2010年07月29日



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米国で連日発生する原油流出:ミシガン州でも原油流出。現場は撮影禁止



Michigan oil spill a replay of Gulf spill?
ミシガン・メッセンジャー 2010.07.27

michigan-0726.jpg

(訳者注)記事にある通り、メディアも写真撮影を禁止されているようですが、YouTube に空中から撮影した動画がありました。今回の流出現場は川です。上の写真はそのスクリーンショットです。流出は7月26日に始まったようです。まあ、この記事通りだとすると、この流出事故も今後、報道されることなく終わるかもしれないですね。「原油流出=報道しない」体勢が世界中で構築されつつあるようです。


ミシガンでの原油流出はメキシコ湾での流出の再現か?

パイプラインからの重油流出は、キャルフーン郡のカラマズー川タルマッジ・クリークに向かっている。今回のことは1つの視点から見れば、メキシコ湾におけるBPの重油流出の再現になっているようにも見える。今回も事故を起こした石油会社は政府によって支援されており、彼らは現場で進行している状況に関してのメディアの写真撮影とビデオ撮影を禁止している。

ミシガン・メッセンジャー紙の記者トッド・ヘイウッドは、このパイプラインを所有し操業しているエンブリッジ社の従業員たちに現地から追い払われた。

ヘイウッドは、従業員たちから追い払われた時に、12マイル通りとCアベニューにかかるセレスコのダムの橋の上にいた。従業員のひとりは自分の名前を「マイク」だと名乗ったが、ヘイウッドがメモしていることに気づき、「私は何も言っていない」と言って歩き去った。

現場にいた郡の保安官代理は、原油流出の現場と野生動物たちの様子を撮影することは許可していないと語気を強めた。それから、ヘイウッドはエンブリッジ社の司令センターに赴き、スポークスマンのロレーヌ・グライマラに諭された。スポークスマンから、この件については、キャルフーンの保安官に話さなければならないと言われたという。

キャルフーンの地域事務所では、フロント係はヘイウッドに保安官や広報への問い合わせ先番号を教えるつもりはないようだった。フロントの女性はヘイウッドに電話番号をひとつだけ教えた。そこに電話をかけると、それはエンブリッジ社の留守番電話で、自動応答メッセージが流れるだけだった。

ヘイウッドは、エンブリッジ社はカラマズー川沿いのすべて道路を閉鎖していると報告した。
大気中に油の匂いが立ちこめているという。

現場近くの住民たちは、油にまみれた動物たちを水から引き上げて、救い出し続けているが、この地には動物たちを運ぶべき場所がない。民間の会社が野生動物たちのクリーンアップを行うために移送しようとしているが、しかし、動物たちをケアする場所がどこにもないのだ。


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関連記事:事故後すぐに報道がなくなった最近の原油流出事故。
メキシコ湾で新たな原油流出。今度は海中ではなく、海面上に石油と天然ガスを噴出 (2010年07月28日)
日本の海域と近い中国の黄海でパイプラインの爆発による深刻な原油流出 (2010年07月22日)

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現場の地図:カラマズー川が通るキャルフーン。

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