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2014年07月18日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




黒点は完全に消えたけれども、イスラエルの「666戦争」とマレーシア機の既視感の中で予測されてしまうかもしれない今後の世界




旧約聖書 ヨエル書 3章4節

blood-moon-2014.jpg

主の日、大いなる恐るべき日が来る前に
太陽は闇に、月は血に変わる。





昨日の記事「「太陽から突然黒点が消えた日」:過去1年半の中で太陽黒点数が最低数を記録」を記してから数時間後、太陽はついに下の状態になりました。

sunspot-zero.gif
Spaceweather

2011年以来の「黒点がない状態」となったのでした。

これで、少しずつ世の中は穏やかになっていくかと思いたいところですが、現実の世の中は・・・。




押し寄せる「大量死の既視感」

2014-passover-top.gif

今年4月に、

赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった
 2014年04月06日

という記事を書きました。

今はその時期の真っ最中で、上に載せた図がそうです。
紫の文字は最近の出来事ですが、その意味は後に記させていただきます。

この「4回連続して皆既月食が起きる」(テトラッド)現象は、異常なほど珍しいものではないですが、4月15日の CNN によれば、


皆既月食が4回連続する「テトラッド」という現象は、21世紀中に何回か予測されるが、19世紀以前には300年間まったくみられない時期もあった。



というように、それなりに珍しいものです。

そして、上の記事「赤い月と黒い太陽」では、20世紀に起きた、この同じ「4回連続する皆既月食」の時に「イスラエルと関係するいくつかの出来事」があったことを書きました。

20世紀の「4回連続する皆既月食」には、

・1948年

・1967年


がありました。

そして、ぞれぞれの年に、「過越」と「仮庵の祭り」というユダヤ教で最大の祭りと「皆既月食」の時期がすべて一致したのです。

そのような今年と同じようなことが起きた時には中東では下の出来事がありました。

1948-1949年 イスラエル独立戦争(第一次中東戦争)
(イスラエルが独立国としての地位を固めた戦争)

1949年04月13日 皆既月食 過越
1949年10月07日 皆既月食 仮庵の祭り
1950年04月02日 皆既月食 過越
1950年09月26日 皆既月食 仮庵の祭り


1967年 六日戦争の年(第三次中東戦争)
(ガザ地区とヨルダン川西岸の支配権獲得など現在のイスラエル国家の存在につながる)

1967年04月24日 皆既月食 過越
1967年10月07日 皆既月食 仮庵の祭り
1968年04月13日 皆既月食 過越
1968年10月06日 皆既月食 仮庵の祭り



特に、第三次中東戦争は、イスラエル側の「奇襲」で始まり、戦争の全期間はたった6日間でしたが、イスラエル側の戦果と獲得したものは大きく、Wikipedia によりますと、

> 延べ6日間の電撃作戦でイスラエルの占領地域は戦前の4倍以上までに拡大した。

のだそう。

その「たった6日間の戦争」での双方の兵力と死者数。

第三次中東戦争(イスラエルでの名称は六日戦争)の兵力と死者数

sixth-wars.gif
Wikipedia


ところで、「第三次中東戦争」という名称は、あくまで国際的な一般名称で、イスラエルでは、6日間で決着がついた戦争でしたので、「六日戦争」とも、6月の戦争でしたので、「六月戦争」とも呼ばれています。

しかし、私はふと気づいたのですが、ここにもうひとつ「6」が加わる戦争でもありました。それは、戦争に参加した国が、

エジプト
シリア
ヨルダン
イラク
サウジアラビア
イスラエル


の6カ国だったということです。

すなわち、


「6月に6カ国で6日間の戦争をした」


という「666戦争」という、アルマゲドン的な響きを持った戦争でもあったのかもしれません。

その「666戦争」が起きたのは、1967年の「4回連続する皆既月食」の時でしたが、現在も(正確には、今年の 2014年 4月 15日から来年の 2015年 9月 28日)また、それと同じ時を迎えている・・・というのが、上にリンクしました「赤い月と黒い太陽…」という記事の内容でした。




大量の犠牲という概念

その後の記事、

「神の意志、あるいは悪魔の輪郭」 : 北緯 33度線にある韓国の済州島。そして「血の月」の連続と共にユダヤ教では祭りに突入
 2014年04月18日

では、冒頭のほうに貼りました図の中にあるユダヤ教での最大級の祭事である、

過越(すぎこし / 英語 : Passover )
仮庵の祭り(かりいおのまつり / 英語 : Sukkot )

などと「犠牲」の関係について書いたことがあります。

このうちの、4月15日の「過越」というのは「過ぎ越していく(通り過ぎていく)」という意味で、

「あること」をすれば災いが過ぎ越していく(災いを受けない)

という聖典の記述が発祥だそうで、その「あること」というのは、

子羊を屠り、その血を家の門の鴨居に塗る

ということです。

12_passover-lamb-blood.jpg
crosswalk


これらは、旧約聖書の『出エジプト記』に記載されています。


出エジプト記 12章 21-23節

モーセは、イスラエルの長老をすべて呼び寄せ、彼らに命じた。「さあ、家族ごとに羊を取り、過越の犠牲を屠りなさい。

そして、一束のヒソプを取り、鉢の中の血に浸し、鴨居と入り口の二本の柱に鉢の中の血を塗りなさい。翌朝までだれも家の入り口から出てはならない。

主がエジプト人を撃つために巡るとき、鴨居と二本の柱に塗られた血を御覧になって、その入り口を過ぎ越される。滅ぼす者が家に入って、あなたたちを撃つことがないためである。





このこと(子羊を犠牲にして、その血を家の門の鴨居に塗ること)を怠ると襲ってくる災いとは何かというと、

人間から家畜に至るまで、すべての初子を撃つ

というものです。

つまり、「自分たちの家から犠牲を出さないために、他の犠牲(ここでは羊)を捧げる」という意味になりそうです。いずれにしても、それによって、厄災が「過ぎ越していった」ことを祝うのが、ユダヤ教の過越という祭りなのでした。

4月6日の「赤い月と黒い太陽…」 という記事の最後に私は以下のように書いています。


皆既月食や皆既日食は、とんでもない奇跡です。
しかし、奇跡でありながら、神話では「不吉」とされる。

そして 2014年から 2015年にはそれが4回連続して起きる。
わかっている中では、過去2回起きて、その時にはイスラエルが形成されて完成しました。

今回は何が?




というものでしたが、その後、今年のユダヤの「過越」の祭りが始まった「翌日」に起きた韓国のセウォウル号の沈没事故の後に書いた記事、

「神の意志、あるいは悪魔の輪郭」 : 北緯 33度線にある韓国の済州島。そして「血の月」の連続と共にユダヤ教では祭りに突入
 2014年04月18日

の記事の最後は、以下のような文章で締めくくっています。


まさかとは思いますけれど、私の中では、

「大規模な犠牲」を捧げ続けようとしているのでは?

という概念に結びついてしまうような強迫観念的な思いが芽生えてしまった部分があるのです。

そして、それは特に、赤い月と黒い太陽と、ユダヤ教の宗教的行事がシンクロして連続する 2014年 4月から 2015年 9月までの時期に。

まさかとは思いながらも、それでも「次に何が?」と考えてしまうのです。




となっています。

ここで、冒頭に貼りました図の一部をまた貼っておきます。

pass-incident-2014.gif


別にこれらの出来事と、過越などの祭に関係があると言いたいわけではないですけれど、それでも、

・マレーシア機の失踪(乗員乗客 239名/ 全員行方不明)
・韓国フェリーの沈没(乗員の死者 293名)
・マレーシア機がミサイルで撃墜される(乗員乗客 298名 / 全員死亡)
・イスラエル軍がガザに地上侵攻


などは、決して「よくある出来事」のたぐいではないとは思います。

昨日(7月17日)起きたマレーシア機の撃墜については、情報は錯綜していますが、現時点での西側での報道は次のようなものです。


マレーシア機、ミサイルで撃墜−ロシア側関与か
ウォール・ストリート・ジャーナル 2014.07.18

mh-17-jul.jpg

米情報機関の間では、ミサイルを発射したのがロシア軍か、親ロシア派分離主義勢力のいずれかについては見解が分かれている。ただ、親ロシア派分離主義勢力が飛行中の民間機を独力で撃墜できる能力はないと見られている。

ある米当局者は「すべての道はある程度ロシア人に帰結する」と述べた。




他にも、4月15日から最近までの期間には、他にも、イラクでの「イスラム国」という組織による大量殺戮や、リビア、シリアなどでも、その正確な実数もわからないほどのとんでもない大量死が起きていて、アフリカでも、ナイジェリアなどを始めとして、毎日多くの人々が亡くなっています。

現在の世の中は「世界大戦は起きていないけれども、世界各地で異常なほどの大量死が起きている」というのが事実です。今回はふれませんが、そこには病死や「拡大する餓死」も含まれます。



世界的なエイズ治療の権威者もマレーシア機と運命を共に

ところで、偶然なのだとは思いますが、このマレーシア機には、オーストラリアでおこなわれる国際エイズ会議に出席する予定だった国際エイズ学会 ( IAS ) の研究者たちが複数搭乗していて、全員死亡しました。

その中には、国際エイズ学会の元会長であるエイズ研究の世界的代表といえるヨープ・ランゲ( Joep Lange )博士も含まれていて、関係者および、国際エイズ学会は、かなり衝撃を受けています。

joep-lange.gif

▲ 2014年7月17日の Epoch Times より。写真が元国際エイズ学会の会長ヨープ・ランゲ博士。


エイズ学会関係者100人=墜落のマレーシア機
時事通信 2014.07.18

オーストラリア紙シドニー・モーニング・ヘラルドは18日、ウクライナ東部で墜落したマレーシア航空機に、国際エイズ学会がオーストラリアで開く国際エイズ会議に出席予定の研究者ら約100人の関係者が搭乗していたと報じた。

国際エイズ学会は声明で「多数の関係者が搭乗していた」と発表していた。報道が事実とすれば、全搭乗者の3分の1が学会関係者だったことになる。学会のヨープ・ランゲ元会長ら著名なエイズ研究者も搭乗者に含まれているという。





冒頭に載せましたように、太陽の黒点は、2011年以来の「0」を記録しました。

しかし、その太陽黒点のことをご紹介した昨日の記事で、私は、「人間が"興奮"によって暴力的、あるいは突発的な行動に走ることが少なくなる」ことによって、今後は、

むしろ、計算尽くの上で冷徹に計画や攻撃が淡々とおこなわれるようになるのかもしれない

というようなことも書きました。

この「計画」というのは具体的な意味はないですが、あるいはその中には、意図的な大量死を目的とするようなものも含まれるかもしれません。

淡々と、何の怒りの感情も憎しみの感情も伴わず、ひたすらに淡々と「計画」を遂行していく・・・というようなこともある「かも」しれないとは思います。

それでも、昨日も書きましたように、私たちも、

怒りや憎しみや差別の感情、そして、興奮、あるいは曖昧な妄想を捨てて

その中で、

明晰で冷静で、そして曖昧な部分のない考え方

で生きていく。
あるいは何か起きたのなら、対応していく。

そういうことでいいのだと思います。

しかし、一方で、最近は聖女キューブラー・ロスさんのことなどをかいたこちらの記事などでもふれたように、「命とは何か」ということそのものを考えることもあったりして、何となく変な感じの日々の感情ではあります。

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2014年07月17日



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太陽活動のピークを越えて急速に黒点が消えていく太陽

今日のスペースウェザーを見ましたら、トップの記事は下のものでした。

blank-sun-2014.gif

▲ 2014年7月16日の Spaceweather BLANK SUN より。


原文の英語は「空白の太陽」というような意味ですが、空白を作りだしているのは「少ない黒点」ですので、そのような訳として入れています。

実際にはひとつもないのではなく、非常に小さな弱い黒点群が下のようにあります。

sunspot-17-jul-14.gif


そして、黒点そのものも全部で 11個存在していますが、ほとんど見えません。

この「減り方」なんですけど・・・たとえば、ほんの1ヶ月ほど前の記事で太陽黒点のことを取り上げた際の黒点数は以下のようなものだったのですね。太陽の表面は黒点だらけで、黒点数も 276個と、この数年で最も多い日のひとつを記録していたのでした。

sunspot-14-jun-14.gif


記事は、

太陽はサイクル24最後の巨大活動に入るのか : 3回連続のXフレアを噴出した後に、急速に活動が活発化している太陽
 2014年06月14日

というもので、特に、その記事を書いた頃には「1日で 70個も黒点が増える」という激しい太陽活動が続いていたのでした。

ss-02.png


ちなみに、こちらの記事に記していますが、アメリカ海洋大気庁( NOAA )などが、太陽黒点の数が多い少ないという基準にしていますのは、下の数の区切りです。

・ 40 個以下は「少ない」
・ 40 - 80 個は「やや多い」
・ 80 - 120 個は「多い」
・ 120 個以上は「非常に多い」


ということになっていますが、何よりも今回のこの太陽黒点数が、太陽活動周期としてのサイクル24の「終焉」を物語る意味を持つかもしれないこととしては、この「 11個」という数は、

この2年半で最も少ない太陽黒点数

だということです。

下は、アメリカ海洋大気庁の 2012年 12月 29日から 2014年 7月 17日までの、黒点数の記録です。

縮小していますので、見づらいかと思いますが、見方としては、

40 個以下は青(黒点が少ない)
40 - 80 個は緑(黒点がやや多い)
80 - 120 個は黄色(黒点が多い)
120 個以上は赤(黒点が非常に多い)


となります。

2012年12月29日から 2014年17日までの、黒点数の記録

2012-2014-sunspot-number-02.gif
NOAA Sunspot Number


2013年 6月 11日に「 14個」という数を記録して以来の少なさとなりますが、今回は「減り方」も急激なものでした。下のような減り方をして、11個にまで到ったのです。

nict-0707-0719.gif
NICT 黒点情報


およそ1ヶ月ほど前の 6月 14日の記事には、「 2014年6月に入ってからの黒点の増加ぶり」についての表を載せました。

sunspot-2014-06-13.gif


その1ヶ月前の時は、55個の太陽黒点が2週間ほどかけて 276個にまで増えていく様子を示したくて載せたものでしたが、今回、つまり、現在の黒点の減り方はその時の増え方よりも急激な感じで、200個前後あった黒点が、数日のうちに 11個にまで減ってしまったということになるわけです。


地球に面している太陽の黒点は、太陽の自転に伴って、地球から見れば太陽の裏側へと移動したり、あるいは、消えていきます。その際、太陽活動が活発な時には、太陽の裏側から次々と「新しい黒点」が地球に面したほうに回ってきたり、それが成長していったり、突然出現したり、というようなことが数多く起きるものなのですが、今回はその兆しは見られません。

なので、あと2日くらい、太陽の裏側から新しい黒点が出現しない場合は、一時的ですけれど、

数年ぶりの「黒点ゼロ」の状態


が見られることになるかもしれません。

ちなみに、 NOAA によりますと、2009年から現在まで「1年間のうちで太陽黒点がゼロだった日」は次のようになっています。


太陽黒点が出なかった日数

2009年  260日 (黒点が出なかった日は年間の 71%)
2010年  51日 (黒点が出なかった日は年間の 14%)
2011年  2日 (黒点が出なかった日は年間の 1%)
2012年  0日 (黒点が出なかった日は年間の 0%)
2013年  0日 (黒点が出なかった日は年間の 0%)
2014年  0日 (これまでのところ黒点が出なかった日は 0%)




となっています。

ですので、もし仮に、今後数日のうちに「黒点ゼロ」の日がやってきますと、2011年以来ということになりそうです。





今の時代は早めに黒点が消えていったほうがいいのかも

5月の記事に、

歴史的に弱い活動のままピークを迎えた太陽活動サイクル24の中、大洪水がボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の悪夢の記憶を呼び覚ます
 2014年05月21日

というものがありましたが、そこに NOAA の太陽周期の専門家が、

「5月に、太陽活動は最大期に達したと思われる」

と述べたことなどを書きました。
つまり、太陽活動はピークを打ち、後は少しずつ弱くなっていくという予測です。

いずれにしても、多分、太陽活動は今後少しずつ静謐の状態になっていくわけではありますけれど、それでも、今回のような「急減」には少し驚きました。

もちろん、太陽活動は全体として見れば徐々に活動が弱くなっていくものですので、今回の「急減」は一時的なもので、まだしばらくの間は増減を繰り返すのでしょうけれど、過去記事の、

太陽と社会混乱 : 直近2年半の中で最も強い太陽黒点活動だった時に起きていたウクライナ紛争、タイのクーデター、イラクへのISILの侵攻…
 2014年06月20日

に「最近の、特別に太陽黒点が多い期間が続いた時に社会ではどんなことがあったのか」というようなことを書いたりしていますけれど、今の混沌とした社会の紛争などの状況を見ていますと、


「もう、このまま黒点が急速に消えていってくれたほうがいい」



と思う面もあります。

もっとも、黒点が消えたからといって、戦争や殺人がなくなるわけではないですけれど、そこから「暴力性」や「興奮性」そのものが多少減ると思われます。

ちなみに、この 200年くらいの間の「大きな戦争、あるいは流血を伴う革命」で、「太陽活動が最大の時に起こったもの」は以下の通りになります。



・第 5太陽活動周期(1790年前後がピーク) フランス革命(1789年)
・第 9太陽活動周期(1838年前後がピーク) アヘン戦争(1840年)
・第10太陽活動周期(1850年前後がピーク) 太平天国の乱(1851年)
・第11太陽活動周期(1860年前後がピーク) アメリカ南北戦争(1861年)
・第14太陽活動周期(1895年前後がピーク) 日清戦争(1895年)
・第15太陽活動周期(1918年前後がピーク) ロシア革命(1917年)
・第17太陽活動周期(1940年前後がピーク) 第二次世界大戦(1939年)
・第18太陽活動周期(1948年前後がピーク) 第一次中東戦争(1948年)
・第19太陽活動周期(1959年前後がピーク) ベトナム戦争(1960年)





近代の歴史に残る大きな戦争で、太陽活動の最大期に起きなかった戦争は「第一次世界大戦」くらいのものだと思います。

ちなみに、近代の戦争での「死者数」を見ますと、多さの順では、下のようなことになっているようです。

war-deaths.jpg
・TBS News Bird

上のうち、第一次世界大戦以外の4つの戦争は、コンゴ内戦 なども含めて、すべて太陽活動の最大期間に始まっています。

それと共に、よく載させていただくことのある 20世紀初頭のロシアの科学者、アレクサンドル・チジェフスキー博士の「黒点数の増加は、人間の興奮度や暴力行為の増加と比例する」ことを調査で突き止めた下のグラフも、それを裏付けるものとなっています。

sun-human-2014-fb4cd.gif
過去記事より。


今は世界中で、戦争や紛争で人の命が粗末になっているという状況となっているという事実がありますけれど、太陽活動が低下していく、つまり太陽黒点が減っていくことにより、「そのような戦争や紛争などの新しい発生は減る」ということにはなると思います。

ただ、今の書き方に注意されてほしいのですが、

新たな戦争や紛争の発生が減る


というように「新たな」という言葉を入れています。

すなわち、既存のあらゆる戦争・紛争、あるいは国や民族同士の対立や憎悪が消えるということではないですし、「人に愛の心が芽生える」なんてことも特にないと思います。

あるとすれば、「人間が"興奮"によって暴力的、あるいは突発的な行動に走ることが少なくなる」というだけだと思いますので、むしろ、

今度は計算尽くの上で冷徹に計画や攻撃が淡々とおこなわれる

という段階に入っていく可能性もあります。

それでも、人々が「冷静になる」ということは悪いことではないとも思います。


シュタイナーは、真実の自意識に目覚めたいと思う人の思考や行動として、

「最も不要なものは怒り、差別、憎しみ」

としていて、さらに、

「興奮やヒステリックな心」

「迷信やオカルトや妄想にふけること」

は、すべて高い人間性の意識に対して「邪魔なもの」だと断言しています。

つまり、怒りや憎しみや差別、そして、興奮、あるいは曖昧な妄想を持つことは非常に良くないことだとしているようです。

シュタイナーは「明晰で冷静で、そして曖昧な部分のない考え方の思考の中でのみ真実は開ける」と記述していますが、そのような状態になるには、人間はある程度冷静な状態でないと難しいことのようにも思います。

これから数ヶ月かけて、太陽活動は沈静化していき、そして、無意味な怒りを誘発するような興奮性は人々から消えていきますが、それと共に、地球では自然と環境の激変の時代に突入することは避けられなくなっているはずで、そして、社会生活上の問題も増大こそすれ、減ることはない過酷な時代となっていく可能性もあります。

そのタイミングで私たちは冷静になれるのですから、これからの期間は宇宙が私たちに「考えたり覚醒するきっかけを与えてくれる可能性のある」最後のチャンスかもしれません。

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2014年07月16日



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ural-hail-top.gif

▲ 2014年7月14日のロシア・トゥディより。気温 40度を越える海水浴場(正確には川岸)に突然降ってきたのは、大型の雹(ひょう)と雪でした。動画を含めて、詳細は後半に記します。



地球の磁場の弱まりと「加速する移動」についての補足

昨日の記事、

急速に消えていく地球の磁場 : 地球の「磁場の反転」は今すぐにでも起きる可能性を示唆する ESA の科学者の言葉
 2014年07月15日

を書いた後、スミソニアン学術協会のニュースサイトでも同じことが取り上げられていることを知りました。スミソニアン学術協会は、アメリカを代表する博物館といえるスミソニアン博物館を運営している学術団体です。

smisonian-pole-shift.gif

▲ 2014年7月14日のスミソニアン・ニュースより。


このスミソニアンのタイトルで気づきますのは、欧州宇宙機関の発表したデータのポイントは、「地球の磁場が急速に弱くなっている」ということなんですが、スミソニアンの記事では、「磁極の移動のことをタイトルにしている」ということで、

北極(磁極としての北極)の位置がもうじきシベリアにまで移動する

というほうを強調している感じとなっています。

スミソニアンの関係者たちは最先端の科学関係者たちであるわけで、過去数百年、北の磁極が移動し続けていることは知っていたはずですので、もしかすると、

「科学者たちの想定を上回るスピードで地球の磁極の移動が進行している」

というような驚きがあったのかもしれません。

そして、今回はその

これから北極となっていくシベリア


での出来事です。






ロシアの栄光と平行して続いている「自然の異常」

さて、その「磁場の移動」と関係あるかどうかはともかく、今、地球のいたるところで、ここ数年はいろいろなことが起きているわけですが、ここ最近では「ロシアでの異常」がとても多いです。

ちなみに、タイトルに「ウラジミールの栄光の国」などと入れていて、はじめてご覧になる方には訳がわからないかと思いますが、過去記事の、

生者と死者の「2人のウラジミール」 : カザフスタンでの国際会議上で「レーニンの霊」との意見交換がおこなわれていた
 2014年04月15日


の中などに書かせていただいていますが、1996年に亡くなった、ブルガリアで最も有名であり、また、ブルガリアで初の「国家指定の公式予言者」だったババ・バンガ(Baba Vanga)という女性の予言者がいまして、彼女が、1979年に、


「すべてのものが、氷が溶けるように消え去るが、ウラジミールの栄光、ロシアの栄光は残る唯一のものである。ロシアは生き残るだけではなく、世界を支配する」



という言葉を残しているのですね。

そして、大体この最近 100年くらいのロシアというのは、

・共産党支配下のソビエト連邦時代

・プーチン大統領支配下のロシア


のふたつの時代にわけられたりしそうな感じなのですが、それぞれの「始祖」といえる人物が下の通りだったりするわけです。

ru-renin-007.jpg

ru-putin-007.jpg


▲ 共に Google 検索 「ウラジーミル・レーニン」、「ウラジーミル・プーチン」より。


「ウラジーミルから始まったソ連と、そして、ウラジーミルから始まった現代のロシア」という「徹頭徹尾のウラジーミル国家」というのが今のロシアであります。


それはさておき、今回は、冒頭に貼りました「気温 40度の真夏のロシアを突然、襲いました雹(ひょう)」のことや、シベリアに突然開いた「正体不明の穴」のことなどについて記したいと思います。

ほんの少し前までは、「自然の異常現象」というのは、中国とアメリカがダントツで多かった印象があるのですが、最近は異常気象に関しても、「ロシアが世界1」となりつつあるのかもしれません。

何しろ、シベリアはもうすぐ「北極」(磁場としての北極)になるのですからね。

そのシベリアは最近異常に暖かいことが多く、「暑さにあえぐ北極」というギャグ的な概念も、今後は台頭してきそうです。今回の出来事も、「気温 40度以上のシベリア」で起きました。





チェリャビンスクの夏の雹

冒頭の写真のロシアの場所は、ウラルという地域にあるチェリャビンスクでのものです。

Chelyabinsk-hail-map.gif

▲ チェリャビンスクの位置。


今回の出来事は、現地にいた人たちが写真や動画などを撮影していて、いろいろと見られますが、雹が降るほんの「 20秒くらい前」までは下のような光景でした。

ru-summer-hail1.jpg
YouTube


チェリャビンスクには海岸はないですので、川岸だと思いますが、多くの市民たちが、暑さから逃れるために水泳をしたり、水遊びをしたりしていたようです。報道では、気温は 40度を大きく越えていたそうです。

それが、1分も経たないうちに、冒頭のように、頭を守らなければならないほどの大きさの雹のために、川から逃げ出すことになります。

ru-summer-hail2.jpg

▲ 頭を手でかばいながら、川から逃げ出す女性。 RT より。


こちらが動画です。

ロシア・ウラル地方で7月のビーチを突如襲った雹の嵐




ちなみに、雹が降った「気温の変化」ですが、


雹と雪が降った時に、気温は急激に 20度以上、低くなった



のだそう。

このような極端な気温の変化を伴い、「 40度の中で雪さえ降り始める」という、現地にいた人たちにとっては、ちょっとした地獄絵図でしたが、幸い、深刻な負傷者はいなかったようです。

また、ロシア・トゥディによると、同じシベリアにあるノヴォシビルスクでも、チェリャビンスクで雹が降った同じ日に、「ゴルフボールからタマゴの大きさの雹が降った」と報じられています。


ところで、チェリャビンスクという地名、ご記憶の方はいらっしゃいますでしょうか。 Wikipedia の「 2013年チェリャビンスク州の隕石落下」という項目を挙げれば、思い出される方もあるかと思いますが、下の写真の 2013年のロシアの隕石落下事故の現場となった地域です。

ru-meteo-2013.jpg
Wikipedia


この隕石については、「大気圏を突破した瞬間」を、欧州の気象衛星によって撮影されているという点も珍しいものでした。

meteo-2013-0215-top.jpg

▲ 2013年2月16日の記事「良い時代と悪い時代(4): 2013年 2月15日に世界各地で同時に太陽の光のように爆発した複数の隕石」より。


かつては、あまりなじみのなかったシベリア地方やチェリャビンスク地方ですが、最近は、「異常な現象」や、あるいは「洪水」などのほうで世界的に有名となっている感じもあります。

次もまた「シベリア」の話です。





「世界の終わり」という地名のつくシベリアに突然開いた穴の正体

これは下の英国デイリーメールで見た記事です。

sib-hole-top.gif

▲ 2014年7月15日の英国デイリーメールより。


これは、タイトルに「困惑する科学者たち」とありますように、原因も何もわかっていないですので、単にご紹介してみただけということになりますけれど、現在の状況、すなわち、「これから北極になっていくというシベリア」という概念と繋げてみますと、何となく異様な感じも漂う写真ではあります。

sib-h-2.jpg

▲ この「穴」は遠くから見ると、このような感じになります。


記事からは「突然発見された」というようなニュアンスが伝わるのですが、具体的に「いつ発見されたのか」というようなことは書かれてはいません。

あるいは調べてみれば、地質学的には普通のできごとなのかもしれないですが、興味深いのが、この場所の地名が、ロシア語で、

「世界の終わり」という地名の場所

なのだそうです。

世界の終わりに穴が開いちゃった・・・と。


この動画も載せておきますね。

ロシア・シベリアに突然開いた直径80メートルの「巨大な穴」




土地が広い国はいろいろなことも起きやすいでしょうけれど、異常気象や異常現象でも、「米ソの対決」という図式が際立っている 2014年であります。

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2014年07月15日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





現在の地球の磁場は、過去の磁場の反転時と比較しても尋常ではない速度で弱まり続けている

先月書きました、

地球の磁場が弱くなっていることを欧州宇宙機関の地磁気観測衛星が確認
 2014年06月30日

で、欧州宇宙機関( ESA )が、地球の磁場と、そして地球内部からの信号を観測するために飛ばしている観測衛星 SWARM (以下、スウォームと記します)が、


「過去6ヶ月で地球の磁場が非常に早いスピードで弱体化している」ということを観測した



ということについて書きました。

今回はそれについて、

「磁場が弱くなっている原因は、地球の磁場の反転が近いことを示す」

と述べた欧州宇宙機関の科学者の話を取り上げた米国のライヴサイエンスの記事をご紹介します。

以下の図は、2014年6月の時点での、過去半年間の地球の磁場の強度の変化です。

magnetic-2014-jun.gif
Livescience


上の図では、青色が濃ければ濃いほど「磁場が弱くなっている」ことを示し、赤色で示される場所は、磁場が強くなっていることを示します。

そのように見ますと、北極からカナダ、アメリカ、そして南米、南極大陸まで、地球の西半分のほとんどの場所で、過去6ヶ月間で磁場が弱くなっていることがおわかりかと思います。

もともと地球の磁場が過去一貫して減少していることは上にリンクしました記事などに、あるいは他の記事などでも記したことがありました。

1880年から2000年までの地球の地磁気の強度変化

poleshift-15.gif


しかし。


その磁場の弱まり方は、科学者たちの予想をはるかに上回っていたようなのです。

すなわち、今回の欧州宇宙機関の人工衛星スウォームによる観測により、

磁場の強度の減少率は、予想していた10倍以上の速さだった


ことがわかったのです。

上の「1880年から2000年までの地球の地磁気の強度変化」を適当に書き直すと、下のようなイメージになるというような感じでしょうか。グラフの傾斜も数値も適当で、イメージとしてのグラフです。

simulation-mag.gif


今回の記事には、以下のようなことが書かれてあります。


人工衛星からのデータでは、現在の磁場の弱まり方のスピードが、過去のそれよりも早いことを示している。

かつて、研究者たちは、「磁場の強度は1世紀において5パーセントの割合で減少していった」と見積もっていた。しかし、今回収集された新たなデータでは、地球の磁場が「 10年ごとに5パーセントずつの割合で強度が減少している」ことがわかった。

これは、従来考えられていたよりも、10倍の速度で地球の磁場の弱体化が進行していることになる。




とあるのです。

この「 10倍」というのは、科学的数値の予測の「誤差」としては、なかなか大きな桁ではないでしょうか。

ちなみに、この予測は、かつての地球の磁場の反転の際の速度に基づいているようです。

地球は、この約3億年くらいの間に、400回程度の磁場の反転を繰り返しているのですが、データ上では、それら過去の時より「今の磁場の弱まり方の速度が尋常ではない」ということなのかもしれません。

もっとも、「磁場の反転(磁場のポールシフト)が加速している」ことは、この 200年程度の短い期間だけでの観測でもわかってはいました

過去記事の、

ドイツの科学研究法人が「急速なポールシフトと気候変動と超巨大火山の噴火が同時に発生していた」ことを証明
 2012年10月18日

では、「地球の磁場の反転の加速」について、下のように記しています。


1831年から2001年の間に、北極の磁極は 1,100キロメートルもロシア方向に向かって移動しています。特に、1970年以降は加速しており、それまで毎年 10キロ程度のポールシフトの進行だったものが、1970年からは約4倍の毎年 40キロずつの移動が確認されているのです。

地球では、過去3億3千万年の間に(回数の誤差はともかく) 400回ほどのポールシフトが起きたとされていて、「地球の磁場の反転」が発生する間の平均的な期間は約 20万年に一度程度になるようです。

なので、磁場の反転や磁場のポールシフト自体は特別な現象ということではないですが、では、何が問題なのかというと、上に書いた、磁場の移動距離と速度が「加速している」という点なのです。




また、これは、あくまで私自身の考えでしかないのですが、「最近起きているさまざまな現象も、急速な磁場の移動と関係した現象なのかもしれない」と思う面はあります。

たとえば、

・急速な気候変動
・増加する火山噴火
・増加する地震


など、一見関係なさそうなことも「関係しているのではないか」と思ったりするのです。

2014年の地震の増加については、最近の記事「 2014年の大地震の数は「平年の2倍以上」となっていた」をご参照下されば幸いです。




磁場が消えるとどうなるのか

また、上にリンクしました記事「地球の磁場が弱くなっていることを…」では、中国科学院の科学者たちが、科学誌に


「磁場が逆転する時、酸素が地球外へ流出していく」



という内容の論文を発表したことにもふれています。

ch-sc-03.gif

▲ 科学誌「アース&プラネタリー・サイエンス・レターズ(Earth & Planetary Science Letters)」より。


つまり、磁場が極端に弱くなったり、あるいは磁場の反転によって、「地球の磁場が消滅する」ときには、これまで言われてきた一般論としては、

地球が太陽放射線など、宇宙からの有害なエネルギーからの保護を失う

とされていて、また、上の最近の発表では、

地球から酸素が外部に流出する

というようなことが言われたりしているのですが、ただ、今回の記事では、以下のように書かれています。


地球の磁場が弱くなったからといって、それが地球に大量絶滅などのような終末的な現象をもたらすという証拠はない。過去の磁場の反転時に大量絶滅は起きてはいないし、地球上が放射線で壊滅的な影響を受けた形跡も見当たらない。

ただ、それでも、研究者たちは、電力網と通信システムが危険にさらされる可能性は高いと考えている。




地球の生命には影響はないだろうけれど、電力・通信などのインフラに影響があるかもしれないと。

しかし、この話題を取り上げるたびに書くことですけれど、


「結局、磁場の反転や、磁場の消滅に伴って起きることは実際に発生してみないとわからない」


ということにはなるようです。

そして、その磁場の減少は急速に加速しており、欧州宇宙機関の言葉からの推測では、「今すぐ磁場の反転が起きてもおかしくはない」とさえ言えそうなのです。





インド洋だけ「磁場が強くなってきている」理由・・・?

ところで、上のほうに貼りました「過去6ヶ月の磁場の強弱の分布」を見ていた時に、ふと関係のない過去記事を思い出しました。

思い出したのは、

アトランティスの伝説に結びつく「失われた大陸」をアフリカ沖のインド洋海底に発見したと国際科学者チームが発表
 2013年02月25日

という記事なんですが、これは、ノルウェー、ドイツ、英国などの科学者チームが、「失われた古代の大陸」と考えられる海底地層を発見したという報道をご紹介したものです。

どうして、そんな記事を思い出したかといいますと、今回の記事で、上に掲載しました図と、過去記事に載せました図とを比較していただくとよろしいかと思います。

2014年の6ヶ月間の磁場の強度の推移(青が弱。赤は強)

magnetic-fields-01.jpg

上で見ると、インド洋のマダガスカルを中心とした周辺だけが、現在の地球の中で「磁場が強くなっている」ことを示しています。

そして、昨年、国際チームが「失われた古代の大陸」を発見したとされる場所が下です。

continental-map-01.gif

▲ 上の記事より。


ほとんど一致しますでしょう。

磁場が強くなってきているということが、地質的にはどのような意味を持つのかは私にはわからないのですが、このインド洋のあたりの海域から、「新しい大地」が浮上したりして(笑)。

まあしかし、日本の西之島も拡大し続けているわけですし、最近では「新しい大地が浮上する」という話もあながち、笑い話としてだけでは済まされない面はあります。

そして、ここでふと思い出しますと、5年くらい前のウェブボットにそのような記載があるんですよ。
抜粋しておきます。


非対称型言語分析報告書 1309 パート 1
ウェブボット 2009年3月7日配信

インド洋に新しい陸地が出現するとのデータがある。この陸地はいまはまだ海底だが、それは海中を航行するときに問題を引き起こす。



まあ、そのような話はともかく、ライヴサイエンスの記事をご紹介したいと思います。

ところで、記事に出てくる科学者の方は「磁場の反転は瞬間的に起きるものではなく、何万年もかかる」というようなニュアンスのことを語っていますが、実際、この 200年で 1000キロ以上の磁場の移動が観測されている中で、「何万年もかかる」という考え方は、すでに現実から逸脱した話のように聞こえないでもないです。

加速するだけした後に、地球の磁場は、それが反転する時は「わりとあっという間に」反転してしまうものなのかもしれないと思ったりもします。

というわけで、ここからが本記事です。




Earth's Magnetic Field Is Weakening 10 Times Faster Now
Livescience 2014.07.08

地球の磁場は現在10倍の速度で弱まっていっている


極めて人体に有害な太陽からの巨大な放射線から地球を守りってくれている地球の磁場が、過去6ヶ月の間に弱まっていることが、スウォーム( SWARM )と呼ばれる欧州宇宙機関( ESA )の人工衛星によって収集したデータによって明らかとなった。

観測によると、インド洋などでは磁場が強くなっている地域も認められたが、最も磁場が弱くなっている地球の西半球では 60万平方キロメートルの範囲で、磁場の減少が確認された。

なぜ地球の磁場が弱まっているのかについては不明な点が多い。

しかし、ひとつの理由として、「地球の磁場が反転する前段階かもしれない」ことを、 ESA のスウォーム・プロジェクトの管理者であるルーン・フロバーガーゲン( Rune Floberghagen )氏は述べる。

事実、衛星のデータは、北の磁極(磁場から見る北極)がシベリアに向かって移動していること示している。

ロバーガーゲン氏は、「このような磁場の反転は瞬間的にに起きるというものではありません。何千年というより、何万年というほどの長い時間で進行します。そして、磁場の反転は過去の地球では何度も起きていました」と、ライヴサイエンスに語った。

科学者たちはすでに北磁極が移動していることを知っている。

かつて、数万年から数十万年のサイクルで、コンパスの針が北ではなく、南を向くようになる磁場の反転の現象は幾度となく起きていた。

磁界の強度が変化すること自体は、通常の磁場の逆転のサイクルの一部ではあるが、しかし、人工衛星からのデータでは、現在の磁場の弱まり方のスピードが、過去のそれよりも早いことを示している。

かつて、研究者たちは、「磁場の強度は1世紀において5パーセントの割合で減少していった」と見積もっていた。

しかし、今回収集された新たなデータでは、地球の磁場が「 10年ごとに5パーセントずつの割合で強度が減少している」ことがわかった。

これは、従来考えられていたよりも、10倍の速度で地球の磁場の弱体化が進行していることになる。

しかし、地球の磁場が弱められたからといって、それが地球に大量絶滅などのような終末的な現象をもたらすという証拠はない。

過去の磁場の反転時に、大量絶滅は起きてはいないし、地球上が放射線で壊滅的な影響を受けた形跡も見当たらない。

ただ、それでも、研究者たちは、電力網と通信システムが危険にさらされる可能性は高いと考えている。

地球の磁場は、太陽風として太陽から噴出される危険な宇宙放射線から地球を保護している。それは地球を包む「見えない泡」のような役目を果たしている。



Magnetosphere_rendition.gif
Wikipedia


スウォーム衛星は地球の磁場の信号を拾うだけでなく、地球内部の核やマントル、地殻、海洋からの信号も拾い上げる。

ESA の科学者たちは、例えば、航空機の計器として、磁場に依存するナビゲーションシステムを作るためにデータを使用することを考えており、あるいは、地震予測をより正確なものに改善すること、あるいは、天然資源が豊富な地球の地下の領域を特定したいというようなことにも期待を寄せている。

科学者たちは、磁場の変動の情報は、大陸のプレート移動している場所の特定に役立つ、それは地震の予測に結びつく可能性を考えている。




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2014年07月14日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





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▲ 今回は写真がほとんどないですので、本文とは関係ないですけど、絵の一枚でもと思いまして。Kanayo Ede の Old Barn という作品です。



昨日今日と、少し考え込むことが多く、今回は雑談めいた記事となります。

ここ数日、須原一秀さんという哲学者の書かれた『自死という生き方』という本を、私としてはそれなりに真剣に読んでいました。

須原一秀さんという方に関しては、この本を読むまで私は知らなかったのですが、Wikipedia から抜粋しますと、次のような方です。


須原一秀(1940年 - 2006年)は、日本の哲学者・社会思想研究家。元立命館大学非常勤講師。元龍谷大学非常勤講師。

現代を肯定的に捉え、哲学的思索に裏打ちされた社会思想研究を行う哲学者であったが、本人の遺著『自死という生き方』によれば“一つの哲学的プロジェクトとして”、2006年4月、自宅近くの神社にて自死した。享年67。




つまり、上の『自死という生き方』という本は、本は本として存在しますが、本だけでテーマが完結するのではなく、「自分の死」によって完結するというプロジェクトでした。

そして、 Wikipedia に書かれてある通り、須原さんは本を書き上げた後、自分で決めていた日に自死します。

本人が亡くなったわけですので、この本の編集や加筆を学者仲間などがおこない、内容を補填・編集して出版されたものです。

ところで、この「自死」という言葉はあまり聞き慣れない言葉かもしれないですが、今の日本で使われる「自殺」という言葉のイメージがあまりにも暗いものとして固定されてしまっているので、最近では、

・自死
・自決
・自殺


のそれぞれの言葉を「それぞれ違う意味の単語」として使ってはどうか、という意見はそれなりにあります。須原さんもそれを主張しています。

ところで、どうして上みたいな本を知ったかというと、私は東海林さだおさんのエッセイが十代の終わりの頃から大好きなんですが、そこで知ったのです。

東海林さんのイメージとは違うように思われるかもしれないですが、実は、東海林さだおさんという人は、

「最後は自決で人生を終えようと考えている」

という人なんです。
多分それなりに本気だと思います。

最近、文庫本で出版された、その東海林さだおさんの『花がないのに花見かな』の中に、廃墟愛好家だという栗原亨(とおる)さんという方との対談があり、そのタイトルは「樹海で死ねたら」というものでした。

栗原さんという方は、これまで調査のために 70回以上も樹海の中に入っている方なのだそう。

上の対談も非常に興味深いですけれど、その対談の内容はともかく、その中に、東海林さんが、『自死という生き方』という本を読んでいろいろと思うところがあった……というようなことを書かれているんです。それを読んで、私もすぐに Amazon で探して買ったという次第だったんですね。

それを読んでいるうちに、薄々と最近思っていたことや、「自分の未来」も含めて、昨日から考え込んでしまっている部分があります。





単に放っておいても高齢化で滅びる日本という国

これは上の『自死という生き方』の内容とは関係のないことですが、私の周辺もそうですが、今では多くの人々が、自分が直接介護などに関わったり、あるいは周囲で介護やそれに準じた状態というのを様々に見たり聞いたりしているのではないかと思います。

というより、最近では、この「高齢化社会」というのは、単なる日本の社会問題であるということを越えて、どういったらいいのか、宿痾とでもいうのか、要するに、このままだと、この「高齢化社会の進行で日本自体が滅びるのでは?」とさえ真面目に思うことがよくあります。

経済的な破綻とか、戦争がどうのこうのとか、あるいは天地がひっくり返るような自然災害とか、そんなことがどちらに転ぼうと、単に「放っておけば、そのうち日本は自滅する」というのが明らかであるというようにしか見えないのです。

しかも、それは私の生きているかもしれない間の、ほんの 10年先とか 20年先に起こりうることだと思っています。

いやいや。

そんな小難しい話をしなくとも、たとえば、今、介護をされている方は、

「将来の私もこの人(自分が介護しているお相手)のようになりたい」と思うかどうか

というような話でもいいですし、そうは考えなくともいいのですけれど、2年くらい前の記事で、日本だけではないですが、現在の「普通の」価値観として、


長生きすることは無条件に素晴らしい。(場合によっては健康であろうがなかろうが)



という概念があるというようなことを記したことがありました。

そして、それは社会的に絶対的な思考であり、つまり、


その「長生きすることは素晴らしい」ということに対しての、いかなる反対意見の存在も許されない



という社会であることの事実。

「介護に疲れた人」でも、それを言ってはいけない。

そして、あちこちで現に起きている「共倒れ」(老老介護でどちらも立ちゆかなくなる)。そのうち、子供なども関係してきて、そちらも参加することで三重の共倒れ(仕事をやめたりしての介護で収入の問題が出て来る)なども起きる。

それでも、

「長生きしてくれているから・・・それだけで・・・」

と他人の前では呟かなくてはならない。

今の日本の高齢者がいる家庭で、「高齢者の病気の問題や、介護とは無縁」の家は、むしろ少ないのではないでしょうか。

うちの母方の祖母は、もうかなり昔の話ですが、10年間寝たきりでしたが、うちの母の妹さんが長く介護していました。しかし、介護を続けるうちに、もともと上品で穏やかだった母の妹さん、つまり私の叔母さんの顔の様相が年々やつれ果てていくのを見るのはつらいものでした。

最後の何年間かは、介護を受けているお婆さんご本人は、すでに自分の娘の顔というか、その存在自体を忘れているのです。

下の世話から何から何まで介護する娘さん(私からすれば叔母さん)に対して、

「あなたはどなたですか?」

と言うのです。

こんなような同じ例は今現在おびただしくこの世に存在しているはずです。

そして、今のままだと、こういう事例はどんどん増えていくしかないはずです(減る道理がないので)。
中途半端な健康知識や健康番組などのせいで、体の寿命だけは伸びていく。

私は最近は特に漠然と、「これはもう本当にダメなのではないだろうか」と感じることがあります。そして、これから老境に入っていく私たちのような五十代くらいの人間というのは、「本気で生き方の考え方を変えるべき世代なのではないか」というようには思うようになっていました。

いずれにしても、今の社会が漫然と進行していけば、あと・・・それこそ 30年もすれば、日本は何も機能していない実質的な廃墟となっている可能性さえ感じます。

えーと・・・何だか変な展開となりましたが、今回はその須原一秀さんの『自死という生き方』の中に、キューブラー・ロスという女性の話が長く書かれていまして、そこに何ともいえない感覚を覚えまして、「命」あるいは「死」というものを考える上で、ちょっと書いておきたいと思ったのです。

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聖女キューブラー・ロスが「神を呪った」とき

キューブラー・ロスという方は、終末医療の先駆者であり、40年間以上の中で、数千人の「最期」を看取ってきた人であり、また敬虔なキリスト教徒でもあり、私財を投じて死に向う患者のための施設を作ったりしていた、まさに聖女と呼ばれるにふさわしい人でした。

辞書的な説明は、Wikipedia から抜粋しますと、下のような女性です。


エリザベス・キューブラー・ロス(1926年 - 2004年)は、精神科医。その中で彼女は初めて今日、「死の受容のプロセス」と呼ばれている「キューブラー・ロスモデル」を提唱している。まさに死の間際にある患者とのかかわりや悲哀の考察や悲哀の仕事についての先駆的な業績で知られる。



Kubler-Ross.jpg

▲ キューブラー・ロスさん。


また、 Wikipedia には、


彼女は死への過程のみならず、死後の世界に関心を向けるようになった。幽体離脱を体験し、霊的存在との交流したことなどを著書や講演で語った。



という記述もあり、彼女は「優秀な精神分析医」という冠だけではなく、敬虔なクリスチャンとしての「聖女」としても人々の尊敬を受けるようになっていきます。


人間の最期を真剣に見つめ続け、そして神の愛に生き、魂の再生を信じていた「間違いない聖女だった」彼女の最期はどのようなものだったのか

死の受容のプロセスの「受容」に行き着いたのか。

そのあたりのことが『自死という生き方』にかなり長く書かれています。

ちなみに、 Wikipedia の彼女の説明にあった「死の受容のプロセス」とは、彼女の最も有名な『死ぬ瞬間』という著作に書かれてあるもので、死の受容のプロセスとは、死に近づく患者たちの段階として、



否認
自分が死ぬということは嘘ではないのかと疑う段階である。

怒り
なぜ自分が死ななければならないのかという怒りを周囲に向ける段階である。

取引
なんとか死なずにすむように取引をしようと試みる段階である。
何かにすがろうという心理状態である。

抑うつ
なにもできなくなる段階である。

受容
最終的に自分が死に行くことを受け入れる段階である。




という段階で亡くなっていくとしたものです。

その理論を確立したキューブラー・ロスさんの最期について『自死という生き方』から抜粋します。


『自死という生き方』 8章 - キューブラー・ロス − キリスト教徒の苦悩 より


『死ぬ瞬間』などの著書で世界的に有名な精神科医、キューブラー・ロスは、ターミナルケア(終末医療)の先駆者として、四十数年にわたり数千人の人々の最期を看取ってきた。彼女は死に行く人を励まし、愛の言葉で力づけてきた功績で、聖女とも呼ばれていたのである。

しかしその彼女は、晩年脳梗塞に倒れ、豹変してしまうのである。その様子を伝えるビデオを見た(『最後のレッスン − キューブラー・ロス 死のまぎわの真実』 NHK制作)。

彼女自身あれだけ他人の最期に真剣に接してきたにもかかわらず、そして二十世紀にホスピスに関してあれだけの業績を達成したにもかかわらず、自らの「自然死」の受け入れに関しては、やはり難しいことを表す内容であった。

と言うのも、彼女は死んで天国に召されることをはっきりと望んでおり、その瞬間を楽しげに待ちわびる言動がはっきりと見られたが、しかしその「お迎え」があまりにも遅いことにいらだって、最後には神様を呪いだしてしまったのである。

インタビュアーが、あなたは長い間精神分析を実践してきたので、それが役立っているだろうに、と問いかけると、「精神分析は時間と金の無駄であった」と、にべもない返答がかえってくる。




ということになってしまうのです。

彼女は 1995年に脳梗塞で倒れて、2004年に亡くなりますが、その下りは Wikipedia には、

1995年に脳梗塞に見舞われ左半身麻痺になった。2004年にアリゾナ州のスコットデールの自宅で亡くなった。


とだけ書かれているのですが、実際には、以上のように「神を呪う」という状態にまで陥り、そして、最後の頃には、


「もうこんな生活はたくさん。愛なんてもう、うんざりよ」
「神様はヒトラーだ」
「聖人? よしてよ、ヘドが出る」


などと言い出すようになるのです。

これは、すべて、その NHK のドキュメンタリーに収録されているのだそう。

それでも、1995年に脳梗塞で倒れてから2年後に彼女が書いた手記『人生は廻る輪のように 』には、まだ「神」も「愛」も「魂」も彼女の中にあったことがわかります。

部分部分抜粋します。


キューブラー・ロス『人生は廻る輪のように』より

学ぶために地球に送られてきたわたしたちが、学びのテストに合格したとき、卒業がゆるされる・・・・・究極の学びは、無条件に愛し、愛される方法を身につけることにある・・・・・
自然に死ぬまで生きなければならない・・・・・

どうかもっと多くの人に、もっと多くの愛を与えようとこころがけてほしい。それがわたしの願いだ。
永遠に生きるのは愛だけなのだから。




そして、それから数年後には前述した、

「愛なんてもう、うんざりよ」
「聖人? よしてよ、ヘドが出る」

という言葉が彼女の口から発せられるようになってしまうのです。

彼女は自分の最後に死の受容のプロセスの「受容」に行き着いたのか。
それはわからないです。

しかし、これは彼女に対して否定的な意味で書いているのでははなく、キューブラー・ロスという方があまりにも愛と信仰(神)に真摯であり続けたからだというようにも思います。

ただ、彼女が分析し続けた「臨終の理想」は、現実には「自分の死の場合」はその理論と噛み合わなかった、というだけで・・・。






真剣に「未来への何らかの存続」を考えてみたり

考えてみれば、毎日毎日、世界中で誰かが亡くなっています。
理由や原因はあまりにも様々です。

その中には生前、あるいは活動期に非常に立派だった方もいらっしゃるでしょうし、そうではない人もいるでしょうけれど、さきほど書いた、「高齢化に殺される日本という国」の問題なども含めて、たとえば、私は今、50代になりましたけど、こういう世代の人間は、これから先どのように考えていけばいいのか。

この『自死という生き方』を数日前から少しずつ読んでいて、私は自分がどのようにして生きていけばいいのかわからなくなってきています。

毎朝、やや「鬱」っぽい気分で目覚めることが多いです。
そして、朝起きて、すぐお酒を飲むこともあります。



皆さんは日本はどうなると思われますか?・・・このままの現状で時代が進むと。

あるいは、ご自身はどうなると思われますか?・・・今のままの価値観で進んでいくと。

そこにあるのはどんな未来・・・?

ただ、これらの問題は、本来は「地球最後のニュース」と銘打っている In Deep に多く書くのは適切なことではないと思いますので、今後は書くことはないと思います。

いずれにしても、今回は変な話となってしまいましたが、明日は「地球の磁場の反転が今すぐに起きてもおかしくない」とした欧州宇宙機関( ESA )の報告について書こうと思います。

先日の、

地球の磁場が弱くなっていることを欧州宇宙機関の地磁気観測衛星(SWARM)が確認
 2014年06月30日

と関係する話ですが、さらに「先の話」があったのです。
そのことについて書ければ書こうと思います。

何しろ、私には小さな子どもがいて、今は「自死」など考える余裕もないです。
考えたり書いたりすることが唯一の「擬似死体験」かもしれません。

ま・・・今は。

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2014年07月12日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





yellowstone-new-hotspot.gif

▲ 2014年7月10日の AP通信 より。




イエローストーン周辺の道路を次々と溶かしている原因は気温か地熱の移動か

7月10日に、上のように、イエローストーン国立公園の観光スポットへ到る道路の各地で、「熱でアスファルトが溶け、道路が通行不可に」ということが報じられています。

new-hotspot-2.jpg

▲ イエローストーン国立公園の他の道路。2014年7月10日の Traveler より。


道路のアスファルトがどうして溶けたのかということについては、記事には「最近の気温の高さ」ということと共に「地熱」という言葉も出てきます。

上の AP 通信の記事を要約します。


New hot spot in Yellowstone melts asphalt road, closes popular geysers, thermal features

イエローストーンの新しいホットスポットがアスファルトを溶かし、間欠泉や地熱の人気観光地点への道路が閉鎖

イエローストーン国立公園で刻々と変化する地熱がアスファルトを溶解し、人気の観光スポットへの道路を閉鎖したことを、公園当局は 7月10日に発表した。

また、その地帯は土壌に熱湯を含んでいる可能性があり、立ち入ることは危険で、観光客などに対して閉鎖しているエリアに入らないように呼びかけている。

地熱でアスファルトが溶けている様子には興味を抱くかもしれないが、今回の道路のダメージは深刻で、回復にまで日数がかると思われる。そのため、観光スポットへの訪問は先になるかもしれない。

1980年代の中頃、イエローストーンでは異常に暖かい天候と高い気温のために、道路が粘質の状態となってしまったことがある。




というようなものなんですが、確かに、あまりにも暑さが続いてアスファルトが溶けるというのは、ここ数年の中国などではよく見かけた光景です。

2010年7月の中国・上海 / 暑さで溶けたアスファルト

china-asphalt.jpg

▲ 2010年7月10日の英国テレグラフより。


でも、これらの中国の夏の場合、「気温 40度近くが何日も続く」というような形での出来事で、最近のイエローストーン周辺の気温はどうだったのか調べて見ました。

こちらは、報道のあった 7月10日のアメリカの最高気温です。

yellowstone-10-jul-2014.gif
Weather Underground

これを見ますと、(夏だから当たり前といえば当たり前でしょうけれど)アメリカは現在は、全体的に暑いようです。それでも、イエローストーンの周辺の最高気温は濃いピンクで、気温としては、32℃〜34℃くらいのあいだくらいのようです。

アスファルトが溶け出すほどの高温とはなっていないように思います。

それだと、気温 50℃とかになるラスベガスとかフェニックスなんかは夏はいつも道路が溶けていることになりそうですし。

phen-11.gif

▲ アリゾナ州フェニックスの今日( 7月12日)の気温。 tenki.jp より。


全然関係ないんですが、下のは昨日の天気予報ですので、今日実際にここまで上がっているかどうかはわからないですが、私の住んでいるところと比較的近い場所の 7月 12日の予想最高気温です。

kuma-12-jul.gif


このあたりのことを一連として考えますと、最近のイエローストーン周辺の程度の生ぬるい気温だけでは、道路のアスファルトは溶けないと思われます。

噴火と結びつけるつもりはないにしても、結局、普通の話として、

イエローストーンの地熱の位置が変化している

ということは言えそうです。

地熱の位置には、東西南北も、深さの問題もあるのでしょうけれど、それが変化していると。
上の AP 通信の記事に、

「イエローストーン国立公園で刻々と変化する地熱」

とありますように、もともと、イエローストーンの地熱の場所というのは変化していくもののようですので、これが何か(たとえば噴火とか)と結びつくようなものではないのでしょうけれど、でも、ふと思い出しますと、過去記事、

「地質の憂鬱」の中にいるアメリカ : 全土で多発する地震の中、イエローストーン火山で過去 30年来で最大のマグニチュードの地震が発生した日
 2014年03月31日

でご紹介しましたように、今年、イエローストーンで過去 30年ほどで最大の地震が起きていることは事実ですし、あるいは、

イエローストーン国立公園から動物たちが逃げ出している
 2014年04月02日

というような記事を書いたこともありましたが、

「動物も地面が熱くなったら逃げたくもなるかも」

と非常に当たり前のことも思ったりした次第であります。

yellow-stone-buffalo.jpg

▲ イエローストーン国立公園を走るバッファローの大群。3月20日頃の撮影。これが、単に走っているのか、あるいは、逃げているのか、はわからないままです。


なお、今年になってからイエローストーンの話題がアメリカにおいて多くなっているのは、地震や今回のような出来事があるからというだけではなく、昨年になってわかった、「イエローストーンは想定されていたよりはるかに巨大な火山だった」ということも関係しているかもしれません。

下のように、過去に噴火した際の影響範囲もとんでもなく大きなことが最近になってわかっています。

ys-map-01.gif


過去記事の、

想定よりはるかに巨大だったことがわかったイエローストーン
 2013年12月13日

に、英国インターナショナル・ビジネスタイムズの記事を翻訳して載せたものから抜粋しておきます。


Yellowstone: The Super-Volcano that Could Blow up America
IBT 2013.12.10

イエローストーン:この超巨大火山はアメリカを吹き飛ばしてしまうかもしれない

ワイオミング州のイエローストーン国立公園の超巨大火山は、科学者たちがこれまで考えていたよりも、さらに大きな米国への脅威になる事実が発見された。

ユタ大学の研究者たちは、イエローストーン国立公園の下の火山のマグマ溜まりが、これまで考えられていた推定値より 2.5倍大きなものであることを突き止めたのだ。

今の時代にこの火山が噴火した場合、火山灰の雲はイエローストーンから 1600キロメートル離れた範囲内の全体に影響を及ぼし、結果としてアメリカの3分の2は人が住めない状態となると科学者たちは予測した。




ちなみに、今、アメリカは、上のほうに載せました気温分布のように、暑いようですけれど、あと数日もすれば、「ものすごく気温が下がる」ことが予測されています。そのあたりは、

「寒い夏」:北米大陸で「北極からの旋風の到来」により7月中旬から異常な寒波に見舞われる予測
 2014年07月11日

をご覧下されば幸いです。

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Extinction Protocol


というわけで、久しぶりにイエローストーンの話題だったのですけれど、アメリカでは、もうひとつわりと広く報道されている「国内の報道」があります。





空気感染型の肺ペストの発生

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・ ペスト患者が発生したことを報じるテレビニュース。YouTubeより。


それは、コロラド州で「肺ペスト」に感染した男性がいることが明らかになったというニュースですが、このペストが、大変珍しい「空気感染(飛沫感染)」するタイプのものだとわかったため、感染拡大が起きる可能性はないのかどうかということが報じられています。

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▲ 2014年7月11日の米国ブルームバーグより。


今回は、ブルームバーグの記事を翻訳したものをご紹介しておくにとどめますが、なぜ、大騒ぎとなっているかというと、ペストはネズミから「ノミ」などを介して人間に感染するのが一般的で、空気感染(飛沫感染と同じ意味で使っています)は、少なくともアメリカでは「極めて珍しいペスト」だからということのようです。

下の図は、横浜市衛生研究所の「ペストについて」というサイトにあるものですが、一般的には、ペストというものは、

plague-001.gif


というように、ノミが媒介して流行する場合が多いのですが、今回のアメリカの肺ペストの場合は、

plague-002.gif


ということで、(今回はペットの犬から飛沫感染した可能性が高いとのこと)そうなってくると、周囲の人間、動物などから「ペストが広がっていくことはないのか」ということでの懸念が報道されているということのようです。

ちなみに、上記、横浜市衛生研究所のページには、1947年から1996年までのアメリカでのペストの発生状況が記されています。そこには、


1947-1996年にアメリカ合衆国では、390人のペスト患者の発生が報告されています。そのうち、84%が腺ペスト、13%が敗血症ペスト、2%が肺ペストです。致死率は、腺ペストが14%、敗血症ペストが22%、肺ペストが57%でした。ペストが散発の状況では、肺ペストは少ないですが、ペストの流行時には、肺ペストの割合が高いです。



とあり、肺ペストの致死率は 57パーセントもあり、肺ペストは現代医療をもってしても、致死率のかなり高いものだということがわかります。

ここから、ブルームバーグの記事です。




Deadliest, Rarest Form of Plague Contracted Near Denver
Bloomberg 2014.07.11

最悪に致命的で、かつ非常に珍しい種のペストにデンバー近郊の男性が感染

コロラド州の男性が、咳やくしゃみを介して広がる可能性を持つ空気感染するタイプの、最も珍しく、かつ最も致命的な種のペストを発病した。

肺ペストの発生はアメリカでは 2004年以来のケースだとコロラド州環境保健省の広報担当者は語る。

感染した男性の名前は公表されていない。男性はデンバーに近いアダムス郡でペスト菌に暴露した可能性が高いことを保健当局は声明で述べている。

当局は、男性は入院しており、治療中であると述べたが、男性の現在の状況や、その他の詳細についてはコメントしないとしている。

男性は、ペットの犬から感染した可能性があるという。その犬は突然死亡したが、そこから菌が運ばれた可能性があるという。





(訳者注)なお、今回、アメリカで患者が出ました「肺ペスト」は、横浜市衛生研究所のページによりますと、ペストの中でもっと生物テロと関係が深いそうです。

また、現在はいまだに黒点の数は多いですが、黒点数と感染症の関係なども、

「真実の太陽の時代」がやってくる:私たち人類は何もかも太陽活動に牛耳られている
 2013年07月11日

をはじめ、よくふれることがありますが、「黒点の多い時に感染症が増える」という理屈は多分、磁場によって変化する人間の白血球の数とも関係する「人間の感染抵抗力」の問題と関係あるのだと思っていますが、それはともかくとしても、たとえば、西アフリカのエボラ出血熱も、いよいよ死亡数が 500人をはるかに越えてきまして、すでに「制御不能」に陥っているようですし、世界中での「病気の話題」のほうも、まだ少し続くかもしれません。

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2014年07月11日



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▲ 2014年7月10日の Mysterious Universe より。



昨日、上の記事で、インドのケララ州にあるコディンヒ村( Kodinhi )という場所のことを知りました。

簡単に言ってしまえば、「双子の出生率が考えられないほど多い村」として有名な場所なのだそうです。上の記事によると、以下のような特徴を持ちます。


・村の人口 2000人のうち、約200組(400人)が双子。

・この現象は60年くらい前から始まり、年々、双子の出生率は上昇している。

・この理由について長く研究が続けられているが、原因は完全に不明。

・遺伝学、生物分子学、気候要因からも原因はわからず。

・双子たちはすべて健康で、土地からは汚染物質の類は検出されていない。


というようなものです。

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▲ インド・ケララ州コディンヒ村の場所。


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このコディンヒ村は英語版の Wikipedia の項目に存在します。
その中の双子に関しての部分の中から抜粋します。


Kodinhi

コディンヒ村

このコディンヒ村が国際的に脚光を浴びたのは、村での異常なほど双子の出生率の多さが判明したことからだった。最初の調査では、 2000人の住民の中で、204組(408人)が双子だった。

地元の医師の中には、原因はコディンヒ村の水に含まれている化学物質だと述べる者もいるが、しかし、実際には多くの調査と研究にも関わらず、この現象の正確な原因は突き止められていない。

また、コディンヒ村出身の女性は、結婚して村から遠い場所に嫁いでいっても、その地で双子を産むことでも知られている。

他にも双子の出生率が多い場所はある。たとえば、ナイジェリアのイボ・オラ( Igbo-Ora )という町も双子の出生率が多いことで知られるが、ラゴス大学の研究により、イボ・オラの場合は、現地で広く食用とされている塊茎(イモ類)に含まれる化学物質が双子の出生率と関係していることが突き止められている。

しかし、コディンヒ村の場合、食生活はインドの他の地域との差はほぼなく、双子の出生率に関係するような原因物質や環境的な要素は見出されていない。




というようなものです。

この調査について、冒頭の記事からもう少し詳しく書きますと、


コディンヒ村を調査し続けている医学博士のクリシュナン・スリビジュ氏は、村人たちが食べたり飲んだりしているものの中からは原因となりうる物質は何も発見されなかったと語る。また、この村の食事そのものがケララ州の他の地域と何の差もないのだ。

博士は、今後、より詳細な生化学分析装置を用いて、コディンヒ村の研究を継続していくつもりだが、現在までの状況は「双子の出生率の多さは原因不明のままだ」と述べている。




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▲ コディンヒ村の双子のきょうだいたち。





双子は「偶然」の産物

ちなみに、一般的に双子というのはどのくらいの割合で生まれるものなのかということについては、双生児 - Wikipedia によりますと、

古来より人種に関わりなく、1000組に4組の割合で一卵性双生児が誕生する。


ということです。

ここから考えると、コディンヒ村の割合は相当なものです。

ところで、上の双子に関しての Wikipedia を読んでいた時に、「当たり前といえば、当たり前」のことではあるのかもしれないですが、何となくショックを受けた単語がありました。

そして、ここからが Wikipedia からの抜粋です。


一卵性双生児

受精卵の多胚化による一卵性双胎(多胎)妊娠は偶然の産物であり、一卵性双生児の出生は遺伝やホルモン分泌量などの外的要因に影響をほとんど受けない。




太字は Wikipedia でも太字となっています。
双子は「偶然の産物」のようです。

なぜ、「偶然」という言葉にショックを受けたかというと現在の科学では、「偶然」の言葉で片付けられることも多いんです。しかし、「偶然」という言葉を不用意に科学に浸透させてしまったために、困惑している科学者たちも多いように思います。

たとえば、今から4年以上前のクレアなひとときの「進化の仮説 - すべての細胞核が持つ元型」という記事では、お茶の水女子大理学部の太田次郎教授の1987年の著作『細胞工場―生命の神秘はここまで解けた』というものから抜粋させていただいていますが、この著作の中で、太田教授は、通常に語られる進化論(地球で偶然生命が生まれ、それが進化したとする説)を書いた後に、「ただ、ひとつ気になることは・・・」として、次のように書かれています。


太田次郎『細胞工場』より

偶然の試行錯誤の考え方をとるとすると、考えにくい点があります。

アミノ酸や塩基の配列のぜんぶの可能性を網羅しつくすためには、宇宙にある物質すべてをアミノ酸にしたり、核酸の塩基にしたりしても、不足してしまうのです。

いいかえれば、アミノ酸や塩基がでたらめにつくられ、それらの対応関係が偶然生じたと考えるのは、機械的に過ぎて、実際にはありえないと思われるのです。

原始地球の化学進化の途上で、何らかの必然的要素が働いたと考えるほうが、現在の生物についての知見からは考えやすい感じがします。

しかし、その必然の内容については、まだなにもわかっていません。この考え方をへたに進めれば、創造説と同じ道へ入っていってしまうおそれもあります。

このように、生命や細胞の起源を探るときに、素材の点からはじめても、わからないことだらけなのです。




ここで、

> この考え方をへたに進めれば、創造説と同じ道へ入っていってしまうおそれもあります。

という太田教授は書かれていますが、その意味は、曖昧にはされていますが、生物学を極めれば極めるほど、

「生命の誕生には、何らかの《意志》が働いたようにしか見えない」

というような考え方の方向にどうしても向いてしまうということは、よく見られます。

例えば、フレッド・ホイル博士は、最晩年の著作『生命(DNA)は宇宙を流れる』の本文のラストに以下のように書いています。

すでにパンスペルミア説を越えて、到達したホイル博士の思想は、科学と哲学のリンクを鮮明に感じさせてくれるものでした。


フレッド・ホイル著『生命( DNA )は宇宙を流れる』
第11章 コズミック・インテリジェンス より


興味深いことに、われわれが到達した結論、すなわち宇宙に知性があることをロジカルに要請することは、世界の主だった宗教の教義と整合性がある。

世界中のさまざまな文化の中で、「創造主」は独自のすがた形をとる。エホバ、ブラフマー、アラー、天の父、神……宗教の数だけ呼び名もある。

けれども、その根底に横たわる概念は、どれも一緒だ。それは、宇宙は −− 特に生命の世界は −− 創造もつかないほど強力な人間型の知性を持つ「存在」によって創造されたということだ。

地球に暮らしたことのある人間の圧倒的多数が、この概念を完全に、無条件に、本能的に受け入れていたことを忘れてはいけない。

生物にこんな意識を持たせるのは、遺伝子のはたらきである。ひょっとすると、その「存在」がわれわれの部品を創造することにあたって、自らの起源についての真実を本能的に悟るように、遺伝子に細工しておいたのかもしれない。




これが、ホイル博士の最晩年の頃に到達した概念だったようです。

上の記述にある「(生命は)人間型の知性を持つ存在によって創造された」という考え方はオカルトでしかないですが、しかし、このオカルト的発言の重みは、ホイル博士は、世界で最も天文物理学と宇宙生物学を研究し尽くした人物の一人であり、その人の最後の考えがこうだったというところに、似たような通常の発言とは違う「重み」があります。

何だか、最初のインドの双子の村の話からそれてきていますが、あまり考えずに、このまま進めます。





生命の誕生には謎が多い

少し前になりますが、下の英国インディペンデントの記事を知って以来、「人の単為生殖」(女性単独で妊娠すること)というものに興味を持ったことがあります。

virgin_birth-01.gif


上の記事をご紹介した記事は、

米国女性200人のうちの1人は「処女懐胎」しているという調査結果に思う「進むY染色体の終末時計」
 2013年12月19日

というものでした。

しかし、調べてみると、基本的には、人間を含む哺乳類は、「ゲノムインプリンティング」という、遺伝子発現の制御の方法を持ち、この難しいメカニズムの具体的なところはともかくと、このゲノムインプリンティングが存在する限りは単位生殖は不可能に近いことであるということがわかった程度でした。

つまり、

人間が「処女懐胎」するには機能的に進化する必要がある

ということで、これは逆の書き方をすると「進化すれば人間は処女懐胎できる」という意味でもあります。

その後に、ドイツ人女性のマリアンネ・ヴェックスさんという方が書いた『処女懐胎の秘密』という本を手にする機会があり、それを読んだ後に書かせていただきました記事、

光で語り合う自分の細胞と他人の細胞。そして、人間は「生きているだけで永遠を体現している」ことをはじめて知った日
 2013年12月23日

の中で、

「光による受精」

というセクションがあることを記しました。

ここには、アレクサンダー・グルヴィッチという研究者がおこなった実験の際に、


細胞から出ている光線は他者、つまり他人の細胞に細胞分裂をおこさせることができることがわかった。



というようなことなどが書かれてあり、

ひとりの細胞と他人の細胞や DNA との間には光線でのコミュニケーションが常に存在している可能性


というような意味にもとれることが示されています。

そして、その時、私は、


自分と他人の DNA の間に光でのコミュニケーションが存在しているというのなら、「シンクロニシティ」というものを含めて、人間同士のあらゆるハイパー・コミュニケーションは現実として常に存在しているかもしれない。



のようなことも感じたのですけれど、これらのことは、もしかすると「生命の誕生(妊娠)」ということに関しても何らかの関係を持つものなのかもしれないと・・・まあ、思ったり・・・あるいは、理性的に考えれば、やはり関係性を考えるのは無理っぽいと思ったり、考えはまとまりませんが。

それにしても、インドの村の話からなんでこんな話を始めたかというと、

・異常な双子の発生率

・単為生殖


はどちらも出生に関しての「あり得ないできごと」であるわけで、何となく関連性を感じてしまったりしている次第です。ちなみに、マリアンネ・ヴェックスの『処女懐胎の秘密』の前書きは以下のようなもので、「人間の存在とその誕生」というものに関しての、マリアンネさんの考えがわかります。


マリアンネ・ヴェックス著『処女懐胎の秘密』「はじめに」より

私は自分を、輪廻転生を繰り返している個人的存在、さらには集合的存在と認識しています。さらに、あらゆる生命と −− 過去・現在・未来のあらゆる生命と −− ひとつになった存在と認識しています。

宇宙のあらゆるエネルギーは存在するすべてのものの姿をとり、したがって、私という姿もとりながら自己実現しているという認識をもって、私は生きています。

つまり、決して自分を被害者とみなすこともなく、誰をも、何ものをも非難することなく、私の人生形成について、いかなる権威にもいかなる状況にも責任を転嫁しないということです。




ずっと上のほうにリンクしました、クレアなひとときの記事では、私は、今後、生命が進化するとした場合、それは、


・DNA の塩基配列の外部的刺激による変異

・地上のすべての受精卵への影響

・細胞核にある全生物を通して持つ物質による社会行動コントロール



というようなことになるのではないか、と書いていますが、それらが実現するかどうかは別としても、これらは最終的には「単為生殖」に向かう道であり、また、最初のインドの双子の村のように、妊娠に関しての出来事が「変化していく」ということのも関係することだと思います。

いろいろと節操のない展開になってしまいまして申し訳ありませんでした。

関係ないですが、最近、あるキッカケで知った『自死という生き方』という、哲学者の須原一秀さんが書かれた本を読んでいまして、「死」というものを考えている時でした。「死」を考えると、「生」のことも考えるわけですけれど、そういう中で、知ったインドの村の話であり、そして、そこから思い出した「単為生殖の未来」の概念なのでした。

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2014年07月09日



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▲ 京都の鴨川沿いの「遊歩道」を歩いているところを発見されたオオサンショウウオ。2014年7月6日の Epoch Times より。




ただの古都ではない「京都」で起きていること

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先日の記事で、アメリカの「トラベル+レジャー」という旅行専門誌が発表した 2014年の人気観光地ランキングで、京都が1位となったことにふれたことがあります。

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・7月3日の産経新聞より。


このことはいろいろなメディアなどでも取り上げられまして、下のように、「“ただの古都ではない”と評されるその理由とは?」という特集を組んでいるサイトもありました。

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・7月5日のニュースフィアより。


その理由はいろいろとあるでしょうけれど、それにプラスして、現在の京都は別の意味で、「ただの古都ではない」のです。

上のアメリカの旅行誌で京都が「アメリカ人に1位に選ばれた頃」から、京都の一部の人々は下のような事態で困惑し始めているのでした。

下は、今朝の京都新聞です。

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▲ 2014年7月9日の京都新聞「小型ハエ、大発生に困惑 京都市」より。


このことに関しては、同じ京都新聞で1週間ほど前にも報じられていたのですが、今回の報道と合わせますと、以下の状態のようです。


・大量発生しているのはクロバネキノコバエ科という科のハエと思われる
・体長1〜2ミリで網戸もすり抜ける
・急に増えている理由は不明


というものなのですが、実は、私がこのことを知ったのは、報道からではなく、京都方面にお住まいのお知り合いの方に知らせていただいたからなのでした。つまり、「実際に被害に遭われている方」からの話をうかがったのです。

京都新聞のこちらの記事には、南丹市園部町の和菓子屋「くりや」の店主の話が載せられていまして、それは以下のようなものです。


特に午前9時ごろから急に姿を現すといい、「店内に入ってきて大変。ほうきで掃くと黒い塊になって気持ちが悪い。店では殺虫剤も使えないし、常に掃除するしかない」と嘆く。



と書かれてあり、多少その困惑や惨状もわかるのですが、私がお知り合いからいただいたメールに書かれてある内容のほうが臨場感がありまして、それをご紹介します。

京都の一部地域では以下のような状態だそうです。


・飲食店では出した食物に店内に侵入していた虫がくっついてしまう。

・コンビニも弁当などを販売しているので店内に虫が入り困惑している。

・あちこちの店舗の入り口に、工場や農作業で使う大きな扇風機が置いてあり、現時点ではその扇風機の強い風で虫を吹き飛ばすしか方法がない。(飲食店だと殺虫剤は使えないため)

・そのお知り合いの家でも玄関灯の下にいつも数百匹死んでいる。その虫の死骸を掃除用のコロコロテープで取り除いている。

・救急診療に行った病院でも、救急室に入り込んだ虫がカルテの上に落ちてきたのを見た。




などだそうです。

救急室などは、比較的密閉されている場所ですので、「どこから入ってくるのかわからない」と、看護士さんたちがぼやいているそうです。

京都市によると、「大量発生の理由はわからない」としていますが、一般的には、それまで大量発生していない虫などが大量発生する理由のひとつとして、

天敵が少なくなる

ということがあります。





天敵が消えた時

天敵がいなくなるとどうなるか」という中の最も顕著な例としては、中国初代国家主席・毛沢東の政権下の中国で 1958年からおこなわれた「大躍進政策」いう中での「あるひとつの試み」を思い出します。

大躍進政策というのは Wikipedia の説明をお借りすれば、


大躍進政策(1958年 - 1960年)は、中華人民共和国が施行した農業・工業の大増産政策である。毛沢東は数年間で経済的にアメリカ合衆国・イギリスを追い越すことを夢見て実施した。結果は推計2,000万人から5,000万人の餓死者を出す大失敗に終わり、毛沢東は国家主席の座を追われた。



というものです。

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▲ 大躍進政策を喧伝する当時のポスター。中国語版 Wikipedia より。


この大躍進政策の中に、1958年から始められた「四害駆除運動」というものがあります。四害、つまり「4つの害」とは、伝染病を媒介するハエ、蚊、ネズミ、そして、特に力を入れたのが、農作物を食い荒らすスズメの「根絶大作戦」でした。

その運動と、その結果を Wikipedia から抜粋します。


四害駆除運動

1958年2月から、四害(伝染病を媒介するハエ、カ、ネズミと、農作物を食い荒らすスズメ)の大量捕獲作戦が展開された。

特に、スズメを大量に駆除した(北京市だけでも300万人が動員され、3日間で40万羽のスズメを駆除した)。しかし、スズメの駆除は、かえってハエ、カ、イナゴ、ウンカなどの害虫の大量発生を招き、農業生産は大打撃を被った。

スズメは、農作物を食べると同時に害虫となる昆虫類も食べ、特に繁殖期には雛の餌として大量の昆虫を消費している。このような生態系のバランスを無視した結果だったのである。




このようなものも含めて、中国の「大躍進政策」は、伝統的な農法も科学的知識に基づく近代農法もまったく無視した政策が実行に移された結果、農業などに大きなダメージを与えることとなり、結果として、出現したのが「おびただしい餓死者」でした。

1958年から1960年まで続いた大躍進政策での餓死者の数は正確にはわかっていませんが、アメリカに本部を置く中国語専門テレビ局の新唐人電視台は 2010年 9月のニュースで、当時の報道や専門家たちの意見として、

「最低でも 4500万人が餓死した」

と結論付けています。

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▲ 2010年9月9日の新唐人電視台より。このニュースは、日本語吹き替えで、 YouTube でも見られます。


何だか話が変な方向にそれましたが、今回の京都のハエが天敵がいなくなったことによるものかどうかはわからないのですけれど、感覚的には、トンボやカエルなどの数が明らかに少ないとお知り合いは言っていました。


あと、現在の虫の大量発生といえば、「カメムシ」があります。

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・7月5日のライブドアニュースより。


群馬、埼玉、三重などでは県が注意報を発令していますが、それ以外の場所でも、今年は多いようです。

まあ、上のライブドアニュースのタイトルの「エルニーニョで恐怖の大発生」というのは、ちょっと意味がよくわからない面もありますが、記事によりますと、ある夕刊紙記者の話として、


「カメムシが大量発生した年の冬は、大雪に見舞われると言われています。ここ数年はさまざまな異常気象が続いていますから、今年は日本中が大雪に埋もれるかもしれません」



と述べていたとようなことから、このタイトルがついたようです。

もう異常気象にも慣れてきた感じもありますが、まだまだ予測不能の出来事もありそうですしね。





全世界で一斉に報じられた「京都のオオサンショウウオ」

ところで、冒頭に載せました「オオサンショウウオ」の報道。

これは京都の鴨川沿いでの出来事にも関わらず、日本では、いわゆるニュースとしては、ほとんど報じられなかったのですが、海外では、これが、

「巨大オオサンショウウオが陸地に出現した!」

と、結構様々な国で報道されていたのでした。

オオサンショウウオという存在自体が珍しいのかもしれないですが、その大きさもすごかったようです。

s-large.jpg
Twitter より。


このオオサンショウウオについては、J-Castニュースが、京都市役所の文化財保護課に問い合わせたところ、現在の鴨川の水質はかなりきれいで、エサも豊富なので、オオサンショウウオが棲みつく場合もあるということだそう。

鴨川に定住したオオサンショウウオが陸地を散歩でもしていたということのようです。


日月神示に「わけのわからん虫わいてくるぞ」という記述がありますけれど、先ほどの中国の「天敵」のエピソードのように、生態系の「一方が死に絶えると、一方では大量に発生するものが出てくる」という図式から考えると、天候の異変にしても、あるいは何らかの人為的な問題であったににしても、現在の状況はこの、

「わけのわからん虫わいてくるぞ」という状況がとても起こりやすい

とも思います。

天候や自然災害や、あるいはその他のことで、まだいろいろと混沌としたいろいろなことが日本でも起きると思いますけれど、まあ、淡々と、そして、(自分で思うところでの)健全に進んでいくしかないです。

今の世の中の状況に「対抗」したり、「立ち向かったり」、あるいは「必要以上に嫌悪したり恐怖したり」というような態度はあまり得策ではなない気がします。それよりも、シュタイナーの言葉の受け売りですが、「いっさいの外部の出来事に影響されない自分を作ること」が今の時代には重要なことなのかもしれません。

これは私自身でも難しいことで、毎日そのことをよく考えます。

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2014年07月08日



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▲ 2014年7月1日の米国 Yahoo! News より。



あくまで感覚的なものですけれど、「なんだか今年は地震が多い感じはするなあ」というようなことは思っていました。

そうしましたら、今回ご紹介するアメリカ Yahoo! News の出だしはこのようなものでした。


今年2014年はいつもより地震が多い感じがすると思われている方。あなたの考えは正しい。 最新の研究では、2014年の最初の四半期に発生した規模の大きな地震の数は 1979年以降の平均と比較して、「倍以上」であることがわかったのだ。



実際に今年は地震が(今のところまでは)多いのでした。
しかも、「通常の2倍より多い」という尋常な率ではない今年の地震の数が浮かび上がります。

それだけではなく、この統計はマグニチュード7以上の「大地震」に関してのものですのです。この約 35年くらいの間に、発生件数は徐々に増え始め、ついに 2014年には「2倍」ということになったということのようです。

今年は、たとえば、過去記事の、

2014年 3月 15日に環太平洋火山帯で「同時多発的な連鎖発生」を起こした中規模地震群
 2014年03月16日

という出来事などのように、どうしても目立ってしまうような「世界全体で遠い距離のあいだで同時に起きるような群発地震」が多かったように思います。

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▲ 上の記事より。


あるいは、もっと長い周期で見てみても、マグニチュード5から7くらいの間の地震については、過去記事、

太陽活動と地震・噴火の活動に関しての2つの考え方
 2011年02月17日

の中に、1900年から 2010年までのそれぞれの平均値を並べたグラフを載せたことがあります。

西暦1900年からのマグニチュード5〜5.9の地震の統計

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西暦1900年からのマグニチュード6〜6.9の地震の統計

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どちらも、1,000年間くらいの間に増加しているのですが、しかし、上のグラフは 2010年までのもので、今回、翻訳した記事などを見てみますと、

その後また急激に増えている

という感覚を受けます。

なお、今回の翻訳記事は比較的長いですので、あまり余談を書かずに入りたいと思いますが、研究者のテーマとしては、


地球の遠く離れた場所同士で連動して起きる地震は単なる偶然なのか、それとも、何らかの「関連性」があるのか。



ということについて、「関連性」を探す試みをしている科学者たちの話であり、地震が増えたということそのものがメインの話ではないです。

個人的な考えとすれば、自然現象に「偶然」という概念が入り込む余地はないと考えますけれど、このあたりを書き出すと、余分に長くなってしまいますので、今年3月に書きました記事、

虚実が混合する「地震」の話
 2014年03月30日

の中の「地震予測に対しての私見」というセクションに書きました以下の部分が、私の地震予測に関心のある部分の大部分となると思います。


地震予測に対しての私見

私は現在の巷で言われているタイプの地震予測には関心を持ちませんが、地震予測の可能性が含まれているものがあるとすれば、次の2点だと思っています。

1. 大気中の赤外線量の測定と電離層中の電子数の変化

2. 銀雲


です。




というようなことを書いていますが、それぞれについてご興味のある方は過去記事などもお読みくだされば幸いです。なお、上の「1」の「大気中の赤外線量の測定と電離層中の電子数」というものについては、2011年3月11日の東北の大地震の際に、NASA が震災直前に東北の震源の上空で赤外線量の強烈な変化を観測し、同時に、上空の電離層の「電子数」というものが強烈に上昇していたことをデータで確認した、ということが発表されたことがありました。

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▲ NASA の観測艇が収集した 2011年 3月 10日から 3月 12日までの赤外線のエネルギー量の変化。過去記事「衝撃のデータ: 3月11日の地震の前に観測された日本上空の赤外線と電子量の急激な変化」より。


そのように、私は、

「地震は下(地球)だけではなく上(宇宙)からとの関係性を持つ」

とは今でも思っています。

しかしまあ、「地震のトリガー」ということに対しての考え方というものは、人それぞれ非常に多彩でして、確定していない意見をごり押しする必要もないとも思いますので、とにかく、今回は、

2014年は今までのところ記録的に地震が多い年


という事実を念頭に置かれていただければ幸いです。
これはある意味では、「2014年はこれからも地震が多く起きる可能性も高い」という意味に捉えていただいても結構です。

記事は、そのような「地震の連動」の可能性を探る科学者たちの話です。
ここからその記事です。




Big Earthquakes Double in 2014, But They're Not Linked
Yahoo! News (アメリカ) 2014.07.01

2014年の大地震は通常の倍の発生数となっている。しかし、それらに関連性はない

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▲ 2014年4月4日に、南米チリでマグニチュード8.2の地震が発生。


今年2014年はいつもより地震が多い感じがする、と思われている方。あなたの考えは正しい。 最新の研究では、2014年の最初の四半期に発生した規模の大きな地震の数は 1979年以降の平均と比較して、「倍以上」であることがわかったのだ。

調査を率いたカリフォルニアにあるアメリカ地質調査所( USGS )の地球物理化学者のトム・パーソンズ( Tom Parsons )博士は、このように言う。

「私たちは今、これまでの歴史で最大級の高い大地震の発生率の時代を経験しているのです」

しかし、世界的な地震の数が増加しているにも関わらず、これらの地震の増加は、依然として「偶然」によって説明することができると、トム・パーソンズ博士と論文を共著したアメリカ地質調査所のエリック・ガイスト( Eric Geist )氏は語る。

彼らの調査結果は、地球物理学専門誌ジオフィジカル・リサーチ・レターズ( Geophysical Research Letters )のオンライン版に掲載された。


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▲ 2000年から世界で発生したマグニチュード7以上の地震。


2014年に非常に多くの地震によって地球が揺さぶられている中、パーソンズ博士は、実際には彼が「多くの地震」というポイントから「逆」を見出すことができるかもしれないと期待している。

つまり、それは、現在の 2014年の大地震の増加は「別の巨大な1つの地震」から生まれている揺れなのではないかということだ。

以前の研究では、ひとつの地震が、世界全体を駆け巡っていくことを示していて、それは小さな地震のトリガー(引き金)となっていることも示した。

パーソンズ博士は、ライヴサイエンスのインタビューに対して、以下のように語っている。

「私たちの研究チームは、1つの地震が、世界的な規模で他の地震に対して与える影響について関心を持ち続けています。そして、私たちがそれが起きている示唆を見た時には驚いたものでした。私たちは、『偶然性では説明できない何か』の証拠を見つけることを本当に期待しているのです」。

このような研究、つまり、地震が時間と距離を越えて、その発生に関連性を持つということについての研究への試みや、その失敗は今回が初めてではない。

以前の研究では、地球上で最大規模であるマグニチュード8やマグニチュード9といった大きな地震が、マグニチュード2とかマグニチュード3などの小さな揺れ(いわゆる余震)のトリガーとなることは典型的によく見られることだ。

しかし、1つの大きな地震が他の大きな地震を誘発することについては、誰も証明してはいない。彼らは、このような地震と地震の関連の証明を統計的に見出さそうとしている。

しかし、最近の地震の嵐にも関わらず、世界の大地震はランダムに発生しているとする新しい研究が見出されてしまってもいる。

大地震と呼ばれる範囲であるマグニチュード7以上の規模の地震が発生する平均値は、1979年から1年間に 10回だったと以前の研究では報告されている。そのレートは、1992年までには 1年間に 12.5回に上昇し、2010年までには、16.7回にまで上がった。

そして、2014年の最初の3ヶ月では、マグニチュード7以上の規模の地震が発生した数は 1979年からの平均値の倍以上となっている。

地震の増加は、コイン投げの結果と統計学的には似ているが、パーソンズ博士は、「コイン投げのプロセスはランダムであっても、まれに表ばかり出ることや、あるいは、裏ばかりが繰り返し出ることがあります」と言う。

そして、以下のように続けた。

「基本的に、私たちは、2014年の最初の四半期に見たもの(異常に多い地震)の理屈を証明することはできません。これは、コイン投げのような単純な話ではないのです」。

しかし、パーソンズ博士は、巨大な地震が非常に遠い距離を越えた場所で起きる大地震のトリガーとなるという可能性について、統計学的な発見での排除はしていないと言う。

研究者たちには、単にこのような地球規模での『地震のコミュニケーション』に関するデータが欠如していると博士は言う。

しかし、マグニチュード5.6より小さな規模の地震に関して、これが全世界的スケールで連動することを研究者たちは発見している。これらの研究は、より小さな地震が他の大きな地震の発生から影響を受けていることを強く示唆している。

例えば、日本とスマトラで発生したマグニチュード9の壊滅的な大地震の後、マグニチュード5クラスの地震数が震源から最大で 1,000キロメートルを超える場所でも急増したことが見出されている。


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2014年07月07日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





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▲ 2014年7月3日の英国インターナショナル・ビジネス・タイムズより。


今回の話題は、過去記事の、

この世界の正体 : 世界銀行元上級職員カレン・ヒューズさんが語る「地球のお金と宗教をコントロールする"人類ではない種族"」
 2014年04月03日

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とも関係することになるものかもしれません。

それは特に、カレン・ヒューズさんがラジオのインタビューで語っていた下のような意味の部分との関係です。


この世界をコントロールしているネットワークの背後にあるグルーブの中のひとつのグループは、ヒト科ではあるが、人類ではない者たちによるグループです。

彼らは長い頭蓋骨を持っています。彼らは人類の女性との交配でも子孫を作ることができますが、繁殖力は強くありません。




この「長い頭蓋骨を持つヒト科の人類」の部分と関係するかもしれないという話です。

その前に世の動きとしてちょっと気になることについて書いておきたいと思います。





またも急激に増えている太陽黒点の下の世界

これは今回の本題とは関係ないですが、現在また「太陽黒点数が急激に増えている」という状況下にあります。

半月ほど前に、

太陽と社会混乱 : 直近2年半の中で最も強い太陽黒点活動だった時に起きていたウクライナ紛争、タイのクーデター、イラクへのISILの侵攻……
 2014年06月20日

で、暴力的な社会的混乱が起きる日が、「太陽黒点が多い時」と一致していることについて書いたりしましたが、太陽黒点数が多いという基準は、一般的には「 120個以上だと非常に多い」というのが、たとえば、 アメリカ海洋大気庁( NOAA )などの基準となっているようです。

そして、昨日の太陽黒点数。

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Spaceweather より。


増え方は、下のような感じです。

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・ NICT 黒点情報より。


今朝のニュースの国際面のヘッドラインを見ても下のように殺伐としたような状況となっています。「台湾生まれのパンダ1歳に……」以外は、楽しげなニュースはほとんどありません。

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そして、中東では以下のようなことが起きています。


ガソリン飲まされ火を…少年殺害で衝突続く
読売テレビ YTV 2014.07.06

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東エルサレムではパレスチナ人とイスラエルの治安部隊の衝突が続いている。

パレスチナ人とイスラエルの治安部隊との間で連日続く激しい衝突は、東エルサレムで2日、16歳のパレスチナ人の少年が殺害された事件がきっかけとなった。

また、殺害されたパレスチナ人の少年は生きたままガソリンを飲まされ、火を付けられていたことが新たにわかった。こうした中、少年の母親は「すべてのユダヤ人を息子と同じ目に遭わせてやりたい」と話した。




黒点は、少なくとも今後数日は同じような数か、あるいは黒点群は成長するものも多いので、さらに増える可能性もあります。そうなると、上の国際ニュースのヘッドラインに並ぶニュースの数々もさらに陰惨なものとなってしまう可能性もあるのかもしれません。

そして、国際問題だけではなく、「個人個人」にとっても重要な期間です。こういう時には、被害者にならないことも大事かもしれないですが、自分が加害者にならないこともとても大事なことのように思います。

台風なども含めて、今週は荒れそうですが、ここから本題に入ります。







ペルーの未知の古代文明が見つかった「アタカマ砂漠」という場所

今回は、冒頭のインターナショナル・ビジネス・タイムズの報道を翻訳してご紹介しますが、このアカタマ砂漠は場所としては、下の位置にあります。ここには、日本の国立天文台を代表とする国際共同プロジェクトが運営する「アルマ望遠鏡」という高性能の観測施設があります。

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・国立天文台 アルマ望遠鏡より。


そして、この場所は、 Wikipedia によれば、

40年間まったく雨が降らなかった地域

もあるような過酷な場所で、そこにおいて知られていない古代文明の遺跡が発見されたということのようですが、気候は変転していくとはいえ、現在のアタカマ砂漠は、 Wikipedia によれば、大体において、次のような特徴を持つ場所のよう。


・全体の平均標高は約2,000メートル

・世界でも最も乾燥した砂漠

・約5000の地上絵がある。この地上絵はナスカのような巨大な地上絵ではなく、また斜面に描かれている。



この「地上絵」の中で最も巨大なものは「アカタマの巨人( Atacama Giant )」と呼ばれる下の図柄のものです。

atacama-giant.jpg
・Google Earth より。


このように、「何らかの文明の跡が多く残る」アタカマ砂漠で、今回、未知の古代文明の遺跡が発掘され、150体のミイラと様々な道具のようなものが出てきていますが、最初にも書きましたように、最も私が興味を抱いたのが、「頭蓋骨の長いミイラ化した遺骨」でした。






ペルーと「長い頭蓋骨のヒト科の生物」を結ぶ様々なリンク

そのミイラ、あるいは遺骨とは、たとえば下のようなものです。

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▲ インターナショナル・ビジネス・タイムズより。


見方によっては、「頭蓋骨の長い人種の遺骨と見えなくもない」というようなものではあると思います。ちなみに、他の遺骨の周囲には、装飾品なのかもしれないですが、下のような不思議な感じがするものが散らばっています。

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他にも、多くの器や壺などと共に下のような物品が発掘されています。
どこか現代アートを彷彿させるようなものです。

art-1.jpg


さて、そして、実はこのアタカマ砂漠と「長い頭蓋骨の人種」の関係は、2003年からそのリンクが取りざたされていたのでした。





2003年に発見された「ヒト科の人類」の小さなミイラ

下の記事は、昨年 2013年 5月 14日の東スポ Web のものです。


体長15センチミイラの仰天正体
東スポ Web 2013.05.14

チリのアタカマ砂漠で2003年に発見された体長15センチの正体不明の小人のミイラ「アタカマ・ヒューマノイド」について、米国の名門スタンフォード大学の医学チームが本格的に分析していることがわかった。

その途中経過で、人間とは違って肋骨が10対しかないことや、約200万個ものDNA塩基対が人間のものと合わないことが判明。

世界一乾燥した砂漠といわれるアタカマ砂漠には、インカ帝国に滅ぼされるまで「チンチョーロ文化」が存在した。古代エジプトより古い紀元前5000年のミイラや地上絵などが近年、続々と発掘されている。

なかでも、03年に見つかったアタカマ・ヒューマノイドの見た目はかなり奇妙だ。人間を思わせるミイラだが、全長はわずか15センチ。顔面や肋骨部分、手足の関節などのディテールまできれいな状態で残っている。人間としてはあまりに小さく、アタカマ砂漠がUFO目撃多発地帯ということもあり「エイリアン(宇宙人)のミイラではないか」という説も出ていた。

スタンフォード大学医学部微生物・免疫学科教授のギャリー・ノーラン博士と、同大客員教授で放射線学の権威ラルフ・ラックマン博士が標本の調査分析に当たった。

CTスキャン、エックス線撮影、組織分析、DNA検査など6か月の分析が行われ、4月下旬に途中経過が報告された。CTスキャンによって内臓があることも確認された。食べ物を口から摂取し、消化した痕跡も認められるという。




というもので、この「アタカマ・ヒューマノイド」は、英語版の Wikipedia には、Atacama skeleton (アカタマの骸骨)として項目も存在するほどメジャーな存在でもあります。

下が現物と、そのレントゲン写真です。

Atacama-skeleton-1.jpg
Atacama Humanoid


Atacama-Skelton-2.jpg
Openminds


これは、発見以来かなり本格的に調査のなされたものらしく、その結論として、

これは人間である。


ということに落ち着いているようですが、 問題は「体長 15センチ」とあまりに小さなことです。

英語版の Wikipedia には、免疫不全による早老症のような疾病で死亡したとか、小人症の可能性などについて述べられていますが、どれも完全には説明できていません。

ちなみに、上の東スポ Web では「 DNA が人間のものとは合わない」とあり、また、

「エイリアン(宇宙人)のミイラではないか」という説も出ていた。


とありますが、その後のミトコンドリア DNA (細胞の中にある母親から子に受け継がれるDNA)の調査により、

「これは地球の人間である」

ということが確認されています。このアタカマ・ヒューマノイドの DNA は、南米の西部の先住民のハプログループ(共通祖先の遺伝子を持つ集団)であることが発見されていて、形こそエイリアンのようですが、この15センチの生物は「地球の人類を子孫に持つヒト科の生物」ではあるのです。つまり、紛れもない「人間」のようです。

それだけに、非常に不思議なことだと言えそうです。

ちなみに、最初のほうにも少し書きました、過去記事の「この世界の正体 : 世界銀行元上級職員カレン・ヒューズさんが語る……」に書きました、カレン・ヒューズさんのラジオ・インタビューの内容のその部分を全体をもう一度掲載しておきます。


「私たちの地球の国家は一枚岩ではなく、この世界をコントロールしているネットワークの背後にあるグルーブのうちのひとつはイエズス会であり、その背後にいくつかのグループがあるのです。そして、それらの中のひとつのグループは、ヒト科ではあるが、人類ではない者たちによるグループなのです。彼らは非常に頭が良いですが、創造的ではなく、数学的な思考をします。

彼らは長い頭蓋骨を持っています。

彼らは人類の女性との交配でも子孫を作ることができますが、繁殖力は強くありません。私たちは秘密にされている世界、そして、秘密結社による世界に住んでいます。しかし、それは公になっていません」




なお、カレンさんは、「地球に宇宙から来たエイリアンがいることについては信用していない」と言っています。彼女が言っていたのは、あくまでも「ヒト科の他の人類」のことのようです。

というわけで、ここからインターナショナル・ビジネス・タイムズの記事です。

この報道は上のようなオカルト的なものは一切含まれない普通の報道です。
ただ、上のほうに載せましたミイラのキャプションには「頭蓋骨が長く伸びているように見える」と書かれていました。




Peru: 150 Mummies of Ancient Unknown Civilisation Discovered in Atacama Desert
IBT 2014.07.03


ペルー:アタカマ砂漠の未知の古代文明の遺跡から150体のミイラが発見される


ポーランド、ペルー、コロンビアの大学からなる考古学者チームは、ティワナク文明とインカ文明より約 500年先行して存在した未知の文明に属するアタカマ砂漠に遺跡で 150体のミイラを発見した。

ミイラたちは石の建設構造には収められておらず、砂の中に直接葬られていた。そして、綿のベールや漁網などに遺体は包まれていた。

放射性炭素年代測定によれば、最も古いミイラは4世紀に葬られたことを示した。そして、その中で最も新しいミイラは、7世紀のものだと判明した。

ティワナク文明は、現在のペルーとチリの多くを地域をカバーしていた文明で、およそ西暦 500年から 1000年の間に存在したと考えられている。

チームは2008年以来、アタカマ砂漠の北部のタンボ川のデルタでミイラの発掘を始めた。最初のミイラは、2012年に発見されたが、しかし、今回の主要な発見にたどりいたのは 2014年 3月だった。

考古学者たちは、数多くの墓で黒曜石のやじり、矢印が付いた弓や矢筒などの武器としての物品や、石や銅の品を発見した。 また、豪華に装飾された器や、金と銅の合金( tumbaga )および銅から作られた装飾品、美しい陶器や、イヤリングもあった。

プロジェクトのリーダーであるヴロツワフ大学のユゼフ・シツクルスキー( Józef Szykulski )博士によると、特に、弓はペルーの遺跡からの発見されることは非常に稀であることで興味深いという。また、埋葬された人々は、当時の特権階級であるエリートであった可能性があるという。

彼らの文明の道具、狩りの道具や漁業の道具などから、現在は乾燥したこの不毛の地域に、以前は動物たちが存在した可能性を考慮する必要が出てくる。シツクルスキー博士は、「より深い研究が必要だ」と述べる。

今回ミイラが発見された墓地遺跡と隣接する地域で、今年の 10月からさらに新しい発掘調査がおこなわれる。これらの墓の発見は、コロンブスの発見以前のペルー文明の理解を高めるのに役立つものとなるはずだ。

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