2010年09月24日



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オーストラリアでイナゴ(バッタ)の孵化が始まる



(訳者注) オーストラリアのイナゴ戦争の報道は、太陽関連と並んで、私がこまめにチェックしているもののひとつです。日本はオーストラリアからも農作物を多く輸入しています。最近の記事は以下のようになります。なお、私はバッタとの区分で「イナゴ」としていますが、トビバッタというほうが正しいようです。また、現在、オーストラリアが被害を免れているのは大量の殺虫剤散布のお陰のようですが、これがミツバチの生態系を壊すといったような懸念も出ているようです。記事下にリンクなどを記しておきます。

オーストラリア南西部に近づく D-Day / 史上最大のイナゴ戦争 (2010年09月02日)
オーストラリアでイナゴの大発生による農作物消失の危機 (2010年08月12日)
オーストラリアでイナゴの大発生による農業被害(2010年04月17日)

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Locust hatching begins as sightings spread
ABC 2010.09.24

イナゴの孵化が始まったことが目撃例の増加で明らかに

locust-0923.jpg

豪ABCニュースの孵化したイナゴの幼生。


イナゴの孵化が、ヴィクトリア州北西部でまさに今始まったようだ。現在、120例ほどの目撃報告が寄せられている。

孵化は、ミデューラの西部地域で先週始まり、その後、ミデューラの近郊の、シーレイク、スワンヒル、そして、バーチップでも確認された。農業家たちは他にも現在、マリー、チャールトン、バーチップ、ウィチプルーフ、そして、ウィンメラ地区のニルで目撃例を報告している。

マリー郊外とバーハムではわずかな孵化しか確認されていないが、ケランとベンディゴの間に渡る地域では多くの孵化の報告がある。


ヴィクトリア州の第一次産業省(DPI)は、すべての地方の農家は、既知のイナゴの産卵、あるいは他の地域での孵化の証拠をチェックしてほしいと呼びかけた。

一方、第一次産業省は、殺虫剤散布が人間の健康に有害であるかもしれないという、環境保護団体「大地の友 (Friends of the Earth)」から出された意見については、このイナゴ制御プログラムは安全だと再保証している。

第一次産業省のアラン・ロバーツは、イナゴ殺虫剤の散布は、他の典型的な家庭の化学製品と同様に危険でないと述べた。

「我々は(イナゴ制御プログラムに使う殺虫剤には)有毒な化学製品を避け、誰でも知っているより安全な製品を使用している」。



参考サイト:

(訳者注)9月23日の農業情報研究所にこのような文書が掲載されていました。そのまま抜粋いたします。

バッタの異常発生に怯えるオーストラリア養蜂家 殺虫剤・フィプロニルがミツバチを一掃する恐れ

75年来とも言われるバッタの大発生で小麦等の被害が心配された今年のオーストラリア、国をあげての防除計画が功を奏し、いままでのところは大きな被害は免れている。しかし、これはミツバチ群に多大な影響を与える殺虫剤・フィプロニルの大量散布のお蔭である。

今またバッタの大量孵化が報告されるなか、養蜂業者が懸念を強めている。NSW養蜂家協会の会長は、当局はバッタの神経組織に作用することで即効性の あるフィプロニルの散布に踏み切るだろう、それはミツバチの巣箱を一掃してしまう恐れがある、まだ分かっていないほとんど致死的な問題もあると案じている。

Beekeepers on alert for fipronil locust spray,ABC Rural News,9.23

More than 100 locust hatching reports for NSW,ABC Rural News,9.23

Locust hatchings spread across Victoria,ABC Rural News,9.23

National plan for locust plague,ABC Rural News,6.21

Farmers brace for locust battle ,Australian,6.15