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2014年03月17日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




宇宙の粒子や空気を食べて生きていると主張するウクライナの「ブリザリアン(不食)」モデルの話から「松果体とエネルギー」にまで考えが飛躍してしまいました



自称ブリザニアンでリアルバービーと呼ばれるウクライナのモデル、ヴァレリア・ルキャノバさん

valeria-lukyanova-top.jpg

▲ 2013年9月25日の米国インターナショナル・ビジネス・タイムズより。


世界には「生きるバービー人形」を目指す女性は予想以上に多く、いたるところに存在します。バービーを含む、人形やアニメの人物になりきりたいという方々。最近では、バービーより「日本のアニメに出てくる女の子のようになりたい」とする女性が、西洋人、アジア人を問わず多いように思います。

西洋や中国などでは顔も体も徹底的に「整形」で作っていくというような女性たちも多く、なかなか、こう・・・人生を賭けているのか捨てているのかわからない面もないではないですが、少なくとも、彼女たちはそこにすべてを賭けます。

下は、「日本のアニメのリアルドール化:ウクライナ対中国」と題された動画からのスクリーンショットです。

anim-01.jpg

▲ YouTube Real-life Barbie dolls Anastasiya Shpagina, Jiayun Wang, Koko Wang, and Tina Leopard より。


下の方は、中国のリアルドールとして、日本を含めて世界中に名高い王嘉韵(ワン・ジアユン)さん。

wan-gjiayun.jpg

▲ Google 画像検索 王嘉韵 より。


トップに貼りましたウクライナのモデルであるヴァレリア・ルキャノバさんという方も、インターナショナル・ビジネスタイムズの記事の日付(2013年9月25日)の頃までは、そういう範疇の、つまり、世界中にいくらでもいる「リアル・バービー系」の女性としてメディアに取り上げられていたりしたのですが、今年になって、彼女の「方向性」が微妙に異常な方向性に動いています。


ルキャノバさんに、新しいキーワードとして「不食」と「宇宙からやって来た」というものなどを含む、いくつかの要素が追加されたのでした。

それを知ったのは、下の英国デイリーメールの記事がキッカケでした。

real-01.gif

▲ 2014年2月28日のデイリーメール Human Barbie reveals she starves herself: 'Breatharian' believes she can live off 'cosmic micro-food' of just light and air より。


タイトル下の部分の文字が小さくなって、見えにくいかと思いますので、文字にしますと、このようなタイトルキャッチです。


・ヴァレリア・ルキャノバ(23歳)は伝えられるところでは食べないことでスリムになったという。

・彼女はブリザリアニズムとなった。それは何も食べず飲まない主義のことだ。

・人形のようなプロポーションを持つモデルでもある彼女のフェイスブックには99万4000の「イイネ」がつけられている。

・究極的な「完璧の具現化」としての生きるバービーを見る。

・彼女はタイムトラベルができ、宇宙人と会話することができる等の内容を含む尋常ではない内容を話す。




ルキャノバさんは、上の記事の中で、


「ここ数週間、私は何も食べなくとも全然空腹ではありませんでした。私は空気や光だけで生きられるのです。そして、これがその最終段階だと願っています」


と語っています。

もっとも、デイリーメールの記事には以下の文章があります。

ブリザリアン(不食)は、実際には、致命的な疑似科学の可能性があると批判されており、何人かの実践者が飢餓で死亡している。また、自称ブリザリアンのいずれもが、総合的な医療検査の中での実践を行わない。


しかし、彼女は最近では、「スビリチュアルな伝道者」であると呼ばれていたり、光を介してエイリアンと会話することやタイムトラベルをする能力を持つと主張したり、というような話がクローズアップされていて、彼女を題材にしたドキュメンタリー映画まで撮影されたのだそう。

そのあたり、全体としては「モデルさんとしての営業っぽい話」ではあるのですが、今回この記事をご紹介したのは、この「ブリザリアン=不食」という神話がメジャーなメディアで大きく報道されたことがあります。

そもそもブリザリアンとは何か?





不食 - ブリザリアン( Breatharian )- イネディア( Inedia )

実はブリザリアンに関しては、日本語での Wikipedia が存在しません。スビリチュアル系のサイトでの記述は多いのですが、そもそも私は客観的な視点がわからないですので、英語の Wikipedia を見てみました。

英語版では膨大な記述がありまして、また、「イネディア」という言葉と同義としての項目となっています。ブリザリアンの歴史なども長く書かれていて、興味深いのですが、冒頭の説明を記しておきます。


Inedia - Wikipedia

イネディア(ラテン語で"断食"の意味)、またはブリザリアニズム(断食主義)は、食べ物がなくとも生きることができる機能を主張するニューエイジの概念だ。

ブリザリアンは、食べ物も、そして、おそらくは水も人体の維持には必要ではないことを主張し、アーユルヴェーダでは、人間は太陽光のエネルギーとプラーナ(ヒンドゥー教の重要な生命力)によって生きることができるとされているという。ブリザリアンは食事ではなく、プラーナの発生源とされる日光を浴びる。

ブリザリアニズムは科学者や医療専門家の間では、死に至る可能性のある疑似科学と考えられており、これらの実践者たちには飢餓で死亡した人々もいる。




ふと思い出したのですが、数年前にインドのブリザリアンと主張する老人に関しての報道をご紹介したことがあります。4年ほど前の下の記事で、英国テレグラフの報道を翻訳したものです。

inedia.jpg

▲ 2010年4月30日の過去記事 「70年間何も食べずに生きていた」と主張する男性をインド軍が調査中より。

内容は、


インド軍の科学者たちが、70年間、まったく飲まず食わずで生きてきたと主張する82才の男性を現在調査している。

プラーラド・ヤニ氏は、現在インドのアフマダーバードの病院で隔離されている。そこで、彼はインドの防御研究の組織によって監視されている。

ヤニ氏は今は厳しい監視の中で食物も水もない状態で、6日間過ごしている。
医者は彼の体が、飢えや脱水からまだ何の影響も受けていないという。

プラーラド・ヤニは7歳の時に家を出て、アフマダーバードをさすらう聖人として生きてきたという。彼は、「精神的な生命の力」によって生きることができる「ブリザリアン」と考えられている。ヤニ氏は、彼が彼の口蓋の穴を通して「万能薬」を注ぐ女神によって支えられると信じている。

彼の主張は超自然的な能力を要求する人々の研究を専門とするインドの医者によって支持されているが、しかし、彼のことを「村の詐欺師」として相手にしない人々もいる。




というものでした。

なぜ、医学専門機関ではなく、「軍」が調査? と思われる方もあるかと思いますが、下の理由です。


インド軍の防衛組織は、食糧が途絶えた時などに、ヤニ氏が、援助が到着するまで、兵士たちにより長く持ちこたえ、犠牲を出さずに生きのびる方法を教えられるかもしれないと考えているようだ。



スビリチュアルを実際の戦闘に持ち込もうということのよう。

その後、上のご老人の調査はどのようになったかというと、それは AFP などでも報じられました。

afp-inedia.jpg

▲ 2010年5月10日の AFP 70年断食の印ヨガ聖者、科学者も仰天 より。


上の記事の冒頭は、


70年前から食べ物も飲み物も摂取していないという83歳のインド人ヨギ(ヨガの聖者)について、体の仕組みを15日間にわたって調査したインドの科学者たちが、観察期間が何事もなく終了したことに仰天している。



ということで、期間としては、15日間ということで、それほど驚異的な期間ともいえない感じもありますが、何も食べず、水も飲まずに生活し、体には何ら影響がないことが確認されたということでした。つまり、まったくダメージがなかったということです。すごいと思ったのは「15日間、トイレにも行かなかった」ということ。

この要因はわからないままでした。

検査に当たった神経学者の方は以下のように語っています。

「エネルギー源が日光の可能性もある。医学専門家として、われわれは可能性から目を背けてはならない。カロリー以外のエネルギー源があるはずだ」






インドの公民権活動家女性の 3500日の断食

いろいろ調べているうちに、やはりインドの方なのですが、すごい女性の存在を知ったのです。

完全に初めて知る人物である上、日本語での参考文献がまったくないので、どうも理解に苦しむ部分もあるのですが、インドの社会活動家、あるいは公民権活動家のイロム・シャルミラ( Irom Sharmila )さんという女性が「 14年間近くに及ぶハンガーストライキをおこなっている」というのです。

irom-01.gif

▲ イロム・シャルミラさん。米国 Deccan Chronicle より。


インドだけでなく、西欧社会ではかなり有名な公民権活動家らしいのですが、このシャルミラさんの Wikipedia の冒頭は下のようになっています。


Irom Chanu Sharmila

イロム・シャルミラ・チャヌは、「マニプールの鉄の女」や「 Mengoubi 」などとして知られるインド・マニプール州の公民権活動家、政治活動家、そして、詩人である。

彼女は、 2000年 11月 2日に、ハンガーストライキを始め、現在も進行中だ。 500週以上にわたり、食料と水を拒否したため、彼女は「世界最長のハンガー・ストライカー」と呼ばれている。




うーん・・・。
これではよくわからない。

食料と・・・水も?
それで 500週?

500週というと、3500日。

というより、2000年にハンガーストライキを始めて、現在もまだ続いているのなら、13年間以上、断食を・・・?

いや・・・そんな。

これがどのような形式のハンガーストライキなのかは、調べてみないとわからないですが、この人自体は決して怪しい人ではなく、インド軍に町の住民が殺さされたことに対してハンガーストライキを始めたことが世界中に報じられている方でもあるようです。

なお、上に貼りました「イロム・シャルミラは司法拘留に差し戻される」というタイトルの報道は、どういうことかといいますと、

インドでは「自殺を試みようとする」ことが刑法で禁じられている

ということがあり、ここを理由に警察は逮捕・勾留したようです。

逮捕した警察は、写真にもありますが、シャルミラさんの死を防止するため、鼻から胃に栄養を送るチューブを強制的に装着させました。これで生きているということなのですかね。

いろいろとわからないことが多いですが、しかし、何かこう・・・このシャーミラさんこそ真のブリザリアンの気もしてきたり。





不食と松果体

なお、ブリザリアンの問題には、「松果体」の問題が必ず付属します。

過去記事の、

あらゆる手段で「光」を求める生命: フンコロガシの行動、松果体の意味、そして「太陽神の目」の実体
 2013年01月29日

という記事では、フランスの作家、ジョルジュ・バタイユの『松果腺の眼』という未完の小説について少しふれています。『太陽肛門』( 1931年)というタイトルの小説もあるバタイユの考えは、


「松果体の役割は、太陽から火山を経て肛門へ受け渡されたエネルギーを、松果体を通して再び太陽へ回帰させること」


というようなものだったようです。

この「エネルギー」が何をあらわしているのかはわからないですが、いつかこの「松果体とエネルギー」のことにも具体的にふれてみたいと思います。

リアルバービーの話から、とんでもなく話が変転していって、何が何やらわからない記事となりました。

先日、「まったく変な世の中」というタイトルの記事を書きましたが、自分の周囲では自分が一番変かもしれないと落ち込んだり。

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2014年03月16日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





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アメリカ地質調査所( USGS )より。この3月15日に、インドネシア、フィリピン、日本、イースター島、コロンビア、チリ、アフリカ大陸南部、西アフリカ、ギリシャ、アゼルバイジャン、インドなどでマグニチュード5程度の中規模地震が連続して発生しました。






太陽に現れた巨大な亀裂

本題とは関係ないですが、今、太陽に巨大な「フィラメント」が出現しています。

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▲ 2014年3月15日の Spaceweather DARK FILAMENTS ON THE SUN より。長さは 10万キロメートルから 25万キロメートル程度の間で変化しています。



このフィラメントは、磁気の帯のようなものですが、これまでも大きなフィラメントが出現した時にはご紹介していました。

その理由は、 NASA や NOAA (アメリカ海洋大気庁)によれば、巨大な磁気フィラメントには以下のような特性があり、「ハイダーフレア」と呼ばれる、一般の太陽フレアとは違った構造の巨大な「太陽の表面爆発」を発生させるのだそう。


磁気フィラメントが崩壊する場合、太陽の表面に衝突して「ハイダーフレア」と呼ばれる巨大フレアを作り出すことがある。磁気フィラメントの構造が不安定になり太陽の外側に噴出し、その後に太陽自身に向かっても衝突することがある。


2013年6月14日の過去記事「太陽の表面にこれまで見たことのないサーペント(蛇)のような磁気フィラメントが多数這い回っている」より。



要するに、フィラメントが崩壊する際に、崩壊したフィラメントが太陽の表面を「叩く」状態となり、それにより広範囲で非常に規模の大きなフレアが発生するということだそうです。

上の説明を載せた際の太陽のフィラメントは、下のようなもので、「太陽の表面のあちこちにフィラメントが突然現れる」という、一種不気味な現象を起こした時でした。

filaments_2013-06-13-02.jpg

過去記事より。



また、2012年 8月にも下のような非常に長いフィラメントが出現しました。

filament-2012-08.jpg

▲ 2012年8月10日過去記事「太陽に突然現れて急速に拡大した『巨大な亀裂』」より。


このフィラメントの長さは大体、「地球から月までの距離」くらいでした。

この時は、ロシアの報道などでは下のように、「太陽に出現した亀裂」というような見出しで報じられました。

solar-01.gif

▲ 2012年8月9日のロシア vesti より。


NASA は、「太陽のヘビ」( SUN SERPENT )というタイトルで報じていました。


これらの現象は、確かにハイダーフレアという巨大な太陽面爆発を起こす原因となり得るとされていますが、少なくとも、私がこのハイダーフレアという言葉を知った4年前からは、巨大なフィラメントは何度か出現していますが、ハイダーフレアは起きていません

なので、余計な心配をする必要はないとは思いますが、 NOAA (アメリカ海洋大気庁)の宇宙天気予報官は、巨大なフィラメントが出現するたびに、「ハイダーフレアと、巨大な太陽活動の発生の可能性と、その注意」に言及しますので、一応書いておきました。 NOAA は、今回も言及しています。






環太平洋火山帯で連鎖した地震

さて、今回の本題は、「地震」なんですが、昨日 3月 15日に「 24時間以内に環太平洋火山帯で一斉に、そして連鎖的に地震が起きた」ということについてです。

これも、だからといって何か大きな地震がありそうだとか、そういうことではないのですが、ちょうどその前日の 3月 14日に瀬戸内海の西部にある伊予灘という場所が震源のマグニチュード 6.2の強い地震が発生したばかりですので、何となく「連鎖しているなあ」と思った次第で、記事にしました。

2014-02-14-m6-1.gif

地震情報 - 2014年3月14日 2時19分 より。



3月 15日に起きた地震のうちで、比較的規模の強い地震の場所をすべて書き出していた米国のエクスティンクション・プロトコルの記事をご紹介します。




Planet shaken by spasm of moderate earthquakes over last 24 hours
Extinction Protocol 2014.03.15


地球はこの 24時間内での中規模地震の突発に揺さぶられる


過去24時間、環太平洋火山帯上(リング・オブ・ファイヤー)のすべてで起きた中程度の規模の一連の地震で、この地域が揺れている。

ここは、地球上で最も地質学的活動が大きな領域だ。

環太平洋火山帯は、馬蹄形のような形をし、長さは4万キロメートルある。この領域のほぼ連続した海溝、火山地帯、および、プレートの動きは関連があるとされている。

この場所には 452の火山があり、これは、世界の活火山および休火山の 75%以上を占める。

そして、環太平洋火山帯では世界の地震の約 90%が発生し、世界の歴史の中で最大規模の地震の 81%が発生している。

過去24時間では、インドネシアでマグニチュード 5.3とマグニチュード 5.6の中規模の地震が発生し、フィリピンのサン・イシドロでマグニチュード 5.4の地震が起きている。また、日本の硫黄島ではマグニチュード 5.3の地震が起きた。

ペルー中央南部は、マグニチュード 6.1の地震に見舞われた。

イースター島の南東ではマグニチュード 5.0の地震が起き、コロンビア南東部ではマグニチュード 5.4の地震が発生。チリのサンタクルスではマグニチュード 5.4の地震が起きた。

アフリカ大陸南部では、マグニチュード 5.4の地震が発生。また、西アフリカのオーウェン破砕帯では、マグニチュード 5.2と 5.0の地震が起きている。

ギリシャではマグニチュード 4.5の地震が発生し、アゼルバイジャンの北東部ではマグニチュード 4.0の地震。インドのモーヒーンではマグニチュード 4.8の地震が起きたことが報告された。

世界中のプレートの周囲では、毎年、春分のあたりに地震活動の発生がピークに達することが多い。該当する地帯にお住まいの方は、大地震の可能性について警戒していただきたいと思う。





というものですが、この最後の部分の、



毎年、春分のあたりにその地震活動の発生がピークに達することが多い



に関しては、そういうデータがあるのかどうかはよくわかりません。

ただ、昨年も2月頃から環太平洋火山帯で、比較的大きな地震が「連鎖的に」続いたことがあったことを思い出します。





2013年に環太平洋火山帯で連鎖した地震

環太平洋火山帯は、太平洋の周囲を取り巻く火山帯のことで、英語では、リング・オブ・ファイヤー(Ring of Fire / 火の輪地帯)という呼び方がされます。

トップに貼りました地図の上で示しますと、かなり大ざっぱですが、大体、下のピンクのあたりです。

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昨年 2013年 1月の下旬からの1週間の間に、この環太平洋火山帯で、マグニチュード6以上の地震が連鎖的に発生したことがあります。

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▲ 2013年2月18日の過去記事「極寒のカザフスタンで2月に咲いた日本の桜の報道を見て思う、新しい地球の時代」より。


その後も3月くらいまで、中規模以上の地震の発生が多く続きました。

ただ、「多い」といっても、過去のデータと照らし合わせたわけではないですので、「どの程度多いのかはわからない」というのが実際のところです。


それにしても、ある程度、時期的にまとまって地震が起きるという傾向はありますので、昨日 3月 15日のように1日の地震の数が妙に多い日が続く場合は、多少は、「起きる可能性もあるかもしれないな」という風に、何となく身の回りの防災チェックなどをしてみてもよろしいのかしれません。

これは、予知や予測ではないです。単に「時期的にまとまって発生する傾向が多少はある」というだけで、3月 15日の地震の集中が今後の何らかの大地震と関係するかどうかは当然わかりません。

それでもまあ・・・・・いろいろなことが起きている世の中ですから、いろいろと起きてもあせらない心の準備も必要なのかもしれないです。

ちなみに、「国家の全領域が環太平洋火山帯に入っている」という国はチリと日本ぐらいのものです。

私たち日本人は「地震が日常的に起きる」という土地を国土として、数万年・・・初めて文字としての文献〔魏志倭人伝〕に登場してからでも 1700年、この地で生きてきました。つまり、これからも、何が来ても「終わる」ということはないはずです。

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2014年03月14日



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▲ 2014年3月11日の Billfish Report より。


タイトルにある、「白いカジキ」の話と「マリア像」の話の間には、何の結びつきもないのですけれど、自分の中では何となくつながりましたので、それぞれバラバラの話ですけれど、ご紹介したいと思います。





ベルギーの「聖地」でもマリア像が光り始める

昨年 2013年の10月に、下のような記事を書いたことがあります。

bosnia-ourlady-2013.gif

▲ 2013年10月10日の過去記事「突然光りだしたボスニア・メジュゴリエの聖母マリア像に対してのバチカン司教による正式な調査が始まる」より。


これは、ボスニアの一般家庭にあるマリア像が光り始め、その話を聞いたバチカンの司祭たちが光るマリア像の調査のためにボスニア・ヘルツェゴビナの現地を訪れ、鑑定をしたとニュースでした。

鑑定の結果がどうだったかはわからないですが、今朝、 AFP の報道で、下のようなものがありました。

bel-ourlady.gif

▲ 2014年3月14日の AFP の記事「暗闇で光る聖母マリア像、ベルギーの静かな町に出現」より。

記事を要約します。


暗闇の中で発光するとされる小さな聖母マリア像を一目見ようと、普段は静かなベルギー南部の町に大勢の人々が押しかけている──。

地元メディアが報じたところによると、南部ジャレの町にある一軒の家に12日、「謎の発光する聖母像」を一目見ようと500人あまりが詰めかけたという。目撃者によると、このマリア像は日が暮れると光を発するとされる。

像は高さ30センチほどで、「バヌーの聖母」を題材にしたもの。バヌーの聖母とは、1933年にジャレに近い町バヌーで聖母マリアが出現するのを少女が目撃したという出来事だ。




という内容で、このジャレという町の近くのバヌーというところには、マリア様に関しての伝説が残っているということのようです。

ボスニアで光るマリア像が出現した場所である「メジュゴリエ」というところも、下のような伝説がある場所でした。 Wikipedia からの抜粋です。


メジュゴリエの聖母

メジュゴリエの聖母は、1981年6月24日から現在に至るまで毎日、聖母マリアが出現していると数名の幻視者が主張するボスニア・ヘルツェゴビナ南部ヘルツェゴビナ・ネレトヴァ県、メジュゴリエにおける聖母出現である。この現象は目下のところ公認されてはいないが、カトリック教会によって研究が進められている。




この「メジュゴリの聖母」に関しては、 公式(?)サイトもあり、毎日のマリア様のメッセージなどが載せられています。

med-01.jpg

Medjugorje.org より。


たとえば、下のようなメッセージが「ほぼ毎日」更新されています。

下は 2014年3月14日のマリア様の言葉として掲載されているものです。


2014年3月14日の聖母マリアのメッセージ

親愛なる子どもたちよ。
多くの人々の心の中に神が存在しないことをあなたたちは見て聞いて感じていることと思います。
かれらは鎮魂を望んでいません。
なぜなら、かれらは祈りとは無縁で、平和の心を持たないからです。

小さな子どもたちよ。
祈りなさい。
神の十戒に生きなさい。




これは途中までですが、このようなことが毎日更新されているというサイトであります。・・・ということは、毎日、聖母マリアが出現しているということのようです・・・。

それはともかくとして、今回の「光るマリア様」に関しては、ベルギーにしてもボスニアにしても、(真偽はともかくとして)聖母マリア様と関わる何らかの出来事がある町であるということのよう。

上の AFP の報道では「光る様子」がわからなかったのですが、ベルギーの報道を見てみますと、写真がありました。

bel-ourlady-02.jpg

▲ 2014年3月12日のベルギーの La Meuse.be より。


下は殺到する人々。
人物との比較でマリア像の大きさがわかります。

bel-ourlady-03.jpg

▲ 2014年3月12日のベルギーの lavenir.net より。


ボスニアの聖母マリア像は「ビッカビカ」に光ってましたけれど、こちらは「何となく光っている」というような感じのようです。


こういうものの解釈の仕方としては、

・人為的なもの

・説明できる何らかの自然現象

・いわゆる神秘現象


のどれかであるわけですが、ボスニアにしても、ベルギーにしても、報道からだけでは、どれと言えるものではないです。ただ、上にも書きましたように、「過去にマリア様の出現伝説のある地」という共通項があるのは、やや興味深いとも思います。







白い動物たちが消えていく

これまで何度か「白い動物」の話題をご紹介したことがあります。

最近では、昨年11月に

太陽の磁場のポールシフトが数週間後に迫る中、神の魂を運んでいたと囁かれる白いカラスはグリーンランドで殺された
 2013年11月18日

という記事の中で、グリーンランドで「理由もなく」白いカラスが殺されてしまったという報道をご紹介したことがあります。

white-raven-02.jpg

▲ 2013年11月14日のグリーンランド Nunatsiaq Online より。


上の白いカラスが非常に珍しいといえるのは「アルビノではないのに白い」ということがあります。

アルビノとは遺伝子の問題で白化現象を起こすことを指しますが、アルビノのカラスの場合は完全な純白となり、また、目がピンク色になるのに対して、このカラスには茶色い羽があり、眼が黒かったためにアルビノではなく、大変に珍しい「白い個体種」ということだったようです。


今回、一番上に載せました「白いクロカジキ」も記事のタイトルには「アルビノ」とありますが、このカジキも実際にはアルビノではないと思われます。

それは次の写真で、目が黒いことがわかるからです。

bm-black-eyes.jpg

▲ 2014年3月11日の Billfish Report より。


ところで、上の写真で私が今回のタイトルに「殺されてしまったかもしれないけれど」と入れた理由もおわかりかと思います。

このニュースは、実は「カジキ・フィッシングのサイト」のニュースなのです。

下のように、世界中のカジキ釣りの愛好者たちの「自慢の写真」などが掲載されているサイトです。

bm-03.jpg

Billfish Report より。


私はカジキ釣りに関しては、まったくどんなものかわからないのですけれど、一般的なイメージとして、カジキ釣りというと下のような感じを思い出してしまうわけで・・・。

blue-marlin.jpg

Fire Hatt より。


記事では放流したとは書かれてはいないですので、結局どうなっちゃったかなあと思った次第です。




白いシャチと共に共に思い出すエスキモー女性の予言

「白い動物」といえば、2年ほど前に、

極東ロシアで発見された「白いシャチ」から浮かび上がるエスキモーの予言
 2012年04月24日

という記事で、「白いシャチ」をご紹介したこともありました。

wh-orca.jpg

▲ 上の記事より。


その上の記事では、「エスキモー女性の予言」という出所のあやふやな文書を翻訳して載せていますけれど、その途中には下のような下りがあります。


株式市場は崩壊します。
それは、ある日、歴史上で最も大きな下落を見せます。
たった一日で何千ポンドも失う人が出ます。
ロシアは共産主義に戻ります。
民主主義は一掃されて、2000万人以上が強制収容所で亡くなります。
スターリンの像がロシアの国にもう一度建てられることでしょう。
核戦争の恐怖が地球をしばしば脅かします。
巨大な金色の十字架がエジプトのギザのピラミッドの頂点に現れ、それが7日間の昼と7日間の夜、そこに残ります。軍隊へ象徴的存在として示されることにより、アルマゲドンの戦争が始まります。

(中略)

その日はまもなくです。




このエスキモーの女性は 1877年生まれですので、「もうすぐって、いつだよ」とも思いますが、上に書いてあるような、

・株式市場
・戦争

というようなあたりに関係する部分は今とても荒れています。

ほんの少しの先も想像できない世の中になってきているような気がします。

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2014年03月13日



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今日は病院を含めて、いろいろと用事をこなしていましたら、帰宅が夕方になってしまいまして、通常の記事の更新の時間がなくなってしまいました。

本当は、下の写真のロシアで、「史上最大の人工ブロックによって作られた遺跡」が発見されていたことだとか、行方不明になっているマレーシア機の乗客への「携帯がまだ通じている」という話とかを書きたかったんですけど、時間がなくなってしまいました。

ロシアの謎の遺跡

russia-stones.jpg

▲ 2014年3月10日の InvestmentWatch より。このような巨大な岩が下のように高く積まれているという「どのように作られたのかまったくわからない」というような遺跡が見つかっていたようです。

ru-in.jpg

▲ 同じ InvestmentWatch より。



まだマレーシア機の乗客の携帯電話に通じているという話

mys-phone.gif

▲ 2014年3月12日の英国デイリーメールより。最初に報じたのは、米国のワシントン・ポスト



まあしかし、それらの内容をご紹介するような時間はできませんでした。

病院というのは眼科なんですが、ちょっと思うところがあって、朝一番で行きましたら、眼圧の異常な高さから始まり、最終的には以下の検査をするはめに。

右静的量的視野検査
左静的量的視野検査
角膜曲率半径計測
屈折検査
矯正視力検査
細隙燈顕微鏡検査
精密眼底検査
精密眼圧測定


これは明細書から書き写したもので、どれがどの検査なのやら、よくわからないのですが、待ち時間を含めて、なんだかんだと数時間、眼科におりました。


もともと「眼圧が異常に高い」というのは、10年以上前に言われたことがあり、これは一般的に緑内障の予備軍だそうで、視野が少しずつ欠損していくというようなことになりやすいそうです。

その時に「定期的に検査を受けて下さい」と言われていたのですが、 10年間それを忘れておりまして、ちょっとした症状でそのことを思い出しまして眼科に行きましたら、お医者さんもビックリするほど高かったと。

まだ視野の欠損は始まっていなかったですけど、長い年月で進行していきますから、宿命ですね。

そしてこれには根本的な治療法が存在しないのですよ。



それにしても、こちらに越してきてから、出会うお医者さんたちは何科にかかわらず、皆さん、とても熱心で親身になってくれるお医者さんたちが多いです(それだけに待ち時間がどこも長いですが)。



帰りに他の用事を済ませた後、これは上の眼の検査とは関係ないですが、最近視力が落ちたので、帰りに眼鏡屋さんに立ち寄りました。

「仁義なき戦いの小林旭みたいな眼鏡でも買おうかな」

と思いました。

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▲ 40年前の小林旭さん。かっこええ。


そういうのをかけてみたんですが、私がかけると、「なんちゅうか本中華」時代の大橋巨泉のようにしかならなく、やや違うものにしました。

kiosen.jpg

▲ 本中華 のCM (70年代後半)の大橋巨泉さん。


そういえば、この眼鏡屋の店員さんも異常なほどいい人でした。


それにしましても、年をとると厄介な病も増えますね。
若い時から多いですけど。


明日は普通に更新いたします。

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2014年03月12日



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▲ 2014年2月25日のオーストラリア Yahoo! News Surfing croc shuts Cable Beach より。


この数日、「もしかして自分は、この10日くらいの間に、なんか変な世界に入り込んでしまったのではないか?」と思ってしまうことがあります。

どうもこう、ニュースが奇妙で。

今回は最近のそのような報道をいくつかご紹介します。




ファース(笑劇)のような悲劇を毎日見続ける生活

上のニュースは、オーストラリアの報道ではいろいろと報道されていまして、海に体調4メートルのワニが泳いでいたことにより、ビーチが閉鎖となったというだけの話なのですが、サーフィンという語感はともかく、

「ワニって海で生活する生き物だっけ?」

と疑問に思ったり。

それで、調べてみれば、イリエワニ -Wikipediaによれば、このイリエワニという種類のワニは、



海水に対する耐性が強く、海流に乗り沖合に出て島嶼などへ移動することもある。



ということで、このオーストラリアのワニもそういうたぐいのものだとは思います。

しかし、このケーブルビーチというのもまた不思議な場所で、オーストラリア政府観光局公式サイトの文章は、


ケーブルビーチ

エキゾチックな雰囲気が漂う町ブルームは自然現象「月への階段」でも知られる人気のリゾートです。町の西側に位置し、真っ白な砂浜が22kmも続くケーブルビーチは絶好のサンセットスポット。ラクダの背に揺られインド洋に沈む美しい夕陽を眺めてみませんか。




とあります。

「ラクダの背に揺られ?」


そのケーブルビーチを検索すると、下のような写真がたくさん出てきます。

cable-beach-camel.jpg

Travel House より。


「どんなオーストラリアだよ・・」

と思わず呟いたりするわけですが、ラクダはともかく、「ワニ」といえば、本来なら寒いはずのロシアのサンクトペテルブルグの路上で、「ワニの赤ちゃんが発見された」という報道がありました。

ru-crocodile.gif

記録的な寒さが続くアメリカと、「暖かさの記録更新」が続くロシアより。


他の国から持ち込まれたと思われるワニの卵から孵化した「子どもワニ」が数日後に路上で発見されたという話でした。このニュースを見て、

「ワニって寒いの大丈夫なん?」

と思いましたけれど、実際に寒い中で生きていたのだから、どうのこうの言っても仕方ないことでもあります。まあ、今、ロシアは記録的な暖かさなんですけど、それでも、サンクトペテルブルグは最高気温 4度くらいです。

st-map01.gif

▲ サンクトペテルブルグの場所。モスクワより北になります。






過去も変になってきた

数日前の英国インディペンデントでは、下のような報道がなされていました。

weapon-02.gif

▲ 2014年3月6日の Independent 'Rocket cats': Warfare manual showing 16th-century weaponry puzzles experts より。


これは 1530年に書かれた当時の一種の「戦術マニュアル」の文書の中に、上のように猫や鳥にロケットのようなものをつけてあるイラストが描かれているというものでした。戦術マニュアルなので、「兵器」ということになるようです。

当時は、南部ヨーロッパでドイツ人とトルコ人が争っていたそうで、このイラストは、ドイツ・ケルンの砲兵だった人物によって描かれたものだとか。

weapon-2.jpg

▲ 同じ Independent より。


しかし、16世紀のヨーロッパで、動物に爆弾やロケットをつけて兵器にしたという記録は存在しないために、この文書が新しい発見なのか、アイディアだけで終わったものなのか専門家は悩んでいるとのこと。

当時としては不思議な光景ですが、しかし、20世紀になってからは、上のようなことは普通のことになりました

dog_mine.jpg

▲ 第二次大戦時中の 1941年にソ連軍が実用化した「犬爆弾」。 Anti-Tank Dog Mine より。


このあたりは、 動物兵器 - Wikipedia に、歴代の人間たちが戦争で使用してきた動物たち、すなわち、馬、ゾウ、ハト、犬、ラクダ、イルカ、ロバ、ウシ、コウモリ、タカ、ニワタリ、ブタ、ネズミなどについて書かれています。


人間はどうにもいろんなことをやってきています。


そういえば、もう4年ほど前の記事になりますが、下のような海外記事をご紹介したことを思い出しました。

sar.gif

▲ 過去記事 自動小銃を使用できる「武装サル兵士」をタリバン軍が訓練中 より。




日本でも

変といえば、昨日の東日本大震災の黙とう行事の際の長崎での出来事も変といえば変な出来事でした。

nagasaki.jpg

▲ 2014年3月11日の NHK 黙とう放送がミサイル警戒放送に 長崎より。

その冒頭は、


11日、長崎県諫早市の支所が地震が起きた時刻に黙とうを呼びかける放送を防災行政無線で流そうとしたところ、誤って北朝鮮のミサイル発射に警戒を呼びかける内容を放送してしまい、市は30分後に訂正しました。



というニュースです。

その間違って放送された内容は、


「北朝鮮が人工衛星と称するミサイルを発射し、落下するおそれがあるという情報が入ったため、屋内に避難してください」


というものだったそう。


「どうしてそんな間違いを?」


と誰しも思うと同時に、長崎では「北朝鮮のミサイル発射に警戒を呼びかける内容の放送」が準備されていることを初めて知ったり。



マレーシアで飛行機が消息を絶った事件も、当初の墜落事故から次第に複雑な様相を呈してきているようで、消息不明となってから4日となる今日 3月 12日ののロイターの「消息不明のマレーシア機、交信途絶後に西へと針路変更か」という記事の中には、



航空史上「前代未聞の謎」とも称されるマレーシア機の消息不明問題。乗客乗員239人を乗せた同機の所在に関する手掛かりは、発生から約4日経過しても見つかっていない。



という表現も出てきていて、航空史上「前代未聞の謎」ということに発展してきているようです。






川も火事になる時代に

中国では「川が火事になる」という前代未聞の出来事も起きています。

wenzhou-1.gif

▲ 2014年3月5日の news.66wz より。


これは、要するに「川の汚染」と関係していて、川面に厚く浮く工業廃液などの油に何らかの原因で引火したということなんですけれど、下のように「消防士たちが川に向かって放水している」という光景などを見ると、やはり、変な気分になります。

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▲ 消防隊が川に放水している様子。


少し前の、

4月5日に実行される「全世界での偽UFO出現」計画
 2014年02月24日

という記事の最初に余談的になニュースとして、「凶暴化したチワワたちが群を組み、米国アリゾナ州の小さな町の人々を襲っている」という報道をご紹介したことがありました。そこに私は、


何かこう、モンティパイソンの世界がそのまま現実になったかのような出来事がよくあります。



と書いていますが、そういうことが続いています。





覚えていますかファニーメイ

そういえば、昨日、ちょっと数年前を思い出すことがありました。
数年前のリーマンショックの時のことです。

リーマンショックの引き金というのか、リーマンショックの歴史が語られる時には、


2008年9月7日 米政府系金融機関のフレディマックとファニーメイが政府の管理下に。

リーマンショックの裏舞台より)




という記載で始まることが多いのですが、そのアメリカのファニー・メイ(連邦住宅抵当公庫)というものとフレディマック(連邦住宅金融抵当公庫)というものの株価が、3月11日、急落というか暴落していました。

アメリカは株価の動きも派手な国ですが、それでも、ファニー・メイなど「1日で30パーセント下落」という、ちよっと信じがたいことが起きていました。

fannie-mae.gif

▲ 3月11日のファニー・メイの株価。Why Fannie Mae and Freddie Mac Shares Plunged Today より。


「あの時と似てきたなあ」


とは思いますが、だからといって、同じようなことが起きるということでもないでしょうし。


他にもいろんな変なことが起き続けていますけれど、私個人にしても、世界全体としても、どんな方向に進んでいるのだかわからず、混沌としている感じがします。

そういう時には、ロマンティックな風景のオーストラリアのケーブルビーチでラクダの背中に乗りながら海でサーフィンを楽しむワニでも見て気分もすっきりさせるのもいいでしょうし・・・。

あるいは、「時は来たり」と覚悟するという選択もあるかもしれません。


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2014年03月11日



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▲ 地球観測衛星テラ( Terra )が撮影した 2008年の日本列島の夜の風景。 2011年3月11日、この光の多くが唐突に消えて、それは長い期間続きました。 NASA Earth Observatory より。






追悼はいつか自分にも向けられる

震災から3年目になります。

どうしてなのかわからないですが、今年は 2011年3月11日のことを、昨年や一昨年より強く思い出します。思い出すというか、あの時を「感じ」ます。日本語には「まるで昨日のことのように」という表現がありますが、そういう感じです。

3年前は、あの日の後からしばらく、わけもなく涙が出て来るような状態に唐突に陥るという日々が続いたのですが、昨日あたりからまた同じような状態になっています。

多分、今日あたりはテレビでは震災の特集の番組などもやっているのでしょうけれど、ちょうどあの震災の数日後から私はテレビ報道を見るのをやめて、その後3年間、ほとんど見ることはありません。

その時の涙に関しては、震災2日目の 2011年03月13日の「決意の涙 : 東京 DAY3」という記事に、


恥ずかしい話ですが、今は本当によく涙が出ます。
子どもの前でも止まらなくなることがあります。




と私は書いています。

その涙の意味は、悲しみではなく、むしろ「圧倒されていた」ことにあるのだと思います。とはいえ、実際には、あの涙の理由は今でもはっきりとはわからないですが、震災3日目の、

生命の真意
 2011年03月14日

という記事では、自分なりに「悲しみの存在と、そして、気持ちの混乱に対しての対処はあるのか」ということについて、書き殴っています。


今回の地震の言葉にならない悲惨。
人命があれだけ無造作に消えていく無常。

このあからさまな悲劇を「悲劇と感じなくするような方法」というのはこの宇宙に存在するのか? ということがあります。

たとえば、今回のような壮絶な光景(消滅した文明という意味の)を伴っての大量の犠牲の痛ましさの向こうに、たとえば、毎年数万人が自殺している悲劇や、殺人や事故で亡くなっていく悲劇があります。

それは、すべてがわれわれの目や耳に情報として入るわけではないので、私たちは知らないことが多いですが、では、それは悲劇ではないのだろうか?

「恋人が自殺してしまった」、「家族が殺されてしまった」

少なくとも当事者の個人には、これらの悲劇は世界のどんな悲劇とも、どんな事象とも比較できない最悪のできごとであるはずです。

しかし、起きている。




などと書いていますが、これは表現がどうにも下手で、むしろ、ビートたけしさんが 2011年の震災の比較的直後に週刊誌で語ったものが掲載されている Newsポストセブンの「ビートたけしが震災直後に語った「悲しみの本質と被害の重み」」という記事の中に、その時の気持ちを代弁している部分があります。抜粋します。


常々オイラは考えてるんだけど、こういう大変な時に一番大事なのは「想像力」じゃないかって思う。テレビや新聞でも、見出しになるのは死者と行方不明者の数ばっかりだ。だけど、この震災を「2万人が死んだ一つの事件」と考えると、被害者のことをまったく理解できないんだよ。

じゃあ、8万人以上が死んだ中国の四川大地震と比べたらマシだったのか、そんな風に数字でしか考えられなくなっちまう。それは死者への冒涜だよ。

人の命は、2万分の1でも8万分の1でもない。そうじゃなくて、そこには「1人が死んだ事件が2万件あった」ってことなんだよ。

本来「悲しみ」っていうのはすごく個人的なものだからね。被災地のインタビューを見たって、みんな最初に口をついて出てくるのは「妻が」「子供が」だろ。

一個人にとっては、他人が何万人も死ぬことよりも、自分の子供や身内が一人死ぬことのほうがずっと辛いし、深い傷になる。残酷な言い方をすれば、自分の大事な人が生きていれば、10万人死んでも100万人死んでもいいと思ってしまうのが人間なんだよ。

そう考えれば、震災被害の本当の「重み」がわかると思う。2万通りの死に、それぞれ身を引き裂かれる思いを感じている人たちがいて、その悲しみに今も耐えてるんだから。

だから、日本中が重苦しい雰囲気になってしまうのも仕方がないよな。




ここでふと気づくのが、私の「涙」は出来事への悲しみだけではなく、このビートたけしさんの言う、

> 残酷な言い方をすれば、自分の大事な人が生きていれば、10万人死んでも100万人死んでもいいと思ってしまう

ことに自分で気づいてしまったことに対しての「涙」という意味もあったのかもしれないと思います。自分の存在への絶望からの涙・・・。

でもまあ、そればかりでもないこともまた事実だと思います。


結局、涙の理由はわからないままですけれど、3年前の今日からのしばらくの間、私は、「人間と宇宙との関係は何か」ということを私なりに必死で考え続けて、この場に、毎日、ほとんど自動書記のように、手が動くままに書き綴っていました。

自分と宇宙と死の関係は何だろうと。

あの日からの何ヶ月かほど「考えた」日々は人生でなかったように思います。

先にあげた生命の真意という記事の中には、


「悲劇」という概念が、宇宙が人類に与えたものだとすると、私たち人類が宇宙との対等に近づくためには、その「真意」、その真意とは、つまり「生命の生きることと死ぬことの真意」を知らなければならないのだと思うのです。



と書いていて、そういうようなことを考えて、2011年は終わっていったようなところもあります。


そして・・・まあ・・・今でも「それは何か」ということはわかりません。


同時に当時は、日本人という存在の理由ということも考えざる得ませんでした。

日本は、国の位置も習慣も日本人の言葉も、すべてが他の多くの国から見ると、きわめて特異なものです。それは上にリンクした「決意の涙 : 東京 DAY3」の中にも、


地質的に巨大プレートの込み入ったすぐ横の、「通常なら文明など築いてはいけないような立地」に国家が立ち上がり、それなりに存続し、悪い面でも、良い面でも周囲にそれなりの影響を与えてきた「日本」。

外国人たちから見れば、奇妙な習慣、奇妙な意志表示、奇妙な挨拶、そして、奇妙な食生活に奇妙な言語(文法が全世界のすべての言語からほぼ孤立化している)に綾取られた日本人。

どうして、私たち日本人が、地球の歴史に登場しなければならなかったのか。




と書いています。

hi-net-2009-month.jpg

▲ 日本では1ヶ月に大体このくらいの地震が常に起きています。この図は、2011年3月11日の地震発生以前の 2009年9月に発生した地震。丸の大きさが地震の規模を表し、丸の色は震源の深さの違いを表します。過去記事「地震は予知出来るか? という米国の新聞記事」より。



「奇妙な食生活」というのは、西洋では食べ物とは見なされない多くのもの、たとえば、海草(ノリやワカメなど)だとか、ホヤとかナマコみたいなものや、ゴボウ(野菜図鑑によると食用とするのは日本だけとか)とかヤマイモなどのや根っこや、あらゆるキノコのたぐい、フキやワラビやらの山菜や、ジュンサイみたいな変なもの(笑)まで常食しているという国は他ではあまりないです。

そして、日本はどの国よりも「海の幸」を愛していて、ご馳走として食べてきました。世界でも希に見るほど「海に生かされてきた民族」だと思います。

なのに、3月11日の出来事は、その日本人が「海に襲われる」という出来事でした。
現象として理解しろと言われても理解することは難しかった。


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▲ 日本だけではないですが、東アジアの国の人々は、西洋などではゴミにしかできない海のものも美味しく食べて生きてきました。ワカメは日本と朝鮮半島以外では、まず食べ物として見られることはないと思います。写真は、下田海洋生物最終日記より。







震災の1年前にクリフ・ハイが書いていた「日本人」の光景はこれからなのか

アメリカの未来予測プロジェクト「ウェブボット」の中心人物クリフ・ハイが 2010年 3月 12日に、つまり、震災のほぼ1年前にリリースしたウェブボットの予測報告書の冒頭は次のような出だしでした。


テレビから流れる情報をいまだに信じているものはいざしらず、地球環境の変化は危機的な水準に入ったことはだれの目にも明らかだ。この変化は、アメリカ帝国が終り、人々の意識の覚醒が進み、タイプ1の文明が終焉しつつあるときに起こっていることは実に興味深い。

われわれの分析からすると、危機はあらゆる分野に広がっている。そうした危機で簡単に解決できるものなどひとつもない。危機は、地球とその上で生活する全生物に及んでおり、危機は容易なことでは去りそうもない。



非対称型言語傾向分析報告書来たるべき未来の形 0巻4号( 2010年3月12日)より(翻訳 / 高島康司さん)。



この、今から4年前にクリフ・ハイが書いた「地球環境の変化は危機的な水準に入った」という状況は、継続しながら 2014年の今に至るまで拡大し続けているようにも思います。


ちなみに、文中に「タイプ1の文明」という言葉がありますが、これは、ロシアの天文学者で、1960年代までのソビエト連邦に存在した「地球外知的生命体探査」の責任者だったニコライ・カルダシェフという方が、今から 50年前の 1964年に提唱した概念だそうです。

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▲ ニコライ・カルダシェフさん。ロシア NKJ より。


これは、Wikipedia の「カルダシェフの定義」によりますと、

タイプ1文明
惑星規模のエネルギー

タイプ2文明
恒星規模のエネルギー

タイプ3文明
銀河規模のエネルギー


だそうです。

ちなみに、現在の地球がどのタイプに属しているかというと、カルダシェフさんのエネルギー計算では、21世紀の現在でも「タイプ1にも達していない」のだそう。まだ「タイプ0」という初期文明段階だと彼は言います。





いまだ到来していない「未来の日本」の姿

それはともかくとして、今回 2010年 3月 12日のウェブボットを取り上げたのは、この中に「古代の復活」というタイトルの日本に関してのカテゴリーがあったこともあります。

抜粋します。

年月に関しては、過ぎてしまった年月を具体的に書いても仕方ないですので、「○○」としています。


古代の復活(日本に関して)
非対称型言語傾向分析報告書「来たるべき未来の形」 0巻4号( 2010年3月12日)より


・日本における「革命」は、激しいものとなる。他の国々では「革命」は社会的な混乱を伴うが、日本では異なっている。日本の抗議運動は目標がはっきりしており、統制がとれている。

・日本における「革命」は、自分の国にプライドをもちたいという日本人の意識を背景に、経済的な混乱と将来への不安、そして食料価格の高騰と食糧不足、さらに○○○○年の情報のリークが重なって起こってくることだ。これらの重なりは、「革命」への絶好の機運を形成する。

・ 日本における「革命」のデータは「古代のテクノロジー」という別のキーワードと直接つながっている。そしてさらにこのキーワードは、「宇宙関連」のカテゴリーへとリンクしている。これが何を意味するのかはっきりしないが、日本人の祖先とエイリアンとのかかわりを示しているのかもしれない。




というもので、エイリアン云々を別にして、時期はともかく、クリフ・ハイは日本で大きな変革が起きる予測について記していました。

クリフ・ハイは、日本人とエイリアンを結びつけるのが好きだったのか、その前年の 2009年のウェブボットにも下のような記述が見られます。


「世界の民衆」カテゴリーより
非対称型言語傾向分析報告書「来たるべき未来の形」 0巻2号( 2009年9月15日)より


・日本では古代の日本文化のいわばルネッサンスのようなことが起こり、お身儀などの伝統的な風習に込められた深いニュアンスや、その象徴的な意味が再認識されるようになる。これは世界に広められる。

・ 「お辞儀」というキーワードは宇宙関連のカテゴリーでも出現する。それはエイリアンとのコンタクトが行われるとき、日本文化の礼儀作法を用いてコミュニケーションが行われるようになるからである。

・ この日本式礼儀作法とその思想は、今後100世代、2000年にわたって異なった種の間でコミュニケーションが行われるための基本的な方法となる。




エイリアンとの交流の問題はともかくとして、この「お辞儀」。

形式だけでしたら、どこの国の人たちでもできることでしょうけれど、「本質的な意味」としてお辞儀を使っているのは、やはり日本人だけだと思います。

なぜなら、日本人だけが、「本質的な意味などわからなくとも、自然とお辞儀するから」です。要するに、意味を考えてしているわけではないからです。

まあ、お辞儀なんてしたこともないという猛者(苦笑)もいることにはいるでしょうけれど、私などはお辞儀が多い人で、いつもペコペコペコペコしています。コンビニのレジの女の子にもお辞儀します。


こうして一生、ペコペコお辞儀して、私の人生は終わっていくのでしょうけど、「なぜお辞儀するのか」というのはわからないし、そもそも考えたこともないです。

お辞儀は「感謝」というほど激しいものではないし、挨拶だけの意味でもない。

そして、この「お辞儀」に関しても、他の日本の多くの習慣と同様(多分)特異なもので、この広い地球で、こんなにお辞儀をペコペコペコペコしている民族はいないと思われます。






そして災害はまた必ずいつかは起きる

前回の記事、

2000年間の太陽活動の記録を提示してくれた気象庁長官に感謝をしつつ、太陽の今後とかつての 150年間に及んだ寒冷時代を思う
 2014年03月09日

で少しふれた第五代の気象庁長官だった高橋浩一郎さんの著作『生存の条件』には、日本の災害の記録も詳しく載せられています。

この本は、311が起きるずっと以前の、今から 30年ほど前に書かれたものですが、それまでの日本の地震で最も巨大だったものは、西暦 1707年(宝永4年) 7月 28日の大地震だったそう。以下のような地震だったそうです。


震源 紀伊水道の南方
地震の規模 推定マグニチュード8.4
家屋倒壊の範囲 中部地方南部、近畿地方、四国の一部、九州東部
倒壊家屋 29,000棟
死者 4,900名
津波の範囲 伊豆から九州の沿岸
最大の津波の高さ 23メートル(土佐・種崎)


という地震だったそう。

1982年時点では、上の地震が「日本で発生した最大の地震」とされていました。 2011年の 3月 11日の地震がどれだけ壮絶なエネルギーを持つ地震だったかが、むしろよくわかるかと思い、載せました。


ちなみに、同じ年の 1707年 12月 16日には富士山が噴火します。



巨大地震は必ずいつかは起こります。

下の図は、高橋浩一郎さんが、1600年以降の巨大地震についての発生をまとめたものです。大きな地震だけで、小さな地震は含まれていません。

上のグラフが「被害の大きさ」で、下は「大地震の回数」を現しています。

e-40-60.gif

▲ 高橋浩一郎著『生存の条件』より。

これの意味するところは、周期性として、

・地震の大きな被害には「24年の周期」、「48年の周期」、「80年の周期」がある
・大きな地震の回数には「22年の周期」、「40年の周期」、「60年の周期」がある


ということになりますが、しかし、高橋さんは、「あまりはっきりとした周期性は出ていない」と述べられていて、地震の正確な周期性を求めるのは難しいことがわかります。

つまり、巨大地震は必ず起きるけれども、「いつ起きるかわからない」というのが現時点で最も正しい表現だと思われます。


地震だけではないですが、どんな災害であれ、その「いつか」が来た時に、自分がどのような心境で迎えられるかということも考えます。あの時の死者の方々を冒瀆しないでいられることとしては、あの3年前に被災地の方々の態度から何かを学び、「ほんの少しでも自分が人類として進化していたと思いたい」ということがあります。


ふと、「追悼」という言葉は、最終的には自分にも向けられる言葉でもあることに気づきます。

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2014年03月09日



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▲ 2014年3月8日の Spaceweather より。火星と太陽が1枚の写真に収められた光景。最近、太陽活動がまた比較的大きくなっています。
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知りたかった「黒点の歴史」の資料をついに見つけた日

最近になって、再び太陽活動のことを書く機会が多くなりましたが、文献やインターネット上の資料などを見ていると、ずいぶん昔の黒点数について言及されていることがあります。

たとえば、先日の、

嘆きの壁に集った人々の「その後」を見て、「太陽活動は人間社会の騒乱状態と関係する」ことを思い出す
 2014年03月03日

という記事では、『太陽活動と景気』の中にあった下の図を載せました。

紀元前1万年前から西暦1980年に至るまでの気候変化と歴史

kikou-1-2.gif


上の図では大体ですけれど、今から1800年前頃からの黒点数がグラフで現されています。しかし、一般的には、太陽黒点の観測が始まったのは、西暦 1600年代とされています。

東京大学宇宙線研究所の宮原ひろ子さんが書かれた「太陽活動と宇宙線、そして気候変動」の冒頭は、以下のような出だしです。


400 年前にガリレオが太陽の黒点を観測しはじ めてからほどなくして、現在でも太陽物理学における最大の難問の 1 つとされる出来事が起きた。西暦 1645 年から実に 70 年間にわたって、黒点がぱったりと姿を消してしまったのである。



この「 70 年間にわたって、黒点がぱったりと姿を消してしまった」というのは、マウンダー極小期と呼ばれる太陽黒点のない時代のことですが、そのことはさておき、このように、太陽黒点の数が観測され始めたのは今から約 400年前ということになるわけです。

では、「どうして、それ以前の時代の黒点数のデータが存在するのだろう」ということはどうにも謎でした。

それで、上に示しました「紀元前1万年前から西暦1980年に至るまでの気候変化と歴史」の表が掲載されていた『太陽活動と景気』のキャプションから、オリジナルの出典元である高橋浩一郎さんという方が書かれた『生存の条件 - 21世紀の日本を予測する』( 1982年)という本を古本で探しましたら、あったのですね。

それで買いまして、パラパラとめくっていましたら、上の謎が解けたのでありました。

高橋浩一郎さんという方は、調べてみますと、第五代の気象庁長官であり、また、日本気象学会名誉会員という気象関係の権威の方のようですが、1991年の日本気象学会の機関紙で、「高橋浩一郎名誉会員のご逝去を悼む」という資料が残されていまして、20年ほど前に亡くなられたようです。

takahashi-kouichiro.jpg

▲ 第五代気象庁長官の高橋浩一郎さん( 1913年 - 1991年)。


私はこの方の書かれた、この『生存の条件』という本の中に、初めて見る資料をいくつも見いだしまして、そして、これから、これらの資料がどれだけ自分にとって調べがいのあるものとなるだろうと思うと、少し興奮するほどのものでした。

そして、その本の中に、「どうして、黒点数のデータが 400年以上前から存在するのか」ということにふれられている部分がありました。

抜粋させていただきます。

こちらでいくつかの改行をしています。




『生存の条件』 第7章「気候の変遷」より
 高橋浩一郎著


黒点数は1750年頃から信頼できる観測があるが、地磁気の変動度はせいぜい100年くらいさかのぼれるだけである。

また、中国、韓国、日本などでは、1750年以前についても古文書に残っているオーロラの記事などから、黒点の状況を推定することが出来、過去2000年くらいまではさかのぼれる。

これについては日本では神田茂の研究があり、また、ショーブは多くの人の研究を整理し、古い時代についての黒点の状況を表にしている。

表45はその結果である。

すなわち、黒点活動の極大年、その時の黒点数の程度、および極小年を示したものである。紀元前600年頃までの値も推定されているが、ここでははぶいた。





ということで、つまり古文書などをはじめ、また、他の様々な資料から少なくとも 2000年くらい前からの黒点数はわかるということなのだそう。


・・・・・さて。


抜粋しました文中に「表45はその結果である」とあります。

その表45。

これがスゴイのでした。

下がその表45です。

sss.jpg

▲ 高橋浩一郎著『生存の条件』 より。以下、同じです。


これは、西暦 3年から西暦 1968年までのすべての太陽黒点数の記録の表なのです。


こういうのを私は見たかったのです。


ところで、今回のタイトルには「 2000年間の太陽活動の記録を提示してくれた」と書きましたけれど、この表45は、1968年頃までのものですので、正確な書き方ではないです。しかし、1968年以降なら自分でも調べられますので、結局は「 2000年間の太陽活動を知ることができた」という表現で構わないかとも思います。

単行本サイズの本のページの見開きすべてを使って掲載されているので、このようにすると小さくてわかりづらいですが、実物大を上の写真にリンクさせています。

これは、黒点数を SSS(最も太陽活動が大きなレベル)からWWW(最も太陽活動が小さなレベル)までの9段階にわけて、約 11年周期の太陽活動の、過去 2000年のすべての黒点数を記したものなのでした。

sunspot-1960-3.gif


ちなみに、過去 2000年間で、最も太陽活動が大きなレベルである「SSS」がどのくらいあったかというと、段階が細かくわけられていることもあるためか、非常に少ないです。

上の表では、SSSは、

・西暦 1372年が太陽活動最大期だったサイクル

・西暦 1957年が太陽活動最大期だったサイクル

の2度だけ。

次に強いレベルを示す「SS」となると、結構あります。
このSSまでが「非常に強い太陽活動の時だった」と言えるようです。

太陽活動最大期の年だけで書きますと、

・302年
・372年
・501年
・567年
・745年
・765年
・840年
・850年
・926年
・963年
・974年
・1098年
・1118年
・1138年
・1202年
・1362年
・1528年
・1558年
・1572年
・1727年
・1778年
・1837年
・1870年
・1947年


が、SSに分類されています。

上に全部並べたのは理由がありまして、ときとして、太陽活動が「弱い期間」が非常に長く続くことを示したいと思ったからです。

たとえば、1372年のSSSの後は、1528年まで、実に 150年間以上(正確には 156年)も強い太陽活動がありません。

sss-sss.gif


1572年のSSから、次のSSとなる 1727年までも 150年間以上(正確には 155年)あります。


太陽活動が著しく弱かったマウンダー極小期( 1645年から 1715年頃まで)なども、黒点がほとんどない状態が 80年ほど続いていたわけで、太陽活動が1度弱い状態に入ると、比較的長く続くというような傾向はあるのかもしれません。



この「生存の条件」という本には、巨大な地震などを含めて、過去の日本の災害についても詳細なデータが載せられていて、すべて目を通すには時間がかかりそうですが、いろいろと新しいことを知ることができそうです。

たとえば、「地震」については、日本においては 2011年の 3月 11日にすべての記録が塗り替えられたと私は思いこんでいましたが、明治 29年 6月 15日に三陸沖で起きた地震では、北海道から牡鹿半島までに渡り、最大で 24メートルの高さの津波が襲い、死者の数は 2万 7122人に上ったのだそう。


災害は世界のどこでも発生しますが、私たちの日本もそんなような様々な災害を、はるか昔から繰り返し受けてきたけれど、それでも今なお日本も存在して、そこには私も含めて日本人が生きています。

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2014年03月08日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





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▲ 2014年3月6日の欧州宇宙機関 ハッブルサイトより。





小惑星が突然崩壊して群団化していく

最近、宇宙関係のニュースで最も話題となっているもののひとつが上のニュースで、「何も理由が見当たらないのに、小惑星が突然 10個の断片に分かれた」というようなことが起きたのだそう。

私などは「そんなことはよくあるんじゃないの?」などと思っていたのですが、そういうものではないらしく、上の報道に出てくる、今回の報告をおこなった、ドイツのマックスプランク研究所・太陽系研究所のジェシカ・アガルワル( Jessica Agarwal )博士によれば、


「これは本当に奇妙な観測光景です。かつて、誰もこのようなことを見たことがないのです」


ということですので、大変珍しいことが起きたということのようです。

もちろん、理由も原因もわかっていません。

詳しくは下のように「崩壊」していったのだそう。
小惑星の名前は、C/2013 R3 と名付けられています。

C2013-R3.jpg


この残骸は、200万トンの重さがあり、そのまま流星化するとのこと。


これを見て思うことがありました。
昨日の、

太陽も天体も何かおかしい
 2014年03月07日

という記事で、最近の小惑星の活発な地球への接近のことなども記しました。

そして、小惑星が写真のように崩壊して、「それぞれの断片が、そこからコースが変更してしまう」ということになるのなら、計算上で地球から遠いコースを通過する予定の小惑星でも、「崩壊して、突然コースが変わる」という可能性を初めて知りました。

もし、それが巨大な小惑星だった場合は、例えば、雨あられと降ってくる可能性さえありそうな感じで、まさに 38億年前などの「天体の重爆撃」時代を彷彿とさせるものがあります。

後期重爆撃期の想像図

heavy-bombardment-asteroids.jpg

▲ ナショナル・ジオグラフィック「太陽系 激動の過去」より。



そんなわけで、最近は太陽系の惑星や宇宙空間も動きが激しくなっています。

最近の宇宙関係の報道をいくつかご紹介したいと思います。






土星の「六角形の輪」の実際の色彩の驚異と「踊るオーロラ」の存在


saturn-hexagon.gif

▲ 2013年12月4日の Space.com より。


土星の両方の頂点(北極と南極の部分)に、巨大な六角形で渦巻く嵐のような自然現象が存在していることはかなり以前から知られていました。

これは、過去記事の、

木星・土星などに続いて「金星の極点」でも確認される奇妙な巨大渦巻き
 2013年03月26日

でご紹介したこともあります。
そこで下のような写真を載せました。

satrurn_polar_2013-2.jpg

▲ こちらは土星の「極点」で渦を起こしている部分をハイライトした画像。



earth-size-012.jpg

▲ 大きさを表したもの。


最近、 NASA の土星探査衛星カッシーニが、新しい映像を撮影したのですが、それが上の Space.com の見出しにありますように、「驚異的」な様相を見せていました。

下が動く姿です。


土星の頂点で渦巻く巨大な六角形の嵐




こういうものが土星の両極に渦巻いているということなども含めて、最近は「太陽系の惑星に関しての今までの概念が次々と覆されている」というような部分もあります。




土星ではオーロラも踊っている

さらに、 NASA は 2月11日に、土星の表面で「オーロラが渦を巻く」様子を撮影した映像を公開しました。

NASA は、動画のタイトルに「土星のオーロラ・ダンス」とつけました。

saturn-aurora.jpg

▲ 2014年2月11日の NASA NASA Spacecraft Get a 360-Degree View of Saturn's Auroras より。


下が動画の一部です。

土星の「踊るように回る」オーロラ




土星に関しては、さらに「驚くべき光景」が撮影されています。




土星の「輪」が消える時

土星の輪というものは誰でも一応は知っているものですが、その大きさや厚さなどについてはよくわからないような感じで、私も知りませんでした。

国立科学博物館サイトの「宇宙の質問箱 - 土星編」には、土星の輪について、以下のようにあります。


土星の輪はひじょうに大きく、A環の外側の半径は13万7600kmと土星本体の2.25倍もあり



とのことです。地球の直径が約 12700キロメートルですので、土星の輪は直径だと地球が10個以上入りそうな巨大な大きさに広がっているわけですが、問題はその「厚さ」。

同じ「宇宙の質問箱 - 土星編」から抜粋させていだきますと、


輪の厚さはひじょうに薄く、1km以下だと思われます。じっさい、ボイジャー探査機によれば、輪の厚さは数十mでした。



というものなのだそうです。

要するに、地球の何倍もあるような巨大な直径に対して、厚さはたった数十メートルというものなのだそうで、これ自体が何とも奇跡な感じもしますが、その土星の輪が見せた「まさに奇跡の光景」をやはり、カッシーニが捕らえたのです。

saturn-ring-disappear.gif

▲ 2014年3月2日の io9 より。


これは要するに、土星の輪に対して完全な水平状態で撮影することに成功した時に、厚さ数十メートルしかない土星の輪は「ほぼ消えたような状態になった」というものです。

上の io9 には NASA の作成した動画もありますが、写真で示しますと、下のような感じです。


土星の輪が「消える」まで

s-1.jpg



s-2.jpg



s-3.jpg



s-5.jpg



s-7.jpg


土星なんてのは、ふだんあまり気にかけることのない惑星だったりもするんですけれど、考えれば不思議な惑星だと思います。


ただ、昔から土星って、なぜだか「悪役」なんですけどね。

今から2年ほど前のものとなりますが、

日食の前に知っておきたい現在の太陽系の構図。そして神話のラーフとケトゥ。あるいは、ニビル
 2012年05月18日

という記事で、アジア神話の月食を司る不滅の魔神ラーフのことを書いているのですが、その記事の中では、インド神話では、ラーフ、ケートゥ、土星の3つが凶星とされていることにふれています。

また、映画時代初期の映画監督のジョルジョ・メリエスというフランス人が、1912年に撮影した『極地征服』というメルヘン調の映画では、土星「だけ」が、悪い顔で登場します。

saturn-world-1912.jpg

▲ 『極地征服』(1912年)より。悪い顔をして笑っているのが土星。


何かここまでの話題がほとんどが土星だけで費やされてしまいました。



あと、最近では「月で観測史上最大の爆発が発生した」という報道もありました。





911に発生した「月面の大爆発」

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▲ 2014年2月24日の PHYS.ORG Astronomers spot record-breaking lunar impact より。


これは起きたのは昨年のことなのですが、発表は最近になってから行なわれました。

地球からでも肉眼で見えるほどの大爆発だったそうで、隕石などの衝突のものだとされているようですが、興味深いのは、この「大爆発」が 2013年 9月 11日に発生しているということでした。

その前年の 2012年 9月 11日には、米国カリフォルニアの周囲 100キロに「腐臭が漂う」という出来事が起きたことなどを紹介したことがありました。

2012-9-11.gif

▲ 過去記事「赤く染まるユーラシア大陸最大の川と、カリフォルニアの周囲 100キロに漂う9月11日の腐臭」より。



もう少し他の惑星のことなどもご紹介したかったのですが、最近の太陽系の惑星の出来事について1度でご紹介するというのは無理でした。少しずつ報道や記事などをご紹介できたらと思います。


いろいろなことが起きていますけれど、地球も太陽系の惑星のひとつではあるわけで、他の惑星で起きている異常は、じきに地球でも共有するものなのかもしれません


月面の大爆発なんてのは、結構近い場所での話で、今回の最初に書きました「崩壊した小惑星」と重ねて考えるてみると、それなりに私たちは緊張した状態の中にいる可能性もあります。

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2014年03月07日



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▲ 2014年3月6日の Spaceweather より。






日本の冬も終わらない

先日の、

NASA は1970年代に「21世紀の初頭に地球は氷河期に入る」と科学的決定を下した。その根拠は「二酸化炭素とエアロゾルは共に地球の気温を激しく低下させる」という発見から
 2014年03月05日

という記事の冒頭あたりで、私は、


昨日などは久しぶりに薄着で外を歩きましたが、風はやや冷たいものの、太陽の光は「ああ、春だなあ」と思えるものでした。



などと書いていて、昨日( 3月6日) も、また薄着で外出したのですね。
そして外に出た瞬間、

「これのどこが春じゃねん!」

という、もう、どこの方言にも当たりそうもない言葉を発していました。


寒いのです。


天気予報を見ますと、現在の日本は、過去 20年で最も寒い3月上旬ということになっているようです。

ann-1.jpg


ann-2.jpg

▲ 2014年3月6日の ANN ニュースチャンネルより。

上のグラフでは、「昨年は過去 20年で最も暖かい3月上旬だった」ということもわかります。


3月に入っても寒いのはアメリカも同じで、西海岸など一部を除けば、南部を含めて、観測史上で最も寒い3月となっているようです。

us-march2014.gif

▲ 2014年3月6日の AccuWeather より。


地球の記録の記事には、3月3日、ワシントン D.C. で 141年ぶりに低温記録が更新されたという報道など、アメリカの寒波をご紹介しています。

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▲ 2014年3月4日の米国 WTOP BWI breaks 141-year-old record low temperature より。



最近は、ロシアとアメリカの確執とか対立(の・ようなもの)が報道されることが多いですけれど、「気温戦争」では、寒さではアメリカの勝ちのようです。いや、暖かいほうが勝ちなのですかね。そうなると、ロシアの勝ちとなります。

3月5日のモスクワ周辺の気温

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▲ 2014年3月4日の ロシア HTB より。本当にどうでもいいことですが、モスクワのロシア語表記は「木馬(Mockba)」と覚えると覚えやすいです。



上の天気予報によると、この日のモスクワは日中、最高気温 7℃まで上がる予想だとのことで、最低気温ですがマイナス 15℃のワシントン周辺と比べると、随分と差があるようです。

暖かいロシア・・・。
ソチも随分と暖かかったようですしね。

寒かった場所が暖かくなり、暖かかった場所が寒くなる・・・というほど極端ではないにしても、気候分布の「移動」が起きているのかもしれないことは感じます。





アメリカとイギリスとカナダの「ナイアガラの滝」戦争

これも本題ではないのですが、前回の記事でふれた、「ナイアガラの滝が再び凍った」ことなのですけれど、在米の方から「ナイアガラの滝は凍っていないと報道されている」とお知らせいただきまして、報道を見てみると、結構な騒動になっているようです。

たとえば、 Google のニュース検索で「ナイアガラ 凍結」を英語で検索しますと、下のような報道が数多く出てきます。

niagara-not-frozen.gif

▲ Google ニュース検索より。


これは、どういうことだったかと調べてみましたら、最初に報道したのは、カナダの CTV というメディアだったのですが、その報道を英国のデイリーメールが取り上げました。世界中に多くの読者を持つデイリーメールに掲載されたことで、一気に世界中に広まったということらしいです。

そして、「ナイアガラが凍った」ということを耳にしたアメリカの人々がそれを見にナイアガラの滝にたくさん訪れたということになったようです。

そして・・・・・・。


niagara-05.gif

▲ 2014年3月5日の WGRZ より。当たり前ですが、吹き出しはこちらで入れています。


現実は「完全に」凍ったのではなく、「ほぼ」だったようです。


それにしても、「あんたらは凍ったほうが嬉しいのかい」と思わずにはいられない楽天的なアメリカ人観光客たちですが、この楽天ぶりに、同時に「氷河期に生きていく者同士」としての勇気をもらいました。


いずれにしましても、日本もアメリカも寒いです。


さて、ここで変な間を開けますと、「寒いのはオレの財布も同じだよ」というオヤジギャグをつぶやく人々が出てくる危険性もありますので、間髪入れずに本題に入ります。






突然発見された小惑星が地球周辺を3個通過した日

vor-38.jpg

▲ 2014年3月6日のロシアの声より。



「なんとなく」という話ではあるのですが、天体方面の、つまり隕石とか小惑星とかのほうが、2月あたりからまた騒がしいのです。

冒頭に載せましたロシアの声にありますが、


3月6日未明、昨年のチェリャビンスク隕石にほぼ等しい大きさの、30m級の小惑星が、立て続けに2つ、地球近傍を通過した。



ということで、内容的にはやや異なる部分もありますが、 3つの小惑星が突然発見されて、地球と月の間を通過していきました。トップに貼りました中の赤で囲んだものです。拡大しますと、この3つ。

asteroid-03.gif

表の見方は下のようになります。
距離や大きさの数値にはすべて「約」がつきます。

小惑星の名前/地球最接近の日時/地球からの距離/大きさ

小惑星2014DX11 / 3月5日 / 35万キロ / 31メートル
小惑星2014EF / 3月6日 / 15万キロ / 7メートル
小惑星2014EC / 3月6日 / 7万7千キロ / 10メートル


となります。

地球から月への距離は、約 38万キロメートルです。

どれも比較的小さなもので、仮にコースを外れて地球に飛び込んで来たとしても、元旦の時と同じく、空中で爆発消滅したと思います。・・・ただ、一番上の 31メートルのものだと・・・まあ、ちょっとアレかもしれないですが。

これは過去記事、

元旦に発見された小惑星はその翌日に地球を直撃した」 : そんな始まりを告げた 2014年
 2014年01月04日

の中で、「地球に衝突した小惑星」の表を載せていますが、小惑星と地球の距離が下のように「0.001 LD」(上空 39キロメートル)などの単位だと、ほぼ衝突コースということになります。

2014AA-top-03.gif


この時には、この 2014AA という小惑星は、下の位置で空中爆発しました。

2014AA-ene2.gif

▲ 上記の記事より。





地球に近づく小惑星の多くは「通過の直前」まで発見されない

いずれしにても、この「元旦に発見された小惑星」は小さなものでしたので、被害はありませんでしたが、今年 2014年の地球というものをいろいろと想像させるものではありました。

今回の3つの小惑星で改めて思うのは小惑星の名前で、すべて「2014」とついていることにお気づきになられるかと思います。この数字は「発見された年」で、これらの小惑星は、すべて通過直前に発見されたものです。

さらに、中央の 2014EF という小惑星は、多分、「通過後に発見された」ものだと思われます。なぜなら、前日までの地球近傍天体の表には掲載されていなかったからです。


ですので、

・今年の元旦に発見されたようなコースを取る小惑星で
・巨大なものが
・地球大気圏に衝突前に発見できない


という可能性は常にあるということは事実のようには思います。

ですので、上のロシアの声のような「地球は小惑星の危機のただ中にいる」というようなタイトルも、やや書き方は大げさでも、可能性は常に存在していることは否定のしようがないです。


そして、これはあくまで私個人の考えでしかないのですが、一昨年の、

良い時代と悪い時代(1): 500年ほど続いた「穏やかだけれど傲慢な時代」は終わろうとしているのかも
 2012年10月06日

から一貫して書いています「天体のリスクの時代」、つまり「悪い時代」は、すでに昨年あたりから始まっていると考えています。


この世のリスクには、戦争もあれば、火山の噴火、天候の激変、氷河期突入、天体の爆撃、または、パンデミックなどもあります。そして、それらに準ずる社会不安や食糧危機などがあるでしょうが、それらがどのような順番で来るかはともかく、歴史上ではどれも起きてきたことで、今年は(あるいは今年から)、それは顕著になっていくようには思っています。

すでに気候なんかは顕著ですし。

寒さも暑さもどちらも世界的なレベルで通常と違う状態が進めば、あるいは、天候の異変が続けば、食糧生産などにも影響も出てくるとも思います。

ちなみに、それとは関係ないことですが、先日の関東の大雪では、東京も含めて、流通が完全に復活するまでには1週間以上かかりました。卵や納豆など一部の商品がなかなか入らないというようなことが続いた場所が多かったです。ジャストインタイム・システムという無駄を作らないための現在の商品の商品管理システムは、結構脆いです。




隕石の目撃例も異常に多い2014年

何だか話が少し逸れてしまいましたが、そして、今年、隕石と火球の目撃例がとても多いのです。

これは、1月に書きました、

アメリカの広大な範囲で目撃された爆発光。そして、地球近傍小惑星の発見数の驚異的な増加
 2014年01月31日

という記事では、アメリカの巨大な隕石か小惑星と思われる火球の目撃について書きましたが、その後も各地で非常に多くの報道と目撃例が続いています。

今回そのことを続けて書くにはここまで長くなりましたので、明日以降にでも書きたいと思います。




太陽の異常もひしひしと

あと、タイトルに「太陽がおかしい」という文字を入れていますが、これは科学的などうのこうのというようなことではなく、見た目と、そして感覚的なことなんですよね。

科学というか数値の面でも奇妙に思うところもあります。

奇妙というより「異常」な気がしています。

私自身は、先日の、

太陽と暴動。そして、太陽と戦争
 2014年03月04日

という記事に書きましたように、社会の行方は、太陽の活動の影響を大きく受けるものだと思っています。そして、太陽活動最大期の今年は大きな影響を受けるものだと考えています。

それは天候や戦争やパンデミックなど全体のことだけではなく、たとえば、人間ひとりひとりの精神・メンタルに影響すれば、犯罪を含む「人間行動の異常」が世界的に広がってしまうかもしれないというような感覚も含まれます。


その「主」である太陽が異常なままなら、その「従」である私たち人間とその社会生活が正常を保てるとも思えないのです・・・。

過去記事で何度か取り上げたことがあり、最近では「地獄の業火に包まれ続けたウクライナと「プロビデンスの目」を結びつけるもの」という記事でもふれた 18世紀の『薔薇十字の秘密のシンボル』には下のようなイラストがあります。

bara-77.jpg


このイラストの正確な解釈はわかりませんが、「太陽の中に神様がいるっぽい」雰囲気のようにも見えます。

あるいは逆に、「神様っぽい存在から太陽のコロナが出ている」(つまり、太陽は神様そのもの)というようにも見てとれます。

そういう存在である太陽が正常に戻るのかどうかということも気になるところです。

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2014年03月05日



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NASA のS・I・ラスール博士が 1971年にサイエンスに発表した論文の概要

・二酸化炭素の増大は地表の気温は上げるが、「大気の気温の上昇を妨げる」
・エアロゾルはその二酸化炭素による「大気の気温の低下を増強」する
・この状態が世界中で起きれば「氷河期」になり得る





1971年7月9日の米国ワシントン・ポストより

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▲ 過去の報道メディアの内容を保存・公開している ProQuest Archiver より。

上の新聞の記事の内容


世界は今から先のわずか 50年、あるいは60年後には悲惨な新しい氷河期に入るかもしれない、と世界トップクラスの大気科学の専門家は述べる。アメリカ航空宇宙局(NASA)の科学者でもある米国コロンビア大学のS・I・ラスール博士がその人だ。







終わらないアメリカの冬

日本の寒さは少し落ち着いた感じもあり、先行きはわからないですけれど、一応春に向かっているというようなことでよろしいかと思います。昨日などは久しぶりに薄着で外を歩きましたが、風はやや冷たいものの、太陽の光は「ああ、春だなあ」と思えるものでした。


しかし、アメリカは違います


下の写真は、「再び凍結したナイアガラの滝」について報道する昨日の米国 CTV ニュースです。

niagara-frozen-again-01.gif

▲ 2014年3月4日の CTV Niagara Falls freezes again as spring seems far away より。


ナイアガラの滝は今年の1月の始めにも凍結して、その際にも、

爆発的に増えている地球付近を通過する小惑星。そして、スロースリップが発生し続ける太平洋
 2014年01月12日

という記事でご紹介したことがあります。


今回の場合は「凍結したナイアガラの滝のライトアップ」などもしているようで、夜になると、下のような光景が見られるようです。

niagara-frozen-again-02.jpg

▲ 2014年3月4日の英国 Daily Mail より。


まあ・・・上のライティングがキレイかどうかは個人的には微妙なところで、日野日出志さんの漫画的な雰囲気も漂わしているような気もしないでもありませんが、いずれにしても、アメリカは3月に入ったというのに、またもナイアガラの滝が凍結してしまったのでした。


hino.jpg

▲ 巨匠・日野日出志さんの有名な作品『蔵六の奇病』の表紙。こういうのがお嫌いな方も多いと思いますので、小さくしています。


ところで、アメリカで凍っているのはナイアガラの滝だけではありません。
五大湖もすべてが凍結し始めているのです。



五大湖も100%の凍結寸前


gratlake-02.gif

▲ 2014年3月4日の Live5News より。

これは、

米アメリカ大陸の五大湖のすべてが凍結に向かう。観測史上の記録を更新
 地球の記録 2014年03月04日

という記事に NOAA が3月2日に発表した凍結状況の図を載せています。


ただ、このような 90パーセント以上の凍結そのものは異常といえるほどのものではないようです。調べてみますと、20年くらいの周期で、90パーセント以上凍結する「サイクル」が存在するようです。
下は NOAA のグラフです。

gl-1973-2014.gif

PolicyMic より。


観測史上では 1979年の 94.7パーセントが最高となっていますが、現在のアメリカの気温の状況を考えると、この記録を上回る可能性があり、「 100パーセントが凍結」という可能性も伝えられています。

ただ、上のデータはアメリカの NOAA のものなのですが、どういうわけか、同じく五大湖の観測をしているカナダでは「違う結果のグラフ」が示されます。



カナダ当局のデータでは五大湖の凍結は過去最高を更新

アメリカの五大湖の凍結の調査データとは別に、カナダ環境局にある「カナダ氷層局( Canadian Ice Service )」という、カナダとその周辺の氷の状況の調査と研究をする部局があり、そこでも五大湖の凍結状況のデータを発表しています。

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▲ 2014年3月3日のカナダ氷層局の五大湖の氷のデータより


ちょっと見づらいのですが、上の写真はオリジナルのグラフにリンクしていますので、そちらをご覧下さるとわかりやすいかと思います。

こちらのデータでは 3月 3日の時点で五大湖の凍結範囲は過去最大となっています。

まあ、いずれにしても、ナイアガラの滝は凍り、五大湖は凍り、アメリカ東部は今も暴風雪が続いています。





1970年代に確定しつつあった「 21世紀の新しい氷河期」の時代

今回の本題は、トップに貼りました「 1971年の NASA の科学者の記事」を知ったことによるもので、そのことをご紹介したいと思って記事にしました。これは、元は米国の科学系ブログ Real Science の作者が見つけたもので、ワシントン・ポストのアーカイブにあったものです。


多分、このアーカイブも、有料会員などは記事の全文を読めると思うのですが、私たちが読めるのは、トップに貼りました冒頭部分だけでした。

それで、その記事に出て来る NASA のS・I・ラスール博士という名前を手がかりに、資料を探してみましたら、1971年 7月 9日の科学誌「サイエンス」に、ラスール博士が発表した論文の内容が書かれてあるものを見つけたのでした。

science-1971.gif

▲ Science Mag Atmospheric Carbon Dioxide and Aerosols: Effects of Large Increases on Global Climate より。


こちらも概要ですが、ご紹介したいと思います。
ここからです。



1971年7月9日 サイエンスに掲載

大気中の二酸化炭素とエアロゾル:地球気候上への大幅な影響
S・I・ラスール
S・H・シュナイダー


概要

二酸化炭素と大気中のエアロゾルの密度の大きな増加が及ぼす地球全体の気温への影響がコンピュータにより計算されている。

大気中の二酸化炭素の増大は、表面温度をこそ上昇させるが、昇温速度は、大気中の二酸化炭素の増加に伴って減少することがわかった。

しかし、エアロゾルの密度の増加の最終的な効果は地球の表面温度を低下させることにある。なぜなら、後方散乱の指数関数的な依存性はエアロゾルの内容の増加に伴い、気温の低下を増強するのだ。

もし、エアロゾル濃度が数年以上にわたり、3.5 ° K 程度増加するだけでも、地球の表面温度を低下させるのには十分であり得る。

世界全体でこのような気温の低下が起きれば、氷河期を引き起こすのに十分であると考える。





というものですが、正直いいまして、「後方散乱の指数関数的な依存性は」あたりの意味は自分でも意味がわからなく、直訳でしかありません。

あと、エアロゾルというのは、日本エアロゾル学会の説明では、


気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子



のことですが、エアロゾルの単位は、こちらのページなどを見ますと、

> 常用単位はg/m3, mg/m3, μg/m3である。

とありまして、上の「3.5 ° K. 」というのはエアロゾルの単位のことではないかもしれないですが、いずれにしましても、内容としては、


・二酸化炭素の増大は地表の気温は上げるが、「大気の気温の上昇を妨げる」
・エアロゾルはその二酸化炭素による「大気の気温の低下を増強」する
・この状態が世界中で起きれば氷河期になり得る


ということになるようです。


これが面白いと思ったのは、


二酸化炭素は地球の気温を低下させる原因となる


としていることです。


二酸化炭素は最近までは「気温上昇の元凶」と呼ばれていたわけですが、少なくとも、その頃の研究ではその逆だったと。


さらに、エアロゾルは、上の日本エアロゾル学会によりますと、


エアロゾル粒子は,重金属粒子やディーゼル黒煙,たばこ煙,アスベスト粒子,放射性粒子など,以前には環境汚染や健康影響など,主として悪玉としてのエアロゾル粒子が議論されてきました



とあり、つまり、「公害でたくさん出るもの」でもあるようで、これなども、気温上昇の元凶とされてきましたが、少なくとも当時のトップ科学者たちの研究では、

「それが気温の低下を加速させる」

という発見がなされていたようです。


もちろん、その後、これらの学説がどうなっていったのかを知るまでの資料は見つけていませんので、ラスール博士たちの発見が間違っていた可能性もあります。



しかしまあ・・・・・いずれにしても・・・・・時代と共にいろいろと変わるものです。

そして、今年の冬はとりあえず終わりつつありますけれど、冬は来年も再来年もやって来ます。

どんな今後の数十年になるのでしょうね。

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