2010年11月05日



In Deep のトップページは http://indeep.jp に移転しました。よろしくお願いいたします。




ニューヨークの水道水に高濃度の鉛が含まれていると環境保護局が警告



(訳者注) 米国の水道水に関しては、昨年にも、「基準を下回る飲料水、数千万人の健康に影響(大紀元 2010年12月19日)」という報道もありました。

なお、鉛中毒というページによりますと、

鉛中毒におかされているアメリカの子ども達は200万人、そのうち5歳までの子どもに限ると90万人に及ぶ。鉛中毒の症状は注意欠陥障害、学習障害、発達障害、聴覚障害、多動、知能低下、一部の筋肉麻痺などである。

とのことです。また、記事の中に、米国の古い水道水パイプにば全面的に鉛が使用されているという下りがあります。私は日本の水道水のことをしよくらないですが、鉛は毒性が強烈なので気になります。




City Officials: Tap Water Shows Elevated Lead Levels
CBS ニューヨーク 2010.11.04

市当局発表:ニューヨークの水道水が高い濃度レベルの鉛のレベルを示している

環境保全局が水道水に警告。飲料や調理に使う際には、最低でも 30秒以上流した後に使用するように注意を促した。

sink.jpg


一軒家に住んでいても、アパートに住んでいても、この報道はニューヨークに住んでいる方々に大きな衝撃を与えるかもしれない。昨日(11月3日)、ニューヨーク市から飲料水に関しての警告が発表された。

多くのニューヨーカーたちは、この警告を聞いてナーバスになるかもしれないが、しかし、市当局は、見つかった鉛の濃度はとても低いと言う。

ニューヨーク環境局のコミッショナーであるキャス・ホロウェイ氏は、「見つけられた鉛の濃度は、 EPA (アメリカ合衆国環境保護庁)の規定する水道水に含まれる鉛濃度の危険レベルをほんの少し上回ったに過ぎない。これは、一般的には何の健康リスクも受けることはないレベルだ」と言う。

昨日、ホロウェイ氏と、市の環境コミッショナーであるトーマス・ファーリー博士は、ニューヨークの水道水の中に増加している鉛についての共同記者会見を開いた。そして、飲む前か、あるいは、料理に使う前には、水をしばらく出しっぱなしにするようにと、すべてのニューヨーカーに訴えた。


当紙記者は、モンテフィオーリ病院で、子どもたちの鉛中毒を専門としているジョン・ローゼン博士にこの問題について話を聞いた。

ローゼン博士は、今回は問題になる鉛の濃度ではないようだとしつつ、こう言う。

「鉛に関しては、懸念される濃度レベルより少ないことが望ましいのです。なぜなら、米国 CDC (疾病予防管理センター)や EPA (環境保護庁)によれば、子どもにとって安全な鉛の濃度レベルという概念は存在しないのです」。

水道水の中の鉛の濃度は、1987年以前に立てられた住宅やビルで増加している。これは、それまでに建てられた米国の住宅には、水道のパイプ接合に鉛のハンダが使用されているからだ。

さらに、 1961年以前に建てられた建物ではこの懸念はさらに高まる。なぜなら、それらの家に水を運ぶパイプラインはすべて鉛で作られているのだ。

ニューヨーク市では、安全飲料水法の下におこなわれる定期的な水道水のテストを通して、建物の水をモニターしている。

今年のテストは、6月から9月まで実施され、これによって、テストされた 222の建物のうち、全体の 14パーセントにあたる 30から、認められたベンチマークよりも高い濃度の鉛が検出された。

米国環境保護庁は、テストされた建物のうち 10パーセント以上が 15ppb 以上の鉛濃度を示した場合は、地元の公益企業に行動を起こすことを要求することを規定している。


鉛濃度が非常に高くなると、脳、腎臓、神経系、赤血球などに損傷を与える可能性がある。市当局は、水道水によって鉛中毒になることはほとんどないだろうが、人々を鉛にさらすことになる可能性はあると言う。

過去10年では、ボストン、ワシントン、ポートランドなどでも、環境保護庁のベンチマークを超えた鉛が見つかっている。

--
関連記事: 最近のニューヨーク

ブルックリンでドブネズミ制御のために導入した有袋類オポッサムが異常繁殖 (2010年09月21日)
南京虫の異常増殖に対しニューヨークで南京虫対策の特別キャンペーン (2010年08月03日)
ニューヨークで狂犬病に感染したアライグマが急増 (2010年01月31日)
タグ:鉛中毒