2010年11月14日
ポーランドで悪魔に取り憑かれる人が増え続けており、エクソシスト神父の数が急増している
・全国会議は、これまで秘密主義だった悪魔払いの実態を明らかにするポーランドカトリック教会の方針により招集される。
Polish exorcists gather in Warsaw
テレグラフ(英国) 2010.11.14
ワルシャワに集まるポーランドのエクソシスト(悪魔払い師)たち
悪魔に取り憑かれて戦うポーランド人の数が急増している中でポーランドのエクソシスト(悪魔払い師)がワルシャワで全国会議を開催する。
もともと宗教的な国家ではないポーランドでは、最近さらにカトリック教会の影響は低下しているのにも関わらず、ポーランドの悪魔払い師の数は 1999年以来 30人から 100人へと急増している。
ポーランドでの悪魔憑きの数の急激な増加の原因は、ポーランド人に広く浸透している無神論に起因していると彼らは考えている。ポーランドでは多くの人々が、スピリチュアルの源泉を精神的な問題として考える。
エクソシストたちは、現代の科学や医学を認めつつ、その(悪魔憑きのような状態)が精神医学的な問題であるのか、あるいは、悪魔の仕業なのかを区別するために、心理学者の活動と前後して働く。
それが悪魔の仕業なのかどうかを見極めるのが非常に難しいケースもあるが、場合によってはショッキングな状況として悪魔の仕業が現れることもあると、エクソシストのアンジェイ・グレフコウィックス神父は言う。
「悪魔憑きの大きな特徴のひとつは、教会に入れなくなることです。彼らの中には、教会に入った途端に悲鳴を上げ叫び出し、そのまま地面に倒れてしまう人もいるのです」と神父は語る。
今回の全国会議は、かつて秘密主義のもとでおこなわれていた悪魔払いの実態を明らかにするというポーランドカトリック教会の方針により招集される。
ハリウッド映画で描かれるような、十字架をかざして悪魔とドラマチックな戦いを繰り広げるようなイメージに失望したカトリック教会は、実際の悪魔払いの様子を公開することを決めたのだという。実際の悪魔払いは、複雑な手順が必要で、時に見た目が平凡そのものの世界でさえあるという。
「悪魔払いの中では静かに祈り続けている時間がもっとも長いのです」と、グレフコウィックス神父は強調した。
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タグ:カトリック教会
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悪魔の輪郭