2010年09月01日
Foodgrains left to rot in sun and rain
The Hindu (インド) 2010.08.19
(訳者注) ネズミに食べ尽くされた500万トンという量に関してですが、世界の小麦というページによると、日本の2008年度の小麦輸入量が550万トンですので、ほぼ日本の1年間の小麦輸入量に匹敵した膨大な量のようです。
太陽と雨の中で腐敗していく備蓄穀物
インド食料組合 ( FCI ) の倉庫に保存されていた備蓄食用穀物、約 500 万トンが、オニネズミによって食べ尽くされていたことが、アンドラプラデーシュ州ナルゴンダ地区の食糧倉庫を訪問したインド人民党の代表派遣団によって明らかにされた。
困惑する事実
プレスリリースで、インド人民党の代表団リーダーは、インド食料組合が貧しい人々に供給するための食糧保存に対しての「犯罪的な怠慢を犯している」という困惑する事実を明らかにしたと発表した。
また、今年の順調なモンスーンのおかげで 110 万トンもの穀物が生産されたのに、倉庫の貯蔵能力は4万トンしかなく、大部分の食糧ストックは屋外に積み上がれれ、太陽と雨に晒されたままの状態で腐っており、そのまま放置されていることも明らかとなった。
貨車
代表団のリーダーは、いくつかのローリーは荷を積んだままであり、鉄道の貨車は倉庫から積み上げる準備もできていないことに驚いたという。また、貧困層に穀物を分配する公共分配計画(ublic Distribution Scheme)として、タミルナドとケララの家庭には腐った穀物が供給されていたことに、さらに驚いたと語った。
インド人民党の代表団リーダーは、人々が飢えていた時や、穀物価格が高騰していた時に、政府が備蓄穀物を放出しなかった理由は明らかにこのことと関係しているだろうと述べた。
インフラの整備
インド人民党は、国の備蓄穀物を大量に保存しておくことのできる確実なインフラの整備が絶対的にインドには必要だと強調した。
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タグ:食糧危機
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