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2015年07月30日



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科学と「心」を一体化させる取り組みは「すべてを示すことのできる未来の科学」への新しいコペルニクス的大転換を導くか



人間が先天的に持つ直感力の威力を科学に融合させる試み

Science-Intuition-top.gif

▲ 2015年07月29日の米国 Epoch Times より。



不運なとき、病気のときこそ

最近、興味をひく記事がどうも長いものが多くて、前回の

「私はいかにして病気を愛するようになったか」 : 筋ジストロフィーに対しての…
 2015年07月29日

もわりと長いものでしたが、今日はさらに長いですので、やはり、あまりいろいろ書かないで本題に入りたいと思っています。

ところで、私が前回の 筋ジストロフィーのアメリカ人女性の態度に感心したのは、彼女の症状による現在の状態が不可逆性、つまり、あくまで今の医学ではですが、元に戻らないものだからです。

風邪とかガンとか糖尿病などのように、治ってしまえば、肉体的な後遺症をのこさない病気がある一方で、その状態が不可逆性となってしまうものも多くあります。

彼女の筋ジストロフィーも、あくまで今の医学ではですが、萎縮した筋肉が元に戻ることはないのです。

なので、たとえばですが、アンバーさんの病気の進行が何らかの理由で「完全に止まったとしても」、萎縮してしまった筋肉は、(現在の医学では)元には戻らないものだと思われます。

「現在の医学では」と何度も入れていますのは、たとえば、器官の「石灰化」も、たとえば、血管でも松果体でも、石灰化してしまうと元には戻らないとされていますが、

ソルフェジオ周波数 528Hz に石灰化した松果体を正常に戻す可能性がある?…
 2015年02月07日

という記事に、私のお知り合いの方が、心臓の血管が石灰化していることを指摘された後、528Hz の音叉を胸に当ててから眠るようにしたところ、1年後には石灰化が消えていたという例のことを書いたことがあります。

なので、「それは戻らない」という現代の医学とは別の方法もいろいろとある可能性があります。

そういえば、もう少し詳しくわかれば、いずれ書かせていただくかもしれないですが、何とか細胞とかではない「再生医療」が発見されていまして、

発見、超音波に皮膚の再生を促進する効果。副作用なし、3〜4年後には実用化の可能性も
 engadget 2015.07.18

という記事で日本語で紹介されていますが、「音」で、皮膚の再生を促進させちゃうんです。

医学もこれからが、いろいろな意味での大転換のステージになると思います。

さて、話が逸れましたが、アンバーさんの筋肉の萎縮は、現時点では不可逆性と考えられるわけで、つまり、「自分では立ち上がることも、歩くことも難しい」という状態は、おそらくは(通常の現代医学の概念では)ずっと続くものだと考えていいものだと思います。

肉体は治らない。

つまり、「心と体」の「体」のほうは治らない。

では、どうすればいいでしょうか?

それは、「心と体」のもういっぽうを起動させるしかない、つまり、アンバーさんのように「心を変える」しかないと思うのです。

心を、変化してしまった自分とその原因を愛してみるという究極的な方向に。

動くことがあまりできなくて食べることもできない自分を愛したり、その原因となった病気を愛することは半端な思考ではできないです。

それでも、そのように「心」の方向を持っていかないと、命が続くこれからの人生が一体何であるのかよくわからなくなる。

もちろん世の中には、傍から見れば、非常に苦しい、あるいは厳しい状況や環境の中で「楽しく生きている」という人も実際にたくさんいるはずですが、今の世の中というのは、なぜだか、

「苦しんでい生きてきた人を賞賛する」

ような風潮がずっとあるような気がします。

有名人などの話でも、「こんなような苦労をしまして」という人の話や、涙しながら話をするようなもののほうが人々に受ける面があります。

「苦労とかは感じたことがないですね」

という人の話は、たぶん、テレビなどでは受けないように思われます。

どうも、現代社会というのは、「人にはみな不幸であってほしい。今でなければ、過去でもいいから不幸であってほしい」という気持ちがみんな強すぎるように思います。

これに関して、日本最初の鉄腕アトム・・・じゃないや、日本最初の整体師の野口晴哉さんも、


haruchika-s2.jpg

いつも希望を持って楽しく生きること。どんな苦しみも避けないで迎えうつこと。余分に苦しまないこと。不幸や苦しみを知らないこと。

それ故養生の人は不幸や苦しみを見ません。

こうして楽々悠々生きておりますと、自ずからその息が深く調って乱れないのであります。


野口晴哉bot


と言っています。

また、日本最初のヨガ行者の中村天風さんは、この「積極的で明るい心を持ち続ける必要性」について「だけ」を語り続けた方といってもいいと思います。

「どんな時にも前向きで、積極的であれ」と。

それが人間の生きている意味だと。


中村天風『運命を拓く』より

tenpu-s7.jpg

考えてみよう。人間が不運や病気に冒されたとき、それを心配したり悲観したりするのが、真理だとしたら、人間なんて値打ちが少しもなく、人間ほど惨めなものはないと思わないだろうか。

考えてみよう。人間はこの世に悩むために来たのではないだろう。心配するために来たわけではなかろう。悲観するために来たのではないだろう。

つまり、一生を暗く生きるために来たのでは断じてない。まこと尊きかな、人間は進化と向上という偉大な尊厳な宇宙法則を現実化するために、この世に生まれてきたのである。

(略)

よく考えてみよう。人生には、特に病が生じたり、運命が悪くなったときは、ひとしおその生命の力をより強くする必要があるときなのである。

何でもないときは、さもあらばあれ、病や運命が悪くなったときには、そのときこそ、生命を守る戦いを開始しなければならないのだ。そのときに、戦いに勝つものは、力なのだ。

しかも、その力を強くするには何をおいても、第一に心を積極的にしなければならないのだ。それを、悲観したり心配したりして、心を消極的にして、なおかつ、より価値高く活きようとする考え方は、火だねなしに炭から火をおこそうとするのと同じである。





ここで、中村天風さんが言う、

> 人間が不運や病気に冒されたとき、それを心配したり悲観したりするのが、真理だとしたら、人間なんて値打ちが少しもなく、人間ほど惨めなものはないと思わないだろうか。

という言葉と、今の時代に広がっている「不幸を悲しむのが当然だとする世界」は、人間存在の価値を非常に貶めている社会だというこことにも気づきます。

やはり、今の世界は、未来の人類のためになるべく早く破壊されるべきだと思います。

それはともかく、「不運な時や病気の時こそ、強く、前向きで、積極的であれ」という天風さんの言葉を再度、「言葉ヅラではなく」現実的に実践したいですし、実践される方が増えるといいですね。

アンバーさんは、天風さんの言葉の意味のひとつの方向性を具体的に見せてくれたひとりだと思います。

またダラダラとどうでもいいことを書き始めそうですので、今回の翻訳記事に移ろうと思います。

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「直感と科学の融合」を推し進めるアメリカの物理学者

今回の翻訳記事をご紹介する前に、先月の、

《特報》「人間によって観測」されるまでは「この世の現実は存在しない」ことを、オーストラリアの量子学研究チームが実験で確認
 2015年06月06日

という記事があるのですが、そちらを読まれていない方は、読まれてから、今回の記事をお読みいただくと幸いです。

上の記事は、

「人間の意識が、科学の観測結果に干渉している」

ことを示すもので、それはすなわち、

「モノと人間の意識がつながっている」という可能性

を示す量子力学の実験をご紹介したものですが、今回は「直感と科学を融合させる」ことを研究し続けているアメリカの科学者のお話です。

直感と科学の融合というのは、すなわち、

「心と科学の融合」

です。

そして、この科学者はおおむね、その試みで成功しています。

さきほどリンクしました量子力学の実験もそうですが、今、科学は大きく変わろうとしているのだと思います。

本当に「大きく」。

科学が変われば、医学も変わります。

コペルニクスやニュートンやアインシュタインの時のような過去の大転換を上回るような大転換が近づいていることを感じます。

記事はここからです。



Major Shift in Science Underway, Intuition Could Play Big Role: Expert Discusses
Epoch Times 2015.07.29


科学の世界で進行中の巨大な変化、「直感が大きな役割を果たし得る」:専門家は語る


直観という存在は、何か曖昧で抽象的なもの……だろうか? 

そして、科学は明晰でしっかりとしたもの……だろうか?

直感と科学という、一見すると相反するこのふたつは、それにもかかわらず、よく混じり合う。

そして、ウィリアム・H・カウツ博士( Dr. William H. Kautz )は、未来の科学は「直感と科学の混合」が起こり得ると考えている。

カウツ博士は、1951年にマサチューセッツ工科大学( MIT )で博士号を受けた後、スタンフォード国際研究所( SRI International )で、34年間にわたり、コンピュータサイエンスと社会科学の研究をおこなった。

1977年に、博士は、いくつかの科学の分野に、直感とその適用の性質について研究するための組織「直観適用センター( Center for Applied Intuition )」をサンフランシスコに設立した。

「今、科学は生みの苦しみのさなかにあるのです。その苦しみとは[心と科学が一体となっていない]という状態ではない中で、心と科学を一体化させようとする苦しみです」

カウツ博士は笑いながら言う。

「それは客観的な手段によって、主観的な領域を探求しようとする試みなんです」



科学の危機、変化の必要性

心(主観)が材料科学実験(目的事象)に重要な役割を果たしているという多くの兆候がある。

量子力学の登場は、観測結果に私たちの意識が物理的な影響を持っていることが示されていることを明らかにした。

また、量子力学は、私たちの科学の全体的な視点が何か根本的に間違っていることをも私たちに示している。

アメリカの理論物理学者ブライアン・グリーンは、1999年に、ピューリッツァー賞にノミネートされた著作『エレガントな宇宙』を書いた。

「これらは両方、現在、公式化されていますが、一般相対性理論と量子力学を両方とも正しいとするわけにはいきません。この 100年のあいだ、物理の基礎の世界に驚異的な発展をもたらした一般相対性理論と量子力学の2つの理論は、相互に互換しないものなのです」


Einstein-intuition-quote.jpg

▲ 「発明は建設的な行為として発生する...本当に価値のある要素は、直感だ。アルバート・アインシュタイン」


科学者たちは、このような非互換性を両立できる「すべてを説明することの出来る理論」を求めていることに対して、カウツ博士は、「直感を使って」科学をより総合的なアプローチに近づけるための研究を続けている。

博士の研究は、私たちが主観によって、「主観的なこと」と「物質ではない領域」を探求することを可能とする可能性がある。

17世紀に、フランシス・ベーコン卿の科学的なアプローチにより、神秘主義者とその直感的な知見は、科学の戦列から離れ現在に至っている。

そして、21世紀の今、カウツ博士の研究は、科学的な方法に直感を追加した場合、それは科学へ大きな利点を追加するかもしれないことを示しているのだ。

博士は、科学の分野でいまだに答えの出ていない問題のいくつかの答えを見つけるために直感を使用することを始めている。

そして、その後に、直感を通して得られたその知識を確認するために、従来の科学的調査を使う。



地震を理解するために直感を使う

1970年代後半、カウツ博士は、強い直感的な能力を持つ8名の人物を集めた。

そして、彼らに個別に「地震の予測をどのようにすると良いかを考えてみてほしい」と尋ねた。
8名は科学者ではなく、一般市民から選ばれた人たちだ。

博士は、地震の前兆についての彼らの回答の中で共通しているものを集め、合意としてまとめた。

2012年に、博士は、その合意を再検討し、科学誌『ジャーナル・オブ・サイエンティフィック・エクスプロレーション( Journal of Scientific Exploration )』に『地震のトリガー:直感的な合意により得られた洞察力の検証』というタイトルの論文を発表した。

博士は論文の中で次のように述べている。

「調査から 30年後にこれらの直感の知見の再検討をおこなったところ、主流の地球物理学誌に報告された多くのその後の発見の中で、専門的な直感は、地震の前兆との関連で、驚くほど正確な情報を提供していたことが明らかになった」

例えば、電離層と上層大気中に起きる地震の前兆の知見が、8名の直感から合意を得られたが、これは当時の地震学者には信じられない概念だった。

しかし、1980年代になり、人工衛星が、大地震が発生する前に高層大気で起きるいくつかのこのような前兆事象を検出したのだ。

近年では、NASA の科学者を含む研究者たちは、人工衛星や他の手段で、電離層の電子や赤外線変化などの地震の前兆を探査すすために、いくつかのモニタリングプログラムを稼動させている。

マサチューセッツ州のイースタンナザレ大学の電気エンジニアであるピエール・リチャード・コーンレイ( Pierre-Richard Cornely )氏は、アメリカ地球物理学連合の 2014年の年次総会で、これらの線に沿った新たな研究を発表した。

科学誌アース・マガジンによると、コーンレイ氏は、マグニチュード7の地震が起きたハイチ上空で人工衛星によって記録された珍しい大気の電子活動を発見した。



古代エジプト語を復元するために直感を使用する

1930年代のイギリスの学校教師アイビー・カーター・ボーモント( Ivy Carter Beaumont )氏は、普通ではない言葉を話し、また、それをたくさん話した。

彼女は、自分の話している言葉は、古代エジプトの言葉であると主張したが、ロンドンのエジプト学者たちは、その時にはそれを否定した。そして、学者たちは、徹底的にそれを研究することを拒否した、とカウツ博士は述べる。


Egyptian-hieroglyphs.jpg
・古代エジプトの象形文字。


カウツ博士はこのことについて、録音された彼女の実際の音声と、発声の記録が書き記された 44冊のノートと共に、独自の研究を進めた。

また、当時のボーモント氏とエジプト学者の会話で、その学者が母音の位置を挿入した記録もある。

古代エジプトの石碑や文書に描かれた古代エジプト文字には母音が描かれていないので、今は使われていない古代エジプト語がどのような響きを持つものかは誰にもわからないのだ。

ボーモント氏は、エジプト学者が母音を挿入して話したことを完全に理解したところから、彼女は、古代エジプト語を純粋に話すことができたことを示すと、カウス博士は言う。

さらに、カウツ博士がおこなった音声了解度試験によって、ボーモント氏の話した言語と書いた言葉が、エジプトの石碑のものと同一であることを確認した。

「このエジプト語の実験はかなりの経験でした」とカウツ博士は述べる。

「直観というこの人間の先天的な能力を、いかにして統合させて、それをさまざまに異なる方法の上に動いている既存の科学の中に組み入れていくかというのが大きな問題です」

「科学のさまざまな変化は、とても遅い場合があることを私たちは知っています。なぜなら既存の科学を、多くの人々が確信していて、変化させるには確信が多すぎるからです」

「だから、私たちは、証拠となるものが得られるように、ここで何かをやろうと挑んでいます。そして、それを科学の経験的側面から注意深く考えるのです」



直観とは何か?

「直観は、知見( knowing /ノウイング)の別の方法として提供されます」とカウツ博士は述べる。

「それはまた先天の知見とも呼ばれます」

「多くの人々は、直感的に情報を受信したとき、通常、すぐそれを拒否します。突然、真実の欠片が登場すると、うろたえてしまうのです。しかし、しばしば、それは真実です」

「あなたがたはそのようにして”知る”のです。これについては疑う余地がありません」

「直感とは何か? それは、人が直接的に知見を得るためにある人間の能力です。その場合、通常の意味での合理性や感覚、あるいは記憶を使わずに得るのです」

カウス博士に、この人間の直感というものはどこから来ているものなのかと尋ねた時、博士は次のように答えた。

「人間のやさしさはどこから来ましたか? それはあなたが生まれた時からあるものです。それと同様に、直感は人間として生まれた時からもたらされているものです」

カウツ博士は、科学者としてのキャリアをスタートさせた時点では「かなりストレート科学者」だったと、彼は言う。そこから博士は新しい地平、熟練した直感力へと導かれた。

熟練した直感を持つさまざまな人々との出会い、直感の科学のための場所を見つけるための探究に彼を導いた。

「というか、私は、直感で科学のための場所を見つけたということです」





(訳者注)この記事の中に出てくる、地震の前兆としての「高層大気の変化」については、2011年の東北の震災時や、今年のネパール大地震の際にも出現していました。そのことは、過去記事、

衝撃のデータ: 3月11日の地震の前に観測された日本上空の赤外線と電子量の急激な変化
 2011年05月20日

ネパール大地震での上層大気圏に変化から見る「地震の原因は宇宙にある」こと…
 2015年05月03日

などに記したことがあります。

今では、常に高層大気の状態がモニタリングされていて、大地震の前には、多くが赤外線や電子数に変化が起きることが明白になっているのですが、これが知られたのは、本当につい最近のことです。この予知方法が、カウス博士の 30年前の実験で、8名の「直感」として一致したということらしいですね。

今回の話の中には、直感が真実を物語ることに関して述べられているのですが、これは私から見ますと、「直感が真実を見出した」のではなく、

直感が新しい現実を造りだしているから、真実となって現れる

のだと思っています。

つまり、これからの科学は、「人間がいかにして世界を形作っているか」ということを研究する方向にシフトしていくといいなと思っています。

人間が物質に縛られて存在しているのではなく、「存在すべては、人間の意志の下にある」ことを明らかにする科学です。

そのような科学と医学になっていく日は遠くないはずです。

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2015年07月29日



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(注)実は最初に投稿した時には、いろいろと書いてあったのですが、ブログのシステムの調子が良くないようで、投稿の内容の文字の訂正を繰り返しているうちに、こちらのミスも加わり、保存内容が消えてしまったりしてしまいました。

それで、とりあえず、翻訳した記事の内容をアップしておきます。

私自身は大変に感銘した、その奇跡的な「肯定的思考への変換」を成し遂げたアンバー・グスマンさんの思考を他の方々はどう思われるかと思いましたし、ぜひ、このデイリーメールの記事を読んでいただきたいのです。

自分が病気になった時。

しかも、それが治療法がない難病だった場合。

どのような態度をとることができるか。

そのアンバーさんについて書いた英国デイリーメールの記事をご紹介しておきたいと思います。

なお、記事中に、ヴァレリア・ルキャノヴァさんと、アナタスタシア・シャパギナさん、そして、ヴィーナス・アンジェリックさんという3人の女性の名前が出てきますが、この方々は、世界的に有名な「生きたバービー人形」と呼ばれる人々で、それぞれ、下のような方々です。

ヴァレリア・ルキャノヴァさん(ウクライナ)
valeria-lukyanova.jpg
Valeria Lukyanova


アナタスタシア・シャパギナさん(ウクライナ)
anastasiya-shpagina.jpg
Anatastasiya Shpagina


ヴィーナス・アンジェリックさん(イギリス)
Venus-Angelic.jpg
Venus Angelic


ちなみに、今回のタイトルは、「全語録」となっていますが、デイリーメールの言葉を載せたもので、「全」も何もないのですが、やはり私が感銘を受けました、ジェイコブ・バーネットさんの記事に対応した言葉となっています。

ここから記事です。

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'Human Barbie' who suffers from muscular dystrophy says she 'loves' the symptoms of her incurable condition because they make her look and act like a 'real' doll
Daily Mail 2015.07.28

筋ジストロフィーを患っている「リアル・バービー」は、彼女の不治状態の症状に対して、それが彼女の外観を形作り、「本当の人形」のように作用するから「病気を愛している」と語る

amber-001.jpg


衰弱性疾患に罹患している女性が、彼女自身がどのように自分の症状を愛することができるように学習したかを述べた。

それは、彼女がその病気にかかったことよって、自分を「リアル・バービー人形」のように見せることができると気づいたことによるものだった。

カリフォルニア州に住む 28歳のアンバー・グスマン( Amber Guzman )は3年前、次第に筋肉が弱まっていく筋ジストロフィーだと診断された。

筋ジストロフィーには、現在、治療法がないため、筋力の弱い彼女は、まるで人形のように、人から運ばれなければ移動できない。

また、彼女は、この障害により食べ物を飲み込むことができないため、それにより、彼女は華奢なバービーのような骨格となってしまった。

しかし、アンバーは、自分がそのような衰弱状態となっていることを気にしてはいないという − なぜなら、彼女は、自分がバービー人形と比較されることを愛するようになったからだ。

そして、彼女の動作と人形のように話す様子は、ソーシャルメディア上で多くのファンの絶賛を浴びており、彼女は毎週、何千ものファンレターを受け取っている。

「ヴァレリア・ルキャノヴァとアナタスタシア・シャパギナは、おふたりともまるで生きている人形のような驚くべきメイクアップをするわ」と、アンバーは、世界的に有名な2人の人間バービー人形について語る。

「でも、本当の生きた人形は私。ルックスだけではなく、私は肉体的にもまるで人形なんですもの。人形は動くことも自分ではせず、周囲に手助けしてもらう。私の毎日の生活と同じだわ」

「私が筋ジストロフィーであるおかげで、私は、立ち上がる時や椅子に座る時も、いつも手助けが必要なの。人形がそうされているように」

「そして、筋ジストロフィーは、私を骨と皮の状態に作り替えたの。そのおかけで、多くの人々が私のことをバービー人形と呼んでくれる」

「私は生きている人形と比較されることが大好き。そのことによって私は、今の私そのものを感じることができて、そして、私が人間であるという事実に幸せを感じるのです。私が生きた人形であり続けること自体が、常に私を救ってきたのよ」

成長にしたがって、アンバーの天使のような顔は、常に美しい人形と比較された。

「私がまだとても若かった頃、周囲の人々は私を人形といつも比較していたわ。両親は、そんな幼い私をモデル業界に入れたの」

モデルであると共に、アーティストでもあるアンバーは説明する。

「その頃は、ショッピングモールを歩いているだけで、人々は立ち止まって私を見たわ。そして、『人形のような女の子』( dolly girl )とよく声をかけられた」

「私もまた、バービー人形が好きで、母はさまざまなバージョンのバービー人形を買ってくれた」

「私は、小さな頃からアートを手がけていて、いつも想像力の中にいたの」

「高校生の頃にメイクアップを始めて、そして、私はメイクアップと恋に落ちたの。私は、顔に描くことは、紙に絵を描くのと同じだと気づいたのよ。そして、メイクアップに対してのスキルを自分が持っていることを発見したの」

「私がメイクアップをして学校に行った時、普段なら真っ先に私に絡んでくるような、いじめっ子が、私のところに来て、いじめはせず『なんて美しいの』と言ったの。そのことはメイクアップの持つパワーを私に示した。私はこれまで美容整形手術を受けたことは一度もないのよ」

18歳の時、アンバーは夫と出会い、彼と一緒に引っ越した。

しかし、このアンバーにとって幸せな時が始まった頃、彼女は腕と脚が弱ってきていることを感じ始めていたのだった。

「夫と出会えた頃は、私の人生の中で本当に幸せな日々だった。でも、同時に、私は、私の体の中で何かが進行していることに気づき始めていた」と彼女は言う。

「私はいつも重りつきのボディスーツを着ているように感じていた。関節は弱くなり、腕と脚の上に、いつも重いウエイトを持っているみたいだった」

「そして、移動するためには常に助けを必要とするようになった。ベッド、座席、さらには、トイレから出るためにも、他人の手を借りなければならなくなっていった。そのうち、次第に、歩くことが難しくなってきたの。今の私は、歩く時は、誰かに片方の腕を支えてもらって、片方の手には杖を持った状態でしか歩けないのよ」

「丘を登ったり、階段を上がることは、日常生活の中で最も難しいことのひとつになってしまった。それと、私は飲み込むことができないので、ものを食べることができないの」

「医者にかかってから、私に何が起きているかを見出すためのプロセスは長かった」

アンバーの状態は悪化し続け、最終的に筋生検をした後、2012年11月に、彼女は筋ジストロフィーと診断された。

「担当医が私の病名を口にした時、最初は、長く悩んでいた病気の正体がやっとわかったことには安心したけれど、同時に、筋ジストロフィーという診断は、私にとっての死刑宣告に聞こえた」と彼女は振り返る。

「医師は、筋ジストロフィー患者で、少数ではあっても、病気と共に長く生きのびることがあると私に言ったけれど、でも、私はおびえていた」

しかし、アンバーは、病気の正体が明らかになると共に、自分を生きたバービー人形に変換させていくことにより、この病気を正面から見つめることを開始するにいたるのだ。

「病気を宣告されてから後のある日、突然、私の中で何かが弾けたの。そして、私は人生を変えることにした」と彼女は説明した。

「その時に私は気づいたの。私がかかったこの筋ジストロフィーという病気は、私をリアル・ドールにしてしまえる可能性があることに」


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「自分で、より多く移動することができないという日が何日も続くことによって、時として、おかしくなったり、他人にあたったり、イライラしたこともあった」

「でも、生きているすべての時間が他人による手助けが必要だという、まるで、人形のような状態の自分自身を、きちんと見つめ続けることは、動揺や悲しみから私自身を救う助けとなってくれたの。私は私自身を、生きている人形への変換として見続けている」

「それと、筋ジストロフィーのためにものを食べられないため、私はとても痩せて見える。多くの人々が、私を人形のよう、とか、バービーそっくりと言ってくれるような体系」

アンバーは、オンラインで自分自身の姿を世界中に披露することを決心し、バービー姿の写真やビデオをアップし始めた。

最初のビデオをアップロードした8ヶ月以内に、アンバーは、ソーシャルネットワーク上で1万のフォロワーを獲得し、毎週ファンレターを受け取っている。

「私は、かつらやコンタクトをして、人形の姿( Dolly style )で着飾り、オンラインへのビデオの投稿を始めたの」


「すぐに、私に触発され、とても影響を受けたといって書き込んでくれた人ががいたわ。私は今、2つのファッション会社とスポンサー契約をしているの」

「私は、筋ジストロフィー患者の人々の意識を高めるためにも自分の動画を使ってる。そして、筋ジストロフィー以外でも、重大な病気の診断をされた人たちで、それでも、人生を生きていく人たちのためにもビデオを使っているの」

「筋ジストロフィー患者の人たちは、私から、彼ら患者が生き続けることの意味をインスパイアされたと言ってくれたわ。そして、肉体的な問題が何で、自分自身を幸せにすることとは何かを考えることを示してくれたとも言ってくれた」

そして、アンバーは、彼女の筋ジストロフィーが、彼女をこの世で最高の生きたバービー人形にしてくれるであろうことを確信している。

彼女は、他のリビングドールたちに言及した。

「世界の他の生きたバービー人形たちの多くは、とても愛らしいけれど、そんなに優しくなれない人たちもいますし。ヴァレリア・ルキャノヴァとアナタスタシア・シャパギナは、とても美しく、とても優しい生きた人形だけれど、ヴィーナス・アンジェリックはちょっと無礼かな」

「でも、考えられるあらゆる面から私が真の生きた人形。私のような存在はこの世にない」





(訳者注)ここまでです。

下は今の彼女の姿がうつっている動画です。

Human Barbie Amber who suffers from muscular dystrophy



「突然、私の中で何かが弾けたの。そして、私は人生を変えることにした」という時が「転換の瞬間」だったようですけど、ひとりの人間の「絶望」が「希望」に変わったのが瞬間的な出来事だったということを知ることができます。

「衰弱することに喜びを見出す」という彼女の考え方を「狂気」のように考える方もあるかもしれないですが、しかし、筋ジストロフィーのような病気であるからこそ、「絶望には何の利点もない」とも思うのです。

彼女の病状は、記事の限りは深刻にも見えますが、それでも、これだけ病気を肯定的に受け取っていれば、治るということまでは言えないまでも(あり得ないことでもないとも思いますが)、ある一定のところで症状も維持できて、かなりの年齢まで生きられるとかだといいですけどね。

いや、きっとそうなります。

病気を心底、肯定的にとらえられた人がその病気にやられてしまうというのは何だかおかしいですし。

どんな病気も、あるいは症状も、大変つらく感じることが多いもので、なかなか「病気を愛したり」「症状を好きになったり」といったことはできないものであることは理解できます。

私自身も、いくつか持つ症状に対して、そういう気分に心からなれるかというと、なかなか難しいものです。

でも、どんなことに対しても、肯定的になったほうがいいのではなく、「ならなければいけない」のだと思います。特に、これからの時代はそうです。

これは自分に対しての命令であり、生きる上での義務でもありそうです。

絶望から希望へと大きな思考の変転を遂げたアンバーさんは新たな心の師かもしれません。

今回は、ブログシステムの都合などもあり、最初に書いた私のいろいろな意見や気持ちの部分が吹っ飛んでしまいましたが、むしろ、アンバーさんの記事だけを目立たせられて良かったと思います。

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2015年07月28日



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▲ 2010年02月07日の china.huanqiu.com より。


制御不能なものを制御しようとする「形而上的な戦争」

昨日(7月27日)の午後、中国の株価がえらいことになっていることに気づき、しばらくのあいだ眺めていました。

こんな株価の動きは、どこの国のどんな状態の時であろうと、なかなか見られるものではないです。

2015年07月27日の上海株価指数
shanghai-2015-0727.png
w-index.com

この 8.56パーセントの下落というのは、日本の今の株価に照らし合わせると、大体 1700円の下落という、とんでもない率になるのですが、それにしても、最近の報道の流れを振り返りますと、「これはアレだよなあ」と唸るばかりです。

というのも、つい数日前、中国政府は、株価維持のために、官民合わせての株価対策を打ち出したのですが、その金額・・・。

「日本円で約 100兆円」

なのです。

100円ではないです。
100兆円です。
さすがに小さい金額だとは思えないです。

100-chouen.jpg
ロイター


中国の株価下支え策、官民合わせて5兆元規模 効果に疑問符
ロイター 2015.07.23

中国が株式市場下支えのために打ち出した対策の規模が、官民合わせて5兆元(8052億ドル)相当に上ったことがロイターの分析で分かった。ただ、効果は今のところ限定的となっている。

中国の2014年国内総生産(GDP)のほぼ1割にあたる規模で、世界的な金融危機を受けて中国が当時打ち出した景気刺激策の規模(4兆元)よりも大きい。



5兆元は、ちょうど 100兆円ほどになります。

このように、ほんの3〜4日前に、「 100兆円を株に回しますから、中国の投資家の皆さんは安心して下さい」とした、その数日後に早くも、史上最悪級のパニック売りでこの日の上海証券取引所は取り引きを終了しました。

100兆円が一瞬で泡と消えていくという、何というか、形而上的な世界です。

しかし、ここから考えますと、株価維持は簡単そうで、100兆円が1〜2日しか持たなかったのでしたら、3日に1度、100兆円ずつ投じればいいだけのことになりそうですね。

10日で 300兆円、1ヶ月で 900兆円(中国の公称 GDP は 1100兆円)。

1年で 9000兆円。

方法としては簡単は簡単ですが、これは大変です。
1年間で、 GDP の 10倍ほども使わなければなならないことになり、やはり形而上的な世界です。

歴史的にいつでもそうですが、市場ってのはコントロールできないものなんだなあと思います。

一度崩壊が起きてしまうと、売買停止だとか国家の介入だとかは無意味であることにも改めて実感されますが、この「コントロールが効かない」という意味では、自然災害や自然現象も同じことで、明らかに人間が作り出した市場というものも、大きな生き物のように、制御できないものに成長してしまうようです。

ちなみに、株取引には「ストップ安」という値幅制限がありまして、そこに達したまま張りつきますと、取り引きができない状態になります。

中国株の場合、10パーセント下落するとストップ安らしいのですが、今回は、全体の株価指数が 8.5パーセントのマイナスということで、かなり多くの銘柄がストップ安にまで叩き売られたということになりそうです。

実際見てみると、何だかえらいことになっている銘柄が続きます。

shang-hai-0727b.gif
inance.sina



ストップ安のまま取り引き時間が終わった場合は、あくまで一般論ですが、正常な売買の取り引きがなされていない場合が多いですので、「売りたくても売れない人がたくさん残っている」ことが多く、そのままの状態だと、次の日も同じような状態に陥りやすいです。

まあ、中国当局は、

中国が株購入継続へ
 ロイター 2015.07.28

と、まだまだ「制御不能な存在」に挑戦するようですが、この形而上的な戦いが長引けば長引くほど、大爆発へと向かうというのは必然な感じもします。

長引けば長引くほどすごいことになる。

今日( 7月28日)は今は午前中の早い時間で、まだ取り引きの前ですが、今日も下落、あるいは暴落するようなことがあれば、戦いは「市場自身の勝利」という、やはり何とも難解な結末になりそうです。

上がったら上がったで、泥沼化は深まるばかり。

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文明発祥のボスたちには向かうべきところがある

少し前の記事、

ギリシャ暴動の意味:彼らは自分自身と世界を「カイロスの地球」に戻す責任を果たせるか?…
 2015年07月17日

では、現代社会に行きわたっている様々な概念を生み出したギリシャという偉大な国について、その「希望的な自己崩壊」について書いたりしたのですが、一方で、中国もまた「文明の雄」です。

中国は、さまざまな物質的文明の先駆者であり、また、東洋医学、漢字、宗教、武術、中華料理といった、今の日本に広く浸透する文明を生み出した国でもあります。

そのような偉大な中国の「目指すべきところ」も、また、偉大なギリシャと同じで、

「新しい創造のための自己破壊」

なのだと思います。

今の中国は、人心、環境など多くの面において、人間が生きる状態としては「ほぼ臨界状態にある」とは誰しも思われるところではないでしょうか。

もちろん、この「ほぼ臨界状態」は、日本にも言えることですが、前回の記事では、日本も含めて、多くが崩壊した時に、それをどのように前向きに楽しく朗らかに受け止められるか、ということを書いたのですけれど、今の世界の多くが「臨界状態に近い」のですから、多くの国で、「創造のための破壊」は起きるはずです。

特に、中国やギリシャのように、現代につながる偉大な文明を興した本人たちは、「新しい地球に向かう」ために、それを「自分たち自身で」一度ゼロの地点にまで戻す必要があるのだと。

もう、みんながみんな、その方向を望んでいるようにも見えます。

というのも、まともな思考経路で考えれば、そのうち 1500兆円も視野に入る日本の債務も、先延ばしにしても解決の目処のないギリシャの債務も、日々 100兆円を投入しても暴落し続ける中国の市場も、どれもあまりにも前衛的な状態であるわけで、普通に考えれば、こんなことになるわけがないことに実際になっている・・・。

今はいろいろな意味で、ゼロの地点へ戻るための準備状態にあるようにも見えまして、そこからどのような過程を経て、「見たことのない社会の出現」へと向かうのかが楽しみでもあります。




八百万の遺伝子たち

ところで、その中国ですが、冒頭の「現在の中国には、純粋な漢民族は存在しないことが DNA 鑑定で判明」という記事の内容は、2010年のサーチナから抜粋しますと、


中国には「純粋な漢民族」は存在しない!DNA鑑定で明らかに
サーチナ 2010.02.08

DNA測定の結果、中国にはすでに純粋な漢民族は存在しないことが分かった。

蘭州大学生命科学学院の謝副教授の話によると、特定の定義は存在しないものの、「漢民族」とは現在の河南省および山西省南部などを含めた「中原(ちゅうげん)」に居住もしくはルーツを持つ人びとを指し、本来は周辺地域に住む人びとと区別するために設けられた概念であると話す。

しかし、中原に居住していた「漢民族」は服役や戦乱からの逃避などさまざまな原因で中原から各地へ移動し、長い時間をかけて周辺の国や民族と融合していったため、現在の中国にはもはや純粋な漢民族は存在しないという。



というものです。

漢民族というのは、漢民族 - Wikipedia によりますと、

漢民族は、中華人民共和国、中華民国、シンガポールで大多数を占める民族。人類の20%を占める世界最大の民族集団である。中華人民共和国の人口の94%以上を占める。

ということですが、中国大陸においては、 DNA 分析から、もともとの純粋な漢民族というのはもういないことがわかった、ということらしいです。

長い年月の中で「血が入れ替わっちゃった」ようです。

ところで、日本人の場合は、その DNA ルーツを見ますと、もともとがバラバラの遺伝子から構成されていて、その様相は、

日本人は単一民族どころか、八百万(多数)からなる民族。

という感じを呈していることは、こちらの記事に書いたことがあります。

最新の日本人の遺伝子解析では、日本人のハプログループ(よく似た染色体上の DNA 配列を持つ集団)の分布は下のようになっています。

日本人の持つよく似た染色体上の DNA 配列集団の割合
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▲ 国立科学博物館人類史研究グループ 篠田謙一著『日本人になった祖先たち―DNAから解明するその多元的構造』より。


よくぞ、ここまでバラバラの遺伝子グループによって単一の国家ができたものだと感心しますが、このようなバラバラな遺伝グループの人たちで構成される国こそが、

本来の日本はすべての人々に「切断プログラム」で愛と覚醒を与えられる国だったことを思い出し…
 2015年06月18日

という記事などで書いていますように、 100年くらい前までの「パラダイス国家」としての日本を作っていたわけです。

こういうところから見ますと、日本人の、この八百万の遺伝子たちは、「縄文時代〜明治時代」くらいまでの過去から考えてみましても、

本来は完ぺきな人間の社会を作り出す能力を持っている集団

だということが何となくわかります。

当初の日本人は「物質文明」を作ろうとはしなかった混合民族です。

マヤ人やアイヌ人たちや多くの先住民族たちと同様、長く文字を持たなかったし、形式としての宗教もなかったはずです。貨幣も生み出しませんでした。

しかし、ギリシャや中国などでは、それらが早くから生まれた。

そう考えますと、それら(文字や宗教や貨幣)は、中国やギリシャには必要なものかもしれないですが、本来は、日本には不要なものなのでは? とは思います。

もちろん、そうそう簡単に、そういうふうに移行できるものではないとも思いますが。

いずれにしても、今、世界で起きていることの「意味」と「日本への良い影響の作用」というものを十分に考えながら、今日も中国市場でも眺めてみようかなと思います。

ところで、経済危機関連として、下のようなニュースを見ました。


経済危機のスペイン、栄養は家庭菜園の野菜から
AFP 20105.07.26

afp-spain.jpg

高失業率と経済危機に苦しむスペインでは、健康的な食生活を送る手段として、家庭菜園で野菜を育てる人が増えている。

「市民菜園」や「アーバン・キッチン庭園」と呼ばれる菜園が次々に登場しているが、その多くが公式な許可を得ず作られている。



経済危機のおかげで、都会に畑と緑が増え始めて、そして、この人たちは緑とふれられることによって健康にもいいと思いますし、一挙両得ですよね。

早く日本も、と思わざるを得ません。

うまく智恵が広まれば、植物による発電などで、電力までまかなえるようになるかもしれませんし。

都市が緑で覆われていく・・・。

今の地球では、深刻な経済危機というのは自然良能なのかもしれません。

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2015年07月26日



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生きる理由を考える必要のない健全な社会があった

前回の記事、

自立した人生(1) - 薬と病院と介護から脱却して、「ガンを自然治癒できる力」を持たないと未来を生きることはできない
 2015年07月24日

の中に、アメリカの医学博士で、ガンの自然治癒の研究者であるケリー・ターナーさん( Dr. Kelly Turner )の著書『がんが自然に治る生き方――余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと』の中にある「ガンの自然治癒を体験した人々に共通してある9つの実践事項」として、

・抜本的に食事を変える
・治療法は自分で決める
・直感に従う
・ハーブとサプリメントの力を借りる
・抑圧された感情を解き放つ
・より前向きに生きる
・周囲の人の支えを受け入れる
・自分の魂と深くつながる
・「どうしても生きたい理由」を持つ


があることがわかった、ということをご紹介したのですが、この中の最後にある、

「どうしても生きたい理由」を持つ

ということについて、ふと思うことがありました。

「どうしても生きたい理由」を持つ、というのは別の言い方をすれば、

「自分の生きている理由は何なのか」を考える。

ということになりそうな気がするのですが、これを読んだ時に、

「自分が生きている理由を考えなければ、その意味が見いだせないという今の時代はやっばりちょっとアレかもしれないなあ」

と思いました。

どういうことかというと、たとえば、少し前の記事、

「革命」(3) - 革命的行動の最上位は「子どもたちへの無条件の愛」を獲得した社会に戻すこと
 2015年07月12日

の中に、1877年(明治 10年)から何度か日本に滞在したエドワード・S・モースというアメリカの動物学者による、当時の日本では、

「子どもたちは朝から晩まで幸福であるらしい」

という記述が、『逝きし世の面影』に書かれていることをご紹介しました。

朝から晩まで、ということは、当時の日本の子どもたちは「ずっと幸せだった」と、モースさんは申すわけです。

明治時代半ばの子どもたち
meiji-children.jpg
kawaiimog.exblog.jp


朝から晩まで、正月から大晦日まで「生きている間ずーっと幸せ」なら、「生きている理由など考える必要はない」ということになります。

なぜかというと、

生きているだけで幸せなら「生きること自体が生きている理由」になり得るから

です。

ケリー・ターナーさんに、

「どうしても生きたい理由は?」

と尋ねられたら、

「生きること」
「どういうこと?」
「生きているだけで幸せだから」


という問答にもなり、何だか禅問答のようですが、一種の真理だと思います。

そして、ここから導き出されるのは理想論ではなく、実際の生活に応用できる「生活の術」であるということになると思われ、つまり、江戸・明治の時代の子どもたちのように、

私たち自身も、日々を「生きているだけで幸せを感じる方向」に傾ける

ということです。

それだけで、ケリー・ターナーさんの著作の9つの実践要項のうちの、

・抑圧された感情を解き放つ
・より前向きに生きる
・「どうしても生きたい理由」を持つ


などはクリアできることになるようにも思います。

これは、ケリー・ターナーさんの9つの実践項目と照らし合わせますと、「生きているだけで幸せを感じる」という生き方自体が、「自分で病気やガンも治せる体」を作ることになるということも言えなくもなさそうです。





自分が変われば世界は変わる

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中村天風さんはこの「すべてを幸せの方向から考える」ことを繰り返し繰り返し述べていて、何よりも、それが一義的なことだとしていました。


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中村天風『運命を拓く』より

忘れてはならない私の厳重な注意は、

「できるだけ平素、幸福の方面から人生を考えよ」

ということである。(略)

人が何といおうと、

「俺は幸福だ!」

憂いことがあったら、

「ああ、楽しい!」

悲しいことがあったら、

「ああ、嬉しい!」

こうして心を張り替えてみなさい。



しかし、天風さんはこう言うものの、これが簡単ではないことは明白です。

私などは、先日、醤油を床にぶちまけてしまっったことがあって、

「わああ! もうダメだ! ひぃぃ!」(落ちつけ)

とうろたえていたのですが、天風さんの言葉を思い出して、

「嬉しいッ! 嬉ぴぃぃぃぃぃぃぃ!!! ヽ(≧∀≦)ノ」(どっちにしても落ちつけ)

と言ってはみたものの、幸せな気分にはなれず、積極的思考というのは難しいものだと思いました。

まあしかし、野口晴哉さんが、


haruchika-s1.jpg

世界が変わったのではない。自分が変わったのである。
自分が変われば世界は変わる。


過去記事


とおっしゃっていたように、まずは自分自身(各自ひとりひとり)が、

「生きている時すべてを幸せだと感じる」

ことができれば、世界はそれと連動して同じになっていくことは、賢人たちの言葉や、最近の量子論などからも間違いないと思われます。

最近ふれることも多い、

「現実は存在していない」

ということと、

「現実は自分で作り出している」

という概念から考えますと、中村天風さんの言う「積極的な思考」は、とても大事だと思います。

実践するのはとても難しいというだけのことで、不可能ということもないでしょうし。

このことを長々と書いてしまいましたが、前回の記事から続く「自立した人生」という意味において、この「肯定的で積極的な思考と態度」というのは、何よりも最初に必要なものだと思います。

そもそも、そうすれば、マイナスイメージとしての「病気」とか「不安」は薄らいでいくでしょうし、何より、

「世の中がどんなことになろうと、心へは影響は受けない」

ということです。

経済混乱、国家破綻、自然災害、戦争、紛争、巨大小惑星の衝突、日本沈没……何が起きても、どうということもない・・・という心境になれる「かも」しれないです。

あるいは、どれにも、「幸福なこと」になる要素が含まれているのかもしれないですし。




幸せな破綻

先日、ロシアのプラウダの英語版を見ていましたら、下のような記事がありました。

IMF-Japan-debt.gif

▲ 2015年07月24日のプラウダより。


内容はおおまか下のようなものです。


IMF: Japanese debt to increase threefold

IMF:3倍に増加する日本の借金

国際通貨基金( IMF )は、日本の債務が 2030年までに現在の3倍になると警告している。

年次評価で、IMFの専門家は、世界で3番目に大きな経済規模を持つ日本は、スタグフレーションと金融混乱に直面する可能性があると指摘した。また、IMF は日本政府に対して、支出を削減し、余分な予算を制限するように呼びかけた。

日本の公的債務は、最寄りの5年間で、対 GDP 比 250%に達する可能性がある。安倍晋三首相によってもたらされた新しい構造改革中に、これらのリスクが発生する可能性がある。



これは 7月24日の報道なのですが、不思議なのは、日本語の報道で見かけないことで、あるいは、プラウダのの思い違いかなにかなのかもしれないですが。

まあ、IMF にいろいろと言われる筋合いはないかもしれないですが、ただ、現在( 2013年)の日本は、日経ビジネスの記事「日本国「債務超過」490兆円、資産の多くは売却困難」によりますと、

負債合計 1143兆円
債務超過  490兆円


という、やや天文学的な数値に近づいている状態となっています。
「債務超過」というのは、借金が資産を上回っているということです。

どちらもすさまじい数字ですが、毎年、負債は 20〜30兆円ずつ増えていますので、単純に計算して、2030年頃には、3倍ということはなくとも、国の負債の合計が 1500兆円を越えていることは間違いなさそうです。

そして、「負債の対 GDP 比率」でも、日本は、1999年以来、単独でぶっちぎりの過剰負債国です。
下は財務省ウェブサイトのものです。

debt-gdp-rate.gif
財務省 債務残高の国際比較(対GDP比)


現在にしても、これでやっていける理由は、経済オンチの私にはよくわからないですが、しかし、日本は着実に、私たちを「薬漬けと対症療法地獄から解放してくれる唯一の道」とも言える「国家破綻」という希望に満ちた方向へ進んでいるように見えます。

そう考えると、何ともありがたいことではないですか。

希望を持って生きていれば、こんな想像もしていなかったような素晴らしいことが起こり得るんです。




暴走は続くよ

最近の医療はさらに暴走気味の傾向を深めていて、薬にしても、最近は、分子標的薬という、分子をターゲットにしたものが大きく台頭しているのですが、これらの薬は、「基本的に「すべての薬」は人間に良くないという理由…」という記事に、高木智司医師の書かれた文章を抜粋しましたが、人間にとって最も重要な免疫システムのひとつである白血球の「マクロファージ」の働きを阻害する目的で開発されているようなのです。


高木智司「西洋薬はアセチルコリンの作用を阻害するから治せない」より

さらなる危険をはらんでいるのが、医学の行き詰まりを打開する新薬として注目される、分子標的治療薬です。それも、分子標的薬の多くがマクロファージの働きを阻害する目的で開発されているからです。

その理由は、マクロファージが血管を新生し、炎症やガンの成長を促進し、病状を重くするからだそうですが、それは大いに疑問です。

マクロファージが免疫細胞として処理しているのは、主に老廃物や、古くなった細胞です。炎症は代謝の亢進反応ですから、老廃物がふえますし、ガン細胞も新陳代謝を繰り返しながら成長します。

ですから、マクロファージが集まってくるのは当然ですし、そのマクロファージが血管を作るのも、老廃物や老化したガン細胞の処理能力を高めるためでしょう。

このように、マクロファージが引き起こす反応にはすべて意味があります。しかも、それらはすべて自分の分身、さらにいえば自分自身を守るための反応だからこそ、間違いはありえなかったのです。



マクロファージというのは「血液中のさまざまな異物を食べてくれる」もので、人間の免疫機能の中心的役割を担っています。

そのマクロファージの働きが阻害されるということは、仮にガン細胞が抑えられたとしても、それと共に、

脳を含む身体全体の細胞組織の再生が抑えられている状態

となる可能性があるわけで、人間の持つ免疫力が根本から機能しなくなってしまいかねないおそれもあると思われ、数々の重篤な副作用(新たな病気の発症)が予想されます。

こういう薬が積極的に使われている現代の医療を見ますと、私たちは、ますます薬に対して敏感でいなければならないと思います(というか、病院に「さえ」行かなければ、薬とは無縁でいられます)。

あるいは、やはり最近のニュースですが、「ガンの超早期発見」というおそろしい響きの報道もありました。


血液1滴、3分でがんが見つかる画期的検査法!超早期発見が可能に
Infoseek 2015.07.07

「血液1滴を使い、3分以内にがんの有無を診断できる」方法が発表されました。それも、1年以内の臨床応用を目指しているといい、大いに注目されています。(略)

通常、CT検査では5ミリ程度のがんまでは発見が可能。ところが、今回の検査は1ミリ程度のがんでも発見できるといい、まさに超早期発見です。



ほとんど組織化していないようなガンを見つけて(1ミリなどの大きさなら、非常に多くの人に見つかると思います)「超早期にガン治療が開始される」・・・ガンでおかされてもいない体に抗ガン剤や放射線が使われるかもしれない・・・。

子どもの頃に、映画『エクソシスト』の予告をテレビで見た時のような戦慄を感じます。

あるいは、『悪魔のいけにえ』を(映画の話はいいわ)。 

ちなみに、「ガン」は、上の記事のような小さなものなら、ほとんどの人にあるものだと思われます。

たとえば、東京の湯島清水坂クリニックのウェブサイトの「ガンはすべての人にできている」というページには以下のようにあります。


湯島清水坂クリニック「ガンはすべての人にできている」より

生まれたばかりの赤ちゃんでも、微小なガンはできています。その意味では、すべての人が「ガン患者」といっていいでしょう。

しかし、ガンが検診で発見される大きさ(精度にもよりますが、数ミリから1センチほど)になるまでには、年単位、あるいは数十年単位の時間がかかります。

一般的には、ガン検診(その後の精密検査を含みます)で発見されて、はじめて「ガン患者」となるのです。



このページの最後には下のように記されています。


繰り返し言いますが、「ガンは患者さん自身でしか治せません」
ガンだけでなく、すべての生活習慣病もまったく同じです。
生活習慣病は、「患者さん自身しか治せない病気」なのです。



この、

> 「ガンは患者さん自身でしか治せません」

という言葉は力強い言葉だと思います。

考えれてみれば、日本が「薬漬け大国」になってしまった責任は、私たちにもあります。

「調子が悪いと、すぐに医者に治療を丸投げする」

という態度があまりにも普通になっていた気がします。

「まずは自分で治そうと考える」ことを怠り過ぎていたと思います。

何より、ほんの数ヶ月前までの私がそうでした。
ちょっと熱が出たり、頭痛があれば、薬。
何となく調子が悪いと、すぐ病院。

よくこの年齢まで生きていられたものです。

極論ですし、いいお医者さんもいることを承知で、誰もかれもが、「お医者さんは何もしてくれないから、病気も不調もすべて自分で治さなければならない」と思い込む方がいいのかもしれません。

話がそれましたが、先ほどの「超早期発見」に話を戻しますと、「誰にでもガンがある」のならば、

「超早期検査で、どんどんガンを発見できる」

ということになりそうで、まだ体が何でもない時点から抗ガン剤やら放射線治療が応用される例もありそうで、つまり、まだ健康な全身の細胞が「どんどん機能を阻害されて、身体は免疫を失っていく」という・・・何ともこう、やや刺激的な近未来の日本の姿です。

これらを阻止できるのは、医療保険制度の崩壊か、国家の破綻かどちらかだけだと思われます。

そういう意味で、今の日本は自浄作用として、破綻というまったく正しい方向に進んでいるのだと考えざるを得ません。

ありがたいことだと思います。

歴代の政治家および現行の政治家の方々に感謝したいと思います(皮肉ではなく本気の感謝です)。




日頃から行っていることを書こうと思っていたのに脱線して

うーん、本当は今回は、私が4月頃から

・薬を飲まない生活
・病院に行かない生活


のためにやっていて、ある程度、効果があったような健康法のようなことを書こうかと思っていたのですが、それは、まとめて書ける時に書きます。

ただ、4月から毎日おこなっていることを箇条書きすれば、

・歩く(1時間くらい)
・ラジオ体操
・ジャックナイフ・ストレッチ
・ふくらはぎマッサージ(参考リンク
・顔もみ(参考リンク
・つむじ押し(参考リンク
・毎日入浴
・朝食抜き
・昼食は完全菜食

などです。

顔もみなどは、上の参考リンクだけでは不十分な点もありますので、お知りになりたい場合は、安保徹さん監修の健康ムック本『免疫を高めると病気は勝手に治る 2015年版』に詳しく出ています。

私がこういうことに興味を持ったのは、歩いている時に、このムック本の表紙が目に飛び込んできて、無意識に買ってしまったという偶然によるものでした。こんな健康ムック本なんて、生まれてから買ったことがなかったです。

上にあるうちで、「ジャックナイフ・ストレッチ」というのは、下のようなストレッチですが、腰痛などのある方には抜群に効果があります。軽い腰痛なら、すぐ治ります。

jacknife.gif
karada-aging.jp

わかりにくければ、YouTube に動画もあります。

この即効性を体感したい場合は、やる前に前屈で、自分がどのくらい下に手がいくかをチェックして、その後、ジャックナイフ・ストレッチをしてから、ふたたび前屈をすると、先ほどよりはるかに曲がるようになっていることがわかります。

その他としては、「体温を上げる」ことを試みています。

すべての病気の原因のひとつとして、「低体温」があることが最近では広く言われていますが、これは事実のようです。今の人は子どもも大人も体温が低く、これが、さまざまな病気の原因になっている可能性があります。

これを読まれている方も、体温が 36度以下でしたら、体温を上げることを一次的な健康対策としてされるといいと思います。

Google などで 体温を上げる で検索すると、いろいろなページもありますし、体温と人体について本などでお知りになりたいのでしたら、たとえば、安保徹さんの『人が病気になるたった2つの原因 低酸素・低体温の体質を変えて健康長寿』など、体温に関しての本がいくつかあります。

猛暑といわれる最近、私の住む場所の気温も今は 36度だか 37度だからしく、気温も絶好調ですが、今年の私はどういうことか暑さが平気で、部屋の中では、うちわ1本で快適に過ごせています。

暑さに対してはどうやら平気です。

だけど犬にはとっても弱いんですけどね。

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2015年07月24日



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今年の春頃は、いろいろと自分にとって有益なことを知る機会が多く、例えば、

健康ブームの中でガンが増え続ける理由 : 世界でもダントツの「薬」消費国である日本…
 2015年04月10日

という記事など、健康に関しての記事を書き始めた頃から、「薬をよく飲んでいた自分」のことや、「まるで体を動かしていなかった自分」のことなどを思い、自分は実は真剣に健康に向きあっていなかったことに気づき、毎日の体操と1時間程度のウォーキング、そして、マッサージなど、いろいろなことを試したりしているうちに、確かにいろいろと良くなることに気づきます。

長年の命題の、

・めまい完治
・パニック障害

の克服までは、まだもう少しかかりそうですが。

何より、

・薬を飲まなくなった
・病院に行かなくなった


というのが大きいです。

そういえば、それと共に、4月頃より「食事の傾向」も唐突に大きく変わりました。

これは、現代医学や栄養学の見地からそうしたのではなく、実は、シュタイナーの本を読んでからなのです。

人間の四つの気質―日常生活のなかの精神科学』という中に、シュタイナーの 1909年の講演が収められていて、そこに「菜食のメカニズム」が述べられていまして、それを読んだ翌日あたりから、自然と、菜食傾向(あくまで傾向で、出たものは何でも食べます)になっています。



シュタイナーの1909年の講演『何をたべるとよいか』より

菜食にすると、体内に摂取された植物は人体に多くのことを要求します。菜食は、脂肪分の多いものではありえません。

人体は自分で脂肪を製造する能力を有しており、「脂肪でないものから脂肪を作る」ように要求されるのです。

つまり、菜食にすると、人間は内的に活動を展開しなければならず、脂肪の製造に必要なものを使い尽くすよう、内的に努力しなければなりません。動物性脂肪を摂取すると、そのような活動が省かれます。

唯物論者は、「努力なしに、たくさんの脂肪を得られるなら、それは人間にとってよいことだ」と、言います。精神的な立場からは、「内的活動こそ、内的な生命本来の展開だ」と、見なくてはなりません。

自分で脂肪をとり出す力を呼び起こす必要があるとき、その内的活動のなかで、自我とアストラル体(感受体)が肉体とエーテル体(生命体)に対して主導権を持ちます。

動物性脂肪を摂るなら、その結果、自分で脂肪を作り出す労力は節約できます。しかし、菜食にして、みずから活動する機会を得るなら、人間は自由になり、自分の身体の主人になります。




ここまでです。

結局、「野菜から動物性脂肪を作るのは大変なので、内的活動が活溌になる」というような。

ちょうど、これを読んだ頃、「薬が良くない」ということを知ったり、今なお奮闘中ですが、めまいなど、体調不調のことなどを考えているうちに、シュタイナーが述べているような、

「自分の身体に対しての自由を獲得したい」

と思ったのです。

ちなみに、シュタイナーは「菜食が良い」と言っているのではなく、こういうメカニズムがあります、と言っているだけで、逆に「現在の物質的世界を楽しみたい場合は、肉食がいい」ようです。

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健康でありたい理由

ところで、「なぜ健康が重要か」ということに関しては、長生きするためとか、そういうことではなく、

「自立して生きること」が、これからの世の中でとても大切だから

です。

自立というのは、国が破綻して年金などが出なくとも、健康保険制度などがなくなっても、あるいは一人きりになっても生きられる、というような意味です。

日本の少子化は書くまでもないでしょうけれど、今の日本の人口のバランスは、

・60歳以上の高齢者の割合は 30%
・15歳以下の若者の割合は   13%


という極端にいびつな構造になっている上に、現在の日本で使われるお金のうち、

・医療費 約40兆円
・介護費 約9兆円


という「異常」。

現在、日本の要介護者数は 600万人で、15年間で400万人増え、その数は3倍になっています。

仮にこのペースが維持されれば、2030年には、要介護者が 1,000万人に達する。

そこで質問です。


介護制度が維持できると思いますか?


あるいは、


要介護者が減り続ける理由が見当たりますか?


英国フィナンシャル・タイムズを買収するという派手なことをしました、日本経済新聞の記事、

意外に短い「健康寿命」 50代早期退職の現実味
 日本経済新聞 2015.07.24

には、定年後の「セカンドライフ」が書かれているのですが、そこには、最初から「介護される計画が含まれている」のでした。

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・日本経済新聞


赤で囲んだ「要介護期間」と書かれてある部分が「最初から人生計画に想定されて」いる。

いつから、日本人の人生はそんなことになった・・・。

に対しての答えは、薬に関しての過去のいくつかの記事にもありますが、

薬を毎日飲む高齢者が増えすぎている

ことにあると思われます。

西洋薬の多くは、「体内で働かなければならない様々な機能」を「阻害」することで症状を抑えますが、体中のすべての細胞に等しく効果があるので、「脳細胞にも影響は及んでいる」はずなのです。

緊急時に数日間など薬を使うのはともかく、何ヶ月も何年も、場合によっては、よく医師が口にする、

「この薬は一生飲まなければなりません」

というようなことをすれば、ガンも増えて、認知症も増えるのは当たり前のことだと思います。

現行の健康保健制度が破綻でもしない限り、この連鎖は止まらないと思います(そういう意味では、国家の制度破綻と「破壊」は、私たちが健康を取り戻せる絶好の機会です)。

とにかく、私たちは、

・薬を飲まなくてもいい生活
・病院に行かなくてもいい生活
・介護を受けなくてもいい生活


これを目指さないといけないところに来ています。

それをなさない限り、霊的生活も、次元の上昇もあったものではないです。

おそらく、そんなに遠くない未来には、もう介護制度も、あるいは、健康保険制度そのものも破綻しているかもしれませんが、その日を肯定的に待ち続ける。


ちなみに、現在の日本人がどれだけ「現代医療」に「依存」しているかを端的に表したものとして、矢野経済研究所の「健診・人間ドック市場に関する調査結果 2013」があります。

2007年から2011年の健康診断・人間ドックの受診者数
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・矢野経済研究所

【調査結果サマリー】

2011 年度は特定健診、任意健診いずれも受診者増、延べ総受診者数は 1 億 800 万人

健診・人間ドックの延べ総受診者数は 2009 年度 1 億 590 万人であったが、2011 年度には 1 億 800 万人まで増加した。

健康診断と人間ドックの総受診者数は何と1億人越え!

さまざまな検査が重複しているのでしょうが、強制的な健診の様相がはっきりします。

そして、新潟大学医学部名誉教授の安保徹さんと、東洋医学からの視点で治療を考える石原結實医師の対談本の『病気が逃げ出す生き方』には、


人間ドックは 2006年には 290万人が受けましたが、異常なしと診断された人は 11%しかいなかった。医療費や医者数がどれだけ増えようが、病人は減らないという自体に陥っているのです。


と書かれてあり、人間ドックや健康診断に「行けば、病気と診断される」という循環が出来上がっていて、さらに日本人を薬依存、病院依存にしています。

これでは、ガンや認知症が減る道理がないです。

ちなみに私は、特に理由はないですが、面倒なので 20年くらい健康診断を受けたことがないです。

ところで、今の日本人の死因のトップはガンですが、ふと、樹木希林さんと、アメリカの医学博士の著作の関連について思いました。




ガンを自然治癒させるには

いつだったか「全身ガン転移」宣言をしていた樹木希林さんが、やはりいつの間にか「すっかり治っていた」ことを最近知ったのですが、全身転移ガンを知らされてからガンと向きあった際の樹木希林さんの「心情」を知りまして、

「ああ、まったくこれだなあ」

と思いました。

樹木希林が全身がんを克服した治療法から学ぶことというページには下のようにあります。


がんを肯定的にとらえる樹木希林の発言

「私の考えでは、がんで死ぬっていちばんいいと思うんです。用意ができるじゃないですか。それぐらいの感じで生きています」

「ガンは有難い病気よ。周囲の相手が自分と真剣に向き合ってくれますから」

「がんに感謝よね。経験してなければろくに『死』にも向き合わず、主人の 内田(裕也)さんのこともちゃんと理解しようと思わなかったかもしれないし」



まあ、内田裕也さんのことを理解する必要があるかどうかは別として、何と樹木希林さんは、抗ガン剤治療と並んで、もっとも良くないと考えられる「放射線治療」をおこなっていたのですが、「望む態度」がちがったようです。樹木希林さんは下のような態度でガンの治療にあたっていったそうです。


樹木希林さんは当初、がんの手術に関しても、「先生のやりやすいほうで」というようなことで、医者に委ねていた感があります。

しかし、その後、がんに関して、勉強をしだしたといいます。そして知識を深めていくと、がんを自分が治すんだという、心構えに変化していきました。

「自分に合う医者や治療法、本などを、本気で探すことが大事。自分を知る勉強だと思います。自分の体のことですから、少し医者を疑うくらいの気持ちで良い治療法を探すことが大切。」

そして、全身にがんが移転したことを知ったのちに、樹木希林さんが選んだ治療は放射線治療でした。

そうして放射線を照射する場所に関しても、医者任せではなく、樹木希林自身が医者に対して、「ここから、ここまで」と命令したといいます。



というものだったようです。

この一連の樹木希林さんの態度のうち、

・ガンに感謝する

・治療法を自分で決める


ということは、ガンを自然治癒させた人たちに共通していることで、安保徹さんなども、

「ガンを自然治癒した人は、みなさん、ガンにかかって良かったって、ガンに感謝するんですよね」

と、何かの対談(思い出せないです)でおっしゃっていました。

アメリカでも日本でも、ムチャクチャ売れているガンの治療に関しての本がありまして、それは、アメリカの医学博士のケリー・ターナー博士( Dr. Kelly Turner )という方が書きました『がんが自然に治る生き方――余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと』という本です。

ケリー・ターナー博士
expert_kelly_turney.jpg
Dr. Kelly Turner


ターナー博士もまたお美しい方ですが、「ガンの自然治癒」が医学界でその存在が放置されていることに気づき、日本を含む世界 10カ国(アメリカ、中国、日本、ニュージーランド、タイ、インド、英国、ザンビア、ジンバブエ、ブラジル)で自然治癒でガンが寛解した人と、その治療者のインタビューをおこなったのでした。

そして、ガンの自然治癒を体験した人々には

9つの共通する実践事項

があったことを見出したのでした。

それは、以下の9つです。

・抜本的に食事を変える
・治療法は自分で決める
・直感に従う
・ハーブとサプリメントの力を借りる
・抑圧された感情を解き放つ
・より前向きに生きる
・周囲の人の支えを受け入れる
・自分の魂と深くつながる
・「どうしても生きたい理由」を持つ


順序は関係ないです。

どれが重要とかではなく、ガンが自然治癒した人たちは、その「ほぼ全員」が、程度の差はあれ、この「すべて」を持っていたというのです。

さきほどの樹木希林さんは、自然治癒ではないですが、おそらくは、9つを持っていたと考えられます。

放射線治療という、一見、非常に良くないと思われる治療法を選択した樹木希林さんも、

・治療法は自分で決める
・より前向きに生きる


など、自主的で積極的な態度で臨んだことで、クリアに至ったのだと思います。

あるいは、樹木希林さんは放射線により治癒したのではなく、「自然治癒」だったのかもしれません。

いずれにしても、ターナー博士の「ガンの自然治癒における9つの鉄則」を見た時に、私は「これはガンにだけ当てはまるのではなく、すべてに当てはまる」と思いました。

つまり、上のうちの、

・抜本的に食事を変える
・直感に従う
・抑圧された感情を解き放つ
・より前向きに生きる
・自分の魂と深くつながる
・「どうしても生きたい理由」を持つ


などは、生活の上で、日常的に意識して生きていてよいことだと思うのです。

あるいは、どんな病気の際にもこの態度でいいような気がいたします。




そして、ガンは病気でさえない

ここまで書いたことは「治癒」の観点から見たガンですが、そもそも、ガンは病気なのかどうかということもあります。

以前、

「ガン発生のメカニズムも、また人間に与えられた優れた機能」だということをほんの少しだけ書かせていただきます
 2015年05月12日

という記事を書きましたが、免疫学の権威でもある安保さんは講演の中で、

発がんは不利な内部状態を克服する解糖系への適応応答である

と言っていました。

つまり、「ガンは体を守る反応だ」と。

一般的には、ガンは、「遺伝子の失敗」のようなことがいわれますが、安保さんの一貫した主張として、

「人間の体は間違わない」

という至高の理念があります。

さらに、さきほどの『病気が逃げ出す生き方』の中で、石原医師は、以下のことを述べています。


「病気が逃げ出す生き方」より

(私たちの体は)常に長生きしよう、治そうとする自然治癒能力が働いています。それと同じように、ガンも体にとって、何かよいことをしている反応ではないかと思うのです。

つまり、ガンは人間の他の自然治癒反応と同様に、血中の老廃物を1カ所に集めて、血液を浄化しようといる装置だと思っているわけです。

これについては、自然医学界の権威である森下敬一博士が、今から 40年も前からずっと「ガンは血液をきれいにする浄化装置だ」ということを主張してこられました。私もこの意見に賛成です。

面白いことに、ガン細胞と白血球にはそれぞれ共通点があります。まず一つに、人間の体の中を自由に動き回ることができるのは、このガン細胞と白血球だけということです。

それと二つ目には、両者ともに活性酸素をたくさん放出し、相手を弱らせて貪食するという働きがあること。



ちなみに、安保さんと石原医師のふたりの意見を総合すると、病気というのは、

・過食
・ストレス
・低体温
・血液のよごれ


が、ほぼすべての原因のようで、この中でも安保さんは、「低体温」と「ストレス」が、きわめて強い病気の要素だとしています。

西洋薬のよくないところは、ここにも絡んできまして、ほとんどの西洋薬は、

・体温を下げる
・交感神経を優位にする(ストレス)


などがあると思われるので、

薬を常用すればするほど病気に近づく

という真理が見えてくるのではないでしょうか。

いずれにしても、この急速な変化の中で、「自立」に向かう時間はそんなにないかもしれないですが、でも、「自立」は難しいことではないです。

「どうすれば健康でいられるか」

という「考え」と、

「あらゆる症状は治る過程であることを信じ込む」(参考記事:病気の本質

ことで、「病気」という概念は次第に遠いものとなっていくと私は思っています。

症状が出ているということは「何かが治っている途中」なんです。

熱が出ることも下痢になることも、めまいも鼻水も咳もいいことなんです。

私がこんなことを思うように至ったのも、「厳しいめまい」に悩まされてのことでしたが、それがなければ、「健康」なんて考えなかった。

そういう意味で、どれだけ、めまいに感謝していることか。

そして、先ほどのように、ガンもまた自然良能であることはどうやら確実で、それなら、それなりの対応をすれば少しもコワイものではないし、医者も必要ないはずです。

まずは健康面で「自立」する。

そして、健康な身体と意識のままで、どこかの時点でぼっくりと死ぬ。

それができる時に未来は訪れるはずです。

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2015年07月23日



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sharks-extinction.gif

▲ 2015年07月03日のガーディアン 40% of Europe's sharks and rays face extinction, says IUCN より。



新たなステージの渦中で

今回の大量死リストは、少し前の記事、

新たな段階に入った感のある大量死が示すことは「地球の磁場異変」の最終章?
 2015年07月16日

の際に同時に載せるつもりでしたが、その記事が長くなってしまいまして、翌日あたりに載せるつもりが、ズルズルと今日にまでなってしまいました。

この記事のラストあたりに、


大量死のご紹介は明るいことではないかもしれないですが、それが起きている地球にリアルタイムで私たちは生きています。


と書かせていただきましたが、現実に動物たちが大量死を拡大させている真っ只中に私たちは生きているわけで、だからどうすればいい、とかがわかるわけではないですが、私たちは、すでに「変化の現場の渦中にいる」のだと思われます。

最近の大量死は、過去と比較しても、その規模と回数において拡大し続けていまして、それらの主要な原因が何かはわからなくとも、地球の変化の中で、動物たちを取り囲む環境の何かが「大きく」変化していると考えるのは不自然ではないように感じます。

冒頭の報道は、7月3日の英国ガーディアンの記事ですが、これを見て、ふと「サメの歴史」ということを思いました。サメの歴史というページには、以下のようにあります。


はっきりとしたサメの祖先はデボン紀の初期、4億年前に現れ、それ以来ひたすら進化の道を歩んで来たと推定されています。最も古いサメの化石は4億1800万年前のものですが、これは歯でしか見つかっていません。

しかし、2003年10月1日、4億900万年前の古代ザメの、ほぼ完全な化石が発見されたと報道されました。



約3億7000万年前のサメ「クラドセラキ」
Cladoselache.jpg
Encyclopedia Britannica


わかっていない部分が多いとはいえ、サメ、あるいはエイの仲間というのは、

> 4億年ほど前に地球に現れ、それ以来ひたすら進化の道を歩んできた(というより、ほぼそのままの状態で今にいたっているように見えます)

という生物の一群であるわけで、4億年などという大きな歴史を持つサメたちが今、大量絶滅に瀕している状態であることが明らかとなっています。

先日、北海道に短い帰省をしていまして、

生き物に囲まれなかった2日半の夏休み
 2015年07月20日

という記事に書きましたが、「自然はいくらでもあるのに、虫がいない」ということがありまして、上の記事では、

まるで、大自然の中から「虫の周波数が消えてしまった」かのよう。

というように書きましたが、サメやエイなんかも「4億年の周波数の役割」を終えて消えていこうとしているのかもしれないですね。

ちなみに、海鳥も 1950年から 70%も減少していることが最近わかったことが報じられていました。

seabirds-decline.gif

▲ 2015年07月09日のサイエンス・デイリーより。


いろいろ具体的な原因を見出すこともできるのかもしれないですが、何だかこう「奇妙な段階に来てしまった」という感じが、先日の北海道の体験を含めて、ややあります。

それでは、ここから 2015年6月から 7月(18日)までの世界の大量死報道の記録です。

なお、今回は、あまりにも数の多い「魚の大量死」報道は除きました

夏が近づくと、藻の発生や酸欠などで、魚の大量死は増えまして、今回もこの期間中に、おびただしい数の魚の大量死報道がありましたが、印象的な例を除いて、それらはリストに入れていませんので、実際には大量死報道は下のリストの2倍、あるいは、それ以上あると思います。

なお、今年4月くらいからの大量死の記録は、過去記事、

途方もない「大量死の時代」の進行が加速していた…
 2015年04月30日

…地球では今日も粛々と「1種類ずつの大量死」が続いている
 2015年05月28日

にあります。



2015年6月〜7月(18日まで)の世界の大量死

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Mass die-off 2015

2015年7月

7月18日 トリニダード・トバゴ - 3頭のオサガメ(現生するカメ目の最大種)がマトゥーラの海岸で死亡した状態で発見される(報道リンク

turtles-2.jpg
・Guardian


7月17日 アメリカ - 死亡した数十匹のチョウザメがコロンビア川岸に打ち上げられる(報道リンク


7月16日 アメリカ - マサチューセッツ州ウェルフリートで謎のスッポンの大量死(報道リンク


7月13日 オーストラリア - 体長3メートル、体重 1000キログラムの巨人マンボウがタスマニアのビーチ沿いに打ち上げられているのが発見される(報道リンク

mola-mola.jpg
・Daily Mail


7月12日 シンガポール - 同国として初めて死亡したマッコウクジラが打ち上げられる(報道リンク


7月12日 ボリビア - 極度の寒さと降雪により、170,000頭以上のアルパカが死亡(報道リンク

[参考記事]
ペルー南部に非常事態宣言。寒波と強風でアルパカ17万頭が死亡
地球の記録 2015年07月11日

peru-emergency-declare.gif

▲ 2015年07月10日のペルー El Comercio より。


7月11日 オランダ - 数千匹のウナギが「突然、川から陸地へと這い出したまま集団で死亡」(報道リンク

[参考記事]
新たな段階に入った感のある大量死が示すことは「地球の磁場異変」の最終章?
2015年07月16日


7月11日 アメリカ - アラスカで14頭の死亡したクジラが打ち上げられる(報道リンク


7月9日 アメリカ - 18頭のバイソン(野牛)が、フォートベルナップの水場の近くで原因不明の大量死(報道リンク


7月7日 デンマークで 110年ぶりのザトウクジラの座礁(報道リンク


7月6日 ホンジュラス - 何百羽もの鳥がサンロレンツォの海岸で死亡しているのが発見される。(報道リンク


7月6日 ペルー - タクナの海岸で、30羽のウミドリ、クジラ、2頭のアシカが死亡しているのが発見される(報道リンク


7月6日 アメリカ - バンドウイルカとゾウアザラシが、カリフォルニアのオーシャンビーチに打ち上げられる(報道リンク


7月6日 アメリカ - フロリダ州で最大の湾岸の鳥たちの繁殖場であるシーホース・キーから数千羽の鳥が「消滅」(報道リンク


7月5日 アメリカ - 過去21年間で、アメリカのモナーク蝶が 80 パーセント減少していることが判明(報道リンク

モナーク蝶(オオカバマダラ)
Monarch-Butterfly.jpg
MONARCH BUTTERFLY


7月2日 オーストラリア - キャンベルのビーチでマッコウクジラが死亡しているのが発見される(報道リンク


7月2日 アメリカ - ニューヨークでのスッポンの大量死の調査にアメリカ海洋大気庁が着手(報道リンク

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HARWICH


7月2日 バルバドス - クライストチャーチのビーチで 37頭のタイマイ(ウミガメ)が死亡した状態で発見される(報道リンク




2015年6月

6月28日 ボリビア - チチカカ湖でのカエルの大量死(報道リンク


6月25日 南アフリカ共和国 - ケープタウン周辺でムール貝の謎の大量死(報道リンク


6月25日 フランス - サンブレビンのビーチに数千匹のクラゲが打ち上げられる(報道リンク


6月23日 アメリカ - オレゴン川で数週間にわたり、大量のサーモンが死に続けている(報道リンク


6月21日 南アフリカ - 26頭のヤギが東部の岬で死亡しているのが見つかる(報道リンク


6月20日 ペルー - リマのビーチで何百羽ものカモメやペリカンが死体で発見される(報道リンク


6月17日 アメリカ - グアダルーペに漂着するオットセイが記録的な数に(報道リンク


6月19日 アフリカ - アフリカのハゲタカが「絶滅」に向かっている(報道リンク

african-vultures-extinction.gif
・Phys.org


6月15日 アメリカ - 南カルフォルニアのビーチに数千匹のカニが打ち上げられる(報道リンク

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・KTLA


6月14日 アイスランド - 島全体で羊の謎の大量死が起きている(報道リンク

[参考記事]
アイスランドで全土で「羊」が原因不明の大量死。正確な数は現在なお不明
地球の記録 2015年06月19日


6月13日 メキシコ - 55頭のイルカと4頭のアシカがバハ・カリフォルニアで死体で発見される(報道リンク


6月12日 アメリカ - 大量のカニ( Tuna Crab )が、カリフォルニアのビーチに打ち上げられる(報道リンク

tuna-crabs-wash.jpg
・abc news


6月11日 ウルグアイ - 死亡した十数羽のペンギンが海岸に打ち上げられる(報道リンク


6月10日 アメリカ - ブルックリンのビーチで死亡したミンククジラが発見される(報道リンク




(訳者注) リストには載せませんでした魚の大量死を含めて、「〇〇という鳥だけ」とか、「〇〇というカメだけ」のような「1種類だけの大量死」が、依然として多いことが注目されます。

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2015年07月22日



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最速であと5年ほどで十数年続く小氷期に突入する可能性

IceAge-20013.gif

▲ 2015年07月17日の Astronomy Now より。



猛暑なのに何だか涼しく過ごせている今年の夏

私は暑さに弱く、夏が来るたびに「暑い暑い」と大騒ぎしているのが常なのですが、今年はちょっとちがって、騒いでいません。

気温だけ見てみれば、確かに、私の住む地域の周辺でもかなりの高温となっているようです。

07-22-kion.gif
Yahoo! 天気


しかし・・・たとえば、例年の私なら、もう梅雨の最中あたりからエアコン・フル稼働というような生活をしていたのですが、今年は、少なくとも自分でエアコンをつけた日は、まだゼロです。

眠る時に、うちの奥さんがあまりにも暑いというので、エアコンをつけたことはありますが、少なくとも自主的にエアコンをつけたいと思った日はまだありません。

7月に入ってから、気温が高い日も「妙に風が涼しい」ことには気づいていました。なので、常に風を通していれば、今年の夏は割と楽勝かも、とは思いまして、ドアや窓、ベランダなどを全壊にして(壊してどうする)、全開にして過ごしていますが、今なお風は涼しいです。

夏に入ってからも、雨の日以外は、朝ほぼ毎日1時間ほど歩いていますが、朝は格別に涼しいです。

奥さんからは「あんなに暑がりだったのに、体質変わったんじゃない?」と言われますが、何がどうであるとしても、夏を暑くなく過ごせるというのは、非常に快適で、嬉しい限りであります。

今日も今、午後2時頃にこれを書いていますが、快適です。

そういえば、3ヶ月ほど前の、

基本的に「すべての薬」は人間に良くないという理由の理論的なメカニズムがわかったのです
 2015年04月02日

という記事で、薬と現代の医療が「健康にとても悪い」ことを知って以来、基本的に薬を飲むのをやめて、さらに、それ以来、1度も病院には行っていないのですが、同時に、いくつかの簡単な健康法で、かなりの変化がありました。血圧なんて薬も何も使わず 40くらい下がりました( 160 → 120 )。

ちなみに、私は「健康で長生きするのがいい」とはまったく思っていません

なぜ、人は心身共に健康であるべきなのかというと、

「世の中がどんな状態でも、自立していなければならない」

ということだと思っています。

たとえば、誰かが「私が世界を変えてやる」と思っていても、認知症になってしまってはどうにもなりません

世界の大変動の時などに「オレは最後の最後までやり抜くぞ!」という人が、

「でも、高血圧の薬と血糖値の薬がないとちょっと困ります」

というのでは、もう自立も変革もクソもありません
世界のシステムが壊れた時に、「人工透析の中で」世界の再建を叫んでも、何だか変です。

健康になるという意味はそういうことで、何かの時に、薬や介護が必要ではいけないということだと感じます。

これからの世の中で必要なことは、ひたすら「自立」だと思います。

そして、身体も自我も意志もしっかりと「自立」している中で、生きるだけ生きて、

「自立している中で他の誰にも世話をかけずにポックリと死ぬ」

ことが健康になる目的です。

自分たちが生きている世界を最後まで「心と体で認識したままで死ぬ」と。

というわけで、これらのことは、また少しあとに書かせていただこうと思いますが、先日、

太陽が割れてきた・・・。その研究を読みながら、太陽を含めた「自然の存在の役割」を考える
 2015年07月13日

という記事でもちょっとふれましたが、最近、イギリスの王立天文学会で「地球は 2030年頃を頂点としたミニ氷河期に入る」という発表がなされたことは、日本語の記事でも報じられていることもあり、ご存じかと思われます。

これは、日本や西欧の報道を見ていると、イギリス人科学者の主導の研究のようにしか見えないのですが、実は、研究の重要な物理的バターンの実証を果たしたのは、ロシア人物理学者でした。

そして、イギリス人科学者もロシア人物理学者もどちらも女性でした。

比較的最近の記事、

オランダの女性たちが発見した奇跡のエネルギー生成 : 生きた植物と生きた微生物と水のコラボレーションが生み出した驚異の発電法 - Plant-MFC
 2015年07月04日

他、いろいろとそうなんですが、最近は女性の研究発表の重要性が著しいものがありまして、私は、「その研究の主導が女性によってなされたかどうか」ということを重視する傾向にあります。

まあ、今回の研究は、女性だどうだということを別にしても重要なものです。

おそらく、今までの「寒冷化」説の中で、もっとも科学的で、もっとも実証的なものです。

小氷期の到来が、もはや疑う余地がない段階にまで来ていることを感じます。

ちなみに、地球が「温暖化」に向かうなら、作物栽培や食料供給には良い面が多いですが、「寒冷化」は、その逆となり、過酷な地球環境が考えられます。

食料は不足する、病気も増える、経済も多分冷え込むなどで、「生きることが楽ではない世界」ということも考えられないではありません。

もし、近いうちにミニ氷河期に入るのであるなら、先ほど書きました、「自立した生き方」というのは、ますます重要になってくるように思います。





この数年唱えられ続けていたミニ氷河期突入説

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イギリス王立天文学会での、英国ノーザンブリアン大学のヴァレンティナ・ジャルコヴァ教授( Prof Valentina Zharkova )によるミニ氷河期突入の発表については、7月22日の日経ビジネスでも特集されていましたので、短く抜粋しておきます。

ヴァレンティナ・ジャルコヴァ教授
Valentina.jpg
Research Gate


オリジナルは長い記事で、下はその冒頭部分の抜粋です。


地球は2030年からミニ氷河期に入るのか?
日経ビジネス 2015.07.22

2030年頃から地球はミニ氷河期に突入する――。

英ウェールズで7月9日に開かれた王立天文学会で英国の研究者が驚くべき発表をした。今後15年ほどで太陽の活動が60%も減衰するというのだ。英テレグラフ紙を含めたメディアは「ミニ氷河期に突入」というタイトルで記事を打った。

研究発表をしたのは英ノーザンブリアン大学のヴァレンティナ・ジャルコヴァ教授。太陽の内部にある磁場の変化によってミニ氷河期が訪れる可能性を示唆した。

同教授によれば、太陽内に2つの異なる磁気波があることを発見。2波は周波数が異なるが、両波ともに11年周期で変化するという。ジャルコヴァ教授は両波を基に太陽活動の動きを探る新しいモデルを確立した。精度は97%だという。



このような、

地球は 2030年代をピークとする数十年続く寒冷期に入る

という説に関しては、2011年に、 NASA マーシャル宇宙飛行センターのデイビッド・ハザウェイ博士という太陽物理学者が Earthfiles とのインタビューで語ったことを、

あらかじめ予測されていた小氷河期の到来
 2011年11月07日

という記事で、何度かにわけて記したことがあります。

デイビッド・ハザウェイ博士
david2.jpg
・NASA

しかし、ハザウェイ博士は、太陽活動の低下による地球寒冷化になるという予測はあるにしても、「確定的なことは何もない」としていて、こちらのページでは、


[記者からの質問] もし、太陽活動がサイクル25から極小期に入るとすると、気候は氷河期に戻ってしまうのでしょうか?

[返答] その質問に対しては、「太陽が気候にどのくらい影響するものなのか」ということがはっきりとしていなければ答えられないのです。

[記者からの質問] 太陽は太陽系の中で唯一、熱を与えているものなので、地球の気候にも大きな影響を及ぼすのではないのでしょうか?

[返答] 仮にそうだとしても、その割合を誰も知りません。現在わかっていることは、地球が受ける太陽のエネルギーの変化というのは、少なくとも、光度、温度については、1パーセントの10分の1程度しか受けていないということがあります。

現在では、雲の生成が宇宙線と関係している可能性が出てきており、「雲の存在」は地球の気候に大きく関係します。太陽からの紫外線などのエネルギーがどれだけ変化しても、雲などの影響のほうが地球の天候に大きな影響を与える可能性があるということです。



としていて、太陽活動が縮小した場合でも、その影響は「不明」だとして、「ミニ氷河期が来るかどうかはわからない」と述べていました。

上のハザウェイ博士の、

> 少なくとも、光度、温度については、1パーセントの10分の1程度しか受けていない

というのは、観測的な事実でもあります。

表面的な数値だけを見れば、太陽の日射量の変動が気候変動に与える影響は「たった 0.1 パーセント」ということで、太陽活動の地球の環境変動への影響はとても小さいと言えます。

下は、東京大学宇宙線研究所の宮原ひろ子さんが 2008年に書かれた「中世の温暖期と近世の小氷期における太陽活動と気候変動 - 樹木年輪中の炭素同位体の分析から」という論文からです。

sun-beam-02.gif
中世の温暖期と近世の小氷期における太陽活動と気候変動


あるいは、「太陽活動が低下すると、曇りの日が多くなる」という事実もあります。

これは、

・太陽活動が低下する
 ↓
・地球への宇宙線の到達量が増える
 ↓
・宇宙線が増えると雲が増える


という「宇宙線」が関係した流れとなっていて、曇りの日や雨の日が増えますと、気温は低くなりやすい気もしますので、そのあたりもどう関係あるのか、など、太陽活動と地球の気象との関係はいろいろあります。

宇宙線量の変化と地球の「雲」量の変化の相関関係
cosmic-ray-clouds3.gif
Climate Change Controversies

上の図にしては、過去記事、

「宇宙線が雲を作るメカニズム」の一部を欧州原子核研究機構 CERN が解明
 2011年08月26日

などをご参照くだされば幸いです。

さて、今回、アメリカの Astronomy Now (今日の天文学)という科学メディアに、「モスクワ国立大学ニュースリリース」の内容と共に、今回の研究の主要メンバーであるモスクワ国立大学の物理学者であるヘレン・ポポワ博士( Dr. Helen Popova )についても紹介されていました。

このヘレン・ポポワ博士はお美しい方ですが、今回のためにおこなった業績は、その美貌をさえ忘れさせてしまうほど、きわめて重要なものです。

ヘレン・ポポワ博士
Dr-Helen-Popova.jpg
Astronomy Now


彼女は、今よりずっと以前に、現在の太陽サイクルであるサイクル 24の「黒点数の予測」を、太陽の電磁波の観測から数学的解析で導かれる結果により、

将来の黒点数を予測し、その通りになった

のです。

さらに、サイクル24の黒点数の正確な予測に成功したヘレン・ポポワ博士は、今の次の太陽サイクルである「サイクル25」のパターン解析に着手したのでした。

前回と同じ手法での精度が正しければ、「ほぼ正確に次のサイクルの黒点数を予測できる」ことになります。

それによって、ポポワ博士は、

「次の約 30年間ほどの間の黒点数が、マウンダー極小期と同じ程度の黒点数になる」

という結果を導いたのでした。

その精度、つまり、ミニ氷河期が訪れる確率は 97% としています。

モスクワ国立大学ニュースリリースの内容を紹介した今回の報道は、難しい内容ですが、西側で報道された内容よりは、さらにそのメカニズムを詳しく説明していて、「ミニ氷河期は近い」ことを感じさせるものです。

ここから、報道の内容をご紹介しますが、私自身、意味もわからず訳している場所がありますので、真剣に検討されたい方は、オリジナルをお読み下さい。



Diminishing solar activity may bring new Ice Age by 2030
Astronomy Now 2015.07.17

太陽活動の低下が 2030 年までに新たな氷河期をもたらす可能性がある


sun-mini-iceage.jpg


17世紀から 18世紀の初めに世界を凍結させた「小氷期」と呼ばれる時期と同様の厳寒の世界が 2030年から 2040年にやってくると予測されている。

これらの結論は、モスクワ国立大学核物理研究所の物理学者ヘレン・ポポワ博士らを含む国際的な科学者のグループによって、ウェールズのランディドノーで開催された国立天文学会議において、ノーサンブリア大学のヴァレンティナ・ジャルコヴァ教授によって発表された。

太陽は、独自の磁場と、時間的に変化する振幅と空間構成を有することが知られている。

それは、太陽からの電磁放射の変化による太陽大気の変化の結果による強力な磁場の形成と崩壊や、太陽からプラズマの流れの強弱、太陽表面の黒点数などだ。

そして、太陽表面の黒点数の変化の研究によれば、それは 11年毎に変化する周期性を持つ構造を有しており、それはまた、炭素 14、ベリリウム 10 他の同位体分析などの地球環境への影響をも有する。

太陽活動はいくつかのサイクルを持つが、それらは各サイクルで異なる期間、および特性を持ち、たとえば 11年サイクルや 90年サイクルなどが知られている。

11年周期の太陽サイクルでは、11年ごとに太陽表面の黒点数が減少する。

過去 90年の黒点の変化を見ると、11年サイクルの黒点の数が周期的に減少していることがわかっており、50%から 25%減っている。

17世紀には、およそ 1645年から1700年頃まで続いた「マウンダー極小期」と呼ばれる太陽活動の長期にわたる減少期間があった。通常なら、40000個から 50000個は出現する黒点が、このマウンダー極小期には 40 から 50 個しか出現しなかった。

太陽放射の最大値と最小値は、黒点の数の最大値と最小値と、ほぼ一致することを示す(黒点が少ない時は、太陽放射が少ない)。

研究者たちは、太陽活動のサイクル 21からサイクル 23までの3つのサイクルの完全な磁力記録から、すべての背景磁場を分析した。研究者たちは、データの分散の 40%をカバーする分析の新しい方法を開発した。これは、主な太陽の磁気波がペアで生成されていることを明らかにするのに役立った。

主成分のペアは、太陽の双極子場の変動の原因であり、11年の太陽活動中に、太陽の極から極へと、その極性が変化する。

電磁波は、太陽の北半球から反対へと移動する、あるいは、南半球から反対へ移動し、その際、サイクル数と共に波の増加の間の位相の変化を有する。それぞれの波は、半球で互いに相互作用する。

科学者たちは、この分析式を導くために管理し、これらの2つの波の進化を説明し、太陽活動の本来の代理の変化と関係した要約曲線から、太陽黒点の数を算出した。

そして、この式を用いて、科学者たちは観測から派生した主成分と比較して、サイクル 24の磁気活動を予測し、それは 97%の精度を示した。

サイクル 24の磁気活動からの黒点数の算出の成功に触発され、研究者たちは、次の2つのサイクル「サイクル 25」(次の太陽サイクル)と「 26」の磁気の波を予測したところ、この2つの太陽活動サイクルでは、黒点が生産される数が低い可能性であることがわかった。

これは、2030年から 2040年頃の太陽活動が 17世紀のマウンダー極小期と同様になることを示している。マウンダー極小期には、本来なら 4万から 5万の太陽黒点が出現するところに 50個から 70個しか黒点が出現しなかった磁気だが、2030年頃は、この時と同様な急激な太陽活動の減少につながると予測される。


1677年に凍結したテムズ川
frozen-Thames.jpg


太陽活動の新たな減少は、太陽放射照度の低下につながる。これは、地球の顕著な冷却と非常に厳しい冬と冷夏をもたらした「小氷期」と呼ばれる状態と一致することを示す。

太陽磁気活動の進化の独特な物理数学的モデルを開発し、太陽活動全体としての最小値の出現パターンを得るために、それに物理的解釈を与えたモスクワ国立大学のヘレン・ポポワ博士は言う。


「マウンダー極小期の時代には、テムズ川やドナウ川が凍結し、モスクワ川が半年ごとに氷で覆い尽くされました。この時同様の太陽黒点の減少が観察される場合、これは地球の大気の同様の冷却につながる可能性を指摘することができます」

helen-s1.jpg
・ヘレン・ポポワ博士。


気候への太陽活動の影響について既存の理論に該当する場合、ヘレン・ポポワ博士によると、この太陽黒点最小値は、マウンダー極小期の際に発生したものと同様の重大な地球の冷却につながるという。

この冷却現象は、次の 5年〜 15年以内に発生する可能性がある。

ポポワ博士は述べる。

「私たちの時代の将来の最大の気温の低下は、次の3つの太陽サイクル( 25、26、27)に訪れることを示し、それはこれからの約 30年間です。それらの期間の気温は、マウンダー極小期ほど低くはならない可能性もあります。しかし、私たちは、それを真剣に検討しなければなりません。私たちは、ロシアの気象学者たちとコンタクトをとり続けるつもりです」

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2015年07月20日



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biei1.jpg
lavendertown


そんなわけで、明日には終わる夏休みではありますが、昨日から緑の多いところに来ていまして、今日明日は通常の記事の更新をお休みさせていただきます。

ところで、緑の多いところにいて・・・確かに緑はとても多いのですが、「虫」が少ないのです。

子どもにいろいろと虫を見せたり取らせたりしたかったのですが、以前の記憶を辿って探してみましても、まったくといっていいほどいません。

むかしはウジャウジャといたトノサマバッタは、まったく見ることはなし。

あれほどうるさかったキリギリスの声もほとんどなし。

むかしは絶滅させたいほどうるさかったアブラゼミの声も、その「絶滅させたい」と願った少年時代の気持ちが通じてしまったのか、まったく聞こえず。

「思えば叶う」というようなかたちで絶滅したのかもしれません(想念の大量殺人鬼)。

聞けば、クワガタなどもほとんどいないそうです。

むかしは、ミヤマクワガタなら小さなバケツにいっぱいはとれました。

miyama.jpg

▲ ミヤマクワガタ。大きいので強そうに見えますが、脚の力が弱く、早朝に木を蹴るだけで,いくらでも木から落ちてきました。 e-mushi.com


むかしはそこらの川でいくらでもとれたニホンザリガニも今はまったくいないのだそう。
トンボも見かけないということは、その子どものヤゴもあまりいないのでしょう。

木を見ても、草をかきわけても、水を探しても、形而上的なほど何もいない。

子どもに虫を見せるのは無理そうです。

住宅街の周辺でも、昔は夜になると、外灯のあかりの周囲を何十何百という虫がくるったように飛び回っていましたが、今は夜の外灯の周囲にも虫はゼロです。

まあ、衛生的ではありますが・・・。

ただ、少し離れたところに行きましたところ、地元の人が、

「このあたり、クマと、あとマムシが出ますね」

と話されていました。
ちょっと危険なものはよく出るようです。

ちなみに、今年の北海道でのクマの目撃件数は、過去 10年で最高なのだそうです。

2015年のクマ目撃件数と平年の比較
kuma-2015.gif
北海道新聞

これらも自然の生物ですが、クマやマムシが出ても、子どもにそのまま見せてあげるわけにもいかず、たくさん出てこられても少し困りますね。

それにしても、何となく不思議です。

緑は死ぬほどあるのに、虫が全然いない。

まるで、大自然の中から「虫の周波数が消えてしまった」かのよう。

草や木や森だけは以前と変わらず、いや、自然公園などが増えたせいで、むしろ以前よりも緑は増えているのに虫がいないというのは、奇妙な違和感があります。

何か、映画のセットの中で遊んでいるような。

自然というものが、全体のバランスの中で統一された光景を作り出しているものだとするならば、そのバランスの何かが崩れたか変化しているのかもしれません。

あるいは他の事情で「消滅」していっているのかもしれないですし、さまざまな変化が複雑に(あるいは単純に)起きているだけなのかもしれません。

まあしかし、実際に「あふれる自然の中でも虫はいない」という現実の中にいるのですから、これはこれとして楽しむしかありません。

ところで、観光地に行くと、中国語の看板とパンフレットがやたらと目につきます。中には「中国語のパンフレットはあったけれど、日本語のパンフレットはなかった(ように見えた)」という施設もありました。

日本でありながら、日本人にはやや不便ですが、飛び交う中国語の波の中にいますと、黒竜江省に旅行にでも来たような気持ちにもなり、お得感もあります。

消えた虫の替わりにたくさん出現してくれているのかもしれません。

何はともあれ、そんな短めの夏休みの中におります。

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2015年07月19日



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▲ 2015年5月のネイチャーより。


女性「性」の意味

震災直後から、どういうわけか、ふいに「女性性」というものが頭に浮かぶことが多くなり、ブログでも「女性性社会の獲得」ということがひとつのテーマにもなっている感があります。

そして、この「女性性の社会」という概念は、前回の記事、

ギリシャ暴動の意味:彼らは自分自身と世界を「カイロスの地球」に戻す責任を果たせるか…
 2015年07月17日

の内容と強くリンクすることに気づきます。

その記事で、私は以下のようなことを書いています。


「ギリシャ暴動の意味…」より

先に書きました、民主主義や、貨幣制度や、西洋医学、競技スポーツ、神話、あるいは、哲学もギリシャが発祥っぽいですが、そういうものは、人間本来の生活には不要なはずです。


この記事では、これらを「精神的な文明」では不要なものとして書きましたが、過去記事を読み返してみますと、2011年の震災1週間後くらいに書きました、

人類の大きな希望 : 女性「性」の文明
 2011年03月19日

という記事には以下のように書かれています。


「人類の大きな希望 : 女性「性」の文明」より

「男性"性"」の社会とは要するに今です。

この2000年くらいの世の中の中心的なシステムの全部です。

政治とか法律とか宗教とか市場とか学校などの存在する現在のシステム全部です。

つまり、「女性"性"」のもとではそれらは存在し得ない。



と書いていて、さらに、


「人類の大きな希望 : 女性「性」の文明」より

「カオス」と「無制御」という2つの概念は、実は「女性性」です。

その反対の男性性は、「制御」と「秩序」が大好きで、たとえば、「階級」というのも秩序から生まれており、金銭的なものを含む区別と差別というのも、秩序から生まれています。

そういう意味ではこの 2000年くらいの地球は「秩序」から作られていたことがわかります。

なんとなくいい響きのある「秩序で構成された世界」。
しかし、実際は今の世の中はどうだろうかという話ではあるのです。

「カオス」と「無制御」というのは、それらをすべて取り去る概念です。

階級、差別、無意味な価値観、法律、組織といったようなものはすべて「男性性」である秩序や制御から生まれていて、反対の「カオス」と「無制御」からこそ、その反対のものが生まれるものだと私は思っています。

「法律などなくても平安に過ごせる」というのが本来の人類の姿のはずですが、それがどうしてできていないのか。あるいは、いつかはそうなれるのか。



としていて、人間本来の生活には、

・法律
・制度化された秩序
・階級
・学校(教師)
・制度化された治安
・貨幣


とか、他にもいろいろありますれれど、そういうものは本来は必要ないはずです。

さきほどの 2011年の記事は、

> いつかはそうなれるのか。

で終わっていますが、2015年の前回の記事では、

「そうなれる」

としていて、4年越しの回答となっています。

こう比べてみますと、「精神的な文明」というのは、「女性性の文明」と同じような意味ということもいえそうで(「女性の文明」ではないです)、これはつまり、今の時期は、

破壊という男性性のターンから創造という女性性のターンへの橋渡し

のうちの、今は前半戦にいることになりそうです。

まあ、そして、今までの In Deep というのは、非常に「男性に冷たいブログ」であったわけで、「男性不利」の記事を数多く書いてきました(今後も男性には冷たいままだと思いますが。いや、絶対に冷たくする ← そんな決意をしてどうする)。

その最たるものとして、「人類の男性の滅亡の可能性」をご紹介したこともありました。

「確定的な未来」を想起する驚異的な2つの科学的資料から思うこれからの太陽と地球と女性(そして消えるかもしれない男性)
 2014年04月10日

という記事では、科学的な側面と科学的ではない側面から、男性の「絶滅」について書いています。

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▲ 男性のY染色体の消滅についての 2009年5月21日の英国テレグラフの記事


また、「処女懐胎」のことについて、つまり「女性の単独妊娠」についても、

米国女性200人のうちの1人は「処女懐胎」しているという調査結果に思う「進むY染色体の終末時計」
 2013年12月19日

などでふれることがありました。

しかし、そもそもが「オスとメスの生殖によって増えていく」という構図は、生物学的にいえば、そして、仮に進化論というものがあるとすれば(そんなものはないですが、一応あると仮定しまして)おかしいのです。

たとえば、一般的な生物学の見地から見れば、無性生殖、つまり、メスの単独によって子孫がつくられていく方が有性生殖より効率的なんです。

有性生殖と無性生殖の比較」というページの比較で、いかに無性生殖(メス単独で種を増やすことができる)の方が「効率」がいいかということがわかります。


有性生殖と無性生殖の比較

有性生殖 = 増殖の能率が悪い ×

・雄と雌が出会わないと子をつくれない。
・卵(卵細胞)や精子(精細胞)などの生殖細胞をつくる必要がある



無性生殖 = 増殖の能率がよい ○

・1個体で子をつくれる。
・体の一部が分離して子ができるので、わざわざ生殖細胞をつくる必要がない。



そういう意味では「すべての生物はメスだけでよかった」し、その方が「繁殖の効率がいい」という点から、科学者たちは、

「なぜオスが進化の中で生き残ったのか」という謎

と直面し続けていた歴史があります。

合理的な考え方からだと、オスは不要なのです。
なぜ、男性と女性という「性別」が存在するのか。

男性・・・。

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そして、女性・・・。

Chyna.jpg
チャイナ - Wikipedia


そして、つい最近、この2つの性が存在する合理的な理由がわかったのですね。

それが冒頭のネイチャーに掲載された論文で、研究はもイギリスのイースト・アングリア大学の研究者たちによって、実に 10年に渡っておこなわれたという執念の研究です。

一言でいえば、

オスは、遺伝子を強くする役割を持っている

のです。

そのメカニズムは、オスたちが、メスをめぐって競争する時に、性選択というものがおこなわれて、競争の中でおこなわれる性選択は、長期にわたってその集団の遺伝子を良質に強く保つのだそうです。

実験は、コクヌストモドキという虫・・・まあ、これは、いわゆる穀物なんかにつく「害虫」とされている下のような輪郭の虫ですが、それの 50世代などの長い期間の観察でおこなわれたものです。

koku1.gif
e-c-c.co.jp


それで、最も大事なのは、

「メスをめぐって、オスが競い合うこと」

なんだそうです。

競争のない環境では、コクヌストモドキは 10世代目で「絶滅」したそうです。

これは人間にも当てはまるとすれば、女性をめぐって、男子たちが競うことは、遺伝子的に「人間という種が絶滅しないため」にはとても良いことになるようです。

まあしかし・・・最近は社会も変わりました。

「恋人はいますか?」への回答(20〜30代の独身男女)
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ITMedia ビジネス


上のは 2012年の調査ですが、20〜30代の独身男性は 80パーセント近くが「恋人がいない」となっています。

それで、少子化の現在、ただでさえ、若い人の実数が少ないことに加えて、


「恋人欲しくない」4割弱=未婚若者に調査−少子化白書
時事通信 2015.006.22

政府は22日午前の閣議で、2015年版の「少子化社会対策白書」を決定した。内閣府が20歳代と30歳代の男女を対象に実施した結婚に関する意識調査の結果を紹介。未婚で恋人がいない男女に恋人が欲しいかを尋ねたところ、「欲しい」は60.8%、「欲しくない」は37・6%だった。

欲しくない理由を複数回答で聞いたところ、男女全体で最も多かったのは「恋愛が面倒だから」46.2%で、「自分の趣味に力を入れたい」45.1%、「仕事や勉強に力を入れたい」32.9%と続いた。



> 全体で最も多かったのは「恋愛が面倒だから」46.2%

これでは、「女性をめぐって、男性が競争する」どころの話ではないようで、なかなかいろいろと複雑な世の中になっております。

私などの世代の若い時はみんなギラギラしていましたけどね。
20〜30年くらいで、恋愛環境は大きく変わってしまったようです。

私の父方のじいちゃんは、テキヤだったんですが、良家のお嬢さんを好きで好きで仕方なくなってしまい、その家の前に行き、土下座をして、

「好きで好きだたまらないんだ。オレの嫁になってくれ」

と頭を下げたところ、お嬢さん(後の父方のおばあちゃん)は、

「誰がヤクザもんなんかと一緒になるかい!」

と一蹴(こちらも強い)。

じい 「結婚してくれないのなら、ここで腹を切る!」
ばあ 「おお、上等だ。カタギになるか腹を切れば結婚しちゃるわ」
じい 「腹を切ったら、結婚してくれるんだな?」
ばあ 「やれるもんならやってみな」
じい 「よし、腹切るぞ」
子分 「親分、よしなさい」
じい 「止めるな!」
子分 「大体、腹切ったら死ぬんだから結婚もなんもないでしょ」
じい 「ありゃ?」


と、ここで我に返ったじいちゃんは、結局、カタギになって、結婚してもらったのだそうです。

まあ、これだけの大恋愛だったのが理由かどうか知らないですが、子どもも作りに作りまして、うちの父親は 8人だか9人きょうだいの末っ子ということになっています。

いろんな人に聞きましても、実は昔の男性の方が、やたらと大恋愛をしていた感じなんですよね。

だから、今の高齢者たちは、そもそも遺伝子が強いのだと思うのですよ。

もともとが強いので、これだけ薬漬けになったり、自立できなくなったりしても、長く「生きてはいる」ということになっているのだと思います。

それはともかく、「女性をめぐる競争が遺伝子を強くする」という説がすべてにおいて説明できるものならば、今の時代などで生まれてくる子どもたちは、あまり遺伝子が強くないということもあるのかもしれません。

あるいは、過去記事、

「そのうち日本から子どもが消えちゃうんじゃないか」と思わせる日本をめぐる統計グラフと、それと同じ曲線を描くいくつかの統計
 2015年01月30日

など、何度か現代の子どもたちの「妙な弱さ」について書いたことがありますが、そういうことも関係しているの「かも」しれません。

日本における児童生徒のぜんそく被患率の推移
zensoku-19.gif
エコチル調査


しかし、こういう意味から見ますと、「革命」(3)という記事に書きました、エドゥアルド・スエンソンという幕末の日本に滞在したデンマークの軍人が、「日本には、悪習らしい悪習は2つしかない」として、その悪習として、


10edo-t3.jpg

「すぐに酒に手をだすことと、あまりに女好きなことである」



としていましたが、これらも悪習ではなく、遺伝子的には良いことなのかもしれません。

こう考えると、

「強い人間を作る方法」

というのも、それほど難しいことではないことがわかります。

というわけで、そのネイチャーの論文を報道した記事をご紹介します。

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Sex helps populations avoid extinction: Study
News Wala 20015.05.19


「性」は種の絶滅を防ぐ役目を持つ


最近の科学誌ネイチャーに発表された重要な研究は、生殖のためのオス同士の競争が子孫の遺伝的健康を向上させること、そして、性選択が、有害な遺伝子変異を除去するためのフィルタとして作用することを述べている。

この作用により、その種の集団は長く繁栄し、長期的に絶滅を避けることができるのだ。

英国イースト・アングリア大学( UEA )のチームによれば、性選択は、オスが生殖のために競争した後にメスを獲得した時に動作するという。

「オス」と「メス」という2つの異なる雌雄の存在が、これらのプロセスを促進している。

UEA 生物学校のマット・ゲージ( Matt Gage )教授は、「これは、次の世代に自分の遺伝子を再現するための最終的な決定であり、広範で非常に強力な進化の力といえます」と言う。

性選択の役割を明らかにするために、チームは、実験室の制御された条件の下で 10年以上にわたり、コクヌストモドキを観察し続けた。

その結果、集団間の生存力の唯一の違いは、それぞれの成虫の生殖段階における性選択の強さのみだったことがわかったのだ。

90匹のオスが、わずか10匹のメスと生殖のために激しい競争をおこなった集団は、これらの条件の下での生殖の7年後、約 50世代を経て、チームは、これらの集団の根底にある遺伝子的な健康と健全を見出した。

強い性選択を経験した集団は、高い適応度を維持し、近親交配に直面しても、絶滅から復活した。

しかし、性選択が「弱い」か「まったくない」選択を経験した集団は、近親交配の後、より急速な健康の低下を示し、すべてが 10世代までに絶滅した。

これは、性選択が、健康と集団の持続性のために重要であることを示すものだ。

これまで、生物学者は、長い間、生殖の効率化の観点から進化の選択について「オスの存在の理由」について理解できないでいた。効率化の点で、オスという存在が、精子の提供という以上に何が必要かが不可解だとされていたのだ。

今回の研究の結果は「生物が子孫を長く残すための重要なメカニズム」として性別が存在すると理解することができ、なぜ、性が存在するのかという長年の謎の説明となる。

性選択は、種の絶滅を防ぐためのメカニズムなのだ。

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2015年07月17日



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2015年7月15日夜のギリシャ首都アテネ
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Daily Mail

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The Australian


ギリシャ議会でEUの救済案の原稿を破り捨てる議員
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Daily Mail

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ギリシャの人々の「神性」が社会を創造の前段階へと駆り立てる

ギリシャの財政問題は何となく決着したかのようですが、首都のアテネでは、ロイター通信によれば、「この2年ほどで最も深刻な暴動」が起きています。

そして、ずいぶん以前から、他の国はともかく、「少なくともギリシャだけでは」強烈な変化が起きなければいけないと思っていました。

それは、現在の地球の文明の「発祥」というものと関係します。

私たちは、とても便利で快適な物質的文明の時代を生きてきました。

この文明には何の不満もないですし、楽しく楽で飢えることもないような時代を生きることができて、とても幸せに思っています。・・・しかし、そろそろ次の文明の時代になってもいいのかなとは思う部分もあります。

そして、その時代、すなわち「近い未来」は、物質的な文明ではなく、「精神的な文明であるべき」ならば、今の文明にはやや不要に思えるものがあります。

ギリシャという存在の問題は、今の私たちの生活を覆っている巨大だけれど「不要に思える」ものたちが「どこで始まったのか」ということと関係します。

たとえば、民主主義・・・というより「主義」という概念は、精神的文明には明らかに不要ですが、この「民主主義」といいうものの最初は?

あるいは、貨幣制度、西洋医学・・・。

あるいは、人間が戦いで優劣を決める(オリンピック)、多神教の神話・・・それらを初期の時代からおこなっていたのはどこか。

むかし、テレビで「まんがはじめて物語」というものがあったように記憶していますが、そのような調子で、「はじめて」を辿っていきますと、厳密な意味ではないものもあるとはいえ、そのどれもがギリシャに行き着く、ことに気づきます。

現代社会を形作っている基本的な概念の「始点として果たした役割」がギリシャにはあります。
ギリシャの変化を私が求めているのは、ここに理由があります。

作ったもの自らが、責任を持って《終了》させる」ということです。

始まりを築いたものが自らで「破壊(破壊は創造の母です)」しなければならないと思っているのです。

次の地球の文明に進むためにくぐらなければならない「門」は、ギリシャから始まる物質的文明の終焉の兆しにあるとさえ考えています。民主主義やギリシャ神話やオリンピックが、あっという間に世界中に広まったように、《その反対》も、ギリシャが「創造」してくれれば、あっという間に世界中に広まるかも知れません

世界中に広がれば、そうすれば、もともと精神性の高い生活をしていた日本人は、精神性を中心とした生活に移行しやすくなる気もします。

「古い価値観と新しい価値観の共存でもいいのでは?」という考えもあるかもしれませんが、しかし、ギリシャの生み出した数々の概念と文明はあまりにも偉大で、残っていては、それに頼り続けることになりそうです。なので、完全に破壊して、新たに創造する必要がありそうです。

新旧は共存はおそらくはできません。

ヨハネの黙示録に

「見よ、わたしはすべてのものを新たにする」

というフレーズがありますが、望ましい変化はこれであって、共存の道はないように思います。




ギリシャにあった偉大な時間の概念

古代ギリシャには「ふたつの時間の観念」がありました。

クロノス時間とカイロス時間というふたつです。

クロノスは、現在でも使われている時計などで表すことのできる「いわゆる時間」の観念で、カイロスは、一般的な時間とはちがう「主体的な時間」を指します。

ということは、実際には「カイロス時間」には物理的な定義がないですので、「時間は存在しない」という意味にもなります。そういう観念を持っていたということは、古代ギリシャの人たちはきわめて精神的な存在でもあったといえます。

その中で、「物理的な文明発展」も進む中では、主体的な時間だけでは不都合で、それで、現在の「時間」となるクロノス時間というものが発明されたのかもしれません。

ちなみに、このふたつはなかなか覚えにくいですので、私は、「クロノスは苦労の巣」と覚えていますが、まあ、どうでもいいです(そうだな)。

語呂合わせの便利さはともかく、古代ギリシャ人たちは、物質的に生活するために必要なクロノス時間と共に、「真理から見た時間(存在しない時間)」という意味のカイロスのふたつの時間を使っていたという、すぐれた人々だったようですが、このカイロス時間というものは、その幅は、

決められていない点から、決められていない点までの無限

となっているわけで、つまり、カイロス時間から見れば、始点も終点もないといえるわけで、もっというと、

始点と終点はひとつである

という概念になるようにも思います。

ギリシャ文明にしても、その「始点」と「終点」は、カイロス時間の観点からは、実は同じだといえそうです。

「文明の誕生」と「文明の崩壊」は、まるで意味がちがうような響きですが、クロノス時間ではなく、カイロス時間で物事を考えると、「そのふたつは同じ」だということがわかります。

さきほど、聖書のヨハネの黙示録から引用しましたが、ヨハネの黙示録には、

「わたしは、アルパでありオメガである。初めであり終りである」

というフレーズもあります。

「初めであり終りである」というのは、カイロス時間の概念から見れば、特に不思議なことではなく、そういう意味では、聖書でこれを言っている存在は、精神的な文明の価値観に生きているということがいえそうです。

ギリシャの暴動にしても、これを肯定的にとらえれば、すぐれたギリシャの人たちは、「終点」から「始点」に戻り「ゼロの地点」に戻るべくして動いている。

理性だとかそういうものではなく、 深い精神レベルで突き動かされているようにも思います。

すぐれたギリシャの人たちなら、そんな大層で巨大な変革をいとも簡単になし得てしまえるはずです。
彼らは必ずできるはずです。




2008年以来のギリシャ暴動の特徴

ギリシャでは、この数年、何度も若者たちの激しい暴動が起きています。

2009年1月 アテネ
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クレアなひととき


2011年12月 アテネ
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public intelligence


2012年9月 アテネ
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American Front


このギリシャでの暴動は、他の国での若者の暴動とはちがい、特に若者たちは、むやみやたらに暴れているわけではありません。

たとえば、 2009年の暴動では、若者たちは SNS などを利用して、地図などの情報の共有や、「デモへの参加の際の持ち物」などの情報、たとえば下のような情報を共有していました。

・服装はバーカー(頭を守る、どこでも眠ることができる)
・リュック(水、食料、道具などは自分で持つ)
・ゴーグル(目の保護)と、口はタオルかバンダナで隠す
・用意できるならガスマスク(催涙弾に対応する)
・用意できるならヘルメット(頭部の保護のため)


上の写真を見ても、それらの情報が比較的共有されていることがおわかりかと思います。

つまり、「単なる不満の発散として暴れて破壊する」というものとは少しちがうのです。

2008年から断続的に続いている暴動は、意識的であるか無意識的であるかを別にしても、「目的意識」のようなものが感じられるのです。

その「目的」は何か?

それは実際には、いまだに当事者たちにもわかっていないでしょうが、非常にすぐれた民族であるギリシャの人たちは、いい加減、「物質に抑圧されている日々」はイヤなのかもしれないです。

神話と哲学と医学と数多くの思想と理想を作り出した、たぐい稀なる高貴な意志を持っていたギリシャの人々が、ATM の前にうなだれて並んでいる・・・。自分より上に「お金」が君臨する生活

心の本当の奥では、ギリシャの人たちがそんな生活を嬉しいと感じているとは思いません。

ちなみに、ヨーロッパで、毎年のように「ある程度秩序だった暴動」が起きているのはギリシャ以外ではあまり例がないような気がします。あるいは、他の国で暴動が起きた場合は「系統と秩序」というものがないため、長期間にわたったデモにはならない傾向があります。

フランスでもイギリスでもスペインでも散発的に暴動は起きますが、「短期間暴れて鎮圧されて終わり」という感じです。

ギリシャの場合は、若者たちに計画性と「持続させる意志」があるため、デモが何ヶ月も続くことがあります。

どうして、ギリシャだけがそうなのか。

ギリシャで暴動が多い理由は、一般的には「失業率が高い」などの経済的な理由が挙げられますが、数値だけ見れば、スペインやイタリアもそれほど差はないです。

unemploy-eu.jpg
blog.livedoor.jp/zzcj


上のグラフを見ると、最近では最大の暴動が発生した 2008年の12月の頃の若者の失業率は 30%以下で、現在のフランスあたりと差はありません。

このあたり、私は謎に思っていましたが、謎でも何でもないことだと気づきます。

ギリシャの人は、もはや地球の運命に逆らえるわけもなく、「古代ギリシャ以前」に、あるいは「カイロス時間の世界」に時計を戻そうとしている。

先に書きました、民主主義や、貨幣制度や、西洋医学、競技スポーツ、神話、あるいは、哲学もギリシャが発祥っぽいですが、そういうものは、人間本来の生活には不要なはずです。

「哲学」は意外と思われるかもしれないですが、人間が「真理を知った」場合ですが、「真理」には「解釈」というものが存在しないですので、哲学で解明する意味はないということになり、不要になるはずです。

いずれにしても、きわめてすぐれた文化と文明を地球にもたらしてくれたギリシャ人たちが本人たちの中の隠された霊性で、「ゼロの地点」にまで戻してくれようとしている。

そして、私たち日本人も「ゼロの地点」に戻ってみたい気もするわけで、私たちは、このギリシャの状況を見続けるべきだと思います。

ところで、先ほど、

> 自分より上に「お金」が君臨する生活

書きましたが、これは今ではどこでも同じです。

そして、日本人にしても、本当に「お金が自分よりえらい」なんて生活は楽しくは感じていないはずです。楽しく感じていないものは、誰がどういっても、いつか破綻して、消滅します

日本にしても、ほんの千数百年くらい前ですかね。それくらいまではなかったのですから。

稲作や酒造りや家屋作りはそれよりずっと昔からありましたけど、貨幣なんて何万年も、あるいは何十万年も人間の生活になかったんですから、必要ないということは歴史から見ても明白なわけで。

ちなみに、頻繁に貨幣を使うようになった最初は古代ギリシャかもしれないですが、「本当の最初」は、メソポタミア文明で生まれたのだそうです。




北緯33度線で生まれたものもまた北緯33度に消えていくか

世界で最初の硬貨とは?というページには、

世界で最初に貨幣(硬貨)が使われたのはいつか? どこの誰が作ったのか?……これは今のところ正確にはわかっていません。しかし、硬貨について書かれた最も古い記録といわれるのは、今から4500年も前の古代メソポタミアのものです。
とあります。

その「最初に貨幣制度が作られた」古代メソポタミアの位置は、北緯 33度線上にあります。

古代メソポタミア
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今このあたりは別の意味でも騒がしいです。

2015-is-map.gif
・過去記事「中東のカオスと英国エコノミスト誌の表紙を見て…」より。


貨幣制度も IS も、どちらも 33度線絡みで「発祥」したようです。

アメリカ南北戦争時の南部連合のトップで、フリーメーソンの最高位である 33位のアルバート・パイク将軍は、1871年に書いた手紙に、


第三次世界大戦は、政治的シオニストとイスラム世界の指導者たちとの間で、「エージェント」と「イルミナティ」によって引き起こされる両者の意見の相違を利用することによって助長されなければならない。

戦争はイスラムと、政治的シオニズムが相互に破壊し合うような方法で行われなければならない。



と書いたそうですが、33度線はそういうたぐいの最前線でもあります。

そもそも、このアメリカの「南北戦争」自体が「 33度線での戦闘だった」ことにも気づきます。

下に地図を並べました。


南北戦争(推定死者数63万人)と北緯33度線

北米の北緯33度線
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過去記事


アメリカ南北戦争(1861〜1865年)の対立図
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南北戦争が起きたのは、何で?



33度線から始まった「貨幣制度」だとか、33度線から次々と生まれでる「戦争」だとかは、また33度線の地中深くに戻っていってほしいところではあります。

しかし、それはともかく、ギリシャは、クロノス時間からカイロス時間の中へと「異次元の旅」に入ろうとしているように見えます。

こうなったら、世界の混乱も上等ではあります。




創造の手前のターンで

私たちは今、世界の破壊のターンを見て、その中に生きています。

混乱するかもしれません。

しかし、どんなに世の中が混乱しても、「創造のため」にこの世にいる人たちには大丈夫です。

私のような破壊サイドは、古い地球と共に消滅していくのが理想なわけですが、その他の人々は、新しい地球の中で積極的に、その変化に対応して順応して、変化を完成させていきます。

そういう時まで待てばいいのだと思います。

それまでは、映画『ファイト・クラブ』の台詞、

「これからはすべてよくなる」

と飽きるほど唱えてみるとか。

fight-club-yokunaru2.jpg
・映画『ファイト・クラブ』(1999年)


日本はどうするかも考えてみたり。

「どうなる」ではなく、「どうするかと。

大自然も人間の生活もすべてに変化は襲いかかるはずです。
その中でこそ、「これからはすべてよくなる」と考えてみる。

ギリシャもよくなる。

日本もよくなる。

ベランダのトマトの実もよくなる(意味がちがうわ)。

ところで、ウェブボットのクリフ・ハイは、6年前のエッセイで、カイロス時間のことについてふれています。私は、このエッセイで初めて「クロノスとカイロス」という言葉を知りました。

今回はそのエッセイを締めとしたいと思います。



ウェブボット ALTA1309 パート4
2009年4月4日配信

「いま」という瞬間に生きるとはどういうことであろうか? それは時間が「いま」という一瞬に圧縮されることを意味している。確かに、時計が刻む時間は物理的に一定でありこれが変化することはないかもしれない。だが、われわれが生きる一瞬一瞬の時間の質が最近まったく変化してきていることに気づいているだろうか?

いま一瞬の時間は、われわれがかつて経験したことがないほど濃密になり、圧縮されたものとなってきている。この時間の圧縮は、経済や社会、そして地球が変化するにつれ、これから数年間で本格的になると私は考えている。

このような時間の圧縮の体験から、われわれ一人一人が太陽系と変化の瞬間を共有し、また銀河系とも共有していることが実感として分かるはずである。時間の圧縮体験はミクロとマクロで人間に大きな影響を与えるはずなのだ。

古代ギリシャでは時計が刻む日常的な時間の「クロノス」と、なにか特別なことが起こる「カイロス」という2つの時間概念をもっていた。

いまわれわれすべてが「カイロス」の時間をともに生きることになる。おそらくこれは可能性の高い予測として成立するだろう。これは人間自身が望んだものではなく、宇宙が人間に経験することを迫っているものなのだ。




ここまでです。

昔から好きなエッセイですが、6年前には気づかなかったこととして、ここで、クリフ・ハイは、

> これは人間自身が望んだものではなく、宇宙が人間に経験することを迫っている

とありますが、これは、逆だと思っています。

> われわれすべてが「カイロス」の時間をともに生きることになる

ことを望んでいるのは、明らかに、私たち人間自身だと思います。だから、そのようになるのだと。

望めば、何もかも手にすることができるはずです。

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