2010年10月21日



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ロボットは現実生活のために存在する: AIBO型ヒューマノイドからの脱却を始めた日本のロボット工学



Japanese robotics industry must forget about Astroboy
TechEYE 2010.10.14

日本のロボット産業は鉄腕アトムを忘れなければならない

見た目は地味でも実用的な方向へとシフトしつつある日本のロボティクス


astroboy.jpg日本の科学者たちが、ついにロボット工学のフォーカスを変え始めた。

みんなで歌い、みんなで踊るようなヒューマノイド型ロボットの追求から脱却し、実用的なロボット開発に焦点の中心を合わせ始めたのだ。

日本のロボット開発は、過去のヒーロー番組の記憶を呼び起こすかのようなロボットの発表については長いこと最前線にいた。しかし、日経新聞の報道によると、日本は今、ロボット開発のフォーカスをより実用的なアプリケーションとしての工学にシフトし始めた。

三菱総合研究所の研究者のひとりは同紙にこう語った。

「日本のエンジニアは、人気のあるキャラクターのようなロボットを短い期間で作成しようとしていました。たとえば、鉄腕アトムやガンダムのようなタイプのロボットです」。

別の専門家はこう言った。

「その手のロボット研究バブルはすでに弾けた」。

独立行政法人「新エネルギー産業技術総合開発機構」( NEDO )のロボット研究に費やされる予算は大きく削減された。

日本においては、もはや二本足歩行をする人間タイプのロボット開発をする余裕はすでにないはずだ。そのかわりに、日本はその優れたロボット工学を深刻な人手不足に陥る分野に振り向けるべきだと言える。それはたとえば、漁業、農業、そして、清掃などの分野だ。

そして、日本の企業はその方向に向けて動き出したようだ。


富士重工業では今でもロボットの研究開発に多くの予算を使っており、特に、農場で農薬を散布するためのロボット開発に取り組んでいる。

農業でのオートメーション化は前進していると、ある日本の農民は言う。ロボットは地中深く農薬を散布する業務や、ポンプでのくみ出しなど、今までは人手で慎重に行う必要のあった作業もも行っている。これは化学薬品から農民を守る意味合いもある。

日本の文部科学省は、海洋からレアメタルを探査するロボットの開発に取り組んでいる。

また、 独立行政法人「農業・食品産業技術総合研究機構」(農研機構)は、田植えができるタイプの時間集約型の農作業を取り扱うことのできるオートメーション・システムを作成した。これは GPS 技術を用いて、ロボットがどこにいて、何をしているかが遠方から把握できるようになっている。

日本の科学者たちがアニメから遠ざかり、実生活に向かい始めたことは良いことだといえるのではないだろうか。