<< 1  2  3 

2014年01月31日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




アメリカの広大な範囲で目撃された爆発光。そして、地球近傍小惑星の発見数の驚異的な増加



us-sms-01.gif

▲ アメリカ流星学会( American Meteor Society ) 2014年1月31日分の目撃報告集計ページより。


今日は午後は何となく調べ物をしていて、気づいたら夕方になっていました。

1月 29日に、アメリカで、ものすごい数の隕石だと思われる火球、あるいは流星の目撃情報がアメリカ流星学会に寄せられました。それらの動きがどうも奇妙で、隕石なのか他の何かなのか、というようなことはともかくとして、気になったのでした。




アメリカ上空で炸裂した光

アメリカ流星学会によりますと、


2014年1月29日午前1時20分頃に、イリノイ州、インディアナ州、ケンタッキー州、ミシガン州、ミズーリ州、オハイオ州、ペンシルバニア州、サウスダコタ州、テネシー州、ウェストバージニア州の9つの州から、実に 196件の報告があった。



とあります。

最初に貼りました図は、拡大しますと下のようになるのですが、これは結構いろいろな情報が色とマークで区分してあるものです。

ams-experience.gif


色やマークの意味は下のようになっています。

ams-legend.gif


これで図を見てみますと、隕石「のような」火球だったものが、いろいろな方向からの目撃となっているように見えます。ひとつの隕石でしたら、その進行方向はもう少し全体としてひとつの方向を示すように思います。

これが意味するところはよくわからないのですが、たとえばですけれど、多くの流星のようなものが大気圏に突っ込んできたとか、あるいは、何らかの原因で、広範囲に「無分別な動き」をしたとか、そういうようなことなのかどうか・・・。

結局、普通に考えても、よくわからないということもあり、そのあたりが気になって調べていた次第です。

たとえば、この日、地球の上空を非常に多くの火球が観測されていたかどうかというと、「火球はほとんど観測されていない」のです。 NASA の火球情報サイトを見てみましても、地球上空を通った火球の数はとても少なく、下のとおり5個でした。これは通常と比べましても少ないです。

orbits-2014-01-29.gif

Spaceweather より。


火球も多い時は下みたいな状態になりますからね。
下のは昨年9月12日の記事に載せたものです。

earth-fireball-0909.gif

▲ 過去記事「地球の上空はふたたび狂乱状態に:2日間で数十の天体が地球上空で交差、そして爆発」より。




目撃範囲を図で示してわかるその広範囲ぶり

今回の 1月29日の火球に関しては、テレビニュースにもなっていて、下の報道がされていました。

us-tv-01-31.gif

▲ 2014年1月29日の WSBT 22 より


画面には、「ミステリー」という文字が出ていますが、内容は、専門家が登場して「単なる隕石です」ということで一件落着しています。


・・・が、上のアメリカ流星学会の目撃情報の「方向性のバラバラ」はどうも気になるところではあります。

何しろ、当たり前のことですけれど、アメリカは広いですからね。

上のほうに載せたアメリカ流星学会の目撃情報分布の地図に、大体同じ縮尺の日本列島のサイズを載せますと、下のようになります。

us-ast-01-30-jp.gif


これを見ると、「すごい範囲だなあ」と、やはり思います。

これだけの広範囲で光が目撃されて、その目撃方向も様々という不思議さを残しつつ、しかし、これ以上の解明ができるわけでもなさそうです。



そもそも、今年 2014年は、正月早々の下の記事から始まった「天体の新年」でもありました。

kako-2014-01-02.jpg

▲ 2014年1月4日の記事「元旦に発見された小惑星はその翌日に地球を直撃した : そんな始まりを告げた 2014年」より。


ちなみに、上の記事でもご紹介した「地球近傍惑星」と呼ばれる地球に接近している小惑星の数がまた、ものすごいことになっています。






毎日数件のペースで発見され、リストが更新される地球に接近する小惑星

下の表は NASA のジェット推進研究所のデータから毎日更新されているスペースウェザーの、近い未来(通り過ぎたものを含む)に地球に接近する地球近傍小惑星のリストです。

sw-neo-01.gif

▲ 2014年1月31日の Spaceweather より。


わかりにくいと思いますので、日本語にしてみました。

ast2014-01-31.gif


通過してから発表(発見)されるものも多いので、過去のものも増えていくという特徴がありますが、とにかく毎日毎日発見されています。

そして、上の表で注目すべきなのは小惑星の名前です。

小惑星につけられている数字は、「その小惑星が初めて発見された年」がつけられます2014 という数字がどれだけ並んでいるかにご注目いただきたいと思います。


もちろん、単に発見される地球近傍小惑星の数が増えているだけで、今後も地球に実害はないかもしれないですが、あるかもしれませんし、そのあたりはわかりません。ただ言えることは、上の表の小惑星の多くが「直前(あるいは通過後)に発見されている」ものだということです。

私が 1月 29日のアメリカ上空の現象に妙にこだわって調べてしまったのには、そのような理由があります。



まあ、今年はもしかすると、天体と地球の間で何か起きるかもしれないですし、起きないかもしれないですけれど、いずれにしても・・・我が人生に悔いなし・・・(変な覚悟決めるのやめろよ)。


ちなみに、その隕石らしきものが目撃されたアメリカの南部は寒波で非常事態の真っ直中にあります。

多分、雪など経験したことのない人が圧倒的だと思われるアメリカ南部のフロリダやアトランタが雪や凍結に覆われています。

us-florida.gif

▲ 2014年1月31日の Metro より。


なんだかんだと、どうも、アメリカが最もムチャクチャなカオスの中にあるような感じもするのですが、いろいろな未来はわかりませんしね。

現状(今の時間軸)をできるだけ充実させて生きることが重要だとは思いますけれど、それもなかなか心境的にうまくいかないこともあったりする 2016年の春です(タイムトラベラーかよ)

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年01月30日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





ch-flu-gaseneta.gif

▲ 2014年1月27日の 21CN 新聞より。



昨日の記事のテーマが「悪魔」で、今日は「病気」と暗い話題が続いてしまいますが、この病気というものの正体も「生き物のようで実際には生き物ではない存在」であるウイルスが主体となっているものが多く、ウイルスという存在自体はとても悪魔的でもあります。

それにくらべると、細菌(バクテリア)は我々と同じ「生き物」で、細菌もまたウイルスに「やられる」立場であるわけで、「神 vs 悪魔」の戦いになぞられれば、病気の世界は「生き物 vs 非生き物」の戦いだと言えそうです。

今回はまず実際問題として、私たち日本人にも脅威となりかねない中国の鳥インフルエンザの状況を記してみます。中国政府が上の記事のように、なかなか怪しい行動をとっていることもわかります。





致死率が 20パーセント台になっている中国の鳥インフルエンザ H7N9

最初に貼りました記事は 1月 27日の中国の報道で、「鳥インフルエンザの患者の治療にあたっていた医師が死亡した」というニセ情報を流したという理由で、男性が「逮捕」されたというニュースです。

この記事で逮捕された男性は、10日間勾留され、500元(日本円で約 8500円)の罰金の支払いを命じられ、釈放されたとのこと。この程度のことで逮捕にまで乗り出すというのは、中国当局が鳥インフルエンザの情報に敏感になっている状況が伺えます。


ただ、上の逮捕理由は多少怪しいのですね。


下のは上海市衛生当局の「公式」のウェブサイトで、 2014年 1月 20日の患者発生について記されています。

shanghai-2014-01-20.gif

▲ 2014年1月20日の上海市衛生局の鳥インフルエンザの患者数報告ウェブサイトより。


上に示しましたように、医師とは書かれてはいませんが、「 31歳の医療関係者の男性が死亡」とあります。このことはブルームバーグでも報じられています。

なので、逮捕されてしまった男性の「ウワサ」は、「医療関係者を医師としてしまった」部分だけとなるのですかね。いずれにしても、このような「ウワサのレベル」の出来事を大きく報じるのはウワサの拡散への抑止効果を狙っているのかもしれません。

何しろ、現在までの今年の中国全土の患者数と死亡者は以下の通り。

ch-flu-h7n9.gif

▲ 2014年1月28日の人民網より。


患者数が 102人で、死亡者数 20人ということは、致死率が 20パーセント台となっていることがわかります。中国は鳥インフルエンザの治療に国家の威信をかけていると思いますので、国家の最高レベルの治療を受けてこの状態だと言っていいかと思います。

そして、これは多分ですが、実際の数字はもっと大きいはずです。なぜなら、患者が最も多い浙江省では、最初「1人」という報告が、あっという間に「 49人」となりましたので、1日単位で患者数や死亡者数は変動しているようです。報告も省によってはずさんな面もありそうですし。

ちなみに、その浙江省というところの状態を見ると、今回のインフルエンザの毒性の強さをうかがい知ることができます。 newsclip の「浙江省で H7N9 インフル猛威、患者数は累計49人に」という記事には下のようにあります。


中国沿海部の浙江省で、鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染が広がっている。

同省の衛生計画生育委員会は27日、「H7N9」感染の患者数について、これまでの累計で国内最多の49人に拡大したと発表。うち1人は健康回復後に退院したものの、12人が死亡し、36人がまだ入院治療を受けている実態を明らかにした。




49人のうち、12人の方が亡くなり、残る 37人のうち 36人はいまだに入院治療が続いているということで、これはつまり、現時点では完治した人は「たった1人だけ」という状態

ここから考えても、この「 H7N9 」というインフルエンザは、感染力は弱いながら、非常に毒性の強いインフルエンザである可能性があります。

仮にこんなインフルエンザが、「強い感染力を獲得した」場合は、かなり大変なことになりますけれど、今のところは大丈夫のようです。

ちなみに、浙江省というのは大都市上海のすぐ近くです。

ch-zhejiang.gif

▲中国・浙江省の場所。





数億人の人々が移動する時期に

中国当局が情報に敏感になっているのは、今が、中国で最も大きなイベントである「旧正月」であることで、人々の移動がすでに始まっているということもあるかと思います。何しろ、旧正月で見込まれている移動数は下の通りの圧倒的なものです。

ch-new-year.gif

▲ 2014年1月16日の大紀元「旧正月の大移動が始まる のべ36億人超」より。


仮にこんな大規模な移動の中で、人から人へ容易に感染したりする種に「変異」した場合は・・・まあ、とても厄介なことになる可能性はあります。

ただ実は・・・人から人への感染は数は少ないながら、すでに起きているようなのです。
下は朝日新聞デジタルの記事からの抜粋です。


鳥インフル、人から「限定的な感染」 中国、警戒強める
朝日新聞デジタル 2014.01.28

中国で感染が拡大している鳥インフルエンザ(H7N9)で、中国国営新華社通信が27日、「浙江省で人から人への限定的な感染が起きている」と報じた。

これまで中国政府は、H7N9型の診療指針で、「限定的で、持続的ではない」との条件付きながら、「人から人への感染は排除しない」との見解を示すなど可能性については認めていたが、今回は発生そのものを認めた。

ウイルスが変異して、人から人へ感染しやすくなれば、世界的大流行(パンデミック)につながる恐れがある。東北大の押谷仁教授は「十分な警戒が必要だ」と強調している。




とのことです。

まあ・・・しかしですね。

浙江省の「 49人のうち 1人しかサバイバルしていない」という状況を見ると、どうやら治療はあまり効果がない可能性もありまして、仮にパンデミックになってしまったら、あとは「」ですかね。

1918年のスペイン風邪(鳥インフルエンザのパンデミック)の時も、長崎大学名誉教授の松本慶蔵さんの書かれたこちらを読みますと、「全世界の2人に1人は感染して、4人に1人が発症した」とのことですが、「何がそれをわけたのか」はわからないです。免疫を持つ人は1人もいなかったのですから。

感染した人と感染しなかった人、あるいは、「発症した人と発症しなかった人」の差の理由はわからないです。

1918-flu-death.gif

▲ 上のサイトより、南北戦争や世界大戦などの戦争での死者と、スペイン風邪での死者の数を比べたグラフ。スペイン風邪の死者数は、「第一次世界大戦と第二次世界大戦と朝鮮戦争とベトナム戦争を合わせた死者数をすべて足した」よりも多いことがわかります。



というわけで、鳥インフルエンザの記事はそんなに多く書くつもりではなかったのですが、何だか長くなってしまいました。

今回はもともと、カザフスタンで流行しているという「眠り病」の報道のことを書こうと思っていたのですが、中国の鳥インフルエンザは身近でもありまして、そちらを長く書きました。

カザフスタンの「眠り病」の記事の翻訳をご紹介しておきます。





「歩きながら突然眠ってしまう」カザフスタンの謎の病

kaz-sleep-01.gif

▲ 2014年1月28日のロシアのメディア svodka より。


カザフスタンのアクモラ地域という場所にある小さな村で「突然、睡眠に落ちる」というような病気が流行していて、その原因がつかめないのだそうです。

「強い睡眠障害」というと、場所や状況を選ばず強い眠気の発作などが起きるナルコレプシーという病気を彷彿とさせますが、カザフスタンのは「感染症のように次々と人々がこの状態に陥る」ということで、ナルコレプシーのようなものとは関係ないようです。

しかも、感染症のようでも、「それぞれの患者に接触がない」ことがわかっているようです。

また空から何か病気がやってきたのかもしれないですし、他の原因なのかもしれませんが、短く記事をご紹介します。イタルタス通信の記事を短く紹介していたものです。



Una extraña enfermedad adormece a los habitantes de una aldea de Kazajistán
Entorno Inteligente 2014.01.27


奇妙な病気が、カザフスタンの村の住民を襲う


kazafstan-sleep-sickness.jpg

▲ カザフスタンの「眠り病」を伝える現地の KTK ニュース。YouTube より。


カザフスタンの小さな村の住民たちは、日中、突然深い眠りに入ってしまう奇妙な病気の流行に直面している。医師たちもこの不思議な現象を説明することができないでいる。

この病気にかかると、文字通り「人々は歩きながら眠りに落ちる」というような状態になることをロシアのタス通信は伝えている。

この疾患は、14歳から70歳までの、少なくとも十数人が、医療センターに赴き、それぞれが同じ症状を訴えたことが昨年から報告されている。それぞれに接触はなかったという。

主症状は脱力感、部分的な記憶喪失、強い眠気と意識障害などだ。

医師たちは、当初はインフルエンザや呼吸器系の疾患だと考えていたが、その後、それらの原因は否定された。また、アルコール、薬物、水質などの原因も排除されている。この村の近くには、ソ連時代に爆発したウラン鉱山があり、そこからの放射を考慮する必要を主張する医者もいる。

村人たちはこの奇妙な現象について非常に懸念しており、早期の保健当局の調査を求めている。




というものです。

原因は今のところはわからないということで、確かに奇妙な病気ですが、私がこの病気を取り上げたのは、単に奇妙というだけではなく、ある予言者の言葉を思い出したのでした。






思い出すタラビッチの言葉

過去記事の、

私たちに残されたかすかな「破局の回避」の可能性のために(1): 「人類のひとりと宇宙は同一のもの」
 2013年03月24日

という長い記事の最後のほうで 19世紀のセルビアの予言者であるミタール・タラビッチの予言を載せたことがあります。

tara-photo-02.jpg

▲ ミタール・タラビッチ( 1829 - 1899年)の写真。


その中に、


この戦争を戦う者たちは、科学者に命じて奇妙な大砲の弾を作らせる。それが爆発すると、人を殺すのではなく、まるで人間や動物に呪いをかけるようになる。その呪いで人々は戦うかわりに眠りに眠りこむ。



という奇妙な下りがあり、この「その呪いで人々は戦うかわりに眠りに眠りこむ」という部分を思い出しのでした。別に何かの関係があるわけではないでしょうが、参考までにこの部分の下りにいたるとこころから少し抜粋しておきます。



ミタール・タラビッチの「クレムナの予言」の後半


しかし、時はすでに遅い。悪意をもつものたちが全世界を荒らし回っており、巨大な数の人々が死に始めるからである。

人々は都市から逃げ出し、田舎に避難する。
人々は十字が三つ並んだ山を探す。
その中では人々は生きていくことができる。
その中に逃げ込んだものたちは、自分も家族も救うことができる。
しかし、それも長くは続かない。

なぜなら、次にものすごい飢饉が世界を襲うからだ。

この飢饉は通常の飢饉ではない。
町や村には十分に食べ物がある、だが、それらは汚染されている。
飢えた人々はそれを食べるが、食べると死んでしまう。

怒りくるったものたちによる攻撃が始まる。
戦争が始まるのだ。

この戦争を戦う者たちは、科学者に命じて奇妙な大砲の弾を作らせる。それが爆発すると、人を殺すのではなく、まるで人間や動物に呪いをかけるようになる。その呪いで人々は戦うかわりに眠りに眠りこむ。

三つの十字のある山に逃げ込んだ者たちだけが避難場所を見つけ、愛と幸福に満たされ、豊かに暮らすことができる。

そして、その後はもう戦争は起こらない。





百数十年前に上のようなことを言っていたミタール・タラビッチの予言のこの部分は、状況的な時間軸から見れば、現在あたりなのですよね。

そのことをふと思いました。

 > 悪意をもつものたちが全世界を荒らし回っており

なんてのも、昨日「悪魔 vs キリスト教の戦いが世界中でエスカレートしている」を思い出したり。

いろいろとどうなりますかね。

書いていて、自分で不安に突入してしまう輪廻に陥ったりしたわたくしであります。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年01月29日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





盗まれるローマ法王の「血」、殺される平和のハト、イエス像を打ち砕く落雷、そして、十戒碑の目前に建立されるサタン像


sague.gif

▲ 2014年1月27日のイタリアのメディア La Stampa より。


上の報道は最近のイタリアの多くのメディアで報じられているもので、第 264代のローマ法王ヨハネ・パウロ2世の遺物として保管されていた「法王の血が入っている瓶」が何者かによって盗難されるという事件が起きました。その瓶は上の写真のものです。

盗難された 1月 25日が「悪魔崇拝主義(サタニズム)での新年」にあたることや、また、 2月 1日というのは「ホロコーストに関してのメモリアルデイ」なのだそうで、毎年、サタニズムの人々はこの日に合わせて、様々な行事をとりおこなうそうです。

そのようなことがあり、

盗難された日と悪魔崇拝主義者たちの記念日がリンクしていること

血の瓶と十字架は盗まれたのに、金品のたぐいは一切盗難されなかった

などから、イタリア警察は、これがサタニズムと関係した盗難事件であることを否定できないという見解を示したという報道でした。もしかすると「何らかの悪魔的な儀式に、法王ヨハネ・パウロ2世の血が使われるかもしれない」ということは、敬虔なクリスチャンには耐えられないことのようです。

papa-01.jpg

▲ ヨハネ・パウロ2世(教皇在位:1978 - 2005年)。列聖と呼ばれるキリスト教での「聖人」としての地位が死後 9年 25日目に確定しています。


上のヨハネ・パウロ2世は「白い鳩」と共に写っています。最近、この「法王と鳩」に関しての出来事がありました。現法王のフランシスコ教皇に関しての出来事です。






平和のハトは旅立てなかった

つい先日の 1月 27日、フランシスコ法王が子どもたちと共に、「平和の白い鳩」を聖ピエトロ大聖堂の窓から放ちました。

「世界に平和が訪れますように。神のご加護がありますように」と。

1-pope-dove.jpg

▲ 2014年1月27日の National Geographic より。


そして、その直後に起きた出来事が、西欧のほとんどの報道メディアで大きく報道されることになりました。

dove-attack.gif

▲ 米国 CTV より。


上は襲撃された瞬間の様子ですが、その後は下のように平和のハトはカラスの「エサ」となってしまいました

dove-attack-02.jpg


通常では、カラスが生きた鳩を襲って餌食にするというようなことはあまりないと思われるわけで、どうして「このようなことがこの大事な場でおきたのか」ということが、現在、動物学者などからのコメントが求められたりもしているようです。

これらは、盗難が「人によるもの」で、ハトは「動物によるもの」ということになりますが、昨年から今年にかけて、自然界からの教会への攻撃もそこそこ続いている感じがあります。

ちなみに、これは前法王のベネディクト16世が退任した直後から特に激しくなりました。






カミナリが落ちまくるキリスト教関係施設

過去記事の、

最後の法王と呼ばれ続けたベネディクト16世(1): 聖マラキの予言とコナン・ドイルの未来感の時間軸
 2013年02月13日

の中に、ローマ法王ベネディクト16世の退位の発表の後に、「バチカンの聖ピエトロ大聖堂に稲妻が何度も何度も落ちる」という出来事の動画を載せたことがありました。

2012-02-13-thunder.jpg

▲ ベネディクト16世が退位を発表した後の 2012年2月13日の夜、聖ピエトロ大聖堂に何度も雷が落ち続けました。動画は YouTube にあります。


そして、法王は交代し、年代は 2014年になりました。

ちなみに、私は上の過去記事「最後の法王と呼ばれ続けたベネディクト16世」のタイトルに書きましたように、前代の法王ベネディクト16世が「事実上の最後の法王」だといまだに思っています。

あまり関係ないことですが、その記事に抜粋しました、聖マラキ(1094年頃 - 1148年) の預言の内容を参考までに記しておきます。


「全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言」より 111番目の教皇

111.オリーブの栄光 - ベネディクト16世(2005-)

ローマ聖教会への極限の迫害の中で着座するだろう。
ローマ人ペトロ 、彼は様々な苦難の中で羊たちを司牧するだろう。そして、7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る。終わり。





さて、少し話が逸れましたが、年が明け、 2014年早々の 1月 16日、ブラジルのリオデジャネイロのシンボルともいえる「コルコバードの丘のキリスト像」に雷が直撃しました。

下がその光景ですが、なんともすごい光景!

rio-christ.jpg

▲ 2014年1月18日の Gizmodo より。


産経ニュースの 2014年 1月 18日の「雷でキリスト像の指欠ける ブラジル・リオの観光名所」によりますと、


観光名所コルコバードの丘に立つ巨大なキリスト像に雷が当たり、キリスト像の右手を直撃。親指と中指の先端の一部が欠けていたことが判明した。

リオ州内では16日、4万回以上の雷が落ちた。高さ710メートルの丘に立つキリスト像には避雷針があるが、機能しなかったという。




とのこと。
この「1日で4万回の落雷」というのも実はすごい数です。

その「イエス像の手を直撃した瞬間」は、下の写真です。

brazil-02.jpg

▲ 2014年1月18日の時事通信より。




マラウイ共和国でも

昨年の 12月 29日には、アフリカのマラウイ共和国という国でも、キリスト教会に雷が直撃して、教会の中にいた人たちが死亡したという出来事がありました。

malawi-01.gif

▲ 2013年12月29日の英国インディペンデントより。



ところで、この In Deep も、「悪魔の輪郭」というカテゴリーなどがありますが、以前は今より多くのその関係の報道を取り上げていました。

今でも、そういう記事は目にした場合は集めていたりします。

最近は日々の出来事が多く、悪魔関係の記事を取り上げる機会がなかったものですので、今回はコツコツ溜めている「悪魔記事ストック」(イヤなストックだな)から、いくつか取り上げています。






米国オクラホマ州の州議会議事堂前に悪魔の像が建つ日

他にも、アメリカではオクラホマ州の議事堂の前に「サタンの彫像」が建立される計画を巡って、地元で紛糾が続いています。

satan-oklahoma-1.gif

▲ 2014年1月7日の米国デジタル・ジャーナルより。


これは AP 通信などが日本語でも報道していますので、抜粋します。


サタニスト団体、米オクラホマ州会議事堂に悪魔像の設置を要請
AP 2014.01.08

サタニスト (悪魔主義者) の団体が、2012年にモーセの十戒の記念碑が設置されたオクラホマ州会議事堂の敷地内に、高さ7フィート (2メートル134センチ) の悪魔の彫像を建立するよう求めている。

ニューヨークを拠点とするサタニック・テンプルは、州会議事堂の管理委員会に、悪魔像の設置を申請した。

オカルトのシンボルとしてよく使用されている角を生やしたヤギの頭に翼と長いヒゲを持つ悪魔バフォメットをアーティストが表現した彫像のデザインも提出された。設計図では、悪魔は星形五角形の装飾を施した玉座に座り、横に笑顔の子どもを連れている。




とのことで、その「サタニック・テンプル」(意味は「悪魔寺院」)という団体が申請している「悪魔が星形五角形の装飾を施した玉座に座り、横に笑顔の子どもを連れている」という彫像のデザインは下の図です。

satan-oklahoma.jpg


このことが揉めている背景には、オクラホマシティに建立されている「モーセの十戒碑」と同じ敷地内にサタンの像を建てようとしているということがあるようです。モーセの十戒碑は、上のデジタルジャーナルの写真にある碑です。


要するに、オクラホマの議事堂をはさんで、下のような状況になるということのようです。

satan-ten-commandments.jpg

Church of Satan unveils plans for Oklahoma Satan statue より。


まあ・・・そりゃ、怒る人が出ても当然なのでしょうけれど、このような動きは、かつてはこんなに堂々とおこなわれるものではなかったような気もするのですが、世界の各地で、結構露骨にいろいろなことがおこなわれている感じがあります。


他にも、以上のようなことと類似した報道が多くなっている中、バチカンはどのような態度で臨んでいるか。


それは・・・悪魔払いの供給を増やしているのです。


exorcist-2014.gif

▲ 2014年1月4日の英国テレグラフより。


その理由としては、「需要が増えている」ということなんですが、需要というのは、つまり、「悪魔を祓ってほしい」という需要です。それが増えているということのようです。

実際、最近では毎日のように世界中で「エクソシズム」の文字がタイトルにつく報道があります。ためしに、今、 Google ニュースで検索してみただけでも、インドメキシコアゼルバイジャンと、次々と報道が出てきます。どれもが通常のマスメディアのニュース報道です。


なお、聖職者の「エクソシズムの学習」については、それぞれ3年以上前の記事ですが、

米国ボルチモアで聖職者相手に開始されたエクソシズム(悪魔払い)の儀式のレッスン
 2011年01月11日

エクソシズムの秘密を公開するポーランドのカトリック教会
 2010年11月14日

というふたつの海外の報道記事をご紹介したことがあります。

悪魔というものの実態はよくわからないですが、実態はともかく、悪魔という「概念」は、今年になってさらに大きくなっている気がします。

そして、あるいは、誰もがこの「悪魔の概念」と対峙する時がくるのかもしれません。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年01月28日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





us-bond-001.gif

▲ 2014年1月23日の米国 CNN にほんの数分掲載された記事。記事はすぐに削除され、CNN は「アカウントがハッキングされた」と謝罪したようです。真相は不明のままですが。記事の URL はこちらですが、削除されていて、現在は Google のウェブキャッシュに残っていて、この記事が実際に掲載された証拠となっています。
--



私は経済にも金融にも詳しくないですが、そんな私でも興味のあるニュースが最近は多いです。たとえば、上のような CNN の「誤報」というかハッキング(だと CNN は述べる)記事は、理由はどうであれ、確かに一瞬、特報として掲載されていたりしたこともいろいろと考える部分はあります。

経済関係の話は、興味のない方にはつまらないかもしれないですが、何だかんだいっても、現在の私たちは「お金と経済の中で生きている」という現実があります。そのシステムが崩壊したり、あるいは崩壊しつつある場合、私たちの生活は、相当の混乱に見舞われるはずです。

もちろん、遠い未来の地球のためには、(現在の)金融や経済など崩壊したほうがいいとは思いますが、それまでがいろいろと大変そうです。






ソニーのジャンク債権化に、電気製品を「神器」と呼び続けた時代の終焉を感じて

昨日の米国で、上の「ソニーが、アメリカの債券格付け機関ムーディーズからジャンク債に引き下げられる」という記事がアメリカの大手各社メディアで報じられていました。

sony-junk.gif

▲ 2014年1月27日の米国 CNN より。


ジャンク債というのは、文字通りその会社の債権の投資価値がジャンク級(日本語で「ゴミ」)であるという判断を示すもので、辞書的にいえば、「債券格付けで投資不適格とされた債券」のことです。

「あのソニーがついに」

と、カセットのウォークマン時代を長く過ごした若かった頃などを思い出して、新たなジャンク債会社としてのソニーの未来と、そして(同じくジャンク債級の財政状態の)日本の未来に思いを馳せたりした次第です。

下のは、昭和 35年( 1960年)の新聞広告です。マイクロテレビと書いてありますが、今でいうポータブルテレビのことのようです。

sony-s-tv.jpg

▲ 毎日新聞「昭和のニュース」より。


上記ページによりますと、このポータブルテレビの価格は 6万 9800円だったそう。

今だと、どうということない価格に見えますけれど、大卒初任給の推移というページを見ますと、 1960年の平均初任給が 16000円程度だったようですので、「月給の4ヶ月分」という、とんでもない高級品だったようです。

ちなみに、2004年の平均初任給は約 20万3000円ですので、その価値と照らし合わせますと、現在だと「 88万円のポータブルテレビ」ということになります。

上の広告は私が生まれる3年前のものですが、私が生まれた時には、私の家にはテレビそのものがありませんでした。テレビと洗濯機と冷蔵庫が三種の神器と言われていた時代ですけれど、うちでも、上の順番で購入されていたような記憶があります。私の家にテレビが導入されたのは3歳くらいの時だったと思いますので、 1967年頃でしたかね。

tv-ref1.jpg

▲ 当時の三種の神器。 Wikipedia より。


このソニーのようなことは一例ですけれど、今後も似たようなことは続くのかもしれません。
何より私は日本の経済成長という「大本営発表」的な言葉を信用していません。

まあ、今の経済政策で恩恵を受けている方々も少しはいるのだとは思いますが、やはりその構造は、「いびつだよなあ」とも思います。





疎外されるものたちはその存在が社会から消えていく日本

そういえば、昨日、天気予報を見るために午後 7時 25分に NHK をつけましたら、天気予報の後に、そのまま『クローズアップ限代』が始まりまして、タイトルは「あしたが見えない〜深刻化する“若年女性”の貧困〜」というものでした。

上のウェブサイトによれば、内容は、


貧困状態に苦しむ若い女性が増えている。親の生活苦の影響を受け、早朝と夜間のバイトを掛け持ちしながら家計を支える10代の女性。困窮を抜け出そうと苦学して専門学校に通ったものの、正社員になれない20代の女性。中でも、先の見えない生活を強いられているのが若くして子どもを産んだシングルマザーである。



番組では、実際には風俗に行くしかない多くのシングルマザーの女性たちの姿が描かれていました。

私は風俗のことは知らないのですが、飲み屋の女性のことにはわりと詳しいです。かつて夜の街で飲み歩いていた時に、この番組に出てくるタイプの女性たちと実に多く会いました。

そのタイプとは「他に行き場がない」女性たちでした。

公言されることはないですが、今の日本には学歴的には「中卒」の若者たちが非常に多くいます。

これは、高校を中退すると自動的にそのようなことになってしまうからですが、日本では「高校進学率」だけを高い数字で発表しますけれど、「ドロップアウトした人たちを数に入れない」という方式で日本の進学神話を作ってきましたので、ドロップアウトした人たちは「日本人の統計の数には入れられない」という現実があります。

普通の人が考えている以上に、中卒学歴の人たちには行き場(働き場)がないのが現実で、しかも、今のこの「不景気の時代」では、さらにどうにもならないはずです。


まあそして・・・こんなことは書きたくないですが・・・ 今はまだ夜の仕事などでも何でも仕事をすることができますけれど、本当のスーパー不景気になると、そういう求人も極端に減ります。

残るのは「アンダーグラウンドの世界」の極めて危険な部分だけとなっていくというのが、戦後の日本の繰り返しだったようにも思います。

話が逸れましたが、そういうスーパー不景気というのか恐慌というのか、そういうものが「来ない」なら問題は何もないです。

でも・・・早ければ今年あたりにも来るのでは?
素人の考えですのでお気になさらないでください


bank-1946.jpg

▲ 1946年2月17日の朝日新聞。見出しは「今日から預金封鎖」。


ところで、Walk in Spirit さんの記事で「 HSBC の預金引き出し制限、しかも予告なし」というものがありました。







世界最大級の金融機関にブラックホールが存在していた

HSBC というのは、 Wikipedia から抜粋しますと、


HSBCホールディングスは、イギリス、ロンドン、カナリー・ワーフに本社を置く世界最大級の金融(商業銀行を主体とする)グループである。

HSBC は、米経済誌フォーブスの 2008 年版世界有力企業 2000 社番付で1 位を獲得。




という、つまり、世界で最も大きな金融機関のひとつです。

そのような大きな金融機関が「予告なしに預金引き出し制限をおこなった」ことが英国の BBC で報じられていたというものでした。

予告なし」という部分にインパクトがあります。

そして、この世界最大級の金融に関しては、最近、下のような報道もありました。

hsbc1.gif

▲ 2014年1月17日の英国インターナショナル・ビジネスタイムズより。


700億ポンドというのは大体 11兆 8000万円くらいのようですが、記事としては、香港の調査会社が HSBC の資産のバランスシートを調べてみたところ、その中に「蜃気楼のように存在しない資金」が浮かび上がったということのようです。

この 11兆円という金額は、普通に考えればデカいですが、世界最大の金融機関にとって大きいか小さいのかはよくわからないところがありますが、それでも Wikipedia によると、 HSBC の純利益は日本円で 1兆円くらいということですので、小さくはなさそうです。


このような「蜃気楼」は、各地に浮かび上がっているようです。

少し前の記事の、

荒れ狂う地球の姿がはっきりしてきた中で「 1月 31日の中国の巨大デフォルト」の記事を目にしたり、 NSA のスパイ大作戦ばりの装置に驚いたり
 2014年01月21日

ch-de.jpg

という記事に関して、内容が掲載されていた日本語記事を見つけましたが、こちらも「蜃気楼のような資金」に関しての話ともいえそうです。

記事から抜粋します。



中国:中誠信托「理財商品」にデフォルト危機、債権520億円が不良化
newsclip.be 2014.01.23

規模が膨張した「シャドー・バンキング(影の銀行)」に対する警戒感が中国で高まりつつある。一旦デフォルト(債務不履行)に陥れば信用リスクが拡散するだけに、この問題に関する動向からは目が離せない。

中誠信托有限責任公司の発行した高利回り金融商品「理財商品」で、投資家が損失を被る可能性が強まってきた。投資・信託大手の同社は、ある企業に貸し付けた30億人民元(約520億円)が不良債権化していると公表。法的な措置に訴えて資金の回収に乗り出す方針を明らかにした。2014年1月31日に返済期限を迎える。 

銀監会・創新監管部の王岩岫主任は昨年7月の金融フォーラムで、「理財商品の販売規模は、13年6月末時点で9兆8500億人民元(約170兆円)に膨らんだ」とする見方を示した。2007年末の時点では、5000億人民元に過ぎなかったとされる。





というものだそうです。

この 520億円という金額の問題ではなく、上にもある 170兆円という爆弾が連鎖的に崩壊していくということが恐怖となっているということのようです。


今の私たちが生きている世界の中心のひとつには確かに経済があります。

そして、この今の経済システムは理想的には崩壊しながら変化していくべきなのでしょうけれど、その「崩壊の期間」や過程は誰にもわかりません。

もちろん、現在の経済がまったく毀損も受けず、崩壊もせずに存続していく可能性もあるとは思いますけれど、その可能性は、良くて0パーセント以下だと思います。

時期を予測しなくていいのであれば、確信を持ってそう言えそうです。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年01月26日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。






計算の宇宙の中に生きる科学者もまた真実に到達しつつあるのかもしれない

何だかもう異常に長いタイトルになってしまっていますが、最後の「考え込んだ2日間」というところが本題で、つまり、昨日は「あるふたつの記事」を見まして、しばらく考え込んでしまいました。そして、考えるだけで終わって何も書けなかったのですが、今日もうまく書けそうにもないです。

そのふたつの記事とは、まず下の記事。

hawking-no-blackhole-03.gif

▲ 2014年1月24日の英国デイリーメールより。


タイトルの通り、スティーブン・ホーキング博士が、「ブラック・ホールというものは存在しない」と発表して、物理学の世界は大騒ぎとなっているという話です。

これは、他にも多くの科学系メディアで報じられています。

翻訳しようと思ったのですが、その「なぜブラックホールが存在しないという結論に至ったか」という理論の部分が私にはとても難解でした。待てば数日のうちに、日本のどこかのちゃんとした科学サイトが内容を紹介してくれるだろうということで、詳細はともかくとして、同じ日にもうひとつの下の報道を目にしたのです。

The Most Powerful Black Hole in the Univers

▲ 2014年1月24日の Daily Galaxy より。


タイトルにある英語のクァドリリオン( Quadrillion )という単位は、辞書的には、アメリカなどでは 1,000の 5乗ということで、

1,000,000,000,000,000

というような単位。

ドイツやイギリスでは 1,000の 8乗ということで、

1,000,000,000,000,000,000,000,000

というような単位になるそうで、とにかく果てしなく大きい単位であるわけですが、 NASA のチャンドラ観測衛星が、太陽の数千兆倍から 数京倍もの大きさのある銀河団を観測していることに関しての報道でした。

そして、この RX J1532 と名付けられた銀河団の中心には「知られている中で最大のブラックホール」が存在していると考えられるということが書かれています。


さて、しかし。


ホーキング博士が「ブラックホールは存在しない」と述べ始めた。

そして、実は私も以前から「ブラックホールというものは存在しないものなのではないか」と考えることがありました。別に難しい理論からそう考えたのではなく、単純なことからそう思っただけですが、そのあたりは過去記事の、 2012年に「発見された 130億年前のブラックホールが放つ矛盾」などに記したことがありました。

CLG-J02182-05102.gif


上の記事で、私は「私たちがブラックホールと呼んでいるものの正体は何なのか」として以下のように書いています。


ところで、そもそもブラックホール(と呼ばれているもの)とは何なのか

報道(新聞やテレビでさえも)などでも「ブラックホール」という言葉は完全に定着していて、あたかも「確定した現象であり存在」として報道されたりしています。

今回の記事に興味を持ったのは、そこに私と同じような疑問のコメントがあったからです。その130億光年の場所のブラックホールの報道記事のコメントに下のようなものがありました。


「今の宇宙モデルでは、ブラックホールは、惑星や銀河より先に形成されるのですか? 誰か教えて下さい」


確かに、ビッグバンとされる130数億年前の「直後」にブラックホールがあるということは、このブラックホールは「他の惑星や銀河より先にできた」ということが考えられます。

(@_@) ?





そもそも、ブラックホールという名称は、ブラックホール - Wikipedia を読みますと、


ブラックホールとは、極めて高密度かつ大質量で、強い重力のために物質だけでなく光さえ脱出することができない天体である。名称は、アメリカの物理学者ジョン・ホイーラーが1967年に命名した。



というように、概念として命名されてから、また 40年しか経っていないとても歴史の浅い概念です。

また、上の記事で Wikipedia から下の部分を抜粋しています。
気になる部分をこちらで赤字にしてあります。


ブラックホール - Wikipedia より。(赤字は私によるものです)

ブラックホール

ブラックホールとは、きわめて高密度で大質量で、きわめて強い重力のために物質だけでなく光さえも脱出できない天体のこと。きわめて強い重力のために光さえも抜け出せなくなった時空の領域、とされている

21世紀初頭現在、ブラック・ホールは仮説的存在であり、ブラックホール自体を直接観測することにはまだ成功していない。だが、宇宙の特定のエリアにおいて、ブラックホールが存在すると想定すれば、理論的に予想される物質の運動に相当する宇宙ジェットや、降着円盤やブラックホールに吸い込まれていく物質が出すと理論的に予想されるX線は観測されていることから、ブラックホールが実際に存在することはほぼ確実だろうと多くの科学者から見なされている。



全編を通して、仮定の表現が使われていることを知ります。


まあ、ホーキング博士に関しては、「科学は創造者の助けなしで宇宙を説明することができる」というような奢った言葉の連発を聞くにつれて、実はあまり好きではない科学者のひとりでした。しかし、その「計算の宇宙」に住む彼の生き方も何となく理解できるようになってきました。




ホーキング博士への感情の寛解

2011年の記事ですが、

理想を持たない科学: ホーキング博士の言葉をきいて
 2011年11月23日

という、やや感情的に書いたようなものもありました。

そこでは、ホーキング博士の言う、「銀河系で知的生命がいる星は地球だけで、地球にエイリアンは来ない」という意見に行き着いた理論的な思考があまりにも単純で失望したということもあります。

たまに書くことがありますが、私もホーキング博士と「結果としては同じ」ように、地球に宇宙のエイリアンが来ているとは今では思っていません。これは3年くらい前から確信に近いものがあります。しかし、その理由は「ホーキング博士とはまったく逆の意味」なのです。

過去記事から抜粋しますと、下のような概念が「地球に宇宙から宇宙人は来ない」と思う理由の根幹だと私は考えているのです。



宇宙にはどこまでも太陽系と同じような形とシステムの恒星系があり、その中の多くにも「太陽」と「地球」が存在していて、その数は文字通りに無数にあり、人類が存在する数もその通りに無数の数だと考えられる。



からです。


star-system.gif

▲ 最近、天文学者たちは「銀河系には数百億以上の地球と似た惑星がある」と発表しました。上の図は、この数年間で大量に発見されている「太陽系と似たような恒星システム」の一部です。2013年11月4日の米国 newsy より。





物理学的にはどれだけ未来になっても行くことのできない地球型惑星

この数年くらいは、地球型の惑星が非常に多く見つかっていますが、それでも、どの惑星も近くても十数光年以上の距離です。

(参考記事)
・別の太陽系の「地球の双子」が NASA により「確定」される
 2011年12月06日

kepler-22-23.jpg

▲ 上の記事よりNASA が発表した「ケプラー22システム」という恒星系と私たちの太陽系を比較した図です。


仮に、地球に「光の速さで動く乗り物」が作られるとします。あるいは、量子テレポーテーション技術のような、光の速さで物質さえも転送できる技術が確立したとします。

しかし、上のケプラー22b にしても、「行くのに 600年」。
戻るのにも 600年かかります。
ひとつの通信にもそのくらいの時間がかかります。

あるいは、比較的近い生物が住めそうな惑星とされているグリーゼ581までなら、たった 20光年

gliese581.jpg

▲ グリーゼ581 の想像図。 Boston.com Gliese 581g より。

20年かけて到着。

グリーゼから当地の状況を無線で地球に送っても地球に届くのが 20年後。
地球からグリーゼに返信して、また 20年。

連絡と往復だけで、あっというまに 100年近く・・・。


馬鹿馬鹿しいことを書いていると思われるかもしれないですけれど、これが現実であって、そして、これがいかに現実的なことではないことかということもおわかりかと思います。

近い近いといっても、「光年」というのは十分に遠いです。

この状況を打破するには「光の速度が最も速い」という物理学が完全に崩壊するしかないでしょうが、それはかなり難しい。

現状の科学では、上の惑星などと比べると比較にならないほどすぐ近くにある火星にまでさえ有人飛行はいまだできない。


じゃあ、話を変えて、もっともっと科学も人類も進化して、例えばそのうち、人類には肉体的な形も必要ないような「精神的な存在」の時代になるというようなスビリチュアル的な時代がくるとする。

つまり、「時間も空間も関係ないような人類の時代」が来るとする。

それならそれで・・・なんと、もう他の惑星にいく必要さえないわけです。
なぜなら、時間も空間も関係ないなら、物理的な移動には何の意味もないからです。

どう転んでも、遠い宇宙に物理的な移動を目指すことにはどこかに無理が生じてしまいます。


まあ、しかし、このような不毛な話はともかくとして、ホーキング博士の話からずいぶんと逸れてしまったのですが、確かに、ホーキキング博士は今でも「計算だけで作られる宇宙のお花畑」の中にいる人のようです。

それでも、その「計算の中の宇宙」からも真実が生まれ出てくるのかもしれないと思うと、ホーキング博士の、一種、奢ったように聞こえる言葉の数々も、「彼の特性」として寛容に考えるべきだったと、短気な自分を情けなく思います。

そんなわけで、ホーキング博士との自分の中の軋轢も消えつつあり、そして、次は、ビッグバンも進化論も、あるいは有限の宇宙すべてが消えていく時にさしかかっているのだと思います。


というわけで、今日はほとんど無駄話のようになってしまいましたが、過去記事に記した「お釈迦様の言葉」を引用したフレッド・ホイル博士の文章で締めたいと思います。

ブッダの安堵: 科学が到達しつつある「宇宙に存在するあまりにもたくさんの他の地球と生命」
 2011年05月25日

という記事からのものです。



フレッド・ホイル著「生命はどこからきたか」 第15章より

紀元前六世紀に、ゴータマ・ブッダの世界観はすでにコペルニクス革命以後に入っていた。彼は宇宙が、各々がわれわれの惑星系と似た数十億の ”小さな宇宙” から成り立っていると記している。ブッダの対話形式になっている古い仏教の教典のなかに無限の宇宙について述べられている。

「無数の太陽、無数の月、・・・、無数のジャムブディパス、無数のアパラゴヤナス、無数のウッタラクラス、無数のブッダビデバス」

ジャムブディパスとは当時の北インドの人々が知る限りの人の住んでいる地域を表す単語である。この対話から、ブッダが生命と意識(彼はすべての生命に意識があると考えていた)が宇宙の構造に全体として結びついていて別々にできないものと捉えていたことは充分に明らかである。





この文章に宇宙構造の根本が示されていると私はずっと思っています。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年01月24日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





th-riot-police-01.gif

▲ 2014年1月22日のタイの mthai より。




タイのデモに見る「階級社会への忠誠」の崩壊の予兆

昨日の記事、

この世は黙示録の世界か、それともイザヤ書の世界か : 世界各地で果てしなく拡大する「まるで内戦の状態」
 2014年01月23日

の中で、国家非常事態宣言が発令されているタイのことについてふれました。

今回のタイのデモ参加者たちは非常事態宣言を無視して行動を続けているのですが、そのこと以上に、今回のデモでは「タイの人々がすることとしては特徴的に見える」ことが起きています。

それが上に貼った写真の出来事です。

タイの人々には、タイ社会の大きな特徴である「階級型社会」というものが上から下まで皆が身に染みついていて、つまり、国王というトップの存在から始まり、政治家や警察といった権威に対して楯突くということについては、「そういう発想そのものがあまりない」のが、少なくともこの数十年だったと言えます。

争いも犯罪さえも「常に同じ階層同士でおこなわれる」のです(外国人や観光客相手は別)。

この数年から十数年、何度も暴動やクーデターが繰り広げられているタイですが、破壊のターゲットになるのは民間の建物などが主で、王室関係、警察関係を直接攻撃したり、あるいは「愚弄したり」といったことはしなかったです。

しかし、今回はどうも「一線を越えつつある」ように見えます。

上の写真で、デモ参加者たちが文字盤を剥がしているバンコクのタイ警察本部の正門は、下のように、その前でお祈りするタイ人がいるような意味さえもっている場所です。いや、場所「でした」。

thai-police.jpg

▲ バンコクのタイ警察の正門。BKK FM91 より。


この正門は昨日、下のようになりました。

after-thai-police.jpg

▲ 2014年1月23日の newsclip より。


文字を剥がすだけではなく、「権威的建物に対して落書き」をしているのでした。

上の文字は英語で書かれてある場所ですが、その横の塀には、下のようにタイ語でタイ国家警察と書かれていて、その上には国家と王室に捧げるシンボルが飾られていました。

bef-thai-2.jpg

society.com より。


こちらのほうも昨日は下のようになってしまいました。

after-2.jpg

▲ 2014年1月23日の newsclip より。


これらがどのような経緯で行われたものかわからないですけれど、仮に命令されているようなものであっても、何となくですが、「崩壊に直面するタイの階級社会」というようなニュアンスを感じたりいたします。

こうなってくると、最終的にこの矛先は、「タイの階級社会の最大の象徴」へと向かっていく可能性もあるのかもしれないです。


タイの階級社会の最大の象徴とは、つまり、「書くと不敬罪に該当する対象」です。


しかし、考えてみると、現在、世界中でおこなわれている様々なデモや暴動の中には、同じように「階級社会への戦い」という意味を持つものも多いです。これらが階級社会に対しての「最後の聖戦」となるのか、あるいは「いつものように懐柔されて終わり」なのかは今はよくわかりません。


ただ、私自身は今年 2014年を、ある程度特別な年だと考えていますので、いつものようにならない可能性もあるかもしれません。

この「 2014年が特別」という私個人の考え方は昨年までも思っていたことですけれど、過去記事の、

地球サイズの黒点を眺めながら「必ず今年終わるこの世」を神(のようなもの)に誓って
 2014年01月09日

に書きました、


「個人的な宇宙の部分的な崩壊」という意味では、今年 2014年という年は異常なほど鮮明に記憶される年であることが確定して、そして、第5宇宙だか第6宇宙だか忘れましたけれど、ホピ族のいう「現在の宇宙の終わり」であり、あるいはアステカの人々が、現在の太陽神トナティウの時代が終わる時とした「その年」にいる自分を感じます。



というフレーズは今も「生きて」います。




動物たちも階級から外れていく

タイといえば、昨日、下のような出来事が世界的に報じられていました。

th-el.gif

▲ 2014年1月23日の英国 Telegraph より。


タイ最大の国立公園のひとつであるケンクラチャン国立公園という場所で、アメリカ人女性がゾウに踏み殺されたという出来事でした。死亡したのがアメリカ人観光客だったということで、大きく報じられたのかもしれないですが、地球が大きな変化を見せる時には、「動物界の大きな変化」を私たちは必ず目にすると思っています。

そして、それはもうすでに少しずつ目にしているとも考えます。


なお、政治的な方の非常事態宣言は、現時点で継続しているかどうかわからないものも含めれば、タイの他、リビア、ウクライナ、スーダン、アルゼンチンなどで発令されています。

lib-emg.gif

▲ 2014年1月19日の StraitsTimes より。







天候の非常事態も変わらず

今年のはじめに、アメリカは広範囲で強力な寒波に見舞われ、場所によっては南極よりも寒い日が続きました。

us-southpole-23.gif

▲ 2014年1月10日の Press TV より。


このことについては、

ロシア・アメリカ両大国が同時に経験する「マイナス 50度の日常」
 2014年01月06日

という記事などいつくかの記事でふれましたが、またもアメリカに寒波がやってきていて、アメリカ北東部で非常事態宣言が発令されています。

us-asa-02.jpg

▲ 2014年1月22日のテレビ朝日より。


その気温と大雪の状況ですが、CNNから抜粋しますと、下のような感じです。


米東岸で大雪 欠航相次ぐ、ホワイトハウスも休業
CNN 2014.01.22

中部大西洋沿岸地域からニューイングランドまでの13州すべて、または一部で大雪警報や注意報が出され、マサチューセッツ州ケープコッドでは猛吹雪警報が発令された。

気象学者によると、一部地域で積雪が30センチ以上に達する可能性もあるという。ニューヨークでは、気温がマイナス24度以下まで下がる可能性もある。




ということですが、現地の天気予報によると、シカゴなどを含めた広範囲で、「2月までマイナス 20度程度の気温が続く」という現地の方々はゲンナリするような寒波がまたやってくるようです。


韓国では、鳥インフルエンザで非常事態宣言が発令されている地域があります。


韓国の全羅北道で鳥インフルエンザが発生、全羅南道は非常事態宣言
xinhuaxia 2014.01.18

kr-flu.jpg

KoreanTimes より。


韓国の全羅北道高敞郡で高病原性鳥インフルエンザ(AI)ウイルスが検出され、隣接の全羅南道は非常事態を宣言した。

全羅南道では1万以上の農家が4100万羽の鶏やアヒルを養殖している。韓国では、ここ10年で、4回の高病原性鳥インフルエンザ(AI)が発生し、2476万羽の家禽が屠殺され、政府は農家に3076億ウォンの賠償金を支払った。





実はこの「鳥インフルエンザ」を含めて、世界の様々な場所で「感染症の影」が少しずつ見え隠れしています。

小さなところでは国内のウイルス性胃腸炎やインフルエンザの大流行もそうですが、さらにリスキーなものたちの姿が現れ始めています。

それらの病気が大流行するのかどうかは、過去の太陽活動や彗星活動の動きのデータと照らし合わせないとわからないかもしれないですが(この「過去の太陽活動や彗星活動の動きのデータ」のくだりについては、最近の記事「真実の太陽の時代がやってくる(3):宇宙という大きな支配者と、そして人類という大きな支配者」をご参照下されば幸いです。)、現状としては、強毒性の鳥インフルエンザ、そして、腺ペストなどが台頭し始めています。


マダガスカルでは、今シーズン、すでに 40名以上が腺ペストで亡くなっています。
下の記事はペストが発生した昨年 12月のもので、その後も増え続けています。

mgk-plg.gif

▲ 2013年12月12日の Irish Times より。


患者数は 80名ほどということですので、致死率は 50パーセントにも達しているということになりそうです。

腺ペストの死亡率について、 ペスト - Wikipedia から抜粋しますと、


腺ペスト

リンパ腺が冒されるのでこの名がある。ペストの中で最も普通に見られる病型。ペストに感染したネズミから吸血したノミに刺された場合、まず刺された付近のリンパ節が腫れ、ついで腋下や鼠頸部のリンパ節が腫れて痛む。リンパ節はしばしばこぶし大にまで腫れ上がる。ペスト菌が肝臓や脾臓でも繁殖して毒素を生産するので、その毒素によって意識が混濁し心臓が衰弱して、多くは1週間くらいで死亡する。死亡率は50から70パーセントとされる。




とあります。

これらのいくつかの感染症は現状では世界的な大流行とは程遠いものですので、気にするものではないですが、かつて人類が直面した様々な困難の中に「感染症」は確かに存在しました。

いろいろなことを無節操に書き並べましたけれど、どちらを向いても「大きな変動」の兆しと、すでにそこに突入している世界が見えるように私には思えます。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年01月23日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





収集のめどがつかない、ウクライナ、タイ、ルーマニア、エジプト、イラク、トルコ、ギリシャ、イラク、シリア、ロシアなどの混乱状態


ukrn-warzone.gif

▲ もはや内戦状態といっていいウクライナ。 2014年1月22日のロシア・トゥディより。



今は真夜中なんですが、夢で目がさめてこれを書いています。

夢は、どこかの駅での大規模な爆発と戦闘に巻き込まれる夢で、非常に疲れて目覚めましたが、最近はこのような夢がとても多いです。

しかし、現実のほうに目を向けますと、そんなような夢とさほど大差ない現実が並んでおりまして、そんな世界に住んでいるのだから、そんな夢を見続けるのも当然なのかもしれません。

今回は、現在進行している世界のいくつかの社会的混乱の概要をご紹介します。

それらの混乱や暴動の個別の社会的背景の詳しいところはわからないことも多いですので、あくまで表層的なご紹介です。






聖書の世界にたとえられる現在の世界の中で

今年の元旦頃に、アメリカの BBS で、

「私たちは聖書のイザヤ書 17章の世界にいる」

というタイトルの記事を読んだことがあります。イザヤ書 17章とは下のようなものです(抜粋)。ちなみに、ダマスコというのはシリアのダマスカスのことだそう。


イザヤ書 17章からの抜粋

見よ、ダマスコは都の面影を失い/瓦礫の山となる。

ダマスコからは王権が絶える。アラムに残るものは/イスラエルの人々の栄光のようになる」と/万軍の主は言われる。

その日が来れば、ヤコブの力は弱まり/その肥えた肉はやせ衰える。

お前は救い主である神を忘れ去り/砦と頼む岩を心に留めていない。それなら、お前の好む神々にささげる園を造り/異教の神にささげるぶどうの枝を根付かせてみよ。

ある日、園を造り、成長させ/ある朝、種を蒔き、芽生えさせてみても/ある日、病といやし難い痛みが臨み/収穫は消えうせる。

災いだ、多くの民がどよめく/どよめく海のどよめきのように。国々が騒ぎ立つ/騒ぎ立つ大水の騒ぎのように。

国々は、多くの水が騒ぐように騒ぎ立つ。だが、主が叱咤されると彼らは遠くへ逃げる/山の上で、もみ殻が大風に/枯れ葉がつむじ風に追われるように。

夕べには、見よ、破滅が襲い/夜の明ける前に消えうせる。これが我々を略奪する者の受ける分/我々を強奪する者の運命だ。




ここに出てくるヤコブというのは Wikipedia によりますと、


> 旧約聖書の創世記に登場するヘブライ人の族長。別名をイスラエルといい、イスラエルの民すなわちユダヤ人はみなヤコブの子孫を称する。


だそう。


そして、現実は、聖書の舞台となった中東という範囲をはるかに越えて、

> 国々は、多くの水が騒ぐように騒ぎ立つ

という状態になっています。

というわけで、現在、暴動が起きている国の中からいくつかの報道の概要です。シリアやイラク、エジプトなど中東に関しては多く報道されていると思いますので、他の国について取り上げます。



ウクライナ

ウクライナでは反政府デモから、次第に「内戦」の様相を呈してきています。

ukn-gun.jpg

▲ ウクライナの首都キエフで暴動に参加する市民。すでに市民側も銃やガスマスクで武装している様子がうかがえます。ロシア・トゥディより。


ちなみに、ロイターによれば、ウクライナの国債も大きく下落(利回り 9.40%)しているようで、いろいろな意味でウクライナという国家そのものの存亡の際にいるような感じです。




タイ

タイで起きている暴動というか、抗議デモについては、日本の報道でもわりと報じられているのですが、 1月 13日に「首都閉鎖」というスローガンを掲げてヒートアップしている抗議デモに対して、 1月 21日にタイ政府は非常事態宣言を発令しました。

th-nhk-01-21.jpg

▲ 2014年1月21日の NHK より。


非常事態が宣言されると、集会などに対して強制的な阻止や排除等が可能となりますので、これで少しはタイの情勢も鎮圧されるかと思った人もいました。

そして、下はタイの首都バンコクの非常事態宣言の翌日の報道です。



22日もバンコクで反政府デモ 首相脱出、航空局閉鎖
newsclip.be 2014.01.22

th-shutdown.jpg

▲ 2014年1月22日の newsclip より。

タイ政府がバンコクなどに非常事態宣言を発令した初日の22日、バンコクの主要交差点を占拠している反政府デモ隊は非常事態宣言を無視して占拠を続けた上、バンコク都内各所にデモ行進し、政府の命令を無視する姿勢を鮮明にした。

デモ隊の1団約500人はインラク首相兼国防相らが執務していたバンコク郊外ムアントンタニの国防次官事務所に押し寄せ、首相とスラポン副首相兼外相は裏門から脱出した。





要するに、非常事態宣言の発令は何の抑止効力もなかったということになります。次におこなうとすれば、武力的な阻止ですが、そうなるとタイは混乱の極みにいたる可能性もあります。

ちなみに、報道では、在タイのアメリカ大使館は、バンコク首都封鎖が始まる3日前の1月10日に、タイの自国民(アメリカ人)に対して、現金1週間分と、食料、水、医薬品を2週間分備蓄することと、また、携帯電話を準備するように助言しています。


アメリカは外国の自国民に対しての警告を迅速に、また数多くおこなう国でもありまして、オリンピックがおこなわれるソチにも明確な「警告」を発しています。テロの発生が続いていることによるものなので、当然といえば当然の注意喚起ですが、下のはアメリカ国務省のウェブサイトに1月10日に掲載された文書です。

アメリカ国務省が発令した「オリンピック観戦でソチへ渡航する人たちへの注意情報」

ru-alert-2.gif

▲ アメリカ国務省 Russian Federation Travel Alert より。


これはテレビなどでも繰り返し報道されてます。このようなこともあって、もともとロシアにまでオリンピックを観戦しに行くアメリカ人が多いとは思えませんが、さらに減るものと思われます。

日本では次第に報道が少なくなっていますが、ロシア南部の連続テロは収まっていないようで、 1月 18日にもレストランが爆破されています。

ru-explosion-01-17.gif

▲ オリンピックが開催されるソチの属するロシア南部にあるダゲスタン共和国のマハチカラで1月17日に起きた爆破。警戒中の警官を含め、7名が負傷。2014年1月17日のロシアの LENTA より。


さらには、


ソチ五輪を前にハンガリーにテロ脅迫状
nikkansports.com 2014.01.22

ソチ冬季五輪を前に、ハンガリーのオリンピック委員会は22日、同国代表団が五輪に参加すればテロ攻撃を加えると脅迫する電子メールを受け取ったことを明らかにした。国際オリンピック委員会(IOC)やイタリア、ドイツ、スロベニアのオリンピック委員会にも同様の脅迫状が届いた。



というようなことも起きていて、国際オリンピック委員会は「イタズラ」だと即断していますが、治安の専門機関ではない国際オリンピック委員会の即断はあてにならない気もします。



とはいえ、日本人にはソチオリンピックは大人気のようで、産経ニュースの「ソチ五輪 高額、不便…でも行きたい 堅調ソチツアーに「東京」効果?」という記事によれば、


100万円前後の高額旅行でロシア入国のビザが必要。ソチ五輪観戦ツアーは過去の大会と比べ「気軽に行きやすい」とは言えないハードルの高さが特徴で、不振も心配されたが、旅行会社各社によると「販売は堅調」。日本のメダルラッシュへの期待に加え、2020年東京五輪開催決定で関心が高まったようだ。



ということで、ソチへ行く日本人の方は多いようです。

このことに関しては何も言うことはないですが、楽しい旅になることをお祈りします。

もちろん、最大の安全策は取られたほうがいいです。今回の場合は「生きてソチから帰って来る」ことが最大の目的となりそうですので、一般的なサバイバル本を一読されてからソチ・オリンピックに向かうというのもいいかと思います。



さて、話が逸れましたが、他にも、見出しにしましたように、ルーマニア、トルコ、ギリシャなどで市民暴動の嵐が吹いています。

以下、報道とタイトルの羅列となりますが、ご紹介しておきます。


トルコ

tk-riot.gif

▲ 2014年12月27日のロシア・トゥディより。


このトルコの反政府デモは、ややお祭り騒ぎの感じのあるタイのデモなどとは違い、「市民の装備に完全性が見られる」という点で本気度が伺えます。

下の写真の人は、ガスマスクをつけていますが、この直前に警察隊の放水車の放水を受けながらピースサインを出した後にゆっくりと歩いて戻ってきている様子です。

tk-gas.jpg

RT より。

後ろに写っている人も、ガスマスクとリュックサックを背負っていて、この光景などは 2009年 1月に起きたギリシャの若者たちによるデモを思い出します。 2008年の暮れから始まったギリシャの抗議デモは、若者が警官に撃たれて死亡したことから始まったものでしたが、参加者たちはインターネットを使って、「理想的なスタイル」を共有します。それは、

パーカー
リュックサック
ガスマスク

の3点で、この格好で行動することを推奨していました。

gr-2009.jpg

▲ 2009年1月のギリシャの学生たちによるデモ。多くの若者たちが上の「3点セット」で参加しています。リュックには水と食糧、医薬品などが入れられます。パーカーはどこでも眠ることができるためです。


そのギリシャでは、現在も市民による抗議運動が連日のようにおこなわれているようなのですが、しかし、それは当時とは内容が違い、現在のギリシャは、「アンチ・ファシズム運動」の報道が多いです。

gr-af.gif

▲ 2014年1月17日の YouTube より。


現在のギリシャの政治は詳しくないのですが、どうやら現在のギリシャでは極右のファシズム的政党が大きく台頭しているようです。

下のは、黄金の夜明けというギリシャの政党だそうで、 AFP の 2013年 11月の記事によりますと、ギリシャで支持率を大幅に伸ばしているとのこと。

golden-dawn.jpg

The Greek far right より。


しかも、すでにギリシャの国会にはこの党から 18人の国会議員が在籍しているということで、なかなか、先行きとして波乱含みではあります。

前回の記事のタイトルに、「荒れ狂う地球の姿がはっきりしてきた」と入れましたけれど、天候や環境のこととして入れたのですが、「人間そのもの」も十分に荒れ狂っているとはいえそうです。

私個人も、心身共にあまり好調とはいえないですけれど、まだまだ激しい夢を見る日が続きそうです。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年01月21日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。








2014年1月31日の中国を注視せよとフォーブスは言う

米国のフォーブスは有数の経済誌であるわけですが、先日の、

「アメリカ国家はエイリアンの支配層にコントロールされている」と全世界で報道された 2014年 1月 14日に
 2014年01月15日

という記事では、経済とはまるで関係のない「アメリカはエイリアにコントロールされている」なんていうフォーブスの記事をご紹介したりしました。


しかし、昨日、目にしました記事は、下のようにちゃんとした経済の話です。

ch-mega-default.gif

▲ 2014年1月19日の米国 Forbes 「 Mega Default In China Scheduled For January 31 (中国で巨大な債務不履行が1月31日に予定されている)」より。


この記事を訳してみようかとも思ったんですが、経済記事はやっぱり単語が全然わからなくて、しかも、経済の記事で間違った翻訳などをすると、何となくご迷惑をかけそうな感じもしないでもないので、記事の最初の部分だけを記しますと、下のような感じです。


1月 17日、中国の国営メディアは、中誠信託有限責任公司( China Credit Trust )が、そのウェルスマネジメント商品のひとつで、1月 31日に満期を迎える商品が返済されないかもしれないことを投資家に警告したことを報道した。



ということだそうです。

そして、実際、私の経済知識はこの最初の段落で挫折しているのでした。つまり、「ウェルスマネジメント商品?」という感じとなってしまうわけで、この単語はその後は WMP と略されて何度も出てくるのですが、聞いたこともないです。

まあ、こちらのサイトを見てみますと、ウェルス・マネジメントという言葉は要するに「プライベート・バンキング」のようなことらしいですが、何かそういうもののひとつが 1月 31日にかなり大きなデフォルトを起こす可能性が高いことを国営放送が報じたという記事のようです。

その影響はよくわからないですけれど、そのことが記事になっていますので、経済に詳しい方はオリジナル記事をお読み下されば幸いです。


ちなみに、中国のお金は「元」ですが、今や元は下の記事のように、世界の金融市場で使われる「世界第二位」の通貨になっていたりもします。

ch-second-23.gif

▲ 2013年12月3日の英国インディペンデントより。


そして、さらにその 100元札は、

とても驚いた「中国の猫の王様」の事実。そして、そこから見える「私たちの毎日はとても馬鹿にされているのかもしれない」と思わせる今の世界
 2013年12月06日

という記事でご紹介しましたように、下のように、猫の王様の世界が描かれているという、ふざけた世界観に縁取られているものでもあります。

ch-cat-100.gif

▲ 上の記事より。


中国の何とか金融が超巨大デフォルトを起こしても、そこには常に上の「猫の王様」たちが潜んでいるというのも、何とも奇妙で、一方で何となく切ない話でもあります。






アメリカ国家安全保障局の極秘カタログに見るスパイ大作戦的世界

先週あたりは、ふたたび、アメリカ国家安全保障局( NSA )の報道がよくされていました。下の報道はそれぞれ、毎日新聞と AFP 通信の記事からの抜粋です。


NSA:世界10万台PC監視「クアンタム」作戦
毎日新聞 2014.01.15

米紙ニューヨーク・タイムズは14日、各国で極秘の情報収集活動を展開している米国家安全保障局(NSA)が、秘密裏にソフトウエアをインストールしたり、無線発信器を挿入したりする方法によって、世界中の10万台近くのコンピューターを監視していたと報じた。

この監視活動は「クアンタム」と呼ばれているといい、NSAの関連資料や政府高官らへの取材から判明したという。

同紙によると、ほとんどはネットワーク経由でコンピューターにソフトウエアを忍び込ませていたが、無線発信器を埋め込んだUSB機器をパソコンに挿入し、離れた場所から無線を傍受することによって、インターネット未接続の状態でも監視を行っていた。






NSA、1日2億件の携帯メッセージ収集か 英報道
AFP 2014.01.17

英紙ガーディアンと英テレビ「チャンネル4」は16日、米国家安全保障局(NSA)が、世界中から1日当たり2億件近くの携帯電話のテキストメッセージを収集していると報じた。

米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者が暴露した機密情報に基づいた同報道によると、NSAは収集したメッセージを使用して、携帯電話利用者の位置情報、交流関係、クレジットカード情報などのデータを入手していたという。




というものですが、毎日新聞のほうに記されているニューヨーク・タイムズの記事には NSA のシークレット書類からの図などが掲載されています。

下のようなものです。
簡単な日本語を入れました。

nsa-usb.gif

▲ 2014年1月14日のニューヨークタイムズの記事「N.S.A. Devises Radio Pathway Into Computers」より。


上の図に「ケーブル」が出てますが、たとえば、そのコードの内部の仕組みなどの写真があります。下の写真は USB ケーブルではなく、パソコンとモニターを接続するビデオケーブルのコードに受信機を仕込んでいる写真です。この場合は、「モニタに写る映像の内容がすべて送信される」ようです。

nsa-cable.jpg


これらは極秘書類だったもので、つまり今では極秘でも何でもなく、たとえば、ニューヨークタイムズに「 NSA 極秘カタログ」として紹介されている通り、今では誰でも見ることができるものです。

もともとは、ドイツのメディアの「スピーゲル」が報道したものだそうですが、カタログは、こちらにリンクがあります。

sec-001.gif

▲ そのカタログより。


きちんと読むわけではないにしても、何となくこれらの膨大な書類を眺めたりしていますと、


「映画の世界だよなあ」


と思います。

映画というより、米国のテレビの「スパイ大作戦」とか、やや新しいところでは「ローン・ガンメン」とか、そういう感じの、男の子的に多少ワクワクするような仕掛けやマシンの写真やイラストが並んでいます。

そして、アメリカ国家安全保障局は、そういう装置も駆使などしつつ、上の毎日新聞とか AFP の記事にあるようないろいろなことをし続けていたようです。

lone-gunmen.jpg

▲ 米国のテレビドラマ「ローン・ガンメン」(2001年)より。


ちなみに、「ローン・ガンメン」というドラマは、3人の中年パソコンオタクがアメリカの国家機密に挑むドラマで、ギャグテイストで実に面白いドラマだったんですが、なぜか DVD などにはなってないんですよね。

私は幸いにも日本で放映された時に全部見ていて、「また見たいなあ」と思うのですが、今では見ようがないドラマのひとつです。

まあ・・・このローン・ガンメンは、その第1話から、アメリカ政府の陰謀によって旅客機がツイン・タワーに突っ込むということを主人公たちが阻止する話で(ドラマは同時多発テロよりかなり前に作られています)、そのあたりも再放送できない理由かもしれないですが、単純に「オタク三馬鹿トリオ」の話として面白いのですが。

確か、 NSA だかペンタゴンだか、どちらか忘れましたが、主人公たちがアメリカの国家機関のコンピュータに侵入する話もありましたし、フリーエネルギー(エネルギーは水)で走る車が発明されていたのに、もみ消されていたことを発見するというストーリーもありました。

私が好きなアメリカのドラマの中では、事件記者コルチャック(1974年)と、このローン・ガンメンが二大トップなのですが、どちらも今では日本語版を見るのは大変です。






韓国では「人口の2倍の個人情報」が流出

上のような国家による情報の問題がある一方で、民間の問題も規模が大きくなりやすいです。現在、韓国では下のような問題でいろいろと大荒れとなっています。

kr-card-01.jpg

▲ 2014年1月20日の NHK の報道より。

下のような記事でした。


韓国では、人口の2倍に当たる延べ1億人分の個人情報が大手クレジットカード会社から流出していたことが分かり、カードの再発行を求める市民からの問い合わせがカード会社に殺到するなど混乱が広がっています。

流出したのは、カード番号や有効期間、それに加入者の氏名や電話番号などの個人情報で、3社合わせて延べ1億500万人分余りに上り、韓国の検察によりますと、外部の情報セキュリティー会社からカード会社に派遣されていた社員が、USBメモリーで情報を持ち出し売りさばいていたということです。

カード会社3社は、暗証番号やセキュリティーコードは流出していないため、被害が発生する可能性はないとしていますが、韓国の人口5000万人の2倍に当たる個人情報が流出したことになり、それぞれのカード会社にはカードの再発行などを求める市民からの問い合わせが殺到するなど混乱が広がっています。




というもの。

> USBメモリーで情報を持ち出し売りさばいていた

とありますが、文字のデータなどというものは、1億人分でも地球の全員分でも、 USB メモリの1本に入っちゃうんですよ。今の時代は。


NSA のカタログを見たり、あるいは韓国の報道など見たりしていると、


「現代文明もそろそろ潮時なのかな」


と、何となく思ってしまいます。

というか、「今の文明はそろそろ限界の状態」とでもいうのか。






2014年1月の地球の北半球

ところで、タイトルにした「荒れ狂う地球の姿」というのは、天候や環境のことなのですが、今回はここまでで何となく長くなりましたので、概要のご紹介ということになりますけれど、北半球だけに限っても、こんな(普通では洪水が起きるような時期ではない)季節なのに、フィリピンとインドネシアでは壊滅的な洪水に見舞われています。

idn-flood-2014-01-20.gif

▲ 2014年1月20日の World Bulletin より。



フィリピンでは、昨年 11月の台風で 6000人以上が犠牲となっていますが、現在も壮絶な大雨が続いていて、すでに40名ほどの方が亡くなっています。

phl-tbs.jpg

▲ 2014年01月21日の TBS ニュースより。



フランスでも、冬だというのに、非常に大規模な洪水が起きています。

fr-flood-2014-1-20.gif

▲ 2014年1月19日の英国テレグラフより。



日本は一部を除けば、比較的穏やかな気候となっている冬ですけれど、北半球全体としてみれば、荒れている地域が多いです。

南半球は猛暑で荒れていたりします。アルゼンチンなんて、この1ヶ月で3回、大規模なピラニアの襲撃のために人々が負傷したりしています。

ピラニアの襲撃が日常的になりつつある猛暑のアルゼンチンの夏
 地球の記録 2014年01月20日


なんというか、こう・・・人も地球も荒れている感じはします。

それと宇宙・・・。

宇宙? そういえば、周辺宇宙は今は比較的穏やかなような。

とか言っていると、ドカーンと頭の上から小惑星が落ちてきたりする昨今ですが、先ほども書きましたけれど、いろいろな意味で「そろそろ限界の状態」という部分は多少はありそうですので、「リセット局面」が各所に出現する時代のようにも感じます。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年01月20日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





sun-bubble.gif

▲ 2014年1月18日のグローバル・サイエンス(ロシア)より。





太陽が噴出した球体の正体は

すでに 10日ほど前に起きたことですので、仮に地球に何か影響があったとしても、すでにその影響の時期は終わっていることではあるのですが、 2014年 1月 10日に、太陽からの「非常に奇妙な形での生成物」が認められました。上のロシアの記事のものです。

sun-bub-05.jpg



NASA の太陽観測衛星 SOHO が撮影したもので、大まかな時系列では下のような感じの現象でした。

sb-01.jpg




sb-02.jpg




sb-03.jpg

動画にしたものが下です。

太陽の奇妙なフレア 2014年 1月 10日




すべての写真は SOHO サイトの画像検索ページで下のようにセッティングして「 Search 」ボタンを押すと表示されます。

soho-setting-2014.gif


私はこの当日くらいに SOHO のサイトで見ていまして、奇妙な形だとは思いましたけれど、太陽フレアか、あるいは CME だと考えていて、「そういう形になることもあるのだなあ」と思っていたりしたのですが、昨日あたりになって、いろいろと報道されています。

トップに貼ったのは、ロシアの科学系サイトの記事ですが、翻訳しますと下のような感じの記事です。




Global Science.ru
2014.01.18


巨大な太陽の磁気の泡が地球に接近していると科学者は言う


ワシントンにあるアメリカの連邦政府機関が本日、ウェブサイト上に発表した文書によると、 NASA の太陽観測衛星が、太陽に向かって不規則に移動する構造の動きを撮影したという。

現時点では、科学者たちはこの状況が地球と地球の人類に脅威であるかどうかについての信頼できる情報は存在しないと語る。ロシアの予備データセンターの科学者によれば、これは異常に巨大なサイズの磁気バブル(泡)と似た形成体を形作っていると思われると述べている。この生成物の大きさは木星よりも大きく、また、ブラックホールと直接的な類似性を持つという。

アメリカ政府機関の情報では、この生成物のように見えるものは、カメラのレンズ内の光の分散による効果だと主張している。





とのことで、磁気バブルだのブラックホールと同じなどと、まがまがしい響きですが、しかし、最終的には、この生成物が薄まって消えていく光景を確認していますので、何らかの影響で、ガスなどが球体のような形となったということだと思います。

また、アメリカ政府機関が述べているという、カメラ内のレンズの分散といったような視覚的な問題でもなく、太陽で実際に起きていたことではあると思われます。

普通に考えれば、「奇妙な形のコロナ質量放出」ということなんでしょうが、ガスが球体になるようなエネルギーの方向や、あるいは磁場の方向の規則性などについては不思議な感じもします。

しかし、仮にこれが巨大な磁気で、地球に影響を与えるようなものであっても、太陽風の早さから計算すれば、数日前には完全に地球を通過していっているはずですので、今から何か影響があるというものではないと思われます。


ちなみに、この現象が仮に地球の地磁気に影響を与えていたとすると、先日の記事、

「真実の太陽の時代」がやってくる(3):宇宙という大きな支配者と、そして人類という大きな支配者
 2014年01月17日

mag-23.gif

などとも少し関係する話でもあるかもしれません。




光のいろいろな現象

最近は「光のこと」がいろいろと報道されていて、今朝も、下のように「虹の中を飛ぶ飛行機」のような、撮影されるのはかなり珍しそうな写真を見たりしました。ローマの上空だそうです。

虹色に染まった飛行機

rainbow-07.jpg

▲ AFP の「虹色に染まった飛行機、ローマ」より。



それと、ノルウェーでは「楕円の暈(ハロー)」が月にかかるという大変に珍しい現象も撮影されています。

ノルウェーの珍しい楕円の月の暈

nor-moon.jpg

▲ 2014年1月19日の Spaceweather 「 MYSTERIOUS MOON HALOS OVER FINLAND 」(フィンランドの不思議な月の暈)より。


上の楕円の暈は、通常の大気光学の概念では説明できないものだそう。

しかし、スペースウェザーの記事で、大気光学の専門家であるレス・カウリー( Les Cowley )さんという人は、理由は確かにわからないけれども、


「これらの謎もまた、暈(ハロー)の観測の良い刺激となるのです。美しくて、そし予測も説明もすることもできない現象が起きるなんて、まったくすごい!」


と言っておりましたが、このレス・カウリーさんの言い方には共感を覚えます。一般的に科学者や専門家は、「なんとかその現象を無理矢理説明しようとして」、暴走したり、あるいは自爆してしまうこともあります。

それよりも、「まあ、理屈はわからないけど、美しいからいいね」という態度も、特にこれからの時代には大事なような気もします。


なぜなら、多分、今後も「見たことのないような光景」が次々と出現しそうな気がするからです。


そして、今年というか、この冬は「光の塔」が各地に出現していることも特徴的です。







世界中に現れる「光の塔」

lp-tp.jpg

▲ 米国ミシガン州スプリングアーボーで 2013年 12月 11日に撮影された光柱。Realtime Image Gallery より。


太陽の光が柱のように見える太陽柱という大気現象があります。 Wikipedia の説明では、


雲の中に六角板状の氷晶があり、風が弱い場合、これらの氷晶は落下の際の空気抵抗のために地面に対してほぼ水平に浮かぶ。このほぼ水平に浮かんだ板状の氷晶の表面で太陽からの光線が反射され、太陽の虚像として見えるのが太陽柱である。


ということで、読んでも私には理屈がよくわからないのですが、いずれにしても、この太陽柱の現象が街の外灯などで起こることを「光柱」というそうです。上に貼りました写真のような現象です。

気温が低い場合しか見られないもので、それ以上に「比較的珍しい」現象でもあると思います(実際、数年前までは珍しい現象として報道されていたほどです)。

この冬はこの「光の柱」、あるいは、私は「光の塔」と呼んでいますが、この現象が世界各地で数多く見られていまして、 スペースウェザーの投稿ページなどにも数多くの光の柱の写真がアップロードされています。

今回はその写真をいくつか掲載して締めたいと思います。


この冬の世界の光柱

lp-01.jpg

▲ ラトビアのヴァルミエラで撮影された光柱。 2014年 1月 18日。Realtime Image Gallery より。




lp-02.jpg

▲ 米国ノースダコタのボーマンで 2013年 12月 19日に撮影。Realtime Image Gallery より。




lp-03.jpg

▲ フィンランドのピルッカラで 2014年 1月 14日に撮影。Realtime Image Gallery より。






Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年01月18日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





sun-sleep.gif

▲ 2014年1月17日の英国 BBC より。






現実的になりはじめた「太陽活動の休止」。あるいはミニ氷河期への突入

昨日の、

「真実の太陽の時代」がやってくる(3):宇宙という大きな支配者と、そして人類という大きな支配者
 2014年01月17日

では、人間が地磁気から受けている影響や生体磁場などのことについて少し書かせていただきました。

地球の地磁気の変化にはいろいろなことが影響していると思いますけれど、その中で「太陽活動」がとても大きな影響を地球に与えていることは言うまでもないことかとも思います。


そして、その太陽活動の「異常」については数年くらい前からかなりの数の記事でふれ続けていましたけれど、ここ2年ほどは、「異常に弱い太陽活動」のことを記すことが多くありました。代表的なものとして下のような記事があります。

太陽活動が「過去200年で最も弱い」ことが確定しつつある中で太陽活動は復活するか
 2013年10月21日

国立天文台が「太陽の磁場異変の進行」を確認し、その状態が過去の「小氷河期」と類似していることを発表
 2013年02月05日

「太陽の休止」の現実化: 2013年に最大を迎えると予測されていた太陽活動のピークがすでに終わった可能性を NOAA が示唆
 2012年11月06日


それでも、 NASA など宇宙観測機関も、あるいは太陽物理学者なども、「いつかは太陽活動が大きくなる」と思い続けて、はや数年

どうも、やはり太陽活動は大きくなる気配を見せることはなく、ここにきて、上の英国 BBC の記事のように、「太陽は活動を休止に突入しているのではないか」というような考えに包まれる空気が漂ってきています。

下は、過去記事に載せたグラフにさらに手を加えたもので、ゴチャゴチャといろいろなことを書いてしまっていますが、要するに、「現在の太陽活動はこの 200年間くらいの中でも非常に弱い」ということを示したものです。

ss-cycle-24.gif

▲ 太陽活動周期開始後58ヶ月の黒点総数の偏差。オリジナルはドイツの科学系サイトの News und Termine より。



トップに貼ったBBC の記事は動画でのニュースで、文字報道ではないのですが、そのビデオの概要を記しておきます。




Has the Sun gone to sleep?
BBC 2014.01.17


太陽は眠りについてしまったのだろうか?


bbc-2014-10-17.jpg


科学者たちは太陽が「小康状態の段階」にあると述べる。
これは太陽が眠りに落ちたことを意味する。そして、同時に科学者たちは困惑している。

歴史的に見れば、太陽活動の「通常ではない休止状態は」厳しい冬の出現と一致している。

英国オックスフォードシャーの科学研究所ラザフォード・アップルトン・ラボラトリー( RAL )の宇宙物理学主任リチャード・ハリソン( Richard Harrison )は以下のように語る。

「この黒点数の急速な減少の速度は 17世紀に太陽から黒点が消えた時と似ています。その期間はマウンダー極小期といって、何十年もの間、太陽の黒点数がほぼゼロの時代が続きました。その時に、北半球は極めて厳しい冬を経験したミニ氷河期といわれる劇的な時代になりました」。

「ヨーロッパの北部では、あらゆる川や運河が凍結し、英国のテムズ川さえその例に漏れなかったのです。バルト海も凍結しました。そして、北ヨーロッパ全域に不作と飢饉が広がりました」。


ダーウィンのモロッフ宇宙科学研究所( Moloff Space Science Laboratory )のルーシー・グリーン( Lucy Green )は、

「太陽はマウンダー極小期に向かった時のステップと似ているように感じます」

と言う。

マイク・ロックウッド( Mike Lockwood )教授は、現在の太陽活動の減少の速度は過去1万年で最も急速だという。そして、「今後 40年以内にマウンダー極小期と同じ状況となる可能性は 20パーセント程度の確率だ」と語る。

また、ロックウッド教授は、太陽活動の減少はジェット気流の動きに影響を与えると考えているという。これは長期間に渡って寒い冬が訪れる可能性を示唆している。特に、ヨーロッパ北部は暖かな大気が遮断されるため、数十年にわたって非常に寒く凍結した冬になる可能性がある。

現在、私たちは太陽活動周期のピークにいる。
しかし、その太陽活動は不気味なほど静かなままだ。





というような概要です。


マウンダー極小期というのは、 Wikipedia から抜粋しますと、


マウンダー極小期とはおおよそ1645年から1715年の太陽黒点数が著しく減少した期間の名称で、太陽天文学の研究者で黒点現象の消失について過去の記録を研究したエドワード・マウンダーの名前に因む。

マウンダー極小期中の30年間に、観測された黒点数は、たった約50を数えるだけであった。通常であれば4万〜5万個程度が観測によって数えられるであろう期間である。




というものです。

maundr-minimum-3.gif

▲ 赤で囲んだ部分がマウンダー極小期。


マウンダー極小期の「ミニ氷河期」などという響きは、年がら年中異常に寒い雰囲気を感じてしまう方もあるかと思いますが、マウンダー極小期のあいだは、平均気温から見てそんなに寒かったのかというと、下のグラフの通り、「異常なほど低いということではなかった」こともまた事実です。


中央イングランドの 1660年から 2013年までの平均気温の推移

central-1660-2013.gif

過去記事より。


上の BBC の記事に出てくるマイク・ロックウッド教授という方は、今後 40年以内にマウンダー極小期と同じような状態になる確率が 20パーセントほどあるというような、かなり曖昧な表現をしていますが、同時に、


> 現在の太陽活動の減少の速度は過去1万年で最も急速


とも言っていて、現在の太陽活動の異常さは、この数年間や数十年間という単位のものとは違う可能性があることを示唆しています。

ちなみに、「1万年」というあたりのスパンは、現代の人類にとって、過去に遡れば、比較的大きめの変化を見せた時でもあります。下のグラフは、 1万 5000年ほど前から現在に至るまでのヨーロッパと北米の平均気温の変化ですが、1万年くらい前に現在の平均気温に近づいたことがわかります。

temp-012.jpg

過去記事より。


もっと大きなスパンでは、過去 42万年分の気温の推移というものもあります。

Temperature_Interglacials-02.gif

▲ 米国エネルギー省「二酸化炭素情報分析センター」 ( CDIAC )の南極氷床データから分析した過去 42万年の間の気温変化。







しかし、すでに地球は荒れていて

ところで、上のほうに示したマウンダー極小期の際の平均気温が、現在と比べて、それほど低くなかったという事実を見ると、「極小期といっても、大したことないじゃん」と思われる方もいらっしゃるかもしれないですが、「平均は平均」であって、「ある数日間の異常」というものはそれほど反映しません。

たとえば、極端な例えですけれど、

「1週間、50度の夏があって」

「1週間、マイナス30度の冬があって」

というような異常気象下でも、平均気温として見てみると意外と普通だったりすることはあるものです。なので、「平均」という統計は、実際にはその年の雰囲気を反映しているというわけでもなさそうです。

実際にはその 50度やマイナス 30度の中での被害や死傷者というものが突出したりするわけですけれど、すべて「平均」という言葉の中に埋もれていくこともあります。


そして今後がどうなるかはわからなくても、現在の個別の状況を見ますと、平均はともかく、「均衡を欠いている」というような気温状況が目立ちます。

アメリカの寒波は何度か触れましたし、日本の一般メディアでも報道されていました。

us-big-05.jpg

▲ これは川です。米国ペンシルバニア州のハリスバーグという町の橋から、凍結したサスケハナ川を見ている女性。2014年1月11日の Daily Mail より。


しかし、同じアメリカでも、大雪どころか、少しの雨も降らず、史上最悪の干ばつに見舞われているカリフォルニアでは「干ばつによる非常事態宣言」が発令されています。

ca-drought.gif

▲ 2014年1月18日の米国のロサンゼルス・タイムズより。


カリフォルニア州の知事は、「干ばつの統計の記録が残っている過去 100年間のうちで最もひどい干ばつだ」と述べています。



ノルウェーでは、急速な気温の低下で海水ごと魚が凍ったり、湖でヘラジカが凍ったりしています。

nor-moose-02.gif

▲ 地球の記録「かつてない寒波に見舞われるノルウェーで魚の大群やヘラジカが海の中で瞬間冷凍状態に」より。



先日の、

米国との気温の差は 100度 : 気温 50度を越える中で 10万匹の焼けたコウモリが空から落ちてくる異常な熱波の中のオーストラリア
 2014年01月10日

でご紹介した異常な熱波に覆われるオーストラリアでは、おぞましいことか、テニスの全豪オープンが強行開催されていたそうで、さすがに 1月 16日あたりに中断したようですが、「ボトルも溶ける暑さ」などの見出しのニュースもありました。


酷暑の全豪オープン、失神や嘔吐する選手も
AFP 2014.01.15

au-tennis.jpg

BBC より。


オーストラリア・メルボルンで開催中の全豪オープンテニスでは 14日、記録的な猛暑の中で試合が行われた結果、選手が失神や嘔吐に苦しんだり、ボールボーイが倒れるなどの事態となった。

気温が摂氏 42.2度に達し、ラバーのコートに置いたボトルが溶けるまでになったこの日は、プレーするには過酷な環境となり、中には試合が続行されたことに憤りをあらわにする選手もいた。




というようなことになっていたようです。


いろいろなことが、「今までと同じやり方では難しい」ということになっていきそうな気がします。


北半球の私たちは、とりあえずしばらくは(普通の)冬の寒さと向き合うだけですが、もし、今回書いたような「かつてのマウンダー極小期」と同じような状態、あるいは、それ異常の太陽の異変が起きた場合、厳しい冬は何十年(場合によっては、数千年)続くということにもなるかもしれないですので、まだこの先しばらく生きていく予定のある方にとっては、寒い日常に慣れておくことも必要かもしれません。

これから先もずっと、今と同じように灯油や電気が永遠に安定供給され続けるのかどうかなどもわからないことでもあります。





Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。