2010年11月23日



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木星の異常気象: 壮絶な高さのプルームが観測される



(訳者注) 昨年から木星の異常気象と天変地異には興味を持ち続けています。都合3度にわたる「地球サイズの大爆発」(小惑星等の衝突だと言われています)、そして、昨年消えた赤道縞という普通の木星の写真で見ることのできるベルト。

これは今年5月に木星の赤道帯のひとつが消失したことが判明した時の写真です。

jupiter_belt.jpg

今回はその赤道縞の復活ではないかと、この記事では書かれていますが、推論はともかく、現在、木星の雲の上に飛び出るほどの大上昇気流が観測されています。地球サイズからでは考えられないほどのものすごい気象現象だと思います。

サイズがいちいち大きな現象ですので、現地(木星)ではどんなことになっているのだろうなあとかを考えます。

planet0103.png

▲ 地球と木星のサイズをお比べいただくと、木星で起きている今回の現象のとてつもない大きさがおわかりかと思います。

木星関係のこれまでの記事は記事下にリンクさせていただきました。

ちなみに、ここでも「木星の大気」の話が出てきますが、昨日書かせていただいた「海洋地殻深部より炭素を変換するバクテリアが発見される」という記事にも個人的感想を書きましたが、木星の雲の下は夥しい微生物の住み家である可能性は高そうです。木星の表面温度が 250度以下なら可能性は高いと思います。




PLUMES ON JUPITER
スペースウェザー 2010.11.23

木星に立ち上るプルーム

天文学者たちは、木星のもっとも上の階層にある雲を突破して、非常にエネルギッシュに立ち昇っている煙(プルーム)を監視し続けている。

下の画像に写っているのがそのプルームだ。
明るいスポットのそれぞれは、木星の雲の上にそびえ立つ巨大な上昇気流を示している。

wesley1_strip2.gif


オーストラリアの天体写真家アンソニー・ウェスレイ氏は、 11月17日に、 16インチ( 40センチ)の望遠鏡と 890ナノメートル (ナノメートル=10億分の1メートル)の メタンバンドフィルターを使用してこの写真を撮影した。

木星の大気は、メタン( CH4)の強力な太陽光線の吸収効果により透過される。今回、ウェスレイ氏の撮影した木星がとても暗く見えるのはそのせいだ。

メタンバンドフィルターでの撮影で明るく写る唯一のものは、高く上昇するもやと煙だ。それらは、再び木星のメタンの中に戻る前に、太陽光線により明るく反射されるのだ。

「対流が一時的に明るくなる時には、それは例外的に木星の雲の上に対流が出てきたことを示しています」と、英国天文協会の木星部門の責任者であるジョン・H・ロジャーズ氏は説明する。

「今、私たちが見ている現在の木星での光景は、まさに例外的に精力的な天候システムだと言えます。これは、巨大な雷雨や嵐と似ています。そして、多分、そういう現象が木星で起きているのだと思います」。

天文科学者たちの意見が正しければ、これらの煙は非常により大きいイベントの前兆かもしれない。これは、ほぼ1年前に不思議なことに忽然と消えた木星の赤道縞の復活の前触れではないかという推測もできる。




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タグ:赤道縞

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