2010年08月30日



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猛暑日本の隣で:韓国では気象観測開始以来もっとも雨の多い8月に



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朝鮮日報 2010年08月30日

ソウルの8月は22日間も雨が降り、韓国の気象観測開始以来もっとも多い降雨量に

梅雨の6月と7月の二ヶ月間より多い降水量が8月の一ヶ月で

日曜日の8月29日、ソウルを含めた韓国中部地方の各地で1時間当たり 30 ミリ前後の降水量となる「水爆弾」が相次いで出現した。仁川延寿区一帯にはこの日一日で 225 ミリほどの雨が降り、年平均降水量 ( 1316 ミリ ) の 17 パーセントとなる雨が一日で降り注いだ。ソウルでも江西区一帯に 140 ミリ降ったことを含め、平均 98 ミリの集中豪雨が降った。このために首都圏の忠南地方などでは住宅地や農耕地の浸水などの雨の被害が続出した。

韓国気象庁は 8月29日、 「ソウルは 8月に入り 22日間、雨が降り、これは 1908 年に気象観測が始まって以来、 8月としては、もっとも頻繁に雨が降った記録となった」と発表した。今年 8月( 1日~ 29日) のソウルの降水量は 594 ミリで、1973年から2000年の間の平均降水量 348 ミリの 1.7倍に達した。全国的に見ても、例年の 243 ミリの 1.4倍を越える 350 ミリの雨が 8月に降った。

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▲ 8月29日の暴雨でソウル江南区三成洞タンチョン駐車場が水に浸かった。水中に閉じこめられたバスを牽引車両で引っ張り出した。


このように雨の多い8月を迎えて、「まるで、梅雨がまた始まったようだ」と言う言葉まで出ている。実際、今年 8月の降水量は通常 6月下旬から 7月中下旬まで続く梅雨期間を含んだ 6月と 7月の二ヶ月間の全体の降水量よりもっと多い雨が 8月の一ヶ月で降っている。

気象庁によれば、今年全国の 6月から 7月の降水量は 335 ミリだった一方、梅雨が明けた 8月の降水量は 350 ミリだった。特にソウルの 8月の降水量である 594 ミリは、 6月から 7月の降水量 366 ミリの 1.6倍にもなった。梅雨の時より多い雨が降り注いだのだ。

気象専門家たちはこのように梅雨が明けた後の 8月に降り注ぐ雨を「2次梅雨」、または「秋梅雨」と呼ぶ。気象庁は、「2次梅雨は暑くてじめじめしている北太平洋高気圧勢力と、北から下る冷たくて乾燥した大気がぶつかることによって発生する現象だ。梅雨の時とは違い、夕立ちを含めて、狭い地域に強い集中豪雨が降るのが特徴」と言った。

8月30日に台湾の北東で発生し、現在北上中の熱帯性低気圧が韓国で水蒸気を大量に押し上げることによって、「韓国南部から雨が降り始め、 9月の 1日から 2日にかけて、全国的に再び豪雨になる可能性がある」と気象庁は発表した。



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参考気象情報: 韓国に接近する台風6号と台風7号

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台風情報 2010年08月30日

台風6号
2010年8月29日16時30分発表 台風6号は、29日15時には南シナ海北部にあって、北北東へ毎時10kmで進んでいます。中心気圧は998hPa、中心付近の最大風速は18m/sです。この台風は、南シナ海北部を発達しながら、ゆっくり北東進するでしょう。台風周辺海域および進路にあたる海域は、シケ〜大シケとなるため厳重な警戒が必要です。次回の台風情報は、8月30日10時30分の予定です。

台風7号
2010年8月29日22時30分発表 8月29日21時に台風7号が発生しました。台風7号は、29日21時には日本の南にあって、西へ毎時20kmで進んでいます。中心気圧は1000hPa、中心付近の最大風速は18m/sです。この台風は、30日21時にかけて日本の南を北西に進み、31日21時には那覇市の南東約140km、1日21時には東シナ海付近へ達する見込みです。この方面の船舶は、十分な警戒が必要です。次回の台風情報は、8月30日4時30分の予定です。


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タグ:豪雨 洪水