前記事:
・2015年9月という「終末」の月(1): ユダヤ教のラビは「9月に救世主が再来する」と語り、7年サイクルのユダヤ安息日の終わりも9月、そして、その9月に起きる27の出来事の「偶然」のシンクロ
・2015年9月という「終末」の月(2): シュミータの終了年、ヨベルの年の最終年、旧約聖書ダニエル書にあるエルサレムの復興……調べているうちに混沌としてきた9月まであと1日
・Mahdi to return by 2016, followed by Jesus?
ラジオイラン「救世主出現のしるし ー イマームマハディの生誕日に寄せて」より
「世界の終わり」、あるいは、「歴史の終わり」とは、その名前からも明らかなように、一つの時代の終わりに相当し、ある時代から新しい時代への移り変わりを意味します。
様々な宗教によれば、世界の終末とは、大きな出来事が起こるとき、地上において、現在の方法による生活が、それ以上できなくなるときを指します。世界の終末が訪れることで、それまでとは大きく異なる、新たな時代が到来すると考えられています。
また、神の各宗教は、このときに、大地から圧制を排除し、正義と公正で満たすような人物が出現すると知らせています。そのような吉報は、天啓の書物に記されています。
世界の終末は、あらかじめ予想できるような時期が特定されているわけではありません。
未来のことは、神のみが知るのであって、神はそれを預言者たちに伝え、彼らが神の預言者である根拠にできるようにしています。
これは、ラジオイランの記事ということで、イスラム教の救世主について書かれてあるものからの一部の抜粋なんですが、この記述は、宗教に関係なく、普遍的に納得できるもののような気がします。
> 世界の終末とは、現在の方法による生活が、それ以上できなくなるとき
という響きは、つまりは、「終末」というのは、カルデラ破局噴火が起きたり、小惑星が衝突したり、巨大地震が起きたりしなくとも、たとえば、先日書きました、
・認知症大国・日本の彼岸(2) …
2015年08月29日
の場合なら、認知症の果てしない増加も、止まらなければ、いつかは「現在の方法による生活が、それ以上できなくなる」ということになりますし、過度に電気やインターネットに依存した生活にしても、現代の生活のあらゆる局面の中に、「現在の方法による生活が、それ以上できなくなるとき」がかなり明白に漂っていて、そして、それはすでに世の中に徴として現れていることを思います。
昨年の「荒れ狂う地球の姿がはっきりしてきた中で…」
という記事で、私は、
NSA (アメリカ国家安全保障局)のカタログを見たり、あるいは韓国の報道(人口の2倍の個人情報が流出)など見たりしていると、
「現代文明もそろそろ潮時なのかな」
と、何となく思ってしまいます。
というか、「今の文明はそろそろ限界の状態」とでもいうのか。
というようなことを書いていますが、これはそれ以来ずっと感じていることで、どうもあらゆる点で、「臨界」の状態に達しつつあるのだと思います。
いろいろとこの世には陰謀論とか、そういうものもありますけれど、それがあろうとなかろうと、地球という存在、そして「人間」という存在は、自らが臨界に達したことに内面的に気づいた時には、自浄作用として、「破壊 / 終末」へ進むようにできているものなのかもしれません。
そういう意味では、上のラジオイランの記事にもありますが、
> 未来のことは、神のみが知るのであって
という記述は、「神とは何か」ということについては、いろいろな人にいろいろな考えがあるかもしれないですが、私の観点からは、私たち人間は「唯一の宇宙神」のようなものと一体となって(存在しないものを存在させつつ)生きているわけですから、実は
「未来のことも私たち人間は知っている(作り出せるから)」
ということで、結局、地球の未来について予測したり予言を参照したりすることには意味がないのかもしれないですが、それでも、昨日までの記事の続きを書きます。
そう思わざるを得ないほど、この9月には「終末」の空気が充ち満ちています。
終わりまで戦いが続き荒廃は避けられない
前回の記事でタイトルなどをご紹介した
・Daniels Week Prophecy “49” Started June 7th, 1967!
(ダニエル書の「49」の預言は1967年6月7日に始まった!)
という記事の内容にある、旧約聖書『ダニエル書』に示唆されているという数字の意味は、その後いろいろ考えのですが、やはりよくわからないです。
ダニエル書の大体下のあたりの部分の数字が、1967年の「第三次中東戦争」からの今年9月までのイスラエルの何らかと関係しているというような話のようなのですが、現時点では理解不能であります。
旧約聖書 ダニエル書 9章 22-27節
彼は、わたしに理解させようとしてこう言った。「ダニエルよ、お前を目覚めさせるために来た。
お前が嘆き祈り始めた時、御言葉が出されたので、それを告げに来た。お前は愛されている者なのだ。この御言葉を悟り、この幻を理解せよ。
お前の民と聖なる都に対して/七十週が定められている。それが過ぎると逆らいは終わり/罪は封じられ、不義は償われる。とこしえの正義が到来し/幻と預言は封じられ/最も聖なる者に油が注がれる。
これを知り、目覚めよ。エルサレム復興と再建についての/御言葉が出されてから/油注がれた君の到来まで/七週あり、また、六十二週あって/危機のうちに広場と堀は再建される。
その六十二週のあと油注がれた者は/不当に断たれ/都と聖所は/次に来る指導者の民によって荒らされる。その終わりには洪水があり/終わりまで戦いが続き/荒廃は避けられない。
彼は一週の間、多くの者と同盟を固め/半週でいけにえと献げ物を廃止する。憎むべきものの翼の上に荒廃をもたらすものが座す。そしてついに、定められた破滅が荒廃の上に注がれる。」
ここにあるような、
次に来る指導者の民によって荒らされる
その終わりには洪水があり
終わりまで戦いが続き
荒廃は避けられない。
というような状態になるような時期(先ほどのサイトによれば、それが 2015年9月ということのようです)と関係あるというなことらしいんですが、とりあえず、このことは、理解できるまで置いておきまして、昨日までの記事の続きを記していきたいと思います。
2015年9月から10月に起きる27の出来事
12. マヤの長期暦が示していたのは 2012年12月21日ではなく、2015年09月03日だった
・The Zule Eigma
マヤ暦から、「 2012年12月に地球の終末が訪れる」という話題は、その年には、ノストラダムスの大予言的な騒動となりましたけれど、とりあえず、2012年12月21日には地球の今の文明は終わりませんでした。
もっとも、本当はその日に地球は終わっていて、私たちは気づかないまま次の地球のステージに入っていったのかもしれないですけれど、それはともかく、今は忘れがちなこの「マヤ暦と終末」に関しては、その後、新たな主張が出されて、その日は 2015年9月3日だった、という話があります。
これは、2012年の頃、日本語でもいくつか記事になっていますので、部分的に抜粋します。
マヤの長期暦と呼ばれるカレンダーのグレゴリオ暦への換算の際の「計算ミス」があったという話です。
全文を読まれたほうがわかりやすいかもしれないですので、興味のある方は下のリンクからどうぞ。
マヤ暦の人類滅亡説に計算ミス。マヤ暦が予言する人類滅亡は2012年ではなく2015年だった
ライブドアニュース 2012.12.22
「世紀の計算ミス」の内容を大まかに説明すると、マヤ長期暦の1周期を約5000年としてグレゴリオ暦に換算した場合、4年に約1日増える“うるう年”を計算に入れていなかったというのだ。
つまり、5000÷4=1250日もの誤差が出ており、誤差を修正すると、マヤ長期暦の終わりの日は、西暦2012年12月23日から1250日後の2015年9月3日になるというのである。
そして、この「 2015年9月3日」という日付けは、エジプトの古代エジプト暦の研究者たちにも波紋を広げたことが書かれています。
古代エジプト文明の聖地とされていたフィラエ島のイシス神殿という場所には、調査の結果、1465体の神々が描かれていたことがわかったのですが、続きを抜粋しますと、
西暦550年に閉鎖されたこの神殿には、「この場所が閉鎖されれば毎年、秋分の日に一体ずつ神々の加護が失われ、すべての神々が去った年の秋分の日に世界が水没するだろう」という伝説が残っていたのだが、ナイル川の氾濫など毎年のことで、研究者たちも「神を粗末にすると報いを受ける」という伝承程度に受け止めていた。
だが、1465体の神々が描かれていることがわかり、西暦550年から毎年、一体ずつの神々が去るとすると、なんと西暦2015年の9月に世界が水没することになる。
ということで、マヤ暦の「終末」と、古代エジプト暦の「終末」が完全に一致したということらしいんですね。
とはいっても、9月3日は、もう2日後に迫っていますので、その時に終末が来ては少し困りますが。
いずれにしましても、こういう話はいろいろとありますので、このように、「マヤと古代エジプトの示す終末の日が 2015年9月」と主張する人たちもいる、といった程度にお受け下さったほうがいいです。
13. ローマ法王が9月24日にアメリカ議会で初の演説
・Telegraph
まあ、このフランシスコ法王という方は、過去にもかなり記事にさせていただきましたが、悪魔払いを公式に認めたり、進化論を認めたり(神による生命創造の否定につながる)、ビッグバンを肯定したり(神による天地創造の否定につながる)、第三次世界大戦と絡めて報道されたり、空に放った平和のハトはカラスに食べられちゃったりと、いろいろある方かもしれないですが、そのあたりはいくつかの過去記事をリンクしておきますので、この方がどのような方かは各自でご判断いただきたく思います。
フランシスコ法王に関するいくつかの過去記事
・「フランシスコ法王が第三次世界大戦の開始を宣言」という報道よりも中国の食品安全監査報告のヤバさが気になる昨今
2015年01月19日
・フランシスコ法王が 300 人からなる悪魔払い師の団体「国際エクソシスト協会」をパチカンの組織として正式に支持することを表明
2014年11月01日
・「神の敵の登場」:神による天地創造を否定し、ビッグバンと進化論を演説で肯定したフランシスコ法王
2014年10月30日
進化論とビッグバンを肯定する演説を行うフランシスコ法王(2014年10月27日)
・ODN
14. フランス政府が2014年に「500日間の気候変動リミットを設ける」としてから9月で500日
・cns news
これは、昨年、フランスの外務大臣が、上のよにな「気候カオスを避けるまで 500日だ」というような発言をしたことかが報じられていたのですが、ちょうど 500日目が今年の9月だというのですね。
このことが、一種の陰謀論的に海外で語られています。
とはいえ、この発言は、今年11月におこなわれる「国連気候変動会議」までの日数を述べたと考えるのが普通で、特に陰謀論的な感じはしないです。
何より、すでに十分に気候はカオスです。
日本のこの夏の8月の気温の推移だけを見ても、すでに私たちは気候カオスの只中にいます。
関東は、早朝などは涼しいを通り越して、肌寒いです。
15. 9月24日前後に巨大な小惑星が地球に衝突するという「噂」
これは、過去記事の、
・世界に溢れる「未来への否定的な態度」から肯定的姿勢を学べるか。ギリシャのデフォルト、中国市場の崩壊、戦争の足音、小惑星衝突…etc
2015年06月28日
という記事でちょっと書いたことがあります。
▲ 2015年06月08日の英国 Yahoo! News より。
もう、欧米ではずっと、
「 2015年9月22日から28日の間に地球に超巨大な小惑星が衝突する」
という噂が、確信気味に大きくとりざたされていて、「 NASA はそれを隠している」というような論調になっています。
しかし、これに関しては、NASA が隠していようと隠していまいと、そんなに巨大な小惑星が地球に衝突した場合、どのみち「対処の方法がない」ということで、むしろ知らない方がいいと思います。
それに、巨大な彗星や小惑星の衝突は、地球の生物体系を変える大チャンスです。
恐竜が絶滅した6500万年前に地球に衝突したと考えられている小惑星の衝突の威力は「広島型原爆の10億倍」だったと推定されています。それにより、ほぼ完全な生命の新旧交代が起き、地球のほぼすべての生命体系は刷新されて現在に至っていると考えられています。
まあ・・・しかし、確かにそういう側面はあるとはいえ、厄介ではあります。
今年3月に、
・原初から存在する宇宙の意識と「シンクロニシティの源」の合理的な理解が人類の進化に繋がるのなら、それにより私たちはカタストロフを避けられるかもしれない
2015年03月24日
という記事で、「小惑星の衝突を避けられるかもしれない方法」を書いていますが、その方法は、
「この世は人間の意識で動いている」ということを信じること
で、私たちは、この地球で起きることに対して「人類の意識での実際の影響」を与えられるとも思っています。
ただ・・・時すでに何とか、という部分もややあるかもしれません。
16. トゥモーローワールド・フェスティバルという大規模な音楽フェスティバルが9月28日からアメリカで開催
トゥモーローワールド( TomorrowWorld )、あるいは、トゥモローランド・フェスティバルというのは、毎年、ベルギーでおこなわれている世界最大の「エレクトリック・ダンス・ミュージック」フェスティバルですが、今年は、アメリカのジョージア州で初めておこなわれます。
これの何が世界混乱と関係するのかわからないですが、27の項目の中にありましたので記しました。
[参考リンク]チケット10万枚が1秒で売り切れ!ベルギーの『トゥモローランドフェス』って知ってる?( TABIPPO 20015.01.14)
以下は見出しと、参考リンクを記しておきます。
17. ユダヤ教の祭事「仮庵の祭り」が9月28日から始まる
[参考リンク]スコット祭 (日本ヘブライ文化協会)
18. 4回連続する皆既月食(テトラッド)の最後が9月28日
[参考リンク]赤い月と黒い太陽: 2014年から 2015年まで「4回連続する皆既月食」がすべてユダヤ教の重要宗教祭事の日とシンクロ。そして、過去の同じ現象の時に「イスラエルの建国」があった ( In Deep 2014.04.06)
19. 9月に市場と経済の崩壊が起きるという「噂」
これは、前記事の「シュミータ」の項目をご参照下さい。
20. 中国の習近平国家主席が、9月に初めてアメリカのオバマ大統領と会談
21. 中国が10月9月から始まる世界銀行総会で「人民元を基軸通貨化計画」を呼びかける予定
22. イスラム教の救世主「マハディ」が9月16日から21日に到来するとする話がイスラム圏で広がっている
これは、こちらの記事で、「9月にユダヤ教の救世主が現れる」と、イスラエルのラビが述べたことに対して、イスラム教でも、
イスラム教の救世主マハディが 9月16日から 21日の間に到来する
と囁かれているのだそうです。
マハディ
マハディはアラビア語。イスラム・スンニ派の「神に導かれた人」。この世の終わりに現れ正しいイスラムをもたらす。ただし、シーア派では、マハディはイマーム(Imam、アリの正しい後継者、正しい指導者)を指す。
などなど、後半は駆け足気味になってしまいましたが、いろいろ調べ続けていて、少し疲れてしまったということもあります。
いずれにしましても、最初のほうにも書きましたが、「限界に達した地球」には「終末」は必要ですけれど、それは予言された日付けで来るというものではなく、
「私たち人間が、地球と自分たちのために、終末を呼び込む」
のだと、少なくとも、そう私は思っているとお考えいただれば幸いです。
そういう意味では、この9月に終末が訪れても不思議には思いません。