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2014年10月10日



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臨死体験についての史上最大規模の調査は「死後も意識は継続する」ことを示した



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▲ 2014年10月7日のインターナショナル・ビジネス・タイムスの記事を引用したイギリス Yahoo! ニュースより。






 



心停止後の意識は生前と変わらず継続している可能性

イギリスにサウサンプトン大学という国立大学があります。その大学から最近発表された研究結果が、人間の「死後」に対してのひとつの方向を示すものかもしれないとして、英国のメディアを中心に大きく報じられました。

というのも、臨死体験(英語で Near Death Experience )という言葉そのものは、かなりの人びとが知っていても、それに関しての科学的、臨床的な大規模調査というのはこれまで行われたことがなかったのです。

そんな中で、サウサンプトン大学の研究者グループは数年かけ、英国、オーストリア、米国の病院で、2,060人の「心停止」、つまり「臨床的に死亡した」と判定された人たちを対象に調査を行うという初の試みをおこなったのです。

そして、その中から「蘇生した人たち」の「心停止後の意識」(死亡を宣告された後の記憶を覚えているかどうか)についての聞き取り調査を行い続けました。これは、2008年からおこなわれている長い研究の中の一環のようです。

これだけの人数を対象にした規模で、臨死に関しての調査研究がおこなわれたことは過去にはなく、それだけ調査結果に注目が寄せられたということのようですが、結果を先に書きますと、

死後も人の意識は続いているという可能性が高い

という結果となっています。

今回はその記事をご紹介します。

ちなみに、上の英国 Yahoo! ニュースの記事で使われているイラストは、小さくてわかりにくいと思いますが、下のイラストです。

near-death-experience.jpg


いかにも世で言われる臨死体験を現しているような絵ですが、今回の研究で調査したのは、

このような「暗いトンネルを通る」という方の話では「ない」

です。

「心停止の直後」、つまり、死亡した直後の病室の状況、聞こえた音、病室などにいた人などの記憶の方の調査です。

というのも、科学的に検証できる部分はそこしかないからだと思われます。

暗いトンネルや、体外離脱などの経験を語られても、それは「比較検証」できないものですが、患者の死の直後の様子を記録しておけば、蘇生した人からの聞き取りと、実際の状況に合致する点(つまり、記憶と現実が一致するかどうか)を調べられるからです。

しかしまあ、科学的には画期的な調査とはいえ、なんと言うか「イマイチな部分」が生じるのは仕方のないところもあります。




死後の意識の研究の限界とは

その「イマイチ」の意味ですが、その前に、まず、今回の英国サウサンプトン大学の「死後の意識」についての調査が、なぜ重要なのかというと、脳は心停止の 20 〜 30 分後には停止するもののようですので、つまり、今回の調査は「脳死の後の意識」とある意味では同義ともいえます。

ですので、学問的な重要性としては、

脳死の後の意識の有無

ということに関係しそうです。

なぜなら、「脳がその人の意識や記憶をつかさどっている」というのが現代の科学であり、死んだ後も意識や記憶があるとなると、この部分に微妙な摩擦が生じるためです。つまり、

「意識や記憶に脳は必要ないかもしれない」

という、科学的・医学的には受け入れがたい概念が認められてしまう可能性があるからです。


また、もう一方では、スビリチュアル的に、

肉体と意識は別のもの

という考え方を立証させられる可能性があるという意味での重要性もあるかもしれません。

「意識と肉体が別だなんて当たり前のことでは?」のように思われるスピリチュアル系の方もいらっしゃるかもしれないですが、「そうは考えていない人を納得させる」ことこそ一般科学の重要な役割だと思っています。

私が、現代科学のことをたまに記事にするのも、そこに意図があります。

もっといえば、

現代科学が、現代科学自体の矛盾を自ら明らかにしていくこと

こそが現代科学のこれからの使命だとさえ考えます。


いずれにしても、この「肉体が滅びても、意識はそのまま永遠に残る」ということの証明は、現在の科学と「非科学」を線引きするかもしれない最も強烈なテーマでもあります。

実際、今回の調査を最初に報道した英国テレグラフの記事の冒頭は以下のような出だしで始まります。

時の経過に従って、人類はより多くの発明や発見を行い、そして、同時に、答えが出る以上に多くの疑問が噴出してきた。

なかには、強力な疑問もある。

それは、太古の昔から哲学者や科学者たちを悩ませ続けてきた疑問 − 死後の世界はあるかどうか − という疑問だ。


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▲ 2014年10月7日のテレグラフより。



臨死体験研究の歴史

そして、今回、「死後の世界」ではなく、「死後の意識」が存在する可能性についての研究が発表されたわけですが、この「臨死体験」の学術的な歴史というのは、臨死体験 - Wikipedia によりますと、1800年代の終わりからあったことはあったようのですが、事実的にこの研究が進んだのは、1975年にキューブラー・ロス医師が『死ぬ瞬間―死とその過程について』という著作に、約 200人の臨死患者から聞き取りしたものをまとめたことから始まります。

まあ……このキューブラー・ロスという女性に関しては、今年の夏前に書きました、

聖女キューブラー・ロスが「神を呪った」とき : 寿命は長いけれど命そのものが粗末な感じがする今の時代に読んだ聖女の「最期」
 2014年07月14日

という記事で、この聖女と呼ばれたキューブラー・ロス医師が最期に豹変していく描写などを読みまして、「自然死の受容の難しさ」を書いたことがありますが、このキューブラー・ロス医師が、臨死体験の学問的発展の先駆者であったとは知りませんでした。

ross-03.jpg
▲ キューブラー・ロス医師(1926 - 2004年)。


今回の冒頭に貼った英国 Yahoo! の記事のイラストは、「トンネルのようなところを渡っている人のような感じ」が描かれていますが、臨死体験のパターンというものは、おおむね定型化されているもののようで、 冒頭のイラストはその中の一部をイメージしたものだと思われます。

上記 Wikipedia の「臨死体験のパターンと経験者の変化」というコーナーから抜粋しますと、次のようになります。そのページでは、

> 臨死体験には個人差がある。ただ、そこに一定のパターンがあることは否定できない。

と注記した後に、以下のように書かれてあります。




臨死体験のパターン

1. 死の宣告が聞こえる

心臓の停止を医師が宣告したことが聞こえる。この段階では既に、病室を正確に描写できるなど意識が覚醒していることが多い


2. 心の安らぎと静けさ

言いようのない心の安堵感がする


3. 耳障りな音

ブーンというような音がする


4. 暗いトンネル

トンネルのような筒状の中を通る


5. 物理的肉体を離れる

体外離脱をする


6. 他者との出会い

死んだ親族やその他の人物に出会う


7. 光の生命

光の生命に出会う。神や自然光など。
自分の過去の人生が走馬灯のように見える。人生回顧(ライフレビュー)の体験。


8. 境界あるいは限界

死後の世界との境目を見る


9. 蘇生


生き返る




となっています。

冒頭のイラストは「4」の「トンネルのような筒状の中を通る」のイメージだと思われます。

そして、重要なのは、ここでは

9. 蘇生

生き返る


までありますが、ここに至らない「8」で終わった人、つまり

「蘇生しなかった人の話の聞き取り調査は出来ない」

という事実があります。



約3分の後の「意識」はどのように

いずれにしても、今回の英国の大学の調査では、少なくとも蘇生するまでの「心停止(直後に脳死)の間の数分の記憶を持つ人が多い」ということと、その記憶と現実の光景の一致の状況などから、

「脳死後も意識は継続している」

ということが推測されるということになったわけですが、しかし、やはり、この調査には「限界」があります。

その限界は先にも書きましたように、心停止から蘇生した人の調査しかできない。

つまり、「死者からの聞き取り調査はできない」という、当たり前といわれればそれまでの話なのですが、これは決して笑い話として書いているのではなく、やはり、「死んでしまった人のその後の意識はわからない」ということの「壁」は大きいと思います。

ここは結構重要なことで、どうしてかというと、今回の調査の結論として、研究者たちは、

「心停止(脳死)後3分間程度、意識が続いているようだ」

という主旨に至りましたが、この「3分間」というのは、多分、大体の「心停止から蘇生に至るまで」くらいの時間なのではないかと思うのです。

要するに、心停止、あるいは脳死後、時間が経てば経つほど蘇生する可能性が低くなりますので、調査対象となった蘇生した人たちは、

「死んでいる時間が短かった人たち」

だったはずです。

ちなみに、調査対象の 2060人のうち、蘇生した人は 330人です。

そういうこともあり、今回の研究では、永続的な「死後の意識」というものについてはわからないままです。


突然かもしれないですが、今の世の中は、非常に大ざっぱに分類すれば、「死後」、あるいは「肉体と意識」について次のように考えている人たちに分類できるように思います。

A 意識は脳の中にある(つまり、肉体が死ぬとすべての意識が消滅する)

B 意識と肉体とは別のもの(肉体は容器であり、意識は永続的に続く)

C 死後は違う存在となって「死後の世界」に行く

細かくわければキリがありませんが、非常に大ざっぱに上のような感じではないでしょうか。

これを別の言い方で書くと、

A 意識と肉体はひとつのもの(現代の西洋科学)

B 輪廻転生、あるいは、意識が肉体を授かる、という概念

C 天国や地獄や幽霊の世界の概念


というような感じでしょうか。

「A」はともかくとして、「B」と「C」は似ているようで違うところは、

B 意識という観点からは生前と死後の区別はない

C 生前と死後では違う存在となる

というあたりでしょうか。

どの考え方の方々が一番多いのかはわからないですが、たとえば昔の日本では「C」だったような気もするし、それが「A」へと「教育」されてきたという感じでしょうけれど、今では、「B」、つまり、

永久に続く意識としての存在

として人間を見る立場の人も多いようにも思います。


私自身の考え方としては……まあ……多少は「B」に近いと思いますけれど、完全にそうではないのも確かで、なぜなら、病気や災害に会う度に、自分の、そして家族の「死を恐れ」、そして、報道でも「死」を特別に見ている。

最近の In Deep のテーマのひとつの「大量死」に関してもそうです。

これは、私が「死を特殊なこととして見ていて、自分でも大変に恐れている」ことを意味します。心の底から「意識は永遠に滅びないので、肉体の死など関係ない」と思っているのならば、こんな考え方にはならないはずです。

やはり、「永遠の意識」を心底では信じ切れていないのかもしれません。

死を恐れるのは、ほぼすべての人間の、そして動物たちの本能ですけれど、人間が違うのは、上の





のように、「死」に対して多様な考え方を持つことができるところです。

他の動物でも……まあ、そのことを考えている動物たちもいるのかしれないですけれど、それは彼らの世界の中のこととして、とりあえず、人間から見れば、こんなに一生懸命に「死と意識と肉体の存在」のことを考えるのは、やはり人間の特性であるのだろうなあと思います。



父の昔の話

ところで、私が初めて「臨死体験」というものに興味を持ったのは、今から 40年くらい前の小学生の時だったと思いますが、教師だった真面目な父親が、夕食時、お酒を飲みながら、自分の幼い時に体験したことを語った時でした。

冗談や嘘を言うことのない父親でしたので、多分本当に体験したんでしょうけれど、父が子どもの頃、高い木の上から落ちて、仮死状態となって病院に運ばれた時のことを語っていました。

「病院の天井の間上から自分を見ているんだよ。オレは目を閉じていて、母さんと兄弟がベッドを取り囲んでいてさ。その後、暗いところを通ってどこかに行って、明るいところに出た時に、後ろのほうから母さんの気が狂ったかのような叫び声が聞こえたんだ。オレの名前を叫んでるんだよ。それで振り返ったら、誰かに手首を引っ張られて。そうしたら、ベッドの上で目が覚めた。その間、オレはずっと息が止まっていたらしい」

そして、

「でも不思議とその間は気持ちよかったんだよ。『もっとここにいたい』と思ってた。だから、母さんの叫び声だけでは戻らなかったと思う。手首を引っ張られなければ」

とも言っていました。

多分、話の感じとしては、下のようなところで、父の「母さん」が、多分、息子が仮死状態の中、絶叫して父の名前を呼んだのでしょうけれど、それで振り返ると同時に手首を引っ張られて「ご生還」と相成ったようです。

father-retuen.jpg
examiner


この時、父親が亡くなっていたら、今の私もいないわけで(いや、いたかも)、手首を引っ張ってくれた人に感謝したほうがいいのか、そうでもないのかさえわからない 50代の晩秋なのでした。

いずれにしても、「意識は永遠に継続する」に一票、ということで前振りが長くなってしまいましたが、冒頭の記事の翻訳です。




Life After Death: 'Near-Death Experience' Study Shows Awareness Continues After Brain Shutdown
Yahoo ! News (英国) 2014.10.07

死後の世界:「臨死体験」の研究は脳死の後も意識が継続していることを示した

臨死体験についての史上最大規模の研究によって、脳活動の停止後も意識が継続していることが発見され、そして、私たちが死ぬ時に何が起きるのかということについての詳細が明らかになってきた。

サウサンプトン大学の科学者たちは、英国、オーストリア、米国各地の 15の病院において、心停止に陥った 2,000人以上を調査した。 これは臨死体験に関しての調査規模としては過去最大規模だ。

心肺停止から蘇生した人たちの約 40%の人たちは、臨床的に死亡してから、心臓が活動を再開するまでの間に「意識」があったことについて説明した。

その描写は正確で、たとえば、ある人は、心肺停止中の治療マシンの音とノイズを覚えており、どの医師がその間の治療に当たっていたかを記述した。

研究を率いたサム・パルニア( Sam Parnia )博士は、英国紙にこう述べた。

「私たちは心臓が活動を停止した際に、脳が機能しないことを知っています。そして、心臓が停止すると、その 20〜 30秒後には脳活動が停止するのが通常であるにも関わらず、今回の研究では、心停止の後、最大で3分間、明確な意識が続いていたような例があります。」

ある男性は、心停止の間に、治療器から流れる2種類の電子音を正確に説明した。そして、その間に病室で起きたことをすべて正確に説明したのだ。

今回の研究のために、科学者たちは 2,060人の心停止患者を調査した。心停止から生き帰ったのは、そのうちの 330人で、さらにその中の 140人が、蘇生する前の心停止中の経験を説明して、「意識があった」ことを述べた。

意識があったと答えた中の5人に1人は、彼らが、その間、平和な感覚を感じたと答えた。

何人かは明るい光を見たと言い、何人かは、時間が高速化していくことを感じた。また、他の何人かは時間が遅くなる感覚を持った。他には、深い海に沈んでいくような感覚を持つ人もいた。

パルニア博士は、今回の調査で、より多くの人が、死に際して同じような経験を持っていることが示されたとする一方で、蘇生の際に使われる薬の種類によっては、その心停止中の意識と記憶が阻害される可能性があると語った。

博士は以下のように言う。

「これまで、何百万人もの人びとが臨死に対しての鮮烈な経験を持っていたが、科学的には曖昧な証拠しか示せませんでした。あるいは、これらの体験が幻想や幻覚であると想定されてきた面もあります。しかし、今回の調査は、心停止中の彼らの体験は実際に起きたことを認識していたようにとらえられるのです」

さらに、

「しかし、心停止の原因が脳損傷の場合や、蘇生の際に記憶経路への鎮静剤を使った患者たちの場合、心停止の間のことを覚えていません」

と付け加え、さらなる研究が必要だと語った。

ベルニア博士は、心停止中の脳の酸素送達の測定をおこない、蘇生の意識について調査する 2008年に成立された「蘇生中の意識」( Awareness during Resuscitation )の主任研究員を務めている。




  

2014年10月09日



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最近のユダヤ教やイスラム教の宗教の重要な祝日や祭事が、皆既月食の発生の周辺で起きていることを、前回の記事などで書いていましたが、そのような地球の大地上のイベントの中、「地球の上空」も大騒ぎになっていることを知りました。

それは「地球上空を交差する火球の数」です。

下は、10月 7日の火球観測ネットワークによって観測された火球の数です。

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▲ 2014年10月7日の Spaceweather より。






 


この 173 個という数は、地球の上空で観測される火球の数としては非常に、あるいは、現在の天文学的な状況を考えると「異常に多い」です。

ふつうの場合は、まあ、いろいろですけれど、たとえば、その前日の 10月 6日は下のような感じでした。こういう日が普通で、しかし、このたった1日後には大狂乱状態となるのですから、宇宙はわかりません。

fb-1006.gif
Spaceweather


この数年、私は、この火球ネットワークに関しては毎日見ていまして、感覚的にはこの「 173個」というのは、1日の数としてはマックスに近い状態だと思います。

上に「異常に多い」と「異常」をつけましたけれど、これは今の時期とも関係します。

つまり、今は地球で観測される流星群が基本的にはない時期だからです。一般的には、地球で火球が多く観測されるのは、「流星群が観測される時」で、そういう時には 100を越えるような火球が観測されます。

たとえば、最も最近で、比較的多く流星を観測できたペルセウス流星群が最大となった 8月 13日の流星の観測数は下のようになっています。

ペルセウス流星群が観測されていた8月13日に記録された火球の数

2014-0813-perseids.gif
Spaceweather


流星群の場合の火球は、母体の方向から同じような軌道を描いて地球上空を通過していきますので、軌道も秩序だっていて、大変美しい軌道を見せてくれますが、この 8月 13日に記録した 163個という火球のうちの 99個はペルセウス流星群によるものでした。

それでも、この時には、ペルセウス流星群とは関係のない「独立した火球」が 61個と、全体として活発だったことがわかります。

この「独立した火球」という書き方は、天文用語として正しいのかどうかわからないのですが、 要するに、「流星群などに属さない、それぞれバラバラの発生源を持つ火球」というような意味で、そう記しています。

冒頭の 10月 7日の火球は、そのうちのほとんどが「独立した火球」ということになるようです。

つまり、「バラバラの発生源から、いっせいに時を同じくして地球めがけて流星がやってきた日」とも言えます。

正確には、173個の火球のうち、169個が「独立した火球」(残る4つのうち、2つが、おうし座南流星群、2つがおうし座北流星群というもののようです)。

そして、その数 169個という数自体が、今年のこれまでの最大級の火球を記録したペルセウス流星群の際の観測数を越えているあたりに「異常な数」という言葉を使った所以です。


それにしても、あらためて、冒頭の流星たちの軌道などを見てみますと、発生源のバラバラな流星たちがこうも見事に地球の上空をかすめて去って行く。

173-kidou.gif


これが「あくまで偶然」であろうと、天体の動きが、常に何らかの「地球上の意味」を示唆してしようと、それはどちらでも構わないのです。いずれだとしても、やはりこんなことに関しても、太陽系全体から見る地球の大きさ(小ささという意味)から見れば、これは奇跡は奇跡のように思えるわけで。



小惑星も賑やかに

火球も上のように派手になっていますが、地球に近い場所を通過していく小惑星(地球近傍小惑星)も、10月に入ってからはとても多く、また「 2014年になってから発見されたものがとても多い」のが特徴です。

下は、10月 1日から、その後の接近が判明している地球近傍小惑星の表です。

asteroids-1005.gif
Spaceweather


表で Miss Distance と書かれている欄が「地球へ最も接近すると予測される距離」ですが、ここでは「 LD 」という単位が使われます。 LD は、「地球と月の距離」を意味しまして、 1 LD は、大ざっぱにいえば、約 38万キロメートル程度ということになります。

ですので、上の表の最初にある「 0.3 LD 」というのは、非常に地球に近く接近しそうなイメージを与えますけれど、0.3 LD は 地球から約 11万キロメートルほどもある距離で、このくらいではどれだけ軌道計算に誤差があったとしても、地球に到達する可能性はほとんどゼロです(ただし、何らかの物理的作用で、軌道を変えられない限り)。

そして、この距離の数値が「 0.01 より下」という距離が表示された場合は、あるいは地球に衝突するコースをとっている可能性があります。

たとえば、今年 2014年 1月 1日に発見され、翌日の 1月 2日に地球に衝突した小惑星の軌道は、以下のように表示されていました。

asteroids-0001.gif

▲ 2014年1月4日の記事「元旦に発見された小惑星はその翌日に地球を直撃した : そんな始まりを告げた 2014年」より。

この小惑星は、幸いなことに直径3メートル程度の非常に小さなものでしたので、地球の大気圏を通過した後、大西洋上空で燃え尽きました。


まあ、そんなわけで、10月に入ってから、今、「地球の上空」がとても賑やかになっているということをここまで書きました。


ところで、この小惑星ですが、最近、

小惑星のひとつが地球の周囲を周回する「新たな月」のような軌道を持った

ことがわかりました。

天文学的には、私たちの地球は、現在、

ひとつの安定した衛星(月)



3つの準衛星

を持っていますが、ここに新たに非常に安定した準衛星が加わったことがわかったということです。




地球の「複数の月」にまたひとりが加わった

この「地球の複数の月」については、いくつかの過去記事があります。
どちらも古い記事ですが、

「地球は隠された月を持つ」というマサチューセッツ工科大学の発表
 2011年12月23日

地球の「隠された複数の月」の実態がスーパーコンピュータでのシミュレーションにより解明される
 2012年04月02日

などです。

これらの準衛星は、非常に小さな天体のため「ミニ・ムーン」などと呼ばれていますが、その軌道は地球に対して固定しているものではなく、その特徴は、

・地球の小さな月(ミニ・ムーン)の数はひとつではない。
・ひとつの月が一定期間、地球の周囲を旋回する。
・そして、その後はその月は太陽の軌道に移動して「太陽の衛星」となる。


というもので、つまり、「いくつものミニ・ムーンが地球の軌道と太陽の軌道上を交代で周回している」というようなことです。

いわば、地球と太陽で衛星のバトンタッチをしているというイメージです。

これに関して、ハワイ大学の研究チームが、スーパーコンピュータを使って計算したその軌道は非常に複雑なもので、下のようなものです。

mini-moon-01.jpg

Daily Mail


今回ご紹介する「新たな月」は、少なくとも現時点では、地球の周囲だけを回る安定した軌道を持っています。これは、地球が獲得した小惑星と見なされています。

下が 2014 OL339 と名付けられている、その小惑星の現在の軌道です。

2014-OL339.gif


地球を周回するように安定した軌道を持つことがわかります。
動きとしては、たとえば、下のようなイメージです。

moon_orbit.gif


お月様のように地球に寄り添った形で動くわけではないですが、安定した地球との関係を持つ軌道となっているようです。

この「新しい衛星」について報じた THP の記事をご紹介します。




Earth Has A New Moon, And Its Name Is 2014 OL339
THP 2014.10.06


地球が得た新しい月の名称は 2014 OL339


私たちの地球の持つ「月」は、たったひとつだけだ。

しかし、専門的な観点からは、地球は 1969年から、より多くの月を持っていることがわかっている。

そして、今、新たにもうひとつの月が地球に加わった。それは、地球の準衛星として認識できる安定した軌道を持ち、地球を周回する小惑星だ。

公式には、地球はひとつの衛星(いわゆる、月)だけを持っていることになっているが、しかし、現在の天文学者たちは、私の地球の上空がかつて示されていた以上に複雑であることを認識している。

地球は、その軌道に入ってくる小惑星を定期的に「獲得」し、時には、短い期間に4つ以上の新しい月の軌道を持つことさえある。

そして、研究者たちは多くの小さな小惑星が、それは私たちの目で観測できないけれど、実は永久に地球の月としての軌道を持つものもあると考えている。

今回新たに発見された、「月となった小惑星」、それは 2014 OL339 と名付けられた小惑星もそのような小惑星のひとつだ。

2014年 7月 29日に発見されたこの小惑星は、直径が約 100メートルある。これまでは太陽を不安定に周回する軌道を持っていたが、現在は地球に対して非常に安定した軌道を持っている。

地球の重力が直接小惑星にあたえる重力の影響は強力なのだ。

この天体の軌道の過去については、数千年の地球と軌道を共有していたことが予測できるが、これからの軌道の変化に関してを予測することは困難だ。しかし、この小惑星 2014 OL339 は、過去において、地球に対しての軌道がより安定していたと考えられる。

地球は他に3つの準衛星を持っている。
それぞれの名前は、2004 GU9、2006 FV35、そして、2013 LX28 という。





ここまでです。

最近の派手な天体の様子も含めて、実際の地球周辺の天空の様子は、これまで考えられてきた以上に複雑な様相を呈しているようです。もしかすると、地球も実は、まるで土星のように、観測では見えないようなとても小さな月を何百、何千と持っている可能性さえあります。

しかし、たとえば、そういう「小さな月たち」が、地球の重力、あるいは磁場に変化が起きるようなことがあった場合に、どのような挙動で地球に関わるのか、ということも考えたりします。

それは火の球が注ぎ降るような災害と関係するのか、あるいは単に美しい空の天体ショーを見せてくれるというだけなのか、それはわからないです。



  

2014年10月07日



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b-moon-7.jpg






 



▲ 10月 8日は「4回連続する皆既月食」の2回目が発生し、また、ユダヤ教の重要祭事「仮庵の祭り」が同日から始まります。その前日の 10月 7日には、イスラム教最大の行事のひとつのハッジと呼ばれる大巡礼が終わります。



今日から明日にかけては上のような日なのですね。

このことに関してましては、今年4月に記しました、

赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ……
 2014年04月06日

から、わりと何度も取り上げていることで、関係記事は、こちらのリンクで表示されると思います。

そして、今まで気づいていなかったのですが、今年は、上のユダヤ教と重要な祭事と、イスラム教の重要なイベントが、

「皆既月食の日に向かって収束するように進んでいた」

ことに昨日気づきました。

先日の記事、

イスラム国によるアメリカへの「エボラウイルス・自爆テロ」は実行されるのか
 2014年10月05日

で、イスラム教の最も重要な宗教的行事のひとつであり、数百万人のイスラム教徒たちが集う「大巡礼」は、今年 2014年は 10月 2日から 7日までおこなわれることを書きました。

そして、その大巡礼が終わった翌日の 10月 8日。

この日に、ユダヤ教の重要祭事である「仮庵の祭り」(あるいは、スコット)が始まります。
そして、それと共に、皆既月食が発生するのです。

sukkot-03.gif


・10月 7日までイスラム教の重要行事
 ↓
・10月 8日からユダヤ教の重要祭事
 ↓(同時)
・皆既月食


と、まるでバトンタッチするかのように、ふたつの相反する宗教の重要行事が続きます。

ちなみに、どちらのイベントも現代の暦でおこなわれているものではなく、イスラム教の行事はイスラム暦、ユダヤ教では太陽暦をもとに行われるので、それぞれ、毎年行われる日が違うのです。

つまり、こんなことが毎年起きているわけではないです。

たとえば、ユダヤ教の「仮庵の祭り」は、今年は 10月 8日からですが、昨年 2013年は 9月 18日からでした。

あるいは、大巡礼ハッジは、今年は 10月 2 - 7日の日程ですが、来年は、9月 21 - 26日と、毎年ずいぶんと違うようです。

それだけに、今年のイスラム教の重要行事からユダヤ教の重要祭事への流れが、

「まるで皆既月食(血の月)にバトンタッチするかのようにきれいに流れていく」

という今年の時間に何か因縁めいたものを感じないでもないです。




コロンビアの先住民ウィワの精神的指導者たちの命を消し去った雷

御嶽山の噴火は、その山頂付近にある「聖」や「信仰」に関係するものや、あるいは人の命を容赦なく破壊しましたが、またも「容赦ないなあ……」と思った出来事がありました。

先住民の儀式中に落雷、11人死亡 コロンビア
AFP 2014.10.07

afp-wiwa.jpg

南米コロンビア政府の6日の発表によると、同国北部の山岳地帯で先住民ウィワ(Wiwa)の精神的指導者たちが儀式を行っていたところ落雷に遭い、11人が死亡、15人が負傷した。

落雷があったのは同国北部マグダレナ州のシエラ・ネバダ・デ・サンタ・マルタ山脈。コロンビア先住民族全国組織(ONIC)によれば、集まっていたウィワの部族の指導者たちが儀式を行っていたところ、稲妻に打たれたという。

これって、「精神的指導者たち」が儀式を行っていたということですから、単なる部族の伝統行事ではなく、このウィワ族という人たちの、多分は神聖な儀式だったわけですよね。

そして、コロンビアの先住民族の人口を考えると、このウィワという先住民の人口も多くはないと思われます。その中の「精神的指導者たちの人数」というのもそれほど多くはないと思うのですけれど、その中の 11人が亡くなっている。

しかも、昔から「神の怒り」のような表現もされることもある落雷によって……。

上の AFP の記事の写真を見ると、建物の原型はなく、焦げた柱が少し残っている程度で、建物全体が雷によってほぼ完全に破壊された様子がうかがえ、壮絶な落雷だったことがわかります。

ところで、この、コロンビアのウィワ族とはどのような先住民なのか。

名称自体も初めて聞くのですが、調べると情報が少ない。

日本語でも英語でも本当に少なく、 IC Magazine という英語のサイトででやっと見つけました。翻訳します。

WIWA
IC Magazine

ウィワ族は、コロンビア北部サンタマルタのシエラネバダに住んでおり、ウィワという名称の他に、アルサリオス(Arsarios)やマラヨ(Malayo)とも呼ばれる。

彼らは山岳地帯に住む4つの先住民族のなかのひとつで、ウィワは自分たちを、地球に現れた人間の中で最も古い兄弟だとしている。

コロンビアの文化省によると、ウィワ族の人口 13,627人。このうちの 12,803人は農村部で暮らしており、都市部には 824人が住んでいる。全体の約 79%が 30歳未満で、 60歳以上は 2%に満たない。

ウィワは、「文明化した世界」との接点を断つことによる独自の生存戦略を持つため、世界でも、西洋社会との歴史的な接点が最も少ない先住民のひとつでもある。

しかし、今日、彼らは、コロンビア革命軍( FARC )や国民解放軍( ELN )といったような不法武装グループとコロンビア政府との紛争に巻き込まれている。

ということで、自称とはいえ、

地球で最古の兄弟

であり、そして、

西洋文明との接点を断った独自の精神文化を持つ

といったような、本来なら「これからの世の中に一番残っていてほしかったようなタイプの民族」の精神的指導者たちが「自然現象によって大量に死んでしまう」。

やりきれない……というより、冒頭に書いたように、「容赦ない」というような形容詞が浮かびます。

ちなみに、ウィワは下のような人たちのようです。

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IC Magazine


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First Peoples


なお、さきほどの翻訳記事にあります「紛争」に関しては、アムネスティ・インターナショナルの「コロンビア:先住民族が生存の危機」という記事などに書かれてあります。

詳しいところは上のアムネスティの記事をお読みいただきたいですが、

「コロンビア先住民族全国組織(NIOC)の統計によれば、2009年だけで少なくとも114人の先住民族の男女や子どもが殺害され、数千人が強制的に立ち退かされた」

とのこと。

どうして「最古の兄弟たち」が、ゲリラなどのターゲットになっているかというと、

コロンビア先住民族たちが住む多くの地域は、生物多様性に富み、鉱物・石油などに恵まれた土地に住んでいるため、拠点として狙われやすく、その場から追い出されるか殺されている。

ということで、これだけではないですが、たとえば、このような理由により存続が危ぶまれているようです。

ただ、これらは人為的な事ですけれど、今回のウィワの件は「雷」ですからね。

人口約1万3千人(そして、その中の 80%が 30歳未満)のウィワ族の中に精神的指導者が何人くらいいるのかわかりませんが、60代以上の人口比率が 2%未満ということは、長老的な存在は多くはなさそうです。この落雷によって1度に 11人が亡くなり、15名が負傷したというのは、部族の精神的な伝統の上ではかなりの痛手なのではないでしょうか。

なんかこう、特に最近の「落雷」は信仰の種類を問わず、「精神的」あるいは「宗教的」なものを直撃します。



自然現象 vs 聖なるもの

今年1月には、ブラジル・リオデジャネイロで、落雷がイエス像を直撃し、像の指が破損しました。

ブラジル・リオデジャネイロ 2014年1月16日

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Gizmodo


昨年は、前ローマ法王ベネディクト16世の退位の発表の直後に、バチカンの聖ピエトロ大聖堂に稲妻が何度も何度も落ちるという出来事も。

バチカン 聖ピエトロ大聖堂 2013年2月11日

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▲ 2013年2月13日の過去記事「最後の法王と呼ばれ続けたベネディクト16世: 聖マラキの予言とコナン・ドイルの未来感の時間軸」より。


また、昨年 12月には、アフリカのマラウイ共和国にあるキリスト教の教会に雷が直撃して、8名が死亡するという出来事もありました。

マラウイの首都リロングウェ 2013年12月29日

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Independent


そういえば、雷ではないですけれど、つい先日の台風18号では、横浜のお寺(成田山水行堂の仮本堂)が倒壊して、1人が不明になっています。

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▲ 倒壊した寺。2014年10月6日の毎日新聞「台風18号:横浜で寺倒壊、1人不明」より。

他の建物なども数多く壊されたならともかく、今回の台風18号で、横浜で建物と人命に関わる被害を受けたのは、報道で知る限りは、他に共同住宅が1軒だけだと思います。


どうもこう……聖なるものや人物(と、その地で言われるもの)が「自然現象に狙われている感じ」がしたり……。


そういえば、今年の1月には、イタリアで、崖から転がり落ちてきた岩石が、他の建物を一切損傷させず、カトリック教会所有の建物「だけ」を押しつぶしたというようなことがあったのも思い出しました。

イタリア・トラミン 2014年1月29日

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Independent


御岳山の白川大神の頭部の破壊も含めて、この「自然 vs 神聖」の構図が続いているのは気にはなります。

日本・御嶽山 2014年9月27日

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過去記事


「たすけて……」

と言いたくなったりしても、変に TASUKETE なんて文字にしますと、過去記事、

ローマ字「 TASUKETE (たすけて)」から偶然導かれた日月神示や神様と悪魔の関係。そして、バチカンに正式に承認された「国際エクソシスト協会」の存在
 2014年07月26日

にありますように、日月神示に行き着いたりしてしまって、この世は何が何やら。

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Weblio TASUKETE


上の意味はよくおわかりにならないと思いますが、ご興味のある方は、上のリンクの記事などをお読み下されば幸いです。

ちなみに、上の日月神示の日本語訳(?)は、

「仏もキリストも何も彼もはっきりたすけて七六かしいご苦労のない代が来るから みたまを不断に磨いて一筋の誠を通してくれよ。いま一苦労あるが、この苦労は身魂をみがいて居らぬと越せぬ、この世初まって二度とない苦労である。」

になるのだとか(ひふみ神示データー ひふみ神示 第01巻 上つ巻より)。

その仏やキリスト、あるいは「神」を象徴するものが自然からムチャクチャに「やられて」いる。




悪の意味。善の意味

これらのことは、いわゆる「偶然」がどんどんと積み上がっただけなんでしょうか。

それとも、こちらの記事の「「善は悪から生まれる」と同じことを述べる日月神示とメリン神父」というセクションに書きましたように、このような破壊や、あるいは最近続けて起きまくっている「悪」としか言いようのない出来事も、小説『エクソシスト』の中で、メリン神父の言う

「このような悪からでさえ、善が生じてくる。なんらかの方法でだ。われわれには理解できず、見ることもできない何らかの方法でだ。……おそらく、悪こそ、善を生み出す『るつぼ』であるからだろうな」

「そしておそらく、大悪魔(サタン)でさえもが −− その本質に反して −− 何らかの意味で、神の意志を顕示するために働いているともいえるのだ」

や、あるいは、日月神示の第21巻 空の巻 第八帖にある、

悪も元ただせば善であるぞ、その働きの御用が悪であるぞ、御苦労の御役であるから、悪憎むでないぞ、憎むと善でなくなるぞ

というように、「悪」が生じない限り善はないという理解で、この世界を眺めるのがいいということなんでしょうか。

そのようにしていれば、日月神示・第21巻 空の巻 第十帖にある、

此の方 悪が可愛いのぢゃ、御苦労ぢゃったぞ、もう悪の世は済みたぞ、悪の御用 結構であったぞ。早う善に返りて心安く善の御用聞きくれよ。

という気持ちでいられる世界になるということなんでしょうか。

この4月頃から半年以上見続けている、

・大量死
・完全な悪
・犠牲


というような概念は、私が思っている「4回続く皆既月食」の考え方でいえば、来年の9月が終わる頃まで続くことになります。

メリン神父や日月神示のような心境でその間を生きていけばいいのかもしれないですけれど、それより前に精神的に疲弊して、その時代を走り抜けることへの自信を失ってしまう人も多く出てしまいそうな気もします。

もちろん、私も含めて。


TASUKETE ……(それを書くと複雑なことになるからやめなさい)。



  

2014年10月06日



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御嶽山の頂上付近にある首が飛ばされてしまった白川大神の像

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Daily Mail






 



この宇宙を作ったとされる神様がそこにいる

噴火した御嶽山は「国之常立神」という神様のいらっしゃる、あるいは祀られている場所であるというようなことを最近、お知り合いから教えていただきました。

まず最大の問題は・・・「読めない……」という悩みでしたが、今の時代はこの「国之常立神」をブラウザにコピーペーストすれば、ウィキペディアという現代神のもとに導かれるわけで、そこにおいて、この神様の「国之常立」の部分の読み方が、

クニノトコタチ

であることを知ります。

国之常立神 - Wikipedia によりますと、

国之常立神は、日本神話に登場する神である。日本神話の根源神として一部神道・新宗教で重要視されている。

神名の「クニノトコタチ」は、日本の国土の床(とこ、土台、大地)の出現を表すとする説や、日本国が永久に立ち続けるの意とする説など、諸説ある。

天地開闢(かいびゃく / 日本神話でこの世ができた時)の際に出現した神である。『日本書紀』本文では、国常立尊を最初に現れた神としており、「純男(陽気のみを受けて生まれた神で、全く陰気を受けない純粋な男性)」の神であると記している。

というようなもので、室町時代に吉田兼倶によって成された吉田神道という一派では、このクニノトコタチの神を「宇宙の根源の神」と位置づけているのだそう。

先ほどの Wikipedia に掲載されています下の図を見ますと、神世七代(日本神話でこの世界ができたとき生成した七代の神)の最初の神様であることがわかると同時に、色分けでグレーとなっていて、男神でも女神でもない「独り神」という存在であったこともわかります。

god-7.gif


上の表などを見ましても、日本神話を今でもほとんど知らない私あたりは、「イザナギ、イザナミ」あたりで、ようやく、「ああ知ってる、知ってる」という感じになるのですけれど、イザナギとイザナミは、日本の天地創造の最後に出現しているわけですね。

クニノトコタチの神は宇宙を作り、イザナギとイザナミは、日本やその他の自然現象を作り出したというような感じのようです。

それはともかく、その最初の神様が、宇宙の根源神ともいわれる国之常立神(クニノトコタチノカミ)であり、御嶽山にはその神様が祀られている。御嶽山が山岳信仰の最高峰に位置するという意味もわかります。

そして、その御嶽山は、噴火の少し後に書きました記事、

ほんの 35 年前に有史以来初めての噴火を見せた「輪廻転生の門」でもある御嶽山の噴火と共に本格化しそうな環太平洋火山帯の活動
 2014年09月29日

のタイトルの通り 1979年の噴火までは、数千年噴火していなかった火山で、当時は「死火山」とされていました。

そして、日本の火山学からこの「死火山」や「休火山」という言葉を消滅させたのもこの御嶽山の噴火によるものでした。

「すべての火山は、たとえ何万年噴火していなくとも、突然噴火する」

という今の火山学では当たり前の概念をその時に教えてくれたのでした。

上の記事を書いた後になってしまったのですが、現在の地質学でわかっている範囲での、現在までの御嶽山の活動の歴史を Wikipedia で見てみますと次のようになっていたことを知ります。

・約 75万年前から 42万年前に活発な地殻活動により火山形成
・約 42万年前から 10万年前まで 30万年間の活動休止
・約 10万年前から 2万年前まで活発な火山活動


そして、最近1万年の間での噴火は、

・約 1万年前
・約 9,000年前
・約 6,000年前
・約 5,200年前
・約 5,000年前


となり、その後活動が停止した後、

・1979年
・2014年


と、近代の噴火に繋がります。

ここから見てわかることは、

御嶽山は 5000年ぶりに目覚めた

ということです。

それに比べれば、富士山 - Wikipedia の以下の記述で、御嶽山などと比べて、富士山がいかに近代で頻繁に噴火しているかということにも気づきます。

2013年 7月 20日、産業技術総合研究所は、15年分の観測データを調査したところ、富士山が過去 2000年間に少なくとも 43回、噴火したという調査結果を発表した。

単純に割り算をすれば、富士山は過去 2000年の間、46年間に 1度は噴火していたという、非常に活発な火山のひとつのようです。

そういう意味では、規模の大小を別にして、信仰の対象として精神的な存在の意味がとても強い御嶽山の 1979年の噴火が「約 5000年ぶり」であり、そして、この山で祀られている神様であるクニノトコタチの神は、日本神話では、

「現在の宇宙の根源神とされている」

ということを考えると、日本あるいは宇宙を創造したかもしれないこのクニノトコタチの神の山の噴火が示唆することは何なのか、ということを思ったりしてもよいのではないかと思った次第です。

いや、私ごときが考えたところで何か答えが出ることもないだろうことはわかっているのですけれど。




5000年という「時代の区切り」で思い出すマヤ暦

今はすっかり話題に出ることもなくなってしまいましたが、2012年 12月が終わるまでは、「マヤ文明」や「マヤカレンダー」というものが多くの場で取り沙汰されていました。

その主旨は、

マヤ暦には 2012年がこの世の終末だと描かれている

というもので、そういった話が世で喧伝されるようになっていました。

その理由については、過去記事の、

2012年以降の暦が描かれた最古のマヤカレンダーが発見される
 2012年05月11日

にも記したことがありますが、マヤカレンダーの下の3つの種類の暦のうちのひとつの暦が関係しています。

・260日を一周期としたツォルキン暦

・365日を一周期とするハアブ暦

長期暦

という3つの暦があり、このうちの「長期暦」は、

「紀元前 3114年に置かれた基準日からの経過日数で表されている」

というものです。

ここに加えて、マヤ文明では「 13 」という数字に特別な意味があるのだそうで、細かい単位は省略しますが、たとえば、現在の私たちの感覚で「1年」とか、そういう「比較的長い期間を示す単位」に、

「バクトゥン」

というマヤ文明の単位があります。

この単位の「1バクトゥン」が 394年となっています。

そして、394年×13(マヤ文明の重要な数字)= 5112年となり、ここから、

「紀元前 3114年から 5112年後は 2012年となり、そこでマヤ暦は終わっている」

という解釈のために 2012年 12月が「この世の終わり」という概念に結びついたようです。正確な月日まで入れれば、「マヤカレンダーは紀元前 3114年 8月 11日に始まり、 2012年 12月 21日に終わる」という、ひとつの解釈でした。

そして、その 2012年 12月 21日に、マヤカレンダーの言う通りに世界は終わったわけですが(終わってたのかよ!)、まあ、世界が終わるとか終わらないとかいうのは個人的な判断基準でしかないわけで、毎日毎日、「今日で私の世界は終わった」と思う人はいくらでもいますし、世界は個人でもあるというような話もあります。

まあ、このような話の逸脱ぶりはともかくとして、いずれにしても、

マヤの長期暦が始まったのは約 5000年前

となっていて、おおまかですけれど、「未来に対しての 5000年」という時代区分を意識したものであった可能性はあります。

実際、マヤ文明もその頃から始まっているようで、それを思うと、マヤ文明というのは紀元前 3000年から始まり、スペイン人に侵略されて滅亡する 17世紀まで続いた、非常に長い文明であったことにも今さらながらに気づきます。



地球の昼の時代

なお、この「世界の終わり」が囁かれ続けた 2012年 12月 21日は、他の点からも「大きな転換点であったかもしれない」ことが、今から6年前の 2008年 11月のウェブボットの、予測のほうではなく、クリフ・ハイの個人的なエッセイとして書かれています。

少しだけ抜粋します。

ウェブボット ALTA レボート 909 パート 1
クリフ・ハイ 2008年 11月 9日配信

2012年12月21日、午前11時11分に太陽系は天の川銀河の黄道平面を通過する。これにより、太陽と地球は銀河中心と一直線で並ぶことになる。このため、地球にはかつてないほどの量のエネルギーが宇宙から降り注ぐことになるはずだ。

最近の太陽の異変は、約26000年周期の歳差運動のサイクルが2012年に終りに来ていることの証左である可能性が大きい。26000年周期を一日に見立てた場合、過去 13000年間は、太陽系にとって歳差運動のサイクルのちょうどよい期間だったといえる。

2012年12月21日午前11時11分、夜の時期が終り、歳差運動の次のサイクルの夜明け、つまり13000年間続くことになる昼の時期に入るのだ。


2012-1221.jpg

ここに書かれている内容の正確性は私にはよくわかりません。

しかし、このような一種の誇大妄想にも近いロマンを堂々と書けるクリフ・ハイという人の書く内容が私は好きでした。

> つまり13000年間続くことになる昼の時期に入るのだ。

なんてことは、仮に私がそのようなことを思っていても、こんな断定口調ではとても恥ずかしくて書けないですよ。書きたくても。

あと、何か「 5000年」に関して、いくつか記憶のどこかにあるような気がしているのですけれど、思い浮かばないので、 In Deep を検索してみましたら、「 5000 年」という数字がタイトルにつく記事がふたつ出てきました。

下のふたつです。

5000年前から「ソルフェジオ周波数」を駆使していたかもしれない古代人:イタリアのハル・サフリエニ地下墳墓で見出された正確な周波数の共鳴が鳴り響く完璧な設計の部屋
 2014年07月03日

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▲ イタリアのマルタ島にある「ハル・サフリエニの地下墳墓」の第二階層にある「神託の部屋」。決まった周波数の音響による強い共鳴周波数が出るように設計されていたことが最近わかりました。


もうひとつは下の記事です。

ノアの大洪水は紀元前 5000年に実際に起きていた: 黒海の放射性炭素測定によるひとつの実証
 2012年12月13日

nepal-kaseki.jpg

▲ 1960年代にエベレストの 4,000から 6,000メートルの、つまりエベレストの山頂部に近い場所で発見されたアンモナイトの化石。


上の記事は、英国テレグラフの、そう主張する科学者の報道記事を翻訳したものですが、その翻訳記事よりも、むしろ、資料として抜粋しました 2012年 11月 30日のロシアの声の「世界的大洪水は、まさに世界規模のものだったのか?」という長い記事が興味深いです。

そこには、「数日間から数週間で作られたと考えられる木の化石」のこととか、世界中に残る多くの民族の言い伝えの中の「洪水伝説」が一致する確率などについて述べられています。

そこは下のような部分です。

世界中の多くの民族の言い伝えの中に洪水伝説や神話が残っている事を、どう説明できるだろう。民族学者らは、北米の原住民の中に 59、南米では 46、中東で 17、アジアでは 23、古代ヨーロッパでも 31、さらにはオーストラリアやオセアニアにおいても 37を数える、大洪水に関する伝説を採集している。

最も少なく見積もっても、少なくとも一つの特徴的なディテール(ノイ、ヌウ、ノトといった名前の一致を含めた、いくつかの中にあるものではなく)において、213の言い伝えが偶然に一致する確率は、75万1,065分の一のチャンスである。そうした事が偶然起こるとは思えない。

世界各地の洪水伝説は、その詳細に一致する部分があまりに多く、そのすべてが「偶然に」一致する確率は、75万分の 1程度しかないというようなことが書かれています。

fossil_8.JPG

▲ カナダのノバスコシア州にある「破滅の化石」と呼ばれる木の化石。立ったままの状態で「積した地層を垂直方向に貫通する巨大な木の幹の化石」となっている森の木。常識的には大変に長い時間がかかって形成されるこの状態に疑問を持った科学者たちは、これは「突然の何か」によって木々が立った状態のまま化石となったと判断しました。それは「突然の大地の沈降」か、「突然の大洪水だった」と考えられています。origins.org.ua より。


いろいろと横道に逸れながら書いてきましたが、どうやら、御嶽山の「 5000年ぶりの噴火の意味」を探り出すことは、少なくとも私には無理のようです。

しかし、冒頭に貼りました、噴火で彫像の頭部が飛ばされてしまった「白川大神」という神様の破壊された石像が私たちに示しているものは何なのかを知りたいとも思います。

ちなみに、この御嶽山の山頂にある白川大神の像は、噴火以前は、下のようなお姿だったようです。

shirakawa-shin-2.jpg
ちゃみおかの山歩き


ところで、今回書いてきました 5000年という期間は、おおむね、「有史」と一致します。
歴史時代 - Wikipedia によりますと、

人類史としては、初めて文字が発明されたのは約6,000年前である。

とあり、つまりこの 5000年というのは、「文字文明の時期」だったともいえそうです。マヤ文明やインカ文明、あるいは日本のアイヌなど、文字を持たずとも高度な文明を持つ文明は多くありましたが、文字を持たない高度な文明は、ほぼ滅亡させられています(高度の意味合いは様々ですが)。


未来の地球で……。それはそんなに果てしなく未来でもない未来に、

「むかしの地球には文字とかいうものでコミュニケーションしていた時代があったんだね」

と言われる時代こそ、ウェブボットのクリフ・ハイの言う「地球の昼の時代」なのかも。



  

2014年10月03日



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tetrad-2000.gif






 



現在進行中の「テトラッドの期間内」の世界の状況

過去記事の、

赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった
 2014年04月06日

以来、

現在の地球は「4回連続する皆既月食」(テトラッド)の渦中にある

ことをたまに書いていました。

上の記事では、現在の「4回連続する皆既月食」が、イスラエルのユダヤ教の祭事と時期がシンクロすること。そして、イスラエルという国家の拡大は常にその時期に起きていたことを記しました。

下の図は、来年まで4回続く皆既月食と、ユダヤ教の祭事の時期のシンクロを示したものです。ユダヤ教三大祭の一つである「仮庵の祭」(かりいおのまつり / スコット)という重要な祭日が 10月 8日に近づいています。

2014-passover-108.gif


そして、上の後の記事、

韓国・台湾・北朝鮮... 東アジアで続く大量死事故の連続。そして、アメリカ本国がエボラ・ウイルスを迎える日
 2014年08月01日

を含めて、過去の「4回連続する皆既月食」は「大量死の時代」でもあったことにも気づくことを何度か記したことがあります。

たとえば、現在を見てもそれは実感できる部分があります。
上の図の赤で囲んだ部分、つまり、

「 2014年 4月 15日から、この記事を書いている 10月 3月までに何が起きたか」

ということを振り返ってみると、過去の「大量死の時代」と匹敵するような「死」にまつわる出来事が、人為的なものも自然災害的なことも含めて、数多く起こっていることを思い出します。

・マレーシア機370便の失踪
・韓国フェリーの沈没
・ウクライナでのマレーシア航空17便の墜落
・イスラエル軍がガザに侵攻
・ウクライナ騒乱
・シリアの内戦
・イラクの内戦
・リビアの内戦(の危機)
・イスラム教スンニ派武装組織が「イスラム国」の樹立を宣言
・タイの軍事クーデター
・エボラ出血熱の拡大がコントロール不能に
・南米を中心に100万人規模でチクングニア熱の大流行
・南北アメリカで85万人がデング熱に感染
・香港の騒乱


これらは、感染症は別として、人為的な出来事に関係することをピックアップしていますが、自然災害関係を入れれば、リストアップすることも大変なほど今年は多くの災害が起きていました。

山岳信仰の最高峰の霊的な山でもある御嶽山の噴火も象徴的な感じです。


そして、上の中で今後の「全世界への影響」として大きく感じるのは、

・エボラ
・イスラム国


のふたつだとは思います。

アメリカ本国でもエボラ患者が発生していますが、患者はリベリア国籍の男性で、これまでも「時々、リベリアからアメリカに来ていた」のだそう。

米のエボラ出血熱患者、最大18人と接触
ウォールストリート・ジャーナル 2014.10.02

米テキサス州ダラスの病院に収容されているエボラ出血熱感染者トマス・エリック・ダンカンさんは1日、リベリア国籍であることが分かった。ダラス郡保険当局は、ダンカンさんと密な接触があったとみられる12〜18人を監視している。

知り合いによると、ダンカンさんは友人たちを訪ねるために「時々」リベリアから米国に来ており、ダラス・フォートワース地域のリベリア人の間ではよく知られた人物だという。

現地の当局者によると、ダンカンさんが病院を受診する前にダラスで、小学生や高校生など5人の子供や、自分の家族らと接触した可能性がある。ダラス郡保険当局は、子供たち5人を含めてダンカンさんと密な接触があったとみられる12〜18人を監視しており、子供たちについては家から出ないように命じた。


Fire_Rescue.jpg

▲ ダンカンさんを搬送した救急車。


そして、その後、話は拡大しています。

米エボラ感染者に最大80人接触、従来発表から大幅増
ロイター 2014.10.02

米国内で初のエボラ出血熱感染者が確認されたテキサス州の保健当局者は2日、最大で80人が接触した可能性があると明らかにした。

これまで当局が明らかにしていた18人から大幅に増えたことになる。

エボラウイルスの潜伏期間は、2日〜 20日程度といわれていますので、その期間、他の人が発症しなければ、アメリカ国内で拡大するというような可能性はない……とは思いますが、これは経過を見るしかなさそうです。

そんな現在の「4回続く皆既月食の時期」であるわけですが、過去はどうだったのかについてはあまり知らなかったのですが、「アース・スカイ」という宇宙関係のサイトの

What is a Blood Moon?
 (血の月とは何か)

という記事に、過去の「4回連続しておきた皆既月食」(ここから「テトラッド」と表記させていただきます)についての記事があり、そこに過去 2014年間に起きたすべてのテトラッドの時期が出ていました。

それは冒頭の写真にも記していますが、以下の通りです。

1. 西暦 162 - 163 年
2. 西暦 795 - 796 年
3. 西暦 842 - 843 年
4. 西暦 860 - 861 年
5. 西暦 1493 - 1494 年
6. 西暦 1949 - 1950 年
7. 西暦 1967 - 1968 年
8. 西暦 2014 - 2015 年

約 2000年間で、現在を含めて、たった8回しかない現象だということを知ると共に、たとえば、最初の 162年のテトラッドの後は、次のテトラッドまで、 600年以上の間隔があったり、861年のテトラッドの後も、 630年以上も起きていないことを考えると、この 60年間くらいは大変頻繁に起きていることがわかります。

上の、

西暦 1949 - 1950 年

には、イスラエルという国の地固めがあり、

西暦 1967 - 1968 年

で、国家としてのイスラエルの領土はさらに拡大します。


それでは、現在より前の、つまり過去の7回のテトラッドには、一体何があったのかを、 Wikipedia の年表のレベルではありますけれど、調べてみました。




過去のテトラッドの時期の出来事を振り返ってみると

まず、

1. 西暦 162 - 163 年

は、主な出来事の記載は特にありません。

約 600年後に発生した次のテトラッドの時期、

2. 西暦 795 - 796 年

では、795年は、西洋では特に目立った出来事はありません。

ただ、余談的な話になるかもしれないですが、日本の出来事で、

795年 5月 - この頃、大極殿落成する。

というものがありました。

「大極殿?」

と、聞いたこともない言葉でしたので、調べてみますと、

大極殿

大極殿(だいごくでん)は、古代の日本における朝廷の正殿。

大内裏(平安京の北辺中央に位置)の朝堂院の北端中央にあり、殿内には高御座が据えられ、即位の大礼や国家的儀式が行われた。

というもので、平安京の大内裏という場所の下の位置にあったもののようです。

dadari-map.gif


そして、796年には、これも余談的なことになるかもしれないですが、

地震により、世界の七不思議の1つ「アレクサンドリアの大灯台」が半壊。

という項目がありました。またも、「アレクサンドリアの大灯台」という知らない言葉が出てきます。調べますと、

アレクサンドリアの大灯台

アレクサンドリアの大灯台は、紀元前3世紀頃にエジプトのアレクサンドリア湾岸のファロス島に建造された灯台。アレクサンドリア港の一方の端に人工の埋め立てにより出来上がった半島の突端にあった小さな島である。

世界の七不思議のひとつ。14世紀の二度の地震によって全壊したが、七不思議の中ではギザの大ピラミッドに次ぐ長命な建造物だった。

というもので、世界の七不思議のひとつだそうです。


3. 西暦 842 - 843 年

この頃から、「領土的」な出来事が多く登場してきます。

843年には「ヴェルダン条約」という項目があります。ヴェルダン条約 - Wikipedia によりますと、

843年にフランク王国の王ルートヴィヒ1世の死後、遺子であるロタール、ルートヴィヒ、カールがフランク王国を3分割して相続することを定めた条約。

この条約によって東フランク王国、西フランク王国、中フランク王国が誕生し、それぞれ現在のドイツ、フランス、イタリアの原型が形成された。

というもので、この時に下のような王国が誕生したのだそう。

Vertrag-von-verdun.gif


これは現在の上と同じ場所を地図で現すと下の位置関係となります。

europe-02.gif


現在の欧州の主要国の領土が決定されていった時だったようです。


4. 西暦 860 - 861 年

この年には、西洋社会では、特に大きな出来事は記録されていませんが、861年に「直方隕石」という項目があります。

これは、

直方隕石(のおがたいんせき)は福岡県直方市に落下した隕石。2014年現在、世界最古の落下の目撃記録のある隕石である。

というものだそう。

世界最古の隕石落下の目撃記録があるのは日本なんですね。

そして、これから約 630年後に発生するテトラッドの頃、世界はポルトガルとスペインによって好きなようにされている状態がわかる出来事が起きています。


5. 西暦 1493 - 1494 年

まず、1494年には、トルデシリャス条約という項目があります。

これは、

トルデシリャス条約は、1494年6月7日にスペインとポルトガルの間で結ばれた条約で、当時両国が盛んに船団を送り込んでいた「新世界」における紛争を解決するため、教皇アレクサンデル6世の承認によってヨーロッパ以外の新領土の分割方式を取り決めた。

本条約において西アフリカのセネガル沖に浮かぶカーボベルデ諸島の西370リーグ(1770km)の海上において子午線にそった線の東側の新領土がポルトガルに、西側がスペインに属することが定められた。

というもので、簡単に地球の図で示しますと、「下のようにポルトガルとスペインで新しく発見した土地をわけよう」ということのようです。

Spain-Portugal.gif
TRATADO DE TORDESILHAS


南北アメリカの大部分とオーストラリアの一部がスペインの領土で、南米の一部とアジア、アフリカのほぼ全域がポルトガル領。

「何だか好き勝手にやっているなあ」

と思いながら、地図をじっくり見てみると、日本は、

・本州がポルトガル領
・北海道がスペイン領


と境界線上でわかれていることに気づきました。


ところで、上の「トルデシリャス条約」の説明の中に「新世界」という言葉がありますが、これは、新世界 - Wikipedia によりますと、

新世界とは、大航海時代に欧州人が「新たに」発見した土地に対する呼称である。

これらの地域が発見される以前の欧州では、世界が欧州、アジア、アフリカ、すなわち「旧世界」からのみ形成されると考えられていた。つまり、旧世界から隔絶した世界であったので、新世界と呼ばれる。

ということだそう。

基本的には、南北アメリカとオーストラリアが新世界に属します。

ここから考えると、よく言われる「新世界秩序( New World Order)」というのは、「語義の定義でだけ」でしたら、

「アメリカとオーストラリアの秩序」

の意味になるのかも。

ちなみに、下が「旧世界」と「新世界」を示す図です。

Old-New-World.gif


そして、上の「新世界」の説明には以下のような記述があります。

今日、これらの諸地域では、西欧の言語である英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、オランダ語が話されており、西欧人の子孫が支配権を維持する社会が形成されている。

つまり、上の地図の緑の部分、南北アメリカやオーストラリアなどを筆頭として、

「もともとの言語は消滅させられてしまった」

ということも言えます。

それにしても、この頃、地球を好きなように分割していたポルトガルとスペインの現在の基本的領土。

ポルトガル

EU-Portugal.gif


スペイン

EU-Spain.gif

栄枯盛衰というのか何というのか。

しかし、南北アメリカで「消滅した大勢の古代民族」も「失われた言語」も戻らないですけれど。


その後の 20世紀の2度のテトラッドの時期は、混沌とした「領土の問題」が続きます。


6. 西暦 1949 - 1950 年


ほとんど、羅列となりますが、1949年に起きた「領土的」な出来事は、

・4月1日 - エールがイギリス連邦を脱退し、アイルランド共和国成立。
・5月11日 - イスラエルが国際連合59番目の加盟国として認められる。
・6月 - 第一次中東戦争が停戦。この戦争によって、イスラエルの領土は、国連による分割決議以上の範囲が確保された。
・8月8日 - ブータン王国独立。
・9月7日 - ドイツ連邦共和国(西ドイツ)正式に発足。
・10月1日 - 中華人民共和国成立。
・12月29日 - インドネシアの独立が確定。



そして、1950年には、

1月5日 - パキスタンが中華人民共和国を承認。

ここから始まり、以後、イギリス、ノルウェー、セイロン(スリランカ)、イスラエル、デンマーク、アフガニスタン、フィンランド、スウェーデン、インド、スイス、ソ連、アメリカが相次いで中国を承認します。

他に、

6月25日 - 朝鮮戦争勃発
10月7日 - 中華人民共和国によるチベット侵攻。

などが続きます。

そして、2014年以前の最後のテトラッドの頃は下のような出来事が続きます。


7. 西暦 1967 - 1968 年

1967年

6月5日 - イスラエル・アラブ連合間で戦闘開始(第三次中東戦争)。6月11日に戦闘が終結しイスラエルの圧勝。この結果、イスラエルの占領地域は戦前の4倍以上に拡大。


この頃は領土の問題は別としても、「荒れていた時期」だったようです。たとえば、 1968年の印象的な出来事を羅列しますと、

・1月5日 - プラハの春(チェコスロヴァキアの変革運動)始まる。
・1月29日 - 東大医学部無期限スト突入。東大闘争始まる。
・1月30日 - ベトナム戦争において、テト攻勢開始。
・4月4日 - マーティン・ルーサー・キング暗殺。
・5月21日 - フランスで、この日の一千万人が参加したと言われるゼネラル・ストライキが発生。
・7月23日 - パレスチナ解放人民戦線がエル・アル航空のボーイング707型機をハイジャック。
・12月10日 - 東京都府中市で三億円強奪事件発生。


などがあります。

以上のような過去のテトラッドの歴史があり、そして、今の私たちは西暦が始まって以来、8回目の、


8. 西暦 2014 - 2015 年

の中に今にいます。
これは来年の9月まで続きます。

どんな世の中として進んでいくでしょうかね。



  

2014年10月01日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。





depression-top.gif

▲ 2014年9月30日の Design&Trend より。






 



世界中で増加が止まらない拡がる「うつ病」

確かに不安な時代です。
いろいろな事件や出来事が続きます。

しかし、最近の私は、そういう具体的なものではない、近年感じたことのないような「漠然とした不安感」に常に縛られています。

そのうちのいくつかは、自分の家族のことなど個人的なことだとしても、心の中の何割かを占めているものは「何に対して抱いているのかわからない曖昧な不安」なのですね。


ところで、冒頭の報道は、サンディエゴ州立大学が、アメリカ全土の 690万人を対象にした、大規模な調査の結果、

アメリカのうつ病の症例は過去数十年で最大の率に達した

ことがわかった、ということを紹介している報道記事です。

1980年代と比較すると、現在のアメリカでは非常に多くの若者たちがうつ病の治療を受けていること。また、若者の 74%が睡眠障害を持っていること、アメリカの大学生の 50%が、精神的抑うつ状態にあることなどがわかったというものです。

これの重要な部分は、高齢者ではなく、「若者」であるという点です。

特に「大学生の2人に1人」がうつ病か、あるいは何らかの精神的葛藤を持つという調査結果に、研究者たちが大変に驚いたことなどが書かれています。

ところで、この「うつ病の急速な増加」はアメリカだけなのでしょうか。

ヨーロッパの場合

eu-depression.gif

▲ 2014年9月29日の Parliament Magazine より。


上の記事はタイトル通り、EU 諸国全体で、3000万人もの人びとが、うつ病を患っていることが調査によりわかったというものです。

日本の周囲の国も同じです。

韓国の場合

korea-de.gif

▲ 2014年9月15日の Ajunews より。


中国の場合

人口が多いだけにさらに規模が激しくなります。
新唐人テレビの報道です。

中国のうつ病患者は 9000万人
新唐人テレビ 2014.03.31

ch-se-02.jpg

カナダ大学の学者、マイケル・フィリップス氏は2009年、医学雑誌「ランセット」で、中国でうつ病の発生率は6.1パーセント、つまり患者は9000万人に達すると指摘しました。

「北京心理危機研究と関与センター」によると、中国では毎年、28万7千人が自殺で亡くなっており、そのうち63パーセントが精神障害があり、40パーセントがうつ病でした。

WHOによると、うつ病はすでに中国の2大病の1つになっています。


ちなみに、 WHO の報告では、全世界で 3.5 億人がうつ病を患っているとされています。「全世界」という規模で、その数が正確に出るというものでもないでしょうが、目安としては、

現代の地球は「数億人のうつ病」の人びとの存在がある

ということになり、こういう数値にあや取られた惑星というのは、確かに、「パラダイス」というような概念とはほど遠い場所ではありそうです。


ところで、「日本」。

日本のうつ病発生率はどのようなものかというと、少なくとも公的な発表では、アメリカやヨーロッパ、あるいは中国などと比べると格段に「低い」のでした。

厚生労働省の特集ページには下のように書かれてあります。

厚生労働省 みんなのメンタルヘルス「うつ病」より

厚生労働省が実施している患者調査によれば、日本の気分障害患者数は1996年には43.3万人、1999年には44.1万人とほぼ横ばいでしたが、2002年には71.1万人、2005年には92.4万人、2008年には104.1万人と、著しく増加しています。

少しデータが古い点はありますが、それはともかくとしても、うつ病患者数は増えてはいますけれど、人口比を考慮しても、欧米や中国などから見ると格段に低いです。

ちなみに、2012年のデータですが、米国ワシントンポストに掲載されたオーストラリアのクィーンズランド大学による調査による「うつ病の発生比率の比較」では、下のようになっています。

dep-map.gif
Washington Post

これは、赤くなればなるほど、うつ病の罹患率が「高い国」となり、青くなればなるほど「低い国」ということを示します。

ということは……なんと、ここまであげたすべての国々、つまり、アメリカや EU 諸国や中国などは、

「こんなにうつ病患者が多いのに、比率としては世界で少ないレベル」

であることを知ります。

そして、上のワシントンポストの記事には以下のような下りがあります。

japan-less-depression.gif


想像もしていなかったですが、日本は世界で最もうつ病が少ない国なのだそうです。

多いのは、アフガニスタン、ホンジュラス、そして、パレスチナ自治区、中東諸国、北アフリカ諸国などとなっています。これらの国の臨床データの信頼性は今ひとつわからないですが、アフガニスタンでは、成人の「 20%」がうつ病と診断されているそう。

しかし、後述しますが、日本では、そして、アメリカでもヨーロッパでも、「 1999年」からうつ病患者が急増しています。




もうひとつの地図での日本の数値

ところで、上の地図を見ると、日本は精神疾患的に良好な様子を反映している地図のように見えますが、もうひとつの地図を見ると、「日本人の複雑な状況」がうかがえます。

sui-2012.gif
THP


この地図は、「赤で塗られた国」は人口 10万人に対して 15人以上の自殺者のいる国を示していまして、日本はその中に見事に含まれています。日本は、10万人中の自殺数が 18.5人で、高所得国の人口 10万人当たりの人数ではワースト4位だそう。

なお、この 2012年の時点で、 WHO の報告では、世界全体での自殺での死亡者は、80万人に達するとのことで、主な国の実数は以下の通りとなっています。

・インド  25万 8075人
・中国   12万 730人
・アメリカ  4万 3361人
・ロシア   3万 1997人
・日本    2万 9442人


インドの 25万人はすごいですが、人口比で考えると、実際にはどの国もさほど差はないようにも見えます。

まあ、この問題はともかくとして、うつ病の話に戻ります。




うつ病が増えた本当の原因は「うつ病を治す薬」かもしれないという現実

先日、

抗うつ剤に頼る米国、いまや服用者が3000万人
 JBPress 2014.09.16

という記事を目にしました。その内容はともかく、上の記事のタイトルそのものが、「うつ病と抗うつ剤の関係の現実」を現しているかもしれません。

つまり、

うつ病の薬が本当によく効くものであるならば、本来なら、うつ病の患者はどんどん減っていくのが正しいはずなのに、実際には薬の普及と共に、うつ病患者がどんどん増えている

という「現実」です。

上では「抗うつ剤」としていますが、アメリカでは今では抗うつ剤といえば、多くの場合は、 SSRI (選択的セロトニン再取り込み阻害薬)というカテゴリーの薬を指します。

15年以上前のことですが、長くアメリカで住んでいて、帰国したばかりの女性と知り合ったことがあります。

彼女は、アメリカの Yahoo! の創設期のメンバーという、なかなか華々しい方なのですが、アメリカでうつ病とパニック障害を同時に起こしてしまい、日本に帰国した時に出会いました。

彼女はアメリカで SSRI の「プロザック」(日本では未承認薬)を処方され、それは確かに劇的な作用を彼女にもたらしたわけで、つまり、パニック障害やうつ病に非常によく効いたのだそうですが、

「劇的な副作用」

も同時に体験したそうです。

プロザックを含む SSRI は、アメリカでは非常にポピュラーで、テレビで CM もやっているそうで、成人なら誰でも手に入れることができるはずです。ただし、薬効はあるとしても SSRI には「それ以上の問題」が存在する可能性があります。

副作用というだけではなく、もう少し厄介な話です。

この SSRI は、こちらのページによりますと、日本では 100万人以上の人が服用しているそうです。

この 100万人という数が正確なものかどうかということはともかく、「非常に多くの日本人が SSRI を服用している」ということを意識しながら、次の文をお読みいただくと、そこに存在するものが少し想像できるかと思います。

これは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬 - Wikipedia の中にある精神科医の冨高辰一郎さんという方の著作『なぜうつ病の人が増えたのか』にある記載を記したものです。

うつ病が 20 世紀になって増加しているが SSRI の普及と軌を一にする。SSRI という薬価が高いうつ病の薬が販売されると世界各国で軒並みうつ病患者が増える。 SSRI の導入後、6 年間でうつ病の患者が 2 倍に増えるという経験則がある。


> SSRI の導入後、6 年間でうつ病の患者が 2 倍に増えるという経験則

とありますが、それだと「うつ病の治療薬などではない」ということになってしまいかねないですが、いくつかの関係したグラフを見てみようと思います。

なお、私は SSRI を非難したり糾弾したりする意志はありません。
なぜなら、この SSRI で助かっている人がたくさんいるのもまた事実だからです。

ただし、これらのグラフのような現実があることもまた事実です。

ssri-01.gif
うつ病薬害と自殺のグラフ最新2013年


SSRI は薬価が従来の抗うつ剤より高いために、 SSRI が発売された 1999年以来、製薬会社の売り上げは上のグラフのように、急速に伸びました。

そして、ここが大事なのですが、

「 SSRI がうつ病に効果があるのなら」

「その 1999年から、うつ病患者は減っていったはず」


と誰でも思います。

しかし、そのあたりの現実は下のグラフにあらわれています。

ssri-02.gif
抗うつ剤とうつ病患者

このグラフから、

抗うつ剤 SSRI の売り上げが増えれば増えるほど、うつ病が「増えた」

という事実がわかります。

これは日本だけではなく、世界中の、特に先進国で同じような状態だと思います。

そして、その結果かどうかはわからないですが、自殺者も増え続ける。

2012年の1年間の世界での自殺者数を示す 80万人という数は、決して少ない数ではないですが、これが今後さらに増える可能性もあるのかもしれません。

もちろん、上のグラフの因果関係には、他の要因もあるかもしれないですが、仮に、他の要因があるにしても、

「うつ病を治す薬としての意味」は抗うつ剤 SSRI には見当たらないかもしれない

ということは私にもわかります。


ちなみに、 SSRI だけではなく、他の種類の抗うつ剤も含めてですが、かつては、うつ病の知り合いが結構いましたけれど、薬で完治したという人に会ったことは1度もありません

なお、「完治」というのは、「もう薬を飲まなくてもいい状態となる」ことです。

これは他のどんな病気にも当てはまる概念だと思います。

つまり、薬を飲み続けているうちは、それは完治とはいいません。しかし、うつ病を含む、あらゆるメンタルヘルス系の病気では「場合によっては一生、薬と付き合う羽目になる」という人は決して少なくありません。

私もそういう1人かもしれません。

なお、上で少しふれました精神科医の方の書かれた『なぜうつ病の人が増えたのか』のAmazon のページの書評に下のような投稿がありました。

うつを発症し、11年になる知人がいます。
「うつは心の風邪で、最近はSSRIといういい薬もできた。早く治療すれば、すぐによくなる」
著名な精神科医の本にはそう書いてありました。
知人は友人のつてで紹介状を書いてもらい、その医師にかかるようになりました。
あれから11年。いまだに治らず、現在、休職中です。

上の人は「 11年間、一種の薬漬けになっている」ということが言えます。

この薬漬けの人口が増えれば増えるほど、特にうつ病の場合は自殺にも結びつきやすく、まさに「若年層や壮年期の人口減」へとつながっていくことでもあり、最近よくテーマとする「大量死の時代」という概念にも多少重なる部分があります。




現代の十戒ジョージア・ガイドストーンに加えられた「2014」と「人口5億人」の関係

アメリカのジョージア州に「ジョージア・ガイドストーン」と呼ばれる「碑」があります。

これに関しては、Google でジョージア・ガイドストーンと検索すると、いろいろなページが出ると思いますが、陰謀論的な話と絡めて語られることの多いものです。

g-g-stone.jpg


上のような石碑で、現代の十戒とも呼ばれる「 10のメッセージ」が、

・アラビア語
・ヘブライ語
・ヒンディー語
・スペイン語
・英語
・ロシア語
・中国語
・スワヒリ語
・サンスクリット語
・古代ギリシャ語
・エジプトのヒエログリフ
・バビロニアの楔形文字


で書かれているものです。

ちなみに、日本語はありません

これが、陰謀論的な話と絡めて語られることの多い理由は、10のメッセージの最初が、

1. 自然界の永久の調和として、人口5億人を維持しよう。

で始まるものだからのようです。

他は、

2. 優性と多様性を賢く用いて、人口の再産を導こう。
3. 生ける新たな言語で、人々を統合しよう。
4. 情熱・信頼・伝統と調律された理性による全てを支配しよう。
5. 公正な法律及び正しい法廷で、人々と国家を保護しよう。
6. 全ての国家は世界法廷において、国家間の紛争を内面的に解決しよう。
7. 取るに足らない法律、及び無駄な公務員を減らそう。
8. 個性の調和は、社会的な義務によって正す。
9. 真実・美・愛情・無限の神に基づく、調和を求め続けることを称えよう。
10. 地球の癌にはならないで、自然のための場を残そう。


(訳はジョージア・ガイドストーン 〜現代の十戒?〜より)

と続きます。

今から 34年前の 1980年に完成したこの石碑の存在の意味はよくわからないのですけれど、最近この石碑に、下のブロックが加えられました。

2014-GG.jpg
Beforeitsnews


意味としては「 2014 年」と解釈するのが最も理解しやすい数字です。
この部分は以前は下のようになっていた部分のようです。

before-gg.jpg


そして、巷では、

「 2014年にこの十戒の1番目が始まるのではないか」

というようなことを囁く人もいるようです。

つまり、1番目というのは「人口5億人を維持しよう」というやつですね。

とはいっても、石碑に「2014年」という数字が入れられたことに意味があるかどうかはわかりません。意味があるのかもしれないし、単なるイタズラかもしれないし、それはどうにもわかりません。

まあしかし。

陰謀論的な話を持ち出さなくとも、起きる時は何でも起きるでしょうし、上の数のような人口となる可能性は今の地球には溢れています。

人間の策略がなくとも。