2010年06月20日



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世界中からヘビの姿が消えていることが判明した最新の英国での研究



Snakes in mysterious global decline
BBCニュース 2010.06.09


ヘビの全世界での謎の個体数減少

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・ボールニシキヘビはもっとも激しい個体数の減少を見せている種のひとつだ。


最新の世界的な研究によれば、ヘビが全世界で減っている

世界中の8つの種をカバーした17種類の蛇の生態数のデータを調べた結果、そのほとんどが個体数の著しい減少を示していることがわかった。

理由についてはまったく判明していない。
いくつかの種の個体数は1998年頃、突然減少した。

研究者たちは、今回の発見は「驚くべき」だとしながら、この原因を解明するための研究が必要だと述べている。

「このことに気づいた時には本当に驚きました。しかし、1998年頃にこのことがどうして起きたのかということに関しての何の手がかりもありません」と、研究者のクリス・リーディング博士はBBCに語った。

英国の生態学センターに所属するリーディング博士の研究チームは、オーストラリア、フランス、イタリア、ナイジェリアの機関が所有するヘビに関する研究データを調べた。

通常、ヘビの個体数をモニタリングするには、ウロコにパターンをつけたりマイクロチップを埋め込むなどの方法で個体にマーキングする。そして、何ヶ月にも渡って、フィールド観測して、またこれを毎年繰り返す必要がある。

研究者たちは、この調査のための長期のデータ収集を10年以上行っていて、また、あるものでは20年行っている。そのため、長期のデータセットに関しては、そのほとんどを集めたと確信している。

それにも関わらず、この比較的短い期間に、17種類の個体数が著しく減っており、一部では90パーセント以上の減少を見せた。1種類だけが増える徴候を見せた。

減少している種には、アスプクサリヘビや欧州のコブラモドキ、ガボンアダー、ボールニシキヘビが含まれている。

_48019950_snake2spl226.jpg生態数の減少は、自然保護地区でさえ起きており、ヘビの個体数の減少の理由が、野生生物の生育地の減少だけが原因というわけではないことを示している。

それより先にあった同様の急激な個体数の減少は、カエルやイモリのケースがあり、これは、最終的に、真菌症のカエルツボカビによって引き起こされていることがわかった。

ヘビの急速な減少が始まった1998年は、非常に強いエルニーニョ現象のために、記録的な暑い年となったことがあり、その気候要因が関係しているかどうかを調べている。

リーディング博士の研究グループは、多くの原因が関与していることを示唆し、他の研究者からの更に長期のデータの提供を呼びかけている。

「他の爬虫類の研究者の方々にも、各自のデータの確認をお願いしたいと思っています。私は、様々な場所で、予想以上の多くの種の減少が起きているのではないかと考えています。」と、博士は語った。