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2013年09月29日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




バチカンの「地質的な未来」: ローマの周囲で立て続けて起きる地底と海底の異変



lazio.jpg

Centro Meteo Italiano より。


it-uversea.jpg

▲ 海底からの噴出の様子を調査する専門家。下にこの動画もあります。
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この夏に突如噴出を始めた泥火山の出現の1ヶ月後に、今度は海で


ここ何日かは、パキスタンで浮上した島と関係したことを書くことが多かったのですが、イタリアでも「地底からの噴出騒動」がありまして、最近それが拡大しています。

最初に起きたのは今年8月のことでした。

イタリアのローマにあるフィウミチーノ国際空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)の近くの道路脇に火山口のような穴が突如として出現し、泥や水蒸気を噴き出し始めたという出来事で、それに関しては以前ご紹介したことがあります。


イタリアの空港近くに一夜にして「泥と水蒸気を噴き出す火口のような穴」が出現
 地球の記録 2013年08月27日

rome-vent.jpg



上の写真が最初に報道された時の写真ですが、数日後には下のような状態にまで成長しました。



▲ 過去記事「ローマでの「突然の火口の出現」と桜島の海外での報道から考えるこれからの時代」より。


そして、この穴。

それから1ヶ月近く経った現在はどのようになっているかといいうと、立ち入り禁止となっていて、下のように周囲が仕切りで囲われ、そして噴出はいまだに続いています。

mud-volcano.jpg


上の写真ではややわかりにくいかもしれないですが、どうやら泥火山(でいかざん)といわれるタイプのものと関係しているようで、地下から泥を噴出し続けている様子が最近のイタリアのテレビ報道などの映像でわかります。

下の映像は、「泥」の感じがおわかりになるかと思います。

レオナルド・ダ・ヴィンチ空港近くの火口のその後





泥火山というのは、 Wikipedia によりますと、


泥火山は、地下深くの粘土が地下水およびガスなどとともに地表または海底に噴出し、堆積した地形や、その現象のこと。

火山の名称が付けられているが、必ずしも火山活動と関係のあるものではなく、溶岩などに比べるとその温度は非常に低い。特に噴出箇所で炭化水素の多いハイドレート(メタンハイドレートなど)が作られている場合は、噴出物の融点くらいまでに低温になっている。



とのこと。






陸地に続いて、海からも噴出が始まる


そのようなことがローマの郊外で起きたのが今から1ヶ月ほど前の8月の終わり頃でした。

そして、数日前、今度はそこから遠くないローマに近い海岸からほんの 100メートルほどの沖合で、「海底からの噴出」が始まったのです。

位置関係としては、とても大ざっぱですが、下の地図のようになります。

rome-map-02.gif


しかし、海の中といっても、海岸からわりとすぐのところですので、実際にはもっと近い感じです。


下がその様子の動画です。

イタリアの海底からの噴出




レオナルド・ダ・ヴィンチ空港近くでの泥の噴出と今回の場所が近いことや、状態が似ているように見えることからかもしれないですが、「今回の海での異変と8月の大地での泥の噴出には関係がある可能性がある」というように書かれてある報道が多いです。

ただ、どちらの現象にしても、何らかの結論が出ているものもでもないようです。






ローマという場所で思い出す聖マラキの預言


それにしても、ローマといえば思い出すのがパチカン。

バチカンといえば、現在は法皇も無事に交代し・・・えーと、現法皇のお名前は失念してしまいましたが、元気でご活動されているようです。


法皇が、ベネディクト 16世だった時の昨年の記事、


最後の法王と呼ばれ続けたベネディクト16世(1): 聖マラキの予言とコナン・ドイルの未来感の時間軸
 2013年02月13日


では、聖マラキというカトリック聖職者が 12世紀頃に書いたものとされる「全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言」という予言書についてふれたことがありました。偽の書とされることが多いものですが、その予言書の最後はこのようなものでした。


「全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言」より 111番目の教皇

111.オリーブの栄光

ローマ聖教会への極限の迫害の中で着座するだろう。ローマ人ペトロ 、彼は様々な苦難の中で羊たちを司牧するだろう。そして、7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る。終わり。



111番目の教皇とは、前法皇のベネディクト 16世(在位:2005年4月19日 - 2013年2月28日)となります。

実際は 112代目の法皇が誕生しているわけで、すでにして上の予言は無効ということになりそうですが、この中に「ローマの7つの丘の町は崩壊」というフレーズがあったことを、最近の一連のローマの地殻異変から思い出したりした次第です。


ところで、上でリンクしました「最後の法王と呼ばれ続けたベネディクト16世」では、どうしてそれをパチカンの話題の時に記したのかは今はその理由がわからないですが、『シャーロック・ホームズ』シリーズの作家として有名で、後に心霊学に傾倒したコナン・ドイルの予言というものを訳して載せていました。



▲ アーサー・コナン・ドイル(1859年5月22日 - 1930年7月7日)。



久しぶりに読んでみますと、今のこの時代には実感できる部分もあるような気がしましたので、再掲したいと思います。




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2013年09月28日



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9月24日にパキスタンでのマグニチュード 7.7の地震と共に浮上した「地震島」について、「パキスタンでのクリスチャン追放活動の渦中で発生した大地震と共に海底から浮上した新たな島」という記事で記しましたが、今日になって、その島を「宇宙から見た光景」の写真を見ました。

NASA の地球観測衛星1号( EO-1 )という地表を高解像度で観測する衛星によって撮影されたものが下の写真です。海の中に丸く写っているのが浮上した島。

pakisatn-earthquakw-island.jpg

▲ NASA 地球観測衛星1号による撮影。Universe Today より。


島の周囲の海域が白くなっているので、そのあたりを含めて、隆起した海底の面積は島の何倍かあるように見えます。


そして、この島の全体的な形状もパキスタンの国立海洋研究所の航空撮影により明らかになりました。

gwadar_aerial.jpg

▲ パキスタン国立海洋研究所による撮影。Universe Today より。


高さは20メートル程度。大きさは記事によりまちまちですが、上のやや楕円形の長い部分は、200メートルと報道しているものもありますし、80メートルと報道しているメディアもありますが、右上のほうにボートのようなものがたくさんうつっていて、そのあたりからの比較で、大体の大きさはわかるように思います。

今回のポルトガルの島のように「浮上するもの」がある一方で、過去には水没していった数々の大地があり、中には文明圏だったと考えられる場所も数多くあります。




大西洋の海底で発見されたピラミッド


前回の記事、

パキスタンの新しい島を見て、最近の「海底の異変」の場所を思い返してみました
 2013年09月26日

の中では、最近、海で起きたいろいろな現象のことを記しまして、下の地図を載せました。

2010年〜2013年までに In Deep で取り上げた海底に関係する異変の場所




上の地図の左下に「 2013年2月に失われた大陸と発表された場所」という海域を示しています。こういうものは、アトランティス大陸とか、そういうような伝説上の話と結びつきやすいのですが、しかし、伝説との関係はともかくとしても、「海底の文明跡らしきもの」が存在する海域は非常に多くあります。

今回は、大西洋のアゾレフ諸島というポルトガル領の海底で、ピラミッド形状の構造物が発見されたという報道をご紹介します。

下の写真は現地の報道からのもので、GPS によって映し出された、そのピラミッドのような構造物と思しきものの形状です。

acores-ptramid.jpg

Terra より。


そして、こういうものが見つかると、すぐに下のような報道タイトルの記事が並びます。西洋の人々はアトランティス伝説がとにかく好きなようです。

atlantica.jpg

▲ 海底ピラミッドの想像図。ポルトガルのメディア DN より。


この建物のようなものの規模は GPS やソナーなどでの解析では、わりと大きなもので、高さは約 60メートル、全体の面積は 8,000平方メートルにのぼるものだそう。


アゾレス諸島というのは、下の赤い星の位置にあり、9つの島々でなっています。

acores.jpg


この中で、海底でピラミッドのようなものが見つかったのは、テルセイラ島とサンミゲル島というふたつの島の中間あたりです。

pyramid-undersea.png



今回は、アメリカに住むポルトガル人の人たちのための報道メディア「ポルトギース・アメリカン・ジャーナル」からその記事をご紹介しようと思います。ところで、今回ご紹介する記事を見た時に、コメント欄の一番最初に下のようなものがありました。

comment.png


海面下 40メートル!建設は氷河期の間に行われたのだと思います。 26000年前から 41000年前、あるいはもっと以前のサイクルに。しかし、誰によって? そして、もうひとつが日本の海にもあります。私たちはこの地球の最初の文明人ではないのです。



というようなことが書かれてあるのですが、まあ、いろいろな主張はともかく、この中に「もうひとつが日本の海にもあります」という響きが気になり、調べてみましたら、検索で行き着いたのは In Deep の過去記事でした。自分ではその記事を忘れておりました。






与那国島にある海底ピラミッドとされるもの


その記事は、3年以上前のもので、

紀元前数千年前のものとされる与那国島にある海底ピラミッド
 2010年06月26日

というものですが、 2008年に放映されたヒストリー・チャンネルというテレビ番組の内容を紹介した記事を掲載したものです。



▲ 上の記事より。


これは、ピラミッドだとか、あるいは古代の遺跡であると確定しているものではないのですが、琉球大学の木村政昭教授などを中心に人工物だとしての研究を進めているもののようです。

yonaguni-undersea-structure.gif

▲ 与那国島の場所。海洋政策研究財団より。


この場所は「与那国島海底地形(よなぐにじま・かいていちけい)」と名づけられていて、Wikipedia から抜粋しますと、下のようなものです。


与那国島海底地形は、沖縄県八重山諸島与那国島南部の新川鼻沖の海底で発見された海底地形である。人工的に加工されたとも考えられる巨石群からなることから、海底遺跡と考える説もあり、この立場からは与那国海底遺跡、与那国島海底遺跡とも呼ばれる。



とあり、上のページでは、現在ある説として、

・遺跡説
・古代文明遺跡説
・石切り場説
・中世遺跡説
・自然地形説
・侵食説


があるそう。

このうちの「遺跡説」に関しては、海洋政策研究財団の2004年のニュースレターに木村教授の与那国島海底遺跡の現状、保護のあり方というページがあります。

yonaguni-pyranid-1.jpg

▲ 上のページにある海丘の断面図。


上の図で「海底ピラミッド」と明記していることが目を引きます。

そんなわけで、確定されていないものが多いわけではありますけれど、世界中に、海底の文明かもしれないものがあるということは事実で、その中には、ピラミッドのようなものも多々あります。


上のコメントの人じゃないですけれど、私たち現世人類の十数万年前歴史の間、あるいはそれ以前には知られていない多くの文明が確かにあったということはあるのかもしれません。


そして、多くは海に沈んでいく。


そういうサイクルが存在するのなら、今の私たちの文明社会も、そのうち水没していくのだという気もします。

それも、何万年とか何億年の時間の話ではなく、パキスタンの地震島が「数時間で出現した」ように、あっとい間に消えていくのかもしれないです。パキスタンの地震島はそのことを改めて教えてくれました。

つまり、「地球の変化は一瞬にして起きる」ということを。


というわけで、ここから大西洋の海底でピラミッドかもしれない形状が発見されたという記事です。



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2013年09月26日



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hung-haapai.jpg

▲ 2009年 3月 18日に爆発的噴火を起こした海底火山フンガ・ハーパイ( Hunga Ha'apai )。場所はトンガの首都ヌクアロファから北西に63キロメートルの場所でした。 IB Times より。
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「メタンの大地」は消滅するのかさらに増大するのか


昨日の記事、

パキスタンでのクリスチャン追放活動の渦中で発生した大地震と共に海底から浮上した新たな島
 2013年09月25日

の中でご紹介したアメリカの ABC ニュースの記事の中で、地元の漁師の方が、

「明日、島の近くまで行ってみようと思っています」

とおっしゃっていたのですが、そう思う人々はたくさんいたようで、地震の翌日には下のように「新しい島」はすでに大賑わい。

quakehill.jpg

▲ 次々とボートで島に向かう人々。英国 BBC より。


pakistan-island-03.jpg

▲ さっそく探索を始める人たちで、島はわりと混み合っていたようです。ワシントンポスト より。


そして、その日の夕方のその島。

pakiland.jpg

▲ パキスタンの地震で作られた島の日の夕暮れの光景。ワシントンポスト より。


まあ、 AFP の報道などでは、「数か月で消滅か」というようなことも言われているようですけれど、少なくとも今はパキスタンの人たちの目の前にあります。

上の AFP の記事の中には、地元の人などの印象的な言葉があります。
たとえば、地元に住むムハマド・ラスタムさんという人の感想。


「突然巨大な物体が水の中から出現したのだから、本当に不思議で少し怖かった」


また、上陸した海洋生物学者のモハマド・ダニシュさんという方によると、


「地表で泡が噴き出している場所を発見した。マッチに火をつけたところ着火した。メタンガスだった」


とのことで、メタンが噴き出し続けている大地でもあるようです。


この島が海岸から出現する様子は上空から観測はされていなかったようなんですが、「島が浮上する時は、きっとあんな感じだったのだたろうなあ」と思った光景があります。

それは、 太平洋にある南硫黄島近くの 2005年の海底火山の噴火です。

下の光景です。

iwojima.jpg

▲ 東京から南に約 1,400キロメートルほどの場所で 2005年に発生した海底火山の爆発。 IB Times より。


海底火山の噴火と、パキスタンでの新しい島の隆起のような現象は、それぞれ違うものではありますけれど、「海の中での大地の変動」という意味では同じともいえるような気もします。

そして、この2年くらいの In Deep の過去記事などを見ても、陸地の変動よりも、海底の変動は、非常に規模が大きく感じられるということがあります。






海底は今どうなっているのか


たとえば、昨年の記事に、

インド・オーストラリアプレートの境界で急速な「海底隆起」が起きているかもしれない: NOAA のグラフが示した異常な水深変化
 2012年12月05日

というものがありました。

これは今回のパキスタンの新しい島の隆起と、もしかしたら似ているかもしれないと思われる部分があり、それは「極めて短時間に何百メートルも海底が上昇した可能性がある」ということです。



▲ 上の記事よりアメリカ海洋大気庁のグラフ。2012年10月15日から10月17日の3日間で、400メートル近く海底の大地が上昇した可能性があります。


上の出来事が起きた場所は、地図では下のような場所です。




大地震の多いスマトラ沖や、あるいは、「消えたかもしれない島」として話題になったサンディ島、そして、ニュージーランド近くにある巨大海底火山「モノワイ」などがあります。

サンディ島については、過去記事の、

地図から消滅した南太平洋のサンディ島: 古代の超大陸が分裂したと考えられる海域での「異変」
 2012年11月23日

にあります。

あと、今年の2月には、ノルウェー、南アフリカ、ドイツ、英国の科学者たちによるチームが、「失われた古代の大陸」と考えられる海底地層を発見したという報道がありました。これも過去記事、

アトランティスの伝説に結びつく「失われた大陸」をアフリカ沖のインド洋海底に発見したと国際科学者チームが発表
 2013年02月25日

という記事でご紹介したことがあります。

その研究チームが特定した(とされる)失われた大陸の場所は、正確には公表されていないのですが、文面から私が推測した位置としては下のようになるのではないかと記事には記しています。



▲ 上の記事より。


あと、毛色が違うものかもしれないですが、直径150キロメートルの巨大な「渦」がアフリカ沖で発見されたということもありました。

agaras-3.jpg

▲ 過去記事「NASA の衛星が撮影した直径 150キロメートルの海底の渦巻き」より。


つい最近も「太陽系で最大の火山が太平洋で発見される」というような報道があったばかりですが、この1年から2年だけでも、海底の地質的な現象や発見などに関しての報道はとても多かったように思います。

それらを地図に記しておきたいと思いましたので、作った地図を掲載しておきます。


2010年〜2013年までに In Deep で取り上げた海底に関係する異変の場所

absea.png


上の中で、日本の太平洋側に「太陽系で最大の火山が発見された場所」と書いた部分がありますが、シャツキー海台と呼ばれる場所の周辺で、下の位置となります。




この、日本と極めて近い場所に、少なくとも地球から観測できる惑星の中では、もっとも巨大な火山が存在する可能性が高くなっています。

ちなみに、そのうち、上の地図に「プレートの境界」などを組み合わせた図を作ってみようと思います。そうすると、地球の海底というのか、プレートにどんな異変が起きているのかがわかるのかもしれません。

パッと見た限りでは、太平洋からインド洋にかけての、どちらかというと南半球側に大きな変化が起きているような感じもしますけれど、他にも世界中の海底でいろいろなことが起きているので、全体を見てみないと何ともいえないものだとも思います。

何だか、今日の関東は風がものすごいです。
ベランダの植物が倒れまくったりしていますので、これから中に入れたりいたします。

そんなこともあり、今回はここまでにさせていただきます。

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2013年09月25日



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new-island-pakistan.jpg

▲ 地震によってパキスタン沿岸に浮上した「新しい島」。 ABC News より。
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昨日、パキスタンで比較的大きな地震がありました。
日本語の報道では下のような状況のようです。


パキスタン南西部でM7・7の地震、45人死亡
読売新聞 2013.09.25

米地質調査所によると、パキスタン南西部バルチスタン州アワラン近郊で24日午後4時29分頃、マグニチュード7・7の地震が発生した。同州当局者によると、アワランで少なくとも45人が死亡し、多くの家屋が倒壊した。

震源地はアワランの北北東約66キロで、震源の深さは約20キロ。



震源地は下の位置です。

eq-pakistan-map-01.png


このあたりは、イランやアフガニスタンなどの国境沿いにいたるまで地震が少ないとは言えない場所で、しかも、建物の構造上、地震の規模と比較して大きな人的被害が出やすい歴史を持っています。


今回の地震では、地震そのものと共に、「普通ではない」現象が起きています。


それが一番上に載せた「地震の際に沿岸に新しい島が出現した」という現象です。

これは複数のメディアで写真と共に報じられていますが、今回は「この島がどのように出現したか」という住民の言葉が記されていたアメリカの ABC ニュースの記事をご紹介したいと思います。


ところで、今回の記事のタイトルの最初には「パキスタンでのクリスチャン追放運動の渦中で」という文字を入れていますが、地震が発生した 9月 24日の2日前に、パキスタン史上最悪の「キリスト教徒に対しての襲撃事件」が発生しています。

pakistan-christian-attack-01.jpg

ガーディアンより。


パキスタンのキリスト教徒は全人口の3パーセントに満たない「マイノリティ」であり、近年は、パキスタンからのキリスト教徒の完全追放さえ叫ぶ風潮が増してきているとのことで、その中で起きた事件でした。

この事件も、日本語で多く報道されていますが、 CNN 日本語版の記事を短くご紹介しておきます。
報道後、死者数はさらに増えています。


キリスト教会で自爆テロ、信者ら200人死傷 パキスタン
CNN 2013.09.23

パキスタン北西部ペシャワルのキリスト教会で22日に爆発があり、地元当局によると77人が死亡、120人以上が負傷した。

ペシャワル教区によると、礼拝が終わった直後に自爆テロ犯2人が正面入り口から教会の敷地内に侵入し、信者の中に入り込んで自爆した。日曜学校に通っていた子どもたちや聖歌隊のメンバーも犠牲になったという。

ペシャワル司教は追悼の談話を発表して祈りを呼びかけるとともに、地元自治体は少数派を守ることができなかったとして強く非難した。

パキスタンの人口1億9300万人のうち、キリスト教徒が占める割合は3%に満たない。

ペシャワルを州都とするカイバル・パフトゥンハ州はイスラム過激派の活動が活発で、治安部隊と武装集団との衝突が頻発している。



そして、上の事件の2日後に地震が発生し、「新しい島が出現」しました。

ところで、 In Deep の過去記事には「新しい島」に関しての記事がいくつかありますので、リンクしておきたいと思います。




浮上する「新しい島」たち


インドネシア 2010年11月

インドネシアのバリ島海域に新しい島が突如隆起
 2010年11月14日


bali-mountain-2010.jpg

大量の岩か、あるいは山のような隆起がバリ州ジュンブラナ県の海域に突然現れた。住民たちはこれを「山の子ども」と呼び、地区の住民たちの間には、火山が現れたのではないのかとして不安が広がっている。




ロシア 2011年9月

たった数日間で幅800メートル・高さ5メートルに渡って隆起したロシアの「新しい大地」
 2011年09月14日




クラスノダール地方にあるテムリュク地区で、広大な石と粘土からなる地層からなるのアゾフ海沿岸で、突如として高さ5メートルの隆起が発生した。そして、その場所にはもともとなかった「半島」を形成したのだ。




ドイツ 2013年1月

ドイツの沖合で「新しい島」が浮上を続けおり、その地は鳥たちの聖域に
 2013年01月16日


extra-02.jpg

新しい島がドイツの沖合で発見された。この、サッカー場 25個分ほどもある大きな島はドイツの海岸の沖で、この島の中州に構成されている陸地は、過去数年間で北海の激しい海から浮上した。



などがありました。

上の中で、インドネシアの写真は本当のものかどうかは確認できなく、イメージかもしれないですが、当時の現地メディアに掲載されていたものです。

これらの「海底の隆起」と、そして、シンクホールなどを含めた「土地の陥没」は、同じような時期と割合で増え続けているようにも見えて、つまり、新しいものが浮上する一方で、古いものは沈んで消えていく・・・という過去の地球の大地の歴史を思い起こさせるものがあります。

そして現代の大地に住む私たちは「古い」ほうに属しています。

では、ここからパキスタンの地震と新しい島に関しての記事です。



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2013年09月23日



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「このような大きさの粒子が地球から成層圏まで運ばれることが可能なメカニズムは存在しないため、この生物学的存在は宇宙由来であると結論付けることができます。私たちの結論は、生命が絶えず宇宙から地球に到達しているということです」 --- 分子生物学者ミルトン・ウェインライト教授(英国シェフィールド大学) Earthfiles - "Unusual Biological Entities” from Outer Space" より。


keisou.jpg

▲ 英国シェフィールド大学の研究チームにより上空 25キロの成層圏で回収された珪藻(ケイソウ)という単細胞性の藻類に属する生命。
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成層圏の生命


先日、英国シェフィールド大学というところから「地球の大気から彗星由来と考えられる生物学的存在を回収」という主旨の論文が発表されていることを知りました。

上の写真が論文に掲載されているその珪藻といわれる生命の写真です。

概要は下にあります。

ISOLATION OF A DIATOM FRUSTULE FRAGMENT FROM THE LOWER STRATOSPHERE (22-27Km)-EVIDENCE FOR A COSMIC ORIGIN
下部成層圏(22〜27キロ)から珪藻の被殻の断片を分離 - 彗星由来である証拠


これに関しての科学記事がいくつかのメディアで取り上げていました。
下は先週末の米国デイリーギャラクシーの記事です。

dg-2013-09.jpg

Daily Galaxy より。


今日は上の記事をご紹介したいと思いますが、これは、パンスペルミア説という、つまり、「宇宙全体に生命種が存在している」というこのブログ最大のテーマのひとつとも関係することですので、翻訳の前に補足説明をしておきたいと思います。





西欧で 50年ぶりの実験再開の中で


タイトルに「パンスペルミア説を証明できる実験が数十年ぶりに再開」というように書きましたが、かつて、この実験は米国NASAとソ連の国立研究所によっておこなわれていた事実があります。そして、共に「理由が明らかにされないまま実験は打ち切られた」ものでもあるのです。

これに関しては、フレッド・ホイル博士の『生命・DNAは宇宙からやってきた』という著書の中に記述があります。


(ここから抜粋)




『生命・DNAは宇宙からやってきた』第2章「地球大気へ侵入する彗星の物質たち」より
フレッド・ホイル / チャンドラ・ウィクラマシンゲ共著


1960年代には、アメリカの科学者たちが高度 40キロメートルまで気球を飛ばして、成層圏にバクテリアがいるかどうか調査した。その結果、ごく普通のテクニックで培養できる生きたバクテリアが回収され、実験者を当惑させた。

さらに問題だったのは、バクテリアの密度分布だった。成層圏の中でも高めのところでは、1立方メートルあたり平均 0.1個のバクテリアがいて、低めのところでは 0.01しかいないという結果になったのだ。

高度が高いほど多くのバクテリアがいるという結果は、バクテリアが地上から吹き上げられたと考える人々が期待していたのとは正反対の傾向だった。不思議な結果に、研究資金を出していたNASAはこれを打ち切ってしまった。

1970年代後半には、旧ソ連で同じような実験が行われた。彼らは、成層圏より上の中間層にロケットを打ち上げて、高度 50キロメートル以上の高さでパラシュートにくくりつけた検出装置を放出した。パラシュートが落下するにつれて、いろいろな高さで次々にフィルムが露出され、粒子を付着させては密封された。

回収されたフィルムを研究室に持ち帰って微生物を探したところ、 50から 75キロメートルの高度について、バクテリアのコロニーが 30個ほどできた。中間層は空気が薄く、バクテリアはすみやかに落下する。したがって、中間層のバクテリアの密度は成層圏では数ケタ低いはずだ。それにも関わらず、これだけの結果が出たのである。

なお、この実験もたったの3回で打ち切られてしまった。

アメリカと旧ソ連で行われた実験は、はからずしてバクテリアが宇宙からやってきたというわれわれの仮説に見方してしまった。





(抜粋はここまで)


この時の実験では今回の英国の実験よりもさらに高い上空 40キロ、あるいは 75キロというところでも生命を回収しているのですが、地球の地表からそのような上空にまで生命が運ばれるメカニズムというのは地球には存在しないことを少しご説明できる範囲でしてみたいと思います。





地球の大気構造は「下から上へは上がりにくい」


atomosphere.png

▲ 正確なところではないですが、上空の大気の様子を記してみました。


高層の大気圏で微生物が発見されると、「地球の地表から上へ飛ばされていったのではないか」と思う方も多いと思うのですが、その概念が適用できる高さにもある程度の上限があります。

今回の英国の大学での実験では、高層 27キロメートルにまで気球を上げていますが、このような高さにまで微生物などの小さな物質を押し上げる上昇気流は地球には存在しないのです。

気流以外に上空に大気を押し上げる自然現象として代表的なのは火山の噴火ですが、ちょうど今年の夏の記事の、

世界の火山活動がマックスへと向かう気配を見せている中で知る「火山のマグマは噴火後たった数日で再充填される」という事実
 2013年08月19日

の中で、いくつかの最近の火山の大噴火の噴煙について記しています。

日本では8月に桜島が激しい噴火を続けていましたが、それでも高さ5キロ。

sakurajima-2013-08.jpg


他に最近の大きな噴火では、

・カリムスキー火山(カムチャッカ)の噴煙が 7.5キロメートルの高さ
・パブロフ火山(アラスカ)の噴煙が 8.5キロメートルの高さ


などとなっていて、かなり大きな火山噴火でもこのあたりが上限のようです。

もっとも、20世紀で最大の噴火を起こしたフィリピンのピナツボ火山の 1991年の噴火などは、噴煙が最大で 34キロメートルにまで上り、このレベルの噴火が日常的に世界でいつも起きているのなら、成層圏くらいまでなら微生物が噴き上げられることもあり得るかもしれません。

そのためには、たとえば、毎年何度かピナツボ火山レベルの噴火が世界のどの国でも発生し続ける必要がありますけれど、そんなことはありえないです。

何より、 1960年代の NASA の実験や、 1970年代のソ連の実験ではピナツボ火山の 1991年の大噴火のような事象でも届かない上空での生命の回収をおこなっています。

もともと高層の大気圏は、上にも下にもどちらも「垂直方向の動き」が少ないそうなのですが、成層圏を越えて高層にいけばいくほど大気が薄くなり、真空に近い状態だと「ものは落下していく」ということになります。

なので高層大気圏では、下に現象はあっても、上に行く現象は存在しません


そういう意味でも、そこで見つかる生物が宇宙由来であるということには特に不思議なものではないと思うのですが、それでも、たとえば、今回の下の記事にも懐疑派の人が出てきますが、いかようにも反論のできる余地はある話でもあるようです。


ちなみに私自身は、パンスペルミア説が生命由来の学説として確立するとかしないとか、そういうことには興味がありません。「学説」は学者の人たちの問題で、たとえば、私などは学説がどうあろうと「宇宙全体に生命が普遍的に存在している」という考えが変わることはもうないです

ただ、私はパンスペルミア説を足がかりとして、そこから生命の永遠性(あるいは DNA を規準とした「永遠の連続性」)についてを知りたいとは思っています。


そのあたり、少し前の記事の、パンスペルミア関係の記事、

「生命発祥の要因は宇宙からの彗星によるもの」という学説が確定しつつある中でも「幻想の自由」の苦悩からは逃げられない
 2013年09月18日

でも少し書きましたけれど、しかし、このことを書き出すと、また無意味に長くなりますので、今回はそろそろ翻訳記事に入ろうと思います。

ここからです。



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2013年09月21日



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climate-truth.png

▲ 2013年 9月 20日の Daily Mail より。
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参考用語:クライメイトゲート(気候研究ユニット・メール流出事件)

朝日新聞 2012年8月2日 朝刊 オピニオンより。

2009年、気象研究で有名な英イーストアングリア大学のコンピューターから電子メールなどが盗み出され、わざと気温の低下を隠したかのようなやりとりが暴露された。温暖化に懐疑的な人たちが、ここぞとばかりに批判し、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)への信頼性も大きく揺らいだ。英米メディアはウォーターゲート事件をまねて「クライメート(気候)ゲート事件」と呼んだ。







南極の海氷の面積が観測史上で過去最大に


わりと最近の記事で、

ついに地球が本格的な「寒冷化時代」に突入した可能性
 2013年09月09日

というものを記したことがありましたが、その中に、雪圏の観測とデータの管理を行っているアメリカ雪氷データセンター( NSIDC )というところで発表された下のグラフを載せました。




そのアメリカ雪氷データセンターの最近の新しいデータで、「南極の海氷の面積が観測史上で過去最大になった」ことを示す図が掲載されていました。

下がその図で、日本語はこちらで入れたものです。

Antarctic_Ice_Extent-2013-09-16.png

アメリカ雪氷データセンター( NSIDC )より。


アメリカ雪氷データセンターのデータから具体的な数値を書きますと、9月14日の時点で、南極の海氷面積は、 1,951万 2,000平方キロメートルとなったとのこと。

これまでの南極の最大の海氷の面積が、昨年 2012年の 1,947万 7,000万平方キロメートルですので、この 9月 14日に昨年の記録を抜いて、観測史上最大の海氷の面積を記録したことになるようです。

南極の海氷面積のデータの集計は 1979年に始められたものですので、34年程度の歴史でしかないのですが、しかし、少なくとも、その中では最大の海氷面積を更新したということになります。


そのようなデータを目にしたからというわけでもないですけれど、過去記事「ついに地球が本格的な「寒冷化時代」に突入した可能性」において、寒冷化についての記事を掲載していたことをご紹介した英国のデイリーメールが、昨日、ページの一番上に載せました記事を掲載しました。

また、アメリカの FOX ニュースは、同じ日に「クライメート2」(第2のクライメートゲート事件)というタイトルで、下のような記事を掲載し、そこに、各メディアの報道や、関係機関の動きなどをまとめた記事を掲載しています。

fox-climategate.jpg

FOX ニュース より。


上の FOX ニュースの一番上に「カテゴリー」が出ているのですが、Politics とあります。つまり政治コーナーの記事となっているのです。FOX ニュースには、他に「環境」や、「科学」というカテゴリーもあるのですが、それらではなく、政治の範疇の記事として掲載されていて、このあたりに、この問題の「性質」を感じます。


それにしても、最近の「地球温暖化」問題に関しての怒濤の流れを見ていますと、地球温暖化という説をめぐる周辺に何か異変が起きていることは確かのようで、どうもそこには政治的なバランスも感じたりもするのですが、私は政治のほうには興味はありません。

いずれにしても、たとえば、過去記事もそうですが、最近の南極や北極や、全世界の気温のデータ、あるいは太陽活動の現状などから、(その程度や時間はわからないですが)全体としては寒冷化に向かっているという方向性を示しているという状態は続いていました。

何より、「人的な原因による」という部分に対しては昔から非常に不思議に思っていて、たとえば、地球と海洋の動きと気温の関係、あるいは、太陽や宇宙線を含む「宇宙と気温の関係」などを考えていますと、人為的な原因による地球への「大規模な環境への干渉」を大きく考えることは難しいよなあと今でも思ってはいます。


ところで、最近、「寒冷化」に関してはずいぶん昔から語られていたことを知るいくつかの資料を見ました。






1970年代に米国政府機関が予見していた「小氷河期の到来」


1974年にアメリカ政府は、アメリカ海洋大気庁( NOAA )の長官を代表とした「気候変動に関しての小委員会」というものを組織して研究を続けていたのですが、その 1974年の時点で、すでに「今後の世界の寒冷化の可能性」についての警告が発せられていました。

その報告書の内容の一部は、当時の科学誌などで発表され、当時の記事の一部は PDF でこちらなどにあります。

下のは 1975年 1月のサイエンス・ニュースという科学雑誌に掲載されたと思しき「 Chilling Possibilities 」(寒冷化の可能性)というタイトルの記事です。イラストが「雪の中に閉ざされた街」となっています。

CHILLING_POSIBILITIES.jpg

CHILLING POSSIBILITIES より。


少なくとも 1970年代には、米国なども「寒冷化に向けた政策」をとっていたということがわかる気がします。


あと最近、古本で、土屋巌さんという気象専門の理学博士の方が 1974年に記した『地球は寒くなるか - 小氷期と異常気象』という今から 40年前の本を読んだりしていたのですが、そこにも、興味深い資料が数多くありました。

この『地球は寒くなるか』の内容についてはふれないですが、 Amazon のこちらのリンクに古本のみですが、あります。

この本はそれほど衝撃的なものというわけではないのですが、今ではあまり知ることが難しいような、今から 50年前の日本の気候などが詳しく書かれていて、参考になります。


数十年前からの流れとして「寒冷化への懸念」というものが強くあったようなのですが、その中で降って湧いたような「地球温暖化」という説ですが、今、その地球温暖化説という説そのものが少しずつ消滅しかかっているということなのかもしれません。


ここから、英国デイリーメールの内容をご紹介します。


なお、この記事に出てくる「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の新しい報告書」というのは、この夏に、日本などのメディアでも、「温暖化が進んでいる」という表現で多く紹介されていましたので、そのような記事のひとつをご紹介しておきます。


IPCC:温暖化で海面最大81センチ上昇 報告書最新案
毎日新聞 2013.08.22

今世紀末の地球の平均海面水位は、最近20年間と比べて最大81センチ上がり、平均気温は最大4.8度上昇すると予測した気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第1作業部会の第5次報告書案が22日、明らかになった。報告書の改定は6年ぶり。

人間の活動が原因で地球温暖化が起きている可能性は「極めて高い」(95%以上の確率)と踏み込んだ表現となっており、二酸化炭素(CO2)の排出削減が急務であることを示す内容。今後の温暖化対策の基礎資料となる。9月下旬にストックホルムで開かれる世界の科学者と政府関係者らの会合で最終調整した上で確定し、公表される。



デイリーメールの記事は、「この報告書の内容は温暖化を示していない」という主張です。

ここからです。



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2013年09月20日



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1980年代に死海に最初のシンクホールが確認された後、1990年代には 40個。そして、2013年の現在はイスラエル側だけで 3000個のシンクホールが存在


ds-01.jpg

▲ 平均して毎日1個ずつのシンクホールが開き続けている死海。現在では死海周辺に 3000個のシンクホールが開き、死海の消滅は時間の問題だとされています。Daily Mail より。
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少しだけまた余談で申し訳ありません

前回の記事や、その前の記事などは何だかよくわからない余談が長くなってしまったんですが、ああいうようなことを、つい書いたのは、結局、誰でも生きている目限り、幸せでありたい、とか、充実した人生でありたい、とか、そういうふうに思う場合が多いとは思うのですけれど、その「自分の幸せの価値」が他との比較だけでしか成立しないなら、一生、他との比較との追いかけっこで人生が終わってしまうと思うのですよ。

なので、他から左右されない絶対的な価値観を持てるように生きられればいいなあ・・・という程度の話で、大層な話ではないです。


ついでにいえば、「敵」とか「憎む相手」を作るというのも「自分の価値観と比べた上で人を貶める」という意味では比較の話なので、本来はあまり有益なことだとは思えないのですが、しかし、今の世の中は、誰にでも常に攻撃する対象や憎む対象がいるのが普通です。

いない場合は「探す」。

インターネット上の炎上などを見ても思いますけど、今では、みんな、敵作りに目を光らせて日々生きている。


でも、この根は深いです。

何しろ、今は幼稚園くらいから、勉強もスポーツも含めて、「人と競うこと」ばかり教えられます。「日本がいつ頃からそうなったのか」というのは、まあ・・・そのあたりは一種の陰謀論とも結びつきそうな面倒な話となりそうですので省きますけれど、いずれにしても、この「人生では敵を作りなさい」という無言の上からの命令と、それに従いながら子どもたちが成長していくという日常が、小学校とか幼稚園あたりから十数年も続く思想構造なので、変えることは難しいです。


子どもたちの目からみても、「エライと言われる人たち」の行動、たとえば、政治家の人たちの主な活動は「相手を非難することだけ」にしか見えないというのが現状じゃないでしょうか。相手を、より激しく非難したほうが勝つ世界。いわゆる「文明国」といわれる国はどこの国でも。

美しい光景だとは思えないですけど、子どもの中の一部は「他人を罵詈雑言で打倒すれば、将来、エライと言われる人になれるんだな」と、どうしても思ってしまうこともあるかもしれない。

まあしかし・・・そういう考えが根底にある上に今の文明社会が築かれていると考えると、この今の社会の思想構造は大変に強固で、「世の中が根本から変化する」には、大変な時間がかかると思います。

あるいは地球に現代の人類がいなくなるまで難しいのかもしれません。

地球の億年単位の環境のサイクルをふりかえれば、いつかはこの地球から今の人間はいなくなるかもしれないですが(それはこれから何度でもあり得ると思います)、しかし、その後またいつかは新しい人類は現れるはずで、そういう未来に夢を持ちながら、私たちは今の世の中で生きていくしかないのかもしれないですけれど。


・・・と、ここまでにしておきます。


実は昨日、気付いたら、そんなようなことをとても長く書いてしまっていたのですが、読み直しているうちに、そんな話ばかり書いていること私こそが、まるで「自己顕示欲丸出し」の馬鹿に思えてきて、そんな自分もイヤになりまして、書いた記事はアップせずに、テキストはゴミ箱に捨て、お酒を飲んで寝てしまいました。

なので昨日は結果としてお休みとなりましたが、今日は普通の話題に戻ります。


今日は英国のデイリーメールで見ました、「死海の周囲がシンクホールでボコボコになっていて、死海が消えつつある」という報道をご紹介しようかと思います。

dead-sea-top.jpg

Daily Mail より。


ところで、その前に、どうしても書いておきたかったのですが、今、台湾のほうに「ものすごい台風」が接近しているのです。





中秋の名月の日にスーパー台風「ウサギ」が台湾と中国大陸に向かっている

下のは、今日( 9月 20日)の中国のメディアのものです。

usagi-1.jpg

中国新聞網より。


上の報道のタイトルに超台風というような文字が見えるかと思いますが、スーパー台風の意味で、しかも、この台風は昨晩までは弱い勢力だったですので、「あっという間にここまで発達した」のです。

下のは、気象庁の9月20日9時発表のデータです。

usagi-2.png


気圧が 910ヘクトパスカルとありますが、これはすごいもので、先日、日本に被害をもたらした台風 18号の最大の勢力の時で 960ヘクトパスカルとかそのくらいだったと記憶していますので、今回の台風はとんでもなく猛烈な台風だと思うのですが、台風情報を見てもおわかりでしょうけれど、皮肉にもこの大きな被害をもたらす可能性のある今回の台風19号のアジア名は日本語で、しかも、「ウサギ」。

日本では台風は 18号とか 19号とか、ロボットのように機械的な名称がつけられていますが、他の国で報道される際には、すほべてアジア名が使われます。

この説明は気象庁のサイトにあります。


台風の番号と名前 気象庁

平成12年の台風第1号にカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」の名前が付けられ,以後,発生順にあらかじめ用意された140個の名前を順番に用いて,その後再び「ダムレイ」に戻ります。台風の年間発生数の平年値は25.6個ですので,おおむね5年間で台風の名前が一巡することになります。


上にある「140個」の台風の中での 32番目が先日の台風 18号で「マンニィ」、そして、現在台湾に向かっている台風 19号は 33番目となり、「ウサギ」で、そのあたりは下のようになっています。国名は命名した国で、その国の言葉が台風名として使われます。

usagi-3.png

気象庁より。


昨日は、うちの子どもと奥さんが近所の和菓子屋さんで、お月見団子を買ってきたりしていて、夜に団子を手にして外で子どもと月を見たりしていました。

わたし 「むかしは月にウサギがいるっていっててさ」
子ども 「今もそうだよ」
わたし 「ああ、そう」
子ども 「ロシアではウサギじゃなくてカニ・・・いや、トカゲなんだって」
わたし 「ああ、そう」


というような話をしていたのですが、まさか、日本ではウサギを象徴するお月様の日に発生したウサギ台風が、こんな大きなスーパー台風になるとは・・・。

もちろん、台風は勢力が大きいからといって、必ず大きな被害が出るというものではないですので、今から大きな被害を想定するのはおかしいですが、最近の台風やハリケーン、あるいは単なる大雨にしても、少し前と比べても、さらにものすごくなっているのです。

先日の、

世界でさらに拡大し続ける黙示録的な洪水
 2013年09月15日

という記事で、アメリカのコロラド州の洪水のことについて書いたのですが、あの時の雨の量! これが最近わかったのですが、数値よりも、下のグラフがわかりやすいと思います。

被害の大きかったコロラド州ボルダーでの 9月10日から9月12日までの雨の量です。
その凄さがわかります。

andrew_boulder.png


上のグラフは、 9月10日までは平年並みに推移していた年間の雨量が、9月10日から12日までの「たった3日間の雨」で、今までもっとも雨の多かった年の同時期までの年間雨量を越えてしまったということです。

それと、「2つのハリケーンが同時に上陸した」メキシコでも非常に大きな被害が出ていて、被災者は100万人以上となっています。

異なる2つのハリケーンに同時に襲われたメキシ南部が洪水で壊滅状態に
 2013年09月19日


そのような報道の数々を見ている中でも今回の台風ウサギは、勢力だけなら今年発生した中で最も勢力の強い、文字通りのスーパー台風であるわけですけれど、上に書きましたように、勢力が強いからといって、必ずしも大きな被害が出るわけではないです。とはいえ、被害が少ないともまた思えないわけで。


人間の価値観の変化のキッカケには自然現象などによる「外部環境からの変化」というのが確かにありますが、それが今や力づくのような状態になっている感じもします。


というわけで、長くなりましたが、ここから本題の「死海のシンクホール」についてです。




「死海が枯渇しない限り時間はある」


死海は下の「A」の位置にあります。

ds-map.jpg


イスラエルとヨルダンが東西にあり、周辺もシリアなど話題の多い場所ですが、このあたりは聖書とのゆかりの強い土地であるようです。

昨年、


「死海の枯渇」についての報道が西欧と中東で相次ぐ理由
 2012年04月13日


という記事を書いたことがあることを思い出しましたが、その記事を見ると、死海はこの数十年、一貫してその水深が浅くなっていて、つまり、枯渇し続けているようです。そして、ここに来て、どうやらそれが加速しているようなのです。



▲ 1972年から2011年までの衛星から撮影した死海の写真。黒い部分は深い部分で、青い部分は水深の浅い部分を示しています。青い色がどんどん増えているのは、水深が浅くなっていきていることを示しています。



ところで、上の過去記事には「 12万年前には死海の水はなかった」ということが判明したことが書かれています。

つまり、その 12万年くらい前から死海が出現し始めたと。

12万年くらい前というのは、大ざっぱにいえば、ミトコンドリア・イブなどと呼ばれている「現生人類の最も近い共通の祖先」の女性が地球上に現れた頃でもあり(正確には 16万年前プラスマイナス 4万年とされています)、むりやりこじつければ、「死海の水が出現し始めた頃に、地上に現世人類が現れた」というような時間軸ともなっていて、そこからさらに「超こじつけ」て言いますと、


・死海の水が消える時、また現世人類は消えていく


という未来の時間軸をふと思ったりした次第でした。まあ、そんなことはないでしょうけれど、いずれにしても、今、死海が消えつつあることは事実のようです。

今回はデイリーメールの記事をご紹介しますが、もともとは「モーメント・マガジン( Moment )」というアメリカの雑誌の記事にあったものようです。

ds-moment.jpg

Moment より。


モーメント・マガジンというのが何だか知らなかったので調べてみますと、英語版の Wikipedia にありまして、アメリカ在住のユダヤ人のための雑誌だそう。

死海の枯渇はユダヤ人の人たちにとって、とても気になる現象のようです。

それでは、ここから記事です。



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2013年09月18日



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tataouine-meteo-01.jpg

▲ 9月16日にチュニジアのタタウイヌという場所に隕石が落下したニュースです。今回の記事とは直接関係ないですが、アラビア語と隕石の記事の組み合わせがなんとなく興味深かったので貼っておきます。被害はなく、目撃されたというだけの内容です。写真はもちろんイメージ図だと思います。チュニジアのメディア Alikhbaria より。
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幻想の自由


昨日の「真っ赤な空の中の真っ黒の富士山を見た日に太陽活動はほぼ止まった」という記事で、途中、コリン・ウィルソンやら、妙な話の展開となっていった部分がありまして、そこに「その著作の前書きからショックを受けた」と書いているのですけれど、「何にショックを受けたのか?」という根幹が書かれていないことに気付きました。

それは一言で書くと「実は私たちは自由ではないし、そもそも自由の意味がわからなくなっている」ということなんです。

どうしてかというと、今の文明社会において「価値」がどういうふうに作られているというと、それは「比較」だけです。

他者との
他の国との
他の考え方との


あるいは、


物質的な
精神的な


比較。

資産の格差でも立場の格差でも男女の差でも、イデオロギーの違いでも、人種の違いでも何でもいいんですけど、「価値」はすべて「他との比較だけ」というのが現実で、「絶対的な価値」というものが存在しない。

せめて神様の世界だけでも、と思ってもダメで、「こっちの神様のほうがエライ」というような話ばかりで、戦争にさえなる。

スビリチュアルの世界の話でも、たとえば、高い次元とか低い次元とか、あるいは、どこそこの宇宙の存在は人間より優れているとか劣っているとか、比較でなければ語ることのできない存在にまで堕ちている(比較できる対象を持つものは絶対存在ではありません)。


「純粋、あるいは絶対の存在」がこの今の社会ではもう見えないのです。


つまり、前回の記事で書いたそのコリン・ウィルソンの『殺人百科』の前書きを 30年前に読んだ時に、その時にはじめて、「世の中に絶対的な価値が存在しない」という事実に気付いたということなのでした。

それでまあ、愕然としたわけです。

まあ、知るのが遅いといえば遅いんですけど、ショックはショックでした。

それから若い時は暴力的な演劇のようなものや、あるいは存在を消した無為な生活を送り続けることなどで、この「価値のない自分」と「価値の存在しない世界」を考えたりしていました。


それにしても、以前からこのブログでは、ジョルダーノ・ブルーノだとか、フレッド・ホイル博士だとか、あるいは、ロシア宇宙主義のアレクサンドル・チジェフスキー博士などの話を書いたりすることがあります。

その人たちのことを知ったのはつい最近で、具体的にはこの3年くらいの間のことですが、この人たちの主張は、私が若い時にやっていた暴力演劇の根源にある問題を非常によく(私自身の心に対して)サポートしてくれることにいつも驚いていました。

ブルーノやフレッド・ホイル博士の言う「宇宙は無限」ということ、チジェフスキー博士たちの言う「人間と宇宙の末端は繋がっている(同一である)」ということ。

これらの意味を突き詰めると、第一段階として、


・宇宙は無限 → 無限という観念は裏返せば「存在しない」と同義


というものがあり、そして、


・人間と宇宙は同一である


ということを照らし合わせると、どうも宇宙か人間のどちらかが存在していないという疑惑が出てくる。


宇宙だけか、人間だけか、どちらかということになりそうな気がする。


これは、今の科学の概念では「とにもかくにも宇宙は存在している」と、当然のように語られます。その理由は、人類が地球に誕生する前から宇宙はあったという一種の「科学的推定」に基づいていますが、しかし、それが本当かどうかは今ひとつよくわからないとも言えます。

なぜなら、科学以外では、はじまりは宇宙からではないから。

聖書やコーランなどのメジャーな聖典を含めて、宇宙は「人のことばや人の行動から作られた」というような感じの記述ばかり。

もし、これらの記述通り、仮に「最初の存在が人間」なら、逆にそこに化学の基本的理論である「質量保存の法則」を当てはめれば、人間がエネルギーとして姿を変えたものしかこの宇宙には存在しないことになってしまいます。しかし、実際には宇宙には人間からは生産されない物質や人間には含まれない物質がたくさんある。


「じゃあ、自分たちの周りに存在しているこれらの物質やら色や匂いや感覚や空気は何なんだ?」と、たまに気がおかしくなりそうになることもあります。


こう書いていても、何だかもう全然わからなくて、ほぼ「狂気の逸脱」を見せているわけですけれど、いずれにしても、絶対的な価値というものは、比較する対象がない場合にはじめて言えることです。

どうにも、現世にはその「価値」が存在していないようにしか見えない。


こんな訳の分からない余談はここまでにしておきましょう。



さて、この地球の歴史は「周期的に劇的な変化」を繰り返しています。その中のひとつには「天体の地球への干渉」があります。これは簡単にいうと、彗星などが地球に衝突して、地球の様相を一変させるという意味です。


聖書「ヨハネの黙示録」 21章5節に


「見よ、わたしはすべてのものを新たにする」


というくだりがあります。この「わたし」という主語が誰だかはわからないですが、彗星には地球を完全に新たにする力があります。

というわけで、今回の本題に入ります。






天体は地球を変えてくれるだろうか?


今回は、久しぶりにパンスペルミア説(地球の生命は宇宙に由来するという考え方)とも関係する話ですが、最近、「彗星が地球に生命をもたらした」という意見が科学界のメジャーフィールドでかなり大きな支持を集めはじめていて、そういう中の最近の報道のひとつをご紹介したいと思います。

今回の記事には米国のローレンス・リバモア国立研究所という名前が出てきますが、この名前は、ちょうど3年前の記事、


[彗星が地球に生命の素材を持ってきた]米国ローレンス・リバモア国立研究所でも地球の生命が宇宙から来たアミノ酸だという研究発表
 2010年09月16日


とというものにも出てきますが、その研究がさらに進んでいるようです。

上の記事にはフレッド・ホイル博士のよき共同研究者として、パンスペルミア説を補強する研究を続けた英国カーディフ大学のチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士の話も引用されています。



▲ チャンドラ・ウィクラマシンゲ博士。記事「「私たちはひとりではない」と語り続けるチャンドラ博士が隕石から見つけたエイリアンの化石」より。


ウィクラマシンゲ博士の考え方は上の記事での彼の下の語りに凝縮されています。


「最近の驚くべき彗星の役割についての発見は、パンスペルミア説に対しての理論を補強している。我々は、次第に、それ(宇宙から生命が地球にやってくること)がどのようにして起きるのかというメカニズムも解明しつつある。土、有機分子、水、など生命に必要な要素がすべてそこにはある。長い時間と、膨大な量の彗星たちは確実に地球の生命に関与している」




また、今回の記事には「アラニン」というアミノ酸の名前が出てきますが、私がこのアラニンという言葉を知ったのは、国立天文台が「地球のアミノ酸が宇宙に由来している」という可能性が極めて高いことを発見した 2010年の報道の時でした。下のは、当時の読売新聞の記事の一部です。


生命の起源、宇宙から飛来か…国立天文台など
読売新聞 2010.04.06

国立天文台などの国際研究チームは、地球上の生命の素材となるアミノ酸が宇宙から飛来したとする説を裏付ける有力な証拠を発見したと発表した。

アミノ酸には「右型」と「左型」があるが、人類を含む地球の生物は左型のアミノ酸でできている。しかし、通常の化学反応では左右ほぼ等量ずつできるため、なぜ地球の生物にアミノ酸の偏りがあるのかは大きな謎となっていた。

研究チームは、南アフリカにある近赤外線望遠鏡を使って、地球から1500光年離れたオリオン大星雲の中心部を観測。アミノ酸をどちらか一方に偏らせてしまう「円偏光(えんへんこう)」という特殊な光が、太陽系の400倍という広大な範囲を照らしていることを初めて突き止めた。




上に出てくるアミノ酸の一種のアラニンというものの図が下のものです。


amino-alanin.png

▲ 国立天文台の生命をかたちづくるアミノ酸の謎より。


そして、この記事の中の記述である、


> 地球の生物は左型のアミノ酸でできている。


と、さりげなく書かれてある部分が「この地球上の生命の最大の謎のひとつ」だったのです。

これはあまりにも謎すぎるので「なかったこと」にして、科学の世界は進んできたらしいのですが、国立天文台が 2010年にこの謎に大きく迫ったという歴史的な出来事でした。

正直に書けば、この国立天文台の発見の時点で「地球の生命が地球で生まれた」という説の可能性がほぼゼロになったということも発表すべきだったと思います。

なぜなら、仮に地球の原始スープから生命が発生したのなら、その後の進化の中で、「左型のアミノ酸だけの生命で地球が満たされた」ということはありえないからです。


そして、現在の地球上の生命におけるアミノ酸も、ほぼすべて左型だという事実があります。


これは過去から現在に至るまで、すべての地球の生命の素材が宇宙から訪れ「続けて」いるという、かなり大きな証拠といえるのではないでしょうか。

国立天文台の当時のニュースリリースは、「宇宙の特殊な光から地球上の生命の起源に新知見」というページに残っていますので、興味のある方はご覧いただければ幸いです。人類の価値観に大転換を与える可能性のある発見を日本の国立天文台が今から3年以上前になしえていたのです。


ということで、国立天文台の発見に続き、英国と米国の研究チームも、地球型アミノ酸(左型)の発生源を宇宙空間(彗星)に確認したというニュースです。



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2013年09月17日



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fuji-2013-09-16.jpg

▲ 9月 16日の夕方、自宅から見えた富士山とそれを取り囲む夕焼けのイメージです。
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台風が来る前の気圧の変化でKOしたことを書いた記事で、「気圧の変化に弱い」というようなことを書いていたのですが、今日も体調が今ひとつで、久しぶりに病人ばりに昼間寝ていたりしました。午後から元気になりましたけれど。

とにかく、上の記事を書いた日には、頭が締め付けられるというか・・・いや、むしろ「頭に体中の血液が集まってきて爆発しそうになる」というような感覚というのか、もうアレですよ。 1981年のカナダ映画「スキャナーズ」のような頭ドカーン!というような圧迫感に見舞われたりしていました(なんだかよくわからない比喩ですみません)。




今は数年前とは違う世界

昨日(台風が通過した 9月 16日)は「それにしても、あれだけ体感が悪いってどんなのが来てる?」とも思い、ふだん見ないテレビのニュースを朝から見ていました。

ちょうど、テレビをつけた頃は、京都の嵐山の浸水が始まっている頃でした。

うちの奥さんは子どもの頃、京都で長く過ごして、京都には今でも愛着があるらしいのですが、浸水している嵐山の姿を見て非常に驚いていました。


わたし 「ここってこんな大きな川があるし、浸水とかありそうだけどね」
奥さん 「ないない。私が知る限り、嵐山がこんなになったの聞いたことない」


と言っておりました。

実際、ニュースを見てみましても、


「こんなの記憶にない」京都・嵐山、紅葉シーズン前に大打撃
産経ニュース 2013.09.16

台風18号による大雨で、京都有数の観光名所として知られる京都市右京区の嵐山を濁流が襲った。付近の桂川が一部で氾濫。渦巻く流れは、中洲にある売店を軒並み水没させ、ランドマークの渡月橋の欄干すれすれまで迫った。

(中略)近くに住む男性は「40年以上この辺りに住んでいるが、こんな増水は記憶にない」と話した。



とあり、ほとんどないことだったようです。

川の増水の始まりから洪水となるまでの時間を見ても、「考えられないほどの量の雨が非常に短時間のあいだに降った」ということなんだと思いますけれど、これは、前回の、

世界でさらに拡大し続ける黙示録的な洪水 : 今や「神話」を越えつつある現実の世界
 2013年09月15日

にも書きましたけれど、何だかこういう本来ならあり得ないような豪雨が「標準化してきている」というような凄さを感じます。


まあ・・・最近ずっと感じているんですけれど、やっばり、本当に私たちは、「ちょっと前までとは違う世界に住んでいる」ということは思います。

すべてのことが今までと同じような日常の中で過ぎていくので、あまり気付かないと思うのですけれど、たとえば、震災のあった 2011年の「前」と「後」だけでも、天候や環境はもちろん現在のように変化しているのですけど、それ以上に、「人の心が大きく変わった」か、あるいは、「それぞれの方向にわかれていっている」というようにも思います。


よく言われるように「2つの世界に別れていっている」というような単純なことは思いませんが、しかし、それでも確かに方向性として、今の人類は「自分たちが生きている世の中の考え方」について、2つとか3つくらいの大きな「それぞれの方向」に向かって動いているように感じます

それぞれが、「どういう方向に進もうとしているのか」ということに関しては、うまく説明する言葉を持たないですが、この「それぞれの違う方向に向かう人々の集団」は、何か大きな出来事が起きるたびに、さらにその方向への考え方を強くしていっているように感じます。


そして、それぞれの人々の考えは、「お互いにほぼ完全に理解も許容もできない」ようなレベルにまで溝は広がっているようにも思います。


私自身も、最近は今の世の中に暮らしていることに対しての違和感は限界に近づいてきていることを感じますが、しかし、今は子どもなどもいる以上、あっさりあの世へとバイバイ・・・などという行動がとれるわけでもないですし、現実の社会との和解点を探そうとしているけれども、以前と違って、もうそれを見つけることが不可能になりつつあります。

今後、さらに自然や環境、あるいは社会に大きな出来事が起きれば、考え方の違う人々の間の許容点はさらに小さくなり、普通に同じ社会に住んでいても、要するに、「ふたつの別の世界」のような生き方にさえならざるを得ないようにも思います。




私はもともといろんなことを信じない人ですけれど、今は最も基本的なことである「自分が生きている世の中」というものとの接点を信じづらくなっているということはあります。しかし、そのあたりのことは、ウダウダと書いても仕方ないですので・・・。






風の意味や雨の意味

ところで、タイトルの「真っ赤な空の中の真っ黒の富士山」の話のほうですが、昨日 9月 16日に台風が去った後、夕暮れころの時間に、私の部屋に奥さんがきて、

「富士山がすごくはっきり見えてるよ」

と言うので、ベランダに見に行きました。

何しろ、今年は夏の間、まったく富士山が見えることがなかったのです。

植物の世話があるので、ベランダには毎日出ますが、今年は7月くらいから富士山が見えたことが多分まったくといっていいほどなかったと思います。

昨年は、9月の頭の記事「大出血のような太陽フレアと真っ赤な富士山上空を眺めながら(略)」という記事に富士山が見えたことが書いてありますので、夏だから見えないというものでもなさそうです。


まあ、今年は大気が昨年より悪かった(あるいは今も悪い)ということは言えるとは思います。


もう忘れられている感じがありますが、微小粒子状物質( PM 2.5 )のことが話題になったことがありましたが、報道されなくなった後も、今年は濃度が高い日が多かったです。地域にもよりますが、いわゆる警戒値を越えることなど日常的でした。

今でも、各都道府県では濃度を発表していて、Yahoo! 大気汚染原因物質 PM2.5 関連対策情報まとめというページにはすべての都道府県のリアルタイム情報へのリンクがあります。


まあ、それはともかく、そういうように「今の日本は基本的に大気の状態が悪い日が多い」という現実も関係していたようですが、夏は富士山が見えなかった。しかし、昨日の台風通過後に何ヶ月ぶりかに、富士山がくっきりと見えたのは、台風の雨と風がそれらを吹き飛ばしてくれたからのようです。

強風も豪雨も災害をもたらすものではあるけれど、それと同時に悪いものも含めて吹き飛ばすというような作用は確かにあります。


ちなみに、今日はすでに富士山の姿は霞んでいました。





赤い空を見て思い出す「私の存在には意味がない」と思い続けていること

話が逸れましたが、すごかったのは、その台風通過後の夕方に見えた富士山の光景・・・。

真っ黒な富士山の上を全面的に雲だけが赤くなった空が覆っているのです。写真を撮らなかったですので、一番上に載せた写真は、それを思い出してイメージ的に作ったもので、まあこのような雰囲気でした。

前述しましたように、大気中の不純物が飛ばされたせいか、夕焼けの中でも、大気そのものは赤くならずに澄んでいる。なので、空は青々としていて、そこに浮かぶ雲だけが赤くなっている。

その赤い面積の広いこと!

見上げて目に入る空のすべてがそのようになっている。
つまり、全天が赤い空。


「こんなに空全体が赤くなったのを見るのは久しぶりだなあ」


と口に出しながら、ふと、最も有名なシリアルキラーのひとりであるペーター・キュルテンの夕焼けのエピソードを思い出しました。キュルテンに関しては、英国の作家コリン・ウィルソンの 1963年の著作『殺人百科』に非常に詳細に書かれています。

キュルテンの主な犯行は 1920年代のことですが、そのような戦前の犯罪者の記録が詳細に残っているのは、キュルテンの逮捕後から処刑されるまで彼に面談し続けて、研究したドイツの精神学者カール・ベルク博士が極めて詳細な調査報告を残したからのようです。

そのコリン・ウィルソンの記述の中に以下のようなくだりがあり、空全体が赤くなっている空を見て、それを思い出したのです。


1925年、キュルテンはデュッセルドルフに帰った。その日、彼は夕日が血のように赤いのを見て喜んだ。デュッセルドルフの「恐怖時代」が始まったのは、それからである。



ちなみに、また話が逸れますが・・・っていうか、今回は本題自体よくわからないですが、上のコリン・ウィルソンの『殺人百科』をはじめて読んだ時、その長い「まえがき」を読んで、大変に衝撃を受けたことを覚えています。そして、この「まえがき」を読んだことが私がその後に演劇的なことを始める思想的なキッカケともなっています。

はじめて読んだのは学生の時だったんですが、当時、一緒に演劇などをやっていた年下の友人がいて、その男の部屋にこの本があったんですね。30年くらい前です。

コリン・ウィルソンは、そのまえがきで、殺人を語る上で避けられない問題として、「実存主義」についてえんえんと語ります。実は私は当時も今も「実存主義」というものが何かを知らないのですが、それでも、コリン・ウィルソンの文章には妙な迫力があります。

その中の一節に


実存主義の出発点は、大部分の文明人がよりどころとしている価値に現実性や意味があるという考えを否定することである。

実存主義の見方によれば、文明人は自分自身について虚像をえがいており、それが人間を今日のような、巨大な火薬樽の上に腰かけて爆弾の爆発とともに吹き飛ばされるのを待つような危険な立場にみちびいたのである。



という部分があります。

この「自分には価値や意味がない」という文字の流れにショックを受けたのも、私自身ずっと「自分には価値も意味もない」と考えていたからでした(今も自分に対しての考えはそのままです)。

いずれにしても、その実存主義というものをえんえんと書いている前書きは、まあ、とても難解なんですが、大変に興味のある内容でした。

関係ないですけど、そういや、今も漫画家なのかどうかしらないですが、少なくともかつては人気漫画家だった蛭子能収さんの 1980年代の作品にも「私の彼は意味がない」というタイトルのものがありました。

ebus-02.jpg

▲ 蛭子能収さんの『私の彼は意味がない』の表紙。30年以上前の漫画だと思います。



・・・・・なんだか、内容に収集がつかなくなってきているので、一応、今回の本題と考えていることをご紹介して、締め括りたいと思います。





ほぼ一直線に消えていく太陽活動


先日、最近の太陽活動に関して、

太陽活動の最大期と予測されていた時期に消えていく太陽黒点
 2013年09月11日

という記事を記しました。

その後の太陽活動はどのようになっているか。

それを表すような報道が 9月 16日のスペースウェザーの記事から伺えます。

sw-2013-09-16.png


その内容を記します。



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2013年09月15日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





ロシア極東の洪水は 40日目に近づき、ルーマニアでは6時間で2ヶ月分の豪雨で村が流され、アメリカのコロラドでは3日間で1年分の雨が降り落ちる「雨と洪水のカオス」。




bibical-rain-colorado.jpg

▲ 現在も続いている米国コロラド州の洪水のキッカケとなった豪雨で非常事態が宣言された日の「聖書のような」という表現の見出しの入った 9月 12日 のUSA トゥディの報道。日本時間 9月 15日現在、この日から続く洪水によって 200名を越える方々の安否がわかっていません。
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旧約聖書の創世記のいわゆるノアの方舟について、その時の洪水の様子に下の記述があります。



洪水は40日40夜続き、地上に生きていたものを滅ぼしつくした。水は150日の間、地上で勢いを失わなかった。



「いくらなんでも、そんなに続く洪水などないだろう」と、私などは思っていたのですが、どうも最近はそうとも言えない出来事を目にします。

今回はふたたび洪水についての記事を書かせていただこうと思います。




拡大し続ける世界各地での洪水の規模と被害の範囲

夏になる前に、

世界中で止まらない「黙示録的な洪水」の連鎖
 2013年06月20日

という記事をはじめ、多くの洪水に関係する記事を書いたのですが、その後も洪水は世界中で止まることなく続いています。そして、この9月になって、その激しさというのか、「黙示録的な様相」が強くなってきているように見えます。

まあ、日本も・・・たとえば、今は 9月 15日の午後で、つまり、これから台風 18号の影響による大雨が今夜あたりから本格的にやってきそうで、人の国の洪水のことを書いていたら自分も洪水の渦中にいた、というような可能性もないわけではないのですが・・・。


今回は、いくつかの最近の印象的な洪水の報道などをご紹介しますが、何よりも「聖書的」だと感じるのが、ロシアの極東部のアムール川という川の増水で起きている洪水です。何しろ、洪水発生からそろそろ 40日目に近づこうとしているのです。





1ヶ月以上、川の水位を上げ続けているロシアのアムール川


ロシアのアムール川というのは、下の赤く囲んだ場所にある川です。

am-river.gif

日本の海、シベリアの森より。



下のニュースは今から約1ヶ月前の 8月 14日のロシアの声の記事です。

ru-fl-0814.jpg


今から1ヶ月前で、すでに洪水がある程度続いていたことがおわかりかと思います。

そのアムール川の水位についてふれている下の記事も抜粋します。


ロシア極東豪雨、アムール川に記録的水位
VOR 2013.08.20

ロシア極東アムール州の豪雨はピークを過ぎ、川の水位は下がりつつある。
しかしハバロフスク地方およびユダヤ自治区の状況は深刻の度を増している。

ハバロフスク地方では記録的な水位が観測され、なお高まっている。アムール川の水位は間もなく7m80cmに達する見込み。従来予測より1m高い。水はあふれて街区を浸している。堤防の積み増しが急がれている。



この記事では「アムール川の水位は間もなく7m80cmに達する見込み」とあり、このレベルでも危機的な水位だということが察せられます。

そして、それから1ヶ月たった現在はどうなっているのか。

下は 9月 13日のロシアの報道記事の概要です。コムソモリスク・ナ・アムーレというのは、ロシア・ハバロフスク地方のアムール川下流の左岸に位置する港湾都市だそうです。


ru-east-flood-2013.png
VOR 2013.08.20

コムソモリスク・ナ・アムーレにアムール川の氾濫した水が入ってくる

am2.jpg

コムソモリスク・ナ・アムーレ市内を流れるアムール川の水位はこの12時間のあいだにさらに 3センチ上昇し、現在の水位は 913センチメートルにまで上昇した。

ロシア非常事態省がイタルタス通信に語ったところによれば、今後数日間も同じペースで水位が上昇していくと予測されるという。 9月 15日には 920 〜 940 センチメートルにまで上昇する可能性がある。

これに先立って、緊急事態省はコムソモリスク・ナ・アムーレから約 3000人の住民を避難させ、宿泊施設に誘導した。



ということで、1ヶ月前に、7メートル台の水位で「従来予測より1メートル高い」として、非常事態が宣言されたアムール川の水位は、それから一貫して増え続け、現在は9メートルを越えています。

ロシアのメディアの報道では、アムール川に沿った地域で、浸水というより「水没」した家々の写真が毎日、掲載されています。

am1.jpg

HTB より。



am3.jpg

Gazeta.ru より。


このアムール川の増水による洪水が始まってからは 40日に近くになっているわけで、最初に引用した創世記の「洪水は 40日 40夜続き」という状態も、地域的な出来事では十分にあるものなのだと刮目した次第です。

今のところ、アムール川の水位が急激に下がるという予測もされていないようで、ロシア極東は、いつ終わるともわからない「世紀末的な洪水」の渦中にあります。





6時間で2ヶ月分の降水量を記録した異常豪雨

最近起きた洪水で印象的なものが、ルーマニアで起きた洪水でした。

ルーマニアで「6時間で2ヶ月分の雨量」を記録した猛烈な豪雨による洪水で壊滅的な被害
 2013年09月13日

という報道をご紹介したのですが、原因は短時間での壮絶な豪雨で、報道には、


雨は9月11日の夕方から降り始め、そして、たった6時間の間にこの地での2ヶ月分の降水量に匹敵する猛烈な豪雨に見舞われた。たちまちのうちに 700の家屋が浸水し、死者・行方不明者は8名に達した。



と記されていました。

具体的な雨量の数値はわからないですが、上の記事の後、さらに雨は続いているようで、昨日のルーマニアの報道では下のような記事が見受けられました。

galati-alert-second.jpg

Libertatea より。


ルーマニアといえば、1970年代に『世界宗教史』という著作に「洪水の意味」を記したミルチャ・エリアーデという宗教学者がいますが、その人はルーマニア人でした。

彼はこのように書いています。


「世界宗教史」(ちくま学芸文庫)より

洪水の原因は人間の罪であると同時に世界の老朽化であることが確認される。

宇宙は、生存し、生産するという単なる事実によって、しだいに退化し、ついに衰亡するのである。これゆえに、宇宙は再創造されなければならないのである。

言いかえれば、洪水は新しい創造を可能にするために「世界の終末」と罪に汚れた人間の終末を大宇宙の規模で実現するのである。



しかし、宇宙の再創造とか宗教的な意味とかはどうでもいいですが、ミルチャ・エリアーデが著作を記した 1970年代には、世界が今のような「現実の洪水」に見舞われることを予測してはいなかったはずで、何よりも自分の国ルーマニアが「聖書的な洪水」に見舞われるとは想像していなかったかもしれません。

しかし、21世紀の私たちは、もはやこれらが絵空事ではないことは理解していて、どうにも「現実の創世記」みたいな時代を生きているという気がします。





米国コロラド州では「3日間で年間の降雨量を上回る雨」が町を破壊


アメリカのコロラド州の洪水については、日本語の報道でも取り上げられていますので、そこからピックアップします。 9月 15日の産経ニュースのものです。


コロラド洪水、「安否不明」250人に 死者は4人
産経ニュース 2013.09.15

米西部コロラド州のボールダーやデンバーなど広い地域で発生した洪水による死者は、14日までに4人となった。ロイター通信によると、約250人が安否不明になっている。

ボールダーの政府当局者は「死者数はさらに増える可能性が高い」と述べた。ただ、安否不明の人の多くは通信インフラの損壊や停電で連絡がつかない状態とみられる。

14日までの3日間で年間降水量に相当する雨量に達した地域もあり、浸水した面積は約1万1千平方キロメートル以上に。隣接するニューメキシコ州の一部でも洪水が発生し、1人が死亡した。




これら、ロシア極東の洪水、ルーマニアの洪水、アメリカのコロラド州での洪水のどれにも通じているのが、「普通ではない量の雨が一気に降る」ということです。

あるいは、その状態が長く長く続く。

6時間で2ヶ月分の雨量とか、3日間で1年間の雨量と匹敵する雨量だとか、ちょっと普通だと考えられない量の雨が世界中で降っているわけなのですが、今年書いてきました洪水のニュースはどれも同じような状態での洪水でした。




洪水がもたらす食糧供給への影響への脅威


巨大な洪水は、人的被害を含めて様々なものを破壊しますが、実は、その時の被害としてあまり大きくピックアップされないものとして、「農地の壊滅」ということがあります。

最近、アフリカのニジェールという国が大きな洪水被害に見舞われています。

ニジェールというのは、下の位置にある国で、ここはサハラ砂漠に位置する国です。

nigel-map-01.png


アフリカ大陸基本情報 / ニジェール共和国によりますと、


西アフリカの内陸国。北部にあるサハラ砂漠が国土の 65%を占めている。世界で最も暑い地域の一つ。干ばつの起こりやすい同国は、たびたび食糧危機に陥る。また、同国の農業はサハラ砂漠の拡大に脅かされている。



というような場所らしく、干ばつ被害は多くても、洪水による被害が多い場所ではないはずです。そこに「降りやむことのない豪雨が降り続けている」という現実。


洪水にはいろいろな意味があり、聖書的な世界では、上に書きましたルーマニアの宗教学者ミルチャ・エリアーデのように「再創造」というような言葉を使う向きもありますが、しかし、現実問題として、そこには「苦痛」が存在します。


最近はつくづく、本当にそんな苦痛と代替えできるほどの「新しい世界」なんてあるのか? とよく思います。


では、ここから AFP の記事です。



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