2010年06月09日



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アメリカで高騰するエビの価格



Shrimp prices leap after oil spill
ninemsn 2010.06.08


重油流出事故後、エビ価格が急上昇

エビの価格がメキシコ湾の原油流出事故の後で急上昇し、世界中のホテルのバーの主要メニュー、エビのカクテルの価格にも影響が出ている。

アメリカ国内で生産された米国エビの価格は急激に上がっている。 BP の原油流出以来 40 パーセント以上上昇し、 1 ポンドあたり 6.20 ドルとなった。

急激な価格の上昇は、この何十年下がり続けていた、この世界で最も重要なシーフードであるエビの価格をふたたび上昇させている。エビの国際貿易は年間 150 億ドル(約1兆3000億円)の価値がある。

小麦や豚肉などの他の食品商品と違って、エビは先物での取り引きはされず、直接の取引で行われる。

専門家は、原油の流出だけが価格上昇の要因でないと言う。昨年のアジアでの病気の蔓延、世界的な悪天候などで世界のエビの生産は落ち込んだ。

米国のエビの価格は年初から4月20日までにすでに 15 パーセント上がっていた。その時に原油の流出事故が起きた。エビを寿司として食べる日本では、年初から円建て価格で 18 パーセント値上がりしている。

国連食糧農業機関のヘルガ・ジョスペートは、この何十年間でもっとも価格が上がっていると言い、来月の収穫シーズンを前に在庫が少ないことなどもあり、価格は同程度で推移するか、あるいはさらに上がると予想している。

価格の上昇をおそれて、レストランと食品会社がエビを買い溜めしていると専門家は言う。それが価格の増加をさらに進めている。

アメリカは、タイやインドネシア、また、エクアドルやベトナムなどの国からエビの大部分を輸入しているが、アメリカは世界の甲殻類の一番の消費者であり、また、メキシコ湾はこのアメリカでのエビの総供給の約8分の1を産出する。

メキシコ湾の漁業水域の3分の1は原油流出により漁が停止されている。

養殖エビの急速な拡大は、この20年間の間に価格をどんどんと下げ、昨年はもっとも低価格となった。エビは高級品から日常の食べ物となった。

アメリカでのエビの一人あたりの消費量は、1980年の1.4ポンド(600グラム)から、2008年には4.1ポンド(1.8キログラム)まで増加した。

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参考記事:
アメリカでトマト不足と価格の高騰