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2013年12月18日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




「地球温暖化調査」のために打ち上げられた観測衛星が明らかにした「 2012年から 50パーセント増えた北極の氷」



今日明日あたりは関東でも雪が降ることがありうるそうですが、ちょっと最近の雪に関連した話を少し書かせていただきます。




南国という言葉も返上されそうな気配の12月

以前はよく海外に旅行に行きました。

基本的にアジアが好きでしたので、寒い時には当然、南国へと向かいます。

今もそういう方々は多いと思いますが・・・さて、下の風景。

thai-zero.gif

▲ 12月17日のタイの Post Today より。


上は、タイ北部の、正確にはドーイ・インタノン国立公園というタイの観光客の人々が多く集まる場所です。上のように記念撮影をする人も多いのですが、もはや、どこの国のどんな場所での記念撮影かわからない格好となっています。

場所はタイ北部のチェンマイに近い山岳地帯で、もともと気温は低いところですが、このドーイ・インタノン国立公園では、12月17日にマイナス2度まで下がったそう。氷点下はさすがにタイの人には過酷な気がします。

ドーイ・インタノン国立公園はチェンマイの近くで、地図では大体、下のあたりです。

doy-map.gif


その他もタイは全国で気温の低い状態が続いているようです。
タイの日本語報道メディア newsclip では下のように報じられていました。




バンコクひんやり、最低気温19度
newsclip 2013.12.18

タイ気象局によると、18日朝のタイ各地の最低気温はバンコクで18・6度、北部チェンライ市で7・8度、北部チェンマイ県パーン郡の山間地で1・7度と、今回の乾期に入り一番の冷え込みとなった。





アジアの他の国はどうかといいますと、たとえば、ベトナム。

laocai-1.gif


laocai-02.jpg

▲ ベトナムの英字メディア Vietnam Plus より。


ラオカイ省はベトナムの最北端のあたりに地位する場所ですが、緯度でいえば、香港などとそれほど変わらない場所です。上のベトナムメディアの報道記事の中にも「この前代未聞の天候が」という表現があり、こういう気候はかなり珍しいことのようです。

12月16日には、ラオカイ省全体で、気温が5度から、低いところではマイナス3度まで下がったのだそう。寒さと道路の凍結などにより、学校などの多くは休校となっているようです。

作物の被害も大きい模様ですが、このベトナムのラオカイ省というのは下のような美しい農村地帯が広がる場所のようです。

laocai1.jpg

Fiditour より。


そして、下の写真。

お嬢さん方が雪の中で微笑んでいるのは、中国南西部にある雲南省。
その 12月 16日の様子です。

yun-nan.gif

China Daily より。



雲南省にある「大理学院」という大学のキャンバス内の様子だとか。

この地域では最大で15センチの積雪を記録したそうで、この 18年間で最大の積雪量だそうです。


どこも厳しい寒さと大雪に見舞われているようですけれど、「日本は寒いから南国に旅行に行ったら、そちらはもっと寒かった」というようなことになる可能性もないではなさそうですので、旅行に行くときは現地のリアルタイムの気温などは調べて行くのがいいかもしれないですね。

場合によっては、タイやベトナムに行くのにも冬の北海道へ行く程度の防寒グッズが必要となるかもしれないです。実際、なっているところはなってますし。


そんな寒い中、さらに寒いニュースです。






南極の氷は面積だけではなく、質量も昨年より50パーセント増えていた


以前、

ついに地球が本格的な「寒冷化時代」に突入した可能性
 2013年09月09日

という記事を書きました時に、英国デイリーメールに掲載されていた「北極の氷の2012年と2013年の同時期の面積の比較」の写真を載せました。それによれば、今年は昨年の同時期より約 60パーセント、北極の氷が増加していることが確認されていました。

arctic-2012-2013-002.jpg

▲ 上の記事より。


これは衛星で撮影されたものですが、あくまで面積での比較でした。


先日、英国 BBC で下のような記事が掲載されました。

arctic-now-01.gif

▲ 英国 BBC より。



これは、欧州宇宙機関( ESA )の地球観測衛星クライオサット( CryoSat )の観測により、面積だけではなく、「氷の質量そのものが昨年同時期より 50パーセントも増加している」ことがわかったというものです。


そして、これは皮肉な話のようにも聞こえますが、この地球観測衛星クライオサットは、 Wikipedia によりますと、


> レーダー高度計によって極圏の氷床・海氷を計測し、地球温暖化の進行が極地に存在する氷の融解に与える影響を調査する。


という目的のためにミッションを開始したものなのですが、そのクライオサットが今回明らかにしたのは、北極の著しい氷の増加でした。





2008年には

上の BBC の報道が出た後に、下のような記事も目にしたりしました。

al-2008-2013.gif

▲ 2008年12月13日に、ドイツでの講演会の場で聴衆にそのように言ったのだそうです。 News Commenter より。


まあ、「消える」と「増える」というだけの違いですので、大した差ではないかもしれないですが、いろいろと問題の露呈が激しくなっている感じはします。

主義や主張は様々あると思いますので、地球温暖化という「主義」そのものに対しては、そう主張する人たちがいて、そう信じている方々もいると思いますので、それは好き好きでいいと思いますが、実際に地球はどんどん冷えている気配を見せていて、北極の氷も南極の氷も大幅に増えているのは事実ですので、とりあえずはイデオロギーより、現実に従って生きる方が正しい方法のようにも思います。

つまり、「私たちはこれから寒い世界に生きていく」という準備というのか、そういう心構えがあってもいい時代になってきている雰囲気がますます強くなっているような気がします。


そんなわけで、 BBC の記事をご紹介しておきます。




Esa's Cryosat sees Arctic sea-ice volume bounce back
BBC 2013.12.16


欧州宇宙機関 ( ESA ) の地球観測衛星クライオサットが北極の氷の量が戻ったことを確認


2010-2013.gif


欧州のクライオサット地球観測衛星からのデータが、北極で今年の氷が溶けるシーズンの終わりにほぼ 9,000立方キロメートルの氷があったことを示した。

これは 2012年の同期と比べて 50%以上も増加している。

近年はこの地域での氷の急速な減少が目撃され続けていただけに、これは珍しく、そして良いニュースといえるかもしれない。

しかし、科学者たちは、 たった1年間の「氷の量の回復」であることに対して警戒している。

ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのアンディ・シェファード( Andy Shepherd )教授は、

「北極海の氷の回復は確かに歓迎すべきニュースですが、しかし、ここ数十年の間に発生した北極の変化の背景を考慮しなければならないのです。 1980年代初頭の北極の海氷は 10月には 約2万立方キロメートルだったのです。今回の最小値は、まだ過去 30年間の最低のランクと推定されます」

と BBCニュースに語った。

クライオサット観測衛星は欧州宇宙機関の極地観測プラットフォームだ。北極海を覆っている流氷の厚さを測定することができる、高度なレーダーシステムを持っている。

観測開始以来の3年間では、2012年10月に 6,000立方キロメートルという、過去最低の北極の氷の量を観測して、氷量が着実に減少していることを示した。

しかし、北極では急激に気温が下がり、氷のボリュームが上昇している。

今年 10月のには 9,000立方キロメートルの氷を含有していることが判明した

英国の極地観測所「極地観測モデリングセンター」( CPOM )のレイチェル・チリング( Rachel Tilling )氏は、以下のように BBC に語った。

「私たちのデータでは、 2010年、2011年、2012年のそれぞれの年では、少なくとも氷の面積においてはほとんど変化がなかったのです。それだけに、私たちはこの 2013年の状況を見て大変に驚いているのが現状なのです」。

「観測された 10月という時期は氷の溶ける夏の終わりであるだけに、これほどの氷が残っているとは予測していませんでした。しかし、現実にこのようにそれが起きているわけです」。

今回の新しいクライオサットによる調査の結果は、毎年恒例の「北極圏報告カード( Arctic Report Card )が発行されるアメリカ地球物理学連合( AGU )の秋季大会があったサンフランシスコで発表された。





(訳者注) 記事の中のアンディ・シェファード教授という方が、「この 30年間、北極の氷は減少し続けている」というようなニュアンスのことを述べているのですが、これも実は正確にはあまり正しくない部分があると思われるのですが、そこは長くなりますので、そのうちデータなどでご紹介できる機会があればと思います。

実際のところ、「どのデータを使うか」によって「どのようにでも結論づけられる」のが科学の世界のひとつの側面というか事実でもあります。

そういうことをこのブログを書くために調べる中でたくさん見てきました。

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2013年12月17日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





最近、神経的にあんまり調子がいいとは言えないような時が続いていたので、以前行っていた東京の西荻窪にある神経内科に久しぶりに行きました。往復の時間やら、待ち時間やら何だかんだと家に戻ってきましたら、もう午後7時になっていまして、今日はまともに記事をかける時間はなさそうです。


ところで、最近、「雲の形」がちょっとおかしくなっていると感じていまして、空を見ることが多いのですが、昨日もベランダから夕焼け少し前の空を見ていましたら、「幻日」(げんじつ)が出ていることに気づきました。

カメラがいいものではないので、不鮮明ですが、下の写真がその幻日です。
肉眼ではもっと鮮やかな感じでした。

sun-2-2013-12-16.jpg


幻日は通常の光の現象で、 Wikipedia の説明では、「太陽と同じ高度の太陽から離れた位置に光が見える大気光学現象のこと」だそうですが、意外と実際に目にする機会は少ないものです。


幻日は、昨年も冬に何度か目にしましたが、今回のものは、上の写真ではちょっとわかりずらいのですが、幻日の横に彩雲(さいうん)という、雲が虹色に染まる現象も同時に起きていて、それなりにきれいなものでした。


うーん・・・それでも、上の写真はやっばりわかりにくいですので、文字の説明をいれますと、下のような感じです。

d-sun-2-2013-12-16.jpg


幻日はともかく、この日も様々な形の雲と共に、飛行機雲というのか、いわゆるケムトレイルのような雲が空の全面を覆っている不思議な雲の状態でした。

最近は雲の形が本当におかしいことが多いです。
皆さんも意識的に見られてみるとよろしいかとも思います。

もちろん、雲の形に何か意味があるということではないのでしょうけれど、こんなに見慣れない形の雲を多く見たのは、2011年の春以来のような気がします。

その中での幻日だったので、特に印象深かったのかもしれません。


幻日も極端にハッキリと出現すると、下のように輪郭が浮き出るかなり壮絶な自然現象となりますけれど、相当寒い地方でないと、ここまでの幻日を見ることは難しいと思います。

sun-dog.jpg

▲ カナダのマニトバ地方で 2005年に撮影された幻日。ナショナル・ジオグラフィックより。


ああ、でも、今年は世界中かなり寒くなることが予測されていますし、現に、かなり寒い状態でもありますので、世界中で上のような美しい幻日が見られるのかもしれません。





イスラエルの天気予報アイコンの可愛らしさに驚いたり

先日の、

進化論の崩壊の序曲? : 「なぜ老いるのか」という理由がわからなくなった科学界
 2013年12月12日


という記事の中で、イスラエルにお住まいのお知り合いが、当地の雪の天気予報の様子を伝えてくれたことを書きました。 12月 10日前後の現地の天気予報の下のようなものを送ってくれたのでした。

snow-03.gif



その後、またイスラエルのメディアの天気予報を送ってくれたのですが、その中の「雪」の予測のアイコンが変更されていて、下のアイコンに変わっていたのです。

israel-2013-12-15-tenki.gif


帽子をかぶったペンギンちゃん!

思い出してみますと、昨年 11月にも、イスラエルの不思議な天気予報のアイコンを載せたことがありました。

虹という「地獄の門」の彼方に
 2012年11月20日

という記事で、イスラエルの「 2012年 11月 18日から 21日までの天気予報」の下の図を載せたのです。下の段の真ん中に注目してみますと。

israel-weather-2012-11-20-02.gif


そう、「虹の予測」のアイコンが天気予報のマークに描かれていたのです。

イスラエルに住んでらっしゃる方も、こういうのを見たことはないとおっしゃっておりましたので、唐突に使われたもののようです。ということは・・・今回のペンギンのアイコンも唐突に使われたのか、それとも、今後、「雪の日にはこのアイコンが使われる」ということなのか・・・。


何しろ、イスラエルですからね。

些細なことでも、なんだか「意味があるように感じてしまう」という部分はあったりします。

でもまあ、かわいいことはかわいいですね。






うつろな目をした金さんを見て

今日、家に戻った時、なんとなく韓国の朝鮮日報を見ていました。

最近は何ヶ月も、韓国とか北朝鮮への興味がほとんど消えていたので、韓国の大統領の名前も忘れてしまいましたし、北朝鮮のキム・ジョンウンさんのことも忘れていたのですが、最近、北朝鮮でチャンさんだとかいう側近の人が処刑されただとか何だとかで話題になっていることを思い出しまして。


そうしましたら、今日の朝鮮日報の最初の記事のタイトルは、

金正恩、目の焦点が合わず、表情も固く憔悴しているのはなぜか?

というものでした。

12月17日の金正日国防委員長の追悼式典に出席した時の様子なのですが、確かにこんな顔をしている。

jonun-2013-12-17.jpg


動画を見ると、さらにその精気のなさがわかります。

2013年12月17日の金正日国防委員長の追悼式典の様子




まあ、かの国がどんなことになっているのかよくわからないですけれど、堂々としたリーダーという感じには見えないですね。顔色も非常に悪いですし。そして、遠い目をしている。日本には、「遠山の金さん」というヒーローがいましたが、遠い目の金さんではまだヒーローへの道は遠そうです。

その朝鮮日報の記事を訳しておきます。




nkorea-2013-12-17.png
朝鮮日報 韓国語版 2013.12.17

金正恩、目の焦点が合わず、表情も固く憔悴しているのはなぜか?

金正日国防委員長の二周忌である12月17日午前11時、平壌体育館で開かれた追悼大会に出席した金正恩国防委第1委員長だったが、その目は焦点が合わず、非常に表情が固い上に、憔悴した姿を見せていることが注目を集めた。

金正恩はこの日の追悼行事では、張成沢国防委員会副委員長の処刑後の公開視察で見せた姿とは違う状況となっており、笑みはまったくなく、疲れ切った表情を見せていた。

北朝鮮の朝鮮中央放送が実況中継した追悼大会の中央の壇上で、金正恩は、終始、曇った表情だっただけではなく、その目の焦点も定まらぬ様子で、また顔色も暗かった。

追悼の言葉と演説を聞きながら、時々拍手をしたりもしたが、正面を凝視することはなく、終始無表情な顔を見せた。

この金正恩の様子について、韓国の北朝鮮専門家たちは「追悼式の追慕の雰囲気のためのということも原因であるかもしれないが、それにしても、金正恩の表情自体がどうもおかしい。 心ここにあらずといった感じを受ける」と口を揃えた。





(訳者注)そんなわけで、今日はやはり、単なる日記のような形となってしまいましたが、明日あたりから日本の多くの地域でとても寒くなったり、雪が降るらしいですので、ご自愛ください。

冬がいつ終わるかもわからないですしね。

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2013年12月16日



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univers-holograph.gif

▲ 科学誌ネイチャーの記事を引用した THP より。



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ロシアの声より。







長い歴史を持つ「宇宙は投影されているホログラフだ」という科学的理論の証明への挑戦の歴史

上の記事にある「宇宙はホログラフにすぎない」という学説は、文字だけを見ると単なる奇妙な学説のように響くと思うのですが、この理論そのものはかなり以前からあるものです。

しかし、特筆することは、「今回、それを理論的に証明しようとした論文を発表したのが日本人の研究チームだった」ということです。

この「宇宙はホログラフにすぎない」ということに関しては、ちょうど1年前ほど前の過去記事、

「私たち人類はコンピュータ・シミュレーションの中に創られた宇宙に住んでいる?」という仮説理論を検証する実験が開始される
 2012年12月12日

という記事で、米国のデイリーギャラクシーに掲載された記事をご紹介したことがあります。

それによりますと、古代まで辿れば、プラトンやデカルトなどの古代の哲学者たちの考えにまで遡り、彼らの「この世に見えている光景は邪悪な悪魔が作りだしたものだ」という思想と通じる部分があるようなのです。

そして、現代の学術的な意味での「宇宙ホログラム理論」は、英国オックスフォード大学の哲学教授のニック・ボストロム( Nick Bostrom )という人が 2003年に発表した論文の中で、「現在の人類が、コンピュータ・シミュレーションの中において生きている可能性」について言及したことが初期の頃のもののようです。

その後、2010年に、米国イリノイ州にある米フェルミ国立加速器研究所で研究が開始されることが報道されたりしていました。

2010-holo.gif

▲ 過去記事より。元の報道は 2010年11月4日の WIRED のものです。



ここで注目していただきたいのは、2003年に「宇宙はホログラフである」という論文を発表したオックスフォード大学の教授が「哲学」の教授だということです。物理学や宇宙学の専門家ではないというところに、この宇宙ホログラフ説の出発点の特異性があります。

そういうこともあり、そのオックスフォード大学の教授の論文の要旨は下のようなものでした。

「この3つの中のどれかが真実であるだろう」というものです。


1. 人類種は、未来の人類(ポストヒューマン)」のステージに達する前に絶滅しそうに見える。

2. しかし、どんなポストヒューマンの文明でも、非常に進化した文明のシミュレーションを数多く作り出せることはないように思える。つまり、私たちは、ほぼ間違いなくコンピュータシミュレーションの中に生きている。

3. 私たちが、現在シミュレーションの中で生きている場合に限り、ある日、「祖先の文明は間違っていた」と思えるポストヒューマンになる可能性がある。



まあ・・・実際、何がなんだかよくわからないんですが、しかし私は意味がわからなければわからないほど、その物事に惹かれるという性質があります。


しかし、それはともかくとしても、かつての科学者たちは、哲学者の思想からの着想で科学を発展させることを常としていた感じはあります。

過去記事の、

「宇宙は膨張していない」
 2013年08月16日

の中で、化学の世界で最も偉大な人物とされているアレニウスが、著作『宇宙の始まり - 史的に見たる科学的宇宙観の変遷』の中で、17世紀の哲学者であり神学者であったスピノザという人や、19世紀の哲学者だったハーバード・スペンサーなどの言葉を数多く引用して、宇宙物理を語っている光景はとても印象的なものでした。

arrhenius-23.jpg


今では、「科学と哲学は別のもの」となってしまった感じがありますが、これらは再び融合しないと、理想的な未来の科学にはつながらないようにも思います。


話が逸れましたけれど、いずれにしても、「宇宙はホログラムである可能性」についての初期の提唱は科学サイドからではなかったのですが、その後、この検証にあたったのは、科学者たちでした。

そして、2012年に、ドイツのボン大学の物理学者シラス・ベアネ( Silas Beane )博士の研究チームが、このシミュレーション仮説をテストする方法を開発したというところにまで辿り着いたのでした。「格子ゲージ理論」だとかいう私には何だかわからない理論が基盤となっているようなんですが、しかし、科学者たちが導き出した理論には科学的矛盾が含まれていたそうで、過去の記事で翻訳してご紹介した文章の中では、

「(宇宙ホログラム論には)たとえば、アインシュタインの特殊相対性理論の法則に違反するなどのいくつかの法則レベルがある」

のだそうです。


アメリカの天文学者であり NASAにおける惑星探査の指導者的存在だったカール・セーガン博士は、新しい科学の主張について、「それまでにない驚くべき主張に対しては、やはりそれまでにない驚くべき証拠が必要なのだ」と言っていたことがありますが、逆にいえば、この宇宙ホログラム説という、よく考えてみれぱ「気の違った」かのような理論にも、「それまでにない驚くべき証拠」があれば、科学の真実としては認められる可能性があるということにもなりそうです。


そして、今回、海外で大きく報道されたことは、その「それまでにない驚くべき証拠」を見つけたのが日本人の科学者チームだったということなのかもしれません。

研究者チームは、京都大学の基礎物理学研究所の花田政範さんという方や、茨城大学理学部の准教授である百武慶文さんという方々を含む4名の日本人科学者のようです。「のようです」というのは変な書き方なのですが、発表論文が下のように表記が英語の上に、いくら探しても、日本語の報道は一番上に貼った「ロシアの声」日本語版だけで(多分、ロシア語報道からの直訳)、そこでは名前はカタカナ表記でした。

どうやら、日本の一般メディアはどこも報道していないようです。


aexiv-2013-11.gif

▲ アメリカのコーネル大学が運営する、物理学などの論文が保存・公開されているウェブサイト arXiv(アーカイヴ)にアップされたその論文。


上には4人の研究者の名前が英語で記されていますが、その最初のお二方の Masanori Hanada (マサノリ・ハナダ)さんと Yoshifumi Hyakutake (ヨシフミ・ヒャクタケ)さんという表記から検索して、そのおふたりの漢字での名前を記したのですが、もしそのおふたりでなかったらすみません。

間違いでなければ、下のリンクのウェブサイトを拝見する限り、准教授という地位ですが、比較的お若い科学者の方々のようです。

百武慶文 准教授の出ている茨城大学理学部のウェブサイト
花田政範 准教授の自己紹介ページのある京都大学白眉センターのウェブサイト

ちょっと笑ったのは、上の花田政範さんの自己紹介の冒頭でした。


サッカーや野球に向いていないのは物心ついた時から分かっていたので、はじめは歴史学者になろうと思っていましたが、やっぱり宇宙飛行士になって火星に行こうと思い、それもどうやら向いていないので数学へ、それも違うと分かって最終的に理論物理に落ち着きました。




「何でもできるのだなあ」と苦笑しましたが、いずれにしても、

サッカー > 歴史学者 > 宇宙飛行士 > 数学者

と進もうとしている中で行き着いた理論物理という学問の中で、「宇宙はホログラフ」という説の理論を証明するという偉業を成し遂げたようです。


大変に難解なことではありそうなんですが、最初に載せたロシアの声の記事は(正しいのかどうか不明ですが)下のようなものでした。適度に注釈を入れています。

こちらは比較的わかりやすく書かれていると思います。




日本発の学説:宇宙はホログラムに過ぎない
ロシアの声 2013.12.15

日本の宇宙学者らが、宇宙は巨大なホログラムに過ぎないという学説を発表した。理論物理学者フアン・マルダセナ(米国にあるプリンストン高等研究所の教授)の仮説を研究した末の結論であるという。

マルダセナの仮説によれば、重力は無限に細い、振動する弦から発生する。これら弦は別の宇宙から来るプロジェクション、ただのホログラムであるかも知れない。源・宇宙は次元がより少なく、そこには全く重力が働いていないのでなければならない。

茨城大学のヒャクタケ・ヨシフミ(百武慶文)氏率いる日本の研究チームがこの仮説の検証に乗り出した。すでに2本の論文が発表されている(量子ブラックホールモデルに関するもの、パラレル宇宙に関するもの)。

そのうちのひとつで百武氏は、ブラックホール内部のエネルギーを計算し、その「事象の地平面」の状態、そのエントロピーその他、弦理論が予定する多くの物象の特性を分析している。

またもう一方の論文では、ホログラムの源泉である低次元無重力宇宙の内部エネルギーが考えられている。どちらの研究もマルダセナ・モデルと理想的に合致し、かつ相互に照応する。





ああ・・・これは・・・。上で「こちらは比較的わかりやすく書かれていると思います」などと書いてすみません。少しもわかりません(笑)。


まあ・・・しかし、ですね。


わからないのですけれど、このように淡々と「宇宙はホログラムである」とか、あるいは、「この宇宙はパラレルユニバースである」とかを解いていったとしますね。そして、仮に、いつか実際に、この世は宇宙に投影されているホログラムだったと科学的に確定したということになったとします。


その時には、私たちはこの世をどのように考えればいいのだろうかと。


そして、どのように生きようとすればいいのだろうと。


それは思いますね。


この宇宙が、あるいは毎日の生活がホログラムであっても、スーパーで買い物をしたり、あるいは毎朝、会社に行く日々がなくなるというわけではないでしょうし、この世から病気が消えるわけでも、飢餓や戦争が消えるわけでもない。国家の債務も個人の借金も消えないたろうし、そして春が来て夏が来て秋が来て冬が来る。

この宇宙がホログラムでも恋もすれば失恋もする。


この宇宙がホログラムでも、トシをとれば、男性はあっちのほうも立たなくなったりする。


つまり多分、この宇宙がホログラムでも何も変わらない。


宇宙がホログラムだなんていうこんな劇的な思想でも、この世は同じ?



「いったいワシらはどうすりゃええんじゃろ」


と、テキヤだったお祖父ちゃんの故郷の高知(北緯 33度線上)の言葉などで呟きながら、考え込む 2015年の冬でした(タイムトラベラーかよ)。いや、 2013年の冬でした。



ところで、もうひとつ気になっている「中東情勢」について少し書かせていただきます。

中東情勢といっても、天候です。







洪水伝説のご当地で始まる黙示録的な洪水

gaza-apocalypse.gif

▲ 12月14日から15日にかけて、ガザ地区は壊滅的な洪水に見舞われました。 alriyadh より。


イスラエルをはじめとして、シリアやトルコ、エジプトなど中東の各国で大変な寒波と大雪が続いていることは、先日までの記事など、最近、いくつかの記事でふれていますが、寒波と大雪が起きているのが中東ですので、アラビア語のニュースを検索する際のために、せめてアラビア語で「雪」という単語だけでも覚えておこうと思ったのですが、アラビア語で「雪」は下の文字で、これひとつ覚えるのも相当時間がかかりそうです。

snow-arab.png


それはともかく、中東では、大雪と共に「大洪水」も起きています。

ガザ地区というところで、かつて経験のないような洪水が起きていまして、上に貼りました報道に多くの写真が出ています。

ap-02.jpg

alriyadh より。


それらのアラビア語のニュースで気になったのは、上に貼った報道の見出しもそうですが、多くの報道で「洪水」の文字に“”や 《 》 のような強調マークがついているのです。

洪水という単語には特に珍しさはないもので、しかも、文脈の前後から考えても、強調が入るのはどうも不自然な感じです。

「なんでだろうなあ」

と考えていましたところ、ふいに「ああ、そうか」と一休さん的に閃きました。


このあたりの地域は「洪水」という事象については特別な場所かもしれないのです。ノアの方舟 - Wikipedia の「大洪水について」というセクションによりますと、創世記などにある大洪水は、一般論としては、


古代の大洪水が、『創世記』やメソポタミア神話にあるように、世界規模で起こったとする者は少なく、「メソポタミア近辺での、周期的な自然災害」、あるいは「氷河が溶けた当初の記憶」などと見解の方が多く(中略)メソポタミア地方周辺の地質調査の結果、実際に洪水跡と推測される地層の存在が確認されている。


とのことで、洪水が世界規模だったかどうかは別としても、メソポタミア周辺で大きな洪水が起きていたことは事実のようです。

メソポタミアの位置は、私にとっては最もわかりやすく書かれていたサントリーの「キッズわくわく大百科」によりますと、下の位置です。

mesopotamia.gif

▲ サントリー水育・わくわく大百科「古代四大文明を育んだ大河」より。


上の青いところがメソポタミア文明ですが、現在洪水が起きているガザ地区というのは、まさにその中心的な場所でもあります。

過去記事の、

ガザ地区に打ち上げられた無数のマンタとエジプトに現れたイナゴの大群に思う第6の太陽の時代
 2013年03月02日

manta-002.jpg

という記事に、ガザ地区を示した地図があります。

map-egypt-gaza-2013-002.jpg


今年3月には、上の地図もありますように、いろいろなことが起きていたガザ地区ですが、今度は洪水です。

そして、多分、当地とその周辺の多くの人々、それはユダヤ教でもキリスト教でも、イスラム教でもどんな宗教の影響下にある人にも「洪水」という響きは、私たちの考える洪水とは違うものなのだと思います。

アラビア語のニュースのほとんどに洪水という単語に “ 洪水 “ とか 《洪水》のように強調を入れるのはそういう意味なのかもしれないと思った次第です。






この世がホログラムなら私たちはどう生きればいい?

それにしても、この世がホログラムであっても、そうでなくとも、上のような災害や悲劇や苦しみは存在しているわけで、それは言い方を置き換えれば、「この世が存在していても、存在していなくても」上のような災害や悲劇や苦しみは存在しているということなのでしょうか?


難しいです。


このあたりは、 大島弓子さんの 1980年代の漫画「ロングロングケーキ」でも読み返してみようかなと思ったりいたしました。この漫画は、「無数に存在する多次元宇宙と自分自身の存在との関係」を描いたものです。

このことはずいぶん前に、クレアの、

火星からこちらを覗く宇宙人の宇さんを見て思い出す「光る佛」
 2013年04月12日

というものに書いたことがあります。

今、その記事を読み返してみましたら、その記事の最後の1文は、

> 世界に馴染もうとしなければ、この世の中もいい世界だと思います。

でした。

この宇宙が実際に存在していようと、あるいは存在していまいと、自分という本質とそれを取り囲む存在は変わらないものなのかもしれませんけれど、そう簡単に「ああ、この世はホログラムでしたか」と納得していいものかどうか悩む 2015年の春でした(タイムトラベラーかよ)。 2013年の冬でした。

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2013年12月15日



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alien-implant.gif

Voice of Russia より。


今日はふと目にした上の記事をご紹介したいと思います。
英語版のボイス・オブ・ロシアにあったものです。

しかし、その前にまた世界の天候の話を少し。






中東の寒波は過激さを増し、アメリカでは 2000以上の地点で低温と降雪の記録を更新

日本も寒波というか、暴風雪が激しくなっている地域が多くなっていますが、海外はさらに激しいようです。

想定よりはるかに巨大だったことがわかったイエローストーン。そして、サンアンドレアス断層での壊滅的な大地震の警告報道が相次ぐアメリカの未来
 2013年12月13日

などでもふれましたイスラエル・・・というより、中東広範囲での大雪は、その後さらに激しくなっています。下の記事は、12月13日のタイム・オブ・イスラエルからのものです。

israel-winter-02.gif

Times of Israel より。


そして、エジプトでは 100年ぶりの雪。

egypt-100.gif

▲ 英国のミラーより。


アメリカの寒波も続いていますが、先週、ついにアメリカでは「 2000以上」の観測地点で、低温と降雪の記録が更新されたようで、いよいよ全世界的に寒さが際だってきている感じがします。

us-2013-12-08-13.gif


上がその内訳ですが、紫()と水色()のドットが低温に関しての記録が観測された地点です。高温に関しての記録は赤と黄色のドットで示されていますが、そのほとんどがフロリダ半島周辺に限られています。

このフロリダ半島は、先日の記事、

黙示録モードは継続 : ヨーロッパでは数十年来の暴風雨。アメリカも数十年来の寒波とクジラの大量死
 2013年12月08日

で、10頭のゴンドウクジラが座礁して死亡したことを記しました場所ですが、その後の報道では、死亡して打ち上げられるクジラは、毎日増え続けているようで、 12月 9日の時点で、22頭のクジラの死体が打ち上げられているとのこと。

vulture-everglades.jpg

▲ 米国フロリダ半島にあるエバーグレード国立公園の沿岸に打ち上げられたクジラに群がるハゲワシの群。デイリー・メールより。





太陽も静かなままでこのまま地球は小氷期に?

その一方で、今も続けて「太陽の異常な静けさ」がよく報道されています。

solar-cycle-weakest.gif

Space.com より。


今年の3月に記した、

「太陽に何か我々の予測できないことが起きている」: 太陽活動の今後についての NASA の物理学者の見解
 2013年03月03日

という記事では、 NASA の太陽物理学者のディーン・ペスネル博士という人の記事を紹介したことがあります。この博士は、「太陽活動にはふたつの峠があり、これからふたつめの峠が来る可能性がある」と言っていました。

今年3月の NASA の記事は下のような記述でしめくくられました。

> 2013年は、その初頭より、中盤にかけてのほうが太陽活動が活発になる可能性が高いと考えられる。



しかし、すでに 2013年も 12月の中旬を過ぎようとしていますが、相変わらず太陽の活動が再び増大する気配は見せません。さすがに、周期的な時間を考えても、これから再び太陽活動が活発になっていくというのは考えにくい点もあります。


このまま太陽活動の最大期が終わってしまうとすると、太陽が「活動の極小期」に入っていくのかもしれない、という可能性がますます高くなりそうです。


まあしかし、現在も世界中で多少厳しい冬とはなっているとはいえ、仮に、太陽活動の極小期に入った場合、過去の例では、その期間は「数十年から 100年近くも続く」ものでもありますので、長いスパンでの生活の変化というものとも関係していくるように思います。


というわけで、また気候の話を長々と書きましたけれど、今回は、英語版のロシアの声で見つけた、興味深い記事をご紹介します。






人の体内に未知の物質を入れたのは者の正体は

ちなみに、今回はオリジナルの記事のタイトルを「未知のインプラント」というようにしていますが、原文は「エイリアン・インプラント / Alien implants 」で、記事中にも、「地球外の物体」と考えている科学者の言葉なども記されていまして、タイトルは「異星のインプラント」のほうが正しい雰囲気だとは思うのですが、いわゆる異星人的な意味での単語を使うと、記事の内容に対しての先入観が強くなるような気もいたしまして、それはあまり好む方向ではないですので、「未知」としています。


それともうひとつの理由としては、まあ・・・私自身が、「宇宙から地球にやってくる異星人」という概念に対して、かなり懐疑的であるということもあります。

それはこのブログ In Deep を始めて以来、急速に強くなった感覚です。

私の考え方は何度も何度も記していて繰り返すのも恐縮ですが、


人間は宇宙全体(その空間は無限)に展開している


というものです。

その考え方の中には、「この地球が何らかの惑星からの注目やターゲットの的になる」という考え方には、自分を納得させられる理由が見当たらないのです。

実際のところは、身近な太陽系にも「いろいろなもの」は散見されられます。

NASA などが撮影し続けてきた太陽系のあらゆる場所の写真には、様々な「説明のできないもの」がいつも写り続けています。しかし、それはそれでその惑星の「カテゴリー」の存在であって・・・というか、うまく説明できないですが、

宇宙全体に(人間も含めた)生命が広がっている

ということと、

地球に他の惑星から「意志を持った」生命がやって来る

というのは別で、私は後者に関しての可能性を見いだすことができないまま現在に至ります。

あくまで、宇宙から地球にやってきているのはアミノ酸や、あるいは DNA の素材となる有機物などであり、それ以上は考えがたい面があります(ただし、地球の内部となると話は別ですが。そちらがむしろいろいろとありそうで)


しかし、これらはあくまで私個人の考えであって、「地球にやってくる宇宙人」という概念を持つ方々のほうが圧倒的に多いのが現実だと思いますので、それが正しいのかもしれません。

cassini-object-01.jpg

▲ NASA ジェット推進研究所にある土星探査機カッシーニのサイトの写真ギャラリーより。土星の写真にはいつもおびただしいほどの数の何かが写っています。



あまり関係ないかもしれないですが、18世紀の科学者であり神学者であったエマヌエル・スウェーデンボリという人が 1758年に書いた『宇宙間の諸地球』という本には、太陽系の各惑星の「霊」と会話を繰り返すスウェーデンボリの記録が描かれていますが、そこにはどの惑星にも、「他の惑星との接触という概念は存在しない」ことも示されています。


いずれにしても、ダイヤモンドでも切断できないような「装置」が、実際に、多くの人々の「体内」から摘出されているという事実のほうに大変に興味を持ちまして、このようなことをやったものが誰かというより、そのこと自体をご紹介したいと思った次第です。

ここからです。




Alien implants 'diamond tools would not cut it, that’s unheard of' – scientist
Voice of Russia 2013.12.12


未知のインプラント:ダイヤモンドの工具でも切断することができず、それは今まで聞いたこともないものだと科学者は述べる


rv1.jpg


世界中で、自分の体内から未知のインプラント( alien implants )が発見される人々が数多くいることをご存じだろうか。彼らは自分の皮膚の下にそのようなものが埋め込まれていたことを知り、多くは混乱する。

これらのインプラントは、皮膚の上からは肉眼では見えない染色が施されている。

材料科学の専門家のスティーブ・コルバーン( Steve Colbern )博士は、人々の皮膚下から採取されるこれらの材料を特定することができないと言う。最近、博士は、「あるいは地球外の由来のものかもしれない」とまで語っている。

それはともかくとしても、コルバーン博士と、彼の同僚の医師ロジャー・レア( Roger Leir )博士の毎日は、「自分たちが UFO 、あるいは異星人に誘拐されたと主張する患者」たちを診察する日々だ。

その患者たち個人の話はとても信じることができないとしても、彼らの話ではなく、その「体」、つまり患者の皮膚の下から摘出される物質が存在している事実に関しては否定しようがないという。しかも、この何十年にも渡って、その物質は摘出され続けている。

博士は次のように述べる。

「私たちはスタッドファインダー(壁など内部の物質を探す装置)と、金属を検出するための小型の金属探知機を使用しています。それにより、かなり小さな金属片でも、患者たちの皮膚の下から見つけ出せるようになっています」。

体内に金属片が見つかった場合、状況に応じて、そのままにしておく場合もあり、また、患者が健康などに関しての不安を訴えた場合は、体内から摘出する。

これまでに 17人の人々が、コルバーン博士たちの手により、体内から未知の金属物質を摘出している。

摘出された物質は、それがどのように構成されているかを調べるために、物質と、そして患者にも徹底的な検査がおこなわれる。

博士は、それらの物質が「埋め込まれた人の感覚の情報を測定している」と考えているという。つまり、たとえば、その人が見ているものが何か、というような情報がその装置で読み取られているかもしれないというようなことだ。

過去の観測から、これらの物体の多くは、金属の内部に複雑なネットワーク機能を有するカーボンナノチューブ(炭素によって作られる鋼鉄の数十倍の強さを持つ管状になった物質)を有し、その内部の装置は無線信号を発信することが知られている。すべての物体が信号を発しているわけではない。

コルバーン博士のもっとも最近の患者は、50代の男性で、その患者は「自分は 10歳の時に森にあるキャンプ場で、UFO を見た跡に、何者かに手首に何かを刺された」ことを覚えていると言う。そして、それから40年経った現在、確かに彼の言うように、彼の手首には物体が埋まっていた。

この物体は男性の体から摘出されたが、博士は、「それは、ダイヤモンドの工具でも切断することができない前代未聞の物でした」と言う。

未知の物体には未知の染料が使われており、コルバーン博士は長くこの物質を調査していた。色はコバルトブルーであり、その色は患者たちが「誘拐された」と主張する期間から約1ヶ月間皮膚に残る。それは蛍光塗料のように紫外線下でだけ見ることができる。そして、どのような手段でも、それを洗い流すことはできないのだという。

これらの物質がなぜ肉眼では見えないのか。そして、未知の染料が使われているのかはわからないが、それらの「未知」の事実が、コルバーン博士に、これらの物質が「地球外の異星人の物質であるのかもしれない」という確信を持たせているのだという。

コルバーン博士は、「他にも多くの証拠があります」と述べる。


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2013年12月13日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





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▲ 英国のインターナショナル・ビジネスタイムズより。




少しずつ世界の広範囲に拡大する前代未聞の寒波と大雪

昨日の記事、

進化論の崩壊の序曲? : 「なぜ老いるのか」という理由がわからなくなった科学界
 2013年12月12日

の中で、イスラエル在住の方からのメールで「イスラエルにも寒波がやって来た」ことを知ったのですが、今、イスラエルを襲っている寒波と大雪は、60年ぶりくらいのものらしいです。下はイスラエルの報道で、写真は12月12日のエルサレムの様子だと思います。

israel-winter-2013.gif

EJ Press より。


記事では学校や国道などが閉鎖されたりしていることを報じていますが、それほど深刻な感じではなく、子どもたちは、生まれて初めて見るような大雪に大喜びしているというようなことも書かれてありました。


この中東の周辺の寒波は、シリアなども直撃しているようで、中東の多くの地域で、一般の人々も、また、難民の人たちなどもかなり厳しい状況に陥っているようです。

syria-winter.gif

Arab News より。


シリアのふだんの冬の気候はよくわからないのですが、上の記事では、気温が氷点下まで下がる中、テントで暮らす難民の人々が 80万人以上にのぼるとのことです。

しかし、中東で大雪での被害が最もひどいのは、報道で知る限りではトルコなのではないかと思います。結構前から雪が降り続けていたのですが、下の 12月 10日のトルコの英字メディアでは、トルコ全土のいたるところで道路が閉鎖され、また遠隔地は交通手段が断絶されているため、多くの町や村が孤立してしまっているのだとか。

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▲ トルコの Today’s Zaman より。



北半球に関しては、寒波はまだ収まる気配はなさそうです。

そして先の天候はわかりません。
来年(から)も。



そんなわけで、寒波の話題でしたが、米国に関しての記事をご紹介したいと思います。







アメリカで相次ぐ大災害への警告報道

ここ数日、アメリカの主要メディアで災害系の警告的な報道を多く目にします。

下の記事は CBS の 12月 11日の報道です。

los-dead.gif

▲ 米国 CBS より。


災害への警告的な報道は、日本でも繰り返されていますけれど、上の記事で言っている「大地震」は、このブログでも過去何度かふれたことがある、サンアンドレアス断層での巨大地震のことを述べたものでした。

西暦 1700年に発生した大地震ですが、アメリカで起きた地震なのに、日本の東北沿岸でも「6メートル以上の高さの津波」が起きたことがわかっています。


このことについて少し書いた過去記事の、

アメリカ大陸周辺で何が起きようとしているのか(1) : ロサンゼルス沿岸のプレート境界の海底から大量に噴出するメタン
 2013年03月08日


からその部分を少し抜粋します。




サンアンドレアス断層での異変

先週、「サンアンドレアス断層のあるロサンゼルス沖から大量のメタンが噴出していることがわかった」ということが全米メディアで報道されました。

サンアンドレアス断層というのは、アメリカ西海岸に 1,300キロメートルにわたって続く巨大な断層のことで、下の2つの矢印の間のラインのあたりです。

san-andreas.gif


この場所はアメリカ大陸の過去数百年の中で最大の地震を起こしたと考えられている場所なのです。それは、西暦 1700年のことで、まだアメリカ合衆国がなかった時代のできごとです。

アメリカに文献が存在しないこの時代のことがわかったのは、実は日本の古文書からでした。

それについては、独立行政法人「産業技術総合研究所」の下のプレスリリースにありますので、興味のある方はそちらをご覧下さい。

北米西海岸で西暦1700年に発生した巨大地震の規模を日本の古文書から推定
 産業技術総合研究所  2003年11月21日発表


この1700年の地震は「アメリカで起きた地震なのに、日本の太平洋沿岸でも下のような高さの津波に襲われた」ほどの壮絶な地震だったと推測されています。


西暦 1700年にアメリカ西海岸で発生したマグニチュード 8.7から 9.2と推定される地震によって日本に到達した津波の高さ

1700-t.gif


津波の伝わり方としては下のような感じだったと想定されています。


fig-1700-002.jpg





ということで、遠く離れた日本の東北の沿岸でも多くの死者を出したこの巨大な地震なわけですが、震源地の近くでの被害は想像できるものではないでしょうが、 1700年にはアメリカ大陸にはいわゆる都市文明はありません。なので、当時と現在ではその地震の意味も違ってきます。

「もし」ですが、仮に現在、また、 1700年と同じようなサンアンドレアス断層の地震が起きた場合、それはもう上の CBS の報道にあるように「アメリカ西海岸の文明自体が消えてしまう」 というようなことになる可能性はあるようです。

建物が崩壊したり、津波での人的被害はもちろんなのですが、アメリカでは多くの主要なインフラが地下にあり、たとえば、上の CBS の記事には、


・世界とアメリカの通信をつなぐ光ファイバーの3分の2はサンアンドレアス断層を横断している

・アメリカの天然ガスのパイプラインはサンアンドレアス断層を横断している



とあり、このようなことだけでも、「文明が消滅する」というような意味合いは少しわかるような気がします。


そんなこともあるわけですが、今回の本題は一応、イエローストーンの話題です。

こちらもここ数日よく報道されています。







「もし噴火すればアメリカの3分の2は人が住めなくなる」

こちらは、噴火の兆しがあるとか、そういうものではないのですが、最近の調査によって、イエローストーンの下に存在する火山はこれまで考えられていたものより、はるかに巨大である可能性があるという報道をご紹介します。

ちなみに、イエローストーンが噴火した場合、どのくらいの規模に影響が及ぶのかということについては、下のようなことであるらしいのですが、ちょっとわかりにくいので、補足しました。

huge-01.jpg

Extinction Protocol より。


下の図では赤い線で範囲が示されていますが、それが、それぞれ 63万年前と、 200万年前にイエローストーンが噴火した際に噴煙、あるいは、破局噴火なら火砕流なども含まれるのかもしれないですが、その影響のあった範囲です。

ys-map-01.gif


日本列島くらいならすべて入るくらいの巨大な範囲の影響があったことがわかります。

下は、1980年に大噴火を起こしたセント・ヘレンズ山の噴火と、過去のイエローストーンの噴火との噴出物の比較です。「ラヴァ渓流」と「ハックルベリー・リッジ」は共にイエローストーンです。

ys-map-02.gif


「比べものにならない」という表現がありますが、まさにそんな感じです。

そして、最近、このイエローストーンが、それまで考えられていたものより、さらに巨大なマグマ溜まりを持つ火山であることを科学者たちが突き止めたという報道です。

記事はここからです。




Yellowstone: The Super-Volcano that Could Blow up America
インターナショナル・ビジネスタイムズ (英国) 2013.12.10


イエローストーン:この超巨大火山はアメリカを吹き飛ばしてしまうかもしれない


ワイオミング州のイエローストーン国立公園の超巨大火山は、科学者たちがこれまで考えていたよりも、さらに大きな米国への脅威になる事実が発見された。

ユタ大学の研究者たちは、イエローストーン国立公園の下の火山のマグマ溜まりが、これまで考えられていた推定値より 2.5倍大きなものであることを突き止めたのだ。

今の時代にこの火山が噴火した場合、火山灰の雲はイエローストーンから 1600キロメートル離れた範囲内の全体に影響を及ぼし、結果としてアメリカの3分の2は人が住めない状態となると科学者たちは予測した。

研究チームは、600立方キロメートル以上の溶岩を含む地下の洞窟が 90キロにわたる長さであることを発見した。ユタ大学のボブ・スミス( Bob Smith )教授は「この発見は驚くべきものです」 と語る。

イエローストーンは、アメリカ大陸最大の超巨大火山(スーパーボルケーノ)であり、現在までの 200万年で数回噴火している。

スミス教授は、イエローストーンがいつ噴火するかを予測して述べることはできないというが、しかし、 70万年ごとに噴火しているこの火山が噴火への道を辿っていることを確信しているともいう。


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2013年12月12日



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IIAI より。





ドイツの研究機関が収集した膨大な生物種の老化と死亡率のカタログの中で見いだされる「人間の加齢の異常性」

昨日、大変に興味深い記事を見つけました。
今回はこの記事を翻訳してご紹介いたします。

ドイツの著名な科学機関であるマックスプランク研究所の中のふたつの部門がおこなった、「さまざまな生物種の老化と死亡率」についてのデータ収集の話です。

そして、そこから見えてきたことは、

これまでの「老化の科学的定義」は正しくないかもしれない

ということと、

人間は他の生物と比べて非常に特異な老化と死亡率の関係を持っている

ことがわかってきたということです。


どういうことかというと、「生物種によって、老化と寿命の道筋がバラバラ」なのです。

たとえば、人間の場合ですと、年をとると共に体が衰えたり、死亡率が上がるのが普通ですので、私たちは何となく「生物種全体」にそのような概念を考えることがありますが、今回の調査でわかったのは、「人間は奇妙である」という事実でした。


たとえば、記事に出てきた生命種のグループには、


・年を取るにつれて死亡率が上昇する
・年を取るにつれて死亡率が「下がる」
・死亡率が一生を通じて一定



などが出てきます。

k_midori.jpg

▲ 死亡率が一生を通じて一定の生物種のひとつ、ヤドカリ。写真はやどかり屋より。



red-gorgonian.jpg

▲ 年をとるほどに死亡率が減少する種のひとつ珊瑚のレッド・ゴルゴニアン種。 写真は Seasky より。



desert-tortoise.JPG

▲ 年をとるほどに死亡率が減少する種のひとつ、サバクゴファーガメ。 写真は Wikipedia より。


そして、多くの生物群の中で、人間の加齢と死亡率の曲線の描き方は非常に奇妙なものであり、他の生物にはまったく見られないことなのだそうで、たとえば、人間は、100歳などになった時の死亡率が、生涯での死亡率の 20倍にも達するそうなのですが、他の種では、加齢と共にそのような急激な死亡率の上昇の曲線を描く生物はいないのだそう。


なお、いろいろな生物がいるのだから、いろいろな老化があってもいいだろうと思われる方もいらっしゃるかもしれないですが、現在の生物の科学が「進化論」の上に成り立っている以上、このようなことは許されないのです。

なぜなら、進化論では今回のデータの現象を説明することができないからです。


個人的には、この難題に対して、科学者たちがどのように対応していくのかということにも興味があります。

何らかの理由を造り、(地球温暖化説のように)むりやり進化論を守っていくのか。
それとも進化論はついに「崩壊」に向かうのか。


私の淡い夢のひとつでもある「進化論という科学的欺瞞の崩壊」のキッカケとなってくれれば、もしかすると小氷河期に入るのかもしれない寒い地球の中でも何とか生きていけそうです。


「寒い地球」といえば、最近、「地球の最低気温が更新」されました。
ちょっと余談ですが、ご紹介しておきます。




地球上で観測された最低気温が更新される

antartic-90.gif

▲ 英国ガーディアンより。


上の記事は12月10日のイギリスのガーディアンのものですが、タイトルの通り、地球上で観測された最低気温が南極で更新されています。


アメリカの科学サイト「ライブ・サイエンス」によりますと、これまでの南極での最低記録の観測の歴史は下のような感じだったそうです。

ant-lowest-map01.gif

Livescience より。


南極なども含めて、最近でも氷の量は増えていく一方でしたので・・・まあ、地球全体のことはわからないとはいえ、少なくとも南極は暖かいという方向には向いていないようです。

先日、

黙示録モードは継続 : ヨーロッパでは数十年来の暴風雨。アメリカも数十年来の寒波とクジラの大量死
 2013年12月08日

などの記事で、アメリカやヨーロッパなどに非常に強い寒気に覆われていることについて書かせていただいたことがありましたが、ヨーロッパ方面の寒波は、北極からの低気圧によるものだったことが報道されています。

そのような中、イスラエルにお住まいの知り合いの方からメールがありまして、その「北極の寒波」はイスラエルのエルサレムのほうにまで到達したのだそう。

下は現地の天気予報です。
数値の左が最低気温で、右が最高気温です。

israel-weather.gif


とはいっても、通常のイスラエルの気温を私は、よく知りませんので、調べてみましたら、気温の低い地方となるエルサレムでも下のような感じの平均気温のようです。

elsalem-weather.gif

旅行のとも ZenTech より。


12月の平均は最低気温が 8度くらいで、最高気温は 14度くらいということですので、イスラエルも、この数日は相当寒い状態となっているようです。


地域によって違うでしょうけれど、今年の冬は寒くなるところは徹底的に寒くなりそうですね。


それでは、ここから本題の記事です。




WHY DO WE AGE? SCIENCE HAS NO EXPLANATION
IIAI 2013.12.10


なぜ私たちは年をとるのか? 科学では何の説明もできない


高齢化という問題は最近のメディアでは最も注目される話題であるにも関わらず、科学者からはそれに対しての答えは出ない。

最新の人間と動物、そして植物の統計データは、老化プロセスにおける極端な多様性を明らかにした。しかし、既存の進化論ではこれらを説明することはできない。

寿命と死亡率は生命種によって大きく異なる。

死亡する確率が年齢と共に上昇するという事実は、人間には適用することができるが、それは全般として見れば、生物の真実ではない。

これは、ドイツのマックスプランク人口研究所( MPIDR )と、マックスプランク生物人口統計学センター( MAXO / Max-Planck Odense Center on the Biodemography of Aging )の科学者が率いるチームによる長期データ収集プロジェクトの結果であり、そこには 46の種の生物の死亡率や出生率がカタログ化されている。

そして、このデータが示す死亡率や出生率は、以前からの科学的説明では、生物が種により生きている時間に差が出ることを説明することはできないこともはっきりとしている。

たとえば、ショウジョウバエの人生は数日で、人間は数十年、ヒドラは数世紀に渡って生きる。



hydra001.jpg

▲ ヒドラは刺胞動物のうちヒドロ虫綱花クラゲ目ヒドラ科に属する淡水産の無脊椎動物の総称。
Wikipedia より。



それだけではなく、それらの死亡率の変動を説明することもできない。

一般的な理論では、たとえぱ人間のように、年齢の上昇と共に死亡率が上昇すると主張される。しかし、今回の研究のカタログには、実年齢の上昇と共に「死亡率が低下する」白マングローブや、砂漠のカメなどもグループ化されている。

また、いくつかの種では、生物の繁殖可能な期間と寿命についても、これまでの一般的な理論と同調しない結果となっている。

これまでの老化に対しての科学的説明の試みとしては、生物は、自分たちの種を再生させるために子孫を作る。子孫(子ども)ができるまでの間、自分の生命を保存するために生きる行動を取るとされてきた。

この推論に続いて、繁殖(妊娠)できない時期(年齢)に近づく時、生物はその肉体の衰えが始まるとされ、これが今までの「老化」として知られる状態の推論だった。

上の一般的な理論は、人間には一部真実でもある。科学誌ネイチャーの調査によると、現代の日本人女性の死亡率は、小児期の後に、一定に上昇し続ける。

しかし、人間においても上の一般的科学的推論と矛盾する部分がある。

それは、妊娠能力が可能である時期を過ぎた女性も男性たちも、その後に長く、しかも元気に生きているという事実だ。今日では、多くのお年寄りの男女が長く元気に暮らしているが、彼ら彼女らの生殖能力はずっと以前に消えている。

このこと自体がすでに一般的な進化論と矛盾していることなのだ。

そして、人間の場合は、加齢と共に急速に死亡率が上がる。例えば、100歳の日本人女性では、死亡率はそれまでの人生の平均の死亡率の 20倍以上に上がる。

私たちはこれが普通のことだと考えるかもしれないが、これは実は人間という生物が非常に奇妙な生き物であることを示す。

なぜなら、研究者たちのカタログには、他の生物種では人間のように、ある年齢で急激に上昇する死亡率の曲線を持つものはないのだ。他の哺乳動物の中では、ある年齢で死亡率が急激にあがる場合でも、せいぜい生涯全体の平均の5倍に達する程度だ。

なぜ、進化の中で、生物種のあいだにこのような大きな違いが作られたのかは生物学者たちにとっては謎となっている。

現在の理論から見れば、加齢の概念がまったく逆の意味となっているように見える二つの種のグループの存在が特に奇妙な構図を見せる。

一方では、その死亡率が一生を通じて一定のままの生き物が存在する。
例えば、ヒドラやヤドカリなどがそうだ。

彼らの体は一生の間に退化していないように見え、これはつまり、ヒドラやヤドカリなどには「老化が存在しない」と理解することができる。

そして、その一方では、成長するにつれて、死亡する確率が「減少」する種が存在する。

たとえば、レッド・ゴルゴニアン( red gorgonian /珊瑚の一種)や、ネットリーフ・オーク( netleaf oak / ブナ科の樹木)、あるいはサバクゴファーガメ( Desert tortoise )などがそうだ。

これらの種は、死亡するリスクがゼロになることはないが、年齢が増えるほど、次の誕生日まで生きられる確率が、彼らが若い時よりも上がっていく。

新しいデータカタログには、これまでの考えに対しての別の反証も存在する。それは、「生まれてから短い期間で死ぬ種は、彼らが早く年をとるからだ」という一般的な考え方に対しての反証だ。

これは彼らの死亡率がその生涯を通じて強く上昇することを意味する。しかし、時には、ツンドラハタネズミのような逆のケースもあるのだ。

ツンドラハタネズミは年をとると、生涯を通した死亡率の2倍の死亡率になるまで死亡率を緩やかに増加させる。それにもかかわらず、このハタネズミが1年を越えて生きることは滅多にない。


tundra-vole.jpg

▲ ツンドラハタネズミ。NHK クリエイティブ・ライブラリーより。


しかし、人間の場合は、年齢の増加と共に、死亡率が人生の生涯の死亡率の 20倍などにまで急騰するにも関わらず、時に、1世紀を越えて生きることがある。

今回のデータは、老化に関しての理論の統一への道を開くかもしれない。





(訳者注) ここまでです。

ところで、ドイツのマックスプランク研究所の発表をこのブログの記事にしたことは過去にかなりありまして、検索してみると、以下のような記事がありました。それぞれに大変、意味のある記事だったと思います。

2013年の夏に起きる「天の川銀河中心での大規模な衝突」は銀河系全体に何かをもたらすのか
 2013年02月03日

数百万年前に地球上で人類を拡散させたのは女性:古代原人の組成分析が示した行動パターンの事実
 2011年06月04日

抗生物質に代わる物質がドイツの機関で特定される(短鎖ペプチド)
 2011年06月09日

などです。

優れた研究は、純粋なまま進んでいけば、人間生活の発展に役立つはずだと思うのですが、あまりそうはいっていない面があるということに関しては、科学組織という存在全体の上に、「何らかの力」が覆い被さっているのかもしれません。

ビッグバン理論や進化論、あるいは人的要因による地球温暖化という理論がずっと主流であり続けることに見られるような、一種の何らかの人為的なメカニズムが存在しているのかもしれません。

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2013年12月10日



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昨日の、

瞑想と思考が「 DNA と細胞の構造そのものを変化させている」ことが初めて明らかになった …… という報道を訳しきれずに時間切れとなり
 2013年12月09日

の続きです。瞑想による遺伝子の変化が身体へ具体的な影響を与えたことが実証されたということについての記事です。



それにしても、世界情勢というのも「軽いカオス」の渦中にありますねえ。昨日の朝、 Yahoo ! ニュースの国際のトピックスを見ると、下のようになっていて、何となく「混沌としてるなあ」と思った次第でした。

yahoo-2013-12-09.jpg


これはこれで今後のなりゆきに興味はありますので、少しふれてから本題に入りますね。




カオスな初冬

いつのまにか、ウクライナもいろいろ大変なことになっているようですが、そのレーニン像を破壊している様子は下の写真です。

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▲ 米国 NBC より。


ところが、先日の、

黙示録モードは継続 : ヨーロッパでは数十年来の暴風雨。アメリカも数十年来の寒波とクジラの大量死
 2013年12月08日

でもふれました欧州の寒波は、ウクライナにも影響を与えていまして、そのデモは下のように雪と寒波の中での非常に厳しい気象条件の中での行動となっているようです。

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Gulf Times より。


上の記事は「数千人がキエフの独立広場で、暴風と豪雪が渦巻く中で立ち向かっている」というような記述で始まります。


そして、タイの混乱はずっと気になっていて、「やっぱり国王が直接国民に呼びかけないと収まらないかなあ」と思っていましたところ、 12月5日には、プミポン国王が国民に安定化を呼びかけました。

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▲ 英国テレグラフより。


下が、タイの首都バンコクの街頭に設置された大画面から語りかける国王。

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CP24 より。


ところが、国王の呼びかけの後もデモは収まらなかったのです。

昔のタイなら、国王が直接語りかけることで、何らかの進展はあったものですが、もはやそれが効かなくなっているような気配を感じます。

この12月5日はタイの国王の誕生日の頃でもあるのですが、 20年くらい前、国王誕生日の少し前の時期のタイに行ったことがあります。そのときのバンコクの街並みはそれはそれはスゴイものでした。あらゆる場所がイルミネーションで飾られて、文字通り「街自体が光輝いている」ということになっていたのです。

今年のバンコクも、あの時のようにイルミネーションは飾りつけられてはいるのでしょうけれど、そのイルミネーションの光が照らし出すのは国王の肖像よりはむしろ、デモと戦闘の様子となっているようです。



そして、南半球にあるオーストラリアは現在、本来は「夏」なのですが、大雪が降ったりしています。

au-summer-2013.gif

▲ 地球の記録より。




いろいろと混沌としている世界ですが、地球が変わっていくのなら、人間のほうも変わっていかなければならないということも感じます。

そういう意味では、今回ご紹介する記事にも多少の意味はあるのかもしれません。
というわけで、今回の本題に入ります。






瞑想とマインドフルネス

ところで、今回ご紹介する記事はよく読んでみると、前半だけが研究の実際の内容で、途中からは、「そこから肥大した話」となっていっています。

たとえば、途中から唐突にリプトン博士という人が出てきたりしますが、この人は今回の研究チームの人ではないと思うのですが、リプトン博士の話が1番長かったりするというようなこともあり、ややこちらも混沌とした内容の記事だったのですが、しかし、ややスピリチュアル的ではありますけれど、リプトン博士も悪いことを言っているというような感じではないです。


なお、記事の中には、「マインドフルネス」( mindfulness )という言葉が何度も出てきます。これは、辞書では、

「あなたの責任を意識している特質」

となっているのですが、これではあまりよくわからなくて、別の点から見ますと、下のようなところに行き着きました。サティ - Wikipedia の冒頭です。

mindfulness.gif

このページには以下のように書かれてあります。


サティは、仏教の瞑想の実践における重要な概念のひとつ。対象に価値判断を加えることなく、中立的な立場で注意を払うことを意味し、仏教における瞑想の主要な技術の一つである。

現在では通常、気づきと訳される。

英語では「気をつける」「注意する」という意味の"mindful"から派生した"mindfulness"が訳語に当てられている。


そして、この「マインドフルネス」という言葉は、今では日本語としても存在しているようなのですが、どうもその周辺は何となく魑魅魍魎の世界で、そのあたりには深入りしないようにしつつ、ここでは、原文の mindfulness には特別な訳を当てはめるのではなく、そのまま「マインドフルネス」と表記しました。

ただ、 Amazon で、たとえば、仏教カテゴリーにある20年以上前に米国で書かれたという「マインドフルネス」という本の書評を見たりしますと、非常にいい評価となったりしていて、その書評の中には「パニック障害だったのですが・・・(知ってよかった)」みたいな記述もありまして、個人的にやや興味を持っているような面もあります。

ただ、私は、学校教育時代に精神的にドロップアウトし続けて以来、他人(それがブッダやイエスやジャイナ教のマハーヴィーラなどの偉大な始祖であっても)が「こうしなさい」と言ったことを実践するのはどうも好きではないので、自分で何か見つけたいと思っています。

ダメならそれまで。


それでは、ここから本記事です。




Researchers Finally Show How Mindfulness and Your Thoughts Can Induce Specific Molecular Changes To Your Genes
Waking Times 2013.12.05


研究者たちは、ついにマインドフルネスと思考により本人の遺伝子に特異的な分子変化を誘導する方法を示した


dna-2013-12.jpg


精神のトレーニングや、あるいは意識の特定のモードを誘導することにより、有益な健康効果をもたらす可能性についての証拠が増え続けている中、科学者たちは、これらの精神のトレーニングや意識が身体にどのような物理的な影響を及ぼしているのかを理解しようとし続けている。

ウィスコンシン大学、そして、スペインとフランスの研究者たちによる新しい研究は、集中的なマインドフルネスの実践の後に体内で起きる特定の分子変化について、初めてその証拠を報告した。

研究では、集中的なマインドフルネスの実践をした瞑想の経験が豊富な被験者たちのグループと、瞑想的な訓練を受けていない被験者のグループを比較することでおこなわれた。

そして、マインドフルネスの実践の8時間後、瞑想者グループは、炎症誘発性遺伝子のレベルの低下を含めて、遺伝子調節機構のレベルの変化と遺伝子と分子の変化を示した。これらは、ストレスの多い状況からの早い物理的な回復と関係する。

ウィスコンシン大学の心理学と精神医学が専門であるウィリアム・デヴィッドソン( Richard J. Davidson )教授は「私たちの知る限り、今回の論文はマインドフルネス瞑想の実践と被験者内の遺伝子発現の急速な変化の関係を示した最初の研究論文です」と述べる。


dr-davidson.jpg

▲ ウィスコンシン大学のウィリアム・デヴィッドソン教授。アメリカの「心の健康調査センター」(Center for Investigating Healthy Minds)の創設者でもある。


また、スペインにあるバルセロナ・バイオメディカル研究所( Institute of Biomedical Research of Barcelona )のペルマ・カリマン( Perla Kaliman )氏は以下のように言う。

「この研究で最も興味深いことには、この遺伝子の変化が、現在使われている抗炎症性剤および鎮痛薬での作用対象となっている遺伝子において観察されたということです」


(訳者注)上の部分は、痛み止めなどの鎮痛消炎剤が遺伝子に作用する場合と同じ変化が瞑想の後の遺伝子に現れたということだと思います。平たく書くと、「瞑想と鎮痛剤が同じような効果を示した」ということのようです。



今回の研究は、学術誌『サイコニューロンドクリノロジー』( Journal Psychoneuroendocrinology / 精神神経内分泌)に掲載された。

マインドフルネスを基礎とした実践方法については、前臨床試験において、炎症性障害に有益な効果を示しており、炎症性障害の予防的介入としてアメリカ心臓協会( American Heart Association )が推奨している。

今回の新しい研究は、治療効果の可能性についての生物学的なメカニズムを提供することにもなる。


遺伝子の活性は知覚に応じて変更され得る

ブルース・リプトン( Bruce Lipton )博士によると、遺伝子の活性は、日常的に変化している可能性があるという。

これは、あなたの心の中の認識があなたの身体の化学的性質に反映されるということでもあり、あなたの神経系が、あなたの知覚を読み取って解釈し、細胞や血液の化学的性質を制御しているとした場合、あなたは文字通り、「自分の考えを変えることによって」あなた自身の細胞の運命を変えることができるはずだ。

実際、リプトン博士の研究は、人が認識を変更することで、その人の遺伝子の活性には変化が生じることを示している。そして、各遺伝子からは3万以上のバリエーションの遺伝子を作り出すことができることも示した。

リプトン博士は、遺伝子プログラムは細胞の核内に含まれていると述べており、遺伝子活性の変化が、その人の遺伝的プログラムを書き換えることができると考えている。

これは、ひどく単純なたとえとして書けば、あなたが病気を癒したいのであれば、あなたは考え方を変える必要があるということを意味する。


マインドフルネスの実践は具体的に身体の調節経路に影響する

デビッドソン教授の研究の結果は、炎症に関与する遺伝子の動きを低下させる機能調節を示した。

影響を受ける遺伝子には、炎症の痛みや熱の原因となる物質を作る炎症誘発性遺伝子 RIPK2 および COX2 ならびにいくつかのヒストンデアセチラーゼ( HDAC)遺伝子が挙げられる。しかも、その調節が発生する時間も早い。

また、今回の論文からは、マインドフルネスの実践がゲノムのエピジェネティックな変化につながる可能性があるという原理の証明を提供している。瞑想したグループでは、非瞑想グループでは見られなかった遺伝的変化を示している。


(訳者注)エピジェネティクスとは、こちらによると、「DNAの配列変化によらない遺伝子発現を制御・伝達するシステムおよびその学術分野のこと」だそうです。



潜在意識の信念が鍵となる

非常に多くのいわゆる「ポジティブ・シンキング」の支持者たちは長い間、「良いことを考える」ことが良いという確約を持ってきたが、必ずしも、それがいつでも良い気分を生み出すわけではないことも、また彼らは知っている。

リプトン博士は、ポジティブ・シンキングのこの点に関しての議論はしない。

なぜなら、ポジティブな考えは、意識的な精神(顕在意識)から来るものだからだ。

博士はこのように言う。

「多くの人々は、意識的な信念や意識的行動を認識はしていますが、しかし、潜在的な信念や、潜在的な行動に気づいていません。しかし、潜在的な信念や行動は、意識されているものより何百万倍もパワフルなものであるかもしれないのです、私たちはふだんの生活の中で、自分たちの持つ意識や能力のうちの 90パーセント以上を使っていないのかもしれません」。







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2013年12月09日



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Waking Times より。






「不滅ではない肉体」と「不滅の DNA」で作られている私たち人間

米国のウィスコンシン大学の科学者、そして、スペイン、フランスの国際研究者チームによって、タイトルにありますように、

「瞑想(あるいは思考)が遺伝子と、そして細胞の構造そのものを変えていく」

というメカニズムが明らかになったようです。

いろいろな意味で大きなニュースだとは思うのですが、まあ・・・(苦笑)・・・タイトルにありますように、時間が足りなかったのですね。

長い記事であることもあるのですが、専門用語と、あと訳した記事が、ややスピリチュアル系の息のかかったものらしく、「マインド・フルネス」などという、聞いたこともない単語が出てきたりと、いろいろと調べているうちに時間切れとなってしまいました。

途中までの状態でアップするのも抵抗がありますので、明日、調べたものなどと共に翻訳をアップしたいと思います。


この報道が、もしかすると、大きな意味を持つかもしれないというのは、たとえば、瞑想とか、あるいは「考え方」なんてものは、それはそれで「心」のほうの話として独立していることだというような考え方が 20世紀くらいの科学では支配的だったと思うのですね。

もちろん「心理的な影響が体調など身体面に影響を及ぼす」ということはわかっていても、私たち自身も「なんとなく」という感覚が強かったと思います。

しかし、実際に「人間は考えるたびにその DNA が変化していっている」ということが確実になってきましたようで、そうなりますと、まあ、昔の宗教的な偉人さんたちから、現代にいたるまでの瞑想的な概念を持つ様々な行動や思想は、無意味なことではないということにはなりそうです。


wisconsin.gif

▲ ウィスコンシン大学の12月4日のニュースリリース


上にある「遺伝子発現」というものの意味は、 Wikipedia では、



遺伝子発現とは、遺伝子の情報が細胞における構造および機能に変換される過程をいう。



とのことで、遺伝子の情報から細胞の構造や器官が変化することを言うようで、「なんとなく変化する」のではなく、具体的に肉体そのものが変化していくものとも言えるような感じです。


まあ、私自身は「私自身という生き方を実験している」をしているという部分もあり、今まで瞑想はしませんでしたので(言葉づかいと通常の思考形式だけで十分にその役割を果たせるように考えています)、これからもしませんが、瞑想を含めて、思考やマインドの部分が人間の身体を、その根本である DNA や遺伝子情報の部分から変化させていっているというのは大きなことだと思います。




言葉と思考が人間の存在を形作っている可能性

ずいぶん以前、「 DNA は言葉と振動の影響で頻繁に再プログラムされている」というロシアの研究について記事を載せたこみとがありました。

それらの過去記事は、

ジャンクDNA解明への挑戦(第1回): 記憶媒体として機能しているDNA
 2011年06月11日

から

ジャンクDNA解明への挑戦(第4回): 人間の遺伝子の変異を促すものは何か?
 2011年06月16日


にありますが、その4回目には以下のような部分があります。

人体というのは、それそのものが明らかに体温程度の常温での超伝導(物質の温度を摂氏マイナス273度付近まで冷却した時に、電気抵抗がゼロになる現象)を果たすことのできる有機体だということがいえる。一方、人工の超伝導体では、マイナス200度などのレベルに至るような非常に低い温度を要求する。

最近のロシアの研究では、すべての超伝導体は光や、あるいは情報といったものを格納することができることがわかっている。


これらの科学的な意味はともかく、人間(あるいは生物全般)の体は、それ自体が非常に興味深いものだといえるということです。通常の物質だと、マイナス273度などの低温でなければなし得ない超伝導と同じメカニズムを通常の温度で持っている。

そして、もっと面白いのは、人間はマイナス 273度などの温度に放り込まれれば、死んでしまうわけですが、 DNA は死にません。死なないというか、消滅はしないです。

そして、多分、そこに「記憶」と「情報」が永遠に存在し得る可能性が含まれている。

この何が面白いかというと、

不滅ではない肉体



永遠不滅の DNA

で私たちは構成されているということです。

DNA-ref.jpg


でも、 DNA が永遠不滅でいられるのは宇宙空間でだけだとは思いますけれど。

これについては、地球上での DNA の寿命の計測についての記事を書いたことがあります。

DNA は永遠不滅ではなかった : 研究により DNA の分子は 680万年程度で消滅することが判明
 2012年10月13日



そういえば、10日くらい前からずっと書きたくて、ついに書く時がなかったのですが、最近、日によって、「火球」がスゴイのです。

下のは、11月30日のものですが、36個の火球が地球の上空で交差しただけではなく、このうちの「 35個は何の流星群にも属さない孤立した火球」なのです。

fire-ball-2013-11-30-02.gif

Spaceweather より。


12月には、ふたご座流星群というものが観測できます。
下のは、昨年のふたご座流星群の様子を時間を短縮して GIF 動画にしたものです。

geminid-2013-001.gif


孤立した火球に加えて、流星群の火球も加わってきて、空もかなり賑やかになると思います。

そして、実際には日々、隕石が世界のいろいろなところに落下していることも報告されていますが、いずれにしても、

・寒い冬
・賑やかでやや危険な空
・カオスな世界情勢


は、2014年まで続いていくのだと思います。



それでは、明日、 DNA の記事をアップしたいと思います。







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2013年12月08日



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▲ アメリカも各地で大変な天候となっているようです。12月6日の NBC より。




ヨーロッパの天候カオス


先日、欧州が歴史的な悪天候に見舞われる可能性について下の記事に書いたことがありました。

地球は黙示録モードに突入:ヨーロッパに「史上最大級の暴風雪」が近づく中で、各地に出現するVサインは何への勝利の意味か
 2013年12月04日

この嵐は、事前に各国の気象庁などからかなり厳重な警報が出ていたこともあり、人的被害は最小限に留まったということがメディアでは書かれていますが、それでも欧州全体ではかなりの被害規模となっているようです。

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▲ 12月6日の英国 CTV より。



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▲ 12月7日のロシアの声より。



災害の数日前のイギリスの港に現れた「光のクリーチャー」

今回のヨーロッパのストームでは、あまり経験がないような、とんでもない暴風が吹き荒れていたそうですが、英国やドイツ、フランスでは、10月の終わりにも、「セント・ジュード」と名付けられた暴風雨でも大きな被害に遭っています。最近は「桁外れの強風」が各国で本当に続きます。

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▲ 地球の記録「英国を襲ったハリケーン並みの暴風雨セント・ジュードの破壊力」より。


今回は、暴風に加えて、何より気温が大変に低かったことが特徴のようです。

ところで、その特大の嵐に見舞われる数日前の 12月3日に、イギリスの地元メディアでは、下のような「港に出現した不思議な生き物」の話題が各地で取り上げられていました。

light-creature.gif

▲ 英国ブリストルポストより。


ブリストルというところの港に出現したものだそうで、光っている上に形が何となく神秘的なこともあり、「エイリアン」だとか「海の未知の生物」という話まで、いろいろと話題となっていたようです。

いろいろな人たちが携帯などで動画を撮影していて、下のもそれらの中のひとつを短くしたものです。

ブリストルの光る何か




実際のところ、海洋学者たちもまだこの生物が何かという具体的な結論は出ていないということで、推測としては、何らかのクラゲ類か、海洋被嚢類などのたぐいであろうと言っているという話です。「海洋被嚢類」などと書くと物々しいですが、これらの仲間には「海で光るものが多い」もので、下のように大変に美しい海の生き物たちのひとつです。

bioluminescent-creatures.jpg

▲ ナショナル・ジオグラフィック「海の発光生物:なぜ光る?」より。


この光るものが何かはまだわかっていないですが、嵐が近づいていることで、流されてきたのではないかと科学者たちは述べています。

その嵐は北極からきたものですので、「北極からの光る使者」という感じになりますかね。


ところで、その北極からの低気圧の影響も含めまして、カナダやアメリカなどの北米の多くの地域でも、現在、かなり厳しい気候と気温に見舞われているようです。





アメリカを包む異常な低温

今回の記事に最初に貼りましたアメリカ NBC の記事「凍りつく国家」などのフレーズからも、今のアメリカの寒さの雰囲気は感じられるのですが、この寒さは、11月くらいから始まっていて、先日「アメリカの低温の記録は拡大し続けている」という記事に、11月の最終週のアメリカで気温の「新しい記録を作った場所」を載せたのですが、

高温の記録更新 : 50地点

に対して、

低温の記録更新 : 1465地点

となっていました。

過去記事で、2013年のアメリカの夏が低温だったことを、

アメリカのこの夏は記録的な「低温」が圧倒していたことが判明
 2013年08月27日

という記事で書いたことがありまして、その時には、

暑さの記録を更新した観測地点が 667 か所
低温の記録を更新した観測地点は 2,899 か所

ということになっていて、夏も「低温」がアメリカを支配していました。


そして、現在のアメリカの気温の低さもかなりのもので、下の図は、日本時間で今日 12月 8日の米国の最低気温の予測です。アメリカは華氏ですので、最も気温の高いところと低いところ、そして、いくつかの華氏に摂氏で注記しました。大ざっぱにいえば、華氏0度は 日本で使われている摂氏では、マイナス18度になります。

frozen-us-12-07.gif

HAMweather より。


上の気温分布図は、要するに、黄色と緑色以外のところはすべて最低気温が氷点下ということになります。

カリフォルニアなどのある西海岸より、東海岸のほうがはるかに暖かいというのも印象的です。

この中には、「100年ぶりの記録」というようなことになっている場所もあり、コロラド州パラセイドという場所では、こちらの記事によりますと、 1912年に記録したマイナス 14.4度の低温記録を破るマイナス 15度を記録し、 100年ぶりの記録更新となったそうです。

parasade.gif


また、こちらの記事によりますと、カナダでも、サスカチュワン州のアシニボイアという場所で、 1915年に記録したマイナス 30.8℃の記録を破り、マイナス 32.5℃を記録したそうで、こちらでも、約 100年ぶりの低温の記録を作っています。

assiniboia.gif


そして、上のアメリカの気温図の中で「現在のアメリカで最も気温の高い地域」となっているフロリダ半島の南端では、クジラの大量死が起きています。





アメリカのクジラの異常はフロリダでも発生

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NBC マイアミより。


少し前の、

東ではイルカの大量死、西ではザトウクジラの狂乱の渦中にあるアメリカ
 2013年12月02日

という記事で、カリフォルニアのモントレー湾に押し寄せるザトウクジラの大群のことについてふれたことがありました。

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▲ 過去記事「東ではイルカの大量死、西ではザトウクジラの狂乱の渦中にあるアメリカ」の記事 より。



カリフォルニアの場合は大群の数が異常ということで、死亡したわけではないですが、フロリダでは、クジラの大量死が起きています。エバーグレーズ国立公園の海岸に次々と、ゴンドウクジラの死体が漂着していて、また、沖合ではその他に数十頭のクジラが座礁しているというものです。

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▲ 沖合で座礁して行き場を失っているクジラたち。


これが起きている「エバーグレーズ国立公園」というのは、上のほうの全米の気温の地図で、最も高い気温をマークしている場所がありますが、まさにその場所にあります。

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ゴンドウクジラはアメリカのメキシコ湾に多く棲息しているものだそうで、今回の座礁したクジラたちは、その本来の棲息的からあまりにも遠いところに来ていると専門家は報道で述べています。

また、負傷しているクジラもいなく、つまり、「今のところは原因不明」となっています。

これは、アメリカの東海岸でのイルカの大量死も同じで、「はしか」と報道されていたこともありますが、大量死の中の南東かがはしかにかかっていたことが確認されただけの話で、イルカの大量死全体に通じる話では全然ありません。




海に漂う「死の空気」

最近のアメリカの海には「死の空気」がやや漂っている感じがしないでもありません。

しかし、よく考えてみれば、それはアメリカに限ったことではないということにも気づきます。大量死には、異常なものとそうではないものも含まれますが、科学者がそれを正常だとしても、地元の人々が口々に、

「こんな光景は見たことがない」

という現象は、やはり「普通ではない」ということのようには思います。


12月4日には、「数万匹のイカが韓国の海岸に打ち上げられる」という出来事もありました。

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新華経済より。

江原道束草(カンウォンド・ソクチョ)の海水浴場で、2千メートルにおよぶ範囲に1万匹以上のイカの死骸が打ち上げられていたそう。

squad-korea.gif

▲ 韓国の江原道束草の位置。



最近の海では本当にいろいろなことが起きています。

今回は出来事の羅列だけとなってしまいましたが、「海での事変の意味」ということを考えることもありますので、いずれ書いてみたいとも思っています。





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2013年12月06日



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▲ 2013年12月3日の英国インディペンデントより。



最近、かなり驚いたことがあります。上のインディペンデントの記事のことではありません。
そこに写っている「人民元紙幣」のことです。

とりあえず、ご覧いただきたいと思います。






何億人もの人々が「これで生きている」紙幣の中に

下は、上のインディペンデントの記事に出ているものと同じ中国の 100元の人民元紙幣です。1999年に発行された第5版というもので、 現行で流通しているものです。つまり、中国の人たちが「毎日、生活のために使っている」ものです。

100yuen-1.jpg



この 100人民元紙幣の中の、下で丸く囲んだ部分に注目してください。
中国の初代国家主席の毛沢東の顔の横です。

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この部分の、まあ、どちらでもいいんですが、90度回転させて見てみます。

100-3.jpg




上の写真ではよくわからないかもしれないですが、この部分をイラスト化しますと、まあ大体、下のようになるのです。

100-7.jpg





カラー化すると、このような。

ch-cat1.jpg



何か他のデザインがそのように見えるだけかとも考えたのですが、まあ・・・やはりどう見ても、猫 (笑)。

猫の王様に土下座する猫たち?


いずれにしても、相当、ふざけた感じのする図柄が描かれていて、「お金に土下座しなさい」と描かれているような紙幣で実際に人々が生活しているという事実に、驚くと同時に、なんとも寂しい気分になったりしたわけなんですが、私は実際の人民元を手にしたことがないですので、持ってらっしゃる方はお手元のを確かめていただくとよろしいかと思います。


このことを知ったのは、中国の人が書いたと思われる下のブログでした。

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网传人民币新版百元币Logo设计诡异(百人民元紙幣の奇妙なデザイン)より。






いろいろな通貨に見る「目」たち

上のブログにある記事には、次に、中国人民銀行が 2000年に発行した記念金貨に言及しています。下のような記念金貨です。

ch-2000-1.jpg


普通の金貨に見えるのですが、ブログの作者は、上のすべての金貨に共通して描かれている下の「目」のように見えるデザインに言及します。

ch-eye.gif


ブログ作者は以下のように記しています。



中国人民銀行は 2000年に、目のマークが刻印されている一連の記念コインを発行した。この目は、ラーの目、あるいは、ホルスの目と呼ばれるものと似たデザインで、フリーメーソンの光る目としての象徴でもある。

記念コインのデザイナーの公式な説明によると、これらの金と銀のコインの裏柄のデザインは、中央にあるのが地球で、それが雲に囲まれている。その周囲を惑星、平和を示す鳩、そして、太陽、小麦、樹、生物の遺伝子、さらに月、マウス、銀河を記したものだという。地球が眼のように見えるデザインにしたことについては、「目は人類の生存と発展の概念を見ている存在として描いた」と説明している。

しかし、実際には、多くの国の中央銀行の発行する通貨には、同じように「目」が記されている。





とのことですが、上に出てくる「ホルスの目」というのは下のようなものです。

holus.jpg


上の記事にはフリーメーソン云々とありますが、基本的には古代エジプト文明のシンボルのひとつと考えたほうがわかりやすいかと思います。ホルスの目 - Wikipedia には、


古代エジプトのホルス神はハヤブサの頭部を持つ太陽と天空の神で、その右目は太陽を、その左目は月を象徴していた。ホルス神の左目である「ウァジェトの目」は、ホルス神が父オシリス神の敵であるセト神を討つ時に奪われた。




とあります。

この「ホルスの目」については、人間の松果体を表しているという概念などもあり、いろいろと混沌とした存在で、過去記事にも書いたことがありますが、そのあたりは今回の話とはまた別の話ですので、記事のリンクをしておくにとどめたいと思います。

あらゆる手段で「光」を求める生命: フンコロガシの行動、松果体の意味、そして「太陽神の目」の実体
 2013年01月29日

eye-3.gif

▲ 上の記事より。


全然関係ないですが、フランスの20世紀の作家であるジョルジュ・バタイユという人は『松果体の眼』という小説の中で、


「太陽から火山を経て肛門へ受け渡されたエネルギーは、異様な眼を作り出すことで再び太陽へ回帰しようとする」


と書いています。

バタイユは、太陽と地球のエネルギーの循環は火山によっておこなわれ、そして、それが人間に入ったあと、再びエネルギーを太陽に循環させるのが松果体の役割だと考えていたようです。

仮にホルスの目が松果体と関係しているとした場合、「ホルスの目は世界の循環のメカニズムのシンボルでもある」ということにもなるのかもしれません。確かになんだかよくわからないですが、ここまでわからない話だと、むしろ魅力的な響きでもあります。



ああ、何だかんだと脱線してしまいました。


話を戻します。

上の中国の人のブログには、


> 実際には、多くの国の中央銀行の発行する通貨には、同じように「目」が記されている。


と書いていて、その後にその実際の例を写真と共に挙げています。

米国の1ドル紙幣に関しては比較的有名かとも思いますが、下のように、抽象的ではなく、かなり明確に目が描かれています。

米国1ドル紙幣

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次はウクライナの紙幣。ウクライナの通貨単位は「フリヴニャ」とのこと。

ウクライナ500フリヴニャ紙幣

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次はエストニア。現在のエストニアはユーロ圏ですので、これはその前の通貨だった「クローン」という紙幣のようです。

エストニア50クローン紙幣

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多くの国の、というわりには、挙げられているのは3例ですけれど、「目」というのは象徴的ではあります。


他にもそのブログでは、人民元やドル紙幣に隠された「六芒星」(ダビデの星)や、666や13の数字について書かれてありますけれど、そういう陰謀系の話はともかく、結局、最も驚いたのは最初にご紹介した「ネコ」でした。


それにしても、トップに貼ったインディペンデントの記事の写真のように大量の紙幣を扱っている写真。以前は何とも思わなかったあのような光景も、「このすべてに猫の王様が描かれているんだなあ」と思うと、苦笑にも似た人間の経済生活への何とも言い様のない感情が湧いたりします。

もう1度見てみます。

gikos-2013.jpg



あーいるいる。

これが。

100-7.jpg



「お金に土下座して生きなさい」というような示唆ですかね。


実際、中国人だけじゃなく、今の世界のほとんどの人々はそうして生きていますし。


そのうち、日本の紙幣にも猫が登場したりして。




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