトゥルフ神話の怪物のよう」ということを述べていたのですね。

私はその「クトゥルフ神話」というものを知らなかったのですが、調べてみると、いわゆる「古代からの神話」ではなく、20世紀になってから、幻想小説家のハワード・フィリップス・ラヴクラフトという人の小説などを元にして始まり、そのうち体系化されていった「現代神話」のひとつのようです。ラヴクラフトは下の写真の人物で、ご本人も十分に怪奇小説風の容貌を持っていたようです。

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ニコニコ大百科の説明では、以下のようにあります。


クトゥルフ神話

「はるか太古に外宇宙の彼方より飛来し、この地球に君臨していた旧支配者と呼ばれるおぞましき存在が現代に蘇る」というモチーフを主体としている。

主人公はわずかばかりの好奇心や興味から、旧支配者やその眷属たちについての信じ難い真実を目前としてしまい、想像を絶する狂気と絶望の果てに凄惨な最期を迎えることとなる。

神話に冠されたクトゥルフとは、「クトゥルフの呼び声」に描かれる、旧支配者のうちでも代表的な存在で、蛸のような頭部、蝙蝠のような翼、巨大な爪のある手足を持つ軟体動物のような存在として描かれている。



とのこと。

その「タコのような頭部」を持つクトゥルフとはどんなものかと思いましたら、森瀬繚さんという方の書かれた『図解 クトゥルフ神話』という本の表紙の絵が下のようなものでしたので、こんな感じのイメージなのかもしれません。

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この図を見て、なんだかこの本を読みたくなったので、Amazon にありまして、注文してしまいました。到着して読んでみて面白いキャラがありましたら、またご紹介しますね。


このクトゥルフ神話の本の表紙の絵と先日の南極の写真を並べて、モノクロにしてみたのが下の写真ですが、なんともまさに「魑魅魍魎」という感じの世界にも見えます。

ant-007.jpg



これから地球のあまり知られていない場所から、神話的なものも含めていろいろなものが「露出」、あるいは「再出現」していくるというような気配は確かに感じないでもないですが。ただし、良いものだけではなく、悪いものも良いものも


それにしても、クトゥルフの神話の説明の中にある「旧支配者」という語感には何となく感じるものがあります。


そんなわけで、何だかよくわからない記事になってしまいましたが、皆さんも、グーグルマップなどで南極を探検してみて下さい。

そこには、いろいろな光景が広がっています。

そして、それは近いうちにあなたの住む場所でも見られる光景なのかもしれません。

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