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2013年09月14日



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気圧でKO



昔から気圧の変化に弱くて、心身どちらにも来てしまうんですが、今日の午後から非常に調子が悪くなってしまいまして、途中まで記事を書いていたんですけど、最後まで書き上げるのは無理みたいで、お休みとさせていただきます。

まあ、吐き気とかめまいとか気絶感とか、若い時から繰り返しているものなのですけど、何十年やっててもキツい時にはキツいですねえ、情けないことに。

台風が来ているので、その関係かなあとは思うんですけど、今年はこれまで台風が近づいても、こんなように具合が悪くなることがなかったですので、私の住んでいるあたり(関東)もなにがしか影響を受けているのかもしれません。

大した台風じゃないと思っていたんですけど、今日( 9月 14日)の午後4時の時点で下みたいなものすごく大きな台風になってるんですね。

gms-typhoon-18.jpg


このまま本州を直撃するみたいですが、強い勢力ではないので、被害の心配はさほどないはず・・・と思いたいですけど、これだけ体感が悪いと、変な心配感も湧きます。

先日、こちらの記事で書いたんですけど、ルーマニアで、「6時間で2ヶ月分の雨が降った」という出来事がありました。豪雨の規模もどんどん激しくなっています。

私の体調や体感のほうはどうでもいいですけれど、この大きさだと、日本列島全域で連休は一応気をつけて行動したほうがいいかもしれないですね。
タグ:台風18号

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2013年09月13日



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先日、地球の記録に、

米国ニューメキシコ州の牧草地で 100頭以上のエルク(ヘラジカ)が謎の大量死
 地球の記録 2013.09.06

という記事を書きました。

elk-dead-01.jpg

▲ 上の記事より、ニューメキシコ州の牧草地に点々と転がるエルクの死体。


記事ではわかりやすくヘラジカとしたのですが、アメリカなどで「エルク( ELK ) 」という名称で親しまれている角のある動物は、日本でいうヘラジカとは違うもので、日本名では、アメリカアカシカという動物だそうで、下のように角も細くて、どちらかというと大型動物なのに可憐な感じのする動物です。東北アジアと北アメリカに住む動物とのこと。

elk-usa.jpg


現地の記事では、原因に関して EHD と呼ばれる伝染性の出血性疾患の可能性があると書かれていますが、確定しているわけではないようです。

いずれにしても、上の出来事が9月の始めでした。

その後の1週間ほどで、動物に関しての「大量死」などの報道が多いこと。




海でも川でも陸地でも「何かが進行している」雰囲気


今回は、報道の内容をそれぞれ短くご紹介するだけで終わってしまうと思いますが、最近、私は、動物とは違う話ではありますけれど、

・世界中で大発生する「虫」がいる

・その一方で(ミツバチのように)激しく現象している「虫」がいる


ということが気になっていました。

虫の大量発生に関しては過去記事で何度か取り上げましたが、減っているものもたくさんいる。

そういえば、日本では今年、スズメバチによる被害が非常に多いのですが、特徴として、スズメバチの数が多いと共に、「いつもより攻撃的である」ということがあるようです。スズメバチは確かに攻撃的ですが、何もしない人を意味なく襲うほど無分別な昆虫でもないはずです。

実は私も今年の夏、関東ではないある場所で、スズメバチに追いかけられた経験をしました。そこは家族連れの多い自然の中の公園なのですけれど、スズメバチの多いこと多いこと。そんなこととは知らずに、いつものように黒いシャツなど着ていきましたら大変なことに。ジッとしていても襲ってくる態勢をとっている。

まあしかし、個人的なことはともかく、今年はそういう事例が数多く起きています。

下のグラフは、熊本日日新聞の 8月 14日の記事に出ていた「ハチに刺されて来院した患者数」の昨年との比較グラフです。7月は昨年の5倍ほどになっています。「ハチ」とありますが、病院にまで行くというのは、多くがスズメバチによるものだと思われます。

wasp-kyushu.jpg

▲熊本日日新聞「 猛暑で興奮? ハチに刺される被害、阿蘇で急増」より。


この現象は他の国でもあって、たとえば、イギリスでも今年は同じようにスズメバチによる「無分別な襲撃」が数多く発生していたようで、イギリス中の新聞やメディアで理由について論争さえ起きていました。

下の記事は、英国のインディペンデント紙のサイトの記事ですが、この「酔っ払ったスズメバチに襲撃されるかもしれないと赤十字が警告」というタイトルのように、イギリスにおいても無分別に人を襲っているようなのです。

independent-001.jpg

英国インディペンデントより。





今年の夏の魚の大量死も奇妙に思える点もあり

さらに、そして、8月に書きました記事の、

異常事態 : 2013年 7月 18日から全世界で突如はじまった、かつてない広範囲での魚の大量死
 2013年08月13日

で取り上げました「この夏の異常なほどの海洋生物の大量死」も、むしろその後になってから気になっているということがあるのです。

というのも、最近ご紹介していました世界のこの夏の気温のことなども関係しますが、私は、「この夏の北半球はどこも海域を含めて暑かった」と思いこんでいたのですが、それは違ったようです。

アメリカをはじめとして、多くの地域で、むしろ通常より寒い夏だった場所も多く、そうなると、魚の大量死の原因も不思議に思えてきます。

あくまで一般論ですが、海や池や湖などでは水温が上昇すると藻類、あるいはプランクトン類などの異常発生がおこりやすくなり、それにより水中の酸素が減ったり、水質が悪化することにより魚の大量死が起きやすくなるというのが夏の魚の大量死の原因としては最も多いのではないでしょうか。

なので、「これだけ暑い夏なら大量死も増えるだろうな」と考えていたんですけれど、平年より寒い夏の場所だった地域も多く、その理屈だけでは合わない魚の大量死が上の過去記事の中に含まれていることがわかります。





アメリカのイルカの大量死の数はさらに上昇

海洋生物といえば、アメリカの東海岸で「異常な大量死の状態」と政府が認めたイルカの膨大な大量死のことを取り上げた記事がありました。

心地よい死の園からの帰還後に気付いたイルカの大量死と人間の大量死をつなぐ曖昧なライン
 2013年08月10日

そこでご紹介したロイターの記事では、


東海岸のニュージャージー州からバージニア州では、6月からだけでも 120頭以上の死んだ動物が打ち上げられているのが見つかっている。



とありましたが、その後どうなったかということをこちらの記事で取り上げました。下のグラフはそこからのものです。


dol-2013-09-1.png


aug_stranding_graph.jpg

▲ 地球の記録「米国東海岸のイルカの大量死はさらに厳しい状況に」より。


7月1日からの2ヶ月だけで、 430頭のイルカが死亡して打ち上げられていて、中でも、ニューヨーク州の8月のイルカの座礁(死亡して打ち上げられる)数は、これは確かに「異常」といえるレベルになっていると言えるものではないでしょうか。


しかし、何が起きているのかわからない。
原因もわからない。


アメリカ連邦政府の科学者たちは、基本的にはイルカの大量死を「病気」の線で調査を進めていますが、大量死が始まって数ヶ月が経っても、いまだにその「病気」は確定されない。

なので、イルカたちへの対処もわからない。
その中で、イルカたちはさらにどんどん死んでいく。

そういうような循環となっています。


ここからごく最近の「動物や海洋生物の大量死」の出来事をいくつかご紹介したいと思います。

楽しいものではないでしょうが、世界中で「一気に」大型動物から小型の動物たちまでもが死んでいるという現実が確かにあります。





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2013年09月12日



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September-Perseid-Meteor.jpg

▲ 9月9月に観測された「9月ペルセウス座イプシロン流星群」。ヨーロッパ上空では爆発の様子が見えたらしいです。  NASA 全天カメラより。
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タイトルの「ふたたび」というのは、何だか唐突な感じかもしれないですが、過去記事で同じようなことを取り上げたことがありました。

見てみますと、2年前の 2011年の記事でした。


地球上空は狂乱状態: 7つの流星体が上空で衝突
 2011年12月10日


この頃、複数の隕石が「地球の上空でピッタリと衝突して爆発する」という現象が連日、 NASA の 全天火球ネットワークなどで観測されていました。

これは、流星群ではなく、「それぞれの隕石や流星がまったく違う方向から飛んできて、ピッタリ地球上空で同時に衝突して爆発した」という(多分珍しい)出来事といえるものでした。

下の軌道がその時のものです。

線の色は、その天体の飛行速度を示します。
青いほど高速です。

2011年 12月 9日の地球上空





そして、またこの 2011年 12月と同じように「連日、地球上空で複数の天体が衝突するという出来事」が起きています。





2013年にも地球上空での天体の衝突がさらに派手になって登場


9月 10日と 9月 11日の連日のスペースウェザーの記事を続けてご紹介します。

なお、記事での「9月ペルセウス座イプシロン流星群」というのは直訳で、調べてみますと、日本では「9月ペルセウス座ε流星群」というように記すものがこれに該当するようです。


BUSY INTERSECTION
Spaceweather 2013.09.10

忙しい交差点

9月9日、 NASA 全天火球ネットワークは米国南部全域の空で 20以上の火球を記録した。

それらの軌道はすべて一点で交差した。
下の青い点で示される地球の上空だ。

earth-fireball-0909.png


図では、軌道は速度によって色分けされている。
速度は秒速 16キロ〜71キロの範囲だった。

これらの動きの速い流星のほとんどは、「散発的なもの」であり、群として動く流星ではなく、ランダムな宇宙塵の小さな点といっていい。

太陽系の内側にはこのような隕石が数多くあり、それらは毎日のように地球に衝突している。

しかし、今回の流星の中のいくつかはランダムなものではなかった。 NASA のカメラは5つの 「9月ペルセウス座イプシロン流星群」( the September epsilon Perseid meteor shower )を捕らえた。

この流星群は、その母体となる星を含めて、あまり詳しく知られていない流星群で、毎年9月中旬に観測することができる。しかし、この9月ペルセウス座イプシロン流星群に関しては群としての流星の流れが存在するのかどうかということについて、やや疑問がある。

いずれにしても、 2013年は 2008年に続き、この流星群を観測するにはいい年とであると思われる。




続けまして、その翌日の9月10日のスペースウェザーの記事。


METEOR OUTBURST?
Spaceweather 2013.09.11

隕石の大爆発?

ヨーロッパの観測者たちが、「9月ペルセウス座イプシロン流星群」の爆発を報告している。

「爆発は 9月 9日から10日( 世界時間 )の真夜中を中心に発生した」と、NASAの流星環境事務所( Meteoroid Environment Office )のビル・クック所長は語った。「約2時間のあいだに、流星が時速 50キロと同等の速度で現れた。ただし、北米はその時間は昼だったので、私たちはその爆発の様子を見ていない」。

NASAの全天監視カメラは、ヨーロッパの観測者たちが見たものよりも低い割合でだが、イプシロン・ペルセウスの火球を記録した。流星環境事務所のチームは、イプシロン・ペルセウス座の流星の軌道を十数個計算することができた。

meteo-2013-09-10.png


9月ペルセウス座イプシロン流星群はあまり知られていない流星群で、毎年9月前半から中旬にかけ観測されるが、通常、観測される流星の数は多くても1時間に5個を越えることはない。

しかし、 2008年には平年の5倍の数の流星群が観測され、観測者たちを驚かせせた。今年も、平年の倍の数が観測されるかもしれない。




というわけで、スペースウェザーの説明によりますと、 9月 9日には、ランダムな隕石や流星と「9月ペルセウス座イプシロン流星群」という流星群の一部が、すべて地球上空で交差したということのようです。

そして、 9月 10日には、その「9月ペルセウス座イプシロン流星群」が、地球上空で大爆発を起こした模様。

それと関係あるのかどうかわからないですが、その 9月 10日、アメリカのアラバマ州で、「野球ボールサイズの隕石が上空で爆発した」というニュースが、米国で報じられていました。

meteo-alabama-2013-0910.jpg

ニューヨーク・デイリー・ニュースより。


上の写真は米国 NBC テレビに目撃者から寄せられたその様子です。多くの目撃者がいて、また、様々なイベントがおこなわれていたので、カメラなどで多く撮影されたようです。

まあ、そんなわけで、空のほうもまたざわついてきたのかもしれないですし、一時的なものなのかもしれないですが、実は、9月に入った途端、奇妙だったということもあるのです。




9月に入ってから毎日発見されていた地球近くを通る小惑星

NASA では、地球の近くを通る天体で軌道がわかっている分についてはその都度、公表しています。

これを「潜在的に危険な小惑星」( Potentially Hazardous Asteroid )と呼んでいますが、上記の Wikipedia によりますと、


2012年9月20日現在、地球近傍天体(地球に接近する軌道を持つ天体) 9192個のうち、潜在的に危険な小惑星は 1331個登録されている。



ということで、 1000以上わかっています。

ところで、上では、 2012年 9月 20日時点で「 1331個」となっていますが、現在の 2013年 9月 12日の時点では、これは 1423となっています。

つまり、1年で 90個ほど増えていることになります。

このように結構なペースで発見され続けているものなのですけれど、それにしても、この9月に入ってからはスゴかったのです。

下のは、 9月 5日時点のものですが、このうち、赤で囲んだものは、すべて「直前」かあ、あるいは「通過後」に記載されたものです。

ast-111.jpg

Spaceweather より。


しかも、日に日に増えていく。

私は毎日この「潜在的に危険な小惑星」を見ているんですが、下のは 9月 9日のもので、よく見ると、赤で囲んだ小惑星が「追加」されていたりしていました。

ast-333.jpg


どれも小さな小惑星ですが、通っていく距離は比較的近くて、この頃の状況を見ていると、「いろいろと地球に近づいていそうな感じはする」というような思いもあったのですが、上記に上げた狂乱状態を見ていますと、しばらく、地球上空は騒がしいことになるのかもしれないです。

もっとも、この程度の「空の狂乱」は、地上に被害を与えるようなものではないですので、気にするようなことでもないかもしれません。いわゆる「地球への天体衝突の本番」は多分、何の予兆もなく、まったく予測されることなく発生すると私は思っています。

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2013年09月11日



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最初に今朝のスペースウェザーの記事をご紹介します。




ALMOST-BLANK SUN
Spaceweather 2013.09.11

ほとんど空白の太陽

2013年は、太陽活動が最大の年であると仮定されている。

なるほど、確かに、太陽の磁場は反転しようとしており、その点からは太陽活動の最大期に達している態勢ではあるように見える。

ところがである。
下の今日の太陽の写真を見てほしい。

この状態はどう見ても太陽活動最大期ではなく、太陽活動の「最小期」にしか見えない。何しろ、黒点がほぼまったく見えない状態なのだ。


blank_sun_2013-09.jpg


太陽の表面を慎重に見ると、活動の弱い小さな黒点群が2つあることがわかる。しかし、 NOAA の予報官は次の 24時間にMクラスかXクラスの太陽フレアが発生する確率は1%以上に満たないと推測する。

実際、今回の太陽活動最大期は、この 50年の中で最も弱いものだ。

研究者の中には、太陽活動の最大期はふたつのピークを持っていると考えている科学者が少なくとも1人いる。そうだとすれば、私たちは今、ふたつのピークの谷の中にいるとも考えられる。次には 2013年と 2014年の間に急速に太陽活動が増加する可能性がある。





ということなんですが、 NASA の他の写真で見ると、「ほとんど空白の太陽」というこの記事の表現がよくわかる気がします。

mdi_sunspots-09-11.jpg

NASA SOHO サイトより。



記事にあります2つの小さな黒点群は上の写真にも番号がありますが、下のふたつです。

sunspot-2013-0911.png


これはそれぞれが「群」で、この中に黒点が複数存在します。

その2つの群の中の全部の太陽黒点数が現在 23個ということなんですが、この「 23」という数がどのくらいのものかというと、たとえば、 8月 12日から 9月 11日までのこの1ヶ月間の黒点数の推移を見ますと、上の記事でこの記事を書いた人が、


> 今の状態は、どう見ても太陽活動の「最小期」にしか見えない。


と書いた理由がおわかりになるかと思います。

下の表は宇宙天気情報センター( NICT )の「黒点情報」というページからのものです。

sun-0812-0910.png

NICT 黒点情報より。


また、この「太陽活動最大期というより、最小期にしか見えない」という表現に関しては、これまでのそのふたつの時期(最大期と最小期)の太陽表面の感じの比較でもわかります。

下の写真は、 2001年 3月の太陽活動最大期の頃の太陽の黒点と、最小期に近い頃の 2005年 1月の太陽の比較です。

sunspot_max_min.jpg

Windows To Universe より。


少なくとも少し前までは、今頃の時期は上の写真の「左側」の状態になっているはずだったと予測されていました。

それどころか、現在の太陽活動の最大期の活動は「今までになく大きくなる」という予測も数年前までは主流でさえありました。

つまり、 2013年の夏頃は太陽表面は黒点だらけで、毎日のように太陽フレアが噴出し、地球の至る場所が電磁パルスで停電に至る・・・・・というような 2013年が本当に想定されていたのです。ほんの2〜3年ほど前まで。

いや、私だってその頃にはそう思っていました。

たとえば、ちょうど3年ほど前の 2010年 9月 23日の In Deep の 記事のタイトルは「NASA が発表した「2013年 太陽フレアの脅威」の波紋」でした。

solarflare-2010-2013.jpg


しかし、実際には今年 2013年の夏は、太陽フレアの活動も大きなのものはほとんどありません。

そして、すでに昨年の 2012年の時点で、下の過去記事のタイトルのようなこと言われはじめていました。下の記事は余談が多いですが、昨年 11月のものです。

「太陽の休止」の現実化: 2013年に最大を迎えると予測されていた太陽活動のピークがすでに終わった可能性を NOAA が示唆
 2012年11月06日








すでに4ヶ月間発生していないX級フレア


ところで、この夏、どのくらい太陽活動が静かだったかというのは、たとえば、どのくらいの規模の太陽フレアが発生していたのかということを調べてみてもわかるように思います。

太陽フレアは規模の大きさで上から「X」、「M」、「C」、「Bクラス以下」というようにわけられます。「X」が最大です。

これは NICT にその年の毎日の記録があり、そこから抜粋させていただきます。

赤い部分が「X」クラスのフレアが発生した日です。

2013-x-flare.png

NICT 太陽活動の現況より。


5月 16日にXフレアが発生して以来、約4ヶ月もの間、大きなフレアであるX級のフレアが発生していないだけではなく、黄色にも注目していただきたいのですが、Xフレアより弱いクラスの「M」クラスのフレアもほとんど発生していないことがわかります。



今年 2013年は現在までのすべてにおいて太陽活動が弱いです。

下は、今年の 9月 11日までのすべての太陽フレアの状況ですが、「赤」の部分は、すぐに数えられると思いますが、それがXフレアです。

9月 11日までの 2013年の太陽フレアの全状況

2013-all-flare.jpg



スペースウェザーの記事では「 2013年から 2014年に太陽活動が大きくなる可能性がある」というように書いていますが、それに対しては今では否定的な意見のほうが多いかと思います。

つまり、「太陽活動はこのまま増大しない状態で現在の太陽活動(サイクル 24)が終わるのでは」ということを考えるほうが確かに現状ではわかりやすいような気もします。


なお、上のスペースウェザーの記事で、


> 研究者の中には、太陽活動の最大期はふたつのピークを持っていると考えている科学者が少なくとも1人いる。


という言い方となっている部分がありますが、これは、多分、過去記事の、

「太陽に何か我々の予測できないことが起きている」: 太陽活動の今後についての NASA の物理学者の見解
 2013年03月03日

の翻訳でご紹介した記事に出てくる NASA ゴダード宇宙センターのディーン・ペスネルという太陽物理学者の人のことだと思います。

今となっては、この科学者の言っていることは時期としては否定されていますし、私自身もどうしてもそうは思えない部分がありますが、このような意見もあるということは思い出してもいいとも感じましたので、内容を短くして再度掲載します。



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2013年09月10日



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昨日の記事、

ついに地球が本格的な「寒冷化時代」に突入した可能性
 2013年09月09日

で、英国のデイリーメールの記事等をご紹介しました。

その後に、同じ英国のテレグラフのサイトにも下のような記事が出ていたことに気付きました。

telegraph-1.jpg

Global warming? No, actually we're cooling, claim scientists より。


この記事を見てちょっと驚いたことがあったんですね。

記事の内容自体は昨日ご紹介したデイリーメールとほぼ同じものなんですが、では、どうして驚いたのかというと、それは記事に寄せられているコメントの数なのです。普通、テレグラフなどでは、特に話題性のあるニュースでなければ、コメントはせいぜい数十から、多くて数百といった感じなのですが、9月10日現在、つまり記事掲載から2日か3日の時点でのコメント数。

comments-2353.png


あまりにも多いので、「コメント数での記事ランキング」を見てみると、見た時点では下のように第2位のコメント数でした。

comment-ranking-03.jpg

▲ 第3位の記事は見だしだけでは何の記事かわかりませんでしたので、適当になってしまいました。


この順位はリアルタイムで頻繁に変化して、たとえば、この時にコメント数1位だったシリアの記事を見てみましたら、コメント数は 2289で、総コメント数では、シリア関係の記事より寒冷化の記事のほうがコメント数が多かったのでした。

いずれにしても、「こんなに多くの人々の関心があることなのか」と、多少驚いた次第です。


ちなみに、昨日ご紹介したデイリーメールは、いわゆる大衆向けのメディアといっていいのだと思いますが、テレグラフは母体の新聞のほうが英国の新聞発行部数で1位であり、いわゆる高級紙の範疇にあるものです。もっとも、 デイリー・テレグラフ - Wikipedia によりますと、


保守党との個人的つながりを持っているジャーナリストが多く、保守党への影響力がある。また、同じく保守的な論調を張るタブロイド紙のデイリー・メールを擁護しがちだと指摘されたことがある。



という側面もあるようですので、デイリーメールと記事が重なるということは理解ではなくもないようです。ただ、上の説明ではテレグラフは「保守党への影響力がある」ということで、このあたりは微妙な感じで、「地球温暖化説というものの現在の政治的位置」というあたりも関係することなのかもしれません。


ところで、テレグラフもデイリーメールも英国のメディアということでの話としましては、今年の英国は、日本と同じく暑い夏だったのですね。




英国の2013年の夏

下の図は英国の気象局による2013年の英国全体での平均気温の平年との差です。

uk-2013.jpg


ほとんどの地域で、平年よりも高い気温の夏だったことがわかります。日本も同じような状況でしたが、それだけに「地球温暖化」という言葉が、再び登場しはじめていたということもあるようです。

まあ、確かに今年の日本のあの壮絶な暑さの中で「今は寒冷化に向かっている」と実感しろと言われても難しいものがあったと思いますし、私なんかも、太陽活動の観点からは今は「小氷河期」に向かっているというようなことを、いつも書いていながらも、

「この暑さはそんなことを考えているどころではない」

というような部分はありました。


しかし、日本も、そして英国も夏が終わりに近づき、暑さのピークも過ぎ、ふと冷静になってくる・・・という面があるようで、英国人のあるブログでは、下のようなデータを引用していました。

1660年から 2013年までの約 350年間の中央イングランドの平均気温をグラフ化したものです。

central-1660-2013.png

Britain’s Warm, But Unremarkable Summer より。


これを見る限り、 350年くらいの(地球単位では)短いサイクルの記録では、平均気温は、2度前後の幅の中で上がったり下がったりしているだけというようにも見えます。

上の図で、オレンジで囲んだところはマウンダー極小期という、数十年に及んで太陽黒点がでなかった時期ですが、こう見ると、マウンダー極小期も、確かにやや平均気温は低いとはいえ、そんなに激しいものでもないこともまたわかります(本当の氷河期にはマイナス5〜8度の幅で低下していました)。

つまり、今後ふたたび太陽黒点がまったくない、かつてのマウンダー極小期のような時代に入っても、人々がどんどんと死んでしまうというような時代になるわけではないということなのかもしれません。


もちろん、多少、過酷な時代にはなる部分はあるでしょうけれど。




数万年単位での地球の気温の変化を見て

地球の気温も数百年の単位では、そんなにダイナミックな変化が見られるということでもないようですが、これが数万年単位だと結構激しいものがあって、下のは、 1万 5000年ほど前から最近に至るまでのヨーロッパと北米の平均気温の変化です



良い時代と悪い時代(1)より。出典はフレッド・ホイル著『生命はどこから来たか』。


上の表を見る限り、極端な環境の場所を除けば、地球の気温は 6000年くらい前からは比較的安定していたということも言えそうです。


6000年前・・・といえば、何か最近書いたような気がする・・・。


ああ、思い出しました。

少し前に書きました、

アメリカの 2013年の竜巻の発生数は・・・なんと「激減」していた
 2013年09月04日

の中で旧約聖書のエズラ記というもののことを書いたりしていたのですが、そこに「旧約聖書の扱っているとされている年代」を引用しました。

・6000年前〜紀元前1800年…モーゼ五書
・紀元前1200…ヨシュア記
・紀元前1200〜1000…士師記、ルツ記、サムエル記
・紀元前922〜587…列王記
・紀元前6〜5世紀…ダニエル書、エズラ記、ネヘミヤ記


というわけで、どうやら聖書というのは、その始まりとしては、 6000年くらい前の出来事だとされていることからを扱っているもののようです。文字として書かれたのは紀元前6世紀とかのあたりらしいですけれど、口頭を含めて伝承されてきた部分としては、6000年くらい前のこととなるよう。

つまり、「聖書でのエピソードは、地球の気温が比較的安定して温暖となってきた頃から始まる」というもののようです。

長かった地球の氷河期が終わり、1万年前から6000年前くらい前、地球が暖かくなってきた頃に、神様やその使いといった人々も活動を始めたということなのかもしれません。

多分ですけれど・・・全世界の神話の多くがこの頃にスタートしたのではないでしょうか。




数十万年単位の気温変動のサイクルから見ると現在が平均気温の上限


さらに、期間の長い気温の変化のグラフがあります。

下のグラフは、米国エネルギー省の二酸化炭素情報分析センター ( CDIAC )による南極の氷床のデータから分析した「過去 42万年」の間の気温変化のグラフです。




▲ 過去記事「あらかじめ予測されていた小氷河期の到来(1)」より。



パッと見にはとても激しい動きに見えますが、しかし、気温の上下幅はその上の「1万4千年前からの気温変化」の気温の幅とそれほど変わらないことがわかります。

すなわち、サイクル的にやってくる氷河期(ミニ氷河期ではなく、本当の氷河期)に向かって、平均気温が現在よりもマイナス8度前後まで低くなっていく。

そして、また気温は上がっていくのですが、結局、上のグラフを見る限り、少なくともこの 42万年の間には、現在の平均気温以上に大きく平均気温が上がった時代というのはなかったということがわかります。


数億年単位ではわからないですけれど、数十万年単位では、どうやら、今の私たちが生きている気温というのが地球の気温の基本的な上限というような感じにも思えます。


それにしても、不思議なのは、下がる時には何万年もかけて、ゆっくりと平均気温は下がってくるのに、上がる時は数千年で一気に上がるのですよね。これを地球は繰り返していたようです。


急激な気温上昇のキッカケが何だったのかは今もハッキリしていないと思いますが、「下がるほう」に関して、フレッド・ホイル博士は彗星の関与について述べていまして、『生命はどこから来たか』 のエピローグで下のように書いています。


氷河期が終わった紀元前8000年(1万年前)頃からの地球の気温の変遷を調べてみると、約1000年周期の変動があることがわかる。気温は華氏3〜6度の間で変動している。

地球だけ考えていてこのパターンを説明するのは難しいが、彗星の衝突を考えるときれいに説明できる。地球上空もしくは地球の近くでバラバラになった彗星は成層圏に塵をまき散らし、太陽光線を錯乱するようになる。その結果、太陽光線の届く量が減少し地表温度が下がる。計算によると温度を華氏 50度(摂氏で 10度)下げるために必要な塵の量は現在の1000倍も必要ではなく、これは今まで述べてきた彗星の衝突を考えれば可能である。



まあ、どんな理由であっても、 10万年単位での話となると、地球の位置・・・というか、太陽系の銀河系の中での位置そのものも大きく動きますし、太陽系が(星間などから)受けるエネルギー自体がサイクル的に変化しているということもあるのかもしれないですね。

sun_in_milkeyway.jpg



話が逸れてしまいましたが、要するに、最近の英国メディアの報道に対しての読者のコメント数を「反応」と考えると、予想している以上に多くの人々が地球寒冷化ということに興味を持っていることがわかるような気がします。

なお、テレグラフの記事は昨日の記事「ついに地球が本格的な「寒冷化時代」に突入した可能性」で取り上げたデイリーメールの内容とほぼ同じですので、そちらをお読みくだされば幸いです。

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global-cooling-top.gif

デイリーメールより。
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昨日の英国デイリーメールで、上のような「時代は地球寒冷化へ」という見出しの記事が出るほどまでに、最近の数々のデータは「冷えていく地球」について明らかにしている感があります。

特に、私はこれに関しては書くべき責任もあるようにも思います。

何しろ、過去記事で、

2013年の夏 : 北極の氷は溶けて「湖」に変貌し、南極での氷床の溶解は予想を遙かに上回るスピードであることが判明
 2013年07月28日

というようなタイトルの記事など、極の氷床の崩壊や、あるいは「地球全体の氷が減少している」という感じさえ漂う記事を書いてしまっていたからです。しかし、この概念は明らかに間違いだったことが次第にはっきりとしてきました。


その後、各国の気象局や、あるいは国際的な調査データにより判明した事実は、少なくとも、南極の氷は観測史上最大レベルの増加を続けているということでした。今回、上のデイリーメールの記事をご紹介しますが、その前に「南極」に関しての資料を掲載しておきます。

ほとんど一目瞭然です。




南極は崩壊していない


まずグラフですけれど、あまり面倒くさいものではなく、「見ただけでわかる」ものを2つほど。下のグラフはコロラド大学の集計データで、 1979年から 2013年までの南極の海氷の面積の拡大を示したグラフです。

ant-extent-2013.png


このグラフでは、 2013年がこの 30年あまりで最も南極の氷の面積が多くなっているのですが、他のデータセンターにも同じことを表すものがあります。

下のグラフは、雪圏の観測とデータの管理を行っているアメリカ国立雪氷データセンター( National Snow and Ice Data Center )のグラフで、そこから2つのデータをご紹介します。

下は「南半球の面積の変化(偏差)」とあるのですが、南半球で土地の面積が変化するのは南極大陸の氷の部分だけを意味しているわけで、つまり「南極の氷の面積の変化」を表しているグラフと考えていいと思います。

anta-02.png



下は、 今年 4月から 8月までの南極の氷の範囲。
すべての月において、平均値を上回って推移していることがわかります。

1981-2010.png

▲ どちらも、アメリカ国立雪氷データセンターより。


他にも同じことを意味する数多くのデータがあるのですけれど、それでも一方で、南極の氷の融解に関しての記事が多く出るのも事実です。私も上のようなデータを見るまで、正直、南極の氷の状態はどちらなのかよくわからない部分はありましたけれど、データを見る限り、「南極の氷は増えている」ということが言えそうで、また、デイリーメールの記事によれば、北極の氷も増えているということになりそうです。


いずれにしても、仮に地球が本当に比較的長期間の寒冷期に入っているとした場合、生活に関しても、農業や漁業などの面など、あるいは通常生活の様々な部分において、予期しないような厳しい局面などを経験したりすることになるのかもしれません。


正直、 2020年が「期待通りの日本の光景」である確率はそんなに高くない気もします。


というわけで、ここから、デイリーメールの記事を。



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2013年09月08日



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土日と更新できませんでした。

昨日、遠方・・・といっても、そんなに遠方ではないんですが、やや遠方から知り合いが突然やってきました。

学生時代からですので 30年くらい前からの知り合いですが、今年、生活環境が大きく変化するそうで、激動の前に遊びに来たようです。

最近、昔の知り合いに「環境(特に住む場所)を変えたい」と考える人が多く、それでも普通に仕事をして生活している限りはそうそう大きく環境を変えるというわけにもいかないわけで、考え続けて1年2年と経っていく、というようなパターンが多いです。


私もそうですけれど、子どもがいるとさらに環境の変化は難しいです。むしろ何か大きな出来事などがあって、変化するしかないような状況があったほうが、背中を押してくれそうな感じはしないでもないです。


うちのこどもはこの夏に行った福島の自然が気に入っていて、「住むならああいうところに住みたい」と言っていたので、それはいいことだと思うのですけれど、でも、うちの子どもなどは「北国の冬の厳しさ」を知らないですからね。

北海道もですが、冬のキツさを知らずにそう簡単に北国は住めるものではないです。
特に冬の雪の量と寒さの厳しさは年々増していますし。

私自身は可能なら将来的には福島か高知かどっちか(それぞれ明確な理由があります)に住みたいなあと思っていますけれど、いつ頃の将来になることか、あるいは寿命が尽きるほうが早いかも。





時間は存在しないけれど「時代」は流れていくわけで

昨晩は何軒かハシゴした後、最後に、家の近くにある沖縄料理屋に行き、奄美出身のご主人と話しているうちに、ご主人が三線(さんしん/沖縄の楽器)を手にして私たちの横に座り、特に常連でも何でもない私たちの前で三線をつまびきながら、何曲も沖縄の歌を歌ってくれました。

基本的に沖縄の歌が好きな私は大満足の夜でした。


今朝、知り合いは帰っていきしまたが、

「これからどうしていこうかねえ」

というようなことを話すはずだったのが、ドンチャン騒ぎで終わってしまいましたが、時代の流れというものは本人がどう思っても、それは続いていくわけで、「流されていくのもいいんじゃないの?」というような感じの無言の合意というようなものもあったように思います。


そういえば、沖縄民謡といえば、私の好きな嘉手苅林昌(かでかる・りんしょう)さんが歌う「国頭(くんじゃん)ジントウヨー」という曲があります。

原曲は、沖縄の言葉ですが、こちらのページで内容を日本語にしてくれていまして、歌の意味は要するに「どんなところに住んでいても、場所ではなく、本人の心が大事」という意味の歌のようです。



国頭ジントーヨー




どんな山原の枯木の村里であってもいらっしゃい貴方
花も咲くよ

貴女が云うので山原に来たら
野山は若々しく眺めはなんと美しいことよ!

野辺のたくさんの草が芽吹く頃は
私も年頃の花も咲くよ

山原の泉 真水が沸いている
いつでも若々と緑が濃くなるよ

貧しい中も心合わせて
一人ひとりが補い合って頑張っていきたい

互いに住み馴れれば
山国も都思う仲なので大事なのは心こそ

山国に居ても町の方に居ても
心の持ち方が大切
人となりが大切



というわけで、土日はお休みしましたが、明日からまた更新させていただきます。

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2013年09月06日



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太陽系で最大の火山が日本のお隣に


昨日、米国のヒューストン大学のニュースリリースで、下のような記事を見かけました。

big-vol-01.png

ヒューストン大学のウェブサイト より。


読むと、地球最大どころか、「太陽系で最大の火山が発見された」ということなんですね。

これまで太陽系で発見された中で最大の火山は、火星にある「オリンポス山」というものだとされています。まあ、もちろん未発見のもののほうがはるかに多いはずですけれど、現時点まで確認された火山で、ということになると、その火星の火山が太陽系で最も巨大な火山だったのですが、それより大きなものが見つかったと。

sp6.jpg

▲ これまで太陽系で最大の火山とされていた火星のオリンポス山。山体はエベレストの3倍程度の約27,000メートル。裾野の直径は550キロメートル以上とのことです。


そして、特筆すべきというのか、今回見つかった超巨大火山は場所が日本と比較的近いのです。太平洋にあるシャツキー海台という場所の一部だということで、大ざっぱにいえば、日本とハワイの間あたりのやや日本寄りにあるものだと思います。

シャツキー海台というのは下のあたりにあるもので、これも巨大の超巨大火山の名残といわれているものです。

shatky1.jpg

Science Portal より。


まあ、そんなわけで、「なんかすごいのが見つかったなあ、日本の近くで」と思って、翻訳して終えようとしていた時・・・ふと、Yahoo! のトップニュース見てみましたら、なんとすでにちゃんとした日本語の報道となっていたんですね。

読内容的にはヒューストン大学のニュースリリースとほぼ同じでしたので、それなら私の素人翻訳よりも、報道のリンクを提示したほうがいいかなと思いまして、 AFP の記事を少し短く概要化してご紹介します。




大体の大きさの比較

ところで、この新しく見つかった火山は「タム」と名付けられたのですけれど、その火山の面積は「約31万平方キロメートル」とのこと。でも、数字ではまったくその規模がわかりません。

記事では「英国とアイルランドを合わせた面積に相当する」とあるのですけれど、これでも今ひとつわからないですので、「もう少し丸い国土の国」で探してみますと、ドイツの面積が、

german-357.png

ということで、わりと近いかと思いまして、この「タム」という火山はドイツを丸で囲んだくらいの面積になるのかなと、地図に赤丸で囲んでみました。

german-men.jpg


これはデカイ


噴火したのは1億年以上前と見られるということなんですけれど、こんなのが噴火した時はそれはもう地球全体がムチャクチャになったことでしょうね。


高さとかを含めた比較としては、富士山から火星のオリンポス山まで比較してみます。

まず、富士山とエベレスト山(チョモランマ)の比較。

fujitakasa.jpg

akusyu.shizuoka-c.ed.jp より。


そして、エベレスト山と、火星のオリンポス山の比較。

oly-eve.jpg

Daily Galaxy より。


これらよりさらに大きな火山だということになるようです。

というわけで、AFP の記事より。



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2013年09月05日



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sun-cosmicray-earth.png

▲ 太陽活動の地球への宇宙線の量への影響について描いた図。Unexpected Cosmic Ray Magic Found In Cloud Formation より。
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現在の異常な気象と密接に関係する「雲」が宇宙からのコントロールで作られている可能性がさらに高まる


今回の記事は、2年前の以下の記事の続きとなるものです。

宇宙線が雲を生成に関係していることを証明しようとするデンマークでの実験
 2011年05月14日

その記事の翻訳部分から抜粋しますと、下のような記事でした。


宇宙線が雲を生成している証拠が発見される

宇宙線が水の雫を形成するために大気中でどのように刺激を与えていたかということについて、デンマークの物理学者たちが霧箱へ粒子線を発射する実験によりひとつの示唆を示した。

この実験により、太陽が宇宙線の流れに干渉することによって、地球の表面に届く宇宙線の強弱を太陽が変えており、それによって地球の天候が変化していることが証明されたと研究者たちは述べている。

今回、デンマーク国立宇宙研究所の研究員ヘンリク・スヴェンスマルク氏は、太陽活動と宇宙線の流れには関係があるとする仮説を発表した。



というものでした。

そして今回、実験がさらに進んで、「宇宙線が雲の生成を助けている」という実験結果について、上と同じヘンリク・スヴェンスマルクという科学者がほぼ確実という形で語ったものです。

この「宇宙線が雲の形成に関係している」という説に関しては、 欧州原子核研究機構( CERN )の CLOUD 実験というものでもおこなっていて、そのことも「宇宙線が雲を作るメカニズム」の一部を欧州原子核研究機構 CERN が解明という記事で取り上げたことがあります。


cloud-kirkby.jpg

▲ 欧州原子核研究機構の CLOUD は、非常に大がかりな実験。これは装置の内部。 Live Science より。



この「宇宙線が雲を形成している」という理論がなぜ魅力的なのかということに関しては、地球の天候が、宇宙からの直接的なコントロール下にあるということのひとつの証となる可能性があるからです。

edogawa.jpg

▲ ゲリラ豪雨。2012年9月1日の東京を襲うゲリラ豪雨より。このようなものを含む、あらゆる雲の生成に宇宙線が関与している可能性が以前よりさらに高くなっています。





地球の天候が変化しているということは「宇宙からの作用も変化した」といえるのではないかと


最近は、世界や日本の気候や天候に関しての記事が多いですが、特に多く取り上げているのは「豪雨」や「洪水」、あるいは逆の「干ばつ」などですが、どれもが雨と関係していることで、そして、雨を作り出すのは雲です。


その雲がどうして作られるのか。


これが気象に関しての現在までの最大の謎でした。

その中のひとつの仮説である「宇宙線が雲を作っている」という理論は、スベンスマルク効果と呼ばれていて、今回の記事にも出てくるヘンリク・スベンスマルク博士の名前に由来するものです。

そして、宇宙空間から飛来する宇宙線が地球の雲の形成を誘起しているという説に対しての懐疑的意見も非常に多いです。

「宇宙線が地球に何か作用している」という説を嫌う人は案外多くいるようにも感じます。宇宙線に地球に作用をおよぼすようなエネルギーはないということなのかもしれません。


しかし、私はほぼ真逆の考えを持っていて、地球、あるいは人間の心身の状態に至るまで、私たちの生活のかなり多くの部分が宇宙線の作用を受けていると考えています。「何もかも通り抜けていく高エネルギー粒子」というのは宇宙線くらいしか存在しないわけで、私の主張というよりは「想い」のひとつでありますけれど、宇宙線はまさに偉大であり、過去記事の、

2012年8月は人類による宇宙線の発見から100年目
 2012年08月04日

で抜粋しました、東京大学にある宇宙線研究所サイトの「宇宙線について」というページにかつてあった下の記述そのものに思うのです。


宇宙線を調べると何が分かるのか

宇宙線を調べるのは、そこに物質に働く力の根源や宇宙の成り立ちについての情報がたくさん隠されているからです。前文部大臣の有馬朗人先生は、当研究所の神岡グループに次の言葉を贈ってくださいました。

「宇宙線は天啓である」

この言葉が宇宙線の本質を示しています。宇宙線とはまさに天からの啓示であり、そこには物質の根源のミクロの問題から宇宙のマクロの問題までの情報が詰まっているのです。



専門の研究者をして「宇宙線とはまさに天からの啓示であり」と言わせしめるほど科学者たちを惹きつける存在ではあるのだと思います。

ちなみに、上の記述は現在の東大宇宙線研究所のページには見当たりません。


ところで、今回の記事には、宇宙線の発生源について、「恒星の爆発で誕生してやってきた宇宙線」というような記述がありますが、実際には宇宙線がどこからやってきているのか、その全貌はほとんどわかっていないはずです。

宇宙からやって来るものは放射線などを含めて発生源がわかっていないものが多いです。

たとえば、宇宙の現象で知られている中で最も光度の明るい「ガンマ線バースト」という現象がありますが、それなども、観測と調査が進めば進むほど、発生源として不明な部分が増えてきたというようなこともありました。

下の図は、過去記事「ガンマ線バーストの発生源の3分の1は完全に不明」に載せた NASA が 2011年に発表したグラフです。

fermi-g3.jpg


宇宙線にしても、どこから発生しているのか・・・というより、あるいは「どこからでも発生しているかもしれない」という考え方もあります。何しろ太陽からも、あるいは地球の内部からも宇宙線(ニュートリノなど)が放出されているわけですから。

というわけで、今回の翻訳記事をご紹介します。



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2013年09月04日



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sun-rises.jpg

▲ 米国オクラホマ州で 20名以上方が亡くなった今年最大の米国での竜巻被害の現場の翌朝。2013年5月28日。 NewstalkZB より。
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世界中で自然の猛威は相変わらず激しいわけですけれど、単なる思い込みとして、アメリカなんかは特にひどいような「感じ」はしていました。日本でも最近、竜巻の被害が続出していますけれど、竜巻の本場といえばアメリカ。「今年はさぞやひどいのでは」と思って、昨日発表されました米国のレポートを見てみましたら実は・・・という話です。

その前に余談ですが、最終的には自然災害とも関係するような話でもあります。




増え続ける廃墟の中で

今日、ちょっと調べたいことがあって、夏前の記事、

あやしげな血を流す樹を眺めながらウェブボットの「地獄の夏」を思い出してみる
 2013年06月12日

を見ましたら、その記事で、フランスのリゾート地で起きた珍しい竜巻の写真を載せていました。下の写真で、場所は映画祭で有名なカンヌのあたりの海上になります。




「そういや、カンヌでの竜巻というのも珍しい現象だったんだよなあ」と思い出します。

調べたかったというのは、その記事の最後に、旧約聖書のエズラ記というものの一節を書いた記憶があったのですが、それを読みたかったのです。

こんな部分です。


エズラ記 5章 1-8節

見よ、その日が来て、地上に住む人々は大いなる恐怖に捕らえられ、真理の道は隠され、国土は信仰の不毛の地となるだろう。そして不義が、あなた自身が見ている以上に、また、あなたがかつて聞いた以上に増えるだろう。

また、あなたが今見ているその国は世界を支配しているが、やがて乱れて廃虚となり、人はそこに荒れ地を見るようになる。

しかし、もし、いと高き方があなたに生き残るのをお許しになるなら、三日の後に天変地異を見るであろう。

突如として夜中に太陽が輝き、真昼に月が照る。その上、木から血が滴り落ち、石が声を発し、人々は恐慌を来し、星は軌道を脱するだろう。そして、地に住む人の望まぬ人物が支配するようになり、鳥さえもみな渡り去るだろう。

ソドムの海は魚を吐き出し、夜には得体の知れぬ妖怪が声を発し、すべての人がその声を耳にする。方々で深淵が口を開き、そこから繰り返し炎が吹き上がる。



この中に、


あなたが今見ているその国は世界を支配しているが、やがて乱れて廃虚となり、人はそこに荒れ地を見るようになる。


というくだりがあります。

この「その国」というのは、たとえば現在なら現在でいろいろな国の名前を挙げることは簡単でしょうけれど、しかし、聖書が書かれた時代からの年数を考えると、「やがて乱れて廃虚となり」といったような国がどけだけこの地球上に現れては消えていったか列挙できないほどの数にも思います。

ちなみに、「聖書の扱っている年代」というのは、こちらによりますと、

・6000年前〜紀元前1800年…モーゼ五書
・紀元前1200…ヨシュア記
・紀元前1200〜1000…士師記、ルツ記、サムエル記
・紀元前922〜587…列王記
・紀元前6〜5世紀…ダニエル書、エズラ記、ネヘミヤ記


という、相当な昔からのものだそうで、そこから考えると、今の私たちの文明での生活形態が根付いたような、まあ、せいぜい 100年とかその程度というのはほんの僅かな期間であることがよくわかります。まして、インターネットだとかウォシュレットだとか、レンジでご飯とか、そういうことが日常に溶け込むようになってからなどは、実に瞬間的な時代だと実感します。

そして、昔と違って今の時代で思うことは、「とても似た進行具合の文明の国が多くある」と。いわゆるグローバルというかなんというのか、車とか電話とか電気製品とか、そういうものに関してはほとんど似たような文明の下にある国が多い。

それだけに上の「その国はやがて乱れて廃虚となり」というのは、その時代の「どこの国」ということではなく、もうこの現在の文明全体そのものが、すっぽりと、つまり


(地球は)やがて乱れて廃虚となり、人はそこに荒れ地を見るようになる。


というようなことになっても不思議でも何でもないような気がします。


最近は、「強烈な速度で増え続ける廃墟を感じる 2013年の夏の終わり」というようなタイトルの記事なども書いたりしていて、実際、紛争地や自然災害の現場などを含めて、いたるところで廃墟だらけでありまして、そんな時に、キリスト教徒でもない私なども、ふと聖書のようなものを確かめてこたくなるという感じでしょうか。

areppo.jpg

▲ 現在のシリアのアレッポという街。混沌の街/鈴木雄介×アレッポより。


このシリアという国、上の写真の記事にある文章が正しいのなら、シリアは、


アルファベットと農業が生まれ、人類史の中で最も古くから連綿と生活、文化、歴史を積み上げてきたこの国



なのだそう。


何だかまた関係ない話で長くなってしまいましたが、先日の埼玉での竜巻、あるいは昨年のつくば市での竜巻などからも「廃墟」という概念は伺えるわけで、最近つくづくこの「廃墟」と「文明の滅亡」ということについて思います。

というわけで、タイトルにあります今回の本題である「アメリカの 2013年の竜巻発生数は実は激減していた」に関しての記事にうつりたいと思います。

これは9月3日に発表されたアメリカ海洋大気局( NOAA )のふたつの統計グラフをご紹介するだけのものですが、とりあえずご覧いただきます。






実は平年の半分程度しか発生していない 2013年のアメリカの竜巻の数


下は、 NOAA が発表しているアメリカの平年の竜巻の発生数と、今年2013年( 9月2日まで)の竜巻の発生数の比較です。上が平年の平均値で、下の赤いグラフが今年です。

tornado-2013-01.jpg

▲ 原寸のグラフのリンクはこちらです。

ちょっと縮小すると見づらいですので、数字の部分を拡大します。

tornado-big1.png


グラフは、8月あたりまで上昇して、そこからグラフはあまり動きませんが、多くの竜巻は5月から8月くらいまでの間に発生するからのようです。つまり、今のこの時期の竜巻の数が、大体、その年の全体の竜巻の発生数の目安となるようです。


そして、さらには下のグラフ。

これは、2005年から1年ごとのアメリカの竜巻の発生数をあらわしたものです。

tornado-2005-2013-02.png

▲ 原寸のグラフのリンクはこちらです。

上のグラフの年間ごとの色分けと数字は以下の通りとなっています。

tornado-small2.png


確かに2013年の発生件数は最近では非常に少ないようです。
では、「威力」のほうはどうか?。





竜巻の威力も 2013年は低いレベル

実はアメリカの 2013年は、威力のある竜巻の発生回数に関しても少ない年なのでした。

これを示すグラフも NOAA にあります。

竜巻のレベルを表す単位として、アメリカでは改良藤田スケールという等級を使用しているのだそうで、大ざっぱに書けば、上から強い順番で、

EF0
EF1
EF2
EF3
EF4
EF5


となります。

先日の埼玉の竜巻は、下から2番目の EF4 程度のものだと思われます。

NOAA に「1954年からの EF1 以上の竜巻の発生回数」を示したグラフがあります。
つまり、最も強いレベルの竜巻の発生回数のグラフです。

全体だとグラフが大きいですので、1970年からといたします。それでも縮小すると非常に見づらいですが、下のグラフとなります。

ef1-2012.png

▲ 原寸のグラフのリンクはこちらです。


最強レベルである EF1 以上の竜巻が 1970年以降でもっとも少なかったのは 2002年の「 311回」で、次が 1987年の「 316回」だそう。

今年 2013年は 9月 2日までに 340回の EF1 以上の竜巻が発生しているということですので、少なくとも過去数十年で最低ということはないですが、しかし、9月を過ぎると巨大な竜巻の発生数は一気に減るということを考えますと、 2013年は、全体の数と共に、威力もそれほど強くはない年だったようです。

もちろん、5月のオクラホマでの竜巻のように大きな被害が出ている竜巻は起きてはいるわけですけれど、全体としては今年のアメリカの竜巻の発生状況は、グラフの通り「穏やかな2013年」だったということのよう。感覚としてはちょっと信じがたい感じの事実ではあります。


oklahoma_tornado.jpg

▲ 2013年5月にアメリカ中西部のムーアという町が竜巻で壊滅した後の光景。廃墟と化した自分の町の中に座る男性。


私などは、今年のアメリカは竜巻の発生した回数やその規模も「絶対に増加している」と勝手に思いこんでいたわけですけれど、実際には、ムチャクチャ減っていたという、意外といっていいのかどうかわからないですが、そういうことを NOAA の発表で知ったのでした。

どんなことでも感覚や思い込みはよくないですね。

ただ、これは、先日の記事の、

この夏すでに聞こえていた小氷河期の足音 : アメリカのこの夏は記録的な「低温」が圧倒していたことが判明
 2013年08月27日

での「寒かったアメリカの夏」ということも関係しているかもしれないですね。

実は、 NOAA の発表の中に、さらに興味深いデータがありました。

それは「南極の氷の面積」に関してのものなのですが、次回になるかどうかわからないですが、そちらもご紹介できる時にご紹介したいと思っています。

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