2010年07月25日



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北朝鮮で病原体を確認することができない伝染病が拡散



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自由アジア放送 2010年07月22日

夏を迎えた北朝鮮で様々な病気の猛威

本格的な夏に入り、北朝鮮の全域で伝染病が広がっている。免疫力が弱い子供と老人たちの被害が大きく、憂慮される状況だ。

北朝鮮の両江道地域を行き来して貿易の仕事をしている中国人のチェさんは、最近、自由アジア放送に「6月末に、両江道から始まった下痢病が北朝鮮の全国に広がっていて、北朝鮮側の貿易相手が下痢病に必要な薬品を緊急に必要だと送信してきた」と伝えた。

チェさんは、両江道の保健当局が下痢病と関連して、水を沸かして飲んで酢をたくさん含む食べ物を推奨しているとし、下痢病の患者が発生した場合は、人民班を通じて、すぐに通知するように防疫事業を強化していると言及した。

北朝鮮では毎年夏になると、コレラ、パラチフス、腸チフス、猩紅熱などの伝染病が出回り、少なからぬ人々が命を落としているが、最近では病原体を確認することができない伝染病まで広がっている。

北朝鮮の保健当局は予防対策を強化しているというが、深刻な医薬品不足により、すべての患者を治療することはまったくできず、単に、手足をきちんと洗って酢をたくさん飲め、という通達を出すだけの対応となっている。

これと関連して、両江道の他の消息筋は、「医大病院では、下痢病の患者のための入院室を別に用意して治療をしている」として、「下痢病患者たちのために特別な薬は存在せず、点滴を打って対応しているが、大人は普通2日ほどで良くなる。しかし、子どもや高齢者の死亡率は高い」と証言した。

その証言によれば、両江道の保健当局は、まだ今回の下痢病と関連して、この原因病原体を解明できず、被害が急増している状態だが、最近では咸鏡南道の地域にも同じような症状の病気が発生している。

下痢病の治療のために恵山の製薬工場と恵山の医大病院では点滴の生産に注力しているが、資産家の住民たちは北朝鮮で生産された医薬品をまったく信用しておらず、市場では、中国産の点滴や下痢薬などが飛ぶように売れている。

一方、咸鏡北道の会寧市に住むある消息筋は、「清津、茂山、部令をはじめとする様々な地域に悪性の夏風邪が広がっている」としながら、「学生たちの間に伝染しており、大人たにも感染しながら急速に広がっている」と述べた。

咸鏡北道当局は、今回の悪性風邪と関連して、学生たちと住民たちに対して、よく手を洗うことと塩での歯磨きを奨励しており、市場で食べ物を扱う商人たちの管理を強化しているという。

また、消息筋は、今回の悪性風邪と関連して、「当局は特別な対策はせず、涼しくなる秋になれば自然と伝染病も収まるだろう」というような余裕を見せている状態で、伝染病の拡散に対応できないでいる北朝鮮当局の無能を指摘した。



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