<< 1  2  3 

2014年08月31日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




世界各地で黙示録的な光景が日常となり、「イスラム国」が生物兵器を計画し、エボラウイルスが急速な突然変異をしながら拡大しているような「死」の時代に「死の意味」を考える


isis-plague-top.gif

▲ 2014年8月31日の英国 The Times より。この記事については後半に記します。写真は、イギリスでの生物兵器テロの訓練の様子。



死と共に始まるカオスと新しい宇宙の形成の準備

少し前の記事、

ジョン・レノンの曲に DNA を修復するといわれるソルフェジオ周波数 528Hz コード「だけ」で作られていたものがあることに気づいた日
 2014年08月26日

の中で、ジョン・レノンが、結果として 528Hz のワンコード進行となった曲の「トゥモロー・ネバー・ノウズ」のことを書いたことがありますが、その「歌詞」について、 Wikipedia の記載では、

歌詞は、ティモシー・リアリーがチベットの『死者の書』を基にして書いた『チベットの死者の書―サイケデリック・バージョン』に触発されたもの。

とありました。

その「トゥモロー・ネバー・ノウズ」の歌詞の最初の部分の日本語訳は下のようなものです。

こころのスイッチを切って、
リラックスして
流れに任せなさい

死んでいくのではない
死んでいくのではない


とあり、

「これって、いわゆる、《人が死ぬ時》のことを書いているわけだよなあ」

ということに初めて気づきまして、そういう意味では、このジョン・レノンの「トゥモロー・ネバー・ノウズ」という曲は「臨終の際の心構えの歌」だということを知ることになったわけです。

そのような曲が、偶然(意図的にやったのでは、あまりにもつまらないことですので)もっとも重要な周波数で構成されているということに興味を持ち、歌詞の意味も知りたくなりました。

そんなわけで、ジョン・レノンのこの曲の歌詞に影響を与えたティモシー・リアリーというハーバード大学の教授が 1964年に出版した『チベットの死者の書―サイケデリック・バージョン』を古本で買ったんです。

ちなみに、私はオリジナルと言える『チベット死者の書』を読んだことがありません。

それを通り越して、いきなり「サイケデリック・バージョン」を読むことになったわけですが、この本には、チベット死者の書の解説というのか、そのことについて多く書かれていて、『チベット死者の書』を読んでいないこと自体にはあまり問題はないようです。

まだ適当にページを開いてパラパラ読んでいるだけなのですが、つくづく思うのは「読書のシンクロニシティ」とでもいうのか、最近読んでいた様々な系統の本、それは、たとえば、シュタイナーの『いかにして高次の世界を認識するか』に書かれているような、

高次の世界への移行

という概念や、あるいは、そのようなスピリチュアルとはまったく無縁な、アメリカの最先端医療の現場で数十年にわたり、9千人もの患者の最期を看取ってきたヌーランド医師の『人間らしい死にかた―人生の最終章を考える』に数限りなく実例として綴られている、

現実世界の人間の最後の様子

なども含めて、あるいは、今回の『チベットの死者の書 サイケデリック・バージョン』を(まだ少しですが)読むに至り、それぞれで意味は違っても、すべてに「共通して説明されている」ことは、

死という現象の解釈

であることに気づきます。

シュタイナーは著作の中で何度も「受肉」という言葉を使います。

これは、肉屋で買った肉を受け取る行為ではなく(そんな注釈要らんわ)、

「肉体を持つ人間としてこの世界に立つ」

ことを言うようです。

そして、シュタイナーは、我々のいるこの、肉体を持ち、物質が存在する人間社会を「感覚的な世界」というように言うのですね。

『いかにして高次の世界を認識するか』には下のような下りがあります。

かつて、あなたたち人間は全員、感覚的な世界から高次の世界のための力を取り出すという仕事をはたすために、感覚的な世界の中に降りなくてはなりませんでした。


この「感覚的な世界」の反対を、シュタイナーは「霊的な世界」と表現します。

しかし、この「霊」という言葉、現在の日本語では、私たち日本人には、どうも幽霊とか恐怖新聞とか稲川淳二とか、そういうイメージを伴うオカルト的な怪しい響きを持つ言葉ですが、いわゆる英語の「スピリッツ」というか、日本語の「魂」というか、そんなような意味での「霊的」というものだと思われます。

その「霊的な世界」というのは、

肉体だとか物質だとか、そういうものから成るものではない世界

ということになり、じゃあ、その世界には何があるのかというと、それは私にはシュタイナーの本だけではよく理解できませんでした。

ただ、このあたりは、たとえば、聖書「ヨハネによる福音書」 1章 1節の、

初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。

とか、その後の 1章 14節の

言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。

とか、そういう表現にあらわれている感じもしますが、『チベットの死者の書 サイケデリック・バージョン』にある以下の感じが、もっとも私の持っていた感覚に使いものがありました。

たとえば、下のような記述。


このことを覚えておいてもらいたい。
休みない生命電気の向こうに、究極のリアリティ、空(くう)があることを。
形や色をもったものに形成されないあなた自身の意識は本質的に空なのだ。
最終的なリアリティ。
完全な善。
完全な平和。
光。      (中略)

この空(くう)は無ではない。
カオスであり、混沌なのだ。
カオスは始まりであると同時に終わりであり、絶え間なく変化しながら輝き、脈動し、至福をもたらす。



tibet-death-manual.jpg
・『チベットの死者の書 サイケデリック・バージョン』表紙。




この世は存在「しない」という真実の意味

もともと、私がブログに In Deep というタイトルをつけた理由は、漫画家のしりあがり寿さんが、今年の春の受勲で、紫綬褒章を受賞した時に書きました、

30年目のエレキな春:精神圏へ移行する人類の覚醒後の姿を夢想させてくれた『弥次喜多 In Deep 』と作者への感謝
 2014年04月28日

という記事のタイトルが示している通り、しりあがり寿さんの長編漫画『弥次喜多 in DEEP』のテーマである(と私が勝手に思っているたけですが)以下の、

実際にはこの世は存在しない

という概念に興味と敬意を持っていたことでつけたものです。

しかし、「存在しない」というのは、「無という意味でもない」とも、また思っていました。

それがシュタイナーの言葉いう「霊的な世界」というものなのかどうかはともかく、「存在しない」のは肉体や物質のことであり、

「なんか」はあるのだろうけど

とは、ぼんやりと思っていたりしたわけですけれど、そして、上の『チベットの死者の書 サイケデリック・バージョン』に、

この空(くう)は無ではない

とあり、何となく、「ああまあ、やっぱりそうだよなあ」と曖昧に納得しつつ、そしてまた、そこに続いて記載されている、

この空(くう)はカオスであり、混沌なのだ

という下りを見て、同時に、

世界のほとんどの「天地創造神話」が「混沌」から始まる

ということを思う中で、それまで、私が最も勘違いしていたことに気づいたのでした。

勘違いというか、つまり、私は今まで、

「ひとつの生命が生まれる時に新しい宇宙が生まれる」

と考えていたのですけれど、「新しいの準備段階」のことを考えたことがなかったのです。どんな神話でも、新しい宇宙が生まれる前には必ず「混沌」がある。それが新しい宇宙の準備段階なわけです。チベットの死者の書にあるように「死ぬ時にカオスとしての空(くう)がやってくる」のなら、

「ひとつの生命が消える時に新しいカオス(新しい宇宙が形成される準備段階)が産み出される」

ということに気づいたのです。

これは、「生と死」がワンセットであると同時に、ひとりの人間の死(あるいは他の生物の個体の死)と「宇宙の誕生と終わり」がシンクロして起きるということでもあると感じます。

こうなってくると、「ビッグバン」という言葉を使っても別に構わない気もしてきます。もちろん、「物理的な意味」でのビッグバンだけはどう解釈しても理解できるものではないですが、「感覚的な意味でのビッグバン」なら理解できます。

つまり、たとえば、70億人の人間の「死」があるのなら、「 70億回のビッグバンがある」という表現でも構わないからです。あるいは、地球の「他の生物の死」のすべての回数はそれこそ無限でしょう。

なので、

毎瞬間「無限の数の宇宙の始まり」が常に起きている

という認識が正しいのかとも思います。

ただし、「意識で宇宙を形成するのは人間だけ」だと私は思っていますけれど。

いずれにしても、私は「死から宇宙が形成される」ということを考えたことがなかったのでした。

実際に、ジョン・レノンの「トゥモロー・ネバー・ノウズ」の歌詞で、『チベットの死者の書―サイケデリック・バージョン』に影響を受けた・・・というより、そのまま歌の出だしの歌詞にしている部分があり、それは以下のようなものです。


心のスイッチを切れ。
静かに見つめ、聞き耳を立て、メッセージを受け取るのだ。
宇宙の原初の形を体験するのだ。



これを読む限り、すべての人間は死ぬ際に「宇宙の原初の形を体験する」ということらしく、つまり「感覚的なビッグバンの直前」の状態を経験し、そして、次の新しい宇宙の誕生と共に、「再生」、あるいは「受肉」し、また感覚的な世界へと輪廻していくものなのかもしれません。

ただ、それが前世とか来世とか言われるものと関係しているかどうかはわかりません。

なぜかというと、宇宙の「ひとつのサイクル」は、数十億年以上などというスケールのものですから、そのようなサイクル間での「感覚的な世界」が、今の世界で理解できるような状態や形態かどうかはわからないからです。


ちなみに、チベット死者の書では、航海者(肉体的に死亡した後の人)が「再生」に至る際に、そこには「6つの世界に戻ってくる」とされているそう。これはつまり、

6つの段階の自我のうちのどれかに再生する

のだそうです。

6つのうち、2つは通常の人間より高く、3つは通常の人間より低いのだそう。
参考までに『チベットの死者の書―サイケデリック・バージョン』より抜粋しておきます。第3レベルより上が高く、第3レベルより下は低いということのようです。



チベット死者の書にある再生のパーソナリティの6つのレベル

最高レベル 西洋人が聖者、賢者、神の教師と呼ぶレベル(ただし、絶えず循環する快楽と自由なエクスタシーを伴う)。

第2レベル 阿修羅。タイタンや英雄と呼ばれる。通常の人間以上の力とヴィジョンを持つ。(絶え間ない戦争を伴う)

第3レベル 最も普通の人間のレベル。ネットワークの中で葛藤し、たまに自由になる。(絶望と隷属を伴う)

第4レベル 動物的な再生のレベル。犬、雄鳥、豚、アリ、土を這う虫などのイメージ。(願望の苦しみを伴う)

第5レベル 永遠に満たされることのない欲求を追い求め続ける霊、神経症者のレベル。(極端な暑さと寒さ、快楽と苦痛が伴う)

第6レベル 最下段のレベル。地獄、あるいは精神疾患のイメージのレベル。





最高レベルには例として、ブッダ、老子、キリストなどが挙げられていますが、最高レベルと、そして、最低のレベルに再生する人間は1パーセントにも満たないと同書には記されていて、多くは、第3レベルに再生すると書かれていました。

まあ、第3レベルの、

「社会の中で葛藤し、たまに自由になる。そこには絶望と隷属が伴う」

という状態の人は、確かに今の社会で最も多い感じもします。

ちなみに、この表を見て、私は自分が今、位置している自我の世界を知ることになりました。

それは下から2番目の「第5レベル」です。

通常の人間のレベルよりかなり低いですが、ここに書かれてあることがほとんど当てはまるので、間違いないでしょう。一歩、間違うと、最下段の「第6レベルあたり」にも足を突っ込んでいるかもしれないですが、そこまで「地獄」的な世界にいる感じもないですので、第5レベルあたりで了承していただきたいということで(誰に語りかけてるんだよ)。

まあ、自我にしても肉体の機能そのものにしても、私は生まれた時から普通の人たちより劣っていることはずっと自覚し続けてきまして、そして、十数年前くらいからは、低いレベルの人間であることに順応して楽しく、あるいは充実して生きる術を手にしたわけですから、とても納得のいく「再生」の時かもしれません。

ある意味で、私はこれまでの人生をとても満足に思っています。

もちろん満足に思っていない部分も多く、その顕著なものはレベル5に書かれてある「永遠に満たされることのない欲求を追い求め続ける」部分を持ち続けていることと、生まれた時から持っているとしか思えない「魂の傷的な恐怖のトラウマ」です。

・・・というか、これらのことは前書きとしてちょっとだけ書くつもりだったのですが、何だか、もしかすると、ものすごく長くなっている?




「死」のイメージの足音。イナゴ、ペスト、そして進化

いずれにしても、このブログでは、災害にしても病気にしても、「結果としての死」について取り上げることが多く、まして、最近は、

赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ
 2014年04月06日

という記事などから書き始めている「来年9月まで続く(かもしれない)大量死の時代」ということも、最近の記事の方向性としてはあります。

ところで、上の記事の中で、「イスラエルでイナゴの大群が発生した」ことと聖書などの記載についてのことや、その関係のことを書きました。イスラエルではないですが、今、マダガスカルでの首都がイナゴの大群に荒らされているという事態が起きています。

locust-madagascar.gif

▲ 2014年8月30日の Design Trend より。


上の写真は、マダガスカルでの首都アンタナナリボの様子で、「黒い霧」のように見えるものがイナゴなんですけれど、これは動画で見たほうが、その迫力のようなものがよくわかるかと思います。




このマダガスカルのイナゴの大発生は今に始まったものではなく、2012年から恒常的に続いているものなのですが、それがピークに達してきているようです。

数は数百万匹とも数千万匹とも言われますが、農作物が徹底的に被害を受けていることに加えて、今度は「都市部」でさえも上の有り様となっています。

上の報道のタイトルに「聖書のような」とありますが、これは、記事に出てくる、マダガスカルの宣教師の以下の言葉から連想してつけられたようです。

「聖書の出エジプト記にある《十の災い》を思い出します」

おお、「出エジプト記の十の災い」……。

この「出エジプト記の十の災い」こそ、先にリンクいたしました過去記事「赤い月と黒い太陽……」や「大量死」とも繋がることでもあるのですが、それはふれると長くなりますので、過去記事の「聖書に記載されているユダヤ教の祭の直前にイスラエルへ向かった3000万のイナゴの大群」という記事に書きました聖書の「出エジプト記」の 10章 13-15節を抜粋したものを記しておきます


モーセがエジプトの地に杖を差し伸べると、主はまる一昼夜、東風を吹かせられた。朝になると、東風がいなごの大群を運んで来た。いなごは、エジプト全土を襲い、エジプトの領土全体にとどまった。このようにおびただしいいなごの大群は前にも後にもなかった。

いなごが地の面をすべて覆ったので、地は暗くなった。いなごは地のあらゆる草、雹の害を免れた木の実をすべて食い尽くしたので、木であれ、野の草であれ、エジプト全土のどこにも緑のものは何一つ残らなかった。



そして、この「十の災い」の十番目は、「すべての初子を撃つ」というものです。




「イスラム国」のペスト兵器計画と、「突然変異」し続けるエボラウイルス

冒頭に貼りました「腺ペストを広めるための計画が「イスラム国」のパソコンの中から発見される」というニュースは、昨日、英国を中心として、突如として広く報道されました。

デイリーメールなど読者数の多いメディアでも取り上げられていましたので、かなり大きく認知されたものとなっているはずです。

冒頭の記事の概要を記します。



ISIS plan to spread bubonic plague is found on laptop
Times 2014.08.31

腺ペストを広めるための計画が「イスラム国」のパソコンの中から発見される

isis-syria.jpg

▲ シリアの街中を行進する「イスラム国」のメンバー。 Daily Mail より。


過激派「イスラム国」が生物兵器を手にしようとしていることが明らかになった。腺ペストを培養し、それによる民間人に対しての壊滅的な攻撃を計画しているという懸念が高まっている。

計画文書は、「イスラム国」に所属する戦闘員が持っていたノートパソコンの中から見つかった。このパソコンは、シリアの反政府グループにより、元「イスラム国家」のメンバーが隠れ家として使用していた建物で発見された。

それと共に「イスラム国」は、大量破壊兵器を獲得するための方策を検討していることもその計画文書では示されているように見える。かつて、アルカイダがそのような大量破壊兵器を獲得しようとしていたが、現在、世界で最も資金力の豊富なテロ組織である「イスラム国」がその計画を踏襲しようとしているようだ。





というものです。

正直に言えば、「ちょっと奇妙な感じをおぼえるニュース」ではあることはあります。

たとえば、「そんな重要な計画が入っているノートパソコン(持ち運べるからノートパソコンなのに)を、書類や起動時のパスワード制限などもかけずに置きっぱなしに?」という単純な理由もそうですが、あるいは、この報道の前日に、


英政府 テロ警戒レベル引き上げ
NHK 2014.08.30

イギリス政府は、イラクやシリアでイスラム過激派組織「イスラム国」が勢力を拡大している情勢などを踏まえ、イギリスでテロが起きる可能性があるとして、29日、テロへの警戒レベルを引き上げました。

イギリスのキャメロン首相は29日会見し、イギリス国内のテロへの警戒レベルを1段階引き上げ、5段階のうち上から2番目に見直したと発表しました。

キャメロン首相は会見で、イスラム過激派組織「イスラム国」について、「イラクやシリアの中にイスラム国家を作ろうとしており、イギリスの安全にとっても脅威になっている」と強い警戒感を示しました。


というようなこともこともありました。

つまり、今回の一連の「イスラム国」に関しての報道などに関しては、「イギリスが主導になって発信している」という共通の状況があるようなんですが、何しろ、イギリスといえば、過去記事、

イギリス政府の機密作戦の結果が教えてくれる「私たちのいる現実の世界」
 2014年02月28日

に書きました諜報機関「政府通信本部」(GCHQ)がありまして、この中の「合同脅威研究情報班」という部署は、

インターネットを使って情報と人々の感情をコントロールする

あるいは、

実際の出来事を現実世界とインターネットの世界での情報操作によって作り出す

という試みを続けていることが最近明らかになった機関であるわけです。

それらの「インターネット上での情報と扇動」に関しては、

パンドラの箱が開いてしまったかもしれない2014年
 2014年07月22日

という記事に記したことがありますが、今後もインターネットなどを介していろいろと「恐怖」に関しての報道もあるかもしれないです。

そのような時に大事なことは、事実だとかウソだとか自分で決めつけることではないです(真偽は私たちにはわからないことですので)。大事なことは、上の過去記事から抜粋しますと、


自分たちが扇動されないためには、自分たちが「扇動する側と同じ精神的状況でいること」が大事だと思われます。

扇動する側と同じ精神的状況とは、つまり、「」です。

冷静という意味での「静」です。

淡々と冷静に作り上げられる事柄には、同じく淡々と冷静な感情での対処しか方法がないように思われます。

怒り、憎しみ、あるいはすべての突発的な激情型の行動、などからは、むしろ悪い作用と結果しか発生しないはずです。



このことを念頭に情報に接していればいいのだと思います。

たとえば、何か残酷な報道(斬首だとか処刑など)に接しても、あまり感情を動かすことなく接していたほうがいいように思います。

ちなみに、最近気づいたのですが、この「感情を穏やかにさせる」のには、ソルフェジオ周波数のいくつかの音は確かにいいものです。423Hz や 528 Hz が自分にはいいですが、YouTube で検索してもいろいろとあります。

また、最近、エボラウイルスのゲノム解析がおこなわれ、そのウイルスは非常に数多くの「突然変異を繰り返している」ことがわかっています。

これは、

エボラウイルスのゲノムが判明。その遺伝子数は「たった7個」。そして現在、エボラウイルスは急速に「突然変異」を続けている
 2014年08月30日

という記事に書きましたので、よろしければ、そちらをお読み下さい。

ウイルスの突然変異の状況によっては、現在開発されていると言われるエボラウイルスへの「ワクチン」、あるいは「治療薬」などの効果に対しても様々な憶測が出そうです。つまり、「効かなくなる」というような意味での憶測です。


いずれにしても、大量死の時代はまだ続くかもしれません。

その中で私たちがすべきことは、「起きている実際のこと」に適切に対処することであり、それ以上に恐怖する必要もなければ、意味のない悪感情を抱く必要もないと思っています。

さらには、最初に書きました「死の実相」についての「意味」があります。

死は何なのか。
そんなに簡単に理解できることではないでしょうけれど、考えてみたいとは思っています。

もちろん、「死者の書」のように悟ることはもちろん今の私には(あるいは未来の私にも)できないですが、仮に今が大量死の時代ならば、「死」への恐怖をどのように軽減させながら生きていくのかが、今の私の課題でもありますし、あるいは今の世界全体に必要なことでもあるのかもしれません。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年08月29日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




[追記 / 8月30日] アイスランドのバルガルブンガ山は、8月29日、地上にまで噴煙を出し始めたようです。下の動画は、アイスランドのメディア RUV に掲載された空中から撮影された動画です。



まだ、バルガルブンガ山の様子はウェブカメラで24時間、リアルタイムの映像を確認できます。サイトはこちらです。






チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の写真を同比率で「ロサンゼルスに置いてみた」合成写真


Churyumov-Gerasimenko.jpg

▲ 欧州宇宙機関の彗星探査機「ロゼッタ」が撮影したチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の写真を同比率で「ロサンゼルスに置いてみた」写真です。このようにすると、「3キロメートルの天体」のすごさがわかります。 IFLScience より。


この数日、いろいろ用事というのか義務的行為というのか、そういうもので時間がとられてしまっていて、昨日は記事を更新する時間がありませんでした。

現在もわりと早朝なんですが、もうすぐ外出しなければならないという慌ただしい感じの夏の終わり・・・というか、夏は夏ですけれど、この数日のこちら(関東)あたりは今はむしろ「寒い」と思える時間帯の方が多くて、まあ、また気温が上がる時もあるのでしょうけれど、記憶にある中では、最近の8月の終わりとしてはもっとも涼しい数日なのではないでしょうか。

いずれにしても、きちんとまとまった内容の記事は書けないと思いますが、いくつかのことをやや支離滅裂気味に記させていただこうと思います。



寒い夏とアイスランドの今後

日本はともかく、ヨーロッパのほうでは、本当に非常に寒くなる可能性はありそうで、

前回の、

日本近郊の海域で記録された「謎の赤い爆発」と環太平洋火山帯の活発化の関係。そして「火山噴火の連鎖」が起きる兆しのあるアイスランドでは伝説のラガーフロットの龍が「存在する」と認定され
 2014年08月27日

という記事で、アイスランドで現在、氷河の下で噴火しているバルガルブンガ山が、アスキャ山という他の火山にマグマを送っていることが確認されたのですが、アイランドでの地震の範囲が、どんどんアスキャ山のほうにまで及んでいます。

icelandic-2-volcano.gif
アイスランド気象庁


バルガルブンガ山からアスキャ山にかけてのかなり広い範囲で、大きな地震が、しかも、数を増やしながら発生し続けていることがわかります。現状では、「2つの火山が同時に噴火」ということも考えられないことではないということのよう。

そして、もしそのようなことになった場合、イギリスを始めとしたヨーロッパは、下の報道のように「史上最も寒い冬となる可能性がある」と、現地の科学者たちは考えているようです。

volcano-uk-weather.gif

▲ 2014年8月24日の英国 Express より。

これは、こちらの記事に書いたのですけれど、要するに、過去に、


・1783年のアイスランドのラキ火山の噴火の後、アメリカの頭部などで過去最低の気温を記録したこと

・1815年のインドネシアのタンボラ山の噴火(過去2世紀に世界で記録されたもののうち最大規模)の後には世界的に異常に低い気温に見舞われ、各地で農作に壊滅的な被害が出たこと

・1883年のインドネシアのクラカタウ火山の噴火の後、「全世界」が数ヶ月にわたり平年より低い気温に襲われたこと


などがあり、今回地上噴火するかもしれないふたつの火山もまた、それなりの大きさの噴火の規模を持つ火山でもあるようです。

なお、氷河の下での噴火(氷底噴火)に留まっているバルガルブンガ山は、ヴァトナヨークトル氷河という氷河の下にありますが、2日前、その氷河に「亀裂」が生じているのが発見されています。

vatnajokull.gif

▲ 2014年8月27日のアイスランド・レビューより。


このまま亀裂が拡大し、噴火の影響が地上へと出てくるのかどうかはまだわからないですが、地震が減るどころか増えている現状では、その可能性も高いのかもしれません。

Sponsored Link




チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を地球サイズで眺めてみると

7月の終わりに書きました、

賑やかになってきた天体と太陽
 2014年07月31日

という記事で、「チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星」というものについてご紹介したことがあります。その後、さらに近づいて撮影されたその彗星の光景は以下のようなものでした。

67p_aug3.jpg
AstroArts


欧州宇宙機関の観測衛星が、「10年5ヵ月の旅」を経て 8月 6日に彗星の軌道に入り、今年の 11月に着陸する予定だそうです。


探査機ロゼッタ、彗星軌道到達に成功 欧州宇宙機関
CNN 2014.08.07

欧州宇宙機関(ESA)は、彗星探査機「ロゼッタ」が6日、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の軌道に入ったと発表した。太陽を周回する彗星の軌道に探査機が到達するのは初めて

ESAのドーダン長官は「10年と5カ月4日間かけて目的地を目指し、太陽の周りを5回周回した末に、ついにここに到達した。ロゼッタが史上初めて彗星にランデブーした」と発表した。

ロゼッタはこれまで約50億キロもの距離を旅してきた。11月には彗星の表面に着陸機「フィラエ」を降ろす計画で、これも成功すれば史上初となる。



そんなことがあった後、数日前のスペースウェザーに下のようなニュースがあったのですね。

comet-67p-site.gif
Spaceweather


着陸の候補地の選定に関しての内容ですが、この彗星は3キロメートルくらいで、何だか写真で見る限り、こんなにたくさんの着陸地点の選定をするほど大きな彗星には見えなく、また、大きさを数字で表しても、あんまり実感のないものなのですが、「「地球の光景」と重ね合わせる」と、「3キロメートルの天体」のスゴさがわかります。

それが冒頭に貼りました、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を「ロサンゼルスに置いてみた」合成写真です。

これを見て、小さく「わあ」と呟いていた私がいました。

数十億年前の地球の後期重爆撃期と呼ばれる時代などには、こんなのがバンバン地球に衝突し放題だった(とされている)わけですから、そういう状況のスゴさも想像できたりします。

そんなわけで、今日も、まとまったテーマでの記事は書けなかったのですけれど、締めとして、またも「ソルフェジオとロックの関係」など。




当時の「変容の促進」の象徴だったジミヘンの曲に

先日の、

ジョン・レノンの曲に DNA を修復するといわれるソルフェジオ周波数 528Hz コード「だけ」で作られていたものがあることに気づいた日の少し前に「宇宙の周波数」と言われる 432Hz を示すクロップサークルが発見されていた
 2014年08月26日

という記事で、ビートルズのトゥモロー・ネバー・ノウズという曲が、ソルフェジオ周波数で重要な音である 528Hz で貫き通した曲だった( YouTube )というようなことを書いたのですけれど、その後、「他にもないかなあ」と、考えていたのですが、そもそも「ワンコード進行のメジャー曲」なんて、そうそう存在しないわけなんです。

そんな中で「そういえば、あれは大体ワンコードの進行だったよなあ……」と、ある曲を思い出しましたのですが、その曲をソルフェジオの下の周波数とひとつひとつ同時に聴いてみましたところ、ソルフェジオ周波数の、

・ 396 Hz・・・トラウマ・恐怖からの解放
・ 417 Hz・・・変容の促進
・ 528 Hz・・・DNA の修復
・ 741 Hz・・・表現力の向上
・ 852 Hz・・・直感力の覚醒
・ 963 Hz・・・高次元、宇宙意識とつながる


の中の、「 417 Hz 変容の促進」の「ほぼ」ワンコード進行(サビで1度コード進行が変わります)であることがわかったのでした。

その曲は、ジミ・ヘンドリックスの 1967年のデビューアルバムのラストの曲「アー・ユー・エクスペリエンスト?」( Are You Experienced? )という曲です。

この曲を初めて聴く方の場合だとわかりづらいかもしれないのですけれど、演奏の後ろで、最初からほぼ最後まで「タン、タン、タン、タン……」とピアノか何かの「同じ音の単音」が入り続けるのですが、これが 417Hz でした。下は 417Hz と曲の冒頭から少し流したものです。




細かい点はともかくとしても、

ジミヘンと変容の促進

なんてキーワードはまさにピッタリと言える感じのイメージで、なるほど、確かに私たちは色や音やいろいろな感覚的な存在に支配され続けていることを感じたりもします。

おお、では、そろそろ出かける時間です。
慌ただしいけど、幸い涼しいですので、わりと楽に過ごせています。

9月頃には雪もありですかね(おいおい)。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年08月27日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





8月24日に日本の北東部海域で記録された謎の爆発的な光の現象

red-orange-top.jpg
PBase

red-glow-light.gif
・PBase
PBase


上の写真は、写真の投稿サイト PBase に、日本からアラスカに向かっていた飛行機の操縦士たちが目撃して記録・撮影したものです。

Unknown orange/red glow over Pacific Ocean
(太平洋を覆う正体不明の赤やオレンジの光)

に操縦士本人の記載があります。

航空機の操縦士たちはこういうものを見ると、当然、危険かどうかを判断しなければならないこともあり、雷雨の状況や、既知の爆発などの情報を収集しましたが、結局この光が何かわからないままだったようです。

しかし、操縦士は、説明し得る最も可能性の高い現象として、

巨大な海底火山の爆発が起きたのではないか

としていました。

ただまあ、他の写真を見ると、火山の爆発とは思えないような下の写真のようにカラフルな色彩のものもありますが、雲の下の光景ということで、このように見えるものかもしれません。

color-1.jpg


pacific-light.jpg
PBase


あまりにも綺麗ですので、光輝く飛行体などのようにさえ見えます。

まあ、これが UFO の連隊であっても、それはそれで構わないのですが、それだと話はここで終わってしまいますので、操縦士の推測したように、「海底火山の爆発が起きているかもしれない」ということで考えてみました。

パイロットが記録した位置 N47 33.0 E159 12.0 という場所は、グーグルアースなどで見ますと、下のような地形です。

japan-vol-map.gif


特に海底火山らしき地形の感じは見当たらないですが、それでも、このあたりは、環太平洋火山帯の中で、インドネシアと並んで、最も火山活動が活発な場所で、また、特にアリューシャン列島と呼ばれる一帯は、今年になって非常に激しい「地震」と「火山活動」が続いています。

alska-map-0824.gif


今年の6月の、

環太平洋火山帯の目覚め? : アリューシャン列島とアラスカで続く群発地震から2年前に発表された「地球の磁場の反転と巨大火山活動が関係する」という論文を思い出す
 2014年06月23日

という記事では、その6月の時点で、噴火の可能性のある黄色の警報(コード・イエロー)が出ている火山が3つ(クリーブランド火山、ベニアホフ火山など)あり、また、噴火が差し迫っていることを示す警告(コード・オレンジ)が出ている火山(シシャルディン火山、パブロフ山など)が3つあることを記しています。

aleutians-wakeup-2.gif

▲ NASA の国際宇宙ステーション ISS によって撮影されたアラスカ半島南部にあるパブロフ火山。2014年6月23日の MINING より。


その記事では後半で、

「磁気の逆転は大規模な火山活動と関係している」

というタイトルの海外の記事( Magnetic Reversals Linked to Massive Volcanism )の翻訳をご紹介しています。

その記事の冒頭は、


リバプール大学の科学者たちは、大規模な火山活動が磁極の反転のトリガーとなる可能性を示唆する研究を発表した。この科学者たちは、地球の磁場の長期反転率の変動が地球の核からの熱流の変化によって引き起こされ得ることを発見した。


というものでした。

そして、ほんの2日ほど前に書いた、

地球を動かしているものは何か : 一夜にして出現したメキシコの断層、シベリアのクレーター。そして、磁極から遠く離れたアメリカ周辺で続く地殻異変と多すぎる地震
 2014年08月25日

という記事も、内容は、シンクホールや、あるいは大地の亀裂や地震などについてのことでしたけれど、最終的には、


それらの現象が、

地球の磁極の反転(磁場のポールシフト)

または、

真の極移動、あるいは地球の自転軸の変化

にあるかもしれない。


という可能性について書いたものでした。

上の記事で南米から北米までの最近の地質的出来事に、過去の巨大地震のことなどを加えた図を載せたのですが、そこにさらに、「環太平洋火山帯」を重ねてみますと、次のようになります。

pacifuc-rim-america.gif


それで・・・まあ、本当に個人的な考えですけれど、

地球の磁場の移動だとか、あるいは、地球表面の物理的な移動みたいなことが最初にハッキリと現象としてあらわれるのは環太平洋火山帯なのではないか

というようなことも、今現在の地震や火山活動の増加の傾向から見て思わないではないです。

あるいは、すでに起きている様々なことも、それらのようなことと関係するのかもしれないという気もします。

最初に載せましたカムチャッカ半島の「光」に関しては、公式な記録が、アラスカ州に送られていると思いますので、そのうち、それが海底火山の巨大噴火だったのか、そうではなかったのかがわかると思います。

できれば、火山ではなく、 UFO か大気の光学現象か何かだった、ということでお茶を濁して終わってほしい感じもします。

なぜなら、アリューシャン列島からカムチャッカ半島へと地震と火山活動が活発化すれば、日本の地震と火山の活動の活発化も避けられないと思うからです。


火山といえば、環太平洋火山帯と関係のない場所で孤軍奮闘して気炎を上げるアイスランド。

現在、このアイスランドでは、バルガルブンガ山( Barðarbunga )という火山が噴火しています。ただし、現時点では氷河の下の「氷底噴火」いうもので収まっていて、地上への影響は出ていません。

しかし、ここにきて、「やや恐ろしいかもしれない事態」がアイスランドで起きているかもしれないことが BBC で報じられています。




マグマが他の巨大火山へ移動していることが確認されたアイスランド

icelandic-magma-move.gif

▲ 2014年8月26日の BBC Iceland volcano: Magma moving towards new volcanic system より。


この BBC の記事はかなり長い記事なんですが、簡単にその内容を記しますと、


現在、氷河の下で噴火しているバルガルブンガ山のマグマが、「まっすぐに」アスキャ山という他の火山系に移動していることがケンブリッジ大学の調査研究チームによって確認された。


というものです。

確認された移動したマグマの量は、8月 26日までの過去 24時間で、実に「 5000万立方メートル」。

バルガルブンガ山とアスキャ山の位置体系は下のようになります。

Bargarbunga-Askja.gif


このアイスランドのアスキャ山というのは、「アスキャ」というような可愛らしい響きとは裏腹に、強力な火山のようです。


アスキャ/ 歴史 - Wikipedia

アスキャは、1875年3月29日に大噴火を起こすまでほとんどその存在を知られていなかった。
この噴火により、アイスランド島の東部のフィヨルドには大規模な降灰があり、家畜が死ぬ、農業が行えなくなるといった被害を多く出した。

この噴火による火山灰はノルウェーやスウェーデンにまで到達した。これによりアイスランドからの大規模な移住が起こることになった。


という歴史を持つようです。

そして、そのアスキャ(やっぱり可愛い響きですが)へ大量のマグマを移動させていることが確認されたバルガルブンガ山は、噴火に伴うものなのか、それ以外の要因もあるのかどうかわからないほど、「どんどんと地震が激しくなっている」という事実があります。

下は噴火直前の 8月 22日までの 48時間のアイスランドでの地震の記録です。
その時でもアイスランド全体で 1888回という非常に激しい地震を記録しています。

m3-22.gif
来たるべき地球のかたち


しかし、8月 27日現在、地震は規模も回数も増え続けていて、過去 48時間では、下のようにマグニチュード5を越える地震が頻発し、回数も増え続けています。

ice-08-27.gif


ただ、「膨大なマグマの移動が起きている」ことは観測されても、「次に何が起きるのか」というのは、ケンブリッジの研究者たちにも確実な推測は存在しないようです。つまり「起きてみないとわからない」と。




そんなアイスランドで認定された「ラガーフリョット湖のワーム」

かなり以前、

アイスランドの龍「指輪ドラゴン」の伝説
 2012年02月14日

という記事を記したことがあります。

これは、ラガーフロットのモンスター、あるいは「ラガーフロットの龍(ドラゴン)」と呼ばれている、アイスランドのラガーフロット湖に棲息していると言われている伝説の生き物の話です。ちなみに、当時は「ラガーフリョット」と表記しましたが、一般的には、ラガーフロットの日本語表記が一般的とされているようです。

そしてこれは、昔から今に至るまで、しばしば、その湖で姿を目撃されます。

下の写真は 2012年にはじめて動画で撮影された「ラガーフロットのモンスター」とされるものです。

d-01.jpg


下のように動きます。




そして、アイスランドの伝説では、

このドラゴンの出現は大きな出来事が起きる予兆となる

と言われているそうです。

詳しいことは、上の過去記事にその伝説や歴史を記してありますので、ご参考いただければ幸いです。

今回、なぜこのことを取り上げたかというと、最近、上のビデオが「本物である」と、アイスランドで公的な認定を受けたことが報道されていたからです。

lake-worm.gif
Iceland Review


アイスランドのフリョツダルシャラス市( Fljótsdalshérað )という市の市議会にある……ということは、つまり公的な機関として「ラガーフロットのモンスターの真実委員会」というものが存在するらしいのです。

1997年から、この「真実委員会」は、湖のモンスターの証拠を提出した人に賞金を提供するとしていたのですが、上の 2012年に撮影されたビデオが、今年8月に、その「真実委員会」から「真実のものである」と認定されたのだそうです。

うーむ・・・。

それはそれで夢のあるよいことなのかもしれないですが、しかし、アイスランドの伝説では上にも書きました通り、


ドラゴンの出現は大きな出来事が起きる予兆となる


らしいですし。

もちろん、その大きな出来事が「良いこと」なのか「悪いこと」なのかはわかりません。そして、その予兆が「アイスランドだけに関しての予兆」なのか、もっと大きな範囲に渡っての予兆なのかは、私は知りません。

いずれにしても、予兆としての存在でもあり得る、そのアイスランドのドラゴンはこの8月に見事に「真実」だと認定されたという次第です。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年08月26日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




終わりまで「存在」のゲームをしなさい
はじめから
はじめから

----- ビートルズ(作曲:ジョン・レノン) / トゥモロー・ネバー・ノウズ




8月16日にイングランド中部ウォリックシャーのネトゥル・ヒルで見つかった「ホルスの目」を描いたクロップ・サークル

horus-eye-top.jpg
Nettle Hill, nr Ansty, Warwickshire, United Kingdom





終わりまで「存在」のゲームをしなさい

タイトルにはジョン・レノンと書きましたけれど、ビートルズとしての曲に、 1966年のトゥモロー・ネバー・ノウズ( Tomorrow never knows / 明日は決して知らない )という作品があります。

私は若い時から、この曲がとても好きでよく聴いていました。
今でもビートルズの曲の中では最も好きな曲です。

しかし、たとえば、「ビートルズで好きな曲ベスト3を挙げなさい」のような質問をされるとすると、2曲目は、「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー(曲は YouTube に)で、3曲目は「アイ・アム・ザ・ウォルラス(曲は YouTube に)だったりしまして、この3曲はすべてジョン・レノンの曲です。

さらに拡大していっても、ジョン・レノンの曲ばかりとなっていく・・・という部分は確かにありまして、そういう意味では、私の中では「ビートルズというのはジョン・レノンを意味する」という部分がかなり大きいのですけれど、いずれにしても、私は今でもこの曲をよく聴いています。

話は変わりまして、先月のはじめに、「ソルフェジオ周波数」というものと関係する記事を書いたことがあります。

5000年前から「ソルフェジオ周波数」を駆使していたかもしれない古代人:イタリアのハル・サフリエニ地下墳墓で見出された正確な周波数の共鳴が鳴り響く完璧な設計の部屋
 2014年07月03日

という記事です。

これは、イタリアのマルタ島にある 5000年前の地下構造物であるハル・サフリエニの地下墳墓を調査研究していた考古学者たちのチームが、このハル・サフリエニの地下墳墓の中にある「神託の部屋」と名づけられている部屋が、

極めて正確な周波数を出すために建物自体が設計されていたこと

ことを突き止め、その目的が、

「音(周波数)によって異なる意識状態を作り出すため」

ということが考えられるということに関しての研究発表の報道を翻訳したものでした。

Saflieni-Hypogeum.jpg

▲ ハル・サフリエニの地下墳墓の第二階層にある「神託の部屋」。部屋そのものが「特定の周波数を作り出すことができる設計」となっていることがわかりました。


つまり、

「マルタ島の古代の人々は、薬や他の物質を使用することなく、意識の異なる状態を音、あるいは周波数で得ることができていた可能性がある」

ということに言及した記事でした。



ソルフェジオ周波数の 528Hz とは

そして、ここに「ソルフェジオ周波数」という概念が絡んできます。

ここでは詳しい説明は省略しますが、レオナルド・ホロヴィッツ博士という研究者なども言及している、

周波数(音)による心と体の修復や向上

といった一種の、「音による治癒、あるいは、ヒーリング」、さらには「スピリチュアルな意識の向上」などと関係するようなものだと考えていただければよろしいかと思います。上の過去記事には、下のそれぞれの周波数の影響を下のように書きました。

・ 396 Hz・・・トラウマ・恐怖からの解放
・ 417 Hz・・・変容の促進
・ 528 Hz・・・DNA の修復
・ 741 Hz・・・表現力の向上
・ 852 Hz・・・直感力の覚醒
・ 963 Hz・・・高次元、宇宙意識とつながる


しかし、いろいろな記述があります。たとえば、マドモアゼル・愛さんのページには以下のように記されています。

・ 396 Hz・・・罪の意識やトラウマからの解放 恐怖の解消
・ 417 Hz・・・変化に対する恐怖を取り除く 変化の促進
・ 528 Hz・・・奇蹟の周波数。変容と無限の可能性
・ 639Hz・・・あらゆるものとのつながり 関係性の修復
・ 741 Hz・・・問題を解決する力 表現力
・ 852 Hz・・・直感力 自己の魂を知る



この中で注目していただきたい「 528Hz 」なんですが、私のほうでは、

DNA を修復する

ということをに重点を置いて書きましたが、あるいは、マドモアゼル・愛さんのように、

奇蹟の周波数。変容と無限の可能性

というように「奇蹟の周波数」とまで表現することもできるような大変な音(周波数)であるらしいことがわかります。

そして、私は上にリンクした先月のソルフェジオ関係の記事までそんな概念は知らなかったどころか、ソルフェジオという言葉もその時に初めて知ったと思います。

これが最近になって誰かから「発案」されたようなものなら、それほど興味は持たなかったはずですが、しかし、5000年前の古代人がそれを治療やヒーリングに使っていたかもしれないという論文を読みますと、やはり興味が湧きまして、結局、いろいろと調べたり聴いたりしていますうちに、今では、

「毎朝起きた後やふだんの BGMとして 528 Hz の音を聴いている」

という生活になっています。私は単純です(笑)。

それと、あとで書きますけれど、上のリストにはないのですが

432Hz

という音も BGM として聴いています。

まあ、これらの「音ヒーリング」が実際に効果があるのかどうかは、実際の大規模な臨床的な調査がおこなわれないと、どうにもならないなわけですけれど、私は、少なくとも BGM として聴いていて「苦にならない」せいか、ずっと続いています。

さて、ここから内容は、最初のほうに書きました、ジョン・レノンが今から 48年前に作った「トゥモロー・ネバー・ノウズ」と関係してくるのです。

Sponsored Link








ジョン・レノンの曲と 528Hz が共鳴した瞬間

beatles_in_India_10.jpg

▲ インドで作曲するビートルズ。年代は不明。真ん中がジョン・レノン。


先日、朝起きた後にいつものように BGM として 528Hz の音を聴いていた後、その日、ジョン・レノンの「トゥモロー・ネバー・ノウズ」を聴いていた時、ふと「あ!」と瞬間的に気づいたことがありました。

ちなみに、トゥモロー・ネバー・ノウズという曲は、ロックでは大変珍しいのですが「1コードだけの進行」で作られている曲です。つまり、ひとつだけの音階コードが全曲を貫くという、ポピュラー音楽では極めて珍しい試みをしている曲です。そのトゥモロー・ネバー・ノウズのオープニングのフレーズは、インドのタンブーラという弦楽器の旋律で始まります。

tampura.jpg
・インド楽器のタンブーラ

そのタンブーラの音色とその後、曲の最後まで続くベースの「音程」を聴いて、

「これは、もしかして」

と、ミキサーで、「トゥモロー・ネバー・ノウズ」と「 528 Hz の音」を同時再生しながら聴いてみますと、なんと、


ビートルズのトゥモロー・ネバー・ノウズは最初から最後まで、全部 528 Hz の周波数をベースとして作られていた曲だった



ことに気づいたのでした。

とりあえず、528 Hz を数秒間流した後に、「トゥモロー・ネバー・ノウズ」のイントロから1分間ほどを流したものを作りましたので、曲の最初の部分だけまでくらいだけでも聴いてみて下さい。




最初の 528Hz のトーンと比べてみるとおわかりかと思うのですが、曲のイントロがまったく同じ周波数で、そのまま続く基本音階が曲の最後まで、「 528Hz の1コード進行」を崩さない曲だったのです。

ボーカルを含めていろいろな音が入りますが、最後まで続く基本コードは 528Hz から「1度も外れない」で構成されています。

この曲の全曲は YouTube の Tomorrow never knows にあります。

もちろん、ジョン・レノンが 528Hz を意識して作ったわけではなく「偶然」なんでしょうけれど、

当時、1コードだけで作られるポップやロックなど考えられなかった
その中で、ジョン・レノンは 528Hz が基本となる1コードを選んだ

という、かなりギリギリの「偶然」で完成した「奇蹟の曲」ともいえます。

ちなみに、トゥモロー・ネバー・ノウズ - Wikipedia によりますと、この曲は、当初のタイトルが、

「マルコによる福音書 1」( Mark I )

になるはずだったことなども書かれています。

他にもいろいろと面白いことが書かれていますので、ところどころ抜粋します。


本作は、1966年にリリースされたイギリス盤公式オリジナル・アルバム『リボルバー』に収録された、ビートルズ初のサイケデリック・ロック曲。ジョン・レノンがCコードだけで作った。

後のヒップホップやクラブ系の音楽ジャンルでのトラック制作の基本であるサンプリングとループの作成の試みを、ポピュラー音楽界でいち早く実験して成功させた曲といえる。録音テープをつなぐのはジョン・レノンが現代音楽の手法を持ち込んだもの。

この曲は、「ダライ・ラマが山の頂上から説法しているような感じで」とジョンが指示したため、「レイン」で始めた逆回転録音をさらに進化させたような作品で、故にサイケデリックな作風に仕上がっている。

ジョンは晩年のインタビューの中で、当初思い描いていたイメージは、数千人ものラマ教の僧侶によるお経の大合唱を意図していたためであるとも語っている。

歌詞は、ティモシー・リアリーがチベットの『死者の書』を基にして書いた『チベットの死者の書―サイケデリック・バージョン』に触発されたもの。



という、曲作りの意図からして、「奇蹟の音 528 Hz 」を象徴するかのような偶然のつらなりだったことがわかります。

ちなみに、『チベットの死者の書―サイケデリック・バージョン』とは、、アメリカの心理学者で、ハーバード大学の教授だったティモシー・リアリー( 1920年 - 1996年)という方が、1964年に書いたもので、 1994年になってから日本語訳の版が出たのだそう。

このティモシー・リアリー教授のあまりの「変人」ぶりは上の Wikiepdia のリンクを読んでいただければわかると思いますが、それはこの方の「最期」の部分だけでも伝わるように思いますので、抜粋しておきます。


死の構想

前立腺がんの宣告を受けて、自らの死をデザインするという構想を発表する。
カリフォルニア州ロサンゼルスで1996年5月31日に死去。死亡後、切断した頭部のみを冷凍保存し宇宙葬にされる。



まあ、ティモシー・リアリー教授の最期はともかく、この方の著作に影響を受けて作られた「トゥモロー・ネバー・ノウズ」の歌詞の内容は下のようなものです。ビートルズ英語塾というサイトに訳が載せられていましたので、そちらを掲載させていただきます。



Tomorrow Never Knows
(明日は知らない)

こころのスイッチを切って、
リラックスして
流れに任せなさい
死んでいくのではない

すべての思考をなげうち、
空虚に身を任せなさい
輝いている

内側の意味が
わかるようになる
それは存在する

愛はすべて
愛は誰にでも
それは知ること

そして無知と憎悪は死を嘆く
それは信じること

あなたの夢の色に
聞き入りなさい
それは生きることではない

終わりまで
「存在」のゲームをしなさい
はじめから
はじめから





このラストの、

はじめから終わりまで「存在」のゲームをしなさい

というフレーズはいいですね。

原文は、

So play the game "Existence" to the end
Of the beginning


です。






宇宙の周波数と異なる現在の「基準周波数」

なんだかここまでで長くなってしまいましたが、冒頭に、古代エジプトのホルス神の目を象徴的に描いた「ホルスの目」のデザインのクロップサークルの写真を載せているのですが、これが今回の話とどう関係あるのかというと、

432 Hz

という周波数との関連で載せたのですが、この 432Hz の周期数では、オカルト的、あるいはスピリチュアル的な解釈では、

宇宙の周波数であり、振動である

と言われていたりするらしいものです。

冒頭のクロップサークルには、

・72個の三角形が描かれている
・24の放射ラインがある
・4つの扉がある


ということで、

・三角形75個 × 放射ライン24 = 1728
・その 1728 を扉の数の4で割ると「 432」となる


とのことで、つまり、この絵には、ホルスの目へと出入りするそれぞれの「扉(ゲート)」に、432 という数が割り当てられている・・・というようなことが描かれているといえるようです。

では、なぜ、432 という数が重要で、そして、

なぜ 432Hz は宇宙の周波数なのか

ということについては、いろいろと書かれているものもあるのですが、今日はここまでかなり長くなりましたので、他の機会にでもご紹介したいと思います。

ただ、ひとつ書いておきたいこととして、現在の音楽には「基準周波数」というものがあって、これは、

基準周波数 A=440Hz

となっています。

つまり、「ドレミファソラシド」のピアノ鍵盤の真ん中あたりの「ラ」の音を 440Hz として、すべての楽器や音楽の「音の周波数の基準」が決められています。

piano-440.gif
schoolphysics


まあ・・・つまりは、現在の 440Hz の基準周波数を「 432Hz 」にすれば、地球の音楽と宇宙の周波数が同期できる「かも」というようなことでもあるようです。

なお、acoutis によれば、19世紀には作曲家ヴェルディによって決められた基準周波数は A=432Hz だったようです。

また、1884年にイタリア政府が制定したピッチも 432Hz だったそうですが、その後、1925年にアメリカ政府によって、440Hz と定められたという歴史があるそう。

ところで、シュタイナーもこのことに言及していたようで、Solid Reasons Why You Should Convert Your Music To 432 Hz音楽を 432Hz に変換すべき確かな理由が存在する)というページの中にシュタイナーの言葉が書かれています。

「C=128hz (基準周波数A=432hz でのCコード)に基づいた音楽は、人々を霊的自由へと解放する支援となるでしょう。人間の内耳は C=128hz に基づき構築されているのです --- ルドルフ・シュタイナー」

とのことです。

シュタイナーの言うことは、人間の耳の構造自体が 432Hz の基準の音階に対応するように作られているということのようです。

参考までに、下に「 432Hz 」の音で構成された曲を貼っておきます。

but-432.jpgを押すと、再生が始まります。



私の作ったものではないです。かなり複雑に音を構成させていて、プロ的な感じがするものですが、それだけに聴きやすいです。オリジナルは1時間ほどの長さのもので、さすがにアップするのにキツいですので、5分間ほどにして、音だけアップさせていただきます。

宇宙の周波数が本当に 432Hz なのかどうかはわかりようがないですが、聴いて気持ちがいいようなら、それだけでもいいのかもしれません。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年08月25日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





8月21日に英国カウスヒルに突如間いた直径60メートルのシンクホール

穴の上に写っている小さな影が人の大きさです。

uk-sinkhole-2.jpg
Daily Mail


最近、上のようにイギリスのカウスヒルという場所で、直径 60メートル、深さはわからないようですけれど、記事によると「相当深い」シンクホール事例が発生しました。

上の写真の穴の上に立っているのは、この穴の近くに住む住人の方なんですが、何とこの穴は、その方の自宅のたった「 80メートル先」に開いたのだそう。

house-and-hole.jpg
BBC


このあたりは、1800年代に鉄や鉛が掘り出されていた炭鉱があった地域も含まれるとされている場所で、そのせいではないかと考えられているそうですが、これまでの 200年間にこんなことはなかったので、住民もやや不安なようです。

調べてみると、英国では昨年、別の場所で、さらに巨大なシンクホール事例があったことを知りました。下の記事は、 2014年 8月 22日の英国のダービシャー・タイムスというメディアの記事からですが、このシンクホール自体が開いたのは、昨年の 12月のクリスマスの頃でした。

uk-2013-filled.gif
Derbyshire Times


上の記事は、地主がこの穴を埋め立てるための計画を進めているというストーリーですが、しかし、その予算は 25万ポンド(約 4,300万円)かかるとのこと。これらのシンクホールがいかに巨大なものかを物語るもののようにも思います。

それでも、上のシンクホールは、原因が何であろうと、ガタガタな形状で崩れており、土砂崩れなどと同じような、「自然性のある」大地の崩壊の様相を見せています。

そして、これを見て、「シベリアのクレーターの異常さ」にあらためて気づく次第です。この英国のシンクホールのニュースはその引き合いとして出させていただいたような感じです。




あらためて気づくシベリアの「穴」の内部の形状の異常さ

この夏は、シベリアに開いた3つの「穴「について何度か記事にしました。

気温40度の中に降った爆撃のような雹。そして、「世界の終わり」という地名がつくシベリアに突然開いた巨大な穴 : 「ウラジーミルの栄光の国」を襲い続ける異常な気象と現象
 2014年07月16日

ロシア国防省が報告したという「シベリアの穴と地球の磁場反転の関係」。そして「未知の大気物質」の存在
 2014年08月11日

などです。

開いた穴は(わかっているものだけで)下の3つです。

map-crater.gif


上の中の、特に最初に発見された直径 80メートルの穴の内部の様子を今ふたたび見ると、冒頭のシンクホールなどとは違った現象であることが改めて感じられます。

シベリアで最初に見つかった穴の内部は下の写真のように「まるで磨かれているように」きれいな筒状でした。

最初に見つかったシベリアの穴の内部の様子(直径80メートル)

hole1-top.jpg


底に見える水のようなものは、公式発表では、永久凍土が溶けたものだとのことです。

この感じは、下の写真の 2010年 6月にグアテマラの首都に開いた巨大なシンクホールと、やや似ているような感じもありますが、それよりさらに「滑らかな感じ」があります。

2010年9月1日にグアテマラシティに開いたシンクホール

guatemala-city-sinkhole.jpg

▲ 直径30メートルで、深さは約60メートルでした。シンクホールができた原因は、いろいろな説がありましたが、結局は不明のままのようです。


それはともかく、シベリアの穴の騒動の時に翻訳してご紹介しましたニュースでは、やや怪しげなソースではあるとはいえ、ロシア政府が、これらの「穴」の現象を、

「潜在的なロシア国家と国民の脅威」として分類した

というようなことが書かれています。

さらに、記事には下のような記述があります。


北極南極調査研究所と地球雪氷圏研究所が、ロシア国防省の専門家たちと共に作成した報告書では、これらの穴に「未知の大気が存在する」可能性があることを明らかにした。(中略)このそれぞれの穴が、「確定できない未知の《大気性物質》」によって作られたと結論づけることができる。

これらの「未知の大気性物質を活性化させたトリガー」について、報告書では、6月にコペンハーゲンでの会議で、欧州宇宙機関( ESA )が、前例のない磁気の揺らぎがシベリア領域に渡って発生していることを観測したことについてふれている。

現在、地球の北の磁極は、加速度的にシベリアのこの領域に向けて移動し続けている。そして、地球の磁場は特に、西半球で劇的に弱まっていることを示している。


ということで、つまり、「シベリアの穴」と「地球の磁場の逆転」との関連を指摘して記事は終わっています。

ちなみに、上にある「欧州宇宙機関( ESA )によって観測された磁極の移動」に関しては、現在、地球の北の磁極(磁場としての北極)は、下のように移動しています。

移動の速度は現在は計測されていません(あるいは発表だけされていないのかもしれません)。

poleshift-after-0ae32.gif

▲ 2014年7月269日の記事「シベリアでさらに次々と見つかるクレーターと「現在北極がシベリアに向かって猛スピードで移動している」という状態から浮かびあがる「ポールシフト」の概念」より。


さて、それにしても、最初の英国のシンクホールとシベリアのクレーターと「地球の磁場の移動」は、まったく別の話だと思われる方もいらっしゃるかもしれないですけれど、実は今日これから書こうと思っているのは、アメリカのほうの話なのです。

というか、「地球のどこで起きていることにも適用できる共通の原因」というものがあるのではないかというような話でもあります。

昨日、サンフランシスコ近郊でマグニチュード6の地震が起きたり、また、その少し前にはメキシコで突然、長さ1キロメートルにわたって、最大で幅5メートルの亀裂が現れたりしています。

これらの最近の出来事を見ていて、ふと、「3年半ほど前に続いて起きた出来事」を思い出しました。



地球の磁場の移動が影響を与えるのは世界のほぼ全部である可能性

その「3年半ほど前ほど前の出来事」とは何かといいますと、

米国フロリダのタンパ国際空港が磁極の移動(ポールシフト)の影響で滑走路の閉鎖へ
 2011年01月08日

という記事でご紹介したデイリーメールの記事で、オリジナル記事のタイトルは、

「北の磁極の移動が影響を及ぼす……アメリカのタンパ空港に」
(Shift in magnetic north pole affects... Tampa airport)

というものでした。

これは、米国フロリダにあるタンパ国際空港が、地球の磁極の変動のために滑走路を再カウントせざるを得なくなり、滑走路の数が新たに増やされることになったために、一時的に滑走路が閉鎖されることになったことを取り上げたものです。

当時、北の磁極(磁場の北極)があった(とされている)カナダのエルズミア島と、磁場の移動の影響を受けたフロリダのタンパ国際空港の距離は 6000キロメートル近くも離れています。

pole-5886.gif


つまり、この出来事は、

極の磁場の移動は世界のあらゆる場所に影響を与えている

ということを認識させることになったできごとでもありました。




メキシコの亀裂で思い出す「南米の異変」とアメリカの異変

米大陸の過去10日ほどの地震や出来事と地層

us-2014-geo.gif

▲ 最近のアメリカ周辺での出来事と、サンアンドレアス断層などを加えて図を作ってみました。


昨日の記事でも、冒頭で少し載せましたが、「メキシコで一夜にして数キロメートルにわたる亀裂が出現した」という出来事が、8月15日にありました。

下の動画がその規模を示していると思います。




亀裂の幅は下の写真での、車や人などとの比較でおわかりになるかとも思います。

mexico-f1.jpg
Expreso


そして、8月24日には、アメリカのサンフランシスコ近辺で、マグニチュード6.0の地震が発生して、地域的には非常事態宣言なども発令されています。


米国:サンフランシスコ北部M6.0地震けが120人以上
毎日新聞 2014.08.25

米カリフォルニア州サンフランシスコ湾北部で24日にマグニチュード(M)6.0の地震があり、負傷者は約120人に上った。うち子ども1人を含む3人が重傷。ブラウン州知事は震源に近いナパ郡南部に非常事態宣言を発令した。



これはマグニチュード 6.0と、大規模な地震ではなかったですが、このアメリカ西海岸・・・というか、今のアメリカは全体として地震が多いのですね。

過去記事の、

「地質の憂鬱」の中にいるアメリカ : 全土で多発する地震の中、イエローストーン火山で過去 30年来で最大のマグニチュードの地震が発生した日
 2014年03月31日

などで、そのことを取り上げましたが、この傾向が「将来の巨大地震へと結びつく可能性」について、アメリカの各メディアは報じ続けていました。そして、それらメディアが「その最悪のもの」として報じていたものは、マグニチュード9クラスの地震のことなのです。

それは、サンアンドレアス断層や、あるいはカナダとの国境に近い「カスケード沈み込み帯」などを震源として起きる可能性がある(そして、実際に、かつて起きていた)超巨大地震のことです。

ところで、今回のサンフランシスコでの地震のようなマグニチュード6規模の地震と、日本の 2011年の震災のようなマグニチュード9クラスの「差」というのがどれほどのものかご存じでしょうか。

もちろん、地震は発生場所や深さや、様々な条件によって結果は大きく異なりますので、あくまでも大ざっぱな計算ですが、 マグニチュード - Wikipedia にある、


地震のエネルギーが1,000倍になるとマグニチュードが2増えることを意味する

マグニチュードが1大きいとエネルギーは約32倍大きい



という説明を単純に当てはめますと、マグニチュード6を基準とした場合、

マグニチュード8の地震はマグニチュード6の地震の「 1000倍のエネルギー」を持つ

ということになりそうです。

まして、マグニチュード9となると、これは実は計算としての意味を越えているもの(頭打ち状態)であり、本当は計算すべき値ではないのだと思いますが、

マグニチュード9の地震はマグニチュード6の地震の「3万倍以上のエネルギー」を持つ

というようなことにもなり得るわけで、この意味では、2011年に東北で起きた地震のマグニチュードのエネルギーは、まさにとんでもないエネルギーの地震であったわけで、また、歴代の地震のエネルギーの比較ということだけではなく、「人が多く住む地域に影響を与えた」という意味では、「近現代の文明史上最大」の地震による自然災害だったことがわかります。

もちろん、そのような超巨大地震は、地球の歴史や人類の歴史の中で、そして、ほぼどこの地域でも数限りなく起きていたことだし、「これから起きることも(疑う余地のない)事実」です。

私たちは次に起きる地震の時期を知りようがないので、知らないというだけで、いつかは必ず起きることです。欧州でもアジアでもアメリカでも、そして、もちろん日本でも、いつかは必ず起きます。

この世の中に「 100パーセント」を当てはめられることは多くはありませんが、時期を限定しなければ、超巨大地震は「 100パーセント起きる」と言える自然現象です。


そして、最近のアメリカでの出来事で、思い出したことがもうひとつあり、それは、やはり3年ほど前の過去記事の、

中南米の「地殻変動ライン」: メキシコの地割れとグアテマラのシンクホールの位置
 2011年07月22日

というものがあります。

その記事に掲載した図がしたのものです。

south-america-2011.gif

それぞれの出来事の詳細は上の過去記事をご覧いただければと思いますが、図は新しい順にアルファベットがふってあり、つまり、2011年には、コロンビアからメキシコまで、

南米からアメリカの西海岸に移動するかのように地殻異変が起きていた

ということがあったのです。

このラインに矢印を引きますと、それはサンアンドレアス断層や、カスケード沈み込み帯を指し示す方向に伸びています。

usa-1.gif


何となく、記事の内容がとりとめのない感じになってきていますが、ともかく、この2〜3年の世界の地殻異変も、あるいは、最近の「あからさまな」異常気象も、それぞれには関係性があり、決してランダムやバラバラのものではないと思っていることを書きたいと思ったのでした。



地球は「真の極移動」の最中にある

それらの異変の原因が、地球の磁場の逆転のようなものだけではないこともまた明白で、たとえば、地球はかつて、現在起きているような「磁場のポールシフト」だけではなく、過去記事、

地球は「角度 50度以上の傾き」の大陸移動(真の極移動)を過去6度経験している
 2012年11月21日

にありますような、地球の表面が移動する「真の極移動」という状態を過去に何度も経験していた可能性があることを、2012年にハーバード大学の研究者たちが発表しています。

下の図のような状態のことです。

True_polar_wander-2012.gif


あるいは、こちらの記事では、現在、すでにそれが起きているとする論文のこともご紹介しています。

もちろん、それは何千万年もかけてゆっくりと起きていくものなのかもしれないですし、「あるいは、非常に早いものかもしれない」という考え方などもあり、しかし、過去何度もあったということは、今後もまた、

地球の自転軸が大きくずれる

ということになる時が来ることがあるはずです。

しかし、「自転軸がずれる」というような状態は異常にも思えるかもしれないですけれど、太陽系の他の惑星、たとえば、天王星などは、地軸 - Wikipedia によれば、

地軸の傾きの絶対値が最も大きい太陽系の惑星は、天王星(97.86度)である。ほとんど横倒しのまま自転していることになる。

こんなように「横に倒れて回っているような様相」で自転している天王星みたいな惑星もあるのです。

天王星は、下の図の左のように「(黄道面に対して)真横に倒れて回っている形」で自転しています。

uranusneptune_03-1.gif
・国立科学博物館「天王星は横回しになってまわっているって本当ですか?


ちなみに、天王星の公転周期は 84年で、これは例えば、極地から観測すると、「約 40年間、昼または夜が続く」ということになるのだそうです。

言い換えれば、地球も「50度」などの地表の移動を経験した後には、「 20年間以上、昼か夜が続くというような地域ができる惑星となる可能性もあるわけです。


・・・それにしても今回は全体として、あまりにも話が混沌としてしまいましたけれど、私は、「秋」という季節にはいつも何かが起きる感じがつきまといます

何か起きるのは・・・それは今年か 1000年後かはわからないですが、「秋」なのだと思っています。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年08月23日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





us-ebola-top.gif

▲ 2014年8月21日の米国 Breitbart より。赤い州が、 CDC にエボラの検査依頼のあった州。


いろいろなニュースがあるのです。

ジャンルの違う部分で様々なニュースがあって、たとえば、

国際宇宙ステーション( ISS )の表面が海のプランクトンで覆われていた

iss-plankton.gif
Inquisitr


という報道があったりして、しかも、このプランクトンは宇宙ステーションの外壁、つまり真空の宇宙空間で「生きた状態」で付着していたという非常に刺激的な話で、パンスペルミア説など絡めて考えると、大変興味があります。

あるいは、つい先日、

メキシコで一夜にして数キロメートルにわたる亀裂が出現した

mexico-1.jpg
Expreso

という出来事が起きています。

これは、下の動画でその規模がおわかりになるかと思います。




あるいは最近、「オゾン層を破壊したのは人間の生産活動ではない可能性」を示すデータが NASA の研究チームによって発見されたという NASA のニュースリリースもありました。

これは、オゾン層を破壊するとして 1987年に採択された「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」により製造が禁止され、1996年に全廃された四塩化炭素という化学物質、これは、 2007年〜2012年までの排出が「ゼロ」となっていたものなのですが、排出が「ゼロ」なのに現在も「謎の放出源」から大気中に出ていることを NASA の研究チームが発表したものです。

ふと「人為による地球温暖化説」という概念を思い出したりした次第ですが、いずれにしても、上のどのニュースも興味深いのですが、上のそれぞれは大変興味はありますけれど、緊急性のある報道というものでもないですので、今回は、またも、エボラの話を書きたいと思います



複雑化してきたエボラ流行の周辺の事情

ここにきて、エボラ出血熱のニュースは、患者数や死亡者数の急激な増加だけではなく、その内容も「多彩」となってきています。

たとえば、冒頭に示しましたように、アメリカの 30州から CDC(アメリカ疾病予防管理センター)に、エボラ疑い症例の検査の依頼が来ているというようなことになっているようで、結果として、現時点では、そのほとんどが、エボラではない何か他の発熱で始まる病気だったあるようです(ただし、3人は未確定)。

そして、これは人々の「エボラ出血熱に対しての恐怖心」の現れとなっている数字に見えます。

以前の、

始まった「エボラ戦争」のこれから
 2014年08月16日

という記事では、「アメリカ人の 10人に 6人が、アメリカでエボラ患者が発生すると懸念している」という世論調査のことにふれましたけれど、それ以上に、

報道による人々に対しての「エボラへの恐怖の植え付け」

というものも関係しているのかもしれません。

もちろん、実際にエボラ出血熱は恐ろしいものですが、感染の流行に関しては、(今のところ)そこまで神経質になるものではないはずです。しかし、まあ、そこはアメリカ。いろいろな「民衆コントロール」に対しての思惑の一環の中には、このような「病気」という存在もあるのかもしれませんし。


話をアメリカから、流行地の西アフリカに移しますと、この1週間ほどで以前とは比較にならないペースで死者数、患者数が共に「急増」していることには確かに、「やや不安な感じ」を私も受けないではないです。

Deseased_per_day_Ebola_2014.gif

▲ エボラ出血熱の一日あたりの新しい患者数と、一日あたりの死亡者数。2014年08月22日の来たるべき地球のかたちより。


そして、最近、世界保健機構 WHO の事務局長から、やや自棄的ともいえる発言が出ていることが報じられています。




WHO 事務局長マーガレット・チャンの2つの発言

下の記事は、マーガレット・チャンさんが、医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン( New England Journal of Medicine )に記した「エボラ出血熱の流行には終わりが見えない」という文章がそのままタイトルとなった、 USA トゥディの記事です。

no-end.gif

▲ 2014年8月20日の USA トゥディ No end in sight to Ebola outbreak, official says より。


これは、 国境なき医師団の会長が「エボラ出血熱の流行の収束には6ヶ月程度かかる」と言った内容(ロイター)ともまた違うニュアンスで、WHO の事務局長は「終わりが見えない」という、かなり悲観的な見方を示しているようです。

chan-san.jpg

▲ WHO 事務局長のマーガレット・チャン(陳馮富珍)さん。


ただ、この現在の WHO 事務局長のマーガレット・チャンさんは、たとえば、 2009年の「パンデミック宣言」の時には、


WHOのマーガレット・チャン事務局長は、顕著な感染や死亡の被害が著しい事態を想定した警告であるフェーズレベル6/6と警告し、パンデミック(世界的大流行)を宣言した。

しかし、新型インフルエンザは、他の季節性インフルエンザと大差ないレベルのインフルエンザで被害も小さなものであった。一連のWHOの誤報を重く見た欧州議会は、パンデミック宣言に至った経緯の調査に踏み出す事態となった。(Wikiepdia



というようなこともしてしまっている方ではあるのですが、しかし、まあ、過去のことはともかく、マーガレット・チャンさんは、今回の医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに、「これまで西アフリカの医療関係者が 80名以上、エボラ出血熱で死亡している」という事実も記しています。

毎日新聞の「エボラ出血熱:医療関係者80人超死亡」という記事にもあり、これまでに約 160人の医療関係者が西アフリカでエボラ出血熱に感染し、80人以上が死亡したことについて報道しています。

それにしても、流行地で医療に取り組んでいる現地の医療関係者の方々には、敬意を持たずにはいられないですが、しかし、その医師たちも次々と倒れていってしまっている。

しかも、後述しますが、現地の医療スタッフたちが病院を捨てて逃げているという状況が各地で、特に、流行が拡大している地域で蔓延し始めているようで、 マーガレット・チャン事務局長は、

「流行を抑え込むための貴重な人材が枯渇してしまう」

と懸念していましたが、それは他の面も含めて事実となってきています。


また、 WHO は、以下のような発表もしています。

ebola-death-top.gif

▲ 2014年8月22日の英国インディペンデントより。


これは、現在の西アフリカのエボラ患者数の検知システムに入っていない「膨大な数の患者がいる」ことがほぼ確定的となっていることに関して書かれているもので、書かれてある点を箇条書きにしてみますと、



・エボラは治らないと考える家族が「せめて自宅で死なせたい」と患者を家の中に隠す。

・そもそも、多くの医療スタッフたちが逃亡していて、機能していない医療施設が多いので、病院に行かないケースが多い(病院に入っていないエボラ患者は、統計の数に含まれない)。

・特に夜間外出禁止令を出したリベリアでは、事実上すべての医療サービスが閉鎖されているため、統計につながっていない。

・現在、雨期のため道路事情が悪い西アフリカでは都市部から遠い村へは行けず、エボラ出血熱の感染の状況がまったくわからない場所が多い。

・遠隔地の村では報告されることのない多数のエボラの犠牲者と思われる墓を発見している。




などが書かれています。

最新のエボラでの死亡者数は CBC などによりますと、 1427人となっていますが、 WHO は「これは過小評価された数字だ」と見ていて、実際にはもっと多くの人びとが亡くなっているはずだと考えているようです。

しかし・・・。

問題としては上にあるように、医療関係者の多数がエボラに感染して死亡したり、あるいは医療施設から逃げているという「医療システムが崩壊しようとしている今後」に、さらに大きな危機が待ち受けているのではないのだろうかということを、多くの関係者が考えているようです。

もちろん、いつかは終息はするのでしょうけれど。

かつてのエボラも、あるいは、治療やワクチンのない時代のあらゆる過去の感染症も「自然に終息していった」のですから、エボラもいつかは自然に終息するでしょうけれど、それがいつかわからない。

それと、気になるニュースがアルジャジーラに掲載されていました。

エボラと似ているけれど、エボラ・ウイルスによるものではない感染症がコンゴ民主共和国で大流行している」という報道です。




コンゴ民主共和国の「エボラと症状と似たウイルスの正体」

congo-ebola.gif

▲ 2014年8月21日のアルジャジーラより。


「コンゴ」という名前がつく国はコンゴ共和国と、コンゴ民主共和国(かつての国名は「ザイール」)がありますが、今回の病気が流行しているのは、コンゴ民主共和国のほうです。

8月21日に WHO は、コンゴ民主共和国で、592人が出血性胃腸炎に感染して、そのうち、少なくとも 70名が死亡したと発表しました。

アフリカということで、エボラが疑われたのですが、現地に専門家を派遣した WHO の報告は、これがエボラであることを完全に否定しました。つまり、エボラと似た症状だけれど、エボラではないウイルスによる病気が、また出現したということになります。

死亡率も約 600人の患者のうち 70名の死亡と、致死率は 12パーセント程度で、エボラ出血熱よりかなり低いですが、症状そのものは、嘔吐や体中の内出血といった点でよく似ているのだそうです。ただ、この病気、そういう病気が流行し始めたという報道を見たことがなかったので、エボラウイルスより感染が早いものかもしれません。

国境なき医師団は「この病気が何であるかを確認するのは時期尚早だ」と述べたとのことですが、死亡率の違いから、エボラではないのでしょうけれど、何だか、

出血性の病気をもたらすウイルスが次々と地上に登場する

という気もいたします。

今回は冒頭の、「アメリカの疾病予防管理センターに多くの州から検査要請が届けられている」ということについての報道を紹介して締めます。




CDC: 30 STATES PLUS D.C. HAVE REQUESTED HELP WITH POSSIBLE EBOLA CASES
Breitbart 2014.08.21


CDC(アメリカ疾病予防管理センター)に全米 30州とコロンビア特別区からエボラ疑い症例の検査支援の要請


全米 30州とコロンビア特別区から、疾病予防管理センター( 以下、CDC )に、エボラの疑いのある症例の疾病を特定するための支援の要請があったことがわかった。

相談者の検査の際、CDC は、その患者に血液検査が必要かどうかを判断するために、患者の症状、そして行動と履歴を調査する。ほとんどの場合、それによって、 CDC は血液検査をおこなう前に、エボラ患者ではないと確定することができる。

ABC ニュースによると、 CDC は、7月の末から 68回の検査要請の連絡を受けたことを報告した。これらのうち、58の症例はエボラではないと確定した。残りの 10人に CDC は血液検査を要請した。

そのうちの7人は血液検査をパスし、すでに帰宅している。
残りの3人はまだ病気の種類が確定していない。

試験を受けた 10人の居住地について、 CDC の報告書によると、ニューヨーク州、カリフォルニア州、ニューメキシコ州、メリーランド州、およびオハイオ州で、それぞれ少なくとも1人の患者が血液検査を受けた。

検査結果を待つ、まだ確定していない3人の患者は、カリフォルニア州とニューメキシコ州在住となっている。

西アフリカでエボラ治療にあたる中で感染し、アトランタの病院に搬送された2人のアメリカ人医師は今週退院した。2人とも ZMapp と呼ばれる試験前の薬を使っての治療後に病気から回復した。

CDCは声明を出し、このアメリカ人医師は2人とも完全に治癒し、「彼らはもはや血液中にエボラウイルスを持たないため、家族や公共へのリスクはありません」と発表した。


Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年08月21日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





nishinoshima-tsunami.gif

▲ 2014年8月20日の 3news より。




海底火山で「スーパー津波」が起きる理由

上のような報道を昨日見ました。小笠原諸島の西之島は昨年 11月に新島が噴火をはじめて以来、どんどん大きくなり、新しい島が元の西之島を覆い尽くす形で、今でもさらに拡大を続けています。

これについては、日本語の報道もありましたので、そちらの冒頭を抜粋させていただきます。

西之島噴火、斜面崩落し津波の恐れ 父島に最大1メートル
朝日新聞デジタル 2014.08.21

噴火が続く小笠原諸島の西之島が活発に溶岩を噴出し続けると、斜面の一部が海に崩落して津波が発生する可能性があることが、東京大地震研究所の前野深・助教(火山地質学)の研究で分かった。シミュレーションによると、約130キロ東の父島に高さ最大約1メートルの津波が到達するおそれがあるという。


というもので、つまり、

・西之島は今でも毎日大量の溶岩を噴出している
・このまま続くと、斜面が崩壊して、それによる津波が起きる
・その津波の高さは最大で約1メートル


ということのようです。

ま、1メートル。

もちろん1メートルの津波は侮れませんが、しかし、いずれにしても、西之島のほうはまだ起きてはいないことです。

ところが、同じような現象により「起きたことがある津波」については、下のようなものがあります。

el-hierro-tsunami.gif

▲ 2013年2月28日の Modern Survival Blog より。


もちろん、「すでに起きたこと」は、アメリカ東海岸の破壊のほうではなく、

高さ 90メートルの津波がかつて起きことがある

のほうです。

これは、カナリア諸島の南西端にあるエル・イエロ島という海中にある火山で起きたことで、ただし、それが起きたのは今から 13万年前とされています。

13万年前というと、現世人類がすでに地球上にいたと考えられている頃です(現世人類の地球への登場は、約16万年前とされています。誤差は前後約4万年)が、それにしても、「高さ 90メートルの津波」となると、どの程度の内陸までの影響があるのか想像もつかないですが、現代だと下みたいな感じで描かれるようなものとなるのでしょうか。

90-tsunami.jpg


現代でなくて幸いでしたが、そのような比較的遠い時代に、このエル・イエロ島の噴火により、そのような津波が起きていた可能性が高いことが地質学で示されています。

これは、地上の噴火でいう、いわゆる「山体崩壊」のような現象が、「海に向けてなだれ落ちる」事によって発生する津波のようです。

ところで、上の記事のタイトルで「(もし仮に同じようなことが今の社会で起きれば)アメリカ東海岸が破壊される」とある理由なんですが、このエル・イエロ島の位置は広範囲の地図で示しますと、下の位置となります。

el-hierro-map2.gif


この位置で、現代の社会に高さ 90メートルの津波などが起きてしまったら、アメリカの東海岸へは距離があるとはいえ、それでもかなり高さの津波が押し寄せる可能性があるという意味のようです。それ以上に、大西洋に面した非常に多くの国々が影響を受ける可能性があることもわかります。




津波と距離の関係

独立行政法人 産業技術総合研究所が 2003年にリリースした、

北米西海岸で西暦1700年に発生した巨大地震の規模を日本の古文書から推定

という資料を見ると、津波というのは、かなり遠方にまで被害を出すことがわかります。

この文書は、西暦 1700年(まだアメリカの文字の記録が残っていない時代)に、今のアメリカ西海岸を震源とするマグニチュード9クラスのきわめて巨大な地震が発生したことを、当時、日本に到達した「津波」から推計したものです。

西暦1700年の地震の震源と日本の位置関係

1700-tsinami-1.gif

震源と日本の距離関係は上のようなものでした。

これほど離れた場所の地震によって、日本の太平洋沿岸の各地にどの程度の津波の被害が出たか。それらは当時の古文書に記されています。

1700-tsunami-2.gif


東北から、関西に至るまで、1メートルから最大で6メートル程度の津波が到達していたことがわかります。

そして、これは、あくまで「古文書に記録が残されていた場所のみ」ですので、実際には日本のすべての太平洋側に、数メートル規模の津波がくまなく押し寄せていたと考えていいと思います。

6メートルの津波ともなると、かなりの災害レベルだと思うのですが、通常の津波とは違うのは、地震が起きたのが遠く離れた現在のアメリカ大陸であり、日本の人々は地震を感じることもなく、人々にとってみれば、

「地震もないのに突然津波がやってきた」

と感じたことだと思います。

そして、今回ご紹介していますような「海中の火山の地滑りなどで発生する津波」も同じように、

前兆を感じることが難しい


という特徴があります。

もっとも・・・ 13万年前のエル・イエロ島の噴火で起きたような「高さ 90メートルの津波」ともなると、前兆を知ったところで、場所によっては逃げ場もなさそうですが、まあ、そこまで極端ではない「前兆のない津波」は、わりといつでも起きる可能性はあると言われています。

ところで、2011年の出来事ですが、このエル・イエロ島の沿岸近くに「巨大な泡が噴き出ている」ことが報じられたことがありました。

elheirro-bubble.jpg

▲ 2011年10月17日の来たるべき地球の形「カナリア諸島に『新しい島』が誕生しようとしている?」より。

結局は何もなく終わりましたが、様々な活動が続いているエル・イエロ島ではあります。





自然現象の周期はどんなものにも存在し得るので

ところで、上のエル・イエロ島が過去の噴火を起こした 13万年前という、この「13万」という数字は非常に遠い昔のように感じますが、それはあまり関係のないことで、「過去に起きた事実がある以上、また起きる可能性はある」ということについては、巨大天体の地球への衝突や、あるいは、いわゆるカルデラ破局噴火と同じです。

破局噴火については、何度か記事にしたことがありますが、

世界の6つの異なる地域で7つの火山が同時に噴火を開始した2013年の11月に考える地球の未来
 2013年11月23日

という記事に書いていますように、

破局噴火は「破局災害」といわれるカテゴリーに属しているようで、人類が経験する自然災害の中で最も威力が大きく、そして、その影響が長く続く災害のひとつ

とされているものです。
小惑星などの天体衝突と匹敵するほどの災害とも言えるかもしれません。

そのような大災害である「破局噴火」ですが、静岡大学の小山真人教授の書かれた

現代社会は破局災害とどう向き合えばよいのか

によりますと、日本だけでも、

・7300年前の鹿児島県南方沖の海底火山の破局噴火
・2万8000年前に姶良カルデラ(鹿児島湾北部)の破局噴火
・5万2000年前に箱根カルデラの破局噴火


など、万年単位の中でもずいぶんと起きていることが地質学的な研究からわかってきています。

次の「破局噴火」がいつかというのはわかりようがないですが、同じように、

海中火山の崩壊による高さ 100メートルクラスの津波も起きる可能性はいつでもあるけれど、それはいつかはわからない

ということは言えるはずです。

さらに、2003年にはさらに「想像を絶する」研究発表がなされています。




500メートル級の津波を引き起こす可能性のあるハワイのキラウエア火山

今年5月の、

アメリカで沈みゆく大地と増え続ける地震。そして「500メートルの高さの津波」の可能性
 2014年05月15日

という記事で、米国スタンフォード大学の研究とシミュレーションにより、

「キラウエア火山の山腹にある塊が噴火などにより海に崩落することで 500メートル以上の高さの津波が発生する可能性」

についての研究結果が発表されていたことについて、概要だけ記したことがあります。

そして、キラウエア火山の噴火での崩壊や地滑りによる津波は実際に比較的頻繁におきているもののようです。

今回は、その超巨大洪水を起こす可能性のあるハワイ島の南にあるヒリナ・スランプ( Hilina Slump )について記されている英語版 Wikipedia とアメリカ地質調査所( USGS )の文書から抜粋して締めたいと思います。

文中の地図に出てくる火山などについては、ロイヒというのは、ハワイ島近くの海面下 975メートルにある海底火山で、活発な活動を続けています。火山自体の高さは 3000メートルあり、成長を続けているのだそうです。

マウナ・ロア火山は、ハワイの活火山のひとつですが、「地球で最も体積の大きい山」なのだそう。

また、キラウエア火山での津波の発生要因となる主要な名称である Hilina Slump というのは日本語にはなっていないようで、「スランプ」を地質的にどのように呼ぶのかわかりませんので、「ヒリナ・スランプ」と、そのままカタカナで表記させていただきます。


ヒリナ・スランプ( Hilina Slump ) - Wikipedia

hilina-slump.gif

ヒリナ・スランプは、ハワイ島のキラウエア火山の南側山腹にある 20,000立方キロメートルもの膨大な塊である。 GPS での測定によれば、1990年から 1993年の間に年間およそ 10センチメートルの南方変位を示した。

ヒリナ・スランプは、崩壊し、極めて早い速度で水中に突入する可能性を秘めており、仮に、ヒリナ・スランプのすべての量の塊が一気に海になだれ込んだ場合、それはマグニチュード9を超える地震を引き起こす可能性がある。

今から 11万年前に、同じ地質的現象によりハワイで起きた超巨大津波の高さは 500メートルに達した。もし仮に、このような地質的現象が現代の世の中に発生した場合は、環太平洋のすべての地域の大きな脅威となるだろう。




ヒリナ・スランプ( Hilina Slump ) - USGS

1868年と 1975年に、ヒリナ・スランプ領域において高さ数十メートルの壊滅的な津波を伴う大地震(それぞれ、マグニチュード 7.9と、マグニチュード 7.2)が発生した。

これらの 1868年と 1975年の両方の地震で発生した津波は、ハワイに大きな被害と死者をもたらした。1975年の津波は、カリフォルニア州にも軽い被害をもたらした。

そして、問題は、このタイプの広範囲で破壊的な塊の海中への崩壊が、将来的にまたいつか発生するであろうということだ。



というものです。

そして、これに関しては、まったく予測も前兆もとらえることはできません。「ある日、突然、太平洋のすべての沿岸が数十メートルから最大で 500メートルの津波に襲われる」という可能性はそれなりの未来の現実として存在するようです。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年08月20日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




pope-francis-top.gif

▲ 2014年8月19日の Life News より。



歴史的にも希なこの「異常な日本の豪雨」はいつまで続く?

広島での土砂災害はとてつもない人的被害を伴う大災害となってしまいましたが、ハザード・ラボによれば、

広島県では午前3時30分までの1時間で約120ミリの降水量を記録

という記述がありました。

私自身は、「1時間で 120ミリの雨」というのは、初めて目にした数値のような気がします。
また、広島では1日雨量で観測史上最大の雨量を更新した地域もあります。

hiroshima-0820.gif
気象庁 / 観測史上1位の値 更新状況(降水量) 8月20日 16時20分現在


このタイプの局地的豪雨は明日以降も日本各地で発生しそうです。

というのも、たとえば今の関東の一部、それは私の住んでいる周囲なども含めて広範囲で「ものすごく暑い」のです。

k-0820.gif
Yahoo! 天気(熊谷)

ところが、地表の気温はそうであっても、気象庁によれば、

本州付近には上空6000メートルに氷点下6℃の寒気が入るため、東日本と西日本の広い範囲で落雷や突風、急な強い雨などにも注意が必要となる。

ということで、この酷暑の本州の上空に「マイナス6度」という強い寒気が流れ込んでくるという何やらムチャクチャな感じとなっていまして、この状況では、明日もまた荒れた天候となる可能性は否定できないようです。

8月 18日には、京都を襲った豪雨で、5世紀中期に作られたとされる京都最大級の円墳私市円山(きさいちまるやま)古墳が崩落したという出来事も起きています。

国史跡の円墳崩れる 京都・綾部、府北部豪雨被害
京都新聞 2014.08.18

京都府北部を襲った豪雨被害で、府内最大級の円墳で国指定史跡・私市円山古墳の一部が崩落しているのが、18日分かった。斜面の中腹部が崩れており、市が本格的な調査に乗り出す。

崩落したのは墳丘(直径70メートル、高さ10メートル)の北西側で、中腹部の幅約10メートルが葺き石とともに崩れ落ち、土台部に30メートルにわたって堆積、葺き石は土砂に埋まった。



というような報道だったのですが、続いて、資料館の館長が、

「約1500年前から一度も壊れることなかった文化財で、突然のことに驚いている。土台からの修復が必要で、復元には時間がかかるだろう」

と述べています。

徐々に脆くなっていたのかもしれないですが、それにしても、1500年間起きなかったことが、2日ほどの雨だけで崩壊する。それも古墳という古代日本の文化を象徴する「死者の場所」が崩壊するという出来事は比較的印象に残りました。

ところで、昨日の記事の追記をしておきたいと思います。




ウインドウズ・アップデート記事の被害状況

self-repair.gif


昨日の、

[番外]ウインドウズのアップデートの不具合による「パソコン起動不能」のトラブルを防ぐ方法
 2014年08月19日

で記しました、マイクロソフトのアップデートの不具合の影響なんですが、記事を書いた後にネットで見ていましたら、私自身の予想より被害というか、影響を受けた人は多かったようです。

たとえば、下は、パソコンショップの店長の方のブログのようなのですが、8月16日の記事の冒頭は以下のようなものでした。

13日のWindows Update適用後、VAIOが起動しない人続出。。。まとめ
店長のつぶやき日記 2014.08.16

朝から、当店には、VAIO持ち込みの方、電話で問い合わせの方と、、、休みボケの体にはちょっと刺激的な営業開始となった。。。

8月13日のWindows Update適用後、起動しなくなるという、なんとも恐ろしい事件が。店長野田もリアルタイムでそれに遭遇し、あたふたしてしまった。

そして、今日8月16日、多くのお客様からのヘルプ依頼に、改めて、事の重大さに気づいたという今日この頃。



とのことで、この店長さんご自身も遭遇してしまったようです。

ちなみに、日本全国でどの程度の人が影響を受けたかはわかりようがないですが、

【緊急】Windowsの月例アプデを適用すると二度と起動しなくなる可能性アリ! 不具合対処法まとめ

というサイトでアンケートをとっていまして、その結果は以下の通りでした。

win-patch.gif


少ないデータですが、アップデートして、

・「起動しなくなった人」が合わせて 1958 票。
・「大丈夫だった人」が 4654 票。


これは、全部を足して 6600票くらいとして、そのうちの 1958票の人のパソコンが起動しなくなったということは、約3割くらいの人が起動しなくなったかもしれないということ・・・?

皆さんは大丈夫でしたか?

ただ、現時点で大丈夫であっても、「最初は大丈夫だったけれど、翌日以降に起動できなくなった」という報告もありますので、昨日の記事に書きました「問題のあるプログラムの削除」は予防的措置としておこなっておくのもいいかと思います。

多分・・・ですけど、この問題が発生する、しない、は機種(メーカーなど)と関係していそうですね。

ちなみに、上のアンケートにもあるように、当たり前といえば当たり前なのですが、Mac とか Windows XP は今回の問題とは関係のない話です。それにしても、上のアンケートの表で数の率から考えてみると、 Windows XP を使っている人はまだまだ多そうですね。

確かにこんな致命的なトラブルが発生するくらいなら、 Windows XP のままの方がいいと思う人が続出しても仕方ないかも知れません。

余談が長くなりましたが、ここから本題です。




受難の続きなのか。それとも、そうではないのか

最近、「バチカンの受難」というようなことに関して書くことがありました。

今年 4月 27日に、元ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が「列聖」と呼ばれる聖人に列する式典「叙聖式」がおこなわれました。

その「叙聖式」の3日前、ヨハネ・パウロ2世の訪問を記念して 1998年にイタリアに建設された巨大十字架が倒れ、21歳の青年が下敷きとなって死亡してしまったことを書きました、

バチカンをめぐる「何かの戦い」は継続中 : 聖人列に加わる2人のローマ法王の名前を冠した存在が起こした出来事を見て
 2014年04月27日

という記事。

roma-1998.gif
Telegraph


あるいは、

・盗まれたローマ法王の「血」
・カラスに殺された平和のハト
・イエス像を打ち砕く落雷


などが立て続けに起きたことを書きました、

「悪魔 vs キリスト教」の戦いが世界中でエスカレートしている
 2014年01月29日

という記事。

papa-sangue.jpg

▲ 今年 1月、第264代ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の遺品として遺されていた「ヨハネ・パウロ2世の血液が収められた瓶」が何者かに盗難されました。これ以外のものは、金目のものを含めて一切盗難されていませんでした。イタリアのメディア La Stampa より。


そして、 1月 27日には、聖ピエトロ大聖堂から放った「平和のハト」が、窓から放って、すぐに「カラスに捕食される」という憂き目に遭ったのは、現在の法王であるフランシスコ法王ですが、冒頭にあるように、最近の韓国訪問から戻る途中の飛行機の機内でのプレスとの応答の中で、

「私は、私の命があと2〜3年しかないことを知っています」

と語ったという記事でした。

下はそのことを語った時の実際の機内の様子です。

pope-two-three.jpg
Daily Mail


ちなみに、日本で報じられていたのかどうかわからないのですが、フランシスコ法王の今回の韓国訪問では中絶の犠牲となった赤ちゃんたちの墓地を訪問し、祈りを捧げていたということも印象的でした。

韓国で中絶の犠牲となった赤ちゃんの専門墓地で祈りを捧げる法王

pope-francis35.jpg
LifeNews


そして、その韓国からの帰国後、法王に関して、新たな悲しいニュースが報じられました。

ローマ法王のおいが交通事故、妻子計3人が死亡
AFP 2014.08.20

アルゼンチン中部コルドバ州で19日、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王のおい、エマニュエル・オラシオ・ベルゴリオさん(38)が運転する車がトラックに追突し、乗っていたベルゴリオさんの妻と2人の子どもが死亡、ベルゴリオさんも重傷を負った。当局が発表した。

ベルゴリオさんは、フランシスコ法王の兄弟、故アルベルトさんの息子。コルドバ州警察本部長がAFPに語ったところによると、事故で亡くなったのはベルゴリオさんの妻と、二人の間の8か月と2歳の子どもだという。

ローマ法王庁のフェデリコ・ロンバルディ広報局長によると訃報を知ったフランシスコ法王は「深く胸を痛め」、「痛みを分かち合ってくれる人には、共に祈りをささげてほしいと願っている」という。



フランシスコ法王はアルゼンチン出身ですが、法王に選出されて以来、母国へは一度も帰っていないのだそう。

いずれにしても、そのフランシスコ法王自身、それが健康上の理由だけなのか、それとも他に何か理由があるのかはわかりませんが「自分の余命はあと2、3年」と現役の法王時に語るという、一種、珍しい言動をおこなっていたのでした。

先代法王のベネディクト16世は、「自分の意志」で、法王の座を退位しましたが、その理由は「高齢」でした。ベネディクト16世は、退位発表時に 85歳でした。

ちなみに、ローマ法王が「自由意志」で生前退位したのは 719年ぶりのことだっただそう。つまり普通は「死ぬまで務める」というのがローマの法王の掟にも近いものであるようです。

ベネディクト16世は現在は「名誉法王」という立場だそうですが、下の写真は最近のベネディクト法王の写真です。

benedict-Pope.jpg
Daily Mail


椅子に座るのにも手助けが必要な状態のようで、そういう意味では、退任の時期としては的確だったのかもしれません。

なお、フランシスコ法王は現在 77歳です。
しかし、法王も、「あと2、3年の命」と口にしているのが現状です。

その方向性はわからないですけれど、バチカンは確かに大きく変化しようとしています。ベネディクト16世の頃から、いわゆる「既定路線の崩壊」をあまり怖がらなくなってきているようで、これは、バチカンの存在そのものの未来とも直結する話にも思えます。

あるいは、法王たちは「予感」や「予測」さえ持っているかもしれません。

いずれにしても、「法王」という中心点を始めとして、バチカン自体がいつまで存続するのか……というほどのレベルにまで、実際の面でも精神的にも混沌としてきている感じがします。

冒頭の記事を翻訳してご紹介します。




Pope Francis Talks About Health Problems: I Only Have Two or Three Years Left to Live
Life News 2014.08.19

フランシス法王が健康問題について語る:「私の余命は2年か3年しかない」

最近の報道によれば、韓国訪問で中絶反対団体などから歓迎されたフランシスコ法王は、その帰路、メディアの記者たちと法王自身の健康についての率直な会話の場を持っていたことがわかった。

カトリック教会の指導者は、韓国からバチカンに戻る特別機の機内で、初めて記者と彼の健康について語った。

インタビューの中で、フランシスコ法王は、「自分が2年か3年の間に死ぬかもしれない。あるいは、前法王ベネディクト16世のように早期退位するかもしれない」ことを示唆した。


pope-plane-02.jpg

英国デイリーメールは、以下のように報じている。

法王は、

「私は寛容な神の前で、私の罪の数々と、そして私の過ちの数々に思いを巡らせ、自分が高慢にならないように務めています。それは、私の余命が短いことを私自身が知っているからです」

と述べた。
そして、こう付け加えた。

「あと2年か3年で、私は神の家に招かれるでしょう」

法王に自身の死が近づいていることが公的に発表されたことはないが、パチカンの情報源によれば、法王は身近な人々に彼があとほんの数年の命であることを伝えていたという。

フランシスコ法王は 77歳だが、最近の法王の中で最も積極的に活動しており、そのエネルギッシュな活動ぶりが法王の人気を支えている。

彼が法王の座についた時の報告書によれば、フランシスコ法王は十代の時にアルゼンチンでかかった感染症のため、肺を切除したことが記されている。



法王は、韓国訪問中、中絶によって犠牲となった赤ちゃんたちの鎮魂のための追悼施設を訪問した。

ソウルから 190キロメートルの場所にあるその慰霊記念施設にはマリア像やイエス像の彫像が点在している。フランシスコ法王は、その場で頭を下げ、祈りを捧げた。


Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年08月19日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




sad-mac.png


パソコンの OS として多く使われているウインドウズには「月例パッチ」というものがあります。

これは、マイクロソフト社が毎月公開するウインドウズの「脆弱性の修正プログラム」で、セキュリティ上、この更新を定期的におこなっておくことは大事です。

しかし、現実としては、「自動的にアップデート(自動で脆弱性が修正される)される」設定となっている場合も多いと思いますので (例えば、購入したままの状態のパソコンでは、ほとんどの場合、既定で自動更新が有効になっていますので、自動でアップデートされています) 、多くの方の場合は意識しなくともウインドウズはアップデートされているはずです。

これで本来はセキュリティ上は安心・・・なのですが、ところが、8月 12日にリリースされた、この本来はウインドウズを守るための「月例パッチ」が、深刻なシステムエラーを起こすことが、マイクロソフトから発表されました。

マイクロソフトの月例パッチに不具合 -- 一部アンインストールを推奨
CNET 2014.08.18

Microsoftの月例パッチが米国時間8月12日にリリースされてから、複数のアップデートによって深刻なシステムエラーが生じるという報告が同社に寄せられている。これを受けて同社は、ダウンロードセンターから複数のアップデートを取り下げ、削除方法に関するアドバイスを提供した。あるケースに対しては、アップデートのアンインストールを推奨している。


深刻なシステムエラーとは簡単にいうと、

・起動しなくなる
・ブルースクリーン表示となる


などです。

この「ブルースクリーン」というのは、ウインドウズのシステムに深刻なダメージが発生し、起動できない時に表示される下のような画面です。

blue-screen.jpg


今回の問題は、Windows 7、あるいは Windows 8 で起き得るもので、しかも結構、症状が厄介なもののようですので、現在、起動しないなどの症状が出ていない方でも、マイクロソフトは、公式ブログにおいて、

特に問題が発生していないコンピューターでも、予防的処置のために、これらの更新プログラムをアンインストールすることを推奨します。

と記していますので、されたほうがよろしいかと思います。

すでに、起動不能、つまり、ブルースクリーン状態となってしまっている場合、復旧はできますが、かなり面倒なことになりますので、症状が出ていなくともアンインストールしておいた方がいいと思われますので、その方法を記しておきます。

下は Windows 7 での場合です。




1. 問題のプログラムがインストールされているかどうかを確認する

画面左下の「スタート」から「コントロールパネル」を選びます。

s-1.gif


そして、コントロールパネルから「 Windows Update 」(ウインドウズ・アップデート)という項目を探します。

コントロールパネルが下のような表示となっている場合は、右上の「表示方法」を「大きいアイコン」か「小さいアイコン」のどちらかに変更して下さい。

s-2.gif


どこかに「 Windows Update 」の項目がありますので、それをクリックします。

s-3.gif


さて、下のは私のパソコンの今朝( 8月 19日)の「 Windows Update 」の表示です。

s-4.gif


s-5.gif


このように、8月13日以降に「 Windows は最新の状態です」と表示される場合は「問題あり」ということになります

問題の月例アップデートは 8月12日のものですので、つまり、現時点で「最新の状態です」と表示されるということは、

問題のあるアップデートがインストールされている

と考えていいと思います。

つまり、変な話ですが、

現時点では「最新の状態」が「最も危険な状態」

なのです(笑)。


このような場合、このアップデートプログラムを削除しなければなりません




2. 問題のあるアップデートを探して削除する

「 Windows Update 」の左下にある「インストールされた更新プログラム」をクリックします。

s-6.gif


これまでインストールされたアップデートプログラムの一覧が表示されます。

s-55.gif


この中の「 Microsoft Windows 」と青文字で書かれた下の部分から探します。

s-7.gif


Microsoft Windows (KB2982791) などの文字がズラーッと並んでいますが、この (KB2982791) などの数字の番号から問題のあるプログラムを探していきます。

見づらいようでしたら、右上にある四角のボタンを押しますと、「全画面表示」に拡大されますので、少しは見やすくなると思います。

s-8.png


今回、問題のあるプログラムは以下の「4つ」です。
番号で区分されていますので、間違いのないようにお探し下さい。
わかりやすいように KB を入れておきます。

KB2982791
KB2970228
KB2975719
KB2975331


基本的には、上から 10番目くらいまでにはあると思いますので、探すのはそれほど大変ではないです。

このうち、Windows 7 と Windows 8 など、システムのバージョンによって、インストールされているプログラムも違いますが、上に該当するものが見つかった場合はすべて削除(アンインストール)します。

ちなみに、私は Windows 7 を使っていますが、

KB2982791
KB2970228

のふたつがありました。

s-9.gif


削除するプログラムを選び、アンインストールをクリックします。

1度にひとつしか削除できませんので、ひとつずつこの作業を行います。

s-10.gif


アンインストールをクリックするたびに、「このコンピューターからこの更新プログラムをアンインストールしますか?」と表示されますので、「はい」をクリックします。

s-11.gif


プログラムが削除された後に、下のように再起動を促す表示が出ますが、すべての削除が終わってからの再起動でいいです。

s-12.gif


すべて終わるまでは「後で再起動する」をクリックし、すべての問題のあるプログラムの削除が終わりましたら、「今すぐ再起動する」をクリックします。






以上ですが、もし、すでに起動不能やブルースクリーンの状態になってしまっている場合は、上の画面に行き着くこともできませんので、その場合の復旧手順はマイクロソフトの公式セキュリティブログの記事、

【リリース後に確認された問題】2014 年 8 月 13 日公開の更新プログラムの適用により問題が発生する場合がある

の中で「復旧方法」として詳しく説明されています。

マイクロソフトは「まだ問題が出ていない場合でも、速やかにアンインストールすること」を薦めていますので、しておかれるほうがよいかと思います。


私もこれまで、 Windows でのブルースクリーンなどは日常茶飯事ですが、比較的安定している Mac での同様の状態(昔は Sad Mac というものがあり、今ではカーネルパニックと呼ばれる状態)など、パソコンの致命的なトラブルは数限りなく経験してきましたけれど、やっぱり精神的に良くないですので、避けられるトラブルは避けたいところであります。

まあ、今回はその種を蒔いたのがマイクロソフト自身というのはあれですが。

ところで、今回のアップデートの内容ですが、

・KB2982791 は「カーネルモードドライバのセキュリティ更新プログラムについて」

・KB2970228 は 「 Windowsでのロシアルーブルの新しい通貨記号をサポートするためのアップデート」

・ KB2975719 は 「 Windows RT 8.1、Windows 8.1、およびWindows Server 2012 R2用のアップデートのロールアップ」

・ KB2975331 は「 Windows RT、Windows 8、および Windows Server 2012用のアップデートのロールアップ」


とあるのですが、興味深かったのは、ふたつめの、

「ロシアルーブルの新しい通貨記号をサポートするためのアップデート」

でした。

「ロシアルーブルの新しい通貨記号?」と思い、調べてみると、昨年12月の投資関係の記事にそのことがありました。

国民投票で選定されたロシアルーブルの通貨記号が制定
Forex Magnates 2013.12.12

ロシア中央銀行がウェブサイト上でルーブルの通貨記号の投票結果を発表、¥、$、£、€に加え、ロシアルーブルの記号が新たに制定された。

選ばれた記号は、キリル文字の「P」に横線を加えたもので、“この二本の平行線はロシアルーブルの確固たる地位を象徴する”という。ロシアルーブルは、登場してから初めて公式な通貨記号を手に入れた。



ということで、ロシアルーブルは、

初めて公式な通貨記号を手に入れた

ということらしいのですね。

つまり、これまで、ロシアのルーブルには、たとえば、¥(円)とか、$(ドル)のような通貨記号はなかったということらしく、昨年はじめて制定されたということのようです。

そのロシア・ルーブルの通貨記号はこちらです。

ruble.png


そして、このロシア・ルーブルの通貨記号をサポートするためのウインドウズのアップデートが「深刻なトラブルを招いた」というのは、何だか今の世界を象徴するようで印象深かったです。

というわけで、今回は番外記事でしたが、パソコンが起動しなくなってしまうと、ブログも閲覧していただけなくなりますし、書かせていただきました。

次回からは通常の記事の更新をします。

Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  

2014年08月18日



2015年10月7日に In Deep は http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





8月14日のコートジボワールの首都アビジャンの電光掲示板

ebola-unconvoy-top.jpg
Fox News


最近、エボラのことを取り上げることが多いですが、毎日毎日いろいろな報道があります。

主要感染地域のひとつであるリベリアでは、

武装集団が「エボラは存在しない」と叫びながら、エボラ出血熱患者の隔離施設を襲撃して、その後、エボラ患者 20人から 30人が逃走した。

という出来事も起きています。

エボラ熱の隔離施設を襲撃 リベリア、患者20人逃走
日本経済新聞 2014年8月18日

フランス公共ラジオは17日、エボラ出血熱が猛威を振るう西アフリカ・リベリアの首都モンロビアで、武装した男らが「エボラは存在しない」と叫びながら、感染者の隔離施設を襲撃し、少なくとも患者20人が逃走したと報じた。

目撃者によると、男らは夜中にドアを壊して侵入。「大統領は(支援などによる)金が欲しいだけだ」とエボラ熱の流行を否定し、施設内の物を略奪していったという。

リベリアやシエラレオネでは治安部隊が感染地域を封鎖し、市場が閉鎖されるなどして食料価格が高騰し、社会に混乱が広がっている。



「エボラは存在しない」と叫んでも、やはり存在はするわけですが、このような考え方、あるいは、「何らかのアメリカなどの陰謀」だと考える人たちの数は多いようで、そのあたりのために、上のような「患者の拡散」という事件も起きてしまっています。

ちなみに、患者が逃げた施設そのものかどうかはわかりませんが、同じリベリアの首都のスラム地区「ウエスト・ポイント」にある「エボラの隔離施設」というものがどのような状況下にあるものかというと、8月 17日のグローバル・ポストに下の写真が掲載されていました。

リベリアの首都モンロビアの西部のスラム地区ウエスト・ポイントにあるエボラ隔離センターの様子

ebola_liberia_2014_08_17.jpg
Global Post


このような状態の場所ですので、逃走した患者の数が、報道によって、10人だったり、30人だったりと様々なのは仕方のない感じもいたします。多分、もっとも正確なのは、「何人逃げたかはよくわからない」というところではないでしょうか。

「隔離センター」などという響きは、管理されている雰囲気を持つ響きですが、いくつかの写真を見ると、

「単に隔絶するために選ばれたスラム地区」

というイメージもしないではないです。

そもそも、過去記事でも書きましたが、7月の時点から、エボラの流行地では、

・医療ボランティアたちが退避を開始
・人道団体も次々と出国
・いくつかの国では国境を閉鎖


というようなことになっていまして、それに加えて、前回の記事で書きましたように、ナイジェリア政府などは、自国で患者が出ている状況に関わらず、賃上げストライキに参加していた医師たち 16,000人を解雇したりしています。

nigeria-16000.gif
アルジャジーラ


そんなわけで、 WHO や、あるいは国境なき医師団などが奮闘しているとはいえ、少なくともアフリカでのエボラ拡大の現在の状況は「地域的には放置されつつある場所が出現している」といえるように思います。

特に、エボラ・ウイルスは体液感染が主ですから、上のリベリアの隔離施設のような「人々が肌を寄せ合うようにしているような状況」はどうにも心許ない感じもします。




さらに拡大していっているかもしれない感染地域

先日の記事、「始まったエボラ戦争のこれから」では、すべて「疑い患者」で、エボラと確定しているわけではないですが、

・アルバニア
・モンテネグロ


でも、病院で隔離され、経過を観察されている複数の人々がいることを書きましたが、8月 17日のインドのメディア「タイム・オブ・インディア」では、ニューデリーの病院に3人の「エボラ疑い患者」が運ばれたことが報じられていました。

india-ebola-3.gif
The Time of India


下がその内容です。

ラム・マノハール・ローヒアー病院に3人のエボラ疑いの患者が搬送

8月16日の午前にニューデリーに到着したナイジェリアから来た3人は、必要に応じての検査と治療のため、ニューデリーのローヒアー病院に入院した。これら 79歳、37歳、4歳の3人は到着時に熱があり、国立疾病管理センター( NCDC )でサンプルの試験が行われている。

これに加えて、ナイジェリアから帰国したチャッティースガル州の32歳の インド人もビライの病院に入院しており、 NCDC で検査がおこなわれている。



アフリカには「熱を伴う病気」は、マラリアなどをはじめとして、とても多く、ほとんどの場合はそのようなものだと思うのですが、何しろ今の状況が状況ですので、「流行地から帰国して、何らかの症状がある」という場合はすぐに隔離と検査が「どの国でも」おこなわれています。

もちろん、今の「どの国でも」という書き方はまったくブラックなジョークでしかなく、先のナイジェリアの例にしても、リベリアの「隔離」の実態にしても、あるいは、流行地の周辺では、内戦や紛争が多い場所も多く、満足な試験や治療ができない場所が多いと思われます。



手を伸ばすだけで最強の生物兵器が手に入れられるアフリカのテロ集団

また、前にも書きましたけれど、アフリカとその周辺の地域には、中東の「イスラム国」や、ナイジェリアのボコ・ハラムなど過激なテロリスト集団も多く、そんな彼らの中には「エボラに感染した人をいつでも獲得できる場所」で活動している者たちもいます。

たとえば、ボコ・ハラムなどは日常的に人々の誘拐などを繰り返して、数日前にも、アメリカの CNN で「ボコ・ハラムが村襲撃 約100人誘拐 28人殺害」と報じられていましたが、この「誘拐」というのも、たとえば、以下のような使い方もできなくもないかと感じます。

もちろん、「あくまで、たとえば」であって、こんな非人道的なことは考えるのも良くないことですが、どうも頭の中にふと浮かんできてしまいます。

その方法とは、


1. 誘拐した人たち多数を1度に同じ部屋に監禁する

2. そこにエボラ出血熱の感染者も入れる

3. 数日後(つまり発症前)に全員釈放して、「自由な場所へと」逃がす


ebola-weapon.jpg


というだけです。

この方法だけでも、十分に「攻撃方法」としては有効なのではないかと私は思ってしまったりするのですが。

それだところか、誘拐されていた各自が「自由な場所へと逃げ出していい」とされたのですから、「自由意志で動く生物兵器」というような概念を適用できる可能性さえあります。


まあ、それはともかくとして、東アジアに住む私たちは「なんとなく遠い話」として、エボラの話を考えてしまいます。私もそうです。しかし、今日、ある記事を見て、ふと、アフリカはそんなに遠い国ではないかもしれないと思ったりしたのでした。




東アジアとアフリカの関係

今日見たその記事というのは、ラジオ・フリーアジアの下の記事です。

nk-zimbabue-top.gif

▲ 2014年8月15日のラジオ・フリーアジア韓国語版より。


要約しますと、

北朝鮮がアフリカのジンバブエで大規模な農地の確保に乗り出し、ムガベ政権からジンバブエの代表的な穀倉地帯を確保することに成功したことがわかった。北朝鮮は、この地で、米やトウモロコシなどの穀物を栽培する計画を立てているという。

北朝鮮は 2011年にジンバブエに食糧支援を要請するなど、農業分野での協力に大きな関心を見せている。

慢性的な食糧不足に苦しんでいる北朝鮮は、最近になってロシア極東地域を中心に農業協力を強化するなど、食糧確保に努めて​​いる。元米下院外交委員のデニス・ヘルピン氏は、北朝鮮とジンバブエは多くの分野で協力する余地が多いと指摘している。



というようなものでした。

北朝鮮はともかく、考えてみると、東アジアでも特に中国などはアフリカでの開発をかなり積極的におこなっていて、人員の交流も大きなものとなっているはずです。

たとえば、2006年から 2012年までに中国の企業がアフリカの鉱物資源のために投資をした国は以下のようになります。

ch-africa-investment.gif
独立暁星法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構


ギニアやシエオラレオネといった、現在のエボラ出血熱の流行地とも多くの企業的な人材交流がありそうな感じです。

というわけで、最近のエボラの様々な状況をまた少し書かせていただいたわけですが、今回の締めは、先日の記事「始まった「エボラ戦争」のこれから」で、ご紹介できなかった、ロシアのプラウダの記事「米国は生物兵器としてエボラウイルスを作ったか?」というものをご紹介しておきたいと思います。

us-ebola-02.gif
Pravda

ちなみに、先に書いておきますと、この記事は、タイトルとは違い、「エボラのワクチンを最初に作るのはロシアだ」といういかにも冷戦下らしい内容の記事となっています。




USA created Ebola virus as biological weapon?
Pravda 2014.08.11

米国は生物兵器としてエボラウイルスを作成した?

アフリカのジャングルの奥で生まれた致命的なエボラウイルスの流行は、前例にないスピードで世界中に広がっている。

公式統計によると、犠牲者の数はすでに 1,000人を超えており、感染者の数はほぼ 2,000人に近づいている。 WHO はこの病気に対しての世界的な脅威を宣言した。

このエボラに対処するための方法は何かあるだろうか?

実は、このエボラに対するワクチンが存在することが判明した。アメリカ国防総省の科学者が 30年前にそれを開発したとされ、薬剤のためのすべての権利は、米国の政府に属している。

今回の流行で感染した米国の2名の医師は、ワクチン注射を受け、彼らはすぐに病気から回復し始めた。

なぜこれが今になって大々的に公開されている?
なぜワクチンの使用のためのすべての権利を米国が保有している?

これらの質問に対してはふたつの最も明白な答えがある。

そのひとつとして、エボラが完璧な生物兵器であるという可能性である。エボラ・ウイルスはすぐに広がり、ほぼ 100%の死亡率を示す。ワクチンがあれば、他者に対しての影響力を行使できる。

ふたつめの答えは、純粋に商業的な関心だ。エボラは、鳥インフルエンザなどいくつかの流行の場合と同様に、メディアの助けを借りて、人心をパニック状態に置くのに十分である。その後、任意の価格で治療薬を販売することが可能となるわけだ。

しかし、ロシアの科学者たちは、アメリカ人が実際に治療薬を作り出したことを疑っている。

ロシアの科学者たちもまた、エボラに対するワクチンを作成するため、ウイルスの性質を特定するための研究を行っている。

なお、ソ連時代からの科学者であるアレクサンダー・ブテンコ博士は、未知のウイルスが発見されたギニアの熱帯雨林で 1982年から毎年ほぼその地で過ごした経験を持つ。 そのため、ロシアの科学者がワクチンを作成するための最も広範な科学的な基盤を持っていると、ブテンコ博士は述べる。

あるロシア人研究者は、「現在、エボラのワクチンは、経過した5つの試験の結果が非常に良く、じきに最終段階に行く着くと思われるが、その時期については、誰も明言はできない」と述べている。


Sponsored link


・ In Deep も» 人気ブログランキングに登録しました。よろしければクリックして下さると幸いです。
  
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。