2010年06月18日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




拡大するフロリダ州セントジョーンズ川の未知の藻の大量発生と魚の大量死



New type of algae forms
St.Augustine 2010.06.18

655585598.jpg

・セントジョーンズ川アルパイングローブス公園の水曜日の光景。異常繁殖した藻と、死んで浮かぶレッドフィッシュ。


新しいタイプの藻


「私たちは今、病気の川の症状を見ている」
 河川監視委員ジミー・オース



セントジョーンズ川の管理地区の監視委員は、未知のタイプの藻がセントジョーンズ川で劇的な異常繁殖を起こしていると述べた。

しかし、当局は、この新しい種類の藻や、その大量発生がこの地区にどんな影響を与えるのか、また、この大量繁殖がさらにひどくなるのかどうかわかっていないという。

「今、川の水のサンプルを試験していますが、これからどうなるのかはまったくわかりません」とセントジョーンズ川管理区の広報担当者のテレサ・マンソンは言う。

管理区の理事ジミー・オースは、今年の初めには起きていた藻の大量発生は、すでに経済的に大きな影響を与えているという。

「正確な金額の被害は描いていないが、しかし、こんな藻の大量発生が起きている中では、人々は水場に行きたくないだろうし、セントジョーンズ川の旅行にも行かないだろう」と、彼は言う。

郡の保健局は、魚が死んでいたり傷ついている場合、それは藻が原因となっている可能性があるので、住民やペットは近づかないようにアドバイスしている。

そして、それらの地域の魚を採ったり食べたりしないこと、また、魚の大量死と遭遇した場合には報告することを義務付けた。

5月の末からの統計で、木曜日(6月17日)には、セントジョーンズ川の下流域で261の大量死の報告を受けたと、州の野生動物委員会は報じた。

オースは、芝生や農地からの過剰な肥料や他栄養分などが他の川から流入していると述べた。


1999年のプランクトン研究の発表誌によると、似たような藻の大量発生は、1994年に北東イスラエルにあるキナレット湖(ガリラヤ湖)で起きていて、それは、大量発生した藻が腐敗したことによる高レベルの亜リン酸のためと思われるとのこと。

「私たちは今、病気の川の症状を見ているのだと思う」とオース氏は言う。 「藻の大量発生そのものは自然界で起こるものだが、この規模は自然に起きるようなものではない」。

大量の化学物質が毎日、川に流入している現状では、大量発生はすぐには収まらないだろうとオースは言う。

藻の大量発生と共に、「大規模な」魚の大量死が起きていると、河川の監視員は報告ししている。

水曜日には、アルパイングローブス公園でレッドフィッシュが浮かび、ワニが横たわり、ナマズの死骸が漂っていた。

セントジョンズ郡保健局は魚の原因の結果は下されていないという。


藻の大量発生の場所:

大規模な藻の大量発生は、セントジョーンズ川沿いのオレンジデールのトラウト・クラーク公園、とアルパイン・グローブズ公園、などで目撃されている。

違う種類:

セントジョーンズ川管理区の広報担当のテレサ・マンソンは、いくつかの異なる水当局が、どうして今年はいつもと違う新しい種類の藻が発生したのかを突き止めようとしているという。

セントジョーンズ川では、通常アオコやアナベナ属の藻が発生する。ところが、今回は、新種の藻(aphanizomenon)として引き継がれている。

「これがどうしてなのかはわからないですが、現在、他の様々な機関と連携して作業しています。川で見たことについてすべてを連絡しています」と、広報担当のテレサ・マンソンは述べた。

--
関連記事:
米国フロリダの川で魚の大量死が続いている

タグ:大量死