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2014年04月17日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




ブルームバーグとアメリカ国家安全保障局( NSA )がバグ「ハートブリード」を巡って突入した「全面戦争」




ブルームバーグ報道に対して当局から出された公式声明ページより

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▲ 2014年4月11日にアメリカ国家情報長官ウェブサイト内に掲載された公式声明 Statement on Bloomberg News story that NSA knew about the “Heartbleed bug” flaw and regularly used it to gather critical intelligence より。




韓国フェリー事故の不思議

本題とは関係ないですが、近年の東アジアでは未曾有の惨劇をもたらした事故だと思われる韓国のフェリー沈没は、乗客の多くが若い人たちだったということもあり、親御さんたちの姿を見ていて、何とも悲しいところですが、今朝の朝鮮日報の見出しを見ると、船長をはじめとして、乗組員の行動などに問題もあったようです。

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▲ 2014年4月17日の朝鮮日報のトップ。


それにしても、済州島行きのフェリーという、韓国で最もポピュラーな航路で大きな座礁が起き、しかも、数分で大きな船が横向きになってしてしまったというのは、どうも不思議です。

朝鮮日報の上での特集記事のひとつでは、専門家が見て疑問に感じる点として、

・それまでそこになかったサンゴ礁に衝突することなどあり得るのか
・爆発の音は、内部爆発ではないか
・なぜ突然、横に傾いたのか


などが言われているそうです。
ぶつかったとしても、他のものではなかったかと。

この海域の一帯には、船を沈めるさせるほどのサンゴ礁はないそうで、地元の人も「これまで発見されていないサンゴ礁が突然出現したと見るには無理がある」と述べているそう。

なんかこう・・・妙な事件性や「軍事性」などがありそうな感じもないではなかったりという感覚もぬぐえませんが、いずれにしても、悲劇は悲劇で、そして、どうも今は悲劇の多い時代にも思えます。

世界のいろいろなところで起きていることは単なる事故といえるものも含めても、「見えないところで進行しているカタストロフ」というような感じさえします。


というわけで、今回の本題です。




ハートブリードをめぐりはじまった「国家 vs メディア」の仁義なき戦い

先日からたまに記している「ハートブリード」と呼ばれるセキュリティ上のバグ(欠陥)ですが、実は、

インターネット史上最悪で、かつ破局的なセキュリティ危機が発覚。個人情報からカード番号、バスワードまですべて流出する可能性が内在する欠陥の存在が明らかに
 2014年04月12日

の記事を書いていた時点で、「諜報機関などがこれを利用したら、ものすごい質の個人情報の収集ができそう」ということを感じてはいたのですけれど、変な推測で変なことを書くのもイヤでしたので、書かなかったのですが、その後、「変な憶測でもなかったかもしれない」ということが表沙汰になりつつあります。

このことをめぐっては、「経済メディアのブルームバーグ」と「アメリカ家安全保障局(NSA)」が、インターネットサイト上で全面的に対立し、インターネットメディアの多くが、ブルームバーグ側につくような姿勢を見せるというような構図を見せています。

映画「仁義なき戦い」のモデルとなった 1950年から始まった第一次広島抗争での広島市の岡敏夫率いる岡組とテキヤ村上組の対立では、岡組が、周辺を次々と縁戚関係としていきます。同じように、現在のブルームバーグにも、岡組のように「周囲のインターネットメディア」が次々と応援に駆けつけていて、 NSA もメディアも一歩も引かない態度を見せているようです。

映画「仁義なき戦い」の中の主人公の、

「広島の喧嘩ゆうたら、とるかとられるか(殺すか殺されるか)しかありゃせんのですよ」

という台詞がありますが、最近は、特に NSA を巡ってなどの報道は上の台詞のような激しさも感じることもあり、今の状況は「仁義なき戦い」というように映ります。


さて、何だかわからない比喩はともかくとして、最初にブルームバーグがこのことを報道したのは、4月11日の「 NSA はハートブリード・バグを知っていた?( Did the NSA Know About the Heartbleed Bug? )」という報道でした。

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今はその動画はすでにプルームバーグ上にはないですが、 各メディアが、その日のうちに、その報道を記事にして、内容を記録しています。

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▲ 2014年4月11日の The Wire Surprise! The NSA Reportedly Knew About the Heartbleed Bug for Years (but They Deny It) より。


関係者の話として、 NSA は少なくとも2年前からハートブリードの脆弱性について認識していながら放置し、定期的に重要な情報を収集するために利用していたというようなことを報じたらしいのですが、それに対して、同日、アメリカ家安全保障局自らがその報道を公式に否定したのが、トップに貼った声明です。

これに関しては、インターネット・ウォッチがわかりやすく報道しています。


NSA、「Heartbleed脆弱性を情報収集に利用していた」とする報道を否定
INTERNET Watch 2014.04.14

米国家安全保障局(NSA)は11日、OpenSSLの“Heartbleed”と呼ばれる脆弱性を、NSAが情報収集に利用していたとする米Bloombergの報道に対して、否定する声明文を発表した。

Bloombergでは、この問題に詳しい2人の関係者の話として、NSAは少なくとも2年前にはHeartbleedの脆弱性について認識していながら放置し、定期的に重要な情報を収集するために利用していたと報じている。

NSAはこの報道に対する声明文を発表。

NSAや政府機関がHearbleedの脆弱性を2014年4月より前に知っていたというのは誤りで、民間のセキュリティ企業などが公表するまで連邦政府は脆弱性を認識していなかったと説明。

政府のウェブサイトやその他のオンラインサービスでも利用者のプライバシー保護のためにOpenSSLを使用しており、もし先に脆弱性を発見していたならば、OpenSSLのコミュニティに連絡していただろうとしている。




ということで、この問題は決着したように思われました


そして、公式声明から3日後のブルームバーグテレビ。

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▲ 2014年4月14日の Bloomberg TV What and When Did NSA Know About Heartbleed Bug? より。


公式声明を受けても、どうにも攻撃的な様相が見てとれます。


ブルームバーグだけではなく、現在の世の中は NSA に対してどこまでも懐疑的なようで、 WirelessWire News には、ニューヨーク・タイムズの報道が引用されていて、


NYTimesは、オバマ大統領が今年1月にNSAによる諜報活動の内容見直しを実施した際、NSAが何らかの重大なセキュリティバグを見つけた際、基本的には公にすべきだとする立場を取りつつも、国防や法執行の必要性に応じて例外的な措置を取ることを容認するとの判断を下していたという。

その結果、一般の人々に大きな損害を与える可能性のある「Heartbleed」バグが放置され、NSAの諜報活動に利用されることとなった可能性がある。




と記されています。




もはや「公式声明」のたぐいを完全に信用していない国民とメディア

この問題がこんなに大きくなっているのは、 NSA の問題も、ハートブリードの問題もどちらも、特にアメリカ国民にはとても関心があるという面はありそうです。

何しろ、たとえば、 Google のニュース検索で、 NSA knew about the Heartbleed bug ( NSA はハートブリード・バグについて知っていた)と検索すると、下のように、山のような数の報道が出てきます。

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▲ Google ニュース検索 NSA knew about the Heartbleed bug より。


真実はわからないにしても、多くのメディアが「今回の件は NSA がクロ」と想定しているかのような報道ぶりとなっています。


しかし、これは多くの人々が不安に思うのも無理はないのですよ。


今回の問題は、これまでアメリカ国家安全保障局がおこなってきたメールの収集とか、電話の盗聴だとか、そういうレベルの個人情報の収集ではないわけで、

インターネット上の秘密保全が消滅していた

ことであり、もともとがアメリカ国家安全保障局が俎上に挙げられている中で起きたことでもありますし、実際がどうだったのかを本当に知りたがっているのだと思います。

思えば、最近の In Deep では、こういうような「機関による情報収集」に関しての記事も多いです。以前はほとんどなかったような記事ではありますけれど、やはり、元 NSA のエドワード・スノーデンさんとか、元世界銀行のカレン・ヒューズさんとかの存在は大きいようですね。

最近はイギリスの政府通信本部(GCHQ)とアメリカの国家安全保障局(NSA)がコンビを組んで、いろいろと行っていたことが、よく報じられます。

過去記事の、

イギリス政府の機密作戦の結果が教えてくれる「私たちのいる現実の世界」
 2014年02月28日

などに、書いています。

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▲ 上記の記事より。オリジナル記事は、2014年2月27日の Guardian Yahoo webcam images from millions of users intercepted by GCHQ より。

カレン・ヒューズさんに関しては、

この世界の正体 : 世界銀行元上級職員カレン・ヒューズさんが語る「地球のお金と宗教をコントロールする"人類ではない種族"」
 2014年04月03日

にあります。


まあ、確かにいろいろと不穏な感じではあるのですけれど、上の「イギリス政府の機密作戦の結果が教えてくれる「私たちのいる現実の世界」」という記事には、イギリス政府通信本部の「合同脅威研究情報班」( JTRIG )のプレゼンテーション書類を載せていますが、そこにもあるように、これらの情報を共有する国は、書類では、「米国、オーストラリア、カナダ、イギリス、ニュージーランド」となっています。

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▲ 公開されたイギリス政府通信本部「合同脅威研究情報班」によるプレゼンテーション書類より。オリジナルは Training for a New Generation of Online Covert Operations(オンライン秘密工作の新世代のためのトレーニング)にあります。


それでは、「米国、オーストラリア、カナダ、イギリス、ニュージーランド」以外の国は関係ないのかというと、それはわからないです。

あるいは、それぞれの国が独自で同じようなシステムを持っている可能性は常にあるわけですし、社会全体が不安定になってきた場合、個人情報収集システムのような存在は、その国家にとっては便利で重要なものにはなり得るとは思います。

わりと今後の世界にびびっている私(苦笑)としましては、本当はいろいろな面で通信テクノロジー依存の生活スタイルそのものを変えていかなければならないとは思うのですけれど、キッカケがつかめないですね。

なお、最近の「次々と発生する暴露」に関しては、ウェブボットの昔の記事などを含めて、「今後はどんなディスクロージャーが起こりうるか」ということを考えてみたいところもありますので、もう少し体調が良くなったら、調べ直してみたいと思います。

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2014年04月16日



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・からだの常識より。



実は昔と比べれば、感染症みたいなものにはあまりかからなくなっているんですが、それでも1年か2年に一度くらいは、風邪みたいなものにかかります。

今回も2日ほど前から風邪(みたいなもの)になっていまして、今日は、いろいろとやろうとしている時に、「ヨロッ」ときまして、「ああ、これは休もう」と思いましたので、通常の更新ではないです。

ただひとつだけ、先日の、

インターネット史上最悪で、かつ破局的なセキュリティ危機が発覚。個人情報からカード番号、バスワードまですべて流出する可能性が内在する欠陥の存在が明らかに
 2014年04月12日

という記事を書いてそのままだったのが気になっていまして、少しその後のことを書いておきます。

その後、報道では、

OpenSSL、欠陥狙い不審アクセス急増 (日テレNews 2014.04.15)


インターネットでやり取りする個人情報などを暗号化するソフトに欠陥が見つかった問題で、この欠陥を狙い情報を盗み取ろうとするアクセスが急増していることが警察庁のまとめでわかった。



とか、

OpenSSLの脆弱性で初の被害、カナダや英国で発覚 ( ITmedia 2014.04.15)


カナダ歳入庁は4月14日、何者かがこの脆弱性を悪用して、納税者約900人の社会保障番号を同庁のシステムから削除していたことが分かったと発表した。



など、すでに多少の被害は出ているようです。

状況的にはこの程度では済まないことはあり得るというのはともかくとして、どうしてこんな問題が起きたのかは、4月16日のウォールストリート・ジャーナルの記事「ハートブリード、「破局的」状況は起こり得る―「秘密鍵」取得テストで成功した人も」という記事をお読み下さるとわかると思うのですが、全世界で何十億人の人たちがインターネットを使っているかはわからないですが、その「セキュリティの根幹」を支えている人の数は、ウォールストリート・ジャーナルから抜粋しますと、


問題は、インターネットセキュリティーの大部分を、ボランティアメンバーを中心とするわずか11人のチームが、100万ドル(約1億円)に満たない予算で管理していることだ。



ということなんです。

何億人ものインターネットユーザーのセキュリティは、実は 11人程度のボランティアの人たちの活動が中心で支えられていたということがあるのです。

インターネットの発展は何かを忘れて進んできてしまっていたようです。



便乗を含む悪質メールにご注意を

それはともかくとして、こういうニュースなどで、様々な警戒心を持つ方も多いと思うのですが、「その警戒心を逆手に取る」ようなスパム(悪質な迷惑メール)のたぐいにご注意下さい。

下のはすべて実際に私のところに来たメールの数々です。
文面の悪質さも最近はグレードアップしています。

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文面で言われた通りにリンクをクリックしますと、それぞれ、どうなるのかはケースバイケースでしょうけれど、良くないプログラムを仕込まれたり、良くないサイトに導かれたりする場合も多そうな気がします。怪しいと思ったら、「リンクを安易にクリックしない」というのは大事なことです。

以前もこちらの記事などでも書いたかもしれないですが、「ウイルスソフトをインストールしているから大丈夫」という考え方は、今ではすでに過去のものとなっている部分が多少あります。

しかし、メールの中には実際に自分の契約しているサービスなどから、「パスワードの変更に関しての正式なお知らせ」も送られてくることもあるわけです。

そういう「正式なメールとの違いをわからなくしている」悪質な迷惑メールも実際に多数存在します。そういうこともあり、なかなか厄介ですが、 Gmail や Yahoo! メールの迷惑メールのフィルタはかなり優秀で、多くは上のような悪質なスパムは受信箱に入らないと思います。

しかし、いろいろと手が込んできているご時世でもありますし、「自分の意志でパスワードを変更した時」以外に受け取ったメールや、あるいは上のように、お金のことについて書かれてあるものは気をつけて下さいね。




生物も宇宙もそのすごさはまだわからないことばかり

そういえば、国際宇宙ステーションに滞在中の若田光一さんが、アフリカに住む蚊の一種の「ネムリユスリカ」の幼虫をカラカラに乾燥させてから2週間後に蘇生させたという実験のプレスリリースが出ていました。

乾燥させた蚊の幼虫を宇宙で蘇生させたプレスリリース

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▲ 農業生物資源研究所「ネムリユスリカを使った宇宙での微小重力影響実験」より。


ネムリユスリカの幼虫とはこんなのです。

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▲ 京大呼吸器外科「水で戻すと蘇生する昆虫の乾燥耐性メカニズムの解明」より。


ちなみに、このムリユスリカは、過去には「宇宙環境にダイレクトに曝露させて 31か月後に地球で蘇生」という実験もおこなわれています。

農業生物資源研究所の黄川田隆洋さんという人の講演の記録がこちらにあり、そこには、


1回目は2005年。プログレス補給船に乾燥したユスリカの幼虫を乗せ、宇宙ステーションのモジュールの中に持って行き、210日間おいた。地球に戻ってきてから水で戻したら、ネムリユスリカの幼虫は生き返った。

2回目は宇宙空間に出してみた。ガーゼに包み、さらに専用容器に入れ、宇宙環境にダイレクトに曝露させた。13か月、18か月、31か月後とそれぞれ地球に戻して確認したら、きちんと生き返った。

宇宙船は90分間で地球を一周して100℃の日なたとマイナス100℃の日陰を通過する上、宇宙線もとても強いので、プラスチック容器は解けて原型をとどめていなかった。そんな容器に入っていた乾燥幼虫は、長いあいだ宇宙空間にさらされていたにも関わらず、見事に生き返った。




強いですねえ。

いろいろ興味のあることも多いですが、今日のところは風邪(のようなもの)のウイルスの助言に従い、横になろうと思います。

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2014年04月15日



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2014年の国際会議に出席したレーニン

久しぶりに風邪みたいなものをひきまして、横になってもむしろキツかったりするので、ニュースなどを見ていましたら、下のような「変なニュース」を見かけました。

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▲ 2014年4月11日のカザフスタン Tengri News より。


ざっと読んでみると、これは別にふざけた場ではなく、カザフスタンでおこなわれているリスク・マネージメントに関しての国際会議の場だそうで、4月14日のロシアの声の「カザフスタンでレーニンと交霊会」という記事によりますと、


リスクマネジメントに関する国際会議は4月10―11日に開催され、カザフスタン、ロシア、ウクライナ、インド、米国、韓国などから300人以上の代表者が参加した。

会議の参加者たちは、現在の焦眉の問題に関するレーニンの見解に関心を示した。レーニンは、欧州連合(EU)の崩壊、関税同盟のアジア諸国や複数の欧州諸国への拡大などについて予言したという。




とのことで、要するに、

国際会議に「レーニンの亡霊を参加させて」意見を聞く

ということを、真剣にやっていたようなのです。

「会議の出席者の中に亡霊がいるだけの話だろ」と言われればそれまでですが、通常の国際会議では、あまり亡霊は出席しないような気もしましたので、ロシアやカザフスタン、ウクライナ等のメディアを見てみますと、下のように、どこでも、わりと大きく報道されていました。

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▲ 2014年4月11日のロシア siapress より。「サイバーリンク」という言葉はよくわからないのですが、そういう空間には死んだ人の残像が残っていると説明があります。それもよくわからないですが。


あるいは、まるで「オカルト会議」かのようなイメージを見せつける記事もあります。

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▲ 2014年4月11日のロシア profi forex.org より。


上の「いかにも交霊会」といった写真は多分、単なるイメージ写真で、会場は最初に貼った記事の写真のように、スクリーンに大きくレーニンの画像が写されていて、会議の参加者たちは、

そのレーニンと議論した

ということのようです。


こういう報道が真面目にされているということについて、

「あー、ここはどこの世界だろう」

と思わざるを得なかったりするわけですが・・・だが、しかし。


最近、ブルガリアの予言者ババ・バンガが 1979年に語ったとされる、


すべてのものが氷が溶けるように消え去るが、ウラジミールの栄光、ロシアの栄光は残る。



という「ウラジーミルの栄光」という言葉についてふれることが、よくありました。

過去記事の、

人類のボスは誰ですか?
 2014年03月26日

の中で、ソ連建国の指導者レーニンと、現代ロシアの指導者プーチン大統領が共に「ウラジーミル」であることを知ったわけでした。


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▲ 共に Google 検索 「ウラジーミル・レーニン」、「ウラジーミル・プーチン」より。


仮に、ウラジーミルという名前がロシアでそれほど珍しいものではないにしても、近代ロシアを代表するふたりの指導者が共に「ウラジーミル」であることに興味を持ったりしていたわけですが、「しかし、レーニンは過去の人」だと思っていましたら、何と「現代に蘇った」のでした。

亡霊として。

しかも、下はウクライナのメディアのようですが、レーニン(の霊)は、会議参加者からの「質問に答えていった」と書かれてあります。つまり、「指導者的立場」で会議に臨んだようです。

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▲ 2014年4月11日のウクライナ Glavnoe より。


上の記事でのレーニン(の霊)の主な主張は、

・EUは崩壊する
・プーチン大統領の国政の方針を支持する
・同性結婚に反対


というようなもので、何だか、プーチン大統領の考えそのものというような感じもしないでもないんですが、何はともあれ、

指導者ウラジーミルがふたり揃った

という日だったのでした。





役者が揃いすぎてきたロシア

上でリンクした「人類のボスは誰ですか?」という記事では、2012年の記事に書いた「エスキモー女性の予言」というものの中にあるフレーズを書いたりしています。


ロシアは共産主義に戻ります。
民主主義は一掃されて、2000万人以上が強制収容所で亡くなります。
スターリンの像がロシアの国にもう一度建てられることでしょう。


▲ 2012年4月24日の過去記事「極東ロシアで発見された「白いシャチ」から浮かび上がるエスキモーの予言」より。



さて、上の言葉の中に「スターリン」の名前が出てきますが、私は今回調べるまで知らなかったのですが、英語圏などでは、

・レーニン
・スターリン
・プーチン

の3人というのは、一種、揶揄的にとりあげられる共通項があったのでした。

それは下のようなイラストによく現されています。

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UAINFO より。

STAL  IN スターリン 
PUT  IN プーチン
LEN  IN レーニン


というように、3人とも語尾に「 IN 」がつく。

語尾の綴りが同じなのは、ロシア語でも同じです。

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▲ ロシアの土産物屋のマトリョーシカ人形。奥からレーニン、スターリン、プーチン大統領。 Dagbladet より。



最近、過去記事の、

アロイス・アールメイヤによる「第三次世界大戦の予言」の壮絶な描写
 2013年04月10日

を何度か読んだりしていました。

そこに、


戦争は夜明けと共に始まる。
彼らは突然やって来る。




という部分がありますが、「彼ら」とは、その予言ではロシア軍です。

ドイツのライン川まで一気に進軍するという現実感のない話の後、どんな兵器なのかわからないですが、凄惨な兵器による戦争が描かれます。


昨日の夜は、子ども( 8歳)とふたりでの夕食だったのですが、天気予報の後、そのままニュースが始まって、最初がウクライナ情勢でした。

 「これ戦争?」
 「うーん、まあ似たような」
 「戦争ってどうしてするの?」
 「それはわからないんだよ」
 「しなければいいのにね」
 「本当にそうだよね」



「しなければいいのにね」というもっとも単純な言葉に対して何も返答できずに流れてきた、この数千年の地球と人類の歴史ではあります。


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2014年04月13日



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▲ 2014年3月17日のウォールストリート・ジャーナル系の Market Watch New doomsday poll: 99.9% risk of 2014 crash より。




世界を破滅させる力はさまざまに存在していて

昨日の記事、

インターネット史上最悪で、かつ破局的なセキュリティ危機が発覚。個人情報からカード番号、バスワードまですべて流出する可能性が内在する欠陥の存在が明らかに
 2014年04月12日

を書いた後に・・・というより、このことを知った時に、久しぶりに漠然と「この世の終わり」という概念が頭の中に湧き出て、そのままその概念が頭にこびりついてしまい、昨日はその想いから逃れにくかったです。

気づけば、私たちは完全にインターネットに依存している日常の中に生きているという時代にいます。特に、スマートフォンが普及してからは、「常時インターネットに接続している」という日常を送っている人が世界中にいるのです。

そういう中で、

「インターネットには世界を破滅させる力があるのかもしれない」

という想い・・・まあ、以前から多少は思ってはいたことではありますけれど、昨日の記事でご紹介した出来事で、それをさらに痛感します。

昨日のハートブリード( Heartbleed )の問題は、ギズモード・ジャパンなど IT 系メディアでは継続して情報を更新していますので、気になる方はそのようなサイトをたまにチェックされるのもいいと思います。

というのも、これだけ致命的な出来事が、一般のニュースではほとんどふれられていないからです。テレビなどでは多分、報道はされていなそうですし、インターネット上でも、大手ポータルサイトのトップなどでは今のところ見ません。

ギズモード・ジャパンでは、どのページにも、下のような「緊急事態 Heartbleed 」というバナーがありますので、そこから最新情報にリンクできます。

gizmode-heartbleed.jpg

ギズモード・ジャパンより。



ちなみに、こんな深刻な出来事は、大変に複雑で難解で、誰にも見抜けないようなバグ(欠陥)だった・・・と思われるかもしれないですが、ギズモード・ジャパンのこちらの記事には、


この種のバグは、実はよくあることで、(中略)「たいてい間違いないはずの当たり前すぎるデータについてチェックを忘れる」っていう一番ありがちなミスです。



とあり、「焼きとりを焼く時に塩はかけたけど、コショウをかけるのを忘れた」というたぐいのミスであることがわかります。

焼きとりの場合は、コショウをかけ忘れても、被害はそれほど大きくはならないですが、ハートブリードの場合は、被害は、個人情報、あるいは企業や国家の重要資料の漏洩にいたるまで、「未曾有の規模」になる可能性を秘めています。

このミスが「意図的」ではないと信じたいですが・・・。

何しろ、このバグの存在を知っている人がいたならば、2年間も世界中のインターネット上の「見えてはいけないもの」の多くが丸見えだったのかもしれないのですから(その問題のシステムを使っていたのは世界全体のサイトの 70パーセント程度とのこと)。


上のギズモード・ジャパンの記事の最後にはこのようにあります。


結局、「コンピュータは言われた通りのことをし、それ以上でもそれ以下でもない」という、素晴らしくも恐ろしい原則の通りなんです。コンピュータは想像以上に従順で愚直でもあるから、人間は賢くならなきゃいけないんです。



このハートブリードのことを考えていると、何だか気が滅入ってきたので、昨日は、記事を書いた後、外に散歩に出てみると、天候はとても穏やかで、いくつもの変な雲が出ている以外は穏やかな春の日でした。

そして、駅周辺には銀行や ATM がいくつもあります。

それらを見て、

「あー、これらも・・・」

と、やはり思います。





全世界の銀行 ATM はどんなシステムで動いているかというと

先日、ウインドウズ XP というパソコンの基本ソフトのサポートが終了したことは報道もずいぶんとされていたのでご存じの方が多いと思います。

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▲ 2014年3月19日のシドニー・モーニング・ヘラルド Doomsday approaches for Windows XP users より。


サポートが終了するということは、「今後、ウインドウズ XP に、いかなる危険なセキュリティの欠陥が発見されても、その修正はされない」ということです。

そういう意味で、個人の方ではパソコンを買い換えた方も多いと思います。

では、換えていないのは?

そのひとつの例は、4月 9日のウォールストリート・ジャーナルの記事の次の部分などでおわかりになるかとも思います。


ウィンドウズXP、遂にサポート終了 5億台のPC影響
ウォールストリート・ジャーナル 2014.04.09

マイクロソフトは結果的にイメージの面で悪夢にうなされることになるかもしれない。世界の現金自動預払機(ATM)の95%までがXPで動いているようだ。同様に多くの医療システム、クレジットカード・システムなどあらゆるものがXPに依存している。



ということになっているのです。
もちろん、日本の銀行もです。

正確な数としては、上のオーストラリアのシドニー・モーニング・ヘラルドによりますと、

世界の ATM の 95パーセントに当たる 220万台が、ウインドウズ XP で稼働している

とのこと。

つまり、上に書いたような「危険なセキュリティの欠陥が発見されてもサポートされない」というシステムの上で、ほとんどの銀行 ATM や、医療システム、クレジットカード・システムなどが稼働しているのが現代の事実です。

もっとも、ウインドウズにはシステム延命サービス( Windows Embedded )というものがあったり、あるいは、そもそも、銀行の ATM はインターネットにつながっているわけでもなく、独立したシステムだと思いますので、個人のパソコンとは意味が違います。なので、それほど危険というわけではないです。

しかし、仮に「悪意のある人物が登場する」とすれば、事情は一変すると思われます。

「悪意のある人物」とは銀行のシステムに関わることのできる人物の中の悪意のある人物のことです。そういう人物が登場すれば、「サポートの切れた基本システムに何かをする」ことが難しいことだとは思えません。

いずれにしても、こんなに多くの銀行が、サポートの切れた基本システムを使っているというあたりにも「この世の終わり」の考えを増加させる部分はあります。

そのような不安定なシステムの上にある銀行という存在は「お金」と関係しているわけですが、最近、アメリカをはじめとした、ごく普通のメジャーメディアで、こぞって「米ドル、あるいは世界的な経済の崩壊」について書かれていることを目にします。





2014年は「市場の黙示録」の始まりなのか

冒頭に、アメリカの投資系サイトのマーケット・ウォッチの3月の記事を載せました。

私が経済に詳しくないこともあり、間違って翻訳したりしますと、ご迷惑などがかかることもあるかと思い、経済や市場系の翻訳は私はしませんが、最近は、

2014年に市場、あるいは経済そのものに崩壊的な現象が起きる可能性

を報じるメディアが大変に多いです。

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▲ 2014年4月11日の Press TV Is the world coming to an end or the US ? より。


この記事は Press TV というイランのメディアのもので、大変に長い記事ですが、

・米ドルの価値にリスクが生じていること
・世界のドル決済が崩れ始めたこと


などから始まり、ウクライナ問題でのロシアへの対応や、アメリカがこれまで中東地域におこなってきた様々なこと、そして、「 911 の陰謀論」のことなどにもふれた記事ですが、記事の最後はこのようにしめられます。


以下のふたつのうち、どちらかの可能性が存在する。

ひとつは、米ドルが基軸通貨としての位置を失い、ドルの価値は崩壊する。これにより、アメリカは超大国としての地位を失い、また、世界平和に対してのアメリカの脅威は終わる。

もうひとつの可能性は、アメリカが、中国やロシアの軍事衝突をリードする操り人形となることだ。このような戦争の結果は、米ドルの崩壊よりはるかに壊滅的な事態となる。




戦争のほうはともかく、「ドルの崩壊」とか「ドルの終末」という文字が、実にいろいろなメディアに登場するのです。

ブルームバーグ・テレビでは、下のように、「投資家はドルの崩壊に対しての準備をするべきなのか」というような特集まで組まれていたりします。

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▲ 2014年4月8日の Bloomberg Should Investors Prepare for a Dollar Doomsday? より。


トップに貼ったマーケット・ウォッチでは、「4月中旬」という時期が記載されていますが、現在、その4月の中旬に入ってきています。

日本でも市場は実は少しずつ崩壊し始めているような光景を見せています。

なぜか日本の最近のメディアは、株価が下がっている時にはあまりそのことを報道しない傾向にありますが、現在は下の通りとなっています。

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▲ 2014年4月11日の産経ニュース「東京株1万4000円割れ 安倍政権で週下げ幅最大、半年ぶり安値」より。


上の記事によりますと、4月 11日までの日経平均株価は、

・年初来安値を更新
・週間の下げ幅は、安倍政権が発足してから最大
・週間の下げ幅はリーマン・ショック以来の5年半ぶりの大きさ

という状態になっているようです。

だからといって、そのまま下がっていくというというようなものではないのでしょうけれど、世界全体が「何となく不安定な雰囲気に包まれている」というのは事実のような気もいたします。

・ネット史上最悪のバグが2年間も放置されていたこと

・サポートの切れたシステムで稼働する世界の 95%の銀行 ATM の存在


ということが 4月 7日と 4月 9日に続いて起きた(あるいは明らかになった)この4月。

世界の終わりという表現は極端でも、そのような変化の兆しが突然やってくるのかもしれないような気分も否定できない私です。




血の月も時期を同じくして登場

そういえば、「4月の中旬」といえば、先週の記事、

赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった
 2014年04月06日

で、ご紹介した「今年から来年にかけて4回連続で起こる皆既月食」の最初の皆既月食が、まさに4月の中旬の「 4月 15日」だったことを、今日の CNN の「15日に皆既月食、全米で「赤銅色の月」観測へ」という記事で思い出しました。

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▲ 2014年4月5日のロシア・トゥデイ 'Blood moon' rising: Total lunar eclipse on April 14-15, first in rare series より

CNN によれば、


皆既月食では地球の陰に隠れた月が砂漠の夕日のような赤銅色に見えることが多く、「血の月」とも呼ばれてきた。

皆既月食が4回連続する「テトラッド」という現象は、21世紀中に何回か予測されるが、19世紀以前には300年間まったくみられない時期もあった。




ということで、やはり珍しい現象ではあるようです。

血の月の出現と共に始まるのはどんなことなのでしょうかね。

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2014年04月12日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





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▲ 2014年4月10日のウォールストリート・ジャーナルより。




インターネット世界に起きていたカタストロフ

最近はよく眠ることのできる日々が続いていたのですが、昨晩、というより少し前の夜中、頭の中で「ガガガガガ」みたいなノイズの音が走り気分の悪い目覚めをしてしまって、そのまま起きてインターネットを見ていましたら、数日前に「とんでもないこと」が発覚していたことがわかりました。

あまり悠長に書いている感じでもないですので、手短に書きますと、これまで盤石と考えられていた、インターネット上の「暗号化技術」に重大なバグ(欠陥)があったということなのです。

つまり、現在、

世界中のインターネット上で、たとえぱパスワードなどを含む暗号化された文字列の多くが丸見えになっている可能性がある

ということなのです。

今、IT 系のサイトのほぼすべてでニュースとなっていますので、素人の私が説明するより、それらの記事から抜粋します。詳細については下のそれぞれの記事などをお読み下さい。

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▲ 2014年4月10日のギズモード・ジャパン「ネット史上最大級のバグ発見。カナダは確定申告を緊急停止、危険度は10段階の11?」。



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▲ 2014年4月11日のアスキー「ウェブを襲った最悪のセキュリティ災害「Heartbleed」から自分の身を守る方法」。


あるいは「 Heartbleed 脆弱性」などで、検索すると数多く出てきます。


まず、どういう問題なのかということを、ギズモード・ジャパンの記事の冒頭から抜粋させていただきます。


サイトでクレジットカード番号入力しても鍵がかかるから大丈夫、という過去15年ぐらいの安心感を根底から覆すバグが検出され、世界各地でサイト管理者を震え上がらせています。

それに伴い、カナダ政府は確定申告のサービスを緊急閉鎖しました。この件に関して、セキュリティの専門家Bruce Schneier氏は「壊滅的。10段階評価で考えると、これは11レベル」と青筋立てて叫んでいます。

このように一国の公共サービスも停止させる重大なバグの名前は「Heartbleed」。血を吹く心臓という意味です。




そして、この何が問題なのかというと、ギズモードの記事の続きです。


例えばユーザーがメールアカウントにログインする際に攻撃者に秘密の握手を見られてしまうと、中の個人情報もその人に見られてしまいます。ユーザーネーム、パスワードはもちろん、覗かれた時に何かの決済をしてたら、クレジットカード情報も全部筒抜けです。

もっと怖いのは、個人情報を預かってるサイト側がどう身分証明してるのかも見られてしまうこと。過去の決済を覗き見したり、サイトに入力した内容の傍受などやりたい放題です。




ということになってしまっているのです。

もちろん、大手サイトでは急ピッチで対策を進めているところが多いですが、しかし、現段階では多くのサイトで対処されていないと考えられます。

個人での対処としてできることとしては、まずは、アスキーに書かれてある下の通りのことです。


パスワードを変更する

プロからのアドバイスとして、まず直ちにパスワードを変更し、影響を受けたサイトが Heartbleed バグに対応した後で、再びパスワードを変更してほしい。




また、ネットエージェント社が、「 Heartbleed 脆弱性検査」という脆弱性の有無をホスト名の入力で判別できる無料サービスサイトを無償で公開しています。

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ただ、こういうものは、私もそうですが、ネットに詳しくない場合、使い方や結果の閲覧がわかりにくい部分もありますので、状況や報道を見ながら、パスワードを変更していくというのが最もよいかと思います。


ギズモードによれば、


幸い決済の大手は大丈夫です。



とありますので、日本の場合でも、多分、大手ポータルサイト、銀行、証券、ショッピングサイト、決済サイトなどは大丈夫だと思うのですが・・・・・。


なお、4月12日の午前の段階で、「パスワードの変更が推奨されるサイトの一覧」が、ギズモード・ジャパンの記事に掲載されています。フェイスブックも対象となっています。


また、英語のサイトですが、 heartbleed-masstest / top1000.txt のページに、脆弱性がある方式を採用しているサイトのリストがあります。

ここにある「vulnerable」が、「脆弱性あり(攻撃されやすい)」ということになりますので、参考になるかもしれません。

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順次、対処されていくと思いますので、とりあえず、私たちが現時点で行えることは、特にカード番号や個人情報などが登録されているサイトなどのパスワードを即刻変更することだと思います。

他には個人では対処のしようがありません。


そして、アスキーの記事にはこのように書かれています。


これはまだ始まりにすぎない。実際にどのサイトが悪用されたかを知ることができないため、もしユーザーが被害にあっていたとしても、それに気付くのは取り返しがつかなくなってからとなる。

さらに、攻撃者が過去数年にわたって被害者の暗号化されたウェブ・トラフィックを記録していたとすれば、彼らはそれを過去に遡って解読することができてしまう。Heartbleed に関してはまだ謎が多く、将来的な被害も読めていない。

そのためセキュリティーの専門家で暗号技術のベテランでもあるブルース・シュナイアーは、このバグが「壊滅的」であると言っており、「危険度を1〜10の10段階で示すとしたら、11だ」と警告している。




この先、今回の脆弱性を利用した被害の全貌が明らかになるまでの時間がどのくらいかかるかはわからないですが、ギズモード・ジャパンに書かれてあるように、


ひょっとすると今回の脆弱性の被害は未曾有の規模かもしれませんね。



という可能性も高いと思います。


何しろ、誰もが盤石だと信じていたインターネットのセキュリティ神話のひとつがほぼ完全に崩壊したのですから。


2年くらい前の、

地球文明を破壊する威力を持つウイルス「フレーム」が歩き始めた
 2012年06月10日

という記事で、ロシアのセキュリティ会社の社長であるカペルスキー氏の言葉を載せたことがありました。

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今回の問題は、ウイルスとは関係ないのですが、危険性の種類の問題は別として、カペルスキー氏の下の言葉を思い出します。


「残念ながら世界にはまだこのような攻撃から完全に身を守る手段がない」


今回の問題は、個人では積極的な対策がなく、パスワードを変更する他は、ログイン履歴をまめにチェックするとか、クレジットカードの利用状況を確認するくらいしかなさそうです。そして何より、企業でネットを管理されている方は迅速に対処されるべきだと思われます。

なお、このような騒動の時には、騒動を利用した「悪質な迷惑メール」が出回りやすいです。

実際に、IT media の「OpenSSLの Heartbleed 脆弱性に便乗攻撃、陰謀説や政府機関利用説も」という記事に、


米SANS Internet Storm Centerは4月10日、正規の業者を装って、エンドユーザーにパスワードの変更を促すリンク付きの詐欺メールが出回っていると伝えた。こうしたメールのリンクを不用意にクリックすると、マルウェアに感染したり、だまされて入力したパスワードなどの情報を盗まれたりする恐れがある。



というようなことが起きていることを伝えています。「このリンクをクリックしてしてバスワードを変更して下さい」というたぐいのメールにはご注意下さい

今回の問題は、冗談ではなく、インターネットに依存している社会にとっての明確なカタストロフです。しかし、パニックになっても仕方なく(どうなっていくのかがわからない問題なので)、できそうなことをやっていくしかなさそうです。

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2014年04月11日



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再びカリフォルニアに出現したリュウグウノツカイ

正確な日付けはわからないのですが、4月 8日前後に、メキシコのバハ・カリフォルニア州にあるラ・パズというビーチリゾートで、「海岸線ギリギリの浅瀬をリュウグウノツカイが泳いでいる光景」が撮影されました。

動画も後で載せますが、下の丸で囲んだものがリュウグウノツカイです。

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驚いた現場にいた人たちはすぐに「ビデオを撮って」と叫び、水中を泳ぐリュウグウノツカイを撮影します。それが下の光景です。水面ギリギリのところを泳いでいるのがおわかりかと思います。

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リュウグウノツカイの写真は死亡したものなどを含めて、それなりに見ましたが、このように浅瀬のビーチを泳いでいる光景を見たのはこれが初めてでしたので、それなりに驚きました。

下がその動画です。

ビーチリゾートの浅瀬で泳ぐリュウグウノツカイ




人々の「オーマイゴッド!」というフレーズが聞かれます。


さらに、西海岸の別の場所でもリュウグウノツカイが発見されたことが報道されていました。

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▲ 2014年4月8日にアップされた YouTube Rare oarfish sighting より。



カリフォルニアでのリュウグウノツカイといえば、昨年の10月13日に体長5.5メートルのものが打ち上げられています。写真などは、 2013年10月16日の地球の記録「カリフォルニアの海岸近くで体長 5.5メートルの巨大リュウグウノツカイが発見される」などにあります。


もっとも、昨年のリュウグウノツカイの出現の本場といえば、日本で、昨年の高知県で「 80 匹以上」のリュウグウノツカイを含む深海魚が定置網にかかっています。

下は昨年の産経ニュースからの抜粋です。


リュウグウノツカイ、サケガシラ 室戸沖で深海魚多数かかる 大地震の前触れ!?
産経ニュース 2013.09.04

高知県の室戸岬沖の定置網で、7月と8月に多くの深海魚が捕獲された。専門家によると夏に深海魚が見つかるのは珍しく、地元漁師らも異変に首をかしげている。

いずれも室戸市の地元漁師が深さ約70メートル付近に仕掛けた定置網で、4回の漁で計81匹がかかった。NPO法人が調査し、カウントしている。通常は年に1回ぐらい、数匹かかる程度という。




深海魚であるリュウグウノツカイは基本的に浅瀬には来ないのですが、最近多く浅瀬に来る理由についての推測として、記事の後半に魚類分類学が専門の瀬能宏さんという方のコメントがあるのですが、その中に以下の言葉があります。


「深層から海流が湧き上がったためでは」


これで思い出したキーワードが、

深層から

湧き上がる

のふたつでした。

そして、昨年からアメリカでリュウグウノツカイが出現しているのが西海岸だけだということが、そのキーワードと関係していることに気づきました。




カリフォルニア沖の海底から大量のメタンが噴出している事実

昨年の3月2に、

アメリカ大陸周辺で何が起きようとしているのか(1) : ロサンゼルス沿岸のプレート境界の海底から大量に噴出するメタン
 2013年03月08日

という記事を書いたことがあります。

それは、アメリカでの「サンアンドレアス断層のあるロサンゼルス沖から大量のメタンが噴出していることがわかった」という報道をご紹介したものでした。アメリカの KTLA という地方局の以下のような短い報道でした。


サンタモニカの悪臭の原因は海底から噴出しているメタンが原因の可能性
KTLA 2013.03.04

ロサンゼルス当局は、サンタモニカに漂う悪臭の原因は、海からのメタンの大量放出によって引き起こされたと推定している。

サンタモニカの火災防護チームがサンビセンテ近くの沖で測定した結果、海中に大量のメタンを発見した。当局は、最近の水温の変化は、海面の下でメタンが放出されたことによってプランクトンや藻類の大量発生が引き起こされたものによるかもしれないと語った。

メタンガスは地殻プレートが移動したことによる地質現象によって噴出されている可能性も考えられるという。




報道の最後に、


メタンガスは地殻プレートが移動したことによる地質現象によって噴出されている可能性も考えられるという。



とあることと、最近のカリフォルニア周辺でのリュウグウノツカイの出現の関係を考えるのは、単純すぎる話ではあるかもしれないですが、つい最近も、

「地質の憂鬱」の中にいるアメリカ : 全土で多発する地震の中、イエローストーン火山で過去 30年来で最大のマグニチュードの地震が発生した日
 2014年03月31日

という記事で、アメリカの西海岸で地震が多く起きていることを書いています。

他にも、この1年ほどのアメリカの周辺の海ではいろいろなことが起きています。


2013年にアメリカの海岸近くで起きたいくつかのこと

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▲ 2013年3月8日の記事「アメリカ大陸周辺で何が起きようとしているのか : ロサンゼルス沿岸のプレート境界の海底から大量に噴出するメタン」より。


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▲ 2013年12月2日の記事「東の海ではイルカの大量死、西の海ではザトウクジラの狂乱の渦中にあるアメリカ」などより。


それらには原因がわかっているものも、まったくわからないものもありますが、それらが、もし、

サンアンドレアス断層の異変

というものに結びつくとすると、厄介な話ではありそうです。




サンアンドレアス断層とは

このサンアンドレアス断層というのは、アメリカ西海岸に 1,300キロメートルにわたって続く巨大な断層のことで、下の2つの矢印の間のラインのあたりです。

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▲ サンアンドレアス断層。


この場所は、マグニチュード 8.7から 9.2と推定される、アメリカ大陸の過去数百年の中で最大の地震を起こしたとされている場所です。それは、西暦 1700年のことでした。まだアメリカ合衆国がなかった時代のできごとでした。

これに関連して、過去記事の、

想定よりはるかに巨大だったことがわかったイエローストーン。そして、サンアンドレアス断層での壊滅的な大地震の警告報道が相次ぐアメリカの未来
 2013年12月13日

の中で、アメリカ CBS テレビの報道について、以下のように記しています。


「もし」ですが、仮に現在、また、 1700年と同じようなサンアンドレアス断層の地震が起きた場合、それはもう CBS の報道にあるように「アメリカ西海岸の文明自体が消えてしまう」 というようなことになる可能性はあるようです。

建物が崩壊したり、津波での人的被害はもちろんなのですが、アメリカでは多くの主要なインフラが地下にあり、たとえば、 CBS の記事には、

世界とアメリカの通信をつなぐ光ファイバーの3分の2はサンアンドレアス断層を横断している

アメリカの天然ガスのパイプラインはサンアンドレアス断層を横断している

とあり、このようなことだけでも、「文明が消滅する」というような意味合いは少しわかるような気がします。




とあり、サンアンドレアス断層での大地震は、アメリカ合衆国という国家で想定できる自然災害としては最大のもののひとつというそうです。

ここで思い出すのは、2012年「 911 」に起きた「カリフォルニアの異臭騒動」です。




カリフォルニアで異臭が起きると、群発地震が発生する

これは以下の記事でご紹介した出来事でした。

赤く染まるユーラシア大陸最大の川と、カリフォルニアの周囲 100キロに漂う「 9月11日の腐臭」
 2012年09月12日

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▲ 2012年9月10日のロサンゼルス・タイムズの記事 Rotten smell reeks havoc across Southern California をご紹介したもの。画像は、テレビ局 KTLA5 からのものです。


その後、この異臭の原因は、カリフォルニア州にあるメッカという町(アメリカに「メッカ」という町があるのです)にあるソルトン湖からのものと報道されたのですが、私はやや疑っていました。

そのあたりは、

カリフォルニアの異臭は「アメリカのメッカ」から放たれたものか、あるいは違うのか
 2012年09月13日

という記事にありますが、「風の方向と、異臭が漂っていた範囲とソルトン湖の位置関係に整合性がない」と思ったのです。

結果として、その後、さきほど書きましたように、カリフォルニア沿岸の海底から大量のメタンが噴出していることがわかり、2012年9月の異臭も、このメタンの噴出と関係している可能性があると思われます。

そして、異臭騒動の2週間前、カリフォルニアでは尋常ではない数の群発地震が起きていました

下の表は群発地震が始まった 2012年 8月 26日の「たった1日」のマグニチュード 2.5以上の地震のデータの一部です。

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この規模の地震が「数分おきに発生していた」もので、アメリカ地質調査所のリアルタイム地震サイトには、上の何倍もの地震のデータが並びました。


そして、今、アメリカ西海岸はまた群発地震が起きています。

余震が 100回を越えた米国ロサンゼルスの地震は「サンアンドレアス断層」を刺激したかもしれないと専門家たちはいう
 地球の記録 2014年03月30日

今回のリュウグウノツカイの出現との関係はともかくとしても、ロサンゼルス・タイムズ は、3月 29日にロサンゼルスで起きたマグニチュード 5.1の地震について、その発生場所から、

「この地震はサンアンドレアス断層を刺激したかもしれない」

という専門家のコメントを載せています。

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▲ 2014年3月26日のロサンゼルスの地震の震源とサンアンドレアス断層の位置関係。


ここにきて、2012年頃から現在に至るまでアメリカの西海岸などで起き続けている「不思議な現象」だと思っていた様々な出来事が、

ひとつのライン上で繋がってきたかもしれない

と感じます。

そして、それらの関係のなさそうなそれぞれの出来事は、太平洋での海底の異変を示しているということなのかもしれませんし、あるいはまったく違う何らかの変動の予兆なのかもしれません。

現時点では、予測も何もできるような段階ではないですが、これからも海の異変が続くような場合だと、さすがに気になります。

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2014年04月10日



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▲ 男性のY染色体の消滅について記した今から5年前の 2009年5月21日の英国テレグラフ Men on road to extinction より。これは今回の話と直接関係あるわけではありませんが、多少関係する概念が出てきます。




地磁気と女性の成長のグラフから見る「地磁気が消滅した時の女性」

またしても、前田担さんの名著『生物は磁気を感じるか』にあったグラフの話から始まるのですが、その中に、まったく驚愕すべき、ひとつのグラフがあることを私は今まで見逃していました。

ノルウェーで 1932年から 1960年までとられた下の統計グラフです。

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なんと、「地磁気の減少と共に、女性の初潮年齢が下がっていた」ということがわかったのでした。

もちろん、著者の前田担さんは、「地磁気以外の因子が影響していることがあるかもしれないことも否定し切れない」と書かれていますが、この章では、たとえば、スウェーデンの 1930年から 1958年までの「地磁気と子どもの身長の発育度の連動」についてが書かれてあったりするのですが、何よりも、

そもそも女性の月経周期とその長さ自体が地磁気活動に依存している

ということは、この書が記された 1980年の時点でも大量のデータで明らかになっていたとのことで、さらに、

出産にも地磁気が影響している

というデータも存在します。

これは具体的には 8000人の妊婦さんたちを対象にデータをとったそうですが、地磁気活動が高い時間帯には出産が多く、出産の1日のリズムの曲線と地磁気変化の曲線とは、「ほぼ6時間ずらせば一致する」ことが示されたのだそう。

つまり、地磁気の効果が「6時間後に母体に影響する」という興味深いデータとなっているのですが、その理由はわかっていません。


さて・・・・・。


ここまではあくまで前振りなのです。

ここまでは、最近よく書いていました「人間は磁場に影響を受ける」という話の流れとしては驚くべきようなものではないと思うのですけれど、冒頭のノルウェーの統計を思い出しながら、過去記事の次のグラフをご覧になっていただきたいのです。

1880年から2000年までの地球の地磁気の強度変化

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▲ 2012年10月18日の記事「ドイツの科学研究法人が「急速なポールシフトと気候変動と超巨大火山の噴火が同時に発生していた」ことを証明」より。


そうなのです。

地球の地磁気というのは、この100年間以上にわたり一貫して減少し続けているのです。それどころか、後述しますが、将来的には「地磁気が消滅する」ことが確定しています。

そして、もう一度、ノルウェーで統計がとられた上のグラフ。

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「このまま連動し続けたら、どうなっちゃうの?」という考えから今回の記事を書いていますが、上のグラフの変化は、「たった 32年間」での人間の体の変化としてはものすごいと私は思います。

もちろん、先にも書きましたように、これには他の要素が絡んでいる可能性もあるわけですが、しかし、『生物は磁気を感じるか』の、このセクションに示される、大量の「人間の成長と地磁気の関連性」を示すデータを見ると、仮に他の因子があったとにしても、それと同時に地磁気も大きく関係しているはずだと思います。

そしてですね。

先に記しましたけれど、現在の予測では、

将来的には地球には地磁気がなくなっちゃう

のです。

上の「 1880年から 2000年までの地球の地磁気の強度変化」のグラフは、もともとは、秋田大学工学資源学部ウェブサイトの「渡り鳥が飛べなくなる日!  地球の磁場強度が少しずつ減少している」という 2004年の記事にあったものです。

そのページは今はなくなっていますが、過去記事の、

米国フロリダのタンパ国際空港が磁極の移動(ポールシフト)の影響で滑走路の閉鎖へ
 2011年01月08日

という記事に抜粋させていただいています。

上の地磁気のグラフは、このように説明されています。


地磁気はN極とS極がペアーになった双極子(そうきょくし)が主な成分です。この双極子の大きさの1990年から2005年までの変化を図に示しました。

少しずつ減少していることがわかります。この減少傾向がそのまま続くと、下の図に示すように西暦3525年には地磁気の強さはゼロになってしまいます。




とあり、その「下の図」とはこちらです。

magnetism-zero.gif

▲ こちらでいくつか文字を入れています。


この「渡り鳥が飛べなくなる日」というページは、下のような文章で締めくくられています。


実は過去の地磁気は何度もN極とS極が入れかわっているのです。しかも、磁極が入れかわるときに地磁気の強度はゼロになるとの予想があります。

地磁気の減少は磁場逆転の前触れかもしれません。 地磁気がなくなると、影響を受けるのは鳥だけではありません。私たち人間にも大きな影響があります。

単に北方向がわからないだけと簡単に考えてはいけません。今まで地球磁場が食い止めていた宇宙線が直接降り注いで人類は危機に直面することになります。目には見えない地磁気ですが、私たち、そして鳥たちにはなくてはならない存在なのです。




そして、さらに書きますと、

地磁気の減少は「加速」している

と考えられます。

なぜなら、地球の磁極の移動、つまり磁極のポールシフトが加速し続けているからです。

すでに4年ほど前の記事ですが、

加速するポールシフト: この100年間での極の移動の距離はすでに1100キロに
 2010年10月09日

というものの中で、 Modern Survival Blog という米国サイトからの記事を引用していますが、そこにはこのようにあります。


北の磁場の位置が最初に確認されたのは 1831年で、2001年の測定まで定期的におこなわれてきた。

その 1831年から 2001年の間に、極は驚くべきことに 1,100キロメートル移動している。特に、1970年以降は急速に早く移動しており、毎年 10キロだったものが、1970年からは約4倍の毎年 40キロずつの移動が確認されている。

1831年から2001年まで1100キロメートル移動している北の磁極

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ということで、非常に加速度的に磁極の移動が早まっているのです。

そして、不思議なのは、1831年から計測が行われてきたこの「磁極の移動」の観測は、2001年以降おこなわれていません。

なぜ行わないのか理由はわからず、何となく、こう変な勘ぐりもしたくなるところなのですが、いずれにしても、この 12年間は(観測はされているのかもしれないですが)データは公表されていないと思われますので、現在の磁極の移動がどのよわうなことになっているのかはわかりません。

しかし、加速しているもののスピードが止まるというような感じもせず、急速な磁極の移動と「地磁気の急速な減少」は進んでいるものと思われます。

そもそも、「磁場を作り出す親分」とも言える太陽が、

奇妙な太陽のポールシフトは太陽系全体に影響を与えるか?: 国立天文台が発表した「4極化する太陽磁場」
 2012年04月21日

などに書いたことがありますように、異常な状態に陥って、もう2年になります。

20120419-solar-polar.jpg

▲ 上の記事より。


私は上の記事の中に、


最近、地球では戦争紛争をはじめ、かつてなかったような犯罪、動物や植物の変化、そして、海の生き物の大量死などが増加しているように感じますが、そういうニュースもできるだけご紹介したいと思います。

なぜなら、太陽活動は、地球上のすべての生命の活動と関係していると考えているからです。

私個人は、3年くらい前から、地球の上の人間(行動と心情)と動植物の動き、あるいは地殻活動や気候も含めての大きな部分が、「太陽活動に支配されている」と考えている人ですので、太陽の状態を推測する上で、地球上の変化を見ることは大事だと思っています。




と書いていますが、「女性の初潮と地磁気の関係」まで知ることになりました。

ちなみに、他の国の傾向はどうかと調べてみましたら、大阪大学大学院人間科学研究科の比較発達心理学研究室が 2011年にリリースした資料の中に以下のデータがありました。

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▲ 大阪大学大学院人間科学研究科「発達加速現象の研究」より。


1860年からのデータとなると、次第に住環境や食生活の環境が良くなっていった時代でもあり、栄養や生活環境の要素が大きく影響しているのだろうとは思いますが、しかし、ふと冷静に考えてみると、「栄養環境や生活要素はそんなに影響するだろうか」ということも感じないではないです。

たとえば、住宅環境や食事の環境が良好とは言えないアフリカやアジアの一部では、むしろ出産人口が増え続けていたりすることを考えると、「快適な生活と初潮年齢が関係あるとも思えない」というような気もしないでもないです。


それはともかくとして、私はノルウェーの資料を見て、

地磁気がゼロになった世界の中での女性

ということを考えてしまいます。

さらに初潮の時期が早まるという考え方はあまり合理的には思えません。それより、むしろ「現在の受胎システムが消滅していく」という方向を思います。

ここで、私は過去のふたつの記事を思い出しました。





新しい時代の人類の生殖

ひとつは、「女性の単為生殖(女性ひとりで受胎・妊娠すること)の可能性」について記しました、

光で語り合う自分の細胞と他人の細胞。そして、人間は「生きているだけで永遠を体現している」ことをはじめて知った日
 2013年12月23日

という記事で、これはもともと、「米国女性200人のうちの1人は「処女懐胎」しているという調査結果」を報道した英国のインディペンデントの記事を翻訳紹介しました記事を書いたあとの続きとして書いたものです。

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▲ 2013年12月18日の英国インディペンデント America's 'virgin births'? One in 200 mothers 'became pregnant without having sex' より。


その後に、私は、ドイツ人女性のマリアンネ・ヴェックスさんという方が書いた『処女懐胎の秘密』という書籍を知り、それを読んで、いろいろな思いが浮かび、それを記したものです。

特に、1960年代から解明され初めていた「細胞から出ている光線が他人の細胞に細胞分裂をおこさせることができることがわかった」ことから想起させられる、

「光による受精」

という可能性に言及したセクションには大変感銘したものです。

単為生殖という問題を越えて、「肉体的な接触がなくとも妊娠する可能性」が、少なくとも、多少の現実性はそこにあるということでした。



それがトンデモ扱いでも奇跡でも未来には必要なものだから

私自身は単為生殖にしても、あるいは、光による受精などの概念が、キワモノ扱いされている背景にこそ「陰謀論」を当てはめたい部分はあります。

何千年も昔から植え付けられ続けてきた誤った意識と見識。

これは松果体などの機能などについても言えることでしょうけれど、人間の存在を矮小化することは、この地球の最大の陰謀だと私は思っています。他は大したものではないはずです。

でも、そのことは女性自身が「気づき」を持つべきだとも私は思っています。

何千年前という古代から「巧みに仕掛けられた思想の呪縛」から解放されることで、どんなに不可能に見えることでも、それを起こすことができると考えることは、そんなに子どもじみたことでもないようにも思うのです。

後述しますが、未来には男性はこの世に存在しなくなる可能性は、やはり強いのですから。

昔、クレアの記事に、



女性は、今すでに、男性「性」システムの社会が作り上げた男女の在り方の理想像の矛盾と違和感に気づき始めている。



というようなことを書いたことがありますが、もっともっと気づけば、その時にはじめて社会が本質的に変わる準備が出来るということになると思います。

「社会が本質的に変わる準備」というのは何の準備かというと、「男性のいない地球を迎える」ことに対しての準備です。




地球から男性が減少していくと思われる理由

これはひとつは、

生物学的にはすでに消滅が「確定」している男性の染色体
 2011年03月20日

という記事でふれたこともありますが、オーストラリア国立大学の教授の、「Y染色体は消えつつあり、500万年以内に消滅してしまう可能性がある」という説が、全世界のメディアで報じられました。

冒頭に貼りました記事はそういう中のひとつですが、そのジェニファー・グレイヴスという教授は、


「オスであるために必要なY染色体だが、3億年前にはY染色体上には約 1400個あった遺伝子が、現在では45個にまで減っている。この勢いだと 500万年ほどでY染色体上の遺伝子はなくなるだろう。Y染色体は消えつつある。問題は、消えたあとに何が起きるのかだ」




というようなことを言っています。

これは 2009年の NHK スペシャルで「女と男 最新科学が読み解く性 男が消える? 人類も消える?」というタイトルで放映されたほど、当時は話題になったものでした。

もちろん、この意見には異論もある一方で、

「明日、Y染色体が消えても不思議ではない」

という人もいます。

ちなみに、私はこの「Y染色体の減少」は「人類の進化のステップのひとつ」と位置づけていますが、それは長くなるので、ここではふれません。

ご興味のある方は、2011年のクレアなひとときの「人類の未来(0): Y染色体の挑戦」という記事をお読みいただければ幸いです。




ストレスの過大な社会下では「男性は生まれにくい」という事実

そして、もうひとつ今回思い出したのが、

X染色体の地球 : 人類は滅亡を感じると女性を多く生き残らせようとする
 2013年08月06日

という過去記事でした。

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▲ 2013年8月4日の ニューサイエンティスト More girls born in Japan after quake skews sex ratio より。


これは、カリフォルニア大学の研究チームが調査した「 2011年の震災後の日本での出産調査に出た男女の出産比率の偏り」の報道記事をご紹介したものですが、他の様々な過去のデータも含めて、示す事実は、


過度のストレス(大きな災害、世界的な経済問題、社会的混乱など)の中では「男の子の出生率が減る」



という事実でした。

この原因は確定しているわけではないですが、テストステロンという「お腹の中で赤ちゃんが男性化していくホルモン」が関係しているのではないかということです。

つまり、

極端な混乱と変化の世の中では男性は減る

ということになるようです。


そして、これからの世の中。
どのようになると皆様は思われますか?

安定していて、大災害も大戦争も、経済的な問題も全くないストレスのないような社会となっていくと思われるでしょうか?

それとも、その逆でしょうか。

それはどちらかわからないですけれど、上に書きました

・大きな災害
・世界的な経済問題
・社会的混乱


はその根本的原因は「太陽にあるかもしれない」ということも事実で、太陽と地球と人類の三位一体が作り出していく「未来の地球」とはどんなものかが、曖昧ながら見えてきたような気もしないでもないと言えなくもないような気がします(曖昧だな、おい)。

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2014年04月09日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。







これまで無視されていたのに、やけに大きく報道される火星の光

最近、下のようなタイトルのニュースが各国の比較的大きなメディアで相次いで報道されました。

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▲ 2014年4月8日の米国 Epoch Times Artificial Light on Mars? Alien Beacon? より。


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▲ 2014年4月9日のロシアのイタル・タス通信より。


上の報道写真ではよくわからないですが、下のような感じのものが写っていたという内容です。

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このことに少しふれたいと思ったのは、この「火星の光」そのものに興味があるというより、最近書きました、

ミスター・スノーデンが示唆する米英政府機関の「 UFO での大衆マインドコントロール作戦」
 2014年03月19日

という記事や、

この世界の正体 : 世界銀行元上級職員カレン・ヒューズさんが語る「地球のお金と宗教をコントロールする"人類ではない種族"」
 2014年04月03日

などを記している時に、「今年は UFO やエイリアンという言葉が今まで以上に、メディアに多く登場するのだろうなあ」と感じたということもあります。

今回の火星の光も、それほど巨大な光というわけでもなく、しかも、火星の光は今までも何度かありました。今までならこの程度のことなら、上のふたつのメディアで取り上げていたかどうか微妙な気がします。

とりあえず、上のエポック・タイムズの記事をご紹介します。


NASA の写真:火星に人工的な光? エイリアンの信号?

火星の表面を走査しているローバー・キュリオシティが、人工的な光がフラッシュしているかのように見える写真を撮影した。


先週撮影されたこの写真は、世界中の UFO 愛好家たちの間で話題となっている。

天文学サイトのある管理人は、これは「宇宙線」だという。地球上では大気によってブロックされている空間の素粒子が、このような場所ではカメラに干渉することがあると述べる。

国際宇宙ステーションの宇宙飛行士ドン・ペティット( Don Pettit )は、彼自身のブログ上で、宇宙線からの点滅を見ることについて以下のように記している。

「宇宙ではそこには存在しないものを見ます。私の目の前で、光り輝きながら踊る妖精のようにフラッシュする微妙な光が見えるようになるのです。それは通常の仕事の中では見落としがちですが、眠くなり、まぶたが垂れてきた時など、そこで光を点滅させる妖精が眼窩で踊り出すのです」

NASA は、まだこのフラッシュについての声明を発表していない。




ここまでですが、この記事に出てくる「光り輝きながら踊る妖精」という素敵な発言をしている、国際宇宙ステーションの宇宙飛行士ドン・ペティットさんは、過去記事、

宇宙空間に「強烈な匂い」が漂っていることを知った日: 「それは焼けたステーキと金属の匂い」と語る NASA の宇宙飛行士たち
 2012年07月24日

にもご登場された方です。

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▲ 宇宙の匂いについて語るドン・ペティット飛行士。


宇宙空間には「強烈な匂い」が漂っていて、その匂いのすごさは機材や宇宙服にも染みつくほどのものだそう。その匂いは宇宙飛行士たち全員が「一度嗅いだら忘れられない」と言うほどのもので、そして、「悪臭系」なんですね。

宇宙飛行士たちの口から出て来る言葉としては下のようなものがあります。

アジア料理の香辛料
ガソリン
汗をかいた足の匂い
体臭
マニキュア取りの薬剤
シチュー
ステーキ
チキン料理
金属


これらが混じったようなものだそうで、宇宙空間というのは「匂いのほうでも」想像を絶する場所みたいです。


話がそれましたが、記事では、天文学ブログの人の「宇宙線がカメラに干渉したのだろう」とする意見が書かれていますが、まあ、それはそれでいいとして、しかしそれなら、もっと光が写っている火星の写真、あるいは月の写真がたくさんあってもいいようには思います。

私が知る限りですが「火星の表面に白い光が写っていた写真」は数枚くらいだと思います。

過去の火星のフラッシュのいくつか

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▲ 火星探査機オポチュニティが撮影した光のようなもの。2013年3月25日の地球の記録より。


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▲ 2013年4月11日の地球の記録より。


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▲ NASA ローバー・オポチュニティのギャラリー Sol 123 より。


いずれも、 NASA は特に説明してくれてはいませんので、宇宙線がカメラに干渉しているものかもしれないですし、あるいは、エポック・タイムズのタイトルのように「エイリアンの信号」なのかもしれないですし、それは私にはわかりません。




イタルタス通信の火星写真の地表のほうが気になる

それより、「火星」となると、たとえば、過去記事「自分の視覚に素直な気持ちで火星を見てみる」などにありますように、私は火星の上で「何となく気になるところ」を見つけた場合は「拡大して見てみる」というのが習慣のようになっています。

今回、トップに貼りましたうちのロシアのイタルタス通信の表紙の写真を見ているうちに、「このあたりが気になる・・・」という部分がいくつもあり、拡大したりしていました。

2、3点だけ載せてみます。

あくまで書いておきますが、どれも「岩か砂か、あるいは影」ですので、「それ以外の何かである」というようなことは思わずにいてくださると幸いです

下は今回の光が写った場所のカラー画像です。
この写真には光のほうは写っていません。

下の四角で囲んだあたりを拡大すると、いろいろな形のものがあることが気になります。

m-5.jpg


特に黒いものの横に転がっているものなどは下のような形をしていて、何か、いろいろなものを想起させます。

m-bird.jpg


あと、上の丸いところをさらに拡大すると、随所にパイプというか、排気筒というか、そういう感じの「規則正しく穴の開いた岩」がたくさんあります。

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各所に同じように並んだ穴が見受けられます。


最近は火星にそれほど楽しそうなものがあるとも思えない部分もありますけれど、それでも、たとえば、過去記事の、

NASA の火星無人探査計画が無駄な理由: 1976年にバイキングがおこなった火星地表の質量分析から 36年経って進化しない観念
 2012年08月12日

の中で書きましたように、火星にはバクテリア以上の、地衣類(菌類と藻類からなる共生生物)などの高等な菌類や植物までは存在しているとは確信しています。




妖精はエイリアンより人気がない現状

上でドン・ペティット飛行士が「妖精」という言葉を使っていましたけれど、最近、「妖精」の写真も話題となっています。

英国で5番目の学生数を誇るマンチェスター・メトロポリタン大学の教授であり、同大学のアート、デザインの研究をおこなうマンチェスター研究所( MIRIAD )の所長が、「妖精が実在する証拠となる写真を撮影した」としたことが多くのメディアで報道されていました。

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▲ 2014年4月2日の Manchester Evening News Professor says he has photographic proof fairies are real より。


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▲ その拡大写真。


しかし、この「妖精の報道」に対してのスタンスは、オカルトファンなども冷静で、

「蚊、ブヨ、カゲロウのどれか」

という結論で報道は収束しつつあります(さびしい)。

エイリアンとなると、俄然、議論が盛んになりますが、妖精となると、あまり議論にならないというのが現在の世の中ということなのかもしれません。

私などは「妖精、いいな」と思いますけどね。

ちなみに、写真を撮影したマンチェスター・メトロポリタン大学の教授は、ジョン・ハイアット( John Hyatt )という人なんですけれど、30年くらい前までは、 Three Johns というパンクバンドの方で少しだけ有名だった人です。

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▲ パンクバンド Three Johns の頃。中央がジョン・ハイアット教授。


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▲ 現在のハイアット教授。30年経ってもそんなに変わっていないですね。


妖精の真実のほうはともかくとして、このハイアット教授の年齢の取り方の良さは顔そのものにあらわれている気がしますね。穏やかな顔です。

こういう人なら妖精に会えても不思議ではないのかもしれないですね。

私も変なのが飛んでいるのは見ますけど、妖精とは縁がなさそう。

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2014年04月08日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





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▲ 2014年2月27日の記事「病気の時代 : 太陽活動での地磁気の乱れが誘発するもの。そして「新種」の病気の出現に震え上がるアメリカ国民」より。




まるで太陽のマリオネットだった最近の私

先月記しました日記系の「病院などで1日が終わってしまいました」という記事の中で、眼科での検査で眼圧の異常な高さを指摘され、緑内障の一歩手前であることを言われたというようなことを書いたことがあります。

私の病気のことなどはどうでもいいでしょうから、そのことはともかくとして、このことも太陽と関係していることを今日知りました。

最近よく引用させていただく書籍に、かつての地球物理学の権威であり、京都大学名誉教授だった前田担(ひろし)さんの『生物は磁気を感じるか』(1985年)という太陽ファンと地磁気ファンには、まさに名著中の名著があります。

最近では、冒頭の「病気の時代 : 太陽活動での地磁気の乱れが誘発するもの」という記事で、その著作から「太陽活動(地磁気)と病気の関係」などについてふれたことがありました。

今朝、その『生物は磁気を感じるか』を、またパラパラとめくっていましたところ(私の本の読み方はその時に適当に開いたところを読む方式なので、すべて読み終わるのに場合によっては数年かかります)、下のようなセクションがあったのでした。


『生物は磁気を感じるか』 「緑内障や結石症の発生と関係?」より

ソ連のカチェバンスカヤは 1969年〜 1972年の期間に 140人の緑内障患者の血管透過性を調べ、その状態が明らかに地磁気の乱れに影響されていることを見いだした( 1975年)。

すなわち、地磁気活動度が増大すると、血管透過性は大きく変動し、激しい緑内障発作の数が増大する傾向が見られた。このような眼病や、前述の心臓血管病や精神病から考えられる地磁気活動のメカニズムは、関係する細胞の生体膜の透過性に原因するように思われている。




そしてですね、ここまでの文章の「続き」を読んで、私は苦笑してしまったのでありました。

どういう話かというと、やや尾籠系の話で申し訳ないですが、つい先日、私は「尿道のあたり」に違和感と若干の痛みを感じて、泌尿器科に行ったのです。

年齢的には前立腺の病気などになってもおかしくないこともあり、そこでも、かなりの数の検査となってしまったのですが、検査の途中で看護婦さんが「あら、石が出た」と言ったのです。つまり、深刻な病気ではなく、単なる結石だったのでした。それが尿と共に出たのです。結石というのも初めての経験でした。

さて、そういうことが最近あったということを記しまして、『生物は磁気を感じるか』の上の文章の続きを記します。


『生物は磁気を感じるか』より

腎臓、尿管、膀胱などでの石の形成は大変ありふれたことであり、しかも全世界的な病気(結石症と呼ばれる)である。この病気も他の病気と同じように発生に周期性があり、それが地磁気に関係していることも知られている。

例えば、地磁気活動度が増大(または減少)すると、結石による痛みの発生が減少(または増大)するといわれており、それらの間の相関係数は r=-0.78 と求められている。




というわけで、最近の私が病院にかかったふたつの病気、

・緑内障
・結石


は共に太陽活動と非常に大きな関係があるようです。

何だか太陽の操り人形みたいな3月だったなあ」と思いながら、最近の私が考える病気や、人間の生と死、あるいは老化と太陽の関係を振り返ったりしたのでした。





やはり思う「病気の時代」

現在、西アフリカで「前例のない規模」でエボラ出血熱が拡大しています。

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▲ 2014年4月6日の米国 CBS Ebola breaks out on a scale never seen before より。


このギニアで発生したエボラ出血熱については、3月の中旬に発生してから、状況をわりと頻繁に「地球の記録」に記していますが、上の CBS の報道のように、状況は収束に向かうどころか、さらに深刻化しているようです。

地球の記録の記事は、

ギニアで発生した「死亡率 80パーセント」に迫るエボラ出血熱が周辺国にまで拡大
 2014年03月23日

から、

アフリカのエボラ・ウイルスはギニアからの感染拡大ではなく「同時多発」で発生していた可能性
 2014年04月05日


まで、数度にわたり記事にしています。

何しろ、

死亡率が最大で 90パーセント
予防法(ワクチン)が存在しない
治療法が存在しない


という、現代の感染症の中で最も恐ろしいもののひとつのわけで、それが脅威的なスピードで感染地域を拡大させているとなると、やはりどうしてもある程度は気にもなり、数日おきに各国の報道や国際医療チームの動きを調べたりしています。

エボラ出血熱については、ずいぶん前に古本屋で、リチャード・プレストンという作家が記した『ホット・ゾーン』というノンフィクションを買って読んだことがありますが、「脳、内臓を溶かし、目、鼻、口など、体中の穴という穴から血の滴が滲み出る」というような表現で書かれたそのエボラ出血熱という病気のすさまじさが描かれた迫力のある本でした。

この本も買ってから数年経って、まだ完読していませんが・・・。

ところで、上の記事のうちの 4月 5日の記事の「アフリカのエボラ・ウイルスはギニアからの感染拡大ではなく同時多発で発生していた可能性」という記事でご紹介した内容は、どうやら、このエボラ・ウイルスも「パンスペルミア説」にふれる状況であることを感じさせるものです。

というのも、「接触のない人たち同士が感染している」からです。

ちなみに、エボラ出血熱の 4月 3日までの感染国の状況は下のようになっています。

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▲ 上記の記事より。


最初、ギニアで発生したエボラ出血熱は、すぐに隣国リベリアとシエオラレオネで患者が発生。それが確認された後に、やはりギニアと一部隣接しているセネガルは国境を封鎖しました。

そして、数日後にはマリでも疑いのある患者が出ていて、他にも未確認ながら、いくつかの国で「疑わしい症例」が散見されているようです。

また、西アフリカと企業や政府レベルで人的交流のある国でも「その国へエボラが流入する危険性」を警戒しているようです。特に元領主国で、今でも企業レベルで交流の多いフランスは警戒感を強めているようです。

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▲ 2014年4月4日の Guinee News より。ギニアの公用語はフランス語です。


アフリカの、特に首都から離れた地域の情報は、世界で最も伝わりにくいもののひとつで、実際の状況は多分、誰にもわかっていないのだと思いますが、この広い地域で、「接触する可能性が完全にない人たち同士」が患者となっているという事実は、「エボラ・ウイルスも空からやってきた」ことを伺わせます。




太陽と火山とパンスペルミアのハーモニーは何をもたらすか

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▲ 2013年2月14日の NHK の報道。昨年の日本では風疹の患者の数が異常な規模となりました。なぜ、32倍もの患者数になったのかはわかっていません。


過去記事の、

西暦 541年の東ローマ帝国でのペスト襲来に関してのヨーアンネースの記録
 2012年09月20日

という記事で、西暦 541年から 543年に東ローマ帝国を襲ったペストの状況などを記したことがありました。

この記事は、デイヴィッド・キーズというイギリス人ジャーナリストの『西暦535年の大噴火』という著作をご紹介したもので、その中に、「6世紀のペストの大流行は、気候変動とネズミの発生の科学的統計の見地から噴火と関係があった」という推測が書かれています。

私はパンスペルミア説、つまり宇宙が DNA やアミノ酸などの生命の素材をばらまいているという主張の支持者ですので、基本的には、この6世紀のペストの大流行も、「降ってきた」と考えていたのですが、その後、

ウイルスの流入の繰り返しでDNAの進化をなし得てきた人類をサポートする「宇宙と火山」(1)
 2012年09月23日

という記事を書いた前日に見た「夢」の中で、

病気の流行のキッカケのひとつに火山の噴火もあるのかもしれない

というように思い至りました。
少し抜粋しますと、下のようなことを書いていました。

これはエメラルド・タブレットの「下なるは上なるのごとし、上なるは下なるのごとし」という言葉と対応して書いたものです。


仮にパンスペルミア説のように上(宇宙)からウイルスが地球に来ているとした場合、下、つまり地球の内部からも、火山の噴火によって「何らかの同等の作用」が地上に噴出していると考えられます。

「何らかの同等の作用」と書いたのは、火山の噴火には強烈な「熱」を伴いますので、いわゆる細胞を持つような細菌が生き残って地上に出てくることなどはできないはずです。

しかし、DNA そのものや、あるいは一部のウイルスの遺伝子が持つ RNA (リボ核酸)などが熱で破壊されるものなのかどうかを私は知らないのです。

なので、「何らかの」という曖昧な書き方しかできないのですが、しかし、仮に、噴火で生命に属するものが地下から一切噴出しないとしても、ウイルスを活性化させる何らかの物質が火山で噴出していると考えます。

つまり「病気の流行のキッカケのひとつに火山の噴火がある」と気づいたのです。
これは昨晩寝ている時に気づいたものでした。




しかし、さらにその後、そこに新たに「太陽」が加わってきます。
上の記事の1年以上後の記事、

21世紀も「太陽が暗くなる時」を経験するのか? : 全世界が地獄の様相を呈した6世紀と酷似してきている現在に思う
 2013年07月15日

の中では、

6世紀の世界的な感染症の大流行には太陽活動も関係していたのではないか

とも感じ始めました。

なぜかというと、6世紀のペストや天然痘の大流行は「あまりにも全世界的」であったということと共に、私は最近、著作『生物は磁気を感じるか』を読むことによって、「生物が磁気から受ける影響の大きさ」を知ったことも関係します。

感染症と太陽活動が明確な関連性を持っていることは、たとえば下のようなグラフでも明らかです。

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▲ 赤痢、天然痘、猩紅熱、ポリオのそれぞれの地磁気活動との関係を示した 1971年の研究論文。過去記事「病気の時代 : 太陽活動での地磁気の乱れが誘発するもの。そして「新種」の病気の出現に震え上がるアメリカ国民」より。


ここに至って、最近私は下のように考えるようになりました。


人間の生と死は、あるいは進化も含めて、

太陽活動(地磁気と宇宙線のコントロール)

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火山噴火(地中深くのあらゆる生命と細菌の要素を空中に戻して循環させる)

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パンスペルミア(宇宙から細菌・ウイルスを含む生命の要素を地球にもたらす)

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この3つにより、ほぼすべてが決定されている。



というように考えるようになっています。

最近は「太陽活動が暴動や戦争とも関連している」こともよく書かせていただいていますが、このような形での「死への方向」があり、あるいは、精神や体調不良による直接的な「死への方向」、そして、ウイルスやバクテリアによる、やはり直接的な「死への方向」。

それらの「人間の死への方向」を上の3つがコントロールしている。

当然、死だけではなく「生」も。

あるいは、多分、「進化」も。

進化というのは基本的には、 DNA の変化によって起きるものだと私は考えていますが、今回は、『生物は磁気を感じるか』の興味深い部分を抜粋させていただいて、しめようと思います。

「磁場と老化」の関係です。

人間を含めた「地球の生物の老化」については、ドイツのマックスプランク人口研究所の発表に関しての下の報道をご紹介したことがありますので、ご参照いただければ幸いです。

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▲ 2013年12月12日の過去記事「進化論の崩壊の序曲? : 「なぜ老いるのか」という理由がわからなくなった科学界」より。


実は「なぜ生物が加齢するのか」は、現在の科学ではその基本を説明できないのです。





太陽は磁場によって遺伝子情報にエラーを多発させることで「生命の老化」にも関与している可能性


抜粋する中に「トンネル効果」という言葉が出てきますが、 Wikipedia には、


トンネル効果は、非常に微細な世界にある粒子が、古典的には乗り越えることができないポテンシャル障壁を、量子効果すなわち、時間とエネルギーとの不確定性原理により乗り越えてしまう現象。



とあり、何だかよくわからなく、他にも「ポテンシャル井戸」というわからない用語が出てきますが、わからない言葉を乗り越えられる迫力のある内容です。



『生物は磁気を感じるか』より

1963年、レウディンは陽子のトンネル効果が、生物のある種のプロセスに重要かもしれないことを指摘した。例えば、生物の老化現象は本質的にはトンネル効果に依存し、そのため遺伝子情報にエラーが増えることによるという。

この考えに基づいて、イリノイ大学のマデリン・バーノシーは、外部磁場が DNA の陽子トンネル効果にどんな影響を与えるかについて考察し、磁場はヌクレオチド塩基のエネルギーレベルを変化または分離させ、それによってポテンシャル井戸の深さが変わり、トンネル確率を変え、遺伝暗号の安定性を増大または減少させるのではないかと考えた。

しかし、これを計算によって確かめることは大へんむずかしいので、実験によって調べることになった。




ここからマウスでの実験の説明となり、そして、この科学者の考え通りの結果が出たのです。

つまり、

磁場は生命の老化、あるいは若返りと関係する可能性がある

ということです。

磁場を作り出すものは太陽だけではないにしても、人間を含む地球のすべての生物は太陽からの磁場の影響を最も強く受けていることは間違いありません。

つまり、太陽は「人間が生まれてから死ぬまでのすべてに関与している」ことを知るのでした。私たちは文字通り、「太陽の子」であり、そして、古来から太陽を神として崇めてきたことは科学的にも極めて正しいことだと気づいた日でもありました。

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2014年04月06日



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このことを知ったキッカケは昨日のロシア・トゥディの下の記事を読んだことから始まりまして、気軽な気持ちで調べていましたら、何だか次第におおごとになってきまして、うまくまとめられるかどうかわかりません。

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▲ 2014年4月5日のロシア・トゥデイ 'Blood moon' rising: Total lunar eclipse on April 14-15, first in rare series より。


今回は、最初にこの記事の翻訳を載せたいと思います。



'Blood moon' rising: Total lunar eclipse on April 14-15, first in rare series
RT 2014.04.05

血の月が浮き上がる:4月15日から始まる珍しい皆既月食の連続

今年 4月 14日から 15日にかけて、血の色のように赤く染まった皆既月食が夜空に現れることに対して、科学者たちは興奮しているが、クリスチャンの中には、この世の終わりを怖れている人たちもいる。

この赤い月は 2014年の最初の皆既月食であると同時に、ここから「4回連続する皆既食」の始まりの月食だ。

しかし、キリスト教徒の小さなグループは、これが時代の終わりをもたらす聖書の予言の兆候だとして今後の出来事を説明している。

著作『4つの血の月:何かが変わる方向に向かっている ( Four Blood Moons: Something Is About to Change )』を記した作家のジョン・ハギー氏( John Hagee )は、旧約聖書「ヨエル書」2章11節にある「太陽も月も暗くなり、星も光を失う」という部分を引用している。

また、この聖書の予言の支持者は、 4月15日から始まる4回の皆既食がユダヤ教の重要な祝日である「過越(すぎこし)」と「仮庵の祭り(かりいおのまつり)」の日と一致することを指摘する。

しかし、EarthSky の記者ブルース・マッキュアー( Bruce McClure )とデボラー・バード( Deborah Byrd )は、ユダヤ歴というのは、結局は太陰暦であるので、満月がユダヤ教の重要な祝日と一致することは不思議ではないと述べる。

「過越や仮庵の祭り時期から考えれば、その時に満月となる年もあるだろう。しかし、皮肉なのは、これから4回連続で起きる皆既月食のうち3回はイスラエルにおいては見られないことだ」と彼らは言う。

そして、4回連続して皆既月食が起きること自体は、極めて希というほどの現象ではないという。2001年から 2100年までの 100年間にこの「4回連続して皆既月食が起きた」ことは8度あった。最後に起きたのは 1967年から 1968年にかけてだった。




さてさて、もうまったくわからない言葉が次々と出てきますので、まず、訳しながら調べました「ユダヤ教に関する用語」を記しておきたいと思います。今回重要なのは、記事の中に出てきます、


4月15日から始まる4回の皆既食がユダヤ教の重要な祝日である「過越(すぎこし)」と「仮庵の祭り(かりいおのまつり)」の日と一致することを指摘する。



ということについては、下のようなことになっています。「過越」なんて漢字は、どうやっても「かえつ」と読んでしまう私ですが、「すぎこし」と読むのだそうで、他にも上のユダヤ教の重要祭事について、 Wikipedia などから抜粋します。


過越(すぎこし)
聖書の命令に従って、ユダヤ教では今日でも過越祭を守り行っている。 このユダヤ暦のニサン15日から始まる一週間はペサハと呼ばれるユダヤ教の三大祭りのひとつであり、ほとんどのユダヤ教徒がこれを祝う。






仮庵の祭り(かりいおのまつり)
仮庵の祭りは、過越と七週の祭り(シャブオット)とともにユダヤ教三大祭の一つ。




それぞれがどんな祭事なのかはともかくとしても、この「過越」と「仮庵の祭り」の日は、どちらもユダヤ教において大変に重要な祭事の日であることがわかります。

そのことを前提として、下の図をご覧下さい。 4月 15日から来年の 9月 28日までのユダヤ教の宗教的祭事と4連続する皆既月食(途中で皆既日食が一度あります)の関係を示したものです。4連続する皆既月食は「テトラッド / tetrad 」とも呼ばれるようです。

2014年4月15日から2015年9月28日までのユダヤ教の宗教的祭事と4連続する皆既月食の関係

▲ 2011年6月19日の Americas Last Days 2014 - 2015 blood moons, solar eclipses and lunar eclipses on jewish feast days The future of Israel より。


文字にしますと、下のようになります。

2014年から 2015年にかけて起きる月食、日食とユダヤ教の祭日の合致

2014年04月15日 皆既月食 過越の初日
2014年10月08日 皆既月食 仮庵の祭の前夜祭
2015年03月20日 皆既日食 ユダヤ宗教歴の大晦日
2015年04月04日 皆既月食 過越の初日 
2015年09月13日 部分日食 ユダヤ政治歴の大晦日
2015年09月28日 皆既日食 仮庵の祭の初日


つまり、これらのユダヤ教徒にとって、非常に重要な祭や宗教的関係の日と「血の月の日」が重なるということを示します。

しかも、「4回連続して皆既月食が起きる」という、それなりに珍しい現象と、その日がすべて「過越」と「仮庵の祭」(前夜祭含む)と一致するということが、話題というのか、いろいろと言われています。

このことはずっと以前から言われていたことのようで、今回調べたサイトの中には 2008年の記事などもありました。

つまり、ずいぶんと以前から 2014年から 2015年の今回の「イベント」は、少なくとイスラエルの関係の人々と、ユダヤ教の関係の人々の間では、「大きなとき」として待ち受けられていたようです。


なぜか?


それは「過去に同じ現象が起きた時に、ユダヤ教とイスラエルにとって最大の出来事が起きていたから」なのでした。


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▲ 2008年 5月 13日の watch.org Four 'blood-red' total lunar eclipses will fall on Passover and Sukkot in 2014 and 2015, the same back-to-back occurrences at the time of 1492, 1948 and 1967 より。





イスラエル国家が形成された時にも同じことが起きていた

上の記事のタイトルには、1492年と 1948年、そして、1967年という年代が書かれています。

まず、1948年は「イスラエル独立戦争」が始まったと上の記事に書かれています。「そんな戦争聞いたことないなあ」と思って調べてみますと、イスラエル独立戦争というのは、イスラエルでだけの呼び方で、一般的には、第一次中東戦争と言われているものです。

第一次中東戦争 - Wikipedia によれば、アラブ側では「大災害」と呼ばれているのだとか。

いずれにしても、1949年まで続いたこの戦争で、イスラエルは勝利し、イスラエルは独立国としての地位を固めたということで、イスラエルの歴史上で最も重要な年といえそうです。

そして、1967年には第三次中東戦争が起こります。このイスラエル側の呼び方は「六日戦争」だそう。第三次中東戦争 - Wikipedia によれば、


この戦争の結果として、イスラエルはガザ地区とヨルダン川西岸地区の支配権を獲得してパレスチナを統一、シナイ半島とゴラン高原を軍事占領下に置いた。戦争の結果は現在まで中東の地政学に影響している。



ということで、現在のイスラエルの存在につながることだったようで、重大な年だったようです。

このどちらの年も今年から始まる月食の連続と同じように「4回の皆既月食が連続した」ときだったのでした。見てみると、実際は 1949年からとなっていますが、記します。


イスラエル独立戦争(1948-1949年)

1949年04月13日 皆既月食 過越
1949年10月07日 皆既月食 仮庵の祭り
1950年04月02日 皆既月食 過越
1950年09月26日 皆既月食 仮庵の祭り





六日戦争の年(1967年)

1967年04月24日 皆既月食 過越
1967年10月07日 皆既月食 仮庵の祭り
1968年04月13日 皆既月食 過越
1968年10月06日 皆既月食 仮庵の祭り




ちなみに、記事の 1492年というのは「スペイン異端審問」が始まった年だそう。


話を戻しますと、過去にはこのように「4回連続した皆既月食とユダヤ教の重要祭事が重なったことが過去2度あり、そのどちらもイスラエルにとって、最も大きな出来事が起きた」ということのようなのです。


今回の場合、途中で「皆既日食」まで挟みます。

adar-solar.gif

つまり、

・血の月の連続

・黒い太陽


が同時に訪れるということで、ここに至って、「聖書」が登場してくるのです。




赤い月と黒い太陽

ところで、この「過越」というユダヤ教の祭のことを知ったのは、昨年の、

聖書に記載されているユダヤ教の祭の直前にイスラエルへ向かった3000万のイナゴの大群
 2013年03月05日

という記事を書いている時に調べている中で知ったものでした。
過越を「すぎこし」と呼ぶことに驚きながら、今回も読み方を忘れていました。

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▲ 2013年3月5日の news.com.au より。


その上の記事では、旧約聖書の「ヨエル書」というものを取り上げています。

このヨエル書というのは、ヨエル書 - Wikiepdia によれば、「ユダヤ教でもキリスト教では預言書に分類される」ものだそうです。

そのヨエル書には以下のような下りが散見されます。


ヨエル書 3章4節
主の日、大いなる恐るべき日が来る前に
太陽は闇に、月は血に変わる。



ヨエル書 2章 11節
地はおののき、天は震える。
太陽も月も暗くなり、星も光を失う。


確かに、皆既月食や皆既日食自体は珍しい現象でもなく、それなりに起きるものではあります。

しかし、今年の 4月 15日から比較的短いスパンで連続で起きる皆既月食が、すべてユダヤ教の宗教的な重要な日と重なるということと、過去のイスラエルの歴史の一致を見ると、偶然は偶然にしても、

「単なる偶然」

というように「単なる」という言葉を入れにくい偶然のようにも思います。


ところで、なぜ、皆既月食を「血のように赤い月」と呼ぶのかというと、「皆既月食は色の程度の差はあっても、ほぼ赤くなる」からだということのようです。このあたりの説明は国立天文台の「皆既月食中の月面が赤くなるしくみ」などに記載がありますが、波長の長い赤い光が月面を照らすため、赤黒く見えるのだということです。

理屈はともかく、下の皆既月食の写真で「血のように赤い月」という意味が、感覚的にもおわかりになるかと思います。

2000-blood-moon.jpg

ぐんま天文台ウェブサイトより。

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奇跡でありつつも不吉な皆既月食と皆既日食が連続して起きる今後の世界

ちなみに、月食というのは、少なくともアジアなどの神話では「不吉なもの」とされています。

ずいぶん昔の記事ですが、

月食を司る不滅の魔神 ラーフ
 2011年12月13日

の中に、英語版 Wikipedia を訳したものがあります。

それによりますと、インド神話などでは、


ラーフは、アーユルヴェーダ占星術でいうナバグラハ(9つの惑星)のひとつとされており、ラーフの影響を受けている時間(日食と月食)であるラーフ・カラは不吉であると考えられている。



というようなことになっているらしいです。

タイなどの東南アジアの国々でも月食は不吉なものとされ、「月食の空の現象を見ることは不吉」と信じている人が多いです。

西欧の中世の絵画でも「赤い月」は不吉な現象との関係として描かれる傾向があるようです。


16世紀の『奇跡の書』より黒い太陽と血のような月

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▲ 2014年2月17日の記事「突然ドイツに現れた 16世紀の『奇跡の書』という名のアルマゲドン書物」より。キャプションには「キリストの生誕から1009年目の年に、太陽は暗くなり、月は血のような色となった。そして、巨大な地震があった。空から得体の知れない音や雑音が大音量で鳴り続き、聖火は燃えつきた」と書かれてあります。


そして、そもそもが月食にしても、日食にしても、完全な奇跡であることも確かなのです。

やはり過去記事ですが、

私たちは太陽系システムの奇跡にそろそろ気づかなければならない
 2012年06月05日

という記事の中で、

日食と月食の科学サイトの月と太陽の偉大な一致というページにある、


月の直径は太陽の1/400で、月の平均距離は太陽の1/389です。そこで、月と太陽は地球上から見ると同じ大きさに見えます。もし月の直径が273kmも小さかったり、もう少し地球から遠かったら、我々は皆既日食を決して見ることができなかったのです。

月の大きさも地球の衛星としては異常な大きさです。
普通、木星ほどの巨大惑星が月ほどの大きさの衛星を従えているものです。

こうして惑星レベルで比較すると、皆既日食が起こること自体が非常に驚異的で珍しい現象なのです。




という文章を抜粋させていただいたことがあります。

下のようなふたつが、共に「同じ大きさでお互いを隠す」なんてことが現実に頻繁に起きている。

sun-moon-23.gif


太陽の直径 約 140万キロメートル。
月の直径  約 3500キロメートル。
大きさの差 約 400倍。




皆既月食や皆既日食は、とんでもない奇跡です。
しかし、奇跡でありながら、神話では「不吉」とされる。

そして 2014年から 2015年にはそれが4回連続して起きる。
わかっている中では、過去2回起きて、その時にはイスラエルが形成されて完成しました。

今回は何が?

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