2010年09月30日



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ついに地球と似た環境の惑星の存在が確定される。距離は20光年



見つかった地球と似た環境の惑星は、地球からもっとも近い惑星のひとつだった

(訳者注)前訳した見つかり出した数多くの地球型惑星で、今年だけでも地球と似た星が100以上見つかっているということもあり、地球から近いところで発見されるのは時間の問題だと思われていましたが、 NASA など国際宇宙機関はそれが発見されるのは2011年だと予測していましたので、予測より早く確定されたようです。ちなみに、このグリーゼ581自体は以前から確認されていた星であり、そこに生活必要要素が長年の観測から確定されたという記事です。米国では本日いっせいにメジャーメディアで報道されましたので、多分、そのうち私の訳などよりもちゃんとした日本語の記事が出ることと思います。
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First habitable planet outside solar system is found
ワシントンポスト 2010.09.29

太陽系の外側に人類が住むことができる惑星が初めて発見される


天文学者たちが別の太陽系において、地球外で人類が生活するための要素を備えた惑星を初めて発見した。

Gliese581SolarSystem.jpg

・イラストはタイムに出ていたイメージ画像。


いわゆる「地球のような人類が住むのに適した惑星」の話というのは長い間、検討されてきたことでもあり、またその発見の予測もされてきたことではある。しかし、この「地球以外の生活環境」というテーマに関して、地球と人類に新しい時代が到来したかもしれないという計測が、ついになされた。それは昨日 9月29日にふたりの天文学者によって発表された。

「これは、我々が発見した最初のゴルディロックス惑星だ。まさに適切なサイズ、そして、その太陽系の太陽からの適切な距離を持つ」と、カーネギー協会(Carnegie Institution of Washington)の天文学者ポール・バトラー氏は言う。バトラー氏は「惑星ハンター」として知られている。

「我々は入り口に達したのかもしれない」。

 (訳者注) ゴルディロックス惑星とは、生物が生息可能な大きさ・環境・位置などの条件をもつ、たとえば地球のような惑星のこと。


グリーゼ 581と呼ばれるこの惑星は地球からも近く、我々の太陽系から20光年の位置にある。その太陽系の中での太陽からの距離などを考慮すると、生命が住むのに適していることが考えられる。

先日発表された2つの測定値からは、この惑星上には液体状態としての多くの水が存在し、さらに、この惑星が大気を地上に保つための十分な引力を持つことが示された。

ポール・バトラー氏と彼の同僚である米国カリフォルニア大学のスティーブン・フォクト氏が、天文学と天体物理学の学術雑誌であるアストロフィジカル・ジャーナルに発表したところによると、これは 11年間に渡って集め続けられたデータの統合によって明らかになったことだ。しかし、生命にとって最適な環境でも、そこに生命が存在しているということを意味しているわけではないという。

そして、彼らは研究から、類似した状況の(生命に適している)惑星が多くの他の太陽系に存在することを強く確信したという。

「これに関しての研究は、最近の科学界の中で、もっとも刺激的な領域のひとつであることは間違いない」と、全米科学財団のエドワード・サイデル氏は語った。全米科学財団は 25年に渡ってバトラー氏の研究をサポートしている。

「もし、我々の惑星の外で生命を発見したなら、それはおそらく古今を通して最大の重要な発見となるだろう」。

さらに加えるなら、この グリーゼ581は、その軌道上に6つ、あるいはもしかすると7つの惑星があることがすでに知られているが、これは、これまでに見つけられた大部分の他の太陽系とは異なり、惑星はすべて円形に沿って旋回しており、我々の太陽系と類似したタイプの星の並びとなっているのだ。

「もっと多くのデータを集めれば、我々は太陽系と似たシステムをそこに見ることができるはずだ。そこには地球型の惑星や、あるいは木星のような惑星などがあるだろう」とフォクト氏は言った。

しかし、その太陽系の中心の太陽はM型矮星(我々の太陽はG型)で、太陽系の1パーセント程度の範囲しかパワーを受けられない。それは我々の太陽系システムとはずいぶんと違う。そして、我々の地球と太陽の関係と距離よりも、さらに太陽に近い位置にすべての惑星がある。

 (訳者注) M型とかG型というのは太陽の表面温度による分類で、記事下に表を示しておきます。


バトラー氏とフォクト氏は、今回初めて住むのに適した惑星が見つかったこと、そして、それを発見するための時間などを考えると、他のより多くの生命の生息に適した惑星の発見は飛躍的に増加するだろうと語った。

グリーゼ581は、我々の太陽系から 86番目に位置する惑星で、地球からもっとも近い惑星のひとつだ。したがって、観測することも容易な星のひとつだった。そして、そこが生活するのに適した環境であることがわかるまでにかかった時間はたった11年だ。これは天文学では非常に短い期間と言える。

「理論的には、このような惑星が他にもいくらでもある」と、フォクト氏は言う。


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参考資料:

・グリース581に関しての3年前の記事

第二の地球スーパーアース発見!惑星グリース581Cより。

2007年1月24日 | SPACE.com/ケール・サン記者

24日火曜宇宙科学者の発表によると、太陽系宇宙の外側に存在する地球に似た惑星には、水があって生命体が存在している可能性があるということがわかった。周知の通り、液体状の水は生命が存在するための鍵となる成分である。この新発見の惑星は、その軌道をまわる中心の恒星と「ゴールディロックス=黄金保持」の距離に位置しており、その惑星上の水が凍結したり水蒸気となって気化したりしないような適度な距離を保って存在していることが判明した。


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・主系列星の区分。

HR_004.gif

HR図と白色矮星より。

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