2010年08月13日



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スペインのビーチでカツオノエボシが大発生 - 海水浴客を襲撃中



Jellyfish attack!
ITC 2010.08.12

クラゲの襲撃!

storyd9a6c88a76af1b417521e62ec3376d05.jpgスペインのコスタ・ブランカで250人がクラゲに襲われ、その後も何百人という人々がクラゲに刺され続けている。

サンセバスチャン市庁舎にあるクラゲ収集局のボルハ・イストゥリ氏は、「今年のような大量のクラゲの発生は今まで見たことがない」と言う。

強い海流で海岸近くまで引き寄せられたクラゲが海岸周辺の穏やかな海水の中に留まり続けているのが原因だろうと、当局は述べた。

クラゲの触手は人の皮膚にまとわりつくので、それだけ痛みも激しいと、エルチェ・ビーチの管理人であるアントニーオ・タリ氏は言う。

「触手は人の皮膚に付着します。それに触ったり、こすったり、あるいは、こすり洗い流そうとすると、さらに悪いことになりますので、しないようにして下さい」とタリ氏は語った。

カツオノエボシ(英名:The Portuguese Man of War=ポルトガルの軍艦) - あるいは、紫色と青色のストライプを持つことからブルーボトルとして知られ、彼らの触手は最大22メートルにもなる。

刺されると極めて激しい痛みに襲われ、また、火傷と皮膚の膨張が起きる。

ただ、激しい痛みは伴うものの、刺されて死ぬことは希だ。


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地図:スペイン コスタブランカの場所

costa_blanca_map.gif

Google Map


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参考資料: カツオノエボシ - Wikipedia より「危険性」と「治療」から抜粋

危険性

人にとって非常に危険な生物である。触手に強力な毒をもち、刺されると強烈な電撃を受けたかのような激痛がある。患部は炎症を起こして腫れ上がり、痛みは長時間続く。二度目に刺されるとアナフィラキシー(アレルギー反応の一種)を起こし、ショック死する危険がある。

カツオノエボシの触手に触れると、表面にある細胞から刺胞という微小な毒針が発射される。これに含まれる毒が炎症や痛みを引き起こすのである。

・刺胞は接触の刺激により発射されるので、触手に触れてはならない。

・真水や酢による刺激にも反応して発射されるので用いない方がよい。通常のクラゲ刺傷には酢が有効とされているが、本種では逆効果である。

・海岸や砂浜に打ち上げられたものにも触れない方がよい。刺細胞は物理的な刺激に反応しているだけであり、本体の生死や意志に関係なく刺胞は発射される。

カツオノエボシは普段沖合を漂っているが、風によって海岸近くまで吹き寄せられてくることがあり、このとき被害が起きやすい。体は透明で青みがかっているため海の色に溶け込み、遠くから見つけるのは困難である。海面下に垂れ下がっている触手も見分けにくい。

刺されたことによってパニックに陥り溺れることがあるので、まずは落ち着いて岸に戻ることが先決である。その後は体に絡み付いている触手を取り除く。このとき素手で取り除こうとすると二次的に刺されることになるので、海水で洗い流すか、ごく厚手の手袋など手を保護できるものを使う。

治療

応急処置は患部を45 度C程度の湯に浸すか、氷で冷やすかの二通りがある。またアンドンクラゲやアカクラゲなどとは異なる仲間なので、同じ処置が効かない、もしくは逆効果になる場合があり注意が必要である。

正しい方法

・海水で洗い流して触手を除去した後、氷や冷水で冷やし、医療機関で治療する。対症療法として、抗ヒスタミン剤の軟膏や副腎皮質ホルモン配合の軟膏を塗布することがある。クラゲ除けローションを事前に肌に塗っておく。

誤った俗説

・砂をかけてもむようにして刺胞を取る(刺胞を肌にすり込んでしまう)。

・酢をかける(酢の刺激で余計に毒が出てしまう)。

・真水で洗う(真水で洗うと、浸透圧の差で、刺胞の毒液が体内に流れ込みやすくなる)。