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2015年09月05日



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4連続する赤い月とシュミータが過去2000年で初めてシンクロした2015年の9月は、史上最大級の「天空を暴力的に赤く染める妖精の登場」と共に始まった



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▲ 2015年04月03日のクリスチャン・ポストより。今年の早い段階から、このような話が出ていたようです。






 


過去2000年で初めて「テトラッドとシュミータがシンクロ」

前回の記事、

シュミータとは何か?:ユダヤ教のラビ、ジョナサン・カーンが語る「市場の崩壊、国家の盛衰、戦争、高い塔、9/11…etc」との関係…
 2015年09月03日

では、今年 2015年9月13日(日本では 14日になるかと思います)は、「シュミータ」と呼ばれる7年ごとのユダヤ教の安息日の最終日であり、そのことが、過去どんなことと関係していたかについてのユダヤ教のラビの語りについてを書かせていただきました。

この年には、過去数十年、ほぼ正確に、株式市場や金融市場の混乱と暴落、大きな不況や恐慌、あるいは、戦争などの社会混乱が起き続けていた上に、この時期が、過去記事、

赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった
 2014年04月06日

から書き続けていました、4回連続する皆既月食(テトラッド)の最終月(今年の9月)と、現在のシュミータの時期がシンクロすることも、ここ数日の記事を書く中で、初めて知りました。

テトラッドという現象は、ものすごく珍しい現象ではないですが、それでも、過去 2000年で8回のみであり、ありふれた現象でもないと思います。

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▲ 過去記事「西暦が始まって以来の「4回連続する皆既月食」(テトラッド)の発生はたった8回。そして、その時に起きていたこと」より。


過去のテトラッドの時には、イスラエルの建国(あるいは、エルサレムの再建)に大きな影響を及ぼした出来事(第一次、第三次中東戦争、国家としての承認など)があっただけではなく、世界各国が荒れまくった年となっていました。

特に、第二次大戦後の2回のテトラッド、1949-1950年と、1967-1967年のテトラッドの年は激動で、また、「大量死の年」ともなりました。

西暦 1949 - 1950 年のテトラッドの年に起きたこと

・1949年5月11日 - イスラエルが国連の59番目の加盟国として承認
・1949年6月 - 第一次中東戦争停戦
・1949年10月1日 - 中華人民共和国成立
・1950年6月25日 - 朝鮮戦争が始まる
・1950年10月7日 - 中国によるチベット侵攻



西暦 1967 - 1968 年のテトラッドの年に起きたこと

・1967年6月5日 - 第三次中東戦争。イスラエルの圧勝で終結
・1968年1月5日 - プラハの春が始まる
・1968年1月29日 - 東大闘争始まる
・1968年1月30日 - ベトナム戦争でテト攻勢開始
・1968年5月21日 - フランスで1千万人参加のゼネスト


このようなことが「4回連続する赤い月」の中で起き続け、そして、イスラエルは 1967年には、領土を4倍にまで拡大して現在に至ります。

しかし、調べているうちに、今現在の「赤い月」、つまり、テトラッドには、過去 2000年の他のすべてのテトラッドと違う点があることに気づきました。

それは、2014年から 2015年のテトラッドが、

「シュミータと時期が重なっている」

ことです。

過去 2000年のテトラッドと、安息年のシュミータが重なる時があるかどうかを確かめてみました。計算が間違っていることもあるかもしれませんが、参考までにという程度でご覧下さい。

過去2000年のテトラッドとシュミータの年

162-163年  直近のシュミータは 159年
795-796年  直近のシュミータは 797年
842-843年  直近のシュミータは 838年
860-861年  直近のシュミータは 866年
1493-1494年 直近のシュミータは 1496年
1949-1950年 直近のシュミータは 1951年
1967-1967年 直近のシュミータは 1966年
2014-2015年 直近のシュミータは 2014-2015年


ということになり、少なくとも過去 2000年では、現在が唯一のテトラッドとユダヤ教の安息日シュミータがシンクロしている年ということになりそうです。

だからどうしたということでもないですが、1年半追い続けてきた「赤い月」に、こういう大きなオマケがついているとは思いませんでした。

まあ・・・これから、やって来る「かもしれない」ことが、ブラックマンデー (1987年の株式大暴落)とか、リーマンショック(2007年の市場の混乱から続いた不況)程度であるなら、そんなにどうのこうのという話ではないとは思います。

というのも、私を含む多くの人たちは 1987年も、同時多発テロのあった 2001年も 2007年も生きてきたと思いますが、「その多くの人は今も生きている」からです。生きているということは、苦しかったりした時もあったかもしれないですが、とにかく今は生活しているということです。

7年ごとに混乱が起きたとしても、しばらくすれば、また元に治まってきているのが最近の歴史です(金融に関しては、歪みがどんどん増してきたこの7年でしたが)

なので、ブラックマンデーとかリーマンショック程度のものなら、一時的に大変なことはあっても、わりとすんなりと元に戻れるものなのかもしれません。

あるいは、大恐慌( 1929年の株式の暴落から続いた世界的な大不況)のようなものも、結局時間をかけながら元に戻っていったわけで、いろいろ大変ではあっても「いつかは戻ることができる」タイプのものでした。

しかし、そのラインを越えたものならどうなるのか

そんなことをここ2日ほどボーッと考えていました。

数字や現象のシンクロに、さまざまな「かつてないような一致」を見せている今年のシュミータに何が起きるのか、あるいは「起きない」のか。

今週は、株式市場の値動きも結構見ていました。

今や1日の値動きの大きさもすごいものですが、一瞬で 300円くらいはあっという間に上げ下げするような大荒れの相場となっていて、それと共に、現在では証券会社などが「アルゴリズム取引」(コンピュータによる超高速取引)というものを使っていて、その機械取引がその荒れた相場を加速させているのかもしれません。

上がろうが下がろうが、一瞬で数字が吹っ飛んでいく様子は圧巻です。

もちろん、9月に何もなく、何ヶ月かして、また安定した株式市場に戻っていくのかもしれないですが、今の動揺がものすごすぎて、なかなかすぐ平穏に落ち着くということを考えるのは難しそうです。






空のしるし

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そういえば、もともと「赤い月と黒い太陽」なんてタイトルの記事を書いたのは、

・赤い月
・暗い太陽


という表現が、さまざまな啓示書に登場することに興味があったこともあります。


旧約聖書「ヨエル書」3章4節

主の日、大いなる恐るべき日が来る前に
太陽は闇に、月は血に変わる。




「日月神示」 紫金之巻第五帖

月は赤くなるぞ、日は黒くなるぞ、空はち(血)の色となるぞ、流れもちぢゃ、人民四つん這ひやら、逆立ちやら、ノタウチに、一時はなるのであるぞ。



新約聖書「ヨハネの黙示録」6章13-14節

また、見ていると、小羊が第六の封印を開いた。そのとき、大地震が起きて、太陽は毛の粗い布地のように暗くなり、月は全体が血のようになって、

天の星は地上に落ちた。まるで、いちじくの青い実が、大風に揺さぶられて振り落とされるようだった。



読めば読むほど酔えると評判のヨエル書では、

> 太陽は闇に、月は血に変わる

とあり、日月神示では、

> 月は赤くなるぞ、日は黒くなるぞ

とあり、ヨハネの黙示録では、

> 太陽は毛の粗い布地のように暗くなり、月は全体が血のようになって

と、皆既月食と皆既日食が同時に、あるいは交互に起きるようなニュアンスを漂わせています。

その「皆既月食と皆既日食が交互に起きる」というのは、直近でいえば「今までの1年半」です。この1年半は、皆既月食と皆既日食(部分日食)が繰り返し起きた年でした。


テトラッドの間の月食(赤)と日食(青)

2014年04月15日 皆既月食(ユダヤ教の祭「過越」)
2014年10月08日 皆既月食(ユダヤ教の祭「仮庵の祭り」)
2015年03月20日 皆既日食(ユダヤ教暦新年の前日)
2015年04月04日 皆既月食(ユダヤ教の祭「過越」)
2015年09月13日 部分日食(ユダヤ教の新年祭)
2015年09月28日 皆既月食(ユダヤ教の祭「仮庵の祭り」)



4回続く「赤い月」の中に、規則正しく日食が挟まれているのは美しいといえば、美しいです。

いずれにしましても、オカルト系の話の域を出ないものかもしれないにしても、今年の9月は、さまざまな「シンクロ」が終着点のように集合しています。






赤く染まった空を見て

そういえば、「空のしるし」といえば、もう5年ほど前の記事ですが、

空の赤い妖精「スプライト」
 2011年08月29日

と呼ばれている空の光学現象をご紹介したことがあります。

スプライトというのは「 1000分の1秒ほどの短い時間だけ赤く光る」現象で、下のようなものです。スプライトは英語で「妖精」の意味です。

Red-Sprites-23.jpg

▲ 2011年08月29日のスペースウェザーより。


このスプライトは、あまりにも光る時間が短いため、写真での存在証明をすることができず、20年ほど前までは「オカルト」として片付けられていたものでしたが、撮影機器や撮影方法の進歩と共に、写真撮影ができるようになり、今は存在が認められるようになりました。

撮影される多くのスプライトは上のような感じなのですが、9月1日に、チェコ共和国で、とんでもないスプライトが撮影されたのです。

下がそのスプライトです。

チェコで撮影された壮絶なスプライト

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▲ 2015年09月01日のスペースウェザー Realtime Image Gallery より。


これが 0.1秒よりも短い時間などで「高層大気を広範囲に赤く染めた」のでした。

もはや、「妖精」というような可憐さを通り越していて、おそらくですが、撮影されたものでは、観測史上最大クラスのものではないでしょうか。

そして、これが起きたのが 9月1日、つまり、9月の始まりの出来事でありました。

そんなわけで、いろいろと考えるところも多いですが、わりと何事もなく平穏に進行するしもしれないですし、推移を見ているしかないですね。


そういえば、「数のシンクロ」の問題に関しては、先日の、

2015年9月という「終末」の月(1): ユダヤ教のラビは「9月に救世主が再来する」と語り、7年サイクルのユダヤ安息日の終わりも9月、そして、その9月に起きる27の出来事の「偶然」のシンクロ
 2015年08月30日

という記事などに出てきます、聖書やユダヤ教などの宗教概念と「特定の数」との関係についても、今年9月は多くのシンクロがあるようなのですけれど、それについて、私は全然理解していませんでした。

そこに、YouTube 経由で、そのことについてメッセージで説明して下さった方がいまして、もう少し理解しましたら、書いてみたいと思います。メッセージを下さった方にお礼を申し上げたいです。

今回はここまでとさせていただきまして、またぼんやりと考えようかと思います。




  

2015年09月03日



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PROFESSOR QUIBB






 

前回まで、

2015年9月という「終末」の月(1)
2015年9月という「終末」の月(2)
2015年9月という「終末」の月(3)

という、9月に関しての、いろいろな噂や出来事を書きました。

その中で、ユダヤ教の安息日である「シュミータ」という概念を初めて知ります。

これは、7年ごとにおとずれるものです(その翌年が「ヨベルの年」といわれる年で、イスラエルが 100年間以上にわたり再建し続けてきた年)。

このシュミータに関しての著作がある、ユダヤ教のラビであるらしいジョナサン・カーンという人のインタビュー動画があります。

これを最近初めて見たのですが、思っていた以上に興味深いもので、シュミータ、なんてものは、それまで曖昧に「へえ」くらいな関心だったものが、かなりの興味を持つに至りました、

これに、日本語の訳をつけてくれている動画がありまして、基本的にはそれをご覧になればそれで済む話ではあるのですが、動画は、何かのさまざまな理由で、消えてしまえばそれまということで、文字として残しておきたいと思いました。

ジェイコブ・バーネットさんの TED での講演をおこした記事と同じように、このジョナサン・カーン氏のインタビューをすべて文字におこすことにしました。

20分のインタビューですので、文章としてはかなり長いものになりましたが、足かけ2日間で、何とか形になりました。

参考にさせていただいたのは、YouTube の、

「アメリカの未来は裁きか祝福か」 Jonathan Cahn-Is USA's future going towards

です。

上の動画とは、訳などやや違いますが、全体のニュアンスとしては同じだと思います。

特に、後半、「」というもものの概念について語られているところからは、とてもおもしろいです。そのように、いろいろと感想はあるのですが、とにかく長いですので、早速、そのインタビューの内容に入ります。

いろいろと書きたいことは後日の記事に書かせていただこうと思います。

『これが超自然現象だ( It's Supernatural )』という、おそらくアメリカのテレビ番組の中でのインタビューで、登場人物は以下のお二人です。

ジョナサン・カーン( Jonathan Cahn )氏

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司会者 シド・ロス氏

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番組自体が宗教がかったもののようですが、語られる事実は、とても興味深いものです。
興味深い部分は太字で示しています。






 




ジョナサン・カーン氏インタビュー「シュミータとは」


司会者 ベストセラー本『前兆』では、神の裁きの前兆を警告していますが、今、9つの前兆が再び現れています。その中のひとつに「シュミータ」( Shemitah )に関する啓示がありますが、ジョナサン氏にお伺いしますが、「シュミータ」とは何なのですか?


カーン シュミータは、3千年前から伝わるミステリーで、シナイ山にいるモーセの時代から、9月11日の事件や、経済の浮き沈み、あるいは、株式市場の暴落や、国家の浮き沈みにも影響を与えるものです。

第一次世界大戦や第二次世界大戦、あるいは現在起きていることや、これから起きることまでも、驚くほど正確に示されている聖書のミステリーなのです。


司会者 「前兆」という本を書いたとき、私たちの日常がここまで影響されていることをご存じでしたか?


カーン ある一定の時代においては理解していましたが、それが、たとえば、このテレビを見ているすべての人たち(現代の人たちに)までも、それが影響していることには気づいていませんでした。私たちの現代の生活も、そして、未来もシュミータに影響されています。その影響の大きさを最近まで私は知らなかったのです。


司会者 なるほど。そもそも、「シュミータ」とは、何を意味するものなのですか?


カーン これはヘブライ語の言葉で、「解放( release )」あるいは、「落下( fall )」、「崩壊( collapse )」や「揺さぶり( shaking)」などの意味を持ちます。シナイ山で神は、イスラエルの民に律法を与え、7年ごとに安息年をもうけることを教えました。その間は、種まきも収穫もしてはならず、「エルル 29 ( Elul 29 )」と呼ばれるシュミータの最終日には、すべての借金や国の負債がすべて帳消しになったのです。

シュミータは祝福ですが、イスラエルが神に逆らい始めたときには、シュミータは、神に背を向ける国への裁きの「しるし」として現れました。私たちの暮らしでいうと、シュミータは経済に影響を与え、現在では「不況」として現れます。ウォール街では、株の暴落などが起きます。


司会者 祝福ではなく、私たちが、崩壊や裁きを受けるということなんですか?


カーン 9月11日の事件以来、過去2回のシュミータが示す事柄は、より正確になってきています。今、新たなシュミータの年(2014年〜2015年)が来るのですが、これが、私たちの生活をすべて左右するはずなのです。シュミータの示唆は、本当に正確で、物事の日時や秒まで正確に記されているのです。


司会者 シュミータは7年ごとに起きるのですね?


カーン はい。シュミータは7年ごとの安息年ですが、そのポイントは、7年ごとに起こるたびに、経済のすべてが消え去る( wipe out )のです。


司会者 それはつまり、聖書によれば、7年ごとに神からの祝福が与えられるが、神に背いている場合は「裁きのとき」となると。


カーン 紀元前 586年にエルサレムが陥落したのは、シュミータを何回も無視した結果だと聖書にあります。借金が消えるだけではなく、街や国家が消えることもあるのです。


紀元前586年 エルサレムの陥落(ユダ王国の滅亡)
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司会者 聖書を信じなくとも、私たちの暮らしを左右するこのパターンを見ると、歴史的に、実際にそのようなサイクルで国家の興隆や没落、あるいは、経済の上昇と下降が起きているわけで、やはり聖書を無視することはできないようですね。



過去40年の経済崩壊は7年サイクルで起きている

カーン 過去 40年の私たちの経済を振り返りますと、5つの長期的な市場の暴落があり、その後に不況が続きます。最初は 1973年で、二回目は 1980年、三回目は 1987年、四回目は 2000年、そして、五回目は大不況となった 2007年です。

これらはすべて7年間隔でおとずれています。1973年の7年後は 1980年で、その7年後は 1987年、2000年の7年後は 2007年です。

それぞれ、株式市場の暴落と不況があった 1973年はシュミータの年で、1980年もシュミータの年、1987年もシュミータの年、そして、2000年もシュミータの年でした。2007年もそうです。すべてが聖書に書かれてある通りに起きているのです。ものによっては「秒」まで記録されています。歴史上の大恐慌を見ると、そのほとんどすべてがシュミータの年に起きていることがわかるのです。

例を挙げますと、歴史上で三番目に大きな不況が 1937年〜38年に起きました。これはシュミータの年でした。この時は、ウォール街が暴落した翌日にシュミータが始まったのです。 2007年〜2008年の大不況もシュミータの年に起きました。この時は、借金を完全に消し去る「エルル29」の日に、株式市場が大暴落しました。

1929年の大恐慌も関連しています。この時には、シュミータのピークの日の直後に、アメリカ株式市場の歴史で最悪の暴落が起きたことは本当に驚くことです。


1929年の株式市場の暴落と大恐慌もシュミータの年
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司会者 実は、私は、かつてウォール街の株のブローカーだったのですよ。もし、この聖書の原則を知っていたら、私は世界で最も仕事のできる投資信託のファンドマネージャーになっていたことでしょう。

旧約聖書に「罪人の富は神に従う人のために蓄えられる」(『箴言』13章22節)とあるように、富の移行があると思いますが、私たちは、聖書のこの原則を理解する必要があります。次は、この聖書の原則によるアメリカの未来を検証します。ところで、この原則は、すべてに影響を与えているものと考えていいのですね?



「高い塔」と国家の栄光と没落の関係。そして、ツインタワーとシュミータ

カーン シュミータには様々な側面があり、ここまでは、ウォール街のことなど、表面的な部分をご紹介しただけですが、シュミータは、物理的な現実にも影響を与えるのです。

最初に、「塔の謎( mystery of the tower )」というものがあります。聖書で「塔」には「 Migdal 」という語が使われており、これはヘブライ語で「偉大」という意味です。建造される「塔」と「偉大」であることは同等で、これは国の偉大さ、誇り、栄光などを象徴しています。


司会者 バベルの塔を思い出します。天にそびえ立つ塔によって、彼らは名を広めることを目指していましたね。


カーン その通りです。それでは、世界一高い塔を持つことと、その国が力を増すことには関係が何か実際の関係があるのでしょうか? それを歴史から探ると、非常に興味深い事実に行き着きます。

たとえば、中世までは世界で一番高い塔はヨーロッパにありました。そして、世界の中でヨーロッパが最も力を握っていた。しかし、1870年になると、アメリカで高い塔の建設が始まります。その翌年、アメリカが世界で最も経済力を持つ国となるのです。

アメリカに高い塔がそびえ立ったことにより、権威が英国からアメリカに移ったのです。力を増すアメリカは、世界一高い塔を建設し続けました。

これをシュミータとの関連で見ますと、第二次世界大戦が終わる 1945年が、アメリカが最強のときでした。そして、アメリカでは、アメリカの偉大さを象徴する塔を建設する計画が立てられます。すなわち、ニューヨークの世界貿易センタービルの建築の構想が練られたのは、1945年のシュミータの年でした。

そして、世界貿易センタービルの建設が始まったのも、1966年のシュミータの年だったのです。世界貿易センタービルが完成したのは 1973年で、これもシュミータの年でした。すべてが、シュミータに沿った7年ことのサイクルになっています。

そして、世界貿易センタービルが崩壊したのもまた、シュミータの年の2001年の同時多発テロによってでした。


世界貿易センタービルの建設開始と完成(1966年、1973年)はシュミータの年
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世界貿易センタービルが崩壊したのもシュミータの年(2001年)
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カーン 塔は「上昇や勃興」を象徴しますが、シュミータは「陥落」を象徴します。塔は人の栄光を象徴しており、シュミータは人や国の高慢を粉砕します

シュミータでは(金融・経済的に)口座を消し去りますが、人間が作った現実も一掃されるます。たとえば、シュミータがピークのときに 9/11 が起きたのです。これはシュミータの最後の週でした。すべてを一掃して消し去る日の数日前に起きたのです。

ビルの崩壊は株式市場の暴落を招きました。シュミータの日に、権力と経済力の両方が同時に崩壊したのです。9/11が起きるタイミングも、古代からのシュミータによって決められていたのです。

塔を築くのが国家の台頭を象徴するなら、塔の崩壊は、アメリカの将来に対しての警告なのです。



世界大戦と国家の台頭と滅亡とシュミータの関係

司会者 本に書かれてあるように 9/11 は警告ということなのでしょうか。裁きの日が来るまで、私たちは一体どれくらいの警告を受け取るのですか?


カーン あの事件は前兆だけではありません。今、同じ場所にビルが建設されていますね。4つ目の前兆ですが、それもシュミータと関係しています。

私が書いた『前兆』が出た後も、シュミータに関連するできごとは起きており、今、建設されているビルは「反逆」を意味します。あのビルもシュミータの年に計画されたものです。アメリカ議会で「抵抗」を誓った年に作られたのです。

おそらく、次のシュミータの年に完成するでしょう。シュミータは、塔だけの問題ではなく、国家の浮き沈みにも関係があるのです。シュミータが、アメリカの栄枯盛衰の時を告げるのです。確かに非常に大きなミステリーですが、確かにすべてのことが影響されるのです。

「揺れ」「陥落」「崩壊」の意味を持つシュミータですが、シュミータの年である 1917年にウォール街で暴落が起きましたが、それと同時に、そのシュミータの年には多くの国々を揺るがした第一次世界大戦がありました。

シュミータは、崩壊を象徴しますが、この大戦では4つの帝国が崩壊しました。ドイツ、ハンガリー、ロシア、オスマン帝国です。

シュミータは、国家の台頭も意味しますが、1917年にはアメリカが台頭し始めました。アメリカは第一次世界大戦で、世界の舞台に登場したのです。ここに国家の浮上を見ますが、それから4回目のシュミータを経た 28年後……聖書では「4」は王国の数字ですが、1945年には、第二次世界大戦で、またもさまざまな国々が揺さぶられました。

ヒトラーが攻撃を始めたのは 1938年でした。シュミータの年です。そして、これは7年間続き、シュミータの年である 1945年に終わります。ホロコーストも、シュミータの年の 1938年に始まり、1945年に終わります。

シュミータがピークのときは、第二次世界大戦は最も激しいときでした。そして、「消滅」、「一掃する」日が近づくシュミータのピークの 1945年の夏、原子爆弾が落とされます。この第二次世界大戦の終結も、7年間のシュミータの最後の週でした

ベルリンで、連合軍が勝利のパレードをおこなったのはシュミータが終わる日だったのです。それ以来、アメリカが世界で最強の国となり、冷戦(1947年 - 1991年)もシュミータの年に始まります。

それから4回のシュミータを経た 28年後、シュミータは国家の堕落も意味しますが、シュミータの年の 1973年、アメリカで子どもの中絶が合法になります。この罪により、古代イスラエルは裁かれたのです。同じ年の 8月15日にアメリカは、初めてベトナムで敗戦します。その7年前のシュミータの年の戦争では、8月15日に勝利を得たのに。

その 1973年の秋に世界貿易センターが完成しました。アメリカが中絶を合法化した年に、です。



2015年9月13日に終わるシュミータは「赤い月の時期」と重なる

司会者 確かに過去に関してのシュミータの示唆は驚くほど正確なことがわかりますが、では、現在と、そして「未来」はどうなのでしょうか。

7年ごとに訪れるシュミータは、神からの祝福ですが、神の律法に従っていなかった場合は呪いとなるというみことなのですよね。今(2015年)はシュミータの年ですが、これはいつ始まったのですか?


カーン 2014年9月25日に始まり、 2015年9月13日に終わります。神がこのシュミータの時期に、毎回のように何かをなさるとは限らないでしょうが、「何かをなさる」こともあります。


司会者 私が神だったら、シュミータまで待たないでしょう。私たち人間の行いは神に逆らっているようなものです。アメリカが、国をあげて神を挑発し続けているのです。


カーン だから危険なのです。アメリカが現在進んでいる方向、そして、現れている前兆、そして、そこに、シュミータの時期が重なるのです。2001年と 2007〜2008年のシュミータでは、事柄がより正確に起きているのです。

2001年には、歴史上最悪の株式市場の暴落があり、聖書にある「エルル 29 」の当日に、口座からお金が一掃されました。7年後の 2008年には、また株式市場の暴落が起きました。聖書にある「エルル 29 」のその当日の同じ時間に起きたのです。ミステリーの形が、より鮮明になってきているのです。

そして、前兆は次第に増してきているので、国々は今、裁きに向かって進んでいるのかもしれません。アメリカというこの国では、特にそれが起きています。必ずしも、私がいうように神が行動なさるとは言いませんが、しかし、そのような可能性を認識することも大事なことです。

何かが起きるときは、徐々にピークに向けて高まってくるのです。今回のシュミータのピークは、2015年9月13日です。その時は、以前にもお話しましたが、「赤い月」の時です。この赤い月の期間は、1年半ほど続きますが、この期間の後半がシュミータと重なっているのです。


司会者 あらゆる警告がきているということなんでしょうか。


カーン 裁きの前兆として、聖書にあるのが太陽が暗くなることです。今回のエルル 29 のピークの日は、日食の日と重なるのです。「消え去る」日と日食が同時に起きるのです。

世界貿易センタービルの跡地に建てられた塔は、先端を取りつけて、アメリカでは一番高い建物になりましたが、その先端を取りつけたのは、日食のときでした。


世界貿易センタービルの跡地に建てられているビル
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最後にエルル 29 と日食が同時に起きたのは 1987年でしたが、その直後に史上最大のウォール街の暴落(ブラック・マンデー)がありました。もちろん、だから今年の9月に何かが起きると言っているわけではありませんが……。


司会者 質問があります。あなたはこのことを学術的なだけではなく、啓示を受けながら研究していますが、あなたご自身はどんなことが起きると考えていますか?


カーン アメリカを揺るがすようなできごとが起きることを確信しています。その「揺るがし」は、特に経済や財政に影響を与えます。公共サービスや生活の基盤となる設備が滞るような事態が想定されます。

神は慈悲深いお方ですが、現時点では「揺るがし」なしに、再生は起こらないでしょう。神は、再生を望まれており、そのために揺るがします。



「イスラエルの再建の歴史」と合致するシュミータの翌年のヨベルの年

司会者 7つめのシュミータとは何ですか?

カーン これは、話がいろいろと大きくなりますが、簡単に言いますと、1967年の「エルサレムの再建」から7年×7年= 49年目は「ヨベルの年」です。ヨベルの年は、土地や財産や遺産の回復を意味します。ヨベルの年は、シュミータの翌年です。

2000年前にイスラエルは土地と遺産を失いました。そして、イスラエルの土地の回復は、1917年のイギリスのバルフォア宣言から始まります。この 1917年は、シュミータの翌年でした。


イギリス政府のシオニズム支持表明「パルフォア宣言」(1917年)
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カーン その後、7回のシュミータを経て、1967年(第三次中東戦争)で、エルサレムの再建があり、これもシュミータの翌年に起きたのです。そこから、2015年の7回目のシュミータを経ると、(エルサレムやイスラエルの復興と関係する)ヨベルの年は 2016年なのです。

神がまた何かをなさるとは言いませんが、過去には素晴らしいことをなさり、すべては神の御手の中にあるのがわかるのです。

司会者 では、この7回目のシュミータというのは、もしかすると、ですが、アメリカだけではなく、すべてに対しての締めくくりかもしれないわけですね。

カーン 私たち人間の頭で神を理解することはできないとはいえ、歴史のすべてのミステリーがシュミータに隠されていると思うのです。




  

2015年09月01日



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前記事:
2015年9月という「終末」の月(1): ユダヤ教のラビは「9月に救世主が再来する」と語り、7年サイクルのユダヤ安息日の終わりも9月、そして、その9月に起きる27の出来事の「偶然」のシンクロ

2015年9月という「終末」の月(2): シュミータの終了年、ヨベルの年の最終年、旧約聖書ダニエル書にあるエルサレムの復興……調べているうちに混沌としてきた9月まであと1日



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Mahdi to return by 2016, followed by Jesus?






 


ラジオイラン「救世主出現のしるし ー イマームマハディの生誕日に寄せて」より

「世界の終わり」、あるいは、「歴史の終わり」とは、その名前からも明らかなように、一つの時代の終わりに相当し、ある時代から新しい時代への移り変わりを意味します。

様々な宗教によれば、世界の終末とは、大きな出来事が起こるとき、地上において、現在の方法による生活が、それ以上できなくなるときを指します。世界の終末が訪れることで、それまでとは大きく異なる、新たな時代が到来すると考えられています。

また、神の各宗教は、このときに、大地から圧制を排除し、正義と公正で満たすような人物が出現すると知らせています。そのような吉報は、天啓の書物に記されています。

世界の終末は、あらかじめ予想できるような時期が特定されているわけではありません。

未来のことは、神のみが知るのであって、神はそれを預言者たちに伝え、彼らが神の預言者である根拠にできるようにしています。



これは、ラジオイランの記事ということで、イスラム教の救世主について書かれてあるものからの一部の抜粋なんですが、この記述は、宗教に関係なく、普遍的に納得できるもののような気がします。

> 世界の終末とは、現在の方法による生活が、それ以上できなくなるとき

という響きは、つまりは、「終末」というのは、カルデラ破局噴火が起きたり、小惑星が衝突したり、巨大地震が起きたりしなくとも、たとえば、先日書きました、

認知症大国・日本の彼岸(2) …
 2015年08月29日

の場合なら、認知症の果てしない増加も、止まらなければ、いつかは「現在の方法による生活が、それ以上できなくなる」ということになりますし、過度に電気やインターネットに依存した生活にしても、現代の生活のあらゆる局面の中に、「現在の方法による生活が、それ以上できなくなるとき」がかなり明白に漂っていて、そして、それはすでに世の中に徴として現れていることを思います。

昨年の「荒れ狂う地球の姿がはっきりしてきた中で…

という記事で、私は、

NSA (アメリカ国家安全保障局)のカタログを見たり、あるいは韓国の報道(人口の2倍の個人情報が流出)など見たりしていると、

「現代文明もそろそろ潮時なのかな」

と、何となく思ってしまいます。

というか、「今の文明はそろそろ限界の状態」とでもいうのか。

というようなことを書いていますが、これはそれ以来ずっと感じていることで、どうもあらゆる点で、「臨界」の状態に達しつつあるのだと思います。

いろいろとこの世には陰謀論とか、そういうものもありますけれど、それがあろうとなかろうと、地球という存在、そして「人間」という存在は、自らが臨界に達したことに内面的に気づいた時には、自浄作用として、「破壊 / 終末」へ進むようにできているものなのかもしれません。

そういう意味では、上のラジオイランの記事にもありますが、

> 未来のことは、神のみが知るのであって

という記述は、「神とは何か」ということについては、いろいろな人にいろいろな考えがあるかもしれないですが、私の観点からは、私たち人間は「唯一の宇宙神」のようなものと一体となって(存在しないものを存在させつつ)生きているわけですから、実は

「未来のことも私たち人間は知っている(作り出せるから)」

ということで、結局、地球の未来について予測したり予言を参照したりすることには意味がないのかもしれないですが、それでも、昨日までの記事の続きを書きます。

そう思わざるを得ないほど、この9月には「終末」の空気が充ち満ちています。



終わりまで戦いが続き荒廃は避けられない

前回の記事でタイトルなどをご紹介した

Daniels Week Prophecy “49” Started June 7th, 1967!
(ダニエル書の「49」の預言は1967年6月7日に始まった!)

という記事の内容にある、旧約聖書『ダニエル書』に示唆されているという数字の意味は、その後いろいろ考えのですが、やはりよくわからないです。

ダニエル書の大体下のあたりの部分の数字が、1967年の「第三次中東戦争」からの今年9月までのイスラエルの何らかと関係しているというような話のようなのですが、現時点では理解不能であります。


旧約聖書 ダニエル書 9章 22-27節

彼は、わたしに理解させようとしてこう言った。「ダニエルよ、お前を目覚めさせるために来た。

お前が嘆き祈り始めた時、御言葉が出されたので、それを告げに来た。お前は愛されている者なのだ。この御言葉を悟り、この幻を理解せよ。

お前の民と聖なる都に対して/七十週が定められている。それが過ぎると逆らいは終わり/罪は封じられ、不義は償われる。とこしえの正義が到来し/幻と預言は封じられ/最も聖なる者に油が注がれる。

これを知り、目覚めよ。エルサレム復興と再建についての/御言葉が出されてから/油注がれた君の到来まで/七週あり、また、六十二週あって/危機のうちに広場と堀は再建される。

その六十二週のあと油注がれた者は/不当に断たれ/都と聖所は/次に来る指導者の民によって荒らされる。その終わりには洪水があり/終わりまで戦いが続き/荒廃は避けられない。

彼は一週の間、多くの者と同盟を固め/半週でいけにえと献げ物を廃止する。憎むべきものの翼の上に荒廃をもたらすものが座す。そしてついに、定められた破滅が荒廃の上に注がれる。」



ここにあるような、

次に来る指導者の民によって荒らされる
その終わりには洪水があり
終わりまで戦いが続き
荒廃は避けられない。


というような状態になるような時期(先ほどのサイトによれば、それが 2015年9月ということのようです)と関係あるというなことらしいんですが、とりあえず、このことは、理解できるまで置いておきまして、昨日までの記事の続きを記していきたいと思います。





2015年9月から10月に起きる27の出来事


12. マヤの長期暦が示していたのは 2012年12月21日ではなく、2015年09月03日だった

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The Zule Eigma


マヤ暦から、「 2012年12月に地球の終末が訪れる」という話題は、その年には、ノストラダムスの大予言的な騒動となりましたけれど、とりあえず、2012年12月21日には地球の今の文明は終わりませんでした。

もっとも、本当はその日に地球は終わっていて、私たちは気づかないまま次の地球のステージに入っていったのかもしれないですけれど、それはともかく、今は忘れがちなこの「マヤ暦と終末」に関しては、その後、新たな主張が出されて、その日は 2015年9月3日だった、という話があります。

これは、2012年の頃、日本語でもいくつか記事になっていますので、部分的に抜粋します。

マヤの長期暦と呼ばれるカレンダーのグレゴリオ暦への換算の際の「計算ミス」があったという話です。
全文を読まれたほうがわかりやすいかもしれないですので、興味のある方は下のリンクからどうぞ。


マヤ暦の人類滅亡説に計算ミス。マヤ暦が予言する人類滅亡は2012年ではなく2015年だった
ライブドアニュース 2012.12.22

「世紀の計算ミス」の内容を大まかに説明すると、マヤ長期暦の1周期を約5000年としてグレゴリオ暦に換算した場合、4年に約1日増える“うるう年”を計算に入れていなかったというのだ。

つまり、5000÷4=1250日もの誤差が出ており、誤差を修正すると、マヤ長期暦の終わりの日は、西暦2012年12月23日から1250日後の2015年9月3日になるというのである。



そして、この「 2015年9月3日」という日付けは、エジプトの古代エジプト暦の研究者たちにも波紋を広げたことが書かれています。

古代エジプト文明の聖地とされていたフィラエ島のイシス神殿という場所には、調査の結果、1465体の神々が描かれていたことがわかったのですが、続きを抜粋しますと、


西暦550年に閉鎖されたこの神殿には、「この場所が閉鎖されれば毎年、秋分の日に一体ずつ神々の加護が失われ、すべての神々が去った年の秋分の日に世界が水没するだろう」という伝説が残っていたのだが、ナイル川の氾濫など毎年のことで、研究者たちも「神を粗末にすると報いを受ける」という伝承程度に受け止めていた。

だが、1465体の神々が描かれていることがわかり、西暦550年から毎年、一体ずつの神々が去るとすると、なんと西暦2015年の9月に世界が水没することになる。



ということで、マヤ暦の「終末」と、古代エジプト暦の「終末」が完全に一致したということらしいんですね。

とはいっても、9月3日は、もう2日後に迫っていますので、その時に終末が来ては少し困りますが。

いずれにしましても、こういう話はいろいろとありますので、このように、「マヤと古代エジプトの示す終末の日が 2015年9月」と主張する人たちもいる、といった程度にお受け下さったほうがいいです。



13. ローマ法王が9月24日にアメリカ議会で初の演説

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Telegraph


まあ、このフランシスコ法王という方は、過去にもかなり記事にさせていただきましたが、悪魔払いを公式に認めたり、進化論を認めたり(神による生命創造の否定につながる)、ビッグバンを肯定したり(神による天地創造の否定につながる)、第三次世界大戦と絡めて報道されたり、空に放った平和のハトはカラスに食べられちゃったりと、いろいろある方かもしれないですが、そのあたりはいくつかの過去記事をリンクしておきますので、この方がどのような方かは各自でご判断いただきたく思います。

フランシスコ法王に関するいくつかの過去記事

「フランシスコ法王が第三次世界大戦の開始を宣言」という報道よりも中国の食品安全監査報告のヤバさが気になる昨今
 2015年01月19日

フランシスコ法王が 300 人からなる悪魔払い師の団体「国際エクソシスト協会」をパチカンの組織として正式に支持することを表明
 2014年11月01日

「神の敵の登場」:神による天地創造を否定し、ビッグバンと進化論を演説で肯定したフランシスコ法王
 2014年10月30日


進化論とビッグバンを肯定する演説を行うフランシスコ法王(2014年10月27日)
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ODN



14. フランス政府が2014年に「500日間の気候変動リミットを設ける」としてから9月で500日

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cns news


これは、昨年、フランスの外務大臣が、上のよにな「気候カオスを避けるまで 500日だ」というような発言をしたことかが報じられていたのですが、ちょうど 500日目が今年の9月だというのですね。

このことが、一種の陰謀論的に海外で語られています。

とはいえ、この発言は、今年11月におこなわれる「国連気候変動会議」までの日数を述べたと考えるのが普通で、特に陰謀論的な感じはしないです。

何より、すでに十分に気候はカオスです。

日本のこの夏の8月の気温の推移だけを見ても、すでに私たちは気候カオスの只中にいます。
関東は、早朝などは涼しいを通り越して、肌寒いです。



15. 9月24日前後に巨大な小惑星が地球に衝突するという「噂」

これは、過去記事の、

世界に溢れる「未来への否定的な態度」から肯定的姿勢を学べるか。ギリシャのデフォルト、中国市場の崩壊、戦争の足音、小惑星衝突…etc
 2015年06月28日

という記事でちょっと書いたことがあります。

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▲ 2015年06月08日の英国 Yahoo! News より。

もう、欧米ではずっと、

「 2015年9月22日から28日の間に地球に超巨大な小惑星が衝突する」

という噂が、確信気味に大きくとりざたされていて、「 NASA はそれを隠している」というような論調になっています。

しかし、これに関しては、NASA が隠していようと隠していまいと、そんなに巨大な小惑星が地球に衝突した場合、どのみち「対処の方法がない」ということで、むしろ知らない方がいいと思います。

それに、巨大な彗星や小惑星の衝突は、地球の生物体系を変える大チャンスです。

恐竜が絶滅した6500万年前に地球に衝突したと考えられている小惑星の衝突の威力は「広島型原爆の10億倍」だったと推定されています。それにより、ほぼ完全な生命の新旧交代が起き、地球のほぼすべての生命体系は刷新されて現在に至っていると考えられています。

まあ・・・しかし、確かにそういう側面はあるとはいえ、厄介ではあります。

今年3月に、

原初から存在する宇宙の意識と「シンクロニシティの源」の合理的な理解が人類の進化に繋がるのなら、それにより私たちはカタストロフを避けられるかもしれない
 2015年03月24日

という記事で、「小惑星の衝突を避けられるかもしれない方法」を書いていますが、その方法は、

「この世は人間の意識で動いている」ということを信じること


で、私たちは、この地球で起きることに対して「人類の意識での実際の影響」を与えられるとも思っています。

ただ・・・時すでに何とか、という部分もややあるかもしれません。




16. トゥモーローワールド・フェスティバルという大規模な音楽フェスティバルが9月28日からアメリカで開催

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トゥモーローワールド( TomorrowWorld )、あるいは、トゥモローランド・フェスティバルというのは、毎年、ベルギーでおこなわれている世界最大の「エレクトリック・ダンス・ミュージック」フェスティバルですが、今年は、アメリカのジョージア州で初めておこなわれます。

これの何が世界混乱と関係するのかわからないですが、27の項目の中にありましたので記しました。

[参考リンク]チケット10万枚が1秒で売り切れ!ベルギーの『トゥモローランドフェス』って知ってる?( TABIPPO 20015.01.14)



以下は見出しと、参考リンクを記しておきます。


17. ユダヤ教の祭事「仮庵の祭り」が9月28日から始まる

[参考リンク]スコット祭 (日本ヘブライ文化協会)


18. 4回連続する皆既月食(テトラッド)の最後が9月28日

[参考リンク]赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった ( In Deep 2014.04.06)


19. 9月に市場と経済の崩壊が起きるという「噂」

これは、前記事の「シュミータ」の項目をご参照下さい。


20. 中国の習近平国家主席が、9月に初めてアメリカのオバマ大統領と会談


21. 中国が10月9月から始まる世界銀行総会で「人民元を基軸通貨化計画」を呼びかける予定


22. イスラム教の救世主「マハディ」が9月16日から21日に到来するとする話がイスラム圏で広がっている


これは、こちらの記事で、「9月にユダヤ教の救世主が現れる」と、イスラエルのラビが述べたことに対して、イスラム教でも、

イスラム教の救世主マハディが 9月16日から 21日の間に到来する


と囁かれているのだそうです。


マハディ

マハディはアラビア語。イスラム・スンニ派の「神に導かれた人」。この世の終わりに現れ正しいイスラムをもたらす。ただし、シーア派では、マハディはイマーム(Imam、アリの正しい後継者、正しい指導者)を指す。



などなど、後半は駆け足気味になってしまいましたが、いろいろ調べ続けていて、少し疲れてしまったということもあります。

いずれにしましても、最初のほうにも書きましたが、「限界に達した地球」には「終末」は必要ですけれど、それは予言された日付けで来るというものではなく、

「私たち人間が、地球と自分たちのために、終末を呼び込む」

のだと、少なくとも、そう私は思っているとお考えいただれば幸いです。

そういう意味では、この9月に終末が訪れても不思議には思いません。