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2013年10月30日



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疑似と近似が積み重なっただけの「絶対」への信奉が義務づけられるリアル社会のウソくささに耐えきれなくなって疲れちゃいました



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▲ アメリカのフェルミ国立研究所の物理学者デビッド・アンダーソン博士と、ワシントン大学の航空力学の専門家スコット・エバーハート博士が共著した『 UNDERSTANDING FLIGHT 』(飛行の理解)という本。この世界で最も航空力学に詳しい専門家たちの記述によると、「飛行機がなぜ飛ぶかは、いまだにわかっていない」のだそう。飛ぶ理由はわからなくとも、航空力学は存在し、そのシミュレーションも完ぺきにおこなえます。しかし、飛行理論の根本ともいえる「どうして飛行機が飛ぶのか」については、仮説以外は存在しないのだとか。






 


心の底から疲れ始めた2013年の秋ですけれど

最近、元気がないんですよね。

今日も記事を書こうとしたけれども、その途中で力が抜けてしまいました。

元気といっても、あっちの話ではなくて(誰がそんなこと思うか)、精神のほうの元気のほうですけど、一日に何度か「心が疲れ果ててしまう」というような瞬間に見舞われます。

若い時から神経や精神系の疾患をそれなりに数多く経験している私も、こういうのはあまり経験がなくて、いわゆる「ウツ」や抑鬱というのともなんか違うし・・・まあ、これはそういうメンタルな話だけでもなく、明確な理由が存在しているとも思います。


それで何だか日々摩耗していて、「この世に疲れちゃってきている」ということかもしれないと。

まあ、原因というのか、わからないでもないのですけれど。



・・・変わらないどころか悪化していっているようにしか見えない社会の精神性。


・・・そして、日に日に衰えていく科学的見識。



この先に生きて少しは素晴らしいビジョンが存在するのだろうかと私自身についても疑問に思わざるを得ないですが、私には子どももいまして、うちの子だけではなくとも、「この世の子どもたちの未来」なんてのは考えるだけで力が抜けるような日々です。

ちなみに、「日本の子どもたち」という小さな形容ではなく、「世界中の」という全体的な話でもあります。



科学といえば、昨年、子どもと一緒に図書館に行った時に、その「子どもコーナー」の棚で手にした「原子の発見」という田中実さんという方の書いた本を立ち読みして、「物質不滅の法則」(質量保存の法則)を知った時のことを書いたことがあります。

大出血のような太陽フレアと真っ赤な富士山上空を眺めながら「物質は永遠」という法則を子ども科学本で知った日
 2012年09月03日

細かいことはともかく、上の「原子の発見」という少年少女向けの本で私が初めて知った物理の絶対的な法則として、


宇宙全体の質量とエネルギーの総和はゼロ


ということや、


ものは消えてなくならない。ものが変化して、なくなったように見えても、じつは別のものがそのかわりにできている


ということがあるわけですけれど、その時点で、「科学者たちはこんな絶対的法則を知っている人たちなのに、なぜ『宇宙が生まれた』(物理の法則に矛盾)だとか、まして、ビッグバン(論外)だとかの考えを平気で主張できるんだろう」と、非常に不思議に思ったことがあります。


また、「原子の発見」の中には、著者の田中さんの言葉として、下のようなことが書かれてあります。




生きているとはどういうことか。人間も動物も、そして、植物も生きている。生きているものと、生きていないものとは、どこがちがうのか。生きているものが死ぬとは、どういうことなのか。

生命という現象には、まだたくさんの解ききれない秘密がある。しかしそれは自然科学の力によって、しだいに解決されてゆくはずである。どんな生物も物質から出来ているのだから『物質不滅の法則』に外れるような現象は起こるはずがない。






田中さんは何気なく書いたのかもしれないですが、この


 > 『物質不滅の法則』に外れるような現象は起こるはずがない


という記述もまた、「生命にはその起源というものは存在しない」という私の考えをサポートするものとなったりしました。


しかし、「起源がないってどういうことだ?」と自分でも思うわけです。


宇宙にも生命にも起源がないなら、「いったい、私たちの存在はどういうことなんだい?」と思ってしまうのですけれど、この「何でも理解できければいけない」という強迫観念そのものがいけないことだと最近気付きました。


事実、理解などしなくても、この世は成立している。


それを知ったのも、やはりまた、子どもと一緒に図書館に行った時の立ち読みによるものでした。






「近似」を許さない今の時代

先日、子どもと図書館に行ったときに、今度は子ども本コーナーではなかったのですが、竹内薫さんという人の『99.9%は仮説』というタイトルの本が目につき、それを立ち読みしていましたら、その本の冒頭に書いてあったのが、


> 飛行機がなぜ飛ぶのかはまだよく理解されていない。


だったのです。


「いくらなんでも、そんなわけねーだろ」と思い、家に帰って調べてみましたら、今回のトップに載せました、フェルミ国立研究所とワシントン大学の航空力学の専門家のふたりの記した本に行き着いたりして、この今の世の中で、「飛行機がなぜ飛ぶのか、わかっていない」ということが真実だったことを知るのです。


でも、飛ぶ理由はわからなくても、設計もシミュレーションもできて、飛行機は実際に飛んでいます。


飛行機が飛ぶ理由の仮説についてはこれまで、私はそれぞれ何の定理か知らないですが、ベルヌーイの定理というものや、渦動説だとかいうもので説明できると思われていたそうなのですが、これでは説明できないというのが真実だそう。

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▲ 飛行機が飛ぶ原理とされていた「ベルヌーイの定理」というもの。これについて、フェルミ国立研究所の物理学者デビッド・アンダーソン博士などは、そのような今まで説明されてきたことは「全部デタラメ」だと。真実は、「まだわかっていない」ということ。


この『99.9%は仮説』という本は、Amazon をはじめ、どこででも入手できると思います。


ところで、その本には、1965年にノーベル物理学賞を受賞しているアメリカの物理学者リチャード・ファインマンの、


「科学はすべて近似にすぎない」


という言葉も紹介されているのですけれど、なんかこう、子どもの頃から、今に至るまで、教師や科学者の口から、


「今教えている勉強はすべて近似(大体そんなもの)にすぎない」


と教えられた記憶がないです。

学校でも、あるいは「上から教える人」たちから、


「今教えているこれは絶対的なもの」


というように「学問はすでに 100パーセント決定しているもの」として教えられ、そして、私たちの下の世代の子どもたちや若い人たちもそのように教えられて育っていくのでしょう。


そして、これが地球を滅ぼします


学問の進歩は止まり、「わかってもいない、確定もしていない、あるいは、そもそもがねつ造されたものかもしれないような理論かもしれない数々」を「絶対」として頭の中に叩き込まれていく社会。


その結果として地球の文明は衰退して、私たちは滅びていく。


その責任は専門家の人たちだけではなく、私なども含めた一般の多くの大人にもあると思います。

なぜなら、「疑っていない人が多すぎる」からです。


たとえばですけれど、どなたかがノーベル賞をとったとする。
専門家の人たちはともかく、ニュースを見た多くの人々は、


「日本人がノーベル賞を取った! バンザーイ! バンザーイ!」


これで終わり。


その本質を疑うどころか、場合によっては、いったい何の業績で受賞したのかもわからない。


これからもずっとこんな「シープル的世界」な感じで世の中は続いていくのだろうなあと思うと、自分の子どもをこの世の中に生みだしてしまったことにも罪を感じたりして、落ち込みはひどいものですけれど、まあしかし(あまり期待していないですけれど)、ほんの少し、何か起きたり、何かが変わるかもしれない。


希望が完全に消えるまで(現在、約 80パーセント消滅中)は書きたいと思っています。


そういえば、上に「その結果として地球の文明は衰退して、滅びていく」と書いていますけれど、私の書き方ではまったく具体的に伝わらないですが、過去記事に、フレッド・ホイル博士の言葉を抜粋したことがあります。

ホイル博士は、誤った科学的見解について、


学会は誤った知識の領域を持つことになり、その損失はもとより、その周辺領域すべての進歩を阻害してしまう。このことが同時に、多方面に影響し、人間社会の衰退、そして最終的には破滅へと導くのである。



と書いています。

これは、過去記事の、

破局の回避という奇跡があるとすれば
 2013年03月09日


に記したものですけれど、再度、部分的に抜粋しておきます。




『生命はどこから来たか』(1995年)より
 フレッド・ホイル、チャンドラ・ウィクラマシンゲ共著


われわれは皆、許しを請うことなくこの未知の世界に生まれてくる。生まれて数ヶ月もすると、目も見え、自らの足で立つこともでき、やがて話し始め、ついには言語の壁をも突破する。初めは何の手がかりもないのに他人の話していることを理解し、自分自身でも話すようになるのである。

われわれは、これらすべてのことを自然のうちに学ぶのである。しかし、唯一残念なことは、この時期において子供たちは、周りの大人たちに世の中の状況の偽りのない真実を、流暢に語る手段を身につけていないことである。そのため、大人たちは適切な双方向の会話ができればやがて誤解に気づくだろうという幻想を抱いたまま生き続けることになる。

不幸にも、偏見のない見解を伝達することができるようになる頃には、教育という過程により偏見のなさを失ってしまうのである。

(中略)

先に述べたように、ある分野の科学的知識は確かなものである。確かな知識からまだ未解決課題へと進むと、事情は違ってくる。教条的な意見や教義が顔を出す。科学者は真の科学者であることをやめ、事実より教義を取り上げ、こうして創造主義者と同じ思考をとるようになる。

われわれの考えは、地球上の生命の起源と進化に関する進化論者の見解は、創造論者と同じくらい全く間違っている。創造論者の誤りは明白だが、進化論者の誤りはわかりにくく、特に学校で学ぶ子供たちの目から真実を隠していると思う。科学の進歩の方法は確実な知識を外へ押し広げていくことである。注意深い研究により、最前線が次第に広げられていくならこの方法はうまくいく。

しかし、突然大飛躍して科学が発展することもある。ニュートンの力学の飛躍的な進歩が、天体力学の発展、 19世紀の光と放射線の理論、そして現代の量子力学を導いてきた。

これらの進展に貢献した科学者各人の称賛に値する業績は偉大であり、その名は永く刻まれるようになっている。科学者たちが大進展の主役になりたいと野心を持つのは当然である。ある者はその才能により成功し、ある者は幸運に恵まれ、さらにある者はけしからんことに作り話で成功を収めた。そのやり方は、何もないのに大進展があったかのように振る舞うのである。

このようなニセの効果がうまくいくには、一人の孤立した科学者ではなく、科学者の陰謀団のほうがよい。声を揃えることで、陰謀団は各々の科学者の口を封じ、科学雑誌に発表される論文の内容に圧力を加え、ついには反対意見を一掃してしまうことができる。

こんなことは全くの作り話ではうまくいかない。初めには、ゲームでいうところの「ツキ」があったに違いない。すなわち初めには、事実は陰謀団の言う理屈に合っているかのように見える必要がある。

陰謀はのちにその理論に合わない事実がわかってきたときに現れ、科学雑誌を自由に操ることを通して慎重にこの事実を葬り去ってしまう。さらに陰謀団の理論が、教育課程に侵入し、常に難しい試験の連続に追い立てられ、自らを失っている数多くの生徒たちに教え込まれると教義は確立してくる。

学会は誤った知識の領域を持つことになり、その損失はもとより、その周辺領域すべての進歩を阻害してしまう。このことが同時に、多方面に影響し、人間社会の衰退、そして最終的には破滅へと導くのである。





ここまでです。

まあしかし、「近似を認めないこの世の破滅を見てから死んでやろうか」という凶暴な気持ちもややあります。

暗い元気の源ですが、それが確かに生きている理由にもなっているかもしれません。



  

2013年10月24日



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▲ Google Earth より。






 


南太平洋の南回帰線近くの海底にある「塔」。そして、その周辺に広がる光景


過去の記事などで、海底の遺跡「のようなもの」に関してふれることも多かったのですが、昨日、非常に興味深いものがグーグルアースに写っていることを知りまして、今回は短い記事となりますが、それをご紹介したいと思います。


座標もはじき出すことができましたので、グーグルアースを持ってらっしゃる方ならどなたでも見られます。残念ながら、ブラウザでのグーグルマップでは見られません。

トップに載せた写真がその光景の一部ですが、自分でグーグルアースでそのあたりを見た時の様子を、多少記録してありますので、その動画を載せておきます。

地球全体の姿から近づいていきますので(笑)、場所はわかりやすいかと思います。


南太平洋の海底




上の座標は大体、

32°30'05.64" S 149°52'47.17" W

となります。


写真のほうは見えやすいように、やや明るくしていますけれど、下の形だけならこういうような自然の地形はあるかもしれないとは思います。

t02.jpg



ただ、方向を変えて見た、下の写真のこのあたりの形がどうも・・・。

tw3.jpg



あと、上の動画ではちゃんと記録していないですけれど、このあたりはこの周囲の全体的な海底の地形もなんとなく、「自然を逸脱している」という感じもあります。

場所は、大体、地図の下の赤い丸のあたりになると思います。

globe.jpg






沈んでいった文明。そして浮上する大地


先日の、

「瞬間的に略奪が発生するアメリカの現実」を目の当たりにしながら、グアム海底の構造物を眺めていた日
 2013年10月16日

という記事では、グアムのすぐ横にある海底の奇妙に規則正しい地形が写っていることをご紹介したことがあります。










あと、昨年の、

アメリカ東海岸とバミューダ海域の間の海底にグーグルアースで確認できる「ピラミッド型の何か」
 2012年12月19日

という記事では、アメリカに比較的近い海域に、ピラミッドのような「地形」が海底にあるということをご紹介したこともあります。


pyr.jpg



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▲ グーグルアースでの座標は「 32°25'55.70" N 72°04'38.03" W 」周辺です。



これもひとつならともかく、規則正しく円錐形のものが海底に並んでいるというのが不思議なところでした。ちなみに、これは航空写真で見えるもののようで、下のように、ワシントン D.C. ともバミューダ海域の間の、やや南よりにあります。





昨日の「イスラエル・ガリラヤ湖が震源となる連続した地震の発生で気づいた地球上の大陸の分断の始まる地点」という記事で「大陸の分断」というものの可能性を書いたのですが、過去の地球では、それと共に「新しい島の浮上」と、そして、あるいは「旧来の文明と、その大陸の沈没」という出来事があったかもしれないということは、多くの人たちの潜在的な共通認識であるような気もします。

もしかすると、それほど遠くはないかもしれない、その「またやってくるかもしれない地質的な大きな変化の時代」というものを前にして、最近次々と見つかる、「もしかしたら、かつての人工の遺跡のようなものかもしれない」とも感じる海底の構造体にいろいろなことを思います。



  

2013年10月23日



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▲ どちらもイスラエルのガリラヤ湖で、左が 2013年 4月に報道されたガリラヤ湖の海底で発見された遺跡のような人工物の位置を示した図。右は今回の連続した地震の震源地を示します。


どうも体調が今ひとつで、気象だの太陽だの老化だといろいろな原因があるんでしょうけれど、胃などの不調は明らかに飲み過ぎなのかもしれません。

さてしかし、過去の記事の多くのことと結びつく、ある意味で興味深い報道を今朝見まして、そのことを書きたいと思い、老体に鞭打って(そこまでトシかよ)、書かせていただきます。







 



それはキリスト教発祥の地


最近、地震のことにふれることが多かったのですが、イスラエルでこの1週間のあいだに5回の地震が発生していることが報じられています。

どれもマグニチュード2から4の間の、日本の感覚で考えると小さな地震なのですが、しかし、報道では、イスラエルのネタニヤフ首相が地震対策を議論する特別閣議を招集したり、あるいは、イスラエル民間防衛軍が地震発生時の緊急対策についての会議を開催ということがおこなわれているということで、イスラエル国家としてそこそこに大きな出来事であることが伺えます。

ちなみに、この「イスラエル民間防衛軍」というのはも、その名前の通り、戦争や紛争などに関しての民間に対しての防衛を担当する当局ですが、地震対応の際にも行動する部署だということを今回知りました。

あまり関係ないことですが、このイスラエル民間防衛軍が緊急時に発令する内容は、たとえば、紛争地に行った場合や、旅行先で紛争やロケット攻撃などに巻き込まれた場合、あるいは、日本でそのような事態になった場合などに役立つ知識が多く書かれてありますので、そのような可能性のあると思われる方は読まれておくのもいいかと思います。

イスラエルの日本大使館のサイトには、日本語で掲載されますが、こちらに昨年の11月20日の民間に対しての警報文章があり、


イスラエル民間防衛軍より、お住まいの地域にロケット攻撃がある場合、或いは、サイレンが鳴る場合の対応について、以下の案内が発出されており、御案内いたします。



から始まる、ロケット攻撃時の対処に関しての日本語の文章があります。

今はどこの国でもあっという間に「いろいろなこと」に巻き込まれる可能性はありますし、日本だってこの先どうなるのかわかりませんので、こういうことを知っておくのもいいかもしれません。

しかし、これは余談です。
ここから本題です。






大地溝帯にある唯一の33度線上の地点であるイスラエル周辺


本題のイスラエルの地震に関してなのですが、今回の報道でのポイントは、

・ガリラヤ湖
・大地溝帯


のふたつのように思います。


今年4月の記事で、

イスラエル・ガリラヤ湖の水面下で年代不明の謎の古代構造物が発見される
 2013年04月12日

という記事を載せたことがありました。

今回の記事の最初にその古代建造物の位置と、今回の地震の震源を並べた図を載せましたが、その遺跡の実際の写真も当時多く報道されていました。

下は、CNNの2013年4月23日の「湖底に謎の巨大構造物、数千年前の古代遺跡か イスラエル」という報道にあるその人工物の写真です。

cnn-0423.jpg


また、上の過去記事で、このイスラエルのガリラヤ湖の位置が、「北緯33度線上にある」ということにふれています。

33rd_parallel-galilee.gif


この「北緯33度」という概念が最初に記事の中に出てきたのは、昨年8月の「フリーメイソンと高知に導かれて Google Earth 上で北緯 33度の旅をする」という記事でしたが、その後、何度も何度も出てきています、しかし、これについて書くとまた長くなりますので、今回は過去記事をいくつかリンクしておくだけにしておきます。




さて、33度線のことから1度離れます。

今回ご紹介する報道には、「イスラエルは大地溝帯に位置する」というニュアンスの記述があるのですが、これを見て私は、

「ああ、イスラエルもガリラヤ湖も大地溝帯の始まりの位置にあったんだ!」

という事実を始めて知り、大変に興味深く思い、わかりやすい話になるとは思えないですが、そのことについて少し書かせていただきます。


まず「大地溝帯」というものですが、その場所は下のラインにあります。

Great_Rift_Valley.jpg


これに関して Wikipedia の説明では、


主にアフリカ大陸を南北に縦断する巨大な谷で、プレート境界の一つである。

大地溝帯の谷は、幅35 - 100km、総延長は7,000kmにのぼる。




というもので、総延長は日本列島の長さ(3000キロ程度)など比較にならないほどの距離のある巨大な断層のようなものです。

そして、 Wikipedia には下の記述があります。


今のままで行けば、数十万 - 数百万年後には大地溝帯でアフリカ大陸が分裂すると予想されている。



つまり、この場所でアフリカ大陸は分断されると予測されているのですが、上の記述には


> 数十万 - 数百万年後


という気の長い年月が書かれていますが、「そんなことはないかもしれない」とういう示唆を感じさせる出来事が 2008年にエチオピアの大地溝帯で起きているのです。

これに関しては、3年以上前に英国 BBC の記事をご紹介したものがあります。

bbc-2009.jpg

▲ 過去記事「近いうちにアフリカ大陸が2つに分断されるかもしれないとの研究」より。


上の写真は、2005年にエチオピアの大地溝帯の上にできた巨大な亀裂なのですが、この亀裂が形成された時の状況について、下のように記事にあります。


英国王立協会の研究者ティム・ライト博士は、今起きている出来事を「本当に信じられない」と述べる。

何百万年というような長い単位で地球の変化を理解してきたライト博士を含む研究チームにとって、エチオピアのアファー三角帯での変化の規模とスピードは驚くべきものだった。

そこでは、あっという間に大陸に断裂が走り、大地がこじ開けられたのだ。2005年にはこの地でたった10日間の間に 60キロの長さに渡り、8メートルの幅の断裂が開いた。



この中の下の部分。


> たった10日間の間に 60キロの長さに渡り、8メートルの幅の断裂が開いた。


ここには「数百万年」というような年月は存在しません。

そして、「 パキスタンでのクリスチャン追放活動の渦中で発生した大地震と共に海底から浮上した新たな島」などで取り上げた最近のパキスタンの島。

あの島もたった数時間〜数十時間で海上に浮き上がりました。

pakistan-33.jpg


この島も海上に出ている部分はそれほど巨大ではなくとも、「海底から海の上にまで浮上したすべての質量」はものすごいものがあるはずです。


つまり、もしアフリカ大陸が分断するとしたら、それは数百万年というような歳月の中で起きるのではなく、数日から数週間でアフリカ大陸は分断してしまうと考えた方が現実的ではないのだろうかという話なのですが、今回の話は、さらに、


その分断の起点はイスラエルの場所、つまり、北緯33度上かもしれない


ということに気づいたというようなことかもしれません。


上に載せた大地溝帯の地図に「北緯33度線」を書き加えたものが下の地図です。

33-kiten.jpg


ちなみに、あまり関係のあることではないですが、新しい島ができた地震が起きたパキスタンも首都のイスラマバード近くに33度線が走っています。




なお、33度線といえば、アメリカもその両端で異変が起きています。

33-usa-02.jpg

33度線の西であるロサンゼルスでは、最近、ロサンゼルスタイムスが「大地震」に関しての大特集を組みました。

米国の33度線の東は、ノースカロライナ州というあたりですが、このあたりは、今年、イルカの大量死が続いています。



今後、世界で何が起きるかはわからないにしても、それが地質的な出来事だった場合、地質学者たちの言うような「何万年」というような時間軸が介入する余地はないように感じます。

あっという間に地球は変化してしまう。
そう思います。


ここまで長くなってしまいましたが、ここからイスラエルの地震の報道です。



続きを読む



  

2013年10月21日



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1755年の「サイクル1」からのすべての太陽活動を見て、改めてわかる現在の太陽活動の弱さ


資料の羅列的な記事となりそうなのですが、10月の頭に、

数百年来の弱い太陽活動の中で突然起きた「太陽の大爆発」の余韻と共に NASA のサイトも NOAA のサイトもシャットダウンした朝
 2013年10月02日

という記事で、現在の太陽活動が「この 100年間で最も弱い」ということが報道されていることについて記したことがあります。



トムソンロイター財団より。






 


しかし、その後、様々な人によりデータのグラフ化などがされて、それがインターネット上にアップされるようになり、正確には「100年」というより、「現在の太陽活動であるサイクル24は、これまでの 190年のあいだで最も弱い太陽活動のようだ」ということがわかりつつあります。

下のグラフは、 NoTricksZone というサイトにあったものに、出来うる限りの解説的な注釈をつけたものです。


ss-1-24-com-01.png



もともとが、わかりやすいグラフではないのですが、注釈をつけても、何だかむしろわかりにくさが倍増している感じで、時間をかけたわりには申し訳ない感じもいたしますが、簡単にご説明します。

グラフの下に並んでいる「1から24の数字」は、1755年に太陽黒点の観測が開始されてからナンバリングされている太陽活動周期(サイクル1から24)の番号です。太陽活動周期(太陽活動サイクル)というのは、NICT (情報通信研究機構)の説明をお借りしますと、


太陽活動はほぼ11年の周期で変動しており、その周期的な変動をサイクルとして1755年から数えている。

第24太陽活動サイクルは2008年1月から開始したと考えられている。



というものです。

もちろん、この番号は、人間が太陽の観測を始めた時からのものというだけで、太陽そのものの歴史とは何の関係もありません

人間の観測以前から太陽は延々とこの太陽活動を繰り返してきたはずで、その中には太陽活動の強い(黒点が多い時)と、弱い時(黒点が少ない時)があり、それは地球の天候や、その他の様々な社会現象に影響してきたことは、過去記事に繰り返し書かせていただいています。


さて、上のグラフに話を戻しますと、「太陽活動開始後 58ヶ月目までの黒点数」を比較したもので、太陽活動が大きくなっていくまでの黒点の累積数の差を示したものです。

見てみますと、 1755年からの約 250年の間で、最も太陽黒点が少なかったのが、第7太陽周期(サイクル7)であることがわかります。グラフでは紫の丸で数字を囲んでいるところです。

サイクル7は西暦 1823年から 1833年までのサイクルなのですが、この時期を調べてみますと、ダルトン極小期というという太陽活動が弱かったときの期間と重なります。

ダルトン極小期を Wikipedia から引用します。


ダルトン極小期

ダルトン極小期は、1790年から1830年まで続いた、太陽活動が低かった期間である。

この期間に気温が平均よりも低かった正確な原因は分かっていない。
最近の論文では、火山活動の上昇が気温の低下傾向の大きな原因の1つとなったと主張されている。

1816年の夏のない年は、ダルトン極小期の間に起こり、この年の気温低下の主原因は、インドネシアのタンボラ山の大爆発であった。



とのこと。

いずれにしても、上のグラフであらわされていることは、現在の太陽活動であるサイクル24は、「ダルトン極小期以来の太陽活動の弱さ」だということになるようです。

約200年ぶりの太陽活動の弱さということになりますが、一方で、上のグラフの中で、太陽活動開始後の58ヶ月目に最も太陽黒点数の累積数が多かったのは、「第19太陽周期(サイクル19)」です。

これは 1954年から 1964年の間の太陽過活動ですので、年齢が 50代以上の方は、この時期にすでにこの世にいたということにもなります。

私は 1963年に生まれていますので、最も太陽活動が強かった第19太陽周期に生まれたということになりそうです。

この「第19太陽周期」がどのような感じだったかというのは、 Wikipedia に性目栂あります。


第19太陽周期

第19太陽周期は、1954年4月から1964年10月まで10.5年続いた。太陽黒点の最大数は201.3個で、最小数は9.6個だった。合計約227日間にわたり黒点が現れなかった。

1958年2月11日には、大規模な赤色のオーロラがヨーロッパに現れ、北緯40度までのアメリカ合衆国の都市からも見ることができた。この磁気嵐は、北米で通信障害を引き越した。1960年11月13日及び1961年10月1日には、ニューヨークでもオーロラが見られた。



というものだったそうです。

「合計約 227日間にわたり黒点が現れなかった」とあり、何だか太陽活動が弱い感じの表記に見えるかも知れないですが、現在のサイクル24では、黒点の出なかった日はさらに少なく、Spaceweatherによりますと、現在までで 486日あります。



まあ、どうにもまとなりがない展開となってしまっていますが、とにかく、現在の太陽活動は歴史的な弱さだということは(今のところは)言えるようです。「今のところは」というのは、 NASA の科学者の中には、これかに太陽活動が大きくなると言っている人もいます。

これについては、過去記事の、

太陽活動の最大期と予測されていた時期に消えていく太陽黒点
 2013年09月10日

に、NASA のディーン・ペスネルという太陽物理学者の「今後、太陽活動のピークが再び来るのではないか」という話を載せています。


なお、現在(10月21日)、太陽に久しぶりに「大きな黒点群」が現れています。
下の赤丸で囲んだ 黒点群 1877です。

hm-2013-10-21.gif


これは、アメリカ海洋大気庁( NOAA )の宇宙天気予報官によれば、複雑な磁気構造を持っているために、Mクラス以上の大きな太陽フレアを発生させる可能性があるとのことです。


本当にずいぶんと長い間、地球に向けての大きな太陽フレアはの発生はないのですが、今回はどうですかね。


このまま太陽は 200年間の中で最も弱い活動のままサイクル24の最大期を終えていくのか、あるいは、 NASA のディーン・ペスネル博士の言うように、「これから大きな活動が再びやってくる」のかどうか。


すでに2013年の後半になっていますし、その結論はそろそろ出る頃のように思います。


そして、仮に 200年ぶりの太陽活動の弱さが確定した時には、その頃の地球が経験した寒冷期のような状態となることもないとはいえないですし、何よりも太陽活動の低下は、気温や気象だけではなく、人間の様々な方面に影響を与えることも、ほぼデータにより確定していると言っていいかと思います。

これについては過去に何度かふれていますが、今年の7月に書きました、


「真実の太陽の時代」がやってくる(1):私たち人類は何もかも太陽活動に牛耳られている
 2013年07月11日


を読まれていただくと幸いに思います。



▲ フレッド・ホイル博士とチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士が、1990年にネイチャー誌に発表した「太陽黒点数サイクルとインフルエンザの流行」のグラフ。



ここまで太陽のことについて少し書きました。





2匹目のドジョウ・・・ならぬ


そういえば、余談ですが、先日の、

古代の地球の神の概念は全世界でひとつだった?
 2013年10月18日

に、カリフォルニアで発見された体長5メートル以上のリュウグウノツカイの写真を載せました。





この同じアメリカの西海岸で2匹目が上がったようです。



oarfish-2.jpg

ロサンゼルス・タイムズより。


ロイターが日本語でも報道していますが、写真がなかったですので、ロサンゼルスタイムスの記事をご紹介しました。文章はロイターから抜粋させていただきます。


米西海岸の浅瀬に再び巨大深海魚、今度は体長4m
ロイター 2013.10.21

めったに人目に触れない深海魚リュウグウノツカイの死がいが米カリフォルニア州の浅瀬で相次いで見つかり、専門家らを驚かせている。

今月13日に同州カタリナ島沖で体長約5.5メートルのリュウグウノツカイの死がいが見つかったばかりだが、18日にはサンディエゴ郡オーシャンサイドの砂浜に4.3メートルの死がいが打ち上げられた。

リュウグウノツカイは最大17メートルに成長するが、深海に生息するため人の目に触れるのは珍しく、その生態については未知の部分が多い。研究者らによると、浅瀬で相次いで発見されるのは極めて珍しいという。

カリフォルニア大学サンタバーバラ校の生物学者ミルトン・ラブ氏は「これまで地球上のどこかであったかもしれないが、めったにないことは確かだ」とした上で、2例とも人間の活動が関係しているとの見方は否定。リュウグウノツカイは泳ぎが達者ではないため強い潮流で岸近くに運ばれ、大きな波に打ちつけられて死亡したとの見方を示している。



日本では結構打ち上げられますが、アメリカでは珍しいようです。

これで、さらに次々打ち上げられると、地震というより、パキスタンのように、「アメリカの近くに新大陸が浮かび上がる」というような夢想がふと浮かんだりする秋の夜。



  

2013年10月20日



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usda-top.jpg

▲ フードスタンプを含む米栄養補助プログラムの担当省庁であるアメリカ農務省の発行する「栄養補助プログラムの監査報告書」の表紙。 2013年6月に発行された最新のものだと思います。政府機関の閉鎖が解除され、やっと見ることができました。






 




アメリカの政府機関の閉鎖が解除されまして、とりあえず少なくとも今後数ヶ月間はアメリカという国は機能し続けるようです。

閉鎖されていた政府機関のウェブサイトにある資料でいくつか確かめたいものがありました。

それは、

・フードスタンプ受給の実数
・その後のアメリカ東海岸のイルカの死亡数
・南極の氷の状況


などです。

政府の閉鎖の解除でやっといくつかを見ることができました。




米国の「食糧援助プログラム」の実数


まずは、「フードスタンプの実際のところ」についてです。

10月のアメリカ政府機関の閉鎖以来、


アメリカ全土で発生したフードスタンプのシステム停止によりインターネット上で巻き起こる「食糧暴動」の空気
 2013年10月14日


という記事と、


「瞬間的に略奪が発生するアメリカの現実」を目の当たりにしながら、グアム海底の構造物を眺めていた日
 2013年10月16日


に、アメリカのフードスタンプの関係のことを記しました。



▲ フードスタンプのシステムが停止した後、支払い延期措置としたウォルマートがあっという間に、フードスタンプ受給者たちの一種の「略奪」状態になった光景。米国の abc ニュースより。



それらの記事の中に私は、一部の海外の記事を引用して、

「アメリカでは 2013年にフードスタンプの受給者が1億人を越えている」

というようなニュアンスのことを書いたのですが、自分で書いていても、どうも納得できていませんでした。

なぜなら、 Wikipedia などで、公式な統計では、昨年 2012年のフードスタンプ受給者は約 4600万人とされていたからです。いくらなんでも、1年で倍になるというのはあり得ないだろうとは思っていたのでした。


アメリカや世界が本格的な「大恐慌」に突入したのならともかく、今はまだ形式的には本格的な大恐慌は来ていないわけで。


アメリカで栄養補助プログラムを受けている人々の数などについてのデータは、その管轄省庁であるアメリカ農務省( USDA )の報告書を見ればわかるのですが、 10月 1日からアメリカ政府の閉鎖が続いていて見ることができませんでした。

閉鎖が解除され、ウェブサイトが再開された一昨日、やっと見ることができのです。アメリカ農務省 栄養補助プログラムに関しての監査報告書 2013年6月という書類です。

それによりますと、「フードスタンプの受給者が1億人」というのは正確ではありませんでした。が、しかし、ある意味では意味としては正しいというようなんじです。

書類の中に下の表記があります。

foodstamp-4700.png


2013年 6月の時点で、フードスタンプの受給者は 4700万人を越えていて、そのフードスタンプ受給者を含めた「何らかの栄養補助プログラムをアメリカ政府から受けている人たちが 1億 100万人いる」ということのようです。

なので、「アメリカ人のうちの1億人が、政府から何らかの食糧援助を受けている」ということに関してはある程度の事実といえるようです。


フードスタンプの受給者そのものにしても、昨年より 100万人以上増えているようで、予想以上にアメリカ経済は混迷しているというような気がします。「混迷」という表現をせざるを得ないのは、「景気のいい人や企業も多く存在している」からです。


いずれにしても、多くの人々がアメリカンドリームを夢見るアメリカという時代は、本当にはるか遠くに行ってしまったのだなあと感じます。


それにしても、先日のウォルマートでの「小さな食糧暴動」を見ていましても、食糧供給に何らかのトラブルが生じた時に起きる混乱は想像を絶するものになってしまうのかもしれません。何しろ、先日のウォルマートでの騒動は数十人によるものであの騒動だったのですが、アメリカ全土には、数千万人のその予備軍がいるわけですから。


そして、それと共に気になっていたのは、同じアメリカの「東海岸の異常」のことでした。







その後も減る気配のないアメリカ東海岸のイルカの大量死


今年8月の、

心地よい「死の園」からの帰還後に気付いたイルカの大量死と人間の大量死をつなぐ曖昧なライン
 2013年08月10日

という記事や、他にも載せたことがありますが、 2013年 7月前後から、アメリカの東海岸、具体的には、ニューヨーク州、ニュージャージー州、デラウェア州、メリーランド州、ヴァージニア州の海岸や浅瀬で、イルカの座礁(死亡ということ)の数が異常に増えているという出来事が続いていました。

それらの州の場所は地図では、大まかですが下のあたりの大西洋側5州です。

us5.png


下のグラフは 2007年から 2013年までの 7月のアメリカ東海岸でのイルカの死亡数の推移ですが、一目瞭然で、その異常性が見てとれます。





これがその後どうなっているのかわからなかったのですが、政府機関閉鎖の解除後に、アメリカ海洋大気庁( NOAA )の該当するサイトを見てみますと、 9月 23日までの、イルカの座礁数に関しての詳細なデータが出ていました。

その中から、最もわかりやすい表は下の「 2007年から 2013年までの 9月 23日までのイルカの座礁数」のグラフです。


ニューヨーク州、ニュージャージー州、デラウェア州、メリーランド州、ヴァージニア州の 1月 1日から 9月 23日までのイルカの座礁数 / 2007年 - 2013年

strandings_sept_23.jpg

アメリカ海洋大気庁より。


平年の4倍から5倍の数でイルカが大量死をしているということが確定的となってきている感じです。




アメリカの海では「ヒトデ」も消滅しようとしている

ちなみに、このアメリカの東海岸では「ヒトデが崩壊して海から姿を消してしまっている」という現象も起きていて、いろいろと報道されています。

hito-01.jpg

Earthfiles より。


上の写真は、左の紫色のものが通常のヒトデの姿で、右が「崩壊」してしまったヒトデの写真です。このように体がバラバラに崩壊して、そして、結果としてそれは大量死となっているようです。

これが、カナダのバンクーバー周辺(太平洋側)から、アメリカのニュージャージー州とメイン州(大西洋側)で起きていて、場所によって、ヒトデが海から完全に姿を消してしまったという状況になっているのだそう。

原因は今のところまったくわかっていません。

ヒトデそのものは、食糧というわけでもないし、何かの実際的な影響があるものでもなさそうですけれど、「星の形をしている」というところから、英語では「海の星 / Sea Star 」とも言われているわけですが、それが消えた。


つまり、まずは海から星が消えたということが起きているようです。


次に消えるのは「空の星」ですかね(こわいわ)。







南極の氷も過去最大記録を更新し続けて


北極や南極の氷の状況をリアルタイムで掲載しているアメリカの政府機関であるアメリカ雪氷データセンターのウェブサイトも正式に再開しています。

それによると、南極の海氷の面積が、過去最大を更新していることが示されていました。

antartic-2013-10-18.png

アメリカ雪氷データセンター( NSDIC )より。


日本の今年の冬がどうなるかはよくわからないですが、アメリカやヨーロッパなどに関しては、かなり厳しい冬の寒さが予測されています。


それにしても、ここ数日で気温は急に下がりました。私の住んでいるところなどは 10日くらい前まで「暑い」などと言っていたのに、このところの朝晩などは「コタツをつけても構わない」というようなことになってきています。




地震については、昨日、メキシコでマグニチュード6.5の地震が起きまして、これも、プレートの結び目と近い場所でしたので、一応、記録として記しておきます。


2013年10月19日 メキシコ M6.5

earthquake-2013-10.png


昨日のメキシコの地震の震源とプレートの位置の関係は大体ですが、下のような感じとなります。

mexico-1.jpg


9月 24日のパキスタンの地震以来のマグニチュード6以上の地震は下のようになりました。

2013年9月24日から10月19日までのマグニチュード6以上の地震

09月24日 パキスタン M7.7
09月25日 ペルー南東 M7.1
09月28日 パキスタン M6.8
09月30日 ニュージーランド M6.8
10月01日 オホーツク海 M6.7
10月04日 中央インド洋海嶺 M6.4
10月11日 ニュージーランド M6.4
10月12日 ギリシャ M6.4
10月15日 フィリピン M7.1
10月16日 パプアニューギニア M6.8
10月19日 メキシコ M6.5



まだ少し先とはいえ、台風がまたも近づいています。

この台風27号の英語名は「フランシスコ」で、スペイン語表記での現在のローマ法王と同じ綴りの台風だということに気付きました。命名した国がアメリカだというところは気になりますが。

francisco.png

気象庁 - 台風の番号と名前より。


いずれにしても、今では自然災害による被害の予測や予防は難しい時代にもなっていますけれど、気をつけられる部分では私もそうですが、皆さんもお気をつけてください。

最近、地震のことを書いていますけれど、地震は起きるとも起きないとも誰にもわからないものとはいえ、現実に、世界中で「プレートの境目の大きめな地震」が続いている現状では、「プレートの境目でまだ地震が発生していない地域のひとつである日本」もその可能性の中に含まれるような気もします。

起きていない地震を必要以上に心配する必要はないと思いますが、通常の準備はいつでもしていて、よろしいのではないかとも思います。



  

2013年10月18日



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minoan-top1.jpg

上のものは、エーゲ海のクレタ島で紀元前 2000年頃に栄えたミノア文明の装飾品なのですが、このように「中央の人物(多分、神を表している)が両サイドに蛇や龍のような動物を持つ構図」のことを、日本語での言葉が見つからないのですが、英語では「ロード・オブ・ザ・アニマルズ(Lord of the animals / 動物の王)と呼ぶようです。

そして、この構図の神のシンボル。

これが実に世界の古代の遺跡のいたるところで見られるということを知りました。


lord-of-animal-s1.jpg

▲ 古代の神の構図であると思われる「ロード・オブ・ザ・アニマルズ」の構図を持つ古代の遺跡の一部。本記事でこの何倍もの写真をご紹介します。


現在の学説の主流は、「その地域での最初の古代文明は、各地域で個別にバラバラに誕生した」ということになっています。なのに、なぜ、遠く離れた地域で独自で発祥した文明での信仰のシンボルがこれほど同じ構図なのか?ということが書かれてある記事を見つけまして、興味深いものでしたので、ご紹介しようと思います。

これらが示すことは「全世界が単一の、あるいは宇宙的な概念の神を持つ古代の時代が存在したのではないか」というようなことが書かれてありました。


ところで、最近の地震のことについて、リアルタイムで経過の記録は続けたいと思っていますので、そのことを最初に書きます。






さらに発生し続ける比較的大きな地震


gwadar_aerial-02.jpg

▲ 9月24日のパキスタンの地震で数時間で浮上した島。パキスタン国立海洋研究所による撮影。過去記事「世界各地で見つかる「失われた大陸」」より。


最近の記事の、

世界各地で警告される大地震情報の前に立ちはだかる米国の政府閉鎖
2013年10月13日

では、新しい島が作られた 9月 24日のパキスタンの大地震以降、全世界で比較的大きな地震が続いていることを書きました。 9月 24日から 10月 12日まで、マグニチュード6以上の地震が、


09月24日 パキスタン M7.7
09月25日 ペルー南東 M7.1
09月28日 パキスタン M6.8
09月30日 ニュージーランド M6.8
10月01日 オホーツク海 M6.7
10月04日 中央インド洋海嶺 M6.4
10月11日 ニュージーランド M6.4
10月12日 ギリシャ M6.4



というように起きていて、その記事の後も、


10月15日 フィリピン M7.1
10月16日 パプアニューギニア M6.8



と続いています。

特にフィリピンの地震では大変な被害が出ているようでして、新しい報道では「フィリピンの地震、死者151人に 同国最古の教会も被害( AFP 2013.10.16 )」とのこと。

建物の崩壊での犠牲者が多いようです。

Philippines15.jpg

▲ 大きな被害を受けたフィリピン最古のキリスト教会。現地のテレビ報道より。


9月のパキスタンの地震から震源地に印をつけていますが、フィリピンの地震が起きた時に書きましたこちらの記事までの地図に、パプアニューギニアでの M 6.8の地震を加えておきます。

earthscience_f-555.jpg



ちなみに、地震とは関係ない(だろう)とはいえ、数日前にはアメリカの西海岸で、とんでもなく大きなリュウグウノツカイの死体が浅瀬で発見されたりしています。

orf-05.jpg

▲ カリフォルニアで発見された体長5メートル以上のリュウグウノツカイ。カリフォルニアで体長 5.5メートルの巨大リュウグウノツカイが発見されるより。


それとは関係ないですけれど、ふと思い出したのですが、3年くらい前の英国のテレグラフで、「日本でのリュウグウノツカイに関しての伝説」に関しての記事がありました。

下の記事は、2010年3月のもので、東日本の大地震から1年ほど前のものですが、ハイチで大きな地震があった時で、世界中で大地震についての関心が高まっている時でもありました。

oarfish-2010.png

▲ 2010年3月4日の英国テレグラフより。


上の記事の内容は、この記事が出された 2010年の 3月頃までの数週間、日本の東北から、京都、島根、長崎県などの各地で 10匹以上のリュウグウノツカイが漁船の網などにかかったことが報告されたというものです。

もちろん、記事には「リュウグウノツカイと地震の発生の関係には科学的な根拠はない」と書かれてあります。

ちなみに、今年も、高知県の室戸岬でリュウグウノツカイを含む深海魚が「80匹以上」網にかかったということが産経ニュースで報じられていました。



いずれにしても、私自身は、地震に関して、タイムラインを含めての予測はできるものではないと思っていますが、上のようないろいろなことが「後になって思い出される」ということは確かにありますので、資料としての意味も含めてご紹介しておきました。

地震関係で長くなりましたが、ここから「世界の古代遺跡に共通する偶像」についての記事です。






ギリシャから古代南米にまで続く「同じ構図の神のシンボル」


下の記事は、 2003年の科学誌「ネイチャー」のものです。

andean-bc2000.jpg

Nature News より。


これは 4000年前のアンデス文明跡で見つかった「スタッフ・ゴッド Staff God 」と呼ばれているアンデスの神のシンボルだそう。

この「両手に棒、あるいは蛇や龍のような動物を持っているという神の構図」が、一体どのくらいの古代文明の遺跡に描かれてきたかということが、リチャード・カッサロという人の昨日の記事にあったのです。

写真の量がかなり多いですので、あまり前振りをせずに、その記事の概略をご紹介しておきたいと思います。

ここからです。

ものすごい量の世界の古代の遺跡にある「動物の王」の写真が出てきますが、これでもこちらで選んだもので、実際の記事にはさらに数多く出ています。




続きを読む



  

2013年10月14日



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food-stamp-03.jpg

THE BLAZE より。写真の張り紙の「 EBT down 」というのは、「フードスタンプカードは故障中で使用できません」というような意味です。






 



ほんの数時間のフードスタンプのシステム停止でも人々の怒りは爆発した


今から3年以上前の記事になりますが、

世界的な飢餓暴動を予測する専門家たち
 2010年08月15日

というタイトルで、ロシアのプラウダの記事をご紹介したことがあります。

上の記事の中には専門家の予測として、下のような言葉がありました。


西側の専門家は、このような状況が、主に第三世界での飢餓による人々の暴動を誘発すると予測した。



つまり、食糧不足が原因の暴動が、第三世界といわれる、いわゆる東アジアからアフリカなどにかけてのいくつかの国や地域で起きるだろうと「西側の専門家」は予測していました。


しかし、上の報道のタイトルにある「食糧暴動に向かう人々」は、第三世界の人たちではなく、西側諸国の「親分」といえるアメリカの人々なのです。

これは日本時間の 10月 13日に起きたことで、アメリカの 17州で、突然、フードスタンプカードのシステムが使えなくなったのでした。現在は解消しています。

ebt-sd-03.jpg

wlox より。



フードスタンプの正式名は「補助的栄養支援プログラム」というものだそうで、スタンプとありますが、実際には磁気カードで、州によってデザインなどは違うのでしょうけれど、大体下のようなもののようで、EBT という名称だそうです。

fs-tv-01.jpg

Wood TV より。



現状(日本時間 10月 14日)では多くのシステムが復帰したそうですが、たった数時間から最大でも1日程度のフードスタンプシステムの停止でしたが、最初に載せた記事によれば、そのことによりツイッターには下のような書き込みが夥しく書き込まれてたとのこと。

EBT-shutdown-twitter.jpg



そして、今でもインターネット上ではこのことに関しての書き込みが続いているようです。復旧したとはいえ、原因がはっきりしていない上に、政府の閉鎖も続いていて、疑心暗鬼や、あるいは暴力的な心理状態というものは尾を引いたままの可能性もあります。



政府機関閉鎖の中でのフードスタンプの懸念については、先日の、

アメリカの空で悪魔が笑っている
 2013年10月07日

という記事の中でも少しふれたのですが、今回のフードスタンプ・システムのシャットダウンについては、現地メディア(WLOX)によれば、管轄省庁のアメリカ農務省は、「今回のこのトラブルは政府機関の閉鎖とは関係ない」と述べたとのこと。

しかし、現在のアメリカという国は 2013年で1億人前後の人々がフードスタンプ、つまり政府から食糧を与えられて生きている国であるということも事実でもあります。


CSN ニュースより。

アメリカ農務省の報告によると、連邦政府からの補助食糧援助(フードスタンプ)を受けたアメリカ人の数は米国の人口の約三分の一にあたる 1億 100万人に上昇している。農務省は昨年1年間で食糧援助に 1140億ドル(約 11兆円)の財政支出をおこなっている。

連邦政府からの補助食糧援助で生活している米国人の数は、民間企業で働いている労働者人口を上回っている。労働統計局の発表によると、2012年の時点でのフルタイム労働者人口は 9,718万人だった。



上からわかる問題は、「フードスタンプシステムの停止によって全米の人口の3分の1から4分の1の数千万人が飢えてしまう可能性がある」という事実で、そして、歴史の中では、「飢え」は必ず人々の心を蝕み、そしてそれは高い確率で「暴力」につながっていくと思うのです。

サバイバル好きな人々で溢れ、無数の銃に溢れているアメリカという国。
そのアメリカという国が他の国へ及ぼす影響は今でも多分世界一でもあります。





飢えが人にもたらすもの


作家の山本七平さんは、第二次世界大戦についての自らの戦地での経験等を記した『ある異常体験者の偏見』という 1974年の著作の中で、次のように書いています。


山本七平 『ある異常体験者の偏見』(1974年) 「アパリの地獄船」の章より


飢えは人を狂わす。前に『文藝春秋』三月号の随筆欄で川島四郎氏が赤軍派のリンチを栄養学の面、すなわち一種の飢えから解説しておられた。学問的なことは私にはわからないが、「空腹(アングリー)は怒り(ハングリー)」の言葉通り、単なる一時的空腹さえ、人間の冷静な判断をさまたげる。

これが「飢え」となり、さらにそのとき、このままでは「飢餓必至」という状態に陥るか、陥ったと誤認すると、人間は完全に狂う。飢えは確かに戦争の大きな要素で、これは戦争を勃発させもすれば、やめさせもする。自分の意志を無視して穀倉地帯に「手が動く」、それが破滅とわかっていても手が動く。

しかしひとたび飽食すると、あの時なぜ手が動いたか理解できなくなる。これは戦場の小衝突や虐殺、収容所の突発事件やリンチ、また捕虜虐殺等における、非常に解明しにくい事件の、真の原因のひとつとなっている場合が多い。以下に述べる私の体験は、「飢えの力」が、危機一髪、まさに恐ろしい虐殺事件を起こすかに見えたときの実情である。



この後、山本七平さんたち敗残兵たちが戦地から米軍に輸送された船の中で「飢餓のため」に起きそうになった事件のことを書いていますが、それはともかく、今の文明国の多くの人たちは本当の飢餓をほとんど経験していません。

私も経験がありません。

それだけに、もし飢餓状態がこの世の中に現れた時にどのようなことになるのかは予測もできないのですが、「飢餓は人を変えてしまう」ということは多くの人々の証言による事実ではあるようです。


そういえぱ、「アメリカの食糧配給制度」というのは、 1929年から始まった大恐慌の中でも行われていたことを数年前に知ったことがあります。




1934年の大恐慌下の連邦緊急救済局による「フードスタンプ」システム

数年前に古本屋の 100円コーナーで買った『史料が語るアメリカ』という本がありまして、その中に、アン・リヴィングストンさんという米国人女性が 1934年に記した「救済を受ける身」というタイトルの文章が載せられています。

アンさんは、 1931年まではピアノ教師として旦那共々、裕福な生活をしていたのですが、 1933年頃から生活が厳しくなり、食糧配給制で生きのびることになりました。

その時の日記のようなものが「資料」として残されているのでした。当時のアメリカには「緊急救済局」という部局があったようで、そこがおこなっていたプログラムの中には現在のフードスタンプと似た「食料小切手」の配布のシステムがあったようです。

これはずいぶんと昔のクレアなひとときの「大恐慌下の生活」という記事に載せことがあるのですが、一部抜粋しておきます。


『史料が語るアメリカ』 179ページ「救済を受ける身」より


1933年初夏、私は8ヶ月の身重であったが、アパートの月額家賃 12ドルを支払うと、もう一銭も残らなかった。そのアパートたるや、こんなものが本当にあるのかと思うほどひどかった。最低の条件ともいえる暖房、バスタブ、採光、給湯さえも欠いていた。鼠や南京虫も横行した。

だが、有り金の最後を家賃に払い、食費はどうなるのであろう。貸してくれない金を求め奔走した。夫は、職が得られないのに職を求めては歩き、仕事が得られないといっては、自分を責めた。

連邦緊急救済局への願い出は、絶望の中で最後の方法であった。

(中略)

私は空腹を抱え、小さな店のなかを見廻した。妊娠中の女性の食欲は、毎日の半飢餓状態で、繊細さがいやましてもいた。私は新鮮な果物がどうしても欲しかった。「ぶどうはいくら」と私は聞いた。「ぶどうはだめだ。売れないよ」とピートは答えた。「どうして」「ぶどうは贅沢だ。豆か、じゃが芋か、玉葱だ。貧乏人はぶどうなんか食べないんだ」

私は当惑した。しかしピートは本気だった。彼は救済局から渡された掲示文で、失業者が食料小切手で買える品目表を見せてくれた。そこには、塩漬豚肉とスライスしていないハム、豚肉のレバーや内臓、それ以外の肉はなかった。米、豆、芋、パン、玉葱が主な品物であった。新鮮な野菜など、どこにもなかった。私は無性に腹が立ってきた。




話がやや逸れてきましたけれど、アメリカといえば、今日の朝日新聞に下のような記事がありました。



「州分離運動」じわり拡大、米政治対立が地方でも激化
朝日新聞 2013.10.14

米メリーランド州のスコット・ストゼルジック氏(49)は同州の政治状況に嫌気がさし、自らそう呼ぶ「政治的奴隷制度」から抜け出そうと、ある計画を目論んでいる。それは、南北戦争以降の米国では例がない、新たな州の創設だ。(中略)

コロラド州の10数郡では11月に行われる投票に、州分離の是非を問う拘束力のない住民投票が盛り込まれた。また、フロリダ州でも分離についての提案が出されている。

さらに、カリフォルニア州北部では、一部住民がオレゴン州南部の郡と共に新州を創設しようとしている。アリゾナ州トゥーソンでも、保守派の知事と議員に我慢できなくなったリベラル派の住民が、同様の計画を練っている。

こうした試みは米国史上何度も繰り返されているが、南北戦争時の1863年にウェストバージニア州が誕生してからは、州の分離は実現していない。

しかし、分離を求める動きが増加している要因として、今回の政府機関閉鎖を引き起こした議会の行き詰まりなど、行政運営への不満が大きくなっていることを指摘する専門家もいる。



現在起きているアメリカでのゴタゴタが解決してもしなくても、アメリカと、そしてそのアメリカに引きずられる多くの国(もちろん日本も)は、やはり、昨日の記事で引用した「前人未踏の領域」に立ち入ろうとしているのかもしれません。



  

2013年10月13日



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米国オレゴン州では州当局が住民に地震への準備を勧め、インド災害局はヒマラヤ地震で数十万人が死亡する可能性に言及


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▲ パキスタンで「新しい島」が出来た9月24日から10月12日までの間だけでマグニチュード6以上の地震が8回発生しています。データは、多くの部署が閉鎖中のアメリカ地質調査所より。






 




最近、比較的大きな地震が多い感じなんですよ。

パキスタンで先月起きた「新しい島」ができた大地震のことは、

パキスタンでの「クリスチャン追放活動」の渦中で発生した大地震と共に海底から浮上した新たな島
 2013年09月25日

という記事などに記したことがありましたが、この頃からマグニチュード6とか7程度の地震が、かなり頻繁に発生し続けているような感じを受けます。

そのことを少し書こうと思いますが、ちょっとプライベートのことで思ったことがありまして、そのことを少し書かせていただきます。






「 100歳の誕生日」に思うデフォルト後の世の中

私は埼玉の所沢というあたりに住んでいるのですが、思えば、ここに越してきて、そろそろ2年になります。この所沢市というところは特徴として挙げられるようなことは何もないところですが、特徴といってはアレですが、「振り込め詐欺の発生が非常に多い」ということが挙げられそうです。

下のグラフは埼玉県警のサイトにあるものですが、最近は川口市に座を奪われていますが、埼玉県の中でもコンスタントに上位にあるのが所沢市です。

tk-ore.jpg

埼玉県警察公式ホームページより。


そういうことがあるせいか、毎日のように、スピーカーから「振り込め詐欺にご注意下さい」と流し続けている警察車両が走り回っています。

まあ、それだけ年配の方が多いということでもありそうですが、私が2年前にこちらのほうに越してきた理由も、この「高齢者に関しての問題」が主な原因でした。

具体的にいうと、うちの奥さんの実家が「 70代が 90代を介護する」といういわゆる老老介護の状態になっていて、「心配だから実家のそばに引っ越したい」という奥さんの希望もあり、彼女の実家に近い今の場所に来たのでした。


その介護を受けている奥さんのおばあちゃんは基本的にはほとんど寝たきりのままなのですが、先日、「 100歳の誕生日」を迎えまして、普通に考えればおめでたいことではあるのですけれど、日本国中のいたるところで、「おめでたい、ありがたい」とだけは言っていられない状況が非常に多く存在しているのだろうなあと思います。


介護している奥さんの母もすでに 70代中盤で、もしこの先、介護される側が 105歳、110歳と年を重ねていくと、介護するほうも 80歳、85歳となっていくわけで、「共倒れ」に対しての漠然とした不安はうちの奥さんには常にあるようです。

それにしても、ご老人たちが医療にしても介護にしても、福祉関係のサービスをある程度受けられていられるのも現在は政府の予算が機能しているからで、つまり、たとえば「デフォルトなどした場合」は、こうはいかなくなるはずです。

今はアメリカのデフォルトのことが言われていますけれど、今回乗り切っても、アメリカがいつかはどうにもならなくなるのは誰の目にもあきらかで、そして、日本も一蓮托生というのか何というのか、下手すると、デフォルトする米国本国より大変なことになるのかもしれないですし。

下のは Walk in the Spirit さんの US はデフォルトするの?という記事にあったものです。

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そして、銀行より何より、日本自体がアメリカ国債を110兆円も保有しているわけで。

10月4日のロイターの「シナリオ:米国初のデフォルトはどう起こるか」という記事に下のような表現がありました。


<11月1日>

この日をもって、米政府は未踏の領域に入る。



この「未踏の領域」というのは、他の多くの国の政府も同様の領域に踏み込んでいくのだろうなあと。

そして、くどいようですけれど、今回このデフォルトが回避されても、1700兆円近くの借金を持つアメリカがこの問題から逃れることはできないのだろうなあとも思ってしまうわけで(実際はよくわからないですけれど)。

usdebt-2016.png

▲ 日本円換算は大ざっぱな数値です。US Government Debt より。

アメリカは今回はデフォルトしなくとも、確かにいつかはしてしまいそう。

「そういう時って、どうなるんだろう?」と 本来ならおめでたい「高齢者の 100歳の誕生日」に思った次第なのでした。

本題にしようと思っていたこととと離れてしまいました。







久しぶりに地震が気になりだして


そのアメリカは政府機関が閉鎖中ですが、全世界の地震のデータを参照する際に使っているアメリカ地質調査所( USGS )も、リアルタイム地震情報のページにアクセスすると下のような表示が出ます。

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政府機関一時帰休

連邦資金の失効のため、USGS の地震ハザード・プログラムは、そのオペレーションのほとんどを停止しました。 USGSは、地震のモニタリングは継続し、地震活動についての報告はしますが、地震情報に関しての精度だけでなく、いくつかのページの機能の適時性はオペレーションレベルの低下の影響を受ける可能性があります。



というわけで、一応、地震の速報は続いていますが、上に書かれてある状態のようです。

その USGS のデータからですが、新しい島ができた 9月 24日のパキスタンの地震以来の今日までのマグニチュード6以上の地震はページの一番上に挙げたようになっていますが、文字だけではどのような感じで発生しているのかわかりづらいですので、地図に印をつけてみました。

earthscience_f4.jpg


黒い線は「プレート」の境界ですが、こう見てみると、ほぼすべての地震がプレートの境界上とその近辺で起きていることがわかります。そして、地域的な偏りなく全世界でまんべんなく起きているように見えます。


同じようなことが、今年の1月の終わりから2月の始めにかけてあって、2013年 1月 27日から 2月 2日までの5日間でマグニチュード6以上の地震が9回発生したということがありました。

この時のことは、過去記事で書いたことがあります。

2013年の夏に起きる「天の川銀河中心での大規模な衝突」は銀河系全体に何かをもたらすのか
 2013年02月03日



▲ 上の記事の「 2013年1月27日から2月2日までの5日間の M6級の世界の地震」の図。赤い点が地震の発生場所です。


でまあ、どうして地震の話題になったのかというと、最近どうも、世界中で、「当局からの大地震に対しての警告」的な報道が多いのです。

これは、日本での「〇〇地震が起きた場合には××地域では△△万人死亡する」といったようなシミュレーション的な話とはやや違うタイプのもので、「来る」という断定的な感じのものが多いところが気になるところなのです。






自然の混乱と政治経済の混乱が同時に訪れたらこの世はどうなる?


下のは、10月 10日のインドのメディア。

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India West より。


この警告を発したのはインドの国家災害管理局ですが、見出しを見たときには、「ヒマラヤ山脈でマグニチュード8の地震なんて起こらないだろう」と思ったのですが、記事を読むと、何と、ヒマラヤでは、50年より短い間隔でマグニチュード8クラスの地震が起きているのだそうで、1897年、1905年、1934年、1950年に、それぞれマグニチュード8クラスの地震が起きているのだそう。

そして、その 1950年以降、 50年以上も地震が起きていないということが今回のこのような警告となったようです。


そして、現在、政府機関が閉鎖しているアメリカのオレゴン州災害局は先月、「巨大地震がいつ起きてもおかしくない」と住民たちに警告を発しました。

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▲ 9月21日の オレゴン州のメディア MailTribune より。


アメリカでは、非常事態に相当するような大規模な災害が発生した際の担当部局は、緊急事態管理庁( FEMA / フィーマ)ですが、もともと FEMA は、国土安全保障省ができるまでは、「予算執行を含む」強力な指揮命令権を有していた機関らしいですので( Wikipedia より)、政府機関の閉鎖などは関係しないものなのかもしれないですが、政府がデフォルトなんかした場合にはどうなるのだろうかなあ、とも思います。

ちなみに、上で抜粋した Wikipedia によりますと、以前の FEMA は、


大統領から非常事態宣言、またはそれに準ずる命令等が発令された場合、現地に派遣されたFEMA係官は自身の判断で当該災害等に関するあらゆる措置を口頭で「大統領命令」として執行することができ、書類等の事務手続きは事後処理でよかった。



というほど強力な命令権を有していたようです。


ちなみに、この FEMA は、アメリカの人気テレビドラマだった「Xファイル」で、アメリカの影の政府として描かれて以来、そういう方面でも話題となった時期がありました。

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▲ 映画化された「Xファイル ザ・ムービー」( 1998年)より、ドラマの中で FEMA のメンバーに上のようなことを言う FBI のモルダー捜査官。



なんだか長くなってきましたので、上に書きましたオレゴン州のことなどに関しては次に書こうかと思います。

今回は上の「ヒマラヤの地震」の報道についてご紹介しておきます。

私自身、ヒマラヤ山脈というのがそんなに巨大地震が多く発生していた場所だとは知らなかったこともありますので、短い報道ですが、衝撃的なものでした。

ちなみに、ヒマラヤ山脈の場所も曖昧にしか把握していませんでしたので、地図で調べてみました。

himalaya-map-01.jpg

上のように日本列島の距離と匹敵するほどの広範囲に渡っているようです。



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2013年10月11日



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▲ 10月10日の英国エクスプレスより。イギリスも暑かったり急に寒くなったり、台風なみの桁外れの強風に見舞われたり、何だか無茶苦茶な天候のようです。






 



コタツとクーラーが同居した暑くて寒い 10月


今から1週間ほど前に書いた記事で、うちの奥さんが「コタツを準備していた」ということを書いたのですが、その後、この数日は関東でも気温はグングンと上がっています。

昨日などは、「コタツに座りながら扇風機を回し続ける」という、ややアヴァンギャルドな食事風景となった私の家ですが、今日あたりは扇風機どころか、クーラーさえつけたくなるほどの気温になっています。

今日(10月11日)の全国の気温の状況を見ると下のようになっています。

20131011-japan-kion.jpg

ウェザーマップより。


オレンジ色の地点が 25度以上で、赤いところは 30度を越えているということになります。「 10月としての観測史上 1位を記録」という場所もいくつかあります。


さて・・・。


そして、冒頭に書きました「1週間ほど前に書いた記事」のタイトルは、

10月にして世界各地からの記録破りの寒波の報告:米国では季節外れの暴風雪、チリでは非常事態宣言、ルーマニアでは100年ぶりの寒波
 2013年10月05日

という「並外れた寒さ」に関してのものでした。

しかし、一方で日本などは上のように「並外れた暑さ」というのが現状。

それどころか、一昨日は下のような報道さえありました。


新潟糸魚川で35.1度の猛暑日に 10月最高気温を更新
毎日新聞 2013.10.09

台風24号から変わった温帯低気圧に向かって南からの暖かい空気が流れ込んだ影響で、北陸を中心に真夏並みの高温が相次いだ。

新潟県糸魚川市では午後1時53分に、猛暑日となる気温35.1度を記録した。
10月としては国内の観測史上最高記録という。



私の住む関東などもこの2〜3日は、実際、日中は暑いわけで、こうなってくると、先日書きましたアメリカの大雪やら、ルーマニアの観測史上「最低」の気温記録とか、そういうのは「ホンマかいな」という気にもなるのですが、改めて最近のニュースを見ますと、アメリカのサウスダコタ州は、その時の大雪と寒波の影響による「悲惨な状況」が広がっていて、それが現実だったことを認識します。

何が悲惨かというと、現地では雪で死亡した数万頭の牛の死体が散らばったままになっているのです。






雪と政府閉鎖が生みだした米国サウスダコタの「悲惨」


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Extinction Protocol より。


上の記事は、エクスティンクション・プロトコルという米国のブログからのものですが、元記事は米国 CNN で、上にも少し写っていますが、本文は次のように始まります。

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CNN の映像では、牧草地に延々と転がっている牛たちの死体が映し出されていまして、上の「終末的な」という形容もそれほど大げさでもない感じです。

cnn-3.jpg

CNN のニュース映像より。


この牛たちの大量死の原因は、もちろん主な原因は大雪なのですが、記事によれば、アメリカ政府機関の閉鎖によって、サウスダコタ州に農場を援助する予算が存在していないということも大きな原因のようです。

連邦政府は農業に関する法案を決議しないまま閉鎖してしまったので、すべてが宙に浮いたままの状態らしく、この死んでしまった牛たちの処分についても、農家が自分たちのできる範囲で穴を掘って燃やすということを繰り返し行うしかないようです。


ちなみに、上の記事では2万頭とありますが、この数値は大まかだと思われます。

地元メディアの記事では「 70,000頭の牛が死亡」というものも多くあり、あまりにも多い数の動物が死亡したため、正確な数の把握はまだおこなわれていないのかもしれません。

何しろ、その統計を行うのが政府機関である農務省のはずで、それが閉鎖している限りは、正確な数はわからないのかもしれません。



それにしても、「今、全世界の気候の状態はどうなっているのだろう」と思い、気象庁が世界の異常気象について毎週発表している「全球異常気象監視速報」を見てみました。






高温が低温を圧倒していた 2013年10月の第一週


下が10月2日〜10月8日までの、気象庁が記録した異常気象です。

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気象庁 全球異常気象監視速報より。

赤い地域が平年より異常に高温だった地域ですが、パッと見ただけでも、高温の異常の地域が多かったことがわかります。日本などは北海道から沖縄あたりまですべて赤で覆われ、また韓国も高温で覆われています。

上の地図にある「高温」のそれぞれは下のようになっています。




2013年10月2日から10月8日まで平年より顕著に高温だった地域

(1) 日本〜朝鮮半島南部

・大阪府の大阪では、7日の日平均気温が26.7℃(平年値:20.7℃)、6日の日最高気温が32.7℃(平年値:25.1℃)となった。
・韓国のプサン(釜山)では、7日の日平均気温が25℃(平年値:約19℃)に達し、日最高気温は29℃に達した。


(4) 中国中部〜中央アジア南部

・中国シンチアン(新疆)ウイグル自治区のイーニン(伊寧)では、7日の日平均気温が18℃(平年値:約12℃)に達し、6日〜7日の日最高気温は29℃に達した。
・ウズベキスタンのサマルカンドでは、4日と6日の日平均気温が24℃(平年値:約17℃)に達し、5日〜6日の日最高気温は34℃に達した。


(8) 英国北部〜アイルランド

・英国北部のキンロスでは、7日の日平均気温が17℃(平年値:約10℃)に達し、3日と6日〜7日の日最高気温は19℃に達した。
・アイルランドのダブリンでは、7日の日平均気温が17℃(平年値:約11℃)に達し、5日〜7日に日最高気温は19℃に達した。


(9) アルジェリア北西部及びその周辺

・アルジェリアのメシェリアでは、4日の日平均気温が28℃(平年値:約19℃)に達し、5日の日最高気温は35℃に達した。





今回のページの一番上に貼りました記事の写真「英国が北極並みの気温に」という報道は、つまり、上の(8)にあるように、イギリスも日本と同様に、 10月の第1週は暖かい日が続いていたようで、それが突然、「氷点下の気温の状態にたたき込まれる予測」ということで、あのような見出しとなったものだと思います。


全球異常気象監視速報でこの1週間で「異常な低温」が記録されたのは下の地域だけのようです。

(7) ロシア西部・ヨーロッパ東部〜中東北西部

・ルーマニアのブカレストでは、4日の日平均気温が4℃(平年値:約13℃)を下回り、5日の日最低気温は-3℃を下回った。
・トルコ西部のブルサでは、4日の日平均気温が8℃(平年値:約18℃)を下回り、8日の日最低気温は3℃を下回った。


とのことで、先日の記事でご紹介しました最低気温を更新したルーマニアなどは確かに大変に寒かったようです。


それにしても、上のほうに記しました米国サウスダコタ州のあたりには異常気象としての記録はないということになっていまして、気温も降雪量も「通常だった」ということなんでしょうかね。

しかし、数万頭の牛たちが死んでいる。






現在の太陽活動は過去 190年の中で最も弱い・・・らしい


タイトルにも「現在の太陽は過去190年間で最も弱い太陽活動」と入れたのですが、上の見だしでは「・・・らしい」とあやふやな表現となっている理由は、その論文というか、記事がよく理解できないのです。

最近、このように「どうも理解できない」という記事によく当たりますが、これは何だかもう本格的な老化が始まっているのかもしれませんが、その記事のオリジナルはドイツ語の記事で、

Die (müde) Sonne im September 2013 und spektrale Fortschritte
(疲れているような2013年9月の太陽活動とスペクトルの進捗)
 Die kalte Sonne 2013.10.04

というものです。

そこには、数々のグラフや表があり、下のようなものもあります。

sun-190.png

▲ 青が平均値、赤が現在(サイクル24)を示しているそう。


これを見てみても「」という以上には理解できないのですが、しかし、現在、英語圏の数々のサイトでこのドイツ語の記事が英訳されて多く紹介されていて、そこで、「現在の太陽活動は過去190年間で最も弱い」という表現がされているという次第なのです。

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Ice Age Now より。

上に書かれてあるのは、


最近の温度低下は太陽活動に起因すると専門家たちは言う。

約 190年前にダルトン極小期が終わって以来、最近の7年間ほど太陽活動が活発ではなかったことはない。

太陽活動サイクル 24は現在も異常に弱い活動のままだ。



という感じのことが書かれてあるのですが、実際のドイツ語の論文からは、私自身は上のような結論を導くことができませんでした。なので、理解できる方に読まれて、あるいはご紹介していただれば幸いに思っています。

ちなみに、上に出てくる「ダルトン極小期」とは、 1790年から 1830年まで続いた、太陽活動が低かった期間のことだそうです。

この時期は、地球の気温が平均より低かったことがわかっていて、そして、この期間の気温の変動は約1度だったとか。

平均気温のことなのでしょうけれど、まあ、「たった1度だけか」と考えるべきなのか、「何と1度も下がったのか」と驚くべきなのかはよくわかりません。


何しろ、もう最近は実際の気温の上下幅があまりにも大きくて、何となく「たった1度か」というようにも思ってしまうのです。





突入すると、数十年間続く太陽活動極小期

しかし、現在の太陽活動が弱いままなのは確かで、この状態が続いていった場合、「たった1度くらい」とはいえ、過去に何度かあった「太陽活動の極小期」と同じような時代に突入していく可能性はあると思います。

その期間は過去においては、40年間(ダルトン極小期)とか、70年間(マウンダー極小期)とか、あるいは 100年間前後(シュペーラー極小期)のように、大体数十年単位で続くようです。

地球的に見れば、たった数十年という話ですけれど、人間にとっては、「数十年」というと人生の大半ですので、人生全体への影響を与えるくらいの期間になるのかもしれません。

まあしかし、現実には未来のことも、あるいはほんの少し先のこともどうなるかわからないですけれど、少なくとも今日と明日は私の家では、コタツと扇風機を同時に見ながら過ごす状況が続くことにはなりそうです。



  

2013年10月10日



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▲ クロアチアの Jutarnji の記事より。
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[参考用語]メジュゴリエの聖母


Wikipedia より

メジュゴリエの聖母は、1981年6月24日から現在に至るまで毎日、聖母マリアが出現していると数名の幻視者が主張するボスニア・ヘルツェゴビナ南部ヘルツェゴビナ・ネレトヴァ県、メジュゴリエにおける聖母出現である。この現象は目下のところ公認されてはいないが、カトリック教会によって研究が進められている。




先日の記事、

米国モンタナで人々が「空が落ちてきた」と口にした日、宇宙では彗星アイソンが崩壊を始めているという懸念が台頭
 2013年10月03日

の最初で、太陽からの CME (コロナ質量放出)などによる地磁気の影響で、米国ではかつて見られたことのないような見事な色彩のオーロラが出ていることに少しふれました。


このオーロラがですね、何というか、さらにすごくなっていて、こう・・・いわゆる「神々しい」というような形容をしても構わないのではないかというレベルのオーロラが出現し続けています。


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▲ 10月 8日にアイスランドのセルフォスで撮影されたオーロラ。 Realtime Aurora Photo Galleryより。




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▲ 10月 9日にノルウェイのトゥロムスで撮影されたオーロラ。Realtime Aurora Photo Galleryより。



2つめのノルウェイのオーロラなどは、4年ほど前のアップルのパソコンの OS である Mac OS X スノーレパード( Snow Leopard )のデフォルトの壁紙などを思い出させてくれます。


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▲ 2009年頃のアップルの Mac の広告より。


アップルといえば、今はスマホとタブレットの代名詞となってしまいましたが、アップル社の方々は、パソコンのほうも忘れないでくださいね・・・と、18年来の Mac ユーザー( Windows は 20年使ってますけれど)としては言いたくなる時もあります。

私はパソコン部門以外のアップルにはあまり興味がなく、今後もスマホは使うつもりがないですし、タブレットにもあまり興味がないです。


Mac OS の思い出に関しては、スティーブ・ジョブスさんが亡くなった 2011年の10月頃に、「夢にまで見たような OS - Mac OS X をありがとう」という記事を書いたことがあります。



話が変な方向に逸れましたが、本題は上の神々しいオーロラを見て、最近、ボスニアやその周辺の国で話題となっている「光るマリア像」のことを思い出したのです。






涙が定番だったマリア様が光り出した


マリア像やキリスト像というと、話題となりやすいのは、「木や壁にその姿が出現した」というものや、あるいは「血のようなものを流した」というようなものが多いように思います。 In Deep の昨年の7月の記事にも、

世界中に出現する「血を流す聖母マリア」:インドでは血の涙。米国ではこめかみから流血
 2012年07月23日

というものを記したことがあります。



▲ インドのカトリック司教協議会が伝えた 2012年7月14日に目から赤い液体を流し始めたマリア像。





▲ 2012年7月に、こめかみ部分から赤い液体を流しはじめた米国ルイジアナ州にある聖母マリア像。



そして、今、ボスニアの周辺で話題となっているマリア像は「光り始めた」というものです。

それだけならともかく、その話を聞いたバチカンの司祭たちが、そのマリア像の調査のためにボスニア・ヘルツェゴビナの現地をチームで訪れ、現在、鑑定を続けているというニュースなのです。


下のマリア像がそれです。
左が光った様子だというのですが・・・。

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24 SATA より。


なぜ、このような話に対して、バチカンから司祭たちがやってきているかというと、このボスニアのメジュゴリエという場所と関係しているようです。ここは、一番上に載せました「メジュゴリエの聖母マリア像」という話の存在する、キリスト教徒たちにとっては、一種の「超常的な意味での神聖な場所」のようなのです。

実際、今回の「光るマリア像」の話は、ボスニアとその周辺国の新聞やメディアはほとんどが取り上げるほどの「大ニュース」となっているようで、日本で例えれば、「奈良の大仏が歩き出した」というようなインパクトのあるニュースのようなのです(なんか例えが違うな)。

上で「周辺国のメディア」と書きましたが、このボスニア・ヘルツェゴビナの周辺というのは、日本人には地理的にあまり馴染みのない場所ですので、地図を載せておきます。

下の地図の「A」の場所が、光る聖母マリア像のあるメジュゴリエです。

bosnia-marry-map-01.jpg


さらに、このマリア像が教会にあるものではなく、一般家庭にあるマリア像だということが混乱を招いています。

というのも、多くの人々が「光るマリア様」をひとめ見ようと、この家に押しかけているのです。

教会なら、もともと人が集う場所ですので、いくら人が集まっても何の問題もないのですけれど、一般の家だとそうはいかない。

下はその混乱ぶりを伝える地元の報道です。

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Index HR より。

なんだか、敬虔なクリスチャンというより、愚連隊っぽい雰囲気を醸し出している黒づくめの若者たちも多く見受けられるのが気になりますが、そういう理由からではないでしょうけれど、マリア像の持ち主である家の人たちは、バチカンの司祭たちが現地に到着した際には、下の写真のようにマリア像に白い布を被せて完全に覆い、集まる人々から逃げるようにマリア像をキリスト教区の事務所に運んだようです。






 

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▲ メジュゴリエの現地メディア Medjugorje Today より。




報道の内容そのものに関しては、現在のところは「バチカンの調査団が到着した」というところまでのことですので、何らかの結論が出たということでもなく、特に詳しくご紹介するような部分はないのですが、何かわかれば、またお伝えしたいと思います。


しかしまあ、真実がどうであれ、今のこのご時世というは、マリア様あたりに出現してほしいと願う人々の多い時であることも事実であるような気はします。

世界はこう・・・なんというのか、いろいろな時計の針が「同時に一気に急ピッチで動き始めた」感じになってきているようにも感じます。

壊れていたはずの時計までもが動き始めてしまった気がする。