2010年10月23日
(訳者注) 前回の記事の中でリンクした海外のブログ Big Wobble にあったもので 、読者の方からメールで教えていだたいた記事です。オリジナル記事と、オリジナルのYouTube動画では、投稿者がずっと説明していますが、そこを割愛して、シーンだけをアップしました。このチャップリンの「サーカス」は 1928年に公開された映画です。
Chaplins Time Traveler
Big Wobble (ブログ) 2010.10.20
チャップリンの映画の中のタイムトラベラー
この短いビデオは、私(ブログの筆者であるジョージ・クラーク)が、チャーリー・チャップリンの映画「サーカス」の中で見つけたものだ。
ハリウッドのマンス・チャイニーズ・シアターでのプレミア上映会に参加する人々を撮影したシーンだが、ここの中に、黒い服を着た大柄の女性が歩いて行く場面が写っている。この女性の仕草が、携帯のようなものを手に持ち、会話をしているように見えるのだ。
私は1年以上、この映画を研究してきており、このフィルムフェスティバルに参加した 100人以上の人々を映像で調べてきた。しかし、彼女のこの動作についてはいかなる説明もつかないのだ。
私の現在の結論は、これは携帯電話を持つタイムトラベラーだということだ。
あなたはどう思われるだろうか?
みなさんの考えをコメントしてほしい。(訳者注/オリジナル記事そのままの訳です。当ブログにコメント欄はありません)
ジョージ - 2010年10月20日
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(訳者注) YouTube のオリジナル動画の投稿欄にはいろいろなコメントがありましたが、「これは昔のトランペット型補聴器だ」とか「ポケットサイズのカーボンマイクロフォンだ」などいろいろな意見が書かれてありました。そのあたり、興味がありましたので探してみましたら、補聴器の歴史が詳しく書かれた日本語での資料ページを見つけました、そこにある写真から関連させるようなものを抜粋してご紹介しておきます。
今回のチャップリンの映画は1928年のものですので、その年代までのものを。
参考資料:
・補聴器の歴史
補聴器愛好会
1700年代から1800年代
初期のトランペット型補聴器
1850年
ロンドンドーム型補聴器
1903年
Acousticon 初期の携帯型補聴器
1921年
Vactuphone 最初の真空管式補聴器
1927年
初期電気式補聴器
補聴器の中に今回のを彷彿とさせるようなものもあるようにも思います。ただ、映画の中の女性は何か話しているような感じはします。しかし、携帯だった場合に 1928年には携帯のインフラ自体が存在していないので、通話先はあったのかという問題はあるような気もします。
ところで、この女性、妙に足が大きいように感じられるのですが・・・。
昔の映画をワイドに引き延ばすとこうなるものなのかもしれないですが、先に歩いていった男性と比べても、靴のサイズが大きいような気がしないでもないです。米国人の女性はこういうものなのかもしれないですが。
ちなみに、今年2010年の4月頃には、やはり過去の写真の中に違和感のある人物が写っていたことが話題となりました。
参考ページ:
未来から来たタイムトラベラー?1940年の写真に写りこんだ現代風の男 (カラパイア 2010.05.08)
これを検証しているブログがこちら(英語)にあります。
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