'Hurva synagogue prelude to al-Aqsa destruction'
Press TV 2010.03.16
参考リンクと用語解説
(参考)ユダヤ第三神殿の建設 - 田中 宇 (2010.03.24)
(用語解説)
・アル・アクサ (al-Aqsa) → イスラエル・エルサレムにあるモスク。イスラム教徒にとっては「岩のドーム」として知られている。2009年9月にも衝突が起きている(ユダヤ・イスラム両教徒が衝突)。
・フルバ・シナゴーグ (Hurva Synagogue) → エルサレムにあるユダヤ教の礼拝所のようなもの。3月15日に再建竣工式がおこなわれた。
・アル・クッズ (al-Quds) → アラビア語で「エルサレム」のこと。その意味からも al-Quds という冠のつく団体、テレビ局などがたくさんあるようです(シリアによって支持されたパレスチナ衛星テレビ局開始)。
・ソロモンの神殿 (Solomon's Temple) → 古代エルサレムに存在したユダヤ教の礼拝の中心地。建設されれば、これがハルマゲドン直前に建設されるとされる「第三神殿」にあたることになる(ソロモンの神殿は再建されるのか?)。
・イスラム・ウンマ → イスラーム共同体と訳され、イスラーム国家とほぼ同義。(ウンマ)。
(※)ここからがニュースの翻訳です。
アル・アクサ破壊に見るフルバ・シナゴーグ建設の前兆

アル・ アラム紙のインタビューにおいて、アーメド・アブ・ハラビヤ博士は、このフルバ・シナゴーグの再建は、アル・アクサを破壊して、そこにイスラエルがソロモンの神殿を造る計画の一部だと解説した。
伝えられるところでは、イスラエル当局はイスラエル人たちに、イスラム世界で三番目に神聖な場所として尊ばれているエルアクサ寺院に行進するように、火曜日に要請したという。
アブ・ハラビヤ博士は、パレスチナ当局に、国連やハーグ国際司法裁判所などのような国際組織を通して法的措置をとり、アルクッズ(エルサレム)でのイスラエル当局の違反に圧力をかけるよう呼びかけた。
パレスチナ立法評議会のハマス議員は、アルクッズ(エルサレム)のイスラム教徒たちのアイデンティティを保護することは、パレスチナ人だけでなく、世界中のすべてのイスラム教徒に対する責任であると発言した。
また、月曜日に、パレスチナ人の様々なグループがアルクッズ(エルサレム)に関しての会議のため、ガザ市に集まった。そして、イスラム・ウンマ(イスラーム共同体)とアラブ世界に向けて、聖なる都でイスラエルの挑発に抵抗することを呼びかけた。
イスラエルがこの地で宗教戦争に火をつける危険を冒すというなら、アル・アクサ・モスクに対するイスラエル政府のどんな冒涜からも自分たちの宗教と清浄を守ることを誓うとパレスチナのグループたちは警告した。
月曜日の会議には、ハマス、イスラム聖戦機構とパレスチナ解放人民戦線を含む大部分のパレスチナの派閥の代表者が出席した。しかし、ファタハ率いるパレスチナ自治政府は、会議への参加を拒否した。