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2014年04月28日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




30年目のエレキな春 : 精神圏へ移行する人類の覚醒後の姿を夢想させてくれた『弥次喜多 In Deep 』と作者への感謝



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▲ 春の受勲で、紫綬褒章を受章した漫画家のしりあがり寿さん。『弥次喜多 in Deep 』の作者です。2014年4月28日の朝日新聞デジタルより。






 



この世界は存在しているのか? を考えるキッカケを与えてくれたしりあがり寿さんの漫画

このブログのタイトルの In Deep というのは、私が漫画家のしりあがり寿さんの『弥次喜多 in Deep 』という作品がものすごく好きで、そこから拝借していたことは何度か記させてもらったことがあるような気もします。

世界各地で台頭しつつある「宇宙は『ひとつ』(人類も他の存在も)である」という概念
 2012年01月10日

という記事では、


私自身、

すべてはひとつであり、実際には現実(この世)は存在しない

という概念は、昨年の後半くらいからの私のグリグリの概念で、今では完全にそう考えています。




と書いたしばらく後に、


考えてみれば、このブログに、「 In Deep 」というタイトルをつけた時から、「リアルとは何か」という命題と共存していくことになるような感じは予想されたような気もいたします。このブログのタイトルの元となった、しりあがり寿さんの『弥次喜多 In Deep 』という漫画の最終的なテーマは「この世は存在しないかもしれない」でした。



登場人物たちは常に「リアルとは何か」と自らに、そして、他人に問い続けて、江戸の時代を生き続けます。

そして、『弥次喜多 In Deep 』のストーリーは、「現実は存在しないからこそ、自分の足で前へ進んで現実を作っていく」というところで終わっています。つまり、


「現実が存在しようがしまいが、私たちは日々、前や後ろに進んで、そして、感情を表して、物理的な動きと観念的な動きを提示し続ける」


ということ。

それが「この世」であり、「人間のおこなうこと」だと。


そして、久しぶりに、今日、上のしりあがり寿さんのニュースを見まして、ブログ名に In Deep とつけた以上は、「弥次喜多 In Deep」で描かれる一種難解なテーマを自分なりに解釈していくこと、つまり、「この世とは何なのか」ということを考え続けることに意味があるのだと思っています。

しりあがり寿さんが春の褒章でもらったのは「紫綬褒章」というのを受章したそうで、どういうものかはよくしらないですが、記事によると、震災後はボランティアなどもしていたようです。上の朝日新聞の記事より。


「へただからこそ」 褒章受章のしりあがり寿さん

紫綬褒章受章 漫画家・しりあがり寿さん(56)

「まさか自分が、と。マンガ界の端っこでこそこそイタズラしてたのが見つかっちゃった、みたいな」。柄ではない、といった風に照れている。

3・11直後、震災をテーマにした作品を集中的に発表した。朝日新聞の夕刊マンガ「地球防衛家のヒトビト」では2011年5月6日付で、がれきの山だけが続く4コマを掲載した。ボランティアとして現地を目の当たりにし、「あれ以外描けなかった」。




まあ、私自身はそういう国家などからもらう賞とかに関しては否定的な人ではあるんですけれど、それでも、しりあがり寿さんがそんなふうに認められているのだなあと思うと、それはそれで嬉しいです。

かつて、

千年ムスコが気づいた「何も存在していない」現実
 クレアなひととき 2011年07月26日

という記事で、『弥次喜多 in Deep 』のラストについて書いたことがあります。


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▲ 千年ムスコという名前の少年。この長編漫画のラストに、ただひとり、「存在しない世界」へと旅立つことになります。目の前に現れたすでに江戸の世の中で神格化されていた弥次さんと喜多さんを前にこの台詞を言います。


上の千年ムスコがこの長編漫画のほぼラストで言う、

「まさか、弥次さん喜多さんまで・・・ホントウはいないんじゃ・・・」

という台詞は予想以上に重い台詞で、漫画のこの時点でのストーリーでは、弥次さんと喜多さんはすでに抽象的な意味での宇宙となっています。

つまり、「弥次さんと喜多さんが神として存在してこその世の中」という意味となるわけで、「その時代の宇宙はすべて弥次喜多から始まった」ということ。

その弥次さん喜多さんの存在を「ホントウは存在しないのでは」と疑いを持つことは、すなわち、この少年は、


宇宙って存在しないのでは


ということに気づいてしまったわけで、そして、それはさらにいうと、


この世には何も存在していないのでは


ということにも気づいてしまったことになります。

そして、その「存在しないかもしれない世界」を知ってしまった少年の旅立ちに、弥次さん喜多さん(のようなもの)は、「言葉だけで」こう言います。


そりゃあ不安だろうよ
だけどな・・・その不安をな ぐっとこらえて
ボウズがそこに「ある」と思ったらな
そのちっちゃな足を・・・
そう ぐっと・・・
そうやって前に出していくしかねえんだよ
そうやって・・・
ぐっと・・・


自分で「ある」と思ったら、怖がらずにそこに踏み出す。
そうすれば、「世界は作られていく」と弥次喜多は少年に告げるのでした。


そして物語は終わります。



正と負の宇宙

それと、弥次喜多 In Deep では「幸(さち)」というストーリーが大好きで、これは正の宇宙に対して、「負の宇宙」が作られる瞬間というのか、あるいは、生の宇宙に対して、「死の宇宙」が作られる瞬間というのか、そういうものを描いた(と、私自身は解釈しています)ものでした。

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▲ 弥次喜多 in Deep 『幸』より。


子どもの時から不幸な少女が、死んで山に捨てられた後、「死後に受胎する」ところから始まる話(お父さんは弥次さん)で、しかし、死者である彼女が赤ちゃんを産むことは、現在の宇宙の原則と相反してしまい、「死者の幸が赤ちゃんを産んだ瞬間にこの宇宙は消滅する」ということになり、そのため様々な「形而上的な存在たち」が彼女と赤ちゃんの存在を消そうとします。

しかし、彼女のあまりにも子どもを産みたいと熱望する姿勢に心をうたれた「形而上的な存在たち」は「現在のこの宇宙ではなく、別の宇宙を作り、そこで子どもを産む」という選択をし、そして、新しい宇宙が生まれます。

その「死の宇宙」で彼女は生まれて初めて「幸せ」を手にするのでした。





「存在しない」ことを成立させるために必要な「存在していること」

思えば、「幸」の「ふたつの宇宙」この「世界はふたつの相反するもので出来ている」ということもよく思うことでした。

とはいえ、

「この世は存在しない」

ということと、

「世界はふたつの相反するもので出来ている」

ということは何だかとても噛み合わない気もするのですが、しかし、そうでもないということにも気づきます。

・存在している
・存在していない

という対立図式も「ふたつの相反するもの」だからです。

過去記事の、

「暗黒物質は存在しないかもしれない」 : 王立天文学会の総会で発表された科学界にとっては衝撃的な新学説
 2014年02月13日

では、「 MISHIMA 」という三島由紀夫を描いた 1980年代のアメリカ映画の中にある三島由紀夫の回想の台詞として、下の台詞を抜粋しました。

MISHIMA(1985年)より

子どものころ、
私はすでに世界がふたつの相反するもので出来ているのだと感じていた。

ひとつは世界を塗り替えることのできる言葉。
もうひとつは言葉とはまったく関係のない現実の世界。

世の常の人は、体が先にできて、そして、言葉を覚えるのであろうに、
私の場合は、言葉が先に来た。


これは、

・言葉



・現実の世界

というふたつでこの世はできているということを言っているわけで、つきつめれば、聖書の、

「はじめは言葉だった」

ということと同じような概念に突き進むこともわかります。
つまり、「はじめに現実の世界はなかった」と聖書は言っていると解釈して構わないかと思います。


あるいは、前ローマ法王ベネディクト16世が述べた、


「人間はなぜ存在しているのか、何のために存在するのか。そして、なぜ何も存在しないより、何かが存在したほうがいいのか」

(2010年9月23日の過去記事「なぜ何も存在しないより、何かが存在したほうがいいのか - ベネディクト16世」より)



という大変に今でも心に残る言葉も思い出します。

ベネディクト16世は、「この世が存在しないという選択」について知っているということに気づき、慄然としたものでした。


そして、これは、最近いろいろとご紹介する焦臭い「大量死」の事件のことや、あるいは、「それが今後も続くかもしれない」というようなことを記事にすることがありますが、それらの意味と通じるものがあるのです。


つまり「生」と「死」です。


この「生」と「死」、あるいは「生者」と「死者」ということについて、私たちは本来なら、これまでの価値観とはまったく違う考えで未来に進もうとしない限りは、いつまで経っても、私たちは、

「死に脅迫され続ける生活」を続けていかなければならない

ように思うのです。

これは、過去記事の、

私たちに残されたかすかな「破局の回避」の可能性のために(1)
 2013年03月24日

などで書きました、ロシアのチジェフスキー博士の著作『ロシアの宇宙精神』にある次のフレーズ、


生きた物質、生命の宇宙的な性質、そして生物圏が精神圏へ移行するという問題に取り組んだ創造的な思考は、生命の生み出した最高のものである人間の課題について考えようとする思想伝統につながっている。



というものともつながることで、少なくともロシア宇宙主義では、今後、

人類は精神圏へ移行する

というようなことがロシアでは学問として言われていたわけです。
「精神圏」へ移行した時の「生」と「死」とはどんな意味を持つのか。

それは移行してみければわかりませんし、そもそも、そんな移行なんてことがあるのかどうかも私にはよくわかりませんが、そのようなことも、漫画『弥次喜多 in Deep 』の中には、「要素」として、絵やストーリーのそこら中に散りばめられています。

いずれにしてましても、この『弥次喜多 in Deep 』という作品が、私にとっては、創世記のような役割を果たしていたわけでした。そんなわけで、受勲されたついでといっては何ですが、感謝の言葉を書かせていただいた次第です。

ちなみに、はじめてしりあがり寿さんの漫画を読んだのは、30年くらい前だと思いますが、『エレキな春』という単行本でした。それ頃から実際に「春という季節も 30回くらい経験しているのだなあ」と思いますが、それが多いのか少ないのかはよくわからないです。



  

2014年04月27日



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▲ 2014年4月24日の英国テレグラフ Man crushed to death by giant crucifix dedicated to Pope より。これは 1998年にイタリアのブレシア市を当時の法王ヨハネ・パウロ2世が訪問したことを記念して建てられたもの。






 


なんとなく気が晴れない感じの日々が続きますが、まあしかし、天候はいいです。そして、なんだか、北の方がすごいみたいで、先日、実家のある北海道から電話が来た時、「そっちは少し暖かくなった?」と聞くと、

「それが暑いくらいなのよ」

とのお答え。

大げさだろうと、その日の天気予報を見てみると、下のようになっていました。

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Yahoo! 天気より。


「北海道が日本でほとんど一番暖かいのかい」と驚きましたが、北海道では最近このような気温が続いているそうで、 4月25日の北海道新聞「足寄で26・4度 北海道内に初夏の陽気 153地点で今季最高気温」という記事によれば、


観測地点173地点のうち、153地点で今季の最高気温を記録。各地で5月から7月の陽気となり、道東を中心に夏日を記録するところも相次いだ。

同日の最高気温は、十勝管内足寄町で26・4度と平年より12・4度も高く8月上旬並みに。釧路市阿寒町中徹別(なかてしべつ)で26・3度、十勝管内池田町で25・9度、同管内本別町で25・7度などとなった。




のように、多くのところで7月とか8月とかの気温になっているようです。

何だか先を考えると、もうアレなんですが、しかも、北海道は「 PM2.5」も大変に高いレベルとなっていたりと、暖かいなりに空気は悪いようです(変な表現)。

大気汚染原因物質 PM2.5 の分布状況

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▲ Yahoo! ヘルスケア 大気汚染原因物質 PM2.5 関連対策情報まとめ より。


4月26日あたりは、日本の多くの場所で、黄色(比較的多い)の状況だったようで、北海道あたりでは、オレンジ色(多い)などのところもあり、この PM2.5 からは、日本でもこの先も逃れられることはないようです。

そんな春ですが、ここから今回の本題です。





カトリック教会の歴史な式典の3日前に起きたこと

法王がベネディクト16世から現在の法王に代わって以来、どうもキリスト教・・・というよりも、バチカンに受難が続いています。

今年1月に書きました、

「悪魔 vs キリスト教」の戦いが世界中でエスカレートしている
 2014年01月29日

では、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の遺物として保管されていた「ヨハネ・パウロ2世の血液が入った瓶」が何者かによって盗難されるという事件をご紹介しました。

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▲ 何者かによって盗難された「ヨハネ・パウロ2世の血液」が保管されていた瓶。


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▲ 第 264代のローマ法王 ヨハネ・パウロ2世(教皇在位:1978 - 2005年)。


犯人がサタニズム(悪魔主義)の人物である可能性などについても報じられていましたが、その後、事件が解決したのかどうかはわかっていません。犯人やこの瓶が見つかれば、それなりに大きく報道されるでしょうし、報道を見ないということは、解決していないように思います。


そして、その記事にも書きましたが、このヨハネ・パウロ2世は「列聖」と呼ばれるキリスト教での「聖人」としての地位が死後 9年 25日目に確定しています。

その聖人に列する式典(叙聖式)は、今日、つまり 2014年 4月 27日におこなわれます。

その3日前の 4月24日にトップに貼りました出来事が起きました。

ヨハネ・パウロ2世の訪問を記念して建設された巨大十字架が倒れ、21歳の青年がその下敷きとなってしまったのです。

下の写真は 1998年にその記念十字架が完成した時の写真です。
左上にあるのが今回倒れた十字架で、かなり大きなものであることがわかります。

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▲ 2014年4月24日の NY Daily News Man crushed by giant crucifix honoring late Pope John Paul II より。


さらに、テレグラフの記事には以下の記述があります。


今回の出来事には、奇妙な偶然の一致がある。倒れた十字架により死亡した 21歳の男性は、法王ヨハネ23世の名前がついた通りに住んでいたのだ。

4月24日の叙聖式で、ヨハネ23世は、ヨハネ・パウロ2世と共に聖人の列に加わる法王だ。




この「ふたりの法王が同時に聖人に加えられる」ということは 2000年のカトリック教会の歴史でも過去になかったことだそうで、今回の式典は、大変に特別なものなのだそう。このあたりについては、4人のローマ法王と「列聖式」という記事にこのように書かれてあります。


バチカン専門家のアンドレアス・エングリュシュ氏はオーストリア日刊紙クリアとのインタビューの中で、「列聖式にはフランシスコ法王と退位したべネディクト16世が同席し、2人のローマ法王(ヨハネ23世、ヨハネ・パウロ2世)の列聖式を行う。教会歴史ではこれまでなかった歴史的出来事だ」と答えている。



とあります。

何が「教会の歴史でこれまでなかった歴史的出来事」なのかというと、

・ヨハネ23世(在位 1958年10月〜 1963年6月)
・ヨハネ・パウロ2世(在位 1978年〜 2005年4月)


というように、「ふたりの法王が一度の式典で聖人の列に加わる」ということは過去になかったとと共に、その式典に、

・前法王べネディクト16世
・フランシスコ現法王


の「ふたりの存命中の法王が出席する」ということも前例がないということのようです。

テレグラフの記事で書いていたのは、今回の事故が、このような過去 2000年の教会の歴史になかった特別な式典のほんの数日前に、

ヨハネ23世通りに住む青年が、ヨハネ・パウロ2世を記念する十字架に押しつぶされてしまった。

ということについて、「奇妙な偶然の一致」と書いているのでした。





いつ頃から受難が始まっているのか

今回の事故も、単なる偶然が背景にあったということにはふれられていても、特別、それ以上の報道はされていないですが、ここ2、3年は、バチカンの受難なのか、キリスト教の受難なのか、そのあたりはわからないにしても、いろいろなことが続いている印象があります。

2014年1月27日には、フランシスコ法王が子どもたちと共に放った平和の白いカラスが、直後にカラスに襲われて食べられてしまうという出来事が起きています。


バチカン 聖ピエトロ大聖堂 2014年1月27日

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▲ 2014年1月29日の記事「悪魔 vs キリスト教の戦いが世界中でエスカレートしている」より。


さらに、ベネディクト16世の退位の発表の直後に、バチカンの聖ピエトロ大聖堂に稲妻が何度も何度も落ちるという出来事もありました。


バチカン 聖ピエトロ大聖堂 2012年2月13日

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▲ 2013年2月13日の過去記事「最後の法王と呼ばれ続けたベネディクト16世(1): 聖マラキの予言とコナン・ドイルの未来感の時間軸」より。


さらに、時間が前後しますが、2014年1月16日、ブラジル・リオデジャネイロのシンボルともいえる「コルコバードの丘のキリスト像」に雷が直撃。落雷によって、キリスト像の指などが飛びました。


ブラジル・リオデジャネイロ 2014年1月16日

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▲ 2014年1月18日の Gizmodo Lightning struck Rio's Jesus Christ statue and broke off his fingers より。


そして、上のような受難とは意味が違いますが、「教会の歴史と真実のすべてにアクセス人物がアクセスコードを持ったまま失踪する」という事件も起きています。

過去記事の、

「バチカンの歴史と真実のすべて」にアクセスできる唯一の人物がアクセスコードを持ったまま失踪
 2012年06月30日

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という記事にしていますが、大変興味深い出来事で、報道の最初は以下のようなものでした。


バチカンの極秘情報を持つ元ハッカーが謎の失踪。彼は法王のすべての秘密の鍵を持つ

イタリアの新聞「ラ・レプブリカ」の報道によると、バチカン(ローマ法王庁)のコンピュータシステムのチーフプログラマーとしていたエンジニアが失踪したことが判明した。

「ラ・レプブリカ」によれば、その人物は、バチカンの内部コンピュータにアクセスするためのすべてのコード、アクセス権(アクセスするためのバスワードなど)を所有しているという。つまり、バチカンの秘密内部文書のすべてに接触することのできる人物なのだ。

その人物の名前はこれまで一切公表されず、バチカン内部で働いている人たちもその名を知らないという。わかっていることは、現在36歳の元ハッカーということだけだ。




これは、バチカンのタルシーショ・ベルトネ枢機卿という人が、報道機関に元ハッカーの失踪について語ったことで明らかになったことでした。興味のある方は上の記事をお読みになっていただければと思います。その後、この人の行方がわかったのかどうかなどについてはわかりません。





神(のようなもの)と悪魔(のようなもの)

バチカンが神を代弁しているかどうかということはともかくとして、以前の記事、

この世は悪魔で一杯: 歴史に出てくる「最初のエクソシスト」がイエス・キリストだと知った夜
 2013年05月04日

では、1990年のアメリカ映画『エクソシスト3』テーマが、「現代の社会では、すでに神と悪魔の" 実際の戦い" が始まっており、そして悪魔が勝つ寸前にいる」というもののように感じたことを書いていて、その映画の中に主人公の台詞として出てくる聖書「ルカによる福音書」の8章を記しました。


イエスは悪霊の取りついた男の名を聞かれた。
その者は答えて言った。
レギオン・・・大勢だから・・・。


この「ルカによる福音書」 8章 26節から36節は、イエスが悪魔払いをする場面なのですが、上のように、悪霊に取り憑かれたと主張する男は、

自分にはたくさんの悪霊が憑いている

とイエスにこたえています。

「レギオン」というのは、ローマ軍団のことだそうで、また、聖書では、マルコによる福音書第5章にも「レギオン」として悪霊が登場します。

聖書によれば、「悪魔は群団として人や社会に降り立つ」というもののよう。


この世は悪魔だらけ・・・ということをその時に実感と共に考えたことを思い出します。


これはごく最近の事件を書いた、

韓国フェリーの若者たちを「犠牲」に導いた正体…はわからないけれど何となく見えてきそうな「輪郭」
 2014年04月25日

の周囲に漂う奇妙な歴史や事実。

そして、

太陽黒点と事故の関係。そして、太陽と HAARP の関係。あるいは「太陽にとって替わりたい人たちの存在」を感じる最近
 2014年04月22日

のタイトルにある「太陽にとって替わりたい者たちの存在」などを含めて、あるいは、「犠牲」とキーワードも含めて、さらに強く感じます。


「神」というものがどういうものか。その存在は人それぞれで違うものだと思います。

しかし、その違いを否定し合っていても仕方がない。

すべての互いの神の存在を許容して・・・つまり、「宗教」という枠をなるべく考えずに、純粋に神、あるいは「神のようなもの」を個人の中に持つことは、これからの時代は大切かもしれません。

相手が悪魔であろうと、人間であろうと、あるいは「相手などいなかった」としても。



  

2014年04月25日



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▲ 韓国では事故からの生還を祈るために始められた「黄色いリボン運動」というものが拡大していて、各地でこのように黄色いリボンが結ばれているそうです。 2014年4月24日の biz.heraldcorp より。






 



韓国のフェリー事故が起きた後に書きました、

「神の意志、あるいは悪魔の輪郭」 : 北緯 33度線にある韓国の済州島。そして「血の月」の連続と共にユダヤ教では祭りに突入
 2014年04月18日

では、フェリーが向かおうとしていた済州島(チェジュ島)が北緯 33度線上にあることから話が拡大し、ユダヤ教の「過ぎ越しの祭」の話にまで至りました。

この祭りは、つまるところは、旧約聖書 出エジプト記 12章 21節にある、


さあ、家族ごとに羊を取り、過越の犠牲を屠りなさい。



という「羊の命と血を捧げることによって、自分たちの初子を守る」という意味の祭であることがその時、私も初めて知りました。

その記事の最後に私は、


(何かが)「大規模な犠牲」を捧げ続けようとしているのでは?



というようなことを書いていますけれど、さて、それはさておいて、韓国のフェリー事故が意外な方向に向かっていることをご存じでしょうか。




韓国の「救援派」が過去に関係していたかもしれないこと

以下の2つの日本と韓国の報道を見出しを覧下さい。

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▲ 2014年4月25日のレコードチャイナ「<韓国船沈没>船会社の背後に異端宗教団体、経営に関与し利益得る?―韓国メディア」より。


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▲ 2014年4月24日の asiae.co.kr より。


韓国の沈没事件は、これまでの「単にずさんで卑怯な船長と船員たち」という構図が少し崩れる気配を見せています。

しかも、さらにもうひとつ。

2014年4月24日の新華経済「<韓国旅客船沈没>修学旅行で乗船の高校、当初はセウォル号に乗る予定ではなかった」からの部分的な抜粋です。


中国国営新華社通信は24日、「韓国メディア:檀園高校、当初はセウォル号に乗る予定ではなかった」と題した記事を掲載した。

なぜ修学旅行生が乗るフェリーが変更されたのか、疑念が噴出している。

同校の修学旅行を担当した旅行会社はセウォル号に変更した理由について、「清海鎮海運の責任者に聞いてほしい」と話している。




そして、ここで、上のほうに載せました韓国の報道「キリスト教福音浸礼会(救援派)の教義を見ると……「彼らは罪を犯しても罪にならない」に出ているこちらの方についての話にうつります。

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この人は、ユ・ビョンオンという人で、沈没したセウォル号を持つ「清海鎮海運」の社長なんですが、それと共に、カルト宗教団体「キリスト教福音浸礼会」の代表でもあるのです。キリスト教福音浸礼会は一般的には、「救援派」と呼ばれているようで、いくつかの支部団体からなるようですが、下のような団体です。


救援派 - Wikipedia

救援派(クウォンパ)は、キリスト教系を自称している教団である。韓国の主要教団から異端カルトと認定されている。



というもので、その教義は、


(1)本当の救いは「救いを悟る」ことによってのみ得られる
(2)救いを悟っていない多くのクリスチャンは救われていない
(3)自分を罪人と思っている多くのクリスチャンは死後地獄に行く
(4)救われた者が犯す罪は成り立たないので悔い改める必要がない、悔い改める人は地獄の子だ




となっているとのこで、この「(4)」は、「盗み・殺人など何をやっても罪にならないし、悔い改める必要もない」というもので、なかなか激しいものです。

そして、この「救援派」が今から 27年前に関係した「かもしれない」事件が、下の事件でした。


五大洋集団自殺事件 - Wikipedia

五大洋集団自殺事件とは、1987年8月29日に大韓民国京畿道龍仁郡(現龍仁市処仁区)の、五大洋株式会社の工芸品工場で発生した集団自殺事件である。

1987年8月29日、朴順子を始めとする家族や従業員32人が工場の食堂天井裏で集団死しているのが発見された。

警察は、カルト教団特有の集団自殺事件であると結論付けた。しかし、集団自殺にしては疑問点が多いという意見もあり、真相は謎に包まれている。




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▲ 1987年の事件発生当時の韓国の朝鮮日報。


ちなみに、現在の韓国は、新聞などでも「漢字」をまったく使用しなくなりましたが、当時は、韓国の新聞では、少なくとも見出しなどには漢字を多用していまして、上の新聞の全体の意味はわからなくとも、「集団」とか「狂信」などがあり、起きたこと自体はなんとなくわからないでもないという雰囲気があります。

私がはじめて韓国に行った 1990年代の初め頃でも、スタンドなどで売られている新聞の見出しには漢字が多く使われていました。この 20年くらいで急速に韓国から「漢字が消えていった」ということのようです。

今の韓国の報道では、北朝鮮を「北」、アメリカを「美」と書く以外は、漢字を見ることはまったくなくなりました。


さて、この「救援派」のユ・ビョンオンという人は、この五大洋事件の時、 Wikipedia によれば、


1987年終末論を立てて信徒たちが集団自殺した 「五大洋事件」の背後にいる人物と目され検察捜査を受けたことがある。救援派関係者たちの間では 「清海鎭海運は救援派信徒たちが多数関わっている会社」という証言が出ている。



ということで、どうも「血」と「犠牲」の匂いが満ちている感じの人物ではありそうなのです。

この「五大洋事件」は韓国では、今回のフェリー沈没と「人物がリンクした」ことにより、また脚光というのか、話題になっているようで、 Google で「五大洋集団自殺事件」の韓国語の 오대양 집단 자살 사건 で検索などをすると、事件当時の生々しい資料などがたくさん表示されます。

そして、五大洋事件は、アメリカの人民寺院というカルト教団が 1978年に南米のガイアナで起こした集団自殺事件と比較されたりしましたが、規模も歴史もまったく違いますし、人民寺院の場合、代表のジム・ジョーンズ自身が死亡しています。

思えば・・・このガイアナの事件というのは、私が二十代の中盤くらいから、「人間の精神の善悪の彼岸」をよく考えるようになったキッカケでもありました。それは事件そのものというより、ある本を偶然手にしたことから始まったことでした。




人民寺院が教えてくれる混沌

それは、二十代の時に古本屋で見つけた『ガイアナの虐殺』という一冊の本がキッカケなんですが、今回、ご紹介したくて、 Amazon とかいろいろと探したのですが、まったく見つかりませんでしたので、古本での流通もほとんどないものなのかもしれません。

表紙を写真に撮りました。

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▲ チャールズ・A・クラウズ著『ガイアナの虐殺』(1979年)


この本は、何がすごいかというと、記した人自身が「集団自殺の時にガイアナの現場にいた」のです。

アメリカの議員と共にガイアナを取材に訪れたワシントン・ポスト紙のチャールズ・A・クラウスという記者が、現地を取材した直後に事件は起こり、議員は射殺され、クラウス記者はギリギリで助かった・・・という人が、「社からの命令で、アメリカに帰国後すぐに書き上げた本」なのです。

ガイアナの人民寺院の「ジョーンズタウン」集団生活の様子を細かく書き上げていて、そして、死の数時間前の人民寺院の代表たちとも会話をしていました。

そして、この本は、すでに事件は起きた後なのに、そして、自分も殺されそうになったのに、それでも、ジム・ジョーンズや人民寺院の人々とふれ合ったワシントンポストのクラウス記者が、

「どうしても人民寺院を一方的に悪だと決めつけることができない」

という混沌の中で締めくくられます。
ちなみに、人民寺院の集団自殺者の数は 914名でした。

人民寺院事件は、今にいたるまでもあまりにも大きな事件で、 Wikipedia には、


この事件の公文書の多くが現在でも非公開になっているが、「人民寺院」はその表向きには正義を標榜していたこと、影響力と資金力があったことから数多くの政治家や、有力政党と結びついており、公表することで多数の政治家が失脚するほどの影響力があったためだといわれている。



とありますが、非公開になっている理由はそれだけではないと思います。

いずれにしても、クラウス記者の『ガイアナ人民寺院の虐殺』という本は、私に、

「悪」と「善」

のそれぞれに「その区切りも、絶対性もない」ことを再確認させてくれた本でした。

興味のある方に読んでいただきたいと思いますけれど、ネットで調べた限りでは、 Amazon 、楽天、ヤフオクのどこにもありませんでした。




そして救援派からは

何だか、また妙な話の逸れ方となってしまいましたが、要は、今回の未曾有の大量死となってしまった韓国のフェリー沈没と、やはり、韓国の 1987年の大量死(集団自殺ではない可能性があるため)に共に、キリスト教系のカルトの代表者が絡んできている「かもしれない」という話となってきているということなのでした。

当事者である救援派は、昨日、「フェリーに乗船していた関係者の多くが救援派の信者だ」という報道を否定しました。

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▲ 2014年4月24日の韓国 yonhap news より。


韓国での上の報道を要約しますと、下のようなものです。


キリスト教福音浸礼会(救援派) 「イ・ジュンソク船長は信徒ではない」

キリスト教福音浸礼会の安城教会の代表が 4月 24日午後、ソウル龍山区クラウンホテルで緊急記者会見を開き、「私たちの教団は五大洋事件とは関係がなく、そして、生存している船員15人のうち信徒はただ1人だけで、多くは信徒ではない」と明らかにした。

沈没したセウォル号を保有する清海鎮海運の関連会社と巨額の資金をやりとりしたことで知られているキリスト教福音浸礼会( あるいは救援派)が、検察の捜査の過程で提起された疑惑を全面否定した。

キリスト教福音浸礼会は24日午後、記者会見を開き、「最近、マスコミでセウォル号の船長イ・ジュンソクが私たちの教団の信徒と報道されたが、教会に確認した結果、船長は信徒ではなかった」と明らかにした。

そして、「最近マスコミで、清海鎮海運の従業員の 90%がキリスト教福音浸礼会の信徒であるかのように報道しているが、確認した結果、信徒は全従業員の 10%あまりで、ごく一部であることが分かった」と釈明した。

また、「某放送局では、キリスト教福音浸礼会の教義について『救われれば、罪を犯してもいい』と教えていると報道したが、キリスト教ではそのような主義を持ったところはない」と報道内容を否定した。




ということのようです。

事実はどの方向にあるのかわからないにしても、

・テキトーな船長たち
・いい加減なフェリー運航

という図式は正しいものではなかった可能性があり、そして、

・なぜか急に乗船フェリーが変更されていた

ということまで加わっている韓国のフェリー事件。

私は、過去記事の、

赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった
 2014年04月06日

に貼りました下の皆既月食などと宗教的祭典の今後の流れを再確認してみようと思っています。

sukkot-and-passover-2014-2015-05.gif


上に「過越」がありますけれど、沈没したセウォル号は漢字では「世越」号なんです。

過越は「過ぎ越していくこと」。

では、世越は・・・この世を越えていく・・・? 
それはどこに行くのだろう。

そして、皆様。
注意深く・・・注意深く・・・。
生きている時には特に。



  

2014年04月20日



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▲ 4月18日に発生した太陽フレア。規模は M7.3 と、最近では大きなものでした。地球に対してダイレクトな方向ではなかったですが、今日( 4月 20日)から明日あたりにかけて、地磁気に影響が出るとのこと。2014年4月18日の Spaceweather より。






 



数日で3倍以上に急激な増加を見せた黒点を見て

この数日、太陽活動が急速に大きくなっていたんですよ。

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▲ 2014年4月18日の Spaceweather より。


この「 296」という数も多いんですが、その増え方がかなり急速だったので、何となく気になり、毎日様子を見たりしていました。下の表で、黒点数が 80前後からほんの数日で 300近くまで急速に増えたことがおわかりかと思います。

sunspot-increase-2014-04-18.gif

▲ 赤で囲んだところが過去 10日間の黒点数の観測値。2014年4月19日の NICT 黒点情報より。


この 293という数の多さは、過去12ヶ月の平均値と比べていただいてもよろしいかと思います。

sunspot-past-12month.gif

▲ 赤で囲んだところが月平均の黒点数。 NICT 黒点情報より。


今年2月の平均値が 102.8 と過去1年では最も多いですが、4月18日の「黒点数 296 」は、その3倍ほどにも相当します。

このまま増え続けると、「何だかえらい感じ」になりそうですが、最近の太陽活動を見ていますと、このまま増え続けるというのではなく、また減っていくのだとは思います。

それにしても、いつからこの状態が続いてるのだか……。

太陽活動自体は弱いまま推移しているとはいえ、見た目は上のように活発そのもので、そして、ずっと今のような状態が続いているわけでもあります。要するに「何となく異常な感じ」は続いているわけで、ここで唐突に超巨大フレアが起きても、今ではあまり不思議な気はしません。

実際、3月の、

2012年 7月 23日に地球の文明は太陽によって「終末」を迎えていたかもしれなかった
 2014年03月21日

という記事に書きましたけれど、2012年 7月に「過去 200年で最も強いレベルの太陽フレア」が発生していたことが最近までの研究でわかったことが報道されました。

flare-2012-07-23.gif

▲ 2014年3月19日の 米国フォーブス Massive Solar Superstorm Narrowly Missed Blasting The Earth Back Into The Dark Ages より。


この時の太陽フレアは、発生した場所が地球にダイレクトには向いていなかったため、地球の「文明」は破壊を免れたのですけれど、少しのタイミングの違いがあれば、この時に地球の文明は壊滅状態と化していたかもしれなかったのでした。

2010年のアメリカ国立科学財団の「太陽嵐の想定外の脅威」という論文に記された以下の脅威が、その時に間近だったのです。


米国科学アカデミーのレポートによると、キャリントンのような嵐は現代に怒濤の悲劇を起こす引き金となる可能性があるかもしれない。

変圧器を含む相互接続された送電網の機能を破壊し、停電が(アメリカで)最大1億3000万人に影響し、それらによってサポートされている下水システム、そして、電子運輸機構を破壊し、また、システムの崩壊は、飲料水、食物、薬、および燃料の配信を止めてしまう。




私は昨年まで、その頃までの太陽活動の弱さに、すっかり「太陽活動はオワッタ」と思っていたのですが、実際には今に至るまで「全然終わっていない」というのが事実です。

それだけに、最近の「2014年4月は「現行世界システムの終末」の始まり?」という「終末」などという単語が出てくる記事の最初のセクションの見出しの、

「世界を破滅させる力はさまざまに存在していて」

というような言葉も思い出すのでした。その「さまざま」にはもともと「太陽からの脅威」もあったわけで、そして今、とのことを改めて思い直しています。

しばらくは太陽ウォッチングは重要な気がしています。

太陽が完全に活動を停止するまでは(そのほうがマズイじゃん)。

いやいや、完全に停止ではなく、太陽活動が極端に弱い極小期に入ることを確認するまで、ということですね。それまでは、まだまだ巨大な太陽フレアや巨大 CME (太陽コロナの放出)を念頭に置いておきたいと思うのでした。


ところで、太陽フレアというフレーズで、最近、ひとつ知ったことがありました。
電磁パルスから機器を保護する箱についてです。




ファラデーケージとしての冷蔵庫

2010年の記事ですので、ずいぶん以前のものですけれど、太陽フレアや、あるいは物騒ですが、電磁パルス攻撃などを受けた場合の通信手段の確保についての海外の記事を翻訳したことがありました。

太陽フレア等による電磁パルス(EMP)に見舞われた際の通信手段
 2010年12月13日

その時、

携帯やパソコンなどの「機器そのもの」を守る方法

として、「ファラデーケージ」と呼ばれる、電磁パルスなどから機器を守る「箱」のことについても記させていただいています。

fara3.jpg

▲ 海外記事の自作のファラデーケージ。 Faraday Cage より。


ファラデーケージという言葉自体は遮断箱といった感じの意味で、「遮断したいもの」によって、どんな材料で箱を作ればいいかというのは違っていまして、たとえば、身近な脅威として、

・電磁パルスを遮断したい → 鉄
・ガンマ線(核兵器やガンマ線バーストなど)を遮断したい → 鉛など


などというようなことになっていまして、太陽フレアの場合は「電磁パルス」ですので、この場合は、「鉄の箱」を用意する。あるいは自作するということになります。

上の記事にもありますが、巨大な太陽フレアの直撃が確定した時などに、電気的な機器を保護する方法としては、まず「電磁パルスのループを断つ」ということがあります。具体的には、

・懐中電灯、携帯電話、ノートパソコンから電池を抜く。
・電子機器のプラグをすべて壁のコンセントから抜く。


というような感じです。

そして、それらの機器を鉄の箱に入れると。

基本的に鉄なら何でもいいわけですが、この場合は厳密に鉄でなければいけないわけで、アルミなどの「鉄のようなもの」では効果はないのです。鉄を見分けるもっとも簡単な方法は「磁石がくっつくかどうか」で確かめることになるのですが、さて、話はここからです。




冷蔵庫も電子レンジも外壁は鉄だった

多くの方の冷蔵庫のドアにはいろいろとマグネットだとか、そういうものが貼られているものだと思いますが、私の自宅のもそのようになっています。最近は下のようなものもあるようで驚きます。

ipad-mg.jpg

サンワダイレクトより。


ここまでいかなくても、キッチンタイマーをつけたり、ホワイトボードみたいなものをつけていたりと、「冷蔵庫のドアの表面自体がツール」となっているご家庭は多いように思います。美観的には本当は何も貼りたくないのに、ひとつ、またひとつとマグネットがついていく・・・。

先日ふと、


「あれ? マグネットがつくってことは、冷蔵庫のドアは鉄?」


と思い、しかし、冷蔵庫はドアだけではなく、「全体に磁石がつく」ということにも気づきます。


「冷蔵庫って鉄の箱なの?」


Yahoo! 知恵袋に「なんで冷蔵庫の扉って磁石がくっつくようになってるんですか?」と、私と同じ疑問を投稿してくれていた人がいました。

答えは以下のようなものでした。


それは、外壁の素材が「鉄」だからです。



とのことで、やはり冷蔵庫は外壁が鉄で囲まれているようです。

では、なぜ、冷蔵庫の外壁が鉄なのか?


冷蔵庫の外壁には、断熱効果の高い材料が望まれる。つまり、周囲から熱を与えられたとき、それ自体の温度上昇が小さい材料である。これは、熱容量の大きい材料が良いことを示す。一方、内容量の観点から、冷蔵庫の外壁は薄いほど良い。



という条件に当てはまるものが「鉄」なんだそうです。
価格も安いですし、加工しやすいというのも理由だそう。

冷蔵庫という冷蔵庫は多分、ほぼすべて外壁が鉄で作られているようです。

ということはつまり・・・。

特にファラデーケージを用意しなくとも、冷蔵庫自体が巨大なファラデーケージだということに気づいた次第です。


地球に壊滅的な影響を与えるほどの太陽フレアの発生が確定したとしても、フレアの発生から磁気嵐の地球到達までは3日前後かかりますので、時間的な余裕は十分あります。

保護したい機器から電池、バッテリーなどを抜いて冷蔵庫に入れれば、ある程度の保護条件は満たすのではないかと思います。

他に、洗濯機や電子レンジも外壁は鉄だそうです。

ただし、洗濯機は上蓋が鉄ではないものが多そうですし、電子レンジも前面は強化ガラスなどの透明である作りが普通で、「全体が鉄に囲まれている」のは冷蔵庫、あるいは冷凍庫だけではないかと思います。

ちなみに、戦争などでの EMP 攻撃では、突然攻撃された場合は対処は間に合わないと思われるので、どうにもならないとは思います。





それから、太陽と月と星に徴が現れる


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▲ 2014年4月16日の記事「赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった」より。


唐突ですが、聖書の「ルカによる福音書」に、以下のような下りがあります。


ルカによる福音書 21章 5 - 6節

ある人たちが、神殿が見事な石と奉納物で飾られていることを話していると、
イエスは言われた。

「あなたがたはこれらの物に見とれているが、一つの石も崩されずに他の石の上に残ることのない日が来る。」




「一つの石も崩されずに他の石の上に残ることのない」というのは難しい表現ですが、「物理的な接触なく神殿が破壊される」というような意味にも聞こえます。

そして、その後の25節から28節の有名な下りへと続きます。


ルカによる福音書 21章 25 - 28節

それから、太陽と月と星に徴が現れる。
地上では海がどよめき荒れ狂うので、諸国の民は、なすすべを知らず、不安に陥る。
人々は、この世界に何が起こるのかとおびえ、恐ろしさのあまり気を失うだろう。
天体が揺り動かされるからである。
そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。
このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい。
あなたがたの解放の時が近いからだ。」




今は、こちらの記事にありますように、2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」の期間に突入した時期でもあり、これで太陽にも「徴」が現れ始めると、いろいろな意味で、ざわめいた時代の始まりのようにも思います。

いや、ざわめいた時代はすでにもう始まっているようですが。



  

2014年04月18日



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今回の記事は、最近書いた、

赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった
 2014年04月06日

とも(感覚的に)関係があるともないともいえないものですが、とにかく上の記事を、まずリンクしておきます。いずれにしても、これからの約1年半は上の記事に書かれているような時期です。






 




韓国フェリーが向かおうとしていた場所

少し前の「2014年4月は「現行世界システムの終末」の始まり?」という記事の最後の1行は、

「血の月の出現と共に始まるのはどんなことなのでしょうかね」

でした。


そういう中で起きた韓国史上最悪というより、近代アジアで最悪級の海難事故となってしまった韓国のフェリー沈没。

昨日の記事で書きましたように、

・それまでなかった岩礁やサンゴ礁に衝突することなどあり得るのか
・爆発の音は、内部爆発ではないか
・なぜ突然、横に傾いたのか


というような疑問はあったのですが、それでも事故は事故だろうと思っていましたところに、 4月 17日の Waik in the Spirit さんの「韓国船沈没事故 by 彼ら?」という記事に、沈没したフェリーが向かっていた「済州島の緯度」が示された地図が掲載されていました。

それが下の地図でした。

jejudo-map1.jpg


私は思わず、

「あっ」

と思い、多少緊張しました。そして、自分でも Google Earth で確かめてみたところ、韓国の済州島(チェジュ島)は下の位置にありました。

chejudo-map-01.gif



この北緯 33度線という存在・・・。

この2年ほどの間に、この北緯 33度線がどれだけ「世界のイヤな事件の場所」とリンクしたかということを挙げるとキリがないほどなのですが、そこを省略すると、私が上の地図を見て、「あっ」と思った理由も曖昧となってしまいますので、2012年に初めて知ってから続いている「 33度線に関する過去記事」を振り返ってみたいと思います。

もともとは、

フリーメイソンと高知に導かれて Google Earth 上で北緯 33度の旅をする
 2012年08月29日

という記事が最初でした。

偶然目にしたロシアのプラウダの社説において、「北緯 33度線上に存在する血の歴史」のことを記事にしていて、プラウダの記事ではそれらとフリーメーソンの関係を書いていました。

それで興味を持ったのがキッカケでした。

北緯 33度線、あるいはその近辺にある場所は、特に、ここ数十年の現代史の中で、非常に人の犠牲が数多く起きていたか、人の犠牲と関係してきた場所でもありました。

たとえば、

・長崎
・長崎に投下した原爆を開発実験した米国ロスアラモス核実験場
・リビアの一部
・シリアの首都ダマスカス
・インド・カシミール
・チベットの一部
・アフガニスタンの一部
・レバノンの一部
・ヨルダン川西域
・ガザ
・イスラマバード
・イランの一部
・イラクの一部
・チュニジアの一部


などがあります。

また、バミューダ諸島などのミステリアス系の地域も多くあります。


その後、何か興味のある事件や出来事が起きた時に、ふと調べると、かなりの数でその場所と「北緯 33度線」が絡んできました。以降、過去記事の中で、「北緯 33度線」を主要なテーマにした記事には下のようなものがあります。


「北緯33度線」をテーマとした過去記事

北緯 33度を結ぶアメリカのメッカとベイルートの「血の川」
 2012年12月02日

では、アメリカの「メッカ」という町にある「腐臭」と「魚の大量死で有名」なソルトン湖という塩湖が北緯33度線上にあることを知ります。

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▲ ソルトン湖の位置。



イスラエル・ガリラヤ湖の水面下で年代不明の謎の古代構造物が発見される
 2013年04月12日

という記事では、イスラエルのガリラヤ湖で、「湖底に年代不明の人工の古代構造物が確認された」という報道をご紹介したのですが、記事を書いているうちに、ガリラヤ湖も限りなく北緯33度に近い場所に位置していることに気づきました。

ガリラヤ湖に関しては、

イスラエル・ガリラヤ湖が震源となる連続した地震の発生で気づいた「地球上の大陸の分断」の始まる地点
 2013年10月23日

という記事で、イスラエルとしては非常に珍しい群発地震が起きたこと。
そして、その震源が「ガリラヤ湖」であったことを記しています。

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2012年 12月には、アメリカで「謎の振動が北米大陸を東西に走り抜けた」ことが報道されたのですが、ニュースからその地点をビックアップしてみると、

北緯33度線上を走り抜けていた

ということに気づいた時に、

アメリカ大陸が真っ二つに割れそうな感覚を覚えた 12月初旬:全米を駆け抜けた謎の振動と爆発音
 2012年12月11日

という記事を記したこともあります。

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▲ 上の記事より。


さらに、

心地よい死の園からの帰還後に気付いたイルカの大量死と人間の大量死をつなぐ「曖昧なライン」
 2013年08月10日

という記事では、アメリカのイルカの大量死の中心地であるヴァージニア州からノースカロライナ州が、北緯 33度とその周辺であることに気づきます。

下の図は、その当時のイルカの大量死の場所に、最近のアメリカで起きている群発地震なども入れてみました。

33-usa-3.gif


また、中国とインドの国境沿いで、謎の飛行物体が何度も出現し、インド軍兵士たちを怖れさせているという報道をご紹介した、

軍事兵器か未知の発光体か: 中国インド国境沿いに無数に出没する「肉眼で見えているのに識別できない飛行物体」
 2012年11月29日

という記事もありましたが、その後の記事で、その場所が北緯 33度線上であることに気づきました。

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全体として、人間や魚やイルカなどを問わず、「犠牲」というキーワードと結びつく事件や出来事が多いです。


そして、今回、済州島が北緯 33度線上であることを知ります。

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神が与えようとした厄災を避けるための「犠牲」

現在の時期は、トップに貼りました過去記事「赤い月と黒い太陽」にありますように、

これから4回連続で続く赤い月(皆既月食)の最初の時

であり、また、

これから皆既月食と時期がリンクしていくユダヤ教の祭りの過越(すぎこし)の時

でもあります。

passover-2014-2015.gif


「すぎこし」というのは、何度聞いても奇妙な響きですが、過越 - Wikipedia によれば、神が与えようとしていた十の厄災があったそうで、


その中のその十番目の災いが臨まなかった(過ぎ越された)



ということを意味するそうで、つまり「厄災が過ぎ越していった」ということで、「過ぎ越し」ということになるようです。英語では Passover (通り過ぎる)と表記します。

では、その「十番目の災い」とはどんなものかというと、 Wikipedia によると、



人間から家畜に至るまで、すべての初子を撃つ



というもの。

神により「すべての最初の子に厄災を与える」という意味のよう。

厄災というのが「死」のことかどうかはわからないですが、一般的にはそのように考えていいもののように思います。


すべての長子に死を与える。


そして、その厄災が「過ぎ越していった」ことを祝うのが、ユダヤ教の過越という祭りなのでした。


では、どのような方法で厄災を避けるのか

これも Wikipedia から引用いたしますと、


神は、戸口に印のない家にその災いを臨ませることをモーセに伝える。



とあります。

つまり、「戸口に印のある家は助かる」と。

それはどんな「印」かというと、Walk in the Spirit さんの記事には、


戸口のしるしとは、
子羊の血を塗ったかもいのこと




とあります。

これを調べて見ると、Google 画像検索で「過越 子羊 血」を意味する英語の「 Passover Sheep Blood 」で検索すると、たくさんの絵や写真が出てきます。

passover-sheep-01.gif

Four Pointer You shall keep the Passover より。


この由来は、旧約聖書『出エジプト記』に出てくるそう。
日本聖書協会より抜粋いたします。


出エジプト記 12章 21-24節

モーセは、イスラエルの長老をすべて呼び寄せ、彼らに命じた。「さあ、家族ごとに羊を取り、過越の犠牲を屠りなさい。

そして、一束のヒソプを取り、鉢の中の血に浸し、鴨居と入り口の二本の柱に鉢の中の血を塗りなさい。翌朝までだれも家の入り口から出てはならない。

主がエジプト人を撃つために巡るとき、鴨居と二本の柱に塗られた血を御覧になって、その入り口を過ぎ越される。滅ぼす者が家に入って、あなたたちを撃つことがないためである。

あなたたちはこのことを、あなたと子孫のための定めとして、永遠に守らねばならない。




とあります。

この中の、


さあ、家族ごとに羊を取り、過越の犠牲を屠りなさい。



という表記は「屠りなさい」という難しい漢字が使われていますが、「と殺」の「と」であり、

「過越の犠牲となる羊を殺しなさい」

という解釈でいいと思います。

ちなみに「ヒソプ」という聞き慣れない言葉がありますが、これは、植物の名前だそう。

「鴨居と入り口の二本の柱に塗る」というのは、下のような感じのようです。

po-sheep-02.jpg

Waters of Noah より。


結局、簡単に書くと、

・初子を厄災から守るために

・子羊を犠牲にする


ということで成り立つ概念のようです。




聖書での犠牲者は羊だったけれど

さて・・・。

長々と書きましたけれど、済州島が北緯 33度線上であることと、ユダヤ教の祭りとの関係は具体的には特にないです。

そしてまた、今回の記事は、韓国のフェリー事故のことについて書いているものでもないです。

それでも、私は Walk in the Spirit さんの記事で、33度のことと過越の祭のことを読んだ時に、理由は曖昧ながら、感覚的には明確に「ゾッ」としたのです。

何を彷彿してそうなったのか。

たとえば、もはや多くの人が忘れ去ろうとしているマレーシア機の失踪にしろ、韓国のフェリー事故にしろ、不思議なことが多い事故や事件。

そして、最初のほうに書きました「2014年4月は「現行世界システムの終末」の始まり?

という記事の最後の1行、


「血の月の出現と共に始まるのはどんなことなのでしょうかね」



という言葉。


それは・・・まさかとは思いますけれど、私の中では、


「大規模な犠牲」を捧げ続けようとしているのでは?


という概念に結びついてしまうような強迫観念的な思いが芽生えてしまった部分があるのです。

そして、それは特に、赤い月と黒い太陽と、ユダヤ教の宗教的行事がシンクロして連続する 2014年 4月から 2015年 9月までの時期に。

まさかとは思いながらも、それでも「次に何が?」と考えてしまうのです。

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2014年04月10日



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▲ 男性のY染色体の消滅について記した今から5年前の 2009年5月21日の英国テレグラフ Men on road to extinction より。これは今回の話と直接関係あるわけではありませんが、多少関係する概念が出てきます。






 



地磁気と女性の成長のグラフから見る「地磁気が消滅した時の女性」

またしても、前田担さんの名著『生物は磁気を感じるか』にあったグラフの話から始まるのですが、その中に、まったく驚愕すべき、ひとつのグラフがあることを私は今まで見逃していました。

ノルウェーで 1932年から 1960年までとられた下の統計グラフです。

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なんと、「地磁気の減少と共に、女性の初潮年齢が下がっていた」ということがわかったのでした。

もちろん、著者の前田担さんは、「地磁気以外の因子が影響していることがあるかもしれないことも否定し切れない」と書かれていますが、この章では、たとえば、スウェーデンの 1930年から 1958年までの「地磁気と子どもの身長の発育度の連動」についてが書かれてあったりするのですが、何よりも、

そもそも女性の月経周期とその長さ自体が地磁気活動に依存している

ということは、この書が記された 1980年の時点でも大量のデータで明らかになっていたとのことで、さらに、

出産にも地磁気が影響している

というデータも存在します。

これは具体的には 8000人の妊婦さんたちを対象にデータをとったそうですが、地磁気活動が高い時間帯には出産が多く、出産の1日のリズムの曲線と地磁気変化の曲線とは、「ほぼ6時間ずらせば一致する」ことが示されたのだそう。

つまり、地磁気の効果が「6時間後に母体に影響する」という興味深いデータとなっているのですが、その理由はわかっていません。


さて・・・・・。


ここまではあくまで前振りなのです。

ここまでは、最近よく書いていました「人間は磁場に影響を受ける」という話の流れとしては驚くべきようなものではないと思うのですけれど、冒頭のノルウェーの統計を思い出しながら、過去記事の次のグラフをご覧になっていただきたいのです。

1880年から2000年までの地球の地磁気の強度変化

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▲ 2012年10月18日の記事「ドイツの科学研究法人が「急速なポールシフトと気候変動と超巨大火山の噴火が同時に発生していた」ことを証明」より。


そうなのです。

地球の地磁気というのは、この100年間以上にわたり一貫して減少し続けているのです。それどころか、後述しますが、将来的には「地磁気が消滅する」ことが確定しています。

そして、もう一度、ノルウェーで統計がとられた上のグラフ。

female-02.jpg


「このまま連動し続けたら、どうなっちゃうの?」という考えから今回の記事を書いていますが、上のグラフの変化は、「たった 32年間」での人間の体の変化としてはものすごいと私は思います。

もちろん、先にも書きましたように、これには他の要素が絡んでいる可能性もあるわけですが、しかし、『生物は磁気を感じるか』の、このセクションに示される、大量の「人間の成長と地磁気の関連性」を示すデータを見ると、仮に他の因子があったとにしても、それと同時に地磁気も大きく関係しているはずだと思います。

そしてですね。

先に記しましたけれど、現在の予測では、

将来的には地球には地磁気がなくなっちゃう

のです。

上の「 1880年から 2000年までの地球の地磁気の強度変化」のグラフは、もともとは、秋田大学工学資源学部ウェブサイトの「渡り鳥が飛べなくなる日!  地球の磁場強度が少しずつ減少している」という 2004年の記事にあったものです。

そのページは今はなくなっていますが、過去記事の、

米国フロリダのタンパ国際空港が磁極の移動(ポールシフト)の影響で滑走路の閉鎖へ
 2011年01月08日

という記事に抜粋させていただいています。

上の地磁気のグラフは、このように説明されています。


地磁気はN極とS極がペアーになった双極子(そうきょくし)が主な成分です。この双極子の大きさの1990年から2005年までの変化を図に示しました。

少しずつ減少していることがわかります。この減少傾向がそのまま続くと、下の図に示すように西暦3525年には地磁気の強さはゼロになってしまいます。




とあり、その「下の図」とはこちらです。

magnetism-zero.gif

▲ こちらでいくつか文字を入れています。


この「渡り鳥が飛べなくなる日」というページは、下のような文章で締めくくられています。


実は過去の地磁気は何度もN極とS極が入れかわっているのです。しかも、磁極が入れかわるときに地磁気の強度はゼロになるとの予想があります。

地磁気の減少は磁場逆転の前触れかもしれません。 地磁気がなくなると、影響を受けるのは鳥だけではありません。私たち人間にも大きな影響があります。

単に北方向がわからないだけと簡単に考えてはいけません。今まで地球磁場が食い止めていた宇宙線が直接降り注いで人類は危機に直面することになります。目には見えない地磁気ですが、私たち、そして鳥たちにはなくてはならない存在なのです。




そして、さらに書きますと、

地磁気の減少は「加速」している

と考えられます。

なぜなら、地球の磁極の移動、つまり磁極のポールシフトが加速し続けているからです。

すでに4年ほど前の記事ですが、

加速するポールシフト: この100年間での極の移動の距離はすでに1100キロに
 2010年10月09日

というものの中で、 Modern Survival Blog という米国サイトからの記事を引用していますが、そこにはこのようにあります。


北の磁場の位置が最初に確認されたのは 1831年で、2001年の測定まで定期的におこなわれてきた。

その 1831年から 2001年の間に、極は驚くべきことに 1,100キロメートル移動している。特に、1970年以降は急速に早く移動しており、毎年 10キロだったものが、1970年からは約4倍の毎年 40キロずつの移動が確認されている。

1831年から2001年まで1100キロメートル移動している北の磁極

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ということで、非常に加速度的に磁極の移動が早まっているのです。

そして、不思議なのは、1831年から計測が行われてきたこの「磁極の移動」の観測は、2001年以降おこなわれていません。

なぜ行わないのか理由はわからず、何となく、こう変な勘ぐりもしたくなるところなのですが、いずれにしても、この 12年間は(観測はされているのかもしれないですが)データは公表されていないと思われますので、現在の磁極の移動がどのよわうなことになっているのかはわかりません。

しかし、加速しているもののスピードが止まるというような感じもせず、急速な磁極の移動と「地磁気の急速な減少」は進んでいるものと思われます。

そもそも、「磁場を作り出す親分」とも言える太陽が、

奇妙な太陽のポールシフトは太陽系全体に影響を与えるか?: 国立天文台が発表した「4極化する太陽磁場」
 2012年04月21日

などに書いたことがありますように、異常な状態に陥って、もう2年になります。

20120419-solar-polar.jpg

▲ 上の記事より。


私は上の記事の中に、


最近、地球では戦争紛争をはじめ、かつてなかったような犯罪、動物や植物の変化、そして、海の生き物の大量死などが増加しているように感じますが、そういうニュースもできるだけご紹介したいと思います。

なぜなら、太陽活動は、地球上のすべての生命の活動と関係していると考えているからです。

私個人は、3年くらい前から、地球の上の人間(行動と心情)と動植物の動き、あるいは地殻活動や気候も含めての大きな部分が、「太陽活動に支配されている」と考えている人ですので、太陽の状態を推測する上で、地球上の変化を見ることは大事だと思っています。




と書いていますが、「女性の初潮と地磁気の関係」まで知ることになりました。

ちなみに、他の国の傾向はどうかと調べてみましたら、大阪大学大学院人間科学研究科の比較発達心理学研究室が 2011年にリリースした資料の中に以下のデータがありました。

1860-1980.gif

▲ 大阪大学大学院人間科学研究科「発達加速現象の研究」より。


1860年からのデータとなると、次第に住環境や食生活の環境が良くなっていった時代でもあり、栄養や生活環境の要素が大きく影響しているのだろうとは思いますが、しかし、ふと冷静に考えてみると、「栄養環境や生活要素はそんなに影響するだろうか」ということも感じないではないです。

たとえば、住宅環境や食事の環境が良好とは言えないアフリカやアジアの一部では、むしろ出産人口が増え続けていたりすることを考えると、「快適な生活と初潮年齢が関係あるとも思えない」というような気もしないでもないです。


それはともかくとして、私はノルウェーの資料を見て、

地磁気がゼロになった世界の中での女性

ということを考えてしまいます。

さらに初潮の時期が早まるという考え方はあまり合理的には思えません。それより、むしろ「現在の受胎システムが消滅していく」という方向を思います。

ここで、私は過去のふたつの記事を思い出しました。





新しい時代の人類の生殖

ひとつは、「女性の単為生殖(女性ひとりで受胎・妊娠すること)の可能性」について記しました、

光で語り合う自分の細胞と他人の細胞。そして、人間は「生きているだけで永遠を体現している」ことをはじめて知った日
 2013年12月23日

という記事で、これはもともと、「米国女性200人のうちの1人は「処女懐胎」しているという調査結果」を報道した英国のインディペンデントの記事を翻訳紹介しました記事を書いたあとの続きとして書いたものです。

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▲ 2013年12月18日の英国インディペンデント America's 'virgin births'? One in 200 mothers 'became pregnant without having sex' より。


その後に、私は、ドイツ人女性のマリアンネ・ヴェックスさんという方が書いた『処女懐胎の秘密』という書籍を知り、それを読んで、いろいろな思いが浮かび、それを記したものです。

特に、1960年代から解明され初めていた「細胞から出ている光線が他人の細胞に細胞分裂をおこさせることができることがわかった」ことから想起させられる、

「光による受精」

という可能性に言及したセクションには大変感銘したものです。

単為生殖という問題を越えて、「肉体的な接触がなくとも妊娠する可能性」が、少なくとも、多少の現実性はそこにあるということでした。



それがトンデモ扱いでも奇跡でも未来には必要なものだから

私自身は単為生殖にしても、あるいは、光による受精などの概念が、キワモノ扱いされている背景にこそ「陰謀論」を当てはめたい部分はあります。

何千年も昔から植え付けられ続けてきた誤った意識と見識。

これは松果体などの機能などについても言えることでしょうけれど、人間の存在を矮小化することは、この地球の最大の陰謀だと私は思っています。他は大したものではないはずです。

でも、そのことは女性自身が「気づき」を持つべきだとも私は思っています。

何千年前という古代から「巧みに仕掛けられた思想の呪縛」から解放されることで、どんなに不可能に見えることでも、それを起こすことができると考えることは、そんなに子どもじみたことでもないようにも思うのです。

後述しますが、未来には男性はこの世に存在しなくなる可能性は、やはり強いのですから。

昔、クレアの記事に、



女性は、今すでに、男性「性」システムの社会が作り上げた男女の在り方の理想像の矛盾と違和感に気づき始めている。



というようなことを書いたことがありますが、もっともっと気づけば、その時にはじめて社会が本質的に変わる準備が出来るということになると思います。

「社会が本質的に変わる準備」というのは何の準備かというと、「男性のいない地球を迎える」ことに対しての準備です。




地球から男性が減少していくと思われる理由

これはひとつは、

生物学的にはすでに消滅が「確定」している男性の染色体
 2011年03月20日

という記事でふれたこともありますが、オーストラリア国立大学の教授の、「Y染色体は消えつつあり、500万年以内に消滅してしまう可能性がある」という説が、全世界のメディアで報じられました。

冒頭に貼りました記事はそういう中のひとつですが、そのジェニファー・グレイヴスという教授は、


「オスであるために必要なY染色体だが、3億年前にはY染色体上には約 1400個あった遺伝子が、現在では45個にまで減っている。この勢いだと 500万年ほどでY染色体上の遺伝子はなくなるだろう。Y染色体は消えつつある。問題は、消えたあとに何が起きるのかだ」




というようなことを言っています。

これは 2009年の NHK スペシャルで「女と男 最新科学が読み解く性 男が消える? 人類も消える?」というタイトルで放映されたほど、当時は話題になったものでした。

もちろん、この意見には異論もある一方で、

「明日、Y染色体が消えても不思議ではない」

という人もいます。

ちなみに、私はこの「Y染色体の減少」は「人類の進化のステップのひとつ」と位置づけていますが、それは長くなるので、ここではふれません。

ご興味のある方は、2011年のクレアなひとときの「人類の未来(0): Y染色体の挑戦」という記事をお読みいただければ幸いです。




ストレスの過大な社会下では「男性は生まれにくい」という事実

そして、もうひとつ今回思い出したのが、

X染色体の地球 : 人類は滅亡を感じると女性を多く生き残らせようとする
 2013年08月06日

という過去記事でした。

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▲ 2013年8月4日の ニューサイエンティスト More girls born in Japan after quake skews sex ratio より。


これは、カリフォルニア大学の研究チームが調査した「 2011年の震災後の日本での出産調査に出た男女の出産比率の偏り」の報道記事をご紹介したものですが、他の様々な過去のデータも含めて、示す事実は、


過度のストレス(大きな災害、世界的な経済問題、社会的混乱など)の中では「男の子の出生率が減る」



という事実でした。

この原因は確定しているわけではないですが、テストステロンという「お腹の中で赤ちゃんが男性化していくホルモン」が関係しているのではないかということです。

つまり、

極端な混乱と変化の世の中では男性は減る

ということになるようです。


そして、これからの世の中。
どのようになると皆様は思われますか?

安定していて、大災害も大戦争も、経済的な問題も全くないストレスのないような社会となっていくと思われるでしょうか?

それとも、その逆でしょうか。

それはどちらかわからないですけれど、上に書きました

・大きな災害
・世界的な経済問題
・社会的混乱


はその根本的原因は「太陽にあるかもしれない」ということも事実で、太陽と地球と人類の三位一体が作り出していく「未来の地球」とはどんなものかが、曖昧ながら見えてきたような気もしないでもないと言えなくもないような気がします(曖昧だな、おい)。



  

2014年04月09日



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これまで無視されていたのに、やけに大きく報道される火星の光

最近、下のようなタイトルのニュースが各国の比較的大きなメディアで相次いで報道されました。

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▲ 2014年4月8日の米国 Epoch Times Artificial Light on Mars? Alien Beacon? より。


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▲ 2014年4月9日のロシアのイタル・タス通信より。


上の報道写真ではよくわからないですが、下のような感じのものが写っていたという内容です。

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このことに少しふれたいと思ったのは、この「火星の光」そのものに興味があるというより、最近書きました、

ミスター・スノーデンが示唆する米英政府機関の「 UFO での大衆マインドコントロール作戦」
 2014年03月19日

という記事や、

この世界の正体 : 世界銀行元上級職員カレン・ヒューズさんが語る「地球のお金と宗教をコントロールする"人類ではない種族"」
 2014年04月03日

などを記している時に、「今年は UFO やエイリアンという言葉が今まで以上に、メディアに多く登場するのだろうなあ」と感じたということもあります。

今回の火星の光も、それほど巨大な光というわけでもなく、しかも、火星の光は今までも何度かありました。今までならこの程度のことなら、上のふたつのメディアで取り上げていたかどうか微妙な気がします。

とりあえず、上のエポック・タイムズの記事をご紹介します。


NASA の写真:火星に人工的な光? エイリアンの信号?

火星の表面を走査しているローバー・キュリオシティが、人工的な光がフラッシュしているかのように見える写真を撮影した。


先週撮影されたこの写真は、世界中の UFO 愛好家たちの間で話題となっている。

天文学サイトのある管理人は、これは「宇宙線」だという。地球上では大気によってブロックされている空間の素粒子が、このような場所ではカメラに干渉することがあると述べる。

国際宇宙ステーションの宇宙飛行士ドン・ペティット( Don Pettit )は、彼自身のブログ上で、宇宙線からの点滅を見ることについて以下のように記している。

「宇宙ではそこには存在しないものを見ます。私の目の前で、光り輝きながら踊る妖精のようにフラッシュする微妙な光が見えるようになるのです。それは通常の仕事の中では見落としがちですが、眠くなり、まぶたが垂れてきた時など、そこで光を点滅させる妖精が眼窩で踊り出すのです」

NASA は、まだこのフラッシュについての声明を発表していない。




ここまでですが、この記事に出てくる「光り輝きながら踊る妖精」という素敵な発言をしている、国際宇宙ステーションの宇宙飛行士ドン・ペティットさんは、過去記事、

宇宙空間に「強烈な匂い」が漂っていることを知った日: 「それは焼けたステーキと金属の匂い」と語る NASA の宇宙飛行士たち
 2012年07月24日

にもご登場された方です。

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▲ 宇宙の匂いについて語るドン・ペティット飛行士。


宇宙空間には「強烈な匂い」が漂っていて、その匂いのすごさは機材や宇宙服にも染みつくほどのものだそう。その匂いは宇宙飛行士たち全員が「一度嗅いだら忘れられない」と言うほどのもので、そして、「悪臭系」なんですね。

宇宙飛行士たちの口から出て来る言葉としては下のようなものがあります。

アジア料理の香辛料
ガソリン
汗をかいた足の匂い
体臭
マニキュア取りの薬剤
シチュー
ステーキ
チキン料理
金属


これらが混じったようなものだそうで、宇宙空間というのは「匂いのほうでも」想像を絶する場所みたいです。


話がそれましたが、記事では、天文学ブログの人の「宇宙線がカメラに干渉したのだろう」とする意見が書かれていますが、まあ、それはそれでいいとして、しかしそれなら、もっと光が写っている火星の写真、あるいは月の写真がたくさんあってもいいようには思います。

私が知る限りですが「火星の表面に白い光が写っていた写真」は数枚くらいだと思います。

過去の火星のフラッシュのいくつか

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▲ 火星探査機オポチュニティが撮影した光のようなもの。2013年3月25日の地球の記録より。


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▲ 2013年4月11日の地球の記録より。


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▲ NASA ローバー・オポチュニティのギャラリー Sol 123 より。


いずれも、 NASA は特に説明してくれてはいませんので、宇宙線がカメラに干渉しているものかもしれないですし、あるいは、エポック・タイムズのタイトルのように「エイリアンの信号」なのかもしれないですし、それは私にはわかりません。




イタルタス通信の火星写真の地表のほうが気になる

それより、「火星」となると、たとえば、過去記事「自分の視覚に素直な気持ちで火星を見てみる」などにありますように、私は火星の上で「何となく気になるところ」を見つけた場合は「拡大して見てみる」というのが習慣のようになっています。

今回、トップに貼りましたうちのロシアのイタルタス通信の表紙の写真を見ているうちに、「このあたりが気になる・・・」という部分がいくつもあり、拡大したりしていました。

2、3点だけ載せてみます。

あくまで書いておきますが、どれも「岩か砂か、あるいは影」ですので、「それ以外の何かである」というようなことは思わずにいてくださると幸いです

下は今回の光が写った場所のカラー画像です。
この写真には光のほうは写っていません。

下の四角で囲んだあたりを拡大すると、いろいろな形のものがあることが気になります。

m-5.jpg


特に黒いものの横に転がっているものなどは下のような形をしていて、何か、いろいろなものを想起させます。

m-bird.jpg


あと、上の丸いところをさらに拡大すると、随所にパイプというか、排気筒というか、そういう感じの「規則正しく穴の開いた岩」がたくさんあります。

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各所に同じように並んだ穴が見受けられます。


最近は火星にそれほど楽しそうなものがあるとも思えない部分もありますけれど、それでも、たとえば、過去記事の、

NASA の火星無人探査計画が無駄な理由: 1976年にバイキングがおこなった火星地表の質量分析から 36年経って進化しない観念
 2012年08月12日

の中で書きましたように、火星にはバクテリア以上の、地衣類(菌類と藻類からなる共生生物)などの高等な菌類や植物までは存在しているとは確信しています。




妖精はエイリアンより人気がない現状

上でドン・ペティット飛行士が「妖精」という言葉を使っていましたけれど、最近、「妖精」の写真も話題となっています。

英国で5番目の学生数を誇るマンチェスター・メトロポリタン大学の教授であり、同大学のアート、デザインの研究をおこなうマンチェスター研究所( MIRIAD )の所長が、「妖精が実在する証拠となる写真を撮影した」としたことが多くのメディアで報道されていました。

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▲ 2014年4月2日の Manchester Evening News Professor says he has photographic proof fairies are real より。


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▲ その拡大写真。


しかし、この「妖精の報道」に対してのスタンスは、オカルトファンなども冷静で、

「蚊、ブヨ、カゲロウのどれか」

という結論で報道は収束しつつあります(さびしい)。

エイリアンとなると、俄然、議論が盛んになりますが、妖精となると、あまり議論にならないというのが現在の世の中ということなのかもしれません。

私などは「妖精、いいな」と思いますけどね。

ちなみに、写真を撮影したマンチェスター・メトロポリタン大学の教授は、ジョン・ハイアット( John Hyatt )という人なんですけれど、30年くらい前までは、 Three Johns というパンクバンドの方で少しだけ有名だった人です。

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▲ パンクバンド Three Johns の頃。中央がジョン・ハイアット教授。


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▲ 現在のハイアット教授。30年経ってもそんなに変わっていないですね。


妖精の真実のほうはともかくとして、このハイアット教授の年齢の取り方の良さは顔そのものにあらわれている気がしますね。穏やかな顔です。

こういう人なら妖精に会えても不思議ではないのかもしれないですね。

私も変なのが飛んでいるのは見ますけど、妖精とは縁がなさそう。



  

2014年04月08日



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▲ 2014年2月27日の記事「病気の時代 : 太陽活動での地磁気の乱れが誘発するもの。そして「新種」の病気の出現に震え上がるアメリカ国民」より。






 



まるで太陽のマリオネットだった最近の私

先月記しました日記系の「病院などで1日が終わってしまいました」という記事の中で、眼科での検査で眼圧の異常な高さを指摘され、緑内障の一歩手前であることを言われたというようなことを書いたことがあります。

私の病気のことなどはどうでもいいでしょうから、そのことはともかくとして、このことも太陽と関係していることを今日知りました。

最近よく引用させていただく書籍に、かつての地球物理学の権威であり、京都大学名誉教授だった前田担(ひろし)さんの『生物は磁気を感じるか』(1985年)という太陽ファンと地磁気ファンには、まさに名著中の名著があります。

最近では、冒頭の「病気の時代 : 太陽活動での地磁気の乱れが誘発するもの」という記事で、その著作から「太陽活動(地磁気)と病気の関係」などについてふれたことがありました。

今朝、その『生物は磁気を感じるか』を、またパラパラとめくっていましたところ(私の本の読み方はその時に適当に開いたところを読む方式なので、すべて読み終わるのに場合によっては数年かかります)、下のようなセクションがあったのでした。


『生物は磁気を感じるか』 「緑内障や結石症の発生と関係?」より

ソ連のカチェバンスカヤは 1969年〜 1972年の期間に 140人の緑内障患者の血管透過性を調べ、その状態が明らかに地磁気の乱れに影響されていることを見いだした( 1975年)。

すなわち、地磁気活動度が増大すると、血管透過性は大きく変動し、激しい緑内障発作の数が増大する傾向が見られた。このような眼病や、前述の心臓血管病や精神病から考えられる地磁気活動のメカニズムは、関係する細胞の生体膜の透過性に原因するように思われている。




そしてですね、ここまでの文章の「続き」を読んで、私は苦笑してしまったのでありました。

どういう話かというと、やや尾籠系の話で申し訳ないですが、つい先日、私は「尿道のあたり」に違和感と若干の痛みを感じて、泌尿器科に行ったのです。

年齢的には前立腺の病気などになってもおかしくないこともあり、そこでも、かなりの数の検査となってしまったのですが、検査の途中で看護婦さんが「あら、石が出た」と言ったのです。つまり、深刻な病気ではなく、単なる結石だったのでした。それが尿と共に出たのです。結石というのも初めての経験でした。

さて、そういうことが最近あったということを記しまして、『生物は磁気を感じるか』の上の文章の続きを記します。


『生物は磁気を感じるか』より

腎臓、尿管、膀胱などでの石の形成は大変ありふれたことであり、しかも全世界的な病気(結石症と呼ばれる)である。この病気も他の病気と同じように発生に周期性があり、それが地磁気に関係していることも知られている。

例えば、地磁気活動度が増大(または減少)すると、結石による痛みの発生が減少(または増大)するといわれており、それらの間の相関係数は r=-0.78 と求められている。




というわけで、最近の私が病院にかかったふたつの病気、

・緑内障
・結石


は共に太陽活動と非常に大きな関係があるようです。

何だか太陽の操り人形みたいな3月だったなあ」と思いながら、最近の私が考える病気や、人間の生と死、あるいは老化と太陽の関係を振り返ったりしたのでした。





やはり思う「病気の時代」

現在、西アフリカで「前例のない規模」でエボラ出血熱が拡大しています。

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▲ 2014年4月6日の米国 CBS Ebola breaks out on a scale never seen before より。


このギニアで発生したエボラ出血熱については、3月の中旬に発生してから、状況をわりと頻繁に「地球の記録」に記していますが、上の CBS の報道のように、状況は収束に向かうどころか、さらに深刻化しているようです。

地球の記録の記事は、

ギニアで発生した「死亡率 80パーセント」に迫るエボラ出血熱が周辺国にまで拡大
 2014年03月23日

から、

アフリカのエボラ・ウイルスはギニアからの感染拡大ではなく「同時多発」で発生していた可能性
 2014年04月05日


まで、数度にわたり記事にしています。

何しろ、

死亡率が最大で 90パーセント
予防法(ワクチン)が存在しない
治療法が存在しない


という、現代の感染症の中で最も恐ろしいもののひとつのわけで、それが脅威的なスピードで感染地域を拡大させているとなると、やはりどうしてもある程度は気にもなり、数日おきに各国の報道や国際医療チームの動きを調べたりしています。

エボラ出血熱については、ずいぶん前に古本屋で、リチャード・プレストンという作家が記した『ホット・ゾーン』というノンフィクションを買って読んだことがありますが、「脳、内臓を溶かし、目、鼻、口など、体中の穴という穴から血の滴が滲み出る」というような表現で書かれたそのエボラ出血熱という病気のすさまじさが描かれた迫力のある本でした。

この本も買ってから数年経って、まだ完読していませんが・・・。

ところで、上の記事のうちの 4月 5日の記事の「アフリカのエボラ・ウイルスはギニアからの感染拡大ではなく同時多発で発生していた可能性」という記事でご紹介した内容は、どうやら、このエボラ・ウイルスも「パンスペルミア説」にふれる状況であることを感じさせるものです。

というのも、「接触のない人たち同士が感染している」からです。

ちなみに、エボラ出血熱の 4月 3日までの感染国の状況は下のようになっています。

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▲ 上記の記事より。


最初、ギニアで発生したエボラ出血熱は、すぐに隣国リベリアとシエオラレオネで患者が発生。それが確認された後に、やはりギニアと一部隣接しているセネガルは国境を封鎖しました。

そして、数日後にはマリでも疑いのある患者が出ていて、他にも未確認ながら、いくつかの国で「疑わしい症例」が散見されているようです。

また、西アフリカと企業や政府レベルで人的交流のある国でも「その国へエボラが流入する危険性」を警戒しているようです。特に元領主国で、今でも企業レベルで交流の多いフランスは警戒感を強めているようです。

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▲ 2014年4月4日の Guinee News より。ギニアの公用語はフランス語です。


アフリカの、特に首都から離れた地域の情報は、世界で最も伝わりにくいもののひとつで、実際の状況は多分、誰にもわかっていないのだと思いますが、この広い地域で、「接触する可能性が完全にない人たち同士」が患者となっているという事実は、「エボラ・ウイルスも空からやってきた」ことを伺わせます。




太陽と火山とパンスペルミアのハーモニーは何をもたらすか

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▲ 2013年2月14日の NHK の報道。昨年の日本では風疹の患者の数が異常な規模となりました。なぜ、32倍もの患者数になったのかはわかっていません。


過去記事の、

西暦 541年の東ローマ帝国でのペスト襲来に関してのヨーアンネースの記録
 2012年09月20日

という記事で、西暦 541年から 543年に東ローマ帝国を襲ったペストの状況などを記したことがありました。

この記事は、デイヴィッド・キーズというイギリス人ジャーナリストの『西暦535年の大噴火』という著作をご紹介したもので、その中に、「6世紀のペストの大流行は、気候変動とネズミの発生の科学的統計の見地から噴火と関係があった」という推測が書かれています。

私はパンスペルミア説、つまり宇宙が DNA やアミノ酸などの生命の素材をばらまいているという主張の支持者ですので、基本的には、この6世紀のペストの大流行も、「降ってきた」と考えていたのですが、その後、

ウイルスの流入の繰り返しでDNAの進化をなし得てきた人類をサポートする「宇宙と火山」(1)
 2012年09月23日

という記事を書いた前日に見た「夢」の中で、

病気の流行のキッカケのひとつに火山の噴火もあるのかもしれない

というように思い至りました。
少し抜粋しますと、下のようなことを書いていました。

これはエメラルド・タブレットの「下なるは上なるのごとし、上なるは下なるのごとし」という言葉と対応して書いたものです。


仮にパンスペルミア説のように上(宇宙)からウイルスが地球に来ているとした場合、下、つまり地球の内部からも、火山の噴火によって「何らかの同等の作用」が地上に噴出していると考えられます。

「何らかの同等の作用」と書いたのは、火山の噴火には強烈な「熱」を伴いますので、いわゆる細胞を持つような細菌が生き残って地上に出てくることなどはできないはずです。

しかし、DNA そのものや、あるいは一部のウイルスの遺伝子が持つ RNA (リボ核酸)などが熱で破壊されるものなのかどうかを私は知らないのです。

なので、「何らかの」という曖昧な書き方しかできないのですが、しかし、仮に、噴火で生命に属するものが地下から一切噴出しないとしても、ウイルスを活性化させる何らかの物質が火山で噴出していると考えます。

つまり「病気の流行のキッカケのひとつに火山の噴火がある」と気づいたのです。
これは昨晩寝ている時に気づいたものでした。




しかし、さらにその後、そこに新たに「太陽」が加わってきます。
上の記事の1年以上後の記事、

21世紀も「太陽が暗くなる時」を経験するのか? : 全世界が地獄の様相を呈した6世紀と酷似してきている現在に思う
 2013年07月15日

の中では、

6世紀の世界的な感染症の大流行には太陽活動も関係していたのではないか

とも感じ始めました。

なぜかというと、6世紀のペストや天然痘の大流行は「あまりにも全世界的」であったということと共に、私は最近、著作『生物は磁気を感じるか』を読むことによって、「生物が磁気から受ける影響の大きさ」を知ったことも関係します。

感染症と太陽活動が明確な関連性を持っていることは、たとえば下のようなグラフでも明らかです。

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▲ 赤痢、天然痘、猩紅熱、ポリオのそれぞれの地磁気活動との関係を示した 1971年の研究論文。過去記事「病気の時代 : 太陽活動での地磁気の乱れが誘発するもの。そして「新種」の病気の出現に震え上がるアメリカ国民」より。


ここに至って、最近私は下のように考えるようになりました。


人間の生と死は、あるいは進化も含めて、

太陽活動(地磁気と宇宙線のコントロール)

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火山噴火(地中深くのあらゆる生命と細菌の要素を空中に戻して循環させる)

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パンスペルミア(宇宙から細菌・ウイルスを含む生命の要素を地球にもたらす)

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この3つにより、ほぼすべてが決定されている。



というように考えるようになっています。

最近は「太陽活動が暴動や戦争とも関連している」こともよく書かせていただいていますが、このような形での「死への方向」があり、あるいは、精神や体調不良による直接的な「死への方向」、そして、ウイルスやバクテリアによる、やはり直接的な「死への方向」。

それらの「人間の死への方向」を上の3つがコントロールしている。

当然、死だけではなく「生」も。

あるいは、多分、「進化」も。

進化というのは基本的には、 DNA の変化によって起きるものだと私は考えていますが、今回は、『生物は磁気を感じるか』の興味深い部分を抜粋させていただいて、しめようと思います。

「磁場と老化」の関係です。

人間を含めた「地球の生物の老化」については、ドイツのマックスプランク人口研究所の発表に関しての下の報道をご紹介したことがありますので、ご参照いただければ幸いです。

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▲ 2013年12月12日の過去記事「進化論の崩壊の序曲? : 「なぜ老いるのか」という理由がわからなくなった科学界」より。


実は「なぜ生物が加齢するのか」は、現在の科学ではその基本を説明できないのです。





太陽は磁場によって遺伝子情報にエラーを多発させることで「生命の老化」にも関与している可能性


抜粋する中に「トンネル効果」という言葉が出てきますが、 Wikipedia には、


トンネル効果は、非常に微細な世界にある粒子が、古典的には乗り越えることができないポテンシャル障壁を、量子効果すなわち、時間とエネルギーとの不確定性原理により乗り越えてしまう現象。



とあり、何だかよくわからなく、他にも「ポテンシャル井戸」というわからない用語が出てきますが、わからない言葉を乗り越えられる迫力のある内容です。



『生物は磁気を感じるか』より

1963年、レウディンは陽子のトンネル効果が、生物のある種のプロセスに重要かもしれないことを指摘した。例えば、生物の老化現象は本質的にはトンネル効果に依存し、そのため遺伝子情報にエラーが増えることによるという。

この考えに基づいて、イリノイ大学のマデリン・バーノシーは、外部磁場が DNA の陽子トンネル効果にどんな影響を与えるかについて考察し、磁場はヌクレオチド塩基のエネルギーレベルを変化または分離させ、それによってポテンシャル井戸の深さが変わり、トンネル確率を変え、遺伝暗号の安定性を増大または減少させるのではないかと考えた。

しかし、これを計算によって確かめることは大へんむずかしいので、実験によって調べることになった。




ここからマウスでの実験の説明となり、そして、この科学者の考え通りの結果が出たのです。

つまり、

磁場は生命の老化、あるいは若返りと関係する可能性がある

ということです。

磁場を作り出すものは太陽だけではないにしても、人間を含む地球のすべての生物は太陽からの磁場の影響を最も強く受けていることは間違いありません。

つまり、太陽は「人間が生まれてから死ぬまでのすべてに関与している」ことを知るのでした。私たちは文字通り、「太陽の子」であり、そして、古来から太陽を神として崇めてきたことは科学的にも極めて正しいことだと気づいた日でもありました。



  

2014年04月06日



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このことを知ったキッカケは昨日のロシア・トゥディの下の記事を読んだことから始まりまして、気軽な気持ちで調べていましたら、何だか次第におおごとになってきまして、うまくまとめられるかどうかわかりません。

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▲ 2014年4月5日のロシア・トゥデイ 'Blood moon' rising: Total lunar eclipse on April 14-15, first in rare series より。


今回は、最初にこの記事の翻訳を載せたいと思います。




'Blood moon' rising: Total lunar eclipse on April 14-15, first in rare series
RT 2014.04.05

血の月が浮き上がる:4月15日から始まる珍しい皆既月食の連続

今年 4月 14日から 15日にかけて、血の色のように赤く染まった皆既月食が夜空に現れることに対して、科学者たちは興奮しているが、クリスチャンの中には、この世の終わりを怖れている人たちもいる。

この赤い月は 2014年の最初の皆既月食であると同時に、ここから「4回連続する皆既食」の始まりの月食だ。

しかし、キリスト教徒の小さなグループは、これが時代の終わりをもたらす聖書の予言の兆候だとして今後の出来事を説明している。

著作『4つの血の月:何かが変わる方向に向かっている ( Four Blood Moons: Something Is About to Change )』を記した作家のジョン・ハギー氏( John Hagee )は、旧約聖書「ヨエル書」2章11節にある「太陽も月も暗くなり、星も光を失う」という部分を引用している。

また、この聖書の予言の支持者は、 4月15日から始まる4回の皆既食がユダヤ教の重要な祝日である「過越(すぎこし)」と「仮庵の祭り(かりいおのまつり)」の日と一致することを指摘する。

しかし、EarthSky の記者ブルース・マッキュアー( Bruce McClure )とデボラー・バード( Deborah Byrd )は、ユダヤ歴というのは、結局は太陰暦であるので、満月がユダヤ教の重要な祝日と一致することは不思議ではないと述べる。

「過越や仮庵の祭り時期から考えれば、その時に満月となる年もあるだろう。しかし、皮肉なのは、これから4回連続で起きる皆既月食のうち3回はイスラエルにおいては見られないことだ」と彼らは言う。

そして、4回連続して皆既月食が起きること自体は、極めて希というほどの現象ではないという。2001年から 2100年までの 100年間にこの「4回連続して皆既月食が起きた」ことは8度あった。最後に起きたのは 1967年から 1968年にかけてだった。





さてさて、もうまったくわからない言葉が次々と出てきますので、まず、訳しながら調べました「ユダヤ教に関する用語」を記しておきたいと思います。今回重要なのは、記事の中に出てきます、


4月15日から始まる4回の皆既食がユダヤ教の重要な祝日である「過越(すぎこし)」と「仮庵の祭り(かりいおのまつり)」の日と一致することを指摘する。



ということについては、下のようなことになっています。「過越」なんて漢字は、どうやっても「かえつ」と読んでしまう私ですが、「すぎこし」と読むのだそうで、他にも上のユダヤ教の重要祭事について、 Wikipedia などから抜粋します。


過越(すぎこし)
聖書の命令に従って、ユダヤ教では今日でも過越祭を守り行っている。 このユダヤ暦のニサン15日から始まる一週間はペサハと呼ばれるユダヤ教の三大祭りのひとつであり、ほとんどのユダヤ教徒がこれを祝う。






仮庵の祭り(かりいおのまつり)
仮庵の祭りは、過越と七週の祭り(シャブオット)とともにユダヤ教三大祭の一つ。




それぞれがどんな祭事なのかはともかくとしても、この「過越」と「仮庵の祭り」の日は、どちらもユダヤ教において大変に重要な祭事の日であることがわかります。

そのことを前提として、下の図をご覧下さい。 4月 15日から来年の 9月 28日までのユダヤ教の宗教的祭事と4連続する皆既月食(途中で皆既日食が一度あります)の関係を示したものです。4連続する皆既月食は「テトラッド / tetrad 」とも呼ばれるようです。

2014年4月15日から2015年9月28日までのユダヤ教の宗教的祭事と4連続する皆既月食の関係

▲ 2011年6月19日の Americas Last Days 2014 - 2015 blood moons, solar eclipses and lunar eclipses on jewish feast days The future of Israel より。


文字にしますと、下のようになります。

2014年から 2015年にかけて起きる月食、日食とユダヤ教の祭日の合致

2014年04月15日 皆既月食 過越の初日
2014年10月08日 皆既月食 仮庵の祭の前夜祭
2015年03月20日 皆既日食 ユダヤ宗教歴の大晦日
2015年04月04日 皆既月食 過越の初日 
2015年09月13日 部分日食 ユダヤ政治歴の大晦日
2015年09月28日 皆既日食 仮庵の祭の初日


つまり、これらのユダヤ教徒にとって、非常に重要な祭や宗教的関係の日と「血の月の日」が重なるということを示します。

しかも、「4回連続して皆既月食が起きる」という、それなりに珍しい現象と、その日がすべて「過越」と「仮庵の祭」(前夜祭含む)と一致するということが、話題というのか、いろいろと言われています。

このことはずっと以前から言われていたことのようで、今回調べたサイトの中には 2008年の記事などもありました。

つまり、ずいぶんと以前から 2014年から 2015年の今回の「イベント」は、少なくとイスラエルの関係の人々と、ユダヤ教の関係の人々の間では、「大きなとき」として待ち受けられていたようです。


なぜか?


それは「過去に同じ現象が起きた時に、ユダヤ教とイスラエルにとって最大の出来事が起きていたから」なのでした。


blood-moon-1948.gif

▲ 2008年 5月 13日の watch.org Four 'blood-red' total lunar eclipses will fall on Passover and Sukkot in 2014 and 2015, the same back-to-back occurrences at the time of 1492, 1948 and 1967 より。





イスラエル国家が形成された時にも同じことが起きていた

上の記事のタイトルには、1492年と 1948年、そして、1967年という年代が書かれています。

まず、1948年は「イスラエル独立戦争」が始まったと上の記事に書かれています。「そんな戦争聞いたことないなあ」と思って調べてみますと、イスラエル独立戦争というのは、イスラエルでだけの呼び方で、一般的には、第一次中東戦争と言われているものです。

第一次中東戦争 - Wikipedia によれば、アラブ側では「大災害」と呼ばれているのだとか。

いずれにしても、1949年まで続いたこの戦争で、イスラエルは勝利し、イスラエルは独立国としての地位を固めたということで、イスラエルの歴史上で最も重要な年といえそうです。

そして、1967年には第三次中東戦争が起こります。このイスラエル側の呼び方は「六日戦争」だそう。第三次中東戦争 - Wikipedia によれば、


この戦争の結果として、イスラエルはガザ地区とヨルダン川西岸地区の支配権を獲得してパレスチナを統一、シナイ半島とゴラン高原を軍事占領下に置いた。戦争の結果は現在まで中東の地政学に影響している。



ということで、現在のイスラエルの存在につながることだったようで、重大な年だったようです。

このどちらの年も今年から始まる月食の連続と同じように「4回の皆既月食が連続した」ときだったのでした。見てみると、実際は 1949年からとなっていますが、記します。


イスラエル独立戦争(1948-1949年)

1949年04月13日 皆既月食 過越
1949年10月07日 皆既月食 仮庵の祭り
1950年04月02日 皆既月食 過越
1950年09月26日 皆既月食 仮庵の祭り





六日戦争の年(1967年)

1967年04月24日 皆既月食 過越
1967年10月07日 皆既月食 仮庵の祭り
1968年04月13日 皆既月食 過越
1968年10月06日 皆既月食 仮庵の祭り




ちなみに、記事の 1492年というのは「スペイン異端審問」が始まった年だそう。


話を戻しますと、過去にはこのように「4回連続した皆既月食とユダヤ教の重要祭事が重なったことが過去2度あり、そのどちらもイスラエルにとって、最も大きな出来事が起きた」ということのようなのです。


今回の場合、途中で「皆既日食」まで挟みます。

adar-solar.gif

つまり、

・血の月の連続

・黒い太陽


が同時に訪れるということで、ここに至って、「聖書」が登場してくるのです。




赤い月と黒い太陽

ところで、この「過越」というユダヤ教の祭のことを知ったのは、昨年の、

聖書に記載されているユダヤ教の祭の直前にイスラエルへ向かった3000万のイナゴの大群
 2013年03月05日

という記事を書いている時に調べている中で知ったものでした。
過越を「すぎこし」と呼ぶことに驚きながら、今回も読み方を忘れていました。

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▲ 2013年3月5日の news.com.au より。


その上の記事では、旧約聖書の「ヨエル書」というものを取り上げています。

このヨエル書というのは、ヨエル書 - Wikiepdia によれば、「ユダヤ教でもキリスト教では預言書に分類される」ものだそうです。

そのヨエル書には以下のような下りが散見されます。


ヨエル書 3章4節
主の日、大いなる恐るべき日が来る前に
太陽は闇に、月は血に変わる。



ヨエル書 2章 11節
地はおののき、天は震える。
太陽も月も暗くなり、星も光を失う。


確かに、皆既月食や皆既日食自体は珍しい現象でもなく、それなりに起きるものではあります。

しかし、今年の 4月 15日から比較的短いスパンで連続で起きる皆既月食が、すべてユダヤ教の宗教的な重要な日と重なるということと、過去のイスラエルの歴史の一致を見ると、偶然は偶然にしても、

「単なる偶然」

というように「単なる」という言葉を入れにくい偶然のようにも思います。


ところで、なぜ、皆既月食を「血のように赤い月」と呼ぶのかというと、「皆既月食は色の程度の差はあっても、ほぼ赤くなる」からだということのようです。このあたりの説明は国立天文台の「皆既月食中の月面が赤くなるしくみ」などに記載がありますが、波長の長い赤い光が月面を照らすため、赤黒く見えるのだということです。

理屈はともかく、下の皆既月食の写真で「血のように赤い月」という意味が、感覚的にもおわかりになるかと思います。

2000-blood-moon.jpg

ぐんま天文台ウェブサイトより。

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奇跡でありつつも不吉な皆既月食と皆既日食が連続して起きる今後の世界

ちなみに、月食というのは、少なくともアジアなどの神話では「不吉なもの」とされています。

ずいぶん昔の記事ですが、

月食を司る不滅の魔神 ラーフ
 2011年12月13日

の中に、英語版 Wikipedia を訳したものがあります。

それによりますと、インド神話などでは、


ラーフは、アーユルヴェーダ占星術でいうナバグラハ(9つの惑星)のひとつとされており、ラーフの影響を受けている時間(日食と月食)であるラーフ・カラは不吉であると考えられている。



というようなことになっているらしいです。

タイなどの東南アジアの国々でも月食は不吉なものとされ、「月食の空の現象を見ることは不吉」と信じている人が多いです。

西欧の中世の絵画でも「赤い月」は不吉な現象との関係として描かれる傾向があるようです。


16世紀の『奇跡の書』より黒い太陽と血のような月

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▲ 2014年2月17日の記事「突然ドイツに現れた 16世紀の『奇跡の書』という名のアルマゲドン書物」より。キャプションには「キリストの生誕から1009年目の年に、太陽は暗くなり、月は血のような色となった。そして、巨大な地震があった。空から得体の知れない音や雑音が大音量で鳴り続き、聖火は燃えつきた」と書かれてあります。


そして、そもそもが月食にしても、日食にしても、完全な奇跡であることも確かなのです。

やはり過去記事ですが、

私たちは太陽系システムの奇跡にそろそろ気づかなければならない
 2012年06月05日

という記事の中で、

日食と月食の科学サイトの月と太陽の偉大な一致というページにある、


月の直径は太陽の1/400で、月の平均距離は太陽の1/389です。そこで、月と太陽は地球上から見ると同じ大きさに見えます。もし月の直径が273kmも小さかったり、もう少し地球から遠かったら、我々は皆既日食を決して見ることができなかったのです。

月の大きさも地球の衛星としては異常な大きさです。
普通、木星ほどの巨大惑星が月ほどの大きさの衛星を従えているものです。

こうして惑星レベルで比較すると、皆既日食が起こること自体が非常に驚異的で珍しい現象なのです。




という文章を抜粋させていただいたことがあります。

下のようなふたつが、共に「同じ大きさでお互いを隠す」なんてことが現実に頻繁に起きている。

sun-moon-23.gif


太陽の直径 約 140万キロメートル。
月の直径  約 3500キロメートル。
大きさの差 約 400倍。




皆既月食や皆既日食は、とんでもない奇跡です。
しかし、奇跡でありながら、神話では「不吉」とされる。

そして 2014年から 2015年にはそれが4回連続して起きる。
わかっている中では、過去2回起きて、その時にはイスラエルが形成されて完成しました。

今回は何が?



  

2014年04月03日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





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Collective Evolution より。写真は、2013年 6月 21日のロシア・トゥディの報道番組 World Bank: Money Laundering Criminals ( YouTube ) 内のインタビュー。左の女性が世界銀行の元上級職員であり国際的な法律家でもあるカレン・ヒューズさん。






 


エスカレートしていく内部告発の数と内容

最近は、「内部告発」というキーワードによくふれますが、過去記事でも、

エドワード・スノーデン氏かく語りき : 「地球の地下マントルには現生人類よりさらに知的な生命が存在している」
 2013年07月10日

の中で、エドワード・スノーデンさんの以下の証言をご紹介しています。


snowden-image-02.jpeg

「アメリカ国防高等研究計画局( DARPA )の関係者たちのほとんどは、地球のマントルに、現生人類よりもさらに知的な人類種が存在していることを確信しています。

この理由については、マントルが、数十億年の期間、多かれ少なかれ安定し続けていた地球での唯一の場所であるということを考えるとわかりやすいかと思います。長く安定している場所に住むということは理にかなっています。

それらの種は特殊環境生物として、私たちとは異なる気温の下で生きているのかもしれないですが、加速度的に知性を繁栄し、発展することができたのです。」





私は今回の話は、個人的にはこのことと「やや関係している」と思うのですが、世界銀行の元上級職員であるカレン・ヒューズ( Karen Hudes )さんという人が、

「地球のお金と宗教をコントロールしているのは人類ではない他のヒト科の生物である」

ということを数日前のラジオでのインタビューで述べたという話です。

カレン・ヒューズさんという女性の名前を知ったのはつい最近のことなのですが、元世界銀行の職員で、法律家でもある内部告発者ということで、かなり有名な人のようです。

彼女の簡単な経歴は、こちらによりますと、


法律を米国のイェール大学で学び、経済をオランダのアムステルダム大学で学んだ後、1980年から 1985年までアメリカの米国輸出入銀行で働き、1986年から 2007年まで世界銀行の法務部に所属。その後、非政府組織の多国間の国際法律協会を設立。



というような人で・・・まあ、どこから見ても、いわゆる超エリートです。

このカレンさんは昨年あたりから、世界の金融や秘密社会のことなどを次々と内部告発しているらしいのですが、今回の「地球をコントロールしているグループの中に人類以外が含まれていた」という話は、それなりに衝撃的に伝えられているようです。

私自身は最近では、このタイプの話にはあまりまったく驚かなくなってしまいましたが(多分、その通りだから)、なぜ、私がこのカレンさんの言葉に強い興味を持ったかというと、カレンさんは、地球には(宇宙から来た)エイリアンはいないと確信していると述べていることです。

そのあたりのことは後で書きますが、先にラジオ番組の内容の大体のところを記しておきます。

音声そのものは、YouTube の、

世界銀行の元シニア職員カレン・ヒューズさんの発言:「地球上のお金と宗教は “ 人間ではない別の種族 ” がコントロールしている」

にアップしまして、本当は字幕をつけたいと思っていたのですが、時間的な問題もあり、断念いたしました。
下の「彼らは人類ではない」というところだけにつけています。




いろいろと言っていますが、その中に下のような話が出てくるのです。




カレン・ヒューデスさんのラジオ・インタビューの内容の一部


「私たちの地球の国家は一枚岩ではなく、この世界をコントロールしているネットワークの背後にあるグルーブのうちのひとつはイエズス会であり、その背後にいくつかのグループがあるのです。

そして、それらの中のひとつのグループは、ヒト科ではあるが、人類ではない者たちによるグループなのです。彼らは非常に頭が良いですが、創造的ではなく、数学的な思考をします。

彼らは氷河期の初期に地球で強い力を持っていました。

彼らは長い頭蓋骨を持っています。彼らは人類の女性との交配でも子孫を作ることができますが、繁殖力は強くありません。

私たちは秘密にされている世界、そして、秘密結社による世界に住んでいます。しかし、それは公になっていません。」





というような話が出て来るのでした。

長い頭蓋骨というのは、イメージとしては、エジプトで発掘された不思議な形の頭の彫像などを思い出します。

long-head.jpg


上の彫像の学術的な資料は、考古学研究所 Penn Center の Antiquities Missing from Egypt という書類にあります。


長い頭といえば、バチカンの高位の方々も長い帽子を被ります。

pope-long.jpg

nepoznato より。


まあしかし、それを言ったらコックさんも同じになっちゃうか。




エドワード・スノーデンとカレン・ヒューズをつなぐもの

カレンさんが宇宙からのエイリアンを信用していないとするならば、どうやら、その長い頭蓋骨を持った知的なヒト科の生物はもともと地球にいたということになりそうです。

そして、カレンさんの言葉には「氷河期に強い権力を持っていた」とありますが、彼らがヒト科、つまり哺乳類である以上、地球上の氷河期で力強く繁栄を続けることは難しいようにも思われます。

そこでふと思い出すのが、スノーデンさんの言っていた、


マントルが、数十億年の期間、多かれ少なかれ安定し続けていた地球での唯一の場所である



ことでありまして、やはり、どうにも「地球の内部」というものが、またしてもクローズアップされてきます。


スノーデンさんは、証言の中で、


「彼らの視点からは、私たち人間への一般的な感情はアリ同様ですので、彼らが私たちに共感したり、あるいは、私たちとコミュニケーションを試みようとする可能性はありません」



という言葉に見る冷酷性と、カレンさんの言う「彼らは非常に頭が良いが、創造的ではなく、数学的な思考」というあたりとも何となく同様の気配を感じます。


ところで、今回、このことを知ったのは、トップに貼った米国のサイトでですが、そこに「最近の内部告発」についてのことが書かれてあり、以下のように記されています。

Collective Evolution の記事からの抜粋です。


最近は、大きな役職を歴任してきた人々の多くが内部告発的な衝撃的な発言を行うことが多くなっている。

たとえば、カナダの元国防相のポール・ヘリヤー( Paul Hellyer )は、少なくとも4種類のエイリアンが何千年もの間、地球に来ているといったようなことをワシントンのナショナル・プレスクラブの公聴会で発言したりしている。

もちろん、役職についていた要人が述べたから、それが真実だなどと考える必要はないが、しかし、やはり世界銀行の要人であり、現在は内部告発者として名高いカレン・ヒューズのような人物の今回の発言は衝撃的だ。

彼女は、地球の古代の歴史の真実や、様々な超常的現象、 UFO 、秘密結社などの間にある相互の関係に関しての数多い証拠をインタビューで語っている。

しかし、同時に、彼女は地球上に宇宙からのエイリアンがいることについては信用していないと語っている。







現存するのはエイリアンかマントルのヒト科の人類か

上の記事に出て来るポール・ヘリヤーという人は、

「アメリカ国家はエイリアンの支配層にコントロールされている」と全世界で報道された 2014年 1月 14日に
 2014年01月15日

という過去記事に出てきます。

Believer-Paul-Hellyer-02.jpg

▲ ポール・ヘリヤー元カナダ防衛大臣。


カナダの元防衛大臣のポール・ヘリヤーさんは、2013年 4月 29日からワシントンのナショナル・プレス・クラブで5日間にわたりおこなわれた政府・軍のエージェントなど 40人による UFO 情報を暴露するための公聴会で以下のように証言しています。


元カナダ防衛大臣ポール・ヘリヤーの証言

「少なくとも4種類のエイリアンが何千年もの間、地球に来ている」
「今いるエイリアンのうち5種類の名前は「ゼータ・レティクル、プレアデス、オリオン、アンドロメダ、アルタイルである」
「少なくとも2人がアメリカ政府機関で働いている」
「その情報開示を阻む既得権を持つ「陰の政府」がアメリカには存在し、一方的に世界を支配しようとし、宗教の違い等から生じる様々な不和を引き起こしている」




元防衛大臣のポールさんは、

「エイリアンは地球に来ている」

と言っていて、元世界銀行職員のカレンさんは、

「エイリアンが地球にいるとは信じられない」

と言い、話の対立が存在します。

また、スノーデンさんは、

「地球のマントルにヒト科の生物がいる」

ということと、

過去記事、

ミスター・スノーデンが示唆する米英政府機関の「 UFO での大衆マインドコントロール作戦」
 2014年03月19日

という記事で記しましたように、スノーデンさんは、

「英米政府は UFO の存在を利用して大衆の心理操作を試みている」

ということを内部告発しています。


まあ、いずれにしても、なかなか、「ひとつの道筋」というようなものは見えないですが、この世についての「曖昧な輪郭」というものが私の中には確立しつつあります

しかし、曖昧ですので、まだそれは書けるような段階ではありません。

それにしても、最近の内部告発の嵐を見ていると、3〜5年くらい前のウェブボット( Web Bot )の記述を思い出します。




内部告発の「嵐」が来ることを語っていたクリフ・ハイ

ウェブボットは米国の未来予測プロジェクトのようなもので、まったく当たらないというような扱いを受けていたりしましたが、私は今でも繰り返し昔のウェブボットを読むことがあり、

「まるで、ここに書かれてある通りの世界に住んでいるようだ」

と感じることがあります。

今は新しいものは読んでいないですが、5年くらい前までのもので十分であり、そして、当時、つまり 2008年から 2009年頃のウェブボットに出てくる中で、最大のキーワードのひとつに「内部告発者」という言葉がありました。

毎回出てくるといってもいいほどでした。
少し掲載してみます。

以下、すべての予測の年月は過ぎたものですので、年月は省いています。


ウェブボット ALTA レポート 909 P4
2008年11月30日配信

秘密の暴露は、経済崩壊によって多くの内部告発者が出現することによっても進む。さらに経済崩壊で寄付金が途絶えるので、宗教団体の内部からも現われる。

エイリアンとのコンタクトの秘密も暴露される。これは全世界の宗教的な権力構造に影響を与えるが、アメリカに一番大きく影響する。

3人の専門家がエイリアンとのコンタクトに関する秘密を暴露する。彼らは具体的な証拠を提示する。彼らの成功によって他の内部告発者が続く。





ウェブボット ALTA レポート 909 P3
2008年11月22日配信

「ハーモニックウェーブ」と呼ばれる宇宙からの未知のエネルギーが地球に降り注ぐ。当局は「ハーモニックウェーブ」に反応して何らかの行動をとるが、その行動の真意を隠すための偽装工作を行う。

しかしながら、経済の崩壊とドルの死にともなう混乱(おそらく政府職員の解雇)で、政府組織の内部から多くの内部告発者が出て、影の政府が構築したエイリアンと軍の施設に関する秘密が暴露される。




そして、今回のカレン・ヒューズさんの発言を知った時、すぐ思い出したのが、下の記述でした。2009年 4月 11日のものですので、ちょうど5年前のものです。


ウェブボット ALTA レポート 1309 P5
2009年4月11日配信

ある女性の象徴的なキャラクターが出現する。彼女は内部告発者との関連で出現するキャラクターである。さらにこの人物は、覚醒を目標とするスピリチュアリティーとの関連が深い人物でもある。

この女性は、ある犠牲的な行い、ないしは「暴露」に向けて彼女の属するグループを扇動する役割を果たす人物である。

この女性は過去に影の支配勢力や悪の存在と関係のあった人物だ。

彼女は地球外生物とのコンタクトを暴露するのだが、この暴露にはNASAの人物とともにロシア政府に関係するある人物がかかわっている。

彼らも内部告発者であろうと思われる。




これらの「エイリアン」というのを、「人類ではないヒト科の生物」とすれば、ほとんど現状と近いよなあと、しみじみ感じます。

本当に早い展開でいろいろなことが進んでいきます。

なお、左サイドの上部にも書きましたが、何が起きるかわからない世の中というようなこともあり、このブログに何らかのアクシデントなどがあった場合の情報告知ページを作っていますので、そちらをブックマークしておいていただけると嬉しいです。