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2015年04月02日



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基本的に「すべての薬」は人間に良くないという理由の理論的なメカニズムがわかったのです



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casacastruzzo



散歩の途中で見かけた冊子

今年2月に長いこと、めまいに見舞われていたのですけれど、これは結構いい機会だったんですね。

それまであまり真剣に調べなかった「めまいというものの本質」を知ることができたり、あるいは、「首」というものの重要性や、「人間本来の生活とはどんなものだったのか」というようなことも考えさせてくれることになりました。

「人間本来の生活」というのは大げさですが、要するに、本来の人間は動く生き物だということで、最近の私は動かなすぎだったということはあります。

東京の西荻窪にいた頃は散歩が好きで、長い時には3時間くらい散歩していました。

西荻窪から吉祥寺のあたりは、「些細なカオス」がいたるところに散らばっていて、毎日散歩しても飽きなかったのですけど、ところが、所沢に越してきてから、どうも散歩をしていなかったのですね。

理由は明白で、「散歩しても見るものがない」のです(苦笑)。

しかし、ちょっとしたキッカケで最近、また散歩を始めています。

それは3月の始め頃、隣の駅にある脳神経外科の先生と話していた時からでした。

めまいの相談に行っているのに、

「毎日、ラジオ体操をして、散歩してみて下さい」

と言われたのです。

それは冗談ではなく、それでめまいが改善した人がいくらでもいると言うのです。それで、ラジオ体操を1日2回始めましたら、数日でめまいが引いていって、それから散歩も少しずつおこなうようになりました。

ちなみに、この脳神経外科の先生から、私は「行動」ということに対して、大変感銘を受けさせていただいた人であり、名医なのかどうかは私にはわからないですが、とても好きな先生のひとりです。

それは、昨年はじめて行った際に、つまり初診の時なんですが、私が診察室に入った時に、その先生は、「よろしくお願いいたします」と言って椅子から立ち上がって、手を前に置いて、深々と私にお辞儀をしたのです。

私は、患者に対して「立ち上がってお辞儀をしたお医者さん」を見たことがありませんでした。多分、初診の患者さんには皆さんにやっているのだと思いますが、これは意識していても、なかなかできるものではないと思います。

その姿を見まして、「お辞儀っていいものだなあ」と再認識しまして、私もお辞儀をする時はきちんとしよう、と、その体験から心がけています。

まあ、そんなわけで、最近は散歩を2日に1度くらいはしているのですが、「何も見るものがない」と思っていた風景も、よく見ればいろいろとあるものです。

今日は、近所に何本かある桜の木を見ようと歩いていました。

もうこのあたりでは、満開を少し過ぎたくらいの感じで、見事な桜の姿があちこちで見られます。

でも、意外と桜の木を眺めている人っていないもので、そんなこともあり、本当はボケーッと突っ立って見続けたいのですが、それもかなわず、「歩いていたら、こんな所に桜が」というような演技をしながら、桜を見て帰ってきたのですが、近所の本屋さんの外の雑誌が並べてあるコーナーがふと目に入りました。

ふだんは、その本屋の棚を見るということはないのですが、何となく目にしたところにあったのは、健康系の冊子でした。『爽快』とか、あっち系の健康雑誌のムックだと思うのですが、『免疫を高めると病気は勝手に治る』というものでした。

別に立ち読みをするでもなく、しかも、そんなに安い本ではないのですが、何となくそのまま買ってしまったのでした。

「なんでオレはこんなもん買ってるんだろ」

と思っていましたが、最近の「健康調べ癖」が影響していたのかもしれません。




「薬をやめなさい」という西洋医学の方向があったのですね

これは、新潟大学名誉教授の安保徹さんという方が監修されていて、日本自律神経免疫治療研究会に所属の医師の方々が執筆されているもので、つまり、完全な「西洋医学の本」なのですが、ちょっと読みますと、この本の主旨は、

「すべての薬をやめること」

の方向で書かれているものだったのです。

いろいろな記事があるのですが、その中に、高木智司さんという神経内科が専門のお医者さんが書かれた、「なぜ、薬は体に悪いのか? マクロファージとアセチルコリンに注目したら、その理由が判明」という記事があり、それを読みまして、はじめて私は、

基本的にすべての薬は人間の自己治癒力を弱めている

ことを知ったのでした。

今回は、その部分を抜粋してご紹介したいと思います。

決してわかりやすい記述ではないのですが、そこには、人間が本来持っている自己免疫力が「薬によって破壊されるシステム」が、書かれています。

これを、簡単に私の言葉で書きますと、

西洋医学の薬の作用は、「症状を出している原因の経路を遮断する」という方向にあり、これは確かに症状に効果はあっても、人間の自己免疫を促すシステムも「遮断」してしまう。

と理解しています。

本当に目からウナギが落ちるような(恐いわ)、いや、目からウサギが落ちるというか(もっと恐いわ)、まあ何が落ちてきてもいいんですが、西洋薬の「原因の遮断」という方向が、「自己免疫能力の遮断」と結びついていたということを知ったことは相当自分の人生に影響を与えそうです。

なお、専門用語がたくさん出てきます。

その中でも、理解しておかないとわかりにくいものを Wikipedia などからの説明で記しておきたいと思います。

アセチルコリン

アセチルコリンは神経伝達物質である。副交感神経や運動神経の末端から放出され、神経刺激を伝える。

抗アセチルコリン薬(抗コリン薬)

アセチルコリンがアセチルコリン受容体に結合するのを阻害する薬物のことである。抗コリン作動薬とも呼ばれる。この抗コリン作用によって副交感神経が抑制される。

この抗アセチルコリン薬が、人間の自己免疫システムの妨害をしているという主旨ですが、抗アセチルコリン薬というのが、どのくらいの薬の範囲にわたっているかといいますと、まず、抗ヒスタミン薬、つまり、

・かぜ薬全般
・花粉症などのアレルギーの諸症状を緩和する薬
・睡眠改善薬
・乗り物酔いの薬


さらに、

・多くの抗うつ剤(三環系抗うつ剤)、
・不安症やパニック障害等に処方される精神安定薬の多く(ベンゾジアゼピン系)
・胃腸鎮痙薬
・抗精神病薬
・パーキンソン病の薬


と、非常に多くの薬が、この抗アセチルコリン薬といえるわけで、これらが「人間の自己免疫能力を低下させる」のだそうです。

簡単にいえば、「かぜを治すためにかぜ薬を飲んでいること自体が、かぜの治りを遅くしている」と言ってもいいのかもしれないのです。

あと、マクロファージも記しておきます。

マクロファージ

マクロファージは白血球の1種。生体内をアメーバ様運動する遊走性の食細胞で、死んだ細胞やその破片、体内に生じた変性物質や侵入した細菌などの異物を捕食して消化し、清掃屋の役割を果たす。とくに、外傷や炎症の際に活発である。また抗原提示細胞でもある。

免疫系の一部を担い、免疫機能の中心的役割を担っている。

本来は、人間の体はこのマクロファージの働きで、ほとんどの病気は「自己免疫で治癒していく」のが、薬によって妨げられているというのです。

つまり、「薬を飲めば飲むほど、人間の免疫能力は落ち、病気は深刻化していく」ということです。

確かに、現在の日本や主要国の現状、つまり、高齢者で薬を服用していない人はほとんどいないというような現状を見ますと、現在の「不健全な高齢化社会」になってしまった理由がわかる気がします。

その高木智司医師の文章の一部を抜粋します。

実際には非常に長いものですが、


私たちの情報伝達システムは生命の存続を基盤に、いっさいの隙なく設計されています。生命の存続に最も重要な自然治癒力は、マクロファージとアセチルコリンという、動物進化を支えた絶対的な力で守られています。


ということを前提にして、後半部分を抜粋してみたいと思います。

太字の部分は、実際に本の中でも強調されていた部分です。



なぜ、薬は体に悪いのか? マクロファージとアセチルコリンに注目したら、その理由が判明 より
高木智司

西洋薬はアセチルコリンの作用を阻害するから治せない

マクロファージとアセチルコリンに注目してわかったのが、現代医学の根本的な矛盾でした。それも単純明快な話です。西洋薬の大部分が、神経伝達によって最終的にアセチルコリンの作用を阻害するから、病気が治らないのです。

しかも、アセチルコリンの働きは実に多様です。細胞膜の重要な成分として膜の機能を調整しているし、脳では体の日内リズムの形成や記憶、感情などを司る働きもしています。

アメリカには、「抗アセチルコリン剤を継続的に服用している高齢者の8割に、軽度の認知障害が認められる」との報告があります。これは、弊害のひとつに過ぎません。抗アセチルコリン剤の常用は老化を促進し、脂肪肝、腎臓の壊死、動脈硬化、脳出血、うつ病、統合失調症、発達障害などの発症リスクを高める事実を知るべきでしょう

そして、さらなる危険をはらんでいるのが、医学の行き詰まりを打開する新薬として注目される、分子標的治療薬です。それも、分子標的薬の多くがマクロファージの働きを阻害する目的で開発されているからです。

その理由は、マクロファージが血管を新生し、炎症やガンの成長を促進し、病状を重くするからだそうですが、それは大いに疑問です。

マクロファージが免疫細胞として処理しているのは、主に老廃物や、古くなった細胞です。炎症は代謝の亢進反応ですから、老廃物がふえますし、ガン細胞も新陳代謝を繰り返しながら成長します。

ですから、マクロファージが集まってくるのは当然ですし、そのマクロファージが血管を作るのも、老廃物や老化したガン細胞の処理能力を高めるためでしょう。

このように、マクロファージが引き起こす反応にはすべて意味があります。しかも、それらはすべて自分の分身、さらにいえば自分自身を守るための反応だからこそ、間違いはありえなかったのです。その大原則を理解してほしいと思います。




ここまでです。

ところで、これを書かれた高木医師は神経内科が専門ですので、他のページの記事に「抗うつ剤」のことについて書いていまして、そこにはこのようにありました。


抗うつ剤は、まだ使われ始めて 20年ほどの歴史しかないため、未解明な点が多い薬です。最も心配なのは、副作用。例えば、未成年では自殺リスクが2倍に高まり、暴力性は平均 8.4倍高まるとされています。自動車事故の危険性が 70%高まるという報告もあります。

薬をやめようとすると、めまいや知覚障害といった、離脱症状が現れるため、薬漬けになる人が少なくありません。さらに問題なのは、抗うつ剤の危険性が、医師にすら十分に認知されていない点です。

近年では、専門外の医師が、深く考えずに抗うつ剤を処方することもあります。



と書かれていましたが、

> 暴力性は平均 8.4倍高まる

これは驚きましたね。

「ほんまかいな」と思い、調べてみましたら、「抗うつ剤が原因の暴力と自殺についてのアメリカ食品医薬品局( FDA )の報告」というタイトルの記事がありました。

fda-Antidepressants.gif
Violence and Suicide Caused by Antidepressants Report to the FDA

今から、11年前にこんな報告があったのですね。

そして、それ以来、さらに爆発的に伸び続けている抗うつ剤市場。

抗うつ剤市場規模の推移
ssri-1.gif
シーマ・サイエンスジャーナル ai Report2011 抗うつ剤

2004年からだけでも、抗うつ剤の市場規模は倍にはなっています。
何だかもう・・・ダメだなこりゃ。

しかし、私は上の「薬が自己免疫を低下させる」という文章を読んで、本当に腑に落ちた部分があるのです。

私は若い時にパニック障害で、結構な期間、薬を飲んでいました。

それは上にもあるベンゾジアゼピン系といわれるもので、不安神経症やパニック障害の人たちに最も多く処方される「定番」の薬です(私が服用していたのはレキソタンという薬)。

その一覧は、ベンゾジアゼピンの一覧にありますが、多分、この中のどれかを服用した経験のある方は非常に多いと思います。普通の内科でも処方されることも多いです。

これが「抗アセチルコリン薬」だと、今回初めて知ったのですが、確かに薬を服用していた時には、まずはカゼを引きやすい。

そして、原因不明の体調不良が多い、などをたくさん経験しました。
今の年齢で原因不明の体調不良ならわかりますが、その頃はまだ 20代前半ですからね。

そして、30代の前半には、深刻な原因不明の微熱と体調不良に数ヶ月ほど陥ったこともありますが、今思うと、あれも・・・。

もちろん、すべての薬が抗アセチルコリン薬ではないですので、タイトルの「すべての」という表現は間違っていますが、「ほとんど」とは言えると思います。

そして、この高木医師の書いていることは、この本の監修でもある「日本自律神経免疫治療研究会」に所属している医師たちの共通認識だと思われます。

薬漬けは良くないよなあ・・・と、何となくは誰でも思っているわけですけれど、具体的な論拠を知らなかったですので、「それでも薬は効くこともあるし」というようなとらえ方をしていました。

しかし、どんな薬でも、長期的な服用は「必ず悪い方向に行く」ということがわかった気がします。

もちろん、緊急に服用しなければならないような薬はともかく、「薬を飲む機会を減らしていく」ということは大事なことなんだと始めて理論的に知ることができました。

ところで、同じ本に、腎臓内科などが専門の内山葉子さんという女性医師の「健康のために毎日牛乳を飲むのはやめよう」という内容の文章も書かれていて、これも興味深いです。




牛乳を飲むということ

何が興味深いかといいますと、私自身は、牛乳はまったく飲まない人なんですが、自分はともかく、小学校や中学校などでは毎日のように牛乳が出ているわけですが、「子どもたちに毎日飲ませて大丈夫なものなのかな」と思っている部分がずっとあるのです。

大人は何を食べようが何を飲もうが、自己判断と自己責任の世界ですが、学校で強制的に出されるものについては、子どもたちには拒否権はなかなか与えられない面がありますし。

その牛乳を、この内山医師は、

もう「牛乳神話」は崩壊させなければなりません。

というような強い口調で、牛乳の常飲の習慣を非難しています。

興味のある方もいらっしゃるかもしれませんので、その根拠が書かれている部分を抜粋します。

文中に出て来る「カゼイン」というのは、牛乳やチーズなどにふくまれるリンタンパクの一種です。

また、「乳糖不耐症」という言葉が出てきますが、Wikipedia によりますと、

乳糖不耐症とは、消化器系統で乳糖の消化酵素(ラクターゼ)が減少して生じる不耐に関する諸症状のこと。多くの場合、消化不良や下痢などの症状を呈する。

とあります。

では、ここからです。



牛乳は腸の免疫をくずす より
内山葉子

そもそも牛乳はウシの赤ちゃんの飲み物です。そこに含まれるたんぱく質は、人間が消化することのできないα(アルファ)型のカゼインが中心です。そのうえ、人間が飲む状態の牛乳は、加熱殺菌されているため、たんぱく質の分解に必要な酵素も死滅しています。

体に入っても分解できないたんぱく質は、未消化となって腐敗し、腸の中を汚したり、アレルギーの原因となったり、発ガン物質を発生させたりします。

また、日本人の 75%は乳糖不耐症です。このため、牛乳などの乳製品をとると便秘や下痢を起こし、腸の状態が悪化します。

カゼインは、胃の中でミネラル障害を起こすこともわかっています。特に、乳製品は鉄不足を招きやすいので要注意です。鉄は、赤血球やコラーゲンの材料で、酵素活性を促します。不足すると、体が冷えやすく、疲れやすくなります。また、粘膜障害からカゼを引きやすくなったり、胃腸の状態も悪くなります。

こうして、免疫細胞の 70%が存在するといわれる腸が不健康になると、当然、免疫力は低下します。腸が常に荒れているということは、慢性炎症があるということです。慢性炎症は、動脈硬化やガンなど、さまざまな病気の危険因子になります。



ここまでとしておきます。

まだまだずっと続くのですが、中には、

牛乳を飲むと、カルシウム不足を招くことが報告されています。

という記述もあったりして、これらがすべて本当なら、戦後の食育は何がどうなっていたのかというような気もしないでもないです。

この学校給食は、給食の歴史というページによりますと、昭和21年に法令化されて始まったようですが、最初から牛乳(当時は脱脂粉乳)がついていたようです。

昭和22年の学校給食の一例
s22.jpg
給食の歴史


まあ、この学校給食と牛乳の関係は、牛乳神話を疑えというサイトなどを見ても、いろいろな「大人とお金の事情」が絡んでいることがわかりますが、下の図のように、特に、1964年に脱脂粉乳から牛乳となってからの日本人の牛乳摂取量はものすごいものがあります。

milk-2000.gif
アレルギー児と学校給食

1955年との比較では、10倍くらいになっているといっていいのですかね。

このグラフのあったサイトは「アレルギー児と学校給食」というサイトなのですが、戦後の給食の始まりについて以下のように記述されています。


戦後、GHQと日本政府が協議した際、GHQのサムス大佐は米と味噌汁の給食を提案しましたが、日本高官は「給食のために主食を特別に配給することは不可能」と断りました。

その後、牛乳(脱脂粉乳)と小麦(輸入小麦)による給食が始まりました(このことが、現代の食物アレルギー増加の根源となっていると思われます)。(略)

1947年、学校給食開始とともに脱脂粉乳の摂取が始まり、1964年には、脱脂粉乳に代わって牛乳が出されるようになりました。

そして、この頃から日本人の牛乳摂取は急激に増え、約10年後の1975年ごろ、つまり、牛乳を学校給食で飲んで育った子供たちが成人し、次の世代を生み始めた頃から、アナフィラキシーなどの重篤なアレルギー性疾患を起こす子供たちが生まれ始めました。



とあり、ここに書いてあることが正しいのだとすれば、学校給食で牛乳を毎日飲んで育った世代から生まれた子どもたちにアレルギーの子どもたちが多く生まれたということが言えそうです。

私などの 50代などの世代も、小中学校で毎日、牛乳を飲まされていました。まあ、そのトラウマのおかげで、その後、大人になって、まったく牛乳を飲まなくなりましたが。

ちなみに、どのくらいアレルギーの子どもたちが増えたか。

これは、食品起因アナフィラキシー症例という食物などが要因でアレルギー反応を起こす子どもたちの数の推移のグラフが明確にしてしています。

食品起因アナフィラキシー症例の子どもが生まれた年(154例)
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ただまあ、子どもたちにいろいろなことが起きていることは、過去記事の、

日本の未来 : 子どもに関しての、そして、高齢者に関しての統計データから受けた衝撃
 2015年01月28日

という記事や、あるいは、

胎内で200種類以上の汚染物質に包まれながら成長して生まれてくる赤ちゃんたちのサバイバル。そして、生まれてからはフッ素で松果体を破壊される子どもたちのサバイバル
 2015年02月01日

など、いくつかの記事で書きましたように、「現代はいろいろな悪影響をもたらす要因が多すぎる」ということがあり、さまざまな化学物質や、それこそ様々な薬などが一気に台頭してきたのも、1960年代頃からで、何かこう、その頃の時代に何らかの「人類が開けてはいけない箱」的なものが開き始めていたのかもしれません。

それにしても、薬については、これからの人生で考える部分があります。
基本的に「すべて良くない」のですから。

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2015年04月01日



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▲ 2015年3月31日の EXPRESS より。大型ハドロン衝突型加速器( LHC )運用の年間予算は約 1100億円。



テトラッドの3回目の皆既月食がやってくる

思えば早いもので、4回連続する皆既月食(テトラッド)と、過去のその時期に起きていたことなどを調べました記事、

赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった
 2014年04月06日

から、もうすぐ1年になります。

下のような感じで、この1年間が流れました。

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そして今は、ユダヤ教の重要な祭事のひとつ過越(すぎこし / ペサハ)の祭の少し前で、その過越祭の日と、皆既月食がシンクロするのです。

この「過越」という不思議な名称の祭の由来は旧約聖書にあり、その発端は、

神が、エジプトに対して十の災いを臨ませる。その十番目の災いは、人間から家畜に至るまで、エジプトの「すべての初子を撃つ」というもの

という災いを「避けることに成功した」ことを祝う祭といっていいかと思います。

上に「すべての初子を撃つ」とあるように、子どもたちに厄災が降りかかる「神の罰」に対して、神が災いを与えずに「通り過ぎていった」、つまり、過ぎ越していったというところから来ています。

そして、その「災いを避ける方法」は、

血の犠牲

です。

正確には、子羊の血を家の鴨居に塗った家には神は災いを与えないとされるものでした。

そんなわけで、なかなか血なまぐさい起源を持つ祭事ではあるのですが、その日と「赤い月」の時期が2年にわたりシンクロするのですから、あくまでイメージとしてですけれど、昨年は「この期間は血なまぐさい感じとなってしまうのかな」というものは感じていました。

赤い月と書きましたが、皆既月食は下のように赤くなるためです。

blood-moon-2015.jpg


実際、20世紀にもあった、4回続いた皆既月食とユダヤ教の祭事の時期がシンクロした 1967年や、その前の 1948年 - 1949年の時に共通していたキーワードは、

・戦争
・大量死
・中東
・イスラエル
・ユダヤ教
・イスラム教


というようなもので、暴力、あるいは、大量死を伴う出来事が多く起こり、その期間には、イスラエルという国も出現しました。

今年は、いまだにテトラッドの渦中にあるわけですが、この1年は、 IS なども含めて、上のキーワードと合致する出来事が多かった気がします。

そして、私たちはどんどん事件を忘れていきますが、佐世保の女子高生による殺人事件とか、川崎の中学生が殺されてしまった事件とか、切ない気分になるような事件も続いていた気がします。

この時期に起きた大きな事故として、思い出せる事故は下のようなものがあります。

・2014年03月08日 マレーシア航空370便 消息を絶つ(乗客乗員 239名 / 安否不明)
・2014年04月16日 韓国セウォウル号の沈没( 295 名死亡)
・2014年07月17日 マレーシア航空17便 ウクライナで撃墜(乗客乗員 298名 / 全員死亡)
・2014年07月23日 トランスアジア航空222便 台湾で墜落(48名死亡)
・2014年07月24日 アルジェリア航空5017便 マリで墜落(118名死亡)
・2014年08月10日 セパハン航空140便 イランで墜落(39名死亡)
・2014年12月28日 エアアジア8501便 インドネシアで墜落(乗客乗員 162名 / 84遺体収容)
・2015年03月24日 ドイツ旅客機が墜落(乗客乗員 150名 / 全員死亡)



やはり、1度にこれほど多くの方が亡くなるような事故がこれだけ続くというのは、異常かどうかはわからないですけれど、「普通ではない」とは思います。

私たちはどんどん忘れていきますので、他にも、思い出せないようないろいろな事故、火事、犯罪などがあったのだと思います。

特に私は最近、固有名詞が覚えられなくなってきています。

例えば、昨年、欧州宇宙機関の探査機ロゼッタが着陸した彗星の名前は?

チ・・・。

ほら、もう「チ」までしか覚えてないですよ。

過去記事を検索しまして、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星だと思い出しましたが、覚えるのは、一生無理かもしれません。

まあ、そんなことはどうでもいいんですが、それにしても「3回目の皆既月食まであと数日」となった最近、何だかどうも世界がおかしいのです。




トルコ全土での停電から思い出した「スタクスネット」

このトルコの大規模な停電については、日本語でも多く報道されています。

cnn-turkey-01.jpg

▲ 2015年4月1日の CNN トルコ全土で停電、テロの可能性も排除せず より。


上の記事には、


停電は首都アンカラを含め、トルコの全81県のうち45県に及んでいる。

アナドル通信はスロバキア訪問中のユルドゥズ・エネルギー相の話として、停電の原因は分かっていないと伝えた。サイバー攻撃の可能性については肯定も否定もできないと述べている。



とあり、原因不明である上に「サイバー攻撃」という文字も出ています。

サイバー攻撃でひとつの国のほぼすべてを停電させることなどできるのか? ということに関しましては、「できるかできないか」という可能性だけの話でいえば、「できる」はずです。

もう5年前ですが、

中国で始まった史上最大のサイバー戦争 : 産業コントロール網を破壊するスタクスネット
 2010年10月01日

のという記事の中で、原子力発電所と全インフラをターゲットにしたサイバーテロ攻撃を可能とする「スタクスネット(正式名: W32/Stuxnet)」と名づけられたワーム(コンピュータウイルス)について記しています。

少し抜粋しますと、下のようなことが可能となります。


AFP 「スーパーサイバー兵器スタクスネットの照準が中国に向けられる」より

スタクスネットは工業の中心に位置するような機械を制御するコンピュータに侵入することができるという点で世界中の専門家が恐れている。攻撃者はポンプやモーターや警報などの重要なシステムの制御を乗っ取ることができるのだ。

技術的には、工場のボイラーを爆発させたり、ガスのパイプラインを破壊したり、あるいは、原子力設備を故障させる原因を発生させることができる。このウイルスは、給水、石油採掘装置、発電所などで使用されているドイツのメジャー多国籍企業シーメンス社の特定のシステムを標的にする。

「これまでのように個人データを盗んだりするのではなく、この破壊工作ソフトは、プラントを破壊して、産業のシステムに打撃を与えるために特別に設計されているのです」と、アンチウィルス・サービス・プロバイダのライジング・インターナショナル・ソフトウェア社のエンジニアがグローバル・タイムズに語った。



というもので、このプログラムのもともとの目的が、発電所を含むインフラを攻撃するためのものですので、仮にトルコの発電所のコンピュータシステムが「感染していたなら」、あとは、いつ作動させるかというだけだった「かもしれない」ということにもなります。

ちなみに、 2010年の中国への大規模なサイバー攻撃で、中国では、600万台以上の個人のコンピュータと、1000社以上の企業のコンピュータに、このスタクスネットが感染したと見られていることを新華社が報じています。

それが5年前の話ですから、今このタイプのウイルスがどれだけ進化していて、世界のどれくらいの数のコンピュータに感染しているか、まったくわからないということがあるのです。

こういうタイプのウイルス(厳密には、ウイルスと呼ぶのは正しくないのですが、まとめてウイルスと書かせていただきます)は、その後もどんどんと出てきていまして、2012年には、

地球文明を破壊する威力を持つウイルス「フレーム」が歩き始めた
 2012年06月10日

という記事で、やはり、インフラへの攻撃が可能なフレームというウイルスのことを記したことがあります。

この時、ロシアのセキュリティ専門家のカペルスキーという人は、以下のように語っています。

「これが私たちが知っている世界の終焉となることが恐ろしい」

そして、カペルスキー氏は、世界中でこのようなインフラ破壊ウイルスが開発し続けられていて、それらの感染は今後さらに拡大するだろうとしています。

その影響としては、「全面的なインターネットの停止」と「重要なインフラ施設への攻撃」が最も重大だとしています。

そして、これからでも、すでに3年経っています。

ウイルスの開発は官民共にどんどん進んでいるでしょうし、感染したパソコンの数も・・・いや、3年前や5年前と違うのは、今は、スマートフォンやタブレットを使う人たちの数が飛躍的に増えたということがあります。

パソコンなどと比較すると、セキュリティに関して非常に脆弱な面があったり、あるいは、ユーザーのほうでも、「自分のスマホやタブレットにウイルスが仕込まれている」と思って使っている人は少ないような気がします。

しかし、実際には「何か悪質ないろいろなもの」に感染しているスマートフォンやタブレットの数は、かなりのものだと推測されます。

そして、インフラ攻撃関係ではないですけれど、最近のサイバー犯罪で際だったものとして、今年2月に書きました、

カルバナクの衝撃 : サイバー攻撃での世界の金融システム崩壊が早いか、それとも「預金封鎖」がそれより早いのか
 2015年02月19日

という記事で、「ハッカー集団が 1200億円を銀行から奪っていた」というサイバー犯罪をご紹介したことがありますが、この報道を知った時、


こんなことが出来るんだったら、軍隊や国家などがおこなえば、ターゲットにした国家の銀行システムの一斉シャットダウンとかも可能なのでは。


と思ってしまいました。

さらに拡大した話で書けば、「銀行システムの崩壊 = 資本主義の崩壊」まで導くことのできる可能性を示した犯罪だったと思います。

トルコの大停電から、こういうような一連のことをいろいろと思い出す中で、ここ数日の間には他に、「オランダの大停電」がありました。

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▲ 2015年3月27日の AFP オランダ首都で大規模停電、空港まひなど混乱 より。




LHC も故障してしまいました

あるいは、さすがに苦笑してしまったのは、冒頭に貼りました「 欧州原子核研究機構( CERN )の大型ハドロン衝突型加速器( LHC )が故障し、実験が延期」という出来事でした。

少し前に、

CERN (欧州原子核研究機構)が「極小ブラックホールの生成実験」に着手。その結果は「パラレル・ワールドとのコンタクト」か、あるいは・・・
 2015年03月23日


というタイトルの記事を書きましたが、これは、英国エクスプレスの記事の、

大型ハドロン衝突型加速器の科学者たちは、いずれ「パラレル・ユニヴァース」とコンタクトすることを願っている

という意味のタイトルの記事を翻訳してご紹介したのですが、その1週間後に同じエクスプレスで、

パラレル・ユニヴァース探索は大型ハドロン衝突型加速器の故障で延期になりました

というタイトルのニュースを見るとは思っていませんでした。

それにしても、この大型ハドロン衝突型加速器というのは、「とてつもない予算」をかけて建設されたものなのですよ。

正確な建設金額は記載が見当たらないですが、建築費用だけで 3000億円程度はかかっているのではないでしょうか。そして、「運営費」だけでも、年間 1100億円程度かかっているという、科学施設としては異例の巨額な資金がかけられているものです。

それほどの予算で建設されたものが、こうも簡単に故障してしまうということに、失礼ながら、どうにも苦笑感が漂ってしまった次第です。

大型ハドロン衝突型加速器も稼働をした場合は、それはそれで何となく不安を感じている人々もいるのですけれど、何より、こんなに簡単に故障するものを稼働させるということ自体もどうも・・・。

何かいろいろと変な感じです。

それに、フランスの旅客機事故以来、他の国でも旅客機関係の出来事が続いています。




まだまだ「何か」が続いてしまうのかどうか

フランスでの旅客機事故の余波が続いている中ですが、2日前には、カナダでも、非常に危ない結果となりかねなかった事故が起きています。

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▲ 2015年3月30日の NHK カナダ 旅客機が着陸に失敗 23人軽傷 より。


乗客の1人は「強い衝撃を受け、エンジンから火が出ているのが見えた。そのあと機体は数回バウンドして滑走路を越えて停止した」と話していました。

ハリファクスは当時、雪が降り視界が悪かったほか、旅客機が空港近くで送電線に接触したという情報もありますが、着陸失敗との関係は分かっておらず、カナダの航空当局が事故の原因を調べています。



この報道を読んでいますと、カナダのハリファクスでは「まだ雪が降っている」ことがわかります。
しかも、かなりの雪だったようです。

ところで、全土で停電が発生したトルコでは、旅客機関係の奇妙な出来事も起きています。

トルコ航空機内に「爆弾」と書かれたメモが発見されて、旅客機が引き返すという出来事があったのでした。しかも、2日間で2度も。


機内トイレに「爆弾」のメモ、トルコ航空機が行き先変更
CNN 2015.03.31

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乗客256人を乗せてブラジルに向かっていたトルコ航空の旅客機が、「爆弾」と書かれたメモが機内で見つかったことを受けて急遽行き先を変更し、モロッコのカサブランカに着陸した。

同航空によれば、同様の理由で行き先を変更したのはこの2日間で2度目だという。29日にはイスタンブールの空港を出発した便の機内トイレで「C―4カーゴ」と書かれたメモが見つかり、同機がイスタンブールに引き返していた。C―4は一般的な爆薬の名称。同機の捜索でも爆弾は見つからなかったという。



爆破予告というのは、何度かイタズラ的に繰り返された後に実行されることも過去にありまして、それで、現在もちょっとトルコの航空関係者は神経質になっているようですが、これも連続して事故が続いている旅客機関係だけに、やや不穏な感じです。




半年間にわたりフランスの原発上空を飛び続ける無人機

昨年11月に、「フランスの原発の上空を飛び回る所属不明のドローン(無人機)」について、

フランスの原子力発電所に「正体不明の謎の無人機」が飛来し続ける中、メキシコの原発上空にも謎の無人飛行体が出現
 2014年11月10日

という記事でご紹介したことがあるのですが、「今も飛んでいる」のです。

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▲ 2015年3月4日の telesurtv より。

この報道によりますと、2014年10月からの無人機の報告数は 60件に上り、現在は原発上空だけではなく、パリなどの上空も偵察するかのように飛び続けているのだそうで、英国の安全保障の専門家は、フランスのことを言っているのか、欧州全体のことを言っているのかわかりませんが、

「テロの脅威に対して、極端なほど脆弱だ」

と述べています。

要するに、この無人機に何か(兵器、病原菌、化学兵器など)を仕掛けて攻撃された場合、防御のすべがないというようなことだと思います。

それにしても、半年間も飛んでいて、いまだに対策を取っていないというのも何だかあれですね。

そんな感じで、いろいろなところで「何だかどうもおかしい」というようなことが起き続けています。

もうじき3回目の皆既月食です。
そして、その後、4回目の皆既月食の日がやってくるまで半年ほどの期間があります。

どんな時期となるのでしょうか。

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